JP2008297114A - エレベータ制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザにとって都合よく、しかも快適にエレベータ装置を利用することができるエレベータ制御システムを提供する。
【解決手段】建物10には、昇降路21を昇降するカゴ22と、そのカゴ22を昇降駆動する昇降駆動装置24とが設けられている。各階のエレベータ乗り場及びカゴ22内には、エレベータ利用者の有無を検出するための検出手段が設けられている。昇降制御手段としてのコントローラは、複数のエレベータ利用者が同時に検出された場合に、先着順により優先者を判定するとともに、その優先者と判定されたエレベータ利用者に合わせてカゴ22を昇降させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、住宅等に設置されるエレベータ装置を制御するためのエレベータ制御システムに関するものである。
エレベータ装置を備える多層階の建物では、そのエレベータ装置におけるカゴの昇降によりユーザが建物内の各階を昇降移動できるようになっている。エレベータ装置では、基本的にはエレベータ乗り場に設けられた操作盤のボタン等をユーザが押し操作することに従いカゴの昇降制御が実行される。また近年では、エレベータ乗り場に特定ユーザを識別するユーザ識別装置を設置し、その識別装置によるユーザ認証の結果に基づいてユーザの行き先階を決定する技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−320152号公報
ここで、既存のエレベータ制御システムでは、カゴがどの位置(階床)にあり、かつユーザがどの階の乗り場でカゴ待ちをしているかに応じてカゴの昇降制御を実行することとしており、かかる昇降制御では、複数のユーザが同時にエレベータを利用する場合において、ユーザが想定している時間よりも遅れてカゴが到着し、ユーザが不快感を覚えたり不都合が生じたりすることが生じうる。
例えば、3階建て建物において、カゴが1階にあり、二人のユーザが2階及び3階でそれぞれカゴ待ちをしている場合には、各階の乗り場の呼びボタンの押し操作に従ってカゴが上昇し、2階、3階の順に各階に止まってその都度扉が開放される。そして、扉開放に伴い各ユーザがカゴに搭乗する。かかる場合、3階のユーザが先にカゴ待ちをしていたとしても、それよりも後にカゴ待ちをしている2階のユーザの搭乗を待たなければならず、想定している時間よりも遅れてカゴが到着する。したがって、ユーザが不快感を覚えたり不都合が生じたりするおそれがある。
本発明は、ユーザにとって都合よく、しかも快適にエレベータ装置を利用することができるエレベータ制御システムを提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。なお以下では、理解を容易にするため、発明の実施形態において対応する構成例を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
第1の発明は、建物に設けられた昇降路(昇降路21)を昇降するカゴ(カゴ22)と、そのカゴを昇降駆動する駆動装置(昇降駆動装置24)とを備え、ユーザの要求に応じて前記カゴを昇降させるエレベータ制御システムであって、エレベータ利用者の有無を検出する検出手段(通信装置35,36及びコントローラ40)と、前記検出手段により複数のエレベータ利用者が同時に検出された場合に、先着順により優先者を判定する優先者判定手段(コントローラ40)と、前記優先者判定手段により優先者であると判定されたエレベータ利用者に合わせて前記カゴを昇降させる昇降制御手段(コントローラ40)と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、エレベータを同時に利用する複数のユーザについて先着者を優先してカゴの昇降制御が実行される。かかる場合、先に利用しようとしたユーザ(先着者)が過剰に待たされないようにすることができ、当該ユーザが不快感を覚えたり不都合が生じたりすることを抑制できる。その結果、ユーザにとって都合よく、しかも快適にエレベータ装置を利用することが可能となる。
なお、「ユーザの要求」には、エレベータ乗り場等に設けられたボタン装置の押し操作に伴い発生する要求や、携帯装置等から送信される通信情報に基づき発生する要求が含まれる。
ここで、エレベータ乗り場でカゴ待ちをしているエレベータ利用者(ユーザ)を対象に優先者の判定を行い、その判定結果に応じてカゴの昇降制御を実行するとよい。すなわち、前記検出手段は、エレベータ乗り場でカゴ待ちをしているユーザを前記エレベータ利用者として検出し、前記優先者判定手段は、同時に検出された複数のエレベータ利用者のうちで前記エレベータ乗り場で最も先に待っていたエレベータ利用者を優先者として判定する。
そして、カゴの昇降制御に関し、第2の発明では、優先者判定手段により優先者と判定されたエレベータ利用者のいる階に向けて最も先に前記カゴを昇降させる。また、第3の発明では、複数のエレベータ利用者の搭乗後において、優先者判定手段により優先者と判定されたエレベータ利用者の行き先階に向けて最も先に前記カゴを昇降させる。
上記第2の発明によれば、エレベータ乗り場で最先でカゴ待ちをしていたユーザについてそのカゴ待ち階にカゴが到着するまでの時間が過剰に長くなることを抑制できる。また、第3の発明によれば、エレベータ乗り場で最先でカゴ待ちをしていたユーザについて所望とする行き先階に到着するまでの時間が過剰に長くなることを抑制できる。
なお第3の発明では、カゴに搭乗している人が降りた階でそれに替わって他の人が乗り込んできた場合にも、残りの搭乗者の中で優先者(カゴ待ちの先着者)とされたユーザの行き先階に向けて先にカゴが昇降移動することとなる。
又は、第4の発明のように、カゴに搭乗しているエレベータ利用者(ユーザ)を対象に優先者の判定を行い、その判定結果に応じてカゴの昇降制御を実行するとよい。すなわち、前記検出手段は、前記カゴに搭乗しているユーザを前記エレベータ利用者として検出し、前記優先者判定手段は、同時に検出された複数のエレベータ利用者のうちで前記カゴに最も先に搭乗したエレベータ利用者を優先者として判定する。そして、前記昇降制御手段は、前記優先者判定手段により優先者と判定されたエレベータ利用者の行き先階に向けて最も先に前記カゴを昇降させる。
第4の発明によれば、カゴに最も先に搭乗したユーザについて所望とする行き先階に到着するまでの時間が過剰に長くなることを抑制できる。
上記のように、先着者を優先してカゴの昇降制御が実行される場合、非優先者(優先者でない他のエレベータ利用者)のカゴ待ち階又はカゴ搭乗後の行き先階をカゴが停止せずにそのまま通過してしまうことが考えられ、非優先者が混乱したり不快感等を持ったりするおそれがある。そこで、第5の発明のように、優先者であるエレベータ利用者を優先して前記カゴの昇降制御を実行する場合に、他のエレベータ利用者が要求するカゴ待ち階又は行き先階を通過する際、そのカゴ待ち階又は行き先階を停止せずに通過する旨を音声出力や画像表示により報知するとよい。これにより、非優先者(優先者でないエレベータ利用者)のカゴ待ち階又は行き先階に止まらずにそのまま通過しても、その非優先者の混乱等を抑制することができる。
第6の発明では、ユーザに携帯されユーザ個別の識別情報(ID情報)を記憶する携帯型通信装置(携帯機50)と、前記エレベータ乗り場及び前記カゴ内に設けられ、前記携帯型通信装置から送信される前記識別情報を受信する情報受信装置(通信装置35,36)と、を備え、前記検出手段は、前記情報受信装置により受信した前記識別情報に基づいてエレベータ利用者の有無を検出する。
上記構成によれば、エレベータを利用しようとするユーザが、エレベータ乗り場に設けられている呼びボタンやカゴ内に設けられている行き先指定ボタン等を押し操作したりしなくても、識別情報の無線通信によって利用の要望をシステム側に知らしめることができる。これにより、例えば両手に荷物等を持っている場合など、ユーザの両手が使えない状態でも好適にエレベータを利用することが可能となる。また、高齢者などにとっても利用しやすいものとなる。
第7の発明では、前記ユーザの識別情報と、あらかじめ定めた行き先階とを対応づけて記憶する行き先階記憶手段(コントローラ40のメモリ)を備え、前記昇降制御手段は、前記識別情報に対応づけて定められた行き先階に前記カゴを昇降させる。例えば、建物内のn階に自分の部屋があるユーザであれば、そのn階を「行き先階」として登録しておくとよい。
上記構成によれば、エレベータを利用しようとするユーザが、エレベータ乗り場に設けられている呼びボタンやカゴ内に設けられている行き先指定ボタン等を押し操作したりしなくても、識別情報の無線通信によってカゴの昇降を行わせることができる。これにより、例えば両手に荷物等を持っている場合など、ユーザの両手が使えない状態でも好適にエレベータを利用できる。また、高齢者などにとって、ボタン等の押し操作をしなくても所望のフロアに移動することが可能となる。したがって、エレベータ利用の際の利便性を大いに高めることができる。
第8の発明では、前記建物内の各階各所に前記情報受信装置を設置し、その情報受信装置にて受信した前記識別情報によりユーザの所在階を判定する手段を備える。そして、前記昇降制御手段は、エレベータ非利用時において、ユーザの所在階に合わせて前記カゴを待機させる。これにより、ユーザが次の機会にエレベータを利用しようとする場合に、カゴ待ちをすることなくエレベータを利用することが可能となる。
例えば、特定のユーザを優先してその特定ユーザがいる階でカゴを待機させたり、又は複数のユーザ全員が所定の階にいる場合にその階でカゴを待機させたりしてもよい。
第9の発明では、各ユーザの識別情報と、あらかじめ定めたエレベータ利用優先順の情報とを対応付けて記憶する優先順記憶手段(コントローラ40のメモリ)を備え、前記優先者判定手段は、前記情報受信装置により前記識別情報が複数同時に受信された場合に、前記エレベータ利用優先順に基づいて優先者を判定する。例えば、高齢者のエレベータ利用優先順を高くしておいたり、高階エリアに自分の部屋を持つユーザのエレベータ利用優先順を高くしておいたりするとよい。これにより、カゴ昇降制御の多様化を図ることができ、幅広いユーザにとっての利便性を高めることができる。
なお、複数のユーザが同時にエレベータを利用する場合において、その複数のユーザについて先着者を優先するか、エレベータ利用優先順の高いユーザを優先するかを、適宜変更することも可能である。例えば、基本的には先着者を優先し、高齢者の利用時に限ってエレベータ利用優先順の高いユーザを優先する構成であってもよい。
第10の発明では、前記建物内の各階各所に前記情報受信装置を設置し、その情報受信装置にて受信した前記識別情報によりユーザの所在階を判定する手段を備える。そして、前記昇降制御手段は、エレベータ非利用時において、前記エレベータ利用優先順の最上位者の所在階にて前記カゴを待機させる。これにより、エレベータ利用優先順の最上位者であるユーザが次の機会にエレベータを利用しようとする場合に、カゴ待ちをすることなくエレベータを利用することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、戸建て住宅に設けられる、いわゆるホームエレベータ装置についての具体的な構成等を詳しく説明する。図1は、エレベータ制御システムの全体構成を示す概略図であり、図2は、昇降路とその内部のカゴを示す平面図である。
図1に示すように、建物10は、一階部分11と二階部分12と三階部分13とを有する三階建て建物であり、各階を貫通するようにして昇降路21が上下方向に設けられている。昇降路21内にはカゴ22が設置されている。カゴ22は、直方体状の箱形状をなし、例えば大人2,3名ほどが同時に搭乗できる大きさを有する(ただし、その大きさは任意)。昇降路21内には、上下方向に延びるガイドレール23が設けられており、油圧シリンダ式の昇降駆動装置24の駆動によりガイドレール23に沿ってカゴ22が昇降可能となっている。なお、カゴ22の駆動機構を他に変更することも可能であり、例えばカゴ22をロープやワイヤ等で吊り下げるとともに、巻上モータによりロープ等を巻き上げることでカゴ22を昇降させる構成であってもよい。
図2に示すように、カゴ22はその一側面が開口されており、その開口を通じてカゴ22への出入りが可能となっている。カゴ22には、人出入り用の開口部22aが形成されており、その開口部22aの外側にはカゴ扉25が設けられている。また、カゴ扉25の外側には乗り場扉26が設けられている。カゴ扉25はカゴ22に取り付けられており、カゴ22と共に昇降するのに対し、乗り場扉26は各階の乗り場ごとに設けられている。なお図2において、符号27は乗り場(ホール)側の内壁である。
各階のエレベータ乗り場には乗り場操作盤31が設けられ、カゴ22内にはカゴ内操作盤32が設けられている。図3(a)に示すように、乗り場操作盤31には、基本構成として、ユーザが搭乗しようとする搭乗階にカゴ22を呼ぶための呼びボタン31aと、カゴ22が存在する階床を表示するための階床表示部31bとが設けられている。また、図3(b)に示すように、カゴ内操作盤32には、基本構成として、カゴ扉25及び乗り場扉26を開閉するための扉開閉ボタン32aと、行き先階を指定するための行き先階指定ボタン32bと、カゴ22が存在する階床を表示するための階床表示部32cとが設けられている。
また、本システムでは、各階のエレベータ乗り場及びカゴ22内において、各ユーザに携帯される携帯機(携帯型通信装置)との間で無線通信が行われ、その時の通信情報に基づいてエレベータの昇降制御が実行されるようになっている。携帯機との無線通信を行うための構成として、乗り場操作盤31及びカゴ内操作盤32にはそれぞれ通信装置35,36が設けられている(図3参照)。乗り場操作盤31に設けられた通信装置35は、エレベータ乗り場周辺を通信エリアとして携帯機との間で無線通信を行い、この通信装置35によって、各階のエレベータ乗り場でカゴ待ちをしているユーザがエレベータ利用者として検出される。また、カゴ内操作盤32に設けられた通信装置36は、カゴ22内を通信エリアとして携帯機との間で無線通信を行い、この通信装置36によって、カゴ22に搭乗しているユーザがエレベータ利用者として検出される。
なお、各通信装置35,36は、各操作盤31,32に一体に設けられる以外に、同操作盤31,32に別体で設けられていてもよい。
次に、エレベータ制御システムの電気的構成を図4により説明する。
コントローラ40は、CPUやメモリ等からなる周知のマイクロコンピュータを備えて構成されており、例えばカゴ内操作盤32、或いは一階部分11の乗り場操作盤31に一体化されて設けられている。コントローラ40には、各階の乗り場操作盤31やカゴ内操作盤32から各ボタンの操作信号等が適宜入力される。また、コントローラ40には、カゴ22を昇降駆動するための昇降駆動装置24や、カゴ扉25を開閉駆動するための駆動モータを備えるカゴ扉駆動装置37、各階の乗り場扉26を開閉駆動するための駆動モータを備える乗り場扉駆動装置38がそれぞれ接続されている。
コントローラ40は、ユーザの入力操作に伴い各階の乗り場操作盤31やカゴ内操作盤32から送られてくる各種の操作信号等に基づいて昇降駆動装置24や各扉駆動装置37,38の駆動を制御する。また、コントローラ40は、カゴ22の昇降に合わせて乗り場操作盤31及びカゴ内操作盤32の各階床表示部31b,32cの表示制御を実施する。かかる制御により、ユーザの操作(要求)に応じて、カゴ扉25及び乗り場扉26が開閉駆動されるとともにカゴ22が昇降駆動される。
また、乗り場操作盤31及びカゴ内操作盤32に設けられた通信装置35,36においては、各ユーザ(例えば建物10の住人)に携帯される携帯機50から送信されてくるID情報がそれぞれ受信され、その受信情報がコントローラ40に逐次入力されるようになっている。コントローラ40は、乗り場操作盤31の通信装置35にて受信されたID情報に基づいてエレベータ乗り場におけるユーザ(エレベータ利用者)の有無を判定する。また、コントローラ40は、カゴ内操作盤32の通信装置36にて受信されたID情報に基づいてカゴ22内におけるユーザ(エレベータ利用者)の有無を判定する。
携帯機50は小型携帯装置よりなり、携帯しても邪魔になりにくくかつ常備しやすいものとなっている。例えば、携帯機本体にリストバンドを取り付けた構成のブレスレット式携帯機や、同携帯機本体にネックチェーンを取り付けた構成のペンダント式携帯機、同携帯機本体にバネフックやバッジピンを取り付けた構成のバッジ式携帯機などとして具現化することが考えられる。また、スマートキーシステムで使用される電子キーを携帯機50として用いたり、日常的に使用される携帯電話を携帯機50として用いたり、通信機能を有するICカードを携帯機50として用いたりすることも可能である。
携帯機50は、通信装置35,36との間で無線通信を可能とする通信部51と、記憶部としてのメモリ52とを有しており、メモリ52には、所有者であるユーザごとに固有のID情報(識別情報)と各所有者の身体に関するユーザ特有情報とが記憶されている。ID情報は、少なくとも本システムで認証されるユーザであってかつ認証対象とされる複数のユーザ(住人)が個別に識別可能となる情報となっている。また、ユーザ特有情報(ここでは特に身体情報)には、例えば年齢、性別、身長、体重、視覚能力、聴覚能力などの情報の少なくともいずれかが含まれる。
ここで、各操作盤31,32の通信装置35,36は、リクエスト信号を常時又は所定の時間周期で送信するのに対し、携帯機50は、通信装置35,36との通信可能エリアに進入してリクエスト信号を受信すると、そのリクエスト信号に応答してID情報とユーザ特有情報とを通信装置35,36に送信する。そして、通信装置35,36にて受信されたID情報やユーザ特有情報が逐次コントローラ40に対して出力される。
いずれかの階のエレベータ乗り場にてID情報が受信された場合、コントローラ40は、その階のエレベータ乗り場にエレベータ利用者がいる(カゴ22を待っている)と判断し、必要に応じてカゴ22を上昇又は下降させる。
なお、各通信装置35,36にてID情報が受信される際、そのID情報以外に、ユーザ特有情報も併せて受信される。そこで、そのユーザ特有情報に基づく各種制御を実行することも可能である。具体的には、カゴ扉25や乗り場扉26の開閉速度をユーザ特有情報に基づいて制御することとし、例えば、エレベータ利用者が高齢者であれば、その開閉速度を遅くする。また、エレベータ利用者がカゴ22に乗り込んだ後のカゴ昇降速度をユーザ特有情報に基づいて制御することとし、例えば、エレベータ利用者が高齢者であれば、その昇降速度を遅くする。その他、ユーザに応じてカゴ22内の照明の明るさを変更したり、音声アナウンスが行われる構成ではその音声アナウンスの内容や音量を変更したりする。
また、本実施形態のシステムでは、ユーザごとに行き先階の設定登録が可能となっており、コントローラ40のメモリには、各ユーザのID情報と行き先階とを対応づけて構成される「行き先階登録データ」が記憶されている。したがって、コントローラ40は、通信装置35,36を通じてID情報を受信した際に、行き先階登録データを参照してユーザの行き先階を検索し、その検索した結果に基づいてカゴ22の昇降制御を実行する。かかる構成によれば、ユーザがカゴ内操作盤32の行き先階指定ボタン32bを押し操作しなくても、所望とする階床にカゴ22を昇降させることが可能となる。
行き先階登録データは、ユーザにより任意に設定登録が可能であり、例えば、建物10内のn階(本実施形態では、1階,2階,3階のいずれか)に自分の部屋があるユーザは、そのn階を行き先階として登録しておくとよい。
ところで、複数のユーザが同時にエレベータを利用することも考えられる。本実施形態では、複数のエレベータ利用者が同時に検出された場合に、そのうちの優先者を判定し、優先者と判定されたエレベータ利用者に合わせてカゴ22の昇降制御を実行する。以下、その詳細を説明する。
複数のユーザのエレベータ利用が重複する場合、次の(1)〜(3)のいずれかのようにカゴ22の昇降制御を実行する。
(1)複数のユーザがそれぞれ異なる階のエレベータ乗り場でカゴ待ちをしている場合において、その複数のユーザを対象に優先者を判定する。そして、最も先に待っていたユーザ(エレベータ利用者)を優先者としてみなし、その優先者と判定されたユーザのいる階に向けて最も先にカゴ22を昇降させる。具体的には、図5の(a)に示すように、建物10の二階部分12と三階部分13とでユーザU1,U2がカゴ待ちをしており、カゴ22が一階部分11にある場合を想定する。かかる場合、エレベータ乗り場でカゴ待ちをしていた順序が、ユーザU1が後、ユーザU2が先であるとすれば、先にカゴ待ちをしていたユーザU2がいる「3階」に先にカゴ22を移動させ、その後、ユーザU1がいる「2階」にカゴ22を移動させる。
上記のようにカゴ待ちの先着者を優先してその優先者のカゴ待ち階にカゴ22を昇降させる制御によれば、エレベータ乗り場で最先でカゴ待ちをしていたユーザについてカゴ22が到着するまでの時間が過剰に長くなることを抑制できる。
(2)上記(1)と同様、異なる階のエレベータ乗り場でカゴ待ちをしている複数のユーザを対象に優先者を判定する。そして、最も先に待っているユーザ(エレベータ利用者)を優先者としてみなすとともに、各ユーザがカゴ22に搭乗した後、優先者と判定されたユーザ(カゴ22に搭乗する前に判定された優先者)の行き先階に向けて最も先にカゴ22を昇降させる。具体的には、図5の(b)に示すように、カゴ22にユーザU1,U2が搭乗しており、それら各ユーザU1,U2の行き先階がそれぞれ異なる場合を想定する。かかる場合、エレベータ乗り場でカゴ待ちをしていた順序が、ユーザU1が先、ユーザU2が後であるとすれば、先にカゴ待ちをしていたユーザU1の行き先階である「3階」に先にカゴ22を移動させ、その後、ユーザU2の行き先階である「2階」にカゴ22を移動させる。
なお、ユーザU1,U2が同じ階のエレベータ乗り場でカゴ22に搭乗した場合、その搭乗の順序ではなく、エレベータ乗り場でどちらが先にカゴ待ちをしていたかに基づいて、上記のごとくカゴ22の昇降制御が行われる。また、カゴ22に搭乗している人が降りた階でそれに替わって他の人が乗り込んできた場合にも、残りの搭乗者の中で優先者(カゴ待ちの先着者)とされたユーザの行き先階に向けて先にカゴ22が昇降移動することとなる。
上記のようにカゴ待ちの先着者を優先してその優先者の行き先階にカゴ22を昇降させる制御によれば、エレベータ乗り場で最先でカゴ待ちをしていたユーザについて所望とする行き先階に到着するまでの時間が過剰に長くなることを抑制できる。
(3)カゴ22に搭乗している複数のユーザを対象に優先者を判定する。そして、カゴ22に最も先に搭乗したユーザを優先者としてみなし、その優先者と判定されたユーザの行き先階に向けて最も先にカゴ22を昇降させる。具体的には、図5の(b)に示すように、カゴ22にユーザU1,U2が搭乗しており、それら各ユーザU1,U2の行き先階がそれぞれ異なる場合を想定する。かかる場合、カゴ22に搭乗した順序が、ユーザU1が先、ユーザU2が後であるとすれば、先にカゴ待ちをしているユーザU1の行き先階である「3階」に先にカゴ22を移動させ、その後、ユーザU2の行き先階である「2階」にカゴ22を移動させる。
上記のようにカゴ搭乗の先着者を優先してその優先者の行き先階にカゴ22を昇降させる制御によれば、カゴ22に最も先に搭乗したユーザについて所望とする行き先階に到着するまでの時間が過剰に長くなることを抑制できる。
その他、エレベータ利用に関してユーザごとに優先順位をあらかじめ定めておき、その優先順位に従ってカゴ22の昇降制御を実行してもよい。この場合、コントローラ40のメモリには、各ユーザのID情報とエレベータ利用優先順の情報とを対応づけて構成される「利用優先順位データ」が記憶されている。利用優先順位データは、ユーザにより任意に設定登録が可能であり、例えば、高齢者を優先上位者、子供を優先下位者として登録しておくとよい。又は、高階エリアに自分の部屋を持つユーザのエレベータ利用優先順を高くしておくことも可能である。
コントローラ40は、エレベータ乗り場又はカゴ22内で通信装置35,36を通じて複数のID情報を同時に受信した場合に、利用優先順位データを参照して各ユーザのエレベータ利用優先順を判定し、その判定した結果に基づいてカゴ22の昇降制御を実行する。この場合、上記の(1)〜(3)で説明したカゴ昇降制御における優先者(カゴ待ち又はカゴ搭乗の先着者)に関係なく、利用優先順位データに基づく優先上位者に合わせてカゴ22の昇降制御が実行される。なお、優先度合いが同じユーザに対しては、先着者が優先される。
複数のユーザが同時にエレベータを利用する場合において、その複数のユーザについて先着者を優先するか、上記の利用優先順位データに基づく優先上位者を優先するかを、適宜変更することも可能である。例えば、ユーザによる運転モードの切り換え操作により変更する。又は、基本的には先着者を優先し、高齢者の利用時に限ってエレベータ利用優先順の高いユーザを優先する構成であってもよい。
上述した(1)〜(3)のようにカゴ待ち又はカゴ搭乗の先着者を優先してカゴ22の昇降制御を実行する場合、又は利用優先順位データに基づく優先上位者を優先してカゴ22の昇降制御を実行する場合、非優先者(優先者でない他のエレベータ利用者)のカゴ待ち階又はカゴ搭乗後の行き先階をカゴ22が停止せずにそのまま通過してしまうことがあり、非優先者が混乱したり不快感等を持ったりするおそれがある。
そこで、優先者であるエレベータ利用者を優先してカゴ22の昇降制御を実行する場合に、他のエレベータ利用者(非優先者)が要求するカゴ待ち階又は行き先階を通過する際、そのカゴ待ち階又は行き先階を停止せずに通過する旨を音声出力や画像表示により報知するとよい。例えば、『2階を通過し、先に3階にカゴを停止させます』といったメッセージを音声アナウンスにより出力したり、各操作盤31,32に設けた表示器に上記メッセージを表示させたりする。
また、建物10内の各階各所にID受信装置を設置し、そのID受信装置にて受信したID情報により各ユーザ(各住人)の所在位置(所在階)を確認できるようにする。そして、エレベータ非利用時においてユーザの所在階に合わせてカゴ22を待機させる。
具体的には、図6に示すように、建物10の各階の各部屋にそれぞれ、情報受信装置としてのID受信装置60を設置し、それら各ID受信装置60で受信したユーザID情報をコントローラ40に逐次入力する。コントローラ40は、住人(ID所有者)の全員が同じ階にいることを判定した場合に、該当する階床にカゴ22を自動的に移動させる。図示の場合には、住人全員(4人)が二階部分12におり、その二階部分12にてカゴ22を待機させている。この場合、外出している住人を除き、建物内にいる住人を対象に所在を判定するとよい。なお、住人全員が留守の場合には、カゴ22を一階部分11にて待機させるようにする。
又は、上記のように建物10内の各階各所にID受信装置を設置し、そのID受信装置にて受信したID情報により各ユーザ(各住人)の所在位置(所在階)を確認できるようにした構成において、エレベータ非利用時に、あらかじめ定めたエレベータ利用優先順の最上位者の所在階にてカゴ22を待機させるとよい。具体的には、住人のうちで最高齢者をエレベータ利用優先順の最上位者として定めておき、エレベータ非利用時において、その最高齢者の住人がいる階床にカゴ22を移動させる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
複数のユーザが同時にエレベータを利用する場合に、先着順により優先者を判定し、優先者と判定されたユーザに合わせてカゴ22を昇降させる構成としたため、先に利用しようとしたユーザ(先着者)が過剰に待たされないようにすることができ、当該ユーザが不快感を覚えたり不都合が生じたりすることを抑制できる。その結果、ユーザにとって都合よく、しかも快適にエレベータ装置を利用することができる。
優先者であるエレベータ利用者を優先してカゴ昇降制御を実行する場合に、非優先者(他のエレベータ利用者)が要求するカゴ待ち階又は行き先階を通過する際、そのカゴ待ち階又は行き先階を停止せずに通過する旨を音声出力や画像表示により報知する構成としたため、非優先者のカゴ待ち階又は行き先階に止まらずにそのまま通過しても、その非優先者の混乱等を抑制することができる。
携帯機50から送信されるID情報に基づいてエレベータ利用者の有無を検出する構成としたため、エレベータを利用しようとするユーザが、乗り場操作盤31やカゴ内操作盤32の各種ボタン等を押し操作したりしなくても、ID情報の無線通信によってエレベータ利用の要望をシステム側に知らしめることができる。これにより、例えば両手に荷物等を持っている場合など、ユーザの両手が使えない状態でも好適にエレベータを利用することが可能となる。また、高齢者などにとっても利用しやすいものとなる。
また、各ユーザのID情報と行き先階とをあらかじめ対応づけておく構成としたため、エレベータを利用しようとするユーザが、乗り場操作盤31やカゴ内操作盤32の各種ボタン等を押し操作したりしなくても、ID情報の無線通信によってカゴ22の昇降を行わせることができる。これにより、例えば両手に荷物等を持っている場合など、ユーザの両手が使えない状態でも好適にエレベータを利用できる。また、高齢者などにとって、ボタン等の押し操作をしなくても所望のフロアに移動することが可能となる。したがって、エレベータ利用の際の利便性を大いに高めることができる。
また、各ユーザのID情報ごとにエレベータ利用優先順を定めておき、ID情報が複数同時に受信された場合にエレベータ利用優先順に基づいて優先者を決定する構成としたため、例えば、利用頻度の高い高齢者などを最優先としてカゴ昇降制御を実行することができる。これにより、カゴ昇降制御の多様化を図ることができ、幅広いユーザにとっての利便性を高めることができる。
エレベータ非利用時において各ユーザがどの階にいるかに応じてカゴ22を自動で昇降させて待機させる構成としたため、ユーザが次の機会にエレベータを利用しようとする場合に、カゴ待ちをすることなくエレベータを利用することが可能となる。したがって、エレベータ利用の利便性を大いに高めることができる。
また、同じくエレベータ非利用時においてエレベータ利用優先順の最上位者がいる階にてカゴ22を待機させる構成とすることにより、エレベータ利用優先順の最上位者であるユーザが次の機会にエレベータを利用しようとする場合に、カゴ待ちをすることなくエレベータを利用することができる。
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されても良い。
上記実施形態では、携帯機50から送信されてくるID情報に基づいてエレベータ利用者を検出する構成としたが、これを変更する。例えば、各階のエレベータ乗り場又はカゴ22内に人感センサをそれぞれ設置しておき、その人感センサの検出信号に基づいてエレベータ利用者を検出する構成とする。或いは、各階のエレベータ乗り場又はカゴ22内に生体情報取得装置を設けておき、都度取得した生体情報に基づいてエレベータ利用者を検出してもよい。生体情報としては、ユーザの虹彩や声紋等の情報が含まれる。
行き先階登録データとして、ユーザごとに複数の行き先階を設定登録しておき、ユーザがいる乗り場階(カゴ待ち階)と行き先階の登録データとに基づいてカゴ22の昇降制御を実行する構成としてもよい。例えば、行き先階として「1階」及び「3階」を登録しておいた場合、1階のエレベータ乗り場でID検知されたのであれば行き先階を「3階」としてカゴ22の昇降制御を実行し、その逆に3階のエレベータ乗り場でID検知されたのであれば行き先階を「1階」としてカゴ22の昇降制御を実行する。
ユーザが発する音声を感知し、その感知した音声情報に基づいてカゴ22の昇降制御を実行してもよい。例えば、
(イ)ユーザが発声した行き先階(『1階』、『2階』などの音声情報)に基づいてカゴ22の昇降制御を実行する。
(ロ)ユーザが発声した行為名称(『外出』、『食事』、『入浴』などの音声情報)に基づいてカゴ22の昇降制御を実行する。
(ハ)ユーザが発声した部屋名称(『寝室』、『居室』などの音声情報)に基づいてカゴ22の昇降制御を実行する。
上記(イ),(ロ)の場合、住人共通の制御とし、各ユーザのID情報に関係なく音声による指定階にカゴ22を昇降させる。(ハ)の場合、ユーザごとの個別制御とし、ID情報を基に個々に対応する寝室階や居室階などにカゴ22を昇降させる。
ID情報に基づいて、エレベータ利用の許可/禁止を判断する構成としてもよい。例えば、エレベータ乗り場にて幼児のID情報のみを受信した場合には、そのエレベータ利用を禁止する。
上記実施形態では、戸建て住宅に設置されるホームエレベータ装置に本発明を適用した場合の具体例を説明したが、他の建物に設置されるエレベータ装置に本発明を適用することも可能である。例えば、マンション等の集合住宅に設置されるエレベータ装置に本発明を適用したり、オフィスビル等の建物に設置されるエレベータ装置に本発明を適用したりすることも可能である。
エレベータ制御システムの全体構成を示す概略図。 昇降路とその内部のカゴを示す平面図。 乗り場操作盤及びカゴ内操作盤の構成を示す正面図。 エレベータ制御システムの電気的構成を示す図。 カゴ昇降制御の具体例を説明するための略図。 建物の各階各所にID受信装置が設置されたことを示す略図。
符号の説明
10…建物、21…昇降路、22…カゴ、24…昇降駆動装置、35,36…通信装置、40…コントローラ、50…携帯機、60…ID受信装置。

Claims (10)

  1. 建物に設けられた昇降路を昇降するカゴと、そのカゴを昇降駆動する駆動装置とを備え、ユーザの要求に応じて前記カゴを昇降させるエレベータ制御システムであって、
    エレベータ利用者の有無を検出する検出手段と、
    前記検出手段により複数のエレベータ利用者が同時に検出された場合に、先着順により優先者を判定する優先者判定手段と、
    前記優先者判定手段により優先者であると判定されたエレベータ利用者に合わせて前記カゴを昇降させる昇降制御手段と、
    を備えることを特徴とするエレベータ制御システム。
  2. 前記検出手段は、エレベータ乗り場でカゴ待ちをしているユーザを前記エレベータ利用者として検出するものであり、
    前記優先者判定手段は、同時に検出された複数のエレベータ利用者のうちで前記エレベータ乗り場で最も先に待っていたエレベータ利用者を優先者として判定し、
    前記昇降制御手段は、前記優先者判定手段により優先者と判定されたエレベータ利用者のいる階に向けて最も先に前記カゴを昇降させる請求項1に記載のエレベータ制御システム。
  3. 前記昇降制御手段は、前記複数のエレベータ利用者の搭乗後に、前記優先者判定手段により優先者と判定されたエレベータ利用者の行き先階に向けて最も先に前記カゴを昇降させる請求項2に記載のエレベータ制御システム。
  4. 前記検出手段は、前記カゴに搭乗しているユーザを前記エレベータ利用者として検出するものであり、
    前記優先者判定手段は、同時に検出された複数のエレベータ利用者のうちで前記カゴに最も先に搭乗したエレベータ利用者を優先者として判定し、
    前記昇降制御手段は、前記優先者判定手段により優先者と判定されたエレベータ利用者の行き先階に向けて最も先に前記カゴを昇降させる請求項1に記載のエレベータ制御システム。
  5. 前記優先者であるエレベータ利用者を優先して前記カゴの昇降制御を実行する場合に、他のエレベータ利用者が要求するカゴ待ち階又は行き先階を通過する際、そのカゴ待ち階又は行き先階を停止せずに通過する旨を音声出力や画像表示により報知する請求項1乃至4のいずれかに記載のエレベータ制御システム。
  6. ユーザに携帯されユーザ個別の識別情報を記憶する携帯型通信装置と、
    前記エレベータ乗り場及び前記カゴ内に設けられ、前記携帯型通信装置から送信される前記識別情報を受信する情報受信装置と、を備え、
    前記検出手段は、前記情報受信装置により受信した前記識別情報に基づいてエレベータ利用者の有無を検出する請求項1乃至5のいずれかに記載のエレベータ制御システム。
  7. 前記ユーザの識別情報と、あらかじめ定めた行き先階とを対応づけて記憶する行き先階記憶手段を備え、
    前記昇降制御手段は、前記識別情報に対応づけて定められた行き先階に前記カゴを昇降させる請求項6に記載のエレベータ制御システム。
  8. 前記建物内の各階各所に前記情報受信装置を設置し、その情報受信装置にて受信した前記識別情報によりユーザの所在階を判定する手段を備え、
    前記昇降制御手段は、エレベータ非利用時において、ユーザの所在階に合わせて前記カゴを待機させる請求項6又は7に記載のエレベータ制御システム。
  9. 各ユーザの識別情報と、あらかじめ定めたエレベータ利用優先順の情報とを対応付けて記憶する優先順記憶手段を備え、
    前記優先者判定手段は、前記情報受信装置により前記識別情報が複数同時に受信された場合に、前記エレベータ利用優先順に基づいて優先者を判定する請求項6乃至8のいずれかに記載のエレベータ制御システム。
  10. 前記建物内の各階各所に前記情報受信装置を設置し、その情報受信装置にて受信した前記識別情報によりユーザの所在階を判定する手段を備え、
    前記昇降制御手段は、エレベータ非利用時において、前記エレベータ利用優先順の最上位者の所在階にて前記カゴを待機させる請求項9に記載のエレベータ制御システム。
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