JP2008504395A - コンタクトレンズの表面改質の改良用新規プレポリマー - Google Patents

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Abstract

新しい種類のフマル酸基ならびにイタコン酸基含有プレポリマーを提供する。また、医療用具の製造に利用されるプレポリマーを含む組成を提供する。

Description

本発明は一般に新しい種類のフマル酸基およびイタコン酸基含有プレポリマーと、医療用器具の製造に利用されるプレポリマーを含む組成に関する。さらに詳しく述べると、本発明は、シロキサン基ならびに親水性モノマーの反応性オリゴマーから得られる親水基を有するフマル酸基およびイタコン酸基含有プレポリマーに関する。プレポリマーはコンタクトレンズなどの表面に修正を加えた医療用器具の形成に有用である。
シリコーンを含む材料から作られた眼用レンズなどの医療用器具が、長年にわたって研究されている。これらの材料は、一般に、主に二種類、すなわち、ハイドロゲルと非ハイドロゲルに分類することができる。非ハイドロゲルは大量の水を吸収しないのに対して、ハイドロゲルは水を吸収し、平衡状態で水分を保持することが可能である。ハイドロゲルは、一般に、約15重量%〜80重量%の水分を含む。水分含量にもかかわらず、非ハイドロゲル系シリコーン医療用器具およびハイドロゲル系シリコーン医療用器具の両方とも、脂質への高い親和性を有し、表面が比較的疎水性で湿潤性に欠ける傾向にある。この問題は、コンタクトレンズに関して特に懸念される。
フマル酸エステルおよびフマルアミド含有モノマー、ならびにそのモノマーを含む組成物は、コンタクトレンズを含んだ医療用器具に利用することができる。これらフマル酸エステルおよびフマルアミド含有モノマーおよび組成物については、特許文献1、特許文献2および特許文献3の中に例示されており、ここにそれぞれの内容を引用する。この種類のモノマーは、アミド官能基の極性を有することから、トリス(トリメチルシロキシ)シラン(TRIS)などの疎水性モノマーと、N,N-ジメチルアクリルアミド(DMA)などの親水性モノマーの両方に対して相溶性を示す。これら従来技術のプレポリマーから、優れた酸素透過性と機械的な性質を兼ね備えたシリコーンハイドロゲルが作られる。しかしながら、これらは、他のシリコーンハイドロゲルと同様に、表面に処理を施さない限り、継続して装着するレンズとして利用するのに十分な湿潤性を有していない。
表面の構造ならびに組成によって、固体材料の多くの物理的性質および最終的な用途が決定される。湿潤性、摩擦性、および密着性または潤滑性などの特性は、表面の特性に大いに左右される。表面の特性の改良は、生体適合性が格別に懸念されるバイオ技術用途において、特に重要である。したがって、当業者の間では、コンタクトレンズおよび他の医療用器具の表面が親水性であること、あるいは、親水性のさらなる改善の必要性が、長い間、認識されている。コンタクトレンズ表面の親水性が増すと、眼の涙液によってコンタクトレンズの湿潤性が向上する。このことは、言い換えれば、コンタクトレンズの装着がより快適になるということである。レンズを継続して装着する場合、その表面は特に重要である。継続して装着したレンズの表面は、快適さだけではなく、角膜浮腫、炎症またはリンパ球浸潤などの弊害を防ぐことを想定しなければならない。したがって、コンタクトレンズ、特に、継続して(一晩中)装着することを想定した高Dk(高酸素透過性)レンズの表面改質を改良する方法が模索されている。
様々な特許において、さらに生体に適合するレンズを提供するため、親水性あるいはそれ以外の生体適合性を有する高分子鎖の結合について開示されている。例えば、特許文献4では、フマル酸エステルまたはフマルアミド含有基体をプラズマ処理した後、引き続き、DMA/VDMOコポリマーなどの他のポリマーと反応させることが教示されている。特許文献5および特許文献6では、少なくとも1つの反応性官能基を有する残基によってもたらされる反応性の官能性を有するフマル酸基またはイタコン酸基含有プレポリマーについて教示されている。
米国特許第5,374,662号明細書 米国特許第5,420,324号明細書 米国特許第5,496,871号明細書 米国特許出願公開第2002/0102415号明細書 米国特許出願第10/728,531号明細書 米国特許出願第10/728,711号明細書
プラズマ処理などの製造段階では、適切にコーティングされたレンズが提供されるが、プラズマ処理やコロナ放電処理の必要のない、表面処理されたレンズを製造するための、所望の表面活性を持つプレポリマーの提供が望まれるであろう。
本発明に従い、生体用器具、特にコンタクトレンズに利用するシリコーンを含有するおよびシリコーンを含まないポリマー系とともに用いるための、シロキサン基と親水基の両方を有する、新しい種類のフマル酸基およびイタコン酸基を持つプレポリマーを開示する。新しいプレポリマーは、以下のような一般式で表される。
YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY,
CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
および
CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
式中、Rはエーテル結合を持っていてよいアルキルジラジカルであり、RおよびRは、それぞれ、置換されていないか、あるいはハロゲンおよびエーテル結合で置換されたアルキル基またはフェニル基であり、WはOまたはNHであり、mは2〜200の整数、Yは親水性モノマーの反応性オリゴマーから誘導される残基である。この反応性オリゴマーは、一定量のアミノ基または水酸基が含まれる連鎖移動剤を含む有機溶媒中で、親水性のモノマー/コモノマーのラジカル重合によって調製することが可能であり、それによって、オリゴマーの分子量を、目的の用途のための本発明にかかるプレポリマーを作るのに適したレベルに維持することができる。
さらに本発明は、シロキサン基と親水基の両方を有する、新しい種類のフマル酸基およびイタコン酸基含有プレポリマーを含んだ重合可能な混合物を形成するハイドロゲルを対象とする。これらのハイドロゲルは、医療用器具の形成に有用である。
前述のように、本発明は、医療用器具、特に、コンタクトレンズに利用するための共重合可能なポリマー系に有用である、シロキサン基と親水基の両方を有する新しい種類のフマル酸基およびイタコン酸基含有プレポリマーを対象とする。ここでいうフマル酸基(fumaric)とは、フマル酸の誘導体のことであり、フマル酸エステル(エステルの1種)、フマルアミド(アミドの1種)、またはエステルとアミドの両方の官能性を有する残基、でありうる。フマル酸基は,トランス-1,2-エチレンジカルボン酸エステルの残基である。したがって、フマル酸エステルのジアステレオ異性体であるマレイン酸エステルもまた、本発明のフマル酸基含有プレポリマーに当然含まれるのが理解されよう。イタコン酸基(itaconic)とは、イタコン酸の誘導体のことであり、フマル酸基の意味するところと同様の意味を持つ。本発明におけるさらにいくつかの実施の形態では、新しいプレポリマーは、医療用器具を作るのに利用され、コンタクトレンズの形成に有用であるが、そのコンタクトレンズは、「ソフト」または「ハード」のどちらでも良く、ハイドロゲルであることが好ましいであろう。
当業者には周知であるように、ある架橋した高分子材料を重合して、硬く、水分を含まないキセロゲルを形成することができる。キセロゲルは、未水和のハイドロゲル構造であると理解されている。これらキセロゲルは、物理的に変化させることが可能であり、例えば、機械加工処理によって光学的な物性を付与し、その後、水和させ、水分含量を保持させることが可能である。
「重合」という言葉は、ここでは、架橋された3次元ネットワークをもたらす重合可能な不飽和基でエンドキャップ処理したモノマーおよびプレポリマーの二重結合の重合のことを表すのに用いられている。
さらに、「(メタ)アクリレート」、または「(メタ)アクリルアミド」などの表記は、ここでは、任意のメチル置換を意味する。したがって、例えば、(メタ)アクリレートは、アクリレートとメタクリレートの両方を含み、N-アルキル-(メタ)アクリルアミドは、N-アルキルアクリルアミドとN-アルキルメタクリルアミドの両方を含む。
「プレポリマー」という言葉は、重合可能な官能基を含む高分子量モノマーのことをいう。よって、本発明にかかるモノマー混合物に添加されるモノマーは、低分子量のモノマーやプレポリマーであって差し支えない。すなわち、「シリコーン含有モノマー」などの言葉は、「シリコーン含有プレポリマー」を包含すると認識される。
「生体医学的用途に利用するための成形品」あるいは「医療用器具または材料」あるいは「生体に適合した材料」という言葉は、ここで開示されるハイドロゲル材料を意味し、そのハイドロゲル材料は、生きた組織、血液および粘膜との長時間の接触に適した物理化学的性質を持つ。
本発明では、「ハード」と「ソフト」の両方のコンタクトレンズを含む医療用器具のための、シロキサン基と親水基の両方を持つ新しい種類のフマル酸基およびイタコン酸基含有プレポリマーの利用について検討を行うが、本発明にかかるシロキサン基と親水基の両方を持つ新しい種類のフマル酸基およびイタコン酸基含有プレポリマーを含む構造は、ソフトハイドロゲルコンタクトレンズとして特に有用であると考えられる。当業者に認識されているように、レンズは、水分を十分に含んだ状態で壊さずに折り曲げることができれば、「ソフト」タイプであると考えられる。
ハイドロゲルは、平衡状態の水分を含む、水和された架橋構造を持つポリマー系を有する。シリコーンハイドロゲル(すなわち、シリコーンを含んだハイドロゲル)は、通常、1種類以上のシリコーン含有モノマーと、1種類以上の親水性のモノマーを含む混合物を重合することによって調製される。シリコーンという言葉に関しては、材料が少なくとも5重量%、好ましくは約10〜約95重量%、さらに好ましくは約30〜約90重量%のシリコーン(-OSi-結合)を含む有機ポリマーであることを意味する。シリコーンハイドロゲルの形成に利用するための適切なシリコーン含有モノマーそれぞれに関しては、当技術分野で周知のとおり、米国特許第4,136,250号、同第4,153,641号、同第4,740,533号、同第5,034,461号、同第5,070,215号、同第5,260,000号、同第5,310,779号および同第5,358,995号の各明細書内に多くの例が提供されている。
本発明にかかるシロキサン基と親水基の両方を持つ新しい種類のフマル酸基およびイタコン酸基含有プレポリマーは、少なくともひとつのフマル酸基またはイタコン酸基を有する。本発明にかかる新規プレポリマーを含むモノマー混合物は、硬化用の熱開始剤および光開始剤の両方を含んでもよい。モノマー混合物は、さらに、1種類以上の追加の親水性モノマーを含んでもよい。さらに、そのモノマー混合物は、追加に1種類以上のシリコーン含有モノマーを含んでもよい。
本発明にかかるフマル酸基およびイタコン酸基含有プレポリマーを、当技術分野において周知の合成手順およびここに開示される実施の形態にしたがって調製する。本発明にかかるシロキサン基と親水基の両方を持つ新しい種類のフマル酸基およびイタコン酸基含有プレポリマーを、モノマー混合物に加える。モノマー混合物の総重量%に対する、シロキサン基と親水基の両方を持つ新しい種類のフマル酸基およびイタコン酸基含有プレポリマーの相対重量%は、約10%〜約80%であり、約10%〜約50%であることがより好ましく、約15%〜約40%であることがもっとも好ましい。
親水性のモノマーの例としては、N-ビニルピロリジノンを含むエチレン性不飽和ラクタム含有モノマーなどのアミド、水酸基または両性イオン基を含む親水性モノマー、メタクリル酸およびアクリル酸、2-ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、2-ヒドロキシエチルアクリレート、グリセロールメタクリレートおよびポリエチレングリコールモノメタクリレートなどの(メタ)アクリル置換アルコール類、メタクリルアミドおよびN,N-ジメチルアクリルアミド(DMA)などの(メタ)アクリルアミド類、ここに引用する米国特許第5,070,215号明細書に開示されるカルボン酸ビニルまたはビニルカルバメートモノマー、ここに引用する米国特許第4,910,277号明細書に開示されるオキサゾリノンモノマー、ここに引用する米国特許第6,743,878号明細書に開示される親水性両性モノマーが含まれるが、これらに限定されない。
本発明にかかるハイドロゲルに加えてもよい、好ましい親水性のビニル基含有モノマーとしては、N-ビニルピロリジノン(NVP)、N-ビニル-N-メチルアセトアミド、N-ビニル-N-エチルアセトアミド、N-ビニル-N-エチルホルムアミド、N-ビニルホルムアミドなどN-ビニルラクタム類のモノマーが含まれ、中でもNVPがもっとも好ましい。
本発明にかかるハイドロゲルに加えてもよい、好ましい親水性のアクリル基含有モノマーとしては、N,N-ジメチルアクリルアミド(DMA)、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、グリセロールメタクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリルアミド、メタクリル酸およびアクリル酸などの親水性のモノマーが含まれ、中でもDMAがもっとも好ましい。他の適した親水性のモノマーは、当業者にとって明らかであろう。コモノマー混合物の総重量%に対する親水性のモノマー(類)の相対重量%は、約5%〜約80%が好ましく、約20%〜約70%がさらに好ましく、約20%〜約40%がもっとも好ましい。
前述のように、追加のシリコーン含有モノマーは、新しい種類のフマル酸基またはイタコン酸基含有モノマーと共にモノマー混合物中に存在して差し支えない。本発明にかかるシロキサン基と親水基の両方を持つ新しい種類のフマル酸基およびイタコン酸基含有プレポリマーとともにモノマー混合物中に加えてもよい適切なシリコーン含有モノマーのひとつの好ましい種類としては、以下の化学式1で表される嵩高いポリシロキサニルアルキル(メタ)アクリルモノマーがある。
Figure 2008504395
式中、XはOまたはNRであり、R15は、水素または1〜10個の炭素原子を有するアルキル基であり、R16は、それぞれ独立して、低級アルキル基またはフェニル基であり、fは、1または3〜10である。
これら嵩高いモノマーには、メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(TRIS)、ペンタメチルジシロキサニルメチルメタクリレート、トリス(トリメチルシロキシ)メタクリルオキシプロピルシラン、フェニルテトラメチルジシロキサニルエチルアクリレートおよびメチルジ(トリメチルシロキシ)メタクリルオキシメチルシランが含まれる。さらに、本発明にかかる反応性の機能を有するフマル酸基またはイタコン酸基含有モノマーとともにモノマー混合物中に加えてもよい、好ましい種類のシリコーン含有モノマーとしては、以下の化学式2で表されるポリ(オルガノシロキサン)モノマーがある。
Figure 2008504395
式中、Aはアクリル酸またはメタクリル酸のエステルまたはアミドなどの活性化された不飽和基であり、R23〜R26の各々は、それぞれ、1価の炭化水素ラジカル、または、ハロゲン置換された、炭素間にエーテル結合があってもよい1〜18個の炭素原子を有する1価の炭化水素ラジカルからなる群から選択され、R27は1〜22個の炭素原子を有する2価の炭化水素ラジカルであり、nは0または1以上の整数である。我々の新規シリコーン含有プレポリマー以外のシロキサン含有モノマーをモノマー混合物に加える場合は、モノマー混合物の総重量%に対する他のシリコーン含有モノマーの重量%は、約5%〜約60%であり、約10%〜約50%であることがより好ましく、約10%〜約40%であることがもっとも好ましい。
シリコーン含有モノマー、シロキサン基と親水基の両方を持つ新しい種類のフマル酸基またはイタコン酸基含有プレポリマー、または親水性モノマーのどれかが、多重重合性官能基を持つモノマーとして定義される架橋剤(クロスリンカー)として機能するであろう。また、追加の架橋剤も、ハイドロゲルを形成するために重合するモノマー混合物中に存在して差し支えない。
多くの一般的な架橋剤は、疎水性である。ビニル基およびアクリル基を含んだモノマーはそれぞれ異なる反応速度を持ち、効果的に共重合しない可能性があることから、これらアクリル基含有モノマーおよびビニル基含有モノマーの両方にとって、本発明のシリコーン含有ポリマーに添加されることが好ましい場合、重合性のビニル基およびアクリル基の両方を有する架橋剤をさらに用いてもよい。これらモノマーの共重合を促進する、こういった架橋剤は、ここに引用する米国特許第5,310,779号明細書の主題となっている。
これらの架橋剤は、以下の一般式で表される。
Figure 2008504395
ここで、Vは以下の構造を持つ、ビニル構造を含んだ基を意味する。
Figure 2008504395
Aは以下の構造を持つ、アクリル構造を含んだ基を意味する。
Figure 2008504395
Sは以下の構造を持つ、スチレン構造を含んだ基を意味する。
Figure 2008504395
式中、R31は、置換および非置換炭化水素類から誘導されたアルキルラジカル、ポリアルキレンオキサイド、ポリ(ペルフルオロ)アルキレンオキサイド、ジアルキルでキャップ処理されたポリジメチルシロキサン、フルオロアルキル基またはフルオロエーテル基で修飾されたジアルキルキャップ化ポリジメチルシロキサンであり、R32-R40は、独立して、H、または、1〜5個の炭素原子を有するアルキルであり、Qは、6〜30個の炭素原子を有する芳香族部分を含む有機基であり、X、Y、およびZは、それぞれO、NHまたはSであり、vは、1または1より大きい数であり、sは、それぞれ0または0より大きい数であり、a+sは、1または1より大きい数である。ある実施の形態では、2-ヒドロキシエチルメタクリレートビニルカーボネートまたは2-ヒドロキシエチルメタクリレートビニルカーバメートが用いられている。
本発明にかかるシリコーン含有ハイドロゲルに加える他の架橋剤としては、ポリビニルモノマー、一般には、ジまたはトリビニルモノマー、最も一般的には、二価のエチレングリコール、トリエチレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサン-1,6-ジオール、チオ-エチレングリコールジアクリレート、およびメタクリレートのジまたはトリ(メタ)アクリレート;ネオペンチルグリコールジアクリレート;トリメチロールプロパントリアクリレートの類;N,N’-ジヒドロキシエチレンビスアクリルアミドおよびN,N’-ジヒドロキシエチレンビスメタクリアミド;さらに、ジアリルフタレートおよびトリアリルシアヌレートなどのジアリル化合物;ジビニルベンゼン;エチレングリコールジビニルエーテル;さらにはトリエタノールアミン、グリセロール、ペンタエリスリトール、ブチレングリコール、マンニトール、およびソルビトールなどポリオールの(メタ)アクリレートエステルである。さらなる実施の形態では、N,N’-メチレンビス(メタ)アクリルアミド、スルホン化ジビニルベンゼンおよびジビニルスルホンを包含する。ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートと不飽和イソシアネートとの反応生成物、例えば、2-ヒドロキシエチルメタクリレートと2-イソシアネートエチルメタクリレート(IEM)との反応生成物もまた有用である。詳細については、米国特許第4,954,587号明細書を参照のこと。
他に知られている架橋剤は、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールおよびポリテトラメチレングリコールと、2-イソシアネートエチルメタクリレート(IEM)またはm-イソプロペニル-γ,γ-ジメチルベンジルイソシアネート(m-TMI)との反応によって得られる、ポリエーテルビスウレタンジメタクリレート(米国特許第4,192,827号明細書参照)、および、ポリシロキサンビスウレタンジメタクリレートが挙げられる。詳細については、米国特許第4,486,577号および第4,605,712号の各明細書を参照のこと。さらに他の周知の架橋剤としては、ポリビニルアルコール、エトキシ化ポリビニルアルコール、あるいはエチレン-ビニルアルコール共重合体と、0.1〜10モル%のIEMまたはm-TMIなどのビニルイソシアネートとの反応生成物が挙げられる。
本発明にかかるプレポリマーは、共重合する場合、UV重合、フリーラジカル熱重合開始剤と熱の利用、またはそれらの組合せなどの方法によって、容易に硬化し、成形する。代表的なフリーラジカル熱重合開始剤としては、例えば、アセチルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ステアロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、t-ブチルパーオキシピバレート、パーオキシジカーボネートなどの有機過酸化物、およびモノマー混合物の総量に対して約0.01重量%〜2重量%の濃度で使用されるLUPERSOL(登録商標)256および225(アトフィナケミカルズ社、米国ペンシルベニア州フィラデルフィア)などの市販されている熱開始剤が挙げられる。代表的なUV重合開始剤としては、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、DAROCUR(登録商標)-1173、1164、2273、1116、2959、3331、IGRACURE(登録商標)651および184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社、米国ニューヨーク州アーズリー)などが当技術分野で周知である。
上記重合開始剤に加えて、本発明にかかるコポリマーは、当業者にとって明らかであるように、他の構成要素を含めても差し支えない。例えば、モノマー混合物は、追加に、着色剤、またはコンタクトレンズの技術分野で知られているようなUV吸収剤および強化剤を含めることができる。
本発明を利用して得られるコポリマーは、米国特許第3,408,429号および第3,496,254号の各明細書で開示されているスピンキャスティング工程、米国特許第5,271,875号明細書で開示されている固定キャスティング工程、ならびに米国特許第4,084,459号および第4,197,266号の各明細書で開示されている圧縮成形などの他の従来法によってコンタクトレンズを成形することが可能である。
モノマー混合物の重合は、スピン成形型あるいは所望のコンタクトレンズの形に応じた固定成形型内のどちらで行っても差し支えない。こうして得られたコンタクトレンズは、必要に応じて、機械的表面処理を施してもよい。さらには、適切な成形型または容器で重合させて、ボタン形、プレート形、またはロッド形のレンズ材料を得てもよく、続く工程(例えば、切断、または旋盤かレーザー光線を用いた研磨)を経て、所望の形のコンタクトレンズを得てもよい。
本発明によって製造されるハイドロゲルは、酸素透過性であり、加水分解に対する安定性を有し、生物学的に不活性であり、透明である。本発明にしたがって利用されるモノマーおよびプレポリマーは、容易に重合して酸素を通過させることが可能な三次元ネットワークを形成し、光学的に透明で、強靭であり、親水性である。
本発明は、心臓弁や眼内レンズなどの人工的な補助器官に効果的に用いることが可能な材料を、眼用コンタクトレンズまたは膜として、提供する。さらに詳しく述べると、本発明は、コンタクトレンズに関する。
本発明は、さらに、外科用器具、制御ドラッグデリバリー用器具、心臓弁、体内管代用物、子宮内器具、膜および他のフィルム、隔膜、外科的移植、血管、人工尿管、人工乳房組織、および、体外で体液と接触した状態になる目的で使用される膜、例えば、人工透析および人工心肺装置などのための膜、カテーテル、マウスガード、義歯用ライナー、眼内用具、特にコンタクトレンズ、などの医療用器具への利用可能な製造技術を提供する。
例えば、血液は、人工的な表面と接触すると、容易かつ急速に損傷することが知られている。血液に対して抗血栓性および非溶血性である合成表面を設計することは、人工器官や血液と共に利用される器具にとって必要なことである。
本発明の教示は、ソフトまたは折り曲げることのできるコンタクトレンズ、あるいは折り曲げ可能または圧縮可能な材料で形成された医療用器具に適用するのが好ましいが、もっと硬く、柔軟性に劣る、ポリ(メチルメタクリレート)(PMMA)などの比較的硬質の材料で形成されたレンズなどの材料にも、同様に適用してよい。
本発明のある実施の形態では、シロキサン基および親水基の両方を有する新しい種類のフマル酸基およびイタコン酸基含有プレポリマーがコンタクトレンズの製造に利用されている。
本発明のいくつかの実施の形態において有用なシロキサン基および親水基の両方を有する新しい種類のフマル酸基およびイタコン酸基含有プレポリマーは、当技術分野で周知の合成および以下の実施の形態で開示される方法にしたがって調製することができる。
実施例1: N-ビニルピロリジノンから誘導される反応性オリゴマーの調製
還流冷却器、窒素注入口を備えた完全に乾いている1000mlの丸底フラスコに、N-ビニルピロリジノン(100g、0.8997モル)、2-メルカプトエタノール(12.6ml、0.1796モル)、無水テトラヒドロフラン400ml、およびVazo-64(1.14g)を入れた。内容物を、室温で攪拌しながら、約15分間、窒素バブリングをした。次に、その内容物に、48時間、加熱還流をした。NMRではビニル基の残留が示された。それから、内容物に0.5gのVazo-64を加え、さらに4日間、加熱還流を続けた。残留するビニル基は微量であった。次に、溶液を120mlまで濃縮し、続いて、その溶液を1200mlのエーテルに注ぎ入れ、生成物を沈殿させた。この生成物に溶解・沈殿操作を2回行った。最終生成物は白色粉末であった。
オリゴマー生成物の分子量は、酸塩基滴定にて測定した。最初に過剰のフェニルイソシアネート、次に過剰のジブチルアミンと、それぞれTHF中で反応させ、続いて、0.1N塩酸標準液で滴定した。測定された分子量の値は416であった(理論値は623)。
実施例2: α,ω-ビス-ヒドロキシエチル末端ポリジメチルシロキサン(Mn1376)の調製
100mlの4つ口丸底フラスコに1,3-ビス-ヒドロキシブチルテトラメチルジシロキサン(76.8g、0.273モル)、ジメトキシエチルジメチルシラン(542g、4.51モル)を入れた。機械的攪拌の下、滴下漏斗を通じて、297mlの濃塩酸と81g(4.51モル)の水を30分以上かけてフラスコへ加えた。フラスコの中身(内容物)を次に80℃の油浴で1時間加熱した。メタノールを蒸発させた(5時間にわたって蒸留したメタノールの総量は318ml)。次に、159mlの水と15mlの濃塩酸をフラスコへ加え、内容物を約100〜110℃で4時間還流した。
内容物を冷却し、300mlのエーテルで抽出した。エーテル溶液を200mlの水で抽出した。その後、エーテル溶液を200mlの5%重炭酸ナトリウム水溶液で2回、続いて、200mlの水で3回、それぞれ洗浄した。次に、攪拌機混合下で、三角フラスコに入った、重量比が25/75であるメタノール/水混合液に粗生成物を滴下した。
混合液を分液漏斗へ注いだ。下層を取り除き、上層を残した。上層へ100mlのエーテルを加え、無水硫酸マグネシウムを加え、一晩攪拌した。次に、内容物をセリットパッドで濾過した。次に、エーテル溶液を、ロータリーエバポレーター(rotavapor)を用いて取り除き、その残渣から、さらに高真空下(0.025mmHg)で、約80〜90℃で5時間かけてエーテルを除去し、最終的な精製物を得た。SECデータは、Mn値1375、Mw値2980を示した。
実施例3: ポリジメチルシロキサンのNVPオリゴマー末端フマル酸エステルプレポリマーの調製
還流冷却器を備えた完全に乾いている500mlの丸底フラスコに、ビス-α,ω-ヒドロキシブチルポリジメチルシロキサン(Mn1376、55.02g、0.0399モル)とフマル酸クロライド(15.4g、0.10モル)を加えた。その混合物を、窒素ブランケット下で、70℃の油浴を用いて加熱した。2時間後、反応は完結し、フラスコの中身(内容物)を80℃で2時間、真空下(5〜6mmHg)で揮散させた。
IRスペクトルは、カルボニル基の2種類のピークである酸塩化物とエステルを示した。次に、内容物に、実施例1の反応性NVPオリゴマー16.64g(0.04モル)と、塩化メチレン100mlを加えた。すべての酸塩化物基が完全に消失するまで、内容物を加熱還流した(IR1769cm−1で測定)(2時間)。次に、その混合物を冷却した。5.41gの重炭酸ナトリウムを加え、一晩攪拌し、中和させた。
600mlの塩化メチレンを加えた。次に、溶液を濾過し、100mlの水で抽出した。有機層を取り除き、溶媒を揮散させ、黄色味がかった粘性のある液状の生成物を得た。
実施例4: フマル酸エステル含有プレポリマーおよび他のコモノマー(UV硬化型)を含むハイドロゲルフィルムの調製
実施例3で述べたプレポリマーを35部(すべて重量部)、3-メタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(TRIS)を35部、N,N-ジメチルアクリルアミン(DMA)を30部、ヘキサノールを40部、および「Darocur」1173を0.3部含むモノマー混合物を調製した。混合物を1.2μmのフィルターで濾過した。次に、混合物を2枚のシラン処理されたガラス板の間に入れ、UV下で2時間硬化させた。取り出したフィルムを一晩、エタノール中で抽出し、乾燥させたフィルムに緩衝生理食塩水を浸透させ、水分含量41.3%、モジュラス76.9g/mm、伸び率59%、引裂強度3.0g/mmのハイドロゲルフィルムを得た。
比較例1
t-ブチルアミンでエンドキャップ処理したフマル酸基含有プレポリマーおよび実施例4で提供した割合と同じ重量比の他の内容物から得られる比較のための形成により、水分含量24%、モジュラス97g/mmのハイドロゲルを得た。
実施例5: N,N-ジメチルアクリルアミドから誘導される反応性オリゴマーの調製
還流冷却器、窒素注入口を備えた完全に乾いている1000mlの丸底フラスコに、N,N-ジメチルアクリルアミド(140.05g)、2-メルカプトエタノール(19.8ml)、無水テトラヒドロフラン450ml、およびVazo-64(1.8247g)を入れた。内容物を室温で攪拌しながら、約15分間、窒素バブリングをした。次に、その内容物に、48時間、加熱還流をした。IRでは、ビニル基の存在は示されなかった。次に、溶液を120mlまで濃縮し、続いて、その溶液を1200mlのエーテルに注ぎ、生成物を沈殿させた。生成物に溶解・沈殿操作を2回行った。最終生成物は粘性物質であった。オリゴマー生成物の分子量は、酸塩基滴定にて測定した。最初に過剰のフェニルイソシアネート、次に過剰のジブチルアミンと、それぞれTHF中で反応させ、続いて、0.1N塩酸標準液で滴定した。測定された分子量の値は731であった。SEC:Mn=993、Mw=2673であった。
実施例6: ポリジメチルシロキサンのDMAオリゴマー末端フマル酸エステルプレポリマーの調製
還流冷却器を備えた完全に乾いている500mlの丸底フラスコに、ビス-α,ω-ヒドロキシブチルポリジメチルシロキサン(Mn1388、26.6g)とフマル酸クロライド(2.86g)を加えた。その混合物を、窒素ブランケット下で、約70〜75℃の油浴を用いて加熱した。2時間後、反応は完結し、フラスコの中身(内容物)を約80℃で2時間、真空下(1〜2mmHg)で揮散させた。次に、温度を約50℃まで下げ、実施例5の反応性DMAオリゴマー27.75gと、メチレン125mlを加えた。すべての酸塩化物基が完全に消失するまで、内容物を加熱還流した(IR1769cm−1で測定)。次に、その混合物を冷却した。重炭酸ナトリウムを加え、一晩攪拌し、中和させた。600mlの塩化メチレンを、中和させた内容物に加えた。次に、溶液を濾過し、100mlの水で抽出した。有機層を取り除き、溶媒を揮散させ、粘着性の固形生成物を得た。
実施例7: 実施例6のプレポリマーを用いたハイドロゲルフィルムの調製
実施例6のプレポリマー(30部、すべて重量部)、3-メタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(TRIS)(30部)、N,N-ジメチルアクリルアミン(DMA)(40部)、ヘキサノール(20部)、および「Darocur」1173(0.5部)を含むモノマー混合物を調製した。次に、の混合物を、実施例4で述べた手順に従い、注型し、ハイドロゲルフィルムを形成する工程を行った。ハイドロゲルは、水分含量61%であった。ハイドロゲルフィルムは濁っていた。
比較例2
t-ブチルアミンでエンドキャップ処理されたフマル酸基含有プレポリマーおよび実施例7で提供した割合と同じ重量比の他の内容物から比較のための形成により、水分含量35%のハイドロゲルが得られ、そのフィルムは透明であった。
実施例8: 実施例6のプレポリマーを利用したハイドロゲルフィルムの調製
実施例7のプレポリマー(15部、すべて重量部)、実施例2と同様のMn値だがt-ブチルアミンでエンドキャップ処理されたポリジメチルシロキサンを用いて調製されたフマル酸基含有プレポリマー(15部)、3-メタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(TRIS)(30部)、N,N-ジメチルアクリルアミン(DMA)(40部)、ヘキサノール(20部)、および「Darocur」1173(0.5部)を含むモノマー混合物を調製した。次に、その混合物を、実施例4で述べた手順に従い、注型し、ハイドロゲルフィルムを形成する工程を行った。ハイドロゲルは、水分含量51%であった。ハイドロゲルフィルムはやや濁っていた。
論考:
比較例1は、本発明にしたがって調製したポリマーが、水分含量と(弾性)係数の点で改善されたハイドロゲルを提供することを実証している。比較例2は、本発明にしたがって調製したフィルムが、水分含量の点で改善されていることを実証している。
本発明の独自の材料を利用して製造されたコンタクトレンズは、眼科の分野において、日常的に使用される。本発明にかかるいくつかの特定の構造および組成をここに示し、また、述べてきたが、この発明の精神および要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であること、また、本明細書に添付された請求の範囲内にその範囲を示している場合を除き、本明細書で示し、また述べた特定の構造に限定されないことは、当業者にとって明らかであろう。

Claims (57)

  1. 下記一般式を持つ化合物からなる群より選択されるプレポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY,
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
    および
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RおよびRは、それぞれ、置換されていないか、あるいはハロゲンおよびエーテル結合で置換されたアルキル基またはフェニル基であり、WはOまたはNHであり、mは2〜200の整数であり、Yは親水性モノマーの反応性オリゴマーから誘導される残基である。)
  2. が1〜10個の炭素原子を含むことを特徴とする請求項1に記載のプレポリマー。
  3. 下記一般式を持つ化合物であることを特徴とする請求項1に記載のプレポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜200の整数であり、WはOであり、Yは、アミド、水酸基および両性イオン基を含む親水性モノマーからなる群より選択される親水性モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、トランス型の立体配置を有する。)
  4. 下記一般式を持つ化合物であることを特徴とする請求項1に記載のプレポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜200の整数であり、WはOであり、Yは、アミド、水酸基および両性イオン基を含む親水性モノマーからなる群より選択される親水性モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、シス型の立体配置を有する。)
  5. 下記一般式を持つ機能性を有する化合物であることを特徴とする請求項1に記載のプレポリマー。
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
    または
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yは、アミド、水酸基および両性イオン基を含む親水性モノマーからなる群より選択される親水性モノマーから誘導される反応性オリゴマーである。)
  6. 下記一般式を持つ機能性化合物であることを特徴とする請求項1に記載のプレポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜200の整数であり、WはOであり、Yはエチレン性不飽和ラクタム含有モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、トランス型の立体配置を有する。)
  7. 下記一般式を持つ機能性化合物であることを特徴とする請求項1に記載のプレポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜200の整数であり、WはOであり、Yはエチレン性不飽和ラクタム含有モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、シス型の立体配置を有する。)
  8. 下記一般式を持つ機能性化合物であることを特徴とする請求項1に記載のプレポリマー。
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
    または
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yはエチレン性不飽和ラクタム含有モノマーから誘導される反応性オリゴマーである。)
  9. 下記一般式を持つ化合物であることを特徴とする請求項1に記載のプレポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY

    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜200の整数であり、WはOであり、Yは、N-ビニルピロリジノンから誘導される反応性オリゴマーであって、トランス型の立体配置を有する。)
  10. 下記一般式を持つ化合物であることを特徴とする請求項1に記載のプレポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜200の整数であり、WはOであり、YはN-ビニルピロリジノンから誘導される反応性オリゴマーであって、シス型の立体配置を有する。)
  11. 下記一般式を持つ機能性化合物であることを特徴とする請求項1に記載のプレポリマー。
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
    または
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、YはN-ビニルピロリジノンから誘導される反応性オリゴマーである。)
  12. モノマー混合物を重合することによって調製されるコポリマーであって、前記モノマー混合物が、
    (A)10〜80重量%の、下記の一般式を持つ化合物からなる群より選択される少なくとも1種類のプレポリマー
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY,
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
    および
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RおよびRは、それぞれ、置換されていないか、あるいはハロゲンおよびエーテル結合で置換されたアルキル基またはフェニル基であり、WはOまたはNHであり、mは2〜200の整数であり、Yは親水性モノマーの反応性オリゴマーから誘導される残基である。)
    と、
    (B)10〜90重量%の、少なくとも1種類の共重合可能な器具を形成するモノマーと、
    を含むモノマー混合物であることを特徴とするコポリマー。
  13. 10〜50重量%の、少なくとも1種類の付加的なシリコーン含有モノマーと、
    10〜50重量%の、少なくとも1種類の共重合可能な器具形成用の親水性モノマーと、
    を含むモノマー混合物であることを特徴とする請求項12に記載のコポリマー。
  14. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項12に記載のコポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜200の整数であり、WはOであり、Yは、アミド、水酸基および両性イオン基を含む親水性モノマーからなる群より選択される親水性モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、トランス型の立体配置を有する。)
  15. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項12に記載のコポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜200の整数であり、WはOであり、Yは、アミド、水酸基および両性イオン基を含む親水性モノマーからなる群より選択される親水性モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、シス型の立体配置を有する。)
  16. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項12に記載のコポリマー。
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
    または
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜200の整数であり、WはOであり、Yは、アミド、水酸基および両性イオン基を含む親水性モノマーからなる群より選択される親水性モノマーから誘導される反応性オリゴマーである。)
  17. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項12に記載のコポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yはエチレン性不飽和ラクタム含有モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、トランス型の立体配置を有する。)
  18. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項12に記載のコポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yはエチレン性不飽和ラクタム含有モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、シス型の立体配置を有する。)
  19. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項12に記載のコポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜200の整数であり、WはOであり、Yは、エチレン性不飽和ラクタム含有モノマーから誘導される反応性オリゴマーである。)
  20. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項12に記載のコポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yは、N-ビニルピロリジノンから誘導される反応性オリゴマーであって、トランス型の立体配置を有する。)
  21. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項12に記載のコポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、YはN-ビニルピロリジノンから誘導される反応性オリゴマーであって、シス型の立体配置を有する。)
  22. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項12に記載のコポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、YはN-ビニルピロリジノンから誘導される反応性オリゴマーである。)
  23. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項13に記載のコポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜200の整数であり、WはOであり、Yは、アミド、水酸基および両性イオン基を含む親水性モノマーからなる群より選択される親水性モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、トランス型の立体配置を有する。)
  24. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項13に記載のコポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜200の整数であり、WはOであり、Yは、アミド、水酸基および両性イオン基を含む親水性モノマーからなる群より選択される親水性モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、シス型の立体配置を有する。)
  25. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項13に記載のコポリマー。
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
    または
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜200の整数であり、WはOであり、Yは、アミド、水酸基および両性イオン基を含む親水性モノマーからなる群より選択される親水性モノマーから誘導される反応性オリゴマーである。)
  26. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項13に記載のコポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yはエチレン性不飽和ラクタム含有モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、トランス型の立体配置を有する。)
  27. 内容物(A)が下記の一般式を持つことを特徴とする請求項13に記載のコポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yはエチレン性不飽和ラクタム含有モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、シス型の立体配置を有する。)
  28. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項13に記載のコポリマー。
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
    または
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜200の整数であり、WはOであり、Yはエチレン性不飽和ラクタム含有モノマーから誘導される反応性オリゴマーである。)
  29. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項13に記載のコポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、YはN-ビニルピロリジノンから誘導される反応性オリゴマーであって、トランス型の立体配置を有する。)
  30. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項13に記載のコポリマー。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、YはN-ビニルピロリジノンから誘導される反応性オリゴマーであって、シス型の立体配置を有する。)
  31. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項13に記載のコポリマー。
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
    または
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜200の整数であり、WはOであり、YはN-ビニルピロリジノンから誘導される反応性オリゴマーである。)
  32. 主成分として、
    (A)10〜90重量%の、下記の一般式を持つ化合物からなる群より選択される少なくとも1種類のプレポリマー
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY,
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
    および
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RおよびRは、それぞれ、置換されていないか、あるいはハロゲンおよびエーテル結合で置換されたアルキル基またはフェニル基であり、WはOまたはNHであり、mは2〜200の整数であり、Yは親水性モノマーの反応性オリゴマーから誘導される残基である。)
    と、
    (B)10〜90重量%の、少なくとも1種類の共重合可能な器具形成用のモノマー、
    を有してなるモノマー混合物を重合させることにより調製されるコポリマーを含む医療用器具。
  33. 10〜50重量%の、少なくとも1種類の付加的なシリコーン含有モノマーと、
    10〜50重量%の、少なくとも1種類の共重合可能な器具形成用の親水性モノマーと、
    を含むことを特徴とする請求項32に記載の医療用器具。
  34. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項32に記載の医療用器具。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yは、アミド、水酸基および両性イオン基を含む親水性モノマーからなる群より選択される親水性モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、トランス型の立体配置を有する。)
  35. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項32に記載の医療用器具。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yは、アミド、水酸基および両性イオン基を含む親水性モノマーからなる群より選択される親水性モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、シス型の立体配置を有する。)
  36. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項32に記載の医療用器具。
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
    または
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yは、アミド、水酸基および両性イオン基を含む親水性モノマーからなる群より選択される親水性モノマーから誘導される反応性オリゴマーである。)
  37. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項32に記載の医療用器具。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yは、エチレン性不飽和ラクタム含有モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、トランス型の立体配置を有する。)
  38. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項32に記載の医療用器具。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yはエチレン性不飽和ラクタム含有モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、シス型の立体配置を有する。)
  39. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項32に記載の医療用器具。
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
    または
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yはエチレン性不飽和ラクタム含有モノマーから誘導される反応性オリゴマーである。)
  40. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項32に記載の医療用器具。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yは、N-ビニルピロリジノンから誘導される反応性オリゴマーであって、トランス型の立体配置を有する。)
  41. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項32に記載の医療用器具。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、YはN-ビニルピロリジノンから誘導される反応性オリゴマーであって、シス型の立体配置を有する。)
  42. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項32に記載の医療用器具。
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
    または
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、YはN-ビニルピロリジノンから誘導される反応性オリゴマーである。)
  43. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項33に記載の医療用器具。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yは、アミド、水酸基および両性イオン基を含む親水性モノマーからなる群より選択される親水性モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、トランス型の立体配置を有する。)
  44. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項33に記載の医療用器具。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yは、アミド、水酸基および両性イオン基を含む親水性モノマーからなる群より選択される親水性モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、シス型の立体配置を有する。)
  45. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項33に記載の医療用器具。
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
    または
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yは、アミド、水酸基および両性イオン基を含む親水性モノマーからなる群より選択される親水性モノマーから誘導される反応性オリゴマーである。)
  46. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項33に記載の医療用器具。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yはエチレン性不飽和ラクタム含有モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、トランス型の立体配置を有する。)
  47. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項33に記載の医療用器具。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yはエチレン性不飽和ラクタム含有モノマーから誘導される反応性オリゴマーであって、シス型の立体配置を有する。)
  48. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項33に記載の医療用器具。
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
    または
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、Yはエチレン性不飽和ラクタム含有モノマーから誘導される反応性オリゴマーである。)
  49. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項33に記載の医療用器具。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、YはN-ビニルピロリジノンから誘導される反応性オリゴマーであって、トランス型の立体配置を有する。)
  50. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項33に記載の医療用器具。
    YCO-CH=CHCOW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH=CH-COY
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、YはN-ビニルピロリジノンから誘導される反応性オリゴマーであって、シス型の立体配置を有する。)
  51. 前記内容物(A)が、下記の一般式を持つことを特徴とする請求項33に記載の医療用器具。
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOC(CH2COY)C=CH2,
    または
    CH2=C(CH2COY)COW(R1)(SiR2R3O)m(SiR2R3)(R1)WOCCH2(COY)C=CH2
    (式中、Rはアルキレンおよびエーテル結合を含むアルキレンからなる群より選択され、RとRはメチル基であり、mは5〜100の整数であり、WはOであり、YはN-ビニルピロリジノンから誘導される反応性オリゴマーである。)
  52. 医療用器具が、心臓弁、制御ドラッグデリバリーシステム、眼内レンズ、コンタクトレンズ、子宮内器具、体内管代用物、人工尿管、および人工乳房組織からなる群より選択されることを特徴とする請求項32に記載の医療用器具。
  53. 前記医療用器具がコンタクトレンズであることを特徴とする、請求項52に記載の医療用器具。
  54. 前記医療用器具がソフトコンタクトレンズであることを特徴とする請求項53に記載の医療用器具。
  55. 医療用器具が、心臓弁、制御ドラッグデリバリーシステム、眼内レンズ、コンタクトレンズ、子宮内器具、体内管代用物、人工尿管、および人工乳房組織からなる群より選択されることを特徴とする請求項33に記載の医療用器具。
  56. 前記医療用器具がコンタクトレンズであることを特徴とする請求項55に記載の医療用器具。
  57. 前記医療用器具がソフトコンタクトレンズであることを特徴とする請求項56に記載の医療用器具。
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