JP2008305762A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ランプの不点検出をより確実に行う照明装置を提供する。
【解決手段】複数の誘電体バリア放電ランプ20を備えた照明装置において、誘電体バリア放電ランプ20を固定するソケット21のそれぞれに温度センサ22を配置する。これにより、各誘電体バリア放電ランプ20の温度を検出することができるので、検出した温度に基づいて誘電体バリア放電ランプ20の不点検出をより確実に行うことができる。
【選択図】図1
【解決手段】複数の誘電体バリア放電ランプ20を備えた照明装置において、誘電体バリア放電ランプ20を固定するソケット21のそれぞれに温度センサ22を配置する。これにより、各誘電体バリア放電ランプ20の温度を検出することができるので、検出した温度に基づいて誘電体バリア放電ランプ20の不点検出をより確実に行うことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、誘電体バリア放電ランプを用いた照明装置に関する。
液晶基板等のドライ洗浄を行う光洗浄装置には、誘電体バリア放電ランプが利用されている。この光洗浄装置は、石英ガラス管にエキシマ生成ガスを封入したエキシマランプに高周波電圧を印加してガラス管内を放電させ、エキシマ生成ガスをエキシマ状態にして、波長172nmの単一波長の光を照射する。大気中に波長172nmの紫外線を照射することにより、大気中の酸素が分解して活性酸素を生成する。結合が切断された有機化合物が活性酸素と反応して、炭酸ガス(CO2)や水(H2O)などを生成し、有機化合物の除去を行う。
従来、光洗浄装置には管径の大きな誘電体バリア放電ランプが用いられていたが、装置を小型化するために、管径の小さな誘電体バリア放電ランプを複数本使用したものが開発されている(特許文献1参照)。
特開2006−134705号公報
従来の光洗浄装置では、誘電体バリア放電ランプを接続したインバータにおいてランプ電流値を検出し、検出したランプ電流値が設定した範囲外になった場合にランプが不点であると判断していた。
しかしながら、インバータ単体に対して複数の誘電体バリア放電ランプを接続した構成では、ランプ電流値がランプの経年変化により減少したものであるのか、あるいは、ランプの不点により減少したものであるのか区別が難しいという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、インバータ単体に対して複数の誘電体バリア放電ランプを接続した照明装置において、誘電体バリア放電ランプの不点検出をより確実に行うことにある。
本発明に係る照明装置は、電気的に並列に接続された複数の誘電体バリア放電ランプと、誘電体バリア放電ランプに高周波電圧を印加する点灯回路と、誘電体バリア放電ランプそれぞれの温度を検出する複数の温度センサと、温度センサのそれぞれが検出した温度を入力して誘電体バリア放電ランプの不点を検出する不点検出手段と、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、複数の誘電体バリア放電ランプを備え、各誘電体バリア放電ランプの温度を検出する温度センサを配置することにより、点灯時に検出される温度が所定の基準を満たさない誘電体バリア放電ランプを特定することができるので、誘電体バリア放電ランプの不点検出をより確実に行うことが可能となる。
本発明によれば、インバータ単体に対して複数の誘電体バリア放電ランプを接続した照明装置において、誘電体バリア放電ランプの不点検出をより確実に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態における照明装置の構成を示す概略図である。同図に示す照明装置は、電源11、インバータ12、不点検出部13および複数の誘電体バリア放電ランプ20を備える。インバータ12には、電気的に並列に複数の誘電体バリア放電ランプ20が接続される。1つのインバータ12で複数の誘電体バリア放電ランプ20を点灯することにより、照明装置の小型化を図ることができる。
誘電体バリア放電ランプ20の両端はソケット21で固定される。一方のソケット21には温度センサ22が配置される。不点検出部13は、各温度センサ22により検出された誘電体バリア放電ランプ20の周囲の温度を参照して不点を検出する。
図2は、本照明装置における誘電体バリア放電ランプ20が設置された様子を示す正面図である。誘電体バリア放電ランプ20は、両端を封止した半径17.5mmの細い管状の石英ガラス管で形成される。ガラス管内には放電媒体としてのエキシマ生成ガスが封入される。ガラス管内部の中心軸に沿って内部電極が配置され、内部電極は両端の封止部により固定される。
誘電体バリア放電ランプ20は、外部電極30に形成された収容溝に沿って収容される。収容溝に収容された誘電体バリア放電ランプ20のガラス管の外周は、ほぼ半円周に渡って外部電極30に覆われる。外部電極30の上部には、誘電体バリア放電ランプ20を冷却するための冷却水31を備える。この外部電極30とガラス管内部に配置された内部電極とに高周波電圧を印加することにより、封入されたエキシマ生成ガスが励起されて紫外線が発生する。
誘電体バリア放電ランプ20の両端は、ソケット21で固定される。ソケット21は、バネ41を介して照明装置の筐体に固定される。バネ41の弾性力により、誘電体バリア放電ランプ20は外部電極30の収納溝に収容される。なお、誘電体バリア放電ランプ20と外部電極30との間には僅かな隙間が存在し、点灯時の熱により外部電極30が膨張しても誘電体バリア放電ランプ20に接触しないようになっている。
図3のランプ軸方向の側面図に示すように、一方のソケット21には、誘電体バリア放電ランプ20の温度を検出するための温度センサ22が配置される。ソケット21は、ステンレス材あるいはアルミ材を加工して製作されているので、温度センサ22が設置できるような形状加工を施して、温度センサ22を設置する。温度センサ22は、誘電体バリア放電ランプ20のそれぞれに対して設けられており、各誘電体バリア放電ランプ20の温度を検出する。なお、温度センサ22をソケット21周辺部に配置して誘電体バリア放電ランプ20の温度を検出するものであってもよい。
不点検出部13は、検出された各誘電体バリア放電ランプ20の温度に基づいて不点か否かを判断する。不点の判断基準としては、例えば、誘電体バリア放電ランプ20の点灯時と消灯時の温度差が規定より少ない場合、あるいは、誘電体バリア放電ランプ20の点灯時に検出された温度が規定より低い場合などがある。
したがって、本実施の形態によれば、複数の誘電体バリア放電ランプ20を備えた照明装置において、誘電体バリア放電ランプ20を固定するソケット21のそれぞれに温度センサ22を配置することにより、各誘電体バリア放電ランプ20の温度を検出することができるので、検出した温度に基づいて誘電体バリア放電ランプ20の不点検出をより確実に行うことができる。
11…電源
12…インバータ
13…不点検出部
20…誘電体バリア放電ランプ
21…ソケット
22…温度センサ
30…外部電極
31…冷却水
41…バネ
12…インバータ
13…不点検出部
20…誘電体バリア放電ランプ
21…ソケット
22…温度センサ
30…外部電極
31…冷却水
41…バネ
Claims (2)
- 電気的に並列に接続された複数の誘電体バリア放電ランプと、
前記誘電体バリア放電ランプに高周波電圧を印加する点灯回路と、
前記誘電体バリア放電ランプそれぞれの温度を検出する複数の温度センサと、
前記温度センサのそれぞれが検出した温度を入力して前記誘電体バリア放電ランプの不点を検出する不点検出手段と、
を有することを特徴とする照明装置。 - 前記複数のセンサは、前記誘電体バリア放電ランプを固定するソケットに配置されていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007154214A JP2008305762A (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007154214A JP2008305762A (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | 照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008305762A true JP2008305762A (ja) | 2008-12-18 |
Family
ID=40234283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007154214A Abandoned JP2008305762A (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | 照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008305762A (ja) |
-
2007
- 2007-06-11 JP JP2007154214A patent/JP2008305762A/ja not_active Abandoned
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A621 | Written request for application examination |
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A521 | Written amendment |
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A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20110511 |