JP2008295239A - 橋梁の通信管路補修工法 - Google Patents

橋梁の通信管路補修工法 Download PDF

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Akio Morishita
晶生 森下
Minoru Imazu
稔 今津
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Abstract


【課題】
橋梁と橋脚のジョイント下部の通信管路は、凍結防止剤や雨水の影響で劣化し易い、また橋梁は鋼鉄製で出来ている為に、季節の温度により伸縮する。その為に管路の補修には伸縮に対応し且つ安全で簡単な工法が必要とされていた。

【解決手段】
耐腐食性のある材質で、左右にて管径が異なる半割管で腐食した通信管路を覆い
カバーすることにより伸縮の対応と安全で簡単な工法を提供する。





【選択図】 図2

Description

本発明は、道路の橋梁ジョイント下部に設置された通信管路の補修工事方法に関するものである。
わが国の急速に進むIT社会を背景に、全国に敷設された通信ケーブル管路は、大容量の通信を受け持つ大切な社会的インフラとして、日増しにその重要性を増している。しかしながら、数十年前に敷設された鋼製の通信ケーブル管路の中には、橋梁のジョイント下部の劣悪な環境にさらされ、通信ケーブル管路は腐食がすすみ、光ケーブルが剥き出しとなったものも多く、その早急な対策が求められていた。また橋梁ジョイント下部は、高所で非常に小さな作業空間となっている場合が多く、現場での作業は出来るだけ簡単に済む工法が求められていた。
従来は、このように腐食した管路の補修では、橋梁の上部(道路面)からアスファルトやコンクリートを破壊し、新たな管路を再び設置し直し、再び道路面を埋め戻す方法が採用されていた。しかしこの工法は道路を長期間規制し交通を制限する必要があり、また工期も長く費用も大きな大掛かりな工事となっていた。
そこで、この課題を解決する為の簡便な工法として、特許文献1に示されるような、橋梁の管路補修工法が開示されているが、橋梁ジョイント部の伸縮に対応しておらず、腐食した管路を切り取る工程があり、作業が困難な環境の中で作業中、誤って通信中の通信ケーブルを損傷させる危険性をもっていた。
特開2006−191717号広報(第3項、1図)
通信管路に穴があくと、内部の光ケーブルが直接外部にさらされ、直接凍結防止剤や雨水にさらされる。また紫外線による劣化や小動物による損傷などにより、光ケーブル自体の劣化や損傷が発生し、通信障害の危険性が一気に高まっていた。
本発明は従来技術の大きな課題であった、橋梁の伸縮対応と管路切断時の危険回避及び狭い空間での作業性や長い工期の問題を解決する工法となっている。
上記課題を解決するために、橋梁と橋脚の左右側面に保護カバーを取り付ける為の支持金具をまず取り付ける。その支持金具に半割管の構造をもった管路保護カバーで光ケーブルを傷つけないよう、腐食した管路の上から覆い被せ通信管路を保護補修する。
左右の通信管路保護カバーは、管径が左右で違う構造となっており、オーバーラップ可能な構造となっており、橋梁の温度変化による伸縮に対応できる。またこの通信管路保護カバーは、半円筒形の物を蝶番構造で、簡単に上下が合わせられる構造となっており、狭い作業空間でも短時間で作業が出来る。
本工法によると、腐食した管路を機械工具類にて取り除く必要が無い為、通信ケーブルを損傷させる危険性が少ない。また耐腐食性の高い材質を持った開閉可能な半割管からなる円筒形のカバーにて、通信ケーブルを保護する構造となっている。よって通信機能を停止することもなく、且つ安全で安価に重要なインフラの補修工事が可能となる。
また、左右に管径が違う大きさの耐腐食性の高い材質の半割管にて、上下からカバーする方法であるので施工が簡単で、且つ左右にオーバーラップが可能となり、橋梁の伸縮にも対応出来る。また予め加工した部材を、現場では取り付けるだけの作業となり、短時間に施工を完了する事が出来、交通規制の期間を短くするなど、社会的な影響の少ない補修工事が出来る。
また、本工法は支持部と管路保護部が分割された構造となっており、凍結防止剤が直接かかり、腐食が進みやすい管路保護部だけを取り替えられるので、将来のメンテナンス費用をも小さく抑えることが出来る。
以下に、本発明を橋梁ジョイント下部の通信ケーブル管路の補修に適用した具体的な実施例として説明する。
始めに、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。本実施例は、図1の斜視図に示すと通り、一方が道路の橋脚部ともう一方が橋梁部の間に通線された通信ケーブルを保護する為に、橋脚と橋梁のジョイント下部に平行に2本敷設された、鋼製管路の補修工事例である。この既設の鋼管1aが、道路面に散布された凍結防止剤や雨水などにより激しく腐食し、大きな穴が開き通信ケーブル1bが外部に露出した部分を本工事方法で補修したものである。
図1に示した実施例の既設の鋼管1aは、激しく腐食し一部が欠損していた。腐食が激しく手作業で取り除ける箇所は、手作業にて取り除き、まだ腐食してはいるものの、残った鋼管部分には腐食防止用の塗料を塗布し、そのまま残した状態の上から図2の通信管路保護カバーの取付図に示すように、既設の管路全体を覆いカバーする方法である。尚、本実施例では、耐腐食性の高い材質としてステンレス材を使用した。
主要な部材は、図3の支持部と図4の通信管路保護カバーの橋梁用と橋脚用左右一対で構成される。
支持部2aは、図3の支持部斜視図(a)(b)に示すように、橋梁用と橋脚用の左右一対となっている。L字型のステンレス板の一方に、橋梁と橋脚に取付の為の穴3aともう一方に通信管路保護カバー2bをナットにて取り付ける為のボルト3bを取り付け一体化したものである。
通信管路保護カバー2bは、図4の通信管路保護カバー2bの斜視図(a)(b)に示すように、支持部と同様に左右一対となっている。長方形のステンレス板に、支持部に固定する為の取り付け穴4aと可動式半割管4bを溶接にて取付け一体化したものである。
図4の可動式半割管4bは、図5の詳細図に示すように、ステンレス製の円筒を半分に切断し、継ぎ手5aにて蝶番構造に繋ぎ合わせた構造となっている。しかも橋梁用と橋脚用の左右で管径が違う構造となっている。また本実施例は、2本の平行に並ぶ既設管路を補修したので、前後に同じ構造を持った可動式半割管が図4のように2本前後に取り付けたものである。
まず図7に示すように、橋梁部の側面と橋脚部の側面のコンクリート部両面に、支持部2aをアンカーボルト2cにて両面に取り付ける。その取り付けられた支持部2aのボルト5aに通信管路保護カバー2bを、左右にナットにて取り付け固定する。
この通信管路保護カバー2bは、ふたつの半割管を図5のように蝶番で連結した構造となっており、開閉部を回転させると、上部と下部の半円形の管があわせられ、円筒形となり、既設管路を保護できる構造となっている。よって作業性の悪い環境の中でも、簡単且つ短時間に施工が出来る構造となっている。
管路保護カバー2bの上下を合わせ、その半割管をステンレスバンドにて緊迫し固定する。その後管路保護カバーの合わせ目や繋ぎ部には、速乾性の樹脂を塗りこみ、凍結防止剤や異物の管路への進入を防ぐ施工をする。
図6は、支持部と通信管路保護カバーを取り付け終えた平面図で、図7は、同じく側面図であり、図8は、取付完了後の全体斜視図である。
補修前の橋梁と橋脚の全体斜視図 支持部と通信管路保護カバーの取り付け図 支持部の詳細図 通信管路保護カバーの詳細図 可動式半割管の詳細図 取り付け完了後の平面図 取り付け完了後の側面図 補修後の橋梁と橋脚の全体斜視図
符号の説明
1a 橋梁ジョイント下部の腐食した既設の鋼製通信管路
1b 通信ケーブル
2a 通信管路補修部材(支持部)
2b 通信管路補修部材(通信管路保護カバー)
2c 支持部取付アンカー
3a 支持部(取付穴)
3b 通信管路保護カバー取付用ボルト
4a 支持部への取付用の穴
4b 可動式半割管
5a 蝶番構造の継ぎ手
























Claims (2)

  1. 道路の橋梁ジョイント下部の通信管路の補修工事方法において、橋梁及び橋脚にそれぞれに支持部を設け、該支持部に左右で管径が異なり耐腐食材質からなる、円筒形の通信管路保護カバーで腐食した既設の管路を覆い被せる橋梁の通信管路工法。
  2. 請求項1記載の通信管路保護カバーは、一端を固定し他端を開閉自由な蝶番構造とした補修部材で、支持部に取付後開閉自由な半割管を回転させると簡単に上下が合わさり該腐食管路が簡単に保護できるような構造をもった通信管路保護カバー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106835943A (zh) * 2017-04-01 2017-06-13 核工业西南勘察设计研究院有限公司 一种三舱室桁架以及三舱室管廊桥
KR102344425B1 (ko) * 2020-11-17 2021-12-29 (주)큐센텍 교량의 센서 케이블 보호용 커버브라켓

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