JP2008514203A5 - - Google Patents

Claims (19)

1. エボラザイール糖タンパク質（ＧＰ）のアミノ酸位置７１とアミノ酸位置１０２との間に位置するか、或いはフィロウイルスの他の株のＧＰにおいてこれらに対応するアミノ酸位置に位置する少なくとも１つのアミノ酸変異を有する変異フィロウイルスＧＰをコードするポリヌクレオチドを含む核酸分子であって、該少なくとも１つのアミノ酸変異により、野生型フィロウイルスＧＰのｉｎ ｖｉｔｒｏにおける細胞毒性及び免疫原性と比べて、ｉｎ ｖｉｔｒｏにおける細胞毒性が低減され、免疫原性が維持される、核酸分子。
2. 前記アミノ酸変異が、エボラザイールＧＰのアミノ酸位置７１又は１０２に位置するか、或いはフィロウイルスの他の株のＧＰにおいてこれらに対応するアミノ酸位置に位置する、請求項１に記載の核酸分子。
3. 前記アミノ酸変異が、エボラザイールＧＰのＥ７１Ｄ又はＧ１０２Ａである、請求項２に記載の核酸分子。
4. 前記変異フィロウイルスＧＰが配列番号１、配列番号２、配列番号３、配列番号４、配列番号６、配列番号７又は配列番号８のインサート、或いはこれらと少なくとも９５％相同である配列によってコードされる、請求項３に記載の核酸分子。
5. 前記変異フィロウイルスＧＰをコードするポリヌクレオチドが配列番号１、配列番号２、配列番号３、配列番号４、配列番号６、配列番号７又は配列番号８のインサート、或いはこれらと少なくとも９５％相同である配列から得られる配列を有する、請求項４に記載の核酸分子。
6. 請求項１〜５のいずれかに記載の核酸分子によってコードされる変異フィロウイルスＧＰ。
7. 請求項１〜５のいずれかに記載の核酸分子を含むプラスミドＤＮＡ。
8. 請求項１〜５のいずれかに記載の核酸分子を含む組換えウイルス。
9. 請求項１〜５のいずれかに記載の核酸分子を含むアデノウイルス。
10. 請求項１〜５のいずれかに記載の核酸分子又は請求項６に記載の変異フィロウイルスＧＰを、治療効果のある用量で含む薬学的組成物。
11. 請求項１〜５のいずれかに記載の核酸分子又は請求項６に記載の変異フィロウイルスＧＰを、予防効果のある用量で含むワクチン組成物。
12. アジュバントを更に含む、請求項１０又は１１に記載の組成物。
13. 請求項６に記載の変異フィロウイルスＧＰと特異的に反応する抗体。
14. 霊長類において抗原に対する免疫応答を促進するための医薬の製造方法であって、請求項６に記載の変異フィロウイルスＧＰ又は請求項８に記載の組換えウイルスを配合することを含む、方法。
15. 霊長類において抗原に対する免疫応答を誘導するための医薬の製造方法であって、請求項１〜５のいずれかに記載の核酸分子又は請求項６に記載の変異フィロウイルスＧＰを配合することを含む、方法。
16. 抗原又は該抗原をコードする組換えウイルスを配合して、さらに、引き続く投与のための第二の医薬を製造することを含む、請求項１５に記載の方法。
17. 前記霊長類がヒトである、請求項１４〜１６のいずれかに記載の方法。
18. 請求項１〜５のいずれかに記載の核酸分子を作製する方法であって、アダプタープラスミドの調製及びウイルスゲノムとの組換えを行うことにより、請求項１〜５のいずれかの核酸分子から成る組換えウイルスを生成する方法。
19. 配列番号１、配列番号２、配列番号３、配列番号４、配列番号５、配列番号６、配列番号７又は配列番号８、或いは変異又は野生型のフィロウイルスＧＰをコードするそれらのインサートを有する核酸分子。