JP2008306230A - 携帯品の探知装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 携帯電話、キーホルダ、財布などの携帯品を紛失したときに紛失物を探知できるようにした探知装置を提供する。
【解決手段】 複数の探知機(10)の組合せで構成する。複数の探知機は携帯品(10,11,21B)に取付け可能に設ける。複数の各探知機は、複数の異なる周波数から発信すべき微弱電波の周波数を選択可能に設け、選択した周波数の微弱電波を外部に対して発信する発信手段(20G)と、複数の異なる周波数から受信すべき微弱電波の周波数を選択可能に設けられ他の探知機からの微弱電波を受信する受信手段(20H)と、受信手段が微弱電波を受信したときに報知信号を発する報知手段(20B,20C,20E)と、発信手段、受信手段及び報知手段に通電する電源(21J) とを内蔵して構成する。
【選択図】 図１

Description

この発明は携帯品の探知装置に関し、例えば携帯電話、キーホルダ、財布などを紛失したときにすぐに発見できるようにした装置に関する。

例えば、携帯電話を使った後、身近な場所に置き、その置いた場所を忘れてしまい、これを探すのに手間取ることがある。

これに対し、携帯電話、家電製品のリモコン、キーホルダなどの紛失しやすい物品に受信機を取付ける一方、複数の異なる信号を選択的に発信できる発信機を保持具にセットしておき、物品を紛失したときに発信機を操作し、紛失した物品の受信機が特定の信号を受信したときに音や光を発生させ、紛失した物品を発見できるようにした探知装置が提案されている（特許文献１、特許文献２）。

特開平０８−１０７５９１号公報 特許第３９０４５８０号公報

しかし、特許文献１、２記載の装置では発信機を紛失すると、物品の探知が全くできなくなってしまう。

本発明はかかる問題点に鑑み、発信機の紛失などがあっても紛失物を確実に探知できるようにした携帯品の探知装置を提供することを課題とする。

そこで、本発明に係る携帯品の探知装置は、携帯電話、キーホルダ、財布などの携帯品を紛失したときに紛失物を探知できるようにした探知装置であって、複数の探知機の組合せから構成され、上記複数の探知機は携帯品に取付け可能に設けられ、複数の異なる周波数から発信すべき微弱電波の周波数を選択可能に設けられ該選択した周波数の微弱電波を外部に対して発信する発信手段と、複数の異なる周波数から受信すべき微弱電波の周波数を選択可能に設けられ他の探知機からの微弱電波を受信する受信手段と、該受信手段が微弱電波を受信したときに報知信号を発する報知手段と、上記発信手段、受信手段及び報知手段に通電する電源とを内蔵していることを特徴とする。

本発明の特徴の１つは発信手段、受信手段、報知手段及び電源を探知機に内蔵し、携帯電話、キーホルダ、財布などの各携帯品に探知機を取付けるようにした点にある。

いずれかの携帯品を見失い又は紛失した場合、手持ちの携帯品の探知機を用い、その発信手段から微弱電波を発信させ、微弱電波を見失った携帯品の探知機の受信手段で受信させ、その探知機の報知手段で報知信号が発生するので、見失い紛失した携帯品を迅速かつ簡単に発見することができる。

微弱電波は１つの部屋内、具体的には１０ｍ四方に到達しえる程度の強さの電波をいう。発信手段から微弱電波を発信するようにしたのは、強い電波を発信させ、遠く、例えば離れた部屋で報知信号が発生されても、見失い紛失した携帯品を探している人には報知信号に気づかないばかりでなく、心臓のペースメーカなどの電子機器に悪影響を与えるおそれがあるからである。

また、複数の探知機を同一周波数の微弱電波で動作させるようにすると、誤作動のおそれがあることから、微弱電波の周波数を選択可能としている。

探知機は携帯電話などの携帯品に取付けることができればよい。例えば、探知機はストラップの先端に取付け、ストラップによって携帯電話、キーホルダ、財布などの携帯品に取付けるようにすることができる。また、探知機にはリングを取付け、キーホルダーや財布に取付けるように構成することもできる。さらに、探知機はキーホルダーの形態に製作し、キーを取付け可能に構成することもできる。

報知手段は受信手段が微弱電波を受信したときに報知信号を発するように構成すればよく、例えば音、光、振動のうちの少なくとも１つ、好ましくは２つ以上を発することによって報知するように構成することができる。

以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図１及び図２は本発明に係る携帯品の探知装置の好ましい実施形態を示す。図において、携帯電話（携帯品）１０、財布（携帯品）１１、及びキーホルダに本例の探知機２０が取付けられている。

この探知機２０はストラップ２１と取付けリング２１Ａによって携帯電話１０及び財布１１に吊り下げられ、又取付けリング２１によってキーリング２１Ｂが取付けられ、キーリング２１Ｂにキー１２が取付けられており、これらの３つの探知機２０によって本例の携帯品の探知装置が構成されている。

探知機２０はケース２０Ｋ内にアンテナ２０Ｆ、発信手段２０Ｇ、スイッチ２０Ａ、受信手段２０Ｈ、ブザー回路２０Ｂ、ＬＥＤ回路２０Ｃ、バイブレータ２０Ｅ及び電源２０Ｊを内蔵して構成されている。

発信手段２０Ｇは複数の異なる周波数から発信すべき微弱電波の周波数をスライドスイッチ２０Ｄによって選択しえる機能を有し、スイッチ２０Ａの操作によって選択した周波数の微弱電波をアンテナ２０Ｆから外部の発信できるようになっている。

受信手段２０Ｇは複数の異なる周波数から受信すべき微弱電波の周波数をスライドスイッチ２０Ｄによって選択しえる機能を有し、選択した周波数の他の探知機２０の微弱電波をアンテナ２０Ｆから受信できるようになっており、携帯電話１０、財布１１、及びキーリング２１Ｂで探知機２０の受信手段２０Ｈが受信できる微弱電波の周波数が相互に異なる周波数に設定されている。

受信手段２０Ｇが微弱電波を受信したときに、ブザー回路２０Ｂはブザー音を発生し、ＬＥＤ回路２０Ｃが発光し、バイブレータ２０Ｅが振動を発生するようになっている。

例えば、携帯電話１０の置き場所を忘れた場合、携帯しているキーリング２１Ｂ又は財布１２を取り出し、探知機２０のスライドスイッチ２０Ｄを携帯電話１０の探知機２０の受信できる周波数に切り換えた後、スイッチ２０ＡをＯＮさせる。

すると、選択した周波数の微弱電波が発信手段２０Ｇから発生され、アンテナ２０Ｆから外部に発信され、その微弱電波が携帯電話１０の探知機２０のアンテナ２０Ｆで受けられ、受信手段２０Ｈに入力されると、受信手段２０Ｈの出力信号がブザー回路２０Ｂ、ＬＥＤ回路２０Ｃ及びバイブレータ２０Ｅに与えられる。

これによってブザー音及び振動が発生されるとともに、光が発せられるので、携帯電話を探している人はブザー音及び振動音が発生する方向に視線を向けると、発光を視認でき、携帯電話１０の置き場所をすぐに知ることができる。

キーリング２１Ｂや財布１１の置き場所を忘れた場合も、上記と同様に携帯電話１０又は財布１１かキーリング２１Ｂの探知機２０を利用してキーリング２１Ｂや財布１１を探すことができる。

本発明に係る携帯品の探知装置の好ましい実施形態を示す図である。 上記実施形態における探知機の機能ブロックを示す図である。

符号の説明

１０ 携帯電話（携帯品） １１ 財布（携帯品）
２０ 探知機 ２０Ａ スイッチ
２０Ｂ ブザー回路 ２０Ｃ ＬＥＤ回路
２０Ｅ バイブレータ ２０Ｄ スライドスイッチ
２０Ｆ アンテナ ２０Ｊ 電源
２０Ｋ ケース

Claims (4)

1. 携帯電話、キーホルダ、財布などの携帯品を紛失したときに紛失物を探知できるようにした探知装置であって、
   複数の探知機(20)の組合せから構成され、
   上記複数の探知機(20)は携帯品(10,11,21B)に取付け可能に設けられ、複数の異なる周波数から発信すべき微弱電波の周波数を選択可能に設けられ該選択した周波数の微弱電波を外部に対して発信する発信手段(21G)と、複数の異なる周波数から受信すべき微弱電波の周波数を選択可能に設けられ他の探知機(20)からの微弱電波を受信する受信手段(20H)と、該受信手段(20H)が微弱電波を受信したときに報知信号を発する報知手段(20B,20C,20E)と、上記発信手段(20G)、受信手段(20H)及び報知手段(20B,20C,20E)に通電する電源(20J)とを内蔵していることを特徴とする携帯品の探知装置。
2. 上記探知機(20)はストラップ(21A)の先端に取付けられ、ストラップ(20A)によって携帯品(10,11,21B)に取付けられる請求項１記載の携帯品の探知装置。
3. 上記探知機(20)はキーホルダーの形態をなし、キー(12)が取付け可能になっている請求項１又は２記載の携帯品の探知装置。
4. 上記報知手段(20B,20C,20E)が音、光又は振動の少なくとも１つを発することによって報知するようになっている請求項１記載の携帯品の探知装置。

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