JP2008294725A - データ放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信したデータ放送を早く表示する。
【解決手段】データ放送のデータを受信して必要なデータだけをフィルタリングする際に、現在フィルタリング設定を行ったデータ放送用データ(第2データ)と直前にフィルタリング設定を行ったデータ放送用データ(第1データ)との対の履歴データを保存する。再度データ放送を受信する際に1つめのフィルタリング設定が行われた場合、設定されたデータ放送用データと共通のデータ(第1データ)を履歴データから見つけ出し、次に読まれるデータ放送用データ(第2データ)を推測し、その推測したデータ放送用データ(第2データ)のフィルタリングを先に開始する。また、この先読みしたデータ放送用データ(第2データ)と共通のデータ(第2データ)を履歴データから見つけ出し、その次のデータも先読みを行い、履歴データ内にあるデータが続く限りは先読みを行う。
【選択図】図1

Description

本発明はデータ放送受信装置に関し、特に、受信したデータ放送を早く表示する機能に関する。
近年、地上デジタル放送などのデジタル方式による伝送を行った放送が始まり、映像と音声のほかに文字や絵などのデータも放送波に乗せて送ることができるようになった。この仕組みを利用して「データ放送」と呼ばれる放送が行われている。これは放送局より映像と音声に多重化されて送られてきた、文字情報、画像、記述情報などを組み合わせて表示し、利用者の選択によって画面を切り替えることのできるインタラククティブなサービスである。
データ放送では放送局ごとに現在行っているデータ放送の構築に必要な全てのデータを放送波を使い繰り返し流している。テレビなどの受信機側では、この全てのデータより、これから提供しようとしているサービスに関するデータを抽出してそれのみを受信して表示を行っている。取り逃したデータについては繰り返し放送されているので次に同じデータがくるのを待ち受信する仕組みになっている。そのため1つでも必要なデータを受信できなければサービスの提供開始が遅れることになり、利用者を待たせてしまう。そこで利用者に対して快適なサービスを実現するためには、いかに効率よくデータ放送用の全データから現在必要なデータを抽出できるかにかかってくる。また、データ放送の全データ数は膨大なものであり、全てを受信機のメモリに蓄積しておくことは困難である。
特許文献1には、全データをメモリに保存するのではなく、利用者がよく見るデータに優先順位をつけて、優先順位が高いものを記憶領域に蓄積しておくことで、次回以降の視聴時にデータを放送波から受信するのではなく、記憶領域より読み出すことによって、放送波内の膨大な量のデータ放送情報から必要なデータを見つけ出す手間と時間を省くことで表示時間の短縮を行う技術が開示されている。
特開2005-348313号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載のデータ記録方法では、もっとも早く表示させようと考えると、放送波のデータ放送の全データと同じサイズの記憶領域が必要になってくる。さらにチャンネルごとに保存するためには、そのチャンネル数分のデータ記憶領域が必要になってくる。そのため記憶しておくデータの量は、受信機に内蔵されている記憶領域分に限られてくる。さらに受信機の電源を切った場合などを考えると記憶領域は一次記憶領域ではなく、電源を切った後も保持することのできる二次記憶領域になってしまう。つまり記憶領域以上のデータが来た場合には、データの保存をあきらめる必要があり、データ放送の表示に必要なデータに、保存をあきらめたデータの一つでもそのデータがあるかぎり利用者へのサービス提供のレスポンスが低下してしまう欠点があった。
そこで本発明ではできる限りのデータを先読みできるようにする仕組みを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、データ放送のデータを受信して必要なデータだけをフィルタリングする際の順序を記録するために、フィルタリングするタイミングで、現在フィルタリング設定を行ったデータ放送用データ(第2データ)と、その直前にフィルタリング設定を行ったデータ放送用データ(第1データ)の対の履歴データを保存する機能を備える。
これにより、再度データ放送を受信する場合には、1つめのフィルタリング設定が行われた場合には、前記履歴データから、フィルタリングされたデータ放送用データと共通のデータ(たとえば第1データ)を見つけ出すことによって、次に読まれるデータ放送用データ(たとえば第2データ)を推測し、その推測したデータ放送用データ(第2データ)のフィルタリングを先に開始することができる。また、この先読みしたデータ放送用データ(第2データ)と共通のデータ(第2データ)を前記履歴データから見つけ出すことによってその次のデータも先読みを行うことができ、履歴データ内にあるデータが続く限りは先読みを行う。
また前記履歴データはデータ放送用データの対(たとえば第1データと第2データ)の順序や回数などを示す情報のみでありデータ自身ではないため、データ量が少なく記憶領域に容易に保存することができる。
本発明によれば、利用者の動作から予測されるフィルタリングが必要なデータを先読みで取得することにより放送波からのデータ取得を速く行うことができ、利用者への表示速度を向上させることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図を参照して説明する。まず本実施の形態を図1に示す。図1は、データ放送を受信し、受信したデータ放送を処理して表示すると共に、表示内容に関してのユーザ入力を受け付ける機能を有する、データ放送受信装置100である。
データ放送受信装置100は、アンテナ部101、チューナ部102、TSフィルタ部103、AV処理部104、データ放送フィルタ管理部105、データ放送ブラウザ部106、表示部107、入力部108、データ放送履歴情報管理部109、主記憶領域110、補助記録領域111を備えている。
アンテナ部101は、地上デジタル放送などの放送波を受信する機能を有している。チューナ部102は、アンテナ部101より受け取った電波よりデジタル放送のデータであるTS(トランスポートストリーム)を作成する。チューナ部102で作成されたTSはTSフィルタ部103に送られる。TSフィルタ部103は、TSファイル内のデータが何のデータであるかに応じて振り分ける。例えば、音声データや映像データであった場合には、テレビを再生するときに必要になるので、AV処理部104に送られる。テレビの機能として音声や映像を再生することは主機能であるが、今回の発明においては特に使用されるべき点ではないため詳細なAV処理については省略する。また同じように、データ放送を表示するのに必要なデータについても、このTSフィルタ部103において必要なデータのみフィルタされる。また、中身が入っていないデータなど必要でないデータについてはこのTSフィルタ部103において削除されることになる。必要なデータ放送用データをTSフィルタ部103において抽出するためにフィルタの設定を行うのがデータ放送フィルタ管理部105である。データ放送フィルタ管理部105はデータ放送のデータから必要なデータをTSフィルタ部103においてフィルタする際に、なにを必要としているかの指示をデータ放送ブラウザ部106から取得指示として受け取る。また、必要なデータ放送用データの蓄積が完了しだい、データ放送フィルタ管理部105からデータ放送ブラウザ部106へデータ蓄積完了が通知される。TSフィルタ部103でフィルタされた必要なデータ放送データは主記憶領域110に記録・蓄積される。データ放送ブラウザ部106では、データ放送フィルタ管理部105からの蓄積完了通知をまって、主記憶領域110からデータ放送データを読みだし、データ放送を構築して表示部107へ表示することで利用者がデータ放送を視聴することができる。このときの表示デバイスは液晶ディスプレイやプラズマディスプレイやブラウン管などの表示装置である。また、リモコンなどの入力装置から受け取った信号は入力部108によりデータ放送ブラウザ部106に伝えられ、その入力から必要なデータ放送データがある場合には、データ放送フィルタ管理部105に伝えられる。そして必要なデータ放送データを蓄積するまで同じ処理が繰り返される。
また、データ放送フィルタ管理部105において、データ放送ブラウザ部106からの必要なデータ放送データの取得指示は、データ放送履歴情報管理部109に記録される。このデータ放送履歴情報管理部109では、取得指示が来たデータとその一つ前に取得指示が来たデータを対の情報として記録することができ、主記憶領領域110に記録する。また、データ放送受信装置100の電源が落ちた場合に備え、定期的もしくは毎回補助記憶領域111に記録される。このときの主記憶領域110はSDRAMなどの読み込み/書き込み速度は速いものの、電気的に切断すると記憶情報が消えてしまう装置であり、補助記憶領域110はハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの電気的に切断されても記憶を保持しておける装置である。
図2にデータ放送をはじめて受信する場合のフロー図を示す。
利用者によるデータ放送受信装置100の電源ONやチャンネル選局などに応答して、アンテナ部101が放送波の受信を開始する(ステップ201)。
受信した放送波からチューナ部102がデジタルデータであるTSを作成する(ステップ202)。作成されたTSには、データ放送のコンテンツの構築に必要な情報や画像が含まれている。
入力部108が利用者よりデータ放送の視聴開始を選択したことを受け取る(ステップ203)。これにより、データ放送受信装置100は、選局された放送波に含まれるデータ放送の受信と再生を開始する。
入力部108から利用者の行動(データ放送の視聴開始を選択)を受け取ったデータ放送ブラウザ部106は、データ放送の一番初めにあたるデータを取得するようにデータ放送フィルタ管理部105に対して指示をだす(ステップ204)。この一番初めにあたるデータを仮に第1データとおく。
データ放送ブラウザ部106から指示を受け取ったデータ放送フィルタ管理部105は、指定された第1データのフィルタリング設定をTSフィルタ部103に対して行う(ステップ205)。
これにより、TSに含まれている第1データをTSフィルタ部103が発見した場合、主記憶領域110に蓄積を開始する(ステップ206)。TS内にデータは細切れに分割された状態で保存されて送られてくるため、蓄積開始から全ての第1データを取得するには一定以上の時間がかかる。この取得にかかる時間はコンテンツの大きさや送出側の設定によって大きく変わる。
データ放送フィルタ管理部105は、フィルタリングを行った第1データの情報をデータ放送履歴管理部109に引き渡す(ステップ207)。この引き渡す情報については後述する。データ放送履歴管理部109はこの第1データについての情報を、次にフィルタリングしたデータを受け取るまで記憶しておく。
TSフィルタ部103において第1データのフィルタリングが完了すると(ステップ208)、そのことがデータ放送フィルタ管理部105に通知される(ステップ209)。なお、データ放送フィルタ管理部105が蓄積状態を監視して自分で取得完了を判断してもよい。
つづいてデータ放送フィルタ管理部105は、第1データの取得が完了したことをデータ放送ブラウザ部106に知らせる(ステップ210)。これによりデータ放送ブラウザ部106は第1データを使用することができる。この第1データにはデータ放送をコンテンツとして表示するのに何が必要であるかが記述されている。データ放送では一枚のページが細かなパーツで構成されることが多く、作成するために複数のデータ(画像や文字情報)が必要である。
データ放送ブラウザ部106は主記憶装置110より第1データを受け取る(ステップ211)。
そして第1データの内部を解析し、データ放送コンテンツ構築に必要なデータを見つけ出す。本実施例では、第1データを解析後に必要だと分かったデータを2つ用意する。これを第2データ、第3データとする(ステップ212)。
上記ステップ212で必要であることがわかった第2データ、第3データをつづけて取得する手順の例を図3に示す。
データ放送ブラウザ部106からデータ放送フィルタ管理部105へ第2データ取得指示をだす(ステップ301)。
データ放送ブラウザ部106からデータ放送フィルタ管理部105へ第3データ取得指示をだす(ステップ302)。
なお、ステップ301とステップ302で第2データ取得指示と第3データ取得指示をそれぞれ別々に出したが、2つの指示を同時に出せる作りになっていてもよい。
次にデータ放送ブラウザ部106から指示を受け取ったデータ放送フィルタ管理部105は、指定された第2データのフィルタリング設定をTSフィルタ部103に対して行う(ステップ303)。
同じようにデータ放送ブラウザ部106から指示を受け取ったデータ放送フィルタ管理部105は、指定された第3データのフィルタリング設定をTSフィルタ部103に対して行う(ステップ304)。
ステップ303とステップ304によってTSに含まれている第2データと第3データをTSフィルタ部103が発見した場合、主記憶領域110に蓄積を開始する(ステップ305,ステップ306)。第2データと第3データが細切れに分割されてTSに含まれていることは第1データと同じであり、蓄積方法も同じとなる。
次にデータ放送フィルタ管理部105はデータ放送履歴管理部109に対してフィルタリングを行った第2データの情報を引き渡す(ステップ307)。
第2データの情報を受け取ったデータ放送履歴管理部109は、この第2データとその直前にフィルタリングしたデータの対を履歴データとして記録する。第2データの直前にフィルタリングしたデータは第1データであるため、第1データと第2データの情報の前後関係を保ちつつ記録する。記録先は主記憶領域110である。また本形態ではこの履歴データを1つ目の履歴データとする(ステップ308)。
次にデータ放送フィルタ管理部105はデータ放送履歴管理部109に対してフィルタリングを行った第3データの情報を引き渡す(ステップ309)。
第3データの情報を受け取ったデータ放送履歴管理部109は、この第3データとその直前にフィルタリングしたデータの対を履歴データとして記録する。第3データの直前にフィルタリングしたデータは第2データであるため、第2データと第3データの情報の前後関係を保ちつつ記録する。記録先は主記憶領域110である。また本形態ではこの履歴データを2つ目の履歴データとする(ステップ310)。
TSフィルタ部103において第2データと第3データのフィルタリングが完了すると(ステップ311、ステップ312)、そのことがデータ放送フィルタ管理部105に通知される(ステップ313、ステップ314)。この通知は先にフィルタリングによる蓄積が完了したデータであるため、フィルタリング開始のタイミングや、データのサイズによって順番が前後することもある。
つづいてデータ放送フィルタ管理部105は第2データと第3データの取得が完了したことをデータ放送ブラウザ部106に知らせる(ステップ315、ステップ316)。これによりデータ放送ブラウザ部106は第2データ、第3データを使用することができる。
データ放送ブラウザ部106は、使用するために第2データ、第3データを主記憶領域110より受け取る(ステップ317、ステップ318)。
これによってデータ放送ブラウザ106は、データ放送コンテンツの再生に必要な第1データ、第2データ、第3データをそろえることができたので、3つのデータを使用してデータ放送コンテンツを構築する(ステップ319)。
データ放送ブラウザ部106は、構築したデータ放送コンテンツを表示部107を通して利用者に見せる(ステップ320)。
なお、1つ目の履歴データと2つ目の履歴データは主記憶領域110に記録したが、データ放送受信装置100の電源が切られた場合を想定して補助記憶領域111に保存してもよい。
図2、図3のフローから、データ放送受信装置100は、まず第1データが必要で、次に第2データが必要で、第2データの次に第3データが必要であることがわかる。そしてこの情報はデータ放送履歴情報管理部109によって主記憶領域110もしくは補助記憶領域111に履歴データとして記録された。
図2、図3のフローが終了後に、選局や電源の再投入によって再度データ放送を受信する必要ができた場合のフローを図4に示す。
利用者によるデータ放送受信装置100の電源ONやチャンネル選局などに応答して、アンテナ部101が放送波の受信を開始する(ステップ401)。
受信した放送波からチューナ部102がデジタルデータであるTSを作成する(ステップ402)。
入力部108が利用者よりデータ放送の視聴開始を選択したことをうけとる(ステップ403)。これにより、データ放送受信装置100は選局された放送波に含まれるデータ放送の受信と再生を開始する。
その入力部108から利用者の行動(データ放送の視聴開始を選択)を受け取ったデータ放送ブラウザ部106は、データ放送の一番初めにあたるデータを取得するようにデータ放送フィルタ管理部105に対して指示をだす(ステップ404)。この一番初めにあたるデータを仮に第1データとおく。
データ放送ブラウザ部106から指示を受け取ったデータ放送フィルタ管理部105は、指定された第1データのフィルタリング設定をTSフィルタ部103に対して行う(ステップ405)。
これによりTSに含まれている第1データをTSフィルタ部103が発見した場合、主記憶領域110に蓄積を開始する(ステップ406)。
つづけてデータ放送フィルタ管理部105はデータ放送履歴管理部109に対してフィルタリングを行った第1データの情報を引き渡す(ステップ407)。ここまでの手順は図2のステップ201からステップ207までと同一になる。
図2ではデータ放送履歴管理部109は履歴データを管理していなかったが、今回は図3にて2つの履歴データを獲得しているため新たな手順(ステップ408〜411)が追加される。
履歴データ内に第1データの次に来るものが記録されていないかを確認する(ステップ408、ステップ409)。ここで履歴データ内に見つかれば、次に必要なデータの予測をたてることができる。この場合には、1つ目の履歴データに記録されているはずである。内容はステップ308から「第1データの次は第2データ」と記録されている。これにより第1データの次は第2データを取得する必要がある可能性が高いと判断できるため、データ放送履歴管理部109は、データ放送ブラウザ部106に代わって、データ放送フィルタ管理部105に対して、第2データのフィルタ設定を指示する(ステップ410)。
これで現在最後にフィルタ設定を行ったのは第2データとなるため、この第2データを使用した履歴データが記録されていないかを調べる(ステップ411)。実際に履歴データ内を確認すると2番目の履歴データに記録されているはずである。内容は「第2データの次は第3データ」と記録されている。これにより第2データの次は第3データを取得する可能性が高いと判断できるため、データ放送履歴管理部109は、データ放送ブラウザ部106に代わって、データ放送フィルタ管理部105に対して、第3データのフィルタ設定を指示する(ステップ410)。
これで最後にフィルタリング設定を行ったデータは第3データである。続けて第3データを使用した履歴データが記録されていないかを調べる(ステップ411)。調査の結果現在の履歴データには記録はないはずである(ステップ408、ステップ409)。ない場合には、これ以上予測してフィルタリングを開始できないため、データ放送履歴管理部109は、先読み予測を終了する(ステップ409でNOへ)。
しばらく経つと、データ放送のデータの蓄積が完了する。第1データに続けて、第2データ、第3データをフィルタリングしたので、開始した時間が早い分だけ早く蓄積が完了する可能性がある。ここでは、仮に第1データに続けて、第2データ、第3データの蓄積が完了したものとする。蓄積の完了はTSフィルタ部103で第1データ、第2データ、第3データの順で確認される(ステップ412、ステップ413、ステップ414)。TSフィルタ部103は確認した順番にデータ放送フィルタ管理部105に蓄積完了を通知する(ステップ415、ステップ416、ステップ417)。
続いてデータ放送フィルタ管理部105では、第1データの蓄積をデータ放送ブラウザ部106に通知する(ステップ418)。第2データと第3データについてはデータ放送ブラウザ部106へ蓄積完了通知はしない。第2データと第3データのフィルタリング指示は、データ放送ブラウザ部106から出されたものではなく、データ放送履歴情報管理部109によって出されたものであるからである。
第1データを受け取ったデータ放送ブラウザ部106は、第1データ内に書かれたデータ放送コンテンツ構築に必要なデータを見つけ出す(ステップ419)。そのデータが第2データ、第3データであることがわかるため、データ放送ブラウザ部106は、データ放送フィルタ管理部105へ第2データを取得するよう指示をだす(ステップ420)。合わせて第3データも必要であるためデータ放送フィルタ管理部105へ指示をだす(ステップ421)。
通常はここから第2データと第3データを取得しに行くが、本手法では、データ放送フィルタ管理部105には、データ放送履歴情報管理部109から指示され取得した第2データと第3データが存在している。よってデータ放送フィルタ管理部105は、新たにフィルタリング指定をすることなく、データ放送ブラウザ部106へ蓄積完了を知らせることができる(ステップ422、ステップ423)。これにより新たにデータのフィルタリング設定を行い、データの蓄積完了を待つ時間を節約することができる。
第2データ、第3データを受け取ったデータ放送ブラウザ部106は、主記憶領域110よりそれぞれのデータの実態を受け取る(ステップ424、ステップ425)。
データ放送ブラウザ部106は受け取った全データ(第1データ、第2データ、第3データ)を使用してデータ放送コンテンツを構築し(ステップ426)、表示部107に表示することができる(ステップ427)。この表示されたデータは、初めてデータを取得したときと同じデータであり、表示されるデータ放送コンテンツと同一のコンテンツであり、利用者は履歴データの利用により同じコンテンツを速く見ることができる。この仕組みについて請求項1にて記載している。
図2のステップ207、図3のステップ307、ステップ309のようにデータ放送フィルタ管理部105からデータ放送履歴情報管理部109へ引き渡される、フィルタリングされたデータに関する情報について説明する。ここで引き渡される情報を元に履歴データを作成する。この履歴データは後に、もう一度同じデータを受信したかを判断するために使用するため、フィルタリングしたデータと同一であることを保証する必要がある。そのために同一であることを示す情報を引き渡す。その情報として最適なものはデータ放送で使用するデータに全て割り当てられているIDである。このIDを指定してフィルタリングするデータを決めるため、フィルタリングを設定した時点でデータ放送フィルタ管理部105はこのIDを保持しているため、容易にデータ放送履歴情報管理部109へ渡すことができる。
また図4の例では、データ放送を構築するデータを第1から第3までの3つのデータとしたが、実際の放送では、もっと多数のデータになる。また多くのページを受信して多数の履歴データが存在している場合には、図4の2つ先読みまでとは違い、非常に多くの情報の先読みが可能になる可能性がある。しかしデータ放送受信装置100の主記憶領域110には使用できる領域のサイズに制限があることが多く、全ての履歴データを先読みすることができない場合がある。このときには読み込む履歴データを選別する必要がある。
選別する一つ目の方法は、出現回数が多い履歴データを優先的に先読みさせるものである。図4では、「第1データの次は第2データ」、「第2データの次は第3データ」といいう一意的なルールであったが、複数回の履歴蓄積によっては、「第1データの次は第2データ」、「第1データの次は第4データ」というように、あるデータの次にくるデータが複数蓄積される可能性がある。これはデータ放送でデータを再利用し複数の場所で同じデータを使用している場合、もしくは、利用者の選択にって表示が遷移するタイプのデータ放送でユーザが選択する項目が異なっていた場合などが想定され、まったく珍しい現象ではない。そこで、同じ履歴データが何回出現するかを回数履歴として履歴データとセットで記録しておく。そして履歴データ参照時にその回数履歴から可能性を確率で求めて高いものから先読みのためにフィルタリングする。
図5にその例を示す。この例では、データ放送用データが第1、第2、第3、第4、第5の5つがあり、「第1データの次は第2データ」「第1データの次は第3データ」「第3データの次は第4データ」「第3データの次は第5データ」という4種類の履歴データがその順にならんであるとする。各履歴データには回数から選択される確率があるものとする。各履歴データに付けられた回数履歴から算出される遷移確率は、「第1データの次は第2データ」が20%、「第1データの次は第3データ」が80%、「第3データの次は第4データ」が60%、「第3データの次は第5データ」が40%であるとする。この履歴データがあるときに、データ放送ブラウザ部106がデータ放送履歴管理部109に対して第1データの取得を指示したときの、データ放送履歴情報管理部109が先読みする優先順位を求める。そのために得点制を用いる。第1データは要求されている以上必要であることは100%わかっているため100点とする。第1データの次に第2データがくる確率は20%なので、第2データは20点とする。第1データの次に第3データが来る確率は80%なので80点とする。第3データの次に第4データが来る確率は60%であるが、第3データは80点なので80×0.6で48点となる。同じように第3データから第5データに遷移する確率は40%なので32点となる。得点が高いほど次に取得の指示が来る可能性が高く、先読みを行うと効果が高くなると考えられる。よって、先読みの順番は、第3、第4、第5、第2の順と決定できる。
図6のような場合も考えられる。図5との差は、「第4データの次に第2データ」がくるという履歴情報が追加され、その遷移確率が100%であった場合である。このときは、第4の得点である48点から、第2の得点が48点と推測される。しかし、第1データから20%の確率で遷移した第2データはすでに20点と計算されている。このように同一のデータに対して複数の点が渡される場合がある。その場合には点数が高いほうを優先させることになる。よって先読みの順番は、第3、第4、第2、第5となる。もしくは点数加算はされていないものの第2が2回出てくることを考慮して第3、第2、第4、第5としてもよい。ここで第2の20点と48点を加算するとこれ以降にデータが続く場合再度計算が必要により、これの繰り返しで永遠に得点が求められなくなる可能性があるため加算は行わない。
図5、図6の例では、回数から直接に確率を求めた。10回のうち5回指定されたら50%というようにである。しかしこのようなデータを蓄積していくと、利用者の嗜好の変化やデータ放送コンテンツの構造の変化により、選択が大きく変わっていく可能性がある。つまり古い履歴の価値がなくなる場合である。この場合、古い履歴の価値がなくなるだけでなく、先読みの判断を間違える可能性があり、見過ごすことができない。そこで新しい履歴データと古い履歴データを同じ価値で扱わずに、新しい履歴をより重要視する仕組みが必要になる。この価値の重み付けは、ただ単に回数から直接に確率を求めた場合には古い履歴データと新しい履歴データは同価値となってしまう。そこで単に履歴データに回数履歴を保持するだけではなく、履歴データが更新されるたびに、すでに蓄積された回数履歴を減算すればよい。この手法として考えられるのが、全データを減算する方法、もしくは、これから回数履歴が更新されるデータと「以前にフィルタリングされたデータ」が共通である履歴データの回数履歴に1以下の値をかけることによって実現できる。これにより履歴データが更新されるたびに古くからあるほど回数履歴部内で1以下の値がかけられた回数が増えて値が小さくなり大きな価値をもたなくなる。この1以下の値がいくつかが適切であるかだが、0に近い値を使用するほどより新しい履歴データに重みを置くようになり、1に近い値を使用するほど古い履歴データに重みを置くようになり、1にすると、古い履歴データと新しい履歴データに価値の差がなくなる。
またこの履歴データ回数履歴の減算方法を用いることで、ある一定以下になった場合には、履歴データから削除するなどすることで履歴データ数が爆発的に増えることを防止するのに有効である。
上記までの方法で履歴データの優先順位が決まったときに、いくつのデータを先読みすればいいかだが、1つはTSフィルタ部103の同時にフィルタできる数に上限がある場合には、その上限値が目安になるだろう。もう一つは、データ放送用のデータを保持できる主記憶領域110の記憶容量には制限があり全ての履歴データ内にあるデータを先読みすることはできないことがある。そこで履歴データを記録するときに、データ放送用データのサイズもあわせて履歴データ内に記録しておくとよい。これにより履歴データを参照したときに先読み設定を行ったデータの合計サイズを求めることができ、この合計サイズが主記憶領域110で先読みに使用できる容量を超えないようにするとよい。
これらの履歴データについては、データ放送のデータそのものよりも非常に小さいという特徴がある。よって放送局ごとに履歴データを保持させることも可能である。データ放送の構造や内容は放送局ごとに異なっており、共通で履歴データを作成することまったく意味がない。むしろ放送局ごとに保持することで、ザッピング時などにチャンネルがかわるごとに、放送局ごとに保持していた履歴データを切り替える必要がある。
本発明にかかわるデータ放送受信装置では、一度目に受信した場合の履歴データを利用することで、次に必要なデータ放送用コンテンツデータを予測し、前もって取得することで利用者に速くデータ放送を提供できるため有用である。
データ放送受信装置100の構成を示すブロック図である。 初めてデータ放送を受信するときの制御フローである。 さらに追加でデータ放送を受信するときの制御フローである。 2度目にデータ放送を受信するときの制御フローである。 履歴データ内で先読みするデータの優先順位を決める際の図である。 履歴データ内で先読みするデータの優先順位を決める際の図である。
符号の説明
100:データ放送受信装置
101:アンテナ部
102:チューナ部
103:TSフィルタ部
104:AV処理部
105:データ放送フィルタ管理部
106:データ放送ブラウザ部
107:表示部
108:入力部
109:データ放送履歴情報管理部
110:主記憶領域
111:補助記憶領域

Claims (5)

  1. デジタル放送のデータ放送を受信できるデータ放送受信装置であって、
    前記データ放送受信装置が現在受信しているデータ放送用データ(第2データ)と当該第2データを受信する直前に受信したデータ放送用データ(第1データ)との連続性の対を履歴データとして保存する機能を有し、
    再度データ放送を受信する場合に、前記履歴データに基づいて、今後使用される可能性のあるデータ放送用データを先読みする、
    ことを特徴とするデータ放送受信装置。
  2. 請求項1において、
    前記履歴データを記録する際に連続性の回数情報を履歴データとして保存し、
    再度データ放送を受信する場合に、前記履歴データの回数情報に基づいて、今後使用される確率が高いデータ放送用データを選択して先読みする、
    ことを特徴とするデータ放送受信装置。
  3. 請求項2において、
    前記履歴データの回数情報に基づいてデータ放送用データを選択する際に、より新しい回数情報を優先的に選択する、
    ことを特徴とするデータ放送受信装置。
  4. 請求項1において、
    前記履歴データを記録する際に、データ放送用データのサイズを履歴データとして記録し、
    再度データ放送を受信する場合に、先読みするデータ放送用データの合計容量がデータ放送受信に使用できる一次記憶領域の容量を超えないようにする、
    ことを特徴とするデータ放送受信装置。
  5. 請求項1において、
    前記履歴データをデータ放送のチャンネルごとに管理する機能を有する、
    ことを特徴とするデータ放送受信装置。
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