JP2008513410A - インドール誘導体、これらの製造、及び医薬品としての使用 - Google Patents

インドール誘導体、これらの製造、及び医薬品としての使用 Download PDF

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Abstract

本発明の対象は、式(I)の化合物、及びこれらの医薬的に許容される塩、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、及びラセミ体、上述の化合物の調製、これらを含む医薬、及びこれらの製造、並びに疾病、例えば、癌の制御又は予防における上述の化合物の使用である。

Description

本発明は、新規なインドール誘導体、これらの製造方法、これらを含有する医薬組成物、及びこれらの製造方法、並びに医薬活性剤としてのこれらの化合物の使用に関する。
タンパク質チロシンキナーゼ(PTK)は、細胞の成長及び分化の制御に関する多様なタンパク質におけるチロシル残基のリン酸化を触媒する(Wilks, A.F., Progress in Growth Factor Research 2 (1990) 97-111; Chan, A. C., and Shaw, A. S., Curr. Opin. Immunol. 8 (1996) 394-401)。このようなPTKは、受容体型チロシンキナーゼ(例えば、EGFR/HER−1、c−erB2/HER−2、c−met、PDGFr、FGFr)、及び非受容体型チロシンキナーゼ(例えば、src、lck)に分類することができる。多くの発癌遺伝子は、細胞形質転換の原因となりうる異常なチロシンキナーゼであるタンパク質をコードすることが知られている(Yarden, Y., and Ullrich, A. , Annu. Rev. Biochem. 57 (1988) 443-478; Larsen et al., Ann. Reports in Med. Chem., 1989, Chpt. 13)。また、正常なプロトオンコジーン・チロシンキナーゼの過剰発現は、増殖性障害をもたらしうる。
HER−ファミリー、例えば、HER−2及びEGFR(HER−1)の受容体型チロシンキナーゼは、一般的なヒト癌、例えば、乳癌、消化器癌(大腸癌、直腸癌、又は胃癌)、白血病、及び卵巣癌、気管支癌、及び膵臓癌において、しばしば異常に発現する。高レベルのこれらの受容体は、乏しい予後及び治療の応答性に相関する(Wright, C., et al., Br. J. Cancer 65 (1992) 118-121)。
従って、受容体型チロシンキナーゼの阻害剤は、哺乳類癌細胞の成長の選択的阻害剤として有用であることが知られている。このため、いくつかの小分子化合物、並びにモノクローナル抗体は、多様な種類の癌の治療のための臨床試験におけるものである(Baselga, J., and Hammond, L. A., Oncology 63 (Suppl. 1) (2002) 6-16; Ranson, M., and Sliwkowski, M. X., Oncology 63 (Suppl. 1) (2002) 17-24)。
いくつかの置換されたオキサゾールは当業界に既知である。WO98/03505、EP1270571、WO01/77107、WO03/031442、及びWO03/059907は、チロシンキナーゼ阻害剤として関連する複素環式化合物を開示する。
しかしながら、改善された治療特性、例えば、いくつか例を挙げると、増強された活性、低下した毒性、優れた溶解性、及び改善された薬物動態学的特性を伴う新規な化合物の必要性が残っている。
本発明は、一般式I
Figure 2008513410
(式中、
1は、水素、
ハロゲン、
−O−アルキル、
−S−アルキル、又は
アルキル;全てのアルキル基はハロゲンにより1又は数回任意的に置換されており;
2は、水素;ハロゲン;アルキル又は−O−アルキル;全てのアルキル基はハロゲンにより1又は数回任意的に置換されており;
Gは、−O−又は−S−であり;
Vは、−O−、−NH−、−S−、−S(O)−又は−S(O)2−であり;
Wは、単結合、−CH2−、−O−、−S−、−S(O)−又は−S(O)2−であり;
Xは、=CH−又は=N−であり;
B環は、1,4−フェニレン、1,3−フェニレン、2,5−ピリジンジイル又は3,6−ピリジンジイルである)の化合物、及びその医薬的に許容される塩に関する。
本発明の化合物は、HER−シグナル伝達経路の阻害剤としての活性を示し、そしてこのため抗増殖活性を有する。本発明の対象は、式Iの化合物、及びこれらの医薬的に許容される塩、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、及びラセミ体、上述の化合物の調製、これらを含む医薬、及びこれらの製造、並びに疾病及び障害、例えば、上述の一般的なヒト癌(例えば、乳癌、消化器癌(大腸癌、直腸癌又は胃癌)、白血病及び卵巣癌、気管支癌及び膵臓癌)の制御又は予防における、あるいは対応する医薬の製造における、上述の化合物の使用である。
本明細書で使用される「アルキル」の語は、1〜4、好ましくは1又は2個の炭素原子を含む、飽和した、直鎖又は分岐鎖の炭化水素、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、2−ブチル、t−ブチルを意味する。
上記アルキル基がハロゲン原子により1又は数回置換されている場合、好ましくはフッ素で置換されている。例は、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、パーフルオロエチル等である。
本明細書で使用される「ハロゲン」の語は、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素、好ましくはフッ素、塩素又は臭素、より好ましくはフッ素及び塩素を意味する。
HER−ファミリー、例えば、HER−2及びEGFR(HER−1)の受容体型チロシンキナーゼに関して、本明細書に使用される、頭字語「HER」は、ヒト上皮受容体(human epidermal receptor)を意味し、そして頭字語「EGFR」は、上皮成長因子受容体(epidermal growth factor receptor)を意味する。
質量分析(MS)に関して使用される「ESI+」の語は、ポジティブ・エレクトロスプレーイオン化モードを意味し、「API+」及び「API-」はポジティブ及びネガティブ大気圧化学イオン化モードを意味する。
好ましくは、式IのR1はトリフルオロメトキシ、クロロ又はフルオロを表す。
好ましくは、中央のフェニル環における式IのR2の位置は、Vの位置に対してメタ位である。
1つの態様は、式Iの化合物であって、式中、
Vが、−O−、−NH−又は−S(O)2−である、化合物である。
他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
Vが、−O−又は−S(O)2−である、化合物である。
更に他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
Vが、−O−である、化合物である。
更に他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
1が、水素、
ハロゲン、
−O−アルキル、
−S−アルキル、又は
アルキルであり;全てのアルキル基はフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
2が、水素、ハロゲン又はアルキルであり;
Vが、−O−であり;
Wが、単結合、−CH2−、−O−、−S(O)−又は−S(O)2−であり;そして
Xが、=CH−であり;そして
B環が、1,4−フェニレン又は1,3−フェニレンである、化合物である。
更に他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
1が、水素、
ハロゲン、
−O−アルキル、
−S−アルキル、又は
アルキルであり;全てのアルキル基はフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
2が、水素、ハロゲン又はアルキルであり;
Vが、−O−であり;
Wが、単結合、−CH2−、−O−又は−S(O)−であり;そして
Xが、=CH−であり;そして
B環が、1,4−フェニレン又は1,3−フェニレンである、化合物である。
更に他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
1が、水素、
ハロゲン、又は
−O−アルキルであり;該アルキルはフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
2が、水素であり;
Gが、−O−であり;
Vが、−O−であり;
Wが、−CH2−であり;
Xが、=CH−であり;そして
B環が、1,4−フェニレンである、化合物である。
このような化合物は、例えば、
5−クロロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
5−フルオロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
6−フルオロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール;及び
6−クロロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール、である。
他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
1が、水素、
ハロゲン、又は
−O−アルキルであり;該アルキルはフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
2が、アルキルであり;
Gが、−O−であり;
Vが、−O−であり;
Wが、−CH2−であり;
Xが、=CH−であり;そして
B環が、1,4−フェニレンである、化合物である。
このような化合物は、例えば、
5−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
2−{4−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール;
6−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;及び
6−クロロ−2−{4−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール、である。
更に他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
1が、水素、
ハロゲン、又は
−O−アルキルであり;該アルキルはフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
2が、水素又はアルキルであり;
Gが、−O−であり;
Vが、−O−であり;
Wが、−O−、−S(O)−又は−S(O)2−であり;
Xが、=CH−であり;そして
B環が、1,4−フェニレンである、化合物である。
このような化合物は、例えば、
5−クロロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
5−フルオロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
5−クロロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
5−フルオロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルイルメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
5−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
5−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;及び
5−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルホニルメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール、である。
更に他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
1が、水素、
ハロゲン、又は
−O−アルキルであり;該アルキルはフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
2が、水素又はアルキルであり;
Gが、−O−であり;
Vが、−O−であり;
Wが、−O−又は−S(O)−であり;
Xが、=CH−であり;そして
B環が、1,4−フェニレンである、化合物である。
更に他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
1が、水素、
ハロゲン、又は
−O−アルキルであり;該アルキルはフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
2が、水素であり;
Gが、−O−であり;
Vが、−O−であり;
Wが、単結合であり;
Xが、=CH−であり;そして
B環が、1,3−フェニレンである、化合物である。
このような化合物は、例えば、
5−フルオロ−2−{4−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
6−クロロ−2−{4−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−[プロピル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;及び
2−{4−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール、である。
他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
1が、水素、
ハロゲン、又は
−O−アルキルであり;該アルキルはフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
2が、水素であり;
Gが、−S−であり;
Vが、−O−であり;
Wが、−CH2−、−O−又は−S(O)−であり;
Xが、=CH−であり;そして
B環が、1,4−フェニレンである、化合物である。
このような化合物は、例えば、
5−クロロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−チアゾール−2−イル}−1H−インドール;
5−クロロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノキシメチル]−チアゾール−2−イル}−1H−インドール;及び
5−クロロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルメチル)−フェノキシメチル]−チアゾール−2−イル}−1H−インドール、である。
更に他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
Vが、−S(O)2−である、化合物である。
更に他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
1が、水素、
ハロゲン、又は
−O−アルキルであり;該アルキルはフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
2が、水素であり;
Gが、−O−であり;
Vが、−S(O)2−であり;
Wが、−CH2−であり;
Xが、=CH−であり;そして
B環が、1,4−フェニレンである、化合物である。
このような化合物は、例えば、
5−フルオロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ベンゼンスルホニルメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ベンゼンスルホニルメチル]−オキサゾール−2−イル}−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール、である。
他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
Vが、−O−又は−NH−である、化合物である。
更に他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
Vが、−NH−である、化合物である。
更に他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
1が、水素、
ハロゲン、
−O−アルキル
−S−アルキル、又は
アルキルであり;全てのアルキル基はフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
2が、水素、ハロゲン又はアルキルであり;該アルキルはフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
Gが、−O−であり;
Vが、−NH−であり;
Wが、単結合又は−CH2−であり;そして
Xが、=CH−又は=N−である、化合物である。
更に他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
1が、水素、
ハロゲン、又は
−O−アルキルであり;該アルキルはフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
2が、水素であり;
Gが、−O−であり;
Vが、−NH−であり;
Wが、−CH2−であり;
Xが、=CH−であり;そして
B環が、1,4−フェニレンである、化合物である。
このような化合物は、例えば、
[2−(6−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−[2−(5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−アミン;
[2−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;及び
[2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン、である。
他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
1が、水素、
ハロゲン、又は
−O−アルキルであり;該アルキルはフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
2が、ハロゲン又はアルキルであり;該アルキルはフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
Gが、−O−であり;
Vが、−NH−であり;
Wが、−CH2−であり;
Xが、=CH−であり;そして
B環が、1,4−フェニレンである、化合物である。
このような化合物は、例えば、
[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
[2−(6−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
[2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−3−トリフルオロメチル−フェニル]−アミン;
[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−3−トリフルオロメチル−フェニル]−アミン;
[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
[2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[2−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;及び
[2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[2−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン、である。
更に他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
1が、水素、
ハロゲン、又は
−O−アルキルであり;該アルキルはフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
2が、水素であり;
Gが、−O−であり;
Vが、−NH−であり;
Wが、単結合であり;
Xが、=CH−であり;そして
B環が、1,3−フェニレンである、化合物である。
このような化合物は、例えば、
2−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェニル]−アミン;及び
[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェニル]−アミン、である。
更に他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
1が、水素、
ハロゲン、又は
−O−アルキルであり;該アルキルはフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
2が、水素であり;
Gが、−O−であり;
Vが、−NH−であり;
Wが、−CH2−であり;
Xが、=N−であり;そして
B環が、2,5−ピリジンジイル又は3,6−ピリジンジイルである、化合物である。
このような化合物は、例えば、
[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリジン−3−イル]−アミン;及び
[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリジン−2−イル]−アミン、である。
更に他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
1が、ハロゲン、−O−アルキル又はアルキルであり;全てのアルキル基はフッ素により1〜3回任意的に置換されており;
2が、水素、ハロゲン又はアルキルであり;該アルキル基はフッ素により1〜3回任意的に置換されており;
Vが、−O−、−NH−又は−S(O)2−であり;そして
Wが、単結合、−CH2−、−O−、−S(O)−又は−S(O)2−である、化合物である。
更に他の態様は、式Iの化合物であって、式中、
1が、ハロゲン又は−O−アルキルであり;該アルキル基はフッ素により1〜3回任意的に置換されており;
2が、水素、ハロゲン又はアルキルであり;該アルキル基はフッ素により1〜3回任意的に置換されており;
Vが、−O−、−NH−又は−S(O)2−であり;そして
Wが、単結合、−CH2−、−O−、−S(O)−又は−S(O)2−である、化合物である。
本発明の更に他の態様は、式Iの化合物の製造方法であって、ここで
(a)式VI
Figure 2008513410
(式中、W、X、R2及びB環は前記式(I)の化合物Iにおいて与えられた意味を有する)の化合物を式V
Figure 2008513410
(式中、R1及びGは前記式(I)の化合物Iにおいて与えられた意味を有する)の化合物と反応させ、式Iのそれぞれの化合物(式中、Vは−O−である)(これをIaと命名する)
Figure 2008513410
(式中、R1、R2、W、X、G及びB環は前記式(I)の化合物Iにおいて与えられた意味を有し、そしてVは−O−である)を与え;
(b)上記式Iaの化合物を反応混合物から単離し、そして
(c)所望する場合、医薬的に許容される塩に変換させる、方法である。
本発明の更に他の態様は、式Iの化合物の製造方法であって、ここで
(a)式XIII
Figure 2008513410
(式中、R2、W、X及びB環は前記式(I)の化合物Iにおいて与えられた意味を有する)の化合物を、
式V
Figure 2008513410
(式中、R1及びGは前記式(I)の化合物Iにおいて与えられた意味を有する)の化合物と最初に反応させ、式XIV
Figure 2008513410
(式中、R1、R2、W、X、G及びB環は前記式(I)の化合物Iにおいて与えられた意味を有する)のそれぞれの化合物を与え;
(b)上記式XIVの化合物のBOC−保護基を切断し、式Ibのそれぞれの化合物(式中、Vは−NH−である)(Ibと命名される);
Figure 2008513410
(式中、R1、R2、W、X、G及びB環は前記式(I)の化合物Iにおいて与えられた意味を有し、そしてVは−NH−である)を与え;
(c)上記式Ibの化合物を反応混合物から単離し、そして
(d)所望する場合、医薬的に許容される塩に変換させる、方法である。
一般式Iの誘導体、又はその医薬的に許容される塩は、当業者によって、化学的に関連する化合物の調製に適用できるいずれかの既知な方法により調製することができる。このような方法は、式Iのインドール誘導体、又はその医薬的に許容される塩を調製するために使用される場合、本発明の更なる特徴として供され、そして以下のスキーム1〜3(ここで、他に言及されない限り、R1、R2、G、V、W及びXは前記に与えられた意味を有する)のそれぞれの例により説明される。必要な出発物質は、有機化学の標準的手順により得ることができる。このような出発物質の調製は、付随する例に記載される。あるいは、必要な出発物質は、有機化学における当業者により明らかなものに類似する手順により得ることができる。
スキーム1:
式Iの化合物の製造は、式I中の「V」の性質に従い変更する。本発明の化合物(ここで「V」は−O−である)は、スキーム1に従い調製することができ、そしてIaと命名される。
Figure 2008513410
スキーム1において、G、W、X、R1及びR2は式Iのために上に与えられた意味を有する。式Iaの化合物の合成の方法は、式IIのインドールから出発する。反応順序(スキーム1)の工程1は、当業者に周知な方法を使用する式IIのインドールの2位におけるカルボキシル化である。該目的のために、インドールは、例えば、n−ブチルリチウム及び二酸化炭素での処理により最初にN−カルボキシル化され、それから続いてtert−ブチルリチウム及び二酸化炭素での処理により2位においてカルボキシル化される。水のワークアップは、対応する式IIのカルボン酸を産生する。このような反応は、典型的には、−78℃〜30℃の温度において、テトラヒドロフラン(THF)又はn−ヘキサン等の溶媒中で行われる。
スキーム1の工程2において、得られた式IIIの化合物は、当業者に周知な方法を使用して、例えば、上記式IIIの化合物中のカルボキシル基を、溶媒、例えば、THF、ジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、及びこれらの混合物中、−30℃〜40℃の各温度において、塩化オキサリル又は他の活性剤で活性化することにより、式IVの対応するアミドに変換される。水性アンモニアの添加は、式IVのアミドを産生する。
式Iaの化合物(ここで「G」は硫黄である)を得るために、式IVのカルボキサミドを、例えば、溶媒、例えば、THF又はジオキサン中、好ましくは還流温度において、五硫化リンとの反応により、対応するチオアミドに変換する必要がある(工程3)。あるいは、式Iaの化合物(ここで「G」は酸素である)を得るために、該反応工程を省略し、そして式(I)の化合物IVの化合物を、1,3−ジクロロ−プロパン−2−オンと直ぐに反応させ(工程4)、式Vの対応する塩化物を得る。
スキーム1の工程4において、式Vの塩化物は、一般に知られる方法を使用して合成される。式IVのアミドと1,3−ジクロロアセトンは、式Vの化合物を産生する縮合/脱水順序にかけられる。この種の反応のための典型的な溶媒は、トルエン、ベンゼン、DMF、アセトン及びクロロホルムである。所望の場合、該反応は溶媒を含まない条件下において行うことができる。該反応温度は、50℃〜150℃において変更することができる。
式Iaの誘導体は、スキーム1の工程5に従い、当業者に周知の反応、例えば、式VIの化合物と式Vの化合物とのアルキル化により得ることができる。該アルキル化は、溶媒、例えば、DMF、メタノール、エタノール、イソプロパノール、及び2−ブタノン中で、ヨウ化カリウム又はヨウ化ナトリウムの存在下において行うことができる。該反応のための典型的な塩基は、メチル化ナトリウム、水素化ナトリウム、リチウムジイソプロピルアミド又は炭酸セシウムである。該反応温度は、50℃〜150℃において変更することができる。
式VIのフェノール中間体(式中、Wは、−O−、−S−、−S(O)−又は−S(O)2−である)は、式VIIの化合物と式VIIIの化合物
Figure 2008513410
(式中、
Aは、以下の適当な保護基を表し、
Yは、チオール基を表し、
Zは、以下の適当な脱離基を表す)
との反応、スルホキシド又はスルホンを産生するための得られたチオエーテルの任意的な酸化、及び保護基Aの続く除去により調製することができる。
またあるいは、
Aは、以下の適当な保護基を表し、そして
Y又はZの1つは、ヒドロキシ基を表し、
他方は、以下の適当な脱離基Eを表し、
そして脱離基Aの続く除去により調製することができる。
対応するアニリン誘導体(ここでフェニルにおけるヒドロキシル基はアミノ基により置き換えられている)は、例えば、水素/パラジウムでの触媒的水素添加による続く還元による対応するニトロフェニル化合物からのアニリン誘導体と同様に調製することができる。
式VIIの化合物と式VIIIの化合物の反応は、当業界に周知である。典型的にはこのようなアルキル化反応は、溶媒、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、メタノール、エタノール及びイソプロパノール中で行うことができる。該反応のための典型的な塩基は、アルカリ性炭酸塩、メチル化ナトリウム、水素化ナトリウム又はリチウムジイソプロピルアミドである。該反応温度は、20℃〜150℃において変更することができる。他の好ましいアルキル化手順は、溶媒、例えば、ケトン中、塩基としてアルカリ性炭酸塩、例えば、還流温度におけるブタノン中の炭酸セシウム、又は室温におけるDMF中の水素化ナトリウムを利用する。適当な脱離基Yは、アルキル化反応において典型的に使用され、当業者に周知なものである。このような脱離基の例は、特に、ハロゲンのアニオン、特にヨウ化物、臭化物又は塩化物、p−トルエンスルホン酸(トシラート)、メタンスルホナート(メシラート)、トリフルオロメタンスルホナート(トリフラート)又はアジド基である。
本明細書に言及したヒドロキシ保護基Aは、当業者に既知な慣習的な保護基である。例は、tert−ブトキシカルボニル(boc)、プロペン−3−イル(アリル)、トリフェニルメチル(トリチル)及びシリル基、例えば、tert−ブチル−ジメチル−シリル、トリイソプロピル−シリルである。
ヘテロ原子における保護基の除去は、このような基の性質に依存する。典型的な例は、酸性条件下での、例えば、還流下におけるテトラヒドロフラン(THF)中の水性ギ酸でのトリチル基の除去、又は室温におけるジクロロメタン中のトリフルオロ酢酸でのtert−ブトキシカルボニル基の除去、又は室温における水性THF中のフッ化テトラブチルアンモニウムでの置換されたシリル基の除去である。アリル基は、アリル受容体、例えば、1,3−ジメチルバルビツール酸の存在下において、基質を触媒量のパラジウム錯体、例えば、ジクロロメタン中のPd(PPh34で処理することによりスムーズに除去することができる。
スキーム2:
本発明の化合物(ここで「V」は−NH−であり、そしてWは単結合又は−CH2−である)は、スキーム2に従い調製することができ、Ibと命名される。
Figure 2008513410
スキーム2において、G、X、R1及びR2は、式Iのために上に与えられた意味を有し、Wは単結合又は−CH2−であり、MはBR2、ZnHal又はSnR3を表す(ここでHalはハロゲン、例えば、臭素又はヨウ素であり、Rはアルキル又はアリールであり、あるいはBR2中の残基Rはこれらが結合するホウ素原子と一緒に多環系を形成する)(例えば、BR2は、9−ボラ−ビシクロ[3.3.1]ノン−9−イル又はベンゾ[1,2,3]ジオキサボロール−2−イルを表すことができる)。式Ibの化合物の合成方法は、式IXのニトロ誘導体から出発する。反応順序の工程1は、当業者に周知の方法を使用する式Xのアミノ誘導体への変換を表す。該目的のために、式IXの化合物は、例えば、30℃〜100℃の各温度において、溶媒、例えば、メタノール又は酢酸中のパラジウム触媒の存在下において水素付加される。他の一般的に使用される方法は、Sn/HCl、Zn/AcOH又は水素化リチウムアルミニウムを用いる。
反応順序の工程2において、式XIのN−保護誘導体を産生するために、当業者に周知な方法を使用して、適当な保護基が式Xの化合物に誘導される。典型的には、式Xの化合物は、塩基の存在下において、二炭酸ジ−tert−ブチルで処理される。該反応のための典型的な塩基は、リチウムヘキサメチルジシラジド、リチウムジイソプロピルアミド又は水素化ナトリウムである。典型的には、溶媒、例えば、THF又はDMFは、該反応中、−78℃〜40℃の各温度において使用される。
上記反応順序のスキーム2の工程3において、式XIの化合物は、当業者に周知の方法を使用するクロスカップリング反応において、式XIIの有機金属中間体と反応させる。典型的には、式XIIIの化合物の合成のために、Suzukiクロスカップリングストラテジーを用いた。該目的のために、−30℃〜100℃の各温度において、溶媒、例えば、THF又はDMF中、対応する末端オレフィンの9−BBN(9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン)、カテコールボラン(ベンゾ[1,3,2]ジオキサボロール)等でのヒドロホウ素化により、式XIIの化合物を産生した。該溶液は、典型的には、パラジウム触媒及び塩基の存在下において、式XIの化合物の溶液に添加される。典型的には、使用される触媒は、Pd(PPh34、(Ph3P)2PdCl2又はPd(dppf)Cl2である。典型的には、使用される塩基は、例えば、THF又はDMFと水の混合物中の炭酸ナトリウム、炭酸セシウム又は水酸化ナトリウムである。温度は−30〜100℃で変動する。
Xが=C−の場合、他の経路は、商業的に入手可能な、4−(4−ニトロフェニル)−1−ブタノールからの出発に従うことができ、ここでヒドロキシル基は、脱離基として、例えば、塩化エチルスルホニルで活性化され、対応するメチルスルホナートを産生する。それから該中間体を、アルキル化反応において1H−[1,2,3]トリアゾールと反応させる(スキーム1の工程5に類似)。生じた1−[4−(4−ニトロ−フェニル)−ブチル]−1H−[1,2,3]トリアゾールを対応するアニリンに還元し(該スキームの工程1を参照)、そしてアミンを、例えば、BOC保護基により保護し(該スキームの工程2を参照)、[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルを得る。それから該反応順序を工程4において行う。
Xが=N−の場合、式XIの化合物は、触媒量のヨウ化銅及びパラジウム錯体、例えば、Pd(PPh34、Pd(PPh32Cl2等の存在下において、Sonogashiraクロスカップリング反応において、1−ブト−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾールと別に反応させることができる。該反応は、塩基、例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、イソプロピルアミン、ピペリジン、モルホリン又はピロリジンの存在下において、且つ溶媒、例えば、THF、DMF又はこれらの混合物中で、20〜100℃の各温度において行うことができ、対応するアルキンを産生し、これは続いて式XIIIの化合物に還元される。好ましくは、還元反応として、触媒的水素付加は、触媒種、例えば、活性炭上のパラジウム、ニッケル又は白金を使用して行われる。該反応は、典型的には、0℃〜50℃の温度において、溶媒、例えば、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、アセトン、酢酸エチル又はこれらの混合物中、1〜4atmの水素圧で行われる。
スキーム2の工程4において、式XIVの保護されたアニリン誘導体は、当業者に周知な反応により、例えば、式XIIIの保護されたアニリンの式Vの化合物によるアルキル化により得ることができる(スキーム1を参照)。典型的には、該アルキル化は、溶媒、例えば、DMF、THF、メタノール、エタノール及びイソプロパノール中で行われる。該反応のための典型的な塩基は、水素化ナトリウム、メチル化ナトリウム又はリチウムジイソプロピルアミドである。該反応温度は、−30℃〜150℃で変動してよい。
スキーム2の工程5において、式Ibの化合物は、式XIVの化合物の脱保護により産生される。脱保護は、当業者に周知な反応により、例えば、式XIVの化合物の酸処理により達成される。典型的には、使用される酸は、−30℃〜100℃の温度における、溶媒、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム等中の、トリフルオロ酢酸、酢酸又は塩酸を含む。
スキーム3:
本発明の化合物(ここで「V」は−SO2−であり、そしてWは単結合又は−CH2−である)は、スキーム3に従い調製することができ、そしてIcと命名される。
Figure 2008513410
スキーム3において、G、X、R1及びR2は式Iのために上に与えられた意味を有し、Wは単結合又は−CH2−であり、MはBR2、ZnHal又はSnR3を表す(ここでHalはハロゲン、例えば、臭素又はヨウ素であり、Rはアルキル又はアリールであり、あるいはBR2中の残基Rはこれらが結合するホウ素原子と一緒に多環系を形成する)(例えば、BR2は、9−ボラ−ビシクロ[3.3.1]ノン−9−イル又はベンゾ[1,2,3]ジオキサボロール−2−イルを表すことができる)。式Icの化合物の合成のための方法は、式XVの硫酸塩から出発する。該反応順序の工程1は、当業者に周知な方法を使用する式XVのスルフィン酸塩のアルキル化を含む。典型的には、式Vの化合物(スキーム1を参照)及び式XVの化合物は、溶媒、例えば、DMF、ジメチルスルホキシド(DMSO)等中で、30℃〜130℃の各温度に加熱され、式XVIの化合物を産生する。
式XVIの中間体もまた本発明の対象である。
上記反応順序のスキーム3の工程2において、式XVIの化合物は、当業者に周知な方法を使用するクロスカップリング反応において、式XIIの有機金属中間体と反応させる。式Icの化合物の合成のために、典型的にはSuzukiクロスカップリングストラテジーを用いた。該目的のために、−30℃〜100℃の各温度において、溶媒、例えば、THF又はDMF中、対応する末端オレフィンの9−BBN(9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン)、カテコールボラン(ベンゾ[1,3,2]ジオキサボロール)等でのヒドロホウ素化により、式XIIの化合物を産生する。該溶液は、典型的には、パラジウム触媒及び塩基の存在下において、式XVIの化合物の溶液に添加される。典型的には、使用される触媒は、Pd(PPh34、(Ph3P)2PdCl2又はPd(dppf)Cl2である。典型的には、使用される塩基は、例えば、THF又はDMFと水の混合物中の炭酸ナトリウム、炭酸セシウム又は水酸化ナトリウムである。温度は−30〜100℃で変動する。
本発明の化合物は、これらの医薬的に許容される塩の形態において存在してよい。「医薬的に許容される塩」の語は、生物学的有効性及び式Iの化合物の特性を維持し、かつ適当な無毒な有機又は無機酸から形成される慣習的な酸付加塩を意味する。酸付加塩の例は、無機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸、及び硝酸に由来するもの、並びに有機酸、例えば、p−トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸等に由来するものを含む。医薬化合物(即ち薬物)の塩への化学修飾は、化合物の改善された物理的及び化学的安定性、吸湿性、流動性、及び可溶性を得るために、医薬化学者に周知な技術である。例えば、Stahl, P. H., and Wermuth, G., (editors), Handbook of Pharmaceutical Salts, Verlag Helvetica Chimica Acta (VHCA), Zurich, (2002) or Bastin, R.J., et al, Organic Proc. Res. Dev. 4 (2000) 427-435 を参照のこと。
好ましくは、該医薬的に許容される塩は、p−トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、メタンスルホン酸及び塩酸と形成される。
式Iの化合物は1又は数個のキラル中心を有しても良く、ラセミ体又は光学活性形態において存在してもよい。ラセミ体は、既知の方法に従い鏡像異性体に分離することができる。例えば、光学的に活性な酸、例えば、D−又はL−酒石酸、マンデル酸、リンゴ酸、乳酸、又はカンファースルホン酸との反応によりラセミ混合物から、結晶化により分離することができるジアステレオ塩が形成される。あるいは、商業的に入手できるキラルHPLC―フェーズにおけるクロマトグラフィーを使用して鏡像異性体を分離することもできる。
式Iの化合物及びこれらの医薬的に許容される塩は、価値のある薬理学的特性を有する。上記化合物がHER−シグナル伝達経路を阻害し、そして抗増殖活性を示すことが発見されている。従って、本発明の化合物は、HER−ファミリー、例えば、HER−2及びEGFR(HER−1)の受容体型チロシンキナーゼの既知の過剰発現を伴う疾病の治療及び/又は予防、特に上述の疾病の治療及び/又は予防に有用である。HER−シグナル伝達経路阻害剤としての本発明化合物の活性は、以下の生物アッセイにより明らかにされる。
HEK293細胞における CellTiter-GloTM アッセイ
CellTiter-GloTM発行細胞生存率アッセイ(Promega)は、代謝的に活性な細胞の存在を示すATPの存在の定量化に基づく、培養液中の生細胞の数を測定する類似方法である。
HEK293細胞(アデノウイルス5フラグメントにより形質転換したヒト胎児腎臓細胞株,ATCC-No.1573)を、グルタマックス(登録商標)(Invitrogen, 31966-021)、5%ウシ胎仔血清(FCS, Sigma Cat-No. F4135 (FBS))、100ユニット/mlのペニシリン/100μg/mlのストレプトマイシン(=Pen/Strep Invitrogen Cat. No. 15140) を伴うダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)中で培養した。該アッセイのために、同じ培地においてウェルあたり5000細胞で384ウェルプレート中に播種した。翌日、3μM〜0.00015μMの範囲における各濃度(10の濃度、1:3希釈)において、試験化合物を添加した。7日後、製造業者の指示に従いCellTiter-GloTM アッセイを行った(Promega由来のCellTiter-GloTM発行細胞生存率アッセイ)。端的には、細胞プレートを約30分間室温に平衡化し、それからCellTiter-GloTM試薬を添加した。細胞溶解を誘発させるために内容物を注意深く15分間混合した。45分後、Victor 2 (スキャニングマルチウェル分光光度計, Wallac) において蛍光シグナルを測定した。
詳細:
1日目:
− 培地: グルタマックス(登録商標)(Invitrogen, 31966-021)、5%ウシ胎仔血清(FCS, Sigma Cat-No. F4135 (FBS))、Pen/Strep (Invitrogen Cat. No. 15140) を伴うダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)。
− HEK293(ATCC-No. CRL 1573): 384ウェルプレート(Greiner 781098, ホワイトプレート)の60μl/ウェル中500細胞
− 37℃、5%CO2下において24時間インキュベートする。
2日目: 導入(物質試験):
一般に、希釈勾配(steep)は1:3である。
a) 8μlの10mMの化合物の原液を72μlのDMSOに添加する。
b) 該DMSO希釈において9×1:3(通常30μl対60μlDMSO)で希釈する。
c) 各濃度1:4.8(10μlの化合物希釈液:38μlの培地)に希釈する。
d) 各濃度1:10(10μlの化合物希釈液:90μlの培地)に希釈する。
e)10μlの全ての濃度を細胞プレート中の60μlの培地に添加する。
− DMSOの最終濃度をもたらす:全てのウェル中で0.3%
− そして3μM〜0.00015μMの化合物の最終濃度をもたらす。
− 37℃、5%CO2下において168時間(7日間)インキュベートする。
分析:
− 30μlのCellTiter-GloTM試薬/ウェルを添加し、
− 室温で15分間振盪し、
− 振盪することなく室温で更に45分間インキュベートする。
測定:
− Victor 2 スキャニングマルチウェル光学分光計(Wallac)、発行モード
− XL−フィットでIC50を測定する(XLフィットソフトウェア((ID Business Solution Ltd., Guilford, Surrey, UK))。
全ての化合物で、HEK293細胞生存率の有意な阻害を検出し、これは表1に示される化合物により例示される。
Figure 2008513410
腫瘍阻害における生体内(in vivo)アッセイ:
原発腫瘍を産生するために、非小細胞肺癌(NSCLC)(例えば、Calu−3(ATTC HTB−55)又はA549(ATTC CCL−185))細胞(100μlの容積中4〜5×106)を、雌の重症複合免疫不全(SCID)ベージュマウス(重症複合免疫不全症/Charles River, Sulzfeld, Germanyから入手できるベージュマウス)、又はBALB/cヌードマウス(Taconic Europe, Ry, Denmarkから入手できるBALB/cヌード自然発生突然変異マウス(ホモ接合体))の左側腹部に皮下的に注射する。該細胞を解凍し、そして実験における使用前に試験管内において展開する。マウスを、細胞注射後14〜21日目の治療グループに割り当てる。グループ化(n=10〜15匹のマウス/グループ)のために、約100〜150mm3/グループの類似する平均原発腫瘍容積を得るようにランダム化する。試験化合物は、1日に1回、実際の体重に基づき、10ml/kgの投与容量を伴う7.5%ゼラチン0.22%NaClにおける懸濁液として経口的に投与する。処理はステージング後1日目に開始し、そして実験の最終日の20〜50日目まで行う。皮下原発腫瘍は週に2回測定し、電子キャリパーを使用して2次元(長さ及び幅)において、ランダム化の前に開始する。原発腫瘍の容積は、以下の式を使用して計算する:V[mm3]=(長さ[mm]×幅[mm]×幅[mm])/2.更に、全ての動物の体重を週に少なくとも2回記録する。最後に、実験の終わりに、腫瘍を外植し、そして秤量する。
本発明に従う化合物及びこれらの医薬的に許容される塩は、医薬として、例えば、医薬組成物の形態において使用することができる。医薬組成物は、経口的に、例えば、錠剤、コート錠、糖衣錠、ハード及びソフトゼラチンカプセル、溶液、乳濁液又は懸濁液の形態において投与することができる。該投与は、しかしながら、経直腸的に、例えば、座薬の形態において、又は非経口的に、例えば、注射溶液の形態においても効果を及ぼすことができる。
上述の医薬組成物は、本発明に従う化合物を、医薬的に不活性な無機又は有機担体で処理することにより得ることができる。ラクトース、コーンスターチ若しくはこれらの誘導体、タルク、ステアリン酸若しくはその塩等は、例えば、錠剤、コート錠、糖衣錠、及びハードゼラチンカプセルの担体として使用することができる。ソフトゼラチンカプセルに適当な担体は、例えば、植物油、ワックス、脂肪、半流動性及び液体ポリオール等である。活性物質の特性に依存するが、ソフトゼラチンカプセルの場合には担体は通常必要とされない。溶液及びシロップの製造に適当な担体は、例えば、水、ポリオール、グリセロール、植物油等である。座薬に適当な担体は、例えば、天然油若しくは硬化油、ワックス、脂肪、半流動性若しくは液体ポリオール等である。
医薬組成物は、更に、防腐剤、可溶化剤、安定化剤、湿潤剤、乳化剤、甘味料、着色料、香味料、浸透圧を変えるための塩、バッファー、マスキング剤、又は抗酸化剤を含むことができる。これらはまた、更に治療的価値のある他の物質を含むことができる。
医薬組成物は、例えば、以下を含んで成る:
a) 錠剤製剤(湿式造粒法):
Figure 2008513410
製造手順:
1. 項目1、2、3、及び4を混合し、そして精製水で顆粒化する。
2. 50℃において顆粒を乾燥させる。
3. 適当な製粉装置に顆粒を通過させる。
4. 項目5を添加し、そして3分間混合し、適当な圧力において圧縮する。
b)カプセル製剤:
Figure 2008513410
製造手順:
1. 項目1、2、及び3を適当なミキサー中で30分間混合する。
2. 項目4及び5を添加し、そして3分間混合する。
3. 適当なカプセル中に充填する。
c)マイクロ・サスペンション
1. 特注のGL 25.4cmのチューブ中に4.0グラムのガラスビーズ(ビーズをチューブの半分まで充填)を秤量する。
2. 50mgの化合物を添加し、スパーテル及びボルテックスで分散させる。
3. 2mlのゼラチン溶液(重量ビーズ:ゼラチン溶液=2:1)を添加し、ボルテックスする。
4. 蓋をし、そして光保護のためにアルミホイルでラップする。
5. 製粉のためのカウンターバランスを準備する。
6. Retsch ミルにおいて、20/sで4時間製粉する(いくつかの物質には30/sで24時間以下)。
7. 400gにおける2分間の遠心分離により、レシピエントバイアルに連結したフィルターホルダーにおける2層のフィルター(100μm)でビーズから懸濁液を抽出する。
8. 抽出物をメスリシンダーに移す。
9. 最終容量に達成するまで又は抽出物がクリアになるまで、少量(ここでは1ml)での洗浄を繰り返す。
10. ゼラチンで最終容量にし、そしてホモジナイズする。
上述の調製は、1〜10μmの粒径を伴う式Iの化合物のマイクロ・サスペンションを産生する。該懸濁液は経口投与に適当であり、そして上述の生体内(in vivo)アッセイにおいて使用することができる。
本発明の化合物又はその医薬的に許容される塩、及び治療的に不活性な担体を含む医薬もまた、1又は複数の本発明の化合物及び/又は医薬的に許容される塩、及び所望する場合には、1又は複数の治療的に価値のある物質を、1又は複数の治療的に不活性な担体と一緒に生薬投与形態にすることを含んで成るこれらの製造方法と同様、本発明の対象である。
本発明に関して、式Iの化合物、並びにこれらの医薬的に許容される塩は、疾病の制御又は予防に有用である。これらのHER−シグナル伝達経路の阻害及びこれらの抗増殖活性に基づき、上記化合物は、疾患、例えば、人又は動物における癌の治療のため、及び対応する医薬の製造のために有用である。投与量は、多様な要因、例えば、投与方法、種、年齢、及び/又は個々の健康状態に依存する。
本発明の他の態様は、1又は複数の式Iの化合物と医薬的に許容される賦形剤とを一緒に含有する医薬組成物である。
本発明の更に他の態様は、腫瘍成長の阻害のための前記医薬組成物である。
本発明の更に他の態様は、癌の治療のための式Iの化合物の使用である。
以下の実施例及び引用例は、付随する特許請求の範囲に記載される真の範囲である本発明の理解を助ける。本発明の精神から離れることなく記載された手順において、改変することが可能であることが理解される。
実験手順:
A: 出発物質
[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルの調製
i) 1−[4−(4−ニトロ−フェニル)−ブチル]−1H−[1,2,3]トリアゾール
酢酸エチル(200ml)中のp−ニトロフェニルブタノール(5g,25.61mmol)の溶液を塩化メタンスルホニル(3.52g,30.73mmol)で0℃において処理する。生じる懸濁液を該温度で30分間、及び室温で1時間撹拌する。該混合物を氷水及び鹹水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、そして蒸発乾燥させる。生じる油状残渣を冷却において結晶化させ、7.62gの黄色の固体を産生する。
2−メチル−2−ブタノール(100ml)中のメシレート(6.35g,23.9mmol)の懸濁液に、1H−[1,2,3]トリアゾール(2.46g,35.6mmol)、KI(0.392g,23.6mmol)、及びNaOH(1.44g,36mmol)を添加し、そして該混合物を室温で3時間撹拌する。溶媒の蒸発後、該混合物をトルエン(150ml)中に取り、そして水で洗浄する。該トルエン層を蒸発乾燥させ、そして残渣を酢酸エチル/イソプロピルエーテル(2/1,15ml)に溶かし、続いてメタンスルホン酸(0.3g)を添加する。室温で1時間撹拌後、生じる沈殿を濾過し、酢酸エチル/イソブチルエーテル(1:1)で洗浄し、そして乾燥させ、更に精製することなく使用できる、黄色の固体として、1−[4−(4−ニトロ−フェニル)−ブチル]−1H−[1,2,3]トリアゾール メタンスルホネートを産生する。収量3.5g(55.5%)。
Figure 2008513410
ii) 4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニルアミン
1−[4−(4−ニトロ−フェニル)−ブチル]−1H−[1,2,3]トリアゾール(2.89g,11.74mmol)を、木炭上のパラジウム(10%,0.5g)の存在下において、メタノール/THF(1:1,50ml)の混合物中で5時間水素付加する。濾過後、溶媒を真空下において除去し、黄色のゴムとして、4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニルアミンを産生する。収量2.03g(80%)。
Figure 2008513410
iii ) [4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]カルバミン酸tert−ブチルエステル
100mlのTHF中の10.0g(46.2mmol)の4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニルアミンの溶液に、THF中のビス−トリメチルシリルリチウムアミドの92.5mlの1M溶液を0℃で添加し、その後THF中の9.08g(41.6mmol)のジ−tert−ブチルジカルボネートの溶液を室温で添加した。30分間の撹拌後、該混合物を塩化アンモニウム溶液でクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した。該抽出液を乾燥させ、蒸発させ、そして残渣をシリカ上で精製した。酢酸エチルで溶出し、僅かに黄色の結晶として、12.0g(82%)の表題の化合物を産生した。
Figure 2008513410
[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノールの調製
i) 1−アリルオキシ−4−クロロメチル−ベンゼン
7.67g(67.0mmol)の塩化メタンスルホニルを、35mlのジクロロメタン中の10.0g(60.9mmol)の(4−アリルオキシ−フェニル)−メタノール及び93.4ml(67.0mmol)のトリエチルアミンの溶液に0℃で与え、そして室温で一晩撹拌した。該混合物を氷水中に注ぎ、ジクロロメタンで抽出し、そして有機相をNa2SO4で乾燥させた。溶媒の除去後、残渣をシリカゲルにおけるクロマトグラフィー(酢酸エチル/n−ヘプタン 1:5)により精製し、3.12g(28%)の淡黄色の油を産生した。
Figure 2008513410
ii) 1−[2−(4−アリルオキシ−ベンジルオキシ)−エチル]−1H−[1,2,3]−トリアゾール
197mg(8.21mmol)の95%水素化ナトリウムを、9.0mlのDMF中の1.00g(5.47mmol)の1−アリルオキシ−4−クロロメチル−ベンゼン及び619mg(5.47mmol)の2−(1H−[1,2,3]−トリアゾール−1−イル)−エタノールの溶液に−50℃で与えた。該混合物をゆっくりと室温に加温させ、一晩撹拌し、そして10mlの水を添加した。形成した油を10mlのジクロロメタンで回収し、水相を10mlのジクロロメタンで抽出し、そして併せた有機相をNa2SO4で乾燥させた。
溶媒を真空下で除去し、そして残渣をシリカゲルにおけるクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘプタン 1:1)により精製し、1.10g(78%)の黄色の油を産生した。
Figure 2008513410
iii ) 4−(2−[1,2,3]−トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノール
10mlのジクロロメタン中の500mg(1.93mmol)の1−[2−(4−アリルオキシ−ベンジルオキシ)−エチル]−1H−[1,2,3]−トリアゾールを、20mlのジクロロメタン中の904mg(5.79mmol)の1,3−ジメチルバルビツール酸及び58mg(0.05mmol)のPd(PPh34の溶液に添加し、そして40℃で4.5時間撹拌した。該混合物を3×20mlの飽和NaHCO3溶液及び8mlの水で抽出し、そして併せた水相を2×10mlのジクロロメタンで再抽出した。有機抽出液を併せ、そしてMgSO4で乾燥させた。溶媒を蒸留により除去し、そして残渣をシリカゲルにおけるクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製し、248mg(59%)の表題の化合物を産生した。
Figure 2008513410
4−(2−[1,2,3]−トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルメチル)−フェノールの調製
i) (4−アリルオキシ−フェニル)−メタンチオール
3.0mlのエタノール中の2.00g(10.9mmol)の1−アリルオキシ−4−クロロメチル−ベンゼン及び917mg(12.1mmol)のチオ尿素の混合物を還流温度に7時間加熱した。溶媒を留去し、そして結晶残渣を冷エタノールで洗浄し、そして濾過により単離した。2.5mlのエタノール、1.0mlの水及び0.7mlの25%水性アンモニアの添加後、該混合物を還流温度で1時間加熱した。エタノールを留去し、それから0.5mlの半濃HClで酸性化し、そして酢酸エチルで抽出した。該溶液をMgSO4で乾燥させ、そして溶媒を真空下で除去し、1.59g(81%)の無色の油を産生し、これを直ぐに使用した。
Figure 2008513410
ii) トルエン−4−スルホン酸 2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エチルエステル
150mlのジクロロメタン中の12.9g(66.3mmol)の塩化p−トルエンスルホン酸、2.03g(16.6mmol)の4−(N,N−ジメチルアミノ)−ピリジン、及び11.2ml(80.2mmol)のトリエチルアミンの溶液を−10℃に冷却した。150mlのジクロロメタン中の7.50g(66.3mmol)の2−(1H−[1,2,3]トリアゾール−1−イル)−エタノールの溶液を滴下し、そして該混合物を−4℃で一晩撹拌した。170mlの氷及び170mlのジクロロメタンを添加し、そして10分間撹拌を続け、続いて3.9mlの濃HClを添加した。有機相を分離し、飽和NaHCO3溶液及び鹹水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、そして溶媒を留去した。収量15.3g(86%)のオレンジ色の結晶。
Figure 2008513410
iii ) 1−[2−(4−アリルオキシ−ベンジルスルファニル)−エチル]−1H−[1,2,3]トリアゾール
1.58g(6.14mmol)の(4−アリルオキシ−フェニル)−メタンチオール、及び1.64g(6.14mmol)のトルエン−4−スルホン酸 2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エチルエステルを15mlのDMF中に溶解し、そして−30℃に冷却した。294mg(12.3mmol)の95%水素化ナトリウムを添加し、該混合物を室温に加温させ、そして12時間撹拌した。10mlの水を添加し、そして残渣をジクロロメタン中に溶解させた。有機相をNa2SO4で乾燥させ、溶媒を除去し、そして残っている物質をシリカゲルにおけるクロマトグラフィー(酢酸エチル/n−ヘプタン 1:1)により精製し、1.33g(79%)の黄色の油を産生した。
Figure 2008513410
iv) 1−[2−(4−アリルオキシ−フェニルメタンスルフィニル)−エチル]−1H−[1,2,3]トリアゾール
40mlの酢酸エチル中の1.86g(8.29mmol)の77%3−クロロ過安息香酸の溶液を20分以内に−30℃で、160mlのジクロロメタン中の1.90g(6.90mmol)の1−[2−(4−アリルオキシ−ベンジルスルファニル)−エチル]−1H−[1,2,3]トリアゾールの溶液に添加した。該混合物を室温に加温させ、飽和NaHCO3溶液、水で洗浄し、そして蒸発させた。残渣をシリカゲルにおけるクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール 5:1)により精製し、白色の粉末として、1.25gの表題の化合物を得た。
Figure 2008513410
V) 4−[2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルメチル)−フェノール
60mlのジクロロメタン中の1.00g(3.43mmol)の1−[2−(4−アリルオキシ−フェニルメタンスルフィニル)−エチル]−1H−[1,2,3]トリアゾールの溶液を、30mlのジクロロメタン中の1.61g(10.3mmol)の1,3−ジメチルバルビツール酸及び102mg(0.009mmol)のPd(PPh34の溶液に添加し、そして50℃で5時間撹拌した。該混合物を3×50mlの飽和NaHCO3溶液及び20mlの水で抽出した。有機相を廃棄し、そして水相を2MのHClでpH=4に酸性化し、50mlの容量に濃縮し、そしてpH=1に調整した。酢酸エチルで5回抽出後有機抽出液を併せ、そしてMgSO4で乾燥させた。蒸発後、残渣をシリカゲルにおけるクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール 100:2)により精製し、0.84g(97%)の表題の化合物を産生した。
Figure 2008513410
1−ブト−3−エニル−1H−[1,2,3]トリアゾールの調製
1H−[1,2,3]トリアゾール(10.36g,0.15mol)、水酸化ナトリウム(6g,0.15mol)、及びヨウ化カリウム(2.49g,0.015mol)を、2−メチル−2−ブタノール(50ml)に溶解し、そして還流温度で1時間加熱した。該温度において、2−メチル−2−ブタノール(20ml)中の4−ブロモ−ブト−1−エン(20.25g,0.15mol)を滴下し、生じた混合物を還流温度で4時間加熱した。溶媒の除去後、残渣を酢酸エチル(100ml)中に取り、水(3×50ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した。粗生成物を蒸留により精製し、0.65gの2−ブト−3−エニル−2H−1,2,3]トリアゾール(10mbarにおいて、沸点90〜100℃)
Figure 2008513410
及び無色の液体として6.36g(34%)の1−ブト−3−エニル−1H−[1,2,3]トリアゾール(10mbarにおいて、沸点106〜108℃)を産生した。
Figure 2008513410
1−ブト−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾールの調製
ブト−3−イン−1−オール(49.57g,707.2mmol)及びトリエチルアミン(107.7mL,777mmol、KOHにおいて乾燥)を窒素雰囲気下において乾燥ジクロロメタン(500mL)中に溶解し、そして0℃に冷却した。500mLの乾燥ジクロロメタン中に溶解した塩化メタンスルホニル(54.8mL,708mmol)を90分以内に添加し、この間温度を5℃以下に保った。該混合物を室温で3.5時間撹拌し、それから2.5Lの氷水に注いだ。有機相を分離し、そして2×500mLの水及び1×250mLの鹹水で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。揮発物質を除去し、黄色の液体として94.18gのメタンスルホン酸(631.2mmol,89.2%)を産生した。
2−メチル−2ブタノール(750mL)中のNaOH(37.86g,946.5mmol)、ヨウ化ナトリウム(94.65g,631.5mmol)及び1H−[1,2,3]トリアゾール(61.03g,883.6mmol)の懸濁液を不活性雰囲気下において1時間還流させた。室温に冷却後、メタンスルホン酸(94.18g、631.2mmol)を5分以内に添加した。生じた懸濁液をそれから還流温度で3時間加熱し、室温に冷却し、ロータリーエバポレーターにおいて45℃で濃縮した。
水(50mL)及びジクロロメタン(1L)を添加し、そして有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして揮発物質を30℃で除去した。残渣を1.5mbarで蒸留した。20〜70℃で前者を回収した。無色で濁った液体としての主な画分を123〜129℃で蒸留した。セライトにおいて濾過後、無色の液体としてブト−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾールを得た(29.8g,40%)。
GC/FIDに従う含有量は>98%であった。
Figure 2008513410
[5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリジン−2−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルの調製
i) (5−ヨード−ピリジン−2−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
THF中のビス−トリメチルシリルリチウムアミドの26.72mLの1M溶液を、無水THF(30ml)中の5−ヨード−ピリジン−2−イルアミン(3g,13.36mmol)の溶液に0℃で添加した。室温に加温後、THF中の炭酸水素ジ−tert−ブチル(2.77g,12.69mmol)を添加し、そして16時間撹拌を続けた。該混合物を塩化アンモニウム溶液でクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した。抽出物を鹹水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、そして濃縮した。粗生成物をジエチルエーテルで洗浄し、薄いオレンジ色の固体として(5−ヨード−ピリジン−2−イル)カルバミン酸tert−ブチルエステルを産生した。収量3.45g(81%)。
Figure 2008513410
ii) [5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブト−1−イニル)−ピリジン−2−イル]−カルバミン酸tert−ブチル
(5−ヨード−ピリジン−2−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(3.45g,10.77mmol)を、アルゴン雰囲気下において無水THF(30ml)中に溶解させ、そして(PPh32Pd(II)Cl2(0.6g,0.86mmol)及びヨウ化銅(2.1g,1.1mmol)で処理した。該混合物に、無水THF(20ml)中の1−ブト−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾール(2.1g,17.24mmol)の溶液を0℃で滴下し、続いてジイソプロピル−アミン(7.2mL,53.88mmol)を滴下した。室温で6時間撹拌した後、酢酸エチル(100mL)を添加し、該混合物を水、鹹水で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去後、粗生成物をシリカゲルにおけるクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール 98:2)により精製し、薄い黄色の固体として[5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブト−1−イニル)−ピリジン−2−イル]−カルバミン酸tert−ブチルを産生した(2.35g,70%)。
Figure 2008513410
iii ) [5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリジン−2−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル
THF/メタノール(1:1,30mL)の[5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブト−1−イニル)−ピリジン−2−イル]−カルバミン酸tert−ブチル(0.87g,2.77mmol)の溶液に、木炭上のパラジウム(10%,0.25g)を添加し、そして該混合物を室温で4時間水素化した。濾過及び溶媒の蒸発後、薄い黄色の固体として、[5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリジン−2−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルを単離した(0.84g、95%)。
Figure 2008513410
[2−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルの調製
THF(15ml)中の1−ブト−3−エニル−1H−[1,2,3]トリアゾール(0.85g,6.9mmol)の溶液に、9−ボラビシクロ[3.1.1]ノナン(THF中0.5M,30.3ml,15.2mmol)を0℃で滴下し、2時間撹拌を続けた。それから該混合物を、DMF(30ml)中の(4−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステル(2g,6.89mmol)、Pd(dppf)Cl2(0.56g,0.69mmol)、及び水性炭酸セシウム(6.89ml,3M)の溶液に添加し、そして70℃で3時間撹拌した。水(100ml)を添加し、そして該混合物を酢酸エチルで抽出した(3×100ml)。併せた有機層を水及び鹹水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した。粗生成物をシリカゲル(酢酸エチル)において精製し、薄い黄色の固体として[2−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルを産生した。収量1.93g(84%)。
Figure 2008513410
2−(4−クロロメチル)−オキサゾール−2−イル)−5−トリフルオロメチル−1H−インドールの調製
(i) 5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール−2−カルボン酸アミド
塩化オキサリル(2.63ml,30.6mmol)を0℃で45分以内に、THF(20ml)中の5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール−2−カルボン酸(5g,20.4mmol)、及びN,N−ジメチルホルムアミド(0.5ml)の懸濁液に滴下した。0〜5℃で30分間、その後室温で3時間撹拌を続けた。生じた溶液を0〜5℃に再び冷却し、それから75mlの25%アンモニア水溶液に15分以内に添加した。30分の撹拌後、沈殿したアミドを回収し、水で乾燥させ、そして真空下において40℃で乾燥させ、オフホワイトの固体として、5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール−2−カルボン酸アミドを産生した。収量5g(100%)。
MS:M=245.0(ESI+)
(ii) 2−(4−クロロメチル−オキサゾール−2−イル)−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール
トルエン/DMF(5:1,30ml)中の5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール−2−カルボン酸アミド(4.5g,18.43mmol)及びジクロロアセトン(3.5g,27.63mmol)をDeanStark trapを適用することにより水を継続的に除去しながら還流温度に24時間保った。真空下における溶媒の除去後、残渣を水と共に強く振盪し、沈殿物を濾過により単離し、そして水及び鹹水で洗浄した。溶媒の真空下における蒸発後、シリカゲルにおけるクロマトグラフィー(イソヘキサン/酢酸エチル 3:1)は、オフホワイトの固体として、2−(4−クロロメチル−オキサゾール−2−イル)−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドールを産生した。収量2.6g(44%)。
Figure 2008513410
2−[4−(4−ブロモ−ベンゼンスルホニルメチル)−オキサゾール−2−イル]−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドールの調製
N,N−ジメチルホルムアミド(10ml)中の2−(4−クロロメチル−オキサゾール−2−イル)−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール(0.3g,0.95mmol)及び4−ブロモ−ベンゼンスルフィン酸ナトリウム塩(0.92g、3.8mmol)の溶液を60℃で16時間撹拌した。冷却後、該混合物を水(20ml)中に注ぎ、そして酢酸エチル(3×20ml)で抽出した。併せた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして真空下で濃縮した。シリカゲルにおけるクロマトグラフィー(酢酸エチル/イソヘキサン 1:1)は、黄褐色の固体として表題の化合物を産生した。収量0.28g(59%)。
Figure 2008513410
B:最終生成物
実施例1
2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール
水素化ナトリウム(7mg,0.28mmol)を、2.0mlのN,N−ジメチルホルムアミド中の4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノール(55mg,0.25mmol)の溶液に0℃で与え、そして30分間撹拌した。1.0mlのN,N−ジメチルホルムアミドに溶かした2−(4−クロロメチル−オキサゾール−2−イル)−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール(80mg,0.25mmol)を0℃で添加し、そして0℃で1時間、その後室温で12時間撹拌を続けた。該混合物を水(10ml)でクエンチし、そして酢酸エチル(3×10ml)で抽出した。併せた有機抽出物を鹹水(10ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして真空下で濃縮した。シリカゲルにおけるクロマトグラフィー(酢酸エチル)は、オフホワイトの固体として、2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドールを産生した。収量50mg(40%)。
Figure 2008513410
実施例2
5−クロロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から5−クロロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例3
5−フルオロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から5−フルオロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例4
6−フルオロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から6−フルオロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例5
6−クロロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から6−クロロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例6
2−{4−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から2−{4−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例7
5−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から5−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例8
6−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から6−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例9
6−クロロ−2−{4−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から6−クロロ−2−{4−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例10
5−クロロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から5−クロロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例11
5−フルオロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から5−フルオロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例12
5−クロロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から5−クロロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例13
5−フルオロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から5−フルオロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例14
2−{4−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から2−{4−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例15
5−フルオロ−2−{4−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から5−フルオロ−2−{4−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例16
6−クロロ−2−{4−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から6−クロロ−2−{4−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例17
5−クロロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−チアゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から5−クロロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−チアゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例18
5−クロロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノキシメチル]−チアゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から5−クロロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノキシメチル]−チアゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例19
5−クロロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルメチル)−フェノキシメチル]−チアゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から5−クロロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルメチル)−フェノキシメチル]−チアゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例20
2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ベンゼンスルホニルメチル]−オキサゾール−2−イル}−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール
THF(5ml)中の1−ブト−3−エニル−1H−[1,2,3]トリアゾール(69mg,0.56mmol)の溶液に、9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン(THF中0.5M,2.46ml,1.23mmol)を0℃で滴下し、そして2時間撹拌を続けた。それから該混合物をDMF(5ml)中の2−[4−(4−ブロモ−ベンゼンスルホニルメチル)−オキサゾール−2−イル]−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール(0.28g,0.56mmol)、Pd(dppf)Cl2(49mg,0.06mmol)、及び水性炭酸セシウム(0.56ml,3M)の溶液に添加し、そして70℃で3時間撹拌した。水(10ml)を添加し、そして該混合物を酢酸エチルで抽出した(3×20ml)。併せた有機層を水及び鹹水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した。粗生成物をシリカゲル(酢酸エチル)において精製し、薄い黄色の固体として2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ベンゼンスルホニルメチル]−オキサゾール−2−イル}−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドールを産生した。収量24mg(8%)。
Figure 2008513410
実施例21
5−フルオロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ベンゼンスルホニルメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例20に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から5−フルオロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ベンゼンスルホニルメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例22
[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−[2−(5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−アミン
N,N−ジメチルホルムアミド(5ml)中の[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル(0.297g,0.94mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(0.050g,2.1mmol)を添加し、該混合物を室温で30分間撹拌した。該混合物に、N,N−ジメチルホルムアミド(5ml)中の2−(4−クロロメチル−オキサゾール−2−イル)−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール(0.3g,0.94mmol)の溶液を添加し、そして16時間撹拌を続けた。それから該混合物を水(25ml)中に注ぎ、そして酢酸エチル(3×25ml)で抽出した。併せた有機抽出物を水、鹹水で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。真空下における濃縮後、粗生成物をシリカゲル(イソへキサン/酢酸エチル 1:2)において精製し、薄い黄色の固体として、[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−[2−(5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルを産生した。
[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−[2−(5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル(0.31g,0.52mmol)を、ジクロロメタンとトリフルオロ酢酸の混合物(1:1,10ml)中で3時間撹拌した。濃縮後、粗生成物をシリカゲル(酢酸エチル)において精製し、薄い黄色の固体として、[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−[2−(5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−アミンを産生した。
Figure 2008513410
実施例23
[2−(6−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(6−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例24
[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例25
[2−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例26
[2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例27
[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例28
[2−(6−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(6−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例29
[2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例30
[2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−3−トリフルオロメチル−フェニル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−3−トリフルオロメチル−フェニル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例31
[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−3−トリフルオロメチル−フェニル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−3−トリフルオロメチル−フェニル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例32
[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例33
[2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例34
[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[2−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[2−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例35
[2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[2−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[2−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例36
[2−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェニル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェニル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例37
[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェニル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェニル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例38
[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリジン−3−イル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリジン−3−イル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例39
[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリジン−2−イル]−アミン
実施例22に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から[2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリジン−2−イル]−アミンを調製した。
Figure 2008513410
実施例40
5−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から5−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例41
5−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から5−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
実施例42
5−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルホニルメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール
実施例1に記載したものと類似する方法において、適当な出発物質から5−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルホニルメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドールを調製した。
Figure 2008513410
参考文献リスト
Figure 2008513410

Claims (13)

  1. 式I
    Figure 2008513410
    (式中、
    1は、水素、ハロゲン、−O−アルキル、−S−アルキル、又はアルキルであり;全てのアルキル基はハロゲンにより1又は数回任意的に置換されており;
    2は、水素;ハロゲン;アルキル又は−O−アルキルであり;全てのアルキル基はハロゲンにより1又は数回任意的に置換されており;
    Gは、−O−又は−S−であり;
    Vは、−O−、−NH−、−S−、−S(O)−又は−S(O)2−であり;
    Wは、単結合、−CH2−、−O−、−S−、−S(O)−又は−S(O)2−であり;
    Xは、=CH−又は=N−であり;
    B環は、1,4−フェニレン、1,3−フェニレン、2,5−ピリジンジイル又は3,6−ピリジンジイルである)の化合物、及びその医薬的に許容される塩。
  2. 前記式中、Vが、−O−、−NH−又は−S(O)2−である、請求項1に記載の化合物。
  3. 前記式中、Vが、−O−又は−NH−である、請求項1に記載の化合物。
  4. 前記式中、
    Gが、−O−であり;そして
    Vが、−O−又は−NH−である、
    請求項1に記載の化合物。
  5. 前記式中、
    1が、水素、ハロゲン、又は−O−アルキルであり、該アルキルはフッ素により1又は数回任意的に置換されており;
    2が、水素又はアルキルであり;そして
    Gが、−O−である、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
  6. 前記式中、
    Xが、=CH−であり;そして
    B環が、1,4−フェニレンである、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
  7. 以下の群:
    2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール;
    5−クロロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
    5−フルオロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
    6−フルオロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
    6−クロロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
    2−{4−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール;
    5−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
    6−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
    6−クロロ−2−{4−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
    5−クロロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
    5−フルオロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
    5−クロロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
    5−フルオロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルイルメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
    2−{4−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール;
    5−フルオロ−2−{4−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
    6−クロロ−2−{4−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−[プロピル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
    5−クロロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェノキシメチル]−チアゾール−2−イル}−1H−インドール;
    5−クロロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノキシメチル]−チアゾール−2−イル}−1H−インドール;
    5−クロロ−2−{4−[4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルメチル)−フェノキシメチル]−チアゾール−2−イル}−1H−インドール;
    2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ベンゼンスルホニルメチル]−オキサゾール−2−イル}−5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール;
    5−フルオロ−2−{4−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ベンゼンスルホニルメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
    [4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−[2−(5−トリフルオロメトキシ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−アミン;
    [2−(6−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
    [2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
    [2−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
    [2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
    [2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
    [2−(6−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
    2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−メチル−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
    [2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−3−トリフルオロメチル−フェニル]−アミン;
    [2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−3−トリフルオロメチル−フェニル]−アミン;
    [2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
    [2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
    [2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[2−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
    [2−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[2−フルオロ−4−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−フェニル]−アミン;
    [2−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェニル]−アミン;
    [2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[3−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−プロピル)−フェニル]−アミン;
    [2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリジン−3−イル]−アミン;
    [2−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−オキサゾール−4−イルメチル]−[5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリジン−2−イル]−アミン;
    5−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エトキシメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;
    5−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルフィニルメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール;及び
    5−フルオロ−2−{4−[3−メチル−4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エタンスルホニルメチル)−フェノキシメチル]−オキサゾール−2−イル}−1H−インドール、
    から成る群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  8. 請求項1に記載の式Iの化合物の製造方法であって、ここで
    (a)式VI
    Figure 2008513410
    (式中、R2、W、X及びB環は、請求項1の式Iにおいて与えられた意味を有する)の化合物を式V
    Figure 2008513410
    (式中、R1及びGは、請求項1の式Iにおいて与えられた意味を有する)の化合物と反応させ、式Iのそれぞれの化合物(式中、Vは−O−である)(これはIaと命名される)
    Figure 2008513410
    (式中、R1、R2、W、X、G及びB環は、請求項1の式Iにおいて与えられた意味を有し、そしてVは−O−である)を与え;
    (b)上記式Iaの化合物を反応混合物から単離し、そして
    (c)所望する場合、医薬的に許容される塩に変換する、方法。
  9. 請求項1に記載の式Iの化合物の製造方法であって、ここで
    (a)式XIII
    Figure 2008513410
    (式中、R2、W、X及びB環は、請求項1の式Iにおいて与えられた意味を有する)の化合物を、
    式V
    Figure 2008513410
    (式中、R1及びGは、請求項1の式Iにおいて与えられた意味を有する)の化合物と最初に反応させ、式XIV
    Figure 2008513410
    (式中、R1、R2、W、X、G及びB環は、請求項1の式Iにおいて与えられた意味を有する)のそれぞれの化合物を与え;
    (b)上記式XIVの化合物のtert−ブチルオキシカルボニル(BOC)−保護基を切断し、式Ibのそれぞれの化合物(式中、Vは−NH−である)(Ibと命名される)を与え;
    Figure 2008513410
    (式中、R1、R2、W、X、G及びB環は、請求項1の式Iにおいて与えられた意味を有し、そしてVは−NH−である);
    (c)上記式Ibの化合物を反応混合物から単離し、そして
    (d)所望する場合、医薬的に許容される塩に変換する、方法。
  10. 1又は複数の請求項1〜7のいずれかに記載の化合物と、医薬的に許容される賦形剤とを一緒に含有する、医薬組成物。
  11. 腫瘍成長の阻害のための、請求項10に記載の医薬組成物。
  12. 腫瘍成長の阻害のための対応する医薬の製造のための、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  13. 癌の治療のための、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物の使用。
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