JP2008298947A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Masayuki Furukawa
雅行 古河
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Abstract

【課題】半透過型の液晶表示装置において、高いコントラストの実現と広視野角化を図る。
【解決手段】第1の透明基板10と第2の透明基板20の間に液晶層LCが挟持された複数の画素10Pが配置されている。各画素10P内には、透過部10T及び反射部10Rが形成されている。透過部10Tは、第1の透明基板10に配置された第1の共通電極15、及び第1の画素電極17を備え、高いコントラスト及び広視野角のFFSモードにより動作する。反射部10Rは、第1の透明基板10に配置された第2の画素電極19と第2の透明基板20に配置された第2の共通電極25を備え、高い外光の反射率を有したECBモードにより動作する。さらに、隣接する各画素10Pの各第1の共通電極15は、第2の共通電極25と重畳する領域を通る細い配線15Wによって接続されている。これにより、第1の共通電極15の全体の抵抗値が増大することを抑止される。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特に、1つの画素に透過表示を行う透過部及び反射表示を行う反射部を有する半透過型の液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、薄型で低消費電力であるという特徴を備え、コンピュータや携帯電話等のモニターとして広く用いられている。液晶表示装置には、透過型及び反射型の液晶表示装置がある。
透過型の液晶表示装置は、液晶層の後方にバックライト等の光源を配置し、液晶層を介した光源の光の透過光量を、液晶層への電圧印加によって制御することで周囲が暗くても明るい表示ができる(以降、この表示を「透過表示」と呼ぶ)。しかし、常に光源を点灯して表示を行うため、消費電力が大きいこと、また昼間の屋外のように外光が強い環境では、十分なコントラストを確保できない特性がある。
一方、反射型の液晶表示装置では、太陽光や室内灯などの外光を光源として用い、その液晶層に入射する上記外光を、反射電極によって反射する。そして、液晶層を介した反射光の射出光量を、反射電極への電圧印加によって制御することによって表示を行う。(以降、この表示を「反射表示」と呼ぶ)この反射型の液晶表示装置は、光源として外光を用いるため、外光がない環境では表示を行えないが、透過型の液晶表示装置とは異なり、光源による消費電力がなく低消費電力であり、また外光が強い環境で十分なコントラストが得られるという特性がある。
そこで近年、透過型及び反射型の両機能を併せ持ち、周囲が明るい環境でも暗い環境でも見やすい液晶表示装置として半透過型の液晶表示装置が開発されている。図7に示すように、この液晶表示装置では、複数の画素10Pが規則的に配置され、1つの画素10P内に、透過表示を行う透過部10T、及び反射表示を行う反射部10Rが設けられている。各画素10Pは、画素選択信号が供給される画素選択信号線GLと、透過部10T及び反射部10Rに対して共通の表示信号が供給される表示信号線DLに接続されている。
半透過型の液晶表示装置の動作モードには、従来のTN(Twisted Nematic)モード、ECB(Electrically Controlled Birefringence)モード、VA(Vertically Aligned)モード、FFS(Fringe-Field Switching)モード、IPS(In-Plain Switching)モード等を用いることができる。
なお、半透過型の液晶表示装置については、特許文献1に記載されている。
特開2005−141110号公報
しかしながら、TNモードやECBモードを用いた半透過型ではコントラストの劣化や視野角が狭くなるという問題があった。
これに対して、液晶層を他の方式で制御する方法が考えられるが、上記問題を解決し、かつ実用に耐えうる半透過型の開発は十分ではなかった。例えば、高いコントラスト及び広視野角を得るためにVAモードを用いると、低い視角での色変化が大きくなるという問題が生じていた。
また、透明基板に対して水平方向の電界を用いたFFSモードやIPSモードでは、低い視角での色変化が少なく、高いコントラスト及び広視野角が得られることが知られているが、これを半透過型に用いるためには、位相差板を外付けする必要があり、それによってコントラストが低下するという問題があった。さらに、このモードでは、TNモードやECBモードを用いた半透過型に比して、液晶表示装置の厚さが大きくなるという問題があった。
本発明の液晶表示装置は、表示信号が供給される複数の画素を備え、各画素は、第1の基板及び第2の基板に挟持された液晶層と、第1の基板に配置された第1の共通電極及び第1の画素電極とよりなる第1の画素部と、第1の基板に配置された第2の画素電極と第2の基板に配置された第2の共通電極とよりなる第2の画素部と、を有し、第2の画素部を介して隣接する各第1の共通電極は、第2の共通電極と重畳する領域を通る第1の配線によって互いに接続されていることを特徴とする。
また、本発明の液晶表示装置は、上記構成において、第1の画素部を介して隣接する各第2の共通電極は、第1の共通電極と重畳する領域を通る第2の配線によって互いに接続されていることを特徴とする。この場合、必ずしも、各第1の共通電極は第1の配線によって接続されてなくてもよい。
本発明によれば、半透過型の液晶表示装置において、高いコントラストの実現と広視野角化を図ることができる。さらに、第1の共通電極の抵抗値、又は第2の共通電極の抵抗値が増大することを抑止できる。これにより、第1の共通電極又は第2の共通電極の電圧降下を極力低く抑えることができるため、安定した共通電位を得ることができる。結果として、液晶表示装置の動作を安定に保つことが可能となる。
以下に、本発明の第1の実施形態による半透過型の液晶表示装置について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態による液晶表示装置を示す平面図である。図1では、説明の簡便のため、第1の透明基板10における主要な構成要素のみを図示している。この液晶表示装置の概略構成は、図7に示したものと同様であり、同一の構成要素に対しては同一の番号を付して参照する。
また、図2及び図4は、図1のX−X線に沿った断面図である。図2は液晶層LCに電界が生じないオフ状態を示し、図4は、液晶層LCに電界が生じるオン状態を示している。図2及び図4の液晶分子Mは、各状態における長軸の配向方向(ダイレクターの配向方向)を示している。また、図3は、図1、図2及び図4の液晶表示装置における第1の共通電極を示す平面図である。
図1に示すように、ガラス基板等の第1の透明基板10及びそれに対向して配置された第2の透明基板20に、複数の画素10Pが規則的に配置されている。なお、図では複数の画素10Pのうち、その一部を示している。各画素10P内には、透過表示を行う透過部10T、及び反射表示を行う反射部10Rが配置されている。ここでは、透過部10TがFFSモードで動作し、反射部10RがECBモードで動作する場合の構成例について説明する。
各画素10Pには、透過部10Tと反射部10Rに共通の画素選択信号を供給する画素選択信号線GLが配置されている。画素選択信号線GLの一部は画素トランジスタTRのゲート電極Gとなる。このゲート電極Gは、ゲート絶縁膜(不図示)を介して、画素トランジスタTRのソースS及びドレインDが形成された能動層と重畳している。また、画素選択信号線GLと交差して、表示信号が供給される表示信号線DLが配置されている。表示信号線DLは、例えば、アルミニウム等の低抵抗の金属層からなる。
以下に、第1の透明基板10側における透過部10Tの構成について図面を参照して説明する。図1及び図2に示すように、バックライト等の光源BLと対応する第1の透明基板10の面には、第1の偏光板11が配置されている。第1の偏光板11の透過軸は、例えば、図面上における左右方向である。第1の偏光板11が配置されていない側の第1の透明基板10面には、画素トランジスタTR等が形成された回路層12が配置されている。回路層12には、画素トランジスタTRと接続して表示信号を一定期間保持する保持容量(不図示)も形成される。
回路層12上には、画素トランジスタTRのソースと接続されたソース電極13Tが配置されている。ソース電極13Tは、アルミニウム等の低抵抗の金属層からなり、例えば、表示信号線DLと同層の金属層からなる。このソース電極13Tを覆って、回路層12上には平坦化膜14が形成されている。
平坦化膜14上には、第1の共通電極15が配置されている。第1の共通電極15は、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明金属からなり、共通電位が供給される。即ち、第1の共通電極15は、透過部10Tの共通電極である。
第1の共通電極15上には、絶縁膜16を介して、第1の画素電極17が配置されている。第1の画素電極17は、ITO等の透明金属からなり、複数のストライプ状の電極部とスリット部を有している。第1の画素電極17は、コンタクトCT2を介してソース電極13Tと接続されており、画素トランジスタTRを通して表示信号が供給される。即ち、第1の画素電極17は、透過部10Tの画素電極である。第1の共通電極15と第1の画素電極17との間には、表示信号に応じて、第1の透明基板10の略平行方向に沿った電界が生じる。
一方、反射部10Rでは、透過部10Tと共通して、第1の偏光板11、回路層12が配置され、回路層12上には、透過部10Tのソース電極13Tと同様のソース電極13R、及びそれを覆う平坦化膜14が配置されている。
平坦化膜14上に、凹凸の形状を有して外光を散乱させながら反射する反射膜18と、それを覆う第2の画素電極19が配置されている。即ち、第2の画素電極19は、反射部10Rの画素電極である。反射膜18及び第2の画素電極19の積層体は、外光を反射する反射電極として機能する。第2の画素電極19は、コンタクトCT4を介してソース電極13Rと接続されており、画素トランジスタTRを通して表示信号が供給される。なお、第1の画素電極17及び第2の画素電極19は、配向膜(不図示)に覆われている。
以下に、第2の透明基板20側における透過部10Tについて説明する。第1の透明基板10と対向しない側の第2の透明基板20には、第1の偏光板11の透過軸と直交する透過軸を有した第2の偏光板21が配置されている。この例では、第1の偏光板11の透過軸は、図面上における左右方向であるため、第2の偏光板21の透過軸は、図面に対して垂直な方向である。第1の透明基板10と対向する側の第2の透明基板20には、ブラックマトリクス(不図示)、及びそれを覆うカラーフィルタ22が形成されている。
一方、第2の透明基板20側における反射部10Rでは、透過部10Tと共通して、第2の偏光板21、ブラックマトリクス(不図示)、及びカラーフィルタ22が配置され、さらに、第1の透明基板10に向かって突出する内蔵位相差板24が配置されている。内蔵位相差板24は、第2の偏光板21によって直線偏光された光に対して、その波長の2分の1の位相差を生じさせ、その偏光軸を約45度回転させる。
内蔵位相差板24には、第2の画素電極19と対向して、ITO等の透明金属からなり共通電位が供給される第2の共通電極25が配置されている。なお、カラーフィルタ22及び第2の共通電極25は、配向膜(不図示)により覆われている。第2の画素電極19と第2の共通電極25との間には、表示信号に応じて、第1の透明基板10と略垂直な方向に沿って電界が生じる。
上記構成の第1の透明基板10と第2の透明基板20の間には、透過部10T及び反射部10Rにおいて共通の液晶層LCが挟持されている。液晶層LCは、ホモジニアス配向された液晶分子Mからなる。液晶分子Mの長軸は、例えば、第1の偏光板11の透過軸と直交として配向される。この液晶分子Mの配向は、第1の透明基板10側及び第2の透明基板20側に配置された配向膜のラビング方向によって制御される。
さらに、図3に示すように、隣接する各画素10Pの各第1の共通電極15は、画素10P内の反射部10Rを通り、第2の共通電極25と重畳する領域を通る細い配線15Wによって接続されている。配線15Wは、第1の共通電極15と同層の電極層、即ち透明金属からなる。この構成により、複数の画素10Pに配置された第1の共通電極15の全体の抵抗値を低く抑えることができる。
これにより、第1の共通電極15の電圧降下を極力低く抑えることができるため、安定した共通電位を得ることができる。結果として、液晶表示装置の動作を安定に保つことが可能となる。
仮に、配線15Wを設けないとすると、各第1の共通電極15は、各画素10Pに対応してストライプ状のパターンに形成されることになるため、抵抗値が大きくなってしまう。本実施形態では、この抵抗値の問題を、配線15Wを設けることで解消している。
上記効果を得るための配線15Wは、例えば、約1kΩの抵抗値を有するものであり、画素10Pのピッチを約140〜180μmとすると、厚さ約0.1μm、幅約5μm、長さ約70〜90μm(画素10Pのピッチの約2分の1)である。
配線15Wの形成領域は、ブラックマトリクスBMと重畳する領域であることが好ましい。配線15Wの形成領域及びその近傍では、配線15Wの電位によって液晶分子Mの配向が乱れる場合があるが、その領域をブラックマトリクスBMにより覆うことで、表示不良として視認されることを抑止する。
以下に、この液晶表示装置の動作について説明する。図2に示すように、液晶層LCに電界が生じないオフ状態における透過部10Tでは、第1の偏光板11によって直線偏光された光源BLの光は、その偏光軸が液晶分子Mの配向方向と直交するため、そのままの状態で第2の偏光板21に入射する。しかし、その直線偏光の偏光軸は第2の偏光板21の透過軸と直交するため、第2の偏光板21から光は出射されない。即ち黒表示となる(ノーマリーブラック)。
反射部10Rでは、第2の透明基板20に入射して第2の偏光板21により直線偏光された外光の偏光軸は、内蔵位相差板24の位相差により約45度回転する。この直線偏光は、液晶分子Mの配向方向により楕円偏光となり、反射膜18により反射される。反射された楕円偏光の回転方向は反転し、再び液晶層LCから出射された際には、それに入射した際の偏光軸に対して90度回転した偏光軸の直線偏光となる。この直線偏光は、その偏光軸が内蔵位相差板24の位相差によって約−45度回転されて第2の偏光板21に入射する。しかし、その直線偏光の偏光軸は第2の偏光板21の透過軸と直交するため、第2の偏光板21から光は出射されない。即ち黒表示となる(ノーマリーブラック)。
一方、図4に示すように、液晶層LCに電界が生じるオン状態となると、即ち表示信号が第1の画素電極17に印加されると、透過部10Tでは、液晶分子Mの長軸は、第1の共通電極15と第1の画素電極17との間に生じた電界に応じて回転する。即ち、液晶分子Mの長軸は、第1の透明基板10と略平行に、第1の画素電極17に対して、約45度回転する。これにより、第1の偏光板11によって直線偏光された光源BLの光は、液晶分子Mによる複屈折により、第2の偏光板21の透過軸と一致する成分を有する楕円偏光となる。即ち白表示となる。
反射部10Rでは、透過部10Tの画素電極である第1の画素電極17に印加されたものと同一の表示信号が第2の画素電極19に印加され、液晶分子Mの長軸は、第2の画素電極19と第2の共通電極25との間に生じた電界に沿って、第1の透明基板10と略垂直な方向に沿って配向される。
第2の透明基板20に入射して第2の偏光板21により直線偏光された外光の偏光軸は、内蔵位相差板24の位相差により45度回転する。この直線偏光は、液晶層LCに入射し、そのままの状態で反射膜18により反射されて出射される。液晶層LCから出射された直線偏光の偏光軸は、内蔵位相差板24の位相差によって、約−45度回転されて、第2の偏光板21に入射する。この直線偏光は、その偏光軸が第2の偏光板21の透過軸と一致するため、第2の偏光板21から出射される。即ち白表示となる。
上記動作では、同一の画素10Pにおいて、異なる動作モードのそれぞれの利点を生かした表示が可能となる。即ち、透過部10TがFFSモードとなるため、高いコントラストと広視野角を得ることができる。また、反射部10Rでは、ECBモードで動作するため、これをFFSモードとする場合に比して、外光の反射率(利用効率)を高めることができ、高輝度の反射表示を行うことができる。
その際、従来では透過型と反射型の機能を同一画素10P内で共存させるために必要としていた外付けの位相差板を必要としない。これにより、その位相差板によるコントラストの低下や、液晶表示装置の厚みの増大を回避できる。
さらに、これらの効果に加え、配線15Wによって、複数の画素10Pに配置された第1の共通電極15の全体の抵抗値を低く抑えることができるため、動作を安定させることができる。
以下に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。図5は、図1、図2及び図4の液晶表示装置における第1の共通電極15を示す平面図である。本実施形態では、各第1の共通電極15は、それと同層の透明金属からなる配線15Wの替わりに、他の構成要素の導電層を用いて接続される。
例えば、ソース電極13T,13R又は表示信号線DLを構成する金属層からなる配線13Wを用いて、各第1の共通電極15を接続する。配線13Wは、図2及び図4におけるソース電極13T,13Rと同層の金属層であるため、平坦化膜14を貫通するコンタクトCT5,CT6を介して、第1の共通電極15と接続される。その際、配線13Wは、必ずしもブラックマトリクスBMと重畳する領域に配置されなくてもよい。この液晶表示装置においても、第1の実施形態と同様に、複数の画素10Pに配置された第1の共通電極15の全体の抵抗値を低く抑えることができる。
以下に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して説明する。図6は、図2及び図4の液晶表示装置における第2の共通電極25を示す平面図である。本実施形態では、第1の実施形態又は第2の実施形態において、さらに、隣接する各画素10P内の第2の共通電極25(即ち反射部10Rの共通電極)が、画素10P内の透過部10Tを通り、第1の共通電極15と重畳する領域を通る細い配線25Wによって接続されている。配線25Wは、第4の電極25と同層の電極層、即ち、透明金属からなる。この構成により、複数の画素10Pに配置された第4の電極25の全体の抵抗値を低く抑えることができる。
上記効果を得るための配線25Wは、例えば、約1kΩの抵抗値を有するものであり、画素10Pのピッチを約140〜180μmとすると、厚さ約0.1μm、幅約5μm、長さ約70〜90μm(画素10Pのピッチの約2分の1)である。
配線25Wの形成領域は、ブラックマトリクスBMと重畳する領域であることが好ましい。配線25Wの形成領域及びその近傍では、配線25Wの電位によって液晶分子Mの配向が乱れる場合があるが、その領域をブラックマトリクスBMにより覆うことで、表示不良として視認されることを抑止する。
本実施形態では、第1の共通電極15の抵抗値を考慮する必要が無い場合には、配線15Wによる各第1の共通電極15の接続は、必ずしも行われなくてもよい。
なお、上述した第1乃至第3の実施形態における透過部10T及び反射部10Rの表示は、上記以外の偏光関係により実現されてもよい。例えば、反射部10Rにおいて、内蔵位相差板24の替わりに、これと同等の厚さを有し、位相差を生じさせない突起部(不図示)が配置され、透過部10Tと反射部10Rにおいて、それぞれ異なるラビング方向を有した配向膜が配置されてもよい。
この場合、透過部10Tの配向膜のラビング方向は、第1の偏光板11の透過軸と直交して配向されるか、又は、平行に配向される。反射部10Rの配向膜のラビング方向は、第1の偏光板11の透過軸に対して約45度傾いて配向される。このままの構成では、透過部10Tはノーマリーブラックとなり、反射部10Rではノーマリーホワイトとなるため、同一の画素10P内で透過型と反射型の機能が両立しない。そこで、透過部10Tの共通電極である第1の共通電極15の電位と、反射部10Rの共通電極である第4の電極25の電位を、互いに逆相にして供給する。これにより、同一の表示信号に対して、透過部10Tと反射部10Rの両者をノーマリーブラック又はノーマリーホワイトのいずれか一方の表示にすることができる。この構成においても、第1乃至第3の実施形態と同等の効果を得ることができる。
また、第1乃至第3の実施形態では、透過部10TがFFSモード動作し、反射部10RがECBモードで動作するものとしたが、本発明はこれに限定されない。即ち、本発明は、上記構成において、透過部10TがIPSモードにより構成される場合についても適用される。この場合、図示しないが、第1の共通電極15と第1の画素電極17は、ストライプ状に形成され、平坦化膜14上において、絶縁膜16を介在させずに、所定の間隔で離間しつつ平行に交互に配置される。
また、第1乃至第3の実施形態において、透過部10Tの第1の共通電極15を画素電極とし、第1の画素電極17を共通電極として用いてもよい。
本発明の第1の実施形態にかかる液晶表示装置を示す平面図である。 図1のX−X線に沿った断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置を示す平面図である。 図1のX−X線に沿った断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る液晶表示装置を示す平面図である。 半透過型の液晶表示装置の概略構成図である。
符号の説明
10 第1の透明基板 10P 画素
10R 反射部 10T 透過部
11 第1の偏光板 12 回路層
13 電極 14 平坦化膜
15 第1の共通電極 16 絶縁膜
17 第1の画素電極 18 反射膜
19 第2の画素電極 20 第2の透明基板
21 第2の偏光板 22 カラーフィルタ
24 内蔵位相差板 25 第2の共通電極
D ドレイン S ソース
CT1〜CT6 コンタクト TR 画素トランジスタ
BL 光源 LC 液晶層

Claims (6)

  1. 表示信号が供給される複数の画素を備え、各画素は、
    第1の基板及び第2の基板に挟持された液晶層と、
    前記第1の基板に配置された第1の共通電極及び第1の画素電極とよりなる第1の画素部と、
    前記第1の基板に配置された第2の画素電極と前記第2の基板に配置された第2の共通電極とよりなる第2の画素部と、を有し、
    前記第2の画素部を介して隣接する各第1の共通電極は、前記第2の共通電極と重畳する領域を通る第1の配線によって互いに接続されていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 表示信号が供給される複数の画素を備え、各前記画素は、
    第1の基板及び第2の基板に挟持された液晶層と、
    前記第1の基板に配置された第1の共通電極及び第1の画素電極とよりなる第1の画素部と、
    前記第1の基板に配置された第2の画素電極と前記第2の基板に配置された第2の共通電極とよりなる第2の画素部と、を有し、
    前記第1の画素部を介して隣接する各第2の共通電極は、前記第1の共通電極と重畳する領域を通る第2の配線によって互いに接続されていることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 前記第1の配線は、前記第1の共通電極と同層の電極層からなることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  4. 各画素は、前記表示信号が供給される表示信号線を有し、
    前記第1の配線は、前記表示信号線と同層の金属層からなり、コンタクトを介して、各第1の共通電極を接続していることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  5. 前記第1の画素部を介して隣接する各第2の共通電極は、前記第1の共通電極と重畳する領域を通る第2の配線によって互いに接続されていることを特徴とする請求項1、3、4のいずれかに記載の液晶表示装置。
  6. 前記第2の配線は、前記第2の共通電極と同層の電極層からなることを特徴とする請求項2又は請求項5に記載の液晶表示装置。
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