JP2008303293A - ブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物およびそれを用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】蛋白質の指標としての総チッ素含有率が0.3重量%以下である脱蛋白天然ゴムを10〜90重量%、天然ゴムを10〜90重量%含むゴム成分を含有するブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物、およびそれを用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤ。
【選択図】図1
Description
天然ゴム(NR):RSS#3
カーボンブラック:キャボットジャパン(株)製のショウブラックN110(N2SA:143m2/g、DBP:113ml/100g)
老化防止剤:大内新興化学工業(株)製のノクラック6C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
ステアリン酸:日本油脂(株)製のステアリン酸
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号
硫黄:鶴見化学工業(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクセラーDZ(N,N’−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
マレーシアのソフテック社製の高アンモニアタイプの天然ゴムラテックス(固形分60.2%)150mlをゴム固形分が10%になるように2Lの蒸留水で希釈し、0.12%のナフテン酸ソーダで安定化させ、リン酸二水素ナトリウムを添加してpHを9.2に調整した。ついで、脱蛋白酵素アルカラーゼ(ノボノディスクバイオインダストリー(株)製)7.8gを100mlの蒸留水に分散させて、前記希釈した天然ゴムラテックスに加えた。ラテックスのpHを再度9.2に調整した後、37℃で24時間維持して脱蛋白処理を行なった。脱蛋白処理を完了したラテックスに対して、陰イオン性界面活性剤ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(花王(株)製のKP4401)を1重量%の割合で添加し、10000rpmで30分間遠心分離を行なった。遠心分離後、上層に分離したクリーム状のゴム分を取り出し、さらに水で希釈することにより、ゴム固形分60%の脱蛋白処理された天然ゴムラテックスを得た。
脱蛋白酵素アルカラーゼを2.0g加えたこと以外は調製例1と同様に、脱蛋白天然ゴム(2)(DPNR(2))を得た。
脱蛋白酵素アルカラーゼを0.1g加えたこと以外は調製例1と同様に、脱蛋白天然ゴム(3)(DPNR(3))を得た。
ケルダール試験法によりチッ素含有率を測定した。
(株)神戸製鋼所製の1.7Lバンバリーミキサーを用いて、硫黄および加硫促進剤を除く各種材料を150℃排出で5分間混練りして混練り物を得た。その後、オープンロール上で、得られた混練り物に硫黄および加硫促進剤を加えて80℃の条件下で5分間練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。さらに、得られた未加硫ゴム組成物を150℃の条件下で35分間プレス加硫することで、実施例1〜3および比較例1〜4のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物を得た。なお、以下の特性評価において、実施例1〜2および比較例1〜2では比較例1を、実施例3および比較例3〜4では比較例3を、それぞれ基準配合とした。
JIS K 6300「未加硫ゴムの試験方法」に準じて、(株)島津製作所製のムーニー粘度試験機を用い、1分間の予熱によって熱せられた130℃の温度条件にて、小ローターを回転させ、4分間経過した時点での未加硫ゴム組成物のムーニー粘度を測定した。そして、基準配合のムーニー粘度指数を100とし、以下の計算式により、各配合のムーニー粘度を指数表示した。なお、ムーニー粘度指数の値が大きいほど加工しやすく、加工性が優れていることを示す。
(ムーニー粘度指数)=(基準配合のムーニー粘度)
÷(各配合のムーニー粘度)×100
前記加硫ゴム組成物から、3号ダンベル型試験片を作製し、JIS K 6251「加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張特性の求め方」に準じて、引張試験を実施し、試験片の破断強度(TB)および破断時伸び(EB)をそれぞれ測定した。そして、基準配合のTB指数およびEB指数を100とし、以下の計算式により、各配合のTB、EBを指数表示した。なお、TB指数、EB指数ともに、大きいほど好ましい。
(TB指数)=(各配合のTB)÷(基準配合のTB)×100
(EB指数)=(各配合のTB)÷(基準配合のTB)×100
前記未加硫ゴム組成物をタイヤのブレーカー/プライ間ストリップ層の形状に成型し、他のタイヤ部材と貼り合わせて未加硫タイヤを形成し、150℃の条件下で35分間プレス加硫し、実施例1〜3および比較例1〜4のタイヤ(サイズ:11R22.5)を製造した。
(耐セパレーション性能指数)=(各配合の走行距離)
÷(基準配合の走行距離)×100
2 サイドウォール
3 カーカス(プライ)
4 ブレーカー
5 インナーライナー
6 ブレーカー/プライ間ストリップ層
Claims (7)
- 蛋白質の指標としての総チッ素含有率が0.3重量%以下である脱蛋白天然ゴムを10〜90重量%、天然ゴムを10〜90重量%含むゴム成分を含有するブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物。
- 脱蛋白天然ゴムの総チッ素含有率が0.1重量%以下である請求項1記載のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物。
- ゴム成分中の脱蛋白天然ゴムの含有率が50〜90重量%であり、天然ゴムの含有率が10〜50重量%である請求項1または2記載のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物。
- ゴム成分100重量部に対して、
酸化亜鉛を4〜20重量部含有する請求項1〜3のいずれかに記載のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物。 - ゴム成分100重量部に対して、
硫黄を3〜10重量部含有する請求項1〜4のいずれかに記載のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物。 - ゴム成分100重量部に対して、
N,N’−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドを0.5〜5重量部含有する請求項1〜5のいずれかに記載のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物。 - 請求項1〜6のいずれかに記載のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物を用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤ。
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