JP2008295306A - 農業用空気膜構造ハウス - Google Patents

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Abstract

【課題】保温性、透光性、耐久性、経済性に優れ、かつ、被覆材としてのフィルムの展張作業が比較的容易であり、しかも、ハウス内の空気を導入した場合でも、空気膜内での結露水の滞留を防止し得る農業用空気膜構造ハウスを提供する。
【解決手段】農業用空気膜構造ハウスは、少なくとも天井部が、下面の透光性ポリオレフィン系フィルム(1)と上面の透光性ポリオレフィン系フィルム(2)との間に送風機により空気が圧入された空気膜構造を備え、2枚のフィルム(1)及び(2)が、ハウスの両側面側の水平なフィルム止め用の固定レール(3)に対し、当該固定レールの溝に波形線状スプリング(4)を挿入して固定されている。固定レール(3)の溝には、所定間隔で且つ2枚のフィルム(1)及び(2)の間に挟まれた形態で板片状のスペーサー(5)が嵌め込まれ、スペーサー(5)の両側には、水抜き流路として機能する隙間が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、農業用空気膜構造ハウスに関し、詳しくは、被覆材としての2枚のフィルムの間に空気が圧入された空気膜構造を天井部が備え、2枚のフィルムがハウス両側面側の水平な固定レールに波形線状スプリングにより固定された農業用ハウスであって、保温性、透光性、耐久性、被覆材展張作業性、結露水滞留防止性、経済性に優れた農業用空気膜構造ハウスに関する。
これまで、農業用ハウスにおいて、秋期から冬期の期間、春先の期間の夜間や朝方でのハウス内の気温は、外気温の大幅な低下の影響を受けて冷え込みが厳しく、そのため、作物の生育に悪影響を及ぼすことから、重油や灯油を燃料とした暖房ボイラーを設置運転しての温風暖房対策の方法がとられているのが一般的である。ところが、昨今の燃料の高騰化の流れを受けて、最近では、暖房ボイラー稼動を軽減して重油や灯油の燃料費負担の節減化を図る方法として、農業用ハウスの保温性改良を目的とした高保温性能被覆材の採用、外張り被覆材と内張り被覆材との併用など、種々の方法が考案され、実用化されている。
その中でも、農業用ハウスの保温性改良の最も効果的な方法の1つとして、新しい農業用ハウスの形態、すなわち、夜間の保温性と日中の昇温性を高める目的で、農業用ハウスの天井部に二重の透明なプラスチックフィルムを用いて被覆を設置し、その間隙に空気を送風、圧入した空気膜構造のハウスが考案され、試験的な検討を経て、最近では、一部の限られた市場ではあるが、実用展開が進められてきている。
その際、被覆材として、耐久性に優れ、透光性が極めて良好なポリエステルフィルム、フッ素フィルム等を代表としたプラスチック硬質フィルムを採用する方法も考えられる。しかしながら、その場合は、被覆材自身が極めて高価であり、また、その被覆材の農業用ハウス骨材部への固定方法の制約上、次のような問題がある。
すなわち、採用可能な農業用ハウスの構造としては、農業用ハウスとして最も普及している安価な簡易ハウス、換言すれば、基礎を用いず、肩部で曲げられたパイプを地中に挿入し、棟部で二本のパイプを接続した、いわゆる地中押し込み式パイプ型ハウスや、コンクリート製の独立基礎を施して、屋根部に曲げパイプを用い、鉄骨と組み合わせて補強した、いわゆる鉄骨補強パイプ型ハウス(以下、両者を「パイプ型ハウス」と称する)が挙げられるが、前述の被覆材は、これらパイプ型ハウスに対する被覆展張が困難であり、独立基礎を施し且つ天井がガラス温室と同型の屋根型鉄骨構造を有する高価な設備の、いわゆる鉄骨屋根型ハウスの被覆展張に限定されると言うハウスの構造的な問題、経済上の課題がある。そのため、現在においても一部の特殊な市場でしか展開、活用されていないのが実態である。
そこで、被覆材として、パイプ型ハウスと屋根型ハウスの両方に展開が可能である点を生かして、二重の透明なポリオレフィン系フィルムを用いて被覆を行ない、その間隙に外部から空気を送風、圧入した空気膜構造のハウスが検討されている。
この場合、二重のポリオレフィン系フィルムを農業用空気膜構造ハウス(特には、農業用空気膜構造パイプ型ハウス)に固定する方法としては、従来の一重膜被覆材構成の農業用ハウスにポリオレフィン系フィルムを固定する場合と同様の方法が採用され、一般に、ハウスの両側面側に水平に架設されたフィルム止め用の固定レールに対して、当該固定レールの溝に波形線状スプリングを挿入することにより、2枚のフィルムを波形線状スプリングで押える方法が採られる。
このように設営された農業用空気膜構造ハウスにおいては、空気膜を形成する部分にハウス内の空気を送風、圧入した場合、送風された空気はハウス屋外の空気と比較して高温、高湿度であるため、特に、夜間や朝方の時間帯においては、空気膜を構成する被覆フィルム内面側に結露水が付着し、その水滴が成長、拡大して滴流れを呈し、その結果、空気膜フィルムを固定するレールの上部付近の空気膜内に多量の結露水が蓄積する傾向にある。そして、この結露水の溜りは、昼間の温度と太陽光線照射により、藻類の発生、成長を促進させ、その結果、空気膜の内面に藻類による汚染が生じ、フィルム透光性の低下、太陽光線の一部遮断を来たし、作物生育不良の問題を惹起する。
一方、この結露水の滞留防止のために、固定レールに2枚のポリオレフィン系フィルムを固定する際、その固定応力を小さくして、結露水が自然にフィルム固定部分から排出、除去されるような方法を講じる対策も考えられるが、その場合には、空気膜の密閉性が低下して、空気膜構造の内圧が小さくなり、フィルムがだぶ付いて、空気膜の保温性、透光性、防曇性、耐久性が低下する不具合に見舞われる。その改善としては、空気膜内に送風する単位時間当たりの空気量を多くして空気膜の内圧低下を補うことが想定されるが、その場合は、空気を圧入する送風機自体の送風能力を高めるために、高価格で高重量の大型送風機を導入する必要が出てくるという新たな課題が発生する。
また、農業用空気膜構造ハウスの結露水滞留防止のために、2枚のフィルムを固定するに際し、2枚のフィルムの間に滞留結露水を外部に放出させるための透水性シートを挟み込んだ構造の空気膜ハウスも提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、斯かる空気膜ハウスにおいては、フィルムと透水性シートとを重ね合せて展張作業を行なうことの煩わしさ、透水性シートの耐久性、透水性シート自体によるハウス内への太陽光線の一部遮蔽化などの新たな課題が生じる。
一方、農業用空気膜構造ハウスにて生じる結露現象自体を防止する方法としては、送風機の手前に空気乾燥用の加熱暖房装置を導入して、空気膜構造ハウスの2枚のフィルムの間隙に乾燥空気を送風、圧入する方法が提案されている(特許文献2〜3参照)。しかしながら、乾燥空気を利用する方法では、設備が大掛かりで設備費用が増大し、また、空気乾燥用の暖房装置の稼動コスト負担が上乗せで掛かるという新たな課題が発生する。
特開2005−204650号公報 特開平1−300831号公報 特開平6−141688号公報
本発明は、上記の実情に鑑みてされたものであり、その目的は、施設園芸での作物栽培に良好であり、暖房用燃料の大幅な節減を達成でき、保温性、透光性、耐久性、経済性に優れ、かつ、被覆材としてのフィルムの展張作業が比較的容易であり、そして、ハウス内の空気を導入した場合でも、空気膜内での結露水の滞留を防止し得る農業用空気膜構造ハウスを提供することにある。
すなわち、本発明の要旨は、少なくとも天井部が、下面の透光性ポリオレフィン系フィルムと上面の透光性ポリオレフィン系フィルムとの間に送風機により空気が圧入された空気膜構造を備え、かつ、前記2枚のフィルムが、ハウスの両側面側の水平なフィルム止め用の固定レールに対し、当該固定レールの溝に波形線状スプリングを挿入して固定された農業用ハウスであって、前記固定レールの溝には、当該固定レールの長さ方向に沿って所定間隔で且つ前記2枚のフィルムの間に挟まれた形態で板片状のスペーサーが嵌め込まれ、前記スペーサーの両側には、水抜き流路として機能する隙間が前記2枚のフィルムの間に形成されていることを特徴とする農業用空気膜構造ハウスに存する。
本発明の農業用空気膜構造ハウスによれば、2枚のフィルムを固定レールに波形線状スプリングで固定して空気膜が構成されているため、被覆材としてのフィルムの展張作業が容易であり、そして、固定レールの溝に特定の形態で板片状のスペーサーが嵌め込まれ、スペーサーの両側に形成された水抜き流路としての隙間から結露水を排出できるため、ハウス内の空気を導入した場合でも、空気膜内での結露水の滞留を確実に防止することが出来る。従って、保温性、透光性、耐久性、経済性に優れ、作物栽培に良好である。
本発明に係る農業用空気膜構造ハウスの実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の農業用空気膜構造ハウス(以下、「ハウス」と略記する。)は、少なくとも天井部(図示省略)が空気膜構造を備えており、斯かる空気膜構造は、図3に示す様に、下面の透光性ポリオレフィン系フィルム(1)と上面の透光性ポリオレフィン系フィルム(2)との間に送風機により空気が圧入されて構成される。図3において、符号(7)で示す空間部が、天井部から連続する空気膜である。そして、図1〜図3に示す様に、上記の2枚のフィルム(1)及び(2)は、ハウスの両側面側に水平に架設されたフィルム止め用の固定レール(3)に対し、当該固定レールの溝に挿入された波形線状スプリング(4)により固定される。
ハウスの被覆材であり且つ空気膜構造を構成するポリオレフィン系フィルム(1)及び(2)の層構成としては、特に規定はなく、単層、二種二層、二種三層、三種三層、三種五層、四種四層、四種五層、五種五層など、何れの構成でもよいが、最近の市場における農業用ポリオレフィン系積層フィルム自体に対する保温性、透光性、防曇性、防塵性、強度、柔軟性、耐融着性、耐久性、経済性などの諸物性の高度の要求レベルから、三種三層、四種四層、四種五層、五種五層などの構成が好ましい。
上記のフィルム(1)及び(2)を構成する樹脂としては、高圧法ポリエチレン樹脂、中低圧法ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−αオレフィン共重合体樹脂、ポリプロピレン樹脂、プロピレン−αオレフィン共重合体樹脂、ポリブテン樹脂などが挙げられるが、特に、高圧法ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−αオレフィン共重合体樹脂(その際の合成触媒は、チーグラー系、メタロセン系の何れの合成処方であってもよい)の中の少なくとも1つ以上が主要樹脂成分として配合された構成が、被覆材としての保温性、透光性、防曇性、防塵性、強度、耐融着性、展張作業性、耐久性、経済性などの諸物性の観点から好ましい。
また、フィルム(1)及び(2)としては、防曇性を付与する目的から、有機系界面活性剤を溶融混錬配合した構造、または、コロイダルシリカやコロイダルアルミナなどで代表される親水性無機物より構成される防曇剤組成物を片面に塗布した構造を有するポリオレフィン系フィルを採用するのが好ましい。更に、フィルム(1)及び(2)には、被覆材としての耐久性を高める観点から、各種酸化防止剤、紫外線吸収剤、耐候安定剤を配合することが出来、また、保温性を固める目的から、無機酸化物、無機水酸化物、ハイドロタルサイト類などの保温剤を適宜添加配合することが出来、そして、必要に応じて、各種滑剤、顔料などの添加剤を適宜配合することが出来る。
フィルム(1)及び(2)の厚みは、特に規定はないが、保温性、透光性、強度、耐久性などの物性バランスを考慮して、好ましくは0.04〜0.18mmの範囲であり、厚みが0.04mm未満では、ハウスの被覆材として目的とする強度、耐久性が得られず、また、厚みが0.18mmを越える場合は、目標とする透光性が得られず好ましくない。
上記のフィルム(1)及び(2)は、全くの同一物である必要はなく、また、必ずしも同系の構成物、同一の配合物、同一の厚み構造である必要はなく、ハウスの形状、形態、フィルムとしての品質要求物性などの状況に応じて、各種の組み合わせの選択が可能である。通常、2枚の透光性ポリオレフィン系フィルムにおいて、上面の透光性ポリオレフィン系フィルム(2)は、ハウス外部の厳しい環境下に直接曝されることから、下面の透光性ポリオレフィン系フィルム(1)と比較し、特に、被覆材としての耐久性の一層の性能が要求される。従って、フィルム(2)の厚みは、相対的に、フィルム(1)と同等かそれ以上の厚みとされる場合もある。
本発明のハウスの設営方式としては、地中押し込み式パイプ型ハウス、鉄骨補強パイプ型ハウス、鉄骨屋根型ハウスの何れを採用しても構わないが、ハウス自体の経済性や、フィルム(1)及び(2)の固定作業の容易性、空気膜(7)の保温性などを考慮すると、地中押し込み式パイプ型ハウスや鉄骨補強パイプ型ハウスなどのパイプ型構造を採用するのが好ましい。
本発明のハウスにおいて、2枚のフィルム(1)及び(2)の固定方法としては、通常の塩化ビニルフィルムやポリオレフィン系フィルム等の農業用プラスチック軟質フィルムの固定と同様に、フィルム止め材を介して固定する方法を採用することができる。具体的には、ハウスの両側面側に水平に架設されたフィルム止め用の固定レール(3)に対し、当該固定レールの溝に挿入した波形線状スプリング(4)によってフィルム(1)及び(2)を押さえる方法が好ましい。
ハウス側面に取り付けられるフィルム止め用の固定レール(3)としては、パイプ型ハウスへの取付容易性やフィルム(1)及び(2)の展張の作業性を考慮すると、蟻溝断面形状を備えたレールが好ましい。すなわち、固定レール(3)の溝は、溝底面部から両側面部が内側に傾斜した状態で立ち上げられて開口部が溝底面部よりも幅狭に構成された、いわゆる蟻溝状に形成されている。上記の様な固定レール(3)としては、例えば、東都興業(株)製の農業用ハウス専用フィルム止め固定レール(商品名:『ビニペット』、『オキペット』)が挙げられる。
波形線状スプリング(4)は、正面視した場合に台形状の山と逆台形状の谷とが交互に連続する形状に金属線を曲げ加工して構成され、その谷から山までの高さ(スプリングの幅)が上記の固定レール(3)の溝に嵌合する大きさに設定されている。斯かる波形線状スプリング(4)としては、例えば、東都興業(株)製の農業用ハウス専用フィルム止めスプリング(商品名:「ソフトスプリング」、「ヒフクスプリング」)が挙げられる。なお、2枚のフィルム(1)及び(2)は、1つの波形線状スプリング(4b)だけで固定することも出来るが、通常は、フィルムの展張作業のし易さ及び展張した際の弛みを防止するため、2つの波形線状スプリング(4a)及び(4b)によりフィルム(1)及び(2)がそれぞれに固定される。
また、固定レール(3)に対するフィルム(1)及び(2)の固定構造としては、フィルム(1)及び(2)と波形線状スプリング(4a)及び(4b)との間に応力緩和部材、例えば、東都興業(株)製の専用固定応力緩和レール(商品名:「スライレール」)を介装した構造を採用することも出来る。上記の応力緩和部材を使用した場合には、波形線状スプリング(4)で直接押え付けることによるフィルム(1)及び(2)の表面の局部的な損傷を防止することが出来る。
本発明の特徴は、図示する様なスペーサー(5)を固定レール(3)の溝中に嵌め込んだ点にある。すなわち、本発明のハウスにおいて、固定レール(3)の溝には、当該固定レールの長さ方向に沿って所定間隔で且つ2枚のフィルム(1)及び(2)の間に挟まれた形態で板片状のスペーサー(5)が嵌め込まれ、そして、スペーサー(5)の両側には、水抜き流路として機能する隙間(6)(図5参照)が2枚のフィルム(1)及び(2)の間に形成される。
スペーサー(5)としては、その材質は特に限定されないが、例えば、アルミ板、メッキ鋼板、被覆鋼板などの耐腐食性の金属板を加工した剛性を有する板状部材、あるいは、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂に代表される熱可塑性樹脂を成形加工した剛性を有する板状部材などが挙げられる。
スペーサー(5)の形状は、固定レール(3)の溝に嵌合させ得る板片状であれば特に限定されないが、好ましくは、図4に示す様な形状とされる。図4(a)及び(b)に示すスペーサー(5)は、その側面形状が固定レール(3)の溝に嵌合する蟻溝状に形成されたもの、すなわち、固定レール(3)と略同様の蟻溝断面形状の構造を有したものであり、固定レール(3)の溝の底面部に倣った平板部(51)と、当該平板部の上下端をそれぞれ立ち上げてその先端を外側に折曲した立上り部(52)とから成る。これらのスペーサー(5)は、両方の立上り部(52)が固定レール(3)の開口縁に係合する様に構成されている。また、図4(a)に示すスペーサー(5)は、固定レール(3)の溝に対する着脱操作を容易にするため、下側の立上り部(52)の先端側が固定レール(3)の溝から十分に突出する様に長く張出されている。
図4(c)に示すスペーサー(5)は、固定レール(3)をその長手方向に沿って半分に切断した構造のものであり、固定レール(3)の溝の底面部に倣った平板部(51)と、当該平板部の下端を立ち上げてその先端を外側に折曲した立上り部(52)とから成る。図4(c)に示すスペーサー(5)は、立上り部(52)が固定レール(3)の下側の開口縁に係合する様に構成されている。図4に示す各スペーサー(5)は、固定レール(3)の溝への嵌め込みが容易であり、空気膜(7)に対する気密保持性に優れ且つ水抜き流路としての隙間(6)(図5参照)を確実に形成できる。
上記の様なスペーサー(5)は、固定レールの溝に対する装着容易性、空気膜(7)の気密保持性、結露水排出性、耐久性などの観点から、例えば、幅(固定レールの長手方向に沿った長さ)を20〜200mm程度、厚み(板厚)を0.2〜2mm程度に設計される。また、スペーサー(5)は、固定レール(3)に対して適宜の間隔で略均等に多数配置されるが、その配置間隔は、空気膜(7)の気密保持性および結露水排出性を考慮し、ハイプ型ハウスにおいては垂直方向のパイプ(ハウスのフレーム)の設置間隔に準じて、例えば600mmに設定される。
本発明のハウスにおいて、固定レール(3)にフィルム(1)及び(2)を固定する方法としては次の様な3つの方法が挙げられる。第1の方法は、図1及び図2に示す様に、1本の固定レール(3)に2つの波形線状スプリング(4)で固定する方法であり、斯かる方法においては、ハウスの基礎近傍まで届く長さの天井部下面のフィルム(1)をハウス側面側に展張して固定レール(3)の表側(ハウスの屋外側)に被せ、固定レール(3)の溝にフィルム(1)の表側から波形線状スプリング(4a)を挿入してフィルム(1)を溝に押さえ込んだ後、波形線状スプリング(4a)に重ねる状態に複数のスペーサー(5)を固定レール(3)の溝に一定間隔で挿入し、次いで、フィルム(1)と同様に、少なくとも固定レール(3)まで届く長さの天井部上面のフィルム(2)を展張してその下端部を固定レール(3)の表側に被せ、固定レール(3)の溝にフィルム(2)の表側から波形線状スプリング(4b)を挿入してフィルム(2)を溝に押さえ込む。
また、第2の方法は、図示しないが、2本の固定レール(3)を使用する方法であり、斯かる方法においては、ハウス側面に2本の固定レール(3)を上下に且つ平行に架設し、ハウスの基礎近傍まで届く長さのフィルム(1)の下端部を上段の固定レール(3)に上記と同様の手順で固定した後、波形線状スプリング(4)に重ねる状態で複数のスペーサー(5)を固定レール(3)の溝に一定間隔で挿入し、次いで、固定レール(3)まで届く長さのフィルム(2)を下段の固定レール(3)に上記と同様の手順で固定する。
更に、第3の方法は、前述した様に、1本の固定レール(3)に1つの波形線状スプリング(4)で固定する方法であり、斯かる方法においては、第1の方法におけるのと同様のフィルム(1)をハウス側面側に展張して固定レール(3)の表側(ハウスの屋外側)に被せ、フィルム(1)の表側から複数のスペーサー(5)を固定レール(3)の溝に一定間隔で挿入し且つ溝にフィルム(1)を一時的に押さえ込んだ後、第1の方法におけるのと同様のフィルム(2)を展張してその下端部を固定レール(3)の表側に被せ、固定レール(3)の溝にフィルム(2)の表側から波形線状スプリング(4)を挿入し、フィルム(2)と共にフィルム(1)を同時に押さえ込む。
本発明のハウスにおいて、フィルム(1)及び(2)によって空気膜を構成する空気膜構造部は、天井部の他に、ハウス妻面部や側面部に設けられてもよい。その場合、各空気膜構造部は、送風機に対して直列または並列の関係で接続ホースを介して接続され、送風機によって空気を圧入することにより空気膜を構成する。送風機としては、その構造や仕様や性能は特には限定されないが、従来の羽根付きファン構造、シロッコファン構造またはエアーポンプ構造の送風機を使用でき、2枚のフィルム(1)及び(2)で構成された空気膜構造部には、継続的に或いは断続的にハウス内の空気を送風する。
ハウスにおいては、その全被覆面積に対する空気膜の面積の比率が高ければ高いほど、ハウスの保温性能は高くなるが、通常、日中のハウス内の大幅な温度上昇を緩和するために、日中のある一定時間帯にハウスの側面部や天窓部や一部の天井部を開放し、ハウス内に外気を導入して換気を行なう必要がある。従って、天窓部を除く天井部、或いは、出入り扉を除く妻面部に天井部と併せて空気膜構造部を配置するのが好ましい。
また、2枚のフィルム(1)及び(2)で構成された空気膜構造部は、完全な気密構造を有しているのではなく、送風された空気が固定レール(3)とフィルム(1)及び(2)との微かな間隙から外に徐々に漏れ出す傾向にあり、そのときの好ましい空気膜の内圧は、外部に対して1〜20mmHOの範囲である。空気膜の内圧が低過ぎる場合は、空気膜構造部が風船状に十分に膨らまず、フィルム(1)及び(2)にシワ等の弛みが発生し、風によるバタツキ現象を呈し、保温性、透光性、強度、耐久性などが低下することがあり、一方、空気膜の内圧が高過ぎる場合は、フィルム(1)及び(2)が内圧で強く引き伸ばされ、耐久性が損なわれることがある。
上記の様に、本発明において、固定レール(3)に2枚のフィルム(1)及び(2)を固定するに当たってスペーサー(5)をフィルム間に挟み込む目的は、以下の通りである。すなわち、前述のように、ハウスにおいては、空気膜(7)を形成する部分にハウス内の空気を送風、圧入した場合、送風された空気がハウス屋外の空気と比較して高温、高湿度であるため、特に、夜間や朝方の時間帯においては、フィルム(1)及び(2)、特に上面側のフィルム(2)の内面に結露水が付着し、その後、水滴が成長、拡大して滴流れを呈し、その結果、多量の結露水が固定レール(3)の上部付近の空気膜(7)内に蓄積される傾向にある。そして、この結露水の溜りは、昼間の温度と太陽光線照射により、藻類の発生、成長を促進させ、その結果、空気膜(7)の内面に藻類による汚染を生じ、フィルム透光性の低下、ハウス内に到達する太陽光線の一部遮断を来たし、作物生育不良の問題を惹起する。
これに対し、2枚のフィルム(1)及び(2)の間に挟み込んだ形態でスペーサー(5)を固定レール(3)の溝に嵌め込んだ場合には、形成された空気膜(7)の気密性を然程損なうことなく、スペーサー(5)の周辺に確保された水抜き流路としての隙間(6)を介して系外に結露水を自然排出、除去することが出来る。その結果、空気膜(7)の内面における藻類の発生を防止でき、空気膜(7)の保温性、透光性、耐久性を維持することが出来る。
すなわち、本発明のハウスにおいては、2枚のフィルム(1)及び(2)を固定レール(3)に波形線状スプリング(4)で固定して空気膜(7)が構成されているため、被覆材としてのフィルム(1)及び(2)の展張作業が容易であり、そして、固定レール(3)の溝に特定の形態で板片状のスペーサー(5)が嵌め込まれ、当該スペーサーの両側に形成された水抜き流路としての隙間(6)から結露水を排出できるため、ハウス内の空気を導入した場合でも、空気膜(7)内での結露水の滞留を確実に防止することが出来る。従って、本発明のハウスは、保温性、透光性、耐久性、経済性に優れ、作物栽培に良好である。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
本発明の実施例で使用したオレフィン系樹脂の内訳は表1の通りであり、これらの樹脂を用いて、表2に記載の層構成、配合構成で、厚さ0.15mmの基体フィルムを下記の条件で成形を行ない、その後、表3に記載の防曇剤組成物の塗布を行ない、目的とする積層フィルムを得た(詳細構成は表2に記載)。
Figure 2008295306
(1)基体フィルムの調製:
90mmΦの3台の押出装置、1300mmΦの三層ダイを用いて、成形温度200℃、ブロー比2.0、引取速度10m/分にて、フィルム外面層/中間層/内面層=20/60/20の層比(外面層はハウス展張した際にハウス外面側となるフィルム面を称する、フィルム成形時での内層側に相当する)の三層構成の基体フィルムを得た。
(2)防曇剤組成物の塗布:
上記の基体フィルムを用いて、フィルム内面層(フィルム成形時でのフィルム外層面に相当する)側にコロナ処理放電を施し、フィルム濡れ指数(測定方法:JIS−K6768に準拠)が42dyn/cm以上となうように表面改質を行なった後、表3に記載の防曇剤組成物をグラビアコート法により塗布を行ない、80℃に温度調整した温風乾燥炉に1分間滞留させ、液状分散溶媒を飛散させて防曇剤膜を形成させた。なお、防曇剤塗膜の塗布量(固形分)は1g/mであった。
Figure 2008295306
Figure 2008295306
なお、本発明の実施例におけるハウスの設営方法、ハウス内の作物の栽培方法、ハウス内に設置した暖房機の灯油燃料消費度合の評価方法、ハウスの結露水滞留具合の評価方法は以下の通りである。
(3)ハウスの設営方法:
間口4.5m、奥行10m、高さ3m、パイプ間隔60cmの地中押し込み式パイプ型ハウスの天井部(幅2.7m、奥行10m)全面に、上記のフィルム(A)をフィルム(1)(下面用の被覆材)として展設し、ハウスの側面部に水平に取り付けた固定レール(3)(東都興業(株)製:商品名「ビニペット」)に専用の波形線状スプリング(4)(東都興業(株)製:商品名「ソフトスプリング」)を挿入してフィルム(1)を押さえ込んだ後に、図4(A)〜(C)に示す蟻溝断面形状のスペーサー(5)をハウスのパイプ間隔で且つパイプ間の中間位置となる様に固定レール(3)の溝中に嵌め込み、次いで、その上から上記のフィルム(A)をフィルム(2)(上面用の被覆材)として重ね合わせて展設し、フィルム(2)を同一の固定レール(3)に別の専用の波形線状スプリング(4)(東都興業(株)製:商品名「ソフトスプリング」)を挿入して押さえ込み、空気膜構造部を構成した。そして、送風機(ネポン(株)製:商品名「EBM400S2M型」)と専用接続ホースを用いて、上記の空気膜構造部にハウス内の空気を送風し、空気膜(7)内圧が5mmHOの範囲となるように送風機の出力を調整して、目的とするハウスを設営した。
なお、上記の図4(A)に示すスペーサー(5)は、幅30mm、厚さ1.0mmの亜鉛メッキ鋼板製ものであり、図4(B)に示すスペーサー(5)は、幅80mm、厚さ1.0mmの亜鉛メッキ鋼板製ものであり、そして、図4(C)に示すスペーサー(5)は、幅30mm、厚さ0.8mmのポリプロピレン樹脂製ものであった。また、ハウスの妻面部とサイド部にもフィルム(A)を用いて被覆を行ない、ハウスの密閉化を図った。
(4)ハウス内の作物の栽培方法:
上記のハウスにおいて、2006年12月初旬から2007年3月下旬にかけてトマトの土耕栽培を行ない、適宜潅水と施肥を行って作物の生育管理を行なった。その際、栽培の温度管理方法としては、日中のハウス内温度が25℃を越える場合は、ハウスのサイド部の巻上げ換気を行ってハウス内の大幅な温度上昇を抑制し、一方、夜間や朝方のハウス内温度が下降する場合や、日中の曇天下でハウス内温度が所定温度に達しない場合は、以下の様な温風暖房機の運転により、ハウス内の温度を適度に保つように温度管理を行なった。
(5)ハウス内に設置した暖房機の灯油燃料消費度合の評価方法:
上記のハウス内に灯油燃料使用の温風型暖房機(ネポン(株)製:商品名「KA125型」)を設置し、ハウス内温度が16℃以下になると暖房機が稼動し、ハウス内温度が20℃を越えると暖房機が停止する温度制御管理を行ない、上記の作物の栽培期間内での灯油燃料消費量を計測した。
(6)ハウスの結露水滞留具合の評価方法:
上記のハウスの管理方法に基づき、2006年12月初旬から2007年3月下旬にかけて作物栽培を行い、3月初旬の早朝時におけるハウスの両側面側の固定レール(3)の上部の空気膜(7)内に滞留した結露水の水量を測定した。その場合、固定レール(3)の上端部から水面までの高さ(mm)を測定した。
以下に、上記の表2に記載の積層フィルム(A)と図4(A)〜(C)に記載のスペーサーの組み合わせを用いて、ハウスとしての各実施例および各比較例を行った結果を表4及び表5に示す。
Figure 2008295306
Figure 2008295306
本発明の農業用空気膜構造ハウスにおいて2枚のフィルムの固定部分の構造を展開して示す斜視図である。 本発明の農業用空気膜構造ハウスにおいて2枚のフィルムの固定部分の構造を展開して示す縦断面図である。 本発明の農業用空気膜構造ハウスにおいて2枚のフィルムの固定部分の構造を示す縦断面図である。 本発明の農業用空気膜構造ハウスにおいて2枚のフィルムの固定部分に使用されるスペーサーの形状を示す斜視図である。 本発明の農業用空気膜構造ハウスにおいてスペーサーの両側に形成された水抜き流路としての隙間を示す正面図である。
符号の説明
1 :フィルム(下面のフィルム)
2 :フィルム(上面のフィルム)
3 :固定レール
4 :波形線状スプリング
5 :スペーサー
51:平板部
52:立上り部
6 :隙間
7 :空気膜

Claims (3)

  1. 少なくとも天井部が、下面の透光性ポリオレフィン系フィルムと上面の透光性ポリオレフィン系フィルムとの間に送風機により空気が圧入された空気膜構造を備え、かつ、前記2枚のフィルムが、ハウスの両側面側の水平なフィルム止め用の固定レールに対し、当該固定レールの溝に波形線状スプリングを挿入して固定された農業用ハウスであって、前記固定レールの溝には、当該固定レールの長さ方向に沿って所定間隔で且つ前記2枚のフィルムの間に挟まれた形態で板片状のスペーサーが嵌め込まれ、前記スペーサーの両側には、水抜き流路として機能する隙間が前記2枚のフィルムの間に形成されていることを特徴とする農業用空気膜構造ハウス。
  2. 固定レールの溝が蟻溝状に形成され、スペーサーの側面形状が前記固定レールの溝に嵌合する蟻溝状に形成されている請求項1に記載の農業用空気膜構造ハウス。
  3. 地中押し込み式パイプ型ハウス又は鉄骨補強パイプ型ハウスである請求項1又は2に記載の農業用空気膜構造ハウス。
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