JP2008306895A - 情報処理装置及びバックアップ供給時間算出方法 - Google Patents

情報処理装置及びバックアップ供給時間算出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
情報処理装置に搭載された電気二重層キャパシタ素子のバックアップ供給可能時間を精度良く算出する。
【解決手段】
温度推定部212は、通常の電力供給期間中における温度センサによる検出結果等に加えて、標準的な気温変化情報や、インターネットを介して取得された観測気温情報等を利用して、通常の電力供給期間中だけでなく、バックアップ期間中の電気二重層キャパシタ素子の温度も推定する。容量推定部213は、温度推定部212が推定した温度、及び、電気二重層キャパシタ素子の温度特性情報123に基づいて、電気二重層キャパシタ素子の静電容量の減少量を推定する。バックアップ時間算出部215は、情報処理装置の電源がオフとなる直前に制御処理部211から発行される計算指令CACに従って、容量推定部213による推定結果に基づいて、バックアップ供給可能時間BKTを算出する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、情報処理装置、バックアップ供給時間算出方法、バックアップ供給時間算出プログラム、及び、当該バックアップ供給時間算出プログラムを記録した記録媒体に関する。
従来から、ノート型パソコン等の様々な可搬型の電子機器においては、多くの機器において、バックアップ用電源として、バッテリが搭載されている。かかるバッテリとしては、一般に充電可能な2次電池が採用されている。
かかるバックアップ用電源がバックアップ電源として搭載されている電子機器は、安定した電力供給の行える家庭内等の場所以外でも、バッテリを動作電力源として使用することができ、非常に便利なものである。しかし、バッテリの電力供給能力には限りがあるため、長時間にわたって電子機器への電力供給を継続すると、電子機器の使用中にバッテリからの電力供給が途絶えてしまう。かかる動作電力の供給の停止が突然発生することは、利用者にとって重要な情報の消失につながり、好ましくない。
そこで、バッテリ切れとなる前にバッテリ残量を精度良く知る技術が提案されている(特許文献1等参照:以下、「従来例」と呼ぶ)。この従来例の技術では、バッテリにおける放電特性の温度特性の変化を考慮しつつ、バッテリパックの内部温度を精度良く推定したうえで、バッテリにおける放電温度特性の変化を考慮して、バッテリ残量、ひいてはバッテリによる動作電力のバックアップ可能期間の算出誤差を低減するようにしている。
特開2005−147814号公報
ところで、電荷の蓄積機能を有するキャパシタ素子技術の進歩を背景として、近年における環境への配慮の要請に応えて、電子機器の全体とまではいかなくとも、一部の部品について、大容量の電気二重層キャパシタ素子で動作電力のバックアップ供給を行うことが提唱されている。かかる電気二重層キャパシタ素子による動作電力のバックアップ供給においても、上述のバッテリによるバックアップの場合と同様に、動作電力のバックアップ可能期間の算出誤差を低減することが求められる。
しかしながら、バッテリと電気二重層キャパシタ素子とでは、動作特性が異なるため、電気二重層キャパシタ素子の場合に、バッテリと同様の方法で動作電力のバックアップ可能期間の算出誤差を低減させることはできない。すなわち、バッテリの場合には、バックアップ期間中における放電特性の温度変化が算出誤差の重要な要因となるが、電気二重層キャパシタ素子の場合には、バックアップ期間中における放電特性の温度変化は小さく、バックアップ可能期間の算出誤差に対する大きな要因とはならない。
このため、電気二重層キャパシタ素子をバックアップ電源として採用した場合に、バックアップ可能期間の算出誤差を低減する技術が待望されている。かかる要望に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、電気二重層キャパシタ素子をバックアップ電源に採用した場合に、バックアップ期間を精度良く算出することにより、利用者の利便性を向上することができる情報処理装置及びバックアップ供給時間算出方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、供給された電圧値に対応する電荷を蓄積する電気二重層キャパシタ素子と;外部電源から供給された動作電力を利用して動作するとともに、前記外部電源からの動作電力の供給が途絶えた場合には、前記電気二重層キャパシタ素子から動作電力のバックアップ供給を受けて動作する特定部品と;前記電気二重層キャパシタ素子の温度の過去における変化の履歴を推定する温度履歴推定手段と;前記温度履歴推定手段による推定結果に基づいて、前記電気二重層キャパシタ素子の静電容量情報を推定する容量推定手段と;前記容量推定手段による推定結果に基づいて、前記電気二重層キャパシタ素子から前記特定部品への動作電力のパックアップ供給が可能な時間を算出するバックアップ時間算出手段と;を備えることを特徴とする情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、供給された電圧値に対応する電荷を蓄積する電気二重層キャパシタ素子と;外部電源から供給された動作電力を利用して動作するとともに、前記外部電源からの動作電力の供給が途絶えた場合には、前記電気二重層キャパシタ素子から動作電力のバックアップ供給を受けて動作する特定部品と;を備える情報処理装置において使用されるバックアップ供給時間算出方法であって、前記電気二重層キャパシタ素子の温度の過去における変化の履歴を推定する温度履歴推定工程と;前記温度履歴推定工程における推定結果に基づいて、前記電気二重層キャパシタ素子の静電容量情報を推定する容量推定工程と;前記容量推定工程における推定結果に基づいて、前記電気二重層キャパシタ素子から前記特定部品への動作電力のパックアップ供給が可能な時間を算出するバックアップ時間算出工程と;を備えることを特徴とするバックアップ供給時間算出方法である。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のバックアップ供給時間算出方法を演算手段に実行させる、ことを特徴するバックアップ供給時間算出プログラムである。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載のバックアップ供給時間算出プログラムが、演算手段により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図9を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[構成]
図1及び図2には、一実施形態に係る情報処理装置100の概略的な構成がブロック図にて示されている。なお、この情報処理装置100は、図1に示されるように、ナビゲーション本体部600と一体となって車両に搭載されるナビゲーション装置の一部を構成するものであり、ナビゲーション本体部600から自由に着脱できるものとする。また、情報処理装置100は、図2に示されるように、装着キット800に挿入することで、家庭内においても使用することができるものとする。
この図1及び図2に示されるように、情報処理装置100は、制御ユニット110と、ハードディスク装置等の気温情報記憶手段及び容量情報記憶手段としての記憶装置120とを備えている。また、情報処理装置100は、温度検出手段としての温度検出ユニット130と、表示手段としての表示部140とを備えている。
なお、上記の制御ユニット110以外の要素120〜140は、制御ユニット110に接続されている。
制御ユニット110は、情報処理装置100、ひいてはナビゲーション装置の全体を統括制御する。この制御ユニット110の詳細については、後述する。
記憶装置120は、不揮発性の記憶装置であるハードディスク装置等から構成される。記憶装置120内には、ナビゲーション利用情報121、標準的気温情報122、温度特性情報123などの様々な情報が記憶されている。ここで、ナビゲーション利用情報121には、地図情報等のナビゲーションのために利用される情報が含まれている。
標準的気温情報122とは、所定の地域ごとに推定された気温変動の情報である。この標準的気温情報122には、過去の気温の観測結果等に基づいて推定した、1月1日から12月31日までの1時間ごとの気温情報が含まれている。
温度特性情報123とは、後述する電気二重層キャパシタ素子113の、静電容量の時間変化の温度特性情報である。かかる温度特性情報123の例をグラフ化したものが、図3に示されている。図3において、横軸は電気二重層キャパシタ素子113がさらされる温度であり、縦軸はその温度において電気二重層キャパシタ素子113の静電容量が、劣化により、当初の値の所定割合以下になるまでの時間(以下、「寿命時間」と呼ぶ)である。この図3に示されるように、電気二重層キャパシタ素子113は、一般に、低温下に比べて、高温下の方が、寿命時間が短いという特性を有している。
図1及び図2に戻り、温度検出ユニット130は、温度センサ等を備えて構成され、情報処理装置100の内部における電気二重層キャパシタ素子113と所定の位置関係にある位置に配設されている。このため、温度検出ユニット130による検出結果と、電気二重層キャパシタ素子113がさらされる温度とは、情報処理装置100に通常の通電が行われている場合には、所定の関係を有している。
本実施形態においては、温度検出ユニット130は、記憶装置120に内蔵されている。この温度検出ユニット130は、記憶装置120内の温度を検出する。温度検出ユニット130による検出結果は、ディスク温度TPDとして、制御ユニット110へ向けて送られる。
表示部140は、コレステリック液晶表示部等を備えて構成されている。コレステリック液晶は、一度画面に画像を表示すれば、動作電力を供給しなくても表示の維持が可能な記憶型液晶である。この表示部140は、制御ユニット110による制御のもとで、制御ユニットから送られてきた表示データIMDに基づく画像を表示する。
情報処理装置100は、上述したように、ナビゲーション本体部600と一体となって、ナビゲーション装置の一部を構成する(図1参照)。このナビゲーション本体部600は、音出力ユニット610と、表示ユニット620と、操作入力ユニット630と、走行センサインターフェイス部640と、GPS受信ユニット650とを備えている。また、ナビゲーション本体部600は、電力供給部660を備えている。情報処理装置100がナビゲーション本体部600に装着された場合、上記の要素のうち要素610〜650は、コネクタによって、制御ユニット110に接続される。
音出力ユニット610は、(i)制御ユニット110から受信したデジタル音声データをアナログ信号に変換するDA変換器(Digital to Analog Converter)と、(ii)当該DA変換器から出力されたアナログ信号を増幅する増幅器と、(iii)増幅されたアナログ信号を音声に変換するスピーカとを備えて構成されている。この音出力ユニット610は、制御ユニット110による制御のもとで、車両の進行方向、走行状況、交通状況等の案内用音声、音楽等を出力する。
表示ユニット620は、(i)液晶パネル、有機EL(Electric Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)等の表示デバイスと、(ii)制御ユニット110から送出された表示制御データに基づいて、表示ユニット620全体の制御を行うグラフィックレンダラ等の表示コントローラと、(iii)表示画像データを記憶する表示画像メモリ等を備えて構成されている。この表示ユニット620は、制御ユニット110による制御のもとで、地図情報、ルート情報、操作ガイダンス情報等を表示する。
操作入力ユニット630は、ナビゲーション本体部600に設けられたキー部、あるいはキー部を備えるリモート入力装置等により構成される。ここで、本体部に設けられたキー部としては、表示ユニット620の表示デバイスに設けられたタッチパネルを用いることができる。なお、キー部を有する構成に代えて、音声入力する構成を採用することもできる。
この操作入力ユニット630を利用者が操作することにより、ナビゲーション装置の動作内容の設定が行われる。例えば、目的地の設定、情報の検索設定、車両の走行状況表示設定等を、利用者が操作入力ユニット630を利用して行う。こうした入力内容は、操作入力ユニット630から制御ユニット110へ送られる。
走行センサインターフェイス部640は、車両に搭載された走行センサユニット500との間におけるデータ授受に関して利用される。ここで、走行センサユニット500は、(i)車両の移動速度を検出する車速センサと、(ii)車両に作用している加速度を検出する加速度センサと、(iii)車両の角速度を検出する角速度センサとを備えている。ここで、車速センサは、車軸や車輪の回転により出力されるパルス信号を検出する。また、加速度センサは、例えば、3次元方向の加速度を検出する。また、加速度センサは、例えば、いわゆるジャイロセンサとして構成され、加速度を検出する。これらの検出結果は、走行センサインターフェイス部640を介して、制御ユニット110へ向けて送られる。
GPS受信ユニット650は、複数のGPS衛星からの電波の受信結果に基づいて、車両の現在位置の擬似座標値を算出し、制御ユニット110へ報告する。また、GPS受信ユニット650は、GPS衛星から送出された時刻情報に基づいて、現在時刻を計時し、制御ユニット110へ送る。
電力供給部660は、車両電源700から供給された電力を使用して、要素610〜650の動作用電力と、情報処理装置100へ供給する動作用電力APWを生成する。
また、情報処理装置100は、上述したように、装着キット800に挿入することで、家庭内においても使用することできる(図2参照)。この装着キット800は、パーソナルコンピュータとの接続に際してインターフェイシングを行うパソコンインターフェイス部810と、映像情報供給部820と、音声情報供給部830とを備えている。また、装着キット800は、電力供給部860を備えている。情報処理装置100が装着キット800に挿入された場合、上記の要素のうち要素810〜830は、コネクタによって、制御ユニット110に接続される。
パソコンインターフェイス部810は、情報処理装置100と外部機器であるパーソナルコンピュータ(以下、略して「パソコン」とも呼ぶ)との間におけるデータ授受に際して利用される。本実施形態では、装着キット800にパソコンが接続されている場合に、制御ユニット110から後述する設置位置情報PSI及び指定時間帯を伴う観測気温情報の取得要求を受けると、パソコンは、インターネットを介して、設置位置情報PSIが属する地域において指定時間帯に実際に観測された気温情報である観測気温OTIを取得し、当該観測気温OTIを、制御ユニット110へ向けて送る。
映像情報供給部820は、制御ユニット110からの映像情報を受ける。そして、装着キット800にテレビジョン受像機等の映像表示装置が接続されている場合には、映像情報供給部820は、この映像情報を、映像表示装置へ向けて出力する。
音声情報供給部830は、制御ユニットからの音声情報を受ける。そして、装着キット800にミニコンポ等の音響装置が接続されている場合には、音声情報供給部830は、この音声情報を、音響装置へ向けて出力する。
電力供給部860は、家庭電源900(例えば、日本国内においては、交流100Vの商用電源)から供給された電力を使用して、要素810〜830の動作用電力と、情報処理装置100へ供給する動作用電力APWを生成する。
制御ユニット110は、図4及び図5に示されるように、ナビゲーション処理部111と、計算処理部112とを備えている。また、制御ユニット110は、電気二重層キャパシタ素子113と、タイマ集積回路114とを備えている。なお、図4には、情報処理装置100がナビゲーション本体部600に装着されたときにおけるナビゲーション本体部600の構成要素との接続態様が示され、図5には、情報処理装置100が装着キット800に挿入されたときにおける装着キット800の構成要素との接続態様が示されている。
ナビゲーション処理部111は、記憶装置120にアクセスして、ナビゲーション利用情報121における地図情報等を適宜参照し、かつ上述した構成要素610〜650を利用して、利用者にナビゲーション情報を提供する。すなわち、ナビゲーション処理に対する操作入力ユニット630からの入力結果に沿って、走行センサユニット500による検出結果及びGPS受信ユニット650による測位結果に対応して、記憶装置120に記憶されたナビゲーション用のデータを適宜読み出す。つまり、ナビゲーション処理部111は、(a)利用者が指定する地域の地図を表示ユニット620の表示デバイスに表示するための地図表示、(b)自車が地図上のどこに位置するのか、また、どの方角に向かっているのかを算出し、表示ユニット620の表示デバイスに表示して利用者に提示するマップマッチング、(c)現在自車が存在する位置から、利用者が指定する任意の位置である目的地までの最適ルート検索、(d)設定されたルートに沿って目的地まで運転するときに、表示ユニット620の表示デバイスに案内表示をしたり、音出力ユニット610のスピーカを用いて音声案内を出力したりする、といったようなルート案内等を行う。
なお、ナビゲーション処理部111は、新たに現在位置を計測するたびに、計測結果を設置位置情報PSIとして、計算処理部112へ向けて送るようになっている。
計算処理部112は、温度検出ユニット130による検出結果、標準的気温情報STI、観測気温情報OTI等に基づいて、情報処理装置100に搭載された電気二重層キャパシタ素子113のバックアップ供給時間を算出する。この計算処理部112は、図6に示されるように、表示制御手段としての制御処理部211と、温度履歴推定手段としての温度推定部212とを備えている。また、計算処理部112は、容量推定手段としての容量推定部213と、履歴記憶部214と、バックアップ時間算出手段としてのバックアップ時間算出部215とを備えている。
制御処理部211は、計算処理部112におけるバックアップ供給時間の算出処理を制御する。制御処理部211は、温度推定部212へ向けて、温度推定指令ESCを発行する。この温度推定指令ESCには、「通常推定指令」と「バックアップ期間推定指令」の2種類がある。「通常推定指令」は、情報処理装置100がナビゲーション本体部600に装着されている間、または、情報処理装置100が装着キット800に挿入されている間において、情報処理装置100が、安定した動作電力APWの供給をうけて動作している期間の、電気二重層キャパシタ素子113の温度を推定すべき旨の命令であり、1時間ごとに発行される。一方、「バックアップ期間推定指令」は、情報処理装置100がバックアップ期間中の電気二重層キャパシタ素子113の温度を推定すべき旨の命令であり、情報処理装置100の電源が投入されたときに発行される。
また、制御処理部211は、バックアップ期間の特定を行う。バックアップ期間の開始時刻は、制御処理部211が、情報処理装置100の電源をオフにすべき旨の指示を受け取ったときの時刻である。制御処理部211は、電源をオフにすべき旨の指示を受け取ったとき、その時点における時刻情報をタイマ集積回路114から取得して、記憶装置120に対して書き込みを行う。バックアップ期間の終点は、情報処理装置100の電源がオンとなったときの時刻である。制御処理部211は、電源がオンとなったとき、その時点における時刻情報をタイマ集積回路114から取得し、温度推定指令ESCによるバックアップ期間推定指令とともに、温度推定部212へ向けて送る。
また、制御処理部211は、ナビゲーション処理部111からの計測された設置位置PSIを受け続ける。制御処理部211は、設置位置PSIを受けるごとに、設置位置PSIを更新する。そして、制御処理部211は、情報処理装置100の電源をオフにすべき旨の指令を受けたときは、最新の設置位置情報PSIを、記憶装置120における設置位置格納領域への書き込みを行う。
また、制御処理部211は、バックアップ時間算出部215へ向けて、電気二重層キャパシタ素子113からタイマ集積回路114への動作電力CPWのバックアップ供給が可能な時間を算出すべき旨の計算指令CACを発行する。計算指令CACは、情報処理装置100の電源をオフにすべき旨の指令があったときに、電力供給部から情報処理装置100への動作電力APWが途絶える前に発行され、この指令に基づく処理も、動作電力APWが途絶える前に行われる。
また、制御処理部211は、上記の計算が終了すると、バックアップ時間算出部215から、算出結果であるバックアップ時間BKTを受ける。制御処理部211は、このバックアップ時間BKTの表示用情報を表示データIMDとして、表示部140へ向けて送る。
温度推定部212は、制御処理部211からの温度推定指令ESCを受けると、電気二重層キャパシタ素子113の温度を、以下のようにして推定する。
情報処理装置100がナビゲーション本体部600に装着されており、温度推定指令ESCが「通常推定指令」であるときは、温度推定部212は、まず、温度検出ユニット130からディスク温度TPDを取得する。そして、温度推定部212は、温度センサと電気二重層キャパシタ素子113の位置関係、車内環境等を考慮した温度補正計算を行い、ディスク温度TPDから、電気二重層キャパシタ素子113の温度TMPを推定する。このようにして推定した温度TMPは、温度の検出時刻とともに、容量推定部213へ向けて送られる。なお、この温度補正計算に用いる係数等は、実験やシミュレーションなどにより予め定められている。
また、情報処理装置100がナビゲーション本体部600に装着されており、温度推定指令ESCが「バックアップ期間推定指令」であるときは、温度推定部212は、まず、記憶装置120から設置位置情報PSIとバックアップ期間の開始時刻を取得する。引き続き、温度推定部212は、「バックアップ期間推定指令」とともに制御処理部211から受けたバックアップ期間の終了時刻と、記憶装置120から取得したバックアップ期間の開始時刻とに基づいて、最新のバックアップ期間を特定する。
次いで、温度推定部212は、設置位置情報PSIの属する地域における特定されたバックアップ期間中の1時間ごとの標準気温STIを、標準的気温情報122から取得する。標準気温STIを取得した温度推定部212は、車外環境、車内環境等を考慮した温度補正計算を行い、標準気温STIから、電気二重層キャパシタ素子113の温度TMPを推定する。このようにして推定された温度TMPは、バックアップ期間中の1時間ごとの時刻とともに、容量推定部213へ向けて送られる。なお、この場合の温度補正計算に用いる係数等は、実験やシミュレーションなどにより予め定められている。
さらに、情報処理装置100が装着キット800に挿入されており、温度推定指令ESCが「通常推定指令」であるときは、温度推定部212は、まず、温度検出ユニット130からディスク温度TPDを取得する。そして、温度推定部212は、温度センサと電気二重層キャパシタ素子113の位置関係、外部環境等を考慮した温度補正計算を行い、ディスク温度TPDから、電気二重層キャパシタ素子113の温度TMPを推定する。このようにして推定した温度TMPは、温度の検出時刻とともに、容量推定部213へ向けて送られる。なお、この場合の温度補正計算に用いる係数等も、実験やシミュレーションなどにより予め定められている。
また、情報処理装置100が装着キット800に挿入されており、温度推定指令ESCが「バックアップ期間推定指令」であるときは、ナビゲーション本体部600に装着されているときと同様に、温度推定部212は、まず、記憶装置120から設置地点PSIと、バックアップ期間の開始時刻とを取得する。引き続き、温度推定部212は、「バックアップ期間推定指令」とともに制御処理部211から受けたバックアップ期間の終了時刻と、記憶装置120から取得したバックアップ期間の開始時刻とに基づいて、最新のバックアップ期間を特定する。
次いで、温度推定部212は、設置位置情報PSIの属する地域におけるバックアップ期間中の1時間ごとの観測気温OTIを、パソコンインターフェイス部810を介して、パソコンに設置位置情報PSI及び指定時間帯を伴う観測気温情報の取得要求を送る。この要求に応答したパソコンから、当該パソコンがインターネットを介して取得した観測気温OTIを受けると、温度推定部212は、外部環境等を考慮した温度補正計算を行い、観測気温OTIから、電気二重層キャパシタ素子113の温度TMPを推定する。このようにして推定した温度TMPは、バックアップ期間中の1時間ごとの時刻とともに、容量推定部213へ向けて送られる。なお、この場合における温度補正計算に用いる係数等も、実験やシミュレーションなどにより予め定められている。
容量推定部213は、温度推定部212から温度TMPを受けると、記憶部120から温度特性情報123(CTI)を取得する。そして、容量推定部213は、電気二重層キャパシタ素子113の温度特性情報123に基づいて、1時間ごとの推定した電気二重層キャパシタ素子113の温度TMPから、当該温度TMPに対応する静電容量が所定値以下になるまでの時間TTを算出する。次いで、容量推定部213は、温度の測定間隔(本実施形態では1時間)をこの時間TTで除算することで、無次元の寿命指数CPIを算出する。容量推定部213は、情報処理装置100の利用開始後の寿命指数CPIの総和を計算することで、累積寿命指数CLIを算出する。累積寿命指数CLIは、その値が1以上になったときに、電気二重層キャパシタ素子113の静電容量が、当初の値の所定割合以下となったことを意味する。現在の電気二重層キャパシタ素子113の静電容量値Cは、累積寿命指数CLIから算出することができる。容量推定部213は、温度TMP、寿命時間TT、寿命指数CPI、累積寿命指数CLIを、容量履歴情報CAPとして、履歴記憶部へ向けて送る。
履歴記憶部214は、不揮発性の半導体メモリで構成されている。この履歴記憶部214には、容量推定部213から送られてくる温度TMP、寿命時間TT、寿命指数CPI、累積寿命指数CLIを、容量履歴情報CPIの履歴が記憶されている。これらの履歴データのうち、最新の累積寿命指数CLIが、バックアップ時間算出部215によって読み出される。
バックアップ時間算出部215は、制御処理部211からの計算指令CACを受けると履歴記憶部214から累積寿命指数CLIを読み取る。そして、バックアップ時間算出部215は、この累積寿命指数CLIを利用して、その時点における電気二重層キャパシタ素子113の静電容量の推定値を算出する。引き続き、バックアップ時間算出部215は、静電容量の推定値に基づいて、タイマ集積回路114への動作電力のバックアップ供給が可能な時間を算出する。算出結果は、バックアップ時間BKTとして、制御処理部211へ向けて送られる。
図4及び図5に戻り、電気二重層キャパシタ素子113は、バックアップ用電源として、情報処理装置100に搭載されている。この電気二重層キャパシタ素子113は、通常通電時においては、動作電力APWによる充電が行われるとともに、バックアップ期間中においては、タイマ集積回路114に動作電力CPWを供給する。なお、本実施形態においては、電気二重層キャパシタ素子113は、タイマ集積回路114についてのバイパスコンデンサとしての機能も果たすようになっており、一方の端子が接地されるとともに、他方の端子がタイマ集積回路114の動作電力供給用端子に接続され、当該他方の端子に電力供給部660又は860から給電が行われるようになっている。
タイマ集積回路114は、情報処理装置100がナビゲーション本体部600に装着されている間は電力供給部660から動作電力APWの供給を受け、また、装着キット800に挿入されている間は電力供給部860から動作電力APWを受けて計時動作を行う。一方、バックアップ期間中においては、タイマ集積回路114は、電気二重層キャパシタ素子113から動作電力のバックアップ供給を受けて計時動作を行う。
[動作]
次に、上記のように構成された情報処理装置100の動作について、計算処理部112によるバックアップ供給時間の算出処理に、主に着目して説明する。
前提として、当初は、情報処理装置100は、工場出荷後、直ちにナビゲーション本体部600に装着されているものとする。なお、情報処理装置100は、図7に示したように、ある日の15:30に利用が開始され、その後18:35まではナビゲーション装置に装着されて給電されたものとする。また、その翌日の0:25〜2:30までは装着キット800に装着されて給電されたものとする。また、情報処理装置100は、その後4:35〜6:30まではナビゲーション装置に装着されて給電されたものとする。
なお、情報処理装置100は、ナビゲーション本体部600と接続キット800のいずれかにしか、装着されないものとする。
情報処理装置100がナビゲーション本体部600又は装着キット800に装着されて電源が投入されると、計算処理部112によるバックアップ供給時間の算出処理が開始される。このバックアップ供給時間の算出処理に際しては、図8に示されるように、まず、ステップS11において、計算処理部112が、情報処理装置100がナビゲーション本体部600に装着されているか否かを判定する。この判定は、制御処理部211が行う。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS11:Y)には、処理はステップS12へ進む。
一方、ステップS11における判定の結果が否定的であった場合(ステップS11:N)、すなわち、情報処理装置100が装着キット800に挿入されている場合には、処理はステップS13へ進む。
本使用例では、情報処理装置100は、使用開始時点(当初日の15:30)においては、ナビゲーション本体部600に装着されているので、ステップS12の処理へ進むこととなる。
ステップS12では、情報処理装置100のバックアップ期間中における電気二重層キャパシタ素子113の温度TMPを推定し、この推定結果に基づいて、寿命指数CPI及び累積寿命指数CLIを算出する。なお、使用開始時点においては、その前にバックアップ期間は存在していないので、ステップS12においては、電気二重層キャパシタ素子113の温度TMPの推定、並びに、寿命指数CPI及び累積寿命指数CLIの算出は行われずに、処理はステップS14へ進む。
なお、使用開始時点以外の時点、すなわち、その時点前にバックアップ期間は存在していた場合には、ステップS12において、以下の処理が実行される。
まず、制御処理部211が、時刻情報をタイマ集積回路114から取得し、バックアップ期間の終了時刻を特定する。引き続き、制御処理部211は、特定されたバックアップ期間の終了時刻とともに、「バックアップ期間推定指令」である旨の温度推定指令ESCを、温度推定部212へ向けて発行する。この温度推定指令ESCを受けた温度推定部212は、バックアップ期間における電気二重層キャパシタ素子113の温度TMPを推定する。
かかる温度推定に際して、温度推定部212は、バックアップ期間、及び、バックアップ期間中に情報処理装置100が設置されていた位置を特定する。このバックアップ期間及び設置位置の特定に際しては、温度推定部212は、バックアップ期間の開始時刻及び設置位置情報PSIを、記憶装置120から読み取る。そして、温度推定部212は、読み取られた開始時刻と、「バックアップ期間推定指令」とともに制御処理部211から受信したバックアップ期間の終了時刻とに基づいて、バックアップ期間を特定する。また、温度推定部212は、読み取られた設置位置情報PSIに基づいて、バックアップ期間中における情報処理装置100の設置位置を特定する。
次に、温度推定部212は、特定されたバックアップ期間中における設置位置情報PSIの属する地域におけるバックアップ期間中の所定時間(本実施形態においては、1時間)ごとの標準気温STIを、記憶装置120の標準的気温情報122から取得する。引き続き、標準気温STIを取得した温度推定部212は、車外環境、車内環境等を考慮した温度補正計算を行い、標準気温STIから、電気二重層キャパシタ素子113の温度TMPを推定する。そして、この温度TMPは、容量推定部213へ向けて送られる。
容量推定部213は、温度推定部212からの温度TMPを受けると、温度特性情報(CTI)を、記憶装置120から取得する。そして、容量推定部213は、温度TMPと、取得された温度特性情報に基づいて、寿命時間TT、寿命指数CPI、累積寿命指数CLIを算出する。これらの計算結果は、温度TMPとともに、履歴記憶部214へ向けて送られ、履歴記憶部214に記憶される。こうして、履歴記憶部214へのデータ書き込みが終了すると、ステップS12の処理は終了し、処理は、ステップS14へ進む。
ステップS14では、制御処理部211は、情報処理装置100への電源供給をオフにすべき旨の指令があったか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS14:N)には、処理はステップS15へ進む。
ステップS15では、制御処理部211が、タイマ集積回路114から受け取った時刻をもとに、所定の時間間隔が経過したか否かを判定する。本実施形態においては、所定の時間間隔は1時間である。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS15:N)には、処理はステップS14へ戻る。
一方、この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS15:Y)には、制御処理部211は、温度推定部212へ向けて、「通常推定指令」である旨の温度推定指令ESCを発行する。その後、処理はステップS16へ進む。なお、前述したように、この温度推定指令ESCは、1時間ごとに発行される。
ステップS16では、動作電力APWが情報処理装置100へ供給されている期間の電気二重層キャパシタ素子113の温度TMPを推定し、この推定結果に基づいて、寿命指数CPIと累積寿命指数CLIを算出する。
電気二重層キャパシタ素子113の温度TMPは、ステップS12と同様に、温度推定部212によって推定される。このステップS16においては、温度推定部212は、まず、温度検出ユニット130からディスク温度TPDを取得する。ディスク温度TPDを取得した温度推定部212は、温度センサと電気二重層キャパシタ素子113の位置関係、車内環境等を考慮した温度補正計算を行い、ディスク温度TPDから、電気二重層キャパシタ素子113の温度TMPを推定する。この推定した温度TMPは、容量推定部213へ向けて送られる。
容量推定部213は、温度TMPと温度特性情報123(CTI)に基づいて、ステップS12の場合と同様の処理を行い、寿命時間TT、寿命指数CPI、累積寿命指数CLIを算出する。これらの計算結果は、温度TMPとともに、履歴記憶部214に記憶される。その後、処理は、履歴記憶部214へのデータ書き込むが終了すると、ステップS15の処理は終了し、処理は、ステップS14へ戻る。
本使用例では、当初日の16:00,17:00,18:00の時点で、ステップS15における判定の結果が肯定的となり、ステップS16の処理が行われる。そして、その時点における温度TMP、寿命時間TT、寿命指数CPI、累積寿命指数CLIが、履歴記憶部214に書き込まれる(図9参照)。
一方、ステップS14における判定の結果が肯定的となると(ステップS14:Y)、処理はステップS17へ進む。このステップS17では、タイマ集積回路114への動作電力のバックアップ供給が可能な時間を算出する。この処理は、制御処理部211がバックアップ時間算出部215へ向けて、計算指令CACを発行することにより開始される(図6参照)。
計算指令CACを受けたバックアップ時間算出部215は、履歴記憶部214に記録されたから累積寿命指数CLIを読み取る。引き続き、バックアップ時間算出部215は、読み取られた累積寿命指数CLIを利用して、その時点における電気二重層キャパシタ素子113の静電容量の推定値を算出する。そして、バックアップ時間算出部215は、静電容量の推定値に基づいて、タイマ集積回路114への動作電力のバックアップ供給が可能な時間を算出する。この算出結果は、バックアップ時間BKTとして、制御処理部211へ向けて送られる。この後、ステップS17の処理は終了し、処理はステップS18へ進む。
ステップS18では、制御処理部211は、バックアップ時間算出部215からのバックアップ供給時間BKTを受ける。そして、制御処理部211は、バックアップ時間BKTの表示用情報を表示データIMDとして、表示部140へ向けて送る。これにより、コレステリック液晶表示部にバックアップ供給時間が表示される。
その後、電力供給部660から情報処理装置100への動作電力APWは途絶え、情報処理装置100は、バックアップ期間に入る。バックアップ期間中においては、電気二重層キャパシタ素子113から、タイマ集積回路114に対してのみ、動作電力CPWが供給される。
本使用例では、情報処理装置100への電力給電を遮断すべき旨の指令があった18:35の時点で、ステップS14における判定の結果が否定的となり、ステップS17及びステップS18の処理が行われる。そして、情報処理部100の表示部140に、バックアップ供給可能時間が表示される。
また、本使用例では、情報処理装置100は、翌日の0:25の時点で、接続キット800に挿入された状態で、再度、給電オンとされる。この給電オンにより、図8の処理が開始される。今回の場合には、情報処理装置100は、接続キット800に挿入されているので、ステップS11における判定の結果は否定的となり、処理はステップS13へ進むこととなる。
ステップS13において、温度推定部212が、情報処理装置100のバックアップ期間中における電気二重層キャパシタ素子113の温度TMPを推定し、この推定結果に基づいて、容量推定部213が寿命指数CPIと累積寿命指数CLIを算出する処理を行う。
かかるステップS13における処理では、まず、制御処理部211が、上述したステップS12の場合と同様にして、時刻情報をタイマ集積回路114から取得し、バックアップ期間の終了時刻を特定した後、特定されたバックアップ期間の終了時刻とともに、「バックアップ期間推定指令」である旨の温度推定指令ESCを、温度推定部212へ向けて発行する。この温度推定指令ESCを受けた温度推定部212は、バックアップ期間における電気二重層キャパシタ素子113の温度TMPを推定する。
ステップS13における温度推定に際して、温度推定部212は、まず、ステップS12の場合と同様にして、バックアップ期間、及び、バックアップ期間中に情報処理装置100が設置されていた位置を特定する。引き続き、温度推定部212は、設置位置情報PSIの属する地域におけるバックアップ期間中の1時間ごとの観測気温OTIを、パソコンインターフェイス部810を介して、パソコンに設置位置情報PSI及び指定時間帯を伴う観測気温情報の取得要求を送る。
この要求に応答したパソコンは、インターネットを介して観測気温OTIを取得する。そして、パソコンは、パソコンインターフェイス部810を介して、取得された観測気温OTIを温度推定部212へ送る。
観測気温OTIを受けた温度推定部212は、当初日の19:00から翌日の0:00までのバックアップ期間中における温度TMPを、観測気温OTIに基づいて算出する。こうして得られた温度TMPは、温度推定部212から容量推定部213へ向けて送られる。
温度TMPを受けた容量推定部213は、上述したステップS12の場合と同様にして、寿命時間TT、寿命指数CPI、累積寿命指数CLIを算出する。これらの計算結果は、温度TMPとともに、履歴記憶部214へ向けて送られ、履歴記憶部214に記憶される。こうして、履歴記憶部214へのデータ書き込みが終了すると、ステップS13の処理は終了し、処理はステップS14へ進む。
以後、情報処理装置100が、給電オフ状態となるまでの間は、前述したステップS14からステップS16の処理が繰り返される。そして、情報処理装置100への電力供給を遮断すべき旨の指令があった時点(翌日の2:30)で、ステップS17とステップS18の処理が行われ、これらの処理終了後に、情報処理部100の表示部140に、バックアップ供給可能時間が表示される。
また、本使用例では、翌日の4:30から6:30までの期間においては、情報処理装置100は、ナビゲーション本体部600に装着されて、ナビゲーション装置として動作している。かかる翌日の4:30の時点で給電オン状態となると、図8の処理が開始される。今回の場合には、情報処理装置100は、ナビゲーション本体部600に挿入されているので、ステップS11における判定の結果は肯定的となり、処理はステップS12へ進むこととなる。
今回の場合、給電オンとされる前にバックアップ期間が存在しているので、そうした場合における上述したステップS12の処理が実行される。その後、ステップS14〜S18の処理が実行されて、翌日の6:30の時点で、表示部140にバックアップ供給可能時間が表示される。
以上説明したように、本実施形態では、外部電源からの電力供給期間だけでなく、情報処理装置100への給電がオフされた状態であるバックアップ期間においても、電気二重層キャパシタ素子113の温度を精度よく推定することができる。一般に、電気二重層キャパシタ素子の場合には、バックアップ期間中であるか否かにかかわらず、全期間にわたっての温度の時間変化に伴う静電容量の時間変化特性が、バックアップ可能期間の算出誤差に対する大きな要因となる。このため、全期間にわたる温度を精度よくバックアップ可能期間を算出することは、欠かせない。
したがって、本実施形態によれば、電気二重層キャパシタ素子をバックアップ電源に採用した場合に、バックアップ期間を精度良く算出することができ、これにより、利用者の利便性を向上させることができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、電気二重層キャパシタ素子の温度を推定する時間間隔を1時間ごとにしたが、時間間隔は任意であってもよい。
また、上記の実施形態では、電気二重層キャパシタ素子113は、バックアップ期間中においては、タイマ集積回路114に動作電力CPWを供給することとしたが、電気二重層キャパシタ素子113からの動作電力のバックアップ供給を受ける特定部品はタイマ集積回路114に限らない。
また、上記の実施形態では、温度検出ユニット130は記憶装置120に内蔵されることとしたが、温度センサが検出した温度から電気二重層キャパシタ素子113の温度を推定できるのであれば、いかなるところに温度検出ユニット130を配設してもよい。
また、上記の実施形態では、情報処理装置100が装着キット800に挿入されているはインターネットを通じて、実際の観測気温OTIを利用することとしたが、観測気温OTIを取得することができない場合には標準気温STIを利用してもよい。
また、上記の実施形態では、バックアップ期間中における電気二重層キャパシタ素子の温度推定に標準気温STIと観測気温OTIを利用したが、信頼のおける気温データであれば、いかなるものであってもよい。
また、温度推定部212が、車内環境等を考慮して電気二重層キャパシタ素子113の温度を推定するが、温度補正計算は夏季日中の密閉した車内空間が異常な高温下となるといった車内環境を考慮するようにすることもできる。
また、上記の実施形態では、情報処理装置100はナビゲーション装置の一部を構成するものとしたが、ナビゲーション装置以外の移動体搭載機器の一部として本発明を適用することができるのは、勿論である。
なお、上記の実施形態における制御ユニット110の一部又は全部を中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、読出専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)等を備えた演算手段としてのコンピュータとして構成し、予め用意されたプログラムを当該コンピュータで実行することにより、上記の実施形態における処理の一部又は全部を実行するようにしてもよい。このプログラムはハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配送の形態で取得されるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成を概略的に示すブロック図である(その1)。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成を概略的に示すブロック図である(その2)。 電気二重層キャパシタ素子の静電容量の時間変化としての温度特性情報を説明するための図である。 図1の制御ユニットの構成を示すブロック図である。 図2の制御ユニットの構成を示すブロック図である。 図4及び図5の計算処理部112の構成を示すブロック図である。 図1の装置による動作を説明するための使用例の時系列図である。 図6の計算処理部におけるバックアップ供給時間の算出処理を説明するためのフローチャートである。 履歴記憶部に記憶される温度履歴、寿命指数及び累積寿命指数の例である。
符号の説明
100 … 情報処理装置
113 … 電気二重層キャパシタ素子
114 … タイマ集積回路(特定部品)
120 … 記憶装置(気温情報記憶手段、容量情報記憶手段)
130 … 温度検出ユニット(温度検出手段)
140 … 表示部(表示手段)
211 … 制御処理部(表示制御手段)
212 … 温度推定部(温度履歴推定手段)
213 … 容量推定部(容量推定手段)
215 … バックアップ時間算出部(バックアップ時間算出手段)

Claims (12)

  1. 供給された電圧値に対応する電荷を蓄積する電気二重層キャパシタ素子と;
    外部電源から供給された動作電力を利用して動作するとともに、前記外部電源からの動作電力の供給が途絶えた場合には、前記電気二重層キャパシタ素子から動作電力のバックアップ供給を受けて動作する特定部品と;
    前記電気二重層キャパシタ素子の温度の過去における変化の履歴を推定する温度履歴推定手段と;
    前記温度履歴推定手段による推定結果に基づいて、前記電気二重層キャパシタ素子の静電容量情報を推定する容量推定手段と;
    前記容量推定手段による推定結果に基づいて、前記電気二重層キャパシタ素子から前記特定部品への動作電力のパックアップ供給が可能な時間を算出するバックアップ時間算出手段と;
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記特定部品は、時刻計時を行うタイマ集積回路である、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記電気二重層キャパシタ素子の位置と所定の位置関係にある位置に設置された温度検出手段を更に備え、
    前記温度履歴推定手段は、前記外部電源から動作電力が供給されている期間については、前記温度検出手段による検出結果と前記所定の位置関係に基づいて、前記電気二重層キャパシタ素子の温度変化を推定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 所定の地域ごとに推定された気温変動の情報である標準的気温情報を記憶する気温情報記憶手段を更に備え、
    前記温度履歴推定手段は、前記外部電源から動作電力が供給されていない期間であるバックアップ期間については、前記気温情報記憶手段に記憶されている標準的気温情報の中から、設置地点が属すると推定される地域の標準的気温情報である推定気温情報を特定し、前記推定気温情報に基づいて前記電気二重層キャパシタ素子の温度変化を推定する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 所定の地域ごとに推定された気温変動の情報である標準的気温情報を記憶する気温情報記憶手段を更に備え、
    前記温度履歴推定手段は、
    前記外部電源から動作電力が供給されていない期間であるバックアップ期間のうち、設置位置が属すると推定される地域において実際に観測された気温情報である観測気温情報が取得できた期間については、前記観測気温情報に基づいて前記電気二重層キャパシタ素子の温度変化を推定し、
    前記外部電源から動作電力が供給されていない期間であるバックアップ期間のうち、前記観測気温情報が取得できなかった期間については、前記気温情報記憶手段に記憶されている標準的気温情報の中から、設置地点が属すると推定される地域の標準的気温情報である推定気温情報を特定し、前記推定気温情報に基づいて前記電気二重層キャパシタ素子の温度変化を推定する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記電気二重層キャパシタ素子の静電容量の時間変化の温度特性情報が記憶された容量情報記憶手段を更に備え、
    前記容量推定手段は、前記温度履歴推定手段による推定結果と、前記電気二重層キャパシタ素子の静電容量の時間変化の温度特性情報とに基づいて、前記電気二重層キャパシタ素子の静電容量情報を推定する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 画像を表示する表示手段と;
    前記バックアップ時間算出手段による算出結果を前記表示手段に表示させる表示制御手段と;
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記表示手段は、コレステリック液晶表示部を備える、ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 移動体に搭載可能である、ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 供給された電圧値に対応する電荷を蓄積する電気二重層キャパシタ素子と;外部電源から供給された動作電力を利用して動作するとともに、前記外部電源からの動作電力の供給が途絶えた場合には、前記電気二重層キャパシタ素子から動作電力のバックアップ供給を受けて動作する特定部品と;を備える情報処理装置において使用されるバックアップ供給時間算出方法であって、
    前記電気二重層キャパシタ素子の温度の過去における変化の履歴を推定する温度履歴推定工程と;
    前記温度履歴推定工程における推定結果に基づいて、前記電気二重層キャパシタ素子の静電容量情報を推定する容量推定工程と;
    前記容量推定工程における推定結果に基づいて、前記電気二重層キャパシタ素子から前記特定部品への動作電力のパックアップ供給が可能な時間を算出するバックアップ時間算出工程と;
    を備えることを特徴とするバックアップ供給時間算出方法。
  11. 請求項10に記載のバックアップ供給時間算出方法を演算手段に実行させる、ことを特徴するバックアップ供給時間算出プログラム。
  12. 請求項11に記載のバックアップ供給時間算出プログラムが、演算手段により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
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