JP2008309554A - 漏洩電磁波受信装置及び漏洩電磁波受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】微弱な漏洩電磁波に含まれる情報を精度良く測定、評価する。
【解決手段】電子機器等の内部回路で使用されるディジタルパルス信号により生じた漏洩電磁波を、受信アンテナ11により、その放射スペクトルの占める広い周波数帯域にわたって一括して受信し、受信信号と基準パルス発生回路13で発生した基準パルス信号とをミキサ回路15により混合して復調する。これにより、漏洩ディジタルパルス信号の複数のピークの電力を統合して利用可能となるので、S/N比の良い受信動作ができ、より高精度な受信レベルの測定や、より高感度な受信、復調が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器等から漏洩する電磁波を受信し、その漏洩電磁波に含まれる情報を測定、評価する技術に関する。
情報端末機器や通信装置、家電製品等の高性能化、高機能化に伴い、内部回路で扱う電気信号の高速化、広帯域化が進展し、それと共にディジタル信号が使用される機会が増えている。このような状況下では、これらの機器から意図しない電磁波が漏洩し、他の通信機器や家電製品の動作に影響を与える可能性や、これらの漏洩電磁波に重畳された情報を第三者により盗聴、再生され、情報が漏洩する危険性が増大している。
これらのリスクを把握しトラブルを防止するためには、漏洩電磁波のレベルを正確に測定し、それが外部に与える影響が大きい場合には、電磁シールドや回路、実装の工夫等により、電磁的対策を講じる必要がある。また、漏洩電磁波による情報の盗聴を防ぐためには、機器内部で扱う情報(通信データ、画像データ等)が漏洩電磁波にどの程度含まれているのかを、精度良く測定評価する手段が重要となる。
従来、無線信号を受信、復調する方法としては、ヘテロダイン方式が広く用いられている。ヘテロダイン方式は、局部発振回路により生成した特定周波数のキャリア信号と、受信した無線信号とを混合して周波数変換を行い、キャリア信号と無線信号の周波数の差分として得られた中間周波数の信号(IF信号)を増幅、フィルタリング、検波・復調することにより、所望の復調信号を生成する復調方式である。
ヘテロダイン方式は、一般に経済的に高性能を実現することが難しい広帯域の高周波増幅や、受信周波数に合わせた可変周波数での高周波フィルタリングを行う必要が無く、周波数の低い中間周波数帯で信号増幅や固定周波数でのフィルタリングを行えば良いため、安価で性能の高い増幅回路やフィルタを採用することができ、受信装置の感度や選択度の向上が容易である。
図8は、ヘテロダイン方式の受信装置7である。受信アンテナ71により受信した受信信号(図9(a)に示す)から高周波フィルタ72を用いて特定の周波数fsを選択し、高周波増幅器73により増幅する(図9(b)に示す)。そして、ミキサ回路75により、増幅した受信信号(図9(b)に示す)と局部発振回路74により発生させた周波数foの正弦波である局部発振信号(図9(c)に示す)と混合させ、fs−foの周波数を持ち、受信信号と同じ変調成分をも散った中間周波数信号(図9(d)に示す)を得る。この中間周波数信号は、電気回路で取り扱いやすい低周波領域に設定されるため、選択度などの性能が高い中間周波数フィルタ76を用いて不要信号、雑音を除去して中間周波数信号(図9(e)に示す)を得る。この中間周波数信号(図9(e)に示す)を中間周波数増幅器77により増幅し、検波・復調回路78により検波、復調して所望の信号を得るものである。このように、ヘテロダイン方式は、中間周波数帯域での信号処理が可能であるため、高感度、高選択度の受信装置を実現できる。また、ヘテロダイン方式においては、中間周波数の増幅回路やフィルタの帯域幅を、受信する占有帯域幅とほぼ同程度に設計するため、事前に判っている特定の周波数において特定の占有帯域幅を有する信号については良好な受信、復調が可能である。
しかしながら、ディジタル信号により生じる漏洩電磁波などでは、ディジタル信号の基本ビットレート(繰り返し周波数)だけでなく、その整数倍の高調波成分などを広帯域に含むものとなるため、ヘテロダイン方式の受信機によってその全ての周波数成分を一括して受信することは困難である。ヘテロダイン方式の受信機においても、このような漏洩電磁波の特定の1つの周波数ピークに受信周波数を同調させることで、それに含まれている情報信号を復調することが可能であるが、この場合の受信信号には元の漏洩電磁波の電力の一部しか含まれていないため、受信効率が悪く、感度が低いものとなってしまう。
このような漏洩電磁波には、例えば、PCおよびそのモニタやディスプレイケーブルから漏洩する電磁波が挙げられる。この漏洩電磁波を適当な方法で受信、復調することにより、モニタに表示された画像を遠隔で再現すること(TEMPEST)ができるため、その存在が情報セキュリティに対する驚異として指摘されている(特許文献1、非特許文献1参照)。一般に広く使用されているVGAやSVGAなどの画像ディスプレイインタフェースからの漏洩電磁波は、画像信号の輝度情報を振幅とし、画素の表示速度である数十Mbpsのビットレートを持ったドットクロックパルスにより生じる。この漏洩電磁波の周波数スペクトルは、ドットクロック周波数の整数倍の位置に、複数の高調波の放射ピークが生じる形となるが、これらのピークのいずれか一つに同調する受信機により、画像パルス信号の受信、再生を行うことができる(特許文献2参照)。
国際公開第2005/114902号パンフレット 特開平06−178330号公報 馬杉正男、外5名、「情報通信端末からの不要電磁波による情報漏洩防止技術の検討」、2006年電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集、B−4−1、p.277、2006年9月 登坂俊英、外4名、「PCディスプレイからの漏洩電磁波による情報再現性の評価法」、2007年電子情報通信学会総合大会講演論文集、B−4−36、p.360、2007年3月
しかしながら、ヘテロダイン方式では、漏洩電磁波の全ての放射電力のうち一部のみを取り出して受信しているに過ぎず、放射電力の残りの部分は利用していないため、受信効率が悪く、また全放射電力を測定することもできない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、微弱な漏洩電磁波に含まれる画像信号などの情報を、その全放射スペクトル領域にわたって精度良く測定、評価することができる漏洩電磁波受信装置及び漏洩電磁波受信方法を提供することにある。
第1の本発明に係る漏洩電磁波受信装置は、電子機器から漏洩する漏洩電磁波を受信して受信信号を出力する受信手段と、受信信号に含まれる漏洩ディジタルパルス信号の基本ビットレートの整数倍の周波数を有する基準信号を発生する基準信号発生手段と、受信信号と基準信号とを乗算するミキサ回路と、ミキサ回路の出力信号から所望の周波数帯域の信号を抽出するフィルタ回路と、フィルタ回路の出力信号を検波、復調する復調回路と、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、漏洩電磁波の受信信号と、漏洩電磁波に含まれる漏洩ディジタルパルス信号の基本ビットレート(繰り返し周波数)と等しい周波数を有する基準信号とを乗算することにより、漏洩ディジタルパルス信号の変調成分がベースバンド帯域に周波数変換される。この周波数変換された信号から所望の周波数帯域の信号を抽出し、適切な方法で復調することにより、より高感度に、情報を含んだ信号を得ることができる。
上記漏洩電磁波受信装置において、基準信号発生手段は、基本ビットレートの整数倍のビットレートを有するパルス信号を基準信号として発生することを特徴とする。
本発明にあっては、基準信号にパルス信号を用いることにより、パルス信号のビットレートと同調するビットレートを有する漏洩ディジタルパルス信号を選択的に受信することを可能とする。
上記漏洩電磁波受信装置において、基準信号発生手段は、漏洩ディジタルパルス信号の基本ビットレートの整数倍の周波数の基準正弦波信号を発生する局部発振回路と、基準正弦波信号の周波数の整数倍の周波数を有する正弦波信号を発生させる周波数逓倍回路と、を備え、基準正弦波信号及び正弦波信号を基準信号としてミキサ回路に入力することを特徴とする。
本発明にあっては、漏洩ディジタルパルス信号の基本ビットレートの整数倍の周波数を有する複数の正弦波により基準信号を構成することで、基準信号にパルス信号を用いた場合に対して、基準正弦波信号の周波数の偶数次の高調波が利用できるので、より受信感度を向上させることができる。
上記漏洩電磁波受信装置において、周波数逓倍回路の出力信号を周波数毎に分離して複数の単一周波数の正弦波信号として出力する分別フィルタ回路と、基準正弦波信号および分別フィルタ回路から出力される正弦波信号の信号レベルをそれぞれ個別に調節するレベル調整回路と、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、周波数逓倍回路からの出力信号を複数の単一周波数の正弦波信号として出力する分別フィルタ回路と、基準正弦波信号及び分別フィルタ回路から出力される正弦波信号の信号レベルを調節するレベル調整回路とを備えることにより、基準正弦波信号とその高調波の信号レベルを適切に調節することができるので、受信した漏洩ディジタルパルス信号の歪みを低減し、忠実度の高い受信、復調が可能となる。
上記漏洩電磁波受信装置において、基準信号発生手段は、漏洩ディジタルパルス信号の基本ビットレートの整数倍の周波数の基準正弦波信号を発生する局部発振回路と、基準正弦波信号の位相と同期した当該基準正弦波信号の周波数の整数倍の正弦波信号を発生する複数のPLL回路と、基準正弦波信号および複数の正弦波信号の信号レベルをそれぞれ個別に調節するレベル調整回路と、を備え、レベル調整回路の出力信号を基準信号としてミキサ回路に入力することを特徴とする。
本発明にあっては、アナログ回路である周波数逓倍回路が不要となり、ディジタル回路をベースに構成できるので、より経済的に装置を提供することが可能となる。
上記漏洩電磁波受信装置において、受信信号から漏洩ディジタルパルス信号の基本ビットレートの整数倍の周波数を有する信号を抽出する抽出手段を備え、基準信号発生手段は、基準信号の位相を抽出手段が抽出した信号の位相に合わせる位相同期回路を有することを特徴とする。
本発明にあっては、受信信号から漏洩ディジタルパルス信号を抽出する抽出手段を備え、抽出した信号の位相に基準信号の位相を同調させることにより、安定した受信が可能となる。
上記漏洩電磁波受信装置において、フィルタ回路からの出力信号から画像を表示するための同期信号を抽出し、再生する同期信号再生回路を有することを特徴とする。
本発明にあっては、受信信号から画像を表示するための同期信号を抽出することにより、復調回路により復調した信号とともに、その同期信号をモニタディスプレイに入力することができるので、安定して再生画像を表示することが可能となる。
第2の本発明に係る漏洩電磁波受信方法は、電子機器から漏洩する漏洩電磁波を受信して受信信号を出力するステップと、受信信号に含まれる漏洩ディジタルパルス信号の基本ビットレートの整数倍の周波数を有する基準信号を発生するステップと、受信信号と基準信号とを乗算するステップと、乗算するステップにおいて乗算された出力信号から所望の周波数帯域の信号を抽出するステップと、抽出するステップにおいて抽出された出力信号を検波、復調するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、微弱な漏洩電磁波に含まれる画像信号などの情報を、その全放射スペクトル領域にわたって精度良く測定、評価することができる漏洩電磁波受信装置及び漏洩電磁波受信方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態における漏洩電磁波受信装置の構成を示すブロック図である。同図に示す漏洩電磁波受信装置1は、受信アンテナ11、広帯域増幅器12、基準パルス発生回路13、位相調整回路14、ミキサ回路15、フィルタ回路16及び復調回路17を備える。本漏洩電磁波受信装置1は、電子機器等からの漏洩電磁波の受信周波数を選択して復調し、信号出力を得るものである。
受信アンテナ11は、電子機器等から発生している漏洩電磁波を受信する。受信アンテナ11には、高調波スプリアス等も含めた周波数帯域の主要な部分が一括して受信できる程度にできるだけ広帯域なものを用いる。受信アンテナ11により受信された受信信号のスペクトルは、図2(a)で示すようになる。本漏洩電磁波受信装置1では、例えば、図2(b)で示す時間波形のように、基本ビットレートfsを有し、AM変調された漏洩ディジタルパルス信号の受信、復調を目的とする。
広帯域増幅器12は、受信アンテナ11において受信した広帯域な電気信号を、後続の回路で処理を行うのに十分なレベルまで増幅する。広帯域増幅器12の増幅可能な周波数帯域は、受信アンテナ11と同程度の広帯域なものとする。
基準パルス発生回路13は、一定のパルス幅で2値のレベルを交互に繰り返す基準パルス信号を発生する。基準パルス信号の繰り返し周波数は、漏洩信号に含まれる情報信号の中で、受信したい特定の漏洩ディジタルパルス信号の基本ビットレートfsあるいはその基本ビットレートfsの整数倍の周波数に合わせて調整する。基準パルス信号は、図2(d)で示すように、繰り返し周波数がfsとなるように調整され、基準パルス信号のスペクトルは、図2(c)で示すように、fsの奇数倍の成分を持つ。基準パルス信号の発生は、マルチバイブレータ等を用いて簡単に実現できる。
位相調整回路14は、基準パルス信号の位相を受信した漏洩ディジタルパルス信号の位相と同期させる。これにより受信効率が高くなる。位相調整回路14は、基準パルス信号の伝送遅延量を可変させて少なくとも1繰り返し周期以上の範囲で位相を調節する。
ミキサ回路15は、広帯域増幅器12から入力される受信信号と、位相調整回路14から入力される基準パルス信号とを混合する。ミキサ回路15は、非線形性を持ったアナログ回路であり、入力された2つの信号を乗算し、相互変調波歪みを生成する機能を有する。ミキサ回路15は、ダブルバランスドモジュレータなどを用いて実現できる。ミキサ回路15により2つの信号を混合した結果、ベースバンド帯域に図2(e)で示すようなスペクトルを持った信号が出力される。ここで、ミキサ回路15の出力信号は、受信信号と基準パルス信号との相関を取ったものと解釈することもできる。
フィルタ回路16により、ミキサ回路15が出力した信号から不要なノイズを除去し、図2(f)で示すような、漏洩ディジタルパルス信号の変調信号を得る。
復調回路17は、フィルタ回路16の出力を復調して信号出力を得る。
したがって、本実施の形態によれば、電子機器等の内部回路で使用されるディジタルパルス信号により生じた漏洩電磁波を、受信アンテナ11により、その放射スペクトルの占める広い周波数帯域にわたって一括して受信し、受信信号と基準パルス発生回路13で発生した基準パルス信号とを、ミキサ回路15により、混合して復調することにより、漏洩ディジタルパルス信号の複数のピークの電力を統合して利用可能となるので、S/N比の良い受信動作ができ、より高精度な受信レベルの測定や、より高感度な受信、復調が可能となる。
[第2の実施の形態]
図3は、第2の実施の形態における漏洩電磁波受信装置の構成を示すブロック図である。同図に示す漏洩電磁波受信装置2は、第1の実施の形態の基準パルス発生回路13、位相調整回路14のかわりに、局部発振回路21、周波数逓倍回路22を設けて基準信号を生成するものである。
局部発振回路21は、漏洩ディジタルパルス信号の基本ビットレートと同じ周波数fsをもつ正弦波である局部発振信号を発生する。
周波数逓倍回路22は、局部発振信号を用いて、その整数倍の高調波を生成する。周波数逓倍回路22は、アナログ非線形回路等を用いて容易に実現できる。
ミキサ回路15により、局部発振回路21と周波数逓倍回路22により得られた周波数fsの整数倍の周波数を持った複数の正弦波信号と受信信号とを混合させることで、第1の実施の形態の場合と同様に、ベースバンド変調信号が得られる。第1の実施の形態と比較して、本実施の形態においては、周波数fsの偶数次の高調波が利用できるため、漏洩信号によっては、より受信感度を向上させることができる。
したがって、本実施の形態によれば、局部発振回路21、周波数逓倍回路22により漏洩ディジタルパルス信号の基本ビットレートと同じ周波数およびその高調波を持った基準信号を発生し、受信信号と混合させることにより、漏洩ディジタルパルス信号の変調信号をベースバンド帯域に変換することができ、周波数fsの偶数次の高調波が利用できるため、より高精度な受信レベルの測定や、より高感度な受信、復調が可能となる。
[第3の実施の形態]
図4は、第3の実施の形態における漏洩電磁波受信装置の構成を示すブロック図である。同図に示す漏洩電磁波受信装置3は、第2の実施の形態で示したものに対して、レベル調整回路31、分別フィルタ回路32を備えた点で異なっている。
分別フィルタ回路32は、周波数逓倍回路22の出力をその周波数nfs(n=2,3,4,…)ごとに分離する。レベル調整回路31は、分離された周波数nfsのレベルを個別に調整する。
一般に、電子機器等から外部に放射される漏洩電磁波は、その放射過程や無線伝搬過程においてさまざまな伝達関数をもつ経路を経ており、その周波数特性や位相特性は元のディジタルパルス信号に比べて歪んだものとなる。本実施の形態のように、基準信号のレベル調整を適切に行うことにより、等価的にこの歪みを低減、もしくは消失させることが可能となる。
また、レベル調整回路31の前段あるいは後段に、分離された周波数nfsの位相を個別に調節する位相調整回路を備えてもよい。これにより、さらに高性能に歪みを低減、消失させることが可能となる。
したがって、本実施の形態によれば、基準信号の各周波数のレベルを個別に調節するレベル調整回路31を備えることにより、より忠実度の高い受信、復調を行うことができる。
[第4の実施の形態]
図5は、第4の実施の形態における漏洩電磁波受信装置の構成を示すブロック図である。同図に示す漏洩電磁波受信装置4は、第3の実施の形態の分別フィルタ回路32のかわりに、局部発振回路(VCO)41、分周器42および位相比較器43からなるPLL(Phase-Locked Loop)回路44を設け、周波数nfs(n=2,3,4,…)をもつ正弦波を局部発振回路(VCO)41により直接発振させるものである。
局部発振回路(VCO)41の発振周波数を分周器42で1/nに分周し、位相比較器43により、局部発振回路21からの出力信号と位相比較して局部発振回路(VCO)41にフィードバックすることで、局部発振回路21の出力信号に位相同期した信号を得るものである。生成された信号は、レベル調整回路31により適切なレベルに調整される。生成された信号それぞれの位相を調整する位相調整回路を備えてもよい。
したがって、本実施の形態によれば、複数の局部発振回路(VCO)41により生成された信号の位相をPLL回路44により同期させることにより、正確な復調が可能となる。また、アナログ回路である周波数逓倍回路22を必要としないので、ディジタル回路をベースに構成でき、より経済的に漏洩電磁波受信装置を実現することができる。
[第5の実施の形態]
図6は、第5の実施の形態における漏洩電磁波受信装置の構成を示すブロック図である。同図に示す漏洩電磁波受信装置5は、第1の実施の形態で示したものに対して、基準フィルタ回路51、パルス化回路52、位相比較器53を備えたものである。
基準フィルタ回路51により、広帯域増幅器12から出力される受信信号に含まれる周波数fsを取り出し、パルス化回路52によりパルス化した後、位相比較器53を用いて、基準パルス発生回路13の出力と位相比較し、その結果を基準パルス発生回路13にフィードバック制御することでPLL動作を行う。これにより、受信信号の周波数変化に追従して基準パルス発生回路13の同調周波数が自動制御されるので、安定した受信が可能となる。
したがって、本実施の形態によれば、受信信号に含まれる周波数fsを取り出してパルス化したパルス信号の位相に基準パルス信号を同期させることにより、安定した受信が可能となる。
なお、ここでは第1の実施の形態に適用した例について説明したが、他の実施の形態に適用して基準信号を同期させるものでもよい。
[第6の実施の形態]
図7は、第6の実施の形態における漏洩電磁波受信装置の構成を示すブロック図である。同図に示す漏洩電磁波受信装置6は、第1の実施の形態で示したものに対して、垂直同期信号再生回路62、水平同期信号再生回路64を備えたものである。
PCやモニタディスプレイから漏洩した電磁波を受信すると、元のモニタ画像を復元、再生することが可能となる。本漏洩電磁波受信装置6は、受信信号から垂直同期信号、水平同期信号を抽出、復元し、これらの同期信号を用いてモニタ画像を復元、再生することにより、漏洩電磁波にどの程度の画像情報が含まれているかを評価するものである。
PCやモニタディスプレイから漏洩電磁波を受信すると、フィルタ回路16から出力されるベースバンド信号には元の画像信号の垂直同期信号、水平同期信号のいずれか、あるいは両方が含まれる。フィルタ回路61により垂直同期信号の周波数のみを選択し、垂直同期信号再生回路62により垂直同期信号を識別再生し、画像インタフェースの規定に合わせた形に成型し直してモニタディスプレイ100に入力する。水平同期信号についても同様に、フィルタ回路63により水平同期信号の周波数を選択し、水平同期信号再生回路64により水平同期信号を復元してモニタディスプレイ100に入力する。
このように抽出、復元した同期信号を供給したモニタディスプレイ100に復調回路17の出力信号を入力することにより、モニタディスプレイ100上での再生画像の表示位置が時間と共にずれることなく、安定して再生画像を表示することが可能となる。
したがって、本実施の形態によれば、受信信号から垂直同期信号、水平同期信号を抽出、復元し、復調した出力信号とともにモニタディスプレイ100に入力することにより、漏洩電磁波に含まれた画像情報を安定して再生画像を表示することが可能となる。
なお、ここでは第1の実施の形態に適用した例について説明したが、他の実施の形態に適用して同期信号を得るものであってもよい。
第1の実施の形態における漏洩電磁波受信装置の構成を示すブロック図である。 図1の漏洩電磁波受信装置が扱う信号の様子を示す図である。 第2の実施の形態における漏洩電磁波受信装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態における漏洩電磁波受信装置の構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態における漏洩電磁波受信装置の構成を示すブロック図である。 第5の実施の形態における漏洩電磁波受信装置の構成を示すブロック図である。 第6の実施の形態における漏洩電磁波受信装置の構成を示すブロック図である。 ヘテロダイン方式の従来の受信装置の構成を示すブロック図である。 図8の受信装置が扱う信号の様子を示す図である。
符号の説明
1,2,3,4,5,6…漏洩電磁波受信装置
11…受信アンテナ
12…広帯域増幅器
13…基準パルス発生回路
14…位相調整回路
15…ミキサ回路
16…フィルタ回路
17…復調回路
21…局部発振回路
22…周波数逓倍回路
31…レベル調整回路
32…分別フィルタ回路
41…局部発振回路
42…分周器
43…位相比較器
44…PLL回路
51…基準フィルタ回路
52…パルス化回路
53…位相比較器
61,63…フィルタ回路
62…垂直同期信号再生回路
64…水平同期信号再生回路
7…受信装置
71…受信アンテナ
72…高周波フィルタ
73…高周波増幅器
74…局部発振回路
75…ミキサ回路
76…中間周波数フィルタ
77…中間周波数増幅器
78…検波・復調回路
100…モニタディスプレイ

Claims (8)

  1. 電子機器から漏洩する漏洩電磁波を受信して受信信号を出力する受信手段と、
    前記受信信号に含まれる漏洩ディジタルパルス信号の基本ビットレートの整数倍の周波数を有する基準信号を発生する基準信号発生手段と、
    前記受信信号と前記基準信号とを乗算するミキサ回路と、
    前記ミキサ回路の出力信号から所望の周波数帯域の信号を抽出するフィルタ回路と、
    前記フィルタ回路の出力信号を検波、復調する復調回路と、
    を有することを特徴とする漏洩電磁波受信装置。
  2. 前記基準信号発生手段は、前記基本ビットレートの整数倍のビットレートを有するパルス信号を基準信号として発生することを特徴とする請求項1記載の漏洩電磁波受信装置。
  3. 前記基準信号発生手段は、
    前記漏洩ディジタルパルス信号の基本ビットレートの整数倍の周波数の基準正弦波信号を発生する局部発振回路と、
    前記基準正弦波信号の周波数の整数倍の周波数を有する正弦波信号を発生させる周波数逓倍回路と、を備え、
    前記基準正弦波信号及び前記正弦波信号を前記基準信号として前記ミキサ回路に入力することを特徴とする請求項1記載の漏洩電磁波受信装置。
  4. 前記周波数逓倍回路の出力信号を周波数毎に分離して複数の単一周波数の正弦波信号として出力する分別フィルタ回路と、
    前記基準正弦波信号および前記分別フィルタ回路から出力される正弦波信号の信号レベルをそれぞれ個別に調節するレベル調整回路と、
    を有することを特徴とする請求項3記載の漏洩電磁波受信装置。
  5. 前記基準信号発生手段は、
    前記漏洩ディジタルパルス信号の基本ビットレートの整数倍の周波数の基準正弦波信号を発生する局部発振回路と、
    前記基準正弦波信号の位相と同期した当該基準正弦波信号の周波数の整数倍の正弦波信号を発生する複数のPLL回路と、
    前記基準正弦波信号および複数の前記正弦波信号の信号レベルをそれぞれ個別に調節するレベル調整回路と、を備え、
    前記レベル調整回路の出力信号を前記基準信号として前記ミキサ回路に入力することを特徴とする請求項1記載の漏洩電磁波受信装置。
  6. 前記受信信号から前記漏洩ディジタルパルス信号の基本ビットレートの整数倍の周波数を有する信号を抽出する抽出手段を備え、
    前記基準信号発生手段は、前記基準信号の位相を前記抽出手段が抽出した信号の位相に合わせる位相同期回路を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の漏洩電磁波受信装置。
  7. 前記フィルタ回路からの出力信号から画像を表示するための同期信号を抽出し、再生する同期信号再生回路を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の漏洩電磁波受信装置。
  8. 電子機器から漏洩する漏洩電磁波を受信して受信信号を出力するステップと、
    前記受信信号に含まれる漏洩ディジタルパルス信号の基本ビットレートの整数倍の周波数を有する基準信号を発生するステップと、
    前記受信信号と前記基準信号とを乗算するステップと、
    前記乗算するステップにおいて乗算された出力信号から所望の周波数帯域の信号を抽出するステップと、
    前記抽出するステップにおいて抽出された出力信号を検波、復調するステップと、
    を有することを特徴とする漏洩電磁波受信方法。
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