JP2008294029A - 電子機器の筐体 - Google Patents

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Tatsuya Katayama
達也 片山
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Abstract

【課題】上側ケース部が下側ケース部に締結されていない状態において、上側ケース部が上側に凸の反りを有する場合にも、上側ケース部を下側ケース部に締結することによって、上側ケース部の反りを極力小さくすることが可能な電子機器の筐体を提供する。
【解決手段】この昇華型プリンタの筐体(電子機器の筐体)は、上側ケース部が下側ケース部に締結されていない状態において、上側ケース部の上側当接面22bは、上側取付部22の根元部側の表面22c、および、下側ケース部の下側当接面12bに対して、所定の角度傾斜するように形成され、かつ、上側ケース部が下側ケース部に締結されることによって、上側当接面22bが下側当接面12bに当接された場合に、上側ケース部の反りが相殺される方向に上側ケース部が撓み変形されるように構成されている。
【選択図】図5

Description

この発明は、電子機器の筐体に関し、特に、下側取付部を含む下側ケース部と、下側ケース部の下側取付部に対向する位置に上側取付部を含む上側ケース部とを備える電子機器の筐体に関する。
従来、下側取付部を含む下側ケース部と、下側ケース部の下側取付部に対向する位置に上側取付部を含む上側ケース部とを備える電子機器の筐体が知られている(たとえば、特許文献1〜3参照)。
上記特許文献1に記載の電子機器の筐体は、ボトムパネル(下側ケース部)に設けられた複数の支柱によって、トップケース(上側ケース部)が支持されるとともに、ボトムパネルの側面とトップケースの側面とが重なるように配置された筐体の側部において、ビスによってボトムパネルとトップケースとが締結されるように構成されている。これにより、ボトムケースとトップケースとが締結された状態において、筐体の形状を確実に保持することが可能である。
上記特許文献2に記載の電気機器キャビネット(電子機器の筐体)は、板金製のボトムパネル(下側ケース部)およびトップケース(上側ケース部)それぞれの側板が重なるように配置され、その重なり部において頭付き締め付けネジによりそれぞれの側板が互いに当接された状態で締結されるように構成されている。具体的には、ボトムパネルの側板に設けられたネジ挿通孔の周囲が、トップケースの側板と当接する側に突出するように折り曲げられることによって、ネジ挿通孔の周囲が突出したリング状に形成され、そのリング状に突出した部分がトップケースの側板に当接される。これにより、ボトムパネルおよびトップケースの側板が、それぞれ反りを有している場合にも、ボトムパネルとトップケースとを確実に当接させることが可能である。
上記特許文献3に記載のプリント基板が配置されるケース(電子機器の筐体)は、ケース本体(下側ケース部)の相対する2つの側面に、それぞれ外側に突出するようにリブ(下側取付部)が設けられているとともに、ケース本体が取り付けられるダイキャスト(上側ケース部)に、ケース本体のリブがネジにより締結されるように取付部(上側取付部)が設けられている。また、ケース本体のリブの根元部には、リブの断面が小さくなるように切り欠きが設けられ、リブの根元部を容易に曲げ変形させることが可能なように構成されている。これにより、リブを取付部に取り付ける際に、リブが変形された場合にも、リブの変形がケース本体に伝達されずに、ケース本体は変形しないように構成されている。
特開2005−252017号公報 特開2005−229023号公報 実開平5−329号公報
しかしながら、上記特許文献1では、トップケースがボトムパネルに設けられた支柱によって支持されるので、ボトムケースとトップケースとが締結された状態において、筐体の形状が確実に保持される一方で、トップケースが少なくとも上側に凸に反っている場合に、トップケースの反りを小さくすることができないという問題点がある。
また、上記特許文献2では、ボトムパネルおよびトップケースの側板が、それぞれ反りを有している場合にも、ボトムパネルとトップケースとを確実に当接させることが可能である一方で、トップケースが反りを有している場合に、トップケースの反りを小さくすることができないという問題点がある。
また、上記特許文献3では、リブの根元部が容易に曲げ変形されるように形成されているので、リブを取付部に取り付ける際に、リブが変形された場合にも、リブの変形がケース本体に伝達されずに、ケース本体は変形しない。このため、リブを取付部に取り付ける際に、ケース本体が反りを有している場合に、ケース本体の反りを小さくすることができないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、上側ケース部が下側ケース部に締結されていない状態において、上側ケース部が上側に凸の反りを有する場合にも、上側ケース部を下側ケース部に締結することによって、上側ケース部の反りを極力小さくすることが可能な電子機器の筐体を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の一の局面による電子機器の筐体は、電子機器本体が配置され、下側取付面を有する下側取付部を含む下側ケース部と、下側ケース部に取り付けられるとともに、下側ケース部の下側取付部に対向する位置に上側取付面を有する上側取付部を含む上側ケース部と、下側取付部および上側取付部において上側ケース部と下側ケース部とを締結する締結部材とを備えている。また、上側ケース部が下側ケース部に締結されていない状態において、上側ケース部は反りを有するとともに、上側取付部の上側取付面は、上側取付部の根元部側の表面、および、下側取付部の下側取付面に対して、所定の角度傾斜するように形成され、かつ、上側ケース部が下側ケース部に締結されることによって、所定の角度傾斜された上側取付面が下側取付面に当接された場合に、上側ケース部の反りが相殺される方向に上側ケース部が撓み変形されるように構成されている。
この一の局面による電子機器の筐体では、上記のように、上側ケース部が下側ケース部に締結されていない状態において、上側ケース部の上側取付部の上側取付面を、上側取付部の根元部側の表面、および、下側ケース部の下側取付部の下側取付面に対して、所定の角度傾斜するように形成し、かつ、上側ケース部が下側ケース部に締結されることによって、所定の角度傾斜された上側取付面が下側取付面に当接された場合に、上側ケース部の反りが相殺される方向に上側ケース部が撓み変形されるように構成することによって、上側取付部と下側取付部とが締結部材により締結されて、上側取付部の上側取付面が下側取付部の下側取付面に当接されるので、上側ケース部は反りが相殺される方向に撓み変形される。これにより、この電子機器の筐体では、上側ケース部が下側ケース部に締結されていない状態において、上側ケース部が上側に凸の反りを有する場合にも、上側ケース部を下側ケース部に締結することによって、上側ケース部の反りを極力小さくすることができる。
上記一の局面による電子機器の筐体において、好ましくは、上側ケース部の上側取付部は、上側ケース部の一方端部、および、上側ケース部の反りに対して一方端部の反対側の他方端部に、それぞれ少なくとも1つずつ配置されている。このように構成すれば、上側ケース部は、上側ケース部の一方端部側および他方端部側の両方側で、反りが相殺される方向に変形されるので、上側ケース部の反りをより小さくすることができる。
上記一の局面による電子機器の筐体において、好ましくは、下側取付部は、上側取付部の位置決めを行うための位置決め部を有する。このように構成すれば、上側取付部が容易に位置決めされるので、上側ケース部を下側ケース部に容易に締結させることができる。
上記一の局面による電子機器の筐体において、好ましくは、上側取付部および下側取付部は、それぞれ上側ケース部および下側ケース部に一体的に形成されている。このように構成すれば、上側ケース部および下側ケース部に、それぞれ上側取付部および下側取付部を別途設ける必要がないので、上側取付部および下側取付部を設けたとしても、部品点数が増加することを抑制することができる。
上記一の局面による電子機器の筐体において、好ましくは、締結部材は、ネジ部材を含む。このように構成すれば、上側ケース部の上側取付部と下側ケース部の下側取付部とを、締結作業が容易なネジ部材によって締結することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による昇華型プリンタの筐体の全体構成を示した斜視図である。図2は、図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの筐体と用紙カセットとを示した斜視図である。図3〜図7は、図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの筐体の詳細構成を示した図である。図1〜図7を参照して、本発明の一実施形態による昇華型プリンタの筐体1の構成について説明する。なお、本実施形態では、電子機器の筐体の一例である昇華型プリンタの筐体1に本発明を適用した場合について説明する。
本発明の一実施形態による昇華型プリンタの筐体1は、図1に示すように、印字機能を有する装置本体30が内部に配置される樹脂製の下側ケース部10と、矢印E方向側から下側ケース部10に取り付けられる樹脂製の上側ケース部20とを備えている。なお、装置本体30は、本発明の「電子機器本体」の一例である。
また、図1および図2に示すように、下側ケース部10は、前面10a(矢印B方向側の側面)に、用紙カセット60(図2参照)を装着するように設けられた開口部10bを閉塞可能に取り付けられた蓋11を備えている。また、下側ケース部10は、前面10aに加え、後面10c(矢印A方向側の側面)、右側面10d(矢印C方向側の側面)、左側面10e(矢印D方向側の側面)および底面10f(矢印F方向側の面)によって、上側(矢印E方向側)が開放された箱型に形成されている。また、上側ケース部20を取り付けるために、底面10fの内側面の4つのコーナには、それぞれ1つずつ上側に突出する柱形状の下側取付部12が一体的に設けられている。この柱形状の下側取付部12は、内部が空洞化されており、底面10fの外側面が開口している。これにより、下側ケース部10の底面10fの外側から後述するネジ70を挿入することが可能である。なお、ネジ70は、本発明の「締結部材」の一例である。
ここで、本実施形態では、図5および図7に示すように、下側取付部12の上端部は、後述する上側ケース部20の上側取付部22の位置決めを行うための位置決め部12aが、凹形状に形成されている。また、図7に示すように、凹形状の位置決め部12aの底に配置され、上側取付部22と下側取付部12とがネジ70によって締結された状態で、上側取付部22が当接する下側当接面12bは、下側ケース部10が水平に設置された状態で、水平になるように形成されている。また、下側当接面12bは、その中心部に、上側ケース部20の上側取付部22を下側取付部12に締結するためのネジ70の軸部70aが挿入される挿入孔12cを有している。挿入孔12cの直径の大きさは、ネジ70の軸部70aの直径よりも大きく、かつ、ネジ70の頭部70bの直径よりも小さくなるように形成されている。これにより、挿入孔12cの周囲の下側当接面12bは、ネジ70の締付力によって、上側取付部22に当接される。なお、下側当接面12bは、本発明の「下側取付面」の一例である。
また、図1〜図3に示すように、上側ケース部20は、下側ケース部10の上側の開放部を閉塞するように形成されており、上面20a(矢印E方向側の面)、前面20b(矢印B方向側の側面)、後面20c(矢印A方向側の側面)、右側面20d(矢印C方向側の側面)および左側面20e(矢印D方向側の側面)により構成されている。また、上側ケース部20の前面20b、後面20c、右側面20dおよび左側面20eは、それぞれ、下側ケース部10の前面10a、後面10c、右側面10dおよび左側面10eに対向する位置に配置されている。また、上面20aには、装置本体30の電源オン状態および電源オフ状態を切り替えることが可能な電源ボタン21が配置されている。また、上面20aの内側面には、下側ケース部10の4つの下側取付部12に対向する位置に、下側に突出するようにボス形状の4つの上側取付部22が一体的に形成されている。
また、図4に示すように、上側ケース部20は、ネジ70によって下側ケース部10に締結されていない状態において、矢印C方向から見て、上側に凸状(矢印G方向)に反りを有している。また、上側ケース部20の上側取付部22は、上記のとおり下側取付部12に対向する位置に配置することによって、上側ケース部20の4つのコーナに配置されているので、上側取付部22は、上側ケース部20の一方端部(矢印A方向側の端部)、および、上側ケース部20の矢印G方向の反りに対して一方端部の反対側の他方端部(矢印B方向側の端部)に、それぞれ2つずつ配置されている。なお、この上側ケース部20の矢印G方向の反りは、樹脂成形の特質上、製造者が意図していないにもかかわらず発生するものであるが、同一の製造条件下においては、同様の反りが発生される傾向にある。
また、本実施形態では、図5および図7に示すように、上側取付部22には、ネジ70の軸部70aが螺合可能なようにネジ山を有する挿入孔22aが形成されている。上側取付部22は、挿入孔22aの縁部に、上側取付部22と下側取付部12とがネジ70によって締結された状態で、下側取付部12の下側当接面12bに当接するように上側当接面22bを有している。また、上側ケース部20が下側ケース部10に取り付けられていない状態において、上側当接面22bは、水平に形成された下側当接面12b、および、上側取付部22の根元部側の表面22cに対して、所定の角度傾斜するように形成されている。具体的には、図4の矢印B方向側の上側取付部22を示した図5において、根元部側の表面22cの傾斜面O1が上側ケース部20の矢印G方向の反りによって、矢印A方向側が上側に傾斜されるように水平方向に対して時計方向にaの角度で傾斜している。この際、上側当接面22bの傾斜面O2は、水平方向に対して時計方向にaの角度よりも大きなbの角度で傾斜するように形成されている。すなわち、上側当接面22bは、根元部側の表面22cに対して、bとaとの差分値(b−a)の角度で時計方向に傾斜している。また、下側取付部12の下側当接面12bは、水平に形成されているので、上側当接面22bは、下側当接面12bに対して、時計方向にbの角度で傾斜している。なお、上側当接面22bは、本発明の「上側取付面」の一例である。
図6および図7に示すように、上側ケース部20が、ネジ70によって下側ケース部10に締結されている状態において、上側取付部22の上側当接面22bは、挿入孔22aのネジ山がネジ70の軸部70aに螺合されて、締め付けられることによって、下側当接面12bに当接されている。これにより、図7に示すように、根元部側の表面22cは、矢印A方向側が上側に傾斜されるのを下側に押し下げられるように、水平方向に対して反時計方向にcの角度で傾斜されるように変形される。したがって、上側ケース部20が下側ケース部10に締結されることによって、上側ケース部20は、矢印G方向の反りを相殺する方向に撓み変形される。すなわち、上側ケース部20が下側ケース部10に締結されていない状態において、上側当接面22bは、水平に形成された下側当接面12b、および、上側取付部22の根元部側の表面22cに対して、所定の角度傾斜するように形成され、かつ、上側ケース部20が下側ケース部10に締結されることによって、所定の角度傾斜された上側当接面22bが下側当接面12bに当接された場合に、上側ケース部の矢印G方向の反りが相殺される方向に上側ケース部20が撓み変形されるように構成されている。
また、図1に示すように、装置本体30は、金属製のシャーシ31と、印字を行うための印字ヘッド32と、樹脂製の下部用紙ガイド33と、樹脂製の上部用紙ガイド34と、ゴム製の給紙ローラ35と、給紙ローラギア36と、ゴム製の排紙ローラ37と、排紙ローラギア38とを含んでいる。さらに、装置本体30は、インクシート巻取リール39と、板金製のモータブラケット40と、用紙を搬送するためのステッピングモータ41と、印字ヘッド32を回動させるための駆動源となるステッピングモータ42と、揺動可能な揺動ギア43と、複数の中間ギア44〜46とを含んでいる。また、装置本体30は、20枚の用紙を印刷することが可能なインクシートが収納されたインクシートカートリッジ50が着脱可能に装着されている。また、装置本体30は、下側ケース部10の開口部10bから挿入される用紙カセット60が着脱可能に構成されている。
図8および図9は、本発明の一実施形態による昇華型プリンタの筐体の上側ケース部を下側ケース部に取り付ける動作について説明するための図である。次に、図6〜図9を参照して、本発明の一実施形態による昇華型プリンタの筐体1の上側ケース部20の下側ケース部10への取り付け動作について説明する。
まず、図8に示すように、上側ケース部20が下側ケース部10に締結されていない状態において、上側ケース部20が上側に凸状に反っているのを相殺するように、上側から下側に上側ケース部20を押圧力Pにより押圧する。これにより、図9に示すように、上側取付部22の上側当接面22bが下側取付部12の下側当接面12bに当接される。この状態において、ネジ70の軸部70aを上側取付部22の挿入孔22aのネジ山に螺合させることによって、上側取付部22を下側取付部12に締結させる。これにより、図6および図7に示すように、上側取付部22の上側当接面22bが下側取付部12の下側当接面12bに当接された状態で、上側ケース部20を下側ケース部10に締結することができるので、根元部側の表面22cが、水平方向に対して反時計方向にcの角度で傾斜されて、矢印A方向側が上側に傾斜されたのを下側に押し下げることが可能である。その結果、上側ケース部20の矢印G方向の反りを極力小さくすることが可能である。
本実施形態では、上記のように、上側ケース部20が下側ケース部10に締結されていない状態において、上側ケース部20の上側取付部22の上側当接面22bを、上側取付部22の根元部側の表面22c、および、下側ケース部10の下側取付部12の下側当接面12bに対して、所定の角度傾斜するように形成し、かつ、上側ケース部20が下側ケース部10に締結されることによって、所定の角度傾斜された上側当接面22bが下側当接面12bに当接された場合に、上側ケース部20の反りが相殺される方向に上側ケース部20が撓み変形されるように構成することによって、上側取付部22と下側取付部12とが締結部材により締結されて、上側取付部22の上側当接面22bが下側取付部12の下側当接面12bに当接されるので、上側ケース部20は反りが相殺される方向に撓み変形される。これにより、この昇華型プリンタの筐体1では、上側ケース部20が下側ケース部10に締結されていない状態において、上側ケース部20が上側に凸の反りを有する場合にも、上側ケース部20を下側ケース部10に締結することによって、上側ケース部20の反りを極力小さくすることができる。
また、本実施形態では、上側ケース部20の上側取付部22を、上側ケース部20の一方端部(矢印A方向側の端部)、および、上側ケース部20の反りに対して一方端部の反対側の他方端部(矢印B方向側の端部)に、それぞれ少なくとも1つずつ配置することによって、上側ケース部20は、上側ケース部20の一方端部側および他方端部側の両方側で、反りが相殺される方向に変形されるので、上側ケース部20の反りをより小さくすることができる。
また、本実施形態では、上側取付部22および下側取付部12を、それぞれ上側ケース部20および下側ケース部10に一体的に形成することによって、上側ケース部20および下側ケース部10に、それぞれ上側取付部22および下側取付部12を別途設ける必要がないので、上側取付部22および下側取付部12を設けたとしても、部品点数が増加することを抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、電子機器の筐体の一例として昇華型プリンタの筐体を示したが、本発明はこれに限らず、上側ケース部と下側ケース部とを備えた筐体であれば、昇華型プリンタの筐体以外の他の電子機器の筐体にも適用可能である。
また、上記実施形態では、上側ケース部が上側に凸状に反っている場合の例を示したが、本発明はこれに限らず、上側ケース部が下側に凸状に反っている場合にも適用可能である。その場合には、上側ケース部が下側ケース部に締結されていない状態において、上側当接面を、水平に形成された下側当接面、および、上側取付部の根元部側の表面に対して、上側当接面が下側当接面に当接された場合に上側ケース部が持ち上げられるように変形される方向に傾斜するように形成する。
また、上記実施形態では、上側ケース部が前後方向(矢印AおよびB方向)の断面に対して反っている例を示したが、本発明はこれに限らず、上側ケース部が左右方向(矢印CおよびD方向)の断面に対して反っている場合にも適用可能であるとともに、上側ケース部が前後方向および左右方向の両方向の断面に対して反っている場合にも適用可能である。
また、上記実施形態では、締結部材の一例としてネジを示したが、本発明はこれに限らず、上側取付部の上側取付面を下側取付部の下側取付面に当接させた状態で、上側ケース部を下側ケース部に締結させることが可能な締結部材であれば、ネジ以外の他の締結部材を用いてもよい。
本発明の一実施形態による昇華型プリンタの筐体の全体構成を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの筐体と用紙カセットとを示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの筐体の上側ケース部の内側面を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの筐体の上側ケース部が下側ケース部に締結されていない状態における、図2の100−100線に沿った断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの筐体の上側取付部と下側取付部との締結部を示した断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの筐体の上側ケース部が下側ケース部に締結された状態における、図2の100−100線に沿った断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの筐体の上側取付部と下側取付部との締結部を示した断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの筐体の上側ケース部が下側に押圧された状態における、図2の100−100線に沿った断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの筐体の上側取付部と下側取付部との締結部を示した断面図である。
符号の説明
1 筐体
10 下側ケース部
12 下側取付部
12a 位置決め部
12b 下側当接面(下側取付面)
20 上側ケース部
22 上側取付部
22b 上側当接面(上側取付面)
22c 表面
30 装置本体(電子機器本体)
70 ネジ(締結部材)

Claims (5)

  1. 電子機器本体が配置され、下側取付面を有する下側取付部を含む下側ケース部と、
    前記下側ケース部に取り付けられるとともに、前記下側ケース部の前記下側取付部に対向する位置に上側取付面を有する上側取付部を含む上側ケース部と、
    前記下側取付部および前記上側取付部において前記上側ケース部と前記下側ケース部とを締結する締結部材とを備え、
    前記上側ケース部が前記下側ケース部に締結されていない状態において、前記上側ケース部は反りを有するとともに、前記上側取付部の前記上側取付面は、前記上側取付部の根元部側の表面、および、前記下側取付部の前記下側取付面に対して、所定の角度傾斜するように形成され、かつ、前記上側ケース部が前記下側ケース部に締結されることによって、前記所定の角度傾斜された上側取付面が前記下側取付面に当接された場合に、前記上側ケース部の反りが相殺される方向に前記上側ケース部が撓み変形されるように構成されている、電子機器の筐体。
  2. 前記上側ケース部の前記上側取付部は、前記上側ケース部の一方端部、および、前記上側ケース部の反りに対して前記一方端部の反対側の他方端部に、それぞれ少なくとも1つずつ配置されている、請求項1に記載の電子機器の筐体。
  3. 前記下側取付部は、前記上側取付部の位置決めを行うための位置決め部を有する、請求項1または2に記載の電子機器の筐体。
  4. 前記上側取付部および前記下側取付部は、それぞれ前記上側ケース部および前記下側ケース部に一体的に形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器の筐体。
  5. 前記締結部材は、ネジ部材を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器の筐体。
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