JP2008302320A - 洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】植物性洗剤を含有する洗浄液を利用して、工業用部品等の各種の被処理体の洗浄処理を、好適に行えるようにする。洗浄効果を確実に向上させる。
【解決手段】洗浄液は、植物性洗剤、又は、植物性洗剤を希釈させた溶液とした。洗浄装置1には、洗浄液に被処理体2を浸漬させることにより被処理体2の洗浄を行う洗浄槽11と、洗浄槽11に供給する洗浄液を貯留するタンク30と、タンク30に貯留された洗浄液を洗浄槽11に供給する洗浄液供給路32とを備えた。洗浄槽11には、洗浄槽11に貯留された洗浄液に超音波振動を与える超音波振動発振器12を備えた。タンク30には、タンク30に貯留された洗浄液を加熱するヒータ61を備えた。
【選択図】図2
【解決手段】洗浄液は、植物性洗剤、又は、植物性洗剤を希釈させた溶液とした。洗浄装置1には、洗浄液に被処理体2を浸漬させることにより被処理体2の洗浄を行う洗浄槽11と、洗浄槽11に供給する洗浄液を貯留するタンク30と、タンク30に貯留された洗浄液を洗浄槽11に供給する洗浄液供給路32とを備えた。洗浄槽11には、洗浄槽11に貯留された洗浄液に超音波振動を与える超音波振動発振器12を備えた。タンク30には、タンク30に貯留された洗浄液を加熱するヒータ61を備えた。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えば工業用部品等を洗浄する洗浄装置に関する。
従来、例えばボルトを切削加工した後に切削油を洗い流す工程、あるいは、使用済みのベアリングに付着している潤滑油を洗い流す工程等、各種の工業用部品から油脂分を洗い流す工程において、洗浄液によって洗浄を行う洗浄装置が用いられている。このような洗浄装置としては、被処理体(ボルト、ベアリング等)をバスケットに入れ、バスケットごと回転させながら、バスケットの外側から被処理体に対して洗浄液を吹き付けるものが知られている。また、洗浄液として、植物性洗剤を希釈させた溶液を用いるものが提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、従来の洗浄装置を使用した場合、洗浄液の種類によっては、洗浄液の発泡が多くなってしまうことがあった。この場合、洗浄室内に泡が充満して、被処理体に洗浄液を供給しにくくなったり、被処理体の表面や洗浄室の内面に洗浄液の泡が付着したまま残留して、洗浄液の排液や回収が円滑に行えなくなったりする問題があった。
なお、このような問題を解決するためには、被処理体を回転させるのではなく、例えば洗浄液を洗浄槽に貯留して、被処理体を洗浄液中に浸漬させ、この洗浄液に超音波振動を与えることにより、洗浄液の洗浄効果を高めることも考えられる。しかしながら、洗浄液や被処理体(油脂等の除去対象物)の種類によっては、超音波振動の利用のみで十分な洗浄効果を得ることが難しくなるおそれがあった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、植物性洗剤を含有する洗浄液を利用した洗浄処理を好適に行うことができ、さらに、洗浄効果を向上させることができる洗浄装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明によれば、被処理体を洗浄液によって洗浄する洗浄装置であって、前記洗浄液は、植物性洗剤、又は、植物性洗剤を希釈させた溶液であって、前記洗浄液に被処理体を浸漬させることにより被処理体の洗浄を行う洗浄槽と、前記洗浄槽に供給する洗浄液を貯留するタンクと、前記タンクに貯留された洗浄液を前記洗浄槽に供給する洗浄液供給路とを備え、前記洗浄槽は、前記洗浄槽に貯留された洗浄液に超音波振動を与える超音波振動発振器を備え、前記タンクは、前記タンクに貯留された洗浄液を加熱するヒータを備えることを特徴とする、洗浄装置が提供される。
この洗浄装置にあっては、前記洗浄槽に貯留された洗浄液を前記タンクに戻す洗浄液回収路と、前記洗浄槽から前記タンクに戻された洗浄液から異物を除去するフィルタと、前記タンクに貯留された洗浄液から油分を除去する油水分離器とを設けても良い。前記油水分離器とは、オイルスキマーであっても良い。
さらに、前記タンクには、前記洗浄液供給路が接続された第一の貯留部と、前記洗浄液回収路が接続された第二の貯留部とを備えても良い。前記ヒータは、前記第一の貯留部に設けても良い。また、前記フィルタ及び前記油水分離器は、前記第二の貯留部に設けても良い。前記第一の貯留部と前記第二の貯留部とは、前記フィルタ及び前記油水分離器よりも下方において、互いに連通している構成としても良い。
本発明によれば、超音波振動を利用することで、植物性洗剤を含有する洗浄液を発泡させることなく、洗浄処理を好適に行うことができる。また、洗浄液をヒータによって加熱することで、洗浄効果を向上させることができる。超音波振動発振器は洗浄槽に備え、ヒータはタンクに備えることで、超音波振動の影響によるヒータの腐食や故障を防止できる。
以下、本発明にかかる実施形態を説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態にかかる洗浄装置1は、被処理体2(例えばベアリング等)の超音波洗浄を行う超音波洗浄機3と、洗浄液の循環供給を行う洗浄液循環供給機4とを備えている。
超音波洗浄機3は、内部に貯留した洗浄液に被処理体2を浸漬させることにより被処理体2の洗浄を行う洗浄槽11を備えている。洗浄槽11には、洗浄槽11に貯留した洗浄液に対して超音波振動を与える超音波振動発振器12が設けられている。
洗浄槽11は、上面が開口となっている槽本体21と、槽本体21の上面開口を開閉する蓋体22とを備えている。即ち、被処理体2は槽本体21の上面開口を通じて洗浄槽11に搬入又は洗浄槽11から搬出されるようになっている。槽本体21の内部空間は、洗浄液が貯留される洗浄貯留部23となっている。
また、槽本体21の上部には、後述する洗浄液供給路32の出口(下流端)と、後述する洗浄液回収路33の入口(上流端)がそれぞれ接続されている。槽本体21内においては、洗浄液が後述する洗浄液回収路33の入口の高さまで供給されると、洗浄液がオーバーフローして洗浄液回収路33に流入し、後述するタンク30に回収されるように構成されている。
図2に示すように、槽本体21の底部には、槽本体21から洗浄液を排液するための洗浄槽排液路25が接続されている。洗浄槽排液路25には開閉弁25aが介設されている。即ち、開閉弁25aを開くと、槽本体21内の洗浄液を、洗浄槽排液路25を通じて洗浄装置1の外部に排液できるようになっている。
超音波振動発振器12は、図示の例では槽本体21の底面の下方に設置されている。この超音波振動発振器12を作動させると、槽本体21の底板が超音波振動させられ、槽本体21の底板を介して、洗浄貯留部23内の洗浄液に超音波振動が与えられるようになっている。
洗浄液循環供給機4は、洗浄槽11に供給する洗浄液を貯留するタンク30を有するタンクユニット31、タンク30に貯留された洗浄液を洗浄槽11に供給する洗浄液供給路32、及び、洗浄槽11に貯留された洗浄液をタンク30に戻す洗浄液回収路33を備えている。タンクユニット31内において、タンク30の下方には、後述するポンプ81等の各種機器類が配設される収納室35が設けられている(図2参照)。
タンク30は、上面が開口となっているタンク筐体42と、タンク筐体42の上面開口を閉塞するタンク蓋体43とを備えている。タンク筐体42の内部空間は、縦向きに設けられた平板状の仕切り45によって、2つの空間(貯留部)に分割されている。即ち、洗浄液の温調が行われる第一の貯留部51と、洗浄液の清浄化等が行われる第二の貯留部52とに分割されている。つまり、第一の貯留部51と第二の貯留部52は、仕切り45を挟んで左右に、横方向において隣り合うように設けられている。また、仕切り45の下方(後述するフィルタ71やオイルスキマー72よりも下方)には、第一の貯留部51の下部と第二の貯留部52の下部を互いに連通させる連通口53が設けられている。
図2に示すように、第一の貯留部51には、洗浄液供給路32の入口(上流端)が接続されている。図示の例では、洗浄液供給路32の入口は、タンク筐体42の底面、即ち、第一の貯留部51の下部(連通口53よりも下方)において開口されている。
また、第一の貯留部51には、第一の貯留部51内の洗浄液を加熱するヒータ61が設けられている。ヒータ61は、例えばプラグヒータであっても良く、図示の例では、発熱体(図示せず)が内蔵されている伝熱管61aを有する構成となっている。即ち、ヒータ61は、伝熱管61a内の発熱体(図示せず)によって発生させた熱を、伝熱管61aを介して間接的に、第一の貯留部51内の洗浄液に伝達させ、これにより、洗浄液の間接加熱を行う構成になっている。また、伝熱管61aは、第一の貯留部51の下部、即ち、タンク筐体42の底面に近い位置に設けられているが、洗浄液供給路32の入口よりは上方に設けられている。即ち、第一の貯留部51に貯留されている洗浄液を、伝熱管61aによって下方から加熱することで、第一の貯留部51内で上下に確実に熱対流させながら、満遍なく効率的に加熱できるように構成されている。さらに、洗浄液を洗浄液供給路32の入口より上方において伝熱管61aに接触させ、確実に加熱してから洗浄液供給路32に送出できるように構成されている。
また、ヒータ61は、超音波洗浄機3(洗浄槽11)とは別体として設けられた洗浄液循環供給機4(タンク30)に備えられており、超音波振動発振器12からは離隔しているため、超音波振動発振器12による超音波振動の影響を受けないようになっている。このようにすると、超音波振動の影響によるヒータ61の腐食や故障(断線等)が発生することを防止できる。即ち、洗浄液の加熱を確実に行い、安定した洗浄効果を得ることができる。また、ヒータ61の長寿命化を図ることができる。
第二の貯留部52には、洗浄液回収路33の出口(下流端)が接続されている。図示の例では、洗浄液回収路33はタンク筐体42の側壁上部において、タンク筐体42の外側から内側に挿入されており、洗浄液回収路33の出口は、第二の貯留部52の上部(後述するフィルタ71の内側)において開口されている。
また、第二の貯留部52には、洗浄槽11から洗浄液回収路33を介して第二の貯留部52に戻された洗浄液から異物を除去するフィルタ71と、第二の貯留部52に貯留されている洗浄液から油分等を除去する油水分離器としてのオイルスキマー72が設けられている。つまり、第二の貯留部52においては、洗浄液の清浄化(濾過と油水分離)が行われるようになっている。
フィルタ71は、例えば上方からみて略方形をなすトレー状に形成されており、第二の貯留部52の上部、即ち、連通口53よりも高い位置に設けられている。また、フィルタ71は、略水平に設けられたフィルタ底部71aと、枠状のフィルタ側部71bとを有している。図示の例では、フィルタ底部71aは、第二の貯留部52において洗浄液の水面が位置する高さよりも低い位置、即ち、洗浄液中に浸漬するように設けられている。フィルタ側部71bは、フィルタ底部71aの周縁部から上方に向かって略鉛直に立設するように、また、フィルタ底部71aの上方を囲むように設けられている。そして、フィルタ側部71bの下部が洗浄液中に浸漬させられ、フィルタ側部71bの上部が洗浄液の水面より上方に突出した状態になるように設けられている。
なお、前述した洗浄液回収路33の出口は、フィルタ71の内側(即ち、フィルタ底部71aの上方、かつ、フィルタ側部71bによって囲まれた位置)に設けられている。つまり、洗浄液回収路33から第二の貯留部52に流入した洗浄液が、必ずフィルタ71を通過してからフィルタ71の外側に送出されるように構成されている。また、例えばフィルタ71に濾物(異物)が滞積した場合などは、タンク蓋体43を外して第二の貯留部52の上部開口を開くことにより、フィルタ71を第二の貯留部52から引き上げ、フィルタ71から濾物を除去するなど、フィルタ71のメンテナンスを行うことができるように構成されている。
図2に示すように、オイルスキマー72は、タンク30の外側(タンク蓋体43の上方)に設けられたスキマー本体72a、無端状のベルト72b、ベルト72bを駆動させる駆動ローラ72c、従動ローラ72dを備えている。また、タンク蓋体43には、ベルト72bをタンク蓋体43の下方(第二の貯留部52)に垂下させるためのオイルスキマー用窓部43aが形成されている。
ベルト72bは、例えばフェルト等の多孔質材によって形成されており、洗浄液の液面に浮上した浮上油(洗浄液中に完全に溶け込まなかった油分)、微細な異物、粘性のある異物等を吸着物として吸着できるようになっている。ベルト72bの上部は、スキマー本体72a内に設けられた駆動ローラ72cに架け渡された状態で支持されている。ベルト72bの下部は、スキマー本体72aの下方に垂下されており、従動ローラ72dの自重によって下方に引っ張られた状態で支持され、オイルスキマー用窓部43aを通じて、タンク蓋体43の下方に配設されている。ベルト72bの下端部と従動ローラ72dは、フィルタ71の内側において、洗浄液中に浸漬させられている。
即ち、オイルスキマー72は、駆動ローラ72cの駆動によりベルト72bを周動させ、洗浄液の液面付近において、浮上油や異物等の吸着物をベルト72bの下端部に吸着させるように構成されている。吸着物はベルト72bとともにスキマー本体72a内に引き上げられ、スキマー本体72a内においてベルト72bから除去され、回収されるようになっている。また、オイルスキマー72は、フィルタ71の内側の洗浄液、即ち、フィルタ71を通過する前の洗浄液から吸着物を回収するように配設されている。このようにすると、フィルタ71に油分や異物等が詰まること、即ち、フィルタ71の目詰まりを防止でき、フィルタ71による濾過を円滑に行うことができる。
上述したように、第一の貯留部51と第二の貯留部52とは、洗浄液回収路33の出口、フィルタ71及び油水分離器72よりも下方において、連通口53を通じて互いに連通している。このように構成すると、第二の貯留部52において、上方(フィルタ71側)から下方(連通口53側)に向かう洗浄液の流れを円滑に形成でき、フィルタ71による濾過を行いやすくなる。また、第二の貯留部52に洗浄液が滞留することを防止でき、第一の貯留部51に洗浄液を移動させやすくなる。
さらに、タンク30には、タンク30から洗浄液を排液するためのタンク排液路75、76が設けられている。図示の例では、タンク排液路75は、第一の貯留部51の底部に接続され、タンク排液路76は、第二の貯留部52の底部に接続されている。各タンク排液路75、76には開閉弁75a,76aがそれぞれ介設されている。即ち、開閉弁75aを開くと、第一の貯留部51内の洗浄液を、タンク排液路75を通じて洗浄装置1の外部に排液でき、また、開閉弁76aを開くと、第二の貯留部52内の洗浄液を、タンク排液路76を通じて洗浄装置1の外部に排液できるようになっている。
また、タンク筐体42の外側面には、洗浄液循環供給機4の各部を操作するための操作パネル部78が設けられている。この操作パネル部78には、図示はしないが、例えばヒータ61のON状態とOFF状態を切り換えるヒータスイッチ、洗浄液の温度設定を行うための温度調節ツマミ(ダイヤル)、後述するポンプ81のON状態とOFF状態を切り換えるポンプスイッチ等が設けられている。例えば作業員がヒータスイッチをON状態とし、温度調節ツマミを操作して所望の温度に設定すると、ヒータ61の出力(発熱量)が調整され、これにより、第一の貯留部51内の洗浄液の温度が、所望の温度に制御されるようになっている。
前述したように、洗浄液供給路32は、入口側が第一の貯留部51の底部に接続され、出口側が槽本体21の上部に接続された状態で配設されている。洗浄液供給路32の途中には、洗浄液を送液する動力を与えるポンプ81が介設されている。ポンプ81は、タンク筐体42の下方、即ち収納室35内に設置されている。
また、前述したように、洗浄液回収路33は、入口側が槽本体21の上部に接続され、出口側がフィルタ71の内側に挿入された状態で配設されている。なお、洗浄液回収路33の入口を槽本体21の上部(洗浄貯留部23における洗浄液の液面付近)に配置することで、洗浄液の液面に浮上した油分を、洗浄液回収路33内に効率よく流入させ、洗浄槽11から迅速に回収することができる。また、洗浄液回収路33の出口を、洗浄液の液面付近(オイルスキマー72のベルト72bの近傍)に配置することで、洗浄液回収路33から送出された直後の洗浄液に混入している油分を、オイルスキマー72によって迅速に回収することができる。従って、洗浄槽11内や第二の貯留部52内の洗浄液を、効率よく確実に清浄化することができる。
上記洗浄液としては、被処理体2に付着している油脂分、例えば潤滑油(被処理体2がベアリングである場合は、リチウムグリース等)等を洗い流す脱脂洗浄を行うことが可能な性質を有する液体が使用される。また、洗浄液は、植物を原料とした植物由来成分(例えば植物性の界面活性剤、植物性の脂肪酸等)を主成分とした洗剤、即ち植物性洗剤であることが望ましく、さらに好ましくは、植物性洗剤は、全成分が植物由来のものである洗剤、即ち純植物性洗剤であることが望ましい。また、洗浄液は、植物性洗剤を例えば水等の溶媒によって希釈させた溶液であっても良く、さらに好ましくは、純植物性洗剤を、例えば水等の溶媒によって希釈させた溶液であっても良い。
なお、植物性洗剤としては、例えばインフィニティ株式会社製の洗剤(純植物性洗剤)であるSAFE CARE(商標)シリーズのものを使用しても良い。SAFE CAREシリーズの洗剤には、例えば、「NATURALSOLV」、「PAINTSOLV−R」、「SC−1000」、「SC−AIRCRAFT」、「SC−SUPERSOLVE」(いずれも商品名)、その他数種類の様々なものがあるが、これらのいずれを選択しても、洗浄液用の洗剤として好適に使用することができる。
洗剤の植物由来成分は、例えば、りんご、大豆、とうもろこし、菜種、麦類等の植物から得ることが可能である。このような植物由来成分からなる洗剤は、揮発性が低い、人体や環境に対する様々な有害物(例えば環境ホルモン物質、石油蒸留物質等)を含有していない、皮膚に対する刺激性が低い、不燃性等の特長があり、人体や環境に悪影響を与える危険性が低い。
また、かかる植物由来成分からなる洗剤は、微生物分解性が高く、例えばpH値等の条件を調整すると、微生物により迅速に分解され、水(H2O)、二酸化炭素(CO2)、不活性のミネラル等の元素及びその元素から構成される不活性の化合物に、ほぼ完全に分解される。従って、洗浄液を廃棄処分する際には、洗剤の成分を速やかに微生物分解でき、無害化して自然に還元できるので、環境負荷が少なく、安全である。また、従来の化学薬品類を用いた洗浄液(例えば、苛性ソーダ(NaOH)が配合された洗浄液、塩素系溶剤が配合された洗浄液、石油系(炭化水素系)の洗浄液等)と比較して、廃棄処分に要するコストを大幅に削減できる。即ち、化学薬品類を用いた洗浄液は、廃棄処分の際、沈殿凝固処理等の化学的処理を行う必要があるが、例えば純植物性洗剤を用いた洗浄液であれば、そのような化学的処理は不要であり、微生物分解処理のみで簡単にかつ低コストで処理できる。また、微生物分解処理を行うだけで、環境基準等の目標(排水のBOD(Biochemical(Biological) Oxygen Demand:生物化学的酸素要求量)、COD(Chemical Oxygen Demand:化学的酸素要求量)等)を満たすことができ、河川等への放流も可能である。
なお、純植物性洗剤は、約97〜98%以上を微生物分解により分解させることが可能であることが確認されている。かかる純植物性洗剤を用いた洗浄液の微生物分解を行う際は、洗浄液を水等によって希釈させ、洗浄液中における純植物性洗剤の濃度を例えば約1%程度にし、ほぼ中性(pH6.5〜7.5程度)に調整するとともに、エアレーション(曝気)を行うことによって、液中に酸素を供給するようにしても良い。これにより、微生物分解を好適に促進させることができ、純植物性洗剤を水、二酸化炭素、不活性のミネラル等の元素及びその元素から構成される不活性の化合物等にほぼ完全に分解させることが可能である。
また、純植物性洗剤を所定濃度及び所定温度に調整した洗浄液を用いれば、洗い流された油脂分は、洗浄液中においてほぼ完全に液状になって溶け込むので、流動性が良好であり、配管内の詰まり等が発生することを防止できる。即ち、従来の化学薬品類を用いた洗浄液を使用すると、油脂分が洗浄液の成分と結合してエマルション化し微粒状になったり、半固形状(粘りのある塊状)の凝固体が発生したりするため、かかる微粒分や凝固体が配管内やフィルタ等に堆積し、詰まり等の問題が生じやすかったが、そのような問題を防止できる。例えば、洗浄装置1にあっては、洗浄液回収路33、フィルタ71、オイルスキマー72、ポンプ81、洗浄液供給路32等において、詰まり等の悪影響が生じることを防止でき、送液、濾過、油水分離等を円滑に効率的に行うことができる。そして、洗浄液を連続的に循環させ、長期的に再利用させることができるので、経済的である。また、洗浄装置1の点検、清掃等に要する二次的な費用も削減できる。
さらに、植物性洗剤(例えばNATURALSOLV)を用いた洗浄液は、防錆剤としても作用し、かかる洗浄液によって洗浄すると、被処理体2に高い防錆効果を与えることができる。鉄鋼系の部品においては、洗浄後約3ヶ月以上の間、防錆効果を持続させることが可能である。また、金属類だけでなく、プラスチック、ゴム等の様々な材質の腐食や劣化を抑制する効果もある。さらに、被処理体2に対してだけでなく、排水系や循環系における配管等の腐食、劣化も抑制できる。従って、洗浄装置1全体の寿命を延ばすことができる。
次に、以上のように構成された洗浄装置1を用いた被処理体2の洗浄方法について説明する。先ず、被処理体2を処理する前の洗浄装置1においては、洗浄槽11(洗浄貯留部23)とタンク30(第一の貯留部51、第二の貯留部52)内に洗浄液が貯留された状態になっている。また、洗浄液は、洗浄液循環供給機4の作動により洗浄槽11とタンク30との間で循環させられながら、所定温度(例えば33℃以上)に温調されている。このように洗浄液を加温すると、常温のままよりも、洗浄液の洗浄力を高めることができる。
洗浄液循環供給機4においては、ヒータ61の発熱により、第一の貯留部51内の洗浄液が加熱される。また、ポンプ81の作動により、第一の貯留部51内で加熱された洗浄液は、洗浄液供給路32に流入し、洗浄液供給路32を通じて洗浄槽11の洗浄貯留部23に送液される。そして、洗浄槽11から洗浄液回収路33に流入し、洗浄液回収路33を通じて第二の貯留部52に送液される。第二の貯留部52においては、洗浄液は洗浄液回収路33の出口からフィルタ71の内側に送出され、フィルタ71の細孔を通じて、フィルタ71の外側に流出する。そして、第二の貯留部52内を下降して、連通口53を通じて、第一の貯留部51に戻され、ヒータ61によって再加熱される。こうして、第二の貯留部52、第一の貯留部51、洗浄液供給路32、洗浄貯留部23、洗浄液回収路33の順に送液されることにより、洗浄液が温調された状態になっている。
このように洗浄液が貯留、温調されている洗浄槽11において、先ず、蓋体22を槽本体21から持ち上げて、槽本体21の上面開口を開く。そして、油脂分等が付着している被処理体2を、上面開口を通じて槽本体21内に搬入し、槽本体21内に貯留されている洗浄液中に下降、浸漬させる。その後、蓋体22によって槽本体21の上面開口を閉塞する。なお、被処理体2は、例えばバスケット等に複数の被処理体2を入れた状態で浸漬させても良い。
被処理体2の洗浄中は、被処理体2が洗浄貯留部23の洗浄液に浸漬させられた状態で、上述したような洗浄液循環供給機4による洗浄液の循環と加熱が、引き続き行われる。さらに、超音波振動発振器12の作動により、洗浄貯留部23内の洗浄液に超音波振動が与えられる。これにより、洗浄液の洗浄効果をさらに高めることができる。
こうして、洗浄液が所定温度(例えば33℃以上)に温調され、かつ、洗浄液に超音波振動が与えられることにより、被処理体2に付着していた油脂分等(除去対象物)が、洗浄液の作用によって被処理体2から分離され、洗浄貯留部23の洗浄液中に溶け込み、洗浄液と共に洗浄貯留部23から回収され、洗浄液回収路33を通じて第二の貯留部52(フィルタ71の内側)に排出される。
第二の貯留部52においては、オイルスキマー72の作動により、洗浄液中に混入している油分(被処理体2から分離された油分)等が吸着物として洗浄液から分離、回収される。また、洗浄液がフィルタ71を通過することにより、洗浄液中の異物(被処理体2に付着していた異物)等が洗浄液中から除去される。除去された異物(濾物)は、フィルタ71の内側に蓄積される。フィルタ71を通過した洗浄液は、第一の貯留部51において再加熱された後、洗浄液供給路32を通じて、再び洗浄貯留部23に供給される。こうして、洗浄貯留部23においては、洗浄に使用された洗浄液(油脂分や異物が混入している洗浄液)が連続的に回収されながら、清浄化された洗浄液が連続的に供給される。従って、被処理体2から分離した油脂分や異物が、被処理体2に再付着することを防止でき、被処理体2の洗浄を効率的に行うことができる。
以上の処理が終了したら、蓋体22を持ち上げ、槽本体21の上面開口を開き、洗浄済みの被処理体2を洗浄液から上昇させ、上面開口を通じて槽本体21内から搬出する。こうして、洗浄装置1における洗浄処理が終了する。
かかる洗浄装置1によれば、超音波振動を利用して洗浄液の洗浄効果を高めることができ、洗浄液を発泡させることなく、被処理体2の洗浄を好適に行うことができる。発泡が生じやすい性質の洗浄液を使用しても、洗浄液の発泡を防止して、洗浄液の排液や回収を円滑に行うことができる。即ち、洗浄液の循環供給を行い易く、洗浄液の消費量を抑制でき、経済的である。
さらに、本実施形態によれば、洗浄液をヒータ61によって加熱することでも、洗浄液の洗浄効果を向上させることができる。従って、多様な種類の洗浄液について、十分な洗浄能力を発揮させることができる。また、多様な種類の被処理体(除去対象物)に対応した洗浄処理を行うことができる。
特に、洗浄装置1においては、植物性洗剤(植物から得られる成分からなる洗剤)を含有する洗浄液の洗浄能力を、洗浄液に加熱と超音波振動を与えることにより、十分に発揮させることができる。植物性洗剤を含有する洗浄液の寿命(洗浄液の交換や洗浄装置1のメンテナンス等を行うことなく被処理体2を洗浄できる時間)を、従来の3倍〜10倍程度に延ばすことが可能である。様々な植物性洗剤(例えばSAFE CAREシリーズに含まれる総ての洗剤)を含有する洗浄液を、好適に使用できる。
また、超音波振動発振器12は洗浄槽11に備え、ヒータ61はタンク30に備えることで、ヒータ61を超音波振動発振器12から離隔した位置に設置することができる。即ち、超音波振動の影響によるヒータ61の不具合(腐食、故障等)が発生することを防止できる。従って、洗浄液の加熱を確実に行い、安定した洗浄効果を得ることができ、また、ヒータ61の寿命を延ばすことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、被処理体2とは、ベアリングには限定されず、ネジ、ボルト、その他の工業用部品類であっても良い。即ち、洗浄における除去対象物は、リチウムグリース、潤滑油等には限定されず、例えばボルトを切削加工する際に用いられる切削油等であっても良い。また、例えばPAINTSOLV-R等の洗剤を含有する洗浄液を用いる場合は、油脂分以外の除去、例えば、被処理体2に付着した塗料(例えば自動車部品の塗装等に用いられる塗料)の除去にも適用できる。即ち、洗浄における除去対象物は、塗料などであっても良い。
さらに本実施形態は、工業用部品や金属製品以外の洗浄にも適用できる。即ち、被処理体は、例えば樹脂製品、食器、調理器具、食品(野菜、果物等)であっても良い。これらの被処理体も、以上の実施形態で説明した洗浄装置1と実質的に同一の装置を用いて、また、洗浄液を適切に選択することで、好適に洗浄することができる。
また、以上の実施形態では、ヒータ61による洗浄液の加熱と超音波振動発振器12による超音波振動を並行して行うこととしたが、洗浄液の種類や被処理体の種類によっては、いずれか一方のみを行っても良い。また、例えば洗浄液を十分に加熱し、被処理体2を洗浄液に浸漬させた後は、ヒータ61の加熱や洗浄液の循環供給を停止させ、超音波振動発振器12による超音波振動の発振のみを行うようにしても良い。
超音波洗浄機3や洗浄液循環供給機4の構造も、以上の実施形態には限定されない。例えば超音波振動発振器12の設置位置は、洗浄槽11の底部には限定されず、洗浄槽11の側部などであっても良い。
本発明は、例えば工業用部品等の洗浄装置に適用できる。
1 洗浄装置
2 被処理体
3 超音波洗浄機
4 洗浄液循環供給機
11 洗浄槽
12 超音波振動発振器
30 タンク
32 洗浄液供給路
33 洗浄液回収路
51 第一の貯留部
52 第二の貯留部
53 連通口
61 ヒータ
71 フィルタ
72 オイルスキマー
81 ポンプ
2 被処理体
3 超音波洗浄機
4 洗浄液循環供給機
11 洗浄槽
12 超音波振動発振器
30 タンク
32 洗浄液供給路
33 洗浄液回収路
51 第一の貯留部
52 第二の貯留部
53 連通口
61 ヒータ
71 フィルタ
72 オイルスキマー
81 ポンプ
Claims (4)
- 被処理体を洗浄液によって洗浄する洗浄装置であって、
前記洗浄液は、植物性洗剤、又は、植物性洗剤を希釈させた溶液であって、
前記洗浄液に被処理体を浸漬させることにより被処理体の洗浄を行う洗浄槽と、
前記洗浄槽に供給する洗浄液を貯留するタンクと、
前記タンクに貯留された洗浄液を前記洗浄槽に供給する洗浄液供給路とを備え、
前記洗浄槽は、前記洗浄槽に貯留された洗浄液に超音波振動を与える超音波振動発振器を備え、
前記タンクは、前記タンクに貯留された洗浄液を加熱するヒータを備えることを特徴とする、洗浄装置。 - 前記洗浄槽に貯留された洗浄液を前記タンクに戻す洗浄液回収路と、
前記洗浄槽から前記タンクに戻された洗浄液から異物を除去するフィルタと、
前記タンクに貯留された洗浄液から油分を除去する油水分離器とを設けたことを特徴とする、請求項1に記載の洗浄装置。 - 前記油水分離器は、オイルスキマーであることを特徴とする、請求項2に記載の洗浄装置。
- 前記タンクは、前記洗浄液供給路が接続された第一の貯留部と、前記洗浄液回収路が接続された第二の貯留部とを備え、
前記ヒータは、前記第一の貯留部に設けられ、
前記フィルタ及び前記油水分離器は、前記第二の貯留部に設けられ、
前記第一の貯留部と前記第二の貯留部とは、前記フィルタ及び前記油水分離器よりも下方において、互いに連通していることを特徴とする、請求項2又は3に記載の洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007152964A JP2008302320A (ja) | 2007-06-08 | 2007-06-08 | 洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007152964A JP2008302320A (ja) | 2007-06-08 | 2007-06-08 | 洗浄装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
- 2007-06-08 JP JP2007152964A patent/JP2008302320A/ja active Pending
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