JP3022477B2 - 反射型液晶表示装置 - Google Patents

反射型液晶表示装置

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JP3022477B2
JP3022477B2 JP10099144A JP9914498A JP3022477B2 JP 3022477 B2 JP3022477 B2 JP 3022477B2 JP 10099144 A JP10099144 A JP 10099144A JP 9914498 A JP9914498 A JP 9914498A JP 3022477 B2 JP3022477 B2 JP 3022477B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射型液晶表示装
置に関し、更に詳しくは、高コントラスト比で表示可能
な反射型液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】反射型の液晶表示装置(LCD)は、バ
ックライトが不要で消費電力が小さいく、バッテリーに
より駆動する携帯用機器に多用されている。反射型の液
晶表示装置の動作方式のうち、現在、最も一般的に用い
られている方式は、ツイステッド・ネマティック(T
N)方式と呼ばれるものである。以下、図面を参照し、
例を挙げて従来の反射型液晶表示装置を説明する。図1
1は、従来のTN方式の反射型液晶表示装置の構成を示
す側面断面図である。従来の反射型液晶表示装置10
は、図11に示すように、5μm程度の間隔で離隔して
重ね合わせられた2枚の透明基板である上基板11及び
下基板12と、両基板間に、約90度ねじれるように配
向処理された液晶層20とを有しており、2枚の透明基
板の外側(液晶層と接していない側)の表面には、偏光
板15,16がそれぞれ貼られている。また、従来の反
射型液晶表示装置10は、上基板11及び下基板12の
内側(液晶層と接する側)の表面に、酸化インジウム錫
(ITO)等の透明導電性材料よりなる透明電極51,
52を有しており、透明電極51、52を介して液晶層
20に電界を作用させることにより、その配向状態を変
化させ、反射板62で反射されて使用者に届く光の強度
を変化させて、表示を行うことができる。
【0003】しかし、従来のTN方式の反射型液晶表示
装置10では、以下の難点があった。第1には、入射光
が、片道2回、すなわち往復4回、偏光板を通過した
後、出射する。偏光板15、16は、吸収軸方向の偏光
のみならず、それに垂直な透過軸方向の偏光に対しても
若干の吸収を有するするため、偏光板を通過する毎に光
の損失が生じる。よって、偏光板を2枚用いた反射型液
晶表示装置10では、明るい表示を得ることが困難であ
る(明るさ不足の難点)。第2の難点は、液晶層と反射
板との間に約1mm程度の厚さの透明基板が存在してい
るため、斜めから観察した場合に表示が二重に見えてし
まう(視差の難点)。尚、従来、液晶層のツイスト角を
200度程度まで大きくしたスーパー・ツイステッド・
ネマティック(STN)方式の反射型液晶表示装置も使
用されているが、この場合にも、2枚の偏光板を用いる
ため、TN方式と同様、明るさの不足や視差の点で好ま
しくない。
【0004】これらの難点の解決策として、プロシーデ
ィングズ・オブ・ジ・エスアイディー(Proceedings of
the SID)21巻2号63〜65頁(1980年)に記載
された、A.R.クメッツ(A. R. Kmetz)の報告で
は、偏光板を1枚だけ用いる反射型液晶表示装置の構成
について述べられている。この文献によると、反射型液
晶表示装置は、入射光の偏光板を通過する回数が2回の
みでよい構成を有するため、反射型液晶表示装置10と
比較して、光の損失を抑えることができる。また、偏光
板を液晶層の背面側に配置する必要が無いので、入射側
に対向する側の基板の電極を、金属等を用いて形成して
反射電極として利用することができ、視差の難点も解消
される。更に、特開平4−116515には、上記のよ
うに偏光板を一枚だけ用いる構成を有する反射型液晶表
示装置において、液晶層のツイスト角と、液晶層の屈折
率異方性及び層厚(セルギャップ)の積(Δnd)と、
偏光板角との3つのパラメーターの最適化について記述
されている。ここで、偏光板角とは、偏光板の透過軸と
入射側の液晶配向方位とのなす角である。図12は、特
開平4−116515に記載された反射型液晶表示装置
の構成を示す断面図である。図12では、透明電極51
及び配向膜21が順次形成された上基板11と、反射電
極53、配向膜22が順次形成された下基板12とが、
液晶層20を挟持するように向かい合わせに重ねられ、
上基板の入射側、すなわち透明電極に対向する側の表面
に偏光板15が貼付されている。特開平4−11651
5に開示された、最適化された設計パラメータの一例を
以下に示す。 液晶層のツイスト角:63° 液晶層のΔnd :0.2μm 偏光板角 ;0°又は90° 上記に示した設計パラメータで設計、製造された反射型
液晶表示装置では、液晶層に入射した直線偏光は、液晶
層透過後の反射面ではほぼ円偏光になり、更に、反射し
て液晶層を透過した後には、入射光とほぼ90度その偏
光面が回転した直線偏光になる。従って、液晶層による
偏光変換がきわめて高効率で行われる。
【0005】また、1997・エスアイディー・インタ
ーナショナル・シンポジウム・ダイジェスト・オブ・テ
クニカル・ペーパーズ(1997 SID International Sympos
iumDigest of Technical Papers)28巻643〜646
頁(1997年)に記載されたS.−T.ウー(S.-T.
Wu)らの報告でも、図12に示したような、偏光板を1
枚だけ用いる反射型液晶表示装置の構成における最適化
された設計パラメーターが記載されている。この文献に
示された反射型液晶表示装置の一例(例1)の設計パラ
メーターを以下に示す。 液晶層のツイスト角:90° 液晶層のΔnd :0.25μm 偏光板角 ;20° また、この文献に示された反射型液晶表示装置の別の一
例(例2)の設計パラメーターを以下に示す。 液晶層のツイスト角:70° 液晶層のΔnd :0.28μm 偏光板角 ;20° 上記の設計パラメータを用いて、図12に示した構成を
有する素子を設計、製造すると、ノーマリーブラックの
素子として動作する。すなわち、電圧無印加時に暗状態
を表示し、電圧印加時に明状態を表示する。更に、図1
3に示すように、偏光板15と上基板11との間に四分
の一波長板(λ/4板)25を追加して配置することに
より、ノーマリーホワイトの素子を製造することもでき
る。四分の一波長板とは、互いに垂直な方向に振動する
直線偏光の間に1/4波長の光路差を生ずるように厚さ
が決められた複屈折板のことを言う。四分の一波長板2
5は、その光学軸が、偏光板15の偏光透過軸に対して
45度の角度をなすように配置する。このような配置に
すると、直線偏光は、四分の一波長板により右回りまた
は左回りの円偏光に変換されるために、電圧無印加状態
において明状態、電圧印加状態において暗状態をそれぞ
れ表示することができる。図13に示したようなノーマ
リーホワイトの構成を有する素子は、暗状態表示時の反
射率の、セルギャップおよび波長に対する依存性が小さ
いので、図11に示したようなノーマリーブラックの構
成の素子よりも好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、偏光板を1
枚だけ用いる方式による反射型液晶表示装置(反射型L
CD)において、四分の一波長板を偏光板と組み合わせ
て液晶層に円偏光を入射させ、ノーマリーホワイトで動
作するように構成した場合、電圧印加時には、液晶分子
が電界方向(基板法線方向)に立ち上がるために複屈折
の作用を失い、結果として暗状態を表示する。しかし、
基板界面に比較的強固に固定されている基板界面付近の
液晶分子のために、電圧印加時にも複屈折の作用が残存
し、十分な表示コントラストが得られないという問題が
あった。この対策として、例1のように液晶層のツイス
ト角を90度とした場合には、上下基板界面の液晶分子
の残存複屈折が互いに補償しあうために、比較的高いコ
ントラスト比が得られる。しかし、後に詳細に述べるよ
うに、電圧無印加時の明るさやセルギャップマージンの
点では、ツイスト角は80度以下、好ましくは70度程
度が望ましく、このため、明るさとコントラスト比の両
立は困難であった。以上のような事情に照らして、本発
明の目的は、明るく、高コントラスト比で表示可能な反
射型液晶表示装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来、偏光
板の偏光透過軸に対して45度の角度に配置されていた
四分の一波長板を、45度から若干ずらして配置するこ
とにより、基板界面の液晶のために電圧印加時に残存す
る複屈折の影響を補償することができ、表示コントラス
トの大幅な改善が得られることを見い出し、本発明を完
成するに至った。上記目的を達成するために、本発明に
係る反射型液晶表示装置は、光の入射方向側から見て、
偏光板、四分の一波長板、透明基板、透明電極、配向
膜、及び、ツイステッド・ネマティック方式の液晶層が
順次並べられたノーマリーホワイトの反射型液晶表示装
置において、四分の一波長板の光学軸と偏光板の透過軸
とのなす角度が、65°未満で45°を越える角度、又
は、45°未満で25 °を越える角度であることを特
徴としている。好適には、四分の一波長板の光学軸と偏
光板の透過軸とのなす角度が、39°以上43°以下、
又は、47°以上51°以下の範囲の角度である。本明
細書でツイステッド・ネマティック方式の液晶層とは、
ツイスト角が90°である液晶層に限らず、ツイスト角
が90°から50°程度までの範囲内である液晶層も含
める。また本明細書でノーマリーホワイトとは、無電界
時に光が透過するように構成された反射型液晶表示装置
を言い、配置された偏光板の枚数は1枚であってもよ
い。
【0008】四分の一波長板が、一軸の位相差板を積層
してなる広帯域四分の一波長板であると、本発明の効果
が一層顕著となる。また好適には、液晶層のツイスト角
が、60°以上85°以下の範囲の角度である。この場
合、68°以上74°以下の範囲の角度であることが好
ましい。また、液晶層の屈折率異方性Δnと、セルギャ
ップである液晶層厚dとの乗算値であるΔnd値が、
0.20μm以上0.35μm以下の範囲の値、好まし
くは0.24μm以上0.31μm以下の範囲の値であ
ると、明るく、高コントラスト比で、セルギャップ依存
性・波長依存性が小さい反射型液晶表示装置が実現され
る。本発明の好適な実施態様例は、液晶層のツイスト角
が約70度、Δnd値が約0.27μmである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例、解析計算
例、及び実施例を挙げ、添付図面を参照して、本発明の
実施の形態を具体的かつより詳細に説明する。実施形態例 本実施形態例は、本発明の一実施形態例である。図1
は、本実施形態例の反射型液晶表示装置の構成を示す側
面断面図である。本実施形態例の反射型液晶表示装置5
0は、光の入射方向側から見て、順次、偏光板15、四
分の一波長板25、透明な上基板11、透明電極51、
配向膜21、ツイステッド・ネマティック方式の液晶層
20、配向膜22、反射電極53、及び、透明な下基板
12が並べられたノーマリーホワイトの反射型液晶表示
装置である。四分の一波長板25と偏光板15とは、上
基板11の入射側、すなわち配向膜21に対向する側に
貼付されている。液晶層20はツイステッド・ネマチッ
ク液晶である。本実施形態例では、四分の一波長板25
として、広帯域四分の一波長板と呼ばれるタイプのもの
を使用してもよい。広帯域四分の一波長板とは、特開平
5−100114に記載されているように、複数の位相
差フィルムをその光学軸の方向を適当に交差させて積層
した構成を有し、偏光板と所定の相対角度をなすように
組み合わせることで、幅広い波長域にわたり、直線偏光
を円偏光に変換することができるものである。
【0010】図2は、四分の一波長板25および偏光板
15の配置角を説明する図である。四分の一波長板25
の光学軸、及び、偏光板15の偏光透過軸は、図2に示
すように、上基板側液晶配向方向に対して、それぞれ角
度α、βの角度をなすように配置される。本実施形態例
では、四分の一波長板25の光学軸と、偏光板15の偏
光透過軸とのなす角度、すなわちαとβとの角度差は、
従来の45°に比べて若干ずれており、四分の一波長板
と偏光板との相対角度が、直線偏光を円偏光に変換する
角度とは異なるように配している。
【0011】本実施形態例の反射型液晶表示装置では、
従来では液晶層に右回りまたは左回りの円偏光が入射す
るのに比べ、不完全な円偏光が液晶層に入射する。従っ
て、基板界面の液晶による複屈折の影響を補償すること
ができ、電圧印加時(暗状態)の反射率は低くおさえら
れ、表示コントラストを改善して著しい高コントラスト
化を実現することができる。本実施形態例の反射型液晶
表示装置50は、セグメント型、単純マトリックス型、
あるいはアクティブマトリックス型の反射型液晶表示装
置とすることが可能である。また、モノクロ型としても
よいし、カラーフィルターを用いてカラー型としてもよ
い。反射電極52は、その表面が微小な凹凸を有するよ
うに形成してもよく、これによって適度な散乱性を持た
せ、メタリック感の無い表示が可能になる。また、反射
電極52の表面を平坦な形状とした場合には、たとえば
上基板11と四分の一波長板25との間に拡散フィルム
を配置することにより、メタリック感の無い表示とする
ことができる。
【0012】解析計算例1 本解析計算例は、実施形態例の反射型液晶表示装置で、
液晶層のツイスト角を約70度とし、液晶層のΔndの
値を約0.27μmとすることによって、明るく、セル
ギャップ依存性・波長依存性の小さい、反射型の液晶表
示装置が実現されることを示す解析計算例である。図1
4は、電圧を印加しない状態で液晶層のツイスト角をパ
ラメータとして変更して計算し、液晶層のΔndに対す
る反射率の依存性を求めた結果を曲線で示したグラフ図
である。それぞれの曲線の極大点について比較すると、
液晶層のツイスト角を約80度以下にすると高い反射率
が得られ、ツイスト角60度ではΔndの2つの値に対
して反射率が極大となることがわかる。ツイスト角70
度でも2つの極大を有するが、その間での曲線のくぼみ
(反射率の低下)は小さく曲線は平坦である。すなわ
ち、ツイスト角を約70度として、セルギャップ設計値
をこの依存性曲線の平坦な部分に対応する値に設定、す
なわち、Δndが約0.27μmとなるように設定すれ
ば、セルギャップマージンが最大になることがわかる。
また、セルギャップ依存性は、波長依存性と相関がある
ため、波長依存性についても改善することができる。従
来、ツイスト角を70度程度とすると、コントラスト比
が低下してしまい、実用上の特性は良くなかった。本解
析計算例により、四分の一波長板と偏光板との相対配置
をずらすことによって、ツイスト角約70度程度であっ
ても、明るさやセルギャップマージンなどの長所を維持
しつつ、高コントラスト化が可能になることが判明し
た。
【0013】解析計算例2 図3は、図1に示した実施形態例の反射型液晶表示装置
50で、解析計算例1に基づき、液晶層のツイスト角を
70度、液晶層のΔndを0.27μm(セルギャップ
4.0μm)とし、四分の一波長板配置角αおよび偏光
板配置角βをパラメータとして変化させて、5V印加時
のコントラスト比をシミュレーション計算した結果を示
すグラフ図である。このシミュレーション計算では、四
分の一波長板の屈折率異方性は、波長依存性を考慮した
上で、1軸延伸のポリカーボネートフィルムを仮定した
値を用いた。液晶層については、標準的なネマチック液
晶における、屈折率異方性の波長依存性を仮定した。図
3から判るように、α=β+45度とした従来の反射型
液晶表示装置と比較して、この角度をずらして配置した
場合にコントラスト比が向上することを確認できた。ま
た、角度は、α=β+45度の配置に対して2度から6
度程度、高い又は低い角度が好ましいことがわかった。
【0014】解析計算例3 本解析計算例は、四分の一波長板として積層型の広帯域
四分の一波長板を用いた場合について、シミュレーショ
ン計算による評価を行った例であり、それ以外の条件は
解析計算例1と同じである。本解析計算例のシミュレー
ション計算で仮定した広帯域四分の一波長板は、1軸延
伸のポリカーボネートを2層積層した、日東電工(株)
製の商品名「広帯域波長フィルム」である。図4は、日
東電工(株)製の「広帯域波長フィルム」によって得ら
れる位相差の波長依存性を示すグラフ図である。図4に
示されるように、可視光全域にわたりπ/2の位相差が
得られ、すなわち、直線偏光が円偏光に変換される。広
帯域四分の一波長板は、積層構造を有しているため、そ
の光学軸は厳密な意味では定義できないが、本解析計算
例では、入射した直線偏光を円偏光に変換する配置とし
た場合に、入射直線偏光の偏光方向と45度をなす方向
を、便宜的に光学軸26と定義した(図5)。本解析計
算例のシミュレーション計算においても、解析計算例2
と同様、液晶層のツイスト角を70度、液晶層のΔnd
を0.27μm(セルギャップ4.0μm)とし、四分
の一波長板配置角αおよび偏光板配置角βを変化させ
て、5V印加時のコントラスト比を計算した。 図6
は、広帯域四分の一波長板を仮定したシミュレーション
計算による計算結果を示すグラフ図である。このシミュ
レーション計算においても、解析計算例2と同様、α=
β+45度とした従来の構成の場合と比較して、この角
度をずらして配置した場合にコントラスト比が向上する
ことを確認できた(図6)。角度は、α=β+45度の
配置に対して2度から6度程度、高い又は低いほうにず
らした角度が好ましいことがわかった。また、通常の四
分の一波長板を用いた場合の計算結果(図3)と比べる
と、広帯域四分の一波長板を用いることによって、より
高いコントラスト比が得られることがわかった。
【0015】解析計算例4 本解析計算例では、先ず、解析計算例3で、液層層のツ
イスト角を68度とし、四分の一波長板配置角αおよび
偏光板配置角βを変化させた条件で、5V印加時のコン
トラスト比をシミュレーション計算した。計算条件は、
液晶層のツイスト角を除いて解析計算例3と同じであ
る。図7は、上記のシミュレーション計算による計算結
果を示すグラフ図である。図7から判るように、α=β
+45度とした従来の反射型液晶表示装置と比較して、
この角度をずらして配置するとコントラスト比が向上す
ることを確認できた。 更に、液層層のツイスト角を7
4度とし、四分の一波長板配置角αおよび偏光板配置角
βを変化させて、5V印加時のコントラスト比を計算し
た。計算条件は、液晶層のツイスト角を除いて解析計算
例3と同じである。図8はこのシミュレーション計算よ
る計算結果を示すグラフ図である。図8から判るよう
に、α=β+45度とした従来の反射型液晶表示装置と
比較して、この角度をずらして配置した場合にコントラ
スト比が向上することを確認できた。
【0016】以下、解析計算例1から4に基づき、本発
明の上記実施形態例を実際に適用した反射型液晶表示装
置の具体的構成例を各実施例として示す。実施例1 本実施例では、下記の設計パラメーターで、図1に示し
た反射型液晶表示装置(反射型LCD)を構成した。 液晶層のツイスト角 : 70度 液晶層のΔnd : 0.27μm(セルギャップ 4.0μm) 四分の一波長板配置角α: 61度 偏光板配置角β : 20度(α=β+41度) 四分の一波長板としては、日東電工(株)製の2層積層
型広帯域四分の一波長板を用いた。本実施例の反射型液
晶表示装置について、電圧反射率特性の測定を行ったと
ころ、電圧無印加時において、反射率は40%であり、
5V印加時において、コントラスト比は40であった。
【0017】実施例1の比較例1 本比較例の反射型液晶表示装置の構成は、四分の一波長
板の配置角αが65度(α=β+45度)である点を除
いて、実施例1の反射型液晶表示装置と同じである。本
比較例の反射型液晶表示装置について、電圧反射率特性
の測定を行ったところ、電圧無印加時での反射率は40
%であり実施例1と同様であったが、5V印加時におけ
るコントラスト比は15であり、実施例1に比べて遥か
に低かった。
【0018】実施例1の比較例2 本比較例においては、下記設計パラメーターに基づいて
図1に示した反射型LCDを構成を決定した。 液晶層のツイスト角 : 90度 液晶層のΔnd : 0.24 μm(セルギャップ 3.5μm) 四分の一波長板配置角α: 65度 偏光板配置角β : 20度(α=β+45度) 本比較例の反射型液晶表示装置の構成は、上記のパラメ
ーター以外については実施例1と同様である。本比較例
の反射型液晶表示装置について、電圧反射率特性の測定
を行ったところ、電圧を印加しないときの反射率は32
%、5V印加時におけるコントラスト比は35であり、
両者とも実施例1に比べて低かった。
【0019】実施例2 本実施例においては、実施例1の反射型液晶表示装置の
構成において、セルギャップを3.5μm、4.0μ
m、及び4.5μmに変更した3種類の反射型LCDを
製造した。液晶層のΔndは、各セルギャップの値に応
じ、それぞれ、0.24μm、0.27μm、及び0.
31μmである。本実施例の反射型液晶表示装置の構成
は、これらの点を除いて、実施例1と同じである。本実
施例の各反射型液晶表示装置について、明状態から暗状
態の表示を行ったところ、セルギャップの違いによる差
は、発明者らの目視による観察では一切見られなかっ
た。尚、本実施例により、最近の液晶表示装置の量産技
術におけるセルギャップ精度は、±0.3μm以内程度
であり、本実施例におけるセルギャップの変化の範囲よ
りも狭い。よって、本実施例により、実施例1に示した
設計パラメーターによる液晶表示装置は、十分に大きな
セルギャップマージンを有することがわかった。
【0020】実施例1及び実施例2の比較例 本比較例においては、特開平4−116515に記載の
設計パラメーターに基づき、液晶層のツイスト角を63
度、四分の一波長板配置角αを45度、偏光板配置角β
を0度とした。セルギャップについては、2.5μm、
3.0μm、3.5μmと変化させて3種の反射型LC
Dを製造した。液晶層のΔndは、それぞれ0.17μ
m、0.20μm、0.24μmである。本比較例の反
射型液晶表示装置の構成は、以上の点を除いて、実施例
1の反射型液晶表示装置と同じである。本比較例の各反
射型液晶表示装置について、明状態から暗状態の表示を
行ったところ、セルギャップの違いによる明るさおよび
色味の差が、発明者らの目視による観察で明確に認めら
れた。
【0021】実施例3 本実施例では、6.1型640×480画素のアクティ
ブマトリックス型のカラー表示可能な反射型液晶表示装
置(反射型カラーLCD)の例である。図9は、本実施
例の反射型液晶表示装置の構成を示す展開図である。本
実施例の反射型液晶表示装置は、アクティブマトリクス
基板200とカラーフィルタ基板100とを、液晶層2
0を挟むように向かい合わせに重ねて備えている。アク
ティブマトリクス基板200には、反射電極が縦横のマ
トリクス上に形成されており、各々の反射電極には薄膜
トランジスタ(TFT)のドレイン端子が接続されてい
る。TFTのゲート端子はゲートバスライン220に、
ソース端子は信号バスライン210に、それぞれ接続さ
れている。画素電極230の表面は入射光を拡散して反
射する微小な凹凸を有する形状である。一方、カラーフ
ィルタ基板には、赤、緑、青の色層が、アクティブマト
リクス基板側の画素電極に対応するようにストライプ状
に形成されている。カラーフィルタ基板100及びアク
ティブマトリクス基板の内側面(液晶層に接する側の表
面)には、ポリイミド樹脂からなる配向膜(図示せず)
が形成されており、液晶層を所定の配向状態とするため
のラビング処理が施されている。また、カラーフィルタ
基板100の上記配向膜の形成された側に対向する側に
は、四分の一波長板300と偏光板400とがこの順に
貼り付けられている。
【0022】図10は、アクティブマトリクス基板のT
FTおよび画素電極の構成を示す側面断面図である。ア
クティブマトリクス基板は、基板201の上に形成され
たクロムからなるゲート端子242と、その上を覆う絶
縁層260と、その上に形成されたアモルファスシリコ
ンからなる島状のチャネル層245と、クロムからな
り、チャネル層に接続する所定形状のソース端子243
及びドレイン端子244と、その上に形成された樹脂層
250と、更にその上の反射電極230とから構成され
る。反射電極230は、アルミニウムからなり、コンタ
クト部231を除いて樹脂層250により下部構造と絶
縁されていて、コンタクト部231ではドレイン端子2
44に接続されている。本実施例の反射型液晶表示装置
を製造するに際し、液晶層のツイスト角、液晶層のΔn
d、四分の一波長板配置角α、偏光板配置角βなどの光
学設計パラメータは、実施例1に示した値を用いた。本
実施例の液晶表示装置では、明るく、高コントラスト比
で、ムラのない、フルカラー画像を表示することができ
た。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、四分の一波長板の光学
軸と偏光板の透過軸とのなす角度が、65°未満で45
°を越える角度、又は、45°未満で25 °を越える
角度である。これにより、不完全な円偏光が液晶層に入
射し、基板界面の液晶による複屈折の影響を補償するこ
とができるので、電圧印加時(暗状態)での反射率が低
くされ、表示コントラストが大きく改善されて高くな
る。好適には、液晶層の屈折率異方性と、セルギャップ
である液晶層厚との乗算値であるΔnd値が、0.24
μm以上0.31μm以下の範囲の値である。これによ
り、明るさとセルギャップマージンとを優先した設計に
おいてコントラスト比を大幅に改善できるため、明る
さ、コントラスト比、及びセルギャップマージンの全て
の点で優れた反射型液晶表示装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例の反射型液晶表示装置の構成を示す
側面断面図である。
【図2】実施形態例の反射型液晶表示装置の四分の一波
長板及び偏光板の配置角を説明する模式図である。
【図3】解析計算例2でシミュレーション計算した結果
を示すグラフ図である。
【図4】解析計算例3で用いた広帯域波長フィルムによ
って得られる位相差の波長依存性を示すグラフ図であ
る。
【図5】解析計算例3で用いた広帯域四分の一波長板の
光学軸を説明する模式図である。
【図6】解析計算例3でシミュレーション計算した結果
を示すグラフ図である。
【図7】解析計算例4でシミュレーション計算した結果
を示すグラフ図である。
【図8】解析計算例4でシミュレーション計算した結果
を示すグラフ図である。
【図9】実施例3の反射型液晶表示装置の構成を示す展
開図である。
【図10】実施例3の反射型液晶表示装置のアクティブ
マトリクス基板のTFTおよび画素電極の構成を示す側
面断面図である。
【図11】従来のTN方式の反射型液晶表示装置の一例
の構成を示す側面断面図である。
【図12】従来のTN方式の反射型液晶表示装置の一例
の構成を示す側面断面図である。
【図13】従来のTN方式の反射型液晶表示装置の一例
の構成を示す側面断面図である。
【図14】解析計算例1でシミュレーション計算した結
果を示すグラフ図であり、ツイスト角およびΔndに対
する反射率の依存性を説明する図である。
【符号の説明】
10 反射型液晶表示装置 11 上基板 12 下基板 15、16 偏光板 20 液晶層 21、22 配向膜 25 四分の一波長板 26 光学軸 50 反射型液晶表示装置 51、52 透明電極 53 反射電極 62 反射板 100 カラーフィルタ基板 150 色層 200 アクティブマトリクス基板 210 信号バスライン 220 ゲートバスライン 230 反射電極 231 コンタクト部 240 TFT 242 ゲート端子 243 ソース端子 244 ドレイン端子 245 チャネル層 250 樹脂層 260 絶縁層 300 四分の一波長板 400 偏光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13363

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の入射方向側から見て、偏光板、四分
    の一波長板、透明基板、透明電極、配向膜、及び、ツイ
    ステッド・ネマティック方式の液晶層が順次並べられた
    ノーマリーホワイトの反射型液晶表示装置において、 四分の一波長板が、一軸の位相差板を積層してなる広帯
    域四分の一波長板であり、四分の一波長板の光学軸と偏
    光板の透過軸とのなす角度が、65°未満で45°を越
    える角度、又は、45°未満で25°を越える角度であ
    ることを特徴とする反射型液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 光の入射方向側から見て、偏光板、四分
    の一波長板、透明基板、透明電極、配向膜、及び、ツイ
    ステッド・ネマティック方式の液晶層が順次並べられた
    ノーマリーホワイトの反射型液晶表示装置において、 液晶層のツイスト角が、60°以上85°以下の範囲の
    角度であり、四分の一波長板の光学軸と偏光板の透過軸
    とのなす角度が、65°未満で45°を越える角度、又
    は、45°未満で25°を越える角度であることを特徴
    とする反射型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 四分の一波長板の光学軸と偏光板の透過
    軸とのなす角度が、39°以上43°以下、又は、47
    °以上51°以下の範囲の角度であることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の反射型液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 液晶層のツイスト角が、68°以上74
    °以下の範囲の角度であることを特徴とする請求項2に
    記載の反射型液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 液晶層の屈折率異方性Δnと、セルギャ
    ップである液晶層厚dとの乗算値であるΔnd値が、
    0.20μm以上0.35μm以下の範囲の値であるこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の反射型液
    晶表示装置。
  6. 【請求項6】 液晶層の屈折率異方性Δnと、セルギャ
    ップである液晶層厚dとの乗算値であるΔnd値が、
    0.24μm以上0.31μm以下の範囲の値であるこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の反射型液
    晶表示装置。
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