JP2008506137A - 色補正フィルム及び色補正−近赤外線吸収複合化フィルム、及び前記フィルムを含んでなるプラズマディスプレイパネルフィルタ - Google Patents

色補正フィルム及び色補正−近赤外線吸収複合化フィルム、及び前記フィルムを含んでなるプラズマディスプレイパネルフィルタ Download PDF

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Abstract

本発明は、下記化学式(1)で表示されるシアニン系色素を含むプラズマディスプレイパネルフィルタ用の色補正フィルム及び色補正−近赤外線吸収複合化フィルム、及び前記フィルムを含んでなるディスプレイパネルフィルタに関する。
Figure 2008506137

前記式で、R1ないしR4及びAは、明細書で定義された通りである。本発明による色補正フィルム及び色補正−近赤外線吸収複合化フィルムは、560〜600nm範囲の波長で選択的に光吸収機能に優れ、フィルムの耐久性が向上し、またPDP映像のコントラスト及び色再現性を向上させうる。

Description

本発明は、下記化学式(1)で表示されるシアニン系色素を含むプラズマディスプレイパネル(PDP:Plasma Display Panel)フィルタ用色補正フィルム及び色補正−近赤外線吸収複合化フィルム、及び前記フィルムを含んでなるPDPフィルタに関する。
Figure 2008506137
前記式で、R1ないしR4及びAは、下記で定義された通りである。
PDPフィルタは、PDPパネルから出る特有のオレンジスペクトルによるレッドスペクトルの純度低下を補正し、リモコン機器の誤作動を起こす近赤外線と人体に有害な電磁波とを遮蔽する役割を担う。このような役割を担うために、PDPフィルタは、反射防止層、色純度を補正する色補正層、近赤外線吸収層、電磁波遮蔽層など、それぞれの機能を有する層からなる。このようなそれぞれの機能を有する層は、一般的に、フィルム状になっており、粘着剤を使用してそれぞれの層を積層する方法が一般的に使われている。
特に、色補正フィルムにおいては、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の三原色を補正する色素以外に、ネオン−カット色素の特性が非常に重要視される。ネオン−カット色素は、PDPパネルからネオン原子が励起された後に、基底状態に戻る時に発生する590nm特有のオレンジスペクトルを遮断するために、560〜600nmで最大吸収波長を有するためには、吸収バンドの半値幅が50nm以下でなければならない。また、透明基材にコーティングする方式でフィルムを製造する場合には、ネオン−カット色素が有機溶媒に対する溶解性に優れていなければならず、それと同時にフィルムを製造した後に熱的耐久性に優れていなければならない。また、ネオン−カット色素を近赤外線吸収色素と共に基材上にコーティングして、色補正機能と近赤外線吸収機能とを同時に有する複合化フィルムを製造する場合には、色素間の互換性に優れていなければならない。
しかし、従来の方法で製造されたネオン−カット色素は、最大吸収波長及び半値幅がブロードでネオン発光によるオレンジスペクトルの遮断が不十分であるか、または蛍光を放出させてPDP映像のコントラスト及び色再現性を低下させ、また製造されたフィルムの熱的耐久性を満足させていない。
例えば、特許文献1及び2では、吸収波長を満足させるために複数段階の合成によって製造される非対称シアニン系色素を紹介しているが、熱的耐久性に対する評価はなされなかった。また、熱的耐久性を満足させるために、金属錯体を形成させることもあるが(特許文献3)、これも化学構造上複数段階の合成段階を経ねばならないので、製造コストが上がり、またモル吸光係数が低いため、所望のカッティング効率を得るためには、他の色素に比べて多量に添加せねばならない。
US2003/0165640号明細書 JP2004−99711号公報 JP2003−36033号公報
前記のような問題点を解決するために、本発明者が研究を持続した結果、化学式(1)で表示されるピロール誘導体を含むシアニン系色素を利用して色補正フィルム及び色補正−近赤外線吸収複合化フィルムを製造すれば、選択波長で十分な吸収機能を有し、PDP映像のコントラスト向上及び色再現性を向上させ、フィルムの熱的耐久性を向上させうるという事実を発見して本発明を完成した。
本発明が解決しようとする目的は、化学式(1)で表示されるシアニン系色素を含むPDPフィルタ用の色補正フィルム及び色補正−近赤外線吸収複合化フィルム、及び前記フィルムを含んでなるPDPフィルタを提供することである。
以下、本発明について詳細に説明すれば、次の通りである。
本発明は、下記化学式(1)で表現されるピロール誘導体を含むシアニン系色素を含むPDPフィルタ用の色補正フィルムに関する。
Figure 2008506137
前記式で、−A−は、共役二重結合を形成する炭素数が奇数である基、例えば、下記のいずれかを表す。
Figure 2008506137
Figure 2008506137
Figure 2008506137
式中、R1は、水素原子、置換基を有しうるアルキル基、置換基を有しうるアリール基、置換基を有しうるアリールアルキル基、置換基を有しうるアルコキシ基、置換基を有しうるアリールオキシ基、または置換基を有しうるアルコキシカルボニル基であり、R2〜R4は、それぞれ独立に水素原子、置換基を有しうるアルキル基、置換基を有しうるアルケニル基、置換基を有しうるアルコキシカルボニル基、置換基を有しうるフェニル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、アミノ基、スルホン酸基、スルホニル基またはカルボキシル基であり、R5及びR6は、それぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換基を有しうるアリール基、ジフェニルアミノ基または置換基を有しうるアルキル基であり、Y及びZは水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換基を有しうる炭素数1〜8のアルキル基、または炭素数6〜30のアリール基であり、Xは、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、及びフッ化物イオンのようなハロゲン化物イオン;過塩素酸イオン、過臭素酸イオン及び過ヨウ素酸イオンのような過ハロゲン酸イオン;四フッ化ホウ酸イオン、六フッ化アンチモン酸イオン及び六フッ化リン酸イオンのようなフルオロ錯イオン;メチル硫酸イオン及びエチル硫酸イオンのようなアルキル硫酸イオン;p−トルエンスルホン酸イオン及びp−クロロベンゼンスルホン酸イオンのようなスルホン酸イオンである。
前記R1の置換体の定義のうち、置換基を有しうるアルキル基は、炭素数1ないし20の直鎖または分枝鎖の炭化水素基を意味し、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、t−ペンチル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、へキシル、シクロへキシル、イソへキシル、5−メチルへキシル、2−シクロへキシルエチル、ヘプチル、イソヘプチル、オクチル、イソオクチル、3−オクチル、2−エチルへキシル、ノニル、イソノニル、デシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、へキサデシル、へプタデシル、オクタデシルなどが挙げられる。
置換基を有しうるアリール基は、炭素数6ないし30のアリール基を意味し、例えば、フェニル、ナフチル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、4−ビニルフェニル、3−イソプロピルフェニル、4−イソプロピルフェニル、イソブチルフェニル、4−ブチルフェニル、4−へキシルフェニル、4−シクロへキシルフェニル、4−オクチルフェニル、4−(2−エチルへキシル)フェニル、4−オクタデシルフェニル、2,3−ジメチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,5−ジメチルフェニル、シクロへキシルフェニルなどが挙げられる。
また、置換基を有しうるアリールアルキル基は、炭素数7ないし20のアリールアルキル基であって、具体的な例として、ベンジル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、フェネチル、スチリル、シンナミルなどが挙げられる。
また、置換基を有しうるアルコキシ基中のアルキルは、前記定義されたアルキル基と同一であり、前記アルコキシ基の例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシなどが挙げられる。さらに、置換基を有しうるアリールオキシ中のアリールは、やはり前記定義されたアリール基と同一であり、具体的な例として、ベンジルオキシ、フェノキシ、ベンゾイルオキシなどが挙げられる。
置換基を有しうるアルコキシカルボニル基のアルキルは、前記定義されたアルキルと同一であり、前記アルコキシカルボニル基の具体的な例としては、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニルなどが挙げられる。
前記R2〜R4の置換体の定義のうち、置換基を有しうるアルキル基は、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖の炭化水素基を意味し、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、t−ブチル基などが挙げられる。
また、置換基を有しうるアルケニル基は、炭素数が2〜6であることが望ましく、例えば、ビニル基、アリール基、3−ブテン−1−イル基などが挙げられる。
置換基を有しうるアルコキシカルボニル基は、前記R1でのアルコキシカルボニルと同一であり、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニルなどが挙げられる。
また、置換基を有しうるフェニル基は、前記R1で言及されたアルキル、アルコキシ、またはハロゲンが置換されたフェニル基を意味する。
さらに、R5及びR6の置換体のうち、置換基を有しうるアリール基及び置換基を有しうるアルキル基は、前記R1の置換体と定義されたものと同じ意味を有する。
Y及びZの置換体のうち、置換基を有しうる炭素数1〜8のアルキル基及び炭素数6〜30のアリール基の具体的な例としては、前記R1と定義されたものが挙げられる。
前記化学式(1)のシアニン系色素は、ピロール誘導体を含み、炭素数が奇数である共役二重結合によって対称的に連結された構造を有する。共役二重結合を形成する炭素数は、奇数であることが本発明の目的に適し、望ましくは、1個、3個、または5個の炭素によって共役二重結合が形成されうる。
本発明はまた、前記化学式(1)のシアニン系色素及び近赤外線吸収色素を含んでなる色補正−近赤外線吸収複合化フィルムに関する。
溶解性及び互換性に優れる前記化学式(1)のシアニン系色素を近赤外線吸収色素と混合してフィルムを製造すれば、色補正機能と近赤外線吸収機能とを同時に満足させて、工程の単純化及び製造コストの低減を実現できる。
本発明の色補正フィルム及び色補正−近赤外線吸収複合化フィルムに適用される前記化学式(1)の化合物において、望ましくは、−A−は、下記のいずれかである。
Figure 2008506137
Figure 2008506137
式中、Y及びZが水素原子であり、R1が水素原子であり、R2ないしR4がそれぞれ独立に置換基を有しうるアルキル基または置換基を有しうるアルキルカルボニル基であり、R5及びR6が水素原子であり、Xが過ハロゲン酸イオンまたはアルキル硫酸イオンであるシアニン系色素が本発明の目的に適し、さらに望ましくは、化学式(1)の化合物のうち、下記化学式(8)ないし(11)の化合物が特に本発明の目的に適している。
Figure 2008506137
Figure 2008506137
Figure 2008506137
Figure 2008506137
本発明で使用可能な近赤外線吸収色素としては、ジイモニウム塩系、フタロシアニン系、ナフタロシアニン系、及び金属錯体系の色素からなる群から1種以上が選択されうる。
具体的には、本発明で使用可能な近赤外線吸収色素として、下記化学式(12)で表示されるジイモニウム系色素、化学式(13)で表示されるフタロシアニン系色素、化学式(14)で表示されるナフタロシアニン系色素、化学式(15)及び化学式(16)で表示される金属−錯体系色素からなる群から選択される1種以上のものを使用できる。
Figure 2008506137
前記化学式(12)で、R1〜R12は、それぞれ独立に水素、炭素数1〜16の置換または無置換アルキル基、または炭素数6〜30の置換または無置換のアリール基であり;
Figure 2008506137
Figure 2008506137
前記化学式(13)及び(14)で、前記Rは、それぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のアリールオキシ基、置換または無置換の窒素原子を一つ以上有する五員環であり、前記置換基は、ハロゲン原子、アルキルチオ基、炭素数1〜5のアルコキシ基、炭素数6〜10のアリールオキシ基、または炭素数1〜16のアルキルアミノ基であり、Mは、2個の水素原子、2価の金属原子、3価または4価の置換金属原子及びオキシ金属のうち何れか一つを表す。
Figure 2008506137
前記化学式(15)で、R1〜R4は、それぞれ独立に水素、シアノ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、フルオロアルキル基、アシル基、カルバモイル基、アルキルアミノカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、または置換または無置換のアリール基、置換または無置換のナフチル基であり、前記置換基は、ハロゲン原子、アルキルチオ基、炭素数1〜5のアルコキシ基、炭素数6〜10のアリールオキシ基、または炭素数1〜16のアルキルアミノ基であり、Mは、ニッケル、プラチナム、パラジウムまたは銅である。
Figure 2008506137
前記化学式(16)で、A1〜A8は、それぞれ独立に水素、ハロゲン元素、ニトロ基、シアノ基、チオシアネート基、シアネート基、アシル基、カルバモイル基、アルキルアミノカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のアリールオキシ基、置換または無置換のアルキルチオ基、置換または無置換のアリールチオ基、置換または無置換のアルキルアミノ基、置換または無置換のアリールアミノ基、置換または無置換のアルキルカルボニルアミノ基、または置換または無置換のアリールカルボニルアミノ基であり、前記で置換基は、ハロゲン原子、炭素数1〜5のアルコキシ基、炭素数6〜10のアリールオキシ基または炭素数1〜16のアルキルアミノ基であり;Y1及びY2は、それぞれ独立に酸素または硫黄であり;Xは、4級アンモニウム基、または4級ホスホニウム基を表し;Mは、ニッケル、プラチナム、パラジウムまたは銅である。
前記化学式(1)のジイモニウム陽イオンは、有機酸1価または2価陰イオンないし無機酸1価または2価陰イオンと結合してジイモニウム系色素を形成できる。
有機酸1価陰イオンは、有機カルボン酸イオン、例えば、酢酸イオン、乳酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、プロピオン酸イオン、安息香酸イオン、シュウ酸イオン、コハク酸イオン及びステアリン酸イオン;有機スルホン酸イオン、例えば、メタンスルホン酸イオン、トルエンスルホン酸イオン、ナフタレンモノスルホン酸イオン、クロロベンゼンスルホン酸イオン、ニトロベンゼンスルホン酸イオン、ドデシルベンゼンスルホン酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオン、エタンスルホン酸イオン及びトリフルオロメタンスルホン酸イオン;及び有機ホウ酸イオン、例えば、テトラフェニルホウ酸イオン及びブチルトリフェニルホウ酸イオンが望ましい。
また、有機酸2価陰イオンとしては、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、ナフタレン−1,6−ジスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸誘導体などが使用できる。
一方、無機酸1価陰イオンとしては、ハロゲン化物イオン、例えば、フッ化物イオン、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、チオシアン酸イオン、へキサフルオロアンチモン酸イオン、過塩素酸イオン、過ヨウ素酸イオン、硝酸イオン、テトラフルオロホウ酸イオン、へキサフルオロリン酸イオン、モリブデン酸イオン、タングステン酸イオン、チタン酸イオン、バナジン酸イオン、リン酸イオンまたはホウ酸イオンなどを使用できる。
本発明の色補正フィルムは、前記化学式(1)のシアニン系色素とバインダー樹脂とを有機溶媒に溶解させて配合してコーティング液を製造した後、このコーティング液を透明基材上に1〜20μmの厚さにコーティングして製造する。
前記バインダー樹脂としては、ポリアクリル系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリカーボネート系、ポリアミド系、ポリスチレン系、ポリアクリロニトリル系及びこれらの共重合体を使用できる。前記有機溶媒としては、トルエン、キシレン、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、エチルアセト酸、ジメチルホルムアミド、アセトン、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトンを使用できる。
本発明の色補正フィルムは、560〜600nmで最大透過率を有しつつ、すなわち、前記範囲で選択的にPDPパネルで発光するネオン光を遮断する機能を有し、それと同時に半値幅が50nm以下である。また、本発明の色補正フィルムは、高温及び高温多湿、さらに具体的に、80℃で500時間に亘る高温テスト前後、及び60℃の相対湿度90%で500時間高温多湿テスト前後の、可視領域で、特に500〜650nmで透過率の差が5%未満の優秀な耐久性を示す。
前記色素と近赤外線吸収色素とを含んでなる色補正−近赤外線吸収複合化フィルムは、前記の色補正フィルムと同一に製造する。このように製造されたフィルムは、560〜600nmの付近に発生するネオン光を効率的に遮断しつつ、近赤外線領域である800〜1200nm領域、特に850〜1100nm領域で20%以下に遮断する近赤外線吸収機能を同時に満足させる。
さらに、本発明は、前述したPDPフィルタ用色補正フィルム、または色補正−近赤外線吸収複合化フィルムを含むPDPフィルタに関する。
前記PDPフィルタは、反射防止フィルム(ARフィルム)、前述した色補正フィルム、または色補正及び近赤外線吸収機能を同時に有する複合化フィルム、電磁波遮蔽フィルム(EMIフィルム)などを積層してなる。
本発明による色補正フィルムの製造方法、色補正−近赤外線吸収複合化フィルムの製造方法及びそれぞれの物性評価(耐久性)は、下記の通りである。
<色補正フィルムの製造方法>
1.コーティング液の製造:PMMA(ポリメチルメタクリレート)30gをメチルエチルケトン(MEK)70gに溶かしたバインダー樹脂溶液100gに化学式(8)ないし化学式(11)のうち何れか一つのシアニン系色素を混合してコーティング液を製造する。
2.コーティング:前記コーティング液を透明基材フィルムの面に所望の厚さ(例えば、15μm)にコーティングし、120℃で5分間乾燥して色補正フィルムを製造する。
<色補正−近赤外線吸収複合化フィルムの製造方法>
1.コーティング液の製造:PMMAまたはSAN 30gをメチルエチルケトン(MEK)70gに溶かしたバインダー樹脂溶液100gに化学式(8)ないし(11)のうち何れか一つのシアニン系色素、第1近赤外線吸収色素、第2近赤外線吸収色素及び色補正色素を混合して多機能複合化フィルムを製造するためのコーティング液を製造する。
2.コーティング:前記コーティング液を透明記載フィルムの面に所望の厚さ(例えば、15μm)にコーティングし、120℃で5分間乾燥して色補正−近赤外線吸収複合化フィルムを製造する。
以下、下記の実施例を通じて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の範囲が下記の実施例によって限定されるものではない。
(実施例1)
PMMA 30gをメチルエチルケトン(MEK)70gに溶かしたバインダー樹脂溶液100gに化学式(8)の化合物0.025gを30分間配合した後、透明PETフィルムにウェット厚さ90μmのバーコーティングでフィルムを製造した。120℃で5分間乾燥した。最終的に製造された色補正フィルムの厚さは、15μmであった。製造された色補正フィルムは、584nmで最大吸収を示した。高温(80℃)及び高温多湿(60℃、相対湿度90%)条件の下に500時間保管した後に透過率を測定したところ、テスト前後にフィルムの584nmでの透過率の変化が1.3%以下であった。その結果を図1及び図2に示した。
(実施例2)
PMMA 30gをメチルエチルケトン(MEK)70gに溶かしたバインダー樹脂溶液100gに化学式(10)の化合物0.025gを30分間配合した後、透明PETフィルムにウェット厚さ90μmのバーコーティングでフィルムを製造した。120℃で5分間乾燥した。最終的に製造された色補正フィルムの厚さは、15μmであった。製造された色補正フィルムは、588nmで最大吸収を示した。高温(80℃)及び高温多湿(60℃、相対湿度90%)条件の下に500時間保管した後に透過率を測定したところ、テスト前後にフィルムの588nmでの透過率の変化が1.9%以下であった。その結果をそれぞれ図3及び図4に示した
(実施例3)
PMMA 30gをメチルエチルケトン(MEK)70gに溶かしたバインダー樹脂溶液100gに化学式(11)の化合物0.04gを30分間配合した後、透明PETフィルムにウェット厚さ90μmのバーコーティングでフィルムを製造した。120℃で5分間乾燥した。最終的に製造された色補正フィルムの厚さは、15μmであった。製造された色補正フィルムは、590nmで最大吸収を示した。高温(80℃)及び高温多湿(60℃、相対湿度90%)条件の下に500時間保管した後に透過率を測定したところ、テスト前後にフィルムの590nmでの透過率の変化が1.0%以下であった。その結果をそれぞれ図5及び図6に示した。
(実施例4)
PMMA 30gをメチルエチルケトン(MEK)70gに溶かしたバインダー樹脂溶液100gに化学式(10)のシアニン系色素0.025g及びジイモニウム系近赤外線吸収染料(製造社:Japan Carlit、製造名:CIR1081)を0.4g、フタロシアニン系近赤外線吸収染料(製造社:日本触媒、製造名:IR12)を0.22gずつそれぞれ溶解させ、透明PETフィルムにウェット厚さ90μmのバーコーティングでフィルムを製造した。前記フィルムを乾燥温度120℃で5分間乾燥した。最終的に製造された色補正−近赤外線複合化フィルムの厚さは、17μmであった。製造された色補正−近赤外線複合化フィルムは、可視領域では588nmで最大吸収を示しつつ、近赤外線領域で、特に850nm、950nmで8.8%、4.7%の透過率を示した。色補正−近赤外線複合化フィルムを高温(80℃)及び高温多湿(60℃、相対湿度90%)条件の下に500時間保管した後に透過率を測定したところ、テスト前後の透過率の変化が可視領域である430〜700nmで2.2%以下であり、近赤外領域である850nm及び950nmでそれぞれ0.2%、0.8%以下であった。その結果をそれぞれ図7(表1)及び図8(表2)に示した。
Figure 2008506137
Figure 2008506137
(実施例5)
PMMA 30gをメチルエチルケトン(MEK)70gに溶かしたバインダー樹脂溶液100gに化学式(11)のシアニン系色素0.04g及びジイモニウム系近赤外線吸収染料(製造社:Japan Carlit、製造名:CIR1085)を0.47g、フタロシアニン系近赤外線吸収染料(製造社:日本触媒、製造名:IR12)を0.017gずつそれぞれ溶解させ、透明PETフィルムにウェット厚さ90μmのバーコーティングでフィルムを製造した。前記フィルムは、乾燥温度120℃で5分間乾燥した。最終的に製造された色補正−近赤外線複合化フィルムの厚さは、17μmであった。製造された色補正−近赤外線複合化フィルムは、可視領域では、589nmで最大吸収を示しつつ、近赤外線領域で、特に850nm、950nmで13.3%、5.7%の透過率を示した。色補正−近赤外線吸収複合化フィルムを高温(80℃)及び高温多湿(60℃、相対湿度90%)条件の下に500時間保管した後に透過率を測定したところ、テスト前後の透過率変化が可視領域である430〜700nmで3%以下であり、近赤外領域である850nm及び950nmでそれぞれ0.2%、1.3%以下であった。その結果をそれぞれ図9(表3)及び図10(表4)に示した。
Figure 2008506137
Figure 2008506137
(実施例6)
SAN 30gをメチルエチルケトン(MEK)70gに溶かしたバインダー樹脂溶液100gに化学式(10)のシアニン系色素0.051g及びジイモニウム系近赤外線吸収染料(製造社:Japan Carlit、製造名:CIR1081)を0.54g、フタロシアニン系近赤外線吸収染料(製造社:日本触媒、製造名:IR12)を0.32、色補正染料をそれぞれ溶解させ、透明PETフィルムにウェット厚さ90μmのバーコーティングでフィルムを製造した。前記フィルムを乾燥温度120℃で5分間乾燥した。最終的に製造された色補正−近赤外線複合化フィルムの厚さは、15μmであった。製造された色補正−近赤外線複合化フィルムは、可視領域では、591nmで最大吸収を示しつつ、近赤外線領域で、特に850nm、950nmで15.2%、7.2%の透過率を示した。色補正−近赤外線複合化フィルムを高温(80℃)及び高温多湿(60℃、相対湿度90%)条件の下に500時間保管した後に透過率を測定したところ、テスト前後の透過率の変化が可視領域である430〜700nmで1.0%以下であり、近赤外領域である850nm及び950nmでそれぞれ0.4%、0.3%以下であった。その結果をそれぞれ図11(表5)及び図12(表6)に示した。
Figure 2008506137
Figure 2008506137
(実施例7)
SAN 30gをメチルエチルケトン(MEK)70gに溶かしたバインダー樹脂溶液100gに化学式(11)のシアニン系色素0.04g及びジイモニウム系近赤外線吸収染料(製造社:Japan Carlit、製造名:CIR1081)を0.54g、フタロシアニン系近赤外線吸収染料(製造社:日本触媒、製造名:IR12)を0.32gずつそれぞれ溶解させ、透明PETフィルムにウェット厚さ90μmのバーコーティングでフィルムを製造した。前記フィルムは、乾燥温度120℃で5分間乾燥した。最終的に製造された色補正−近赤外線複合化フィルムの厚さは、14μmであった。製造された色補正−近赤外線複合化フィルムは、可視領域では、591nmで最大吸収を示しつつ、近赤外線領域で、特に850nm、950nmで15.2%、7.2%の透過率を示した。色補正−近赤外線吸収複合化フィルムを高温(80℃)及び高温多湿(60℃、相対湿度90%)条件の下に500時間保管した後に透過率を測定したところ、テスト前後の透過率の変化が可視領域である430〜700nmで1.0%以下であり、近赤外領域である850nm及び950nmでそれぞれ0.8%、0.6%以下であった。その結果をそれぞれ図13(表7)及び図14(表8)に示した。
Figure 2008506137
Figure 2008506137
以上、記載された具体例を中心に本発明が詳細に説明されたが、これは、例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これから多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるということが分かる。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって決定されねばならない。
本発明の色補正フィルムは、560〜600nmで最大透過率を有すると共に、半値幅が50nm以下である。前記色補正フィルムは、PDPパネルから出る特有のオレンジスペクトルによるレッドスペクトルの純度低下を補正し、高温及び高温多湿条件での透過率の変化が少ないので、耐久性に優れ、かつ溶解性及び互換性に優れて、近赤外線吸収色素と共に560〜600nm付近のネオンピークを効率的に遮断する色補正機能と、近赤外線領域である800〜1200nm領域、特に850〜1100nm領域で20%以下に遮断する近赤外線吸収機能とを同時に満足させる複合化フィルムの製造にも有利であり、工程の単純化及び製造コストの低減が可能である。
本発明の実施例1で製造した色補正フィルムの80℃での500時間高温テスト前後の透過率を示す図面である。 本発明の実施例1で製造した色補正フィルムの60℃、相対湿度90%での500時間高温多湿テスト前後の透過率を示す図面である。 本発明の実施例2で製造した色補正フィルムの80℃での500時間高温テスト前後の透過率を示す図面である。 本発明の実施例2で製造した色補正フィルムの60℃、相対湿度90%での500時間高温多湿テスト前後の透過率を示す図面である。 本発明の実施例3で製造した色補正フィルムの80℃での500時間高温テスト前後の透過率を示す図面である。 本発明の実施例3で製造した色補正フィルムの60℃、相対湿度90%での500時間高温多湿テスト前後の透過率を示す図面である。 本発明の実施例4で製造した色補正−近赤外線吸収複合化フィルムの80℃での500時間高温テスト前後の透過率を示す図面である。 本発明の実施例4で製造した色補正−近赤外線吸収複合化フィルムの60℃、相対湿度90%での500時間高温多湿テスト前後の透過率を示す図面である。 本発明の実施例5で製造した色補正−近赤外線吸収複合化フィルムの80℃での500時間高温テスト前後の透過率を示す図面である。 本発明の実施例5で製造した色補正−近赤外線吸収複合化フィルムの60℃、相対湿度90%での500時間高温多湿テスト前後の透過率を示す図面である。 本発明の実施例6で製造した色補正−近赤外線吸収複合化フィルムの80℃での500時間高温テスト前後の透過率を示す図面である。 本発明の実施例6で製造した色補正−近赤外線吸収複合化フィルムの60℃、相対湿度90%での500時間高温多湿テスト前後の透過率を示す図面である。 本発明の実施例7で製造した色補正−近赤外線吸収複合化フィルムの80℃での500時間高温テスト前後の透過率を示す図面である。 本発明の実施例7で製造した色補正−近赤外線吸収複合化フィルムの60℃、相対湿度90%での500時間高温多湿テスト前後の透過率を示す図面である。

Claims (7)

  1. 下記化学式(1):
    Figure 2008506137
    [前記式で、−A−は、共役二重結合を形成する炭素数が奇数である基を表し、
    R1は、水素原子、置換基を有しうるアルキル基、置換基を有しうるアリール基、置換基を有しうるアリールアルキル基、置換基を有しうるアルコキシ基、置換基を有しうるアリールオキシ基、または置換基を有しうるアルコキシカルボニル基であり、
    R2〜R4は、それぞれ独立に水素原子、置換基を有しうるアルキル基、置換基を有しうるアルケニル基、置換基を有しうるアルコキシカルボニル基、置換基を有しうるフェニル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、アミノ基、スルホン酸基、スルホニル基またはカルボキシル基であり、
    は、ハロゲン化物イオン、過ハロゲン酸イオン、フルオロ錯イオン、アルキル硫酸イオン、またはスルホン酸イオンである]
    のシアニン系色素を含んでなることを特徴とするPDPフィルタ用色補正フィルム。
  2. 前記−A−が、下記のいずれか:
    Figure 2008506137
    Figure 2008506137
    Figure 2008506137
    [前記式で、R5及びR6は、それぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換基を有しうるアリール基、ジフェニルアミノ基または置換基を有しうるアルキル基であり、
    Y及びZは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換基を有しうる炭素数1〜8のアルキル基、または炭素数6〜30のアリール基である]
    を表すことを特徴とする請求項1に記載の色補正フィルム。
  3. 化学式(1)のシアニン系色素が、−A−が下記のいずれか:
    Figure 2008506137
    Figure 2008506137
    であり、Y及びZが水素原子であり、R1が水素原子であり、R2ないしR4がそれぞれ独立に置換基を有しうるアルキル基または置換基を有しうるアルキルカルボニル基であり、R5及びR6が水素原子であり、Xが過ハロゲン酸イオンまたはアルキル硫酸イオンである色素であることを特徴とする請求項2に記載の色補正フィルム。
  4. 化学式(1)のシアニン系色素が、下記化学式(2)ないし(5):
    Figure 2008506137
    Figure 2008506137
    Figure 2008506137
    Figure 2008506137
    の化合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項3に記載の色補正フィルム。
  5. 請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の化学式(1)のシアニン系色素及び近赤外線吸収色素を含んでなることを特徴とするPDPフィルタ用色補正−近赤外線吸収複合化フィルム。
  6. 前記近赤外線吸収色素は、ジイモニウム系、フタロシアニン系、ナフタロシアニン系、及び金属錯体系の色素からなる群から一つ以上選択されることを特徴とする請求項5に記載の色補正−近赤外線吸収複合化フィルム。
  7. 請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の色補正フィルム、または請求項5または6に記載の複合化フィルムを含んでなることを特徴とするPDP用フィルタ。
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