JP2008508104A - 金属容器の端末閉鎖部材を整形するための方法および装置 - Google Patents

Abstract

本発明は、改善された内部座屈強度を有する容器端末閉鎖部材を製造するための装置および形成工程に関する。本発明は、形成工程中に端末閉鎖部材のカウンタシンクを圧縮しながら、端末閉鎖部材のチャック・ウォールおよびシーミング・パネル・ラジアスの少なくとも一部を支持するために、圧力スリーブにより形成工程中に、より大量の材料とより大きな寸法制御を行う。

Description

本発明は、金属容器および容器の端末閉鎖部材を形成するための製造工程に関し、特に必要なチャック・ウォールおよびシーミング・パネル特性を維持しながら、高い強度の形状を形成するための方法および装置に関する。

カウンタシンクと呼ばれる補強ビードを提供するために、金属飲料缶の端末閉鎖部材が従来から設計および製造されてきた。この機能は、チャネルを形成している全ラジアス底部が取り付けられている垂直な壁部を含むことができ、ある実施形態の場合には、円弧状または他の幾何形状を含むことができる。完全に垂直な壁部は存在しないが、一般的に壁部が垂直になればなるほど、内圧による変形に対して強くなる。

飲料缶の本体および端末閉鎖部材は、高い内圧に耐える耐久性を有するものでなければならないし、その上、製造工程の全体のコストおよび完成品の重量を低減するために、アルミニウムのような非常に薄くて耐久性のある材料で製造される。それ故、炭酸飲料による高い内圧および出荷中に加わる外力に耐えることができ、また、材料の要件を軽減する幾何学形状を有するとともに耐久性があり、軽量で非常に薄い金属材料からできている飲料缶の端末閉鎖部材に対する需要は高い。これらの特性を得るために、缶の端末閉鎖部材は、一般的に、雄／雌の工具の組合せを使用することにより達成される種々の形および形状にすることができる障害に強い材料を必要とする。都合の悪いことに、この工程を使用すると、所与の輪郭または形状にばらつきが生じる恐れがある。強度性能にも形成上の不整合が生じる。カウンタシンク内で積極的な成形を行うと、全構造の本体内の他の特性を変えてしまう恐れがある。それ故、改善された強度および座屈抵抗を有する容器の形状上に改善された端末閉鎖部材を提供する装置および材料形成技術が強く求められている。これらの機能は、一実施形態の場合には、端末閉鎖部材のチャック・ウォールのいくつかの部分を同時に支持し、所定の形状を形成するために他の部分を支持しないで形成中にクラウン形状をシームしながら、材料が薄くなったり望ましくない変形を起こすのを避けるために、形成中に端末閉鎖部材材料を圧縮することにより達成される。

その全文を参照により本明細書に組み込むものとする特許文献１に、容器の端末閉鎖部材のカウンタシンクを製造するための方法および装置に関する１つの特許が記載されている。特許文献１の場合には、カウンタシンクを圧縮しながらカウンタシンクが工具により支持されていない間に、カウンタシンクの一部が形成される。
米国特許第５，６８５，１８９号明細書

都合の悪いことに、より軽量のゲージの原材料を使用した場合、この工程は、チャック・ウォールおよびシーミング・クラウン内に望ましくない変形を生じ、そのため端末閉鎖部材の形状が不均一になることが分かった。

本発明は、改善された強度特性および材料特性を有する、薄い壁付きの材料（０．００８４以下のゲージ）を使用して、容器および端末閉鎖部材に好ましい幾何形状を形成するための装置および方法に関する。それ故、ある態様においては、本発明は、金属容器の端末閉鎖部材を製造する際に「自由形成」工程を使用する。この場合、材料の少なくとも一部は、形成中圧縮され、そのため「鋳造されたり」または薄くなったり、最終的に弱くなったりする恐れが少ない。他の態様においては、本発明は、金属材料から所定の形状を形成するための方法および装置を提供する。この場合、金属材料の一部は、形成中工具により支持されない。それ故、金属材料の一部を、材料の全上部面または下部面の両方の上に実質的に支持しないで、所望の形に「自由に形成する」ことができる。

他の態様においては、本発明は、現在当業者であれば周知であり、改善された信頼性を有する現在の高速形成工程により、金属端末閉鎖部材に好ましい形状を形成するための成形プレスを提供する。それ故、本発明のある態様においては、端末閉鎖部材が必ず所定の形状になり、１８００〜１１，０００端末閉鎖部材／分の速度で、形成工程から効率的に取り出されるように、重要な形成パラメータと一緒に内側の圧力スリーブが使用される。

他の態様においては、本発明は、製造中に好ましい形状に形成する目的で、端末閉鎖部材のチャック・ウォールの一部を支持するのに十分な力を加えるためにそれ自身と空圧ピストン、ばね板または個々のばねとの間に延びるピンにより駆動される内側の圧力スリーブを提供する。

他の態様においては、本発明は、容器の端末閉鎖部材に好ましい幾何形状を形成するための装置および方法を提供する。この場合、移動および望ましくない変形を防止するために、端末閉鎖部材の他の部分は、内面および外面の両方の上に支持され、一方、もう１つの部分を「自由に形成する」ことができる。それ故、本発明の一実施形態の場合には、形成中、ダイ・コア・リングに対して端末閉鎖部材のチャック・ウォールおよび／またはシーミング・パネル・ラジアスを支持するために「圧力スリーブ」が使用され、一方、好ましい形状を形成するためにカウンタシンクの少なくとも一部が圧縮される。それ故、ある態様においては、本発明は、好ましい形状を有する飲料容器の端末閉鎖部材を形成するために、金属ブランクに好ましい形状を形成するための装置を提供する。他の態様においては、本発明は、容器の端末閉鎖部材製造工場で周知の工具装置を通常使用することにより、改善された端末閉鎖部材の形状を形成するための方法および装置を提供し、そのため、少しの修正だけですむ。それ故、本発明の一実施形態は、通常下記のもの、すなわち、
金属材料のシーミング・パネルの一部上に締付け力を加えるように第２の工具に対向して位置する第１の工具と、
金属材料の中央パネル部分上に締付け力を加えるように第４の工具に対向して位置する第３の工具と、
上記金属材料のチャック・ウォールの少なくとも一部を支持するように上記第１の工具と上記第３の工具との間に位置する第５の工具とを備え、
容器の端末閉鎖部材内にカウンタシンクの一部が支持されていない状態で、少なくとも上記第５の工具および上記第１および第２の工具の間に往復運動を提供し、その場合、材料を厚くし、それ故、カウンタシンクの材料の厚さを低減しないでカウンタシンク内で好ましい形状が形成される金属端末閉鎖部材を形成するための装置を提供する。

他の態様においては、本発明は、金属容器の端末閉鎖部材で所定の形状を形成するための方法を提供する。端末閉鎖部材は、一般的に、下方に延びるチャック・ウォールと相互に連結しているシーミング・パネルと、ほぼ垂直な中央軸を有する中央パネルと、チャック・ウォールの下部および中央パネルに一体に相互に連結しているカウンタシンクとを備え、この方法は、
成形プレス内に端末閉鎖部材ブランクを位置させるステップと、
第１の工具と第２の工具の間でシーミング・パネルの少なくとも一部上に締付け力を加えるステップと、
中央パネルの動きを実質的に防止するために、第３の工具と第４の工具の間で中央パネルの少なくとも一部上に締付け力を加えるステップと、
内面と外面の両方上にチャック・ウォールの少なくとも一部を支持して、チャック・ウォールの少なくとも一部の動きを実質的に防止するステップと、
上記第３の工具および上記第４の工具の少なくとも一方でカウンタシンクの第１の部分を支持するステップであって、カウンタシンクの他の部分を支持されていない状態に保持しながらカウンタシンクの第１の部分を支持するステップと、
チャック・ウォールを好ましい位置に保持しながら、カウンタシンク上に圧縮力を加えるステップであって、端末閉鎖部材が所定の形状に形成されるステップとを含む。

好ましい実施形態の種々の代替案を説明するために努力してきたが、当業者であれば他の代替案を容易に思い付くことができるだろう。それ故、本発明の精神またはその中核をなす特徴から逸脱することなしに、他の特定の形で実施することができることを理解されたい。それ故、これらの例および実施形態は、すべての点で例示としてのものであり、本発明を制限するものでないと見なすべきである。本発明は本明細書内の詳細な説明に限定されない。

次に図１〜図３を参照すると、これらの図面は、本明細書に定義する工程により形成することができるカールしていない飲料缶の端末閉鎖部材の代替実施形態の前部の正断面図を示す。当業者であれば理解することができるように、本明細書に図示していない他の端末閉鎖部材の形状も、本明細書に記載する本発明により形成することができる。より詳細に説明すると、金属飲料缶の端末閉鎖部材１は、通常、円形シーミング・パネル２と、チャック・ウォール６と、カウンタシンク７と、中央パネル１２と、カウンタシンク７に中央パネル１２を相互に連結している内部パネル・ラジアス１１とにより構成される。さらに、カールしていないシーム高さ１３は、シーミング・パネル２を越えて延長することができる。円形シーミング・パネル２は、さらに、外側のシーミング・パネル・ラジアス３と、シーミング・パネル・ラジアス４と、内側のシーミング・パネル・ラジアス５とにより構成される。シーミング・パネル２は、二重シームまたは当業者であれば周知の他の方法により、容器の首部に相互に連結されるように設計されている。カウンタシンク７は、通常、外部カウンタシンク・パネル・ウォール８と、カウンタシンク・ラジアス９と、内部カウンタシンク・パネル・ウォール１０とにより構成される。ある実施形態の場合には、チャック・ウォール６は、さらに、任意の特定の用途により複数の角度、半径およびアークを含むことができ、当業者であれば理解することができると思うが、本明細書に記載する工程は、任意の特定の端末閉鎖部材の形または形状に制限されない。

次に図３を参照すると、この図は、本明細書に記載するこの方法で形成することができる端末閉鎖部材の他の実施形態を示す。この図面中、「Ａ」は特定の角度を表し、「Ｄ」は特定の直径を表し、「Ｇ」および「Ｈ」は特定の高さを表し、「Ｒ」は特定の半径を表し、「Ｗ」は特定の幅を表す。当業者であれば理解することができると思うが、これらの変数の任意のものを、所与の容器、圧力、使用目的等に特に適する端末閉鎖部材を提供するように修正することができる。

次に図４および図５を参照すると、これらの図面は、本明細書に示す容器の端末閉鎖部材を形成するための従来技術の単動プレスの一実施形態の前部の正断面図である。より詳細に説明すると、図５は、図４の成形工具に対する端末閉鎖部材のカウンタシンクの形状をより詳細に示す前部の正断面図である。図４〜図５に示すように、カールしていない飲料シェル１のシーミング・パネル２は、ダイ・コア・リング頂面３４とノックアウトまたは圧力スリーブ面４３の間の正しい位置に保持され、一方、端末閉鎖部材のチャック・ウォールは、ダイ・コア・リング内壁３６に対向して位置する。端末閉鎖部材の中央パネル１２は、カウンタシンク・パンチ２１とパネル・パンチ２０の間に締付けられる。図５は、ダイ・コア・リング１９、パネル・パンチ２０およびダイ・コア２１の位置を示す端末閉鎖部材１の形状のより詳細な図面である。

次に図６および図７を参照すると、これらの図面は、本明細書に記載し、ＮｇｕｙｅｎおよびＦａｒｌｅｙの米国特許第５，６８５，１８９号に記載されている端末閉鎖部材を形成する従来技術の方法の前部の正断面図である。より詳細に説明すると、この図は、端末閉鎖部材１の位置を示し、矢印で示すように、端末閉鎖部材のシーミング・パネルおよび中央パネルのどこに締付け力が加わるのかを示す。より詳細に説明すると、図５Ｄおよび図５Ｅのこれらの図面の参照番号は、その全文を参照により本明細書に組み込むものとする米国特許第５，６８５，１８９特許内の参照番号と同じものである。

次に図８を参照すると、この図は、さらに、端末閉鎖部材のチャック・ウォール６およびシーミング・パネル・ラジアス５を好ましい位置に保持するために、ダイ・コア・リングに対向して動作可能に位置する内側の圧力スリーブ２４を示す、本明細書に記載する本発明の一実施形態の前部の正断面図である。より詳細に説明すると、内側の圧力スリーブ２４は、チャック・ウォール６およびシーミング・パネル・ラジアス５を支持し、一方、ダイ・コア・リングおよび外側の圧力スリーブ２２は、上方に移動してカウンタシンクを圧縮する。さらに図面に示すように、中央パネル１２は、さらに、カールしていない飲料シェル１のシーミング・パネルと一緒に締め付けられる。

次に図９を参照すると、この図は内側の圧力スリーブのタイミングを示し、また内側の圧力スリーブが上死点から下死点に移動し、上死点に戻る場合の動作ステップも示す。より詳細に説明すると、成形サイクルは、ダイの中心がパネル・パンチに対して材料を締め付けた場合に開始する。次に、内側の圧力スリーブがダイ・コア・リングに対して材料を締め付け、一方、数字３によって特定されて示されるように、圧縮により最終的な形が形成される。

次に図１０を参照すると、この図は、本明細書で説明する本発明の一実施形態の前部の正断面図であり、形成工程終了時のカールしていない飲料シェル１に対する種々の構成要素の位置をより詳細に示す。さらに、この図に示すように、内側の圧力スリーブ２４は、端末閉鎖部材のチャック・ウォールおよびシーミング・パネル・ラジアス５の外面を支持し、その内部のすべての相対的な動きを防止するために、ダイ・コア・リング１９に端末閉鎖部材のチャック・ウォールをしっかりと保持する。カールしていない飲料シェルのカウンタシンク７を圧縮すると、チャック・ウォール６およびシーミング・パネル・ラジアス５の形状を好ましい向きに維持しながら、好ましい幾何形状にすることができる。

次に図１１を参照すると、この図は、本明細書で説明する内側の圧力スリーブの前部の正断面図であり、形成工程中のチャック・ウォールの形状を制御するために、カールしていない飲料シェル１のチャック・ウォール上の圧力が加わる位置を示す。さらに、当業者であれば理解することができるように、内側の圧力スリーブ面の形状は、また、形成工程中のチャック・ウォール６およびシーミング・パネル・ラジアス５の全体の形状を決定する。

次に図１２〜図２３を参照すると、これらの図面は、左側に示す本発明の新しい自由な形成方法と比較した、カールしていない飲料シェルを整形するための図面の右の部分の従来技術の形成工程と比較する本明細書で説明する前部の正断面図である。これらの図に示すように、内側の圧力スリーブ２４のこの使用方法は、自由な形成ができるように端末閉鎖部材のカウンタシンクを同時に圧縮しながら、形成工程中、外面上にチャック・ウォールおよびシーミング・パネル・ラジアス５を支持するために今まで従来技術では使用されたことはなかった。

図１０〜図２３について再度説明すると、各図面は、シームしていない飲料容器の端末閉鎖部材を製造するために必要な種々の構成要素を含む工具組立体を示すための前部の正断面図である。完全なダイは、図に示すように１つのポケットまたは工具組立体、または複数のポケットを含むことができる。その数は、プレスまたはトン数機能よりも材料の幅により制限される。下部の工具構成要素は、通常、切断縁部１７と、絞りリング１８またはダイ・コア・リング１９と、パネル・パンチ２０とを含む。上部工具構成要素は、カウンタシンク・パンチ２１と、打抜きパンチ１６を含むことができ、内側の圧力スリーブ２４を含むことができる。ダイは、通常どおり動作するが、単一のスライドまたはラムを含むプレス内に限定されない。開放位置から開始して、上部工具は、クランク・シャフトおよびスライドに連結された連結ロッドにより駆動されるプレス・スライドに取り付けられたダイ・シューに固定されている。最も一般的なのはアルミニウムである、金属形成材料１４は、下部工具上を移動するが、容器業界で使用される他の周知の金属も使用することができる。

次に下記の図面についてより詳細に説明するが、形成動作の簡単な説明も行う。
図１２：材料１４と接触している打抜きパンチ１６と一緒に下方に移動し、それにより打抜き動作を初期化する上部工具が示されている。

図１３：ブランク金属材料１４が、連続下方運動により、打抜き時に、打抜き中に、または打抜き後に打抜きパンチ面３１および絞りリング面３３の間に締付けられる。締付け力は、ばねによるものであっても、空気圧によるものであってもまたは力を加えるのに使用する他の類似の方法によるものであってもよい。材料は、ダイ・コア・リング３４の頂面上をしっかりと移動する。連続的に下方に移動することにより、金属材料１４は、打抜きパンチ３２の一番内側の直径とダイ・コア・リング３５の一番外側の直径間を移動する。同時に、金属材料１４は、ダイ・コア・リング３４の上面と絞りリング２２の間に締付けられる。絞りリング２２は、材料の流れを制御し、望ましくない歪みを防止するために、形成シーケンス中に金属材料１４に圧力を加える。この場合も、締付け力は、ばね、空気圧、または力を加えるのに使用する他の類似の方法で加えることができる。

図１４〜図１５：連続的に下方に移動することにより、ダイ・コア２１は、材料と接触し、飲料缶端部の内部の形状の成形を開始するために、金属材料１４の絞り工程を開始する。下方への移動中、金属材料１４は、ダイ・コア２１とパネル・パンチ２０の間ならびにダイ・コア・リング１９と内側の圧力スリーブ２４との間で締め付けられる。

図１６：連続的に下方に移動することにより、形成シーケンスは、下死点と呼ばれる最後の下方への移動に至る。シーケンスのこの段階で、シーミング・パネル２およびチャック・ウォール６が実質的に形成される。さらに、最終カウンタシンクの形状７および中心パネルの形状１２を形成するのに使用することができる金属材料１４は、表面３６および３９の間のダイ・コア・リング１９の内径に絞られる。

図１７〜図１８：打抜きパンチ１６、ダイ・コア２１およびパネル・パンチ２０の上方への移動による形成シーケンスが引き続き行われる。このシーケンスは、パネル・パンチ２０が、そのもとの位置、または停止位置とも呼ばれる位置に戻るまで上方に継続的に進み、内側の圧力スリーブ２４による最終カウンタシンクの形状７の自由形成および圧縮が続行され、停止位置までまたは停止位置を越えてダイ・コア・リング１９上に締め付けられる。

シーケンスのこの段階で、カールしていない飲料端部形成が完了するが、完成した容器の飲料端部を除去しなければならない。
図１９〜図２３：全開位置に達するまで形成シーケンスが上方に向けて引き続き行われる。外側の圧力スリーブ２２は、完成しているがまだカールしていない容器の端部を打抜きパンチ１６の一番内部の直径３２からはぎ取る働きをし、シェルが空気または他の類似の方法により排出される。

再度図１２〜図２３を参照すると、比較のために右側に端末閉鎖部材を形成するための従来技術の方法を示し、左側に新しい形成技術を示す。図面のこの順序で示すように、新しい形成工程は、下記の利点、すなわち、
ａ）チャック・ウォールおよびシーミング・パネルの全面的な制御を維持しながら、障害に強い形状を有する端末閉鎖部材を製造することができること、
ｂ）金属の厚さを薄くしないで、異なるチャック・ウォールおよびカウンタシンクの形状を形成することができること、
ｃ）従来技術が種々の位置で金属を薄くしたり鋳造したりするのに、材料を厚くして端末閉鎖部材のカウンタシンクを形成することができること、
ｄ）本発明は他の制御も行うことができるので、攻撃的な形状を有する従来の装置より、閉鎖部材の輪郭をより正確に画定する工具設計ができること、
ｅ）緊密な形状および半径の場合に通常つきものの金属の疲労を起こさないで、より強度の高い材料で閉鎖部材を製造することができること、
ｆ）本発明によるより大きな制御および許容度により、より低い材料ゲージでより強度の高い端末閉鎖部材を作ることができること、
ｇ）製造中および成形プレスからの容器の端末閉鎖部材の除去の際の動作効率が改善されることを含むいくつかの利点を提供する。

好ましい実施形態の種々の代替案を説明するために努力してきたが、当業者であれば他の代替案を容易に思い付くことができるだろう。それ故、本発明の精神またはその中核をなす特徴から逸脱することなしに、他の特定の形で実施することができることを理解されたい。それ故、これらの例および実施形態は、すべての点で例示としてのものであり、本発明を制限するものでないと見なすべきである。本発明は本明細書内の詳細な説明に限定されない。

典型的な飲料容器の端末閉鎖部材の前部の正断面図。 飲料容器の端末閉鎖部材の他の実施形態の前部の正断面図。 飲料容器の端末閉鎖部材の他の実施形態の前部の正断面図。 従来技術の単動成形プレス内で形成中の端末閉鎖部材の前部の正断面図。 カウンタシンク形成中の図４の端末閉鎖部材のカウンタシンクの前部の正断面図。 米国特許第５，６８５，１８９号に開示されている端末閉鎖部材を形成するために使用する従来技術の装置の前部の正断面図。 図６に示す、さらにチャック・ウォールの動きを識別する従来技術の装置の前部の正断面図。 本発明の、チャック・ウォールに対向して位置する内側の圧力スリーブ、およびカウンタシンク形成中に端末閉鎖部材に加わる力を識別する一実施形態の前部の正断面図。 内側の圧力スリーブが上死点から下死点に移動し、上死点に戻る場合の内側の圧力スリーブのタイミングおよび成形サイクルを示す図面。 端末閉鎖部材の形成中の、およびチャック・ウォールおよび内側のシーミング・パネル・ラジアスの一部を支持する圧力スリーブを識別中の本発明の一実施形態の前部の正断面図。 内側の圧力スリーブの一実施形態を示す前部の正断面図。 形成工程中の図面の右の部分の従来技術の形成装置と、図面の左側の本発明の１つの新しい実施形態とを比較している前部の正断面図。 形成工程中の図面の右の部分の従来技術の形成装置と、図面の左側の本発明の１つの新しい実施形態とを比較している前部の正断面図。 形成工程中の図面の右の部分の従来技術の形成装置と、図面の左側の本発明の１つの新しい実施形態とを比較している前部の正断面図。 形成工程中の図面の右の部分の従来技術の形成装置と、図面の左側の本発明の１つの新しい実施形態とを比較している前部の正断面図。 形成工程中の図面の右の部分の従来技術の形成装置と、図面の左側の本発明の１つの新しい実施形態とを比較している前部の正断面図。 形成工程中の図面の右の部分の従来技術の形成装置と、図面の左の部分の本発明の１つの新しい実施形態とを比較している前部の正断面図。 形成工程中の図面の右の部分の従来技術の形成装置と、図面の左側の本発明の１つの新しい実施形態とを比較している前部の正断面図。 形成工程中の図面の右の部分の従来技術の形成装置と、図面の左側の本発明の１つの新しい実施形態とを比較している前部の正断面図。 形成工程中の図面の右の部分の従来技術の形成装置と、図面の左側の本発明の１つの新しい実施形態とを比較している前部の正断面図。 形成工程中の図面の右の部分の従来技術の形成装置と、図面の左側の本発明の１つの新しい実施形態とを比較している前部の正断面図。 形成工程中の図面の右の部分の従来技術の形成装置と、図面の左側の本発明の１つの新しい実施形態とを比較している前部の正断面図。 形成工程中の図面の右の部分の従来技術の形成装置と、図面の左側の本発明の１つの新しい実施形態とを比較している前部の正断面図。

符号の説明

１…シームしていない飲料端末閉鎖部材、２…シーミング・パネル、３…外側のシーミング・パネル・ラジアス、４…シーミング・パネル・ラジアス、５…内側のシーミング・パネル、６…チャック・ウォール、７…カウンタシンク、８…カウンタシンク外部パネル・ウォール、９…カウンタシンク内部パネル・ウォール下部、１０…カウンタシンク内部パネル・ウォール、１１…中央パネル・ラジアス、１２…中央パネル、１３…カールしていないシーム高さ、１４…金属材料、１５…停止位置のダイ構造、１６…ブランク・パンチ、１７…切断縁部、１８…絞りリング、１９…ダイ・コア・リング、２０…パネル・パンチ、２１…カウンタシンク・パンチ、２２…外側の圧力スリーブ、２３…再絞りダイ、２４…内側の圧力スリーブ、２５…内部パネル・ウォール下端部、２６…カップ・ラジアス、２７…第１のカウンタシンク・ラジアス、２８…第２のカウンタシンク・ラジアス、２９…第３のカウンタシンク・ラジアス、３０…カップ底部、３１…ブランク・パンチ面、３２…ブランク・パンチ内径、３３…絞りリング面、３４…ダイ・コア・リング頂面、３５…ダイ・コア・リング外径、３６…ダイ・コア・リング内壁、３７…パネル・パンチ面、３８…パネル・パンチ外壁、３９…パネル・パンチ・ラジアス、４０…パネル・パンチ・コア角度、４１…ダイ・コア・ラジアス、４２…ダイ・コア面、４３…ノックアウト面。

Claims (22)

1. 容器の首部に相互に連結される金属容器の端末閉鎖部材に所定の形状を形成するための方法であって、
   成形プレス内に金属端末閉鎖部材ブランクを位置させるステップと、
   第１の工具と第２の工具の間でシーミング・パネルの少なくとも一部上に締付け力を加えるステップと、
   前記第１の工具および前記第２の工具内で中央パネルの動きを実質的に防止するために、第３の工具と第４の工具の間で前記中央パネルの少なくとも一部上に締付け力を加えるステップと、
   内面および外面の両方の上にチャック・ウォールおよび内側のシーミング・パネル・ラジアスの少なくとも一部を支持して、前記チャック・ウォールおよびシーミング・パネル・ラジアスの少なくとも一部の動きを実質的に防止するステップと、
   前記第３の工具と前記第４の工具のうちの少なくとも一方で前記カウンタシンクの第１の部分を支持するステップであって、前記カウンタシンクの他の部分を支持しない状態に維持しながら、前記カウンタシンクの第１の部分を支持するステップと、
   前記チャック・ウォールを好ましい位置に保持しながら、前記カウンタシンク上に圧縮力を加えるステップであって、前記端末閉鎖部材が所定の形状に形成されるステップとを含む方法。
2. 前記端末閉鎖部材のカウンタシンク材料が、前記端末閉鎖部材の形成中に実質的に同じ厚さを維持する請求項１に記載の方法。
3. 前記カウンタシンクの支持されていない部分の形が、前記形成工程中に変化する請求項１に記載の方法。
4. 前記第１の工具が圧力スリーブを備え、前記第２の工具がダイ・コア・リングを備える請求項１に記載の方法。
5. 前記チャック・ウォールが、ダイ・コア・リングにより前記内面上に支持され、圧力スリーブにより外面上に支持される請求項１に記載の方法。
6. 前記第３の工具がカウンタシンク・パンチを備え、前記第４の工具がパネル・パンチを備える請求項２に記載の方法。
7. 前記内側の圧力スリーブが、上死点の位置から下死点に移動する場合に、前記カウンタシンクが圧縮される請求項１に記載の方法。
8. 前記端末閉鎖部材のチャック・ウォールが、圧力スリーブにより外面上に支持される請求項１に記載の方法。
9. 前記圧力スリーブが、前記形成工程中に、チャック・ウォールの形状を画定するために明確な形状を有する請求項８に記載の方法。
10. 前記シーミング・パネルの一部上に締付け力を加えるステップが、前記第１の工具と前記第２の工具の間を圧縮する請求項１に記載の方法。
11. 容器に相互に連結される飲料端末閉鎖部材を形成するために、金属材料に好ましい形状を形成するための装置であって、
    前記金属材料のシーミング・パネルの一部上に締付け力を加える第２の工具に対向して位置する第１の工具と、
    前記金属材料の中央パネルの部分上に締付け力を加える第４の工具に対向して位置する第３の工具と、
    前記第１の工具と前記第３の工具の間に配置され、前記金属材料のチャック・ウォールの少なくとも一部を支持する第５の工具とを備え、
    前記容器の端末閉鎖部材内のカウンタシンクの一部を支持されていない状態に維持しながら、少なくとも前記第５の工具および前記第１および第２の工具の間で往復運動を行い、前記カウンタシンク内に好ましい形状が形成され、それにより前記カウンタシンクの材料の厚さの低減を実質的に回避する装置。
12. 前記第１の工具が外側の圧力スリーブを備える請求項１１に記載の装置。
13. 前記第２の工具がダイ・コア・リングを備える請求項１１に記載の装置。
14. 前記第３の工具がカウンタシンク・パンチを備える請求項１１に記載の装置。
15. 前記第４の工具がパネル・パンチを備える請求項１１に記載の装置。
16. 前記第５の工具が内側の圧力スリーブを備える請求項１１に記載の装置。
17. 製造中に金属材料の一部を保持し、前記ダイ・コア・リングおよび外側の圧力スリーブに隣接して配置されるブランク・パンチおよび絞りリングをさらに備える請求項１１に記載の装置。
18. 容器の首部に相互に連結される金属端末閉鎖部材を形成するための方法であって、
    金属材料の第１の部分を保持するための第１の締付け手段と、
    前記金属材料の第２の部分を保持するための第２の締付け手段であって、前記金属材料の前記第２の部分が前記第１の部分の内部に配置される第２の締付け手段と、
    前記第１の締付け手段と前記第２の締付け手段との間に配置され、前記金属材料と動作可能に係合している係合面を有する圧力スリーブであって、空隙が前記第１の締付け手段、前記第２の締付け手段および前記圧力スリーブの間に位置する圧力スリーブとを備え、
    前記第１の締付け手段および前記第２の締付け手段の少なくとも一部が、前記圧力スリーブに対して移動し、前記金属材料の一部が前記圧力スリーブと前記第１の締付け手段の間に保持されている間に、好ましい金属の形状が前記空隙内に圧縮により形成される方法。
19. 前記第１の締付け手段が、ダイ・コア・リングに対向して配置される外側の圧力スリーブを備える請求項１８に記載の方法。
20. 前記第２の締付け手段が、パネル・パンチに対向して位置するカウンタシンク・パンチを備える請求項１８に記載の方法。
21. 前記空隙内の前記好ましい金属の形状が、前記金属端末閉鎖部材内にカウンタシンクを有する請求項１８に記載の方法。
22. 前記金属材料の一部を締付け、それぞれ前記外側の圧力スリーブおよびダイ・コア・リングに隣接して配置されるブランク・パンチおよび絞りリングをさらに備える請求項１９に記載の方法。

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