JP2008300811A - 電子装置 - Google Patents

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信介 上市
Yoshihide Otani
佳秀 大谷
Toshihiko Kondo
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Abstract

【課題】装置の傾動を妨げることなく、装置が有する電子回路が用いる基準電位の不均一を軽減して取得できる電子装置を提供する。
【解決手段】
本体部と本体部に対して傾動可能な傾動部とを備え、傾動部は内部に設けられた回路基板と電気的に接続されると共に、傾動部の筐体に設けられる係合手段と回路基板と電気的に接続されると共に、筐体に設けられる支持手段とを備え、本体部は、本体部の基準電位に電気的に接続されると共に、傾動部の傾動動作時に係合手段を誘導する誘導手段と、該本体部の基準電位に電気的に接続されると共に、支持手段を回転可能に支持する被支持手段を備える。この構成によれば、回路基板は、誘導手段及び係合手段を介して基準電位を取得すると共に、被支持手段及び支持手段を介して基準電位を取得できるため、傾動部の傾動を妨げることなく基準電位の不均一を軽減して取得できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、フレームから基準電位を取得する電子装置に関し、特に、電子装置本体に対して傾動する装置が有する電子回路が用いる基準電位を電子装置本体から取得する電子装置に関する。
従来から、例えば、液晶表示装置等の周辺装置を備える情報処理装置が有する構造であり、周辺装置を回動させるためだけでなく、情報処理装置を構成するフレームに対して周辺装置を構成する回路がグランドするための構造が知られている(例えば、特許文献1)。
この構造は、周辺装置を構成する電子回路を有するプリント板を覆い、かつプリント板と接続するシールド金具に設けられた板金と、板金に押接される一端及び情報処理装置が有するフレームの金属部に押接される他端を有するバネ板とを設けたことを特徴とする。
特開平10−145066
ところで上記のような構造では、液晶表示装置を回動させるため、電子回路を有するプリント板とフレームにバネ板を介して接する板金との接続面を十分に広くすることができないために、プリント板が有する電子回路において基準電位が不均一となる問題があった。
よって、本発明の目的とするところは、装置の傾動を妨げることなく、装置が有する電子回路が用いる基準電位の不均一を軽減して取得できる電子装置を提供することにある。
本発明に係る電子装置は、本体部と、本体部に対して傾動可能な傾動部と、を備え、傾動部は、内部に設けられた回路基板と電気的に接続されると共に、傾動部の筐体に設けられる係合手段と、回路基板と電気的に接続されると共に、筐体に設けられる支持手段とを備え、本体部は、本体部の基準電位に電気的に接続されると共に、傾動部の傾動動作時に係合手段を誘導する誘導手段と、該本体部の基準電位に電気的に接続されると共に、支持手段を回転可能に支持する被支持手段を備えることを特徴とする。
上記構成において、誘導手段及び被支持手段は、本体部のフレームと電気的に接続されている構成を採用できる。
上記構成において、係合手段は、誘導手段との間で生じる摩擦により回転する回転手段を有する構成を採用できる。
上記構成において、回転手段を誘導手段に押し付ける押付手段を有する構成を採用できる。
上記構成において、係合手段は、傾動部の上部近傍の両側面に設けられ、支持手段は、傾動部の下部近傍の両側面に設けられている構成を採用できる。
請求項1の構成によれば、傾動部の内部に設けられる回路基板は、本体部に設けられる誘導手段及び傾動部に設けられた係合手段を介して基準電位を取得すると共に、本体部に設けられる被支持手段及び傾動部に設けられ支持手段を介して基準電位を取得することが可能になり、複数の箇所で基準電位を取得できるため、傾動部の傾動を妨げることなく、傾動部が有する回路基板内の電子回路が用いる基準電位の不均一を軽減して取得できる。
請求項2の構成によれば、回路基板は、本体部に設けられる誘導手段及び傾動部に設けられ係合手段を介して本体部のフレームから五基準電位を取得できると共に、本体部に設けられる被支持手段及び傾動部に設けられた支持手段を介して本体部のフレームから基準電位を取得できる。
請求項3の構成によれば、係合手段が有する回転手段が回転することで係合手段を容易に移動させることができるため、傾動部を容易に傾動できる。
請求項4の構成によれば、回転手段が誘導手段に押付けられるために、傾動部が傾動しても安定した基準電位を取得できる。
請求項5の構成によれば、傾動部が有する電子回路が用いる基準電位の上下方向及び左右方向における不均一を軽減して取得できる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す電子装置の斜視図及び上面図である。
図1に示す電子装置100は、例えば、カー・ナビゲーション装置で構成される。電子装置100は、出力装置1000(本体部)及び表示装置2000(傾動部)を備える。
出力装置1000は、ソフトウェア制御を実行することで、表示装置2000が表示する情報を処理し、処理した情報を表示装置2000へ出力する。
ここで、図2を参照して、ソフトウェア制御を実行するための出力装置1000のハードウェア構成について説明する。図2は、ソフトウェア制御を実現するための出力装置1000のハードウェア構成の一例を表す図である。
出力装置1000は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の演算部1001、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の読み出し専用メモリであるROM1002(Read-Only Memory )、DRAM(Dynamic RAM)又はSRAM(Static RAM)等の揮発性メモリ及びNVRAM(Non Volatile RAM)等の不揮発性メモリで構成されるRAM1003(Random Access Memory)、並びにハードディスク等の外部記憶装置で構成される外部記憶部1004で構成され、演算部1001、ROM1002、RAM1003、及び外部記憶部1004は互いにバス1005によって接続している。
ソフトウェア制御は、ROM1002又は外部記憶部1004に格納したプログラムを演算部1001が読込み、読込んだプログラムに従って演算部1001が演算を行うことにより上記情報処理を実行する。なお、RAM1003には、演算結果のデータが書き込まれ、特にNVRAMには、電源オフ時にバックアップが必要なデータが保存される。
次に図3を参照して、出力装置1000の構成について説明する。図3は、図1に示した電子装置100の一例を表す断面図である。
出力装置1000は、フレーム1100及びパネル部1200を備える。
フレーム1100は、導通性を有する材料で構成される。以下、導通性を有する材料は、例えば、鉄及びアルミニウム等の金属、金属繊維を充填した樹脂、並びにポリアセチレン及びポリチオフェン類等の導電性高分子といった導通性を有する樹脂を含むとして説明するが、これに限定される訳ではなく、電子装置に通常用いられる導通性を有する他の材料を採用できる。
フレーム1100は、出力装置1000の枠組みを構成し、出力装置1000が備える演算部1001等を収納するケースとして機能する。また、フレーム1100は、後述する表示装置2000が有する回路基板に対して基準電位(GND)を提供することができる程度に十分に大きさを有する。
フレーム1100は、右内側面において後述する接続板3111、及び板止3911と接続し、左内側面において誘導軸3950及び3960に接続する。
尚、フレーム1100は、左内側面において、図示を省略するが、接続板3110及び板止3910と接続し、右内側面において誘導軸3951及び3961に接続する。
パネル部1200は、導通性を有しない材料で構成される。以下、導通性を有しない材料は、例えば、天然ゴム、磁器、ガラス繊維、及びエポキシ樹脂等の導通性を有しない樹脂を含むとして説明するが、これに限定される訳ではなく、電子装置に通常用いられる導通性を有さない他の材料を採用できる。
ここで、パネル部1200が導通性を有しない材料で構成されるために、表示装置2000が有する回路基板の電子回路がフレーム1100から基準電位を取得することが困難になる。
そこで、電子回路とフレーム1100とを電気的に接続する導通性を有する接続部材をパネル部1200に設けることとした。以下、引き続きパネル部1200の構成について説明する。
パネル部1200は、フレーム1100に填め込まれる羽目板である。パネル部1200の右内側面は、後述する誘導溝3121(誘導手段)が形成されている。誘導溝3121の底部には、後述する導通性を有する受止部材3131(誘導手段)が設置されている。
尚、図示を省略するが、右内側面と同様に、パネル部1200の左内側面は誘導溝3120(誘導手段)が形成されており、誘導溝3120の底部には導通性の受止部材3130が設置されている。
ここで図4を参照して、パネル部1200について引き続き説明を行う。図4は、図1に示した出力装置1000の一例を表す斜視図である。
出力装置1000が有するパネル部1200は、前面から背面まで貫通した長孔1210、1211、及び1220を有する。尚、長孔1210については図示を省略している。
長孔1210はパネル部1200の前面の左下部分に、長孔1211は右下部分に、長孔1220はパネル部1200の中央下部分に形成されている。
長孔1210は後述する移動部材3300(被支持手段)が挿通する孔であり、孔1211は後述する移動部材3301(被支持手段)が挿通する孔であり、孔1220は後述するケーブル3200が挿通する孔である。
ここで図1に戻り、電子装置100の構成について引き続き説明する。
表示装置2000は、例えば、液晶ディスプレイで構成される。表示装置2000は、図示を省略するが、ケーブル3200を介して出力装置1000に接続し、出力装置1000が出力した情報を表示する。
ここで図5を参照して、表示装置2000の構成について説明する。図5は、図1で示した表示装置2000の表示装置2000の一例を表す正面図及び断面図である。
表示装置2000は、表示部2100、フレーム2200、支持部材2300及び2301(支持手段)、係合部材2400及び2401(係合手段)、裏板2500、回路基板2600、及びTFT(Thin Film Transistor)ユニット2700を備える。
表示部2100は、例えば、ガラス板又はプラスチック板等の導通性を有さず、かつ光を透過する性質を有する材料で構成される。表示部2100は、TFTユニット2700が発光する光を透過して、TFTユニット2700が出力する情報を表示する。
尚、本実施例では、表示部2100は、ガラス板又はプラスチック板で構成されるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、例えば、アクリル板のように、導通性が無くかつ光を透過する性質を有する通常、電子装置を構成すると考えられる他の材質を採用することができる。
フレーム2200は、導通性を有さない材料で構成される。フレーム2200は、表示装置2000の裏面を除く(つまり、前面、両側面、上面、及び下面)の枠組みを構成する。また、フレーム2200は、後述する裏板2500と接合して、表示装置2000を構成する回路基板2600及びTFTユニット2700を収納するケースとして機能する。
支持部材2300は、導通性を有する材料で構成される。支持部材2300の片端(以下単に、接合端という)は、表示装置2000の左側面の下部近傍において、後述する裏板2500に接合する。
尚、下部近傍とは、表示装置2000における中心部よりも下部に位置する領域の全てを含むとする。
支持部材2300の他端(以下単に、挿通端という)は、後述する移動部材3300が有する回動孔3350に挿通する。これによって、移動部材3300は、表示装置2000の下部を回動可能に支える。
支持部材2301の構成は、支持部材2300の構成とほぼ同様であるので、以下相違点について主に説明を行う。支持部材2301の接合端は、表示装置2000の右側面の下部において後述する裏板2500に接合する。また、支持部材2301の挿通端は、後述する移動部材3301が有する回動孔3351に挿通する。
係合部材2400は、導通性を有する材料で構成される。係合部材2400の片端(以下単に、接合端という)は、表示装置2000の左側面の上部近傍において、後述する裏板2500に接合する。
尚、上部近傍とは、表示装置2000の中心部よりも上部に位置する領域の全てを含むとする。
係合部材2400の他端(以下単に、係合端という)は、パネル部1200の左内側面に形成された誘導溝3120と係合し、誘導溝3120の底部に設置された受止部材3130(誘導手段)に接触する。
尚、係合部材2401の構成は、係合部材2400の構成とほぼ同様であるので、以下相違点について主に説明を行う。係合部材2401の接合端は、表示装置2000の右側面の上部近傍において後述する裏板2500に接合する。
また、係合部材2401の係合端は、パネル部1200の右内側面に形成された誘導溝3121と係合し、誘導溝3121の底部に設置された受止部材3131(誘導手段)に接触する。
ここで図6を参照して、係合部材2400及び2401の構成について引き続き説明する。図6は、係合部材2400及び2401の一構成例を説明するための図である。
図6に示す係合部材2400の接合端は、フレーム2200が左側面の上部に有する貫通孔2490を挿通して裏板2500に接合する。
係合部材2400の係合端は、受止部材3130と接する面に6つの穴2415から2465と6つの回転体2410から2460(回転手段)とを有する。尚、穴2415から2465は、回転体2410から2460を回転可能に保持するように凹設された穴である。
回転体2410から2460は、導通性を有する材料で形成されたボールベアリングで構成される。回転体2410から2460を構成する回転体の中心より上部の一部は穴2415から2465の中に入らないが、その他の部分は穴2415から2465の中に挿入されている。
穴2415から2465の開口部の形状は円形状である。穴2415から2465の開口部の直径は回転体2410から2460の直径よりも小さく形成され、かつ穴2415から2465の深さは回転体2410から2460の直径よりも浅く形成されている。
よって、回転体2410から2460の中心よりも上部の一部は穴2415から2465から外へ突出することができるが、その他の部分は係合部材2400の内部に留まる。
回転体2410から2460の上部の一部は受止部材3130と押接するため、係合部材2400が移動すると、回転体2410から2460は受止部材3130との間で生じる摩擦を受けて回転する。
この構成によれば、係合部材2400が有する回転体2410から2460が回転することで係合部材2400を容易に移動させることができるため、表示装置2000を容易に傾動できる。
尚、係合部材2401の構成は、図示を省略するが係合部材2400と同様に、係合端において、穴2416から2466及び回転体2411から2461(回転手段)を有する。また、係合部材2401の接合端は、フレーム2200が右側面の上部に有する貫通孔2491を挿通して裏板2500に接合する。
ここで図7を参照して、係合部材の他の例について説明する。図7は、係合部材の他の例を表す正面図、側面図、及び断面図である。
図7に表す係合部材2900は、支柱部2990及び回転体2910(回転手段)で構成される。支柱部2990の形状は円筒形状であり、回転体2910の形状は球形状である。
支柱部2990の内径は、回転体2910の外径よりも大きく形成されており、支柱部2990の内部には回転体2910が設置されている。
支柱部2990の上面部は、回転体2910の外径よりも小さく形成された円形の開口部2970を有する。よって、回転体2910の中心よりも上部の一部は支柱部2990の内部から外へ突出することができるが、その他の部分は支柱部2990の内部に留まる。
また、支柱部2990内底面は、押付部材2980(押付手段)と接合する。押付部材2980は、例えば、導通性を有する材料で形成されたコイル・スプリング等の圧縮バネで構成される。
押付部材2980の下端は支柱部2990内底面に接合し、押付部材2980の上端は回転体2910に押接する。押付部材2980の自由長は、回転体2910を支柱部2990内上面に押し付けるために必要な長さを超えるように設定されている。よって、押付部材2980は、回転体2910の中心よりも上の半球を支柱部2990の内部から外へ突出させる。
支柱部2990の底面部は、係合部材2900の接合端を構成し、表示装置2000を構成する裏板2500の左側面の上部近傍に接合する。
支柱部2990の上面部から突出した回転体2910の上部の一部は、係合部材2900の係合端を構成し、パネル部1200の左内側面が有する誘導溝3120と係合し、誘導溝3120の底部に設置された受止部材3130に押接する。
よって、押付部材2980は、回転体2910を受止部材3130に押付ける。この構成によれば、回転体2910が受止部材3130に押付けられるために、表示装置2000が傾動しても回路基板2600が安定した基準電位を取得できる。
ここで、回転体2910の上部の一部は受止部材3130と押接するため、係合部材2900が移動すると、回転体2910は、受止部材3130との間で生じる摩擦を受けて回転する。
この構成によれば、係合部材2900が有する回転体2910が回転することで係合部材2900を容易に移動させることができるため、傾動部である表示装置2000を容易に傾動できる。
またこれらの構成によれば、押付部材2980が弾性を有するため、係合部材2900を有する表示装置2000が傾動する際に、表示装置2000に生じる衝撃及び出力装置1000に与える衝撃を軽減できる。
尚、係合部材2901の構成は、係合部材2900の構成と同様であるため詳細な説明を省略する。係合部材2901は、図示を省略するが係合部材2900と同様に、回転体2911及び支柱部2991で構成される。また、支柱部2991の上面は開口部2971を有し、支柱部2991の内部には押付部材2981が設置されている。
ここで図5に戻り、表示装置2000の構成について引き続き説明する。
裏板2500は、導通性を有する材料で構成される。裏板2500は、図示を省略するが、裏板2500の前面から背面まで貫通した貫通孔を有する。裏板2500が有する貫通孔は、ケーブル3200が挿通する孔である。貫通孔の孔口は、裏板2500の前面(及び背面)の中央下部に位置する。
裏板2500の左側面は、下部近傍で支持部材2300の接合端と接合し、上部近傍で係合部材2400の接合端と接合する。同様に、裏板2500の右側面は、下部近傍で支持部材2301の接合端と接合し、上部近傍で係合部材2401の接合端と接合する。
これにより、裏板2500は、両側面で接合する支持部材2300及び2301、並びに係合部材2400及び係合部材2401を介して出力装置1000が有するフレーム1100から基準電位を取得できる。
裏板2500の前面には、裏板2500と電気的に接続される回路基板2600が設置されている。裏板2500は、取得した基準電位を回路基板2600へ提供する。また、裏板2500の前面は、設置された回路基板2600を覆うフレーム2200と接続し、回路基板2600及び回路基板2600が有するTFTユニット2700を収納するケースとして機能する。
回路基板2600は、裏板2500の前面に設置され、TFTユニット2700を有している。回路基板2600は、裏板2500が有する貫通孔を挿通したケーブル3200と接続する。ケーブル3200から出力装置1000が出力した情報を取得し、取得した情報をTFTユニット2700へ出力する。
ここで、ケーブル3200は、後述するように導通性を有し、導通性を有さないパネル部1200に形成された長孔1220を挿通して出力装置1000が有するフレーム1100に電気的に接続する。このため、回路基板2600は、ケーブル3200から基準電位を取得することができる。
ここで、回路基板2600が設置される導通性の裏板2500の両側面で接合する支持部材2300及び2301、並びに係合部材2400及び係合部材2401が導通性を有しない場合には、裏板2500を介してフレーム1100から基準電位を取得できない。
このような場合には、ケーブル3200と接続する回路基板2600の接続部分が1点であるために、接続部分の周辺部分において使用する基準電位と、接続部分から離れた部分において使用する基準電位との間に電位差が生じ易く、均一な基準電位を取得できない。
そこで本実施例では、回路基板2600が設置される導通性の裏板2500の両側面で接合する支持部材2300及び2301、並びに係合部材2400及び係合部材2401を構成する材料を、導通性を有する材料とした。
この構成により、回路基板2600は、裏板2500及び裏板2500に接合する導通性の支持部材2300及び2301、並びに導通性の係合部材2400及び係合部材2401を介してフレーム1100から電子回路であるTFTユニット2700が用いる基準電位を取得できる。
またこの構成により、表示装置2000の下部近傍を支持する支持部材2300及び2301と上部近傍に設置される係合部材2400及び係合部材2401とを介して基準電位を取得するため、表示装置2000の傾動を妨げることなく、表示装置2000が有する電子回路2700が用いる基準電位の上下方向における不均一を軽減して取得できる。
更にこの構成により、表示装置2000の両側面を支持する支持部材2300及び2301と両側面に設置される係合部材2400及び係合部材2401とを介して基準電位を取得するため、表示装置2000の傾動を妨げることなく、表示装置2000が有する電子回路が用いる基準電位の左右方向における不均一を軽減して取得できる。
TFTユニット2700は、例えば、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor)等の表示装置2000が備える電子回路で構成される。TFTユニット2700は、回路基板2600上に設置され、回路基板2600から基準電位を取得する。
また、TFTユニット2700は、回路基板2600から出力装置1000が出力した情報を取得し、取得した情報を液晶表示する。
ここで再度図3を参照して、出力装置1000と表示装置2000とを接続する接続部材について説明する。
接続板3111は、導通性を有する材料で構成された板であり、受止部材3131と出力装置1000のフレーム1100の右側面とを接続する。接続板3111は、フレーム1100に螺着される板止3911によってフレーム1100に押接される。
尚、図示は省略するが、接続板3110の構成は接続板3111と同様であり、接続板3110は受止部材3130と出力装置1000のフレーム1100の左側面とを接続する。接続板3110は、板止3910によってフレーム1100に押接される。
受止部材3131は、導通性を有する材料で構成される。受止部材3131は、誘導溝3121の底部に設置される板状の部材であり、誘導溝3121に係合する係合部材2401と接触する。
また、受止部材3131は、接続板3111に接続するために、接続板3111を介して出力装置1000が有するフレーム1100と電気的に接続することになる。
この構成によれば、受止部材3131及び接続板3111が導通性を有するために、誘導溝3121を有する部材であるパネル部1200が導通性を有しない場合であっても、回路基板2600は、係合部材2401を受止る受止部材3131を介してフレーム1100から基準電位を取得できる。
尚、図示を省略するが、受止部材3130の構成は受止部材3131の構成と同様であり、接続板3110と接続し、誘導溝3120の底部に設置され、誘導溝3120に係合する係合部材2400と接触する。
ここで、パネル部1200、接続板3111、誘導溝3121、及び受止部材3131の一部で構成される部分をA部とよぶ。よって図8を参照して、図3に示すA部について説明する。図8は、図3に示すA部の部分拡大図及び断面図である。
図8に示すように、パネル部1200は、係合部材2401の移動方向を上下方向という所定の方向へ誘導する誘導溝3121を有する。つまり誘導溝3121は、係合部材2401が接合する表示装置2000の上部の移動を所定方向に誘導する。
誘導溝3121の底部には、受止部材3131が設置されている。受止部材3131は、接続板3111に接続する。接続板3111は、パネル部1200の内部に設置され、図示を省略するが出力装置1000の有するフレーム1100及び受止部材3131に接続する。
係合部材2401の係合端は、誘導溝3121に係合し、誘導溝3121の底部に設置された受止部材3131に接触する。係合部材2401の係合端は回転体2411から2461を有する。回転体2411から2461は受止部材3131に押接され、係合部材2401が上下方向に移動することで受止部材3131との間に生じる摩擦を受けて回転する。
パネル部1200は導通性を有しないが、それぞれ互いに押接する係合部材2401、係合部材2401を構成する回転体2411から2461、及び受止部材3131、並びに受止部材3131とフレーム1100とを接続する接続板3111が導通性を有する。
この構成によれば、係合部材2400を有する表示装置2000は、係合部材2400を介してフレーム1100から基準電位を取得できる。
尚、係合部材2400、接続板3110、及び受止部材3130の構成は、係合部材2401、接続板3111、及び受止部材3131の構成とほぼ同様であるので説明を省略する。
ここで図3に戻り、出力装置1000と表示装置2000とを接続する部材について引き続き説明を行う。
ケーブル3200は、例えば、フレキケーブルで構成される。ケーブル3200は、図示を省略するが、表示装置2000と出力装置1000とを接続する。ケーブル3200は、導通性を有し、出力装置1000が出力する情報を電気信号として表示装置2000へ出力する。
また、ケーブル3200は、出力装置1000が有するフレーム1100にも接続する。ケーブル3200は、フレーム1100から基準電位を取得し、取得した基準電位を表示装置2000へ提供する。
移動部材3300は、導通性を有する材料で構成される。移動部材3300は、図示を省略するが、例えば、電気モータ等で構成される駆動装置によって駆動される。
移動部材3300は、誘導孔3310及び3320、並びに回動孔3350を有する。誘導孔3310及び3320は、移動部材3300の移動方向を前後方向へ誘導するように形成された長孔であり、誘導軸3950及び3960が挿通する孔である。
移動部材3300は、誘導軸3950及び3960を介して出力装置1000が有するフレーム1100の左内側面に電気的に接続する。また移動部材3300は、誘導孔3310及び3320と誘導軸3950及び3960とによって、上下方向の位置を定められ、移動方向を前後方向に定められ、かつ移動距離を誘導孔3310及び3320の長さで決まる距離に定められる。
回動孔3350は、表示装置2000の左側面の下部近傍を回動可能に保持するように形成された孔であり、表示装置2000が有する支持部材2300が挿通する孔である。移動部材3300は、前後に移動することで、表示装置2000を傾動させながら表示装置2000の下部近傍を前後方向に移動させる。
ここで、移動部材3300及び誘導軸3950は導通性を有するため、支持部材2300を有する表示装置2000は、支持部材2300を介してフレーム1100から基準電位を取得できる。
尚、図示を省略するが、移動部材3301の構成は、移動部材3300の構成とほぼ同様であるので詳細な説明を省略する。移動部材3301は、誘導孔3311及び3321、回動孔3351を有し、誘導軸3951及び3961を介して出力装置1000が有するフレーム1100の右内側面に電気的に接続する。
板止3911は、導通性を有する材料で構成される。板止3911は、例えば、ネジで構成され、フレーム1100の右内側面に螺着される。また、板止3911は、フレーム1100に螺着されることで、接続板3111をフレーム1100に押接させる。
尚、図示を省略するが、板止3910の構成は板止3911の構成と同様であり、フレーム1100の左内側面に螺着されることで、接続板3110をフレーム1100に押接させる。
誘導軸3950及び3960は、導通性を有する材料で構成される。誘導軸3950及び3960は、例えば、ネジ等で構成され、移動部材3300が有する誘導孔3310及び3320を挿通してフレーム1100に螺着する。誘導軸3950及び3960は、移動部材3300の上下方向の位置、移動方向、及び移動距離(以下単に、移動方向等という)を定める。
尚、図示を省略するが、誘導軸3951及び3961の構成は誘導軸3950及び3960の構成と同様であり、フレーム1100の右内側面に螺着されることで、移動部材3300の移動方向等を定める。
本実施例では、表示装置2000は液晶パネルを有し、液晶パネルに情報を表示するとして説明したが、これに限定される訳ではなく、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)又はプラズマディスプレイを有し、CRT又はプラズマディスプレイに情報を表示する構成を採用できる。
本実施例では、パネル部1200は導通性を有しない材料で構成され、かつパネル部1200に形成された誘導溝3120及び3121の底部に導通性を有する受止部材3130及び3131が設置され、受止部材3130及び3131は導通性を有する接続板3110及び3111を介してフレーム1100に接続する場合について説明したが、これに限定される訳ではない。
例えば、パネル部1200は導通性を有する材料で構成され、電子装置100は、受止部材3130及び3131、並びに接続板3110及び3111を有さない構成を採用できる。
この構成によれば、パネル部1200に受止部材3130及び3131を設置しなくとも、表示装置2000を構成する回路基板2600は、パネル部1200を介してフレーム1100から基準電位を取得できる。
また、本実施例では、裏板2500を導通性を有する材料で構成したが、裏板
を導通性を有しな材料で構成し、係合部材、支持部材を回路基板に電気的に接
続するようにしても同様の効果が得られる。
更に、本実施例では、移動部材に回動孔を、表示装置に支持部材を設けたが、移動部材に支持部材を、表示装置に回動孔を設けるようにしてもよい。
本実施例においては、支持部材2300及び2301が支持手段に相当し、係合部材2400、2401、2900、及び2901が係合手段に相当し、回転体2410から2460、2411から2461、2910、及び2911が回転手段に相当し、押付部材2980及び2981が押付手段に相当し、誘導溝3120及び3121並びに受止部材3130及び3131が誘導手段に相当し、移動部材3300及び3301が被支持手段に相当する。
この構成によれば、傾動部である表示装置2000の内部に設けられる回路基板2600は、本体部である出力装置1000に設けられる誘導手段である誘導溝3120及び3121、並びに受止部材3130及び3131、並びに傾動部である表示装置2000に設けられた係合手段である係合部材2900及び2901を介して基準電位を取得すると共に、本体部1000に設けられる被支持手段である移動部材3300,3301及び傾動部2000に設けられ支持手段である支持部材2300,2301を介して基準電位を取得することが可能になり、複数の箇所で基準電位を取得できるため、傾動部2000の傾動を妨げることなく、傾動部2000が有する回路基板2600内の電子回路2700が用いる基準電位の不均一を軽減して取得できる。
更にこの構成によれば、回路基板2600は、本体部1000に設けられる誘導手段である誘導溝3120及び3121、並びに受止部材3130及び3131並びに傾動部である表示装置2000に設けられた係合手段である係合部材2900及び2901を介して本体部1000のフレーム1100から五基準電位を取得できると共に、本体部1000に設けられる被支持手段である移動部材3300,3301及び傾動部2000に設けられた支持手段である支持部材2300,2301を介して本体部1000のフレーム1100から基準電位を取得できる。
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参酌しながら説明する。
第2の実施例においては、板バネで構成される係合部材を有する電子装置の実施例について説明する。
先ず、図9を参照して、本実施例における電子装置の構成について説明する。図9は、実施例2における電子装置の一構成例を表す斜視図である。
図9に示す電子装置200は、出力装置4000(本体部)及び表示装置5000(傾動部)で構成される。出力装置4000及び表示装置5000の構成は、実施例1で説明した出力装置1000及び表示装置2000とほぼ同様の構成を有するため、以下、主に相違点について説明する。
ここで図10を参照して、出力装置4000の構成について説明する。図10は、図9に示した電子装置200の一例を表す断面図である。
出力装置4000は、フレーム4100及びパネル部4200で構成される。
フレーム4100は、導通性を有する材料で構成される。パネル部4200は、導通性を有しない材料で構成される。
パネル部4200の右内側面は、実施例1で説明したパネル部1200と異なり、誘導溝3121に相当する溝が形成されていないが、パネル部4200の前面に誘導溝6120及び、図示を省略するが、6121(誘導手段)が形成されている。
また、誘導溝6120及び6121の底部には、後述する導通性の受止部材6130及び、図示を省略するが、6131(誘導手段)が設置されている。尚、図示を省略するが、パネル部4200の左内側面も同様に、誘導溝3120に相当する溝が形成されていない。
ここで図11を参照して、パネル部4200について引き続き説明を行う。図11は、図9に示した出力装置4000の一例を表す斜視図である。
図11に示すように、パネル部4200の前面左側に誘導溝6120が形成され、前面右側に誘導溝6121が形成されている。誘導溝6120及び誘導溝6121は、それぞれ上下方向という所定方向に表示装置5000が移動するように誘導する溝であり、それぞれほぼ平行な上下方向にのびる溝として形成されている。
次に図12を参照して、表示装置5000の構成について説明する。図12は、図9に示した表示装置5000の一例を表す背面図及び断面図である。
表示装置5000は、表示部5100、フレーム5200、支持部材5300及び5301、係合部材5400及び5401(係合手段)、裏板5500、回路基板5600、及びTFT(Thin Film Transistor)ユニット5700で構成される。
表示部5100、フレーム5200、支持部材5300及び5301、回路基板5600、及びTFTユニット5700の接続及び構成は、実施例1で説明した表示部2100、フレーム2200、支持部材2300及び2301、回路基板2600、及びTFTユニット2700の接続及び構成とほぼ同様であるので説明を省略し、係合部材5400及び5401、並びに裏板5500の構成及び接続について主に説明する。
係合部材5400は、導通性を有する材料で形成された板バネで構成される。係合部材5400の接合端は、表示装置5000の裏面の上部左側において、後述する裏板5500に接合する。係合部材5400の係合端は、パネル部4200の前面左側に形成された誘導溝6120と係合する。係合部材5400の係合端は、表示装置5000の自重を受けて誘導溝6120の底部に設置された受止部材6130に押接される。
係合部材5401の構成は、係合部材5400の構成とほぼ同様であるので、以下相違点について主に説明を行う。係合部材5401の接合端は、表示装置5000の裏面右側の上部右側において後述する裏板5500に接合する。係合部材5401の係合端は、パネル部4200の前面右側に形成された誘導溝6121と係合し、誘導溝6121の底部に設置された受止部材6131に押接される。
裏板5500は、導通性を有する材料で構成される。裏板5500の左側面は、下部で支持部材5300の接合端と接合し、裏面の上部左側で係合部材5400の接合端と接合する。同様に、裏板5500の右側面は、下部で支持部材5301の接合端と接合し、裏面の上部右側で係合部材5401の接合端と接合する。
これにより、裏板5500は、側面の下部で接合する支持部材5300及び5301、並びに裏面の上部で接合する係合部材5400及び係合部材5401を介して出力装置4000が有するフレーム4100から基準電位を取得できる。
この構成によれば、表示装置5000の傾動を妨げることなく、表示装置5000が有する電子回路5700が用いる基準電位の上下方向における不均一を軽減して取得できる。
ここで再度図9を参照して、出力装置4000と表示装置5000とを接続する接続部材について説明する。
電子装置200が有する接続部材の構成及び接続は、実施例1で説明した接続部材の構成及び接続とほぼ同様であるので、以下、主に相違点について説明する。
接続板6110及び6111の構成及び接続は、実施例1で説明した接続板3110及び接続板3111の構成及び接続とほぼ同様である。しかし、接続板6110及び接続板6111が接続する受止部材6130及び6131は、パネル部4200の前面に形成された誘導溝6120及び6121の底部に設置される点で実施例1と異なる。
受止部材6130及び6131の構成及び接続は、実施例1で説明した受止部材3130及び3131の構成及び接続とほぼ同様である。受止部材6130及び6131は、表示装置5000の自重により押接される係合部材5400及び5401と接触する。
ここで図10に示すように、パネル部4200、接続板6110、誘導溝6120、及び受止部材6130の一部で構成される部分をA2部とよぶ。よって図13を参照して、図10に示すA2部について説明する。図13は、図10に示すA2部の部分拡大図及び断面図である。
図13に示すように、パネル部4200は誘導溝6120を有する。誘導溝6120の底部には、受止部材6130が設置されている。受止部材6130は、接続板6110に接続する。接続板6110は、パネル部4200の内部に設置され、図示を省略するが出力装置4000の有するフレーム4100の左内側面及び受止部材6130に接続する。
係合部材5400の係合端は、誘導溝6120に係合し、誘導溝6120の底部に設置された受止部材6130と接触する。
パネル部4200は導通性を有しないが、それぞれ互いに押接する係合部材5400及び受止部材6130、並びに受止部材6130とフレーム4100とを接続する接続板6110が導通性を有する。
この構成によれば、係合部材5400を有する表示装置5000は、係合部材5400を介してフレーム4100から基準電位を取得できる。
尚、係合部材5400の係合端は、実施例1と異なり回転体2410から2460を有しない。また係合部材5400の係合端は、受止部材6130と面接触する。
この構成によれば、係合部材5400が受止部材6130と面接触するために、電子回路5700が用いる基準電位の不均一を軽減できる。
またこれらの構成によれば、係合部材5400が弾性を有するため、係合部材5400を有する表示装置5000が傾動する際に、表示装置5000に生じる衝撃及び出力装置4000に与える衝撃を軽減できる。
更にこれらの構成によれば、係合部材5400が表示装置5000の自重により受止部材6130に押接されるために、表示装置5000が傾動しても、回路基板5600が安定した基準電位を取得できる。
尚、係合部材5401、接続板6111、及び受止部材6131の構成は、係合部材5400、接続板6110、及び受止部材6130の構成とほぼ同様であるので説明を省略する。
ここで図10に戻り、出力装置4000と表示装置5000とを接続する接続部材について引き続き説明を行う。
ケーブル6200、移動部材6300及び6301、板止6910及び6911、誘導軸6950、6960、6951、及び6961は、導通性を有する材料で構成され、実施例1で説明したケーブル3200、移動部材3300及び3301、板止3910及び3911、誘導軸3950、3960、3951、及び3961と同様の構成及び接続を有するため説明を省略する。
本実施例では、係合部材5400及び5401はパネル部4200に形成された誘導溝6120及び6121に係合し、誘導溝6120及び6121の底部に受止部材6130及び6131が設置され、係合部材5400及び5401は受止部材6130及び6131と接触することで受止部材6130及び6131と接続された接続板6110を介してフレーム4100に接続する場合について説明したが、これに限定される訳ではない。
例えば、電子装置200は受止部材6130及び6131並びに接続板6110及び6111を有さず、パネル部4200は表示装置5000の上部の移動を所定方向に誘導する貫通孔を有し、係合部材5400はパネル部4200が有する貫通孔を挿通してフレーム4100によって直接に受け止められる構成を採用できる。
つまり、係合部材5400は、パネル部4200に形成された貫通孔と底部として機能するフレーム4100とで構成される誘導溝に係合する構成を採用できる。
この構成によれば、パネル部4200に受止部材6130及び6131を設置しなくとも、表示装置2000を構成する回路基板5600は、パネル部4200を介してフレーム4100から基準電位を取得できる。
本実施例では、パネル部4200は導通性を有しない材料で構成され、かつパネル部4200に形成された誘導溝6120及び6121の底部に導通性を有する受止部材6130及び6131が設置され、受止部材6130及び6131は導通性を有する接続板6110及び6111を介してフレーム4100に接続する場合について説明したが、これに限定される訳ではない。
例えば、パネル部4200は導通性を有する材料で構成され、電子装置200は受止部材6130及び6131、並びに接続板6110及び6111を有さない構成を採用できる。
この構成によれば、パネル部4200に受止部材6130及び6131を設置しなくとも、表示装置5000を構成する回路基板5600は、パネル部4200を介してフレーム4100から基準電位を取得できる。
本実施例では、パネル部4200の内側面は誘導溝が形成されておらず、表示装置5000の裏板5500は両側面上部において係合部材が接合しないとして説明したが、これに限定される訳ではない。
例えば、実施例1で説明したように、パネル部4200の両内側面は誘導溝3120及び3121に相当する溝を有し、誘導溝3120及び3121に相当する溝の底部に導通性を有する受止部材及び3130及び3131に相当する部材を設置し、受止部材3130及び3131に相当する部材は導通性を有する接続板3110及び3111に相当する板を介してフレーム4100に接続する構成であり、かつ表示装置5000の裏板5500は、係合部材5400及び5401のみならず、両側面上部において係合部材2400及び2401に相当する部材と接合する構成を採用できる。
また、実施例1で説明したように、裏板を導通性を有しない材料で構成し、支持部材及び係合部材を回路基板に対して電気的に接続するようにしてもよい。
本実施例においては、支持部材5300及び5301が支持手段に相当し、係合部材5400及び5401が係合手段に相当し、誘導溝6120及び6121並びに受止部材6130及び6131が誘導手段に相当し、移動部材6300及び6301が被支持手段に相当する。
以下、本発明の第3の実施形態について図面を参酌しながら説明する。
第3の実施例においては、誘導溝を構成する誘導部材を有する電子装置の一例について説明する。
先ず、図14を参照して、本実施例における電子装置の構成について説明する。図14は、実施例3における電子装置の一構成例を表す斜視図である。
図14に示す電子装置300は、出力装置7000(本体部)及び表示装置8000(傾動部)で構成される。出力装置7000及び表示装置8000の構成は、実施例1で説明した出力装置1000及び表示装置2000とほぼ同様の構成を有するため、以下、主に相違点について説明する。
ここで図15を参照して、出力装置7000の構成について説明する。図15は、図14に示した電子装置300の一例を表す断面図である。
出力装置7000は、フレーム7100及びパネル部7200で構成される。
フレーム7100は、導通性を有する材料で構成される。パネル部7200は、導通性を有しない材料で構成される。
パネル部7200の右内側面は、誘導溝を構成する誘導部材9141(誘導手段)と共に誘導溝9121(誘導手段)を形成する。尚、実施例1と異なり、誘導溝9131の底部には受止部材が設置されていない。
尚、図示を省略するが、パネル部7200の左内側面も同様に、後述する誘導部材9140(誘導手段)と共に誘導溝9120(誘導手段)を形成する。また同様に、誘導溝9121の底部には受止部材が設置されていない。
次に図15を参照したまま、出力装置7000と表示装置8000とを接続する接続部材について説明する。
電子装置300が有する接続部材の構成及び接続は、実施例1で説明した接続部材の構成及び接続とほぼ同様であるので、以下、主に相違点について説明する。
接続板9111は、導通性を有する材料で構成され、誘導部材9141と出力装置7000のフレーム7100の右内側面とを接続する。
誘導部材9141は、導通性を有する材料で構成され、係合部材8401が挿通する長孔を有する。誘導部材9141が有する長孔は、係合部材8401の移動を上下方向という所定方向に誘導する孔である。つまり、誘導部材9141が有する長孔は、表示装置8000の上部の移動を所定方向に誘導する孔でもある。
よって、誘導部材9141は、パネル部7200が有する溝と共に、表示装置8000の上部の移動を所定方向に誘導する誘導溝9120を構成する。
ここで、パネル部7200、接続板9111、及び誘導部材9141の一部で構成される部分をA3部とよぶ。よって図16を参照して、図15に示すA3部について説明する。図16は、図15に示すA3部の部分拡大図及び断面図である。
図16に示すように、パネル部7200は溝7210を有する。パネル部7200が有する溝7210は、誘導部材9141と共に、誘導溝9121を構成する。誘導部材9141は、接続板9111に接続する。接続板9111は、パネル部7200の左内側面に設置され、図示を省略するが出力装置7000の有するフレーム7100及び誘導部材9141に接続する。
係合部材8401は、導通性を有するボルトで構成される。係合部材8401は、誘導部材9141が構成する誘導溝9121に係合する。
また係合部材8401は、ナット8411と螺合することで、誘導部材9141が有する長孔を挿通した状態のまま誘導部材9141と押接する。
この構成によれば、係合部材8401は、ナット8411と螺合することで誘導部材9141と押接するため、表示装置8000が傾動しても、回路基板が安定した基準電位を取得できる。
また、パネル部7200は導通性を有しないが、それぞれ互いに押接する係合部材8401及び誘導部材9141、並びに誘導部材9141とフレーム7100とを接続する接続板9111が導通性を有する。
この構成によれば、係合部材8401を有する表示装置8000は、係合部材8401を介してフレーム7100から基準電位を取得できる。
尚、図示を省略するが、係合部材8400の構成は、係合部材8401の構成と同様であり、ナット8410と螺合することで誘導部材9140と押接する。
また、図示を省略するが、パネル部7200、パネル部7200が有する溝7210、接続板9110、誘導部材9140、及びフレーム7100の関係は、既に述べたパネル部7200、パネル部7200が有する溝7210、接続板9111、及び誘導部材9141の関係と同様であるので説明を省略する。
ここで図15に戻り、出力装置7000と表示装置8000とを接続する部材について引き続き説明を行う。
ケーブル9200、移動部材9300及び9301、板止9910及び9911、並びに誘導軸9950、9960、9951、及び9961は、導通性を有する材料で構成され、実施例1で説明したケーブル3200、移動部材3300及び3301、板止3910及び3911、並びに誘導軸3950、3960、3951、及び3961と同様の構成及び接続を有するため説明を省略する。
本実施例では、パネル部7200は、導通性を有しない材料で構成され、かつ誘導部材9140及び9141は、導通性を有する接続板9110及び9111を介してフレーム7100に接続する場合について説明したが、これに限定される訳ではない。
例えば、パネル部7200は導通性を有する材料で構成され、電子装置300は接続板9110及び9111を有さない構成を採用できる。
この構成によれば、電子装置300が接続板9110及び9111を有さなくとも、表示装置8000を構成する回路基板は、パネル部7200を介してフレーム7100から基準電位を取得できる。
本実施例では、パネル部7200の前面は誘導溝が形成されておらず、表示装置5000の裏板の裏面に係合部材が接合しないとして説明したが、これに限定される訳ではない。
例えば、実施例2で説明したように、パネル部7200の前面は誘導溝6120及び6121に相当する溝を有し、誘導溝6120及び6121に相当する溝の底部に導通性を有する受止部材6130及び6131に相当する部材を設置し、受止部材6130及び6131に相当する部材は導通性を有する接続板6110及び6111に相当する板を介してフレーム7100に接続する構成であり、かつ表示装置8000の裏板8500は、係合部材8400及び8401のみならず、裏面上部に係合部材5400及び5401に相当する部材と接合する構成を採用できる。
また、実施例1、2で説明したように、基板を導通性を有しない材料で構成し、支持部材及び係合部材を回路基板に対して電気的に接続するようにしてもよい。
本実施例においては、支持部材8300及び8301が支持手段に相当し、係合部材8400及び8401が係合手段に相当し、誘導溝9120及び9121並びに誘導部材9140及び9141が誘導手段に相当し、移動部材6300及び6301が被支持手段に相当する。
本発明に係る電子装置は、電子装置100、電子装置200、及び電子装置300のいずれか1つ以上を用いて実施できる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明の基準電位取得構造を備えた電子装置の一実施形態を示す斜視図及び上面図である。 ソフトウェア制御を実現するための出力装置のハードウェア構成の一例を表す図である。 電子装置の一例を表す断面図である。 出力装置の一例を表す斜視図である。 表示装置の一例を表す正面図及び断面図である。 係合部材の一構成例を説明するための図である。 係合部材の他例を表す正面図、側面図、及び断面図である。 図3に示すA部の部分拡大図及び断面図である。 実施例2における電子装置の一構成例を表す斜視図である。 実施例2における電子装置の一例を表す断面図である。 実施例2における出力装置の一例を表す斜視図である。 実施例2における表示装置の一例を表す背面図及び断面図である。 図10に示すA2部の部分拡大図及び断面図である。 実施例3における電子装置の一構成例を表す斜視図である。 実施例3における電子装置の一例を表す断面図である。 図15に示すA3部の部分拡大図及び断面図である。
符号の説明
100…電子装置 1000…出力装置(本体部)
1001…演算部 1002…ROM
1003…RAM 1004…外部記憶部
1005…バス 1100…フレーム
1200…パネル部 1211,1220…長孔
200…電子装置 2000…表示装置(傾動部)
2100…表示部 2200…フレーム
2300,2301…支持部材(支持手段)
2400,2401…係合部材(係合手段)
2410〜2460,2411〜2461…回転体(回転手段)
2415〜2465,2416〜2466…穴
2490,2491…孔 2500…裏板
2600…回路基板 2700…TFTユニット(電子回路)
2900,2901…係合部材(係合手段)
2910,2911…回転体(回転手段)
2970,2971…開口部
2980,2981…押付部材(押付手段)
2990,2991…支柱部 300…電子装置
3110,3111…接続板
3120,3121…誘導溝(誘導手段)
3130,3131…受止部材(誘導手段)
3200…ケーブル
3300,3301……移動部材(被支持手段)
3310,3311,3320,3321…誘導孔
3350,3351…回動孔 3910,3911…板止
3950,3951,3960,3961…誘導軸
4000…出力装置(本体部) 4100…フレーム
4200…パネル部 4210,4211,4220…長孔
5000…表示装置(傾動部) 5100…表示部
5200…フレーム
5300,5301…支持部材(支持手段)
5400,5401…係合部材(係合手段)
5500…裏板 5600…回路基板
5700…TFTユニット(電子回路)
6110,6111…接続板
6120,6121…誘導溝(誘導手段)
6130,6131…受止部材(誘導手段)
6200…ケーブル
6300,6301……移動部材(被支持手段)
6310,6311,6320,6321…誘導孔
6350,6351…回動孔 6910,6911…板止
6950,6951,6960,6961…誘導軸
7000…出力装置(本体部) 7100…フレーム
7200…パネル部 7210,7211…溝
8000…表示装置(傾動部) 8100…表示部
8200…フレーム
8300,8301…支持部材(支持手段)
8400,8401…係合部材(係合手段)
8410,8411…ナット
9110,9111…接続板
9120,9121…誘導溝(誘導手段)
9140,9141…誘導部材(誘導手段)
9200…ケーブル
9300,9301…移動部材(被支持手段)
9310,9311,9320,9321…誘導孔
9350,9351…回動孔 9910,9911…板止
9950,9951,9960,9961…誘導軸

Claims (5)

  1. 本体部と、
    前記本体部に対して傾動可能な傾動部と、を備え、
    前記傾動部は、内部に設けられた回路基板と電気的に接続されると共に、該傾動部の筐体に設けられる係合手段と、該回路基板と電気的に接続されると共に、該筐体に設けられる支持手段とを備え、
    前記本体部は、該本体部の基準電位に電気的に接続されると共に、前記傾動部の傾動動作時に前記係合手段を誘導する誘導手段と、該本体部の基準電位に電気的に接続されると共に、前記支持手段を回転可能に支持する被支持手段を備えることを特徴とする電子装置。
  2. 前記誘導手段及び前記被支持手段は、前記本体部のフレームと電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記係合手段は、前記誘導手段との間で生じる摩擦により回転する回転手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 前記係合手段は、前記回転手段を前記誘導手段に押し付ける押付手段を有することを特徴とする請求項3記載の電子装置。
  5. 前記係合手段は、前記傾動部の上部近傍の両側面に設けられ、
    前記支持手段は、前記傾動部の下部近傍の両側面に設けられていることを特徴とする請求項1から4に記載の電子装置。
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