JP2008504169A - 船用防舷材 - Google Patents

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マヌエラ ドラボセニッヒ
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ジョセフ レーベル
マヌエラ ドラボセニッヒ
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B59/00Hull protection specially adapted for vessels; Cleaning devices specially adapted for vessels
    • B63B59/02Fenders integral with waterborne vessels or specially adapted therefor, e.g. fenders forming part of the hull or incorporated in the hull; Rubbing-strakes

Abstract

本発明は、船体への固定手段を備えた、船体を保護するための防舷材に関する。防舷材は、水よりも大きな密度を有する。防舷材は、外壁によって区切られた内部領域と、反対側の両端の少なくとも2つの穴からなると好ましい。好ましくは、防舷材はドーナツ形状であり、基本形状は円形、楕円形、または多角形である。

Description

本発明は、船用の防舷材に関する。防舷材は、船を岩壁や自然岩に沿って停泊させる際の岩壁や岩からの衝撃から船体を保護する。防舷材は船体に固定され、船体と岩壁や岩との間の緩衝材として働く。同様にして、防舷材は、船の傍らにある他の船との接触からも船体を保護する。
通常の種類の防舷材は、柔軟な物質から作られた円筒状または球状で、空気が満たされた浮体である。
しかしながら、浮体であるために、防舷材が保護するのは船体の水面部分に限られる。従来の防舷材では、水面より下で突出する岩の突起部から船体を保護することができない。水面の高さの変化は、突出する岩の突起や他の障害物が水面と比較して異なる時々において様々に変化しうるということを意味する。水面下においては、後者が適切に保護されていないと、それらは容易に船体を損傷する。現時点での世界の気候の変化や未来において予想される変化によって、海面上昇が引き起こされる。そのため多くの港湾では岩壁は海面より僅かに高いだけであり、これまで海面の高さに存在していて従来の方法によって船体が保護されていた突出部は、現在では海面下に存在している。
本発明は、船体をより好適に保護することができる防舷材を提供することを目的としている。
本発明の目的は、請求項1に記載の特性を備えた防舷材によって達成することができる。
本願発明の防舷材は水面に浮かばないため、所望の位置にて所望の深さまで沈めて船に固定することができ、それにより、そこで見られる障害物の衝撃から船体を保護することができる。このようにして防舷材は、外方へ突出する岩の突起、岩壁からの突起、または同様の障害物から、水線の下だけでなく水線の高さにて船体を保護することができる。本発明の防舷材または本発明の防舷材と従来の防舷材の組み合わせによって、船体を専ら保護することができる。
本発明の好ましい構成は、従属項に記載されている。好ましい防舷材は、防舷材の両端に設けられた穴によって外部環境と通じている内部空間を備えている。水の外では、防舷材は空気で満たされるので、容易に扱うことができる。防舷材が水中に下ろされると、防舷材は水で満たされ、速やかに所望の深さまで沈めることができる。防舷材が平坦な形状、好ましくはトーラス(円環)形状だとすると、防舷材は船体に対して平坦で広い面積を保護することができ、なおかつ容易に取扱うことができる。
本発明の実施形態を図1〜3を参照しながら説明する。図1は、x−y平面に沿った断面図を示し、図2は、y−z平面に沿った防舷材の断面図を示し、図3は、防舷材を船に固定した状態で岩壁に停泊している船の断面図を示す。
図1に示す本発明の防舷材1は、トーラスの開口部へ向けて内周面が開口したトーラス形状またはタイヤ形状である。その外壁2は、船の側壁にいかなる痕跡も残さないように、例えばラバーミックスや、十分に柔軟で滑らかでかつ耐摩耗性を有する好適なエラストマー弾性材料で作られている。図2に示すように、外壁2の一部あるいは全部は、例えばスチール補強といった硬質材料の層8によって補強されている。防舷材1は、外壁2によって区切られると共にトーラスの開口に向けて内方へは開口している環状の内部空間3を有している。外壁2の補強部8は、防舷材1がそれ自体の内部へ簡単には圧縮されないようにし、また、衝撃を減衰させるだけの好ましい強度を与える。
内部空間3は、トーラスの開口した内周面と、複数の穴4a〜cおよび5a〜dとによって外部環境へ通じている。穴4a〜cと5a〜dはそれぞれ、トーラスの開口部反対側の両端部のトーラス外周面に設けられている。これにより、防舷材が水の外にある場合は、空気で満たされた軽量となる。特に、運搬や収納が容易である。防舷材は、外壁2に設けられた穴目6a、6b、7を経由して縄を通すことにより、船に固定することができる。その点において、穴目は、外壁2上に自己固定の鋼製ナットとネジによって固定されたラバーコーティングされた鋼製の穴目であると好ましい。
防舷材が水中に浸かる際に上側の穴目である6aおよび6bに固定された縄に接続された防舷材が水中に下ろされる際、防舷材はまず、下側の穴目5a〜5dを通して水で満たされ、続いて、トーラスの開口した内側を通して水で満たされると共に、空気が内部空間3からトーラス内側および上側の穴目6a、6bにおける上側の穴4a〜4cを通して逃げる。最終的には内部空間3は完全に水で満たされ、防舷材材料の全体的な密度が水の密度よりも大きくなることにより、防舷材は速やかに所望の深さまで沈む。防舷材は、穴目6a、6b、7に固定された縄でその位置にて保持される。上側の穴目6aおよび6bにおける固定によって防舷材1が裏返ることを抑制すると共に、下側の穴目7における固定によって防舷材1が側方へ動かないよう抑制して安定化し、安全な固定を行う。
図3は、本発明の防舷材1が、水面下において岩壁9の突出する岩の突起部11の衝撃からどのように船体10を保護するかを示している。
穴目6a、6b、7で固定されている縄で防舷材が引き上げられる際、トーラスの内側および下側の穴5a〜dを経て水が排出される。
トーラスの開口部に向いているトーラスの内側は、完全に、あるいは部分的な方法で、閉鎖することも可能である。
図1に示す防舷材1のドーナツ形状によれば、防舷材中心でのトーラスの開口を通る水の側方への動きに対して防舷材1が敏感でないという利点がある。例えば楕円形や多角形のドーナツ形状といった変更例も可能であり、例えば、八角形基本形状(図1のx−y平面における断面図)であって円形のものや、例えば細長い形状といった全く異なる形状のみならずy−z平面に沿った断面で楕円形または多角形であるものや、円筒形状のものや、いかり形状のものが挙げられる。しかしながら、船体に対して保護関係にある際に平坦な表面の接触によって支持することができるので、平坦な外部輪郭を有する形状が好ましい。
宣伝の手段として、船の名前や装飾を防舷材1の外壁2に施すこともできる。
x−y平面に沿った断面図である。 y−z平面に沿った防舷材の断面図である。 防舷材を船に固定した状態で岩壁に停泊している船の断面図である。

Claims (7)

  1. 船への固定を行う固定手段(6、7)を備え、全体の密度が水の密度よりも大きいことを特徴とする船体保護用の防舷材(1)。
  2. 外壁(2)によって区切られた内部空間(3)と、防舷材の外壁の両端にそれぞれ設けられた少なくとも2つの穴(4a−4c、5a−d)とを有することを特徴とする請求項1に記載の防舷材(1)。
  3. 前記外壁(2)は、エラストマーから作られ、硬質材料の補強層(8)が埋設されたことを特徴とする請求項2に記載の防舷材(1)。
  4. 前記固定手段は、穴目であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の防舷材(1)。
  5. 円形状、楕円形状または多角形状を基本形状とするドーナツ形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の防舷材(1)。
  6. 前記防舷材(1)は、円環面開口へ向けて内方に、全体的あるいは部分的に開いていることを特徴とする請求項5に記載の防舷材(1)。
  7. 前記防舷材(1)は、円環面開口へ向けて内方に閉じていることを特徴とする請求項5に記載の防舷材(1)。


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