JP2008294939A - テレビジョン受像機 - Google Patents
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Abstract
【課題】室内においての防犯を実現できる防犯機能を付加したテレビジョン受像機を提供する。
【解決手段】テレビジョン受像機において、主電源がオフされた後、リモコンの監視開始キーの押下が検知されたとき、または携帯電話機の操作によるネットワークからの監視開始指令が検知されたとき、監視モードに設定される。監視開始キーの押下の検知により監視モードに設定されたとき、所定時間経過してからセンサが起動され、または監視開始指令の検知により監視モードに設定されたとき、センサが起動される。センサの出力信号が変化したとき、主電源がオンされる。主電源がオンされた後、カメラが駆動され、侵入者が撮影される。また、センサの出力信号が変化したとき、音声が最大音量でスピーカから出力される。したがって、低価格でホームセキュリティを実現することができる。
【選択図】図1
【解決手段】テレビジョン受像機において、主電源がオフされた後、リモコンの監視開始キーの押下が検知されたとき、または携帯電話機の操作によるネットワークからの監視開始指令が検知されたとき、監視モードに設定される。監視開始キーの押下の検知により監視モードに設定されたとき、所定時間経過してからセンサが起動され、または監視開始指令の検知により監視モードに設定されたとき、センサが起動される。センサの出力信号が変化したとき、主電源がオンされる。主電源がオンされた後、カメラが駆動され、侵入者が撮影される。また、センサの出力信号が変化したとき、音声が最大音量でスピーカから出力される。したがって、低価格でホームセキュリティを実現することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、テレビジョン受像機に関し、特に、防犯機能を付加したテレビジョン受像機に関する。
従来から、大規模な建造物の監視、工場構内の監視、ダムや送電施設の監視、トンネルの監視などを行うセキュリティシステムにおいては、広域に設置された複数の監視用カメラと、これら監視用カメラと専用回線を介して接続されたセンター監視装置とを備え、センター監視装置で現場の状況を監視し、また、その状況の画像を記録媒体に記録させている。
しかし、このようなセキュリティシステムは、構成が大掛かりで高価になり、一般の家庭には適さない。そこで、一般の家庭でも、使用できる各種の防犯グッズが市販されているので、ユーザは使用目的に適した防犯グッズを購入して、例えば、部屋の適切な箇所に防犯グッズを取り付けて、防犯を行っている。
特開2005−157490号公報
特開2006−253981号公報
要するに、一般家庭のユーザは、使用目的に適した防犯グッズを購入して、例えば、部屋の適切な箇所に防犯グッズを取り付けて、防犯を行っているが、防犯グッズの購入費用がかかり、また、防犯グッズの取り付け作業を行わなければならないので、取り付け作業が面倒であると言う課題が生じると共に、防犯グッズが侵入者に気付かれないような箇所に取り付けなければならないが、そのような箇所が無ければ防犯の効果があまり無いと言う課題も生じる。
なお、特許文献1の従来技術では、室内を自由に持ち運びできる人体検知センサを窓ガラス近辺に設置し、この人体検知センサが屋外の人を検知すると、照明機器およびAV機器を動作させるようにして、不審者に対して屋内に人が居るかとの思いをさせて家屋への侵入を諦めさせるようにしている。しかし、この従来技術は、人体検知センサが屋外の人を検知する場合、屋外が道に面していた場合、道を歩いている人も誤検知することもある。また、マンションのような共同住宅では、窓ガラスが無い場合もあり、このような場合には、人体検知センサを適切な箇所に設置することができない。また、不審者が室内に入った場合には対処することができない。
特許文献2の従来技術は、人感センサで視聴者の不在を検出すると、液晶ディスプレイの映像を消すものであり、防犯に用いられているものではない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、室内においての防犯を実現できる防犯機能を付加したテレビジョン受像機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、ディスプレイ装置の画面枠の所定箇所に取り付けられたセンサと、前記画面枠の所定箇所に取り付けられたカメラとを備えると共に、主電源がオフされた後、リモコンに設けられた監視開始キーの押下を検知したとき、または携帯電話機の操作によるネットワークからの監視開始指令を検知したとき、監視モードに設定する監視モード設定手段と、前記監視開始キーの押下の検知により監視モードに設定されたとき、所定時間経過してから前記センサを起動させ、または前記監視開始指令の検知により監視モードに設定されたとき、前記センサを起動させるセンサ起動手段と、前記センサの出力信号が変化したとき、前記主電源をオンさせる電源制御手段と、前記主電源がオンされた後、前記カメラを駆動させ撮影するカメラ制御手段と、前記センサの出力信号が変化したとき、音声を最大音量でスピーカから出力させる制御を行う音声出力制御手段とを備えたことを特徴とするテレビジョン受像機を提供する。
この構成においては、主電源がオフされた後、監視開始キーの押下が検知されたとき、または携帯電話機の操作によるネットワークからの監視開始指令が検知されたとき、監視モードに設定される。特に、ユーザが外出していても、携帯電話機で監視モードに設定することができる。監視開始キーの押下の検知により監視モードに設定されたとき、所定時間経過してからセンサが起動され、または監視開始指令の検知により監視モードに設定されたとき、センサが起動される。センサの出力信号が変化したとき、主電源がオンされる。主電源がオンされた後、カメラが駆動され、侵入者が撮影される。また、センサの出力信号が変化したとき、音声が最大音量でスピーカから出力される。
この構成によれば、室内においての防犯を実現できる防犯機能を付加したテレビジョン受像機を提供できるので、一般家庭のユーザは、別途防犯グッズを購入する必要がなく、これにより、経済的であり、また、防犯グッズの取り付け作業も省ける。また、センサおよびカメラはテレビジョン受像機の画面枠に取り付けられているので、侵入者に防犯機能を有するテレビジョン受像機であることを気付かれることがない。また、ユーザの部屋に侵入者があったとき、スピーカから大きな音声が出力されるので、近所に異常を知らせることができる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記センサの出力信号の変化の検知により異常をネットワークを介してセキュリティ業者のサーバーに通報する異常通報手段を有するので、ユーザの部屋に不審者が侵入すれば、異常をセキュリティ業者のサーバーに通報することができ、異常に対する処置を素早くすることができる。
請求項3の発明では、請求項1の発明において、前記センサの出力信号の変化の検知により最大音量で出力される音声は、選局されているテレビジョン放送局からの放送信号による音声であるので、ユーザの部屋への侵入者は、突然テレビ番組の大きな音声を聞くことになり、ゆっくり部屋に居れなくなると共に、近所に侵入者があったことを知らせることもできる。
請求項4の発明では、請求項1の発明において、ディスプレイ装置の画面枠の所定箇所に取り付けられた複数のセンサと、前記画面枠の所定箇所に取り付けられ撮影方向が可動なカメラとを備えた場合、監視モード時に、前記複数のセンサのうちで出力信号が変化したセンサを検知し、この出力信号が変化したセンサの検出方向に前記カメラのレンズを向けて撮影するカメラ制御手段を有するので、侵入者の様子を細かく撮影ができる。
請求項5の発明では、請求項3の発明において、前記選局されているテレビジョン放送局からの放送信号による音声が無ければ、現時点で音声信号を出力しているテレビジョン放送局を選局する選局制御手段を有するので、現在選局されているテレビ番組から音声が出なければ、他のテレビ番組から音声を出すことができる。
請求項6の発明では、請求項5の発明において、前記現時点で音声信号を出力しているテレビジョン放送局が無ければ、センサの出力信号の変化の検知により、ブザー音を最大音量でスピーカから出力させるブザー音出力制御手段を有するので、音声が出力されているテレビ番組が無かった場合や、放送されているテレビ番組が無かった場合でも、ユーザの部屋に侵入者が居れば、ブザー音を最大音量で出すことができる。
請求項7の発明では、請求項1の発明において、リモコンによる主電源オフ操作、または携帯電話機による監視解除指令により、前記監視モードを解除させる監視モード解除手段を有するので、リモコンまたは携帯電話機で監視モードを解除させることができる。特に、ユーザが外出していても、セキュリティ業者からの連絡やセキュリティ業者のサーバーからのメール送信などにより、携帯電話機で監視モードを解除して、音声の出力を停止させることができる。
以上のように本発明によれば、室内においての防犯を実現できる防犯機能を付加したテレビジョン受像機を提供できるので、一般家庭のユーザは、別途防犯グッズを購入する必要がなく、これにより、経済的であり、また、防犯グッズの取り付け作業も省ける。また、センサおよびカメラはテレビジョン受像機の画面枠に取り付けられているので、侵入者に防犯機能を有するテレビジョン受像機であることを気付かれることがない。また、ユーザの部屋に侵入者があったとき、スピーカから大きな音声が出力されるので、近所に異常を知らせることができる。また、ユーザが外出していても、携帯電話機で監視モードに設定することができる。
また、ユーザの部屋に不審者が侵入すれば、異常をセキュリティ業者のサーバーに通報することができるので、異常に対する処置を素早くすることができる。
また、ユーザの部屋への侵入者は、突然テレビ番組の大きな音声を聞くことになり、ゆっくり部屋に居れなくなると共に、近所に侵入者があったことを知らせることもできる。
また、ディスプレイ装置の画面枠の所定箇所に取り付けられた複数のセンサと、前記画面枠の所定箇所に取り付けられ撮影方向が可動なカメラとを備えた場合、監視モード時に、前記複数のセンサのうちで出力信号が変化したセンサを検知し、この出力信号が変化したセンサの検出方向に前記カメラのレンズを向けて撮影するようにしたので、侵入者の様子を細かく撮影ができる。
また、現在選局されているテレビ番組から音声が出なければ、他のテレビ番組から音声を出すことができる。
また、音声が出力されているテレビ番組が無かった場合や、放送されているテレビ番組が無かった場合でも、ユーザの部屋に侵入者が居れば、ブザー音を最大音量で出すことができる。
また、リモコンまたは携帯電話機で監視モードを解除させることができる。特に、ユーザが外出していても、セキュリティ業者からの連絡やセキュリティ業者のサーバーからのメール送信などにより、携帯電話機で監視モードを解除して、音声の出力を停止させることができる。
要するに、本発明のテレビジョン受像機は、防犯機能を有しているため、低価格でホームセキュリティを実現することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るテレビジョン受像機の構成を示すブロック図である。
このテレビジョン受像機Tは、テレビジョン放送局から送信されてきた放送信号をアンテナ1で受信し選局して得られた映像音声信号を出力するチューナ2と、このチューナ2からの映像音声信号を復調および誤り訂正すると共に映像信号と音声信号とに分離する信号処理部3と、この信号処理部3からの映像信号をディスプレイ装置5の表示用の映像信号に変換して出力する映像出力部4と、信号処理部3からの音声信号をスピーカ7で音声として出力できるように変換して出力する音声出力部6と、スピーカ7から出力される音声の音量を調整するための音量制御信号を音声出力部6に供給する電子ボリューム8と、受像機全体を制御するシステムコントローラ9と、このシステムコントローラ9の動作に必要なプログラムやデータが記憶されたフラッシュROMなどのメモリ10と、リモコン24からの赤外線の操作信号を受光して電気信号の操作信号に変換し電気信号の操作信号をシステムコントローラ9に供給する受光部11とを備えている。
また、このテレビジョン受像機Tは、画面枠の所定箇所にそれぞれ取り付けられ赤外線などにより侵入者を検知するセンサ13〜18と、これらのセンサ13〜18の出力信号を入力して出力信号が変化したセンサを検知してシステムコントローラ9にセンサの出力信号が変化したことを示すセンサ変化信号および出力信号が変化したセンサがどれであるかを示すセンサ識別信号をシステムコントローラ9に供給するセンサ入力部19と、画面枠の所定箇所に取り付けられたカメラ20と、このカメラ20と映像出力部4またはシステムコントローラ9との信号の送受信を行う送受信部21と、主電源がオフされて待機状態のときにシステムコントローラ9とメモリ10とセンサ13〜18などに待機電源を供給する待機電源部22と、テレビジョン受像機Tが動作状態のときに待機電源に代わり電源を供給すると共にその他電源を必要とする全ての構成要素に電源を供給する主電源部23と、ブザー音を発生させるブザー音発生部29とを備えている。
カメラ20は、目的物を撮影するためのレンズ201、このレンズ201を上下左右方向に所定角度まで間で動かすように構成されたレンズ駆動部202、シャッター203、撮影された写真のデータを記録するメモリ204、このメモリ204に写真のデータを記録させる記録部205、メモリ204に記録された写真のデータを再生させる再生部206、カメラ20の各構成要素を制御する制御部207、および再生部206で再生された写真のデータを送受信部21に送信したり送受信部21からの制御信号を制御部207に入力したりする送受信部208を備えている。
このテレビジョン受像機Tは、送受信部12に接続されたLAN(ローカルエリアネットワーク)などのネットワーク25を介してセキュリティ業者のサーバー26および携帯電話局のサーバー27と通信可能になっている。携帯電話機28は、ユーザが所有の携帯電話機を示し、この携帯電話機28の操作により、携帯電話局のサーバー27およびネットワーク25を介して、テレビジョン受像機Tに監視開始指令を送って、テレビジョン受像機Tを監視モードに設定したり、携帯電話局のサーバー27およびネットワーク25を介して、テレビジョン受像機Tに監視解除指令を送って、テレビジョン受像機Tの監視モードを解除させたりすることができる。
テレビジョン受像機Tのシステムコントローラ9は、主電源がオフされた後、リモコン24に設けられた監視開始キー24aの押下を検知したとき、または携帯電話機28の操作によるネットワーク25からの監視開始指令を検知したとき、監視モードに設定する監視モード設定手段と、監視開始キー24aの押下の検知により監視モードに設定されたとき、所定時間(例えば5分)経過してからセンサ13〜18を起動させ、または前記監視開始指令の検知により監視モードに設定されたとき、センサ13〜18を起動させるセンサ起動手段と、センサ13〜18の出力信号が変化したとき、主電源をオンさせる電源制御手段と、前記主電源がオンされた後、カメラ13〜18を駆動させ撮影するカメラ制御手段とを有する。
また、システムコントローラ9は、センサ13〜18の出力信号が変化したとき、音声を最大音量でスピーカ7から出力させる制御を行う音声出力制御手段と、現時点で音声信号を出力しているテレビジョン放送局が無ければ、センサ13〜18の出力信号の変化の検知により、ブザー音を最大音量でスピーカ7から出力させるブザー音出力制御手段と、センサ13〜18の出力信号の変化の検知により異常をネットワーク25を介してセキュリティ業者のサーバー26に通報する異常通報手段と、監視モード時に、センサ13〜18のうちで出力信号が変化したセンサを検知し、この出力信号が変化したセンサの検出方向にカメラ20のレンズ201を向けて撮影するカメラ制御手段と、リモコン24による主電源オフ操作、または携帯電話機28による監視解除指令により、前記監視モードを解除させる監視モード解除手段とを有する。
図2は本実施形態においてテレビジョン受像機の画面枠に6個のセンサと1個のカメラとが取り付けられた状態を示す簡略化した斜視図である。図2において、テレビジョン受像機の画面枠aには、前から見て、左上隅にセンサ13、上枠の中央にセンサ14、右上隅にセンサ15、左下隅にセンサ16、下枠の中央にセンサ17、右下隅にセンサ18がそれぞれ取り付けられている。また、画面枠20の上枠の中央より右側寄りにカメラ20が取り付けられている。なお、センサおよびカメラの取り付け位置は、それに限ることはない。また、センサの個数も6個に限ることはない。
図3は本実施形態においてテレビジョン受像機が監視モードに設定された場合の処理および監視モードが解除された場合の処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートおよび図1、図2を参照してテレビジョン受像機が監視モードに設定された場合の処理および監視モードが解除された場合の処理について説明する。
ユーザが、リモコン24の電源キーを押下すると、システムコントローラ9は、電源キーが押下されたことを検知し(ステップS1)、主電源部23の動作を停止させ、テレビジョン受像機Tの主電源をオフする。このように主電源がオフされた状態で、ユーザが外出するため、リモコン24の監視開始キー24aを押下すると、システムコントローラ9の監視モード設定手段は、監視開始キー24aが押下されたことを検知し(ステップS2)、これにより、テレビジョン受像機Tを監視モードに設定する(ステップS3)。
そして、監視モードに設定されたとき、図示しないタイマにより、時間が計時され、システムコントローラ9のセンサ起動手段は、その時間が例えば5分経過したことを検知すると(ステップS4)、センサ13〜18を起動させる(ステップS5)。監視モードに設定してから例えば5分経過してからセンサ13〜18を起動させるのは、ユーザが部屋にいる間にセンサ13〜18を起動させると、侵入者と間違えて検知するので、ユーザが部屋の外に出るまでの時間の余裕を取っている。なお、その時間は5分に限ることはない。
このようにしてテレビジョン受像機Tが監視モードに設定され、センサ13〜18が起動しているときに、システムコントローラ9の電源制御手段は、センサ13〜18の出力信号の変化をセンサ入力部19を介して検知すると(ステップS6)、主電源部23を動作させ、テレビジョン受像機Tの主電源をオンする(ステップS7)。次いで、システムコントローラ9のカメラ制御手段は、センサ13〜18のうちで出力信号が変化したセンサをセンサ入力部19からのセンサ識別信号により検知する。
即ち、センサ入力部19は、センサ13〜18のうち、出力信号が変化したセンサの識別信号をシステムコントローラ9に入力すると、電源制御手段は、センサ13〜18のうちで出力信号が変化したセンサを検知し、この出力信号が変化したセンサの検出方向にカメラ20のレンズ201を向けて撮影するように、カメラ制御信号を送受信部21およびカメラ20の送受信部208を介してカメラ20の制御部207に送信する。これにより、制御部207は、レンズ駆動部202を駆動させ、レンズ201を前記出力信号が変化したセンサの検出方向に向け、カメラ20のシャッター203を動作させることにより、その検出方向に居る侵入者などを撮影する(ステップS8)。
カメラ20では、撮影された写真のデータが記録部205の処理によりメモリ204に記録される。この記録された写真のデータは、再生部206で再生され、送受信部208から送受信部21を介して映像出力部4に送ることにより、ディスプレイ装置5に写真の画像を表示させることができ、これにより、後で侵入者を特定するのに役立てることができる。
次に、システムコントローラ9の異常通報手段は、当該センサの出力信号の変化の検知により、ユーザの部屋に侵入者が居ることを示す異常の信号を送受信部12から出力し、ネットワーク25を経由でセキュリティ業者のサーバー26に送信することにより、前記異常を通報する(ステップS9)。更に、システムコントローラ9の音声出力制御手段は、音声を最大音量でスピーカ7から出力させる制御を行う(ステップS10)。そして、システムコントローラ9の監視モード解除手段は、リモコン24による主電源オフ操作、または携帯電話機28による監視解除指令により、監視モードを解除させる。
ここでは、システムコントローラ9の監視モード解除手段は、携帯電話機28からの監視の解除指令を検知したとき(ステップS11)、スピーカ7から出力されている音声の出力を停止させる(ステップS12)。なお、ステップS11の処理では、リモコン24の電源キーを押下することにより、テレビジョン受像機Tの主電源をオフさせる操作(主電源オフ操作)を、システムコントローラ9の監視モード解除手段が検知することにより、次のステップS12の処理で、音声の出力を停止させても良い。
以下、図4のフローチャートを参照して説明する。図4は本実施形態において音声の出力および停止に関する詳細な処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートおよび図1〜図3を参照して音声の出力および停止に関する詳細な処理について説明する。
システムコントローラ9の音声出力制御手段は、チューナ1により選局されているテレビジョン放送局からの放送信号に音声信号が含まれるか否かを判定する(ステップN1)。前記音声信号が含まれていると判定されたとき、音声出力制御手段は、スピーカ8から出力される音声の音量が最大になるように電子ボリューム8を調整し(ステップN2)、スピーカ8から現在選局されているテレビ番組で発生する音声を最大音量で出力させる(ステップN3)。
この後、システムコントローラ9の監視モード解除手段は、ユーザが部屋に入ってリモコン24の電源キーを押下することによる主電源オフ操作、またはユーザの携帯電話機28のキー操作による監視解除指令により、監視モードを解除すると(ステップN4)、スピーカ7からの音声出力を停止する(ステップN5)。
一方、前記音声信号が含まれていないと判定されたときは、即ち、システムコントローラ9の選局制御手段は、チューナ2で選局されているテレビジョン放送局からの放送信号による音声が無ければ、現時点で音声信号を出力しているテレビジョン放送局を選局する(ステップN6)。即ち、選局制御手段は、チューナ2を順次選局動作させ、信号処理部3の音声出力ラインから音声信号が出力されれば、音声信号が含まれるテレビジョン放送局が有ったことになるので、これにより、システムコントローラ9は、音声信号が含まれるテレビジョン放送局が有ったか否かを判定する(ステップN7)。
前記音声信号が含まれるテレビジョン放送局が有ったと判定されたとき、ステップN2の処理に移り、同様な処理を行うが、前記音声信号が含まれるテレビジョン放送局が無かったと判定されたときは、システムコントローラ9のブザー音出力制御手段は、ブザー音発生部29を駆動させ、スピーカ7から最大音量でブザー音を出力させる(ステップN8)。
この後、システムコントローラ9の監視モード解除手段は、ユーザが部屋に入ってリモコン24の電源キーの押下することによる主電源オフ操作、またはユーザの携帯電話機28のキー操作による監視解除指令により、監視モードを解除すると(ステップN9)、スピーカ7からのブザー音を停止させる(ステップN10)。
なお、上記実施形態では、センサを6個設けたが、6個に限らず、1個から5個あるいは7個以上であっても良い。また、ディスプレイ装置5の画面枠aの所定箇所に取り付けられた6個のセンサ13〜18と、画面枠aの所定箇所に取り付けられ撮影方向が可動なカメラ20とを備え、監視モード時に、前記6個のセンサ13〜18のうちで出力信号が変化したセンサを検知し、この出力信号が変化したセンサの検出方向にカメラ20のレンズ201を向けて撮影する構成について説明したが、カメラはレンズの方向が固定のものであっても良い。このカメラの場合は、レンズの方向が動くものに比べて、価格が安いと言うメリットがあるが、一方、撮影の範囲が狭くなると言うデメリットがある。しかし、レンズ方向が固定のカメラであっても、ホームセキュリティを十分に実現することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、室内においての防犯を実現できる防犯機能を付加したテレビジョン受像機Tを提供できるので、一般家庭のユーザは、別途防犯グッズを購入する必要がなく、これにより、経済的であり、また、防犯グッズの取り付け作業も省ける。また、センサ13〜18およびカメラ20はテレビジョン受像機Tの画面枠aに取り付けられているので、侵入者に防犯機能を有するテレビジョン受像機Tであることを気付かれることがない。また、ユーザの部屋に侵入者があったとき、スピーカ7から大きな音声が出力されるので、近所に異常を知らせることができる。また、ユーザが外出していても、携帯電話機28で監視モードに設定することができる。
また、ユーザの部屋に不審者が侵入すれば、異常をセキュリティ業者のサーバー26に通報することができるので、異常に対する処置を素早くすることができる。また、ユーザの部屋への侵入者は、突然テレビ番組の大きな音声を聞くことになり、ゆっくり部屋に居れなくなると共に、近所に侵入者が居ることを知らせることもできる。
また、ディスプレイ装置5の画面枠aの所定箇所に取り付けられた6個のセンサ13〜18と、画面枠aの所定箇所に取り付けられ撮影方向が可動なカメラ20とを備えた場合、監視モード時に、6個のセンサ13〜18のうちで出力信号が変化したセンサを検知し、この出力信号が変化したセンサの検出方向にカメラ20のレンズ201を向けて撮影するようにしたので、侵入者の様子を細かく撮影ができる。
また、チューナ2で現在選局されているテレビ番組から音声が出なければ、他のテレビ番組から音声を出すことができる。また、音声が出力されているテレビ番組が無かった場合や、放送されているテレビ番組が無かった場合でも、ユーザの部屋に侵入者が居れば、ブザー音を最大音量で出すことができる。また、リモコン24または携帯電話機28で監視モードを解除させることができる。特に、ユーザが外出していても、セキュリティ業者からの連絡やセキュリティ業者のサーバー26からのメール送信などにより、携帯電話機28で監視モードを解除して、音声の出力を停止させることができる。
要するに、本実施形態のテレビジョン受像機Tは、防犯機能を有しているため、低価格でホームセキュリティを実現することができる。
本発明は、テレビジョン受像機に利用可能であり、このテレビジョン受像機は防犯装置も兼ねることができる。
a 画面枠
T テレビジョン受像機
5 ディスプレイ装置
7 スピーカ
9 システムコントローラ(監視モード設定手段、センサ起動手段、電源制御手段、音声出力制御手段、異常通報手段、カメラ制御手段、選局制御手段、ブザー音出力制御手段、監視モード解除手段)
13〜18 センサ
20 カメラ
24 リモコン
24a 監視開始キー
25 ネットワーク
26 セキュリティ業者のサーバー
28 携帯電話機
201 レンズ
T テレビジョン受像機
5 ディスプレイ装置
7 スピーカ
9 システムコントローラ(監視モード設定手段、センサ起動手段、電源制御手段、音声出力制御手段、異常通報手段、カメラ制御手段、選局制御手段、ブザー音出力制御手段、監視モード解除手段)
13〜18 センサ
20 カメラ
24 リモコン
24a 監視開始キー
25 ネットワーク
26 セキュリティ業者のサーバー
28 携帯電話機
201 レンズ
Claims (7)
- ディスプレイ装置の画面枠の所定箇所に取り付けられたセンサと、前記画面枠の所定箇所に取り付けられたカメラとを備えると共に、
主電源がオフされた後、リモコンに設けられた監視開始キーの押下を検知したとき、または携帯電話機の操作によるネットワークからの監視開始指令を検知したとき、監視モードに設定する監視モード設定手段と、
前記監視開始キーの押下の検知により監視モードに設定されたとき、所定時間経過してから前記センサを起動させ、または前記監視開始指令の検知により監視モードに設定されたとき、前記センサを起動させるセンサ起動手段と、
前記センサの出力信号が変化したとき、前記主電源をオンさせる電源制御手段と、
前記主電源がオンされた後、前記カメラを駆動させ撮影するカメラ制御手段と、
前記センサの出力信号が変化したとき、音声を最大音量でスピーカから出力させる制御を行う音声出力制御手段とを備えたことを特徴とするテレビジョン受像機。 - 前記センサの出力信号の変化の検知により異常を前記ネットワークを介してセキュリティ業者のサーバーに通報する異常通報手段を有することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機。
- 前記センサの出力信号の変化の検知により最大音量で出力される音声は、選局されているテレビジョン放送局からの放送信号による音声であることを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機。
- ディスプレイ装置の画面枠の所定箇所に取り付けられた複数のセンサと、前記画面枠の所定箇所に取り付けられ撮影方向が可動なカメラとを備えた場合、監視モード時に、前記複数のセンサのうちで出力信号が変化したセンサを検知し、この出力信号が変化したセンサの検出方向に前記カメラのレンズを向けて撮影するカメラ制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機。
- 前記選局されているテレビジョン放送局からの放送信号による音声が無ければ、現時点で音声信号を出力しているテレビジョン放送局を選局する選局制御手段を有することを特徴とする請求項3に記載のテレビジョン受像機。
- 前記現時点で音声信号を出力しているテレビジョン放送局が無ければ、前記センサの出力信号の変化の検知により、ブザー音を最大音量でスピーカから出力させるブザー音出力制御手段を有することを特徴とする請求項5に記載のテレビジョン受像機。
- 前記リモコンによる主電源オフ操作、または前記携帯電話機による監視解除指令により、前記監視モードを解除させる監視モード解除手段を有することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機。
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2007
- 2007-05-28 JP JP2007140619A patent/JP2008294939A/ja active Pending
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