JP2008304642A - レンズユニット、撮像装置及び画像処理システム - Google Patents

レンズユニット、撮像装置及び画像処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008304642A
JP2008304642A JP2007150874A JP2007150874A JP2008304642A JP 2008304642 A JP2008304642 A JP 2008304642A JP 2007150874 A JP2007150874 A JP 2007150874A JP 2007150874 A JP2007150874 A JP 2007150874A JP 2008304642 A JP2008304642 A JP 2008304642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
infrared
linear expansion
expansion coefficient
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007150874A
Other languages
English (en)
Inventor
Chihiro Hiraiwa
千尋 平岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2007150874A priority Critical patent/JP2008304642A/ja
Publication of JP2008304642A publication Critical patent/JP2008304642A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】高温時に赤外線レンズが鏡筒内で移動することを防止し、光学性能が低下を抑制することができるレンズユニットを提供する。
【解決手段】鏡筒1に挿嵌された複数の第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23と、夫々の赤外線レンズ21,22,23間に配された第1及び第2スペーサ31,32と、反撮像素子側の第3赤外線レンズを押圧して各赤外線レンズ21,22,23を鏡筒1に固定するレンズ押さえ部材4とを備えるレンズユニットAにおいて、温度変化によって各赤外線レンズ21,22,23、第1及び第2スペーサ31,33間に間隙が生じないように熱膨張するガタ防止部材5を第1赤外線レンズ21と、鏡筒1の端部に形成された段部11との間に配する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のレンズ及びスペーサを鏡筒に挿嵌してなるレンズユニット、該レンズユニットを備えた撮像装置及び画像処理システムに関する。
自動車に搭載された遠赤外線撮像装置にて車両周辺を撮像し、衝突のおそれがある障害物、例えば歩行者、動物等を検出した場合、警報を発して運転車に注意を促す運転支援システムが実用化されている。遠赤外線撮像装置は、遠赤外線を集光するレンズユニット及び撮像部から構成されている。
図9は、従来のレンズユニットを模式的に示す側断面図である。従来のレンズユニットは、鏡筒301、該鏡筒301に挿嵌された赤外線レンズ321,322,323、夫々の赤外線レンズ321,322,323間に配されたスペーサ331,332、及びレンズ押さえ部材304を備えている。赤外線レンズ321は鏡筒301の一端側内周面に設けられた段状の押圧部311によって他端側に押圧され、レンズ押さえ部材304が赤外線レンズ323を光軸方向他端側に押圧することによって、各赤外線レンズ321,322,323は鏡筒301内に固定されている。鏡筒301及びスペーサ331,332は、例えばアルミニウム製であり、赤外線レンズ321,322,323は硫化亜鉛である。
特開平10−068859号公報
しかしながら、従来の遠赤外線撮像装置においては、アルミニウムの線膨張係数が23.1×10-6(1/K)、硫化亜鉛の線膨張係数が6.5×10-6(1/K)と異なるため、レンズユニット周辺の温度が変化した場合、鏡筒301及び赤外線レンズ321,322,323の熱膨張量に差が生じ、赤外線レンズ321,322,323が鏡筒301内で動いてしまうことがある。赤外線レンズ321,322,323が光軸方向又は径方向に移動すると、光学性能が低下し、障害物の検出精度が低下する虞がある。
特に、車載用の遠赤外線撮像装置は厳しい温度条件にさらされ、車両からの震動を受けるため、上述の問題が顕在化する。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、温度変化時にレンズが鏡筒内で移動することを防止し、光学性能の低下を抑えることができるレンズユニット、該レンズユニットを備えた撮像装置及び画像処理システムを提供することを目的とする。
第1発明に係るレンズユニットは、鏡筒に挿嵌された複数のレンズと、夫々のレンズ間に配されたスペーサと、前記鏡筒に設けられており、光軸方向一端側のレンズを他端側に押圧する押圧部と、光軸方向他端側のレンズを前記一端側に押圧して各レンズ及びスペーサを鏡筒に固定するレンズ押さえ部材とを備えるレンズユニットにおいて、前記押圧部及びレンズ間、又は前記レンズ押さえ部材及びレンズ間に配されたガタ防止部材を備え、前記レンズ及び/又はスペーサの線膨張係数は前記鏡筒の線膨張係数に比べて小さく、前記ガタ防止部材の線膨張係数は前記鏡筒の線膨張係数に比べて大きいことを特徴とする。
第2発明に係るレンズユニットは、ΣDLi×αLi+ΣDSj×αSj+D×α≧(ΣDLi+ΣDSj+D)×αcを満たすことを特徴とする。但し、DLi:光軸方向における各レンズの幅、αLi:各レンズの線膨張係数、DSj:光軸方向における各スペーサの幅、αSj:各スペーサの線膨張係数、D:光軸方向における前記ガタ防止部材の幅、α:前記ガタ防止部材の線膨張係数、αc :前記鏡筒の線膨張係数を示し、Σはi,jに関する総和を示す。
第3発明に係るレンズユニットは、前記レンズは平坦な鍔部を備え、該鍔部に前記ガタ防止部材が当接していることを特徴とする。
第4発明に係るレンズユニットは、前記鏡筒は、撮像部を有する基台に固定されるべき固定部を端部に備え、前記ガタ防止部材は、反端部側のレンズに当接していることを特徴とする。
第5発明に係るレンズユニットは、前記レンズは、赤外線透過性の硫化亜鉛、セレン化亜鉛、ゲルマニウム、カルコゲナイドガラス、又はシリコンを含み前記鏡筒及びスペーサはアルミニウム又は真鍮であり、前記ガタ防止部材は、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、又はポリエーテルイミドであることを特徴とする。
第6発明に係る撮像装置は、第1発明乃至第5発明のいずれか一つのレンズユニットと、前記レンズにて結像した像を撮像する撮像部とを備えることを特徴とする。
第7発明に係る画像処理システムは、第1発明乃至第5発明のいずれか一つのレンズユニットと、前記レンズにて結像した像を撮像する撮像部と該撮像部が撮像して得た画像データに基づいて物体を検出する画像処理部とを備えることを特徴とする。
第1、第6及び第7発明にあっては、鏡筒に複数のレンズがスペーサを介して嵌挿され、レンズ押さえ部材によって固定されている。レンズ又はスペーサの少なくともいずれか一方の線膨張係数は鏡筒の線膨張係数よりも小さいため、温度上昇時の光軸方向における鏡筒の膨張量は、レンズ及びスペーサの膨張量に比べて大きい。つまり、レンズの線膨張係数が鏡筒の線膨張係数より小さい場合、又はスペーサの線膨張係数が鏡筒の線膨張係数より小さい場合、温度上昇時の光軸方向における鏡筒の膨張量は、レンズ及びスペーサの膨張量に比べて大きい。レンズ及びスペーサの線膨張係数が鏡筒の線膨張係数に比べて小さい場合も同様である。一方、押圧部とレンズとの間、又はレンズ押さえ部材とレンズとの間には、線膨張係数が鏡筒に比べて大きいガタ防止部材が配されているため、温度が上昇した場合、ガタ防止部材は、レンズ及びスペーサ間に生ずる間隙を埋めるように熱膨張する。従って、レンズ及びスペーサ間に間隙が生じて、レンズが鏡筒内で移動することはなく、レンズユニットの光学性能を確保することができる。
また、前記レンズユニットと、撮像部とを備えた撮像装置にあっては、温度が変化するような場合であっても、光学性能を確保することができ、より鮮明な画像を得ることができる。
更に、前記レンズユニットと、撮像部と、撮像部が撮像して得た画像に基づいて物体を検出する画像処理部とを備えた画像処理システムにあっては、温度が変化するような場合であっても、鮮明な画像から物体を精度良く検出することができる。
なお、「レンズ及び/又はスペーサ」は、レンズ、スペーサ、又はレンズ及びスペーサ」を意味している。つまり、レンズの線膨張係数のみが鏡筒の線膨張係数に比べて小さい場合と、スペーサの線膨張係数のみが鏡筒の線膨張係数に比べて小さい場合と、レンズ及びスペーサ夫々の線膨張係数が鏡筒の線膨張係数に比べて小さい場合とが第1発明に含まれる。
第2、第6及び第7発明にあっては、光軸方向におけるレンズ、スペーサ及びガタ防止部材の膨張量と、鏡筒の光軸方向における膨張量とが一致する。あるいは、光軸方向におけるレンズ、スペーサ及びガタ防止部材の膨張量が、鏡筒の光軸方向における膨張量より大きい。従って、レンズ及びスペーサ間に間隙が生じて、光学性能が低下することはない。
なお、スペーサの数は複数である必要はなく、一つのスペーサを備えるように構成しても良い。また、レンズの幅は、レンズの周縁部分であって、スペーサ、ガタ防止部材又はレンズ押さえ部材が当接している部分を意味している。
第3、第6及び第7発明にあっては、ガタ防止部材はレンズの鍔部に当接して、レンズを押圧するため、レンズの変形によって光学性能が低下することはない。また、平坦な鍔部にガタ防止部材が当接するため、レンズ及びスペーサは効果的に押圧固定される。
第4、第6及び第7発明にあっては、撮像部を有する基台に対して反対側に位置するレンズと押圧部又はレンズ押さえ部材との間にガタ防止部材が配されている。従って、撮像部側にガタ防止部材を配する場合に比べて、温度変化によるレンズと撮像部との距離変化は小さく、光学性能の低下はより効果的に抑えられる。
第5、第6及び第7発明にあっては、レンズは硫化亜鉛、セレン化亜鉛、ゲルマニウム、カルコゲナイドガラス、又はシリコンを含み、赤外線を透過する。従って、赤外線の像を結像させることができる。撮像装置にあっては、赤外線にて撮像された画像を得ることができ、画像処理システムにあっては、赤外線にて撮像された画像から物体を検出することができる。
一方、鏡筒及びスペーサはアルミニウム又は真鍮であり、ガタ防止部材は、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、又はポリエーテルイミドである。アルミニウムは加工が容易であるため、鏡筒及びスペーサをアルミニウムで構成した場合、レンズユニットの製造が容易になる。真鍮は線膨張係数が小さいため、熱膨張による光学性能の低下を抑えることができる。ガタ防止部材を構成するポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、又はポリエーテルイミドは、鏡筒を構成するアルミニウム又は真鍮等に比べて線膨張係数が大きいため、効果的に間隙の発生を防止し、光学性能の低下を防止することができる。言い換えれば、薄いガタ防止部材にて光学性能の低下を抑えることができる。
本発明によれば、押圧部及びレンズ間、又はレンズ押さえ部材及びレンズ間にガタ防止部材を配することにより、温度変化時にレンズが鏡筒内で移動することを防止し、光学性能の低下を抑えることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るレンズユニットAを模式的に示す側断面図、図2はレンズユニットAの分解斜視図である。本発明の実施の形態1に係るレンズユニットAは、鏡筒1、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23、第1及び第2スペーサ31,32、レンズ押さえ部材4、及び円環板状のガタ防止部材5を備えており、鏡筒1にガタ防止部材5、第1赤外線レンズ21、第1スペーサ31、第2赤外線レンズ22、第2スペーサ32、第3赤外線レンズ23が順次挿嵌され、レンズ押さえ部材4にて固定されている。
第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23は、硫化亜鉛原料粉末をホットプレス法にて焼結してなる焼結体であり、8〜12μm帯の赤外線に対して透過性を有している。第1赤外線レンズ21は正面側に凸面を有するメニスカスレンズ、第2赤外線レンズ22は背面側に凸面を有するメニスカスレンズ、第3赤外線レンズ23は、正面側に凸面を有するメニスカスレンズである。なお、正面側は図1中左側を、背面側は図1中右側を示している。また第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23は、正面視又は背面視が環状の鍔部21a,22a,23aを外周に備えている。鍔部21a,22a,23aは、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23を鏡筒1内の所定箇所に保持するためのものである。
第3赤外線レンズ23の正面側の面は、図示しない中間層及びDLC膜にて被覆されている。DLC膜を形成することにより、第3赤外線レンズ23の耐環境性を向上させることができる。また、保護板、保護網等の部品を削減することができる。
DLC膜は、ダイヤモンドに類似した構造を有するアモルファスの炭素薄膜である。DLC膜は、表面硬度がヌープ硬度で2000以上であり、化学的に安定で、可視から赤外域まで優れた透過性を有している。また、DLC膜は、膜厚が0.2μm以上20μm以下であり、屈折率は2.0〜2.4である。なお、DLC膜の膜厚は、赤外線透過率を考慮すると、2μm以下とすることが好ましい。
中間層は、DLC膜と第3赤外線レンズ23との密着力を増加させるものである。中間層は、例えば、酸化イットリウムY2 3 、酸化アルミニウムAl2 3 、酸化チタンTiO3 等の酸化物、フッ化マグネシウムMgF2 、フッ化イットリウムYF3 、フッ化ランタンLaF3 、フッ化ゲルマニウムGeF3 等のフッ化物、ゲルマニウムGe、珪素Si、リン化ガリウムGaP、リン化ホウ素BP等であり、膜厚は0.02μm以上25μm以下である。該中間層は、DLC膜及び赤外線レンズ2との密着性に優れている。なお、中間層の膜厚は、赤外線透過率を考慮すると、0.2μm以下とすることが好ましい。
DLC膜及び中間層は、スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレーティング法、CVD法、プラズマCVD法等によって成膜される。
なお、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23の材質として硫化亜鉛を例示したが、赤外線透過性の他の材質、例えばセレン化亜鉛、ゲルマニウム、カルコゲナイドガラス、又はシリコンにて第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23を形成するように構成しても良い。
鏡筒1は略円筒状のアルミニウム製であり、背面側端部の内周面に段部11(押圧部)が形成されている。第1赤外線レンズ21はガタ防止部材5を介して段部11に係止し、段部11は第1赤外線レンズ21を正面側へ押圧している。より詳細には、段部11は、背面側端部から正面側にかけて内径が大きくなった階段状部分であり、段部11の内周面部分11aは、内径が鍔部21aの外径と略等しくなるように形成されている。従って、第1赤外線レンズ21が鏡筒1に挿入されて、内周面部分11aに第1赤外線レンズ21の鍔部21aが内嵌した場合、径方向の位置が正確に位置決めされる。そして、第1赤外線レンズ21が更に背面側に挿入されると、鍔部21aが段部12に当接して、光軸L方向についても位置決めされる。
なお、鏡筒1の材質としてアルミニウムを例示したが、真鍮にて鏡筒1を形成しても良い。アルミニウムは真鍮に比べて加工が容易であり、レンズユニットAのコストを抑えることができる。一方、真鍮はアルミニウムに比べて線膨張係数が小さいため、膨張量を調整するガタ防止部材5を薄くすることができる。
ガタ防止部材5は、正面視が第1赤外線レンズ21の鍔部21aと略同形の円環板状をなし、第1赤外線レンズ21と段部11との間に配されている。ガタ防止部材5は、例えばポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエーテルイミド等の樹脂からなり、レンズユニットAの温度が上昇して熱膨張した際に、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23と、第1及び第2スペーサ31,32との間に間隙が生じないように熱膨張してガタを防止することができる線膨張係数及び寸法を有している。
また、鏡筒1は、段部11よりも正面側内周面の適宜箇所に段部12及び段部13がこの順で形成されており、第1スペーサ31が段部12及び段部13に保持されている。段部12及び段部13は、背面側から正面側にかけて更に内径が大きく広がった階段状部分である。第1スペーサ31は、段部12及び段部13に内嵌するように拡径した外径を有する筒状であり、例えばアルミニウムにて形成されている。第1スペーサ31の背面側端部は第1赤外線レンズ21の鍔部21aに当接し、正面側端部は鏡筒1に挿入された第2赤外線レンズ22の鍔部22aに当接しており、第1赤外線レンズ21及び第2赤外線レンズ22は、光軸L方向で位置決めされている。
段部13の内周面部分13aの内径は、第2赤外線レンズ22を構成する鍔部22aの外径と略等しくなるように形成されている。なお、寸法精度は第2赤外線レンズ22と同様である。従って、第2赤外線レンズ22が鏡筒1に挿入されて、内周面部分13aに第2赤外線レンズ22の鍔部22aが内嵌した場合、径方向の位置が正確に位置決めされる。
第2赤外線レンズ22の正面側には筒状の第2スペーサ32が内嵌しており、更にその正面側には第3赤外線レンズ23が内嵌している。第2スペーサ32及び鍔部23bの外径は、内周面部分13aの内径と略等しい。第2スペーサ32は、アルミニウムにて形成されている。
なお、第1及び第2スペーサ31,32の材質としてアルミニウムを例示したが、真鍮にて第1及び第2スペーサ31,32を形成するようにしても良い。アルミニウムは真鍮に比べて加工が容易であり、レンズユニットAのコストを抑えることができる。一方、真鍮はアルミニウムに比べて線膨張係数が小さいため、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23の光軸L方向の位置変化を抑えることができる。
レンズ押さえ部材4は、鏡筒1の正面側端部の内周面に螺刻された雌ねじ1aに螺合する雄ねじ4aを外周面に有している。レンズ押さえ部材4は、鏡筒1の正面側先端部に螺合して、第3赤外線レンズ23に当接し、第3赤外線レンズ23を背面側へ押圧する。これにより、第3赤外線レンズ23は光軸L方向で位置決めされている。
また、鏡筒1の背面側端部には、撮像部61を有する基台7に固定するための固定部1bが形成されており(図5参照)、固定部1bの外周面には雄ねじが形成されている。
図3は、レンズユニットAの一部を模式的に示す側断面図である。第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23、第1及び第2スペーサ31,32、ガタ防止部材5並びに鏡筒1の光軸L方向の寸法、線膨張係数は、次式(1)で表される関係を満たしている。
ΣDLi×αLi+ΣDSj×αSj+D×α=(ΣDLi+ΣDSj+D)×αc …(1)
但し、添え字のi(i=1,2,3)は、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23を夫々示しており、添え字のj(j=1,2)は、第1及び第2スペーサ31,32を夫々示している。また、図3に示すように、Dは、ガタ防止部材5の光軸L方向の幅、DLiは、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23の光軸L方向の幅、特に鍔部21a,22a,23aの幅、DSjは、第1及び第2スペーサ31,32の光軸L方向の幅である。更に、αは、ガタ防止部材5の線膨張係数、αL1=αL2=αL3は第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23の線膨張係数、αS1=αS2は、第1及び第2スペーサ31,32の線膨張係数、αc は鏡筒1の線膨張係数である。
なお、ポリカーボネートからなるガタ防止部材5の線膨張係数αは、68×10-6(1/K)、硫化亜鉛からなる第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23の線膨張係数αL1=αL2=αL3は6.5×10-6(1/K)、アルミニウムからなる第1乃至第2スペーサ32並びに鏡筒1の線膨張係数αS1=αS2=αc は23.1×10-6(1/K)である。
例えば、DL1=DL2=DL3=4(mm)である場合、式(1)は、4×3×6.5×10-6+D×68×10-6=(4×3+D)×23.1×10-6と表され、ガタ防止部材5の幅Dは、4×3×(23.1−6.5)/(68−23.1)=4.4(mm)になる。
上記式(1)の関係を満たすように材質及び寸法を選択した場合、レンズユニットAの温度が上昇しても第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23、第1及び第2スペーサ31,32に間隙は生じない。
なお、第1及び第2スペーサ31,32、鏡筒1をアルミニウム、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23を硫化亜鉛、ガタ防止部材5をポリカーボネートにて構成した場合のDの値を例示したが、他の材質で構成した場合も同様にして式(1)を満たすようにガタ防止部材5の材質及び厚みを選択すれば良い。
また、一例として式(1)を例示したが、ΣDLi×αLi+ΣDSj×αSj+D×α>(ΣDLi+ΣDSj+D)×αcを満たすように構成しても良い。
例えば、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23を形成し得るセレン化亜鉛の線膨張係数は7.1×10-6(1/K)、ゲルマニウムの線膨張係数は6.1(1/K)、カルコゲナイドガラスの線膨張係数は0.28×10-6(1/K)であり、鏡筒1、第1及び第2スペーサ31,32を形成し得る真鍮の線膨張係数は19×10-6(1/K)である。また、ガタ防止部材5をポリエーテルイミドにて形成しても良い。ポリエーテルイミドの線膨張係数は56×10-6(1/K)であり、アルミニウム等の金属に比べて大きな値である。
第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23をゲルマニウムにて形成し、他の材質及び寸法を上記同様に設定した場合、上記式(1)を満たすガタ防止部材5の幅Dは、4×3×(23.1−6.1)/(68−23.1)=4.5(mm)、セレン化亜鉛にて形成した場合、4×3×(23.1−7.1)/(68−23.1)=4.3(mm)となる。
また、鏡筒1、第1及び第2スペーサ31,32を真鍮、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23を硫化亜鉛にて形成した場合、上記式(1)を満たすガタ防止部材5の幅Dは4×3×(23.1−6.5)/(68−19)=4.1(mm)となる。
その他の組み合わせにおいても、同様の計算によってガタ防止部材の材質及び寸法を計算することができる。
図4は、本実施の形態1に係る画像処理システムを概念的に示す説明図である。本発明の実施の形態1に係る画像処理システムは、車両前部に搭載された2基の遠赤外線撮像装置B、及び画像処理装置91を備えている。2基の遠赤外線撮像装置Bにて共通の撮像対象を撮像することによって、両撮像画像における撮像対象の視差を算出し、三角測量の原理により撮像対象までの距離を求めることができる。
図5は、本実施の形態1に係るレンズユニットAを備えた遠赤外線撮像装置Bの構成を模式的に示す側断面図、図6は、遠赤外線撮像装置Bの構成を示すブロック図である。遠赤外線撮像装置BはレンズユニットA、撮像部61、基台7、及び筐体8を備えており、レンズユニットA、撮像部61及び基台7は筐体8に収容されている。
基台7は、撮像部61が配された基板を支持する基板支持体7aと、基板支持体7aの正面側端部に設けられた円環板状の保持筒支持体7bと、保持筒支持体7bから正面側に突出したレンズユニット保持筒7cとを備えている。レンズユニット保持筒7cは、鏡筒1よりも大径であり、レンズユニットAの固定部1bが螺合している。
撮像部61はレンズユニットAが備える第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23の背面側の適宜箇所に配設されており、サーモパイルのような撮像素子を備えている。
また、遠赤外線撮像装置Bは、信号処理部62、一時記憶用の画像メモリ63及び映像出力部64を備えており、各構成部は配線65にて接続されている。
撮像部61は、レンズユニットAの第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23にて結像した像を電気信号に変換する撮像処理を連続的又は断続的に行い、例えば1秒当たり30枚の画像データ(画像フレーム)を生成して信号処理部62へ出力する。
信号処理部62は、輝度信号をデジタルの画像データにAD変換し、AD変換された画像データに対して各種補正処理を実行し、映像出力部64に接続されたケーブル94を介して該画像データを画像処理装置91へ送信する。
図7は、画像処理装置91の構成を示すブロック図である。画像処理装置91は、制御部91a、画像メモリ91b、RAM91c、映像入力部91d、映像出力部91e、及び通信インタフェース部91fを備えている。
映像入力部91dには、ケーブル94を介して遠赤外線撮像装置Bが接続されており、遠赤外線撮像装置Bから送信された画像データの入力を行う。映像入力部91dに入力された画像データは、1フレーム単位で順に画像メモリ91bに記憶される。
映像出力部91eにはケーブル95を介して表示装置92、例えばヘッドアップディスプレイが接続されている。映像出力部91eは、入力された画像データを適宜表示装置92に送信し、表示装置92に遠赤外線撮像装置Bが撮像して得た画像を表示させる。例えば、遠赤外線撮像装置Bが撮像して得た各画像を横方向に並列して表示させる。
通信インタフェース部91fには、CANに準拠した車載LANケーブル96を介して警報装置93が接続されており、制御部91aの制御に応じた警報信号が通信インタフェース部91fを介して警報装置93に送信されるように構成されている。
警報装置93は、ブザー、スピーカ、表示部等を備えており、接触又は衝突する虞がある歩行者を検出したような場合、その旨の音声、警告音等によって出力する。例えば、「DANGER」等の文字を表示するとともに警告音を発するようにすることができる。また、検出された歩行者の画像を表示装置92で表示させることもできる。
画像メモリ91bは、SRAM、フラッシュメモリ、SDRAM等であり、映像入力部91dを介して遠赤外線撮像装置Bから入力された画像データを一時記憶する。
制御部91aは、画像メモリ91bに記憶された画像データをフレーム単位で読み出し、読み出した画像データに基づいて、動物、歩行者等の障害物を検出する等の各種処理を行う。例えば、制御部91aは、画像データからエッジを抽出し、視差が略等しいエッジをグルーピングすることによって障害物を検出する。以下、障害物の検出方法の一例を説明する。
制御部91aは、一の遠赤外線撮像装置Bから取得した遠赤外画像(以下、基準画像という)に対してエッジ抽出処理を実行してエッジ点を抽出する。赤外線放射特性は物体毎に異なるため、障害物と背景との境界がエッジ点として抽出される。具体的には、制御部91aは、エッジ抽出オペレータによるフィルタ処理、閾値処理によってエッジを抽出する。なお、エッジ抽出オペレータは、縦方向のエッジを抽出するプルューウィット・オペレータが好適である。
次いで、制御部91aは、隣接する複数のエッジ点、例えば8連結した複数のエッジ点からなるエッジグループを特定する。この段階では視差が異なるエッジ点であっても隣接していれば同一のエッジグループとしてグループ化される。
そして、制御部91aは、エッジグループに外接する矩形領域を設定し、設定した矩形領域を所定サイズのブロックに分割する。次いで、制御部91aは、基準画像におけるエッジ領域(エッジ点を含むブロック)に対応する対応領域を他の遠赤外線撮像装置Bにて撮像された遠赤外画像から特定する。以下、他の遠赤外線撮像装置Bにて撮像された遠赤外画像を参照画像という。
具体的には、制御部91aはエッジ領域と同一サイズの領域(参照領域)を参照領域内、特にエピポーラ線上に設定し、参照領域と基準領域との相関値を算出し、相関値が最大となったエピポーラ線上の点を対応領域の位置として特定する。
次いで、制御部91aは、各エッジ領域と対応領域との視差を算出し、各エッジ領域の視差が略等しいエッジ領域同士をグループ化し直すことによって、新たなエッジグループを障害物候補領域として再特定する。また、障害物候補領域の特徴量を算出することによって、障害物候補領域が歩行者であるか、人工構造物であるか等を判別し、適切な警告を発するように構成することができる。
このように構成された本実施の形態1に係るレンズユニットA、遠赤外線撮像装置B、画像処理システムにあっては、温度変化時、特に温度上昇時にガタ防止部材5が、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23と第1及び第2スペーサ31,32との間隙を埋めるように膨張するため、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23が鏡筒1内で移動することを防止し、高温時の光学性能の低下を抑えることができる。
また、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23、第1及び第2スペーサ31,32、並びにガタ防止部材5の膨張量と、鏡筒1の熱膨張量とが一致するように、ガタ防止部材5の材質及び幅が選択されているため、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23が移動することはなく、しかも熱膨張したガタ防止部材5によって第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23を圧迫され変形することもない。従って、光学性能の低下を好適に抑えることができる。
更に、第1赤外線レンズ21の鍔部21aにガタ防止部材5が当接するように構成されているため、第1赤外線レンズ21の変形を抑えることができ、光学性能を確保することができる。
更にまた、平坦な鍔部21aにガタ防止部材5が当接する構成であるため、ガタ防止部材5にて各赤外線レンズ21,22,23を効果的に固定することができ、光学性能を確保することができる。
第1赤外線レンズ21の曲面にガタ防止部材5が当接する構成の場合、ガタ防止部材5が曲面に沿って変形し、第1赤外線レンズ21を光軸方向に押圧することができず、光学性能を十分に確保できない虞がある。
更にまた、第1及び第2スペーサ31,32、鏡筒1をアルミニウムで形成し、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23をモールド成型する構成であるため、低コストでレンズユニットA、遠赤外線撮像装置B及び画像処理システムを構成することができる。
なお、赤外線レンズを備えたレンズユニットAを説明したが、可視光、近赤外線を透過するレンズを備えたレンズユニットAに本発明を適用しても良い。
また、車両の運転支援を行う画像処理システムに遠赤外線撮像装置Bを適用した例を説明したが、撮像装置の用途はこれに限定されない。例えば、夜間運転支援システム用、トンネル内監視用、港湾監視用、鉄道線路への侵入者監視用等に適用しても良い。
更に、本実施の形態1にあっては式(1)を満たすように、鏡筒、赤外線レンズ、スペーサ、ガタ防止部材の寸法及び材質が決定されているが、赤外線レンズ、スペーサ及びガタ防止部材の光軸方向における膨張量が鏡筒の膨張量より大きくなるように構成しても良い。ガタ防止部材をポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエーテルイミド等で形成した場合、余分に膨張したとしても、赤外線レンズに不測の圧力が加わる虞はない。
更にまた、実施の形態1に係る画像処理システムは、遠赤外線撮像装置と画像処理装置とが別体で構成されているが、画像処理装置の構成を遠赤外線撮像装置に内蔵するように構成しても良い。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2に係るレンズユニットを模式的に示す側断面図である。
実施の形態2に係るレンズユニットは、実施の形態1同様、鏡筒1、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23、第1及び第2スペーサ31,32、レンズ押さえ部材4及びガタ防止部材205を備えている。ガタ防止部材205の配置が実施の形態1に係るレンズユニットAと異なるため、以下では主に上記相違点を説明する。
実施の形態2に係るガタ防止部材205は、正面視が第3赤外線レンズ23の鍔部23aと略同形の円環板状をなし、第3赤外線レンズ23とレンズ押さえ部材4との間に配されている。ガタ防止部材205は、例えばポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、又はポリエーテルイミド等の樹脂からなり、レンズユニットが熱膨張した際に、第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23と、第1及び第2スペーサ31,32との間に間隙が生じないように熱膨張してガタを防止することができる線膨張係数及び寸法を有している。
実施の形態1に示したように第1赤外線レンズ21と段部11との間にガタ防止部材5を配した場合、温度上昇時にガタ防止部材5が熱膨張して第1乃至第3赤外線レンズ21,22,23を正面側に押圧するため、第1赤外線レンズ21と撮像部61との距離が広がり、焦点がずれる虞がある。
一方、実施の形態2にあっては、撮像部61の反対側の第3赤外線レンズ23とレンズ押さえ部材4との間にガタ防止部材205が配されているため、第1赤外線レンズ21と撮像部61との距離の変化を抑えることができる。従って、実施の形態1に係るレンズユニットAに比べてより効果的に光学性能の低下を抑えることができる。
本発明の実施の形態2に係るレンズユニット、遠赤外線撮像装置B及び画像処理システムの他の構成、作用及び効果は、実施の形態1に係るレンズユニットA、遠赤外線撮像装置B及び画像処理システムの構成、作用及び効果と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1に係るレンズユニットを模式的に示す側断面図である。 レンズユニットの分解斜視図である。 レンズユニットの一部を模式的に示す側断面図である。 本実施の形態1に係る遠赤外線撮像装置を備えた画像処理システムを概念的に示す説明図である。 本実施の形態1に係るレンズユニットを備えた遠赤外線撮像装置の構成を模式的に示す側断面図である。 遠赤外線撮像装置の構成を示すブロック図である。 画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るレンズユニットを模式的に示す側断面図である。 従来のレンズユニットを模式的に示す側断面図である。
符号の説明
1 鏡筒
1b 固定部
4 レンズ押さえ部材
5,205 ガタ防止部材
7 基台
11 段部(押圧部)
21 第1赤外線レンズ
22 第2赤外線レンズ
23 第3赤外線レンズ
21a,22a,23a 鍔部
31 第1スペーサ
32 第2スペーサ
61 撮像部
A レンズユニット
B 遠赤外線撮像装置
L 光軸

Claims (7)

  1. 鏡筒に挿嵌された複数のレンズと、夫々のレンズ間に配されたスペーサと、前記鏡筒に設けられており、光軸方向一端側のレンズを他端側に押圧する押圧部と、光軸方向他端側のレンズを前記一端側に押圧して各レンズ及びスペーサを鏡筒に固定するレンズ押さえ部材とを備えるレンズユニットにおいて、
    前記押圧部及びレンズ間、又は前記レンズ押さえ部材及びレンズ間に配されたガタ防止部材を備え、
    前記レンズ及び/又はスペーサの線膨張係数は前記鏡筒の線膨張係数に比べて小さく、前記ガタ防止部材の線膨張係数は前記鏡筒の線膨張係数に比べて大きい
    ことを特徴とするレンズユニット。
  2. ΣDLi×αLi+ΣDSj×αSj+D×α≧(ΣDLi+ΣDSj+D)×αc
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
    但し、DLi:光軸方向における各レンズの幅、αLi:各レンズの線膨張係数、DSj:光軸方向における各スペーサの幅、αSj:各スペーサの線膨張係数、D:光軸方向における前記ガタ防止部材の幅、α:前記ガタ防止部材の線膨張係数、αc :前記鏡筒の線膨張係数を示し、Σはi,jに関する総和を示す。
  3. 前記レンズは平坦な鍔部を備え、該鍔部に前記ガタ防止部材が当接している
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレンズユニット。
  4. 前記鏡筒は、
    撮像部を有する基台に固定されるべき固定部を端部に備え、
    前記ガタ防止部材は、反端部側のレンズに当接している
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のレンズユニット。
  5. 前記レンズは、赤外線透過性の硫化亜鉛、セレン化亜鉛、ゲルマニウム、カルコゲナイドガラス、又はシリコンを含み
    前記鏡筒及びスペーサはアルミニウム又は真鍮であり、
    前記ガタ防止部材は、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、又はポリエーテルイミドである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載のレンズユニット。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載のレンズユニットと、
    前記レンズにて結像した像を撮像する撮像部と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  7. 車両に配された請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載のレンズユニットと、
    前記レンズにて結像した像を撮像する撮像部と
    該撮像部が撮像して得た画像データに基づいて物体を検出する画像処理部と
    を備えることを特徴とする画像処理システム。
JP2007150874A 2007-06-06 2007-06-06 レンズユニット、撮像装置及び画像処理システム Pending JP2008304642A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007150874A JP2008304642A (ja) 2007-06-06 2007-06-06 レンズユニット、撮像装置及び画像処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007150874A JP2008304642A (ja) 2007-06-06 2007-06-06 レンズユニット、撮像装置及び画像処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008304642A true JP2008304642A (ja) 2008-12-18

Family

ID=40233436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007150874A Pending JP2008304642A (ja) 2007-06-06 2007-06-06 レンズユニット、撮像装置及び画像処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008304642A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101206560B1 (ko) 2010-01-05 2012-11-29 엘지이노텍 주식회사 보이스 코일 모터
WO2018186103A1 (ja) * 2017-04-05 2018-10-11 富士フイルム株式会社 レンズユニット
JP2020098359A (ja) * 2015-06-04 2020-06-25 マクセル株式会社 レンズユニットおよび車載カメラ
CN111684333A (zh) * 2018-03-02 2020-09-18 核心光电有限公司 设计用于缓和杂散光的间隔件
WO2022045715A1 (ko) * 2020-08-26 2022-03-03 엘지이노텍 주식회사 차량용 카메라 모듈
CN114460705A (zh) * 2020-11-09 2022-05-10 三星电机株式会社 透镜模块及包括该透镜模块的相机模块
WO2023032550A1 (ja) * 2021-08-31 2023-03-09 日本電気硝子株式会社 レンズユニット
JP7395442B2 (ja) 2014-10-30 2023-12-11 住友電気工業株式会社 光学部品

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101206560B1 (ko) 2010-01-05 2012-11-29 엘지이노텍 주식회사 보이스 코일 모터
JP7395442B2 (ja) 2014-10-30 2023-12-11 住友電気工業株式会社 光学部品
JP2020098359A (ja) * 2015-06-04 2020-06-25 マクセル株式会社 レンズユニットおよび車載カメラ
WO2018186103A1 (ja) * 2017-04-05 2018-10-11 富士フイルム株式会社 レンズユニット
CN110520775A (zh) * 2017-04-05 2019-11-29 富士胶片株式会社 透镜单元
JPWO2018186103A1 (ja) * 2017-04-05 2020-01-09 富士フイルム株式会社 レンズユニット
CN110520775B (zh) * 2017-04-05 2021-06-18 富士胶片株式会社 透镜单元
CN111684333A (zh) * 2018-03-02 2020-09-18 核心光电有限公司 设计用于缓和杂散光的间隔件
CN111684333B (zh) * 2018-03-02 2022-10-21 核心光电有限公司 设计用于缓和杂散光的间隔件
WO2022045715A1 (ko) * 2020-08-26 2022-03-03 엘지이노텍 주식회사 차량용 카메라 모듈
CN114460705A (zh) * 2020-11-09 2022-05-10 三星电机株式会社 透镜模块及包括该透镜模块的相机模块
WO2023032550A1 (ja) * 2021-08-31 2023-03-09 日本電気硝子株式会社 レンズユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008304642A (ja) レンズユニット、撮像装置及び画像処理システム
US11533455B2 (en) Imaging apparatus and distance measuring apparatus using the same
JP6054819B2 (ja) レンズユニット、撮像装置、および移動体
US20160377842A1 (en) Bifocal lens and imaging device including same
KR101309423B1 (ko) 초광각 렌즈 모듈
JP2008175992A (ja) 光学素子および光学ユニット
JP2008304641A (ja) レンズユニット、撮像装置及び画像処理システム
JP6307666B2 (ja) 撮像装置
US10073253B2 (en) Synchronous camera lens module photographing all directions with single lens
JP5794032B2 (ja) 光学ユニット、光学ユニットの製造方法、および撮像装置
JP2008175991A (ja) 光学素子および光学ユニット
US20180128943A1 (en) Imaging device provided with lens having moth-eye structure
JP2010152026A (ja) 距離測定器及び物体移動速度測定器
JP2008268281A (ja) 赤外線レンズ群、赤外線カメラ、夜間運転支援システム
CN110967807B (zh) 光学成像系统
JP2009093010A (ja) レンズユニット、撮像装置、画像処理システム、及びレンズユニットの製造方法
JP5545527B2 (ja) 距離画像取得装置
JP6640457B2 (ja) 車載用撮影レンズユニットおよびカメラモジュール
JP6643812B2 (ja) レンズユニット及び撮像装置
JP2013160984A (ja) 撮影光学系及び撮像装置
CN113826374B (zh) 检测系统
JP2013044893A (ja) 複眼撮像装置及び距離画像取得装置
WO2017119726A3 (ko) 렌즈모듈 및 이를 포함하는 홍채 인식용 카메라모듈, 홍채 인식 카메라 시스템 및 이를 포함하는 단말기
JP2010072032A (ja) 撮像レンズ及びカメラモジュール
JP2010107954A (ja) レンズ組立体および撮影装置