JP5956527B2 - 外出時の携帯端末装置の置き忘れを検出するための方法、システム及び装置 - Google Patents

外出時の携帯端末装置の置き忘れを検出するための方法、システム及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、携帯端末装置を自宅等に置いたまま外出することがないように、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線手段を利用して、端末装置の携帯し忘れを容易に検出する方法等に関する。
スマートフォン、タブレットPC、PDA等の携帯端末装置は今や生活や仕事に欠かせないものであり、外出時、肌身離さず持って歩かなければ支障をきたすようになっている。しかしながら多くの人は、頻度は少ないものの、自宅にスマートフォン等を置き忘れて外出した経験を持っている。
従来、置き忘れ等により携帯電話機が使用者の手元から一定以上離れたことを警告するために、使用者に所持されるカード形式の識別信号送信ユニットから一定の強度と所定のタイミングで信号を送信し、その受信レベルに基づいて警報信号を発する装置が提供された(特許第2931276号:特許文献1)。また、無線による相互通信を行う電子機器間の離散を容易に認知するように、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線方式を用い、その送信された信号の受信品質が予め設定された受信品質レベルを下回った際に、電子機器に具備された無線通信異常の報知を行う報知手段から無線通信異常の報知を行うシステムが提案された(特開2002−16539公報:特許文献2)。
あるいは、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線手段を備えた携帯端末と、該近距離通信手段と無線通信可能であって、財布等の検知対象に取り付けられる少なくとも1つの無線タグと、前記携帯端末に設けられており、近距離通信手段によって無線タグに問合せを行い、無線タグが近辺にあるかどうかを検知する無線検知手段とを備え、携帯電話を忘れたときに携行品側から警報音出力を行うことができ、電池の消耗の低減を図りつつ良好に忘れ物を検知することができる無線距離検知システムが提案された(特開2013−54518公報:特許文献3)。
特許第2931276号 特開2002−16539公報 特開2013−54518公報
従来技術においては、携帯端末装置の受信器へ無線信号を発する発信器を有するカード状の機器等を携帯端末装置の所有者が常に身に着ける必要があり煩雑であった。携帯端末装置と機器とが比較的頻繁に通信する必要があり、電池の消耗を十分に低減することができないという問題もあった。また、携帯端末装置を自宅に置き忘れることを防ぐための必要十分な構成を有しなかった。
昨今は単独世帯が増加し、忘れ物のチェックをしてくれるような家族等の存在も減っており、そのようなチェック機能を必要以上の手間やコストを費やすことなく実現するシステムが望ましい。
上記課題に鑑みて、本発明は、携帯端末装置の所有者が日常の動作において容易に携帯端末装置の携行し忘れを検知することができる方法、システム、及び装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一つの態様は、建物の開閉する扉から外出する者が携帯端末装置を携行したか否か検出するための方法であって、扉が開いたことを検知するステップと、扉の内側の人体を検知するステップと、扉が開いたことが検知され、且つ扉の内側に人体が検出されたときに扉と携帯端末装置との間の距離に関する値を取得し、該取得された値に基づいて扉と携帯端末装置との間の距離が「近い」かそうでないかを決定するステップと、を含み、さらに、扉と携帯端末装置との間の距離が「近い」と決定されないときに、扉が閉じたことを検知するステップと、扉の内側の人体を検知するステップと、を含み、扉が閉じたことが検知され、且つ扉の内側に人体が検知されなかったときに携帯端末装置が前記外出する者によって携行されていないことが決定され、前記携行されていないことが決定されたとき前記外出する者に報知するステップとを含む。
本発明によれば、開閉する扉を通過する者が中から外へ移動したことを検出し、且つ建物の開閉する扉と携帯端末装置との近い距離を検出して、外出する者が携帯端末装置を携行したかどうかを決定することができる。外出する者は無線タグ等の携行品を身に着ける必要がなく、利便性の高い方法とすることができる。
前記人体を検知するステップにおいて、前記扉が開いたことが検知されたときに前記人体が検知されることが好ましい。このようにすることで、人体検知を常時行うことがなく、消費電力を低減することができる。
本発明の他の態様は、建物の開閉する扉から外出する者が近距離無線手段を有する携帯端末装置を携行したか否かを検出するための検出システムに含まれる、扉に取り付けるための検出装置であって、該検出装置に電力を供給するための電源と、扉の開閉を検知するための扉検知手段と、扉の内側の人体を検知するための人体検知手段と、近距離無線手段に対応する近距離無線検知手段と、外出する者に報知するための報知手段と、各手段を制御するための制御手段と、を含み、近距離無線検知手段が、近距離無線手段との間で信号を送受信する送受信部と、受信した信号を処理して検出装置と携帯端末装置との間の距離に関する第1の値又は第2の値を決定するための処理・決定部と、を含み、扉検知手段が、扉が開いたときにオープン検知信号を出力し、人体検知手段が人体を検知し、人体が検出されたときに人体検出信号を出力し、近距離無線検知手段が、オープン検知信号の入力及び人体検出信号の入力に応じて第1の値又は前記第2の値を決定し、第1の値が決定されたときに、扉検知手段が、扉が閉じたときにクローズ検知信号を出力し、人体検知手段が人体を検知し、クローズ検知信号の入力及び人体検出信号が入力されないことに応じて、報知手段が報知するように制御されることを特徴とする。
近距離無線検知手段はBluetooth(登録商標)モジュールで実装することができ、Bluetooth(登録商標)モジュールはBLE(Bluetooth low energy)モジュールであることが好ましい。このようにすることで、消費電力が極めて低減された装置とすることができる。
上記の検出装置において、好適に、検出装置の電源が、オープン検知信号の入力によりオンになり、オープン検知信号の入力に応じて人体検出信号が出力されないとき、第2の値が決定されたとき、クローズ検知信号の入力に応じて人体検出信号が出力されたとき、又は報知がされたときにオフになる。
図1は本発明の検出システムを構成する検出装置と携帯端末装置とを模式的に示すブロック図である。 図2は本発明の一つの態様の検出方法を示すフロー図である。 図3はデジタル信号のシーケンス図である。 図4は本発明に係る検出装置の例示的な取り付け図である。 図5は本発明の検出方法を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明のさまざまな特徴が、本発明の限定を意図するものではない好適な実施例とともに説明される。図面は説明の目的で単純化され、尺度も必ずしも一致しない。
図1に、本発明に係る近距離無線検知システム1の構成が模式的に示されている。検知システム1は、近距離無線検出装置100と、携帯端末装置200とを含む。
携帯端末装置200は公知のスマートフォン等であり、概して、基地局と通信を行うためのアンテナ71を備えた無線手段70と、近距離無線検出装置100等の近距離無線機器と通信を行うためのアンテナ81を備えた近距離無線手段80とを備える。近距離無線手段80は、無線LAN(local area network)、WiFi(商標)(wireless fidelity)、NFC(near field communication)、Bluetooth(登録商標)、BLE(Bluetooth low energy)、Zigbee(登録商標)、WFD(WiFi(商標) direct)、UWB(ultra wide band)等であり得る。
検出装置100は、電源10と、扉検知手段20と、人体検知手段30と、近距離無線検知手段40と、制御手段50と、報知手段60とを含む。検出装置100は、自宅等の出入り口の扉に取り付けるためのものである。
電源10は、電源としての電池及び電源スイッチを含み、各手段20、30、40、50、60へ必要な電力を供給する。
扉検知手段20は、扉の閉じた状態及び開いた状態を検知する開閉センサであり得る。扉検知手段20は、例えば、ヒンジ部材により回動可能に支持された扉の上部に取り付けられ、扉の振動(動的加速度)を検出することにより開閉を検知する。好適に、扉検知手段20は、振動を検知すると扉が開いた状態を表すオープン信号を出力し、振動がないこと及び/又は振動の停止を検知すると扉が閉じた状態を表すクローズ信号を出力することができる。代わりに、扉検知手段20は、磁気センサスイッチとマグネットとから成る磁気センサから成り、扉と扉枠とにそれぞれ取り付けられた磁気センサスイッチとマグネットとが離隔又は近接することにより扉の開いた状態又は閉じた状態を検知してもよい。その他、扉の開閉を検知することができる任意のセンサを扉検知手段20に使用することができる。
人体検知手段30は、周囲と温度差のある人体が動く際に発生する赤外線の変化量を検出して人体を検出する焦電型赤外線センサ等の人感センサであってよい。そのほか、人体の存在を検知できる任意のセンサを人体検知手段30に使用することができる。人体検知手段30は、概して、扉2の開閉の仕方や本発明の検出装置100の取り付け位置等に応じて、本発明の目的に適合するように、扉近傍の屋内の人体を検知するための所定の検出範囲30rを有する(図5)。
人体検知手段30は「通電モード」と「非通電又は低通電モード」とを有し、「通電モード」において人体が検出されたことを表す人体検出信号を出力し得る。人体が検出されないとき、人体検知手段30は信号を出力しなくてよい。人体検知手段30の「通電モード」と「非通電/低通電モード」との切り替えは、扉検知手段20の出力をスイッチとすることが好ましい。
近距離無線検知手段40は、携帯端末装置200の近距離無線手段80と無線信号を送受信するためのアンテナ41を備えた送受信部42、携帯端末装置200からの受信信号の処理及び所定の決定を行うための処理・決定部43、プログラムやIDテーブル、しきい値等を格納する記憶部44を備える。
制御手段50は、信号処理をソフトウェアで実行することができるマイコン、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)等により実装され得る。
近距離無線検知手段40は、市販のBluetooth(登録商標)用モジュールで実装することができる。このようなモジュールは、クラシックBluetooth(Bluetooth3.0以下)とBLE(Bluetooth4.0)との両方を搭載してクラシックBluetooth搭載の携帯端末装置及びBluetooth4.0搭載の携帯端末装置と通信可能なデュアルモードであり得る。又は、BLEのみを搭載してBluetooth4.0搭載の携帯端末装置と通信可能なシングルモードであり得る。近距離無線検知手段40は、マイコン等の制御部を内蔵してよい。近距離無線検知手段40は、マイコン等の制御部を内蔵しなくてもよい。
上記の各手段はPIO、GPIOを介して信号をやり取りし得る。各手段は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSI等のハードウェア、メモリにロードされた通信機能のあるプログラム等のソフトウェア、及び/又はそれらの様々な組み合わせによって実装され得る。
近距離無線手段40の処理・決定部43は、携帯端末装置200の受信信号から受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を取得し、取得したRSSI値に基づいて、検出装置100(すなわち、扉)と携帯端末装置200との間の距離が十分に近いか否かを決定する。RSSIの値は、送信電力、デバイスとの距離等に応じた伝搬損失、及び受信感度により決定され、対数で表現され、概して、−30dBmから−100dBmまでのマイナスの値を取る。RSSI値は、屋内の状況において、建物内の壁及び他の仕切りによる吸収及び分散によって影響を受けるため、RSSI値によって検出装置100と携帯端末装置200間の距離を正確に測定することは困難である。本発明は、任意の距離の測定を行うのではなく、端末装置200が外出者によって携帯されていることを決定するために、検出装置100と携帯端末装置200間の距離が十分に近いことを判定する。検出装置100と携帯端末装置200との間の「十分に近い距離」は、約3m以内、約2m以内、約1m以内等であり、このような距離に対応するRSSI値は、概して、−60〜−50dBm以上、好適に、−40dBm以上であり得る。
報知手段60は、扉の近くにいる人物に聴覚的、視覚的、その他の感覚的に報知することができるアラーム、ブザー、スピーカー等の音響部、LED等の発光部、バイブレータ等の可動部等の任意の形態を有する。
図2及び図3に、本発明に従って、外出時にスマートフォン等の携帯端末装置の置き忘れを検出する方法のフロー及び信号シーケンスが図示されている。扉検知手段20により扉が開いたことが検知されると、オープン検知信号S500が出力される。人体検知手段30は、オープン信号S500の入力により「非通電/低通電モード」から「通電モード」にスイッチして、扉の内側(建物の中)の人体を検知する。人体を検出した場合は人体検出信号S502を出力し、人体を検出しなかった場合は、内側に人がいない(扉は外出する者によって開けられたのではなく、帰宅した者によって開けられた)のでそれ以上の検知を行わず、所定の時間間隔後に「非通電/低通電モード」に切り替わり、検出装置100は動作を終了する。
人体検知手段30が人体の検知を行うタイミングはオープン(及び/又はクローズ)信号入力の直後であり、例えば、オープン(クローズ)信号入力後0.1〜0.5秒間、好適に、0.1〜0.3秒間である。
人体検出信号S502の入力により、近距離無線検知手段40はRSSIを取得するための送信指示信号S504をアンテナ41(図1)から送信する。携帯端末装置200は信号S504を受信することにより信号S506を返信する。
例えば、近距離無線検知手段40がBluetooth(登録商標)手段である場合はクラス(class)に応じた通信距離(例えば、10m等)を有し、通信距離内の対応するBluetooth(登録商標)手段を有する携帯端末は指示信号S504を受信し得る。指示信号S504を受信した携帯端末装置200の無線手段80は、無線検知手段40に対して、自身のIDを乗せた信号S506を返信する。好適に、無線検知手段40は処理対象の携帯端末装置200のIDを予め記憶部44のIDテーブルに格納しており、記憶したIDを含む信号S506からRSSI値を取得する。この取得されたRSSI値を所定のしきい値と比較し、RSSI値がしきい値を下回る(しきい値以下、又はしきい値未満)であるとき、両方の無線機器間の距離が十分に近い状態ではないこと(第1の値)を決定し、しきい値を上回る(しきい値より大きい、又はしきい値以上)であるときに、両方の無線機器間の距離が十分に近いこと(第2の値)を決定する。
しきい値は、携帯端末が扉の近傍(例えば、約2メートル以内、約1メートル以内等)にあることを表し得る値である。しきい値は検出装置100の記憶部44に予め格納された所定値であってよい。所定値は、−30dBm、−40dBm、−50dBm、−60dBmであってよく、これらの値の間の任意の値であってもよい。使用の状況に適合するように、利用者がしきい値を調節できるようにしてもよい。
取得されたRSSI値に基づいて携帯端末装置200が検出装置100から「近い」と決定された場合は、外出する者が少なくとも1台の携帯端末装置200を携行していると決定することができ、報知を行う必要がないため、検出装置100は動作を終了する。「近い状態ではない」と決定された場合はさらに、扉が外出者によって開けられたものか否かを検出するために、扉のクローズ信号S508の入力をスイッチとして人体検知手段30が扉の内側の人体を検知する。人体の検出により検出信号が出力された場合、外出ではないと判定されるため、制御手段50は該信号の入力に応じて検出装置100の動作を終了させ得る。人体検出信号がクローズ信号S508の入力後所定の時間間隔内(例えば、0.5秒以内、0.3秒以内等)に入力されないとき、制御手段50は報知手段を起動させ、その後に動作を終了させ得る。
検出装置100の記憶部44は、処理対象の携帯端末装置のIDを記憶しなくてもよい。この場合、検出装置100の通信距離内で指示信号を受信するデバイスのRSSI値が取得され、携行の有無が決定され得る。好適に、記憶部44は、処理対象の携帯端末装置のIDを記憶し、検出装置100はIDが一致したときにRSSI値を取得する。概して、IDの登録は、検出装置100の利用開始前の利用者の登録操作により行われる。例えば、検出装置100のためのアプリケーションをインストールした携帯端末装置200で検出装置100の探索と選択を行うことにより、携帯端末装置200のIDが検出装置100の記憶部44のIDテーブルに格納され得る。記憶部44のIDテーブルは、処理の対象となる複数の携帯端末装置のIDを登録してもよい。複数の携帯端末装置は、2台、3台、4台、5台であってよく、それ以上であってもよい。
好適に、近距離無線検知手段40は、シングルモード(BLE)のモジュールにより構成される。BLEモジュールによりBLE搭載の携帯端末装置200の携行の有無を、より低減された消費電力で検出することができる。
図4に、扉2に取り付けられた検出装置100が模式的に図示されている。検出装置100の各機能を実現するモジュールは、筐体101の内部に一体的に組み込まれ得る。検出装置100は、概して扉2の上側に設けられている扉枠(図示せず)との間の隙間に取り付け可能な金属又はプラスチックのフック等の取り付け手段102により扉2に取り付けられる。検出装置100は、検出装置100の電池の残量が少ないことを表示するためのLED等から成る電池残量表示手段90を有してよい。検出装置100は、筐体101の内部に一体的に組み込まれなくてもよい。この場合、検出装置100は、各手段、各機能に応じて、又は、各手段、各機能に関わらず分離して構成されてよく、分離可能に構成されてもよい。検出装置100は、扉2を製造する際に扉2に一体的に組み込まれてもよい。
図5に、本発明に係る検出方法を説明するための図が示されている。人物3は外出のために建物の内側から外側へ向かって扉2を開き得る。扉が開いた後の短い時間間隔(例えば、約1秒以内)に、扉2の上部に取り付けられた検出装置100により、本発明に係る検出が行われる。図示の例では、人物3が携帯端末装置200を携行しているため、検出装置100と携帯端末装置200との距離が「近い」ことが決定され、検出装置100は動作を終了する。他の場合、すなわち、扉2の近傍にないと決定される位置に携帯端末装置200を置いて人物3が外出するとき、扉が閉まって人感センサが内側の無人を検知することにより報知が行われる。
例示的なケースとして、人物3が帰宅して建物の外側から扉2を引く場合、扉2が開いた後建物の内側に人体が検出されない時点で検出装置100は動作を終了し報知は行われない。また、来客等で扉を開いたときは扉が閉まるまで検知が行われるが、扉が閉まって内側に人物3等が検出されるため、報知は行われない。
検出装置100により端末装置200の不携行の検出を行った際の一回の消費電力は約0.1mA以下である。アラーム等の報知まで行った際の一回の消費電力は約0.3mA以下である。扉の開閉や報知の頻度によるが、電源に単3電池2本を検出装置200に使用した場合、大まかに、電池交換することなく2年以上の使用が可能である。
本発明によれば、携帯端末装置の利用者は、他の無線タグ等を身に着ける必要がなく、外出時に携帯端末装置の携行し忘れを報知され得るので利便性が高い。また、扉の開閉、人体検知等の限定的なスイッチで動作するので、定期的な通信の必要がなく、消費電力等のコストを十分に低減することができ、容易に生活に取り入れることができる。
本発明の思想及び態様から離れることなく多くのさまざまな修正が可能であることは当業者の知るところである。したがって、言うまでもなく、本発明の態様は例示に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。
1 検知システム
10 電源
20 扉検知手段
30 人体検知手段
40 近距離無線検知手段
50 制御手段
60 報知手段

Claims (6)

  1. 建物の開閉する扉から外出する者が近距離無線手段を有する携帯端末装置を携行したか否か検出するための方法であって、
    前記扉が開いたことを検知するステップと、
    前記扉の内側の人体を検知するステップと、
    前記扉が開いたことが検知され、且つ前記扉の内側に人体が検出されたときに前記扉と近距離無線手段を有するデバイスとの間の距離に関する値を取得し、該取得された値に基づいて前記扉と前記デバイスとの間の距離が「近い」かそうでないかを決定するステップであって、前記距離に関する値が、前記扉から所定の通信距離内に送信される指示信号を受信するデバイスが返信する信号から取得される、決定するステップと、を含み、
    さらに、前記扉と少なくとも一つのデバイスとの間の距離が「近い」と決定されないときに、
    前記扉が閉じたことを検知するステップと、
    前記扉の内側の人体を検知するステップと、
    前記扉が閉じたことが検知され、且つ前記扉の内側に人体が検知されなかった直後前記携帯端末装置が前記外出する者によって携行されていないこと決定し報知するステップと、を含む方法。
  2. 前記決定するステップにおいて、
    前記デバイスが返信する信号が各デバイスのIDを含み、前記距離に関する値が、前記信号に含まれるIDが予め登録された対象の携帯端末装置のIDに一致するとき、前記信号から取得されて前記扉と前記対象の携帯端末装置との間の距離が「近い」かそうでないかが決定され、
    前記扉と少なくとも一つの対象の携帯端末装置との間の距離が「近い」と決定されないときに、前記決定し報知するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載された方法。
  3. 前記人体を検知するステップにおいて、前記扉が開いたことが検知されたときに前記人体を検知することを特徴とする請求項1又は2に記載された方法。
  4. 建物の開閉する扉から外出する者が近距離無線手段を有する携帯端末装置を携行したか否かを検出するための検出システムに含まれる、前記扉に取り付けるための検出装置であって、
    該検出装置に電力を供給するための電源と、
    前記扉の開閉を検知するための扉検知手段と、
    前記扉の内側の人体を検知するための人体検知手段と、
    前記近距離無線手段と対応する近距離無線検知手段であって、前記近距離無線手段との間で信号を送受信するための送受信部と、前記信号を処理し所定の決定を行うための処理・決定部と、を含む近距離無線検知手段と、
    前記外出する者に報知するための報知手段と、
    各手段を制御するための制御手段と、を含み、
    前記扉検知手段が、前記扉が開いたときにオープン検知信号を出力し、
    前記人体検知手段が人体を検知し、人体が検出されたときに人体検出信号を出力し、
    前記近距離無線検知手段が、前記オープン検知信号の入力及び前記人体検出信号の入力に応じて所定の通信距離内に指示信号を送信し、該指示信号を各近距離無線手段で受信するデバイスから返信される信号を受信し、該信号から受信信号強度を取得し、該受信信号強度に基づいて前記デバイスが前記検出装置から「近い」かそうでないかを決定し、
    少なくとも一つのデバイスが「近い」と決定されないときに、
    前記扉検知手段が、前記扉が閉じたときにクローズ検知信号を出力し、
    前記人体検知手段が人体を検知し、
    前記クローズ検知信号の入力及び人体検出信号が入力されないことに応じて、前記報知手段が報知するように制御されることを特徴とする検出装置。
  5. 前記近距離無線検知手段が、さらに、対象の携帯端末装置のIDが格納される記憶部と、を含み、
    前記近距離無線検知手段が、前記指示信号を各近距離無線手段で受信するデバイスから返信される各デバイスのIDを含む信号を受信し、該IDが前記記憶部に格納された前記対象の携帯端末装置のIDに一致するときに前記信号から受信信号強度を取得し、該受信信号強度に基づいて前記対象の携帯端末装置が前記検出装置から「近い」かそうでないかを決定し、
    少なくとも一つの対象の携帯端末装置が「近い」と決定されないときに、前記クローズ検知信号の入力及び人体検出信号が入力されないことに応じて、前記報知手段が報知するように制御されることを特徴とする請求項4に記載された検出装置。
  6. 前記近距離無線検知手段が、BLEモジュールから成ることを特徴とする請求項4又は5に記載された検出装置。
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