JP2008288863A - 画像処理装置、撮像装置及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】同じ画像データだけが圧縮処理対象となることを防止して、画像データの整理を効率良く行う。
【解決手段】複数の画像データの各々とその画像データの重要度の段階とを対応付けて記録する記録メモリ5と、記録メモリの残り記録容量が所定量以下となったか否かを判定し、残り記録容量が所定量以下となったと判定された場合に、複数の画像データの中から重要度の段階の低い画像データを選択し、この選択された画像データを対象としてデータ量の削減処理を行い、データ量の削減処理後に、当該処理の対象となった画像データの重要度の段階を高くする処理を行うCPU71とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像データの整理を行う画像処理装置、撮像装置及びプログラムに関する。
従来、メモリ容量が少なくなった場合に、各画像データの重要度(優先度)を特定し、重要度が低いものから順に削除又は圧縮などのデータ量を減らす処理を施していく自動整理を行うことにより、重要な画像データを残しつつ新たな撮影のためのメモリ容量を確保するカメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−308563号公報
しかしながら、従来の技術では、各画像データの重要度が固定されているため、自動整理を実行する度に、重要度の低い同じ画像データだけがどんどん圧縮処理などによってデータ量を減らされていってしまうという問題があった。
そこで、本発明の課題は、同じ画像データだけが繰り返しデータ量削減処理の対象となることを防止して、画像データの整理を効率良く行うことができる画像処理装置、撮像装置及びプログラムを提供することである。
請求項1に記載の発明の画像処理装置は、
複数の画像データの各々と複数段階の重要度のうちの何れか一段階の重要度とを対応付けて記録する画像データ記録手段と、
前記画像データ記録手段の残り記録容量が所定量以下となったか否かを判定する残り記録容量判定手段と、
前記残り記録容量判定手段により前記所定量以下となったと判定されると、前記画像データ記録手段に記録された複数の画像データの中から前記重要度の段階の低い画像データを選択し、この選択された画像データを対象としてデータ量の削減処理を行う画像データ量削減手段と、
前記画像データ量削減手段による前記データ量の削減処理の対象となった画像データの重要度の段階を高くする重要度変更手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、
前記重要度変更手段は、前記重要度を相対的に所定段階高くするように変更する相対的変更手段を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、
前記重要度変更手段は、
前記重要度を前記複数段階のうちの所定の段階となるように絶対的に変更する絶対的変更手段と、
前記重要度を相対的に所定段階高くするように変更する相対的変更手段とを備え、
前記絶対的変更手段による前記重要度の変更処理と、前記相対的変更手段による前記重要度の変更処理のうちの何れか一の処理を選択する変更処理選択手段を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の画像処理装置において、
前記相対的変更手段による前記重要度の変更処理に係る相対的な変更段階数を設定する相対的変更段階数設定手段を備えることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の画像処理装置において、
前記絶対的変更手段による前記重要度の変更処理後の当該画像データの重要度の段階を設定する絶対的変更段階設定手段を備えることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の画像処理装置において、
前記画像データ量削減手段は、前記画像データ記録手段に記録された前記画像データと対応付けられている前記重要度の低いものほど早めに当該画像データの前記データ量の削減処理を行うことを特徴としている。
請求項7に記載の発明の撮像装置は、
請求項1〜6の何れか一項に記載の画像処理装置と、
被写体を撮像して画像データを取得する撮像手段と、
前記撮像手段により取得される前記画像データのデータ量に関連するデータ量関連情報に基づいて、前記画像データ記録手段に記録される前記重要度の段階の初期値を決定する重要度段階初期値決定手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の撮像装置において、
ユーザによる操作に基づいて前記重要度の段階の初期値を指定する段階初期値指定手段と、
前記段階初期値指定手段により前記重要度の段階の初期値が指定されているか否かを判定する段階指定判定手段と、を備え、
前記重要度段階初期値決定手段は、前記段階指定判定手段により前記重要度の段階の初期値が指定されていないと判定された場合に、前記重要度の段階の初期値を決定することを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の撮像装置において、
前記画像データ記録手段は、前記撮像手段により取得された前記画像データの解像度及び画質と前記重要度の段階とを対応付けて記録し、
前記画像データ記録手段に記録された前記重要度の段階の中で、対応付けられている前記画像データの数が最も多い段階を特定する段階特定手段と、
前記段階特定手段により特定された段階と対応付けられている前記画像データの解像度及び画質に基づいて、前記撮像手段による残り撮像枚数を特定する残り撮像枚数特定手段と、を備え、
前記残り記録容量判定手段は、前記残り撮像枚数特定手段により特定された前記残り撮像枚数が所定枚数となる前記画像データ記録手段の記録容量を特定して、前記残り記録容量が特定された前記記録容量以下となったか否かを判定することを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項7又は8に記載の撮像装置において、
前記画像データ記録手段は、前記撮像手段により取得された前記画像データの解像度及び画質と前記重要度の段階とを対応付けて記録し、
前記画像データ記録手段に記録された前記重要度の段階の中で、対応付けられている前記画像データの数が最も多い段階を特定する段階特定手段と、
前記段階特定手段により特定された段階と対応付けられている前記画像データの解像度及び画質に基づいて、前記撮像手段による残り撮像枚数を特定する残り撮像枚数特定手段と、
前記残り撮像枚数特定手段により特定された前記残り撮像枚数が所定枚数以下となったか否かを判定する残り撮像枚数判定手段と、を備え、
前記画像データ量削減手段は、前記残り撮像枚数判定手段により前記所定枚数以下となったと判定されると、前記データ量の削減処理を行うことを特徴としている。
請求項11に記載の発明のプログラムは、
複数の画像データの各々と複数段階の重要度のうちの何れか一段階の重要度とを対応付けて記録する画像データ記録手段を備える画像処理装置に、
前記画像データ記録手段の残り記録容量が所定量以下となったか否かを判定する機能と、
前記所定量以下となったと判定されると、前記画像データ記録手段に記録された複数の画像データの中から前記重要度の段階の低い画像データを選択し、この選択された画像データを対象としてデータ量の削減処理を行う機能と、
前記データ量の削減処理の対象となった画像データの重要度の段階を高くする機能と、
を実現させることを特徴としている。
本発明によれば、同じ画像データだけが繰り返しデータ量削減処理の対象となることを防止することができ、画像データの整理を効率良く行うことができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した一実施形態の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の撮像装置100は、記録メモリ(記録媒体)5の残り記録容量が所定量以下となった場合に画像データの重要度に基づいて、当該画像データの整理処理を行い、データ整理処理後に、当該画像データの重要度の段階を高くするものである。
具体的には、図1に示すように、撮像装置100は、撮像部1と、撮像補助部2と、表示部3、操作部4と、記録メモリ5と、USB端子6と、制御部7等を備えて構成されている。
撮像部1は、被写体を撮像するものである。具体的には、撮像部1は、例えば、撮像レンズ群11と、電子撮像部12と、映像信号処理部13と、画像メモリ14と、撮影制御部15等を備えている。
撮像レンズ群11は、例えば、フォーカス機能及びズーム機能を有し、複数の撮像レンズから構成されている。
電子撮像部12は、撮像レンズ群11を通過した被写体像を二次元の画像信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等から構成されている。
映像信号処理部13は、電子撮像部12から出力される画像信号に対して所定の画像処理を施すものである。
画像メモリ14は、画像処理後の画像信号を一時的に記憶する。
撮影制御部15は、CPU71の制御下にて、電子撮像部12及び映像信号処理部13を制御する。
上記構成の撮像部1は、被写体を撮像して画像データ(画像信号)を取得する撮像手段を構成している。
撮像補助部2は、撮像部1による被写体の撮像の際に駆動するものであり、例えば、フォーカス駆動部21と、ズーム駆動部22等を備えている。
フォーカス駆動部21は、撮像レンズ群11に接続されたフォーカス機構部(図示略)を駆動させる。
ズーム駆動部22は、撮像レンズ群11に接続されたズーム機構部(図示略)を駆動させる。
なお、フォーカス駆動部21及びズーム駆動部22は、撮影制御部15に接続され、撮影制御部15の制御下にて駆動する。
表示部3は、撮像部1により撮像された画像を表示するものである。また、表示部3は、例えば、表示制御部31と、画像表示部32等を備えている。
表示制御部31は、CPU71から適宜出力される表示データを一時的に保存するビデオメモリ(VRAM;図示略)を備えている。
画像表示部32は、表示制御部31からの出力信号に基づいて所定の画像や情報を表示画面(図示略)に表示する。
操作部4は、当該撮像装置100の所定操作を行うためのものであり、シャッターボタン41a、段階初期値設定ボタン41b、モード設定ボタン41c、段階設定ボタン41d等の各種操作ボタンを具備する操作入力部41と、入力回路42等を備えている。
シャッターボタン41aは、撮像部1による被写体の撮像を指示する。
段階初期値設定ボタン41bは、段階初期値指定手段として、画像データの重要度の段階の初期値を指定する。
重要度は、例えば、最高を「1」とし、最低を「5」とする5段階(複数段階)あり、その何れか一段階が各画像データに設定されている(図4参照)。また、重要度の段階は、例えば、Exif形式の画像ファイルから構成される画像データにExifタグ情報として付帯される。
なお、重要度の段階は、5段階に限られるものではなく、複数段階であれば良い。
モード設定ボタン41cは、データ整理処理後に画像データの重要度を相対的に所定段階高くするように変更する相対的重要度変更モードと、画像データの重要度を複数段階のうちの所定の段階となるように絶対的に変更する絶対的重要度変更モードとを設定する。
ここで、モード設定ボタン41cは、画像データの重要度の絶対的変更処理と、画像データの重要度の相対的変更処理のうちの何れか一の処理を選択する変更処理選択手段を構成している。
段階設定ボタン41dは、相対的重要度変更モードにて画像データの重要度の変更処理に係る相対的な変更段階数を設定する。ここで、段階設定ボタン41dは、相対的変更段階数設定手段を構成している。
また、段階設定ボタン41dは、絶対的重要度変更モードにて画像データの重要度の変更処理後の当該画像データの重要度の段階を設定する。ここで、段階設定ボタン41dは、絶対的変更段階設定手段を構成している。
入力回路42は、例えば、各種操作ボタンから出力され入力された操作信号から出力され入力された位置信号をCPU71に入力する。
記録メモリ5は、例えば、カード型の不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)やハードディスク等により構成され、撮像された画像に係る画像データを記録するものである。
画像データは、その重要度の段階が属性情報として付加されている。即ち、例えば、画像データは、その重要度の段階がExifタグ情報として付帯されたExif形式の画像ファイルから構成されている。
ここで、記録メモリ5は、複数の画像データの各々と複数段階の重要度のうちの何れか一段階の重要度とを対応付けて記録する画像データ記録手段を構成している。
USB端子6は、外部機器(図示略)との接続用の端子であり、USBケーブル(図示略)等を介してデータの送受信を行う。
制御部7は、撮像装置100の各部を制御するものであり、例えば、CPU71と、プログラムメモリ72と、データメモリ73等を備えている。
CPU71は、プログラムメモリ72に記憶された撮像装置100用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行うものである。
データメモリ73は、例えば、フラッシュメモリ等により構成され、重要度初期値設定テーブルT1(図2参照)、開始タイミング判定テーブルT2(図3参照)、処理内容決定テーブルT3(図4(a)及び図4(b)参照)等を記憶している。
重要度初期値設定テーブルT1は、撮像部1による被写体の撮像の際の記録条件と重要度との対応関係を規定するものであり、「記録サイズ」と、「撮影画質」と、「ファイル容量」と、「重要度」等が対応付けられている。
「記録サイズ」は、画像データの解像度(縦×横)を規定するものであり、例えば、「1600×1200(UXGA)」、「1280×960(Quad−VGA)」、「640×480(VGA)」等があげられる。
「撮影画質」は、画像データの記録時の圧縮率を規定するものであり、例えば、各記録サイズ毎に、「FINE」、「NORMAL」、「ECONOMY」等が設定されている。
「ファイル容量」は、各記録サイズにおける撮影画質毎に規定され、例えば、記録サイズ「1600×1200」で撮影画質「FINE」とすると約1050kbとなり、記録サイズ「1600×1200」で撮影画質「NORMAL」とすると約710kbとなり、記録サイズ「1600×1200」で撮影画質「ECONOMY」とすると約370kbとなり、記録サイズ「1280×960」で撮影画質「FINE」とすると約680kbとなり、記録サイズ「1280×960」で撮影画質「NORMAL」とすると約460kbとなり、記録サイズ「1280×960」で撮影画質「ECONOMY」とすると約250kbとなり、記録サイズ「640×480」で撮影画質「FINE」とすると約190kbとなり、記録サイズ「640×480」で撮影画質「NORMAL」とすると約140kbとなり、記録サイズ「640×480」で撮影画質「ECONOMY」とすると約90kbとなる。
「重要度」は、各記録サイズにおける撮影画質毎に規定され、例えば、記録サイズ「1600×1200」で撮影画質「FINE」とすると重要度1とされ、記録サイズ「1600×1200」で撮影画質「NORMAL」とすると重要度1とされ、記録サイズ「1600×1200」で撮影画質「ECONOMY」とすると重要度3とされ、記録サイズ「1280×960」で撮影画質「FINE」とすると重要度2とされ、記録サイズ「1280×960」で撮影画質「NORMAL」とすると重要度2とされ、記録サイズ「1280×960」で撮影画質「ECONOMY」とすると重要度3とされ、記録サイズ「640×480」で撮影画質「FINE」とすると重要度4とされ、記録サイズ「640×480」で撮影画質「NORMAL」とすると重要度4とされ、記録サイズ「640×480」で撮影画質「ECONOMY」とすると重要度4とされている。
上記重要度は、次のような考え方に基づいて設定されたものである。つまり、ファイル容量がより大きい画像(残りの撮影可能枚数が少なくなっても高解像度、高画質で記録したいような画像)ほど撮影者にとってより重要な画像であると推定して設定したものである。この設定は一例であり、解像度または画質のどちらか一方だけで重要度を推定したり、他の要素を含めて重要度を推定するようにしてもよい。また、ユーザーが変更可能にしてもよい。
開始タイミング判定テーブルT2は、データ整理処理の開始タイミングを規定するものであり、「メモリ容量の残量」と、「撮影枚数の残量」等が対応付けられている。
「メモリ容量の残量」は、記録メモリ5の残り記録容量を規定するものであり、例えば、「20%以下」等があげられる。
「撮影枚数の残量」は、所定の記録サイズ及び撮影画質での撮影枚数の残り枚数を規定するものであり、例えば、「5枚以下」等があげられる。
処理内容決定テーブルT3としては、「相対的重要度変更モード用テーブルT31」(図4(a)参照)と、「絶対的重要度変更モード用テーブルT32」(図4(b)参照)があげられる。
「相対的重要度変更モード用テーブルT31」は、相対的重要度変更モードにて用いられ、画像データの圧縮処理内容等を規定するものであり、例えば、図4(a)に示すように、「重要度」と、「リサイズ内容」等が対応付けられている。具体的には、「重要度1」の画像データの場合には、「リサイズ内容」が「現状の記録状態を維持」とされ、「重要度2」の画像データの場合には、「リサイズ内容」が「ファイル容量が現状の80%になるように解像度(サイズ)又は圧縮率(画質)を変更」とされ、「重要度3」の画像データの場合には、「リサイズ内容」が「ファイル容量が現状の60%になるように解像度(サイズ)又は圧縮率(画質)を変更」とされ、「重要度4」の画像データの場合には、「リサイズ内容」が「ファイル容量が現状の40%になるように解像度(サイズ)又は圧縮率(画質)を変更」とされ、「重要度5」の画像データの場合には、「リサイズ内容」が「削除」とされている。
「絶対的重要度変更モード用テーブルT32」は、絶対的重要度変更モードにて用いられ、画像データの圧縮処理内容等を規定するものであり、例えば、図4(b)に示すように、「重要度」と、「リサイズ内容」等が対応付けられている。具体的には、「重要度1」の画像データの場合には、「リサイズ内容」が「現状の記録状態を維持」とされ、「重要度2」の画像データの場合には、「リサイズ内容」が「ファイル容量が2Mで標準画質となるように解像度を変更」とされ、「重要度3」の画像データの場合には、「リサイズ内容」が「ファイル容量が1.5Mで標準画質となるように解像度を変更」とされ、「重要度4」の画像データの場合には、「リサイズ内容」が「ファイル容量が1Mで標準画質となるように解像度を変更」とされ、「重要度5」の画像データの場合には、「リサイズ内容」が「削除」とされている。
プログラムメモリ72は、CPU71の動作に必要な各種プログラム等を記憶するものである。具体的には、プログラムメモリ72は、例えば、段階指定判定プログラム72a、重要度段階初期値決定プログラム72b、残り記録容量判定プログラム72c、データ量変更プログラム72d、重要度変更プログラム72e等を記憶している。
段階指定判定プログラム72aは、CPU71を段階指定判定手段として機能させるものである。即ち、段階指定判定プログラム72aは、ユーザによる段階初期値設定ボタン41bの所定操作に従って画像データの重要度の段階の初期値が指定されているか否かを判定する段階指定判定処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71による段階指定判定プログラム72aの実行に基づいて、被写体の撮影処理の際に画像データの重要度の段階の初期値が指定されているか否かを判定する。
重要度段階初期値決定プログラム72bは、CPU71を重要度段階初期値決定手段として機能させるものである。即ち、重要度段階初期値決定プログラム72bは、撮像部1により取得される画像データの解像度や撮影画質等(データ量に関連するデータ量関連情報)に基づいて、記録メモリ5に記録される画像データの重要度の段階の初期値を決定する重要度段階初期値決定処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、段階指定判定処理にて画像データの重要度の段階の初期値が指定されていないと判定された場合に、CPU71による重要度段階初期値決定プログラム72bの実行に基づいて、重要度初期値設定テーブルT1を参照して、撮像部1の撮像条件に従って特定される「記録サイズ」(解像度)及び「撮影画質」と対応付けられた「重要度」の段階を当該画像データの重要度の段階を初期値として自動的に設定する処理を行う。
残り記録容量判定プログラム72cは、CPU71を残り記録容量判定手段として機能させるものである。即ち、残り記録容量判定プログラム72cは、データ整理処理の開始タイミングを判定するため、記録メモリ5の残り記録容量が所定量以下となったか否かを判定する残り記録容量判定処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71による残り記録容量判定プログラム72cの実行に基づいて、開始タイミング判定テーブルT2を参照して、「メモリ容量の残量」に規定された条件と記録メモリ5の残り記録容量とを比較判定するとともに、「撮影枚数の残量」に規定された条件と現在の撮像条件(「記録サイズ」や「撮影画質」等)に従って特定される撮影可能枚数とを比較判定する。
データ量変更プログラム72dは、CPU71を画像データ量削減手段として機能させるものである。即ち、データ量変更プログラム72dは、残り記録容量判定処理にて記録メモリ5の残り記録容量が所定量以下となったと判定されると、記録メモリ5に記録された画像データの重要度の低い画像データを選択し、この選択された画像データに対して再度圧縮符号化処理を施して元の状態より更に圧縮率を高めたり、選択された画像データに対して画素間引きや補間処理を施して元の状態より解像度を低くしたり、あるいは、選択された画像データ自体の削除処理を行うデータ量変更処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、ユーザによるモード設定ボタン41cの所定操作に従って相対的重要度変更モードが設定されている場合、CPU71によるデータ量変更プログラム72dの実行に基づいて、相対的重要度変更モード用テーブルT31を参照して、相対的に最も重要度が低い画像データを処理対象として、当該「重要度」と対応付けられている「リサイズ内容」に従ってデータ量を変更する処理を行う。また、ユーザによるモード設定ボタン41cの所定操作に従って絶対的重要度変更モードが設定されている場合、CPU71によるデータ量変更プログラム72dの実行に基づいて、絶対的重要度変更モード用テーブルT32を参照して、重要度の段階が所定段階よりも低い画像データを処理対象として、当該画像データの「重要度」と対応する「リサイズ内容」に従ってデータ量を変更する処理を行う。
重要度変更プログラム72eは、CPU71を重要度変更手段として機能させるものである。即ち、重要度変更プログラム72eは、データ量変更処理における画像データの圧縮処理後に、当該画像データの重要度の段階を高くする重要度変更処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、ユーザによるモード設定ボタン41cの所定操作に従って相対的重要度変更モードが設定されている場合、CPU71による重要度変更プログラム72eの実行に基づいて、データ圧縮処理に係る画像データの重要度を相対的に所定段階高くするように変更する処理を行う。ここで、CPU71は、画像データの重要度を相対的に所定段階高くするように変更する相対的変更手段として機能する。
また、ユーザによるモード設定ボタン41cの所定操作に従って絶対的重要度変更モードが設定されている場合、CPU71による重要度変更プログラム72eの実行に基づいて、データ圧縮処理に係る画像データの重要度を複数段階のうち、予め任意に設定されている段階となるように絶対的に変更する処理を行う。ここで、CPU71は、画像データの重要度を複数段階のうちの所定の段階となるように絶対的に変更する絶対的変更手段として機能する。
次に、データ整理処理について図5を参照して詳細に説明する。
ここで、図5は、データ整理処理に係る動作の一例を示すフローチャートであり
図5に示すように、先ず、ユーザによるシャッターボタン41aの所定操作に基づいて撮影指示が入力されると(ステップS1)、予め設定されている記録サイズ(解像度)と撮影画質(圧縮率)に従って撮像を行って、得られた画像データを記録メモリ5に記録する(ステップS2)。
このとき、CPU71は、プログラムメモリ72内の段階指定判定プログラム72aの部分を実行し、ユーザによる段階初期値設定ボタン41bの所定操作に従って画像データの重要度の段階の初期値が指定されているか否かを判定する(ステップS3)。
ここで、重要度の段階の初期値が設定されていると判定されると(ステップS3;YES)、CPU71は、ユーザにより指定されている重要度の段階の初期値を属性情報として画像データに付加して記録メモリ5に記録させる(ステップS4)。
一方、ステップS3にて、重要度の段階の初期値が設定されていないと判定されると(ステップS3;NO)、CPU71は、プログラムメモリ72内の重要度段階初期値決定プログラム72bの部分を実行して、画像データの解像度や撮影画質等に基づいて、当該画像データの重要度の段階の初期値を決定して、当該初期値を属性情報として画像データに付加して記録メモリ5に記録させる(ステップS5)。
次に、CPU71は、プログラムメモリ72内の残り記録容量判定プログラム72cの部分を実行して、記録メモリ5の残り記録容量が所定量以下となったか否かを判定する(ステップS6)。
ここで、記録メモリ5の残り記録容量が所定量以下となったと判定されると(ステップS6;YES)、CPU71は、ユーザによるモード設定ボタン41cの所定操作に基づいて設定されている重要度変更モードに応じて分岐してデータ量変更処理を実行する(ステップS7)。
即ち、相対的重要度変更モードが設定されている場合には(ステップS71)、CPU71は、プログラムメモリ72内のデータ量変更プログラム72dの部分を実行して、相対的重要度変更モード用テーブルT31を参照して、記録メモリ5に記録されている全ての画像データの中で、相対的に最も重要度が低い画像データを処理対象として特定して(ステップS81)、当該画像データの「重要度」と対応する「リサイズ内容」に従ってデータ量を変更する(ステップS91)。また、絶対的重要度変更モードが設定されている場合には(ステップS72)、CPU71は、プログラムメモリ72内のデータ量変更プログラム72dの部分を実行して、絶対的重要度変更モード用テーブルT32を参照して、記録メモリ5に記録されている全ての画像データの中で、絶対的な重要度の段階が所定段階よりも低い画像データを処理対象として特定して(ステップS82)、当該画像データの「重要度」と対応する「リサイズ内容」に従ってデータ量を変更する(ステップS92)。
その後、相対的重要度変更モードが設定されている場合には(ステップS71)、CPU71は、プログラムメモリ72内から重要度変更プログラム72eの部分を実行し、データ量変更処理にて(ステップS91)、データ量が圧縮された画像データの重要度を、段階設定ボタン41dの所定操作に基づいて設定されている変更段階数に応じて変更して相対的に所定段階高くする(ステップS101)。また、絶対的重要度変更モードが設定されている場合には(ステップS72)、CPU71は、プログラムメモリ72内の重要度変更プログラム72eの部分を実行し、データ量変更処理にて(ステップS92)、データ量が圧縮された画像データの重要度を段階設定ボタン41dの所定操作に基づいて予め設定されている段階となるように変更する(ステップS102)。
そして、ステップS6に移行して、CPU71は、それ以降の処理の実行を制御する。
なお、データ量変更処理の実行後には、残り撮影可能枚数の表示が更新されるようになっている。
以上のように、本実施形態の撮像装置100によれば、記録メモリ5の残り記録容量が所定量以下となった場合に、画像データの重要度の段階の低い画像データを選択し、その選択された画像データを対象としてデータ量の削減処理を行い、その後、データ量の削減処理の対象となった画像データの重要度の段階を高くすることができる。従って、同じ画像データが連続してデータ量の削減処理の対象となることを防止することができ、画像データの自動整理を効率良く行うことができる。
即ち、相対的重要度変更モードが設定されている場合には、相対的に最も重要度が低い画像データを処理対象とするので、データ量の削減処理の対象となる画像データがなくなることが無く、新たな画像記録のためのメモリを常に確保することができる。また、データ量が圧縮された画像データの重要度を相対的に所定段階高くするので、同じ画像データだけが繰り返しデータ量の削減処理の対象となり、既にファイル容量が十分に少なくなっている画像データを更に圧縮するような、画質が低下する割にメモリ容量が確保できない非効率な圧縮処理を行うことがなくなる。また、このとき、段階設定ボタン41dの所定操作に基づいて相対的な変更段階数を設定することができるので、ユーザが相対的な変更段階数を適宜変更することにより、画像データの自動整理をより効率良く行うことができる。例えば、相対的な変更段階数を5段階に設定しておけば、初期に設定した重要度の相対的な関係を維持したままで画像整理を行っていくことも可能となる。しかも、この場合には、データ整理を繰り返しているうちに、全ての画像データの重要度の段階が同じになってしまい、圧縮処理対象が決まらなくなることを防止することができる。
また、絶対的重要度変更モードが設定されている場合には、絶対的な重要度が所定段階以下の画像データだけを処理対象とするので、本当に重要な画像データが圧縮されてしまうことが無い。また、データ量が圧縮された画像データの重要度を所定段階となるように変更することができ、画像データの自動整理を効率良く行うことができる。このとき、段階設定ボタン41dの所定操作に基づいて変更処理後の画像データの重要度の段階を設定することができ、ユーザが所望の重要度の段階を適宜設定することにより、同じ画像データに対して圧縮処理が行われる最大回数を制御するなど、画像データの自動整理をより効率良く行うことができる。
また、モード設定ボタン41cの所定操作に基づいて、相対的重要度変更モード及び絶対的重要度変更モードのうちの何れかに設定することができるので、ユーザが所望の重要度変更モードを設定することができ、画像データの自動整理をより効率良く行うことができる。
さらに、ユーザによる段階初期値設定ボタン41bの所定操作に従って画像データの重要度の段階の初期値が指定されていない場合に、画像データの解像度や撮影画質等に基づいて、当該画像データの重要度の段階の初期値を決定することができるので、ユーザが重要度を設定するのを忘れてしまった場合でも、画像データの重要度の段階の特定を適正に行うことができ、ユーザーの意図に反して重要な画像データが自動的に圧縮されてしまうことを防止し、画像データの自動整理をより効率良く行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
以下に、撮像装置の変形例について詳細に説明する。
<変形例1>
変形例1の撮像装置のCPU71は、記録メモリ5に記録されている複数の画像データの中で、重要度の低いものほど早めに当該画像データのデータ量変更処理を行うようになっている。
即ち、CPU71は、残り記録容量判定プログラム72cの実行に基づいて、所定のタイミングで重要度の最も低い段階が属性情報として記録されている画像データを特定して、データ量変更プログラム72dの実行に基づいて、特定された画像データほど早めに圧縮処理を行う。
具体的には、データメモリ73には、図6に示すように、「最も低い重要度」と、「メモリ容量の残量」と、「撮影枚数の残量」とが対応付けられた開始タイミング判定テーブルT4が記録されている。
例えば、「最も低い重要度」が「重要度3」である場合には、「メモリ容量の残量」20%と対応付けられるとともに、「撮影枚数の残量」10枚と対応付けられ、また、「重要度2」の場合、「メモリ容量の残量」10%と対応付けられるとともに、「撮影枚数の残量」5枚と対応付けられ、「重要度1」の場合、「メモリ容量の残量」が5%と対応付けられるとともに、「撮影枚数の残量」が3枚と対応付けられている。
そして、CPU71による残り記録容量判定プログラム72cの実行に基づいて、開始タイミング判定テーブルT4を参照して、重要度の最も低い段階が属性情報として記録されている画像データを特定して、当該画像データの「重要度」と対応付けられている「メモリ容量の残量」及び「撮影枚数の残量」に応じてデータ量変更処理の開始タイミングを判定する。
これによって、より最適なタイミングで画像データの自動整理を行うことができる。即ち、記録メモリ5の残り記録容量がなくなるぎりぎりまで自動整理を行わないでいると、解像度の高い撮影を連続的に行っている最中に自動整理が始まってしまい撮影を待たされる虞があり、また、記録メモリ5のメモリ容量に余裕を持たせ過ぎると利用効率が低下する問題があるが、重要度の低いものほど早めに画像データのデータ量変更処理を行うことにより最適なタイミングで画像データの自動整理を行うことができる。
<変形例2>
変形例2の撮像装置200は、撮像部1による残り撮像枚数が所定枚数となる記録メモリ5の残り記録容量を撮影状況に応じて推定(特定)して、当該記録容量が所定量以下となったか否かに応じてデータ整理処理の開始タイミングを判定する。
即ち、撮像装置200は、図7に示すように、プログラムメモリ72には、さらに、段階特定プログラム72fと、残り撮像枚数特定プログラム72gが記憶されている。
段階特定プログラム72fは、CPU71を段階特定手段として機能させるものである。即ち、段階特定プログラム72fは、記録メモリ5に記録された画像データの重要度の段階の中で、対応付けられている画像データの数が最も多い段階を特定する段階特定処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71による段階特定プログラム72fの実行に基づいて、記録メモリ5に記録されている全ての画像データについて、当該画像データにExifタグ情報として付帯されている重要度を取得して、これらから最も画像データの数が多い、つまり、使用頻度の高い段階を特定する。これにより、例えば、重要度1で撮影した画像データが35個であり、重要度2で撮影した画像データが50個である場合には、重要度2が最も画像データの数が多い重要度の段階となる。
残り撮像枚数特定プログラム72gは、CPU71を残り撮像枚数特定手段として機能させるものである。即ち、残り撮像枚数特定プログラム72gは、段階特定処理にて特定された最も画像データの記録数の多い段階と対応付けられている画像データの解像度及び撮影画質に基づいて、撮像部1による残り撮像枚数を特定する残り撮像枚数特定処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71による残り撮像枚数特定プログラム72gの実行に基づいて、最も画像データの記録数の多い段階と対応付けられている画像データの解像度及び撮影画質と記録メモリ5の残り記録容量から、当該解像度及び撮影画質にて撮像部1により撮影可能な残り撮像枚数を特定する。
そして、CPU71による残り記録容量判定プログラム72cの実行に基づいて、残り撮像枚数特定処理にて特定された残り撮像枚数が所定枚数となる記録メモリ5の記録容量を特定して、記録メモリ5の残り記録容量が特定された記録容量以下となったか否かを判定するようになっている。
なお、上記の判定の結果、記録メモリ5の残り記録容量が特定された記録容量以下となった場合に、CPU71の制御下におけるデータ量変更処理の実行タイミングは、電源オフ処理動作や再生モードへの移行時とするのが好ましい。
これによって、より最適なタイミングで画像データの自動整理を行うことができる。即ち、記録メモリ5の残り記録容量がなくなるぎりぎりまで自動整理を行わないでいると、解像度の高い撮影を連続的に行っている最中に自動整理が始まってしまい撮影を待たされる虞があり、また、記録メモリ5のメモリ容量に余裕を持たせ過ぎると利用効率が低下する問題があるが、使用頻度の高い段階と対応付けられている画像データの解像度及び撮影画質に従って特定される残り撮像枚数に基づいてデータ整理処理の開始タイミングを判定することができ、より最適なタイミングで画像データの自動整理を行うことができる。
<変形例3>
変形例3の撮像装置300は、変形例2の撮像装置200におけるデータ量変更処理の開始タイミングの判定処理を変更したものであり、撮像部1による残り撮像枚数が所定枚数以下となったか否かに応じてデータ整理処理の開始タイミングを判定する。
即ち、撮像装置300は、図8に示すように、プログラムメモリ72には、残り記録容量判定プログラム72cに代えて残り撮像枚数判定プログラム72hが記憶されている。
残り撮像枚数判定プログラム72hは、CPU71を残り撮像枚数判定手段として機能させるものである。即ち、残り撮像枚数判定プログラム72hは、残り撮像枚数特定処理にて特定された残り撮像枚数が所定枚数以下となったか否かを判定する残り撮像枚数判定処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
そして、残り撮像枚数判定処理にて残り撮像枚数が所定枚数以下となったと判定されると、CPU71は、データ量変更プログラム72dの実行に基づいて画像データの圧縮処理等を行う。
これによって、変形例2と同様に、より最適なタイミングで画像データの自動整理を行うことができる。即ち、記録メモリ5の残り記録容量がなくなるぎりぎりまで自動整理を行わないでいると、解像度の高い撮影を連続的に行っている最中に自動整理が始まってしまい撮影を待たされる虞があり、また、記録メモリ5のメモリ容量に余裕を持たせ過ぎると利用効率が低下する問題があるが、使用頻度の高い段階と対応付けられている画像データの解像度及び撮影画質に従って特定される残り撮像枚数に基づいてデータ整理処理の開始タイミングを判定することができ、より最適なタイミングで画像データの自動整理を行うことができる。
なお、上記実施形態では、画像データに重要度の段階の初期値の設定を被写体の撮影処理の際に行うようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、被写体を撮影して画像データを記録メモリ5に記録した後に、画像データの記録サイズや圧縮率から画像データの重要度を特定して、その段階を設定するようにしても良い。
また、記録メモリ5に記録されている重要度と対応付けられている画像ファイルをUSB端子を介して接続されたパーソナルコンピュータ等の外部機器(図示略)に転送して、当該外部機器にてデータ圧縮処理等を行うようにしても良い。
また、上記実施形態では、画像処理装置として撮像装置100を例示して説明したが、これに限られるものではなく、必ずしも撮像部1を備える必要はない。即ち、記録メモリ5の残り記録容量が所定量以下となったと判定された場合に、複数の画像データの中から重要度の段階の低い画像データを選択し、この選択された画像データを対象としてデータ量の削減処理を行い、データ量の削減処理の対象となった画像データの重要度の段階を高くする処理を行うことができる手段を備える画像処理装置であれば如何なるものであっても良い。
加えて、上記実施形態では、残り記録容量判定手段、画像データ量削減手段、重要度変更手段、相対的変更手段、絶対的変更手段、重要度段階初期値決定手段、段階特定手段、残り撮像枚数判定手段としての機能を、CPU71によって、所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、例えば、各種機能を実現するためのロジック回路等から構成しても良い。
本発明を適用した一実施形態の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置に記録された重要度初期値設定テーブルの一例を模式的に示す図である。 図1の撮像装置に記録された開始タイミング判定テーブルの一例を模式的に示す図である。 図1の撮像装置に記録された処理内容決定テーブルの一例を模式的に示す図である。 図1の撮像装置によるデータ整理処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 変形例1の撮像装置に記録された開始タイミング判定テーブルの一例を模式的に示す図である。 変形例2の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 変形例3の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
100、200、300 撮像装置(画像処理装置)
1 撮像部(撮像手段)
41b 段階初期値設定ボタン(段階初期値指定手段)
41c モード設定ボタン(変更処理選択手段)
41d 段階設定ボタン(相対的変更段階数設定手段、絶対的変更段階設定手段)
5 記録メモリ(画像データ記録手段)
71 CPU(残り記録容量判定手段、画像データ量削減手段、重要度変更手段、相対的変更手段、絶対的変更手段、重要度段階初期値決定手段、段階指定判定手段、段階特定手段、残り撮像枚数判定手段)

Claims (11)

  1. 複数の画像データの各々と複数段階の重要度のうちの何れか一段階の重要度とを対応付けて記録する画像データ記録手段と、
    前記画像データ記録手段の残り記録容量が所定量以下となったか否かを判定する残り記録容量判定手段と、
    前記残り記録容量判定手段により前記所定量以下となったと判定されると、前記画像データ記録手段に記録された複数の画像データの中から前記重要度の段階の低い画像データを選択し、この選択された画像データを対象としてデータ量の削減処理を行う画像データ量削減手段と、
    前記画像データ量削減手段による前記データ量の削減処理の対象となった画像データの重要度の段階を高くする重要度変更手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記重要度変更手段は、前記重要度を相対的に所定段階高くするように変更する相対的変更手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記重要度変更手段は、
    前記重要度を前記複数段階のうちの所定の段階となるように絶対的に変更する絶対的変更手段と、
    前記重要度を相対的に所定段階高くするように変更する相対的変更手段とを備え、
    前記絶対的変更手段による前記重要度の変更処理と、前記相対的変更手段による前記重要度の変更処理のうちの何れか一の処理を選択する変更処理選択手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記相対的変更手段による前記重要度の変更処理に係る相対的な変更段階数を設定する相対的変更段階数設定手段を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記絶対的変更手段による前記重要度の変更処理後の当該画像データの重要度の段階を設定する絶対的変更段階設定手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像データ量削減手段は、前記画像データ記録手段に記録された前記画像データと対応付けられている前記重要度の低いものほど早めに当該画像データの前記データ量の削減処理を行うことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の画像処理装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の画像処理装置と、
    被写体を撮像して画像データを取得する撮像手段と、
    前記撮像手段により取得される前記画像データのデータ量に関連するデータ量関連情報に基づいて、前記画像データ記録手段に記録される前記重要度の段階の初期値を決定する重要度段階初期値決定手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  8. ユーザによる操作に基づいて前記重要度の段階の初期値を指定する段階初期値指定手段と、
    前記段階初期値指定手段により前記重要度の段階の初期値が指定されているか否かを判定する段階指定判定手段と、を備え、
    前記重要度段階初期値決定手段は、前記段階指定判定手段により前記重要度の段階の初期値が指定されていないと判定された場合に、前記重要度の段階の初期値を決定することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記画像データ記録手段は、前記撮像手段により取得された前記画像データの解像度及び画質と前記重要度の段階とを対応付けて記録し、
    前記画像データ記録手段に記録された前記重要度の段階の中で、対応付けられている前記画像データの数が最も多い段階を特定する段階特定手段と、
    前記段階特定手段により特定された段階と対応付けられている前記画像データの解像度及び画質に基づいて、前記撮像手段による残り撮像枚数を特定する残り撮像枚数特定手段と、を備え、
    前記残り記録容量判定手段は、前記残り撮像枚数特定手段により特定された前記残り撮像枚数が所定枚数となる前記画像データ記録手段の記録容量を特定して、前記残り記録容量が特定された前記記録容量以下となったか否かを判定することを特徴とする請求項7又は8に記載の撮像装置。
  10. 前記画像データ記録手段は、前記撮像手段により取得された前記画像データの解像度及び画質と前記重要度の段階とを対応付けて記録し、
    前記画像データ記録手段に記録された前記重要度の段階の中で、対応付けられている前記画像データの数が最も多い段階を特定する段階特定手段と、
    前記段階特定手段により特定された段階と対応付けられている前記画像データの解像度及び画質に基づいて、前記撮像手段による残り撮像枚数を特定する残り撮像枚数特定手段と、
    前記残り撮像枚数特定手段により特定された前記残り撮像枚数が所定枚数以下となったか否かを判定する残り撮像枚数判定手段と、を備え、
    前記画像データ量削減手段は、前記残り撮像枚数判定手段により前記所定枚数以下となったと判定されると、前記データ量の削減処理を行うことを特徴とする請求項7又は8に記載の撮像装置。
  11. 複数の画像データの各々と複数段階の重要度のうちの何れか一段階の重要度とを対応付けて記録する画像データ記録手段を備える画像処理装置に、
    前記画像データ記録手段の残り記録容量が所定量以下となったか否かを判定する機能と、
    前記所定量以下となったと判定されると、前記画像データ記録手段に記録された複数の画像データの中から前記重要度の段階の低い画像データを選択し、この選択された画像データを対象としてデータ量の削減処理を行う機能と、
    前記データ量の削減処理の対象となった画像データの重要度の段階を高くする機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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