JP2008299014A - 画像形成装置、及び、画像形成システム - Google Patents

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貴智 福元
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友洋 有賀
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Abstract

【課題】現像直後の凹部と像担持体の間における放電を防止できる画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
【解決手段】潜像を担持するための像担持体と、規則的に配置され、トナーを担持するための凹部、を表面に有し、該凹部に担持されたトナーで前記像担持体に担持された潜像を現像するトナー担持体と、前記潜像の現像のために現像電圧を前記トナー担持体に印加するための電圧印加部と、を備えた画像形成装置であって、前記電圧印加部により前記現像電圧が印加された前記トナー担持体が、前記凹部に担持されたトナーで前記像担持体に担持された潜像を現像した直後に、該凹部には、トナーが一層以上担持されていることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図15

Description

本発明は、画像形成装置、及び、画像形成システムに関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は既によく知られている。かかる画像形成装置は、例えば、潜像を担持する像担持体と、トナーを担持し当該トナーで像担持体に担持された潜像を現像するトナー担持体と、潜像の現像のために現像電圧をトナー担持体に印加する電圧印加部と、を有している。そして、画像形成装置は、コンピュータなどの外部装置から画像信号等が送信されると、像担持体に担持された潜像が、電圧印加部により現像電圧が印加されたトナー担持体により現像され、トナー像が像担持体上に形成されることとなる。そして、画像形成装置は、当該トナー像を媒体に転写して、最終的に媒体に画像を形成する。
また、上記トナー担持体の中には、十分な量のトナーを担持すること等を考慮して、規則的に配置された凹部を表面に有するものがある。このようなトナー担持体においては、当該凹部が主にトナーを担持する。
特開2006−259384号公報 特開2003−57940号公報
ところで、潜像の現像前の前記凹部は、担持したトナーによって覆われている。しかし、トナー担持体が凹部に担持されたトナーで像担持体に担持された潜像を現像した(凹部に担持されたトナーが像担持体に移動した)直後には、該凹部がトナーによって覆われずに露出することがある。そして、凹部が露出した状態で電圧印加部によるトナー担持体への現像電圧の印加が継続されている場合には、該現像電圧に起因して、露出した凹部と像担持体の間において放電が生じる恐れがある。
本発明は、係る課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、現像直後の凹部と像担持体の間における放電を防止することにある。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、
潜像を担持するための像担持体と、
規則的に配置され、トナーを担持するための凹部、を表面に有し、該凹部に担持されたトナーで前記像担持体に担持された潜像を現像するトナー担持体と、
前記潜像の現像のために現像電圧を前記トナー担持体に印加するための電圧印加部と、
を備えた画像形成装置であって、
前記電圧印加部により前記現像電圧が印加された前記トナー担持体が、前記凹部に担持されたトナーで前記像担持体に担持された潜像を現像した直後に、
該凹部には、トナーが一層以上担持されていることを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
潜像を担持するための像担持体と、
規則的に配置され、トナーを担持するための凹部、を表面に有し、該凹部に担持されたトナーで前記像担持体に担持された潜像を現像するトナー担持体と、
前記潜像の現像のために現像電圧を前記トナー担持体に印加するための電圧印加部と、
を備えた画像形成装置であって、
前記電圧印加部により前記現像電圧が印加された前記トナー担持体が、前記凹部に担持されたトナーで前記像担持体に担持された潜像を現像した直後に、
該凹部には、トナーが一層以上担持されていることを特徴とする画像形成装置。このような画像形成装置によれば、現像直後の凹部と像担持体の間における放電を防止することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、
前記トナー担持体の前記表面に当接して、該トナー担持体に担持されたトナーの層厚を規制するための層厚規制部材、を備え、
前記凹部の深さは、前記トナーの体積平均粒径の3倍よりも小さいことが望ましい。かかる場合には、凹部に担持されたトナーを適切に帯電させることが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、
前記凹部は、前記トナー担持体の周方向に対する傾斜角度が異なる2種類の螺旋状の溝部の底部、であり、
該2種類の螺旋状の溝部は、互いに交差して格子形状をなしていることが望ましい。かかる場合には、簡便に、規則的に配置された凹部を得ることができる。
また、かかる画像形成装置であって、
前記トナー担持体は、
規則的に配置された複数の非凹部であって、各々、凸部と、該凸部と前記凹部とを繋ぐ側部と、を備え、各々の該非凹部の周囲が前記凹部に囲まれている複数の非凹部、
を前記表面に有し、
多孔性の発泡材からなる接触部にて前記トナー担持体の前記表面に接触して、前記潜像を現像した後の前記トナー担持体、から前記トナーを剥ぎ取る剥ぎ取り部材、
を備え、
複数の前記凸部のうちの互いに隣り合う凸部間の距離、の最大値が、
前記接触部の孔の開口間の平均距離よりも小さいことが望ましい。かかる場合には、現像直後に、凹部にトナーが一層以上担持されやすくなる。
また、かかる画像形成装置であって、
前記トナー担持体は、
規則的に配置された複数の非凹部であって、各々、凸部と、該凸部と前記凹部とを繋ぐ側部と、を備え、各々の該非凹部の周囲が前記凹部に囲まれている複数の非凹部、
を前記表面に有し、
多孔性の発泡材からなる接触部にて前記トナー担持体の前記表面に接触して、前記潜像を現像した後の前記トナー担持体、から前記トナーを剥ぎ取る剥ぎ取り部材、
を備え、
前記非凹部の最大幅が、前記接触部の孔の開口の平均開口幅よりも大きく、または、前記凹部を基準とした前記非凹部の最大高さが、前記孔の開口の平均深さよりも大きいことが望ましい。かかる場合には、現像直後に、凹部にトナーが一層以上担持されやすくなる。
また、かかる画像形成装置であって、
前記トナー担持体の表面の移動速さは、前記像担持体の表面の移動速さよりも大きいことが望ましい。かかる場合には、潜像の現像に供されるトナーの量が不足することを防止できる。
また、(A)コンピュータ、及び、
(B)このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、
潜像を担持するための像担持体と、
規則的に配置され、トナーを担持するための凹部、を表面に有し、該凹部に担持されたトナーで前記像担持体に担持された潜像を現像するトナー担持体と、
前記潜像の現像のために現像電圧を前記トナー担持体に印加するための電圧印加部と、
を備え、
前記電圧印加部により前記現像電圧が印加された前記トナー担持体が、前記凹部に担持されたトナーで前記像担持体に担持された潜像を現像した直後に、
該凹部には、トナーが一層以上担持されている画像形成装置、
(C)を具備したことを特徴とする画像形成システム。このような画像形成システムによれば、現像直後の凹部と像担持体の間における放電を防止することが可能となる。
===画像形成装置の全体構成例===
次に、図1を用いて、『画像形成装置』としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図1には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、『像担持体』の一例としての感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、中間転写体70、クリーニングユニット75を有し、さらに、二次転写ユニット80、定着ユニット90、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユニット95、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100を有している。
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
YMCK現像ユニット50は、感光体20上に形成された潜像を、現像装置に収容されたトナーT、すなわち、ブラック現像装置51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53に収容されたシアン(C)トナー、及び、イエロー現像装置54に収容されたイエロー(Y)トナーを用いて現像するための装置である。
このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54が装着された状態で回転することにより、前記4つの現像装置51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54を4つの保持部55a、55b、55c、55dにより保持しており、前記4つの現像装置51、52、53、54は、中心軸50aを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像装置51、52、53、54に収容されたトナーTにて、感光体20上に形成された潜像を順次現像する。なお、前述した4つの現像装置51,52,53,54の各々は、YMCK現像ユニット50の前記保持部に対して着脱可能となっている。また、各現像装置の詳細については後述する。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を中間転写体70に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体70にフルカラートナー像が形成される。
この中間転写体70は、PETフィルムの表面に錫蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形成、積層したエンドレスのベルトであり、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等の媒体に転写するための装置である。
定着ユニット90は、媒体上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を媒体に融着させて永久像とするための装置である。
クリーニングユニット75は、一次転写ユニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光体20の表面に当接されたゴム製のクリーニングブレード76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーTをクリーニングブレード76により掻き落として除去するための装置である。
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、及び、中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が、感光体20に対向した現像位置に位置している。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーTの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、感光体20と中間転写体70とは接触しており、また、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について、各々の現像装置毎に順次実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって媒体に転写される。なお、媒体は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧が印加される。
媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて媒体に融着される。
一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、クリーニングユニット75に支持されたクリーニングブレード76によって、その表面に付着しているトナーTが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーTは、クリーニングユニット75が備える残存トナー回収部に回収される。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと電気的に接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、クリーニングユニット75、二次転写ユニット80、定着ユニット90、表示ユニット95)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
===現像装置の構成例===
次に、図3乃至図12を用いて、現像装置の構成例について説明する。図3は、現像装置の概念図である。図4は、現像装置の主要構成要素を示した断面図である。図5は、現像ローラ510の斜視模式図である。図6は、現像ローラ510の正面模式図である。図7は、凸部512、凹部515等の形状を示した模式図であり、図7の下図は、図7の上図のA−A断面の断面形状を表したものである。図8は、規制ブレード560及びブレード支持部材564の斜視図である。図9は、現像ローラ510に当接する規制ブレード560、の先端560b周辺の様子を示した拡大模式図である。図10は、ホルダー526の斜視図である。図11は、ホルダー526に、上シール520、現像ローラ510、規制ブレード560及びブレード支持部材564が組み付けられている様子を示した斜視図である。図12は、ホルダー526が、ハウジング540に取付けられている様子を示した斜視図である。図13は、トナー供給ローラ550の表面を拡大した模式図である。なお、図4に示す断面図は、図3に示す長手方向に垂直な面で現像装置を切り取った断面を表したものである。また、図4においては、図1同様、矢印にて上下方向を示しており、例えば、現像ローラ510の中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図4では、イエロー現像装置54が、感光体20と対向する現像位置に位置している状態にて示されている。また、図5乃至図7、図8においては、図を分かりやすくするために、凸部512等のスケールが実際のものと異なっている。また、図8においては、規制ブレード560の長手方向と短手方向が、図9においては、規制ブレード560の短手方向と厚み方向が、それぞれ矢印にて示されている。
YMCK現像ユニット50には、ブラック(K)トナーを収容したブラック現像装置51、マゼンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52、シアン(C)トナーを収容したシアン現像装置53、及び、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が設けられているが、各現像装置の構成は同様であるので、以下、イエロー現像装置54について説明する。
イエロー現像装置54は、『トナー担持体』の一例としての現像ローラ510、上シール520、トナー収容体530、ハウジング540、『剥ぎ取り部材』の一例としてのトナー供給ローラ550、『層厚規制部材』の一例としての規制ブレード560、ホルダー526等を有している。
現像ローラ510は、トナーTを担持して感光体20と対向する現像位置に回転することにより搬送し、該トナーT(現像ローラ510に担持されたトナーT)で感光体20に担持された潜像を現像する。この現像ローラ510は、アルミ合金、鉄合金等からなる部材である。
現像ローラ510は、その中央部510aの表面に凸部512及び非凸部513を有しており、当該非凸部513は、側部514及び凹部515を備えている。そして、図5乃至図7に示すように、これらは、現像ローラ510の表面に規則的に配置されている。
なお、本実施の形態においては、凸部512と非凸部513(側部514及び凹部515)は、いずれも、トナーTを担持するためのトナー担持部としての機能を発揮する。そして、現像ローラ510は、凸部512、側部514、及び、凹部515に担持されたトナーTで感光体20に担持された潜像を現像する。また、本実施の形態においては、凸部512と側部514が、『非凹部』を構成する。
凸部512は、中央部510aの中で最も高い部分であり、図7の上図に示すように、正方形状の平坦な頂面となっている。正方形の当該凸部512の一辺の長さL1(図7の下図参照)は、約50μmである。凸部512は、正方形の二つの対角線の各々が、それぞれ現像ローラ510の回転軸方向及び周方向に沿うように、中央部510aの表面に形成されている。
非凸部513は、本実施の形態において、互いに巻き方向の異なる(現像ローラ510の周方向に対する傾斜角度が異なる)第一溝部516及び第二溝部518となっている。ここで、第一溝部516は、その長手方向が図6中記号Xで示された方向に沿った螺旋状の溝であり、第二溝部518は、その長手方向が図6中記号Yで示された方向に沿った螺旋状の溝である。このため、第一溝部516と第二溝部518は、互いに交差して格子形状をなしており、前記凸部512は、第一溝部516と第二溝部518に囲まれている。なお、いずれの溝部についても、その長手方向と現像ローラ510の回転軸方向との成す鋭角は約45度となっている(図6参照)。また、溝部の溝幅L2(換言すると、互いに隣り合う凸部512間距離。図7の下図参照)は、凸部512の一辺の長さL1と同様、約50μmである。
側部514は、凸部512と凹部515とを繋ぐ斜面であり、図7の上図に示すように、前述した正方形状の凸部512の各辺に対応して4つ設けられている。そして、図5乃至図7に示すように、凸部512及び4つの側部514(の組)は、現像ローラ510の中央部510aの表面に、規則的、かつ、網目状に、多数配置されている。
凹部515は、非凸部513(すなわち、第一溝部516又は第二溝部518)の底部に相当し、中央部510aの中で最も低い部分である。この凹部515は、図5乃至図7に示すように、凸部512及び4つの側部514の四方を囲うように、規則的、かつ、網状に、形成されている。なお、図7に示すように、凸部512を基準とした凹部515(非凸部513)の深さd(現像ローラ510の径方向における凸部512から凹部515までの長さ)は、約8μmである。現像ローラ510には、当該深さdが現像ローラ510に備えられた全ての凹部515間で均一となるように、凸部512及び凹部515が形成されている。本実施の形態においては、トナーTは粒状(粒子状)をなし、トナーTの体積平均粒径は、約3μmである。このため、凹部515の深さd(8μm)は、トナーTの体積平均粒径の大きさ(3μm)の2倍より大きく、かつ、該大きさの3倍よりも小さい。よって、非凸部513上には、体積平均粒径のトナーが3層未満担持されることとなる。
さらに、上述した凸部512、側部514、及び、凹部515が備えられた中央部510a、の表面には、無電解Ni−Pメッキが施されている。
また、現像ローラ510には、軸部510bが設けられており、当該軸部510bが後述するホルダー526の現像ローラ支持部526bによって軸受け576を介して支持されることにより(図11)、現像ローラ510が回転自在に支持される。図4に示すように、現像ローラ510は、感光体20の回転方向(図4において時計方向)と逆の方向(図4において反時計方向)に回転する。そして、本実施の形態においては、現像ローラ510と感光体20との間に周速差が設けられており、現像ローラ510が回転する際の現像ローラ510の表面の移動速さは、感光体20が回転する際の感光体20の表面の移動速さの1.4倍となっている。すなわち、現像ローラ510の感光体20に対する周速比が、1.4となっている。
また、イエロー現像装置54が感光体20と対向している状態で、現像ローラ510と感光体20との間には空隙が存在する。また、プリンタ10には、潜像の現像のために現像ローラ510に『現像電圧』である現像バイアス(直流電圧に交流電圧が重畳されている)を印加するための『電圧印加部』としての現像バイアス印加部121(図2)が設けられている。そして、現像バイアスが現像ローラ510に印加されることにより、前記空隙に交番電界が形成される。この交番電界によって現像ローラ510上のトナーTが感光体20に移動し、この結果、感光体20上の潜像が現像される。
ハウジング540は、一体成型された複数の樹脂製のハウジング部、すなわち、上ハウジング部542と下ハウジング部544、とを溶着して製造されたものであり、その内部に、トナーTを収容するためのトナー収容体530が形成されている。トナー収容体530は、内壁から内方へ(図4の上下方向)突出させたトナーTを仕切るための仕切り壁545により、二つのトナー収容部、すなわち、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bと、に分けられている。そして、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bとは、上部が連通され、図4に示す状態で、仕切り壁545によりトナーTの移動が規制されている。また、図4に示すように、ハウジング540(すなわち、第一トナー収容部530a)は下部に開口572を有しており、現像ローラ510が、この開口572に臨ませて設けられている。
トナー供給ローラ550は、前述した第一トナー収容部530aに設けられ、当該第一トナー収容部530aに収容されたトナーTを現像ローラ510に供給する。このトナー供給ローラ550の表面は、弾性を有する多孔性の発泡材、例えば発泡ウレタンにて形成されている。そして、トナー供給ローラ550は、弾性変形された状態で現像ローラ510に接触部550aにて接触している。トナー供給ローラ550は、第一トナー収容部530aに収容されたトナーTを、孔550a(図13において、斜線が施されていない部分)に収容している。また、トナー供給ローラ550は、現像ローラ510の回転方向(図4において反時計方向)と逆の方向(図4において時計方向)に回転する。そして、トナー供給ローラ550は、回転することにより、孔550aに収容したトナーを現像ローラ510に接触する接触位置へ搬送する。そして、当該接触位置において、トナーTがトナー供給ローラ550と現像ローラ510とにより摩擦帯電され、帯電されたトナーTが、現像ローラ510に付着し、該現像ローラ510に適切に担持されることとなる。このようにして、トナー供給ローラ550は、トナーTを現像ローラ510へ供給する。
また、トナー供給ローラ550は、トナーTを現像ローラ510に供給する機能だけでなく、現像後に現像ローラ510に残存しているトナーTを、現像ローラ510から剥ぎ取る機能も有している。具体的には、接触部550aのうちの、トナー供給ローラ550に形成された複数の孔550aに囲まれた壁領域550b(図13において、斜線が施されている部分)が、現像ローラ510と接触することにより、現像ローラ510に残存しているトナーTが剥ぎ取られる。すなわち、現像ローラ510に残存したトナーTは、トナー供給ローラ550の壁領域550bにより主に剥ぎ取られる。
上シール520は、現像ローラ510にその回転軸方向に沿って当接して、現像位置を通過後に現像ローラ510上に残留しているトナーTのハウジング540内への移動を許容し、かつ、ハウジング540内のトナーTのハウジング540外への移動を規制する。この上シール520は、ポリエチレンフィルム等からなるシールである。上シール520は、後述するホルダー526の上シール支持部526aによって支持されており、また、その長手方向が現像ローラ510の回転軸方向に沿うように設けられている(図11)。
また、上シール520の、現像ローラ510に当接する当接面520b、とは反対側の面(当該面を、反対面520cとも呼ぶ)と、前記上シール支持部526aとの間には、モルトプレーン等の弾性体からなる上シール付勢部材524が圧縮した状態で設けられている。この上シール付勢部材524は、その付勢力で上シール520を現像ローラ510側へ付勢することにより、上シール520を現像ローラ510に押しつけている。
規制ブレード560は、現像ローラ510の回転軸方向一端部から他端部に亘って規制ブレード560の長手方向が現像ローラ510の回転軸方向に沿うように当接部560aにて現像ローラ510の表面に当接して、現像ローラ510(凸部512及び非凸部513)に担持されたトナーTの層厚を規制し、また、現像ローラ510に担持されたトナーTに電荷を付与する。なお、規制ブレード560は、トナーTの層厚を規制することにより、現像ローラ510に担持されたトナーTの量を規制する。
この規制ブレード560は、シリコンゴム、ウレタンゴム等からなり、図4及び図8に示すように、ブレード支持部材564により支持されている。ブレード支持部材564は、薄板564aと薄板支持部564bとから構成されており、その短手方向一端部564d(すなわち、薄板564a側の端部)で規制ブレード560を支持する。薄板564aは、リン青銅、ステンレス等からなり、バネ性を有している。薄板564aは、規制ブレード560を直接的に支持しており、その付勢力によって規制ブレード560を現像ローラ510に押しつけている。薄板支持部564bは、ブレード支持部材564の短手方向他端部564eに配置された金属製の板金であり、当該薄板支持部564bは、前記薄板564aの、規制ブレード560を支持している側とは逆側の端、を支持した状態で、当該薄板564aに取り付けられている。そして、規制ブレード560及びブレード支持部材564は、薄板支持部564bの長手方向両端部564cが後述するホルダー526の規制ブレード支持部526cによって支持された状態で、当該規制ブレード支持部526cに取付けられている。
また、規制ブレード560は、図9に示すように、当該規制ブレード560の短手方向及び厚み方向における先端560bが現像ローラ510の回転方向上流側を向くように配置されている。すなわち、規制ブレード560は、いわゆるカウンタ当接している。
また、当該先端560bは、図9に示すように、現像ローラ510に当接しておらず、現像ローラ510に当接する前記当接部560aは、当該先端560bから離れた位置に位置している。さらに、本実施の形態においては、回転する現像ローラ510の、前記凸部512及び凹部515のうちの凸部512、に当該先端560bが対向する際の(図9には、かかる状態、すなわち、現像ローラ510が回転して先端560bが凸部512に対向するようになった状態、が示されている。凸部512上の対向部を符号512aで示す)、当該先端560bから当該凸部512までの距離g(換言すれば、当該距離gは、先端560bから図4において記号Cで示される現像ローラ510の断面の中心へ向けて仮想線を引いたときの、当該仮想線と凸部512との交点、から先端560bまでの仮想線の長さに相当する)が、極めて小さくなっている。より具体的には、当該距離gは、約2μmとなっており、トナーTの体積平均粒径(約3μm)よりも小さい値となっている。
また、図11に示すように、規制ブレード560の長手方向外側には、端部シール574が設けられている。当該端部シール574は、不織布により形成されており、現像ローラ510の回転軸方向端部に、当該現像ローラ510の周面に沿って接触して、その周面とハウジング540との間からのトナーTの漏れを防止する機能を発揮する。
ホルダー526は、現像ローラ510等の種々の部材を組み付けるための金属製の部材であり、図10に示すように、その長手方向(すなわち、現像ローラ510の回転軸方向)に沿った上シール支持部526aと、前記長手方向(前記回転軸方向)において上シール支持部526aの外側に設けられ、前記長手方向(前記回転軸方向)と交差する現像ローラ支持部526bと、当該現像ローラ支持部526bと交差し、前記上シール支持部526aの長手方向端部に対向する規制ブレード支持部526cと、を有している。
そして、図11に示すように、上シール520は、その短手方向端部520a(図4)にて、上シール支持部526aによって支持されており、また、現像ローラ510は、その端にて、現像ローラ支持部526bにより支持されている。
さらに、規制ブレード560及びブレード支持部材564は、当該ブレード支持部材564の長手方向両端部564cにて、規制ブレード支持部526cにより、支持されている。規制ブレード560及びブレード支持部材564は、当該規制ブレード支持部526cにネジ止めされることにより、ホルダー526に固定されている。
このように、上シール520と、現像ローラ510と、規制ブレード560及びブレード支持部材564と、が組付けられたホルダー526は、図12に示すように、ホルダー526とハウジング540との間からのトナーTの漏れを防止するためのハウジングシール546(図4)を介して、前述したハウジング540に取り付けられている。
このように構成されたイエロー現像装置54において、トナー供給ローラ550がトナー収容体530に収容されているトナーTを現像ローラ510に供給する。かかる供給の際に、トナーTがトナー供給ローラ550と現像ローラ510とにより摩擦帯電され、帯電されたトナーTが、現像ローラ510に付着し、該現像ローラ510に適切に担持されることとなる。現像ローラ510に担持されたトナーTは、現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード560に至り、当該規制ブレード560により、トナーTの量が規制され、トナーTがさらに摩擦帯電される。現像ローラ510上のトナーTは、現像ローラ510のさらなる回転によって、感光体20に対向する現像位置に至り、該現像位置にて交番電界下で感光体20上に形成された潜像の現像に供される。現像ローラ510のさらなる回転によって現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTは、上シール520を通過して、上シール520によって掻き落とされることなく現像装置内に回収される。さらに、未だ現像ローラ510に残存しているトナーTは、前記トナー供給ローラ550によって剥ぎ取られうる。
===本実施の形態に係るトナーの構成について===
次に、本実施の形態に係るプリンタ10に用いられるトナーの構成について説明する。
1)トナーの粒径について
本実施の形態に係るプリンタ10において用いられるトナーについては、最終的に得られる画像の画質を良好なものとする(ドットの再現性を良くする)ことを重視して、トナーの粒径が、従来一般的に使用されてきたトナーの粒径(体積平均粒径が5μmより大きい)よりも小さくなっている(すなわち、体積平均粒径が5μm以下)。より具体的には、前述したとおり、その体積平均粒径Aveが、約3μmとなっている。なお、前記体積平均粒径とは、粒径Ri(i=1...,n)のトナーの体積占有率が、それぞれPi(i=1...,n、P1からPnまでの総和は1)のときに、RiとPiとの積の、i=1からnまでの総和により算出される値である。
2)トナーの円形度について
本実施の形態に係るプリンタ10において用いられるトナーについては、一次転写や二次転写における転写性を重視して、トナーの円形度が、従来一般的に使用されてきたトナーの円形度(円形度が0.950未満)よりも大きくなっている(真円に近くなっている。円形度は、0.950以上)。より具体的には、その円形度が、約0.960〜0.985となっている。
3)帯電制御剤(CCA)について
本実施の形態に係るプリンタ10において用いられるトナーには、帯電制御剤(CCA)が含有されていない。
代表的なトナーの製造方法としては、粉砕法及び重合法があるが、重合法の方が、小粒径のトナーの製造や高円形度のトナーの製造に適しているため、本実施の形態に係るトナーは重合法により製造される。そして、トナーの製造方法として、重合法が用いられる場合には、帯電制御剤(CCA)を入れると不都合が生じる可能性があるため、本実施の形態においては、トナーに帯電制御剤(CCA)が含有されていない。
なお、重合法としては、懸濁重合法、乳化重合法等を挙げることができる。懸濁重合法においては、重合性単量体、着色剤(着色顔料)、離型剤、必要により更に、染料、重合開始剤、架橋剤、その他の添加剤を溶解又は分散させた単量体組成物を、懸濁安定剤(水溶性高分子、難水溶性無機物質)を含む水相中に撹拌しながら添加して造粒、重合させ、所望の粒子サイズを有する着色トナー粒子を形成することができる。乳化重合法においては、単量体と離型剤、必要により更に重合開始剤、乳化剤(界面活性剤)などを水中に分散させて重合を行い、次いで凝集過程で着色剤(着色顔料)と凝集剤(電解質)等を添加することによって所望の粒子サイズを有する着色トナー粒子を形成することができる。
そして、本実施の形態に係るトナーは、乳化重合法によって製造されており、以下においては、上述した4色のトナー(ブラックトナー、マゼンタトナー、シアントナー、イエロートナー)のうちのシアントナーの、乳化重合法による製造方法について説明する。
まず、単量体(モノマー)であるスチレンモノマー80質量部、アクリル酸ブチル20質量部、およびアクリル酸5質量部からなるモノマー混合物を、水105質量部、ノニオン乳化剤(第一工業製薬製エマルゲン950)1質量部、アニオン乳化剤(第一工業製薬製ネオゲンR)1.5質量部、および重合開始剤である過硫酸カリウム0.55質量部の水溶液混合物に添加し、窒素気流中下で攪拌を行いながら70℃で8時間重合を行った。重合反応後冷却し、乳白色の粒径0.25μmの樹脂エマルジョンを得た。
次に、この樹脂エマルジョン200質量部、離型剤であるポリエチレンワックスエマルジョン(三洋化成工業(株)製)20質量部、および着色剤であるフタロシアニンブルー25質量部を、界面活性剤であるドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.2質量部を含んだ0.2リットルの水中へ分散し、ジエチルアミンを添加してpHを5.5に調整後攪拌しながら電解質である硫酸アルミニウム0.3質量部を加え、次いで攪拌装置(TKホモミキサー)で高速攪拌して分散を行った。
更に、スチレンモノマー40質量部、アクリル酸ブチル10質量部、サリチル酸亜鉛5質量部を水40質量部と共に追加し、窒素気流下で攪拌しながら同様にして、90℃に加熱し、過酸化水素水を加えて2時間重合し、粒子を成長させた。重合停止後、会合粒子の結合強度を上げるため、pHを5以上に調整しながら95℃に昇温し、5時間保持した。その後得られた粒子を水洗し、45℃で真空乾燥を10時間行い、シアントナー母粒子(着色トナー粒子)を得た。
このように得られた着色トナー粒子と、外添剤(具体的には、シリカとチタニア)が混合されることにより、外添剤が着色トナー粒子に外添され、もって、体積平均粒径が約3μmであるシアントナーが得られた。
4)着色剤(着色顔料)について
本実施の形態に係るプリンタ10において用いられるトナーについては、トナーの粒径が小さいことを考慮して、トナーに含まれる着色剤(着色顔料)の量を、従来一般的に使用されてきたトナーに含まれる着色剤(着色顔料)の量(10wt%未満)よりも多くしている(すなわち、10wt%以上)。すなわち、トナーの粒径が小さい場合には、紙等の媒体に最終的に付着するトナーの量が少なくなるため、画像の濃度が薄くなる傾向にある。したがって、本実施の形態においては、これを補うために、着色剤(着色顔料)を多く入れている。
===トナーの体積平均粒径Ave、凸部512の幅L1、非凸部513(溝部)の幅L2、及び、凹部515の深さdの関係について===
前述したように、本実施の形態に係るトナーの体積平均粒径は約3μmである。また、該トナーが担持される現像ローラ510の表面形状おいて、凸部512の幅L1(頂面の一辺の長さ)は約50μmであり、非凸部513(溝部)の幅L2は約50μmであり、凹部515の深さdは約8μmである。以下においては、どのような設計思想に基づいて、トナーの体積平均粒径Ave、凸部512の幅L1、非凸部513(溝部)の幅L2、及び、凹部515の深さdが定まったかについて、図14を用いて説明する。図14は、現像ローラ510の表面の一部を拡大した図である。なお、図14では、説明の便宜上、側部514が省略されている。
前述したようにトナーの大きさが画像の画質に影響を与えるので、まず、トナーの平均体積粒径Aveが定まる。すなわち、ドットの再現性を良くするには、トナーは小粒径であることが望ましい。一方で、トナーを生産する上で、トナーを小さくすることには限界がある。このため、本実施の形態においては、両者のバランスを考慮して、トナーの体積平均粒径Aveが3μmとなっている。
次に、定まったトナーの体積平均粒径Aveに応じて、凸部512の幅L1と非凸部513の幅L2が定まる。ここで、幅L1と幅L2の大きさは、現像ローラ510に担持させるトナーの量に大きく左右される。すなわち、凸部512に比べて非凸部513の方が担持するトナーの量が多いので、現像ローラ510に担持させるトナーの量を多くするためには、幅L2を大きくすることが望ましい。一方で、後述する転造加工(図20)において、加工しやすい凸部512の幅L1と非凸部513の幅L2がある。このため、本実施の形態においては、両者のバランス等を考慮して、図14に示すように、凸部512の幅L1が50μmとなっており、非凸部513の幅L2が50μmとなっている。
最後に、凹部515の深さdが定まる。この深さdの大きさも、幅L1と幅L2と同様に、現像ローラ510に担持されるトナーの量に大きく左右される。すなわち、現像ローラ510に担持させるトナーの量を多くするためには、深さdを大きくする必要がある。そして、深さdを決める上で、凸部512の面積と非凸部513の面積が考慮される。
仮に、ベタ画像に対応する潜像を現像する際には、現像ローラ510の表面(具体的には、図6に示す中央部510a)にトナーが満遍なく一層担持されていることが必要であることとする。ここでは、中央部510aのうちの、図14に示す一辺が200μmである正方形の領域を例にとり、説明する。前記ベタ画像に対応する潜像を現像する際には、前記正方形の領域にトナーが満遍なく一層担持されていることが必要である。しかし、前述したように、規制ブレード560の先端560bから凸部512までの距離g(2μm)が、トナーの体積平均粒径Ave(3μm)よりも小さいため、規制ブレード560による規制前に凸部512に担持されたトナーが、現像ローラ510の回転に伴い規制ブレード560に至った際に、先端560bと前記対向部512aとの間を通り抜けできず、規制後には凸部512に担持されないこととなる。一方で、規制前に非凸部513に担持されたトナーは、前記先端560bと前記対向部512aの間を通り抜けできるので、規制後にも非凸部513に担持されることとなる。
そして、規制ブレード560による規制後に凸部512に担持されないトナーの量を、非凸部513に担持されるトナーの量で補う必要があり、かかる方策として、凹部515の深さdを大きくする。すると、該深さdは、トナーの体積平均粒径Aveに、(凸部512の面積+非凸部513の面積)/非凸部513の面積、を乗じた値となる。ここで、図14に示すように幅L1と幅L2がそれぞれ50μmとなっているので、(凸部512の面積+非凸部513の面積)/非凸部513の面積、の大きさは、4/3である。よって、必要な前記深さdは、4μmである。このように、凸部512の面積と非凸部513の面積に基づいて、深さdが定められる。
ところで、本実施の形態においては、凹部515に担持されている一層以上のトナーが、現像に供されないこととなっている。すなわち、現像バイアス印加部121により現像バイアスが印加された現像ローラ510が、凹部515に担持されたトナーで感光体20に担持された潜像を現像した直後に、凹部515には、トナーが一層以上担持されている。このため、凹部515の深さdは、上記の4μmに、トナー一層分(すなわち、トナーの体積平均粒径Ave)を加えた値(7μm)以上にする必要がある。また、非凸部513の側部514が斜面となっており、この側部514に担持されるトナーの量が凹部515に担持されるトナーの量よりも少ないため、本実施の形態においては、前記深さdを8μmとしている。これにより、凹部515に接触する一層のトナーが現像に供されなくても、現像に供されるトナー量が少ないことを防止できる。
===本実施の形態に係るプリンタ10の有効性について===
上述したように、本実施の形態に係るプリンタ10は、現像バイアス印加部121により現像バイアスが印加された現像ローラ510が、凹部515に担持されたトナーで感光体20に担持された潜像を現像した直後に、凹部515には、トナーが一層以上担持されている。これにより、現像直後の凹部515と感光体20の間における放電、を防止することが可能となる。かかる点について、以下において詳細に説明する。
「発明が解決しようとする課題」の項で説明したように、潜像の現像前の凹部515は、図15Aに示すように担持したトナーによって覆われている。しかし、現像ローラ510が現像位置にて凹部515に担持されたトナーで感光体20に担持された潜像を現像した(凹部515に担持されたトナーが感光体20に移動した)直後には、金属製の凹部515がトナーによって覆われずに露出することがある。そして、凹部515が露出した状態で現像バイアス印加部121による現像ローラ510への現像バイアスの印加が継続されている場合には、現像バイアスに起因して、露出した凹部515(具体的には、現像位置を通過した直後の凹部515)と感光体20(具体的には、感光層)の間において放電が生じる恐れがある。
これに対して、上述したプリンタ10によれば、前記放電が防止される。すなわち、図15Bに示すように、現像ローラ510が凹部515に担持されたトナーで感光体20に担持された直後(すなわち、凹部515が現像位置を通過した直後)に、該凹部515にトナーが一層以上担持されている(図15Bにおいては、トナーが一層担持されている)場合には、現像位置に至る前の凹部515を覆うトナーが、凹部515が現像位置を通過した直後も該凹部515を覆うことになる。そして、トナーは絶縁体であるから、現像位置を通過した直後の凹部515と感光体20との間における放電が、該凹部515を覆うトナーによって防止されることとなる。
なお、図15Aと図15Bは、本実施の形態に係るプリンタ10の有効性を説明するための模式図であり、図15Aは、現像位置に至る直前の凹部515の状態を示し、図15Bは、現像位置を通過した直後の凹部515の状態を示している。
<<現像直後も凹部515にトナーを一層以上担持させる方策>>
次に、現像直後(凹部515が現像位置を通過した直後)も凹部515にトナーを一層以上担持させることを実現するための方策について、説明する。当該方策として、(1)トナー供給ローラ550によるトナーの剥ぎ取りに関係する方策、(2)トナーの粒径に関係する方策、(3)現像バイアスの大きさに関係する方策、がある。これら3つの方策のうちのいずれかの方策を実行しても、凹部515にトナーを一層以上担持させることが可能な場合もあるが、より確実に凹部515にトナーを一層以上担持させるためには、3つの方策を全て実行する方が望ましい。そして、本実施の形態に係るプリンタ10においては、これら3つの方策が、全て実行されている。以下においては、各方策について具体的に説明する。
<(1)トナー供給ローラ550によるトナーの剥ぎ取りに関係する方策>
上述したように、トナー供給ローラ550に形成された複数の孔550aに囲まれた壁領域550b(図13において、斜線が施されている部分)は、現像ローラ510と接触することにより、現像ローラ510に残存しているトナーを剥ぎ取る。
ところで、本実施の形態においては、壁領域550bは、非凸部513に担持されたトナーのうちの、凹部515に接触しているトナー以外のトナーを、剥ぎ取る。そして、このような剥ぎ取りを実現するために、トナー供給ローラ550の孔550aや壁領域550bと、現像ローラ510の凸部512や非凸部513には、以下に説明するような関係が成立している。
まず、孔550aの開口間の距離と、隣り合う凸部512間の距離(非凸部513の幅)との関係について説明する。本実施の形態においては、隣り合う凸部512間の距離(非凸部513の幅)の最大値が、孔550aの開口間の平均距離よりも小さくなっている。当該事項について、図16Aと図16Bを用いて説明する。図16Aは、孔550aの開口間の平均距離Daveを説明するための図である。図16Bは、トナー供給ローラ550と現像ローラ510の接触位置において、壁領域550bが凸部512に接触している状態を示した図である。
図16Aには、図13と同様、トナー供給ローラ550の表面を拡大した模式図が示されている。ここで、孔550aの開口間の距離とは、例えば、図16A中、記号D1、D2、D3、D4で示されている距離であり、また、当該距離の平均距離Daveとは、複数個(例えば、20個)の当該距離D1、D2、・・・、D20の平均値である。そして、本実施の形態に係るトナー供給ローラ550においては、平均距離Daveが約80μmとなっている。なお、距離D1、D2等は、軸方向(回転軸方向)における距離である。
一方、隣り合う凸部512間の距離は、図7に示すように方向によって異なる。すなわち、図7に示すX方向(Y方向)において隣り合う凸部512間の距離は、図7に示す非凸部513の幅L2となり、50μmである。一方、現像ローラ510の回転軸方向(周方向)において隣り合う凸部512間の距離は、約70μmである。これにより、隣り合う凸部512間の距離の最大値は、回転軸方向(周方向)における距離である約70μmとなり、孔550aの開口間の平均距離Dave(約80μm)よりも小さい。
そして、隣り合う凸部512間の距離の最大値が前記平均距離Daveよりも小さい場合には、図16Bに示すように、孔550aの開口間の壁領域550bが、現像ローラ510に接触する際に凸部512に接触して非凸部513(側部514と凹部515)に入り込み難いために、凹部515に接触しているトナーを剥ぎ取り難くなる。そして、剥ぎ取られなかったトナー(一層以上のトナー)は、凹部515に滞留することにより更に帯電されて、現像の際に感光体20に移動し難くなる。この結果、前記トナーは、凹部515が現像位置を通過した直後も、該凹部515に担持された状態を維持しやすくなる。
次に、孔550aの開口の幅と、非凹部(凸部512と側部514)の幅との関係について説明する。本実施の形態においては、前記非凹部の最大幅が、孔550aの開口の平均幅よりも大きくなっている。当該事項について、図16Aと図17を用いて説明する。図17は、前記非凹部(凸部512と側部514)と孔550aの大きさの関係を説明するための模式図である。なお、図17には、説明の便宜上、1つの非凹部のみが示されている。
孔550aの開口の平均幅とは、例えば、図16A中、記号E1、E2、E3、E4で示される幅であり、また、当該幅の平均幅Eaveとは、複数個(例えば、20個)の当該距離E1、E2、・・・、E20の平均値である。そして、本実施の形態に係るトナー供給ローラ550においては、平均幅Eaveが約40μmとなっている。一方、非凹部(凸部512と側部514)の幅は、前述した隣り合う凸部512間の距離と同様に、方向によって異なる(図7参照)。このため、前記非凹部の最大幅は、回転軸方向(周方向)における幅である約93μmとなり、孔550aの開口の平均幅Eave(約40μm)よりも大きい。
そして、前記非凹部の最大幅が前記平均幅Eaveよりも大きい場合には、図17に示すように、凸部512と側部514が孔550aによって完全に覆われない(図17においては、凸部512と側部514の、孔550aに覆われなかった部分、が斜線で示されている)。このため、孔550aの開口間の壁領域550bが、凹部515に接触するまで非凸部513に入り込まないので、凹部515に接触しているトナーを剥ぎ取り難くなる。そして、剥ぎ取られなかったトナー(一層以上のトナー)は、凹部515に滞留することにより更に帯電されて、現像の際に感光体20に移動し難くなる。この結果、前記トナーは、凹部515が現像位置を通過した直後も、該凹部515に担持された状態を維持しやすくなる。
なお、前述したように、現像ローラ510の径方向における凸部512から凹部515までの長さ(図7に示す深さd)、別言すれば、凹部515を基準とした非凹部(凸部512と側部514)の高さは、8μmである。そして、当該高さの最大値(最大高さ)が、孔550aの開口の平均深さよりも大きくなっている場合にも、凹部515に接触しているトナーが、壁領域550bによって剥ぎ取られ難い。すなわち、前記非凹部の最大高さが、前記開口の平均深さよりも大きい場合には、孔550aが非凹部を完全に覆えないため、孔550aの開口間の壁領域550bが、凹部515に接触し難くなり、当該凹部515に接触しているトナーを剥ぎ取り難くなる。このため、孔550aの平均深さが8μmよりも小さくなることが望ましい。
<(2)トナーの粒径に関係する方策>
トナーの粒径と、ファンデルワールス力に基づく該トナーの現像ローラ510への付着力に、一定の傾向があることが知られている。すなわち、図18に示すように、トナーの粒径が大きい場合(5μmより大きい場合)には、ファンデルワールス力によるトナーの現像ローラ510の付着力が、あまり変化しないが、トナーの粒径が小さい場合(5μm以下である場合)には、該付着力が大きく変化する。そして、トナーの粒径が5μm以下の場合には、トナーの粒径が小さくなるほど該付着力が大きくなる。なお、図18は、トナーの粒径の大きさと、ファンデルワールス力による付着力との関係を示したグラフである。このグラフの横軸はトナーの粒径の大きさを示し、縦軸は前記付着力の大きさを示している。
本実施の形態に係るトナーの体積平均粒径は、前述したように3μmであるため、該トナーの、ファンデルワールス力に基づく現像ローラ510の付着力が、大きい(図18)。そして、凹部515に接触しているトナーは、潜像の現像中に該トナーを担持する凹部515が現像位置に位置しても、前記付着力に起因して該凹部515に接触した状態を維持し、感光体20に移動しない。よって、凹部515に接触するトナーは、現像直後も、該凹部515に担持された状態が維持されることとなる。このように、トナーの粒径を小粒径(5μm以下)とすることにより、凹部515が、現像位置を通過した直後も、トナーを一層以上担持することが可能となる。
<(3)現像バイアスの大きさに関係する方策>
上述したように、現像ローラ510には、現像バイアス印加部121(図2)から現像バイアスが印加される。この現像バイアスは直流電圧に交流電圧が重畳されており、この現像バイアスによって感光体20と現像ローラ510の間に電界が形成され、トナーが、該電界によって感光体20と現像ローラ510の間を移動する。
そして、本実施の形態における現像バイアスの大きさは、現像ローラ510の凹部515に接触するトナーが感光体20へ移動しない大きさに設定されている。すなわち、凹部515が現像位置に位置しても、該凹部515に接触するトナーは感光体20へ移動せず、非凸部513に担持されたトナーのうちの凹部515に接触するトナー以外のトナーが、前記電界によって感光体20へ移動して、潜像の現像に供される。このように、現像バイアスの大きさを設定することによって、凹部515が、現像位置を通過した直後も、トナーを一層以上担持することが可能となる。
ところで、上記では、現像位置を通過した直後の凹部515と感光体20の間の放電について論じたが、凸部512と感光体20の間においても放電は生じうる。ただし、放電抑制よりも画質低下(本明細書においては詳細な説明は省略するが、凸部512にトナーを担持させて現像すると、いわゆる現像メモリが顕著に発生して、画質が低下する)の抑制を重視する観点から、現像直後に凸部512にトナーを一層以上担持させる構成としていない。すなわち、本実施の形態に係るプリンタ10においては、現像直前の凸部512にトナーがほとんど担持されておらず、このため、現像直後も該凸部512にトナーがほとんど担持されていない。
===現像装置の製造方法===
次に、現像装置の製造方法について、図19A乃至図21を用いて説明する。図19A乃至図19Eは、現像ローラ510の製造工程における、現像ローラ510の変遷を示した模式図である。図20は、現像ローラ510の転造加工を説明するための説明図である。図21は、イエロー現像装置54の組み立て方法を説明するためのフローチャートである。なお、現像装置を製造する際には、前述したハウジング540、ホルダー526、現像ローラ510、トナー供給ローラ550、規制ブレード560等がそれぞれ製造された後に、これらの部材を用いて現像装置の組み立てが実施される。本項では、これらの部材の製造方法のうち現像ローラ510の製造方法について先ず説明し、その後、現像装置の組み立て方法について説明する。なお、以下では、ブラック現像装置51、マゼンタ現像装置52、シアン現像装置53、及び、イエロー現像装置54のうち、イエロー現像装置54を例に挙げて、説明する。
<<<現像ローラ510の製造方法について>>>
ここでは、現像ローラ510の製造方法について、図19A乃至図20を用いて説明する。
先ず、図19Aに示すように、現像ローラ510の基材としてのパイプ材600を準備する。当該パイプ材600の肉厚は0.5〜3mmである。次に、図19Bに示すように、当該パイプ材600の長手方向両端部にフランジ圧入部602を作る。当該フランジ圧入部602は、切削加工により作られる。次に、図19Cに示すように、当該フランジ圧入部602にフランジ604を圧入する。フランジ604のパイプ材600への固定を確実にするために、フランジ604の圧入後、フランジ604をパイプ材600へ接着又は溶接するようにしてもよい。次に、図19Dに示すように、フランジ604が圧入されたパイプ材600の表面にセンタレス研磨を施す。当該センタレス研磨は、当該表面の全面に亘って実施され、センタレス研磨後の当該表面の十点平均粗さRzは、1.0μm以下となる。次に、図19Eに示すように、フランジ604が圧入されたパイプ材600に、転造加工を施す。本実施の形態においては、2つの丸ダイス650、652を用いた所謂スルーフィード転造(歩み転造、通し転造とも呼ばれている)加工が実施される。
すなわち、図20に示すように、ワークとしての前記パイプ材600を挟むように配置された二つの丸ダイス650、652、を当該パイプ材600に所定の圧力(当該圧力の方向を、図20中記号Pで示す)で押し付けた状態で、当該二つの丸ダイス650、652を同方向(図20参照)に回転させる。スルーフィード転造においては、丸ダイス650、652が回転することにより、パイプ材600が丸ダイス650、652の回転方向とは逆方向(図20参照)に回転しながら、図20中記号Hで示した方向に移動する。丸ダイス650、652の表面には、溝680を形成するための凸部650a、652aが備えられており、当該凸部650a、652aがパイプ材600を変形させることにより、パイプ材600に溝680が形成される。
そして、転造加工の終了後に、前記中央部510aの表面にメッキを施す。本実施の形態においては、当該メッキとして無電解Ni−Pメッキを用いるが、これに限定されるものではなく、例えば、硬質クロームメッキや電気メッキを用いてもよい。
<<<イエロー現像装置54の組み立て方法について>>>
次に、イエロー現像装置54の組み立て方法について、図21を用いて説明する。
先ず、前述したハウジング540、ホルダー526、現像ローラ510、規制ブレード560及びブレード支持部材564等を準備する(ステップS2)。
次に、規制ブレード560及びブレード支持部材564をホルダー526の規制ブレード支持部526cにネジ止めすることにより、規制ブレード560及びブレード支持部材564をホルダー526に固定する(ステップS4)。なお、前述した端部シール574については、当該ステップS4の前に、予め規制ブレード560に取り付けておく。
次に、規制ブレード560及びブレード支持部材564が固定されたホルダー526に、現像ローラ510を取り付ける(ステップS6)。かかる際に、規制ブレード560が現像ローラ510の回転軸方向一端部から他端部に亘って当接するように、現像ローラ510をホルダー526に取り付ける。なお、前述した上シール520については、当該ステップS6の前に、予めホルダー526に取り付けておく。
そして、現像ローラ510、規制ブレード560等が取り付けられたホルダー526を、ハウジングシール546を介して、ハウジング540に取り付ける(ステップS8)ことにより、イエロー現像装置54の組み立てが完了する。なお、前述したトナー供給ローラ550については、当該ステップS8の前に、予めハウジング540に取り付けておく。
===その他の実施の形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
上記実施の形態においては、画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
また、感光体についても、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ローラに限られず、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
また、上記実施の形態において、図4に示すように、現像ローラ510の前記表面に当接して、現像ローラ510に担持されたトナーの層厚を規制するための規制ブレード560、を備え、凹部515の深さは、トナーの体積平均粒径の3倍よりも小さいこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、凹部515の深さは、トナーの体積平均粒径の3倍よりも大きいこととしてもよい。
ただし、以下に説明するように、非凸部513に担持されたトナーが適切に帯電される点で、上記実施の形態の方がより望ましい。非凸部513に担持されたトナーは、側部514や凹部515に接触しながら転動することにより更に帯電され、また、規制ブレード560による規制の際に該規制ブレード560に接触することにより更に帯電されて、適切な帯電量となる。このため、凹部515の深さがトナーの体積平均粒径の3倍よりも大きい場合には、側部514、凹部515及び規制ブレード560に接触しないために適切な帯電量とならないトナーが増える。一方で、凹部515の深さがトナーの体積平均粒径の3倍よりも小さい場合には、該トナーが、側部514、凹部515、規制ブレード560の何れかに接触するため、適切な帯電量となる。
また、上記実施の形態において、図6に示すように、凹部515は、現像ローラ510の周方向に対する傾斜角度が異なる2種類の螺旋状の溝部(第一溝部516、第二溝部518)の底部、であり、該2種類の螺旋状の溝部は、互いに交差して格子形状をなしていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、現像ローラ510には、前記2種類の螺旋状の溝部が設けられていないこととしてもよい。
ただし、転造等により第一溝部516及び第二溝部518を形成するだけで、簡便に、規則的に配置された凹部515を得ることができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、現像ローラ510は、規則的に配置された複数の非凹部であって、各々、凸部512と、該凸部512と凹部515とを繋ぐ側部514と、を備え、各々の該非凹部の周囲が凹部515に囲まれている複数の非凹部、を前記表面に有することとした。また、現像装置51、52、53、54は、多孔性の発泡材からなる接触部にて現像ローラ510の前記表面に接触して、前記潜像を現像した後の現像ローラ510、からトナーを剥ぎ取るトナー供給ローラ550、を備えることとした。さらに、複数の凸部512のうちの互いに隣り合う凸部512間の距離、の最大値(約70μm)が、前記接触部の孔550aの開口間の平均距離Dave(約80μm)よりも小さいこととした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、隣り合う凸部512間の距離の最大値が、前記平均距離Daveよりも大きいこととしてもよい。
ただし、以下に説明するように、現像直後に凹部515にトナーが一層以上担持されやすくなる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。隣り合う凸部512間の距離の最大値が前記平均距離Daveよりも小さい場合には、孔550aの開口間の壁領域550bが、現像ローラ510に接触する際に非凸部513に入り込み難いため、凹部515に接触しているトナー(一層以上のトナー)を剥ぎ取り難くなる。そして、剥ぎ取られなかったトナーは、凹部515に滞留することにより更に帯電されて、現像の際に感光体20に移動し難くなる。この結果、該トナーは、現像直後も、凹部515に担持された状態を維持しやすくなる。
また、上記実施の形態において、前記非凹部(凸部512と側部514)の最大幅(約93μm)が、トナー供給ローラ550の接触部の孔550aの開口の平均幅Eave(約40μm)よりも大きく、または、凹部515を基準とした前記非凹部の最大高さ(8μm)が、前記孔550aの開口の平均深さよりも大きいこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、前記非凹部の最大幅が前記平均幅Eaveよりも小さく、かつ、前記非凹部の最大高さが前記開口の平均深さよりも小さいこととしてもよい。
ただし、以下に説明するように、現像直後に凹部515にトナーが一層以上担持されやすくなる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。前記非凹部の最大幅が前記開口の平均幅Eaveよりも大きい場合や、前記非凹部の(凸部512と側部514)最大高さが前記開口の平均深さよりも大きい場合には、孔550aが非凹部を完全に覆わない。このため、孔550aの開口間の壁領域550bが、凹部515に接触するまで非凸部513に入り込まないので、凹部515に接触しているトナー(一層以上のトナー)を剥ぎ取り難くなる。そして、剥ぎ取られなかったトナーは、凹部515に滞留することにより更に帯電されて、現像の際に感光体20に移動し難くなる。この結果、該トナーは、現像直後も、凹部515に担持された状態を維持しやすくなる。
また、上記実施の形態において、現像ローラ510の表面の移動速さは、感光体20の表面の移動速さよりも大きいこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、現像ローラ510の表面の移動速さは、感光体20の表面の移動速さ以下であることとしてもよい。
ただし、以下に説明するように、潜像の現像に供されるトナー量が不足することを防止できる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。現像直後に凹部515にトナーを一層以上残すように現像が行われると、非凸部513に担持されたトナーの一部のみが感光体20に移動するから、現像に供されるトナーの量が不足する恐れがある。これに対して、現像ローラ510の表面の移動速さが感光体20の表面の移動速さよりも大きい場合には、感光体20上の周方向のある長さの潜像を現像する際に、現像ローラ510の周方向の、該長さよりも長い部分に担持されたトナーが現像に供されることとなる。この結果、現像直後に凹部515にトナーが一層以上残るように現像が行われても、該現像に供されるトナー量が不足することを防止できる。
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である『画像形成システム』の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図22は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ706と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ706は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図23は、図22に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ706から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ706が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。 図1のプリンタ10の制御ユニットを示すブロック図である。 現像装置の概念図である。 現像装置の主要構成要素を示した断面図である。 現像ローラ510の斜視模式図である。 現像ローラ510の正面模式図である。 凸部512、凹部515等の形状を示した模式図である。 規制ブレード560及びブレード支持部材564の斜視図である。 現像ローラ510に当接する規制ブレード560、の先端部560a周辺の様子を示した拡大模式図である。 ホルダー526の斜視図である。 ホルダー526に、上シール520、現像ローラ510、規制ブレード560及びブレード支持部材564が組み付けられている様子を示した斜視図である。 ホルダー526が、ハウジング540に取付けられている様子を示した斜視図である。 トナー供給ローラ550の表面を拡大した模式図である。 現像ローラ510の表面の一部を拡大した図である。 図15Aは、現像位置に至る直前の凹部515の状態を示し、図15Bは、現像位置を通過した直後の凹部515の状態を示している。 孔550aの開口間の前記回転軸方向における平均距離Dxaveを説明するための図である。 接触位置において、壁領域550bが凸部512に接触している状態を示した図である。 凸部512と孔550aの大きさの関係を説明するための模式図である。 トナーの粒径と、ファンデルワールス力による付着力との関係を示したグラフである。 図19A乃至図19Eは、現像ローラ510の製造工程における、現像ローラ510の変遷を示した模式図である。 現像ローラ510の転造加工を説明するための説明図である。 イエロー現像装置54の組み立て方法を説明するためのフローチャートである。 画像形成システムの外観構成を示した説明図である。 図22に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 レーザビームプリンタ、20 感光体、30 帯電ユニット、
40 露光ユニット、50 YMCK現像ユニット、50a 中心軸、
51 ブラック現像装置、52 マゼンタ現像装置、53 シアン現像装置、
54 イエロー現像装置、55a 保持部、55b 保持部、
55c 保持部、55d 保持部、60 一次転写ユニット、
70 中間転写体、75 クリーニングユニット、76 クリーニングブレード、
80 二次転写ユニット、90 定着ユニット、92 給紙トレイ、
94 給紙ローラ、95 表示ユニット、96 レジローラ、
100 制御ユニット、101 メインコントローラ、
102 ユニットコントローラ、112 インターフェイス、
113 画像メモリ、121 現像バイアス印加部、
510 現像ローラ、510a 中央部、510b 軸部、512 凸部、
512a 対向部、513 非凸部、514 側部、515 凹部、
516 第一溝部、518 第二溝部、520 上シール、
520a 短手方向端部、520b 当接面、520c 反対面、
524 上シール付勢部材、526 ホルダー、526a 上シール支持部、
526b 現像ローラ支持部、526c 規制ブレード支持部、
530 トナー収容体、530a 第一トナー収容部、
530b 第二トナー収容部、540 ハウジング、542 上ハウジング部、
544 下ハウジング部、545 仕切り壁、546 ハウジングシール、
550 トナー供給ローラ、550a 接触部、560 規制ブレード、
560a 当接部、560b 先端、564 ブレード支持部材、
564a 薄板、564b 薄板支持部、564c 長手方向両端部、
564d 短手方向一端部、564e 短手方向他端部、572 開口、
574 端部シール、576 軸受け、600 パイプ材、
602 フランジ圧入部、604 フランジ、
650 丸ダイス、650a 凸部、652 丸ダイス、652a 凸部、
680 溝、700 画像形成システム、702 コンピュータ、
704 表示装置、706 プリンタ、
708 入力装置、708A キーボード、708B マウス、
710 読取装置、710A フレキシブルディスクドライブ装置、
710B CD−ROMドライブ装置、
802 内部メモリ、804 ハードディスクドライブユニット、T トナー

Claims (7)

  1. 潜像を担持するための像担持体と、
    規則的に配置され、トナーを担持するための凹部、を表面に有し、該凹部に担持されたトナーで前記像担持体に担持された潜像を現像するトナー担持体と、
    前記潜像の現像のために現像電圧を前記トナー担持体に印加するための電圧印加部と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記電圧印加部により前記現像電圧が印加された前記トナー担持体が、前記凹部に担持されたトナーで前記像担持体に担持された潜像を現像した直後に、
    該凹部には、トナーが一層以上担持されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記トナー担持体の前記表面に当接して、該トナー担持体に担持されたトナーの層厚を規制するための層厚規制部材、を備え、
    前記凹部の深さは、前記トナーの体積平均粒径の3倍よりも小さいことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記凹部は、前記トナー担持体の周方向に対する傾斜角度が異なる2種類の螺旋状の溝部の底部、であり、
    該2種類の螺旋状の溝部は、互いに交差して格子形状をなしていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記トナー担持体は、
    規則的に配置された複数の非凹部であって、各々、凸部と、該凸部と前記凹部とを繋ぐ側部と、を備え、各々の該非凹部の周囲が前記凹部に囲まれている複数の非凹部、
    を前記表面に有し、
    多孔性の発泡材からなる接触部にて前記トナー担持体の前記表面に接触して、前記潜像を現像した後の前記トナー担持体、から前記トナーを剥ぎ取る剥ぎ取り部材、
    を備え、
    複数の前記凸部のうちの互いに隣り合う凸部間の距離、の最大値が、
    前記接触部の孔の開口間の平均距離よりも小さいことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記トナー担持体は、
    規則的に配置された複数の非凹部であって、各々、凸部と、該凸部と前記凹部とを繋ぐ側部と、を備え、各々の該非凹部の周囲が前記凹部に囲まれている複数の非凹部、
    を前記表面に有し、
    多孔性の発泡材からなる接触部にて前記トナー担持体の前記表面に接触して、前記潜像を現像した後の前記トナー担持体、から前記トナーを剥ぎ取る剥ぎ取り部材、
    を備え、
    前記非凹部の最大幅が、前記接触部の孔の開口の平均開口幅よりも大きく、または、前記凹部を基準とした前記非凹部の最大高さが、前記孔の開口の平均深さよりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記トナー担持体の表面の移動速さは、前記像担持体の表面の移動速さよりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  7. (A)コンピュータ、及び、
    (B)このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、
    潜像を担持するための像担持体と、
    規則的に配置され、トナーを担持するための凹部、を表面に有し、該凹部に担持されたトナーで前記像担持体に担持された潜像を現像するトナー担持体と、
    前記潜像の現像のために現像電圧を前記トナー担持体に印加するための電圧印加部と、
    を備え、
    前記電圧印加部により前記現像電圧が印加された前記トナー担持体が、前記凹部に担持されたトナーで前記像担持体に担持された潜像を現像した直後に、
    該凹部には、トナーが一層以上担持されている画像形成装置、
    (C)を具備したことを特徴とする画像形成システム。
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