JP2008302671A - インク注入補助治具及びインク注入補助装置 - Google Patents

インク注入補助治具及びインク注入補助装置 Download PDF

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Abstract

【課題】注入器を用いたインクカートリッジへのインク注入を行うときに、注入針が斜めに刺さってインク袋を破損したり、繰り返しの注入でシール部材のシール性が低下する。
【解決手段】インク注入治具1は、インクカートリッジ100に対して、シリンダ内301にスライドピストン302を摺動自在に嵌め合わせ、シリンダ301の先端部に注入針303を有する注入器300を用いて、インクカートリッジ1のインク供給口部131からインクを充填するときに使用され、治具本体2にはインクカートリッジ1のインク供給口部131の外周部に係合する係合穴5と、注入器300を、注入針303の軸とインク供給口部131の軸とを平行にして、係合穴5に係合されたインクカートリッジ100に対して案内する案内穴3とを有する。
【選択図】図7

Description

本発明はインク注入補助治具及びインク注入補助装置に関し、特にインクカートリッジに対して注射器などの注入器を用いてインク供給口からインクを充填するときに使用されるインク注入補助治具及びインク注入補助装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば、液体の液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッドを含む液体吐出装置を用いて、媒体(以下「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、また、被記録媒体、記録媒体、転写材、記録紙なども同義で使用する。)を搬送しながら、液体を用紙に付着させて画像形成(記録、印刷、印写、印字も同義語で用いる。)を行うものがある。
なお、画像形成装置は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与することをも意味する。また、「インク」とは、厳密な意味でのインクに限るものではなく、画像形成を行うことができる液体の総称として用いる。また、液体吐出装置とは、液体吐出ヘッドから液体を吐出する装置を意味する。
このような液体吐出装置を備えて画像を形成する画像形成装置において使用されるインクを収容したインクカートリッジは、インクを消耗したときに廃棄されるのでは、ランニングコストの増加や資源の有効利用に反することになるので、インクを再注入して再利用できるようにすることが行われている。
ここで、インクカートリッジにインクを注入する方法として、特許文献1には、注射器形状のインク補充器によってインクカートリッジにインクを補充すること、インク補充器をスタンドに保持してインクカートリッジのインク供給口に対する注射針(注入ノズル)の相対位置を固定してインクを注入することが記載されている。
特開2002−307702号公報
また、特許文献2にも、インクを入れた注射器などの注入冶具をインク排出口部(インク供給口部)に刺し込み、脱気済みインクを、インク排出用通孔を通じてインク袋本体内に注入することが記載されている。
特開2004−358802号公報
なお、本願において、「注入器」とは、シリンダ内にスライドピストンを摺動自在に嵌め合わせ、前記シリンダの先端部にシリンダ内部に連通するノズル穴が形成された注入針を有するものの意味であり、例えば、注射針を有する注射器を用いることができる。
ところが、注入器を用いてインクの注入を行うとき、先が鋭利な注入針をインクカートリッジのインク供給口(インク排出口)に差し込む時に針に対する供給口の相対位置が定まらず、針が斜めに入って内部のインク袋を突き破ってしまい、インクを漏らしてしまうことがある。また、再注入を重ねていくと、色々な位置や角度で針を刺してしまうことになるため、再注入回数が数回でインク供給口をシールしているゴムシール(弾性部材)のシール能力が落ち、インクを漏らしてしまうこともあるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、注入器を用いたインクカートリッジへのインク注入を簡単・確実に行なえるようにするインク注入補助治具、インク注入補助装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るインク注入治具は、インクカートリッジに対して、シリンダ内にスライドピストンを摺動自在に嵌め合わせ、シリンダの先端部にシリンダ内部に連通するノズル穴が形成された注入針を有する注入器を用いて、インクカートリッジのインク供給口からインクを充填するときに使用されるインク注入補助治具であって、このインク注入補助治具は、インクカートリッジに係合する係合手段と、注入器を、注入針の軸とインク供給口の軸とを平行にして、係合手段に係合されたインクカートリッジに対して案内する案内手段とを有する構成とした。
ここで、係合手段は、インクカートリッジのカートリッジケースに設けられたインク供給口周囲の切り欠き部と係合する構成とできる。また、係合手段は、インクカートリッジのカートリッジケースに設けられたインク供給口の外周と係合する構成とできる。また、案内手段は、注入器を挿入する案内穴である構成とできる。また、注入器の注入針先端とインクカートリッジとの相対距離を規制する規制手段を有する構成とできる。
本発明に係るインク注入補助治具は、インクカートリッジに対して、シリンダ内にスライドピストンを摺動自在に嵌め合わせ、シリンダの先端部にシリンダ内部に連通するノズル穴が形成された注入針を有する注入器を用いて、インクカートリッジのインク供給口からインクを充填するときに使用されるインク注入補助治具であって、インクカートリッジに係合する係合手段と、注入器を固定する固定手段と、インクカートリッジを、インク供給口の軸を固定された注入器の注入針の軸と平行にして、係合手段に係合する位置に案内する案内手段とを有する構成とした。
ここで、係合手段は、インクカートリッジのカートリッジケースに設けられたインク供給口周囲の切り欠き部と係合する構成とできる。また、係合手段は、インクカートリッジのカートリッジケースに設けられたインク供給口の外周と係合する構成とできる。また、注入器の注入針先端とインクカートリッジとの相対距離を規制する規制手段を有する構成とできる。
本発明に係るインク注入補助治具は、インクカートリッジに対して、シリンダ内にスライドピストンを摺動自在に嵌め合わせ、シリンダの先端部にシリンダ内部に連通するノズル穴が形成された注入針を有する注入器を用いて、インクカートリッジのインク供給口からインクを充填するときに使用されるインク注入補助治具であって、このインク注入治具は、注入器とインクカートリッジとを、相対的に、注入針の軸をインクカートリッジのインク供給口の軸とを平行にして案内する手段を備えている構成とした。
本発明に係るインク注入治具によれば、インクカートリッジに係合する係合手段と、注入器を、注入針の軸とインク供給口の軸とを平行にして、係合部に係合されたインクカートリッジに対して案内する案内手段とを有する構成としたので、注入器とインクカートリッジとの相対関係が定まり、注入針が斜めに入って内部のインク袋を突き破ってしまうことが防止され、注入回数を重ねても同じ位置に注入針を刺すことができてインク供給口のシール部材のシール能力の低下が抑制され、注入器を用いたインクカートリッジへのインク注入を簡単・確実に行うことができるようになる。
本発明に係るインク注入補助治具によれば、インクカートリッジに係合する係合手段と、注入器を固定する固定手段と、インクカートリッジを、インク供給口の軸を固定された注入器の注入針の軸と平行にして、係合手段に係合する位置に案内する案内手段とを有する構成としたので、注入器とインクカートリッジとの相対関係が定まり、注入針が斜めに入って内部のインク袋を突き破ってしまうことが防止され、注入回数を重ねても同じ位置に注入針を刺すことができてインク供給口のシール部材のシール能力の低下が抑制され、注入器を用いたインクカートリッジへのインク注入を簡単・確実に行うことができるようになる。
本発明に係るインク注入補助治具によれば、注入器とインクカートリッジとを、相対的に、注入針の軸をインクカートリッジのインク供給口の軸とを平行にして案内する手段を備えている構成としたので、注入器を用いたインクカートリッジへのインク注入を簡単・確実に行うことができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係るインク注入補助治具を用いてインクの注入を行うインクカートリッジの一例について図1ないし図4を参照して説明する。なお、図1は同インクカートリッジの外観斜視説明図、図2は同カートリッジの側面説明図、図3は同インクカートリッジ内に収納したインク袋の側面説明図、図4は同インク袋のインク供給口部の拡大断面説明図である。
このインクカートリッジ100は、カートリッジケース(筺体)102内にインクを収容した記録液収容手段であるインク袋103を収納したものである。このカートリッジケース102は、分解及び組立て可能に2分割された第1ケース(ベース)121と第2ケース(ケース)122とで構成されている。
そして、カートリッジケース102には内部に収納したインク袋103のインク供給口部131に対応して開口部123を形成している。この開口部123は、第1ケース121の半円状の開口部と第2ケース122の半円状の開口部とが組み合わせて形成される。また、開口部123の周囲にはリブ123aが形成されている。
このインクカートリッジ100は、画像形成装置本体に装着したときに、装置本体の中空針がインク袋103の供給口部131内に刺通されて、インク袋103内のインクを装置本体側に供給可能になる。
このインクカートリッジ100内に収容したインク袋103は、図3に示すように、アルミラミネートフィルムからなる略四角形状(ここでは長方形状)の可撓性を有する袋本体130の長辺の一辺に、インク供給口部131を設けた樹脂製の保持部材132を固着(溶着)してなり、この保持部材132をカートリッジケース102内に係合保持することによって、インク袋103が所要の姿勢でカートリッジケース102内に収納保持される。
インク供給口部131は、図4に示すように、内部にインク供給用通穴135が形成され、先端部にはインク供給用通穴135をシールするための弾性部材、例えばシリコン、フッ素、ブチル等のゴム材料からなるシール部材136が嵌め込まれ、キャップ部材136によって保持されている。
次に、このインクカートリッジ100のインク袋103にインクを注入する注入器について図5を参照して説明する。なお、図5は同注入器の正面説明図である。
注入器300は、筒状のシリンダ301内にスライドピストン302が摺動自在に嵌め込まれ、シリンダ301の先端部側には内部に連通する図示しないノズル穴(通穴)が形成された注入針303を備え、シリンダ301内にインクを充填した状態でスライドピストン302をシリンダ301内に押し込むことによって、注入針303のノズル穴先端からインクが吐出される。この注入器300としては、市販の注射器を用いることができる。
次に、本発明の第1実施形態に係るインク注入補助治具について図6を参照して説明する。なお、図6は同インク注入補助治具の断面説明図である。
このインク補助治具1は、治具本体2の内部に注入器300のシリンダ301を嵌め込む案内手段である円筒状の注入器案内穴3が形成され、この注入器案内穴3の先端部側にはシリンダ301の先端面304が当接する規制手段として段差部(段差面)4が形成されて、注入器300の最大挿入位置が規制されている。
そして、注入器案内穴3に連続して治具本体2の先端部側には、インクカートリッジ100のインク供給口部131のキャップ部材137の外周部に嵌め合う係合手段として係合穴5が形成された筒状係合部6を一体に形成している。
ここで、注入器案内穴3と係合穴5とは同軸S上に配置されている。また、インク注入補助治具1の注入器案内穴3の長さb1は注入器300のシリンダ301の端面から注入針303の先端までの長さaより長く形成している。また、インク注入補助治具1の段差面4からインクカートリッジ300に当接する当接面7までの長さc1は、インク注入補助治具1にインクカートリッジ100をセットした状態で、注入器300のシリンダ301の端面から注入針303の先端までの長さaより、段差面4からインクカートリッジ100の供給口部131(キャップ部材137)の先端までの長さの方が、例えば3mm〜50mm短くなるような長さにしている。
このインク注入補助治具1を使用してインクカートリッジ100のインク袋103にインクを注入するインク注入操作について図7及び図8を参照して説明する。なお、図7は注入器300をインク注入補助治具1を介してインクカートリッジ100に接続した状態の断面説明図、図8は同じく概略斜視説明図である。
まず、インクカートリッジ100を、インク供給口部131を上向きにして配置する。そして、インク注入補助治具1の係合部6の係合穴5内にインクカートリッジ100のインク供給口部131のキャップ部材137に嵌め合わせ(係合させ)、治具本体2の先端面7がインクカートリッジ100のカートリッジケース102の一面102aに押し当てられるまで挿入する。
次いで、充填(注入)するためのインクが入っている注入器300のシリンダ301をインク注入補助治具1の注入器案内穴3内に挿入すると、インクカートリッジ100の供給口部131の先端部のシール部材136に注入針303が刺さり始めるので、注入器300のシリンダ301の先端面304が段差部4に当接するまで、注入器300をインク注入補助治具1内に挿入する。
このとき、インク注入補助治具1は、注入器300を挿入する注入器案内穴3とインクカートリッジ100のインク供給口部131のキャップ部材137を嵌め込む係合穴5とが同軸S上に配置されているので、注入器案内穴3は、注入器300を、注入針303の軸とインク供給口部131の軸とを平行にして、係合穴5に係合されたインクカートリッジ300に対して案内することができる。
そして、インク注入補助治具1の注入器案内穴3の長さb1は注入器300のシリンダ301の端面から注入針303の先端までの長さaより長く形成されているので、正確に注入針303をインク袋103のインク供給口部131内にガイドさせることができる。
その後、注入器300のスライドピストン302を矢示方向に押すことによってシリンダ301内部のインクがインクカートリッジ100のインク袋103内に安全にかつ漏れることなく注入される。
また、インク注入補助治具1の段差面4から当接面7までの長さc1は、注入器300のシリンダ301の端面から注入針303の先端までの長さaより、インク注入補助治具1にインクカートリッジ100をセットした状態で、注入器300のシリンダ301の端面から注入針303の先端までの長さaより、段差面4からインクカートリッジ1の供給口部131(キャップ部材137)の先端までの長さの方が、例えば3mm〜50mm短くなるような長さにしているので、不必要に注入器300の注入針303の針先がインク袋103の奥まで行くことはなく、インク袋103を傷付けることを防止できる。
このように、インクカートリッジに係合する係合手段と、注入器を、注入針の軸とインク供給口の軸とを平行にして、係合部に係合されたインクカートリッジに対して案内する案内手段とを有するので、注入器とインクカートリッジとの相対関係が定まり、注入針が斜めに入って内部のインク袋を突き破ってしまうことが防止され、注入回数を重ねても同じ位置に注入針を刺すことができてインク供給口のシール部材のシール能力の低下が抑制され、注入器を用いたインクカートリッジへのインク注入を簡単・確実に行うことができるようになる。
また、注入器を、注入針の軸をインクカートリッジのインク供給口の軸とを平行にして案内する手段を備えているので、注入器を用いたインクカートリッジへのインク注入を簡単・確実に行うことができるようになる。
次に、本発明の第2実施形態に係るインク注入補助治具について図9を参照して説明する。なお、図9は同インク注入補助治具の断面説明図である。
このインク補助治具11は、治具本体12の内部に注入器300のシリンダ301を嵌め込む案内手段である円筒状の注入器案内穴13が形成され、この注入器案内穴13の先端部側にはシリンダ301の先端面304が当接する規制手段として段差部(段差面)14が形成されて、注入器300の最大挿入位置が規制されている。
そして、注入器案内穴13に連続して治具本体2の先端部側には、インクカートリッジ100のインク供給口部131の外周部に開口部123に嵌め合う係合手段として筒状係合部16を一体に形成している。なお、インクカートリッジ300に当接する当接面17にはリブ123aの逃げ部17aを形成している。
ここで、注入器案内穴13と係合部16内の貫通穴15とは同軸S上に配置されている。また、インク注入補助治具11の注入器案内穴13の長さb2は注入器300のシリンダ301の端面から注入針303の先端までの長さaより長く形成している。また、インク注入補助治具11の段差面14からインクカートリッジ300に当接する当接面17までの長さc2は、インク注入補助治具11にインクカートリッジ100をセットした状態で、注入器300のシリンダ301の端面から注入針303の先端までの長さaより、段差面14からインクカートリッジ100の供給口部131(キャップ部材137)の先端までの長さの方が、例えば3mm〜50mm短くなるような長さにしている。
このインク注入補助治具11を使用してインクカートリッジ100のインク袋103にインクを注入するインク注入操作について図10及び図11を参照して説明する。なお、図10は注入器300をインク注入補助治具1を介してインクカートリッジ100に接続した状態の断面説明図、図11は同じく概略斜視説明図である。
まず、インクカートリッジ100を、インク供給口部131を上向きにして配置する。そして、インク注入補助治具11の係合部16の外周部をインクカートリッジ100のカートリッジケース102に設けた開口部123に嵌め合わせ(係合させ)、治具本体12の先端面17がインクカートリッジ100のカートリッジケース102の一面102aに押し当てられるまで挿入する。なお、このときインクカートリッジ100のインク供給口部131は係合部16内の貫通穴15内に進入する。
次いで、充填(注入)するためのインクが入っている注入器300のシリンダ301をインク注入補助治具11の注入器案内穴13内に挿入すると、インクカートリッジ100の供給口部131の先端部のシール部材136に注入針303が刺さり始めるので、注入器300のシリンダ301の先端面304が段差部14に当接するまで、注入器300をインク注入補助治具11内に挿入する。
このとき、インク注入補助治具11は、注入器300を挿入する注入器案内穴13とインクカートリッジ100のカートリッジケース102の開口部123を嵌め込む係合部16とが同軸S上に配置されているので、注入器案内穴13は、注入器300を、注入針303の軸とインク供給口部131の軸とを平行にして、係合部16に係合されたインクカートリッジ300に対して案内することができる。
そして、インク注入補助治具11の注入器案内穴13の長さb2は注入器300のシリンダ301の端面から注入針303の先端までの長さaより長く形成されているので、正確に注入針303をインク袋103のインク供給口部131内にガイドさせることができる。
その後、注入器300のスライドピストン302を矢示方向に押すことによってシリンダ301内部のインクがインクカートリッジ100のインク袋103内に安全にかつ漏れることなく注入される。
また、インク注入補助治具11の段差面14から当接面17までの長さc2は、注入器300のシリンダ301の端面から注入針303の先端までの長さaより、インク注入補助治具11にインクカートリッジ100をセットした状態で、注入器300のシリンダ301の端面から注入針303の先端までの長さaより、段差面14からインクカートリッジ1の供給口部131(キャップ部材137)の先端までの長さの方が、例えば3mm〜50mm短くなるような長さにしているので、不必要に注入器300の注入針303の針先がインク袋103の奥まで行くことはなく、インク袋103を傷付けることを防止できる。
このように、インクカートリッジに係合する係合手段と、注入器を、注入針の軸とインク供給口の軸とを平行にして、係合部に係合されたインクカートリッジに対して案内する案内手段とを有するので、注入器とインクカートリッジとの相対関係が定まり、注入針が斜めに入って内部のインク袋を突き破ってしまうことが防止され、注入回数を重ねても同じ位置に注入針を刺すことができてインク供給口のシール部材のシール能力の低下が抑制され、注入器を用いたインクカートリッジへのインク注入を簡単・確実に行うことができるようになる。
次に、本発明の第3実施形態に係るインク注入補助治具について図12及び図13を参照して説明する。なお、図12は同インク注入補助治具の一部断面説明図、図13は注入器300をインク注入補助治具21を介してインクカートリッジ100に接続した状態の概略斜視説明図である。
このインク注入補助治具21は、係合手段、固定手段、規制手段を含む治具本体22と、この治具本体22に固定して取り付けた案内手段である案内部23とを備えている。
治具本体22の内部には注入器300のシリンダ301を嵌め込む円筒状の注入器嵌め込み穴33が形成され、この注入器嵌め込み穴33の先端部側にはシリンダ301の先端面304が当接する規制手段として段差部(段差面)34が形成されて、注入器300の最大挿入位置が規制されている。
そして、注入器嵌め込み穴33に連続して治具本体22の先端部側には、インクカートリッジ100のインク供給口部131のキャップ部材137の外周部に嵌め合う係合手段として係合穴35が形成された筒状係合部36を一体に形成している。
ここで、注入器嵌め込み穴33と係合穴35とは同軸S上に配置されている。また、注入器嵌め込み穴33の長さb3は注入器300のシリンダ301の端面から注入針303の先端までの長さaより長く形成している。また、段差面34からインクカートリッジ300に当接する当接面37までの長さc3は、インクカートリッジ100をセットした状態で、注入器300のシリンダ301の端面から注入針303の先端までの長さaより、段差面34からインクカートリッジ100の供給口部131(キャップ部材137)の先端までの長さの方が、例えば3mm〜50mm短くなるような長さにしている。
さらに、治具本体22の側面には、図13に示すように、注入器嵌め込み穴33内まで貫通する貫通ネジ穴40が形成され、この貫通ネジ穴40にネジ部42を有する固定部材41を螺着することによって、注入器嵌め込み穴33内に挿入された注入器300を治具本体22に固定できるようにしている。
案内部23のインクカートリッジ300を載置する面から軸Sまでの高さHはインクカートリッジ300のインク供給口部131の高さに合わせて設定している。
このインク注入補助治具21を使用してインクカートリッジ100のインク袋103にインクを注入するインク注入操作について図13を参照して説明する。
まず、治具本体22に注入器嵌め込み穴33内に充填(注入)するためのインクが入っている注入器300のシリンダ301を、シリンダ301の先端面304が段差面34に当接するまで挿入する。そして、固定部材41を治具本体22のネジ穴40にねじ込んで、注入器300を治具本体22に固定する。
その後、インクカートリッジ100を案内部23上に載置して治具本体22側に向かって移動させることにより、インクカートリッジ100のインク供給口部131のキャップ部材137が治具本体22の係合穴35内に嵌め込まれるので、インクカートリッジ100のカートリッジケース102の一面102aに押し当てられるまで押し込む。
これにより、インクカートリッジ100の供給口部131の先端部のシール部材136に固定された注入器300の注入針303が刺さる。
このとき、注入器300を挿入する注入器嵌め込み33とインクカートリッジ100のインク供給口部131のキャップ部材137を嵌め込む係合穴35とが同軸S上に配置されているので、インクカートリッジ100は、注入器300に対して、注入針303の軸とインク供給口部131の軸とが平行になった状態で、係合穴35に対して案内される。
そして、注入器嵌め込み33の長さb3は注入器300のシリンダ301の端面から注入針303の先端までの長さaより長く形成されているので、正確に注入針303をインク袋103のインク供給口部131内にガイドさせることができる。
その後、注入器300のスライドピストン302を矢示方向に押すことによってシリンダ301内部のインクがインクカートリッジ100のインク袋103内に安全にかつ漏れることなく注入される。
また、治具本体22の段差面34から当接面37までの長さc3は、インク注入補助治具1にインクカートリッジ100をセットした状態で、注入器300のシリンダ301の端面から注入針303の先端までの長さaより、段差面24からインクカートリッジ1の供給口部131(キャップ部材137)の先端までの長さの方が、例えば3mm〜50mm短くなるような長さにしているので、不必要に注入器300の注入針303の針先がインク袋103の奥まで行くことはなく、インク袋103を傷付けることを防止できる。
このように、インクカートリッジに係合する係合手段と、注入器を固定する固定手段と、インクカートリッジを、インク供給口の軸を固定された注入器の注入針の軸と平行にして、係合手段に係合する位置に案内する案内手段とを有することで、注入器とインクカートリッジとの相対関係が定まり、注入針が斜めに入って内部のインク袋を突き破ってしまうことが防止され、注入回数を重ねても同じ位置に注入針を刺すことができてインク供給口のシール部材のシール能力の低下が抑制され、注入器を用いたインクカートリッジへのインク注入を簡単・確実に行うことができるようになる。
なお、治具本体32側の係合手段は、前記第2実施形態と同様にインクカートリッジ100の開口部123に係合する構成とすることもできる。
本発明に係るインク注入補助治具を用いてインクの注入を行うインクカートリッジの一例を示す外観斜視説明図である。 同カートリッジの側面説明図である。 同インクカートリッジ内に収納したインク袋の側面説明図である。 同インク袋のインク供給口部の拡大断面説明図である。 本発明に係るインク注入治具を用いてインクの注入を行うときに使用する注入器の一例を示す正面説明図である。 本発明の第1実施形態に係るインク注入補助治具の断面説明図である。 同インク注入補助治具を用いたインク注入操作の説明に供する断面説明図である。 同じく概略斜視説明図である。 本発明の第2実施形態に係るインク注入補助治具の断面説明図である。 同インク注入補助治具を用いたインク注入操作の説明に供する断面説明図である。 同じく概略斜視説明図である。 本発明の第3実施形態に係るインク注入補助治具の断面説明図である。 同インク注入補助治具を用いたインク注入操作の説明に供する概略斜視説明図である。
符号の説明
1、11、21…インク注入補助治具
2、12…治具本体
3、13…注入器案内穴
4、14…段差部(段差面、規制手段)
5、35…係合穴(係合手段)
6、36…係合部
15…貫通穴
6…係合部(係合手段)
22…治具本体
23…案内部(案内手段)
100…インクカートリッジ
103…インク袋
131…インク供給口部
137…キャップ部材
300…注入器
303…注入針

Claims (10)

  1. インクカートリッジに対して、シリンダ内にスライドピストンを摺動自在に嵌め合わせ、前記シリンダの先端部にシリンダ内部に連通するノズル穴が形成された注入針を有する注入器を用いて、前記インクカートリッジのインク供給口からインクを充填するときに使用されるインク注入補助治具であって、
    このインク注入補助治具は、前記インクカートリッジに係合する係合手段と、前記注入器を、前記注入針の軸と前記インク供給口の軸とを平行にして、前記係合手段に係合された前記インクカートリッジに対して案内する案内手段とを有する
    ことを特徴とするインク注入補助治具。
  2. 請求項1に記載のインク注入補助治具において、前記係合手段は、前記インクカートリッジのカートリッジケースに設けられた前記インク供給口周囲の切り欠き部と係合することを特徴とするインク注入補助治具。
  3. 請求項1に記載のインク注入補助治具において、前記係合手段は、前記インクカートリッジのカートリッジケースに設けられた前記インク供給口の外周と係合することを特徴とするインク注入補助治具。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のインク注入補助治具において、前記案内部手段は、前記注入器を挿入する案内穴であることを特徴とするインク注入補助治具。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のインク注入補助治具において、前記注入器の注入針先端と前記インクカートリッジとの相対距離を規制する規制手段を有することを特徴とするインク注入補助治具。
  6. インクカートリッジに対して、シリンダ内にスライドピストンを摺動自在に嵌め合わせ、前記シリンダの先端部にシリンダ内部に連通するノズル穴が形成された注入針を有する注入器を用いて、前記インクカートリッジのインク供給口からインクを充填するときに使用されるインク注入補助治具であって、
    このインク注入補助治具は、前記インクカートリッジに係合する係合手段と、前記注入器を固定する固定手段と、前記インクカートリッジを、前記インク供給口の軸を前記固定された前記注入器の注入針の軸と平行にして、前記係合手段に係合する位置に案内する案内手段とを有する
    ことを特徴とするインク注入補助治具。
  7. 請求項6に記載のインク注入補助治具において、前記係合手段は、前記インクカートリッジのカートリッジケースに設けられた前記インク供給口周囲の切り欠き部と係合することを特徴とするインク注入補助治具。
  8. 請求項6に記載のインク注入補助治具において、前記係合手段は、前記インクカートリッジのカートリッジケースに設けられた前記インク供給口の外周と係合することを特徴とするインク注入補助治具。
  9. 請求項6ないし8のいずれかに記載のインク注入補助治具において、前記注入器の注入針先端と前記インクカートリッジとの相対距離を規制する規制手段を有することを特徴とするインク注入補助治具。
  10. インクカートリッジに対して、シリンダ内にスライドピストンを摺動自在に嵌め合わせ、前記シリンダの先端部にシリンダ内部に連通するノズル穴が形成された注入針を有する注入器を用いて、前記インクカートリッジのインク供給口からインクを充填するときに使用されるインク注入補助治具であって、
    このインク注入治具は、前記注入器又は前記インクカートリッジとを、相対的に、前記注入針の軸を前記インクカートリッジのインク供給口の軸とを平行にして案内する手段を備えていることを特徴とするインク注入補助治具。
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