JP2019049894A - 制御装置、機器制御システム、機器制御方法、及びプログラム - Google Patents

制御装置、機器制御システム、機器制御方法、及びプログラム Download PDF

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Toshiyuki Sakurai
俊之 櫻井
服部 浩明
Hiroaki Hattori
浩明 服部
由美子 若杉
Yumiko Wakasugi
由美子 若杉
勝則 佐々木
Katsunori Sasaki
勝則 佐々木
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【課題】機器の誤制御を低減する。【解決手段】制御装置は、ネットワークに無線通信により接続可能なユーザの端末装置における当該ネットワークへの接続状況と、ドアに関する状況とに基づいて、ユーザが帰宅したか否かを判定する判定部と、ネットワークに接続された機器を制御する機器制御部であって、判定部が判定した判定結果に基づいて、機器の制御を変更する機器制御部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置、機器制御システム、機器制御方法、及びプログラムに関する。
近年、家電機器などの様々な機器を制御する技術が普及している。このような機器を制御する技術では、例えば、スマートフォンなどの端末装置が、無線LAN(Local Area Network)などによりネットワークに接続されたか否かに応じて、機器の制御を変更している(例えば、特許文献1を参照)。
特許第5793665号公報
しかしながら、上述した技術では、例えば、ユーザが自宅の周辺を通過すると、ユーザの端末装置が自宅のネットワークに接続される場合があり、このような場合には、ユーザの帰宅が正しく判定されずに、機器に対して間違った制御が行われることがあった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、機器の誤制御を低減することができる制御装置、機器制御システム、機器制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、ネットワークに無線通信により接続可能なユーザの端末装置における当該ネットワークへの接続状況と、ドアに関する状況とに基づいて、前記ユーザが帰宅したか否かを判定する判定部を備えることを特徴とする制御装置である。
また、本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記判定部は、前記接続状況を前記端末装置が前記ネットワークに接続されたことを示す通知として前記端末装置から取得し、取得した当該接続状況と、前記ドアに関する状況とに基づいて、前記ユーザが帰宅したか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記ネットワークに接続されている装置の接続状態を示す接続状態情報と、前記端末装置を識別する端末識別情報を記憶する端末情報記憶部に記憶されている前記端末識別情報とに基づいて、前記接続状況を検出する接続検出部を備え、前記判定部は、前記接続検出部が検出した前記接続状況と、前記ドアに関する状況とに基づいて、前記ユーザが帰宅したか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記判定部は、前記ドアの開錠情報に基づいて、前記ドアが開錠されたことを前記ドアに関する状況として検出し、前記端末装置が前記ネットワークに接続され、且つ、前記ドアが開錠された場合に、前記ユーザが帰宅したと判定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記判定部は、前記端末装置が前記ネットワークに接続された時刻と、前記ドアが開錠された時刻との間隔が第1の間隔以内である場合に、前記ユーザが帰宅したと判定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記判定部は、前記ドアの開錠情報に基づいて、前記ドアが施錠されたことを前記ドアに関する状況として検出し、前記ドアが施錠され、且つ、前記端末装置が前記ネットワークから切断された場合に、前記ユーザが外出したと判定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記判定部は、前記ドアが施錠された時刻と、前記端末装置が前記ネットワークから切断された時刻との間隔が第2の間隔以内である場合に、前記ユーザが外出したと判定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記判定部は、前記ドアの開閉情報に基づいて、前記ドアが開かれたことを前記ドアに関する状況として検出し、前記端末装置が前記ネットワークに接続され、且つ、前記ドアが開かれた場合に、前記ユーザが帰宅したと判定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記判定部は、前記端末装置が前記ネットワークに接続された時刻と、前記ドアが開かれた時刻との間隔が第3の間隔以内である場合に、前記ユーザが帰宅したと判定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記判定部は、前記ドアの開閉情報に基づいて、前記ドアが開閉されたことを前記ドアに関する状況として検出し、前記ドアが開閉され、且つ、前記端末装置が前記ネットワークから切断された場合に、前記ユーザが外出したと判定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記判定部は、前記ドアが開閉された時刻と、前記端末装置が前記ネットワークから切断された時刻との間隔が第4の間隔以内である場合に、前記ユーザが外出したと判定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記ネットワークに接続された機器を制御する機器制御部であって、前記判定部が判定した判定結果に基づいて、前記機器の制御を変更する機器制御部を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、前記端末装置を識別する端末識別情報とを対応付けたユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部を備え、前記機器制御部は、前記ユーザ情報記憶部が記憶する前記ユーザ情報に基づいて、前記ネットワークに接続されている前記端末装置に対応する前記ユーザを検出し、検出した当該ユーザに応じて、前記機器の制御を変更することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、機器を遠隔操作するユーザの端末装置と、前記機器を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、ネットワークに無線通信により接続可能なユーザの端末装置における当該ネットワークへの接続状況と、ドアに関する状況とに基づいて、前記ユーザが帰宅したか否かを判定する判定部と、前記ネットワークに接続された機器を制御する機器制御部であって、前記判定部が判定した判定結果に基づいて、前記機器の制御を変更する機器制御部とを備えることを特徴とする機器制御システムである。
また、本発明の一態様は、制御装置が、ネットワークに無線通信により接続可能なユーザの端末装置における当該ネットワークへの接続状況と、ドアに関する状況とに基づいて、前記ユーザが帰宅したか否かを判定する判定ステップと、制御装置が、前記ネットワークに接続された機器を制御する機器制御ステップであって、前記判定ステップによって判定された判定結果に基づいて、前記機器の制御を変更する機器制御ステップとを含むことを特徴とする機器制御方法である。
また、本発明の一態様は、コンピュータに、ネットワークに無線通信により接続可能なユーザの端末装置における当該ネットワークへの接続状況と、ドアに関する状況とに基づいて、前記ユーザが帰宅したか否かを判定する判定ステップと、前記ネットワークに接続された機器を制御する機器制御ステップであって、前記判定ステップによって判定された判定結果に基づいて、前記機器の制御を変更する機器制御ステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、機器の誤制御を低減することができる。
第1の実施形態による機器制御システムの一例を示すブロック図である。 第1の実施形態における接続先記憶部のデータ例を示す図である。 第1の実施形態における宅内接続情報記憶部のデータ例を示す図である。 第1の実施形態における接続情報記憶部のデータ例を示す図である。 第1の実施形態におけるDHCPサーバログ記憶部のデータ例を示す図である。 第1の実施形態におけるユーザ情報記憶部のデータ例を示す図である。 第1の実施形態における機器情報記憶部のデータ例を示す図である。 第1の実施形態におけるシナリオ記憶部のデータ例を示す図である。 第1の実施形態における無線LANのアクセスポイントの登録処理の一例を示す図である。 第1の実施形態における端末装置の登録処理の一例を示す図である。 第1の実施形態におけるシナリオの登録処理の一例を示す図である。 第1の実施形態における帰宅の判定処理及び宅内機器の制御処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における外出の判定処理及び宅内機器の制御処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における端末装置の無線LANによるネットワークへの接続処理の一例を示す図である。 第2の実施形態による機器制御システムの一例を示すブロック図である。 第2の実施形態における端末装置の接続状況の検出処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における接続状態情報のデータ例を示す図である。 第2の実施形態における端末装置の接続状況の検出処理の変形例を示すフローチャートである。 第3の実施形態による機器制御システムの一例を示すブロック図である。 第3の実施形態における帰宅の判定処理及び宅内機器の制御処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態における外出の判定処理及び宅内機器の制御処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態による制御装置、及び制御システムについて、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態による機器制御システム1の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、機器制御システム1は、端末装置10と、無線LANルータ20と、HEMSコントローラ40と、玄関ドア30と、電気錠31と、宅内機器(51、52)とを備えている。なお、説明の都合上、機器制御システム1は、一台の端末装置10を備える例を記載しているが、複数の端末装置10を備えるようにしてもよい。
無線LANルータ20と、HEMSコントローラ40と、電気錠31と、宅内機器(51、52)とは、ネットワークNW1により接続されており、端末装置10は、無線通信により、無線LANルータ20を介してネットワークNW1に接続可能である。
ネットワークNW1は、例えば、家庭内NW(Home Area Network)などのネットワークであり、無線LANルータ20によって、有線LAN及び無線LANにより構築されている。
また、無線LANルータ20と、HEMSコントローラ40と、玄関ドア30と、電気錠31と、宅内機器(51、52)とは、ユーザの住宅100に設置されているものとする。
なお、本実施形態において、宅内機器51と宅内機器52とは、機器制御システム1が備える任意の宅内機器を示す場合、又は特に区別しない場合には、宅内機器50として説明する。宅内機器50は、例えば、家電機器、照明機器、映像機器、空調機器、防犯機器、制御可能な浴槽の給湯器などの機器である。
図1に示す例では、宅内機器51が、照明機器であり、宅内機器52が、エアーコンディショナ(以下、エアコンという)である。また、宅内機器50には、“リビングのエアコン”、“廊下の照明”などの機器ニックネームを付与することが可能である。
また、ネットワークNW1を介して宅内機器50を制御可能な制御プロトコルは、例えば、ECHONET(登録商標)、ECHONET Lite、SEP(Smart Energy Profile)2.0、KNX(登録商標)、DLNA(登録商標)、BACnet(Building Automation and Control Networking protocol)、DaLi(Digital Addressable Lighting Interface)などである。
端末装置10は、例えば、ユーザに所持されるスマートフォンなどの携帯端末であり、無線通信によりネットワークNW1に接続可能である。端末装置10は、リモコンの代わりに宅内機器50の操作を行う端末機器として使用され、宅内機器50を遠隔操作する。また、端末装置10は、無線LAN通信部11と、入力部12と、表示部13と、端末制御部14と、接続先記憶部15と、宅内接続情報記憶部16とを備えている。
無線LAN通信部11は、例えば、無線LAN通信を利用して無線LANルータ20に接続し、当該無線LANルータ20を介してネットワークNW1に接続する。無線LAN通信部11は、接続したネットワークNW1を介して各種通信を行う。無線LAN通信部11は、例えば、ネットワークNW1を介して、HEMSコントローラ40に接続し、宅内機器50の操作に関する通信を行う。
入力部12は、例えば、タッチパネルなどの入力デバイスであり、端末装置10に対する各種入力を受け付ける。入力部12は、ユーザによる、例えば、端末装置10の登録の入力、ユーザの帰宅又は外出の際に宅内機器50を制御するシナリオの登録の入力、及び各種操作に関する入力などを受け付ける。
表示部13は、例えば、液晶ディスプレイ装置などであり、各種情報を表示する。表示部13は、例えば、登録した端末装置10(ユーザ)の一覧の表示や、各種登録の際の入力情報などを表示する。
端末制御部14は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などを含むプロセッサであり、端末装置10を統括的に制御する。端末制御部14は、例えば、無線LANによるネットワークNW1への接続処理を実行する。また、端末制御部14は、例えば、予め登録されている住宅100のホームネットワークであるネットワークNW1に無線LANにより接続した場合に、当該ネットワークNW1への接続状況(例えば、端末装置10がネットワークNW1に接続したという状況)をHEMSコントローラ40に通知する。
接続先記憶部15は、端末装置10に登録されている無線LANの接続先情報を記憶する。接続先記憶部15は、例えば、図2に示すように、「SSID」と、「認証方式」と、「セキュリティキー」とを対応付けて接続先情報として記憶する。
図2は、本実施形態における接続先記憶部15のデータ例を示す図である。
図2において、「SSID」(Service set identifier)は、無線LANのアクセスポイントの識別情報であり、「認証方式」は、無線LANの認証方式を示している。また、「セキュリティキー」は、無線LANの通信に使用する暗号キーである。
図2に示す例では、「SSID」が“myhome”の無線LANのアクセスポイントは、「認証方式」が“WPA−PSK”であり、「セキュリティキー」が、“abc1234”であることを示している。なお、本実施形態の説明において、無線LANルータ20による無線LANの「SSID」を“myhome”として説明する。
図1の説明に戻り、宅内接続情報記憶部16は、端末装置10の端末識別情報、HEMSコントローラ40の識別情報、及び住宅100内のネットワークNW1に接続する場合の接続情報(無線LANの接続情報)を記憶する。宅内接続情報記憶部16は、例えば、図3に示すように、「端末ID」と、「HEMS機器ID」と、「SSID」と、「BSSID」と、「ユーザ名」とを対応付けて記憶する。
図3は、本実施形態における宅内接続情報記憶部16のデータ例を示す図である。
図3において、「端末ID」は、端末装置10のMACアドレスであり、端末装置10の端末識別情報の一例である。また、「HEMS機器ID」は、住宅100(自宅)のHEMSコントローラ40の識別情報である。「SSID」は、登録済みの住宅100の無線LANのSSIDを示し、「BSSID」は、住宅100の無線LANのアクセスポイント(無線LANルータ20)のBSSID(Basic Service Set Identifier)を示している。また、「ユーザ名」は、端末装置10のユーザを識別するユーザ識別情報であり、例えば、ニックネームである。
図3に示す例では、「端末ID」が“aa−aa−aa−aa−aa−aa”に対応付けられた「HEMS機器ID」が“123456”であることを示している。また、「SSID」及び「BSSID」が、“myhome”及び“XX−XX−XX−XX−XX−XX”であり、「ユーザ名」が“お父さん”であることを示している。
再び図1の説明に戻り、端末制御部14は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などを含むプロセッサであり、端末装置10を統括的に制御する。端末制御部14は、例えば、無線LANによるネットワークNW1への接続処理を実行する。また、端末制御部14は、例えば、予め登録されている住宅100のホームネットワークであるネットワークNW1に無線LANにより接続した場合に、当該ネットワークNW1への接続状況(例えば、端末装置10がネットワークNW1に接続したという状況)をHEMSコントローラ40に通知する。端末制御部14は、例えば、宅内接続情報記憶部16に記憶されている「SSID」及び「BSSID」に基づいて、端末装置10がネットワークNW1に接続したことを検出する。
また、端末制御部14は、例えば、ネットワークNW1と通信できなくなった場合に、端末装置10がネットワークNW1から切断されたことを検出する。端末制御部14は、例えば、携帯電話機能による移動体通信システムを利用して、端末装置10がネットワークNW1から切断されたことをHEMSコントローラ40に通知する。
無線LANルータ20は、無線LAN及びネットワークNW1を管理する。無線LANルータ20は、例えば、無線LANに接続している機器を、ネットワークNW1に接続し、ネットワークNW1に接続されている機器と、無線LANに接続している機器との間の通信を制御する。無線LANルータ20は、NW通信部21と、無線LAN通信部22と、ルータ記憶部23と、無線LAN制御部24とを備えている。
NW通信部21は、ネットワークNW1に接続し、ネットワークNW1を介して各種通信を行う。
無線LAN通信部22は、無線LANのアクセスポイントとして機能し、例えば、端末装置10と無線通信により各種通信を行う。
ルータ記憶部23は、無線LANルータ20が利用する各種情報を記憶する。ルータ記憶部23は、接続情報記憶部231と、DHCPサーバログ記憶部232とを備えている。
接続情報記憶部231は、無線LAN(ネットワークNW1)に接続されている機器の情報を記憶する。接続情報記憶部231は、例えば、図4に示すように、「MACアドレス」と、「接続日時」とを対応付けて接続機器情報(アソシエーションログ)として記憶する。
図4は、本実施形態における接続情報記憶部231のデータ例を示す図である。
図4において、「MACアドレス」は、例えば、ネットワークNW1に接続されている機器(例えば、端末装置10など)のMACアドレスを示し、ネットワークNW1に接続されている機器を識別する接続機器識別情報の一例である。また、「接続日時」は、ネットワークNW1に接続されている機器が接続した日時を示している。
図4に示す例では、「MACアドレス」が“aa−aa−aa−aa−aa−aa”の機器と、“bb−bb−bb−bb−bb−bb”の機器とがネットワークNW1に接続されていることを示している。また、「MACアドレス」が“aa−aa−aa−aa−aa−aa”の機器は、「接続日時」が“2017−06−30T10:10:30”であることを示している。また、“bb−bb−bb−bb−bb−bb”の機器は、「接続日時」が“2017−06−30T10:12:25”であることを示している。
再び図1の説明に戻り、DHCPサーバログ記憶部232は、ネットワークNW1において、無線LANルータ20が、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)によって払い出した(付与した)IP(Internet Protocol)アドレスのログ情報(DHCPサーバログ)を記憶する。DHCPサーバログ記憶部232は、例えば、「MACアドレス」と、「IPアドレス」と、「接続日時」とを対応付けてログ情報(DHCPサーバログ)として記憶する。
図5は、本実施形態におけるDHCPサーバログ記憶部232のデータ例を示す図である。
図5において、「MACアドレス」は、ネットワークNW1に接続されている機器(例えば、端末装置10など)のMACアドレスを示し、「IPアドレス」は、払い出したIPアドレスを示している。また、「接続日時」は、「IPアドレス」を払い出した日時を示している。
図5に示す例では、「MACアドレス」が“aa−aa−aa−aa−aa−aa”の機器に対して、「IPアドレス」の“192.168.1.20”が「接続日時」の“2017−06−30T10:10:30”に払い出されたことを示している。
再び図1の説明に戻り、無線LAN制御部24は、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、無線LANルータ20を統括的に制御する。無線LAN制御部24は、例えば、無線LAN通信部22及びNW通信部21を介して、ネットワークNW1に接続された機器に対応する接続機器情報(アソシエーションログ)を、例えば、上述した図4に示すように、接続情報記憶部231に記憶させる。また、無線LAN制御部24は、ネットワークNW1に接続された機器に対してIPアドレスを払い出し、払い出したIPアドレスに関するログ情報(DHCPサーバログ)を、上述した図5に示すように、DHCPサーバログ記憶部232に記憶させる。
玄関ドア30(ドアの一例)は、住宅100(自宅)の玄関に設置されたドアである。
電気錠31は、玄関ドア30に設置された錠であり、玄関ドア30の施錠状態を検出し、検出した玄関ドア30の施錠状態を、ネットワークNW1を介してHEMSコントローラ40に送信する。電気錠31は、NW通信部311と、施錠状態検出部312とを備えている。
NW通信部311は、例えば、有線LAN通信を利用してネットワークNW1に接続し、ネットワークNW1を介して各種通信を行う。なお、図1に示す例では、一例として、有線LAN通信を利用しているが、NW通信部311は、無線LANルータ20を介した無線LAN通信や、Wi−SUN通信、Bluetooth(登録商標)通信、EnOcean(登録商標)通信などを利用してネットワークNW1に接続してもよい。NW通信部311は、ネットワークNW1を介して、例えば、HEMSコントローラ40との間の通信を行う。
施錠状態検出部312は、玄関ドア30の施錠状態を検出し、検出した施錠状態を、NW通信部311を介してHEMSコントローラ40に送信する。施錠状態検出部312は、例えば、ECHONET Lite(登録商標)の電動玄関ドア・引戸クラス、電気錠クラスなどを利用して、検出した施錠状態をHEMSコントローラ40に送信する。
HEMSコントローラ40(制御装置の一例)は、ネットワークNW1に接続されており、宅内機器50を制御する。HEMSコントローラ40は、NW通信部41と、記憶部42と、制御部43とを備えている。
NW通信部41は、例えば、有線LAN通信を利用してネットワークNW1に接続し、ネットワークNW1を介して各種通信を行う。なお、図1に示す例では、一例として、有線LAN通信を利用しているが、NW通信部41は、無線LANルータ20を介した無線LAN通信や、Wi−SUN通信などを利用してネットワークNW1に接続してもよい。
記憶部42は、HEMSコントローラ40が利用する各種情報を記憶する。記憶部42は、ユーザ情報記憶部421と、機器情報記憶部422と、シナリオ記憶部423とを備えている。
ユーザ情報記憶部421は、ユーザを識別するユーザ識別情報と、端末装置10を識別する端末識別情報とを対応付けたユーザ情報を記憶する。ユーザ情報記憶部421は、例えば、図6に示すように、「ユーザ名」と、「端末ID」とを対応付けてユーザ情報として記憶する。
図6は、本実施形態におけるユーザ情報記憶部421のデータ例を示す図である。
図6において、「ユーザ名」は、端末装置10に登録されたユーザ名であり、ユーザを識別するユーザ識別情報の一例である。また、「端末ID」は、端末装置10のMACアドレスを示している。ここで、MACアドレスは、端末装置10を識別する端末識別情報の一例である。
図6に示す例では、例えば、「ユーザ名」が“お父さん”に対応する「端末ID」が、“aa−aa−aa−aa−aa−aa”であることを示している。ここでは、ユーザ名を“お父さん”などのニックネームで登録されている例を示している。
なお、ユーザ情報記憶部421が記憶するユーザ情報は、端末装置10の操作により入力され、後述する端末登録部431によってユーザ情報記憶部421に記憶される。
再び図1の説明に戻り、機器情報記憶部422は、HEMSコントローラ40が制御する宅内機器50に関する機器情報を記憶する。機器情報記憶部422は、例えば、図7に示すように、「機器ニックネーム」と、「機器ID」と、「機器種別」と、「機器の状態」と、「操作可能情報」とを対応付けて機器情報として記憶する。
図7は、本実施形態における機器情報記憶部422のデータ例を示す図である。
図7において、「機器ニックネーム」は、ユーザによって宅内機器50に付与されたニックネーム、愛称、呼び名などの機器識別名称(機器識別情報)である。また、「機器ID」は、制御する宅内機器50を個別に識別する機器IDであり、例えば、ノードID、インスタンスID、等の個体識別情報であってもよい。「機器種別」は、例えば、エアコン、照明、テレビなどの宅内機器50の種別を示す情報であり、「機器の状態」は、宅内機器50の状態を示している。また、「操作可能情報」は、宅内機器50の制御可能な操作情報を示している。
図7に示す例では、例えば、「機器ID」が“12345”の機器には、“リビングのエアコン”という「機器ニックネーム」が対応付らており、「機器種別」が“エアコン”であり、「機器の状態」が“停止中”であることを示している。また、当該宅内機器50の「操作可能情報」は、“オン/オフ、温度設定、・・・”などであることを示している。
再び図1の説明に戻り、シナリオ記憶部423は、例えば、ユーザが住宅100に帰宅、又は住宅100から外出した場合に、宅内機器50を制御するシナリオ情報を記憶する。シナリオ記憶部423は、例えば、図8に示すように、「ユーザ名」と、「帰宅/外出」と、「機器ニックネーム」と、「機器ID」と、「操作内容」とを対応付けたシナリオ情報を記憶する。
図8は、本実施形態におけるシナリオ記憶部423のデータ例を示す図である。
図8において、「ユーザ名」は、ユーザを識別するユーザ識別情報であり、例えば、端末装置10に登録されたユーザ名(ニックネーム)である。なお、「ユーザ名」には、“全員”などのグループを示すユーザ識別情報であってもよい。また、「帰宅/外出」は、シナリオ情報が、帰宅した際の制御であるか、外出した際の制御であるかのいずれかを指定する。また、「操作内容」は、宅内機器50を操作(制御)する内容を示している。なお、「機器ニックネーム」及び「機器ID」は、上述した図7に示す機器情報記憶部422と同様である。
図8に示す例では、例えば、「ユーザ名」の“お父さん”の“帰宅”を検出した場合に、「機器ID」が“XYZXX”であり、「機器ニックネーム」が“書斎のエアコン”である宅内機器50を、「操作内容」が“オン”の制御を行うシナリオ情報であることを示している。また、例えば、「ユーザ名」の“全員”の“外出”を検出した場合に、「機器ID」が“ABCDE”であり、「機器ニックネーム」が“廊下の照明”である宅内機器50を、「操作内容」が“オフ”の制御を行うシナリオ情報であることを示している。
なお、シナリオ記憶部423が記憶するシナリオ情報は、端末装置10の操作により入力され、後述するシナリオ登録部432によってシナリオ記憶部423に記憶される。
再び図1の説明に戻り、制御部43は、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、HEMSコントローラ40を統括的に制御する。制御部43は、例えば、ユーザの帰宅又は外出の判定処理、上述したユーザ情報及びシナリオ情報の登録処理、端末装置10の操作又はシナリオ情報に基づく宅内機器50の制御処理などを実行する。また、制御部43は、端末登録部431と、シナリオ登録部432と、帰宅判定部433と、機器制御部434とを備えている。
端末登録部431は、端末装置10の操作により入力されたユーザ情報を、NW通信部41を介して取得し、取得したユーザ情報をユーザ情報記憶部421に記憶させる。端末登録部431は、例えば、図6に示すように、「ユーザ名」と、「端末ID」とを対応付けたユーザ情報を、ユーザ情報記憶部421に記憶させる。
シナリオ登録部432は、端末装置10の操作により入力されたシナリオ情報を、NW通信部41を介して取得し、取得したシナリオ情報をシナリオ記憶部423に記憶させる。シナリオ登録部432は、例えば、図8に示すように、「ユーザ名」と、「帰宅/外出」と、「機器ニックネーム」と、「機器ID」と、「操作内容」とを対応付けたシナリオ情報をシナリオ記憶部423に記憶させる。
帰宅判定部433(判定部の一例)は、ユーザの端末装置10における当該ネットワークNW1への接続状況と、玄関ドア30に関する状況とに基づいて、ユーザが帰宅したか否かを判定する。ここでのユーザ及び端末装置10は、予めユーザ情報記憶部421に登録されているユーザ及び端末装置10である。帰宅判定部433は、例えば、ユーザの端末装置10における当該ネットワークNW1への接続状況を、端末装置10がネットワークNW1に接続されたことを示す通知として端末装置10から取得し、取得した当該接続状況と、玄関ドア30に関する状況とに基づいて、ユーザが帰宅したか否かを判定する。なお、端末装置10がネットワークNW1に接続されたことを示す通知には、例えば、端末装置10の端末ID(端末識別情報)が含まれているものとする。
ここで、玄関ドア30に関する状況には、玄関ドア30が開錠(解錠)された状況が含まれる。帰宅判定部433は、玄関ドア30の開錠情報に基づいて、玄関ドア30が開錠されたことを玄関ドア30に関する状況として検出し、端末装置10がネットワークNW1に接続され、且つ、玄関ドア30が開錠された場合に、ユーザが帰宅したと判定する。なお、帰宅判定部433は、端末装置10がネットワークNW1に接続された時刻と、玄関ドア30が開錠された時刻との間隔が所定の間隔以内(第1の間隔以内)である場合に、ユーザが帰宅したと判定する。
具体的には、例えば、端末装置10がネットワークNW1に接続された時刻を基準時刻T0とした際は、帰宅判定部433は、基準時刻T0の前後の所定の間隔以内に、玄関ドア30が開錠された場合に、ユーザが帰宅したと判定する。また、例えば、玄関ドア30が開錠された時刻を基準時刻T0とした際は、帰宅判定部433は、基準時刻T0の前後の所定の間隔以内に、端末装置10がネットワークNW1に接続された場合に、ユーザが帰宅したと判定する。
なお、帰宅判定部433は、玄関ドア30に関する状況を検出する際に、電気錠31から玄関ドア30の施錠状態を取得し、取得した玄関ドア30の施錠状態に基づいて、玄関ドア30に関する状況を検出する。ここで、玄関ドア30の施錠状態とは、例えば、玄関ドア30が施錠されているか否かの状態であり、玄関ドア30に関する状況には、例えば、玄関ドア30が施錠された、又は、玄関ドア30が開錠されたなどの状況(イベント)が含まれる。また、帰宅判定部433は、例えば、ECHONET Lite(登録商標)の電動玄関ドア・引戸クラス、電気錠クラス、JEM−A通信規格などを利用して、玄関ドア30の施錠状態を電気錠31から取得する。
また、帰宅判定部433は、玄関ドア30の開錠情報に基づいて、玄関ドア30が施錠されたことを玄関ドア30に関する状況として検出し、玄関ドア30が施錠され、且つ、端末装置10がネットワークNW1から切断された場合に、ユーザが外出したと判定する。なお、帰宅判定部433は、玄関ドア30が施錠された時刻と、端末装置10がネットワークNW1から切断された時刻との間隔が所定の間隔以内(第2の間隔以内)である場合に、ユーザが外出したと判定する。
具体的には、例えば、端末装置10がネットワークNW1から切断された時刻を基準時刻T0とした際は、帰宅判定部433は、基準時刻T0の前後の所定の間隔以内に、玄関ドア30が施錠された場合に、ユーザが外出したと判定する。また、例えば、玄関ドア30が施錠された時刻を基準時刻T0とした際は、帰宅判定部433は、基準時刻T0の前後の所定の間隔以内に、端末装置10がネットワークNW1から切断された場合に、ユーザが帰宅したと判定する。
機器制御部434は、ネットワークNW1に接続された宅内機器50(機器)を制御する。機器制御部434は、例えば、帰宅判定部433が判定した判定結果に基づいて、宅内機器50の制御を変更する。
例えば、機器制御部434は、ユーザ情報記憶部421が記憶するユーザ情報に基づいて、ネットワークNW1に接続されている端末装置10に対応するユーザを検出し、検出した当該ユーザに応じて、宅内機器50の制御を変更する。すなわち、機器制御部434は、上述した端末装置10がネットワークNW1に接続されたことを示す通知に含まれる端末IDに対応するユーザをユーザ情報記憶部421から検出する。また、機器制御部434は、検出したユーザに対応するシナリオ情報をシナリオ記憶部423から取得し、取得したシナリオ情報に基づいて、宅内機器50の制御を行う。
例えば、帰宅判定部433が帰宅を判定した端末装置10に対応するユーザが“お父さん”である場合には、機器制御部434は、シナリオ記憶部423から“お父さん”の“帰宅”に対応するシナリオ情報(例えば、“書斎のエアコン”を“オン”する)を取得し、シナリオ情報に基づいて、“書斎のエアコン”を“オン”する制御を行う。
また、機器制御部434は、例えば、帰宅判定部433が外出を判定し、ユーザ情報記憶部421に登録されているユーザ全員の外出が検出された場合には、シナリオ記憶部423が記憶する対応するシナリオ情報に基づいて、“廊下の照明”を“オフ”する制御を行う。
次に、図面を参照して、本実施形態による機器制御システム1の動作について説明する。
図9は、本実施形態における無線LANのアクセスポイントの登録処理の一例を示す図である。
図9において、画面G1は、無線LANのアクセスポイントの登録処理を行う際の端末装置10の表示画面を示している。
図9に示すように、端末装置10の端末制御部14は、無線LANルータ20である無線LANのアクセスポイントをホームネットワークとして登録する際に、画面G1に示すような入力及び操作画面を表示部13に表示させる。端末制御部14は、ユーザ名(ニックネーム)を、入力部12を介して取得し、当該ユーザ名と、接続中のアクセス中の無線LANに関する情報とを対応付けて、宅内接続情報記憶部16に記憶させる。
また、図10は、本実施形態における端末装置10の登録処理の一例を示す図である。
図10において、画面G2及び画面G3は、端末装置10の登録処理を行う際の端末装置10の表示画面を示している。
図10において、HEMSコントローラ40の端末登録部431は、まず、端末装置10をHEMSコントローラ40に登録する際に、ユーザ情報記憶部421が記憶するユーザ情報を登録済みの端末装置10の情報として、端末装置10に送信する。端末装置10の端末制御部14は、画面G2に示すように、当該登録済みの端末装置10の一覧を表示部13に表示させる。
また、画面G2において、入力部12を介して、“追加”ボタンが選択された場合に、端末制御部14は、画面G3に示すような入力及び操作画面を表示部13に表示させる。端末制御部14は、MACアドレスと、ユーザ名(ニックネーム)とを、入力部12を介して取得し、当該MACアドレス(端末ID)及びユーザ名を、HEMSコントローラ40に送信する。なお、端末制御部14は、ネットワークNW1内に存在するMACアドレスを、例えば、MACアドレス解決プロトコルを利用して収集、又は、HEMSコントローラ40が収集したMACアドレス一覧を画面G2に表示させる。なお、MACアドレス解決プロトコルの詳細については後述する。端末登録部431は、端末装置10から取得した当該MACアドレス(端末ID)及びユーザ名をユーザ情報として、ユーザ情報記憶部421に記憶させる(図6参照)。
また、図11は、本実施形態におけるシナリオの登録処理の一例を示す図である。
図11において、画面G4及び画面G5は、ユーザが帰宅又は外出した際に宅内機器50の制御を変更するシナリオ情報を登録する際の端末装置10の表示画面を示している。
図11において、HEMSコントローラ40のシナリオ登録部432は、まず、シナリオ情報をHEMSコントローラ40に登録する際に、シナリオ記憶部423が記憶する登録済みのシナリオ情報を端末装置10に送信する。端末装置10の端末制御部14は、HEMSコントローラ40から登録済みのシナリオ情報を取得し、画面G4に示すように、当該登録済みのシナリオの一覧を表示部13に表示させる。
また、画面G4において、入力部12を介して、“シナリオ追加”ボタンが選択された場合に、端末制御部14は、画面G5に示すような入力及び操作画面を表示部13に表示させる。端末制御部14は、シナリオ情報を、入力部12を介して取得し、当該シナリオ情報を、HEMSコントローラ40に送信する。シナリオ登録部432は、端末装置10から取得した当該シナリオ情報をシナリオ記憶部423に記憶させる(図7参照)。なお、シナリオ登録部432は、シナリオ情報に追加可能な宅内機器50の情報を、機器情報記憶部422が記憶する機器情報に基づいて抽出し、端末装置10の表示部13に表示させるようにしてもよい。
次に、図12を参照して、本実施形態における帰宅の判定処理及び宅内機器の制御処理について説明する。
図12は、本実施形態における帰宅の判定処理及び宅内機器の制御処理の一例を示すフローチャートである。
図12において、HEMSコントローラ40の帰宅判定部433は、まず、端末装置10のネットワークNW1への接続状況を取得する(ステップS101)。なお、本実施形態において、端末装置10は、ネットワークNW1への接続状態の変化を接続状況として通知し、帰宅判定部433は、当該接続状況の通知を取得する。なお、帰宅判定部433は、当該接続状況の通知の受信に応じて、ステップS101の処理を実行するようにしてもよい。
次に、帰宅判定部433は、玄関ドア30の施錠情報を取得する(ステップS102)。帰宅判定部433は、玄関ドア30の施錠情報を電気錠31から取得する。なお、帰宅判定部433は、電気錠31からの玄関ドア30の施錠情報が変化したことを示す通知に応じて、ステップS102の処理を実行するようにしてもよい。
次に、帰宅判定部433は、端末装置10がネットワークNW1に接続され、且つ、玄関ドア30が開錠されたか否かを判定する(ステップS103)。ここで、帰宅判定部433は、取得した接続状況が、端末装置10がネットワークNW1に接続された状況であるか否かを検出するとともに、取得した施錠情報に基づいて、電気錠31が開錠されたか否かを検出する。帰宅判定部433は、これらの検出結果に基づいて、端末装置10がネットワークNW1に接続され、且つ、玄関ドア30が開錠されたか否かを判定する。帰宅判定部433は、端末装置10がネットワークNW1に接続され、且つ、玄関ドア30が開錠された場合(ステップS103:YES)に、処理をステップS104に進める。帰宅判定部433は、端末装置10がネットワークNW1に接続されていない、又は、玄関ドア30が開錠されていない場合(ステップS103:NO)に、処理をステップS101に戻す。
ステップS104において、帰宅判定部433は、端末装置10が接続された時刻と、玄関ドア30が開錠された時刻との間隔が、所定の間隔以内(第1の間隔以内)であるか否かを判定する。帰宅判定部433は、端末装置10が接続された時刻と、玄関ドア30が開錠された時刻との間隔が、所定の間隔以内である場合(ステップS104:YES)に、処理をステップS105に進める。また、帰宅判定部433は、端末装置10が接続された時刻と、玄関ドア30が開錠された時刻との間隔が、所定の間隔以内でない場合(ステップS104:NO)に、処理をステップS101に戻す。
また、ステップS105において、HEMSコントローラ40は、ユーザが帰宅したと判定し、端末装置10に対応するユーザの帰宅時に設定された宅内機器50の制御を実行する。すなわち、帰宅判定部433は、ユーザが帰宅したと判定し、機器制御部434は、シナリオ記憶部423が記憶するシナリオ情報に基づいて、ネットワークNW1への接続を検出した端末装置10に対応するユーザの帰宅時に設定された宅内機器50の制御を実行する。機器制御部434は、シナリオ情報に基づいて、例えば、ユーザの部屋の照明及びエアコンをオンするなどの宅内機器50の制御を実行する。ステップS105の処理後に、機器制御部434は、処理をステップS101に戻す。
なお、上述した図12の処理において、ステップS101の処理と、ステップS102の処理とは、実行順序が逆でもよいし、並列に実行されてもよい。
次に、図13を参照して、本実施形態における外出の判定処理及び宅内機器の制御処理について説明する。
図13は、本実施形態における外出の判定処理及び宅内機器の制御処理の一例を示すフローチャートである。
図13において、ステップS201及びステップS202の処理は、上述した図12に示すステップS101及びステップS102の処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
次に、帰宅判定部433は、玄関ドア30が施錠され、且つ、端末装置10がネットワークNW1から切断されたか否かを判定する(ステップS203)。帰宅判定部433は、玄関ドア30が施錠され、且つ、端末装置10がネットワークNW1から切断された場合(ステップS203:YES)に、処理をステップS204に進める。帰宅判定部433は、玄関ドア30が施錠されていない、又は、端末装置10がネットワークNW1から切断されていない場合(ステップS203:NO)に、処理をステップS201に戻す。
ステップS204において、帰宅判定部433は、玄関ドア30が施錠された時刻と、端末装置10がネットワークNW1から切断された時刻との間隔が、所定の間隔以内(第2の間隔以内)であるか否かを判定する。帰宅判定部433は、玄関ドア30が施錠された時刻と、端末装置10がネットワークNW1から切断された時刻との間隔が、所定の間隔以内である場合(ステップS204:YES)に、処理をステップS205に進める。また、帰宅判定部433は、玄関ドア30が施錠された時刻と、端末装置10がネットワークNW1から切断された時刻との間隔が、所定の間隔以内でない場合(ステップS204:NO)に、処理をステップS201に戻す。
また、ステップS205において、HEMSコントローラ40は、ユーザが外出したと判定し、端末装置10に対応するユーザの外出時に設定された宅内機器50の制御を実行する。すなわち、帰宅判定部433は、ユーザが外出したと判定し、機器制御部434は、シナリオ記憶部423が記憶するシナリオ情報に基づいて、ネットワークNW1からの切断を検出した端末装置10に対応するユーザの外出時に設定された宅内機器50の制御を実行する。機器制御部434は、シナリオ情報に基づいて、例えば、ユーザの部屋の照明及びエアコンをオフするなどの宅内機器50の制御を実行する。ステップS205の処理後に、機器制御部434は、処理をステップS201に戻す。
なお、上述した図13の処理において、ステップS201の処理と、ステップS202の処理とは、実行順序が逆でもよいし、並列に実行されてもよい。
次に、図14を参照して、本実施形態における端末装置10の無線LANによるネットワークNW1への接続処理について説明する。
図14は、本実施形態における端末装置10の無線LANによるネットワークNW1への接続処理の一例を示す図である。
図14において、まず、無線LANルータ20は、ビーコン(BSSID及びSSIDを含む)を定期送信する(ステップS301)。無線LANルータ20の無線LAN通信部22は、無線通信により、ビーコンを定期送信する。
次に、無線LANルータ20からのビーコンに応じて、端末装置10は、接続要求を無線LANルータ20に送信する(ステップS302)。端末装置10の端末制御部14は、ビーコンに含まれるBSSID及びSSIDに対応する接続先情報を接続先記憶部15から検索し、当該接続先情報に基づいて接続要求を、無線LAN通信部11を介して、無線LANルータ20に送信する。
次に、無線LANルータ20は、接続承認を端末装置10に送信する(ステップS303)。無線LAN通信部22は、端末装置10からの接続要求に応じて、端末装置10の接続を承認し、接続承認を端末装置10に送信する。また、無線LAN制御部24は、接続した端末装置10に対応する接続機器情報(アソシエーションログ)を接続情報記憶部231に記憶させる。
次に、端末装置10は、IPアドレス要求を無線LANルータ20に送信する(ステップS304)。端末制御部14は、例えば、IPアドレスの払い出しを要求するDHCP REQUESTパケットを、無線LAN通信部11を介して、無線LANルータ20に送信する。
次に、無線LANルータ20は、IPアドレスの払い出しを端末装置10に送信する(ステップS305)。無線LAN制御部24は、DHCPサーバログ記憶部232が記憶するログ情報(DHCPサーバログ)に基づいて、IPアドレスを払い出し、当該IPアドレスを、無線LAN通信部22を介して、端末装置10に送信する。また、無線LAN制御部24は、払い出したIPアドレス及び端末装置10に対応するログ情報(DHCPサーバログ)をDHCPサーバログ記憶部232に記憶させる。
次に、端末装置10は、無線LANに接続したことをHEMSコントローラ40に通知する(ステップS306)。端末制御部14は、宅内接続情報記憶部16が記憶するSSID及びBSSIDに基づいて、接続した無線LANが、自宅(住宅100)のホームネットワーク(ネットワークNW1)のアクセスポイントであるか否かを判定する。端末制御部14は、ホームネットワーク(ネットワークNW1)である場合に、無線LANにより端末装置10がネットワークNW1に接続されたことを示す通知を、無線LAN通信部11を介して、HEMSコントローラ40に送信する。なお、この通知には、少なくとも端末装置10に対応する端末ID(MACアドレス)が含まれているものとする。
また、HEMSコントローラ40は、この端末装置10がネットワークNW1に接続されたことを示す通知を、接続状況として取得する。
以上説明したように、本実施形態によるHEMSコントローラ40(制御装置)は、帰宅判定部433(判定部)を備えている。帰宅判定部433は、自装置(HEMSコントローラ40)が接続されているネットワークNW1に無線通信により接続可能なユーザの端末装置10における当該ネットワークNW1への接続状況と、玄関ドア30(ドア)に関する状況とに基づいて、ユーザが帰宅したか否かを判定する。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ40は、例えば、ユーザが自宅(住宅100)の周辺を通過し、自宅のネットワークNW1に接続された場合であっても、誤ってユーザが帰宅したと判定することがなく、宅内機器50に対して間違った制御が行われることを低減することができる。すなわち、本実施形態によるHEMSコントローラ40は、ユーザの帰宅を正確に判定するとともに、宅内機器50の誤制御を低減することができる。
また、本実施形態では、帰宅判定部433は、接続状況を端末装置10がネットワークNW1に接続されたことを示す通知として端末装置10から取得し、取得した当該接続状況と、玄関ドア30に関する状況とに基づいて、ユーザが帰宅したか否かを判定する。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ40は、接続状況が端末装置10から通知されるため、簡易な構成により、ユーザの端末装置10における当該ネットワークNW1への接続状況を検出することができる。
また、本実施形態では、帰宅判定部433は、玄関ドア30の開錠情報に基づいて、玄関ドア30が開錠されたことを玄関ドア30に関する状況として検出し、端末装置10がネットワークNW1に接続され、且つ、玄関ドア30が開錠された場合に、ユーザが帰宅したと判定する。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ40は、ユーザの帰宅を正確に判定することができる。
また、本実施形態では、帰宅判定部433は、端末装置10がネットワークNW1に接続された時刻と、玄関ドア30が開錠された時刻との間隔が所定の間隔以内(第1の間隔以内)である場合に、ユーザが帰宅したと判定する。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ40は、例えば、ユーザが帰宅後に、端末装置10がネットワークNW1から切断して再度ネットワークNW1に接続された場合などを、ユーザが帰宅したと誤判定することがない。よって、本実施形態によるHEMSコントローラ40は、ユーザの帰宅をさらに正確に判定することができる。
また、本実施形態では、帰宅判定部433は、玄関ドア30の開錠情報に基づいて、玄関ドア30が施錠されたことを玄関ドア30に関する状況として検出し、玄関ドア30が施錠され、且つ、端末装置10がネットワークNW1から切断された場合に、ユーザが外出したと判定する。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ40は、ユーザの外出を正確に判定するとともに、宅内機器50の誤制御を低減することができる。また、本実施形態によるHEMSコントローラ40は、ユーザが外出した際に、例えば、宅内機器50の制御を変更することができるため、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、帰宅判定部433は、玄関ドア30が施錠された時刻と、端末装置10がネットワークNW1から切断された時刻との間隔が所定の間隔以内(第2の間隔以内)である場合に、ユーザが外出したと判定する。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ40は、例えば、端末装置10がパワーダウンモードになり、ネットワークNW1から切断された場合などを、ユーザの外出であると誤検出することを低減することができる。よって、本実施形態によるHEMSコントローラ40は、ユーザの外出をさらに正確に判定することができる。
また、本実施形態によるHEMSコントローラ40は、ネットワークNW1に接続された宅内機器50(機器)を制御する機器制御部434であって、帰宅判定部433が判定した判定結果に基づいて、宅内機器50の制御を変更する機器制御部434を備える。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ40は、ユーザの帰宅、又はユーザの外出に応じて、宅内機器50の制御を変更することができるため、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態によるHEMSコントローラ40は、ユーザを識別するユーザ識別情報と、端末装置10を識別する端末識別情報とを対応付けたユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部421を備える。機器制御部434は、ユーザ情報記憶部421が記憶するユーザ情報に基づいて、ネットワークNW1に接続されている端末装置10に対応するユーザを検出し、検出した当該ユーザに応じて、宅内機器50の制御を変更する。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ40は、ユーザの帰宅、又はユーザの外出に対する宅内機器50の制御を、ユーザに応じて変更することができる。よって、本実施形態によるHEMSコントローラ40は、さらに利便性を向上させることができる。
また、本実施形態による機器制御システム1は、宅内機器50を遠隔操作するユーザの端末装置10と、宅内機器50を制御するHEMSコントローラ40(制御装置)とを備える。HEMSコントローラ40は、帰宅判定部433と、機器制御部434とを備える。
これにより、本実施形態による機器制御システム1は、上述したHEMSコントローラ40と同様の効果を奏し、ユーザの帰宅を正確に判定するとともに、宅内機器50の誤制御を低減することができる。また、本実施形態による機器制御システム1は、ユーザの帰宅、又はユーザの外出に応じて、宅内機器50の制御を変更することができるため、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態による機器制御方法は、判定ステップと、機器制御ステップとを含む。判定ステップにおいて、HEMSコントローラ40が、ネットワークNW1に無線通信により接続可能なユーザの端末装置10における当該ネットワークNW1への接続状況と、玄関ドア30に関する状況とに基づいて、ユーザが帰宅したか否かを判定する。機器制御ステップにおいて、HEMSコントローラ40が、ネットワークNW1に接続された宅内機器50を制御する機器制御ステップであって、判定ステップによって判定された判定結果に基づいて、宅内機器50の制御を変更する。
これにより、本実施形態による機器制御方法は、上述したHEMSコントローラ40及び機器制御システム1と同様の効果を奏し、ユーザの帰宅を正確に判定するとともに、宅内機器50の誤制御を低減することができる。
[第2の実施形態]
次に、図面を参照して、第2の実施形態による機器制御システム1aについて説明する。
図15は、本実施形態による機器制御システム1aの一例を示すブロック図である。
図15に示すように、機器制御システム1aは、端末装置10と、無線LANルータ20と、HEMSコントローラ40aと、玄関ドア30と、電気錠31と、宅内機器(51、52)とを備えている。
なお、この図において、図1と同一の構成は、同一の符号を付与して、その説明を省略する。
本実施形態では、ユーザの端末装置10のネットワークNW1への接続状況を、HEMSコントローラ40aが検出する点が、第1の実施形態と異なる。
HEMSコントローラ40aは、NW通信部41と、記憶部42と、制御部43aとを備えている。
また、制御部43aは、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、HEMSコントローラ40aを統括的に制御する。また、制御部43aは、端末登録部431と、シナリオ登録部432と、帰宅判定部433と、機器制御部434と、接続検出部435とを備えている。
接続検出部435は、ネットワークNW1に接続されている装置の接続状態を示す接続状態情報と、端末装置10を識別する端末識別情報を記憶するユーザ情報記憶部421に記憶されている端末識別情報とに基づいて、接続状況を検出する。ここで、ユーザ情報記憶部421は、端末情報記憶部として機能する。接続検出部435は、例えば、無線LANルータ20から、ネットワークNW1に接続されている装置の接続状態を示す接続状態情報を取得する。
具体的には、接続検出部435は、以下の方式のいずれか又は組み合わせにより、接続状況を検出する。
(方式1)接続検出部435は、無線LANルータ20の接続情報記憶部231が記憶する接続機器情報(アソシエーションログ)を接続状態情報として定期的に取得する。接続検出部435は、取得した接続機器情報(アソシエーションログ)に、ユーザ情報記憶部421(端末情報記憶部)に記憶されている端末ID(MACアドレス)が含まれているか否かによって、接続状況を検出する。
(方式2)接続検出部435は、無線LANルータ20のDHCPサーバログ記憶部232が記憶するログ情報(DHCPサーバログ)を接続状態情報として定期的に取得する。接続検出部435は、取得したログ情報(DHCPサーバログ)に、ユーザ情報記憶部421(端末情報記憶部)に記憶されている端末ID(MACアドレス)が含まれているか否かによって、接続状況を検出する。
また、本実施形態における帰宅判定部433は、接続検出部435が検出した接続状況と、玄関ドア30に関する状況とに基づいて、ユーザが帰宅したか否かを判定する。
次に、図面を参照して、本実施形態による機器制御システム1aの動作について説明する。
なお、本実施形態による機器制御システム1aの基本的な動作は、上述した図9〜図13に示す第1の実施形態の動作と同様であるため、ここではその説明を省略する。また、本実施形態による端末装置の無線LANによるネットワークへの接続処理は、図14のステップS306の処理を実行しない点を除いて、上述した第1の実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。
次に、図16を参照して、本実施形態における端末装置10の接続状況の検出処理について説明する。
図16は、本実施形態における端末装置10の接続状況の検出処理の一例を示すフローチャートである。
図16において、まず、接続検出部435は、無線LANルータ20から接続状態情報を取得する(ステップS401)。すなわち、接続検出部435は、無線LANルータ20から接続機器情報(アソシエーションログ)又はログ情報(DHCPサーバログ)を接続状態情報として取得する。
次に、接続検出部435は、接続状態情報と、ユーザ情報記憶部421が記憶する端末IDとに基づいて、端末装置10のネットワークNW1への接続状況を検出する(ステップS402)。接続検出部435は、取得した接続状態情報に、ユーザ情報記憶部421が記憶する端末ID(MACアドレス)が含まれているか否かによって、接続状況を検出する。すなわち、接続検出部435は、取得した接続状態情報に、ユーザ情報記憶部421が記憶する端末ID(MACアドレス)が含まれている場合に、端末装置10がネットワークNW1に接続されたことを検出する。また、接続検出部435は、取得した接続状態情報(ここでは、接続機器情報(アソシエーションログ))に、ユーザ情報記憶部421が記憶する端末ID(MACアドレス)が含まれなくなった場合に、端末装置10がネットワークNW1から切断されたことを検出する。ステップS402の処理後に、接続検出部435は、端末装置10の接続状況の検出処理を終了する。
なお、接続検出部435は、ステップS401及びステップS402の処理を定期的に実行する。
また、本実施形態における接続検出部435は、無線LANルータ20から接続状態情報を取得する代わりに、ネットワークNW1を監視して、図17に示すような接続状態情報を収集するようにしてもよく、ここでは、その変形例について説明する。
図17は、本実施形態における接続状態情報のデータ例を示す図である。
図17に示すように、接続状態情報には、「MACアドレス」と、「初回検出日時」と、「最終検出日時」とが対応付けられている。ここで、「初回検出日時」は、「MACアドレス」に対応する機器が、ネットワークNW1の監視において、最初に検出された日時を示し、「最終検出日時」は、最後に検出された日時を示している。
接続検出部435は、ネットワークNW1を監視して、図17に示すような接続状態情報を生成し、例えば、記憶部42に記憶させる。なお、接続検出部435は、新しい「MACアドレス」を検出した場合には、接続状態情報に追加し、既に接続状態情報に含まれる「MACアドレス」を検出した場合には、「最終検出日時」を更新する。また、接続検出部435は、「最終検出日時」が所定の期間以上(例えば、5分程度以上)更新されない場合に、「MACアドレス」を接続状態情報から削除する。
また、接続検出部435は、以下の方式のいずれか又は組み合わせにより、接続状況を検出する。
(方式3)接続検出部435は、ネットワークNW1内(家庭内LAN内)に流れるブロードキャストパケット、マルチキャストパケットなどを収集して、上述した接続状態情報を定期的に生成する。接続検出部435は、この接続機器情報に、ユーザ情報記憶部421(端末情報記憶部)に記憶されている端末ID(MACアドレス)が含まれているか否かによって、接続状況を検出する。
(方式4)接続検出部435は、MACアドレス解決プロトコルを用いて、ネットワークNW1内(家庭内LAN内)に接続されているMACアドレスを収集して、上述した接続状態情報を定期的に生成する。接続検出部435は、この接続機器情報に、ユーザ情報記憶部421(端末情報記憶部)に記憶されている端末ID(MACアドレス)が含まれているか否かによって、接続状況を検出する。なお、MACアドレス解決プロトコルとしては、IPv4の場合には、ARP(Address Resolution Protocol)、IPv6の場合にはICMPv6 Neighbor Solicitationが利用可能である。また、MACアドレス解決プロトコルを用いる場合には、接続検出部435は、ネットワークNW1内の全てのIPアドレスに対してMACアドレス解決プロトコルを実行する。具体的に、接続検出部435は、ネットワークNW1のネットワークアドレスから、ネットワークNW1内で利用可能なIPアドレスの範囲を判定し、当該範囲のIPアドレスそれぞれに対してアドレス解決プロトコルを実行する。
次に、図18を参照して、本実施形態における端末装置10の接続状況の検出処理の変形例について説明する。
図18は、本実施形態における端末装置の接続状況の検出処理の変形例を示すフローチャートである。
図18において、まず、接続検出部435は、ネットワークNW1を監視し、検出されたMACアドレスを接続状態情報に追加して記憶する(ステップS501)。すなわち、接続検出部435は、上述した(方式3)又は(方式4)により接続状態情報を生成する。
次に、接続検出部435は、生成した接続状態情報と、ユーザ情報記憶部421が記憶する端末IDとに基づいて、端末装置10のネットワークNW1への接続状況を検出する(ステップS502)。ステップS502の処理後に、接続検出部435は、端末装置10の接続状況の検出処理を終了する。
なお、接続検出部435は、ステップS501及びステップS502の処理を定期的に実行する。
以上説明したように、本実施形態によるHEMSコントローラ40aは、接続検出部435を備えている。接続検出部435は、ネットワークNW1に接続されている装置の接続状態を示す接続状態情報と、端末装置10を識別する端末識別情報を記憶するユーザ情報記憶部421(端末情報記憶部)に記憶されている端末識別情報(例えば、MACアドレス)とに基づいて、接続状況を検出する。帰宅判定部433は、接続検出部435が検出した接続状況と、玄関ドア30に関する状況とに基づいて、ユーザが帰宅したか否かを判定する。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ40a及び機器制御システム1aは、上述した第1の実施形態と同様の効果を奏し、ユーザの帰宅を正確に判定するとともに、宅内機器50の誤制御を低減することができる。
[第3の実施形態]
次に、図面を参照して、第3の実施形態による機器制御システム1bについて説明する。
図19は、本実施形態による機器制御システム1bの一例を示すブロック図である。
図19に示すように、機器制御システム1bは、端末装置10と、無線LANルータ20と、HEMSコントローラ40bと、玄関ドア30と、開閉センサ32と、宅内機器(51、52)とを備えている。
なお、この図において、図1と同一の構成は、同一の符号を付与して、その説明を省略する。
本実施形態では、玄関ドア30(ドア)に関する状況を、電気錠31の代わりに、開閉センサ32を用いて検出する点が、第1の実施形態と異なる。
開閉センサ32は、玄関ドア30に設置されたセンサであり、玄関ドア30の開閉状態を検出し、検出した玄関ドア30の開閉状態を、ネットワークNW1を介してHEMSコントローラ40bに送信する。開閉センサ32は、NW通信部321と、開閉状態検出部322とを備えている。
NW通信部321は、例えば、有線LAN通信を利用してネットワークNW1に接続し、ネットワークNW1を介して各種通信を行う。なお、図19に示す例では、一例として、有線LAN通信を利用しているが、NW通信部321は、無線LANルータ20を介した無線LAN通信や、Wi−SUN通信、Bluetooth(登録商標)通信、EnOcean(登録商標)通信などを利用してネットワークNW1に接続してもよい。NW通信部311は、ネットワークNW1を介して、例えば、HEMSコントローラ40bとの間の通信を行う。
開閉状態検出部322は、玄関ドア30の開閉状態を検出し、検出した開閉状態を、NW通信部321を介してHEMSコントローラ40bに送信する。開閉状態検出部322は、例えば、ECHONET Lite(登録商標)の開閉センサクラス、EnOcean(登録商標)のEEP(EnOcean Equipment Profiles):D5−00−01など、Bluetooth(登録商標)を用いた開閉センサなどを利用して、検出した開閉状態をHEMSコントローラ40bに送信する。
HEMSコントローラ40bは、NW通信部41と、記憶部42と、制御部43bとを備えている。
また、制御部43bは、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、HEMSコントローラ40bを統括的に制御する。また、制御部43bは、端末登録部431と、シナリオ登録部432と、帰宅判定部433aと、機器制御部434とを備えている。
なお、玄関ドア30に関する状況には、玄関ドア30が開かれた状況が含まれる。帰宅判定部433aは、玄関ドア30の開閉情報に基づいて、玄関ドア30が開かれたことを玄関ドア30に関する状況として検出し、端末装置10がネットワークNW1に接続され、且つ、玄関ドア30が開かれた場合に、ユーザが帰宅したと判定する。なお、帰宅判定部433aは、端末装置10がネットワークNW1に接続された時刻と、玄関ドア30が開かれた時刻との間隔が所定の間隔以内(第3の間隔以内)である場合に、ユーザが帰宅したと判定する。
具体的には、例えば、端末装置10がネットワークNW1に接続された時刻を基準時刻T0とした際は、帰宅判定部433aは、基準時刻T0の前後の所定の間隔以内に、玄関ドア30が開かれた場合に、ユーザが帰宅したと判定する。また、例えば、玄関ドア30が開かれた時刻を基準時刻T0とした際は、帰宅判定部433は、基準時刻T0の前後の所定の間隔以内に、端末装置10がネットワークNW1に接続された場合に、ユーザが帰宅したと判定する。
なお、帰宅判定部433aは、玄関ドア30に関する状況を検出する際に、開閉センサ32から玄関ドア30の開閉状態を取得し、取得した玄関ドア30の開閉状態に基づいて、玄関ドア30に関する状況を検出する。ここで、玄関ドア30の開閉状態とは、例えば、玄関ドア30が開かれているか否か(又は閉められているか否か)の状態である。また、玄関ドア30に関する状況には、例えば、玄関ドア30が開かれた、玄関ドア30が閉められた、玄関ドア30が開閉された(開けられると閉められるとの両方)などの状況(イベント)が含まれる。また、帰宅判定部433aは、例えば、ECHONET Lite(登録商標)の開閉センサクラスなどを利用して、玄関ドア30の開閉状態を開閉センサ32から取得する。
また、帰宅判定部433aは、玄関ドア30の開閉情報に基づいて、玄関ドア30が開閉されたことを玄関ドア30に関する状況として検出し、玄関ドア30が開閉され、且つ、端末装置10がネットワークNW1から切断された場合に、ユーザが外出したと判定する。なお、帰宅判定部433aは、玄関ドア30が開閉された時刻と、端末装置10がネットワークNW1から切断された時刻との間隔が所定の間隔以内(第4の間隔以内)である場合に、ユーザが外出したと判定する。
具体的には、例えば、玄関ドア30が開閉された時刻を基準時刻T0とした際は、帰宅判定部433aは、基準時刻T0の前後の所定の間隔以内に、端末装置10がネットワークNW1から切断された場合に、ユーザが外出したと判定する。また、例えば、端末装置10がネットワークNW1から切断された時刻を基準時刻T0とした際は、帰宅判定部433aは、基準時刻T0の前後の所定の間隔以内に、玄関ドア30が開閉された場合に、ユーザが外出したと判定する。
次に、図面を参照して、本実施形態による機器制御システム1bの動作について説明する。
なお、本実施形態による機器制御システム1bの各種登録処理の動作は、上述した図9〜図11に示す第1の実施形態の動作と同様であるため、ここではその説明を省略する。
次に、図20を参照して、本実施形態における帰宅の判定処理及び宅内機器の制御処理について説明する。
図20は、本実施形態における帰宅の判定処理及び宅内機器の制御処理の一例を示すフローチャートである。
図20において、HEMSコントローラ40bの帰宅判定部433aは、まず、端末装置10のネットワークNW1への接続状況を取得する(ステップS601)。なお、ここでの処理は、図12に示すステップS101と同様である。
次に、帰宅判定部433aは、玄関ドア30の開閉情報を取得する(ステップS602)。帰宅判定部433aは、玄関ドア30の開閉情報を開閉センサ32から取得する。なお、帰宅判定部433aは、開閉センサ32からの玄関ドア30の開閉情報が変化したことを示す通知に応じて、ステップS602の処理を実行するようにしてもよい。
次に、帰宅判定部433aは、端末装置10がネットワークNW1に接続され、且つ、玄関ドア30が開かれたか否かを判定する(ステップS603)。ここで、帰宅判定部433aは、取得した接続状況が、端末装置10がネットワークNW1に接続された状況であるか否かを検出するとともに、取得した開閉情報に基づいて、玄関ドア30が開かれたか否かを検出する。帰宅判定部433aは、これらの検出結果に基づいて、端末装置10がネットワークNW1に接続され、且つ、玄関ドア30が開らかれたか否かを判定する。帰宅判定部433aは、端末装置10がネットワークNW1に接続され、且つ、玄関ドア30が開らかれた場合(ステップS603:YES)に、処理をステップS604に進める。帰宅判定部433aは、端末装置10がネットワークNW1に接続されていない、又は、玄関ドア30が開かれていない場合(ステップS603:NO)に、処理をステップS601に戻す。
ステップS604において、帰宅判定部433aは、端末装置10が接続された時刻と、玄関ドア30が開かれた時刻との間隔が、所定の間隔以内(第3の間隔以内)であるか否かを判定する。帰宅判定部433aは、端末装置10が接続された時刻と、玄関ドア30が開かれた時刻との間隔が、所定の間隔以内である場合(ステップS604:YES)に、処理をステップS605に進める。また、帰宅判定部433aは、端末装置10が接続された時刻と、玄関ドア30が開かれた時刻との間隔が、所定の間隔以内でない場合(ステップS604:NO)に、処理をステップS601に戻す。
また、ステップS605の処理は、図12に示すステップS105の処理と同様であるため、その説明を省略する。
なお、上述した図20の処理において、ステップS601の処理と、ステップS602の処理とは、実行順序が逆でもよいし、並列に実行されてもよい。
次に、図21を参照して、本実施形態における外出の判定処理及び宅内機器の制御処理について説明する。
図21は、本実施形態における外出の判定処理及び宅内機器の制御処理の一例を示すフローチャートである。
図21において、ステップS701及びステップS702の処理は、上述した図20に示すステップS601及びステップS602の処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
次に、帰宅判定部433aは、玄関ドア30が開閉され、且つ、端末装置10がネットワークNW1から切断されたか否かを判定する(ステップS703)。帰宅判定部433aは、玄関ドア30が開閉され、且つ、端末装置10がネットワークNW1から切断された場合(ステップS703:YES)に、処理をステップS704に進める。帰宅判定部433aは、玄関ドア30が施錠されていない、又は、端末装置10がネットワークNW1から開閉されていない場合(ステップS703:NO)に、処理をステップS701に戻す。
ステップS704において、帰宅判定部433aは、玄関ドア30が開閉された時刻と、端末装置10がネットワークNW1から切断された時刻との間隔が、所定の間隔以内(第4の間隔以内)であるか否かを判定する。帰宅判定部433aは、玄関ドア30が開閉された時刻と、端末装置10がネットワークNW1から切断された時刻との間隔が、所定の間隔以内である場合(ステップS704:YES)に、処理をステップS705に進める。また、帰宅判定部433aは、玄関ドア30が施錠された時刻と、端末装置10がネットワークNW1から切断された時刻との間隔が、所定の間隔以内でない場合(ステップS704:NO)に、処理をステップS701に戻す。
また、ステップS705の処理は、図13に示すステップS205の処理と同様であるため、その説明を省略する。
なお、上述した図21の処理において、ステップS701の処理と、ステップS702の処理とは、実行順序が逆でもよいし、並列に実行されてもよい。
以上説明したように、本実施形態によるHEMSコントローラ40bは、帰宅判定部433aを備える。帰宅判定部433aは、玄関ドア30の開閉情報に基づいて、玄関ドア30が開かれたことを玄関ドア30に関する状況として検出し、端末装置10がネットワークNW1に接続され、且つ、玄関ドア30が開かれた場合に、ユーザが帰宅したと判定する。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ40bは、ユーザの帰宅を正確に判定することができる。
また、本実施形態では、帰宅判定部433aは、端末装置10がネットワークNW1に接続された時刻と、玄関ドア30が開かれた時刻との間隔が所定の間隔以内(第3の間隔以内)である場合に、ユーザが帰宅したと判定する。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ40aは、例えば、ユーザが帰宅後に、端末装置10がネットワークNW1から切断して再度ネットワークNW1に接続された場合などを、ユーザが帰宅したと誤判定することがない。よって、本実施形態によるHEMSコントローラ40aは、ユーザの帰宅をさらに正確に判定することができる。
また、本実施形態では、帰宅判定部433aは、玄関ドア30の開閉情報に基づいて、玄関ドア30が開閉されたことを玄関ドア30に関する状況として検出し、玄関ドア30が開閉され、且つ、端末装置10がネットワークNW1から切断された場合に、ユーザが外出したと判定する。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ40bは、ユーザの外出を正確に判定するとともに、宅内機器50の誤制御を低減することができる。また、本実施形態によるHEMSコントローラ40bは、ユーザが外出した際に、例えば、宅内機器50の制御を変更することができるため、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、帰宅判定部433aは、玄関ドア30が開閉された時刻と、端末装置10がネットワークNW1から切断された時刻との間隔が所定の間隔以内(第4の間隔以内)である場合に、ユーザが外出したと判定する。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ40bは、ユーザの外出をさらに正確に判定することができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の各実施形態において、それぞれが単独で実施される例を説明したが、各実施形態の一部又は全部を組み合わせて実施してもよい。例えば、電気錠31と開閉センサ32とを組み合わせて、玄関ドア30に関する状況を検出するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、第1の間隔と、第2の間隔と、第3の間隔と、第4の間隔とは、異なる間隔として説明したが、これに限定されるものではなく、4つのうちの一部、又は全部が、同一の間隔であってもよい。
また、上記の各実施形態において、端末装置10は、HEMSコントローラ40(40a、40b)が備える機能の一部又は全部を備えるようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、記憶部42の一部又は全部を、HEMSコントローラ40(40a、40b)の外部に備えるようにしてもよい。例えば、記憶部42は、ネットワークNW1上又は広域通信網上に設けられた記憶装置であってもよい。
また、上記の第1の実施形態において、端末装置10は、携帯電話機能による移動体通信システムを利用して、端末装置10がネットワークNW1から切断されたことをHEMSコントローラ40に通知する例を説明したが、これに限定されるものではない。端末装置10は、例えば、NFC(Near Field radio Communication)やBluetooth(登録商標)などの他の通信方法を用いて、HEMSコントローラ40に通知するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、制御装置の一例として、HEMSコントローラ40(40a、40b)である場合を説明したが、BEMS(Building Energy Management System)コントローラ、MEMS(Mansion Energy Management System)コントローラなどに適用してもよい。
また、上記の各実施形態において、ドアの一例として玄関ドア30により帰宅又は外出を判定する例を説明したが、出入り可能なドアであれば、他のドアであってもよい。
また、上記の各実施形態において、端末装置10は、スマートフォンである場合の一例を説明したが、これに限定されるものではなく、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)などの他の端末機器であってもよい。
なお、上述した機器制御システム1(1a、1b)が備える各構成は、内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した機器制御システム1(1a、1b)が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述した機器制御システム1(1a、1b)が備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部又は外部に設けられた記録媒体も含まれる。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に機器制御システム1(1a、1b)が備える各構成で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1、1a、1b 機器制御システム
10 端末装置
11、22 無線LAN通信部
12 入力部
13 表示部
14 端末制御部
15 接続先記憶部
16 宅内接続情報記憶部
20 無線LANルータ
21、41、311、321 NW通信部
23 ルータ記憶部
24 無線LAN制御部
30 玄関ドア
31 電気錠
32 開閉センサ
40、40a、40b HEMSコントローラ
42 記憶部
43、43a、43b 制御部
50、51、52 宅内機器
100 住宅
231 接続情報記憶部
232 DHCPサーバログ記憶部
312 施錠状態検出部
322 開閉状態検出部
421 ユーザ情報記憶部
422 機器情報記憶部
423 シナリオ記憶部
431 端末登録部
432 シナリオ登録部
433、433a 帰宅判定部
434 機器制御部
435 接続検出部
NW1 ネットワーク

Claims (16)

  1. ネットワークに無線通信により接続可能なユーザの端末装置における当該ネットワークへの接続状況と、ドアに関する状況とに基づいて、前記ユーザが帰宅したか否かを判定する判定部
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記判定部は、前記接続状況を前記端末装置が前記ネットワークに接続されたことを示す通知として前記端末装置から取得し、取得した当該接続状況と、前記ドアに関する状況とに基づいて、前記ユーザが帰宅したか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記ネットワークに接続されている装置の接続状態を示す接続状態情報と、前記端末装置を識別する端末識別情報を記憶する端末情報記憶部に記憶されている前記端末識別情報とに基づいて、前記接続状況を検出する接続検出部を備え、
    前記判定部は、前記接続検出部が検出した前記接続状況と、前記ドアに関する状況とに基づいて、前記ユーザが帰宅したか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記判定部は、前記ドアの開錠情報に基づいて、前記ドアが開錠されたことを前記ドアに関する状況として検出し、前記端末装置が前記ネットワークに接続され、且つ、前記ドアが開錠された場合に、前記ユーザが帰宅したと判定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記判定部は、前記端末装置が前記ネットワークに接続された時刻と、前記ドアが開錠された時刻との間隔が第1の間隔以内である場合に、前記ユーザが帰宅したと判定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記判定部は、前記ドアの開錠情報に基づいて、前記ドアが施錠されたことを前記ドアに関する状況として検出し、前記ドアが施錠され、且つ、前記端末装置が前記ネットワークから切断された場合に、前記ユーザが外出したと判定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の制御装置。
  7. 前記判定部は、前記ドアが施錠された時刻と、前記端末装置が前記ネットワークから切断された時刻との間隔が第2の間隔以内である場合に、前記ユーザが外出したと判定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記判定部は、前記ドアの開閉情報に基づいて、前記ドアが開かれたことを前記ドアに関する状況として検出し、前記端末装置が前記ネットワークに接続され、且つ、前記ドアが開かれた場合に、前記ユーザが帰宅したと判定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の制御装置。
  9. 前記判定部は、前記端末装置が前記ネットワークに接続された時刻と、前記ドアが開かれた時刻との間隔が第3の間隔以内である場合に、前記ユーザが帰宅したと判定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の制御装置。
  10. 前記判定部は、前記ドアの開閉情報に基づいて、前記ドアが開閉されたことを前記ドアに関する状況として検出し、前記ドアが開閉され、且つ、前記端末装置が前記ネットワークから切断された場合に、前記ユーザが外出したと判定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の制御装置。
  11. 前記判定部は、前記ドアが開閉された時刻と、前記端末装置が前記ネットワークから切断された時刻との間隔が第4の間隔以内である場合に、前記ユーザが外出したと判定する
    ことを特徴とする請求項10に記載の制御装置。
  12. 前記ネットワークに接続された機器を制御する機器制御部であって、前記判定部が判定した判定結果に基づいて、前記機器の制御を変更する機器制御部
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の制御装置。
  13. 前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、前記端末装置を識別する端末識別情報とを対応付けたユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部を備え、
    前記機器制御部は、前記ユーザ情報記憶部が記憶する前記ユーザ情報に基づいて、前記ネットワークに接続されている前記端末装置に対応する前記ユーザを検出し、検出した当該ユーザに応じて、前記機器の制御を変更する
    ことを特徴とする請求項12に記載の制御装置。
  14. 機器を遠隔操作するユーザの端末装置と、前記機器を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    ネットワークに無線通信により接続可能なユーザの端末装置における当該ネットワークへの接続状況と、ドアに関する状況とに基づいて、前記ユーザが帰宅したか否かを判定する判定部と、
    前記ネットワークに接続された機器を制御する機器制御部であって、前記判定部が判定した判定結果に基づいて、前記機器の制御を変更する機器制御部と
    を備えることを特徴とする機器制御システム。
  15. 制御装置が、ネットワークに無線通信により接続可能なユーザの端末装置における当該ネットワークへの接続状況と、ドアに関する状況とに基づいて、前記ユーザが帰宅したか否かを判定する判定ステップと、
    制御装置が、前記ネットワークに接続された機器を制御する機器制御ステップであって、前記判定ステップによって判定された判定結果に基づいて、前記機器の制御を変更する機器制御ステップと
    を含むことを特徴とする機器制御方法。
  16. コンピュータに、
    ネットワークに無線通信により接続可能なユーザの端末装置における当該ネットワークへの接続状況と、ドアに関する状況とに基づいて、前記ユーザが帰宅したか否かを判定する判定ステップと、
    前記ネットワークに接続された機器を制御する機器制御ステップであって、前記判定ステップによって判定された判定結果に基づいて、前記機器の制御を変更する機器制御ステップと
    を実行させるためのプログラム。
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