JP2008303089A - 低純度窒素ガス発生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】船舶における防爆用のパージガスやシールガスとして使用する酸素含有率が3〜5体積%の低純度窒素ガスを効率よく発生させることができ、窒素PSA装置の小型化を図ることができる窒素ガス発生方法を提供する。
【解決手段】吸着剤として分子ふるい炭素を充填した吸着筒に対して加圧、製品取出、減圧均圧、再生、加圧均圧の各工程を繰り返す圧力変動吸着法によって空気から酸素含有率が3〜5体積%の低純度窒素ガスを発生させる方法において、導入する原料空気の圧力をゲージ圧で0.7〜1.0MPaの範囲に設定し、かつ、前記加圧工程及び製品取出工程での吸着筒内の原料空気の空間速度を1500〜2500hr−1の範囲に設定するとともに、窒素PSA装置からの製品窒素の取出量を220〜700Nm/hr・tonの範囲に設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、低純度窒素ガス発生方法に関し、詳しくは、分子ふるい炭素を吸着剤とした圧力変動吸着法によって空気中の窒素と酸素とを分離する窒素ガス発生装置を使用して酸素含有率が3〜5体積%の低純度窒素ガスを発生させる方法に関する。
分子ふるい炭素を吸着剤とした圧力変動吸着法(PSA法)により、空気から窒素ガス(以下、窒素に富むガスも含めて単に窒素と呼ぶことがある。)を分離発生する方法が知られている。この分子ふるい炭素を使用するPSA法は、典型的には、分子ふるい炭素をそれぞれ充填した2筒の吸着筒に対して、適当な圧力に加圧した原料空気を導入して筒内を所定の圧力にする加圧工程、吸着しやすい酸素分を吸着剤に優先的に吸着させて吸着しにくい窒素ガスを採取して製品タンクに送り出す吸着工程(製品取出工程)、筒内に残留する窒素分を他の吸着筒に送り出す減圧均圧工程、吸着筒を大気に解放して圧力を下げることにより吸着剤に吸着していた酸素分を脱着させて吸着剤を再生する再生工程、他の吸着筒内から窒素分を受け入れる加圧均圧工程の各工程を2筒の吸着筒で交互に繰り返して行うことにより空気中の窒素を分離する。
この方法は、1分前後の比較的短い運転サイクルで圧力を変化させることができるので、吸着剤単位重量当たりの空気処理量を大きくすることができる。このため、従来から行われている深冷空気分離法に対し、装置構成を大幅に簡略化でき、設備コストの面でも優位にあるため、このようなPSA法による窒素ガス発生装置(窒素PSA装置)は、小/中規模の窒素発生用として広く採用されている。
例えば、2筒の吸着筒(A,B)を使用した窒素PSA装置において、前記各均圧工程(減圧均圧工程及び加圧均圧工程)とは、A筒とB筒との間のバルブを開き、圧力が高い吸着筒の圧力を圧力が低い吸着筒に回収することを目的とし、両筒の圧力を略均等にする工程である。この間、原料空気は吸着筒に導入されず、また、吸着筒から製品タンクに製品ガスは流れない。すなわち、各均圧工程中は、製品タンクの残圧分で製品ガスを供給することになる。さらに、均圧工程が終了して加圧工程に移行した際、製品タンクの圧力よりも吸着筒の圧力が高くなるまでは製品タンクに製品ガスは供給されない。
一般に、高純度窒素ガスを発生させる場合、製品ガス供給量が少ないために製品タンクの圧力の低下は小さい。しかしながら、低純度窒素ガスを発生させる場合、製品ガス供給量が多いために製品タンク圧力の低下はおおきくなる。このため、前記均圧工程の時間が長くなると、客先が要求する保証圧力を維持できなくなるおそれがある。この場合、製品タンクを大きくすることで保証圧力以上を維持することはできるが、コストアップを招いたり、装置が大きくなるため、均圧時間の長い運転方法は適用できない。また、製品タンクの圧力変動幅(最大圧力と最小圧力の幅)が大きくなると純度は低下する傾向がある。
例えば、酸素含有率が3体積%未満の高純度窒素ガスを発生する窒素PSA装置では、吸着筒内の圧力上昇速度を0.15〜1.6MPa/secとし、均圧時間を7〜27秒とすることが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、不活性である窒素ガスは、LPGタンカーやケミカルタンカーといった船舶に防爆用のパージガス、シールドガスとして用いられている。従来は、パージガス、シールドガスとなる窒素ガス等の不活性ガスを発生させる装置として、重油の燃焼排ガスを利用するIGG式が主流であったが、地球温暖化ガスである二酸化炭素を大量に含むことや、汚れ(スス)を含むことから頻繁にメンテナンスが必要であり、クリーンでメンテナンス回数が少ないPSA法による窒素PSA装置が注目され始め、窒素PSA装置を搭載することが多くなってきている。
特開2001−342013号公報
船舶における防爆用のパージガスやシールガスとして使用する際の窒素ガスは、鋼船規則により、窒素ガス中の酸素濃度が5体積%まで含んだ比較的低純度の窒素ガスでよく、一般の工業的に使用される窒素ガスとは異なり、必ずしも高純度の窒素ガスを必要としない。しかし、窒素PSA装置を船舶に収めなければならないため、装置の大きさ、特に高さに制限があり、コンパクトな装置で、所定の純度、圧力の窒素ガスを効率的に発生させることが要求される。
そこで本発明は、船舶における防爆用のパージガスやシールガスとして使用する酸素含有率が3〜5体積%の低純度窒素ガスを効率よく発生させることができ、窒素PSA装置の小型化を図ることができる窒素ガス発生方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の窒素ガス発生方法は、吸着剤として分子ふるい炭素を充填した吸着筒に対して加圧、製品取出、減圧均圧、再生、加圧均圧の各工程を繰り返す圧力変動吸着法によって空気から酸素含有率が3〜5体積%の低純度窒素ガスを発生させる方法において、導入する原料空気の圧力をゲージ圧で0.7〜1.0MPaの範囲に設定し、かつ、前記加圧工程及び製品取出工程での吸着筒内の原料空気の空間速度を1500〜2500hr−1の範囲に設定するとともに、装置からの製品窒素の取出量を220〜700Nm/hr・tonの範囲に設定することを特徴としている。
さらに、本発明の低純度窒素ガス発生方法は、前記分子ふるい炭素は、酸素と窒素との分離比αが37.9以上であり、かつ、酸素の吸着速度定数K(O)が8.5×10−2sec−1以上であることを特徴としている。
本発明の窒素ガス発生方法によれば、窒素PSA法によって空気から酸素含有率が3〜5体積%の低純度窒素ガスを効率よく発生させることができ、窒素PSA装置の小型化、分子ふるい炭素使用量の低減、装置価格の低減を図ることができる。
図1及び図2は、本発明の窒素ガス発生方法を適用した窒素PSA装置の一形態例を示すもので、図1は窒素PSA装置の系統図、図2は窒素PSA装置の各工程を示す説明図である。
窒素PSA装置は、吸着剤として分子ふるい炭素を充填した2つの吸着筒A,Bと、原料空気を圧縮する空気圧縮機11と、原料空気を貯留する空気貯槽12と、製品ガスを貯留する製品タンク13と、吸着筒A,Bの各工程の切替プログラムにて開閉する第1入口弁14a,第2入口弁14b,第1排気弁15a,第2排気弁15b,パージ弁16,上部均圧弁17,下部均圧弁18と、第1逆止弁19a,第2逆止弁19bと、原料空気の流量を所定流量に調整する第1マスフローコントローラ20と、製品ガス供給量を所定流量に調整する第2マスフローコントローラ21と、パージガスの流量を所定流量に調整する流量調整弁22と、入口側圧力調整弁23a,出口側圧力調整弁23bと、圧力計24,25,26と、酸素濃度計27とから構成されている。
本窒素PSA装置は、図2に示す各工程を繰り返すことによって空気中の窒素を分離し、製品窒素ガスを採取する。なお、図2は概略図であり、各工程において開弁状態でガスが流れている経路のみを図示している。以下、工程順に各工程をそれぞれ説明する。
図2(A)は、吸着筒Aが加圧工程、吸着筒Bが再生工程の前半を行っている状態であり、吸着筒Aの第1入口弁14aが開き、吸着筒A内に所定圧力の原料空気が導入されて筒内が加圧されている状態である。このときパージ弁16と吸着筒Bの第2排気弁15bとが開となり、吸着筒Aの出口から導出した窒素ガスが流量調整弁22で流量調整され、パージ弁16を通って吸着筒Bの出口に送られ、吸着筒B内のガスが入口から放出されるとともに筒内のパージが行われる。
図2(B)は、吸着筒Aが吸着(製品取出)工程、吸着筒Bが再生工程の後半を行っている状態であり、吸着筒Aの圧力が製品タンク13の圧力以上に上昇することにより、吸着筒Aの出口ガスが第1逆止弁19aを通過して製品タンク13に流入する。吸着筒Aの出口ガスは、筒内に充填された吸着剤(分子ふるい炭素)によって酸素が吸着されるため、所定の酸素含有率に濃縮された窒素である。一方、吸着筒Bは、筒内ガスの放出、パージが継続して行われている。
図2(C)は、吸着筒Aが吸着工程から減圧均圧工程に切り替わり、吸着筒Bが再生工程から加圧均圧工程に切り替わった状態であり、吸着筒Aの第1入口弁14a、吸着筒Bの第2排気弁15b及びパージ弁16がそれぞれ閉じ、上部均圧弁17及び下部均圧弁18がそれぞれ開く。この均圧工程では、吸着工程が終了して筒内圧力が相対的に高い吸着筒A内の窒素に富むガスが、再生工程が終了して筒内圧力が相対的に低い吸着筒Bに回収され、結果的に吸着筒Aは減圧され、吸着筒Bは加圧されることになる。
図2(D)は、吸着筒Aが再生工程に切り替わり、吸着筒Bが加圧工程に切り替わった状態であり、吸着筒Aの第1排気弁15aが開き、筒内ガスが大気放出されることにより、吸着剤に吸着した酸素が脱着して筒外に放出される。また、パージ弁16が開いてい吸着筒Bからのパージガス(窒素ガス)が吸着筒Aの出口に導入されて更に酸素を洗い流す。また、吸着筒Bでは第2入口弁14bが開いて筒内に原料空気が導入されて加圧される。
図2(E)は、吸着筒Aが再生工程を継続し、吸着筒Bが加圧工程から吸着工程に切り替わった状態であり、吸着筒Aでは、吸着筒Bからのパージガスの導入と、第1排気弁15aからのガス放出とが継続される。また、吸着筒Bの筒内圧力が上昇したことにより、第2逆止弁19bを通して吸着筒Bから製品タンク13への製品窒素ガスの採取が行われる。
図2(F)は、吸着筒Aが再生工程から加圧均圧工程に切り替わり、吸着筒Bが吸着工程から減圧均圧工程に切り替わった状態であり、吸着筒Bの第2入口弁14b、吸着筒Aの第1排気弁15a及びパージ弁16が閉じ、両均圧弁17,18が開く。この均圧工程では、吸着工程が終了した吸着筒B内の窒素に富むガスが、再生工程が終了している吸着筒Aに回収される。
このような加圧、製品取出、減圧均圧、再生、加圧均圧の各工程を繰り返すことにより、空気から窒素が分離されて製品窒素ガスが得られる。なお、逆支弁19a,19bに代えて開閉弁を用いたり、パージ弁16及び流量調整弁22に代えてオリフィスを用いたりすることもできる。また、吸着筒を3筒以上設けた多筒式PSA装置とすることにより、吸着筒の小型化、特に筒高さを低くするとともに、製品純度や製品タンク圧力の安定化を図ることができる。なお、再生工程では、必要に応じて真空ポンプで筒内を減圧排気するようにしてもよい。
このような工程を繰り返すPSA操作では、工程の切替時間を適切に設定する必要があり、原料空気の流量と製品窒素ガスの流量とを固定したときに、切替時間が短すぎると筒内圧力が原料空気供給圧力に到達せずに吸着剤の性能を十分に発揮できなくなり、吸着時間が長すぎると原料空気導入量が多くなるために吸着剤の酸素吸着量が飽和し、酸素が破過して製品窒素ガスの純度が低下してしまう。さらに、使用する吸着剤の酸素吸着速度、窒素吸着速度によって適切な切替時間を選定することも重要である。すなわち、酸素吸着速度が速い吸着剤を使用する場合には早めの切替時間とする必要がある。したがって、製品窒素ガスの供給量、原料空気量、吸着剤の性能に応じて最適な切替時間を設定することにより、所定流量、所定純度の製品窒素ガスを効率よく発生させることが可能となる。
まず、試料として4種類の分子ふるい炭素(MSC−I,II,III,IV)を用意し、各試料における酸素及び窒素の吸着速度を測定した。吸着速度の測定は、市販の定容法測定装置(日本ベル(株)製ベルソープ28)を用いて定容積容器中での吸着による圧力の経時変化を測定することにより行った。各試料約1gを正確に計量し、真空下に30分で100℃に昇温後、これを2時間保持する前処理をそれぞれ行った後、温度約25℃、導入圧力200Torrの条件で測定を行った。
測定で得られた圧力変化データを基に、経時による圧力変化曲線を作成し、これにLDF吸着速度モデル(Linear Driving Force Model)から得られる理論圧力変化曲線が、平衡吸着量の50%の吸着量で一致するように吸着速度定数Kを決定した。表1に各試料(MSC−I,II,III,IV)のそれぞれにおける酸素の吸着速度定数K(O)及び窒素の吸着速度定数K(N)の測定結果とその比率(K(O)/K(N)、分離比α)を示す。
Figure 2008303089
この測定結果で相対的に酸素の吸着速度が速いMSC−I及び酸素の吸着速度が遅いMSC−IIIの2種類の吸着剤を図1に示した構成の窒素PSA装置にそれぞれ使用して空気から窒素ガスを発生させる実験を行った。実験は、MSC−Iでは原料空気圧力を0.7MPa(ゲージ圧、以下同じ)、空間速度(SV値:時間当たり導入される空気量と吸着剤の充填量の比率)を1500hr−1、製品流量を27NL/min(標準状態換算)に、MSC−IIIでは原料空気圧力を0.70MPa(ゲージ圧、以下同様)、SV=1500hr−1、製品流量18NL/minにそれぞれ設定し、均圧工程を1秒に固定して加圧工程と吸着工程と均圧時間との合計の時間である切替時間を変化させ、各実験で得られた製品窒素ガスの純度をそれぞれ測定した。結果を表2(MSC−I)及び表3(MSC−III)にそれぞれ示す。
Figure 2008303089
Figure 2008303089
表2及び表3の結果から、製品窒素ガスの純度が最も良くなる切替時間は、酸素の吸着速度が速いMSC−Iでは43秒であり、酸素の吸着速度が遅いMSC−IIIでは55秒であった。したがって、使用する吸着剤の性能(吸着速度定数K(O)、K(N)及び分離比(α)によって最適なPSA運転条件を設定する必要があることが分かる。
各吸着剤MSC−I〜IVについて、単位時間当たりの原料空気導入量と吸着剤充填量との比率(SV値)の影響について実験を行った。各SV値における切替時間は、実施例1で得られた最適な切替時間から、切替時間中の空気導入時間(切替時間−均圧時間)とSV値との積が一定となるように調整した。すなわち、SV値を、SV=1000hr−1からSV=2000hr−1に変更した場合、切替時間中の空気導入時間は半分となる。
例えば、実施例1におけるMSC−Iでは、切替時間43秒とSV=1500hr−1との積を基準とし、流量を調整して製品純度が95、96、97各体積%となる条件を選定し、その条件をベースにして各吸着剤の能力を試算した。その結果を図3〜5に示す。図3は製品窒素ガス中の酸素濃度が3体積%のとき、図4は同じく4体積%、図5は同じく5体積%のときであり、それぞれに原料空気圧力が0.98MPaのときと、0.7MPaのときとを示した。
製品窒素ガス中の酸素濃度が3体積%のときの結果(図3)から、原料空気圧力が0.98MPaのときの最大能力(窒素PSA装置内に充填した吸着剤1ton当たりの製品ガス発生量[Nm/hr・ton])は、MSC−Iで490Nm/hr・ton、MSC−IIで550Nm/hr・ton、MSC−IIIで370Nm/hr・ton、MSC−IVで380Nm/hr・tonであった。また、各吸着剤とも、SV=2000〜2250hr−1付近で最大値を示していることがわかる。原料空気圧力が0.70MPaのときの最大能力は、MSC−Iで350Nm/hr・ton、MSC−IIで400Nm/hr・ton、MSC−IIIで260Nm/hr・ton、MSC−IVで290Nm/hr・tonであった。また、各吸着剤ともSV=1250〜1500hr−1付近で最大値を示していることがわかる。
また、図3の結果を見ると、従来使用していた吸着剤(MSC−III)と比較して、高性能剤(MSC−II)は1.5倍以上の能力を有していることがわかる。これは、酸素の吸着速度定数が大きく、かつ、分離比αが大きいことによるもので、当然予想された結果である。一方、従来剤(MSC−III)に比べ、酸素の吸着速度定数K(O)は大きいものの、分離比の劣る吸着剤(MSC−I)は、従来用途である酸素濃度が0.1%未満の条件では分離比の低いことが影響し、大幅な能力の向上は見られなかったにもかかわらず、酸素濃度が3%の条件下においては、従来剤(MSC−III)に比べて予想以上の大幅な能力向上があきらかになった。酸素濃度が高いことから、分離性能が低いことの影響が小さく、酸素の吸着速度の速い点が能力向上に効果を奏したものと考えられる。また、従来剤(MSC−III)と分離比αは同等であるが、酸素の吸着速度定数がやや大きい吸着剤(MSC−IV)は、従来剤(MSC−III)に比べ、能力は大きくなったものの、向上幅は小さいことがわかる。これらの結果から、低純度窒素ガス発生方法での能力向上には、分離比αが大きいこと以外に、酸素の吸着速度定数K(O)に閾値があることがわかる。
表1に示す各吸着剤MSC−I〜IVにおける分離比αと酸素の吸着速度定数K(O)との関係を示す図6から理解できるように、MSC−IIIからMSC−IVへ向かう矢印のように、酸素の吸着速度定数K(O)が僅かに大きくなっただけでは十分な効果が得られず、MSC−III及びMSC−IVからMSC−IIに向かう矢印のように、酸素の吸着速度定数K(O)は僅かに大きくなるだけであるが分離比αが大きくなると、低純度窒素ガス発生方法での能力が大幅に向上し、さらに、MSC−III及びMSC−IVからMSC−Iに向かう矢印のように、分離比αは僅かに劣るものの酸素の吸着速度定数K(O)が大きい場合には、低純度窒素ガス発生方法での能力が向上する。
したがって、酸素と窒素との分離比αが37.9以上で、かつ、酸素の吸着速度定数が8.5×10−2sec−1以上の吸着剤を使用することにより、SV=1500〜2500hr−1で、PSA装置からの製品窒素の取出能力220Nm/hr以上を達成することが可能となり、窒素発生効率をより高めることができる。なお、MSC−IIIやMSC−IVを用いることも可能であるが、吸着剤の充填量が多くなるため、吸着剤価格や吸着筒価格が高くなり、装置寸法が大きくなるため、特に船舶用としては不適当であるといえる。
次にSV値に関しては、SV値を大きくし過ぎると切替時間が短くなるため、再生時間も短くなって再生不足となり、逆に、SV値を小さくし過ぎると切替時間中の最大圧力(吸着圧力最大値)が原料空気圧力まで到達しなくなるため、SV値も最適な範囲を選定する必要がある。表4は、原料空気圧力を0.98MPaとし、SV値を変化させたときの各吸着剤における吸着圧力最大値を測定した結果を示している。
Figure 2008303089
この結果から、MSC−I、MSC−IIの場合は、SV=1750hr−1より小さくなると、吸着圧力最大値は徐々に減少し、SV=1250hr−1から顕著に減少している。このため、十分に吸着剤の性能を発揮するためには、SV値は1500〜2500hr−1の範囲が適当であり、原料空気圧力を0.7MPa以上、特に、0.9MPa以上に設定して吸着圧力最大値を十分に上昇させるべきであることがわかる。また、MSC−III,MSC−IVについては、Oの吸着速度定数が小さいため、酸素が吸着剤に吸着され難く製品窒素ガス側に酸素が破過してしまうため、吸着圧力は上がっているが窒素純度が低下してしまう。なお、原料空気圧力を1.0MPaを超える圧力にすると、装置の耐圧を考慮しなければならず、不経済となる。
また、PSA式窒素発生装置には、製品量を多く取り出すと窒素純度が低下し、少なくすると窒素純度が上昇するという特性があるため、製品中の酸素濃度に応じて最適な製品取出量が存在し、製品中の酸素濃度が3体積%のときには220〜550Nm/hr・ton、同じく酸素濃度が4体積%のときには280〜630Nm/hr・ton、同じく酸素濃度が5体積%のときには340〜700Nm/hr・tonが装置からの最適な製品取出量となる。
したがって、船舶における防爆用のパージガスやシールガスとして使用する酸素濃度が3〜5体積%の低純度窒素ガスを供給するための窒素PSA装置を運転する方法としては、吸着圧力最大値を十分に高めるために原料空気圧力を0.7〜1.0MPaの範囲、好ましくは0.9〜1.0MPaの範囲に設定し、適切な切替時間とするためにSV値を1500〜2500hr−1の範囲に設定するとともに、装置からの製品取出量(能力)は、製品中の酸素濃度が3体積%のときには220〜550Nm/hr・ton、同じく酸素濃度が4体積%のときには280〜630Nm/hr・ton、同じく酸素濃度が5体積%のときには340〜700Nm/hr・tonの範囲にそれぞれ設定することにより、3〜5体積%の低純度窒素ガスを効率よく発生させることができ、窒素PSA装置の小型化、分子ふるい炭素使用量の低減、装置価格の低減を図ることができる。
吸着剤としてMSC−Iを充填した大陽日酸株式会社製PSA装置(吸着剤充填量200kg/筒)と圧縮機2台(アトラスコプコ製GA37AFF及び日立製作所製OSPN−22)とを組み合わせで実機規模での実験を行った。原料空気圧力は0.9MPa、SV値は1720hr−1、切替時間は30秒にそれぞれ設定した。製品窒素ガス中の酸素濃度を5体積%としたときの窒素発生能力は635Nm/hr・tonであった。
本発明の窒素ガス発生方法を適用した窒素PSA装置の一形態例を示す系統図である。 窒素PSA装置の各工程を示す説明図である。 製品窒素ガス中の酸素濃度が3体積%のときのSV値と吸着剤の能力との関係を示す図である。 製品窒素ガス中の酸素濃度が4体積%のときのSV値と吸着剤の能力との関係を示す図である。 製品窒素ガス中の酸素濃度が5体積%のときのSV値と吸着剤の能力との関係を示す図である。 各吸着剤MSC−I〜IVにおける分離比αと酸素の吸着速度定数K(O)との関係を示す図である。
符号の説明
A,B…吸着筒、11…空気圧縮機、12…空気貯槽、13…製品タンク、14a…第1入口弁、14b…第2入口弁、15a…第1排気弁、15b…第2排気弁、16…パージ弁、17…上部均圧弁、18…下部均圧弁、19a…第1逆止弁、19b…第2逆止弁、20…第1マスフローコントローラ、21…第2マスフローコントローラ、22…流量調整弁、23a…入口側圧力調整弁、23b…出口側圧力調整弁、24,25,26…圧力計、27…酸素濃度計

Claims (2)

  1. 吸着剤として分子ふるい炭素を充填した吸着筒に対して加圧、製品取出、減圧均圧、再生、加圧均圧の各工程を繰り返す圧力変動吸着法によって空気から酸素含有率が3〜5体積%の低純度窒素ガスを発生させる方法において、導入する原料空気の圧力をゲージ圧で0.7〜1.0MPaの範囲に設定し、かつ、前記加圧工程及び製品取出工程での吸着筒内の原料空気の空間速度を1500〜2500hr−1の範囲に設定するとともに、装置からの製品窒素の取出量を220〜700Nm/hr・tonの範囲に設定することを特徴とする低純度窒素ガス発生方法。
  2. 前記分子ふるい炭素は、酸素と窒素との分離比αが37.9以上であり、かつ、酸素の吸着速度定数K(O)が8.5×10−2sec−1以上であることを特徴とする請求項1記載の低純度窒素ガス発生方法。
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