JP2008306809A - 電力供給装置、電源管理システム - Google Patents

電力供給装置、電源管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】コンセントに接続している機器の情報を自動的に取得する電力供給装置、電源管理システムを提供する。
【解決手段】コンセントに接続された機器に流れる起動時の電流を測定する電流測定手段と、電流測定手段が測定した起動電流データと機器が接続されたコンセントを関連づけた接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、電流測定手段の測定した起動電流データと、接続情報記憶手段に記憶されている起動電流データと、を照合し同一機器の起動電流データか、否かを判定する起動電流判定手段と、起動電流判定手段の判定に基づいて、接続情報を更新する接続情報管理手段と、接続情報をサーバに送信する接続情報送信手段と、を有することを特徴とする電力供給装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力供給装置、電源管理システムに関する。
従来、リモートコントロールによって、コンセントの通電をオンまたはオフすることができる電源コンセント用タップが考案されている。
例えば、ネットワークを介して外出先等の遠隔地から複数のコンセントの通電状態を確認したり、通電をオン、オフ制御する、という技術が開示されている。(特許文献1参照)。
また、テーブルタップにマイクロコンピュータを内蔵し、インターネットを介して携帯電話の操作により各コンセント毎にオン/オフを切り換えるとともに、携帯電話のディスプレイで各コンセントのオン/オフ設定状況を確認する技術が開示されている(特許文献2参照)。
特開2002−44882号公報 特開2003−151702号公報
しかしながら、特許文献1、2に開示されている方法では、遠隔地から各コンセントに接続している機器を知ることができないため、ユーザが予め各コンセントに接続されている機器を登録しておく必要がある。そのため、コンセントに接続している機器を予め目視等により確認し、対応情報を制御手段に入力する必要があった。
また、コンセントに接続している機器が変更された場合は、コンセントと機器の対応情報を更新する必要があり、面倒であった。対応情報を更新せずコンセントに接続している機器が変更された場合は、所望の機器の通電をオン/オフ制御できないばかりか、想定外の機器をオン/オフ制御するおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、コンセントに接続している機器の情報を自動的に取得する電力供給装置、電源管理システムを提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
1.
接続された機器に対して電力を供給する複数のコンセントと、
複数の前記コンセントに供給する電力を各コンセント毎に切り換える複数のスイッチと、
外部のサーバから前記スイッチの切り換えを指令する切り換え信号を受信する切り換え信号受信手段と、
前記切り換え信号に基づいて、前記スイッチの状態を切り換えるスイッチング制御手段と、
を有する電力供給装置において、
前記コンセントに接続された機器に流れる起動時の電流を測定する電流測定手段と、
前記電流測定手段が測定した起動電流データと前記機器が接続された前記コンセントを関連づけた接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、
前記電流測定手段の測定した起動電流データと、前記接続情報記憶手段に記憶されている起動電流データと、を照合し同一機器の起動電流データか、否かを判定する起動電流判定手段と、
前記起動電流判定手段の判定に基づいて、前記接続情報を更新する接続情報管理手段と、
前記接続情報を前記サーバに送信する接続情報送信手段と、
を有することを特徴とする電力供給装置。
2.
前記コンセントは、前記機器の接続状態を検出する挿抜検出手段を有し、
前記挿抜検出手段が前記コンセントに前記機器が接続されていないことを検出したとき、前記接続情報管理手段は前記接続情報を更新することを特徴とする1に記載の電力供給装置。
3.
1または2に記載の電力供給装置と、
前記電力供給装置とネットワークを介してデータ通信可能なサーバと、
を備える電源管理システムにおいて、
前記サーバは、
前記電力供給装置から前記接続情報を受信する接続情報受信手段と、
前記接続情報受信手段が受信した前記接続情報に基づいて前記切り換え信号を生成する電源管理手段と、
前記切り換え信号を前記電力供給装置に送信する切り換え信号送信手段と、
を有することを特徴とする電源管理システム。
4.
前記サーバは、
予め分類された複数の機器の起動電流データを記憶する起動電流データベースと、
前記接続情報に含まれる起動電流データと前記起動電流データベースに記憶されている起動電流データを照合し機器の種類を判定する機器判定手段と、
を有し、
前記電源管理手段は、前記機器判定手段の判定結果に基づいて前記機器に少なくとも一つのグループ属性を付与し、該グループ属性に基づいて前記切り換え信号を生成することを特徴とする3に記載の電源管理システム。
本発明によれば、コンセントに接続した機器毎に起動電流を測定し起動電流に基づいて機器を判別するので、コンセントに接続している機器の情報を自動的に取得することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態におけるテーブルタップ10の構成を示す外観図である。テーブルタップ10は、コンセントホルダー11、コード12、及び電源プラグ13を備え、電源プラグ13はコード12を介してコンセントホルダー11に接続されている。コンセントホルダー11の上面には、3つのコンセント11a〜11cが等間隔に配設され、コンセント11a〜11cはコンセントホルダー11内部においてコード12と連結されている。コンセント11a〜11cは電気機器の電源プラグに接続されるものであり、また電源プラグ13は商用電源(例えば交流100V)に接続されるものである。従って、コンセント11a〜11cは互いに並列に接続されているので、商用電源が等しく供給される。また、コンセント11a〜11cにはそれぞれ挿抜検知スイッチ72a〜72cが設けられている。電気機器の電源プラグをコンセント11a〜11cに差し込むと対応する挿抜検知スイッチ72a〜72cはオンになり、電気機器の電源プラグをコンセント11a〜11cから抜くと対応する挿抜検知スイッチ72a〜72cはオフになる。このように挿抜検知スイッチ72a〜72cの状態を検知することにより電源プラグをコンセント11a〜11cに挿抜したことを検知できる。
テーブルタップ10は本発明の電力供給装置、挿抜検知スイッチ72a〜72cは本発明の挿抜検出手段である。なお、本実施形態では電力供給装置の一例としてテーブルタップについて説明するが、本発明はテーブルタップに適用を限定されるものではなく埋め込み式のコンセントや無停電電源装置にも適用できる。
図2は、図1に示すテーブルタップ10の内部回路構成を示すブロック図である。テーブルタップ10は、コンセント11a〜11c、及び電源プラグ13を備え、更に、通信部60、制御部59、駆動部23a〜23c、スイッチ70a〜70c、及び電源供給部24、電流計71a〜71c等の各部を備えて構成されている。
スイッチ70は本発明のスイッチ、コンセント11a〜11cは本発明のコンセント、電流計71a〜71cは本発明の電流測定手段である。
通信部60は、ネットワークを介してデータ通信を行う。通信部60は接続情報を送信する接続情報送信部61と、外部のサーバからスイッチ70a〜70cの切換を指令する切り換え信号を受信する切り換え信号受信部62を有している。本実施形態では、通信部60は例えばIEEE802.11b、IEEE802.11gなどの無線LANの仕様で通信を行うものとして説明するが、特に限定されるものではなく有線でEthernet(登録商標)などによって通信を行っても良い。
接続情報送信部61は本発明の接続情報送信手段、切り換え信号受信部62は本発明の切り換え信号受信手段である。
制御部59は、テーブルタップ10全体を制御するCPU40と、図示せぬRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などから構成される記憶部50を備えている。
記憶部50は、例えばOS(オペレーティングシステム)、テレビ会議を管理するプログラム、アプリケーション等を記憶しており、CPU40がこれらのプログラムを実行する。記憶部50は、コンセント11a〜11cに接続されている電気機器の機器番号、起動電流データ、コンセントID、ON/OFFフラッグなどの接続情報を記憶する接続情報記憶部51を備えている。
接続情報記憶部51は本発明の接続情報記憶手段である。
CPU40は、スイッチング制御部41、起動電流判定部42、接続情報管理部43を備えている。スイッチング制御部41は、切り換え信号に基づいてスイッチ70a〜70cのオン、オフの状態を切り換える。起動電流判定部42は、電流計71a〜71cが測定した起動電流データと、接続情報記憶部51に記憶されている起動電流データと、を照合し同一機器の起動電流データか、否かを判定する。接続情報管理部43は、起動電流判定部42の判定に基づいて接続情報記憶部51に記憶されている接続情報を更新する。
スイッチング制御部41は本発明のスイッチング制御手段、起動電流判定部42は本発明の起動電流判定手段、接続情報管理部43は本発明の接続情報管理手段である。
制御部59は、通信部60から入力されたサーバ100(図3参照)からの制御信号に基づいて、駆動部23a〜23cに対して各々個別に制御信号を出力し、駆動部23a〜23cの動作を制御する。
駆動部23a〜23cは、それぞれ制御部59に接続されている。更に信号経路P1〜P3をそれぞれ介して、スイッチ70a〜70cに各々接続されている。
駆動部23a〜23cは、スイッチング制御部41からの制御信号に基づいて、スイッチ70a〜70cを個別に駆動させ、コンセント11a〜11cの通電をそれぞれ個別にオン・オフさせる。
すなわち、コンセント11a〜11cは、電源プラグ13と並列に接続され、スイッチ70a〜70cとそれぞれ直列に接続されているので、スイッチ70a〜70cの動作によって、コンセント11a〜11cの通電がオンまたはオフに切り換わる。
コンセント11a〜11cとスイッチ70a〜70cの間には電流計71a〜71cがそれぞれ直列に接続されている。電流計71a〜71cは対応するコンセント11a〜11cに接続された電気機器に流れる電流を一定の周期で測定し、A/D変換した電流データを制御部59に送信する。
更に、制御部59、及び駆動部23a〜23cは、それぞれ電力供給経路P11、P12を介して電源供給部24から電力供給を受け、この電力により制御部59及び駆動部23a〜23cは動作可能となる。
挿抜検知スイッチ72a〜72cは、それぞれ制御部59に接続されている。挿抜検知スイッチ72a〜72cのオン、オフ状態に変化があると割り込み信号が発生し、接続情報管理部43がこれを検知する。
図3は、本発明を適用した実施形態におけるサーバ100による電源管理システム30の構成例を示すブロック図である。
電源管理システム30は、サーバ100と、サーバ100と無線によりネットワーク32を介して接続された少なくとも一つのテーブルタップ10などから構成されている。また、図3ではネットワーク32を介してパーソナルコンピュータ120がサーバ100と接続されている。ネットワーク32はローカルエリアネットワーク、インターネット、専用線など特に限定されるものではなく、これらを組み合わせたネットワークでも良い。
サーバ100は、外部通信機器からの制御信号をネットワーク32を介して受信し、この受信した制御信号に基づいて、屋内に配設されたテーブルタップ10との間で無線アクセスポイント112を介して無線通信を行い、複数のテーブルタップ10の動作を制御する。
また、例えば屋内の各種電気機器は、テーブルタップ10を介して家庭用商用電源(例えば交流100V)に接続されている。電気機器としては、屋内で通常使用するもので、例えば冷蔵庫200、卓上電灯201、テレビ202、電子レンジ203、オーディオ204、ファクシミリ205等がある。
本実施形態ではユーザがサーバ100の表示画面を操作することにより、テーブルタップ10のオン・オフ等の設定を行う例を説明するが、例えばパーソナルコンピュータ120からネットワーク32を介してサーバ100を操作して設定等を行っても良い。
なお、ネットワーク32を介してサーバ100との間で情報のやりとりを行う外部通信端末として携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等を用いても良い。
図4は、本発明の実施形態に係るサーバ100の内部構成の一例を示すブロック図である。
サーバ100は、サーバ100全体を制御するCPU111、キーボードとマウス等によりユーザがサーバ100への入力と各種操作を行う入力部118を備えている。また、Ethernet(登録商標)などで通信を行う通信部100と、画像や文字を表示する表示部119を備えている。通信部100は切り換え信号などを送信する切り換え信号送信部124と接続情報などを受信する接続情報受信部125を備えている。さらに、図示せぬRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などから構成される記憶部113を備えている。
記憶部113は、例えばOS(オペレーティングシステム)、テーブルタップ10を管理するプログラム、アプリケーション等を記憶しており、CPU111がこれらのプログラムを実行する。記憶部113は、市販されている電気機器の起動電流を測定したデータを機種毎に分類し、予め起動電流データベース115として記憶している。
切り換え信号送信部124は本発明の切り換え信号送信手段、接続情報受信部125は本発明の接続情報受信手段、起動電流データベース115は本発明の起動電流データベースである。
CPU111は、接続情報に含まれる起動電流データと起動電流データベース115に記憶されている起動電流データを照合し機器の種類を判定する機器判定部150、接続情報に基づいて切り換え信号を生成する電源管理部151を備えている。
機器判定部150は本発明の機器判定手段、電源管理部151は本発明の電源管理手段である。
図5は各テーブルタップ10に付与されているID番号の例を説明する図である。
図5に示すように、各テーブルタップ10に配設されている複数のコンセント11a〜11cには、各々、ID番号C1〜C6が付与されている。ID番号C1〜C6は、各コンセントに固有のものであり、サーバ100及び各テーブルタップ10の制御部59は、ID番号C1〜C6に基づいて各コンセントを識別することができる。
なお、各コンセントに付与されるID番号はC1〜C6に限るものではなく、サーバ100が認識するコンセントの数に応じてID番号の数は増減する。例えば、サーバ100が認識するコンセントの数が15である場合、C1〜C15までのID番号が各コンセントに割り振られ、その後、サーバ100が認識するコンセントの数が増える毎に、ID番号も、C16、C17、・・・等と増えていく。
また、図5の各テーブルタップ10には挿抜検知スイッチ72a〜72cを図示していない。
図6は本発明の実施形態においてテーブルタップ10の制御部59がコンセント11a〜11cに接続されている機器の接続情報を更新するルーチンの手順を説明するフローチャート、図7は電気機器の起動電流波形の一例を説明するグラフである。
図6では、コンセント11a〜11cの一つに電気機器が接続されたところから、図7を参照しながら説明する。
電源プラグ13は電源に接続され通電されているものとし、スイッチ70a〜70cは初期状態ではオンになっているものとする。
図7の横軸は時間軸であり縦軸は電気機器に流れる電流値である。図7の例では時刻t0に電気機器に通電が開始されると、時刻t1から急激に電流が増え、その後変動しながら時刻t2には定常状態になっている。例えば冷蔵庫などは図7のような波形を示す。すなわち、時刻t0〜t1の間は機器内部の電源が機器の制御を行うマイクロコンピュータなどだけに電力の供給するので消費電流が少なく、時刻t1〜t2の間に順次モータやソレノイドなどが起動する毎に電流が大きく変動する。
図7では冷蔵庫を例に説明したが、このような起動時の電流波形は冷蔵庫、テレビ、スタンドライトなど電気機器毎に異なっている。例えば、スタンドライトなどでは起動時に瞬間的に非常に大きい突入電流が流れた後、すぐに定常状態になるのが特徴的である。このように、電気機器の起動時の電流波形から電気機器の種類を特定できる。
以下、図6を用いて接続情報を更新するルーチンを説明する。本実施形態では一例としてコンセント11cに電気機器が新たに接続されたものとして説明する。
S201:起動電流判定部40は、コンセント11cから通電が開始されたことを検知する。
起動電流判定部40は、電流計71a〜71cの電流値のデータをそれぞれ所定の時間間隔で監視し、電流値のデータ変化からコンセント11a〜11cのうちコンセント11cに通電が開始されたことを検知する。
S202:起動電流判定部40は、コンセント11cに流れる起動時の電流を測定する。
起動電流判定部40は、通電が開始されたコンセント11cに接続された電流計71cの出力する電流値のデータを順次所定の時間間隔で取得し、記憶部50に一時記憶させる。たとえば、コンセント11cに電気機器が接続された場合、起動電流判定部40は電流計71cの出力する電流値のデータを順次所定の時間間隔で取得し、記憶部50のコンセント11cに対応付けされた記憶場所に一時記憶させる。所定の時間間隔は、起動時の電流波形をサンプリングする周期である。
S203:起動電流判定部40は、コンセント11cに流れる起動時の電流を測定を開始してから所定時間(タイムアウト時間)が経過したか、否か判定する。
所定時間は、起動時の電流波形を電気機器毎に特定できるだけのデータを取得する時間であり、数100ms〜数秒程度に設定されている。
所定時間が経過していない場合、(ステップS203;No)、ステップS202に戻る。
所定時間が経過した場合、(ステップS203;Yes)、ステップS204に進む。
S204:起動電流判定部40は、ステップS202で記憶部50に一時記憶した起動電流データと、接続情報記憶部51に記憶されている機器毎の起動電流データを照合する。
起動電流判定部40は、記憶部50に一時記憶した起動電流データと、接続情報の機器毎の起動電流データと、の差分を順に算出し一致度を算出する。
Figure 2008306809
表1は接続情報記憶部51に記憶されている接続情報の例である。これまでにコンセント11a〜11cに接続された機器の起動電流データは、表1のように起動電流を測定した順に付けた機器番号と対応させて登録され、接続情報記憶部51に記憶されている。コンセントIDは、前回起動電流を測定したときに機器が接続されていたコンセント11a〜11cのIDである。
表1の例では、機器番号K1の機器がコンセントID:C1のコンセント11aに接続され、機器番号K3の機器がコンセントID:C2のコンセント11bに接続されていることを示している。また、機器番号K2、K4はこれまでにコンセント11a〜11cに接続して起動電流データを取得されているが、現在はコンセント11a〜11cに接続されていないことを示している。コンセントのON/OFFフラッグは機器が接続されているコンセント11a、11bのONまたはOFFの状態を示している。
表1の例では、起動電流判定部40は起動電流データD1、D2、D3、D4との一致度を算出する。
S205:起動電流判定部40は、起動電流データが登録済みデータか、否か判定する。
起動電流判定部40は、ステップS203で算出した一致度に基づいて登録済みデータか、否か判定する。
登録済みデータと一致しない場合、(ステップS205;No)、ステップS206に進む。
S206:接続情報管理部43は、新たに機器番号を登録しステップS207に進む。
接続情報管理部43は、記憶部50に一時記憶した起動電流データを新たな機器番号K5、起動電流データをD5として登録しステップS207に進む。
登録済みデータと一致する場合、(ステップS205;Yes)、ステップS207に進む。
S207:接続情報管理部43は、接続情報を更新して接続情報記憶部51に記憶させる。
接続情報管理部43は、機器番号、起動電流データ、コンセントID、ON/OFFフラッグなどからなる接続情報を更新する。
表2は記憶部50に一時記憶した起動電流データが機器番号K4の登録済みデータD4と一致した場合の接続情報の例である。
Figure 2008306809
表2のように起動が検出された機器番号K4の機器の起動電流データ、コンセントID、コンセントのON/OFFフラッグが対応づけた接続情報が接続情報記憶部51に記憶される。
ステップS206で新たな機器番号K5、起動電流データをD5が登録された場合は、接続情報記憶部51に記憶される接続情報は表3のように更新される。
Figure 2008306809
表3のように起動が検出された機器番号K5の機器の起動電流データ、コンセントID、コンセントのON/OFFフラッグが対応づけた接続情報が接続情報記憶部51に記憶される。
以上のように、電気機器をコンセント11a〜11cに接続すると自動的に起動電流を測定し、起動電流データとコンセントIDなどを対応づけた接続情報を自動更新することができる。
図8は本発明の実施形態においてテーブルタップ10の接続情報管理部43が挿抜検知スイッチ72a〜72cの状態が変化し割り込み信号が発生した場合の処理ルーチンを説明するフローチャートである。
S301:接続情報管理部43は、挿抜検知スイッチ72a〜72cの状態の変化からプラグが抜かれたコンセント11a〜11cを検知する。
挿抜検知スイッチ72a〜72cの何れかがオフになると割り込み信号が発生し、接続情報管理部43はこの信号を検知する。
S302:接続情報管理部43は、接続情報を更新する。
接続情報管理部43は、接続情報記憶部51に記憶されている接続情報のプラグが抜かれたコンセント11a〜11cのコンセントIDを空白にして元のルーチンに戻る。
このように接続情報管理部43は、コンセント11a〜11cと機器のプラグの接続状況を常に監視しているので、コンセント11a〜11cからプラグが抜かれたことをすぐに検知し、別途入力作業等を行わなくても自動的に接続情報を更新することができる。
図9は本発明の実施形態においてサーバ100のCPU111がテーブルタップ10のコンセント11a〜11cに接続されている電気機器の接続情報を取得して、電気機器の電源を管理するルーチンの手順を説明するフローチャートである。
図9のフローチャートに沿って順に説明する。
S101:機器判定部150は、ネットワーク32を介してテーブルタップ10の接続情報管理部43に接続情報を送信するように要求する。
ユーザがサーバ100の入力部118を操作して、電気機器の電源を管理するルーチンを起動すると、機器判定部150は、ネットワーク32を介してテーブルタップ10の接続情報管理部43に接続情報を送信するように要求する。なお、電気機器の電源を管理するルーチンの起動はネットワーク32を介して、例えばパーソナルコンピュータ120や図示せぬ携帯電話などから行っても良い。
S102:接続情報受信部125は、接続情報を受信する。
テーブルタップ10の接続情報管理部43は機器番号、起動電流データ、コンセントID、コンセントのON/OFFフラッグなどからなる接続情報を送信し、接続情報受信部125はネットワーク32を介してこれを受信する。
本実施形態では表3に示す接続情報を受信したものとして以下説明する。
S103:機器判定部150は、コンセント11a〜11cに接続されている機器の種類を判定する。
機器判定部150は、接続情報に含まれる起動電流データと、起動電流データベース115に記憶されている起動電流データを照合しコンセント11a〜11cに接続されている機器の種類を判定する。例えば起動電流データD1はTV(Television)、起動電流データD3はスタンドライト、起動電流データD5は冷蔵庫のように機器の種類を判定する。さらに詳しくはメーカ名、機種名まで判定することもできる。
S104:電源管理部151は、コンセント11a〜11cに接続されている機器をグループ化する。
電源管理部151は、ステップS103で判定した機器の種類の情報に基づいて、各機器に機器の種類毎に予め分類されたグループ属性を付与する。
Figure 2008306809
表4は電源管理部151が接続情報にグループ属性を付与した例である。表4の例では機器番号K1のTVと機器番号K3のスタンドライトがグループ1のグループ属性を、機器番号K5の冷蔵庫がグループ2のグループ属性を付与されている。
グループ属性は電源管理部151が電源管理を行う際にグループ毎に一括して制御するために各機器に付与される。
例えば、家を留守にするとき、防犯のため夜間の一定時間だけ照明やTVなどの電源をオンにして在宅のように見せたい場合がある。このような場合、電源管理部151はスタンドライト201やTV202などグループ1の機器を例えば夜8時に電源をオンにして、夜12時にはオフにする制御を行う。グループ2の冷蔵庫などの電源は常時オンである。
S105:電源管理部151は、接続情報を更新する。
電源管理部151は、表4のようにグループ属性を付与した接続情報を更新し、記憶部113に記憶する。
S106:電源管理部151は、操作項目の入力を要求する。
電源管理部151は、操作項目を表示部119に表示し、ユーザに入力を要求する。
ユーザが入力する操作項目は、例えば電源を制御するグループの番号、電源をオンにする日時、電源をオフにする日時などである。このように電源管理を行う目的に応じて各機器の種類にグループ属性を付与すると、どのコンセントに接続されているかを意識すること無く、グループ毎に目的に応じた電源管理制御を容易に行うことができる。
S107:電源管理部151は、入力が完了したか、否か判定する。
入力が完了していない場合、(ステップS107;No)、ステップS107に戻る。
入力が完了した場合、(ステップS107;Yes)、ステップS108に進む。
S108:電源管理部151は、切り換え信号送信部124から切り換え信号を送信する。
電源管理部151は、切り換え信号送信部124からネットワーク32を介してテーブルタップ10に切り換え信号を送信する。
例えば電源管理部151は、グループ1の機器がオンになるよう、グループ1の機器が接続されているコンセント11a、11bをオンにする切り換え信号を送信する。
以上このように本発明によれば、コンセントに接続している機器の情報を自動的に取得する電力供給装置、電源管理システムを提供できる。
本発明を適用した実施形態におけるテーブルタップ10の構成を示す外観図である。 テーブルタップ10の内部回路構成を示すブロック図である。 本発明を適用した実施形態におけるサーバ100による電源管理システム30の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るサーバ100の内部構成の一例を示すブロック図である。 各テーブルタップ10に付与されているID番号の例を説明する図である。 本発明の実施形態においてテーブルタップ10の制御部59がコンセントに接続されている機器の接続情報を更新するルーチンの手順を説明するフローチャートである。 電気機器の起動電流波形の一例を説明するグラフである。 本発明の実施形態においてテーブルタップ10の接続情報管理部43が挿抜検知スイッチ72a〜72cの状態が変化し割り込み信号が発生した場合の処理ルーチンを説明するフローチャートである。 本発明の実施形態においてサーバ100のCPU111がテーブルタップ10のコンセント11a〜11cに接続されている機器の接続情報を取得して、機器の電源を管理するルーチンの手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 テーブルタップ
11 コンセントホルダー
11a〜11c コンセント
12 コード
13 電源プラグ
23a〜23c 駆動部
30 電源管理システム
32 ネットワーク
59 制御部
60 通信部
70a〜70c スイッチ
71a〜71c 電流計
72a〜72c 挿抜検知スイッチ
100 サーバ
112 無線アクセスポイント

Claims (4)

  1. 接続された機器に対して電力を供給する複数のコンセントと、
    複数の前記コンセントに供給する電力を各コンセント毎に切り換える複数のスイッチと、
    外部のサーバから前記スイッチの切り換えを指令する切り換え信号を受信する切り換え信号受信手段と、
    前記切り換え信号に基づいて、前記スイッチの状態を切り換えるスイッチング制御手段と、
    を有する電力供給装置において、
    前記コンセントに接続された機器に流れる起動時の電流を測定する電流測定手段と、
    前記電流測定手段が測定した起動電流データと前記機器が接続された前記コンセントを関連づけた接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、
    前記電流測定手段の測定した起動電流データと、前記接続情報記憶手段に記憶されている起動電流データと、を照合し同一機器の起動電流データか、否かを判定する起動電流判定手段と、
    前記起動電流判定手段の判定に基づいて、前記接続情報を更新する接続情報管理手段と、
    前記接続情報を前記サーバに送信する接続情報送信手段と、
    を有することを特徴とする電力供給装置。
  2. 前記コンセントは、前記機器の接続状態を検出する挿抜検出手段を有し、
    前記挿抜検出手段が前記コンセントに前記機器が接続されていないことを検出したとき、前記接続情報管理手段は前記接続情報を更新することを特徴とする請求項1に記載の電力供給装置。
  3. 請求項1または2に記載の電力供給装置と、
    前記電力供給装置とネットワークを介してデータ通信可能なサーバと、
    を備える電源管理システムにおいて、
    前記サーバは、
    前記電力供給装置から前記接続情報を受信する接続情報受信手段と、
    前記接続情報受信手段が受信した前記接続情報に基づいて前記切り換え信号を生成する電源管理手段と、
    前記切り換え信号を前記電力供給装置に送信する切り換え信号送信手段と、
    を有することを特徴とする電源管理システム。
  4. 前記サーバは、
    予め分類された複数の機器の起動電流データを記憶する起動電流データベースと、
    前記接続情報に含まれる起動電流データと前記起動電流データベースに記憶されている起動電流データを照合し機器の種類を判定する機器判定手段と、
    を有し、
    前記電源管理手段は、前記機器判定手段の判定結果に基づいて前記機器に少なくとも一つのグループ属性を付与し、該グループ属性に基づいて前記切り換え信号を生成することを特徴とする請求項3に記載の電源管理システム。
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