JP2008293736A - 燃料電池および燃料電池用締結装置 - Google Patents

燃料電池および燃料電池用締結装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008293736A
JP2008293736A JP2007136533A JP2007136533A JP2008293736A JP 2008293736 A JP2008293736 A JP 2008293736A JP 2007136533 A JP2007136533 A JP 2007136533A JP 2007136533 A JP2007136533 A JP 2007136533A JP 2008293736 A JP2008293736 A JP 2008293736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
joint
side member
spherical seat
bolt shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007136533A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5169024B2 (ja
Inventor
Norihiko Saito
典彦 齋藤
Kimihide Horio
公秀 堀尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007136533A priority Critical patent/JP5169024B2/ja
Priority to CA2678475A priority patent/CA2678475C/en
Priority to US12/529,381 priority patent/US8318378B2/en
Priority to CN2008800156968A priority patent/CN101682072B/zh
Priority to PCT/IB2008/001268 priority patent/WO2008142539A1/en
Priority to DE112008000798T priority patent/DE112008000798B4/de
Publication of JP2008293736A publication Critical patent/JP2008293736A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5169024B2 publication Critical patent/JP5169024B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/2465Details of groupings of fuel cells
    • H01M8/247Arrangements for tightening a stack, for accommodation of a stack in a tank or for assembling different tanks
    • H01M8/248Means for compression of the fuel cell stacks
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、セル積層体の積層方向に交差する方向からの力に対する強度を向上させることができる燃料電池および燃料電池用締結装置を提供することを目的とする。
【解決手段】燃料電池10は、セル積層体50の積層方向Dsの両端にそれぞれ当接する一対のエンドプレート61,63と、積層方向Dsに略沿って一対のエンドプレート61,63の間に配設されたサイドメンバ62と、ボルト軸644を有しエンドプレート61,63とサイドメンバ62とを連結する連結ボルト64と、サイドメンバ62におけるエンドプレート61,63側に配設されボルト軸644が貫通する緩衝ジョイント66を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、積層された複数の燃料電池セルを構成するセル積層体を備え、反応ガスを用いて電気化学的に発電する燃料電池に関し、特に、燃料電池のセル積層体を締結する構造に関する。
燃料電池のセル積層体を締結するための締結構造としては、セル積層体の積層方向の両端にそれぞれ当接する一対のエンドプレートと、セル積層体の積層方向に沿って一対のエンドプレート間に配設されたサイドメンバとを備え、連結ボルトによってエンドプレートとサイドメンバとを連結するものがある。次の特許文献1,2には、連結ボルトによってエンドプレートとサイドメンバとを連結した燃料電池が開示されている。
特開2004−185845号公報 特開2006−302900号公報
図15に示すように、積層方向に沿って連結ボルト64rによってエンドプレート61rとサイドメンバ62rとを連結した場合、サイドメンバ62rが積層方向に交差する方向に撓むと、サイドメンバ62rが支点Psで釘抜きのようにテコの作用を連結ボルト64rに及ぼし、エンドプレート61rとサイドメンバ62rとが当接する付近における連結ボルト64rの一部分Pbに応力が集中してしまう。そのため、このような締結構造では強度を十分に確保するために、連結ボルトのサイズを十分に大きくする必要があり、その結果、燃料電池が大型化してしまうという問題が生じてしまう。
本発明は、上記した課題を踏まえ、セル積層体の積層方向に交差する方向からの力に対する強度を向上させることができる燃料電池および燃料電池用締結装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1] 適用例1の燃料電池は、反応ガスを用いて電気化学的に発電する燃料電池であって、積層された複数の燃料電池セルを構成するセル積層体と、前記セル積層体における前記複数の燃料電池セルが積層された積層方向の両端にそれぞれ当接する一対のエンドプレートと、前記積層方向に略沿って前記一対のエンドプレートの間に配設されたサイドメンバと、前記積層方向に略沿って前記エンドプレートを貫通して前記サイドメンバに至るボルト軸を有し、該ボルト軸にボルト軸力を付与することよって前記エンドプレートと前記サイドメンバとを連結する連結ボルト部と、前記サイドメンバにおける前記エンドプレート側の端部に配設され、前記ボルト軸が貫通する緩衝ジョイントとを備えることを特徴とする。
適用例1の燃料電池によれば、サイドメンバが積層方向に交差する方向に撓む場合、緩衝ジョイント内でボルト軸がサイドメンバと共に撓むため、サイドメンバがボルト軸に与える釘抜き作用を緩和し、ボルト軸の一部分に応力が集中するのを抑制することができる。これによって、ボルト軸のサイズを抑制しつつ、セル積層体の積層方向に交差する方向からの力に対する強度を向上させることができる。
[適用例2] 適用例1の燃料電池であって、前記緩衝ジョイントは、前記エンドプレート側に設けられ、前記ボルト軸が遊嵌する第1貫通孔と、前記サイドメンバ側を向いた第1球面とを有する第1球面座ジョイントと、前記サイドメンバ側に設けられ、前記ボルト軸が遊嵌する第2貫通孔と、前記第1球面座ジョイントの前記第1球面に滑動可能に嵌合する第2球面とを有する第2球面座ジョイントとを含むものであっても良い。
適用例2の燃料電池によれば、第1球面座ジョイントおよび第2球面座ジョイントを滑動させることによって、サイドメンバが積層方向に交差する方向に撓む場合に、緩衝ジョイント内でボルト軸が撓むのを可能にすることができる。第1球面座ジョイントおよび第2球面座ジョイントの材質は、エンドプレートとサイドメンバとの間に挟まれた状態で滑動可能な球面形状を保持可能な硬度を有する材質であれば良く、例えば、鋼鉄,セラミックスであっても良い。
[適用例3] 適用例2の燃料電池であって、前記第2貫通孔の径は、前記第1貫通孔の径よりも大きいものであっても良い。適用例3の燃料電池によれば、第2貫通孔の径が第1貫通孔の径と同じ大きさの場合よりも、緩衝ジョイントの可動範囲を拡張することができる。これによって、ボルト軸の一部分に応力が集中するのを一層抑制することができる。
[適用例4] 適用例2または3の燃料電池であって、前記緩衝ジョイントは、更に、前記第1貫通孔および前記第2貫通孔の少なくとも一方と、前記ボルト軸との間の隙間を埋める弾性体リングを含むものであっても良い。適用例4の燃料電池によれば、第1および第2球面座ジョイントの球面中心を、ボルト軸の軸心上に位置決めすることを容易に行うことができる。これによって、ジョイント球面中心とボルト軸心との間のズレに起因する第1および第2球面座ジョイント間の可動範囲の縮小を抑制することができる。
[適用例5] 適用例2ないし4のいずれかの燃料電池であって、前記第1球面座ジョイントは、前記エンドプレートに嵌合することによって位置決めする第1嵌合部を有するものであっても良い。適用例5の燃料電池によれば、第1球面座ジョイントの球面中心を、ボルト軸の軸中心に位置決めすることを容易にすることができる。これによって、ジョイント球面中心とボルト軸中心との間のズレに起因する第1および第2球面座ジョイント間の可動範囲の縮小を抑制することができる。
[適用例6] 適用例2ないし5のいずれかの燃料電池であって、前記第2球面座ジョイントは、前記サイドメンバに嵌合することによって位置決めする第2嵌合部を有するものであっても良い。適用例6の燃料電池によれば、第2球面座ジョイントの球面中心を、ボルト軸の軸中心に位置決めすることを容易にすることができる。これによって、ジョイント球面中心とボルト軸中心との間のズレに起因する第1および第2球面座ジョイント間の可動範囲の縮小を抑制することができる。
[適用例7] 適用例2ないし6のいずれかの燃料電池であって、前記第1球面および前記第2球面の少なくとも一方の表面粗さは、前記緩衝ジョイントの他の表面よりも粗いものであっても良い。適用例7の燃料電池によれば、ボルト軸が塑性変形する手前で第1および第2球面座ジョイントが滑動するように第1球面と第2球面との間の摩擦係数を調整することによって、ボルト軸が塑性変形しない程度に、サイドメンバの撓み過ぎを抑制することができる。
[適用例8] 適用例2ないし7のいずれかの燃料電池であって、前記緩衝ジョイントは、更に、前記第1球面座ジョイントから前記第2球面座ジョイントに亘って埋め込まれた棒状のピンを含むものであっても良い。適用例8の燃料電池によれば、ボルト軸が塑性変形する手前でピンが切断するようにピンの強度を調整することによって、ボルト軸が塑性変形しない程度に、サイドメンバの撓み過ぎを抑制することができる。
[適用例9] 適用例2ないし8のいずれかの燃料電池であって、前記緩衝ジョイントは、更に、前記第1球面座ジョイントおよび前記第2球面座ジョイントを把持する筒状のカバーを含むものであっても良い。適用例9の燃料電池によれば、ボルト軸が塑性変形する手前でカバーが変形するようにカバーの強度を調整することによって、ボルト軸が塑性変形しない程度に、サイドメンバの撓み過ぎを抑制することができる。
[適用例10] 適用例2ないし9のいずれかの燃料電池であって、前記緩衝ジョイントは、前記エンドプレートから、前記第1球面座ジョイント,前記第2球面座ジョイント,前記サイドメンバに亘って設けられた梁を含むものであっても良い。適用例10の燃料電池によれば、ボルト軸が塑性変形する手前で梁が切断するように梁の強度を調整することによって、ボルト軸が塑性変形しない程度に、サイドメンバの撓み過ぎを抑制することができる。
[適用例11] 適用例1ないし10のいずれかの燃料電池であって、前記緩衝ジョイントの少なくとも一部は、弾性体から成るものであっても良い。適用例11の燃料電池によれば、サイドメンバが積層方向に交差する方向に撓む場合、緩衝ジョイントの弾性体が変形することによって、緩衝ジョイント内でボルト軸を撓ませることができる。緩衝ジョイントの弾性体は、エンドプレートとサイドメンバとの間に挟まれた状態でボルト軸を撓ませることが可能な弾性および形状を保持可能な部材であれば良く、例えば、金属製のコイルバネであっても良いし、ポリアセタール,ポリアミドなどのエンジニアリングプラスチックや、硬質ゴムの他、ゴム層と硬質材料層とを交互に積層した積層ゴムで作られた筒状の部材であっても良い。
[適用例12] 適用例12の燃料電池用締結装置は、積層された複数の燃料電池セルを構成するセル積層体を締結する燃料電池用締結装置であって、前記セル積層体における前記複数の燃料電池セルが積層された積層方向の両端にそれぞれ当接する一対のエンドプレートと、前記積層方向に略沿って前記一対のエンドプレートの間に配設されたサイドメンバと、前記積層方向に略沿って前記エンドプレートを貫通して前記サイドメンバに至るボルト軸を有し、該ボルト軸にボルト軸力を付与することよって前記エンドプレートと前記サイドメンバとを連結する連結ボルト部と、前記サイドメンバにおける前記エンドプレート側の端部に配設され、前記ボルト軸が貫通する緩衝ジョイントとを備えることを特徴とする。
適用例12の燃料電池用締結装置によれば、サイドメンバが積層方向に交差する方向に撓む場合、緩衝ジョイント内でボルト軸がサイドメンバと共に撓むため、サイドメンバがボルト軸に与える釘抜き作用を緩和し、ボルト軸の一部分に応力が集中するのを抑制することができる。これによって、ボルト軸のサイズを抑制しつつ、セル積層体の積層方向に交差する方向からの力に対する強度を向上させることができる。
また、本発明の形態は、燃料電池や燃料電池用締結装置に限るものではなく、例えば、燃料電池の電力を用いて走行する車両、燃料電池を運転する燃料電池システム、セル積層体を締結する方法などの種々の形態に適用することも可能である。また、本発明は、前述の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。
以上説明した本発明の構成および作用を一層明らかにするために、以下本発明を適用した燃料電池について説明する。
A.実施例:
A−1.燃料電池10の構成:
図1は、燃料電池10の全体構成を示す斜視図である。図2は、燃料電池10の全体構成を示す組立斜視図である。図3は、図1のA−A断面で燃料電池10を切断した断面を示す断面図である。図1,2,3に示すように、燃料電池10は、積層された複数の燃料電池セルを構成するセル積層体50と、セル積層体50を締結する締結装置60とを備え、タンクや改質器などのガス供給部(図示しない)から供給される反応ガスの電気化学反応によって発電する。
本実施例では、燃料電池10は、固体高分子型の燃料電池を含み、燃料電池10に用いられる反応ガスは、水素を含有する燃料ガスと、酸素を含有する酸化ガスとを含む。燃料電池10に用いられる燃料ガスは、水素タンクや水素吸蔵合金に貯蔵した水素ガスであっても良いし、炭化水素系燃料を改質して得られる水素ガスであっても良い。燃料電池10に用いられる酸化ガスは、例えば、外気から取り込んだ空気を用いることができる。本実施例では、燃料電池10は、燃料ガスを循環して再利用する循環方式の燃料電池であり、燃料電池10に供給された燃料ガスは、電気化学反応の進行に伴って水素濃度が低下し、アノードオフガスとして燃料電池10の外部に排出され、アノードオフガスは、燃料ガスとして再利用される。燃料電池10に供給された酸化ガスは、電気化学反応の進行に伴って酸素濃度が低下し、カソードオフガスとして燃料電池10の外部に排出される。
図4は、セル積層体50の詳細構成を示す説明図である。図4に示すように、セル積層体50は、略同一形状に成形された複数の板状部材を積層して構成され、セル積層体50は、これらの部材の形状を断面とする柱状の立体となる。本実施例では、図2および4に示すように、セル積層体50は、直方体の上面から底面にわたって矩形断面の四隅を切り欠いた形状を有する。燃料電池10のセル積層体50は、反応ガスの電気化学反応が行われる膜電極接合体(MEA)320を有する発電プレート300と、発電プレート300に反応ガスを供給するセパレータ200とを備え、これら発電プレート300およびセパレータ200は交互に複数積層されている。これによって、セル積層体50には、発電プレート300を二つのセパレータ200で挟み込んだ燃料電池セルが複数形成される。セル積層体50は、セパレータ200および発電プレート300を交互に積層したスタック構造を両側から挟持して燃料電池セルの各々で発電された電気を集電する一対のターミナル120,420と、ターミナル120,420で挟持されたスタック構造を更に両側から挟持して電気的に絶縁する一対のインシュレータ110,410とを備える。
本実施例では、燃料電池10は、図1,2,3に示すように、セル積層体50を保護する拘束シート510を備え、セル積層体50の積層方向Dsに沿った側面は、拘束シート510によって包まれている。本実施例では、拘束シート510は、ゴム製やウレタン製のシート状の部材を含む。
燃料電池10の締結装置60は、図1,2,3に示すように、セル積層体50を積層方向Dsの両端から挟持する一対のエンドプレート61,63と、セル積層体50の積層方向Dsに略沿ってエンドプレート61とエンドプレート63との間に配設されるサイドメンバ62と、エンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62とを連結する連結ボルト64と、エンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62との各間に配設される緩衝ジョイント66とを備える。
締結装置60の緩衝ジョイント66は、本実施例では、エンドプレート61,63側に配置される凸球面座ジョイント660と、サイドメンバ62側に配置される凹球面座ジョイント670とを含み、凸球面座ジョイント660および凹球面座ジョイント670は、相互に滑動可能に重なり合う。本実施例では、凸球面座ジョイント660および凹球面座ジョイント670は、鋼鉄製のプレート部材であるが、その材質は、エンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62との間に挟まれた状態で滑動可能な形状を保持可能な硬度を有する材質であれば良く、例えば、合金,セラミックスであっても良い。凸球面座ジョイント660および凹球面座ジョイント670の構造の詳細については後述する。
図5は、エンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62とを連結ボルト64で連結する締結構造の詳細を示す拡大断面図である。図6は、エンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62とを連結ボルト64で連結する締結構造の詳細を示す組立断面図である。締結装置60の連結ボルト64は、丸棒状のボルト軸644を有する金属製のボルトであり、ボルト軸644の一端には、雄ネジを構成する雄ネジ部646が形成され、ボルト軸644の他端には、ボルト軸644の直径よりも大きな六角形のボルトヘッド642が形成されている。
締結装置60のエンドプレート61,63は、図1,2,3に示すように、セル積層体50の断面形状に合わせた金属製の板状部材である。エンドプレート61,63は、サイドメンバ62に対応する位置に設けられ積層方向Dsに略沿って連結ボルト64を貫通させる貫通孔614を有し、エンドプレート61は、貫通孔614に加え、反応ガスや冷却水を供給および排出するためにセル積層体50に設けられた流路に連通する貫通孔618を有する。図5,6に示すように、エンドプレート61,63の貫通孔614は、連結ボルト64のボルト軸644の直径よりも一回り大きな径を有し、連結ボルト64が挿入される側に位置する貫通孔614の一端には、貫通孔614の直径を一回り狭めた挿入口612が形成され、貫通孔614の他端には、緩衝ジョイント66の凸球面座ジョイント660に嵌合する嵌合口616が形成されている。
締結装置60のサイドメンバ62は、図1,2,3に示すように、金属製の柱状部材であり、サイドメンバ62におけるエンドプレート61側およびエンドプレート63側の各端には、連結ボルト64の雄ネジ部646と螺合する雌ネジを構成する雌ネジ部626が形成されている。図5,6に示すように、雌ネジ部626の手前には、連結ボルト64のボルト軸644の直径よりも一回り大きなザグリ状に形成された通過穴624が形成され、通過穴624の手前には、緩衝ジョイント66の凹球面座ジョイント670に嵌合する嵌合口622が形成されている。本実施例では、燃料電池10は、角柱状に成形された四つのサイドメンバ62を備え、これら四つのサイドメンバ62は、拘束シート510上からセル積層体50の四隅にそれぞれ嵌るように当接した状態で配設される。
緩衝ジョイント66の凸球面座ジョイント660は、連結ボルト64のボルト軸644の直径よりも一回り大きな径を有する貫通孔664と、エンドプレート61,63の嵌合口616に嵌合する嵌合部662と、サイドメンバ62側を向いた凸球面666とを有する。緩衝ジョイント66の凹球面座ジョイント670は、連結ボルト64のボルト軸644の直径よりも一回り大きな径を有する貫通孔674と、サイドメンバ62の嵌合口622に嵌合する嵌合部676と、凸球面座ジョイント660の凸球面666に滑動可能に嵌合する凹球面672とを有する。
本実施例では、図5に示すように、エンドプレート61,63の貫通孔614、凸球面座ジョイント660の貫通孔664、凹球面座ジョイント670の貫通孔674,サイドメンバ62の通過穴624は、略同一の直径を有し、これら貫通孔614,貫通孔664,貫通孔674,通過穴624は互いに連通する。
図7は、図5の締結構造において積層方向Dsに交差する方向の力Fがサイドメンバ62に加えられた様子を示す説明図である。凸球面座ジョイント660の凸球面666の中心と、凹球面座ジョイント670の凹球面672の中心とは、点P1で略一致し、その点P1は、連結ボルト64のボルトヘッド642側であってボルト軸644の略軸心上に位置する。図7に示す例では、連結ボルト64のボルト軸644は、その軸心上の点P2まで、サイドメンバ62の雌ネジ部626に螺合する。
サイドメンバ62に加えられた力Fが、凸球面666と凹球面672との間の摩擦力に打ち勝つと、凹球面座ジョイント670は、凸球面座ジョイント660に対して点P1を支点に滑動する。これによって、緩衝ジョイント66は、連結ボルト64のボルト軸644が緩衝ジョイント66の内部で点P1から点P2までの部位BSにて撓むのを許容する。本実施例では、凸球面666と凹球面672との間の摩擦力を調整するために、凸球面666および凹球面672の少なくとも一方の表面粗さは、緩衝ジョイント66の他の表面よりも粗い表面加工が施されている。
A−2.作用効果:
以上説明した燃料電池10によれば、サイドメンバ62が積層方向Dsに交差する方向に撓む場合、緩衝ジョイント66内でボルト軸644がサイドメンバ62と共に撓むため、サイドメンバ62がボルト軸644に与える釘抜き作用を緩和し、ボルト軸644の一部分に応力が集中するのを抑制することができる。これによって、ボルト軸644のサイズを抑制しつつ、セル積層体50の積層方向Dsに交差する方向からの力Fに対する強度を向上させることができる。
また、緩衝ジョイント66を、凹球面座ジョイント670および凸球面座ジョイント660で構成し、凹球面座ジョイント670および凸球面座ジョイント660を滑動させることによって、サイドメンバ62が積層方向Dsに交差する方向に撓む場合に、緩衝ジョイント66内でボルト軸644が撓むのを可能にすることができる。
また、凸球面座ジョイント660の嵌合部662を、エンドプレート61,63の嵌合口616に嵌合させることによって、凸球面座ジョイント660がエンドプレート61,63に位置決めされるため、凸球面座ジョイント660の凸球面666の球面中心を、ボルト軸644の軸中心に位置決めすることを容易にすることができる。これによって、凸球面666の球面中心と、ボルト軸644の軸中心との間のズレに起因する凹球面座ジョイント670の可動範囲の縮小を抑制することができる。
また、凹球面座ジョイント670の嵌合部676を、サイドメンバ62の嵌合口622に嵌合させることによって、凹球面座ジョイント670がサイドメンバ62に位置決めされるため、凹球面座ジョイント670の凹球面672の球面中心を、ボルト軸644の軸中心に位置決めすることを容易にすることができる。これによって、凹球面672の球面中心と、ボルト軸644の軸中心との間のズレに起因する凹球面座ジョイント670の可動範囲の縮小を抑制することができる。
また、凸球面666および凹球面672の少なくとも一方の表面粗さは、緩衝ジョイント66の他の表面よりも粗いため、ボルト軸644が塑性変形する手前で凹球面座ジョイント670が滑動するように凸球面666と凹球面672との間の摩擦係数を調整することによって、ボルト軸644が塑性変形しない程度に、サイドメンバ62の撓み過ぎを抑制することができる。
B.他の実施形態:
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論であり、例えば、次のような変形も可能である。
B−1.第1変形例:
図8は、第1変形例におけるエンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62とを連結ボルト64で連結する締結構造の詳細を示す拡大断面図である。第1変形例の燃料電池の構成は、上述の実施例における緩衝ジョイント66に代えて、緩衝ジョイント66aを備える点を除き、上述の実施例における燃料電池10と同様である。第1変形例の緩衝ジョイント66aの構成は、上述の実施例における凹球面座ジョイント670に代えて、凸球面座ジョイント660の貫通孔664の径よりも大きな径を有する貫通孔674aを有する凹球面座ジョイント670aを備える点を除き、上述の実施例における緩衝ジョイント66と同様である。
以上説明した第1変形例の燃料電池によれば、凹球面座ジョイント670aの貫通孔674aの径は、凸球面座ジョイント660の貫通孔664の径よりも大きいため、凹球面座ジョイント670の貫通孔674の径が凸球面座ジョイント660の貫通孔664と同じ大きさの径である場合よりも、緩衝ジョイント66aの可動範囲を拡張することができる。これによって、ボルト軸644の一部分に応力が集中するのを一層抑制することができる。
B−2.第2変形例:
図9は、第2変形例におけるエンドプレート61b,63bの各々とサイドメンバ62bとを連結ボルト64で連結する締結構造の詳細を示す拡大断面図である。第2変形例の燃料電池の構成は、上述の実施例におけるエンドプレート61,63に代えてエンドプレート61b,63bを備え、サイドメンバ62に代えてサイドメンバ62bを備え、緩衝ジョイント66に代えて緩衝ジョイント66bを備える点を除き、上述の実施例における燃料電池10と同様である。
第2変形例におけるエンドプレート61b,63bの構成は、凸球面座ジョイント660に嵌合する嵌合口616が形成されていない点を除き、上述の実施例におけるエンドプレート61,63と同様である。第2変形例におけるサイドメンバ62bの構成は、凹球面座ジョイント670に嵌合する嵌合口622が形成されていない点を除き、上述の実施例におけるサイドメンバ62と同様である。
第2変形例における緩衝ジョイント66bの構成は、凸球面座ジョイント660に代えて凸球面座ジョイント660bを備え、凹球面座ジョイント670に代えて凹球面座ジョイント670bを備える。第2変形例における凸球面座ジョイント660bの構成は、エンドプレート61,63に嵌合する嵌合部662が形成されていない点を除き、上述の実施例における凸球面座ジョイント660と同様である。第2変形例における凹球面座ジョイント670bの構成は、サイドメンバ62に嵌合する嵌合部676が形成されていない点を除き、上述の実施例における凹球面座ジョイント670と同様である。
第2変形例における緩衝ジョイント66bは、凸球面座ジョイント660bおよび凹球面座ジョイント670bに加え、凸球面座ジョイント660bの貫通孔664とボルト軸644との間の隙間を埋める弾性体リング662bを備える。本実施例では、弾性体リング662bは、ゴム製の筒状部材である。弾性体リング662bの材質は、緩衝ジョイント66bや連結ボルト64よりも軟らかく弾性を有する材質であれば良い。なお、他の実施形態として、凸球面座ジョイント660bと同様に、凹球面座ジョイント670bの貫通孔674とボルト軸644との間の隙間を埋める弾性体リングを、緩衝ジョイント66bに設けても良い。
以上説明した第2変形例の燃料電池によれば、凸球面座ジョイント660bの球面中心を、ボルト軸644の軸心上に位置決めすることを容易に行うことができる。これによって、凸球面座ジョイント660bとボルト軸644との間のズレに起因する凹球面座ジョイント670bの可動範囲の縮小を抑制することができる。
B−3.第3変形例:
図10は、第3変形例におけるエンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62とを連結ボルト64で連結する締結構造の詳細を示す拡大断面図である。第3変形例の燃料電池の構成は、上述の実施例における緩衝ジョイント66に代えて緩衝ジョイント66cを備える点を除き、上述の実施例における燃料電池10と同様である。第3変形例における緩衝ジョイント66cの構成は、凸球面座ジョイント660から凹球面座ジョイント670に亘って埋め込まれた棒状のピン668cを備える点を除き、上述の実施例における緩衝ジョイント66と同様である。ピン668cの材質は、金属,プラスチックを含む。
以上説明した第3変形例の燃料電池によれば、ボルト軸644が塑性変形する手前でピン668cが切断するようにピン668cの強度を調整することによって、ボルト軸644が塑性変形しない程度に、サイドメンバ62の撓み過ぎを抑制することができる。
B−4.第4変形例:
図11は、第4変形例におけるエンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62とを連結ボルト64で連結する締結構造の詳細を示す拡大断面図である。第4変形例の燃料電池の構成は、上述の実施例における緩衝ジョイント66に代えて緩衝ジョイント66dを備える点を除き、上述の実施例における燃料電池10と同様である。第4変形例における緩衝ジョイント66dの構成は、凸球面座ジョイント660および凹球面座ジョイント670を把持する筒状のカバー668dを備える点を除き、上述の実施例における緩衝ジョイント66と同様である。カバー668dの材質は、金属,プラスチックを含む。
以上説明した第4変形例の燃料電池によれば、ボルト軸644が塑性変形する手前でカバー668dが変形するようにカバー668dの強度を調整することによって、ボルト軸644が塑性変形しない程度に、サイドメンバ62の撓み過ぎを抑制することができる。
B−5.第5変形例:
図12は、第5変形例におけるエンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62とを連結ボルト64で連結する締結構造の詳細を示す拡大断面図である。第5変形例の燃料電池の構成は、上述の実施例における緩衝ジョイント66に代えて緩衝ジョイント66eを備える点を除き、上述の実施例における燃料電池10と同様である。第5変形例における緩衝ジョイント66eの構成は、エンドプレート61,63から、凸球面座ジョイント660,凹球面座ジョイント670,サイドメンバ62に亘って設けられた梁668eを備える点を除き、上述の実施例における緩衝ジョイント66と同様である。梁668eの材質は、金属,プラスチックを含む。
以上説明した第5変形例の燃料電池によれば、ボルト軸644が塑性変形する手前で梁668eが切断するように梁668eの強度を調整することによって、ボルト軸644が塑性変形しない程度に、サイドメンバ62の撓み過ぎを抑制することができる。
B−6.第6変形例:
図13は、第6変形例におけるエンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62とを連結ボルト64で連結する締結構造の詳細を示す拡大断面図である。第6変形例の燃料電池の構成は、上述の実施例における緩衝ジョイント66に代えて緩衝ジョイント66fを備える点を除き、上述の実施例における燃料電池10と同様である。第6変形例における緩衝ジョイント66fは、上述の実施例における凸球面座ジョイント660および凹球面座ジョイント670を重ね合わせた形状を有する筒状の弾性体である。緩衝ジョイント66fの材質は、エンドプレート61,63とサイドメンバ62との間に挟まれた状態でボルト軸644の撓みを許容可能な弾性および形状を保持可能な材質であれば良く、例えば、ポリアセタール,ポリアミドなどのエンジニアリングプラスチックや、硬質ゴムの他、ゴム層と硬質材料層とを交互に積層した積層ゴムであっても良い。
以上説明した第6の変形例の燃料電池によれば、弾性体である緩衝ジョイント66fを変形させることによって、サイドメンバ62が積層方向Dsに交差する方向に撓む場合に、緩衝ジョイント66f内でボルト軸644が撓むのを可能にすることができる。
B−7.第7変形例:
図14は、第7変形例におけるエンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62gとを連結ナット64gで連結する締結構造の詳細を示す拡大断面図である。第7変形例の燃料電池の構成は、サイドメンバ62および連結ボルト64に代えて、サイドメンバ62gおよび連結ナット64gを備える点を除き、上述の実施例における燃料電池10と同様である。第7変形例のサイドメンバ62gは、雌ネジ部626に代えて、雄ネジを構成する雄ネジ部626gが形成された丸棒状のボルト軸624gを備える点を除き、上述の実施例のサイドメンバ62と同様である。サイドメンバ62gのボルト軸624gは、緩衝ジョイント66およびエンドプレート61,63を貫通して、エンドプレート61,63側から連結ナット64gに螺合される。
以上説明した第7変形例の燃料電池によれば、上述の実施例と同様に、緩衝ジョイント66内でボルト軸624gがサイドメンバ62gと共に撓むため、ボルト軸624gの一部分に応力が集中するのを抑制することができる。これによって、ボルト軸624gのサイズを抑制しつつ、セル積層体50の積層方向Dsに交差する方向からの力Fに対する強度を向上させることができる。
B−8.その他の変形例:
本実施例では、エンドプレート61,63側に凸球面座ジョイント660を配設し、サイドメンバ62側に凹球面座ジョイント670を配設したが、他の実施形態として、エンドプレート61,63側に凹球面座ジョイントを配設し、サイドメンバ62側に凸球面座ジョイントを配設してもよい。この変形例では、凹球面座ジョイントおよび凸球面座ジョイントの球面中心は、図7で示したボルト軸644がサイドメンバ62に螺合する軸心上の点P2付近にするのが望ましい。
また、上述の実施例において、サイドメンバ62に通過穴624を設けることなく雌ネジ部626を設けても良い。また、第6変形例における弾性体の緩衝ジョイント66fに代えて、金属製のコイルスプリングを、緩衝ジョイントとして用いても良い。また、変形例1ないし7の各構成を適宜組み合わせて燃料電池に適用しても良い。また、本実施例では、いわゆる循環方式の燃料電池について説明したが、他の実施形態として、燃料電池に一旦供給された燃料ガスを使い切るいわゆるデッドエンド方式の燃料電池に本発明を適用しても良い。
燃料電池10の全体構成を示す斜視図である。 燃料電池10の全体構成を示す組立斜視図である。 図1のA−A断面で燃料電池10を切断した断面を示す断面図である。 セル積層体50の詳細構成を示す説明図である。 エンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62とを連結ボルト64で連結する締結構造の詳細を示す拡大断面図である。 エンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62とを連結ボルト64で連結する締結構造の詳細を示す組立断面図である。 図5の締結構造において積層方向Dsに交差する方向の力Fがサイドメンバ62に加えられた様子を示す説明図である。 第1変形例におけるエンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62とを連結ボルト64で連結する締結構造の詳細を示す拡大断面図である。 第2変形例におけるエンドプレート61b,63bの各々とサイドメンバ62bとを連結ボルト64で連結する締結構造の詳細を示す拡大断面図である。 第3変形例におけるエンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62とを連結ボルト64で連結する締結構造の詳細を示す拡大断面図である。 第4変形例におけるエンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62とを連結ボルト64で連結する締結構造の詳細を示す拡大断面図である。 第5変形例におけるエンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62とを連結ボルト64で連結する締結構造の詳細を示す拡大断面図である。 第6変形例におけるエンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62とを連結ボルト64で連結する締結構造の詳細を示す拡大断面図である。 第7変形例におけるエンドプレート61,63の各々とサイドメンバ62gとを連結ナット64gで連結する締結構造の詳細を示す拡大断面図である。 燃料電池を締結する関連技術による締結構造を示す説明図である。
符号の説明
10…燃料電池
50…セル積層体
60…締結装置
61,61b…エンドプレート
62,62b,62g…サイドメンバ
63,63b…エンドプレート
64…連結ボルト
64g…連結ナット
66,66a〜f…緩衝ジョイント
110…インシュレータ
120…ターミナル
200…セパレータ
300…発電プレート
510…拘束シート
612…挿入口
614…貫通孔
616…嵌合口
618…貫通孔
622…嵌合口
624…通過穴
624g…ボルト軸
626…雌ネジ部
626g…雄ネジ部
642…ボルトヘッド
644…ボルト軸
646…雄ネジ部
660,660b…凸球面座ジョイント
662…嵌合部
662b…弾性体リング
664…貫通孔
666…凸球面
668c…ピン
668d…カバー
668e…梁
670,670a,670b…凹球面座ジョイント
672…凹球面
674…貫通孔
674a…貫通孔
676…嵌合部
Ds…積層方向

Claims (12)

  1. 反応ガスを用いて電気化学的に発電する燃料電池であって、
    積層された複数の燃料電池セルを構成するセル積層体と、
    前記セル積層体における前記複数の燃料電池セルが積層された積層方向の両端にそれぞれ当接する一対のエンドプレートと、
    前記積層方向に略沿って前記一対のエンドプレートの間に配設されたサイドメンバと、
    前記積層方向に略沿って前記エンドプレートを貫通して前記サイドメンバに至るボルト軸を有し、該ボルト軸にボルト軸力を付与することよって前記エンドプレートと前記サイドメンバとを連結する連結ボルト部と、
    前記サイドメンバにおける前記エンドプレート側の端部に配設され、前記ボルト軸が貫通する緩衝ジョイントと
    を備える燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池であって、
    前記緩衝ジョイントは、
    前記エンドプレート側に設けられ、前記ボルト軸が遊嵌する第1貫通孔と、前記サイドメンバ側を向いた第1球面とを有する第1球面座ジョイントと、
    前記サイドメンバ側に設けられ、前記ボルト軸が遊嵌する第2貫通孔と、前記第1球面座ジョイントの前記第1球面に滑動可能に嵌合する第2球面とを有する第2球面座ジョイントと
    を含む燃料電池。
  3. 前記第2貫通孔の径は、前記第1貫通孔の径よりも大きい請求項2記載の燃料電池。
  4. 前記緩衝ジョイントは、更に、前記第1貫通孔および前記第2貫通孔の少なくとも一方と、前記ボルト軸との間の隙間を埋める弾性体リングを含む請求項2または3記載の燃料電池。
  5. 前記第1球面座ジョイントは、前記エンドプレートに嵌合することによって位置決めする第1嵌合部を有する請求項2ないし4のいずれか記載の燃料電池。
  6. 前記第2球面座ジョイントは、前記サイドメンバに嵌合することによって位置決めする第2嵌合部を有する請求項2ないし5のいずれか記載の燃料電池。
  7. 前記第1球面および前記第2球面の少なくとも一方の表面粗さは、前記緩衝ジョイントの他の表面よりも粗い請求項2ないし6のいずれか記載の燃料電池。
  8. 前記緩衝ジョイントは、更に、前記第1球面座ジョイントから前記第2球面座ジョイントに亘って埋め込まれた棒状のピンを含む請求項2ないし7のいずれか記載の燃料電池。
  9. 前記緩衝ジョイントは、更に、前記第1球面座ジョイントおよび前記第2球面座ジョイントを把持する筒状のカバーを含む請求項2ないし8のいずれか記載の燃料電池。
  10. 前記緩衝ジョイントは、前記エンドプレートから、前記第1球面座ジョイント,前記第2球面座ジョイント,前記サイドメンバに亘って設けられた梁を含む請求項2ないし9のいずれか記載の燃料電池。
  11. 前記緩衝ジョイントの少なくとも一部は、弾性体から成る請求項1ないし10のいずれか記載の燃料電池。
  12. 積層された複数の燃料電池セルを構成するセル積層体を締結する燃料電池用締結装置であって、
    前記セル積層体における前記複数の燃料電池セルが積層された積層方向の両端にそれぞれ当接する一対のエンドプレートと、
    前記積層方向に略沿って前記一対のエンドプレートの間に配設されたサイドメンバと、
    前記積層方向に略沿って前記エンドプレートを貫通して前記サイドメンバに至るボルト軸を有し、該ボルト軸にボルト軸力を付与することよって前記エンドプレートと前記サイドメンバとを連結する連結ボルト部と、
    前記サイドメンバにおける前記エンドプレート側の端部に配設され、前記ボルト軸が貫通する緩衝ジョイントと
    を備える燃料電池用締結装置。
JP2007136533A 2007-05-23 2007-05-23 燃料電池および燃料電池用締結装置 Expired - Fee Related JP5169024B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007136533A JP5169024B2 (ja) 2007-05-23 2007-05-23 燃料電池および燃料電池用締結装置
CA2678475A CA2678475C (en) 2007-05-23 2008-05-21 Fuel cell and fuel cell fastening device
US12/529,381 US8318378B2 (en) 2007-05-23 2008-05-21 Fuel cell and fuel cell fastening device
CN2008800156968A CN101682072B (zh) 2007-05-23 2008-05-21 燃料电池及燃料电池紧固装置
PCT/IB2008/001268 WO2008142539A1 (en) 2007-05-23 2008-05-21 Fuel cell and fuel cell fastening device
DE112008000798T DE112008000798B4 (de) 2007-05-23 2008-05-21 Brennstoffzellenbefestigungsvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007136533A JP5169024B2 (ja) 2007-05-23 2007-05-23 燃料電池および燃料電池用締結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008293736A true JP2008293736A (ja) 2008-12-04
JP5169024B2 JP5169024B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=39791093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007136533A Expired - Fee Related JP5169024B2 (ja) 2007-05-23 2007-05-23 燃料電池および燃料電池用締結装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8318378B2 (ja)
JP (1) JP5169024B2 (ja)
CN (1) CN101682072B (ja)
CA (1) CA2678475C (ja)
DE (1) DE112008000798B4 (ja)
WO (1) WO2008142539A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103872371A (zh) * 2012-12-07 2014-06-18 本田技研工业株式会社 燃料电池堆
JP2014216269A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 本田技研工業株式会社 燃料電池スタック
US9431673B2 (en) 2011-04-07 2016-08-30 Honda Motor Co., Ltd. Fuel cell
JP2018045775A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 本田技研工業株式会社 燃料電池スタックの製造方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5834059B2 (ja) * 2013-10-22 2015-12-16 トヨタ自動車株式会社 燃料電池
CN110380096B (zh) * 2018-04-12 2024-03-19 武汉众宇动力系统科技有限公司 燃料电池堆装置和配置方法
WO2022133195A1 (en) * 2020-12-18 2022-06-23 Preformed Line Products Co. Articulating tension adjustment device

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05114410A (ja) * 1991-10-21 1993-05-07 Osaka Gas Co Ltd 円筒型固体電解質燃料電池のガスの導入構造
JPH0642516A (ja) * 1992-07-23 1994-02-15 Hitachi Zosen Eng Kk 基礎ボルトの改造工法
JP2001143741A (ja) * 1999-09-03 2001-05-25 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック
JP2003109626A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Toto Ltd 筒状固体酸化物形燃料電池
JP2005268184A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック構造

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2336937A (en) * 1998-05-02 1999-11-03 British Gas Plc Stack assembly primarily for an electrochemical cell
US6669826B1 (en) 2001-04-11 2003-12-30 Giner Electrochemical Systems, Llc Compact proton exchange membrane (PEM) electrochemical cell stack
JP2004185845A (ja) 2002-11-29 2004-07-02 Suzuki Motor Corp 燃料電池スタックの締結構造
KR100709212B1 (ko) * 2005-04-20 2007-04-19 삼성에스디아이 주식회사 연료 전지 시스템 및 스택

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05114410A (ja) * 1991-10-21 1993-05-07 Osaka Gas Co Ltd 円筒型固体電解質燃料電池のガスの導入構造
JPH0642516A (ja) * 1992-07-23 1994-02-15 Hitachi Zosen Eng Kk 基礎ボルトの改造工法
JP2001143741A (ja) * 1999-09-03 2001-05-25 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック
JP2003109626A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Toto Ltd 筒状固体酸化物形燃料電池
JP2005268184A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック構造

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9431673B2 (en) 2011-04-07 2016-08-30 Honda Motor Co., Ltd. Fuel cell
CN103872371A (zh) * 2012-12-07 2014-06-18 本田技研工业株式会社 燃料电池堆
CN103872371B (zh) * 2012-12-07 2016-03-16 本田技研工业株式会社 燃料电池堆
US9502732B2 (en) 2012-12-07 2016-11-22 Honda Motor Co., Ltd. Fuel cell comprising a knock pin
JP2014216269A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 本田技研工業株式会社 燃料電池スタック
JP2018045775A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 本田技研工業株式会社 燃料電池スタックの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2678475C (en) 2012-04-17
JP5169024B2 (ja) 2013-03-27
CA2678475A1 (en) 2008-11-27
DE112008000798B4 (de) 2013-11-07
US8318378B2 (en) 2012-11-27
US20100092836A1 (en) 2010-04-15
DE112008000798T5 (de) 2010-04-01
WO2008142539A1 (en) 2008-11-27
CN101682072B (zh) 2012-09-05
CN101682072A (zh) 2010-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5169024B2 (ja) 燃料電池および燃料電池用締結装置
JP5114973B2 (ja) 燃料電池および燃料電池用締結装置
US20090017367A1 (en) Power module
JP4548478B2 (ja) 燃料電池スタック
JP2010040295A (ja) 蓄電装置
JP4871348B2 (ja) 燃料電池スタック
JP2014096358A (ja) 燃料電池スタック
US9362573B2 (en) Fuel cell
JP2009289459A (ja) 燃料電池スタック
JP6123773B2 (ja) 燃料電池装置
JP2009070674A (ja) 燃料電池スタック
JP2008282711A (ja) 燃料電池および燃料電池用締結装置
JP4696523B2 (ja) 燃料電池
JP5067055B2 (ja) 燃料電池および燃料電池の製造方法
WO2019021777A1 (ja) 電池モジュール及びこれを装備する車両
JP2010251007A (ja) 燃料電池スタック、燃料電池スタックの製造方法
JP2010212149A (ja) 燃料電池スタック
JP2019106275A (ja) 電池モジュール
CA2528689A1 (en) Fuel cell stack
JP2018037385A (ja) 蓄電装置及び蓄電装置の製造方法
JP2020149788A (ja) 燃料電池積層体の締結機構
JP2005251667A (ja) 燃料電池
JP4258561B2 (ja) 燃料電池、およびその膜−電極接合体の位置合わせ方法
JP2018063865A (ja) 燃料電池スタック
JP2009283352A (ja) 燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5169024

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees