JP2008502440A - 調節式ひじかけとそのロック機構 - Google Patents

調節式ひじかけとそのロック機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2008502440A
JP2008502440A JP2007527090A JP2007527090A JP2008502440A JP 2008502440 A JP2008502440 A JP 2008502440A JP 2007527090 A JP2007527090 A JP 2007527090A JP 2007527090 A JP2007527090 A JP 2007527090A JP 2008502440 A JP2008502440 A JP 2008502440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
ball
armrest
support
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007527090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4643646B2 (ja
Inventor
セルベック,トルモー
ホルボェ,クリスティン
Original Assignee
シンベント アクティーゼルスカブ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シンベント アクティーゼルスカブ filed Critical シンベント アクティーゼルスカブ
Publication of JP2008502440A publication Critical patent/JP2008502440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4643646B2 publication Critical patent/JP4643646B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/54Supports for the arms

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Pens And Brushes (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】少なくとも一つのレバーを持つ調節式ひじかけ、ひじかけ支持体内とひじかけ内に固定されたジョイント装置およびロック装置を提供する。
【解決手段】支持面1と、少なくとも一つの操作レバー3と、ひじかけ支持体7およびひじかけに固定された一つのジョイント装置と、ロック装置とを持つ調節式ひじかけであって、ジョイント装置が、3軸回りでひじかけの回動を可能にし、少なくとも一つの操作レバー3がジョイント装置を選択的にロックしまたは解除し、これにより、3軸におけるひじかけ支持体7に対するひじかけの変位を選択的にロックするまたは解除することを特徴とする調節式ひじかけ。
【選択図】図2

Description

本発明は、調節式ひじかけとロック機構に関する。
この調節式ひじかけは、3軸回りで自由に調節でき、加えて一つのレバーまたはハンドルの操作により長手方向に移動させることもできる。このひじかけは、特に長時間にわたり、外科医にかなりのストレスを掛ける正確な手術をする際にサポートを必要とする外科医その他の職業に特に適している。さらには、並進運動に加え3軸回りの動きを可能にするジョイント機構について述べる。
特に外科医用の調節式ひじかけを持つ椅子が、米国特許第5029941号に示され、これには、種種のジョイントにより椅子に固定されたレバーを操作することにより2軸回りで回動可能なひじかけが記載されている。
高度の緊張をともない高度の正確さを必要とする手術中には、容易に調節可能なひじかけを持つことが要望される。手術に関してはまた、外科医は完全に殺菌されていることが必要である。これを達成するため、例えば手術用椅子のような殺菌されていない要素を通常は包装する。従って、例えば外科医により全ての角度に容易に調節可能なひじかけを提供すること、それと同時にひじかけが、この制約的な操作用ハンドルなしに殺菌材料で包装可能なこと、操作用ハンドルが殺菌用包装を介して操作可能であることが本発明の最終目的である。
本発明の調節式ひじかけとロック機構によりこの課題が解決される。
従って、本発明は、少なくとも一つのレバーを持つ調節式ひじかけ、ひじかけ支持体内とひじかけ内に固定されたジョイント装置およびロック装置を開示している。ジョイント装置は、3軸回りでひじかけを回動させることを可能にする。少なくとも一つのレバーにより、ジョイント装置をロックするか解除するかを選択することが可能であり、3軸におけるひじかけ支持体に対するひじかけの位置設定が可能となる。少なくとも一つのレバーは、ひじかけが設置された椅子に座った人により容易に届くことが可能なように、ひじかけの前に配置することができる。レバーが、例えばひじかけから離れた方向へ引かれたとき、ジョイント装置は解除され、ひじかけはユーザーのニーズに応じて調節することができる。ひじかけがその回りで回動可能となる3軸は、ボール・ジョイントまたはギンバル・ジョイント(gimbal joint)により行われる回動の軸に相当する。ボール・ジョイントまたはギンバル・ジョイントにおいて、軸が、回動可能となりひじかけの角度変位を前方、後方、側方、回動位置とすることを可能とする。
ジョイント装置はまた、ひじかけとひじかけ支持体との間の並進運動を可能にする。言い換えれば、ひじかけは、ひじかけ支持体上で、従って例えばひじかけ支持体が設置される椅子に対して、前後に移動可能である。
一実施形態において、ただ一つのレバーが可能であり、このレバーは、ひじかけの3軸回りの移動や並進移動に対してひじかけをロックまたは解除する。しかし、本発明は、例えば一つのレバーが並進運動用として具備され、一つが3軸回りの回動用として具備される他の実施形態も含んでいる。さらに別の実施形態では、各軸用のレバーも可能である。
さらに、本発明は、ジョイント装置を固定するためのハウジングを含むロック可能なジョイント装置に関する。二つの案内レールまたはトラックがハウジングに接続される。少なくとも一つのレバーにより、押圧可能なボールジョイント支持体に掛けられるクランプ力を調節することができる。ボールジョイント支持体は、ハウジングに接続された二つのトラックまたは案内レールと摺動自在に当接している。ジョイントボールと当接するボールジョイント支持体の少なくとも二つのクランプ面が、ボールジョイント支持体に設置されている。その結果、レバーによるジョイントボールへのボールジョイント支持体のクランプ(留め)によりジョイント要素が相互にロックされる。
ハウジングは、ジョイント装置の要素を固定または設置するためのベースを備えることができる。その間隔を変えることができる二つの平行なロック用レールと、長手方向保持部材は、ロック用レールの相互間隔を調節するためのレバーに沿ってハウジング内に設置することができる。ボール受けを持つ押圧可能なボールジョイント支持体は、ロック用レールの間に設置され長手方向保持部材によりその間で保持される少なくとも二つの平行な面を持って製作される。ジョイントボールは、ボール受け内に設置される。その結果、ボールジョイント支持体をジョイントボールとロック用レールへ同時に押圧するロック用レールによるクランプ(留め)によりジョイント要素が相互にロックされる。
ボールジョイント支持体、ジョイントボールおよび/またはロック用レールの間の面は、摩擦を向上するために粗い面にしても良い。ボールジョイント支持体は、押圧可能であり、二つの部材に分割されるかまたは押圧可能領域を含む。その結果、ロック用レールが支持体に向かって押圧されるとき、支持体はジョイントボール回りで押圧可能となる。長手方向保持部材は、例えばロック用レールが所定角度でクランク状になるように形成される。その結果、長手方向保持部材は、支持体のガイドとなる。ロック用レール上の保持部材は、たとえレールが離れており支持体がレールに沿って並進運動をするために自由度を持っていたときも、支持体がレールから外れないように通常は対向している。
ジョイント装置は、さらに、通常の押圧位置へ力をともなってロック用レールを相互に押圧もしくは付勢する、弾性要素またはスプリング要素を含んでも良い。そして、レバーと接続する解除機構は、解除機構が稼動すると力が解除される。また、ロック用レールは、例えば空圧装置、油圧装置または電気モーターのようなアクチュエータにより作動することも可能である。
ジョイント装置は、少なくとも一つのロック用レールのハウジングに対する長手方向変位により平行なロック用レール間の間隔を変更する、押圧要素またはクランプ要素をさらに含んでも良い。そして、スプリング要素は、ロック用レールがボールジョイント支持体に向かって押圧してジョイント装置をロックする位置に向かって付勢される。クランプ要素は、クランプ要素がハウジングとロック用レールとの間で固定されるときのロック機構用ハウジングに対して、ロック用レールが移動するとき、ロック用レールを離れるように回動させる回動要素とすることができる。または、ジョイント要素は、キー溝内のボール、カム要素、要素の直線動によりくさび力を発生させるための、対象分野内で周知なその他の要素で代用することができる。
ジョイント装置は、通常の押圧位置へ力をともなってボールジョイント支持体を直接的または間接的に押圧する弾性要素をさらに含んでも良い。弾性要素は、金属製スプリング、エラストマその他の適切な要素であっても良く、例えば葉の形状、らせん形状ベルビル(belleville)スプリング形状等で形成されても良い。レバーに接続された解除機構は、レバーを作動することにより力を解除する。
ジョイント装置は、少なくとも一つのロック用レールのハウジングに対する長手方向変位により平行なロック用レール間の間隔を変更する、押圧要素を含んでも良い。このスプリング要素は、少なくとも一つのロック用レールを長手方向変位に逆らって保持する。
弾性要素は、ボールジョイント支持体を形成する二つの要素間に設置される。
偏心またはカム形状ロッドがハウジング内で支持される。そして、このロッドは、ジョイントボールを解除するためにボールジョイント支持体の部材を離れて押圧するために、レバーの操作により長手方向軸回りで回動されることができる。このロッドは、円形断面、楕円形断面、4サイクル内燃機関のカム軸のような形状、または軸回りで回動するときロッドに当接する要素を押圧可能な任意の形状を持っても良い。ロッドは、回動自在に支持されハウジング、ハウジングと接続された案内用レールもしくはトラックと平行に延びることが好ましい。
レバーは、ボールジョイント支持体の部材がジョイントボールを機械的もしくは手動で解除するために互いに分離することを確保する要素を作動させる。レバーは、ボールがボールジョイント支持体に対して解除されることを確保する要素に直接作動する。
または、ハンドルは、ボールジョイント支持体の部材がジョイントボールをアクチュエータ駆動により解除するために互いに分離することを確保する要素を作動させる。この場合、ハンドルは、一般的に、ジョイントを解除するために電気駆動アクチュエータに作用する電気スイッチ、ポテンショメータまたは類似要素に作用する。
図1に、本発明の調節式ひじかけを示す。ひじかけは、好ましくはひじを休める支持面1を含む。ジョイントボール付きひじかけ支持体7は、ひじかけに固定されている。ひじかけハウジング2は、ひじかけ用ロック機構と、ひじかけの最前部に操作レバー3を収容している。
図2に、図1のひじかけが示され、ロック機構の詳細が明確に示されている。図2には、図1で示された位置とは別の位置のひじかけ支持体7が示されている。図に、レバー3がプッシュロッド4によりロック用レール5を引く方式が示されている。弾性要素8は、ひじかけ支持体7上でロック用レール5とジョイントボールの間で押圧されるボールジョイント支持体6とともに第1位置にロック用レール5を保持する。レバー3に力を加えることにより、ロック用レール5は、クランプを解除しひじかけ支持体7に対してひじかけを調節するために、弾性要素8の力に抗してハウジング2に対して変位する。
弾性要素8をともなうロック用レールまたはクランプは、ジョイント要素またはボールジョイント支持体6が押圧されることを保証する。言い換えれば、ロック用レールまたはクランプは、ジョイントボール/ボールジョイント支持体7を押圧しロックする。レバーまたはハンドル3を引き出すと、ロック用レール5は、ひじかけのハウジング2に対して平行に変位する。その結果、ボールジョイント支持体またはジョイント要素6が解除される。ボールジョイント支持体6は、ロック用レール5に沿って移動することができ、同時にひじかけ支持体のジョイントボール回りで回動自在に解除される。レバー3が解除されると、ロック用レール5は、ロック位置に戻るように平行に変位する。
図3に、ひじかけ支持体7が異なる位置に調節された、図2のひじかけを示す。図3を残りの図と比較すると、図3はひじかけの調節可能性を明確に示している。
図4aおよび図4bは、図1〜3で示された本発明の実施形態において、ひじかけ支持体7のロック機構をさらに詳細に示している。図4aにおいて、ロック機構がロック位置にある状態で示されており、図4bでは、ロック機構が解除位置で示されている。これらの図から、ロック機構用ハウジングが明確に示されおり、さらに以下のことが示されている。すなわち、ロック機構用ハウジングの最前部がロック機構解除用レバー3を含んでおり、その結果、ジョイントボールを持つひじかけ支持体7が解除され、ひじかけが、ひじかけ支持体上で前後に変位し、無限の種類の位置で回動し所定角度に位置付けられることが可能となる。
ジョイントにより、ひじかけの3軸回りの回動および直線的移動が可能となる。
ロック位置において、ロック用レール5はボールジョイント支持体6を押圧する。その結果、ロック用レール5とボールジョイント支持体6との間の摩擦により、ボールジョイント支持体6およびひじかけ支持体7がロック用レール5に沿って前後に摺動することが防止される。ロック用レール5がボールジョイント支持体6を、従ってひじかけ支持体7上のジョイントボール10を押圧するとき、ボールジョイント支持体6とひじかけ支持体7との間の摩擦により、それらの間の運動が防止される。レバー3がロック機構用ハウジング2に対して外方へ引き出されると、ロック機構用ハウジング2とロック用レール5との間のクランプ要素9が解除される。その結果、ロック用レール5、ボールジョイント支持体6およびひじかけ支持体7上のジョイントボール10の間の力が低減され、従って、これらは相互に動くことが可能となる。クランプ要素9は、クランプ要素9がこれらの間に配置され、ロック用レール5がロック機構用ハウジング2に対して変位されるとき、ロック用レール5を離れるように回動させるジョイント要素として示されている。四つのクランプ要素9が、各ロック用レールの各端部に一つずつ示されている。しかし、ロック用レールの一方をハウジング2に固定して、他方をボールジョイント支持体6とロックし解除されるようにしても良い。
ボールジョイント支持体6は、二つの部材になっているか、または弾性領域を含む。これにより、ロック用レール5によりクランプ要素9がボールジョイント支持体6に加えられる力が、ひじかけ支持体7のジョイントボール10へ伝達される。クランプ要素9のクランプ力、弾性要素8の引張力、ジョイント要素、ジョイントボール10とロック用レール5の間の摩擦、および当接面積との間の相互関係は、レバー3が操作されていないときのひじかけ支持体7に対するひじかけの十分なロックが具備されるように調節されなければならない。
本発明により、ひじかけを側方へ傾斜すること、上下へ傾斜すること前部または後部を上下へ移動することが可能となり、同時にひじかけを一つの取っ手で前後に移動することが可能となる。支持面の位置を変化させるために、同時に支持面上のひじかけになるようハンドル3が手で引き出される。そのときロック用レール5は、前方へ移動させられボールジョイント支持体6を解除する。こうして、ひじかけは、要求作業位置に位置付けられることができる。
本発明の目的は、一つの取っ手で様々な作業面を実現することである。主要なものは、平行変位に基づいており、これはロック機構を意図するものでもある。
図5は、前の図で示されたジョイント要素またはボールジョイント支持体6の拡大図である。ボールジョイント支持体6は、ボール受けを持った二つの滑動ブロックと少なくともロック用レール5の間の二つの平行な面を備えるように設計されている。ジョイントボール10は、ボール受け内に設置される。
力Fをかけることにより、摩擦力がレール5、ボールジョイント支持体6およびジョイントボール10の間にかかる。
図から力Fを加えることによりレール5に対するボールジョイント支持体6とひじかけ支持体7に固定されたジョイントボール10の両方がロックされる。
さらに、この図で、保持部材11とレール5がボールジョイント支持体6をレール5へどのように保持しているかが明瞭に示されている。
図6は、別の実施形態のクランプ要素を示したものである。ここでは、偏心要素8がレール5を左方向へ引くと、キー溝内のボール12が、レール5をひじかけハウジング2から離すように押圧できることが示されている。従って、この機構は、ボールジョイント支持体6とジョイントボール(図示せず)を押圧固定するために使用できる。レバー(図1〜4において符号3で示されている)は、解除用プッシュロッドによりレールを右方向へ引くことができ、その結果、ボールジョイント支持体6に対する力を無くしジョイントが解除される。
ボールジョイント支持体6、ボールジョイント10および解除レール5は、要素間で十分な摩擦を確保する材料で製作されなければならない。さらに、これらの要素間の交差により、連結が可能となる。これらの要素は、平らでない構造を持つか、あるいはクランプ要素9がロック用レール5をボールジョイント支持体6およびひじかけ支持体7上のジョイントボール10に対してクランプする(留める)ときの要素間の良好なロックを確保する表面を備える。レール5、ボールジョイント支持体6およびジョイントボール10の間の面は、ロック中に十分な摩擦を確保する材料で製作されなければならない。そして、別の実施形態では、これらの面は、力Fがかかったとき相互に要素をロックすることをさらに確実にするため、粗いぎざぎざした面を含んでも良い。
クランプ要素または回動要素9は、例えばカム要素または要素の直線的変位から生じるくさび力が掛かる当該分野で周知の他の要素で代替え可能である。
図7は、本発明に係る別の実施形態のロック可能なジョイント装置を示したものである。この実施形態では、ボールジョイント支持体6は、穴を持つ二つの実質上板形状のボディから作られている。このボディは、相互に向かって押し付けられ、ジョイントボール10に対して押し付けられている。この実施形態において、弾性要素8は、実質上板形状のボディの間に設置され、ジョイントボール10に対してこれらのボディを押し付けている。その結果、ボール10は、ボールジョイント支持体6を構成する板形状のボディへロックされ、所定角度でジョイントをロックする。弾性要素8は、コイルスプリングの中央に設置されたスクリューを持ち、カップ16内へ設置されたスプリングとして示されている。スプリングは、緊張されており、ナット17はスクリューへねじこまれ、これにより、板は互いにそしてボール10に向かって押し付け合っている。スプリング力は、ナット17を緊張/弛緩することにより調節が可能である。ジョイントは、(傾斜させるため並置されている)板の一つをボール上で垂直に変位させる効果を持って、一つの偏心ロッド15により左側および右側の両側で調節可能である。図7で、課題解決方法は、ロッド15に当接するローラ18を含む。その結果、たとえボール10がボールジョイント支持体から解除されている位置に、ロッド15がいたとしても、ボールジョイント支持体6の板の一つは、並進運動用の偏心ロッド15に沿って回動可能となる。レバーまたはアクチュエータがユーザーにより操作されたとき、偏心ロッド15が回動し、ジョイントは並進運動とねじりまたは回動の両方を同時に実行可能となる。この実施形態において、ロッド15は、適切な凹部またはボディ(図示せず)と当接するピン19を含んでも良い。その結果、例えば、溝との当接のための固定ピン20に沿っての並進運動は、ロッド15の所定の回動により防止される。
図8は、図7の実施形態を上方から視た図である。この図において、偏心解除ロッド15、ローラ18、ボール10、ボールジョイント支持体6、弾性要素8および偏心解除ロッド15上のピン19が相対関係を持って設置されていることが明瞭に示されている。この図において、ボールとボールジョイント支持体6のロック面との間のプラスチック・カップまたはプラスチック・ライナ21が明瞭に示されている。硬いボール10(例えばセラミック)は、硬質プラスチック・ライニングを使用することを可能にする。これは、軟質プラスチック・ライニングよりも磨耗が少ない。プラスチック・ライニング21は、ボール面上で所定面積を有し、ボール10の曲面に適合されている。ロック力を増加させるために、プラスチック・ライニング21およびボール10上で所定の面粗さを持つことが必要である。または、ボールジョイント支持体のロック用板内の穴は、(円錐状ではなく)ストレートにカットされても良い。その結果、小さな表面に高い圧力がかかることによりロックがなされることとなる。ボールを包囲する大きな表面に分布されるロック力は、ボールジョイントの良好なロックを与える。または、プラスチック・ライニング21は、ボールを包囲する膜を含んでも良い。ライニングやボール上の面粗さは、増加した摩擦を提供し、従ってボールジョイントの良好なロックを提供する。ボール10上の金属対金属(例えばスチール)とロック用板を使用することもできる。しかし、この方法は、押し付けが起きる傾向がありかなりの磨耗が生じる可能性がある。
図9において、ロッド15が、板の一つに向かって押し付けられて、並進運動がそれゆえロックされている。レバーがいくらか上昇すると、板は離れるように押され、ひじかけは、前後に調節可能となる(図10)。ハンドルがさらに上昇すると、ロッドは上側の板を(スプリング荷重に抗して)上方へ押す。そして、ひじかけは要求角度へ回動する(図11)。レバーが解除されるとスプリングはボールジョイントをロックする。レバーの重量は、ロッドを下側の板に向かって押し、それゆえ前後運動をロックする。
図9、10、11の方法では、並進と回動を同時には調節できない。並進と回動は、ロッド15の、従ってジョイント調節用のハンドルまたはレバーの異なった位置で、調節されなければならない。図9、10、11から、溝内、例えばひじかけ内またはハウジング内を滑ることができる滑動ピン20をともない、並進運動がいかになされるかが示されている。並進運動をロックすることは、図7、8で示されるように、解除ロッド15上のピン19を含むことにより達成される。ピン19は、下側板上の溝(図示せず)と当接する。
レバーは、好ましくはひじかけの下側端に設置され、ひじかけを調節するため上方への実用的動きを有する。ひじかけは、レバーを解除することによりロックされる。
並進と回動を調節可能にする分離されたハンドルに代わり、ただ一つの調節用レバーまたはハンドルとすることが好ましい。調節用レバーの垂直運動は、殺菌カバーをしたとき、もっともユーザーフレンドリーで安全な方法であると考えられる。調節用ハンドルは、ロックを解除するために上方へ引かれ、ひじかけを再ロックするために解除される。
本発明に係る実施形態のひじかけを示す。 図1のひじかけを下から見た図であり、ロック機構も示されている。 図1、2のひじかけであり、ロック機構の詳細が示されている。 ひじかけの残りの図であり、ロック機構の詳細がさらに示されており、ロック機構がロック位置で示されている。 ひじかけの残りの図であり、ロック機構の詳細がさらに示されており、ロック機構が解除位置で示されている。 本発明に係る一実施形態のボールジョイントの主要断面図である。 本発明に係る別の実施形態のクランプ要素の詳細断面図である。 本発明に係る別の実施形態のボールジョイントの主要断面図である。 図7の実施形態を異なった角度から視た図である。 本発明に係るさらに別の実施形態のボールジョイントの主要断面図である。 図9において、偏心解除バーが第2位置にある状態を示す。 図9において、偏心解除バーが第3位置にある状態を示す。

Claims (12)

  1. 支持面(1)と、少なくとも一つの操作レバー(3)と、ひじかけ支持体(7)およびひじかけに固定された一つのジョイント装置と、ロック装置とを持つ調節式ひじかけであって、
    ジョイント装置が、3軸回りでひじかけの回動を可能にし、少なくとも一つの操作レバー(3)が前記ジョイント装置を選択的にロックしまたは解除し、これにより、3軸における前記ひじかけ支持体(7)に対する前記ひじかけの変位を選択的にロックするまたは解除することを特徴とする調節式ひじかけ。
  2. 前記ジョイント装置が、前記ひじかけと前記ひじかけ支持体(7)との間で並進運動を可能にすることを特徴とする請求項1に記載の調節式ひじかけ。
  3. ただ一つの操作レバー(3)が設置され、
    前記操作レバー(3)が、前記ひじかけ支持体(7)に対して前記ひじかけを、3軸回りおよび並進運動方向において、ひじかけをロックするまたは解除することを特徴とする請求項2に記載の調節式ひじかけ。
  4. ジョイント装置を固定するためのハウジング(2)と、
    前記ハウジング(2)に接続された二つの案内レールまたは溝と、
    押圧可能な前記ボールジョイント支持体(6)に掛かるクランプ力を調節するための少なくとも一つの操作用レバー(3)と、を備えるロック可能なジョイント装置であって、
    前記ボールジョイント支持体が、前記ハウジング(2)に接続された二つの案内レールまたは溝と滑動可能に当接されており、
    前記ボールジョイント支持体(6)内に設置されたジョイントボール(10)と当接するための少なくとも二つの押圧面を、前記ボールジョイント支持体(6)上に有して、前記操作用レバー(3)を調節して、前記ボール(10)に対して前記ボールジョイント支持体(6)をクランプすることにより、それらの間のジョイント要素をロックすることを特徴とするジョイント装置。
  5. 前記案内レールが、その間で間隔を変化させることができる二つの平行なロック用レール(5)と長手方向保持部材(11)を含み、
    前記操作用レバー(3)が、二つの平行な前記レール(5)の間の前記間隔を調節するために具備され、
    押圧可能な前記ボールジョイント支持体(6)の二つの前記押圧面が、ボール受け形状となっており、
    前記ボールジョイント支持体(6)が、前記レール(5)の間に設置された少なくとも二つの平行な面をさらに含み、これらの間で前記長手方向保持部材(11)により保持され、
    前記ジョイントボール(10)が、前記ボール受け内に設置されており、前記レール(5)の押圧力が、同時に前記ボールジョイント支持体(6)をロック用レール(5)の下で前記ジョイントボール(10)に向かって押圧し、それらの間にあるジョイント要素がロックされることを特徴とする請求項4に記載のジョイント装置。
  6. 前記ボールジョイント支持体(6)、前記ジョイントボール(10)および/または前記レール(5)の間の面が、摩擦を向上するために粗い面になっていることを特徴とする請求項4に記載のジョイント装置。
  7. 前記ボールジョイント支持体(6)を前記ボール(10)に向かって通常の押圧位置へ力により直接的または間接的に押す弾性要素(8)を含み、
    前記レバー(3)により作動される前記レールまたはロッド(5、15)が作動すると前記力を解除することを特徴とする請求項4に記載のジョイント装置。
  8. 複数の前記レール(5)の間の間隔を、前記ハウジング(2)に対する長手方向変位により変更する押圧要素(9)を含み、
    前記弾性要素(8)が、少なくとも一つの前記レール(5)を、前記長手方向変位に抗して弾性的に保持することを特徴とする請求項5に記載のジョイント装置。
  9. 前記弾性要素(8)が、前記ボールジョイント支持体(6)を形成する二つの要素の間に設置されていることを特徴とする請求項6に記載のジョイント装置。
  10. 偏心またはカム形状ロッド(15)が、前記ハウジング内で支持されており、
    前記ジョイントボール(10)を解除するため、前記ボールジョイント支持体(6)の前記部材を互いに離れるように押すことを目的として、前記ロッド(15)が、前記ハンドルの操作により長手方向軸回りに回動することを特徴とする請求項6に記載のジョイント装置。
  11. 前記レバーが前記要素を作動させ、前記ボールジョイント支持体(6)の部材を離すよう移動させ、ジョイントボールを機械的に解除することを特徴とする請求項4に記載のジョイント装置。
  12. 前記ハンドルが前記要素を作動させ、前記ボールジョイント支持体(6)の部材を離すよう移動させ、ジョイントボールを駆動アクチュエータにより解除することを特徴とする請求項4に記載のジョイント装置。
JP2007527090A 2004-06-11 2005-06-10 調節式ひじかけのロック可能なジョイント装置 Expired - Fee Related JP4643646B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NO20042444A NO320868B1 (no) 2004-06-11 2004-06-11 Justerbart armlene samt en lasemekanisme
PCT/NO2005/000199 WO2006001701A1 (en) 2004-06-11 2005-06-10 Adjustable armrest and a locking mechanism therefore

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008502440A true JP2008502440A (ja) 2008-01-31
JP4643646B2 JP4643646B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=35005921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007527090A Expired - Fee Related JP4643646B2 (ja) 2004-06-11 2005-06-10 調節式ひじかけのロック可能なジョイント装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20080138149A1 (ja)
EP (1) EP1761144A1 (ja)
JP (1) JP4643646B2 (ja)
CA (1) CA2568000A1 (ja)
NO (1) NO320868B1 (ja)
WO (1) WO2006001701A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9360304B2 (en) 2012-08-10 2016-06-07 Research Institute Of Innovative Technology For Th Method for measuring volumetric changes of object
US9173499B2 (en) * 2013-07-19 2015-11-03 Royal Technologies Corporation Adjustable armrest apparatus
ES2648539B1 (es) * 2016-06-29 2018-06-27 David LOPEZ ESCRIBANO Apoyo corporal organoléptico adaptable
US10391904B2 (en) 2016-09-08 2019-08-27 Ford Global Technologies, Llc Inertia latch for a vehicle armrest using a spring loaded cam
US11787063B2 (en) 2020-09-11 2023-10-17 Verb Surgical Inc. Linear lock and adjustable arm support system
KR102583523B1 (ko) * 2021-07-13 2023-09-27 유장권 조립식 소파 베드

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5029941A (en) * 1989-02-16 1991-07-09 J. D. Moller Optische Werke Gmbh Surgeon's chair
EP0815777A2 (de) * 1996-07-01 1998-01-07 Dauphin Entwicklungs- u. Beteiligungs-GmbH Armlehne für Bürostühle
JP2002306277A (ja) * 2001-04-18 2002-10-22 Koichi Iwata 腕載せ台、及び、その組立設置方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1728931A (en) * 1928-01-14 1929-09-24 William R Griffey Mirror bracket
DE8034520U1 (de) * 1980-12-24 1981-05-27 Fa. Carl Zeiss, 7920 Heidenheim Vorrichtung zum befestigen eines beobachtungsgeraetes an einem stativ
US5209924A (en) * 1989-08-07 1993-05-11 Minnesota Mining And Manufacturing Company Polysiloxane-grafted copolymer topical binder composition with novel fluorochemical comonomer and method of coating therewith
US5597207A (en) * 1991-09-05 1997-01-28 Industrial Ergonomics Ergonomic arm support
DE4333913C2 (de) * 1992-10-09 1997-11-20 Link Johs Sonor Gmbh Einstellvorrichtung an längen- und/oder neigungsverstellbaren Haltern, insbesondere für Percussions-Musikinstrumente
US5653499A (en) * 1994-11-30 1997-08-05 Goodall; Kirk Bryant Chair bracket supporting keyboard and mouse platforms
JP3014483U (ja) * 1995-02-08 1995-08-08 星野楽器株式会社 ドラムの自在保持ホルダ
CA2162781C (en) * 1995-11-14 2000-05-23 David Novis Arm support device
JP3016745B2 (ja) * 1997-03-31 2000-03-06 三鷹光器株式会社 バランスチェアー
US6663055B2 (en) * 2000-03-15 2003-12-16 The Or Group, Inc. Armboard assembly
US6513774B2 (en) * 2000-03-27 2003-02-04 Michael J. Hailson Adjustable mounting apparatus
WO2002043526A2 (en) * 2000-12-01 2002-06-06 Larson John E Unaligned multiple-column height adjustable pedestals for tables and chairs that tilt and slide
CA2337329C (en) * 2001-02-15 2010-12-07 Akio, R, D & D Elbow rest device for dental professionals
FR2843533B1 (fr) * 2002-08-14 2004-09-24 Rehau Sa Accotoir ou accoudoir reglable pour fauteuils et plus generalement pour sieges
US7455271B2 (en) * 2005-08-17 2008-11-25 Rgb Systems, Inc. Method and apparatus for adjustably mounting a speaker

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5029941A (en) * 1989-02-16 1991-07-09 J. D. Moller Optische Werke Gmbh Surgeon's chair
EP0815777A2 (de) * 1996-07-01 1998-01-07 Dauphin Entwicklungs- u. Beteiligungs-GmbH Armlehne für Bürostühle
JP2002306277A (ja) * 2001-04-18 2002-10-22 Koichi Iwata 腕載せ台、及び、その組立設置方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006001701A1 (en) 2006-01-05
NO20042444D0 (no) 2004-06-11
US20080138149A1 (en) 2008-06-12
JP4643646B2 (ja) 2011-03-02
CA2568000A1 (en) 2006-01-05
EP1761144A1 (en) 2007-03-14
NO320868B1 (no) 2006-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4643646B2 (ja) 調節式ひじかけのロック可能なジョイント装置
US7766426B2 (en) Tilt controls for chairs
JP4035493B2 (ja) ヘッドレスト支持及び調節機構
US5066069A (en) Chair back and seat adjustment mechanism
US5190349A (en) Dental chair
AU661570B2 (en) Chair
WO2007005757A2 (en) Support assembly for robotic catheter system
US11826289B2 (en) Surgical boot with splined support rod
US20130234484A1 (en) Backrest Inclination Structure for Lumbar Support
JP2008535592A (ja) 椅子の座部傾斜調整のための装置
WO2010062813A1 (en) Quick release bench vise system
JP2000139602A (ja) ロッキング装置のロック機構
KR102211919B1 (ko) 수술 중에, x-레이 촬영되는, 환자를 지지하기 위한 디바이스를 위한 환자-지지부
US9271886B2 (en) Reactive headrest system for disabled individuals
US20090302656A1 (en) Preference Control Mechanism
US20230022713A1 (en) Double angle back support adjustment
JP4773801B2 (ja) ロッキング装置のロック機構
EP2986183B1 (en) A chair adjustment device
JP3967710B2 (ja) リクライニング装置
JP7406859B1 (ja) デスクシステム及びこれに用いられる移動可能なデスク
JP2011193927A (ja) 椅子
JPH07255668A (ja) 眼科機器の制動機構
CA2599105A1 (en) Improvements in tilt controls for chairs
JPH10313968A (ja) 椅子のロッキング強弱調節装置
JP3003015U (ja) リクライニング椅子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100831

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees