JP2008303803A - 筒内噴射式火花点火内燃機関 - Google Patents

筒内噴射式火花点火内燃機関 Download PDF

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Abstract

【課題】 良好な成層混合気塊を形成することができる筒内噴射式火花点火内燃機関を提供する。
【解決手段】 筒内噴射式火花点火内燃機関(100)において、燃料噴射制御手段(72)は、圧縮行程において、噴射された燃料噴霧(80)が燃焼室(20)の排気ポート(28)側から吸気ポート(24)側へ向かう方向へ排気側キャビティ(34)の内壁に沿って縦方向に旋回する成層混合気塊(82)となる第1噴射時期と、第1噴射時期よりも遅く、かつ噴射された燃料噴霧がピストン(18)の排気側キャビティの外であって吸気ポート側の頂面(36)に衝突した後、燃焼室の吸気ポート側から排気ポート側へ向かう方向へ移動し、第1噴射時期に噴射されて形成された成層混合気塊の吸気ポート側の外周部にあたり、成層混合気塊と一体となって旋回する第2噴射時期と、に燃料噴射弁(40)を制御することを特徴とするものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は筒内噴射式火花点火内燃機関に関する。
近年、気筒内に燃料噴射弁から燃料を直接噴射する筒内噴射式火花点火内燃機関が開発されてきている。このような筒内噴射式火花点火内燃機関においては、例えば燃焼室の吸気ポート側に燃料噴射弁を設ける一方、ピストンの頂面において排気ポート側に偏倚した位置に凹部(キャビティ)を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3758364号公報
燃焼室の吸気ポート側に燃料噴射弁を有し、ピストンの頂面において排気ポート側に偏倚した位置にキャビティを有する従来例1に係る筒内噴射式火花点火内燃機関においては、以下のような問題点があった。図1(a)は、従来例1に係る筒内噴射式火花点火内燃機関において、圧縮行程において燃料が噴射された場合における機関本体10を示す模式的断面図である。図1(a)に示すように、燃焼室20はシリンダブロック14の気筒12内に配置されたピストン18の頂面とシリンダブロック14上に配置されたシリンダヘッド16の下面とで区画されて形成されている。燃料噴射弁40は、燃焼室20の吸気ポート24側の側部に配置されている。また、燃焼室20の上部略中心には点火プラグ42が配置されている。燃焼室20には、吸気弁22によって開閉される吸気ポート24と排気弁26によって開閉される排気ポート28とが形成されている。吸気ポート24および排気ポート28はいずれも燃焼室20に対して適度の傾きをもって形成されている。
ピストン18の頂面は、吸気ポート24および排気ポート28の傾きに対向するように適度な傾きをもって山型に形成されている。山型に形成されたピストン18の頂面のうち吸気ポート24に対向する頂面を頂面36とし、排気ポート28に対向する頂面を頂面38とする。頂面38には、排気側キャビティ34が形成されている。
図1(a)に示すように、圧縮行程において燃料が噴射された場合、噴射された燃料は燃料噴霧80となり、燃焼室20の燃料噴射弁40が配置された側に対向する側の側部に衝突した後、排気側キャビティ34の内壁に沿って縦方向に旋回する成層混合気塊82となる。
一方、図1(b)は、図1(a)に示すピストン18が上昇した場合における機関本体10を示す模式的断面図である。図1(b)に示すように、例えば排気側キャビティ34の形状が適当でない場合には、燃焼室20内における気流の影響等を受けて成層混合気塊82の一部が吸気ポート24側に拡散するおそれがある。この場合、成層混合気塊から拡散した部分が過薄混合気84となり、未燃HC排出、燃費悪化等の要因となるおそれがある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、良好な成層混合気塊を形成することができる筒内噴射式火花点火内燃機関を提供することを目的とする。
本発明に係る筒内噴射式火花点火内燃機関は、吸気ポートと排気ポートとを有する燃焼室と、頂面において排気ポート側に偏倚した位置に形成された排気側キャビティを有するピストンと、燃焼室のうち吸気ポート側に設けられ、燃焼室に直接燃料を噴射する燃料噴射弁と、燃料噴射弁から燃料が噴射されるように燃料噴射弁を制御する燃料噴射制御手段と、を備えた筒内噴射式火花点火内燃機関であって、燃料噴射制御手段は、圧縮行程において、噴射された燃料噴霧が燃焼室の排気ポート側から吸気ポート側へ向かう方向へ排気側キャビティの内壁に沿って縦方向に旋回する成層混合気塊となる第1噴射時期と、第1噴射時期よりも遅く、かつ噴射された燃料噴霧がピストンの排気側キャビティの外であって吸気ポート側の頂面に衝突した後、燃焼室の吸気ポート側から排気ポート側へ向かう方向へ移動し、第1噴射時期に噴射されて形成された成層混合気塊の吸気ポート側の外周部にあたり、成層混合気塊と一体となって旋回する第2噴射時期と、に燃料噴射弁を制御することを特徴とするものである。
本発明に係る筒内噴射式火花点火内燃機関によれば、第2噴射時期に噴射された燃料噴霧は、第1噴射時期に噴射されて形成された成層混合気塊の吸気ポート側の外周部にあたり、成層混合気塊と一体となって旋回する。それにより、第2噴射時期に噴射された燃料噴霧により、第1噴射時期に噴射されて形成された成層混合気塊の一部が吸気ポート側に拡散することが抑制される。その結果、良好な成層混合気塊を形成することができる。
上記構成において、ピストンは、ピストンの排気側キャビティの外であって吸気ポート側の頂面に形成された吸気側キャビティをさらに有し、第2噴射時期に噴射された燃料噴霧は、吸気側キャビティの内壁に衝突した後、燃焼室の吸気ポート側から排気ポート側へ向かう方向へ吸気側キャビティの内壁に沿って移動し、第1噴射時期に噴射されて形成された成層混合気塊の吸気ポート側の外周部にあたり、成層混合気塊と一体となって旋回してもよい。
この構成によれば、吸気側キャビティを有することから、第2噴射時期に噴射された燃料噴霧の移動方向は、成層混合気塊の吸気ポート側の外周部へ向かう方向に集約される。それにより、一定方向に集約された燃料噴霧が成層混合気塊の吸気ポート側の外周部にあたることから、成層混合気塊の旋回強度は吸気側キャビティを有しない場合に比較して、増加する。
本発明によれば、良好な成層混合気塊を形成することができる筒内噴射式火花点火内燃機関を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明の第1実施例に筒内噴射式火花点火内燃機関100について説明する。図2は、本発明の第1実施例に係る筒内噴射式火花点火内燃機関100の全体構成を示す模式図である。図2に示すように、筒内噴射式火花点火内燃機関100は、機関本体10と、燃料タンク60と、ECU70と、を備える。機関本体10は、複数の気筒12(図2では1つのみ図示)を有するシリンダブロック14と、シリンダブロック14上に配置されたシリンダヘッド16と、気筒12内を往復運動するピストン18と、を備えている。気筒12内のピストン18の頂面とシリンダヘッド16の下面とで区画された領域には、燃焼室20が形成されている。
燃焼室20には、吸気弁22によって開閉される吸気ポート24と排気弁26によって開閉される排気ポート28とが形成されている。吸気ポート24および排気ポート28の形状は特に限定されないが、本実施例においては、いずれも燃焼室20に対して適度の傾きをもって形成されている。吸気ポート24には、吸気管30が接続されている。排気ポート28には排気管32が接続されている。吸気ポート24の上流には、スロットルバルブ(図示せず)が設けられている。スロットルバルブは、吸気管30を通って燃焼室20に供給される空気量を調整する。燃焼室20内から排出される排気は、排気管32を通って機関本体10の外部へ排出される。
ピストン18は、頂面において排気ポート28側に偏倚した位置に形成された排気側キャビティ34を有している。排気側キャビティ34は、圧縮行程において成層混合気塊を形成し、形成された成層混合気塊を一定期間保持する機能を有する。排気側キャビティ34の形状は、成層混合気塊を形成でき、それを一定期間保持することができるものであれば特に限定されない。本実施例においては、排気側キャビティ34は、排気ポート28側に偏倚した位置に中心点を持つ円弧形状を有している。
なお、ピストン18の頂面の形状は、排気側キャビティ34を有していれば特に限定されないが、本実施例においては、吸気ポート24および排気ポート28の傾きに対向するように適度な傾きをもった山型形状を有している。山型に形成されたピストン18の頂面のうち吸気ポート24に対向する頂面を頂面36とし、排気ポート28に対向する頂面を頂面38とする。この場合、排気側キャビティ34は、頂面38に形成されている。
燃焼室20の吸気ポート24側の側部には燃料噴射弁40が配置されている。燃料噴射弁40はECU70の指示により、燃料タンク60から供給された燃料を、燃焼室20内に直接噴射する。燃料噴射弁40から噴射された燃料は噴霧状の燃料噴霧となる。燃料噴射弁40の噴射角度は、水平方向より重力方向下方の方向に調整されている。また、燃焼室20の上部略中心には点火プラグ42が配置されている。点火プラグ42は、ECU70の指示により火花を点火する。
ピストン18はコネクティングロッド44を介してクランクシャフト(図示せず)に連結されている。機関本体10のクランクシャフトの近傍には、クランク角度センサ50が配置されている。クランク角度センサ50は、クランク角度を検出してECU70に伝える。それにより、ECU70はピストン18の位置を把握することができる。
燃料タンク60は、燃料であるガソリンを貯留する。燃料タンク60に貯留された燃料は、燃料噴射弁40と燃料タンク60との間に介挿された燃料ポンプ(図示せず)によって、燃料噴射弁40に供給される。
ECU70は、CPU(中央演算処理装置)、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)等から構成された電子制御ユニット(Electronic Control Unit)である。ECU70は、燃料噴射制御手段72を備える。燃料噴射制御手段72は、所定の時期に、燃料が噴射されるように燃料噴射弁40を制御する。具体的には、燃料噴射制御手段72は、クランク角度センサ50の検出結果を基に、圧縮行程において、第1噴射時期と第2噴射時期とに燃料が噴射されるように燃料噴射弁40を制御する。
図3(a)は、第1噴射時期に燃料が噴射された場合における機関本体10を示す模式的断面図である。図3(b)は、第2噴射時期に燃料が噴射された場合における機関本体10を示す模式的断面図である。図3(a)に示すように、第1噴射時期に噴射された燃料噴霧80は、燃焼室20の排気ポート28側の側部に衝突する。その後、ピストン18が上昇するのに伴い、燃焼室20の排気ポート28側から吸気ポート24側へ向かう方向へ排気側キャビティ34の内壁に沿って縦方向に旋回する成層混合気塊82となる。
一方、図3(b)に示すように、第2噴射時期に噴射された燃料噴霧80は、ピストン18の排気側キャビティ34の外であって吸気ポート24側の頂面36に衝突する。その後、第2噴射時期に噴射された燃料噴霧80は、燃焼室20の吸気ポート24側から排気ポート28側へ向かう方向へ移動し、第1噴射時期に噴射されて形成された成層混合気塊82の吸気ポート24側の外周部にあたり、成層混合気塊82と一体となって旋回する。
図4は、ECU70の圧縮行程における動作の一例を示すフローチャートである。まず、燃料噴射制御手段72は、クランク角度センサ50の検出結果を読み込み、噴射された燃料噴霧が燃焼室20の排気ポート28側から吸気ポート24側へ向かう方向へ排気側キャビティ34の内壁に沿って縦方向に旋回する成層混合気塊82となる第1噴射時期に、燃料が噴射されるように燃料噴射弁40を制御する(ステップS1)。
次いで、燃料噴射制御手段72は、クランク角度センサ50の検出結果を読み込み、第1噴射時期よりも遅く、かつ噴射された燃料噴霧が頂面36に衝突した後、燃焼室20の吸気ポート24側から排気ポート28側へ向かう方向へ移動し、第1噴射時期に噴射されて形成された成層混合気塊82の吸気ポート24側の外周部にあたり、成層混合気塊82と一体となって旋回する第2噴射時期に、燃料が噴射されるように燃料噴射弁40を制御する(ステップS2)。次いで、ECU70はフローチャートの実行を終了する。
本実施例に係る筒内噴射式火花点火内燃機関100によれば、第2噴射時期に噴射された燃料噴霧80は、第1噴射時期に噴射されて形成された成層混合気塊82の吸気ポート24側の外周部にあたり、成層混合気塊82と一体となって旋回する。それにより、第2噴射時期に噴射された燃料噴霧80により、第1噴射時期に噴射されて形成された成層混合気塊82の一部が吸気ポート側に拡散することが抑制される。その結果、良好な成層混合気塊82を形成することができる。
なお、燃料噴射制御手段72は、圧縮行程において、第1噴射時期と第2噴射時期とを含む複数の時期に燃料が噴射されるように燃料噴射弁40を制御してもよい。この場合においては、燃料噴射制御手段72は、圧縮行程における複数回噴射のうち最終噴射時期が第2噴射時期に相当するように燃料制御弁40を制御することが好ましい。すなわち、燃料噴射制御手段72は、圧縮行程における複数回噴射のうち最終噴射時期に噴射された燃料噴霧がピストン18の頂面36に衝突するように燃料噴射弁40を制御することが好ましい。この場合においても、最終噴射時期に噴射された燃料噴霧80は、第1噴射時期に噴射されて形成された成層混合気塊82の吸気ポート24側の外周部にあたり、成層混合気塊82と一体となって旋回する。それにより、良好な成層混合気塊82を形成することができることから、成層混合気塊82の一部が吸気ポート24側に拡散することにより生じる、未燃HC排出、燃費悪化等を抑制することができる。
(変形例1)
また、ピストン18は、頂面36にキャビティをさらに有してもよい。図5は、実施例1の変形例1に係る筒内噴射式火花点火内燃機関100aの全体構成を示す模式図である。図5に示す筒内噴射式火花点火内燃機関100aは、機関本体10の代わりに機関本体10aを備える点において、図2に示す筒内噴射式火花点火内燃機関100と異なる。図5に示す機関本体10aは、ピストン18の代わりにピストン18aを備える点において、図2に示す機関本体10と異なる。図5に示すピストン18aは、ピストン18aの排気側キャビティ34の外であって吸気ポート24側の頂面36に形成された吸気側キャビティ35をさらに有する点において、図2に示すピストン18と異なる。その他の構成は、図2に示す筒内噴射式火花点火内燃機関100と同じため、説明を省略する。
図6は、圧縮行程において、第2噴射時期に燃料が噴射された場合における機関本体10aを示す模式的断面図である。図6に示すように、第2噴射時期に噴射された燃料噴霧80は、吸気側キャビティ35の内壁に衝突する。その後、第2噴射時期に噴射された燃料噴霧80は、燃焼室20の吸気ポート24側から排気ポート28側へ向かう方向へ吸気側キャビティ35の内壁に沿って移動し、第1噴射時期に噴射されて形成された成層混合気塊82の吸気ポート24側の外周部にあたり、成層混合気塊82と一体となって旋回する。
つまり、吸気側キャビティ35は、圧縮行程において第2噴射時期に噴射された燃料噴霧80の移動方向を、第1噴射時期に形成された成層混合気塊82の吸気ポート24側の外周部へ向かう方向に集約させる機能を有する。吸気側キャビティ35の形状は、第2噴射時期に噴射された燃料噴霧80の移動方向を第1噴射時期に形成された成層混合気塊82の吸気ポート24側の外周部に向かう方向に集約させることができるものであれば特に限定されない。本実施例においては、吸気側キャビティ35は、燃焼室20の吸気ポート24側に偏倚した位置に中心点を持つ円弧形状を有している。
本変形例1に係る筒内噴射式火花点火内燃機関100aにおいても、第2噴射時期に噴射された燃料噴霧80により、第1噴射時期に噴射されて形成された成層混合気塊82の一部が吸気ポート24側に拡散することが抑制される。それにより、良好な成層混合気塊82を形成することができる。さらに、本変形例1に係る筒内噴射式火花点火内燃機関100aによれば、吸気側キャビティ35を有することから、第2噴射時期に噴射された燃料噴霧80の移動方向は、成層混合気塊82の吸気ポート24側の外周部へ向かう方向に集約される。それにより、一定方向に集約された燃料噴霧80が成層混合気塊82の吸気ポート24側の外周部にあたることから、成層混合気塊82の旋回強度は吸気側キャビティ35を有しない場合に比較して、増加する。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明の従来例1に係る筒内噴射式火花点火内燃機関の圧縮行程において燃料が噴射された場合における機関本体を示す模式的断面図である。 本発明の第1実施例に係る筒内噴射式火花点火内燃機関の全体構成を示す模式図である。 第1実施例に係る筒内噴射式火花点火内燃機関の圧縮行程において燃料が噴射された場合における機関本体を示す模式的断面図である。 第1実施例に係るECUの圧縮行程における動作の一例を示すフローチャートである。 第1実施例の変形例1に係る筒内噴射式火花点火内燃機関の全体構成を示す模式図である。 変形例1に係る筒内噴射式火花点火内燃機関の圧縮行程において燃料が噴射された場合における機関本体を示す模式的断面図である。
符号の説明
10 機関本体
12 気筒
18 ピストン
20 燃焼室
24 吸気ポート
28 排気ポート
34 排気側キャビティ
35 吸気側キャビティ
36,38 頂面
40 燃料噴射弁
50 クランク角度センサ
60 燃料タンク
70 ECU
72 燃料噴射制御手段
80 燃料噴霧
82 成層混合気塊
100 筒内噴射式火花点火内燃機関

Claims (2)

  1. 吸気ポートと排気ポートとを有する燃焼室と、頂面において排気ポート側に偏倚した位置に形成された排気側キャビティを有するピストンと、前記燃焼室のうち吸気ポート側に設けられ、前記燃焼室に直接燃料を噴射する燃料噴射弁と、前記燃料噴射弁から燃料が噴射されるように前記燃料噴射弁を制御する燃料噴射制御手段と、を備えた筒内噴射式火花点火内燃機関であって、
    前記燃料噴射制御手段は、圧縮行程において、噴射された燃料噴霧が前記燃焼室の排気ポート側から吸気ポート側へ向かう方向へ前記排気側キャビティの内壁に沿って縦方向に旋回する成層混合気塊となる第1噴射時期と、
    前記第1噴射時期よりも遅く、かつ噴射された燃料噴霧が前記ピストンの前記排気側キャビティの外であって吸気ポート側の頂面に衝突した後、前記燃焼室の吸気ポート側から排気ポート側へ向かう方向へ移動し、前記第1噴射時期に噴射されて形成された前記成層混合気塊の吸気ポート側の外周部にあたり、前記成層混合気塊と一体となって旋回する第2噴射時期と、に前記燃料噴射弁を制御することを特徴とする筒内噴射式火花点火内燃機関。
  2. 前記ピストンは、前記ピストンの前記排気側キャビティの外であって吸気ポート側の頂面に形成された吸気側キャビティをさらに有し、
    前記第2噴射時期に噴射された燃料噴霧は、前記吸気側キャビティの内壁に衝突した後、前記燃焼室の吸気ポート側から排気ポート側へ向かう方向へ前記吸気側キャビティの内壁に沿って移動し、前記第1噴射時期に噴射されて形成された前記成層混合気塊の吸気ポート側の外周部にあたり、前記成層混合気塊と一体となって旋回することを特徴とする請求項1記載の筒内噴射式火花点火内燃機関。
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