JP2008511868A - 平版印刷版の製造方法 - Google Patents

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Abstract

(a) 平版用基板上に画像領域と非画像領域とを含む平版印刷版を準備し;
(b) 工程(a)の該平版印刷版を、下記化合物:
(i) ポリアルキレンオキシド鎖と、ラジカル重合性の少なくとも1つの構造単位との両方を含む化合物、及び
(ii) (i)の該ラジカル重合性構造単位と共重合することができ、そして、遊離酸基として又は塩の形態で存在することができるpKs<5の少なくとも1つの酸性官能基をさらに含むモノマー
から誘導された構造単位を含む親水性ポリマーを含む溶液と接触させ;
(c) 乾燥させる
ことを含む画像形成された平版印刷版の後処理方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、平版印刷版の製造方法、具体的には親水性有機ポリマーを用いた現像された平版印刷版の処理方法に関する。本発明はさらに、この方法に従って製造された平版印刷版に関する。
平版印刷の技術分野は、油と水との不混和性に基づく。油性材料又は印刷インクは、好ましくは画像領域によって受容され、そして水又はファウンテンは、好ましくは非画像領域によって受容される。適切に製造された表面が水で湿潤され、そして印刷インクが着けられると、背景又は非画像領域が水を受容し、印刷インクを弾くのに対して、画像領域は印刷インクを受容し、水を弾く。次いで画像領域内の印刷インクは、紙や布地などのような材料の被画像形成面に移される。しかし、一般に、印刷インクは先ず、ブランケットと呼ばれる中間材料に移され、次いで、ブランケットは、材料の被画像形成面上に印刷インクを移す。この技術はオフセット平版と呼ばれる。
普通、平版印刷版前駆体(これと関連して、「印刷版前駆体」という用語は、露光及び現像の前の塗布済印刷版を意味する)は、通常アルミニウムを基材とする基板上に適用された輻射線感受性塗膜を含む。塗膜が輻射線に対して反応して露光された部分が可溶性になることにより、この部分が現像プロセス中に除去される場合、印刷版は「ポジ型」と呼ばれる。他方において、塗膜の露光された部分が輻射線によって硬化されて、この部分が現像中に基板上に残る場合には、印刷版はネガ型と呼ばれる。両方の事例において、残った画像領域は印刷インクを受容し、すなわち親油性であり、非画像領域(背景)は水を受容し、すなわち親水性である。画像領域と非画像領域との区別化は露光中に行われる。普通、pHが通常9〜13.5の水性アルカリ性現像剤を使用することにより、塗膜のより可溶性部分を除去する。
普通、輻射線感受性層が適用される前に、基板、具体的には酸化アルミニウムを有するアルミニウム基板に、親水性保護層(「中間層」とも呼ばれる)が設けられる。中間層は、基板の一方又は両方の側に適用することができ、適用される量に応じて、適用側の基板表面を完全に又は部分的にのみ覆うことができる。親水性層は例えば、酸化アルミニウム層によってもたらされる平版印刷版の(非印刷)背景領域の水受容性、又はこれらの領域における印刷インクの反発性を改善するので、印刷中に得られる背景領域は、可能な限りきれいである。中間層はさらに、強アルカリ性現像剤によって引き起こされる腐食に対して、また例えば輻射線感受性層内で使用される色素の永久的な吸着(「ステイン形成」と呼ばれる)に対して金属基板を保護しようと意図されている。
アルミニウム基板の場合、中間層は、強アルカリ性現像剤(pH値>11.5)による攻撃に対して酸化物層を保護することもできる。そうしないと現像剤浴のスラッジ形成を招くことになる。中間層の別の目的は、一方では輻射線感受性層の良好な付着力(長い印刷連続運転時間にとって重要である)を提供することと、他方では現像中に背景領域内の輻射線感受性層を残留物なく除去することとの間で上手に妥協することである。
独国特許出願公開第25 327 69号明細書には、ケイ酸ナトリウム中間層を有するネガ型ジアゾ樹脂を基剤とする平版印刷版前駆体が記載されている。この中間層に対する画像領域の付着力は良好であるものの、これらの印刷版の感光性は、高い温度及び湿度における貯蔵によって著しい影響を及ぼされることが判った。平版印刷版内の中間層として、ポリビニルホスホン酸又はその塩、並びにビニルホスホン酸とアクリルモノマーとのコポリマーが、米国特許第4,153,461号明細書に示唆されている。
きれいな印刷画像を得るためには、画像領域(すなわち像様に残った塗膜)が印刷インクを良好に受容する一方、非画像領域(すなわち像様露光された基板、例えばアルミニウム基板)が、印刷インクを受容してはならないようになっていることが必要である。像様露光された基板、例えばアルミニウム基板を指紋、酸化アルミニウムの形成、及び腐食に対して、並びに機械的損傷、例えば印刷版が印刷機上に組み付けられるときの引掻き傷に対して保護するために、すなわち、非画像領域の親水性を維持し、そして可能な場合にはこれを改善するために、現像された印刷版に、通常、「ゴム引き」処理(「仕上げ」とも呼ばれる)が施される。貯蔵前、又は印刷機の長い休止時間前にゴム引き処理を行うことにより、非画像領域が親水性を維持することが保証される。次いで、印刷時には、ゴム引き剤を、画像領域がインクを即座に受容できるように使用されるファウンテン溶液によって素早く除去することができなければならない。ゴム引き処理は以前から知られており、しばしばアラビアゴムを基剤とする(例えば独国特許出願公開第29 26 645号明細書)。
米国特許第4,880,555号明細書に記載された、平版印刷版のための「仕上剤」は、酵素加水分解によって調製されたマルトデキストリン、ポリオール、炭化水素、長鎖アルコールとアミノ化アルコールスルフェートとの混合物、置換型フェノキシポリ(オキシエチレン)エタノール及びエタノールアミンを含む。
米国特許第4,033,919号明細書に記載されたゴム引き水溶液は、アクリルアミドから誘導された単位と、カルボキシ基を有する1〜25 wt%の単位とを含む。この溶液はさらに、酸性材料、例えばホスホン酸、クエン酸、及び酒石酸を含む。米国特許第4,143,021号明細書及び独国特許出願公開第25 045 94号明細書にやはり記載されたゴム引き水溶液は、ポリアクリルアミドを基剤とするポリマー又はコポリマーを含む。
欧州特許出願公開第0 985 546号明細書には、下記式:
Figure 2008511868
(上記式中、a及びbは独立して整数1〜50を表し、そしてRは炭素原子数8〜22のアルキル基である)の化合物を、平版印刷版用のゴム引き溶液中又はファウンテン溶液中に使用することが示唆されている。
欧州特許出願公開第1 260 866号明細書には、平版印刷版から現像するために使用された現像剤をすすぎ、そして同時にゴム引き・プロセスを実施することが可能であることが説明されている。これを目的として、印刷版は、(a)少なくとも1種の被膜形成性水溶性ポリマーと、(b)少なくとも1種のホスホン酸誘導体
Figure 2008511868
とを含むすすぎ水と接触させられる。
欧州特許出願公開第0 943 967号明細書及び独国特許出願公開第29 25 363号明細書には、エマルジョン・タイプのゴム引き溶液が記載されている。
本発明の目的は、平版印刷版を製造し、そして(現像された)平版印刷版を後処理する方法であって、これにより、基板に対する画像領域の付着力を高め、結果として、印刷中のより高い感度及びより低いドットゲインをもたらし、しかもこの場合、印刷インクと水との微妙な釣り合い状態を妨げることがなく、また、印刷機の再始動時にトーニングのような問題を引き起こすこともない方法を提供することである。
この目的は、像様露光及び現像の後、下記化合物:
(i) ポリアルキレンオキシド鎖と、ラジカル重合性の少なくとも1つの構造単位との両方を含む化合物、及び
(ii) (i)の該ラジカル重合性構造単位と共重合することができ、そして、遊離酸基として又は塩の形態で存在することができるpKs<5の少なくとも1つの酸性官能基をさらに含むモノマー
から誘導された構造単位を含む親水性ポリマーを含む溶液が適用される方法によって達成される。
この目的はまた、平版用基板上に親油性画像領域が像様に適用され、そして続いて上記溶液が適用される別の方法によっても達成される。
本発明において使用される「印刷版前駆体」という用語は、画像が形成されていない版(すなわち、像様露光及び現像が施されていない版)を意味し、この前駆体から、像様露光及び任意選択的に現像を施すことにより印刷版が製造される。本発明において使用される「印刷版」という用語は、印刷版前駆体から製造された画像形成された版(「印刷フォーム」とも呼ばれる)を意味する。
本発明による平版印刷版の後処理のために使用される親水性ポリマーは、
下記化合物:
(i) ポリアルキレンオキシド鎖と、ラジカル重合性の少なくとも1つの構造単位との両方を含む化合物、及び
(ii) (i)の該ラジカル重合性構造単位と共重合することができ、そして、遊離酸基として又は塩の形態で存在することができるpKs<5の少なくとも1つの酸性官能基をさらに含むモノマー
から誘導された構造単位を含む。
任意選択的に、ポリマーは、モノマー(ii)とは異なるコモノマー(iii)であって、好ましくは親水性を有し、そして少なくとも1つのラジカル重合性基を含むコモノマー(iii)から誘導された構造単位を含むこともできる。コモノマー(iii)によって、物理的性質、例えばH2O中の溶解度を調節することができる。
化合物(i)は好ましくは、本発明の範囲内で、ポリエチレンオキシド鎖及び/又はポリプロピレンオキシド鎖を含む。接頭辞「ポリ」にはオリゴマーをも含める。
化合物(i)のラジカル重合性構造単位は、好ましくは、アクリル酸及び/又はメタクリル酸から誘導される。「(メト)アクリル酸」の用語は、アクリル酸及びメタクリル酸の両方を含み、同様に、同じことが(メト)アクリレートに当てはまる。
化合物(i)の好適な例は:
ポリ(エチレングリコール)メタクリレート、
ポリ(エチレングリコール)アクリレート、
ポリ(プロピレングリコール)メタクリレート、
ポリ(プロピレングリコール)アクリレート、
アクリル酸又はメタクリル酸と、エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドのブロックコポリマーとのモノエステル、
2,4-トルエンジイソシアネートを末端基とするポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコールとポリプロピレングリコールとのブロックコポリマー、又は統計ポリ(エチレングリコール-プロピレングリコール)コポリマーと、ヒドロキシアルキルアクリレート又はメタクリレート(例えばヒドロキシエチルアクリレート又はメタクリレート)又はアリルアルコールとの反応生成物、
イソシアナトアルキルアクリレート又はメタクリレート(具体的にはイソシアネトエチルアクリレート又はメタクリレート)と、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコールとポリプロピレングリコールとのブロックコポリマー、又は統計ポリ(エチレングリコール-プロピレングリコール)コポリマーとのモノ反応生成物、
ポリ(アルキレングリコール)アクリレート及びメタクリレート(具体的にはポリ(エチレングリコール)アクリレート及びメタクリレート)のエステル又はエーテル誘導体
を含む。
化合物(i)の特に好ましい例は、ポリ(エチレングリコール)アクリレート、ポリ(エチレングリコール)メタクリレート、ポリ(エチレングリコール)アクリレートのアルキルエーテル、ポリ(エチレングリコール)メタクリレートのアルキルエーテル、ポリ(プロピレングリコール)アクリレート、及びポリ(プロピレングリコール)メタクリレート、及びポリ(エチレングリコール)(メト)アクリレートリン酸モノエステルを含む。
ラジカル重合性基に加えて、モノマー(ii)は、pKs<5の少なくとも1つの酸性官能基を含む。少なくとも1つの酸性官能基は好ましくは、カルボン酸基、スルホン酸基、ホスホン酸基、リン酸基、及びこれらの混合物から選択される。酸性官能基は、遊離酸基として又は塩の形態で存在することができる。
モノマー(ii)の好適な例は、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、C1〜C6アルカノールで開環された無水マレイン酸、ビニル安息香酸、ビニルホスホン酸、ビニルスルホン酸、ビニルベンゾスルホン酸、リン酸とヒドロアルキル(メト)アクリレート(具体的にはヒドロキシエチルメタクリレート及びヒドロキシエチルアクリレート)又はアリルアルコール及びスルホプロピル(メト)アクリロイルエチルジアルキルアンモニウムヒドロキシドとのモノエステルを含む。
特に好ましいモノマー(ii)は、(メト)アクリル酸、ビニルホスホン酸、リン酸とヒドロキシエチル(メト)アクリレート及び(メト)アクリロイルジメチル-(3-スルホプロピル)-アンモニウムヒドロキシドとのモノエステルである。
任意選択のラジカル重合性コモノマー(iii)は好ましくは、ホモ重合時に親水性ホモポリマーをもたらす。コモノマー(iii)の好適な例は、(メト)アクリルアミド、N-ビニルピロリドン、ヒドロキシアルキル(メト)アクリレート(具体的にはヒドロキシエチルアクリレート及びヒドロキシエチルメタクリレート)、アリルアルコール及びN-ビニルイミダゾールを含む。
化合物(i)、(ii)及び任意選択の(iii)のモル比は、特に制限されない。好ましくは、(i)から誘導された構造単位は、構造単位全てを基準として、親水性ポリマーの5〜95 wt%、特に好ましくは20〜80 wt%である。
好ましくは、(ii)から誘導された構造単位は、構造単位全てを基準として、親水性ポリマーの5〜95 wt%、特に好ましくは20〜80 wt%である。
好ましくは、(iii)から誘導された任意選択の構造単位は、構造単位全てを基準として、親水性ポリマーの0〜50 wt%、特に好ましくは0〜30 wt%である。
化合物(i)、モノマー(ii)、及び任意選択のコモノマー(iii)の共重合は、溶液中で行われることが好ましい。これを目的として、有機溶剤又は溶剤混合物、水、又は水と水混和性有機溶剤との混合物を使用することができる。好ましくは、出発成分(i)、(ii)及び任意選択的に(iii)と、生成物との両方がこれらの中に可溶性である。
好ましい実施態様によれば、無視できる程度の蒸気圧(すなわちこの蒸気圧は、商業的に入手可能な浸透圧計によって測定することはできない)を有する溶剤(このような溶剤は「グリーン溶剤」とも呼ばれる)、例えばイオン性液体が使用される。「グリーン溶剤」に関するより多くの情報に関しては、「Inonic Liquids as Green Solvents: Progress and Prospects(グリーン溶剤としてのイオン性液体:進展及び展望)」(Robin D. Rogers及びKenneth R. Seddon, ACS Symposium Series No. 856)及び「合成におけるイオン性液体(Ionic Liquids in Synthesis)」(Peter Wasserscheid 及びThomas Welton, Wiley-VCH 2003)を参照されたい。
無視できる程度の蒸気圧を有する溶剤中、例えばイオン性液体中で重合することによって調製されたポリマーは、測定可能な蒸気圧を有する溶剤中で同じモノマーを溶剤重合することにより調製されたポリマーとは、特性において異なる。1実施態様によれば、イオン性液体中の重合によって調製された上記構造単位を有するポリマーが、親水性ポリマーとして使用される。本発明による平版印刷版においてこのポリマーを使用する際に、イオン性液体をポリマーから完全に除去することは必要でない。イオン性液体なしで親水性ポリマーを調製し、次いで、その結果生じたポリマーとイオン性液体とを混合することも可能である。
例えば下記イオン性液体を重合のために使用することができる:
一般式(A)のイミダゾリウム塩
Figure 2008511868
{上記式中X-1は例えばBF4 -、PF6 -、ジメチルホスフェート、トシレート、メチルスルフェート及び
Figure 2008511868
から選択され、
R1及びR3は、例えばアルキル置換基及び
Figure 2008511868
から選択され、そして
R2、R4及びR5は独立して、例えばアルキル置換基、
Figure 2008511868
及びHから選択される}、
一般式(B)のピリジニウム塩
Figure 2008511868
{上記式中X-1は例えばBF4 -、PF6 -、ジメチルホスフェート、トシレート、アルキルスルフェート及び
Figure 2008511868
から選択され、
R1は、例えばアルキル置換基及び
Figure 2008511868
から選択され、そして
R2、R3、R4、R5及びR6は独立して、例えばアルキル置換基、
Figure 2008511868
及びHから選択される}、
一般式(C)のホスホニウム塩
Figure 2008511868
{上記式中X-1は例えばBF4 -、PF6 -、ジメチルホスフェート、トシレート、メチルスルフェート及び
Figure 2008511868
から選択され、
R1、R2、R3及びR4は独立して、例えばアルキル置換基及び
Figure 2008511868
から選択される}、及び
一般式(D)のアンモニウム塩
Figure 2008511868
{上記式中X-1は例えばBF4 -、PF6 -、ジメチルホスフェート、トシレート、メチルスルフェート及び
Figure 2008511868
から選択され、そして
R1、R2、R3及びR4は独立して、例えばアルキル置換基及び
Figure 2008511868
から選択される}。
平版用基板は寸法安定的なプレート状又はフォイル状の材料である。好ましくは、印刷組版のための基板として既に使用されている材料が、寸法安定性を有するプレート状又はフォイル状材料として使用される。このような基板の例は、紙、プラスチック材料(例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン)で塗布された紙、金属プレート又はフォイル、例えばアルミニウム(アルミニウム合金を含む)、亜鉛及び銅プレート、例えばセルロースジアセテート、セルローストリアセテート、セルロースプロピオネート、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチレート、セルロースニトレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート及びポリビニルアセテートから形成されたプラスチック・フィルム、及び紙又はプラスチック・フィルムと上述の金属のうちの1つとから形成されたラミネート材料、又は蒸着により金属化された紙/プラスチック・フィルムを含む。これらの基板の中では、アルミニウム・プレート又はフォイルが特に好ましい。それというのは、アルミニウム・プレート又はフォイルは卓越した寸法安定度を示し、低廉であるからである。さらに、複合フィルムを使用することもでき、この複合フィルムの場合、アルミニウム・フォイルがプラスチック・フィルム、例えばポリエチレンテレフタレート・フィルム、又は紙上に貼り合わされているか、或いは、プラスチック・フィルム上に、蒸着によってアルミニウムが堆積されている。
金属基板、具体的にはアルミニウム基板には、研磨処理(例えば乾燥状態でのブラッシング、又は研磨懸濁液を用いたブラッシング、又は例えば塩酸又はHNO3を用いた電気化学的な研磨による)、及び陽極処理(硫酸又はリン酸中)から選択された少なくとも1つの処理が施されるのが好ましい。
平版用基板は、一般的な中間層を含むこともできるが、しかし、このことは本発明では必ずしも必要ではない。
上述の基板前処理の詳細は、当業者に知られている。
好ましくは厚さ0.1〜0.7 mm、より好ましくは0.15〜0.5 mmのアルミニウム・フォイルが、特に好ましい基板である。フォイルが研磨処理(好ましくは電気化学的処理)され、次いで平均粗さ0.2〜1 μm、特に好ましくは0.3〜0.8 μmを示すことが好ましい。
特に好ましい実施態様によれば、研磨されたアルミニウム・フォイルはさらに陽極処理される。結果として得られる酸化アルミニウムの層重量は、好ましくは1.5 〜5 g/m2、特に好ましくは2〜4 g/m2である。
本発明による平版印刷版の後処理は、平版印刷版の全てのタイプ、すなわちポジ型前駆体から製造された印刷版、及びネガ型前駆体から製造された印刷版の両方に適しており、印刷版前駆体は、UV/VIS感受性又は感熱性(例えばIR感受性)であってよい。前駆体は、単層前駆体又は多層構造を有する前駆体であってよい。
輻射線感受性塗膜は、例えば、とりわけ欧州特許第0 752 430号明細書に記載されているようなネガ型ジアゾ樹脂を基剤とするネガ型UV感受性塗膜、約405 nmの輻射線に対して感受性を有するネガ型感受性ポリマー層(例えばDE 103 07 451.1参照)、可視スペクトル範囲からの輻射線に対して感受性を有するネガ型感受性ポリマー系(例えば欧州特許第0 684 522号明細書)、又はラジカル重合に基づくネガ型IR感受性層(例えば独国第199 06 823号明細書)であってよい。
さらに、輻射線感受性塗膜は、米国特許第4,594,306号明細書に記載されているような、キノンジアジド及びノボラックを基剤とするポジ型UV感受性層、又はノボラックとIR色素との混合物を基剤とするポジ型IR感受性層(欧州特許第0 887 182号明細書及び欧州特許出願公開第1 101 607号明細書も参照)であってよい。
さらに、印刷版の製造において使用される印刷版前駆体は、ネガ型単層IR感受性要素であってよく、輻射線感受性層は、IR照射時に水性アルカリ性現像剤中に不溶性になるか又は水性アルカリ性現像剤不透過性になり、好ましくは、
(i) 加熱時に酸を形成する少なくとも1種の化合物(以下、「潜ブレンステッド酸」とも呼ぶ)、及び
(ii) 酸又はその混合物によって架橋可能な成分(以下、「架橋剤」とも呼ぶ)、及び
任意選択的に、
(iii) バインダー樹脂又はその混合物
を含む。
このような系は例えば欧州特許第0 625 728号明細書及び同第0 938 413号明細書に記載されている。
ポジ型二重層要素を印刷版前駆体として使用することもできる。ポジ型二重層要素は、基板の親水性表面上に、IR照射によって溶解度が変化させられない、水性アルカリ性現像剤中に可溶性の第1の層と、その層の上側に位置する、水性アルカリ性現像剤中に不溶性のトップ層とを含む。トップ層は、IR照射時に現像剤中に可溶性となるか、又は現像剤透過性になる。
トップ層には周知の原理を当てはめることができる:
(a) 強アルカリ性水性現像剤(pH>11)中に不溶性のポリマーが使用され、このポリマーは、IR照射によって、現像剤中に可溶性となるか、又は現像剤透過性になり、このような系は例えば米国特許第6,352,812号明細書に記載されている。
(b) 強アルカリ性水性現像剤(pH>11)中に可溶性のポリマーが使用され、このポリマーの溶解度は、同時に存在する溶解度抑制剤によって、層が現像条件下で不溶性又は不透過性であるような高い程度まで低減され、ポリマーと抑制剤との相互作用は、照射された(加熱された)の層領域が現像剤中に可溶性になるか又は現像剤透過性になるような程度にまで、IR照射によって弱められる。このような系は、米国特許第6,352,811号明細書及び同第6,358,669号明細書に記載されている。ポリマーと溶解度抑制剤とは2つの別個の化合物であることは必要でなく、溶解度抑制効果を同時に有するポリマー、例えば米国特許出願公開第2002/0,150,833号明細書、米国特許第6,320,018号明細書、及び同第6,537,735号明細書に記載された官能化型樹脂、例えば官能化型ノボラックを使用することもできる。
(c) pH<11の水性アルカリ性現像剤中に不溶性(しかしpH>11では可溶性)のポリマーが使用され、このポリマーはIR照射時に、このようなpH<11の現像剤中に可溶性になり、そして照射済要素は、pH<11のアルカリ性現像剤で現像される。このような系は、例えば国際公開第02/14071号パンフレットに記載されている。
本発明の1実施態様によれば、
(a)平版用基板を準備し;
(b)基板上に少なくとも1種の輻射線感受性組成物を適用し、そして乾燥させ;
(c)工程(b)で得られた平版印刷版前駆体を像様照射し;
(d)像様照射された前駆体から、現像剤溶液によって非画像領域を除去し;
(e)現像された印刷版を、上記親水性ポリマーの溶液で処理する
ことを含むプロセスに従って平版印刷版が製造される。
任意選択的に、工程(c)で得られた像様照射された平版印刷版前駆体を、現像剤による処理の前に加熱することができる。
輻射線感受性組成物は、一般的な方法、例えばスピン塗布、浸漬塗布、噴霧塗布、及びドクター・ブレードによる塗布によって、基板の表面に適用することができる。基板の両側に輻射線感受性組成物を適用することも可能ではあるが、基板の一方の側だけに適用されるのが好ましい。
基板は好ましくは中間層を含まない。中間層のない、研磨処理及び陽極処理を施されたアルミニウム・フォイルが特に好ましい。
組成物中に使用される増感剤に応じて、印刷版前駆体は、UV/VIS線(約320〜750 nm)又はIR線(750〜1,600 nm、好ましくは750超〜1,350 nm)で像様露光される。UV/VIS線による照射の場合、一般的なランプ、例えば炭素アーク・ランプ、水銀ランプ、キセノンランプ及び金属ハロゲン化物ランプ、又はレーザー又はレーザー・ダイオードを使用することができる。約405 nm(例えば405±10 nm)の範囲のUV線を放射するUVレーザー・ダイオード、及びほぼ532 nmで発光する周波数二重化Nd:YAGレーザーが、輻射線源として特に重要である。好適なIR線源は、例えば、波長範囲750〜1,350 nm内で好ましくは発光する半導体レーザー又はレーザー・ダイオードを含む。
層がポジ型輻射線感受性層であるかネガ型輻射線感受性層であるかに応じて、露光された領域又は露光されていない領域が続いて現像剤によって除去され、現像剤は印刷画像領域と非印刷背景領域とをもたらす。アルカリ性水性現像剤は好ましくは現像剤として使用され、pH値9〜13.5の現像剤が特に好ましい。
別の実施態様によれば、印刷親油性領域を基板に像様に適用する(例えばインクジェット法、熱転写法、及びトナー転写法による)ことも可能であり、これにより像様照射及び現像剤はもはや必要ではなくなる。
本発明による画像形成された平版印刷版の後処理のために、親水性ポリマーの溶液が溶剤を基準として、好ましくは濃度0.01〜10 wt%で、より好ましくは0.05〜5 wt%で、そして特に好ましくは0.1〜1 wt%で調製される。この溶液は次いで、一般的な方法、例えば、浸漬塗布、ローラ塗布、噴霧塗布、及びドクター・ブレードによる塗布、及びスロット・コータによる塗布を用いて適用される。このプロセスにおいて使用される溶剤の温度は、好ましくは20〜90℃である。本発明による後処理は、版現像機において実施することもできる。
親水性ポリマー及びゴム引き剤に加えて、溶液は一般的な添加剤、例えば増粘剤、界面活性剤、殺菌剤、防カビ剤などをさらに含有することができる。
溶液で処理された印刷版は、次いで、例えば空気中で、又は温風乾燥器又は赤外線乾燥器によって乾燥させられる。乾燥は好ましくは、温度20〜120℃、特に好ましくは20〜80℃で行われる。
所望の場合、親水性ポリマーによる後処理後に、一般的なゴム引き処理、例えば一般的な方法(例えばローラ塗布)による、アラビアゴム含有水溶液の塗布を行うことができる。
しかし、別の実施態様によれば、後処理のために使用される親水性ポリマーの溶液は、付加的に、アラビアゴム又は別のゴム引き剤を含有することにより、後処理とゴム引き処理とを1工程で行うようにすることができる。
本発明を下記例においてより詳細に説明するが、これらの例は本発明を限定するものでは決してない。
調製例
1. 合成プロセスS1(コポリマーS1-a〜S1-dの調製)
n-プロパノールと水(4:1容積部)の混合物中に、x1 gのa1と、x2 gのa2とを溶解させ、その結果15 wt%の溶液をもたらした。結果として生じた溶液を窒素でパージし、そして70℃まで加熱した。70℃で、x3モル%のアゾビスイソブチロニトリルAIBN(モノマーに基づく)を添加する一方、窒素によるパージを続け、そして反応温度を維持した。2時間後、同量のAIBNを重合混合物に再び添加した。反応混合物を同じ反応温度で、さらに10時間にわたって撹拌する一方、窒素によるパージを続けた。次いで、混合物を室温まで冷ましておき、過剰の溶剤を蒸発させた。結果として生じた油性生成物を、10倍過剰の石油エーテルに添加し、高粘度の生成物を沈澱させた。一定質量の最終生成物が得られるまで、石油エーテルを減圧下で蒸発させた。次いで、最終生成物を50℃で24時間にわたって真空中で乾燥させた。結果として生じたコポリマーを、示差熱分析(DTA)、示差熱量測定(DSC)、IR分光法、元素分析及びゲル-パーミエーション(GPC)によって試験し、そして滴定によって酸価を測定した。表1は、コポリマーS1-a〜S1-dの調製に使用される抽出物、並びにこれらの量を要約する。
Figure 2008511868
1)アクリル酸
2)メタクリル酸
3)Mn=526 g/モルのポリ(エチレングリコール)メタクリレート
2. 合成プロセスS2(コポリマーS2-a及びS2-bの調製)
メチルエチルケトン中に、x1 gのa1と、x2 gのa2とを溶解させ、その結果15 wt%の溶液をもたらした。結果として生じた溶液を窒素でパージし、そして70℃まで加熱した。
70℃で、x3モル%のAIBN(モノマーに基づく)を添加する一方、窒素によるパージを続け、そして反応温度を維持した。ポリマーは沈澱し始めた。2時間後、同量のAIBNを重合混合物に再び添加し、そして2時間後、同量のAIBNをもう一度添加した。反応混合物を同じ反応温度で、さらに10時間にわたって撹拌する一方、窒素によるパージを続けた。沈澱したコポリマーを分離し、石油エーテルで洗浄し、そして次いで50℃で24時間にわたって真空中で乾燥させた。結果として生じたコポリマーを、DTA、DSC、IR分光法、元素分析及びGPCによって試験し、そして滴定によって酸価を測定した。表2は、コポリマーS2-a及びS2-bの調製に使用される抽出物、並びにこれらの量を要約する。
Figure 2008511868
4)ビニルホスホン酸
3. 合成プロセスS3(コポリマーS3-a〜S3-hの調製)
反応フラスコ内に、x4 wt%の溶剤Aを準備し、窒素でパージし、そして70℃まで加熱した。窒素によるパージを反応時間全体にわたって続けた。
溶剤B中に、x1 gのa1と、x2 gのa2と、x3モル%のAIBN(モノマーに基づく)とを溶解させ、その結果50 wt%の溶液をもたらした。溶液を滴下漏斗に移し、そして反応フラスコ内の溶剤Aに液滴状にゆっくりと添加した。溶液全体が添加された後、反応混合物を10時間にわたって撹拌する一方、反応混合物を室温までゆっくりと冷ましておいた。過剰の溶剤を真空中で除去した。生成物を、好適な溶剤中に繰り返し溶解させ、そして沈澱させることにより精製した。次いで生成物を50℃で24時間にわたって真空中で乾燥させた。結果として生じたコポリマーを、DTA、DSC、IR分光法、元素分析、NMR-分光法及びGPCによって試験し、そして滴定によって酸価を測定した。
表3は、コポリマーS3-a〜S3-hの調製に使用される抽出物、並びにこれらの量及び使用された溶剤を要約する。
Figure 2008511868
5)メタクリロイルエチルホスフェート
6)メタクリロイルポリエチレングリコールホスフェート
7)メタクリロイルエチルジメチルスルホプロピル-アンモニウムヒドロキシド
8)n-プロパノールと水との混合物(4:1容積部)
9)メチルエチルケトン
4. 合成プロセスS4(コポリマーS4-a〜S4-dの調製)
反応フラスコ内に、x5 wt%の溶剤Aを準備し、窒素でパージし、そして70℃まで加熱した。窒素によるパージを反応時間全体にわたって続けた。
溶剤B中に、x1 gのa1と、x2 gのa2と、x3モル%のAIBN(モノマーに基づく)とを溶解させ、その結果50 wt%の溶液をもたらした。溶液を滴下漏斗に移し、そして反応フラスコ内の溶剤Aに液滴状にゆっくりと添加した。溶液全体が添加された後、混合物を10時間にわたって撹拌する一方、反応混合物を室温までゆっくりと冷ましておいた。過剰の溶剤を真空中で除去した。生成物を、好適な溶剤中に繰り返し溶解させ、そして沈澱させることにより精製した。
最後に、生成物を50℃で24時間にわたって真空中で乾燥させた。結果として生じたコポリマーを、IR分光法、元素分析、NMR-分光法及びGPCによって試験し、そして滴定によって酸価を測定した。
表4は、コポリマーS4-a〜S4-dの調製に使用される抽出物、並びにこれらの量及び使用された溶剤を要約する。
Figure 2008511868
5. 合成プロセスS5(コポリマーS5-a〜S5-iの調製)
反応フラスコ内に、有機カチオン及び有機アニオンから成るx4 wt%のイオン性液体と、x1 gのa1と、x2 gのa2とを準備し、窒素でパージし、そして70℃まで加熱した。窒素によるパージを反応時間全体にわたって続けた。次いで、x3モル%のAIBNを添加し、これを2時間のインターバルをおいて2回繰り返した。次いで撹拌を10時間にわたって続けた。沈澱したコポリマーを分離し、望まれる場合にはアセトニトリルで洗浄し、そして次いで50℃で24時間にわたって真空中で乾燥させた。結果として生じたコポリマーを、IR分光法、元素分析、NMR分光法及びGPCによって試験し、そして滴定によって酸価を測定した。
表5は、コポリマーS5-a及びS5-iの調製に使用される抽出物、並びにこれらの量及び使用された溶剤を要約する。
Figure 2008511868
10)メチル-3-ブチルイミダゾリウム
基板1の調製
(中間層を有しない基板)
電気化学的に研磨処理され(HClで、平均粗さ0.6 μm)、そして陽極処理されたアルミニウム・フォイル(酸化物層の重量3.2 g/m2)を調製した。中間層は適用されなかった。
基板2の調製
(ポリビニルホスホン酸中間層を有する基板)
電気化学的に研磨処理され(HClで、平均粗さ0.6 μm)、そして陽極処理されたアルミニウム・フォイル(酸化物層の重量3.2 g/m2)に、50℃で10秒間にわたって1.5 g/lのポリビニルホスホン酸(PVPA)の水溶液による後処理を施し、その結果、アルミニウム基板上に15 mg/m2のPVPAを有する中間層をもたらした。
例1〜44及び比較例1〜3
(UV感受性のフォトポリマー層を有する平版印刷版前駆体)
表6に記載されたUV感受性の濾過された塗布用溶液を、表7に挙げた基板に適用し、90℃で4分間にわたって乾燥させた。フォトポリマー層の乾燥層重量は、約1.5 g/m2であった。
こうして得られた試料に、ポリ(ビニルアルコール)の水溶液(加水分解度88 %)塗布することにより、試料に上塗り層を提供した。90℃で4分間にわたって乾燥させたあと、上塗り層の乾燥層重量は、約3 g/m2であった。
印刷版前駆体に、405 nmで発光するレーザー・ダイオード(P=30 mW, cw)を備えた画像セッター(LithotechのAndromeda(商標)A750M)で露光を施した。定義されたトーン値を有するUGRAグレイスケールV2.4(全てのデータは、所望のトーン値を近似的に得るために線形化された)を、上記印刷版前駆体上に暴露した。加えて、全露光を有するUGRA Offsetテストスケール1982を使用して、版の感度を測定した。露光直後に、版を2分間にわたって90℃まで炉内で加熱した。
次いで、露光及び熱処理を施された版を、アルカリ性成分としてKOHと、ポリ(オキシエチレン)-2-ナフチルエーテルとを含有するpH値約12の現像剤溶液で、30秒間にわたって処理した。
次いで現像剤溶液を、タンポンを使用してさらに30秒間にわたって、表面上に再びこすりつけ、次いで版全体を水ですすいだ。この処理後、露光された部分は印刷版上に残った。
Figure 2008511868
例1〜27を以下のように実施した:
現像されたの印刷版を、ポリマー溶液で本発明に従って処理した。これを目的として、版全体、すなわち画像領域と非画像領域とを、対応するポリマー溶液で湿潤されたタンポンで注意深くこすり、室温で乾燥させた。次いで、標準的なプロセスを用いて、水性ゴム引き溶液(0.5 % H3PO4、6% アラビアゴム)を適用した。
例において使用された基板、ポリマー、ポリマー溶液のための溶剤、及びゴム引き処理に関する詳細、並びに感度、相対ドットゲイン及びトーニングに関して得られた結果を、表7から推論することができる。ポリマー溶液は2 wt%の種々のポリマーを含有した。
例28〜44を以下のように実施した:
現像されたの印刷版を、ポリマー溶液をも含有するゴム引き溶液で処理した。すなわち後処理及びゴム引き処理を単一の工程で実施した。
詳細は表7からも推論することができる。
相対ドットゲイン及び感度を以下のように測定した:
印刷版を枚葉紙オフセット印刷機内に載置し、研磨性印刷インク(10% CaCO3を含有する、Sun ChemicalのOffset S7184)による印刷のために使用した。
「ドットゲイン」という用語は、印刷中の、線形化印刷版のトーン値の変化を表す。線形化とは、所定の設定トーン値(STV)が近似的に得られるようにデジタル版が露光されることを意味する。 アクセス可能な測定値はトーン値(TV)である。これらの値は、種々異なる規模(式1の指数)で線形化印刷版上に暴露され、その結果、これらの規模の選択に応じて、現像後にはトーン値に関して区別化された画像が生じる。こうして、印刷前トーン値(TVB)の一連のデータが得られる。線形化され、現像され、そして本発明に従って後処理された印刷版が、10,000部のプリントのために印刷機内で使用され、清浄化され、次いで再びトーン値試験を施される。この試験は印刷後トーン値(TVA)を示す。ドットゲインは等式(1)を使用して計算される。
Figure 2008511868
ドットゲインは正又は負の符号を有することができる。これは、実際の印刷用途にとって重要な絶対値に過ぎない。この絶対値は、理想的な場合には、ゼロに向かって収束するようになっている。
換言すれば、ドットゲインが低ければ低いほど、印刷版は良好である。
比較例1を有する印刷版、すなわち種々異なるトーン値における印刷中にかなりのドットゲインを有する印刷版が基準として使用される。相対ドットゲインは、下記等式(2) を使用して計算される:
Figure 2008511868
図1及び図2は、比較例1及び例18に対応するドットゲインの結果を示すグラフである。
図1及び図2は、印刷前、及び印刷機上での10,000回の連続運転(すなわち10,000部のコピー)後の種々異なるトーン値におけるドットゲインを示す。
図1(比較例1)における相対ドットゲインは100%と想定され;図2(例18)における相対ドットゲインは、5%と計算された。これは無視できる程度のものである。
例1〜44の印刷版前駆体にはさらに、貯蔵安定性試験が施された。これを目的として、印刷版前駆体を88℃で90分間にわたって貯蔵した。これらの前駆体は、感度及び印刷挙動に関して、新鮮な印刷版と実際に異ならないことが判った。
Figure 2008511868
Figure 2008511868
Figure 2008511868
表7の脚注
1)「後処理」とは、現像された印刷版を、列挙したポリマーの2 wt%溶液で処理したことを意味する。
2)列挙された溶剤は、後処理のために使用される溶液のために使用された。
3)「仕上げ」とは、これが印刷版の最終処理工程であったことを示す。Kodak Polychrome Graphicsのゴム引き溶液850S(商標)、又はこのゴム引き溶液1容積部と、「溶剤」の欄で列挙した溶剤中の、列挙した親水性ポリマーの2 wt%溶液1容積部との混合物を使用した。
4)露光後に現像された新鮮なプレートにおいて得られたUGRA Offsetテストスケール1982のステップ
5)相対ドットゲインは上記等式(2)を使用して計算された。
例45及び比較例4
表8の基板に、表6に記載された配合物を塗布し、そしてこの基板に、例1〜44に記載された上塗り層を提供した。次いで、この印刷版に、405 nmで発光するダイオード(P=30 mW)を備えたHeidelberg Prosetterで露光を施した。試験画像を20 μ FMスクリーン(Heidelberg Diamond)において2540 dpiの解像度で印刷版上に暴露した。次いで、印刷版を、例1〜44に同様に記載されているようにアルカリ性現像剤で現像し、そしてこれに仕上げ処理を施した。これらの2つのプロセス工程は、商業的に入手可能な処理装置内で実施した。10,000部のプリント後、例45の印刷版は、比較例4の印刷版(図4参照)よりもトーン値のシフトが著しく低い(図3参照)ことを示した。
Figure 2008511868
1) Kodak Polychrome Graphicsのゴム引き溶液850S(商標)1容積部と、親水性ポリマーS4-dの4 wt%溶液1容積部とを水中で混合した。
構造要素が20 μ FMスクリーン内で発生するのに伴って、小さな構造要素でさえも、例45における印刷中に、比較例4よりも著しく好ましい挙動を示すことが観察された。
図1は、比較例1(図1;中間層:PVPA、ゴム引き溶液850 S(商標)で仕上げ)において測定された、トーン値の関数としての、較正された版のドットゲインを示すグラフである。 図2は、例18(図2;中間層なし;ポリマーS4dで後処理;ゴム引き処理)において測定された、トーン値の関数としての、較正された版のドットゲインを示すグラフである。 図3は、例45(図3)において測定された、トーン値の関数としてのドットゲインを示す。 図4は、比較例4(図4)において測定された、トーン値の関数としてのドットゲインを示す。

Claims (28)

  1. (a) 平版用基板を準備し;
    (b) 工程(a)で準備された該基板上に少なくとも1種の輻射線感受性組成物を適用し、そして乾燥させ;
    (c) 工程(b)で得られた平版印刷版前駆体を像様照射し;
    (d) 該像様露光された前駆体から、現像剤溶液によって非画像領域を除去し;
    (e) 工程(d)で得られた該平版印刷版を、下記化合物:
    (i) ポリアルキレンオキシド鎖と、ラジカル重合性の少なくとも1つの構造単位との両方を含む化合物、及び
    (ii) (i)の該ラジカル重合性構造単位と共重合することができ、そして、遊離酸基として又は塩の形態で存在することができるpKs<5の少なくとも1つの酸性官能基をさらに含むモノマー
    から誘導された構造単位を含む親水性ポリマーを含む溶液で処理し;
    (f) 乾燥させる
    ことを含んで成る平版印刷版の製造方法。
  2. (g) 工程(f)で得られた該平版印刷版を、ゴム引き溶液で処理することをさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 工程(e)で使用される該親水性ポリマーの溶液が、ゴム引き溶液をさらに含む請求項1に記載の方法。
  4. 工程(c)で得られた該像様露光された平版印刷版前駆体が、該現像剤による処理の前に加熱される請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. (a) 平版用基板を準備し;
    (b) 乾燥状態において親油性の組成物を像様に適用して、印刷画像領域を生成し;
    (c) 工程(b)で得られた該平版印刷版を、下記化合物:
    (i) ポリアルキレンオキシド鎖と、ラジカル重合性の少なくとも1つの構造単位との両方を含む化合物、及び
    (ii) (i)の該ラジカル重合性構造単位と共重合することができ、そして、遊離酸基として又は塩の形態で存在することができるpKs<5の少なくとも1つの酸性官能基をさらに含むモノマー
    から誘導された構造単位を含む親水性ポリマーを含む溶液で処理し;
    (f) 乾燥させる
    ことを含んで成る平版印刷版の製造方法。
  6. (e) 工程(d)で得られた該平版印刷版を、ゴム引き溶液で処理することをさらに含む請求項5に記載の方法。
  7. 工程(c)で使用される該親水性ポリマーの溶液が、ゴム引き剤をさらに含む請求項5に記載の方法。
  8. 該親水性ポリマーが、濃度0.01〜15 wt%で溶液中に存在する請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 該平版用基板が、アルミニウム・フォイル若しくはプレート、プラスチック・フィルム若しくは紙とアルミニウム・フォイルとから形成されたラミネート材料、又はアルミニウムが蒸着によって堆積されているプラスチック・フィルムである請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 工程(b)の前に、該アルミニウムに、機械的研磨処理、電気化学的研磨処理、及び陽極処理から選択された少なくとも1つの処理を施す請求項9に記載の方法。
  11. 該平版用基板が中間層を含まない請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 該親水性ポリマーが、モノマー(ii)とは異なり、そして少なくとも1つのラジカル重合性基をさらに含むコモノマー(iii)から誘導された構造単位を含み、そして該コモノマーを用いて該ポリマーの物理的性質を調節することができる請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 該化合物(i)が、
    ポリ(エチレングリコール)メタクリレート、
    ポリ(エチレングリコール)アクリレート、
    ポリ(プロピレングリコール)メタクリレート、
    ポリ(プロピレングリコール)アクリレート、
    アクリル酸又はメタクリル酸と、エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドのブロックコポリマーとのモノエステル、
    2,4-トルエンジイソシアネートを末端基とするポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコールとポリプロピレングリコールとのブロックコポリマー、又は統計ポリ(エチレングリコール-プロピレングリコール)コポリマーと、ヒドロキシアルキルアクリレート又はメタクリレート又はアリルアルコールとの反応生成物、
    イソシアナトアルキルアクリレート又はメタクリレートと、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコールとポリプロピレングリコールとのブロックコポリマー、又は統計ポリ(エチレングリコール-プロピレングリコール)コポリマーとのモノ反応生成物、
    ポリ(アルキレングリコール)アクリレート及びメタクリレートのエステル又はエーテル誘導体
    から選択された少なくとも1つの化合物である請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 該モノマー(ii)が、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、C1〜C6アルカノールで開環された無水マレイン酸、ビニル安息香酸、ビニルホスホン酸、ビニルスルホン酸、ビニルベンゾスルホン酸、リン酸とヒドロアルキル(メト)アクリレート又はアリルアルコール及びスルホプロピル(メト)アクリロイルエチルジアルキルアンモニウムヒドロキシドとのモノエステルから選択される少なくとも1つのモノマーである請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. コモノマー(iii)が、(メト)アクリルアミド、N-ビニルピロリドン、ヒドロキシアルキル(メト)アクリレート、及びアリルアルコールから選択される少なくとも1つのコモノマーである請求項12に記載の方法。
  16. ポリマーの構造単位の総量をそれぞれ基準として、(i)から誘導された構造単位が、5〜95 wt%であり、(ii)から誘導された構造単位が、は5〜95 wt%であり、そして(iii)から誘導された構造単位が、0〜50 wt%である請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 該親水性ポリマーが、イオン性液体中の溶剤重合によって調製される請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 該輻射線感受性層が、ポジ型層である請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  19. 該輻射線感受性層が、ネガ型層である請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  20. 該輻射線感受性層が、320〜750 nmの範囲から選択された波長の輻射線に対して感受性を有するUV/VIS感受性層である請求項1〜4、18又は19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 該輻射線感受性層が、750超〜1,600 nmの範囲から選択された波長の輻射線に対して感受性を有する層である請求項1〜4まで、18又は19のいずれか一項に記載の方法。
  22. (a) 平版用基板上に画像領域と非画像領域とを含む平版印刷版を準備し;
    (b) 工程(a)の該平版印刷版を請求項1、12及び13〜17のいずれか一項に記載の親水性ポリマーを含む溶液と接触させ;
    (c) 乾燥させる
    ことを含む、画像形成された平版印刷版の後処理方法。
  23. 工程(c)で得られた印刷版を、続いてゴム引き溶液と接触させる請求項22に記載の方法。
  24. 工程(b)で使用される溶液が、さらにゴム引き剤を含む請求項22に記載の方法。
  25. 該親水性ポリマーが、濃度0.01〜15 wt%で溶液中に存在する請求項22〜24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 該平版用基板が中間層を含まない請求項22〜25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 請求項1〜26のいずれか一項に記載の方法にしたがって得ることができる平版印刷版。
  28. 平版用基板上に画像領域と非画像領域とを含む平版印刷版の後処理における、下記化合物:
    (i) ポリアルキレンオキシド鎖と、ラジカル重合性の少なくとも1つの構造単位との両方を含む化合物、及び
    (ii) (i)の該ラジカル重合性構造単位と共重合することができ、そして、遊離酸基として又は塩の形態で存在することができるpKs<5の少なくとも1つの酸性官能基をさらに含むモノマー
    から誘導された構造単位を含む親水性ポリマーの使用。
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