JP2008290617A - チャイルドシート - Google Patents

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信明 高水
Hirohisa Suzuki
博久 鈴木
Satoshi Kirihara
敏 桐原
Seiji Takemura
誠司 竹村
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Abstract

【課題】座席の背もたれの膨らみとの干渉を回避でき、座席設置時の安定性を向上できるチャイルドシートを提供する。
【解決手段】チャイルドシート1は車両の座席100の座面100a上に位置するシート部3と座席100の背もたれ100bに接触するバック部4とを有するシート本体2を備える。シート本体2には、シート部3とバック部4との境界に位置する凹部20が形成され、その凹部20は、バック部4の背面に続いて前方に傾きながら延びる傾斜面21と、シート本体2の重心Gよりも後方に位置する終点Pに向かって傾斜面21に続いて延びる直立面22とを有している。
【選択図】図11

Description

本発明は、車両の座席に設置して年少者を着席させることができるチャイルドシートに関する。
幼児又は年少者を車両の座席に対して適合させるためのチャイルドシートとして、チャイルドシートを座席上に載置して車両のシートベルトによって着席者をチャイルドシート上に拘束するタイプが広く知られている(例えば特許文献1)。このタイプのチャイルドシートは、そのシート部を座席の座面の上に位置させるとともに、バック部を座席の背もたれに接触させる姿勢で車両の座席に設置されることが多い。
特開平11−291799号公報
チャイルドシートの設置対象となる車両の座席には乗員の腰部や臀部を座席をフィットさせる等の目的で背もたれの下部を膨らませているものがある。このような座席に上述した姿勢でチャイルドシートを設置する場合、チャイルドシートの背面側のシート部とバック部との境界付近が座席の背もたれの膨らみに干渉し、チャイルドシートのバック部背面の密着性を悪化させる。このため、チャイルドシートの座席設置時の安定性が悪化するおそれがある。
そこで、本発明は、座席の背もたれの膨らみとの干渉を回避でき、座席設置時の安定性を向上できるチャイルドシートを提供することを目的とする。
以下、本発明のチャイルドシートについて説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明は、シート部(3)と前記シート部の一端に接続されたバック部(4)とを有するシート本体(2)を備え、車両に設けられた座席(100)の座面(100a)上に前記シート部が位置しかつ前記座席の背もたれに前記バック部が接触する状態で前記座席に設置可能なチャイルドシート(1)において、前記シート本体には、前記シート部と前記バック部との境界に位置し、前記シート部の下面(30)に沿って延びる直線(L1)と前記バック部の背面(40)に沿って延びる直線(L2)との交点(X1)の位置よりも凹んだ凹部(20)が形成され、前記凹部は、前記バック部の背面に続いて前記シート部の前方に傾きながら延びる第1の面(21)と、前記第1の面に沿って延びる直線(L3)と前記シート部の下面との交点(X2)の位置よりも前記シート部の後方に位置する終点(P)に向かって前記第1の面に続いて延びる第2の面(22)とを有していることにより、上述した課題を解決する。
このチャイルドシートによれば、シート本体に凹部が形成されているので、座席の背もたれに設けられた膨らみを避けて又はその膨らみに沿ってバック部の背面を背もたれに対して容易に密着させることができる。しかも、凹部は第1の面に続く第2の面を有し、その第2の面の終点が第1の面に沿って延びる直線とシート部の下面との交点X2の位置よりもシート部の後方に位置しているので、第1の面をそのままシート部の下面まで延長する形態と比べて、シート部の下面の面積減少量を少なくできる。これにより、シート部の下面と座席の座面との接触面積を十分に確保することができるので、座席に設置したチャイルドシートの安定性が向上する。
第1の面と第2の面とはその境界で折れ曲がった状態で繋がっていてもよいが、前記凹部は、前記第1の面と前記第2の面とが滑らかに続くように前記第1の面と前記第2の面との境界が曲面状に構成されていてもよい。この態様によれば、滑らかに接続されるのでこれらの境界部分に応力が集中しないので、凹部を設けることによるシート本体の強度低下を抑えることができる。
本発明のチャイルドシートの一態様においては、前記シート本体の重心(G)よりも前記シート部の後方に前記終点が位置してもよい。この態様によれば、座席への設置作業や保管のためにチャイルドシートを床等の水平面に置いた場合でも、終点を中心にチャイルドシートが後方に倒れ込むことがないので設置作業や保管が容易になる。
また、本発明のチャイルドシートの一態様において、前記シート部には、その後端部(31)の左右方向の少なくとも一方の側に位置し、左右方向の内側に向かって凹む逃げ部(23)が設けられていてもよい。チャイルドシートを車両の座席に設置した場合、シート部の後端部の位置は車両シートベルトのバックルと重なることが多い。この態様によれば、逃げ部がシート部の左右方向の内側に凹んでいるためバックルとの干渉を避けることができる。
この態様において、前記逃げ部は、前記シート部の前方側に位置し、前記シート部の下面に沿って延びる直線と前記バック部の背面に沿って延びる直線との交点を中心とする円弧状の縁部(23a)を有していてもよい。シートベルトのバックルは座席の座面と背もたれとの境界付近を中心として上下方向に回転できるように設計されていることが多い。この場合には、シート部の下面に沿って延びる直線とバック部の背面に沿って延びる直線との交点を中心とする円弧状に縁部が構成されているので、バックルの回転に伴う干渉範囲の拡大を制限することが可能になる。
以上説明したように、本発明によれば、シート本体に凹部が形成されているので、座席の背もたれに設けられた膨らみを避けて又はその膨らみに沿ってバック部の背面を背もたれに対して容易に密着させることができる。更に、凹部が第1の面と第2の面とを有しているので、第1の面をそのままシート部の下面まで延長する形態と比べて、シート部の下面の面積減少量を少なくできる。その結果、シート部の下面と座席の座面との接触面積を十分に確保することができるので座席に設置したチャイルドシートの安定性が向上する。
図1は本発明の一形態に係るチャイルドシートを示した斜視図、図2は図1のチャイルドシートの側面図、図3は図1のチャイルドシートの姿勢を変更した状態を示した側面図である。チャイルドシート1は、シート部3とそのシート部3の後端に接続されるバック部4とを有するシート本体2を備える。シート本体2はクッション材が内面の適所に配置された布製のシートカバーにて覆われるが、図にはシートカバーが外された状態が示されている。図2の想像線で示すように、チャイルドシート1は、車両としての自動車の座席100の座面100aの上にシート部3が位置しかつ座席100の背もたれ100bにバック部4が接触する状態で座席100に設置できるように構成されている。これらのシート部3とバック部4とは一体に成形されている。シート部3は幼児又は年少者が着席者として座る部位であり、その左右方向の両側には上下方向に突出するサイドサポート3aが一体に設けられている。図1に示すように、バック部4は、着席者の背部を支持するバックレスト5と、そのバックレスト5の上部に続くヘッドレスト6とを備えている。バックレスト5及びヘッドレスト6には、着席者の胴部又は頭部を側方から支持するためのサイドサポート5a、6aが一体に設けられている。
チャイルドシート1はシート部3の傾きを変更するために角度調整装置10を備えている。角度調整装置10は、シート部3の下面側に取り付けられかつ座席100の座面100aに接触する接触面11aを有した角度調整部材11を備えている。その接触面11aはシート部3の前後方向及び左右方向に延びるように平面状に構成されている。特にシート部3の左右方向に関しては接触部11aがシート部3の左右方向の略全長に亘って延びている(図6等を参照)。角度調整部材11は、シート部3の後方に向かって上下方向の高さが徐々に低くなるようにプラスッチックにて一体成形されている。図2及び図3に示すように、角度調整部材11はその取り付け位置をシート部3の前後方向に関して変更することができる。図示の角度調整装置10は、角度調整部材11の取り付け位置を2段階に変更することによって、角度調整部材11が前方に位置したときの立位状態(図2参照)と、角度調整部材12が後方に位置してシート部3の前方が立位状態よりも上方に傾いた寝位状態(図3参照)との間でシート部3の傾きを変更できるように構成されている。
次に図4〜図10を参照しながら角度調整装置10の詳細を説明する。図4はシート部3から取り外された角度調整部材11の詳細を示した拡大斜視図、図5は図1のV−V線に沿った拡大断面図、図6は図1のVI−VI線に沿った拡大断面図、図7はシート部3の一部を上方から見た状態を示した拡大斜視図である。これらの図に示すように、角度調整装置10は、角度調整部材11の移動の規制やその規制の保持のために、シート部3の前後方向の異なる位置で角度調整部材11の移動を規制できる左右一対の移動規制機構12と、移動規制機構12による角度調整部材11への移動規制を保持できる左右一対のロック機構13とを更に備えている。なお、左右に設けられた移動規制機構12及びロック機構13は互いに同一構成なので、以下、特に左右を区別せずに説明を行う。
図4〜図6に示すように、移動規制機構12は、角度調整部材11に一体に設けられて接触面11aの反対側から上方に延びる突出部としての柱状部14と、シート部3の前後方向に関する異なる位置に対してシート部3と一体に設けられて柱状部14を嵌め込み得る空間が形成された移動規制部としての二つの移動規制室15A、15Bと、二つの移動規制室15A、15Bの間を結ぶように前後方向に延びてこれらを互いに接続し、かつ柱状部14を滑らせながら前後方向に案内可能な案内部としての案内路15Cとを備えている。
柱状部14は四角柱状に構成されており、各移動規制室15A、15Bも柱状部14の横断面に対応した四角状の横断面を持つ内部空間を有している。このため、柱状部14が各移動規制室15A、15Bに嵌め込まれることにより、シート部3の前後方向及び左右方向に関する角度調整部材11の移動が規制されるとともに角度調整部材11の回転も制限される。柱状部14と各移動規制室15A、15Bとの間に形成される隙間は前後方向及び左右方向に関する許容限度を超えた柱状部14の移動が規制され、かつ各移動規制室15A、15Bに対する柱状部14の出し入れがスムーズに実現されるような大きさに設定されている。
柱状部14が前方の移動規制室15Aに嵌め込まれてその移動が規制されたときには、角度調整部材11の取り付け位置がシート部3の前寄りとなるのでチャイルドシート1の姿勢を図2示す立位状態に設定できる。一方、柱状部14が後方の移動規制室15Bに嵌め込まれてその移動が規制されたときには角度調整部材11の取り付け位置がシート部3の後寄りとなるのでチャイルドシート1の姿勢を図3に示す寝位状態に設定できる。
図4、図6及び図7に示すように、ロック機構13は、移動規制機構12による角度調整部材11の移動規制状態を保持するため、シート部3の下面に設けられたロック板部16と、角度調整部材11に一体に設けられて接触面11aの反対側から上方に延びるロック挿入部17とを備えている。ロック板部16にはシート部3の前後方向に延びてロック板部16を貫通する貫通長孔16aが形成されている。貫通長孔16aの長手方向の寸法は、角度調整部材11の前後方向の移動量よりも大きく設定されている。
ロック挿入部17はロック板部16の貫通長孔16aに挿入され得る大きさを有し、かつ中空状に構成されている。また、ロック挿入部17は角度調整部材11の柱状部14が各移動規制室15A、15Bに嵌め込まれるときに貫通長孔16aの縁部を乗り越えてロック板部16と噛み合う突起18を有している。突起18はロック挿入部17の両側面に対して一つずつ一体に設けられかつ前後方向に延びている。ロック挿入部17には突起18が貫通長孔16aの縁部を乗り越える際の弾性変形を容易にするため、突起18の上方の一部を残してロック挿入部17の外壁を貫通しかつ突起18を囲むように延びる貫通溝17aが形成されている(図4参照)。図6及び図7に示すように、突起18は貫通長孔16aの縁部を上下両方向から乗り越え可能となるようにその横断面が頂点から上下方向に向かって下り勾配を持つ山形状に構成されている。
また、図7に示すように、ロック挿入部17の先端には、貫通長孔16aの横幅よりも大きな外径を持つ抜け止め手段としてのワッシャ19が貫通長孔16aにロック挿入部17を挿入した状態でボルト等の締結部材19aにて取り付けられている。これにより、柱状部14が各移動規制室15A、15Bから引き抜かれて角度調整部材11がシート部3から離れる方向に移動した場合にはワッシャ19がロック板部16の上面に突き当たる。そのため、シート部3から離れる方向への許容限度を超えた角度調整部材の移動が阻止されて角度調整部材11の脱落が防止される。
図8及び図9は、前方の移動規制室15Aに柱状部14が嵌め込まれていた移動規制状態が解除された様子を示し、図10は後方の移動規制室15Bに柱状部14が嵌め込まれて角度調整部材11の移動が規制された状態を示している。
これらの図からも明らかなように、角度調整装置10を操作する使用者が角度調整部材11に設けられた把手11b(図6参照)に手を掛けてシート部3から離れる方向に引き下げると、図6及び図7のようにロック板部16に噛み合っていたロック挿入部17の突起18が弾性変形して貫通長孔16aの縁部を乗り越えることにより、図8及び図9に示すように前方の移動規制室15Aから柱状部14が引き抜かれて角度調整部材11に対する移動規制が解除される。その解除により、柱状部14は移動規制室15Aに続く案内路15Cに導かれる。案内路15Cは後方の移動規制室15Bに繋がっているので、その角度調整部材11を案内路15Cに沿って後方に滑らせることにより後方の移動規制室15Bまで導かれる。その状態で角度調整部材11をシート部3に近づく方向へ使用者が押し上げることにより、柱状部14が後方の移動規制室15Bに嵌め込まれると同時に、ロック挿入部17の突起18が弾性変形して貫通長孔16aの縁部を乗り越えてロック板部16に噛み合う。
このような操作により、角度調整部材11は前方の取り付け位置から後方の取り付け位置に変更される。後方の取り付け位置においては角度調整部材11の前後方向及び左右方向に関する角度調整部材11の移動が移動規制機構12にて規制され、かつその規制状態がロック機構13にて保持されることとになる。後方から前方へ角度調整部材11の取り付け位置を変更することも上記と同様の操作で実現される。
以上の角度調整装置10によれば、シート部3の前後方向に関して角度調整部材11の取り付け位置を変更することによりシート部3の傾きを二段階に調整できる。角度調整部材11の接触面11aはシート部3の前後方向及び左右方向に延びているので座席100の座面100aに対する接触面積が増加する。そのため、角度調整部材11に無理な負担が掛らずに、チャイルドシート1を座席100に安定して設置できる。また、角度調整部材11は、シート部3の後方に向かって上下方向の高さが徐々に低くなるように構成されることによって楔のように機能する。そのため角度調整部材11の移動に対するシート部3の傾きの変化を、その高さが均一の場合よりも大きくすることができる。角度調整部材11は各取り付け位置において、シート部3の前後及び左右方向の移動が移動規制機構12にて規制され、かつその規制状態がロック機構13にて保持されるので、座席100への設置した際のチャイルドシート1の安定性を高めることができる。移動規制機構12は二つの移動規制室15A、15Bを繋ぐ案内路15Cを備えているため、角度調整部材11の取り付け位置を変える際に柱状部14が二つの移動規制室15A、15B間をスムーズに移動できる。そのため、角度調整部材11の取り付け位置を迅速に変更することができる。
次に、図11及び図12を参照しながらチャイルドシート1の背面側の構成について説明する。図11は図1に示したチャイルドシート1の一部を拡大した拡大側面図であり、図12は図11の矢印XIIの方向から見た状態を示した図である。一般に、チャイルドシートの設置対象となる車両の座席は乗員の腰部や臀部に座席をフィットさせる等の目的で背もたれの下部を膨らませている場合がある。このような座席にチャイルドシートを設置する場合、その背もたれの膨らみがチャイルドシートのバック部背面の密着性を悪化させる要因となる。そこで、チャイルドシート1をこのような座席にも的確に対応させるため、図11及び図12に示すように、シート本体2にはシート部3とバック部4との境界に位置する凹部20が形成されている。その凹部20は、シート部3の下面30に沿って延びる直線L1とバック部4の背面40に沿って延びる直線L2との交点X1の位置よりも凹むように構成されている。
凹部20はバック部4の背面40に続いてシート部3の前方に傾きながら延びる左右一対の傾斜面21と、その傾斜面21に続く左右一対の直立面22とを有している。傾斜面21と背面40とが滑らかに続くようにそれらの境界は曲面状に形成されている。図11に示すように、直立面22は傾斜面21に沿って延びる直線L3と上述した直線L1との交点X2の位置よりもシート部3の後方に位置する終点Pに向かって延びている。図示の形態では、直立面22はシート部3の下面30に対して略直交している。また、凹部20は傾斜面21と直立面22とが滑らかに続くように、これらの面21、22との境界が曲面状に構成されている。
以上の凹部20によれば、上述した座席の背もたれの膨らみを避けて又はその膨らみに沿ってバック部4の背面40を座席の背もたれに対して容易に密着させることができる。しかも、凹部20は傾斜面21に続く直立面22を有しているので、傾斜面21をそのままシート部3の下面30まで延長する形態と比べて、シート部3の下面30の面積減少量を少なくできる。これにより、シート部3の下面30と座席の座面との接触面積を十分に確保することができるので、座席に設置したチャイルドシート1の安定性が向上する。また、図11に示すように、直立面23の終点Pはシート本体2の重心Gよりも後方に位置している。このため、座席への設置作業や保管のためにチャイルドシート1を床等の水平面に置いた場合でも、終点Pを中心にチャイルドシート1が後方に倒れ込むことがないので設置作業や保管が容易になる利点がある。
図11及び図12に示すように、シート本体2には、シート部3の後端部31の左右両側に、一対の逃げ部23が設けられている。逃げ部23は左右方向の内側に向かって凹んでおり、その縁部23aは図11の交点X1を中心とした円弧状に構成されている。チャイルドシート1を車両の座席に設置した場合、シート部3の後端部31の位置は車両シートベルトのバックルと重なることが多い。逃げ部23はシート部3の左右方向の内側に凹んでいるためバックルとの干渉を避けることができる。シートベルトのバックルは座席の座面と背もたれとの境界付近、即ち交点X1の付近を中心として上下方向に回転できるように設計されていることが多いが、逃げ部23の縁部23aが交点Xを中心とした円弧状に構成されているので、バックルの回転に伴う干渉範囲の拡大を制限することが可能になる。
以上の形態において、傾斜面21が本発明に係る第1の面に、直立面22が本発明に係る第2の面にそれぞれ相当する。但し、本発明は図示の形態に限定されず、種々の形態にて実施することができる。例えば、傾斜面21と直立面22とが滑らかに繋がることは必須ではなく、第1の面と第2の面とをその境界で折れ曲がる状態で繋げることにより、本発明に係る凹部を実現してもよい。また、直立面22がシート部3の下面30に対して略垂直であることは必須ではなく、シート部の下面30に対して90°以上傾斜する面によって本発明に係る第2の面を実現してもよい。
本発明の一形態に係るチャイルドシートを示した斜視図。 図1のチャイルドシートの側面図。 図1のチャイルドシートの姿勢を変更した状態を示した側面図。 シート部から取り外された角度調整部材の詳細を示した拡大斜視図。 図1のV−V線に沿った拡大断面図。 図1のVI−VI線に沿った拡大断面図。 シート部の一部を上方から見た状態を示した拡大斜視図。 図1のV−V線に沿った拡大断面図であって、前方の移動規制室に柱状部が嵌め込まれていた移動規制状態が解除された様子を示した図。 図1のVI−VI線に沿った拡大断面図であって、前方の移動規制室に柱状部が嵌め込まれていた移動規制状態が解除された様子を示した図。 後方の移動規制室に柱状部が嵌め込まれて角度調整部材の移動が規制された状態を示した図。 図1に示したチャイルドシートの一部を拡大した拡大側面図。 図11の矢印XIIの方向から見た状態を示した図。
符号の説明
1 チャイルドシート
2 シート本体
3 シート部
4 バック部
20 凹部
21 傾斜面(第1の面)
22 直立面(第2の面)
23 逃げ部
23a 縁部
30 シート部の下面
31 後端部
40 バック部の背面
100 座席
100a 座面
100b 背もたれ
G シート本体の重心
L1、L2、L3 直線
P 終点
X1、X2 交点

Claims (5)

  1. シート部と前記シート部の一端に接続されたバック部とを有するシート本体を備え、車両に設けられた座席の座面上に前記シート部が位置しかつ前記座席の背もたれに前記バック部が接触する状態で前記座席に設置可能なチャイルドシートにおいて、
    前記シート本体には、前記シート部と前記バック部との境界に位置し、前記シート部の下面に沿って延びる直線と前記バック部の背面に沿って延びる直線との交点の位置よりも凹んだ凹部が形成され、
    前記凹部は、前記バック部の背面に続いて前記シート部の前方に傾きながら延びる第1の面と、前記第1の面に沿って延びる直線と前記シート部の下面との交点の位置よりも前記シート部の後方に位置する終点に向かって前記第1の面に続いて延びる第2の面とを有していることを特徴とするチャイルドシート。
  2. 前記凹部は、前記第1の面と前記第2の面とが滑らかに続くように前記第1の面と前記第2の面との境界が曲面状に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のチャイルドシート。
  3. 前記シート本体の重心よりも前記シート部の後方に前記終点が位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載のチャイルドシート。
  4. 前記シート部には、その後端部の左右方向の少なくとも一方の側に位置し、左右方向の内側に向かって凹む逃げ部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のチャイルドシート。
  5. 前記逃げ部は、前記シート部の前方側に位置し、前記シート部の下面に沿って延びる直線と前記バック部の背面に沿って延びる直線との交点を中心とする円弧状の縁部を有していることを特徴とする請求項4に記載のチャイルドシート。
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