JP2008306532A - 移動端末、該移動端末を利用した測位システム、測位方法及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】固定基準局からの電波が届かない状況において、周辺の移動端末を親ノードとして測位を行う場合に、測位誤差の少ないノードを親ノードとして選び、測位精度を高めることが可能な移動端末を提供する。
【解決手段】移動端末は、固定基準局又は周辺の移動端末が配信する測位信号を監視し、固定基準局又は該周辺の移動端末を親ノード候補として取得し、親ノード候補が4点以上ある場合、固定基準局を優先して3点の親ノードを選択し、親ノードから配信される測位信号を利用して、移動端末の位置を測位し、さらに測位した位置を含む測位信号を配信する。
【選択図】図1
【解決手段】移動端末は、固定基準局又は周辺の移動端末が配信する測位信号を監視し、固定基準局又は該周辺の移動端末を親ノード候補として取得し、親ノード候補が4点以上ある場合、固定基準局を優先して3点の親ノードを選択し、親ノードから配信される測位信号を利用して、移動端末の位置を測位し、さらに測位した位置を含む測位信号を配信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、アドホックネットワーク方式による通信が可能な移動端末、該移動端末を利用した測位システム、測位方法及びそのプログラムに関する。
GPS(Global Positioning System)が携帯電話に搭載されるようになってから、位置情報の重要性がますます注目されるようになってきた。自分の居場所から周辺の地図を表示、近隣の駅・店などの検索、目的地までの経路案内など、様々な用途に利用されている。
GPS測位ではGPS衛星からの電波が届く屋外でしか現在地を計測することができず、屋内測位ではアクティブタグや、無線LAN、Bluetoothなど様々な電波や超音波を利用した測位手法が研究されている。
電波測位の基本原理は3点測量で、予め位置のわかっている固定点(固定基準局とよぶ)3点からの距離を求めることで、自身の位置を測定する。そのため3点以上の固定基準局からの電波が受信できない場所では測位ができない。これを解決する方法として、アドホックネットワーク技術を応用した測位がある(特許文献1)。この方式では固定基準局から測位を行うノードまでのホップ数を基に、移動端末の概略位置を計算している。
しかしながら、上記の従来技術は測位に必要となるノード間距離の指標をホップ数のみでしか計算を行っておらず、ノード間の距離を厳密に求めていないため、電波の受信状況によって測位精度が荒くなるという課題がある。
そこで、固定基準局からの電波が届かない場合には、周辺の移動端末を親ノードとして3点測量を行うことが考えられる。しかし、一般に測位結果には測位誤差であるバイアスがのるため、移動端末を親ノードとする場合、親ノードのバイアスも子ノードの測位結果に積算される。そのため、測位に使用できる親ノード候補が4点以上ある場合は、この測位誤差の少ないノードを親ノードとして選ぶことが望ましい。
従って、本発明は、固定基準局からの電波が届かない状況において、周辺の移動端末を親ノードとして測位を行う場合に、測位誤差の少ないノードを親ノードとして選び、測位精度を高めることが可能な移動端末、該移動端末を利用した測位システム、測位方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を実現するため本発明による移動端末は、アドホックネットワーク方式による通信が可能な移動端末において、固定基準局又は周辺の移動端末が配信する測位信号を監視し、該固定基準局又は該周辺の移動端末を親ノード候補として取得する受信手段と、前記親ノード候補が4点以上ある場合、固定基準局を優先して3点の親ノードを選択する選択手段と、前記親ノードから配信される測位信号を利用して、移動端末の位置を測位する測位手段と、前記測位した位置を含む測位信号を配信する配信手段とを備える。
また、前記受信手段は、通信品質が所定の閾値以上の測位信号を配信する固定基準局又は周辺の移動端末を親ノード候補として取得する手段であり、前記選択手段は、前記親ノード候補が4点以上ある場合、前記親ノードの測位信号に含まれる信頼指数の低いもの上位3点を親ノードとして選択する手段であり、前記配信手段は、移動端末の信頼指数を算出し、前記測位した位置と該信頼指数とを含む測位信号を配信する手段であることも好ましい。
さらに、上記目的を実現するため本発明による移動端末は、アドホックネットワーク方式による通信が可能な移動端末において、固定基準局又は周辺の移動端末が配信する測位信号を監視し、通信品質が所定の閾値以上の測位信号を配信する固定基準局又は周辺の移動端末を親ノード候補として取得する受信手段と、前記親ノード候補が4点以上ある場合、該親ノード候補から3点を選ぶ組み合わせ毎に測位結果及び信頼指数を算出し、該信頼指数を該測定結果に重み付けを行うことにより移動端末の位置を測位する測位手段と、前記信頼指数に基づいて移動端末の信頼指数を算出し、前記測位した位置と該信頼指数とを含む測位信号を配信する配信手段とを備える。
また、前記信頼指数は、親ノードの測位信号に含まれる信頼指数を基に算出されることも好ましい。
また、前記信頼指数は、親ノードの測位信号に含まれる信頼指数をT_1、T_2、T_3とした場合、kを定数として、
(T_1+T_2+T_3)/3+k
により計算されることも好ましい。
(T_1+T_2+T_3)/3+k
により計算されることも好ましい。
また、前記移動端末の移動変量を算出する手段をさらに含み、前記信頼指数は、前記移動変量にも依存することも好ましい。
また、前記信頼指数は、親ノードの測位信号に含まれる信頼指数より算出された値をT_p1とし、前記移動変量より算出された値をT_p2とした場合、k1、k2を定数として、
k1×T_p1+k2×T_p2
により計算されることも好ましい。
k1×T_p1+k2×T_p2
により計算されることも好ましい。
また、前記移動変量は、前記移動端末の移動速度の大きさVであり、前記T_p2は、αを定数として、
αloge(V)
により計算される、又は、前記移動速度の大きさ毎に5〜10段階の値にすることも好ましい。
αloge(V)
により計算される、又は、前記移動速度の大きさ毎に5〜10段階の値にすることも好ましい。
上記目的を実現するため本発明による測位システムは、アドホックネットワーク方式による通信が可能な移動端末と、複数の固定基準局とを備える測位システムにおいて、前記移動端末は上記のいずれかに記載の移動端末であり、前記固定基準局は、測位信号を配信する固定基準局である。
上記目的を実現するため本発明による測位方法は、アドホックネットワーク方式による通信が可能な移動端末おける測位方法において、固定基準局又は周辺の移動端末が配信する測位信号を監視し、該固定基準局又は該周辺の移動端末を親ノード候補として取得する受信ステップと、前記親ノード候補が4点以上ある場合、固定基準局を優先して3点の親ノードを選択する選択ステップと、前記親ノードから配信される測位信号を利用して、移動端末の位置を測位する測位ステップと、前記測位した位置を含む測位信号を配信する配信ステップとを含む。
上記目的を実現するため本発明によるプログラムは、アドホックネットワーク方式による通信が可能な移動端末おけるプログラムにおいて、固定基準局又は周辺の移動端末が配信する測位信号を監視し、該固定基準局又は該周辺の移動端末を親ノード候補として取得する受信ステップと、前記親ノード候補が4点以上ある場合、固定基準局を優先して3点の親ノードを選択する選択ステップと、前記親ノードから配信される測位信号を利用して、移動端末の位置を測位する測位ステップと、前記測位した位置を含む測位信号を配信する配信ステップとにより移動端末を機能させる。
本発明によれば、自ノードの測位に移動端末からの距離を求めて計算しているため、精度の高い測位結果が得られる。また信頼指数を指標として配信することで、親ノードとなりうるノードが周辺に4点以上ある場合、最適なノードを親ノードとして選別することが可能となる。さらに、測位結果を重み付けしてより精度の高い測位結果を出すことが可能となる。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について詳述する。
本発明の第1の実施形態では、測位を行う移動端末にて、4つ以上の親ノードから最も測定誤差の少ない3つのノードを選択し、測位を行う。
最初、固定基準局は自身の位置座標を保持しておき、自身の信頼指数を0として測位信号を発信している。この信頼指数は、測位結果の信頼性を示す指標であり、0以上の値を取り、値が低いほど信頼性が高い。つまり、固定基準局は最も信頼性が高い局であると見なしている。
図1は、測位を行う移動端末の処理フローを示す。
(S10)受信段階であり、測位を行う移動端末は、周辺のノード(固定基準局、又は移動端末)が配信する測位信号を監視し、通信品質が所定の閾値以上の測位信号(例えば、受信信号強度が所定の閾値以上である信号)を発する周辺ノードを親ノード候補として取得する。
(S11)選択段階であり、移動端末は、親ノード候補が4点以上ある場合、親ノードの測位信号に含まれる信頼指数の低いもの上位3点を親ノードとして選択する。上述したように固定基準局の信頼指数は常に0であるため、固定基準局は、優先的に選択される。
(S12)測位段階であり、移動端末は、親ノードから配信される測位信号に含まれる親ノードの位置座標、及び各信号の発信強度、受信強度(又は送信時間、受信時間)から3点測量により自身の位置座標を導出する。ここで移動端末と親ノード間の距離の測定は、電波強度か伝搬速度かのいずれを使用してもよい。
(S13)配信段階であり、測位を行った移動端末は親ノードの信頼指数から自身の測位結果の信頼指数T_dを以下のように計算して求める。
(S10)受信段階であり、測位を行う移動端末は、周辺のノード(固定基準局、又は移動端末)が配信する測位信号を監視し、通信品質が所定の閾値以上の測位信号(例えば、受信信号強度が所定の閾値以上である信号)を発する周辺ノードを親ノード候補として取得する。
(S11)選択段階であり、移動端末は、親ノード候補が4点以上ある場合、親ノードの測位信号に含まれる信頼指数の低いもの上位3点を親ノードとして選択する。上述したように固定基準局の信頼指数は常に0であるため、固定基準局は、優先的に選択される。
(S12)測位段階であり、移動端末は、親ノードから配信される測位信号に含まれる親ノードの位置座標、及び各信号の発信強度、受信強度(又は送信時間、受信時間)から3点測量により自身の位置座標を導出する。ここで移動端末と親ノード間の距離の測定は、電波強度か伝搬速度かのいずれを使用してもよい。
(S13)配信段階であり、測位を行った移動端末は親ノードの信頼指数から自身の測位結果の信頼指数T_dを以下のように計算して求める。
T_d=(T_1+T_2+T_3)/3+k (式1)
T_d:測位を行った移動端末の信頼指数
T_1、T_2、T_3:親ノードの信頼指数
k:パラメータであり本実施形態では1とする。
移動端末は自身の位置座標と信頼指数T_dを自身の発する測位信号に載せて周辺に配信する。
T_d:測位を行った移動端末の信頼指数
T_1、T_2、T_3:親ノードの信頼指数
k:パラメータであり本実施形態では1とする。
移動端末は自身の位置座標と信頼指数T_dを自身の発する測位信号に載せて周辺に配信する。
これにより固定基準局からの信号が受信できないノードは周辺に存在する(受信可能な)移動端末の測位信号を利用して測位を行い、よりバイアス成分の積算の少ないノードを親ノードとして選択することが可能となる。
図2は、第1の実施形態での測位方法を説明するための図である。本図を基にして、測位の具体例を示す。
本図でO001、O002、O003、O004は固定基準局であり、A006、A008が移動端末である。
まず、移動端末A006の測位を示す。移動端末A006は、固定基準局の3点(O001、O002、O003)から測位信号を受信する(S10)。固定基準局の信頼指数は0であるため、測位のための親ノードは固定基準局の3点が選択される(S11)。この場合、例え移動端末からの測位信号が受信されても、その信頼指数は0より大きいため移動端末が選択されることはない。固定基準局からの測位信号を基に移動端末の位置座標を算出する(S12)。その後、移動端末A006は、位置座標と自らの信頼指数を配信する(S13)。
なお、固定基準局の信頼指数は0であるため、式1から、(0+0+0)/3+1=1となり、移動端末A006の信頼指数は1となる。
次に、移動端末A008の測位を示す。移動端末A008は、O002、O004、A004、A005、A006、A007から、測位信号を受信したとする。図3は、親ノード候補の信頼指数と受信信号強度を示す。まず、一定の受信信号強度(例えば受信信号強度が3以下)のO002、O004、A005、A006を親ノード候補として選択する(S10)。
次に移動端末A008は、図3より、信頼指数の低い3点O002、O004、A006を親ノードとして選択する(S11)。この親ノードから移動端末A008の位置座標を算出する(S12)。この3点の信頼指数はそれぞれ0、0、1であるため、移動端末A008の信頼指数は、式1から、(0+0+1)/3+1=1.33となる。この後、移動端末A008は、位置座標と自らの信頼指数を配信する(S13)。
本発明の第2の実施形態では、測位を行う移動端末は受信できる親ノード候補全てを使用して測位を行う。第1の実施形態では親ノード候補が4点以上ある場合、信頼指数の低い上位3点のみを利用したが、本実施形態では、受信できる親ノード候補全てを使用してより精度の高い測位を行う。
なお、親ノード候補に固定基準局が3点以上ある場合、信頼度の低い移動端末を使用して測位を行うことは意味がないため、本実施形態は、固定基準局が2点以下であり他は移動端末である場合にのみ適用される。
本実施形態での測位を行う移動端末の処理フローは、図1のS11がなくなり、S12が以下のようになる。
(S12’)親ノード候補群から3点を選ぶ組み合わせ毎に測位結果及び信頼指数を計算し、信頼指数を基にした重み付けによって最終的な測位結果を導出する。
(S12’)親ノード候補群から3点を選ぶ組み合わせ毎に測位結果及び信頼指数を計算し、信頼指数を基にした重み付けによって最終的な測位結果を導出する。
親ノード候補がn点ある場合、親ノードの選別パターンの組み合わせは、m=nC3パターン存在する。mパターン毎に計算した測位結果及び信頼指数をそれぞれベクトルri及びTi(i=1、2、...、m)とすると、移動端末の測位結果ベクトルpは、
より求まり、信頼指数T_pは、
より求まる。
例えば、親ノード候補が4点ある場合、親ノードの選別パターンは、4C3より4パターンとなる。図4は、第2の実施形態の各組み合わせでの測位結果を示す。
この場合、測位結果のベクトルpは、
となり、信頼指数T_pは、
T_p=(T_p1+T_p2+T_p3+T_p4)/4
となる。ここでベクトルa、b、c、dは、各選別パターンで3点測量により算出された位置座標であり、T_p1、T_p2、T_p3、T_p4は、各選別パターンでの信頼指数であり、スカラーa、b、c、dは、上記信頼指数の逆数である。
T_p=(T_p1+T_p2+T_p3+T_p4)/4
となる。ここでベクトルa、b、c、dは、各選別パターンで3点測量により算出された位置座標であり、T_p1、T_p2、T_p3、T_p4は、各選別パターンでの信頼指数であり、スカラーa、b、c、dは、上記信頼指数の逆数である。
本発明の第3の実施形態では、ノードの移動速度を考慮して信頼指数を算出する。第1の実施形態で記述した信頼指数は、基準ノードからのホップ数のみが指標となって導出されているが、これに自身の移動変移量や速度を加味する方式も考えられる。ノードが停止している場合の方が、ノードが移動している場合よりも配信される位置座標の信頼度が高いため、これを信頼指数に反映する。
本実施形態では、移動端末は周辺ノードを利用した測位を短時間で実施すること、または内部に加速度センサを保持していくことより、自身の移動変量を常に監視しておく。
移動変量を例えば移動速度の大きさVとした場合、図1のS13での信頼指数T_pは、以下のように計算して求められる。
T_p=k1×T_p1+k2×T_p2
ここでT_p1は実施形態1又は2で求めた信頼指数であり、T_p2は自身の移動速度の大きさによって計算される値であり、k1、k2はそれぞれパラメータで、ホップ数、ノードの移動変量のどちらを信頼指数へ大きく反映させるかを調整する。
ここでT_p1は実施形態1又は2で求めた信頼指数であり、T_p2は自身の移動速度の大きさによって計算される値であり、k1、k2はそれぞれパラメータで、ホップ数、ノードの移動変量のどちらを信頼指数へ大きく反映させるかを調整する。
ここで、T_p2の計算は、以下の方式が考えられる。
(方式1)
T_p2=αloge(V)
ここでαは、ある定数である。
(方式2)
移動速度の大きさVに応じて、5〜10段階の値にする。例えば、Vが1.0m/s未満の場合はT_p2=1、Vが1.0m/s以上、1.5m/s未満はT_p2=2、等である。
(方式1)
T_p2=αloge(V)
ここでαは、ある定数である。
(方式2)
移動速度の大きさVに応じて、5〜10段階の値にする。例えば、Vが1.0m/s未満の場合はT_p2=1、Vが1.0m/s以上、1.5m/s未満はT_p2=2、等である。
なお、このような本発明によるプログラムは、移動端末上で実行させることができる。
なお、固定基準局は自身の信頼指数を配信しない形態も考えられる。この場合、信頼指数が配信されない測位信号を受信した移動端末は、信頼指数を0として扱う。この場合、既存の固定基準局を使用できるという利点を有する。
また、以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
Claims (11)
- アドホックネットワーク方式による通信が可能な移動端末において、
固定基準局又は周辺の移動端末が配信する測位信号を監視し、該固定基準局又は該周辺の移動端末を親ノード候補として取得する受信手段と、
前記親ノード候補が4点以上ある場合、固定基準局を優先して3点の親ノードを選択する選択手段と、
前記親ノードから配信される測位信号を利用して、移動端末の位置を測位する測位手段と、
前記測位した位置を含む測位信号を配信する配信手段と、
を備えることを特徴とする移動端末。 - 前記受信手段は、通信品質が所定の閾値以上の測位信号を配信する固定基準局又は周辺の移動端末を親ノード候補として取得する手段であり、
前記選択手段は、前記親ノード候補が4点以上ある場合、前記親ノードの測位信号に含まれる信頼指数の低いもの上位3点を親ノードとして選択する手段であり、
前記配信手段は、移動端末の信頼指数を算出し、前記測位した位置と該信頼指数とを含む測位信号を配信する手段であることを特徴とする請求項1に記載の移動端末。 - アドホックネットワーク方式による通信が可能な移動端末において、
固定基準局又は周辺の移動端末が配信する測位信号を監視し、通信品質が所定の閾値以上の測位信号を配信する固定基準局又は周辺の移動端末を親ノード候補として取得する受信手段と、
前記親ノード候補が4点以上ある場合、該親ノード候補から3点を選ぶ組み合わせ毎に測位結果及び信頼指数を算出し、該信頼指数を該測定結果に重み付けを行うことにより移動端末の位置を測位する測位手段と、
前記信頼指数に基づいて移動端末の信頼指数を算出し、前記測位した位置と該信頼指数とを含む測位信号を配信する配信手段と、
を備えることを特徴とする移動端末。 - 前記信頼指数は、親ノードの測位信号に含まれる信頼指数を基に算出されることを特徴とする請求項2または3に記載の移動端末。
- 前記信頼指数は、親ノードの測位信号に含まれる信頼指数をT_1、T_2、T_3とした場合、kを定数として、
(T_1+T_2+T_3)/3+k
により計算されることを特徴とする請求項2または3に記載の移動端末。 - 前記移動端末の移動変量を算出する手段をさらに含み、
前記信頼指数は、前記移動変量にも依存することを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の移動端末。 - 前記信頼指数は、親ノードの測位信号に含まれる信頼指数より算出された値をT_p1とし、前記移動変量より算出された値をT_p2とした場合、k1、k2を定数として、
k1×T_p1+k2×T_p2
により計算されることを特徴とする請求項6に記載の移動端末。 - 前記移動変量は、前記移動端末の移動速度の大きさVであり、
前記T_p2は、αを定数として、
αloge(V)
により計算される、又は、前記移動速度の大きさ毎に5〜10段階の値にすることを特徴とする請求項7に記載の移動端末。 - アドホックネットワーク方式による通信が可能な移動端末と、複数の固定基準局とを備える測位システムにおいて、
前記移動端末は請求項1から8のいずれか1項に記載の移動端末であり、
前記固定基準局は、測位信号を配信する固定基準局であることを特徴とする測位システム。 - アドホックネットワーク方式による通信が可能な移動端末おける測位方法において、
固定基準局又は周辺の移動端末が配信する測位信号を監視し、該固定基準局又は該周辺の移動端末を親ノード候補として取得する受信ステップと、
前記親ノード候補が4点以上ある場合、固定基準局を優先して3点の親ノードを選択する選択ステップと、
前記親ノードから配信される測位信号を利用して、移動端末の位置を測位する測位ステップと、
前記測位した位置を含む測位信号を配信する配信ステップと、
を含むことを特徴とする測位方法。 - アドホックネットワーク方式による通信が可能な移動端末おけるプログラムにおいて、
固定基準局又は周辺の移動端末が配信する測位信号を監視し、該固定基準局又は該周辺の移動端末を親ノード候補として取得する受信ステップと、
前記親ノード候補が4点以上ある場合、固定基準局を優先して3点の親ノードを選択する選択ステップと、
前記親ノードから配信される測位信号を利用して、移動端末の位置を測位する測位ステップと、
前記測位した位置を含む測位信号を配信する配信ステップと、
により移動端末を機能させることを特徴とするプログラム。
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