JP2008298698A - 画像認識装置及び画像認識方法、並びにそれを用いた自位置認識装置及びナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自位置周辺の画像情報Gを取得する画像情報取得手段4と、自位置情報Lを取得する自位置情報取得手段13と、自位置情報Lの誤差の推測値である推測誤差を求め、この推測誤差に応じた自位置情報Lの自信度Eを決定する自信度決定手段9と、地物情報Fが格納された地物情報格納手段22と、自信度Eに応じて、地物情報格納手段22に地物情報Fが格納された地物の中から画像認識処理の対象とする一又は二以上の対象地物を設定する対象地物設定手段15と、対象地物の地物情報Fを用いて、画像情報Gに対する対象地物の画像認識処理を行う画像認識手段5と、を備える。
【選択図】図1
Description
まず、本発明の第一の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る画像認識装置2及び自位置認識装置3を含むナビゲーション装置1の概略構成を示すブロック図である。本実施形態においては、ナビゲーション装置1は、自位置情報取得部8により取得した自位置情報Lの推測誤差に応じて自信度Eを決定し、当該自信度Eに応じて一回の画像認識処理で画像認識の対象とする対象地物ftの数を可変設定する。また、ナビゲーション装置1は、決定された自信度Eに応じて各対象地物ftについての画像認識範囲A(図4及び5参照)を可変設定して対象地物ftの画像認識を行う。そして、ナビゲーション装置1は、対象地物ftの画像認識処理の結果と地図データベース22に格納された地物情報Fに含まれる地物の位置情報とに基づいて自位置情報Lを補正し、高精度な自位置情報Lを取得する。また、ナビゲーション装置1は、前記高精度な自位置情報Lに基づいて経路案内等のナビゲーション処理を行う。すなわち、本実施形態においては、画像認識処理の認識条件として、一回の画像認識処理で画像認識の対象とする対象地物ftの数、及び各対象地物ftについての画像認識範囲を、自信度Eに応じて設定する構成となっている。なお、ここでは、自車両30(図4及び5参照)に搭載されたナビゲーション装置1の例について説明する。
地図データベース22は、所定の領域毎に分けられた複数の地図情報Mと、この地図情報に関連付けられた複数の地物情報Fとが格納されたデータベースである。図2は、地図データベース22に格納されている地図情報M及び地物情報Fの構成の例を示す説明図である。この図に示すように、地図データベース22には、道路ネットワークレイヤm1、道路形状レイヤm2、地物レイヤm3が格納されている。本実施形態においては、この地図データベース22が、本発明における地図情報格納手段及び地物情報格納手段に相当する。
画像情報取得部4は、撮像装置21により撮像した自位置周辺の画像情報Gを取得する画像情報取得手段として機能する。ここで、撮像装置21は、撮像素子を備えたカメラ等であって、少なくとも自車両30(自位置)の周辺の道路の路面を撮像可能な位置に設けられている。このような撮像装置21としては、例えばバックカメラ等を用いることができる。そして、画像情報取得部4は、撮像装置21により撮像したアナログの撮像情報を所定の時間間隔で取り込み、デジタル信号の画像情報Gに変換して取得する。この際の画像情報Gの取り込みの時間間隔は、例えば、10〜50ms程度とすることができる。これにより、画像情報取得部4は、撮像装置21により撮像した複数フレームの画像情報Gを連続的に取得することができる。ここで取得された画像情報Gは、画像認識部5へ出力される。
自位置情報取得部8は、自位置すなわち自車両30の現在位置を示す自位置情報Lを取得する自位置情報取得手段13として機能する。ここでは、自位置情報取得部8は、GPS受信機23、方位センサ24、及び距離センサ25と接続されている。ここで、GPS受信機23は、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を受信する装置である。このGPS信号は、通常1秒おきに受信され、自位置情報取得部8へ出力される。自位置情報取得部8では、GPS受信機23で受信されたGPS衛星からの信号を解析し、自車両30の現在位置(緯度及び経度)、進行方位、移動速度等の情報を取得することができる。方位センサ24は、自車両30の進行方位又はその進行方位の変化を検出するセンサである。この方位センサ24は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ、ハンドルの回転部に取り付けた光学的な回転センサや回転型の抵抗ボリューム、車輪部に取り付ける角度センサ等により構成される。そして、方位センサ24は、その検出結果を自位置情報取得部8へ出力する。距離センサ25は、自車両30の車速や移動距離を検出するセンサである。この距離センサ25は、例えば、車両のドライブシャフトやホイール等が一定量回転する毎にパルス信号を出力する車速パルスセンサ、自車両30の加速度を検知するヨー・Gセンサ及び検知された加速度を積分する回路等により構成される。そして、距離センサ25は、その検出結果としての車速及び移動距離の情報を自位置情報取得部8へ出力する。
データ抽出部7は、地図データベース22から画像認識処理の対象となる対象地物ftの地物情報Fを抽出する地物情報抽出手段として機能する。本例では、データ抽出部7は、自位置情報Lの進行方向の位置を補正する処理に用いるために、後述する対象地物設定部15により設定された対象地物ftについての地物情報Fを地図データベース22から抽出する。この際、データ抽出部7は、後述する認識条件設定部10の対象地物設定部15により、複数の対象地物ftが設定された場合には、それら複数の対象地物ftの全てについての地物情報Fを地図データベース22から抽出する。ここで抽出された地物情報Fには、上記のとおり、対象地物ftの位置情報及び形態情報が含まれている。データ抽出部7により抽出された対象地物ftの地物情報Fは、画像認識部5、自位置情報補正部6、及び認識条件設定部10へ出力される。
自信度決定部9は、自位置情報Lの誤差の推測値である推測誤差を求め、この推測誤差に応じた自位置情報Lの自信度Eを決定する自信度決定手段として機能する。ここで、推測誤差は、自位置情報取得部8による自位置情報Lの取得条件が最も悪い場合を想定した最大誤差の推測値である。本実施形態においては、推測誤差は、自車両30(自位置)の進行方向の誤差であり、自車両30の移動距離に応じて増加する距離要因誤差と、自車両30の移動距離とは無関係な固定要因誤差とを加算して求める。具体的には、自信度決定部9は、次の式(1)に従って推測誤差Yを演算して求める。
Y=aX+b+c・・・(1)
認識条件設定部10は、自信度決定部9により決定した自信度Eに応じて、画像認識部5における画像認識処理の認識条件を設定する認識条件設定手段として機能する。本実施形態では、認識条件設定部10は、画像認識範囲設定部14と対象地物設定部15とを備えている。
Aw=2E+D・・・(2)
Q=2E+D・・・(3)
ここで、Eは自信度決定部9において決定される自信度であり、本例では推測誤差Yの値と一致する。また、Dは、地物間隔Qを決定する際の基準とする対象地物ftである基準地物fbn(n=1、2、3・・・)の自位置の進行方向の長さ(図8参照)であり、地物情報Fに含まれる形態情報から求められる。この式(3)は、上記第一の実施形態における画像認識範囲Aの大きさAwを決定するための式(2)と同じであり、本例では、地物間隔Qは、画像認識範囲Aの大きさAwと一致するように決定される。
画像認識部5は、画像情報取得部4で取得された画像情報Gに対する画像認識処理を行う画像認識手段として機能する。本実施形態においては、画像認識部5は、画像認識範囲設定部14により設定された画像認識範囲Aに規定される範囲内について、画像情報Gに対する画像認識処理を行う。この際、画像認識部5は、データ抽出部7で抽出された対象地物ftの地物情報Fを用いて対象地物ftの画像認識処理を行う。具体的には、画像認識部5は、画像情報取得部4で取得された画像情報Gの中から画像認識範囲Aの画像情報Gを抽出する。この際、画像情報取得部4で取得された各画像情報Gの撮像領域の情報は、自車両30への撮像装置21の取付位置、取付角度、及び画角等に基づいて予め演算された自位置と撮像領域との位置関係を用いることで、自位置情報Lに基づいて取得することができる。画像認識部5は、このように取得された各画像情報Gの撮像領域の情報に基づいて、画像認識範囲Aの画像情報Gを抽出する。そして、画像認識部5は、抽出された画像情報Gに対して二値化処理やエッジ検出処理等を行い、当該画像情報Gに含まれている地物(道路標示)の輪郭情報を抽出する。その後、画像認識部5は、抽出された地物の輪郭情報と、データ抽出部7で抽出された対象地物ftの地物情報Fに含まれる形態情報とを比較し、それらが一致するか否かを判定する。地物の輪郭情報と対象地物ftの地物情報Fに含まれる形態情報とが一致する場合には、対象地物ftの画像認識に成功したと判定し、その画像認識結果を自位置情報補正部6へ出力する。なお、対象地物ftの画像認識に失敗した場合には、自位置情報補正部6へは画像認識結果が出力されず、したがって自位置情報補正部6による自位置情報Lの補正も行われない。
自位置情報補正部6は、画像認識部5による画像認識処理の結果と、データ抽出部7により抽出された地物情報Fに含まれる対象地物ftの位置情報とに基づいて自位置情報Lを補正する自位置情報補正手段として機能する。本実施形態では、自位置情報補正部6は、画像認識部5による画像認識処理の結果と、データ抽出部7により抽出された地物情報Fに含まれる対象地物ftの位置情報とに基づいて、自車両30の進行方向に沿って自位置情報Lを補正する。具体的には、自位置情報補正部6は、まず、画像認識部5による画像認識結果と、撮像装置21の取付位置、取付角度、及び画角等に基づいて、対象地物ftの画像を含む画像情報Gの取得時における自車両30と対象地物ftとの位置関係を演算する。次に、自位置情報補正部6は、この自車両30と対象地物ftとの位置関係の演算結果と、データ抽出部7により抽出された地物情報Fに含まれる対象地物ftの位置情報とに基づいて、自車両30の進行方向における対象地物ftの位置情報(地物情報F)を基準とする高精度な自車両30の位置情報を演算して取得する。そして、自位置情報補正部6は、このようにして取得した高精度な自車両30の位置情報に基づいて、自位置情報取得部8で取得した自位置情報Lに含まれる、自車両30の進行方向の現在位置の情報を補正する。その結果、自位置情報取得部8は、このような補正後の高精度な自位置情報Lを取得することになる。
レーン特定部12は、自車両30が進行中の道路における自車両30が存在するレーンを特定したレーン特定情報Jを取得する。ここで、レーン特定部12は、データ抽出部7により抽出した自車両30が進行中の道路における自位置周辺の区画線の地物情報Fと、画像情報取得部4により取得した画像情報Gに含まれる区画線の画像の画像認識部5による画像認識結果とに基づいて、自車両30が進行中のレーンを特定する演算を行う。具体的には、例えば、レーン特定部12は、画像認識部5による画像認識結果に示される自車両30の周辺の区画線の種別(実線、破線、二重線等の線種)及び配置と、自位置周辺の区画線の地物情報Fに含まれる形態情報とに基づいて、自車両30が進行中のレーンを特定する。例えば、図9に示すような画像情報Gが取得された場合において、図10に示すような自車両30周辺の地図情報Mが取得された場合には、自車両30が存在するレーンは、3車線の中の中央車線であると特定することができる。すなわち、図9に示す画像情報Gに示される画像中では、自車両30の位置である画像の幅方向中央に対して両側に破線の区画線があり、更にその両外側にそれぞれ実線の区画線がある。一方、図10に示す地図情報Mによれば、自車両30が走行している道路は3車線であり、道路の幅方向両側には実線の区画線の地物情報Fが存在し、道路の幅方向中央側には各車線を区切る破線の区画線の地物情報Fが存在していることがわかる。したがって、レーン特定部12は、これらの情報を対比することにより、自車両30が存在するレーンが3車線の中の中央車線であると特定することができる。
ナビゲーション用演算部11は、自位置表示、出発地から目的地までの経路計算、目的地までの進路案内、目的地検索等のナビゲーション機能を実行するためにアプリケーションプログラム16に従って動作する演算処理手段である。例えば、ナビゲーション用演算部11は、データ抽出部7により地図データベース22から自車両30周辺の地図情報Mを取得して表示装置26に地図の画像を表示するとともに、当該地図の画像上に、自位置情報Lに基づいて自位置マークを重ね合わせて表示する処理を行う。また、ナビゲーション用演算部11は、公知の方法により計算された出発地から目的地までの経路と自位置情報Lとに基づいて、表示装置26及び音声出力装置27の一方又は双方を用いて進路案内を行う。したがって、本実施形態においては、ナビゲーション用演算部11、表示装置26及び音声出力装置27が、本発明における案内情報出力手段28として機能する。なお、図示は省略するが、ナビゲーション用演算部11は、この他にも、リモートコントローラや表示装置26と一体的に設けられたタッチパネルなどのユーザインタフェース等、ナビゲーション装置として必要な公知の各種構成に接続されている。
次に、本実施形態に係る画像認識装置2及び自位置認識装置3を含むナビゲーション装置1において実行される、画像認識方法及びそれを用いた自位置認識方法について説明する。図11は、本実施形態に係る画像認識方法を用いた自位置認識方法の処理順序を示すフローチャートであり、図12は、図11のステップ#06の対象地物ftを設定する処理の方法を示すフローチャートである。
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。図13は、本実施形態に係る画像認識装置2及び自位置認識装置3を含むナビゲーション装置1の概略構成を示すブロック図である。本実施形態に係るナビゲーション装置1の構成は、自車両30(自位置)が進行中の道路における自車両30が存在するレーンを一つに特定できない場合があることを前提とする構成となっている点で、自車両30が進行中のレーンを一つに特定できることを前提として説明した上記第一の実施形態とは異なる。すなわち、このナビゲーション装置1の認識条件設定部10が備える対象地物設定部15は、自車両30(自位置)が進行中の道路における自位置が存在する可能性がある一又は二以上のレーンの範囲に応じて、自車両30が存在する可能性がある一又は二以上のレーンに存在する一又は二以上の地物を対象地物ftに設定する構成となっている。以下、本実施形態に係るナビゲーション装置1について、上記第一の実施形態との相違点を中心として詳細に説明する。
レーン特定部12は、自車両30が進行中の道路における自車両30が存在する可能性がある一又は二以上のレーンを特定したレーン特定情報Jを取得する。ここで、レーン特定部12による自車両30が進行中のレーンを特定する演算の方法は、上記第一の実施形態と同様である。但し、例えば図14に示す場合のように、自車両30が進行中の道路のレーン数が多く、同じ種別(破線)の区画線が多数本配置されている場合には、自車両30の周辺の区画線の種別(実線、破線、二重線等の線種)及び配置と自位置周辺の区画線の地物情報Fに含まれる形態情報とに基づいて、自車両30が進行中のレーンを一つに特定することが困難な場合がある。そのような場合には、レーン特定部12は、自車両30が存在する可能性がある複数のレーンを特定したレーン特定情報Jを取得する。すなわち、図14に示すように、レーン番号を左端のレーンから順に(1)、(2)、(3)、・・・(6)とした場合において、自車両30が存在する可能性があるレーンが(2)〜(5)レーンのいずれかである場合には、レーン特定部12は、自車両30が存在する可能性があるレーンが(1)〜(6)レーン中の(2)〜(5)レーンのいずれかであることを表すレーン特定情報Jを取得する。
自信度決定部9は、上記第一の実施形態と同様に、自位置情報Lの誤差の推測値である推測誤差を求め、この推測誤差に応じた自位置情報Lの自信度Eを決定する。上述のとおり、この自信度Eは、自車両30の進行方向の推測誤差に応じて定まる、進行方向の自信度Eである。また、本実施形態においては、自信度決定部9は、自位置情報Lが含むレーン特定情報Jの推測誤差としての自車両30が存在する可能性がある一又は二以上のレーンの範囲に応じて、レーン特定情報Jの自信度であるレーン自信度Erを決定する処理も行う。本実施形態においては、自車両30(自位置)の進行方向の自信度E及びレーン自信度Erの双方が、本発明における「自信度」に相当する。
本実施形態においては、認識条件設定部10の対象地物設定部15は、レーン自信度Erに応じて、地図データベース22に地物情報Fが格納された地物の中から画像認識処理の対象とする一又は二以上の対象地物ftを設定する対象地物設定手段として機能する。この対象地物設定部15は、レーン自信度Erと自位置情報Lと地図データベース22に格納された地物情報Fとに基づいて、レーン自信度Erに応じて自車両30が存在する可能性がある一又は二以上のレーンに存在する一又は二以上の地物を対象地物ftに設定する。したがって、対象地物設定部15は、自車両30が存在する可能性がある範囲が狭いほど、すなわちレーン自信度Erが高いほど、対象地物ftの数を少なく設定することになる。このような対象地物ftの設定を行うため、本実施形態においては、対象地物設定部15は、対象レーン設定部19を備えている。
画像認識部5は、上記第一の実施形態と同様に、データ抽出部7で抽出された対象地物ftの地物情報Fを用いて対象地物ftの画像認識処理を行う。この際、画像認識部5は、認識条件設定部10の対象地物設定部15により、複数の対象地物ftが設定された場合にも、各対象地物ftについての画像認識範囲Aがそれぞれ別に設定されている場合には、各画像認識範囲Aの画像情報Gに対して各対象地物ftの画像認識を行う。但し、図14の例に示すように、画像認識範囲設定部14により、複数のレーンの対象地物ftについての画像認識範囲Aが一つの範囲として設定されている場合には、画像認識部5は、それら複数の対象地物ftのいずれかが画像情報Gに含まれているものとして画像認識処理を行う。すなわち、画像認識部5は、画像認識範囲Aの画像情報Gから抽出される地物(道路標示)の輪郭情報を、複数の対象地物ftの地物情報Fに含まれる形態情報と比較し、そのいずれかと一致するか否かを判定する。
自位置情報補正部6は、上記第一の実施形態と同様に、画像認識部5による画像認識処理の結果と、データ抽出部7により抽出された地物情報Fに含まれる対象地物ftの位置情報とに基づいて自位置情報Lを補正する。そして、自位置情報補正部6は、この演算結果と、当該対象地物ftの地物情報Fとに基づいて高精度な自車両30の位置情報を演算して取得し、自位置情報Lを補正する処理を行う。
(1)上記の各実施形態では、自位置情報Lの誤差の推測値である推測誤差Yの値そのものを自信度Eとする場合を例として説明した。しかし、本発明の適用範囲はこれに限定されない。すなわち、自信度Eは、自位置情報Lの誤差の大きさを代表できる指標であればよく、例えば、推測誤差Yの値に応じて複数段階に区分した自信度Eの値を決定する構成とすることも本発明の好適な実施形態の一つである。またこのような場合において、自信度Eの値による自信度Eの高さの表し方は、任意に設定することができる。
2:画像認識装置
3:自位置認識装置
4:画像情報取得部(画像情報取得手段)
5:画像認識部(画像認識手段)
6:自位置情報補正部(自位置情報補正手段)
7:データ抽出部(地物情報抽出手段)
8:自位置情報取得部
9:自信度決定部(自信度決定手段)
10:認識条件設定部(認識条件設定手段)
12:レーン特定部
13:自位置情報取得手段
14:画像認識範囲設定部(画像認識範囲設定手段)
15:対象地物設定部(対象地物設定手段)
22:地図データベース(地図情報格納手段、地物情報格納手段)
28:案内情報出力手段
A:画像認識範囲
E:自信度
Er:レーン自信度
F:地物情報
ft:対象地物
f:地物
G:画像情報
L:自位置情報
J:レーン特定情報
M:地図情報
Claims (17)
- 自位置周辺の画像情報を取得する画像情報取得手段と、
自位置情報を取得する自位置情報取得手段と、
前記自位置情報の誤差の推測値である推測誤差を求め、この推測誤差に応じた前記自位置情報の自信度を決定する自信度決定手段と、
地物の位置情報及び形態情報を含む地物情報が格納された地物情報格納手段と、
前記自信度に応じて、前記地物情報格納手段に前記地物情報が格納された地物の中から画像認識処理の対象とする一又は二以上の対象地物を設定する対象地物設定手段と、
前記対象地物の地物情報を用いて、前記画像情報に対する前記対象地物の画像認識処理を行う画像認識手段と、を備える画像認識装置。 - 前記対象地物設定手段は、前記自信度が高いほど、前記対象地物の数を少なく設定する請求項1に記載の画像認識装置。
- 前記対象地物設定手段は、前記自信度と前記自位置情報と前記地物情報とに基づいて、前記対象地物を設定する請求項1又は2に記載の画像認識装置。
- 前記対象地物設定手段は、前記地物情報格納手段に格納された地物情報に基づいて、自位置の進行方向に、複数の地物が前記自信度に応じて定まる地物間隔以下の間隔で存在する場合に、それら複数の地物を前記対象地物に設定する請求項1から3のいずれか一項に記載の画像認識装置。
- 前記対象地物設定手段は、前記地物情報格納手段に格納された地物情報に基づいて、前記地物間隔以下の間隔で存在する複数の地物が互いに誤認識する可能性がある地物である場合に、それら複数の地物を前記対象地物に設定する請求項4に記載の画像認識装置。
- 前記対象地物設定手段は、前記地物情報に含まれる前記形態情報に基づいて、前記複数の地物についての互いに誤認識する可能性の有無を判定する請求項5に記載の画像認識装置。
- 前記自信度に応じて前記対象地物のそれぞれについての画像認識処理を行う範囲である画像認識範囲を設定する画像認識範囲設定手段を備え、
前記対象地物設定手段は、前記画像認識範囲の大きさに応じて前記地物間隔を設定する請求項4から6のいずれか一項に記載の画像認識装置。 - 前記画像認識範囲は、自位置の進行方向に区画される範囲である請求項7に記載の画像認識装置。
- 前記推測誤差は、前記自位置情報の取得条件が最も悪い場合を想定した最大誤差の推測値である請求項1から8のいずれか一項に記載の画像認識装置。
- 前記推測誤差は、自位置の移動距離に応じて増加する距離要因誤差と、自位置の移動距離とは無関係な固定要因誤差とを加算して求める請求項1から9のいずれか一項に記載の画像認識装置。
- 前記自位置情報取得手段は、前記自位置情報として、自位置が進行中の道路における自位置が存在する可能性がある一又は二以上のレーンを特定したレーン特定情報を取得し、
前記自信度決定手段は、前記レーン特定情報の推測誤差としての自位置が存在する可能性がある一又は二以上のレーンの範囲に応じて、前記レーン特定情報の自信度であるレーン自信度を決定し、
前記対象地物設定手段は、前記地物情報格納手段に格納された地物情報に基づいて、前記レーン自信度に応じて自位置が存在する可能性がある一又は二以上のレーンに存在する一又は二以上の地物を前記対象地物に設定する請求項1から3のいずれか一項に記載の画像認識装置。 - 前記対象地物は、道路の路面に設けられた道路標示である請求項1から11のいずれか一項に記載の画像認識装置。
- 請求項1から12のいずれか一項に記載の画像認識装置と、前記画像認識装置による画像認識処理の結果と前記地物情報に含まれる前記対象地物の前記位置情報とに基づいて前記自位置情報を補正する自位置情報補正手段と、を備える自位置認識装置。
- 請求項13に記載の自位置認識装置と、前記地物情報を含む地図情報が格納された地図情報格納手段と、前記地図情報を参照して動作するアプリケーションプログラムと、前記アプリケーションプログラムに従って動作して案内情報を出力する案内情報出力手段と、を備えるナビゲーション装置。
- 自位置周辺の画像情報を取得する画像情報取得ステップと、
自位置情報を取得する自位置情報取得ステップと、
前記自位置情報の誤差の推測値である推測誤差を求め、この推測誤差に応じた前記自位置情報の自信度を決定する自信度決定ステップと、
前記自信度に応じて、地物情報格納手段に地物情報が格納された地物の中から画像認識処理の対象とする一又は二以上の対象地物を設定する対象地物設定ステップと、
設定された前記対象地物の地物情報を用いて、前記画像情報に対する前記対象地物の画像認識処理を行う画像認識ステップと、を備える画像認識方法。 - 前記対象地物設定ステップでは、前記地物情報格納手段に格納された地物情報に基づいて、自位置の進行方向に、複数の地物が前記自信度に応じて定まる地物間隔以下の間隔で存在する場合に、それら複数の地物を前記対象地物に設定する請求項15に記載の画像認識方法。
- 前記自位置情報取得ステップでは、前記自位置情報として、自位置が進行中の道路における自位置が存在する可能性がある一又は二以上のレーンを特定したレーン特定情報を取得し、
前記自信度決定ステップでは、前記レーン特定情報の推測誤差としての自位置が存在する可能性がある一又は二以上のレーンの範囲に応じて、前記レーン特定情報の自信度であるレーン自信度を決定し、
前記対象地物設定ステップでは、前記地物情報格納手段に格納された地物情報に基づいて、前記レーン自信度に応じて自位置が存在する可能性がある一又は二以上のレーンに存在する一又は二以上の地物を前記対象地物に設定する請求項15に記載の画像認識方法。
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