JP2008309203A - アジャスト装置およびアジャスト装置付きコントロールケーブル - Google Patents

アジャスト装置およびアジャスト装置付きコントロールケーブル Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な機構を用いて視覚によりアンロック状態であるかロック状態であるかを的確に判断できると共にロック状態の維持が確実なアジャスト装置およびアジャスト装置付きコントロールケーブルを提供する。
【解決手段】ロッド11と、そのロッドの一端にロッドの長さ方向に移動自在に配置されるホルダー12とを備え、前記ロッドに連結されているインナーケーブルの遊動長を調節するアジャスト装置であって、前記ホルダーから突出してホルダーとロッドの相対移動を拘束しない非噛合位置と、ホルダーに押し込まれホルダーとロッドの相対移動を拘束する噛合位置との間で移動可能に設けられたロックピース13と、そのロックピースが噛合位置に来たときにロックピースが非噛合位置に戻らないように、ロックピースの上面にスライドして、ロックしたり解除したりするスライダ14とを備えたアジャスト装置10。
【選択図】図1

Description

本発明はインナーケーブルの遊動長を調節するためのアジャスト装置およびアジャスト装置付きコントロールケーブルに関する。さらに詳しくは、自動車のトランスミッションとシフトレバーとを連結するプッシュプルコントロールケーブルのインナーケーブルを、シフトレバーあるいはトランスミッションに連結するためなどに用いられる、インナーケーブルの遊動長(有効取り付け長さ)を調節するための装置、ならびにその装置を備えたコントロールケーブルに関する。
特開2003−166521号公報 特開2004−257488号公報 特開2006−57764号公報
特許文献1には、図12aおよび図12bに示すコントロールケーブルの結合装置100が開示されている。この結合装置100は、インナーケーブルに連結されるロッド101と、そのロッドに連結されるハウジング102とを有する。ハウジング102の基端側(ケーブル接続側)はロッド101に位置調節自在に連結され、先端側にはピン103に回動自在に連結されるアイエンド104が一体に設けられている。
ハウジング102には図12bに示すように、矢印P1方向に押し込んだときにロッド101の移動を禁止し、矢印P2方向に引き出したときに移動可能とするロック部材(ロックピース)106が設けられている。なお符号107はロック部材を押し込んだ状態に拘束するためのロックレバー(スライダ)である。
このものはインナーケーブルとロッド101を連結する組立工程のときに、まずスライダ107を図12aのように基端側に移動させておき、ハウジング102とロッド101を相対的に移動自在にする。その状態でアイエンド104を相手のピン103に連結する。ついでインナーケーブルに弛みがなく、適切な張力が与えられるようにハウジング102とロッド101の位置を調節する。そして適切な位置でロックピース106を押し込み、ハウジング102とロッド101の相対移動を拘束する。その後、スライダ107を先端側に移動させる。このようにしてインナーケーブルの適切な張力および遊動長が確保される。
特許文献2には、前述した結合装置100とほぼ同じであるが、仮装着から本装着する際に、ロックピースの両脇の操作部を摘むようにして内側に撓ませ、ホルダーに挿入してロックするものが開示されている。また、そのロックピースの天井面は、ケーシングの外周面と同じ曲率半径の外表面となるように形成されている。そのため、ロック時には、ロックピースの天井部はケーシングの外周面と面一になる。
特許文献3には、図13に示すアジャスト装置110が開示されている。このアジャスト装置110も、前述した結合装置100とほぼ同じである。このもののロックピース106の前後の面からは突起106aが突出している。また、符号111はロックピース106を押し込んだ状態に拘束するためのスライダである。そのスライダ111はロックピース106が矢印P2方向に引き出された際には、ロックピースの後方の突起106aの下面側にもぐりこむように配置される。ロックピースがP1方向に押し込まれた際には、突起106aがスライダ111を一旦後退させ、次いでスライダ111が突起106aの上面にスライドする。それにより、ロックピース106がP2方向に上がらないようにロック状態を維持する。
上述のアジャスト装置は、自動車の室内に設けられたシフトレバー側に組みつけられる。しかし、室外のトランスミッション側に取り付ける場合には、雨水やホコリの進入による動作不良を防ぐ目的で、カバー(ブーツ)等を用いてアジャスト装置全体を覆う必要がある。アジャスト装置全体を覆うと、ロックピースがロック状態であるかアンロック状態であるかが分かりにくい。そのため、作業者はカバーを外してロック状態を確認せねばならず、作業が煩雑である。また、カバーがない場合でも、中途半端なロック状態なのか完全なロック状態なのかは判別しにくい。
また、防水・防塵用のカバーを装着してしまうと、カバーの外表面には、ロックピースとスライダを取り囲むような1つの塊としての形状が現れ、アンロック状態とロック状態を視覚により判別するのが困難になる。
そこで、本発明では、耐候性が高く、かつ簡易な機構を用いて視覚によりアンロック状態であるかロック状態であるかを的確に判断できると共にロック状態の維持が確実なアジャスト装置およびアジャスト装置付きコントロールケーブルを提供することを技術課題としている。
本発明のアジャスト装置(請求項1)は、ロッドと、そのロッドの一端にロッドの長さ方向に移動自在に配置されるホルダーとを備え、前記ロッドに連結されているインナーケーブルの遊動長を調節するアジャスト装置であって、前記ホルダーから突出してホルダーとロッドの相対移動を拘束しない非噛合位置と、ホルダーに押し込まれホルダーとロッドの相対移動を拘束する噛合位置との間で移動可能に設けられたロックピースと、そのロックピースが噛合位置に来たときにロックピースが非噛合位置に戻れないようにロックピースの上面にスライドするロック状態と、ロックピースの上方の移動を許すようにロックピースの上面から外れるようにスライドするアンロック状態との間で移動自在なスライダとからなり、前記ホルダの両側にスライダのスライドを案内するガイドがそれぞれ形成されていることを特徴とする。
このようなアジャスト装置では、前記スライダがホルダーの外周にスライド自在に設けられ、ロック状態においてホルダ外周面とロックピースの上面の少なくとも一部とが連続し、スライダが摺動できる面一の面が形成されているもの(請求項2)が好ましい。また、前記ロックピースの上面の少なくとも一部が、平坦な面に形成されており、前記スライダの下面に、前記平坦な面の上をスライドするための平坦なスライド面が形成されているもの(請求項3)が好ましい。さらに、前記ロックピースが金属製であるもの(請求項4)が好ましい。また、前記スライダに枢支され、ロック状態にあるときに一方の回動端に配置され、アンロック状態にあるときに他方の回動端に配置されるロック判別部材とを備え、そのロック判別部材が、アンロック状態においてロックピースあるいはホルダーに回動が邪魔されて一方の回動端への回動が規制され、ロック状態において一方の回動端へ回動させることによりスライドがロック状態にあることを確認できるもの(請求項5)が好ましい。さらに、前記ロックピースの上面に上方に突出する押え部が設けられ、前記スライダに、ロック状態において、押え部と干渉しない窪み部が形成されているもの(請求項6)が好ましい。
本発明のアジャスト装置付きコントロールケーブル(請求項7)は、上述のいずれかに記載のアジャスト装置と、そのアジャスト装置のロッドに連結された可撓性を有するインナーケーブルと、そのインナーケーブルを摺動自在に案内する可撓性を有するアウターケーシングとからなることを特徴とする。
本発明のアジャスト装置(請求項1)は、スライダがホルダーの左右でガイドにより支持されているので、安定してスライドでき、スライダの撓みや、スライダの浮き上がりを防止できる。そのため、半ロック状態で上部が浮いているロックピースに、スライダが変形しながら乗り越えることがない。また、ガイドによりスライダがホルダーに係合しているので、ロック状態において、スライダが外れて、ロックピースが抜け出るのを防止できる。
このようなアジャスト装置において、前記スライダがホルダーの外周にスライド自在に設けられ、ロック状態においてホルダ外周面とロックピースの上面の少なくとも一部とが連続し、スライダが摺動できる面一の面が形成されている場合(請求項2)は、スライダはホルダの外周面にガイドされるので、スライドが安定し、連続する面一の面に少しでも段差があると、スライダがロックピースに引っ掛かりロック状態にならない。そのため、動作が確実である。なお、前記スライダは軸方向にスライドさせたり、周方向にスライドさせることもできる。
また、前記ロックピースの上面の少なくとも一部が、平坦な面に形成されており、前記スライダの下面に前記平坦な面の上をスライドするための平坦なスライド面が形成されている場合(請求項3)は、平坦な面同士のスライドであるので、摺動面の平滑度を高めることができる。そうすると、ロックピースの僅かな浮き上がりでも、確実にスライダの前進を妨げ、より動作が確実である。
さらに、前記ロックピースが金属製である場合(請求項4)は、スライダがアンロック状態では、金属製のロックピースがホルダーの外表面から突出している。金属製であるので、表面の光沢によりアンロック状態であることを目視で判別しやすい。また、半ロック状態では、剛性の高い金属製のロックピースがスライダのスライドを邪魔するので、上面までスライドできない。そのため、操作の確実性が高い。一方、ロック状態では、金属製のロックピースの上面までスライダがスライドするので、装置の外観から金属の光沢あるいは金属感が著しく損なわれるので、ロック状態であることを目視で判別しやすい。また、金属面へのスライドであるので、中途半端なロック状態で、ロックピースが僅かに浮いている場合でも、金属の剛性により、スライダがその上面をスライドするのを確実に阻止する。すなわち、ロックピースが撓むあるいは変形することにより、スライドが前進してしまうことを防止する。そのため、動作が確実である。さらに、ロックピースが金属製であるので、ロッドとの係合が確実であり、耐候性が高く、耐久性も高い。そして、金属製であるのでロックピースの上面の平滑度を高くするのが容易である。
さらに、前記スライダに枢支され、ロック状態にあるときに一方の回動端に配置され、アンロック状態にあるときに他方の回動端に配置されるロック判別部材とを備え、そのロック判別部材が、アンロック状態においてロックピースあるいはホルダーに回動が邪魔されて一方の回動端への回動が規制され、ロック状態において一方の回動端へ回動させることによりスライドがロック状態にあることを確認できる場合(請求項5)は、スライダがロックピースの上面から外れ、ロックピースが非噛合位地にあるアンロック状態では、ロック判別部材がアンロック状態における回動端に配置され、ロック状態における回動端へ回動できない。一方、スライダがロックピースの上面に配置され、ロックピースの噛合位置にあるロック状態では、ロック判別部材がロック状態における回動端に回動している。そのため、ロック判別部材の回動位置により、ロック状態を容易に視認できる。さらに、ロック判別部材の回動を作業手順に入れることにより、作業者によるロック操作の確実性が高くなる。
また、前記ロックピースの上面に、上方に突出する頭部が設けられ、前記スライダに、ロック状態において、頭部と干渉しない窪み部が形成されている場合(請求項6)は、頭部を押してロックピースを押し込む際に、指をそのまま置いた状態で、その指および頭部を避けるようにスライダをロックピースの上面に配置することができる。そのため、指を押し込だ状態でスライダをロックピースの上面に配置させることができるので、中途半端にロックピースが押し込まれた半ロック状態になりにくい。また、スライダは押え部を避けて、さらに前進することができるので、ロックピースが僅かに浮き上がっていると最後までスライドすることができない。そのため、半ロック状態になりにくく、確実にロック操作を行うことができる。
本発明のアジャスト装置付きコントロールケーブル(請求項7)は、前述のアジャスト装置を備えているので、コントロールケーブルの取り付けおよびインナーケーブルの遊動長の調整が容易である。
つぎに図面を参照しながら本発明のアジャスト装置およびアジャスト装置付きコントロールケーブルの実施の形態を説明する。図1は本発明のアジャスト装置の一実施形態を示す斜視図、図2aは図1のアジャスト装置のアンロック状態の縦断面図、図2bは図2aのI−I線断面図、図3は図1のアジャスト装置の組立前の斜面図、図4aは図1のアジャスト装置のロック状態の縦断面図、図4bは図4aのII−II線断面図、図4cは図3のIII−III線断面図、図5はアジャスト装置の他の実施形態を示すアンロック状態の斜面図、ロック状態の斜面図およびロック状態においてロック判別部材を回動させた斜面図、図6aは図5のアジャスト装置に用いるスライダの斜面図、図6bは図6aのスライダと共に用いられるロックピースの斜面図、図7は図5のアンロック状態の平面断面図、図8aは図5のアンロック状態のIV−IV線断面図、図8bは図5のアンロック状態のV−V線断面図、図9aは図5のロック状態のVI−VI線断面図、図9bは図5のロック状態のVII−VII線断面図、図10は図5のロック状態(S2)からロック判別状態(S3)に至る工程を示す部分拡大側面図、図11aはスライダの他の実施形態のロック状態とアンロック状態の様子を示す概略図、図11bは図11aのスライダに用いるロック判別部材のロック状態とアンロック状態の様子を示す概略図である。
[アジャスト装置]
図1および図2に示すアジャスト装置10は、ロッド11と、そのロッドの一端にロッドの長さ方向に移動自在に取りつけられるホルダー12と、そのホルダーに対し、軸方向に対して直交する方向に出没自在に設けられるロックピース13と、前記ホルダー12に軸方向に移動自在に設けられるスライダ14と、前記ホルダー12の後端(図2の左端)付近からロッド11の後方の部分を覆う防水および防塵用のカバー15(図2参照)を備えている。
[ロッド]
次に、図3を用いてそれぞれの部分について詳述していく。前記ロッド11は、軸11aとその先端近辺に設けられる大径部11bとを有し、その大径部の外周の一部に雄ネジ11cが形成されている。その雄ネジ11cはロックピース13と係合する部位であり、雄ネジ11cに代えて、連続的に配置された環状溝列ないし環状突起列を用いることもできる。その雄ネジ11cの前方には第1バネ22のストッパを兼ねるEリングなどのバネ受け11dが取りつけられている。そして、そのバネ受け11dのさらに前方には雄ネジが形成されていない部分が延びており、前記第1バネ22のコイル部分が通されている。
前記ロッド11の基端側には、インナーケーブルが接続される。インナーケーブルは、たとえばプッシュプルコントロールケーブルのインナーケーブルであり、可撓性を有する。そのインナーケーブルは、インナーケーブルを摺動自在に案内する可撓性を有するアウターケーシングと共にコントロールケーブルを構成する。ロッド11の軸11aは従来公知の金属製のものが用いられる。大径部11bは軸11aの先端に合成樹脂をインサート成形することにより形成することができる。ただし全体を合成樹脂あるいは金属から一体に形成してもよく、別個に形成した後に組み合わせてもよい。
[ホルダー]
図1に戻って、前記ホルダー12は箱状ないし枠状のガイド部16と、その前方に延びるスライダ保持部17と、さらに先端のアイエンド18とを備えている。前記ガイド部16にはロックピース13を上下に摺動自在にガイドするための断面略矩形状の空洞16aが上下に貫通している。また、図2aに示すように、スライダ保持部17には、下方に開口する空所17aが設けられている。そして、ガイド部16の空洞16aとスライダ保持部17の空所17aとの間には、それらを仕切る仕切り壁19(図3参照)がある。
[ガイド部]
図2bに示すように、ガイド部16は左右の内壁16b、16bを備えている。それら左右の内壁16b、16bは上方から途中の段部16c、16cを介して、外側に広がり下端まで延びている。その段部16c、16cには、後述するロックピース13の係合爪13fが係合する部位となっている。すなわち段部16cはロックピース13がガイド部16から抜けるのを防ぐための抜け止めとして作用する。
図3に戻って、前記仕切り壁19および後端(図3の左側)の壁20にはロッド11の大径部11bを通すための貫通孔19a、20aがそれぞれ形成されている。仕切り壁19の貫通孔19aはスライダ保持部17の空所17aに連通している。その空所17aの前端の壁21には、第1バネ22の前端が係止される(図2a参照)。本実施形態では、その第1バネ22は圧縮コイルバネを用いている。前記第1バネ22の他端はロッド11のバネ受け11dに係止されている。それによりアンロック状態ではホルダー12はロッド11に対して常時前方(図2の右方向)に位置する。すなわちインナーケーブルの遊動長を長くする方向に位置している。
前記スライダ保持部17の上面は、平坦な面に形成されており、スライダ14がスライドするスライド面23である。また、ホルダー12の両側面は断面円弧状である。その両側面には、スライダ保持部17の後方付近からホルダー12の後端付近まで突条17bが延び、後方に向けて次第に外向きに広がる傾斜部17eが形成されている。その突条17bの先端には段部17c、17cが形成されている。さらに、突条17b、17bの上方にあたる側壁には、係合凹部17d、17dが形成されている。
[アイエンド]
前記アイエンド18は板状を呈し、先端にシフトレバーに設けられる図示していないピンが嵌合されている。
[スライダ]
前記スライダ14は、ホルダー12の上面(ホルダー側スライド面23)と左右の側面に沿って摺動できるように断面が略半円形状を呈している。その半円形状の内周面の上方の部分は湾曲しておらず、平坦な面に形成されている。その平坦な面は前記ホルダー側スライド面23と摺動できるスライダ側スライド面14a(図2a参照)である。また、スライダ14の両側壁の下端は、ホルダー12の筒状の周側に沿って下方側に回り込むように内向きに若干突出した、ガイド部14b、14bである。そのガイド部14b、14bは、スライダ14のホルダー12からの抜け止めとなる。
前記スライダ14の両側壁の内側には、前記ホルダー12の突条17bと係合するガイド溝14iが形成されており、その後端からは後方に向けてスライダ係合片14c、14cが延びている。そのスライダ係合片14cの自由端には、内向きに突出する鉤状部14d、14d(図1および図3参照)が形成されている。その鉤状部14d、14dは前記ホルダー12の周壁に形成された突条17b、17bの後端の段部17c、17cに弾力的に係合する。また、前記スライダの鉤状部14d、14dの基端の下方付近には、孔14f、14fが形成されている。さらに、スライダ14の両側壁の中央付近には、側壁をくり抜いて下方に延び、後述するロック判別部材24の回動を止めるため判別部材止め片14e、14e(図1参照)が形成されている。その判別部材止め片14e、14eの先端部には、大きく外向きに突出した止め部14g、14g(図1参照)が形成されている。また、スライダ14の上面の後端には後方に向けて斜め下方に傾斜したテーパ面14h(図1参照)が形成されている。さらに、前記スライダ14の前端とアイエンド18の外向きに広がった部分との間には、第2バネ25が配置されている。その第2バネ25はスライダ14を後方に常時付勢している。
[ロック判別部材]
前記ロック判別部材24は、金属の線材を略U字状に折り曲げたものであり、スライダの孔14f、14fに枢支される端部24a、24aと、その端部24a、24aからスライダ14の側面に沿うように斜め上方で前側に延びる側部24b、24bと、その両側部24b、24b同士をスライダ14の上面で連結する上面部24cとからなり、前記上面部24cには上方に突出するように矩形状に折り曲げられた摘み部24dが形成されている。そのロック判別部材24は、端部24a、24aを回転の軸としてアイエンド18側から後方にロックピース13の上空を回動し通過する(図2aの矢印L参照)。前記ロック判別部材24が矢印L方向に回動したことにより(図4a参照)、見た目の形状が大きく変わる。
[ロックピース]
前記ロックピース13は略直方体状の外観を有し、下面側に前後に延びる略アーチ状の溝13aが形成されている。そのため、ロックピース13全体は逆U字状を呈する。溝13aの底面(湾曲面)には、ロッド11の雄ネジ11cと係合する雌ネジ13bが形成されている。ロッド11に環状突起列が形成されている場合は、溝13aにその環状突起列と噛み合う溝列が形成される。
前記ロックピース13の前端には、突出部13cが形成されている。その突出部13cの下面は、スライダ14のテーパ面14hと当接して摺動できる、前方に向けて斜め上方に上る係合面13dが形成されている。また、ロックピース13の上面13eは、ホルダー12に挿入された際に、前記ホルダー12の平坦なスライド面14aと面一で連続する平坦な面になるように形成されている。
前記ホルダー12およびスライダ14は合成樹脂製のものが用いられる。しかし金属など、他の材料で形成することもできる。なお上記の実施形態では、ホルダー12およびロックピース13はそれぞれ一体のものとして示しているが、同じ材料あるいは異なる材料からなる複数の部材を組み合わせて構成することもできる。
[カバー]
図2aに示すように、前記カバー15はホルダー12の後方近辺に取り付けられている。そのカバー15は、ロッド11およびロッド11をガイドするガイドパイプ(図示せず)を蛇腹状の部分により覆っている。その蛇腹状の部分は、インナーケーブルの操作によってロッド11が軸方向に移動するのに応じて伸び縮みする。前記カバー15の材質は防水性および耐久性に優れたものを用いるのが好ましく、エチレンプロピレンゴム(EPDM)のような合成ゴムを用いるのが好ましい。
つぎに上記のように構成されるアジャスト装置10の作用をロックピースのロック状態毎に説明する。
[アンロック状態]
図2にアジャスト装置10のアンロック状態を示す。この状態ではロックピース13はその上方の部分がホルダー12から突出しており、内面の雌ネジ13bはロッド11の雄ネジ11cと係合をしていない、あるいは噛合をしていない(非噛合位置)。そのため、第1バネ22の付勢力でホルダー12はインナーケーブルの遊動長を長くする方向に位置して止まっている。また、ロックピース13の係合爪13fが段部16cと係合している。それによりロックピース13はアンロック状態に安定して保持され、上向きに抜け出ることもない。前記スライダ14は第2バネ25により後方に付勢され、そのテーパ面14hはロックピース13の係合面13dと当接している。そのため、ロックピース13が自重などでホルダー12に入り込むことがない。
図1に戻って、前記スライダ14の判別部材止め片14eは、ホルダー12の外周面が邪魔をして内向きに弾性変形できない。そのため、前記ロック判別部材24を矢印L方向(図2a参照)に回動しようとしても、ロック判別部材24の側部24bが止め部14gと干渉するので、回動することができない。したがって、アンロック状態で作業者が誤ってロック判別部材24を矢印L方向に回動させることがない。
[ロック状態]
図4にアジャスト装置10のロック状態を示す。この状態では、ロックピース13はホルダー12に押し込まれ、ロッド11の雄ネジ11cと係合をしている、あるいは噛合をしている(噛合位置)。そして、その上面13e(図3参照)がホルダー側スライド面23と面一になって連続する。
「ロックピースの操作」
図2に戻って、インナーケーブルの遊動長を調節した後、前記アジャスト装置10をロック状態にするには、ロックピース13を矢印P1方向に押し込む。そのとき、ロックピースの突出部13cの先端下面の係合面13d(図3参照)がスライダ14の先端上面のテーパ面14h(図3参照)に当接しているため、ロックピース13はスライダ14を介して第2バネ25の付勢力を受け、上向きに付勢されている。そのため使用者は意図的に強く押し込むことになる。そしてさらにロックピース13を押し込むと、突出部13cがスライダ14のテーパ面14hを滑り、スライダ14を前方に押しながら下方に移動する。ロックピース13がホルダー12に完全に収容され、ロックピースの上面13eがホルダー側スライド面23と面一になると、スライダ14は、図4に示すように、ロックピースの上面13e側にスライドし、ロックピースの上面を覆い隠す。
「スライダの移動」
図1に示すように、前記スライダ14の後方に延びるスライダ係合片14cは、ホルダー12の突条17bの斜面を乗り越えて、後端の段部17cと係合する。そのため、スライド時には乗り越えるための所定の力が必要である。この場合、スライダ14は第2バネ25の付勢力だけでは所定のロック拘束位置まで移動できず、作業者が意図的にスライダ14を後方へ移動させる必要がある。そして、スライダ係合片14cが斜面を乗り越えると、段部17cと係合するので、係合したときのクリック感がある。また、スライダ保持部17の傾斜部17eにスライダ14のガイド溝14iの端部が当接するのでそれ以上スライドしない。これにより、前記係合によりスライダ14の前方への移動が拘束されるので、ロックピース13が上方に抜けることがない。そのため、動作の確実な機構である。
「ロック判別部材の回動」
また、ロック状態になると、スライダ14の判別部材止め片14eは、ホルダー12の係合凹部17d(図3参照)の外側に配置される。そのため、判別部材止め片14eは、係合凹部17dに向かって、内向きに弾性変形することができる。前記判別部材止め片14eが内向きに弾性変形すると、判別部材止め片14eの自由端で外側に突出している止め部14gも内側に引っ込む。そうすると、ロック判別部材24の側部24bが止め部14gによって干渉されないので、作業者はロック判別部材24を矢印L方向に回動することができる。これにより、アジャスト装置10の取り付け作業が完了する。
上記のアジャスト装置10は、たとえば自動車のトランスミッションとシフトレバーを連結するプッシュプルコントロールケーブルに用いられる。その場合、まずインナーケーブルの他端側が索端固定装置によってシフトレバーに取りつけられ、ホルダー12のアイエンド18がトランスミッションのセレクトレバーに取りつけられる。そして、適切な位置でロックピース13を押し込み、ロッド11とホルダー12の軸方向の位置関係をロックする。押し込む操作のときは前述のようにスライダ14とのカム作用に基づくクリック感が得られるので、使用者はロックが行われたことが容易にわかる。とくにロックピースが見えない手探り状態でアジャスト操作をする場合は作業が楽になる。さらに、作業者はスライダ14の後方への操作、ロック判別部材24の回動の操作が必要であり、ロックが確実でない場合は、このような操作ができないため、確実にロック状態まで操作でき、アンロック状態のまま放置するといった不手際が少なくなる。
メンテナンスなどのためにロックを解除したい場合は、ロック判別部材24を元の位置まで回動し、スライダ14を前方にスライドさせて、ロックピース13の上面13eから移動させた上で、ロックピース13を上向きに移動させる。それにより図1のアンロック状態に戻る。
前記実施の形態では第1バネ22は、ロッド11とホルダー12とをインナーケーブルの遊動長を延ばす方向に付勢しているが、逆に遊動長を縮める方向に付勢してもよい。なお、図1の第1バネ22として、圧縮コイルバネに代えて引っ張りコイルバネなどを用いることによっても実現できる。
図5〜図10にアジャスト装置の他の実施形態を示す。図5に示すアジャスト装置30は、図1〜4のアジャスト装置10とほぼ同じなので同じ箇所には同じ符号を付して、その説明を省略する。図5にはアジャスト装置30が作業者によりロック状態が視認されるまでの状態を順に示している。すなわち、ロックピース13がロッド11と係合していないアンロック状態(S1)から、ロックピース13を下方に押し下げ、スライダ14を後方にスライドさせるロック状態(S2)を経て、ロック判別部材24を回動させてロック視認状態(S3)までである。
ここで、図6bに示すように、ロックピース13には、その上面の後端付近から指で押すことのできる、上方に出っ張った頭部31が形成されている。その頭部31はロックピース13の上面から垂直に延びるストッパ31aと、ロックピース13の上面13eと平行に前方に延びる押え部31bとを備えている。その押え部31bの下面は平坦な面に形成されている。
また、スライダ14(図6a参照)の上板には、その後端の中央部を前方に向けて切り欠いた窪み部32が形成され、平面視で略コ字状の形状を呈している。ロック状態(図5のS2参照)において、窪み部32の内底部は頭部31のストッパ31aに当接する部分である。そして、前記スライダ14の窪み部32のさらに前方の部分33はロックピース13の上面13eと頭部31の押え部31bの下面との間に入り込むようにスライドする。その前方の部分33の上面は、前記頭部31の押え部31bの下面と接して摺動できる平坦な面に形成されている。さらに、スライダ14のスライダ係合片14cは、スライダの側壁を略コ字状にくり抜いて、その内部の短冊状のものをスライダ係合片14cとしている。そのスライダ係合片14cの先端部には内向きに突出した鉤状部14dが形成されている。なお、スライダ14に窪み部32を形成しないようにすることもできる。その場合には、スライダ14は、その前進端がロックピース13のストッパ31aにぶつかるまで前進する。
このアジャスト装置30のホルダー12は、図1のアジャスト装置10に形成されている突条17bを備えていない。図7に示すように、アジャスト装置30のホルダー12の側面には、係合溝34、34が形成されている。その係合溝34の途中には、外向きに突出した係合部35が形成されている。その係合部35はホルダー12の前方から後方にかけて緩やかな斜面を形成して外向きに突出しているが、後方から前方にかけては段部となるように形成されている。そして、そのホルダー12の係合溝34内にスライダ係合片14cの鉤状部14dが入ってガイドされている。その鉤状部14dは、アンロック位置からロック位置にスライドする間に、前記係合溝34内に形成された係合部35の斜面を登り、反対側にできた段部と、鉤状部14dの部分で係合する(図5のS2参照)。そのため、一旦、スライダ14がロック位置に配置されたら、スライダ14は容易にアンロック位置に戻らないので、動作の確実性が高い。
図5に戻って、ホルダー12の両側面には、前記係合溝34、34の上方にあたる部分に、スライダ14を案内するためのガイド(スライド溝)36、36が形成されている。本実施形態では、スライダ14は下端のガイド部14bをスライド溝36にガイドさせている。そのため、そのガイド部14bとスライド溝36との係合作用により、ロック状態において、ロックピース13が抜け出るのを防ぐことができる。なお、ホルダー12側に突起を設け、その突起をスライダ14側に形成された溝により案内するようにしてもよい。また、前記スライド溝36は、ホルダー12の両側の下方に形成すると、スライダ14のガイド部14bがホルダー12の下方により大きく回り込むことができ、ロックピース13が上方に抜け出るのをさらに確実に防ぐことができる。
[アンロック状態]
図8aにアジャスト装置30のアンロック状態を示す。この状態ではロックピース13はその上方の部分がホルダー12から突出しており、内面の雌ネジ13bはロッド11の雄ネジ11cと係合していない(図5のS1参照)。そのため、第1バネ22の付勢力でホルダー12はインナーケーブルの遊動長を長くする方向に位置して止まっている。また、図8bに示すように、前記スライダ14は第2バネ25により後方に付勢され、そのテーパ面14hはロックピース13の係合面13dと当接している(図5のS1参照)。
[ロック状態]
一方、図9aにアジャスト装置30のロック状態を示す。このロック状態では、スライダ14の前方の部分33が、ロックピースの頭部31の押え部31bの下面とロックピース13の上面13eとの間に潜り込ようにスライドする(図5のS2参照)。そして、その前方の部分33の後端面が、ロックピース13の頭部31のストッパ31aに当接して止まる。また、図9bに示すように、スライダ14の窪み部32の左右のテーパ面14hが形成された部分は、前記ロックピース13の上面13eをスライドして頭部31の左右に配置される(図5のS2参照)。すなわち、ロックピース13の頭部31を指で押し込むと、その押し込む指を避けるように、スライダ14がロックピース13の上面13eにスライドしてくる。そのため、片手のワンタッチの操作で確実にロック状態にすることができる。
なお、図1のアジャスト装置10のスライダ14のように、スライダ14の下端の部分をホルダー12の下方に回り込むようにしてもよい。また、ホルダー12のスライド溝36と前記ロックピース13の頭部31の上下の2箇所でスライダ14がガイドされるので、スライドが確実である。
さらに、図10のS1に示すように、このアジャスト装置30では、ロック判別部材24がスライダ14の後方に回動自在に設けられている(図5のS1も参照)。そして、スライダ14が前方にある状態では、ロック判別部材24は、矢印R方向に回動させようとしても、ロックピース13の頭部31にぶつかってしまい、回動させることができない。一方、図10のS2に示すように、ロックピース13が下方に移動すると、その頭部31が引っ込む。さらに、第2バネ25の付勢力によりスライダ14が後方に移動すると、ロック判別部材24の回動中心が後方に移動する。そのため、ロック判別部材24の回動が干渉されず、(図5cのS3も参照)、矢印R方向に回動させることができ、ロック視認状態が形成される。その際に、ロック判別部材24のくの字状の側部24aの屈曲付近が、前記スライダ14のスライダ係合片14cの外側に配置されるので、スライダ係合片14cが外向きに撓んで、ホルダー12の係合部35との係合が外れるのを防止している。そして、スライダ14の前端には、ロック判別部材24の摘み部24dを係止する係止部37が形成されており、R方向に回動したロック判別部材24を係止部37に係止させておくことができる。そのため、一層確実にスライダ14の移動を防止できる。
図11に、アジャスト装置10、30に用いられるスライダ14の他の実施の形態を示す。図11aに示すように、この実施形態におけるスライダ14は軸方向ではなく、ホルダー12の周方向に回動自在にスライドする。そのため、アンロック状態(S1)では、スライダ14の一部開口した部分からロックピース13の上端を突出させることができる。一方、ロック状態(S2)では、ホルダー12の周面に沿ってスライダ14が回動することにより、前記開口部の位置がズレてロックピース13の上面13eを覆う。このように、本実施形態によれば、スライダ14を軸方向に移動させる必要がないので、軸方向に省スペースである。また、スライダ14がホルダー12の外周りに配置されているので、スライダが外れにくく、安全な機構である。
図11bに、ロック判別部材24の配置を示す。アンロック状態S1では、ロック判別部材24の側部24bがスライダ14に干渉されて、後方に回動できない。一方、ロック状態S2では、スライダ14が回動して、前記側部24bに干渉しなくなる。そのため、ロック判別部材24を回動することができる。そして、その回動を目視することで、ロック状態の視認が可能となる。
図1は本発明のアジャスト装置の一実施形態を示す斜面図である。 図2aは図1のアジャスト装置のアンロック状態の縦断面図、図2bは図2aのI−I線断面図である。 図3は図1のアジャスト装置の組立前の斜面図である。 図4aは図1のアジャスト装置のロック状態の縦断面図、図4bは図4aのII−II線断面図、図4cは図3のIII−III線断面図である。 図5はアジャスト装置の他の実施形態を示すアンロック状態の斜面図、ロック状態の斜面図およびロック状態においてロック判別部材を回動させた斜面図である。 図6aは図5のアジャスト装置に用いるスライダの斜面図、図6bは図6aのスライダと共に用いられるロックピースの斜面図である。 図7は図5のアンロック状態の平面断面図である。 図8aは図5のアンロック状態のIV−IV線断面図、図8bは図5のアンロック状態のV−V線断面図である。 図9aは図5のロック状態のVI−VI線断面図、図9bは図5のロック状態のVII−VII線断面図である。 図10は図5bのロック状態(S2)からロック判別状態(S3)に至る工程を示す部分拡大側面図である。 図11aはスライダの他の実施形態のロック状態とアンロック状態の様子を示す概略図、図11bは図11aのスライダに用いるロック判別部材のロック状態とアンロック状態の様子を示す概略図である。 図12aは従来のアジャスト装置の一例を示す平面図、図12bはそのアジャスト装置の側面図である。 図13は従来の技術を示す側面断面図である。
符号の説明
10 アジャスト装置
11 ロッド
11a 軸
11b 大径部
11c 雄ネジ
11d バネ受け
12 ホルダー
13 ロックピース
13a 溝
13b 雌ネジ
13c 突出部
13d 係合面
13e 上面
13f 係合爪
14 スライダ
14a スライダ側スライド面
14b ガイド部
14c スライダ係合片
14d 鉤状部
14e 判別部材止め片
14f 孔
14g 止め部
14h テーパ面
14i ガイド溝
15 カバー
16 ガイド部
16a 空洞
16b 内壁
16c 段部
17 スライド保持部
17a 空所
17b 突条
17c 段部
17d 係合凹部
17e 傾斜部
18 アイエンド
19 仕切り壁
19a 仕切り壁の貫通孔
20 後端の壁
20a 後方の貫通孔
21 前端の壁
22 第1バネ
23 ホルダー側スライド面
24 ロック判別部材
24a 端部
24b 側部
24c 上面部
24d 摘み部
25 第2バネ
30 アジャスト装置
31 頭部
31a ストッパ
31b 押え部
32 窪み部
33 前方の部分
34 係合溝
35 係合部
36 スライド溝
37 係止部

Claims (7)

  1. ロッドと、そのロッドの一端にロッドの長さ方向に移動自在に配置されるホルダーとを備え、前記ロッドに連結されているインナーケーブルの遊動長を調節するアジャスト装置であって、
    前記ホルダーから突出してホルダーとロッドの相対移動を拘束しない非噛合位置と、ホルダーに押し込まれホルダーとロッドの相対移動を拘束する噛合位置との間で移動可能に設けられたロックピースと、
    そのロックピースが噛合位置に来たときにロックピースが非噛合位置に戻れないようにロックピースの上面にスライドするロック状態と、ロックピースの上方の移動を許すようにロックピースの上面から外れるようにスライドするアンロック状態との間で移動自在なスライダとからなり、
    前記ホルダの両側にスライダのスライドを案内するガイドがそれぞれ形成されているアジャスト装置。
  2. 前記スライダがホルダーの外周にスライド自在に設けられ、ロック状態においてホルダ外周面とロックピースの上面の少なくとも一部とが連続し、スライダが摺動できる面一の面が形成されている請求項1記載のアジャスト装置。
  3. 前記ロックピースの上面の少なくとも一部が、平坦な面に形成されており、
    前記スライダの下面に、前記平坦な面の上をスライドするための平坦なスライド面が形成されている請求項1または2記載のアジャスト装置。
  4. 前記ロックピースが金属製である請求項1、2または3記載のアジャスト装置。
  5. 前記スライダに枢支され、ロック状態にあるときに一方の回動端に配置され、アンロック状態にあるときに他方の回動端に配置されるロック判別部材とを備え、
    そのロック判別部材が、アンロック状態においてロックピースあるいはホルダーに回動が邪魔されて一方の回動端への回動が規制され、ロック状態において一方の回動端へ回動させることによりスライドがロック状態にあることを確認できる請求項1、2、3または4記載のアジャスト装置。
  6. 前記ロックピースの上面に上方に突出する押え部が設けられ、
    前記スライダに、ロック状態において、押え部と干渉しない窪み部が形成されている請求項1、2、3、4または5記載のアジャスト装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5あるいは6のいずれかに記載のアジャスト装置と、そのアジャスト装置のロッドに連結された可撓性を有するインナーケーブルと、そのインナーケーブルを摺動自在に案内する可撓性を有するアウターケーシングとからなるアジャスト装置付きコントロールケーブル。
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