JP2008303293A - ブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物およびそれを用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤ - Google Patents

ブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物およびそれを用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2008303293A
JP2008303293A JP2007151548A JP2007151548A JP2008303293A JP 2008303293 A JP2008303293 A JP 2008303293A JP 2007151548 A JP2007151548 A JP 2007151548A JP 2007151548 A JP2007151548 A JP 2007151548A JP 2008303293 A JP2008303293 A JP 2008303293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
breaker
rubber
weight
strip layer
ply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007151548A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5226972B2 (ja
Inventor
Tomohito Kawasaki
智史 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2007151548A priority Critical patent/JP5226972B2/ja
Publication of JP2008303293A publication Critical patent/JP2008303293A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5226972B2 publication Critical patent/JP5226972B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】加工性、破断強度および破断時伸びを向上させることができるブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物ならびにそれを用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤを提供する。
【解決手段】蛋白質の指標としての総チッ素含有率が0.3重量%以下である脱蛋白天然ゴムを10〜90重量%、天然ゴムを10〜90重量%含むゴム成分を含有するブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物、およびそれを用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤ。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物およびそれを用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤに関する。
一般に、ブレーカークッションに使用されるゴム組成物において、ゴム成分としては天然ゴムが使用されているが、このなかには蛋白質や脂質などの非ゴム成分が5〜10重量%ほど存在している。これらの非ゴム成分、とくに蛋白質は分子鎖の絡み合いの原因となると言われており、ゲル化を引きおこす要因となり、ゲル化がおこるとゴムの粘度が上昇し、加工性が悪化するという欠点がある。一般的に、天然ゴムの加工性を改良するために、練りロール機や密閉式混合機で素練りし、分子量を下げるという方法が用いられているが、このような素練りは分子主鎖をランダムに切断してしまうため、燃費特性の悪化を引きおこす。
そこでゲル化の要因の一つとしてあげられている蛋白質を除去する方法が知られており、得られた脱蛋白天然ゴムをタイヤのコンポーネント用のゴムとして使用することが提案されている(特許文献1参照)。
特許第3294901号公報
本発明は、加工性、破断強度および破断時伸びを向上させることができるブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物ならびにそれを用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、蛋白質の指標としての総チッ素含有率が0.3重量%以下である脱蛋白天然ゴムを10〜90重量%、天然ゴムを10〜90重量%含むゴム成分を含有するブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物に関する。
前記脱蛋白天然ゴムの総チッ素含有率は、0.1重量%以下であることが好ましい。
前記ゴム成分中の脱蛋白天然ゴムの含有率が50〜90重量%であり、天然ゴムの含有率が10〜50重量%であることが好ましい。
前記ブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物は、ゴム成分100重量部に対して、酸化亜鉛を4〜20重量部含有することが好ましい。
前記ブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物は、ゴム成分100重量部に対して、硫黄を3〜10重量部含有することが好ましい。
前記ブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物は、ゴム成分100重量部に対して、N,N’−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドを0.5〜5重量部含有することが好ましい。
また、本発明は、前記ブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物を用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤに関する。
本発明によれば、特定の脱蛋白天然ゴムを特定量含むことで、加工性、破断強度および破断時伸びを向上させることができるブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物ならびにそれを用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤを提供することができる。
本発明のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物は、特定の脱蛋白天然ゴム(以下、DPNRということもある)を含むゴム成分を含有する。
本発明では、天然ゴム(NR)中に5〜10重量%程度含まれ、ゲル化を引きおこす蛋白質を除去し、蛋白質の指標としての総チッ素含有率を0.3重量%以下にしたDPNRをゴム成分の一部として配合することで、加工性、破断強度、破断時伸び、耐セパレーション性能を改善している。なお、NRを脱蛋白する処理としては、特開平6−329838号公報、特開2005−47993号公報などに記載されている従来から公知の方法を採用することができる。また、脱蛋白するNRとしては、RSS#3やTSR20など、従来から使用されるグレードのものを使用することができる。
本発明では、脱蛋白天然ゴムの蛋白質含有量の指標として総チッ素含有率を用いている。脱蛋白天然ゴムの総チッ素含有率は0.3重量%以下、好ましくは0.1重量%以下、より好ましくは0.05重量%以下である。総チッ素含有率が0.3重量%をこえると、ゲル化を引き起こす要因となり、転がり抵抗が悪化する。なお、脱蛋白天然ゴムの総チッ素含有率の下限値は低い方が好ましく、できればチッ素を含有しないことが望ましいが、製法などの制限から、下限は通常0.01重量%である。
DPNRの重量平均分子量は、生ゴム強度が高く、耐亀裂成長性能に優れる点から、140万以上が好ましく、150万以上がより好ましい。なお、DPNRの重量平均分子量の上限値はとくに制限はないが、加工性に優れる点から、通常250万以下が好ましい。
また、DPNRはゲル分が減少したNRであり、トルエン不溶分として測定されるDPNRのゲル含有率は、未加硫ゴムの粘度の上昇を抑制でき、加工性に優れる点から、10重量%以下が好ましい。なお、DPNRのゲル含有率は低い方が好ましく、できればゲル分を含有しないことが望ましいが、製法などの制限から、下限は通常0.01重量%である。
ゴム成分中のDPNRの含有率は10重量%以上、好ましくは50重量%以上である。DPNRの含有率が10重量%未満では、DPNRを配合することによる転がり抵抗性能の改善効果が充分に得られない。また、ゴム成分中のDPNRの含有率は、90重量%以下、好ましくは80重量%以下である。DPNRの含有率が90重量%をこえると、コストが高くなる。
ゴム成分としては、DPNR以外にも、たとえば、NR、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、スチレンイソプレンブタジエンゴム(SIBR)、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)などがあげられるが、相溶性に優れる点から、NRをDPNRと併用する。
NRとしては、DPNRに使用するNRと同様に、RSS#3やTSR20など、従来から使用されるグレードのものを使用することができる。なお、ここでNRは脱蛋白処理を施していない総チッ素含有率が2〜20重量%程度のものをいう。
ゴム成分中のNRの含有率は、10重量%以上、好ましくは20重量%以上である。NRの含有率が10重量%未満では、加工性が悪化する。また、ゴム成分中のNRの含有率は90重量%以下、好ましくは50重量%以下である。NRの含有率が90重量%をこえると、転がり抵抗性能が悪化する。
本発明のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物には、さらに、酸化亜鉛を含むことが好ましい。
酸化亜鉛としては、とくに制限はなく、従来からゴム工業で使用される三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号、亜鉛華2号などを使用することができる。
酸化亜鉛の配合量は、耐劣化性に優れる点から、ゴム成分100重量部に対して4〜20重量部が好ましく、5〜15重量部がより好ましい。
本発明のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物には、さらに、硫黄を含むことが好ましい。
硫黄としては、とくに制限はなく、従来からゴム工業で使用される鶴見化学工業(株)製の硫黄などを使用することができる。
硫黄の配合量は、耐亀裂成長性能に優れる点から、ゴム成分100重量部に対して3〜10重量部が好ましく、4〜8重量部がより好ましい。
本発明のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物には、さらに、加硫促進剤として、N,N’−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドを含むことが好ましい。
加硫促進剤としては、他にも、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,N’−ジフェニルグアニジンなどもあげられるが、スチールコードとの接着性に優れる点から、N,N’−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドが好ましい。
N,N’−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドの配合量は、スチールコードとの接着性に優れる点から、ゴム成分100重量部に対して0.5〜5重量部が好ましく、0.8〜4重量部がより好ましい。
本発明のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物は、前記ゴム成分、酸化亜鉛、硫黄およびN,N’−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド以外にも、従来からタイヤ工業において使用される配合剤、たとえば、カーボンブラック、老化防止剤、ステアリン酸などを適宜配合することができる。
本発明のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物は、一般的な方法で製造される。すなわち、バンバリーミキサーやニーダー、オープンロールなどで前記ゴム成分、必要に応じてその他の配合剤を混練りし、その後加硫することにより、本発明のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物を製造することができる。
本発明のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物は、耐セパレーション性能を改善できるという理由から、タイヤ部材のなかでもブレーカー/プライ間ストリップ層として使用するものである。
図1は、本発明のブレーカー/プライ間ストリップ用ゴム組成物を用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有する構造を示すタイヤの部分断面図である。ここで、ブレーカー/プライ間ストリップ層6とは、ブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤの部分断面図である図1に示すように、トレッド1、サイドウォール2と、トレッド1とサイドウォール2の内側に配設されるカーカス(プライ)3、トレッド1の内側でカーカス(プライ)3の外側に配されるブレーカー4、カーカス(プライ)3の内側に配設されるインナーライナー5を有するタイヤにおいて、カーカス(プライ)3の外側でブレーカー4の内側に配設されるゴム層のことであり、ブレーカーやカーカス(プライ)の厚さを大きくすることなく耐セパレーション性能を向上させることができる。
本発明のタイヤは、本発明のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物を用いて通常の方法で製造される。すなわち、必要に応じて前記配合剤を配合した本発明のゴム組成物を、未加硫の段階でタイヤのブレーカー/プライ間ストリップ層の形状にあわせて押出し加工し、タイヤ成型機上にて通常の方法で成形することにより、未加硫タイヤを形成する。この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧し、乗用車用などの通常タイヤや、トラック・バス用などの重荷重タイヤを製造する。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
以下、実施例および比較例で使用した各種市販薬品について説明する。
天然ゴム(NR):RSS#3
カーボンブラック:キャボットジャパン(株)製のショウブラックN110(N2SA:143m2/g、DBP:113ml/100g)
老化防止剤:大内新興化学工業(株)製のノクラック6C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
ステアリン酸:日本油脂(株)製のステアリン酸
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号
硫黄:鶴見化学工業(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクセラーDZ(N,N’−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
調製例1:脱蛋白天然ゴム(1)(DPNR(1))の調製
マレーシアのソフテック社製の高アンモニアタイプの天然ゴムラテックス(固形分60.2%)150mlをゴム固形分が10%になるように2Lの蒸留水で希釈し、0.12%のナフテン酸ソーダで安定化させ、リン酸二水素ナトリウムを添加してpHを9.2に調整した。ついで、脱蛋白酵素アルカラーゼ(ノボノディスクバイオインダストリー(株)製)7.8gを100mlの蒸留水に分散させて、前記希釈した天然ゴムラテックスに加えた。ラテックスのpHを再度9.2に調整した後、37℃で24時間維持して脱蛋白処理を行なった。脱蛋白処理を完了したラテックスに対して、陰イオン性界面活性剤ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(花王(株)製のKP4401)を1重量%の割合で添加し、10000rpmで30分間遠心分離を行なった。遠心分離後、上層に分離したクリーム状のゴム分を取り出し、さらに水で希釈することにより、ゴム固形分60%の脱蛋白処理された天然ゴムラテックスを得た。
脱蛋白処理された天然ゴムラテックスをガラス板上にキャストし、室温で乾燥させた後、減圧下で乾燥させてポリマーを得た。
得られたポリマーと市販の高アンモニア天然ゴムラテックス(野村貿易(株)製のHytex)をガラス板上に流延し、室温で乾燥させた後、減圧下で乾燥させた。乾燥後、アセトンと2−ブタノンの混合溶媒(3:1)で抽出し、ホモポリマーなどの不純物を除去し、脱蛋白天然ゴム(1)(DPNR(1))を得た。
調製例2:脱蛋白天然ゴム(2)(DPNR(2))の調製
脱蛋白酵素アルカラーゼを2.0g加えたこと以外は調製例1と同様に、脱蛋白天然ゴム(2)(DPNR(2))を得た。
調製例3:脱蛋白天然ゴム(3)(DPNR(3))の調製
脱蛋白酵素アルカラーゼを0.1g加えたこと以外は調製例1と同様に、脱蛋白天然ゴム(3)(DPNR(3))を得た。
(チッ素含有率)
ケルダール試験法によりチッ素含有率を測定した。
NRおよびDPNR(1)〜(3)についての分析の結果を表1に示す。
Figure 2008303293
実施例1〜3および比較例1〜4
(株)神戸製鋼所製の1.7Lバンバリーミキサーを用いて、硫黄および加硫促進剤を除く各種材料を150℃排出で5分間混練りして混練り物を得た。その後、オープンロール上で、得られた混練り物に硫黄および加硫促進剤を加えて80℃の条件下で5分間練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。さらに、得られた未加硫ゴム組成物を150℃の条件下で35分間プレス加硫することで、実施例1〜3および比較例1〜4のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物を得た。なお、以下の特性評価において、実施例1〜2および比較例1〜2では比較例1を、実施例3および比較例3〜4では比較例3を、それぞれ基準配合とした。
(ムーニー粘度)
JIS K 6300「未加硫ゴムの試験方法」に準じて、(株)島津製作所製のムーニー粘度試験機を用い、1分間の予熱によって熱せられた130℃の温度条件にて、小ローターを回転させ、4分間経過した時点での未加硫ゴム組成物のムーニー粘度を測定した。そして、基準配合のムーニー粘度指数を100とし、以下の計算式により、各配合のムーニー粘度を指数表示した。なお、ムーニー粘度指数の値が大きいほど加工しやすく、加工性が優れていることを示す。
(ムーニー粘度指数)=(基準配合のムーニー粘度)
÷(各配合のムーニー粘度)×100
(引張試験)
前記加硫ゴム組成物から、3号ダンベル型試験片を作製し、JIS K 6251「加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張特性の求め方」に準じて、引張試験を実施し、試験片の破断強度(TB)および破断時伸び(EB)をそれぞれ測定した。そして、基準配合のTB指数およびEB指数を100とし、以下の計算式により、各配合のTB、EBを指数表示した。なお、TB指数、EB指数ともに、大きいほど好ましい。
(TB指数)=(各配合のTB)÷(基準配合のTB)×100
(EB指数)=(各配合のTB)÷(基準配合のTB)×100
(耐セパレーション再現ドラム試験)
前記未加硫ゴム組成物をタイヤのブレーカー/プライ間ストリップ層の形状に成型し、他のタイヤ部材と貼り合わせて未加硫タイヤを形成し、150℃の条件下で35分間プレス加硫し、実施例1〜3および比較例1〜4のタイヤ(サイズ:11R22.5)を製造した。
前記タイヤをJIS規格の最大荷重(最大空気圧条件)に対して140%である荷重オーバーロード条件で、タイヤを速度80km/hでドラム走行させたときのトレッド部の膨れなどの異常が発生するまでの走行距離を測定し、基準配合の耐セパレーション性能指数を100とし、以下の計算式により、各配合の走行距離を指数表示した。なお、耐セパレーション性能指数が大きいほど、耐セパレーション性能に優れることを示す。
(耐セパレーション性能指数)=(各配合の走行距離)
÷(基準配合の走行距離)×100
上記評価結果を表2〜3に示す。
Figure 2008303293
Figure 2008303293
本発明のブレーカー/プライ間ストリップ用ゴム組成物を用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有する構造を示すタイヤの部分断面図である。
符号の説明
1 トレッド
2 サイドウォール
3 カーカス(プライ)
4 ブレーカー
5 インナーライナー
6 ブレーカー/プライ間ストリップ層

Claims (7)

  1. 蛋白質の指標としての総チッ素含有率が0.3重量%以下である脱蛋白天然ゴムを10〜90重量%、天然ゴムを10〜90重量%含むゴム成分を含有するブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物。
  2. 脱蛋白天然ゴムの総チッ素含有率が0.1重量%以下である請求項1記載のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物。
  3. ゴム成分中の脱蛋白天然ゴムの含有率が50〜90重量%であり、天然ゴムの含有率が10〜50重量%である請求項1または2記載のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物。
  4. ゴム成分100重量部に対して、
    酸化亜鉛を4〜20重量部含有する請求項1〜3のいずれかに記載のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物。
  5. ゴム成分100重量部に対して、
    硫黄を3〜10重量部含有する請求項1〜4のいずれかに記載のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物。
  6. ゴム成分100重量部に対して、
    N,N’−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドを0.5〜5重量部含有する請求項1〜5のいずれかに記載のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物を用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤ。
JP2007151548A 2007-06-07 2007-06-07 ブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物およびそれを用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤ Expired - Fee Related JP5226972B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007151548A JP5226972B2 (ja) 2007-06-07 2007-06-07 ブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物およびそれを用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007151548A JP5226972B2 (ja) 2007-06-07 2007-06-07 ブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物およびそれを用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008303293A true JP2008303293A (ja) 2008-12-18
JP5226972B2 JP5226972B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=40232295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007151548A Expired - Fee Related JP5226972B2 (ja) 2007-06-07 2007-06-07 ブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物およびそれを用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5226972B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0687976A (ja) * 1992-09-04 1994-03-29 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JPH06329838A (ja) * 1993-05-20 1994-11-29 Kao Corp ゴム組成物
WO2003082925A1 (fr) * 2002-03-28 2003-10-09 Bridgestone Corporation Caoutchouc naturel, composition de caoutchouc et pneumatique
JP2004217726A (ja) * 2003-01-10 2004-08-05 Bridgestone Corp ゴム組成物及びそれを用いた空気入りラジアルタイヤ
JP2004262973A (ja) * 2003-02-13 2004-09-24 Bridgestone Corp 天然ゴム及びこれを用いたゴム組成物

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0687976A (ja) * 1992-09-04 1994-03-29 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JPH06329838A (ja) * 1993-05-20 1994-11-29 Kao Corp ゴム組成物
WO2003082925A1 (fr) * 2002-03-28 2003-10-09 Bridgestone Corporation Caoutchouc naturel, composition de caoutchouc et pneumatique
JP2004217726A (ja) * 2003-01-10 2004-08-05 Bridgestone Corp ゴム組成物及びそれを用いた空気入りラジアルタイヤ
JP2004262973A (ja) * 2003-02-13 2004-09-24 Bridgestone Corp 天然ゴム及びこれを用いたゴム組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP5226972B2 (ja) 2013-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5216028B2 (ja) インナーライナー用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5086457B2 (ja) ブレーカー用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5216029B2 (ja) サイドウォール、インスレーション又はブレーカークッション用ゴム組成物、これらの製造方法及び空気入りタイヤ
JP5469151B2 (ja) アンダートレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5411214B2 (ja) トレッド用ゴム組成物、その製造方法及び重荷重用タイヤ
JP5639121B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5337355B2 (ja) インスレーション用ゴム組成物およびそれを用いたインスレーションを有するタイヤ
JP5466684B2 (ja) クリンチエイペックス用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2013245339A (ja) ケーストッピング用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2011190409A (ja) ブレーカートッピング用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ
JP2009013195A (ja) ブレーカークッション用ゴム組成物およびそれを用いたブレーカークッションを有するタイヤ
JP5937400B2 (ja) ベーストレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5524701B2 (ja) ブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP6017779B2 (ja) ウイング用ゴム組成物、その製造方法及び空気入りタイヤ
JP5848095B2 (ja) ブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2014218601A (ja) 高荷重タイヤのトレッド用ゴム組成物およびそれを用いた高荷重タイヤ
JP5324551B2 (ja) インスレーション又はブレーカークッション用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5226972B2 (ja) ブレーカー/プライ間ストリップ層用ゴム組成物およびそれを用いたブレーカー/プライ間ストリップ層を有するタイヤ
JP5727896B2 (ja) サイドウォール補強層用ゴム組成物及びランフラットタイヤ
JP5646971B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及びその製造方法、並びに空気入りタイヤ
JP6073574B2 (ja) チェーファー用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2014145033A (ja) インナーライナー用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2009029840A (ja) 有機ケーストッピング用ゴム組成物およびそれを用いたケースを有するタイヤ
JP2011246651A (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5503395B2 (ja) 重荷重車のトレッド用ゴム組成物及び重荷重車用タイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100205

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5226972

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees