JP2008287427A - ジョブ稼動状況評価システム、ジョブ稼動状況評価方法及びジョブ稼動状況評価プログラム - Google Patents

ジョブ稼動状況評価システム、ジョブ稼動状況評価方法及びジョブ稼動状況評価プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】希望時刻にバッチ処理を終了させるために、効率のよい必要同時ジョブ実行数を算出して、ジョブ稼動状況を評価することのできるジョブ稼動状況評価システム、ジョブ稼動状況評価方法及びジョブ稼動状況評価プログラムを提供する。
【解決手段】ジョブ稼動状況評価サーバ20の評価コンピュータ21は、ジョブ稼動状況データと、定義情報データ記憶部12のジョブ実行定義データに基づいて、シミュレーションを実行する。シミュレーション結果データから、評価コンピュータ21は、終了日時が終了希望時刻のジョブがあり、このジョブにキュー待ち時間がある場合には、同時ジョブ実行数を変更して、再度、シミュレーションを実行する。シミュレーションを実行しない場合には、最後のシミュレーションで用いた同時ジョブ実行数を、的確同時ジョブ実行数として特定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、多数のジョブの稼動状況を評価するためのジョブ稼動状況評価システム、ジョブ稼動状況評価方法及びジョブ稼動状況評価プログラムに関する。
従来、多くのデータに関するジョブを効率よく処理するために、バッチ処理することがある。このようなバッチ処理の処理能力を高めるための処理管理装置も検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この文献記載の技術では、バッチ処理を行なうジョブ群と、そのジョブに優先度を付与し、ジョブの実行過程を監視するジョブ監視装置とジョブ群をスケジューリングするスケジューリング装置からなる。ジョブスケジューリング装置が、インデックスの再構築の優先度を高くし、インデックスの再構築、データベースのバックアップの順でジョブを実行させる。インデックスの再構築を行なった後にデータベースのバックアップを行なう。
特開2002−259137号公報(第1頁)
ところで、バッチ処理によって作成したファイルを業務に使用する場合など、所定の終了時刻までにバッチ処理を終了させることが必要な場合がある。この場合、バッチ処理に含まれるジョブが多い場合には、リソースを多くすればジョブの待ち時間が少なくなるため、バッチ処理の処理時間を短縮することが期待できる。しかし、リソースを増加することはコスト増加を招くとともに、リソースを増加させても、バッチ処理の終了時刻を短縮できない場合もある。この場合には、最適な数のリソースを用いて、バッチ処理の終了時刻に影響を与えるジョブのチューニングやアプリケーションの改修を行なうことが効率的である。しかし、リソースの最適な数やバッチ処理の終了時刻に影響するジョブを特定することは容易ではない。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、その目的は、希望時刻にバッチ処理を終了させるために、効率のよい必要同時ジョブ実行数を算出して、ジョブ稼動状況を評価することのできるジョブ稼動状況評価システム、ジョブ稼動状況評価方法及びジョブ稼動状況評価プログラムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ジョブを特定するためのジョブ識別子、ジョブのキュー登録時刻、開始時刻及び終了時刻を関連付けたログデータを記録するログデータ記憶手段と、ジョブの稼動状況を評価する制御コンピュータとを備えたシステムであって、前記制御コンピュータが、シミュレーションにおける目標最終処理終了時刻を取得する条件値取得手段と、シミュレーションに用いる同時ジョブ実行数を取得し、この同時ジョブ実行数と、前記ログデータ記憶手段から取得したログデータとを用いて、シミュレーションを実行するシミュレーション実行手段と、シミュレーション実行手段によって取得したシミュレーション結果が前記目標最終処理終了時刻より遅い場合、シミュレーション結果のジョブ終了時刻及び前記目標最終処理終了時刻に基づいて、前記最終処理終了時刻に影響するジョブを特定し、このジョブのキュー登録時刻とジョブ開始時刻を前記ログデータ記憶手段から取得して、ジョブ実行待機時間の有無を特定するジョブ実行待機時間特定手段と、前記ジョブ実行待機時間がある場合には、前記最終処理終了時刻が前記目標最終処理終了時刻以前になるまで又は特定されたジョブにおけるジョブ実行
待機時間がなくなるまで、同時ジョブ実行数を変更して前記シミュレーション実行手段によるシミュレーションを繰り返して実行し、必要同時ジョブ実行数を算出する処理を実行する算出手段とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のジョブ稼動状況評価システムにおいて、ジョブのジョブ識別子と、このジョブを実行するために必要な先行ジョブを特定する先行ジョブ識別子とを相互に関連付けて記録したジョブ定義記憶手段とを更に備え、前記ジョブ実行待機時間特定手段が、前記最終処理終了時刻に影響するジョブのジョブ識別子を特定し、このジョブ識別子に関連付けられている先行ジョブのジョブ識別子を前記ジョブ定義記憶手段から取得し、前記特定したジョブ識別子及び前記取得した先行ジョブのジョブ識別子に関連付けられたキュー登録時刻と開始時刻を前記ログデータ記憶手段から取得し、前記取得した少なくとも1つの開始時刻がキュー登録時刻よりも遅い場合には、ジョブ実行待機時間があると判定し、前記取得したすべての開始時刻がキュー登録時刻と同じである場合には、ジョブ実行待機時間がないと判定することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のジョブ稼動状況評価システムにおいて、前記制御コンピュータが、前記ログデータ記憶手段に記録されたログデータ又は前記シミュレーション結果のデータを可視化データとして取得する可視化データ取得手段と、取得した可視化データの各ジョブのキュー登録時刻、ジョブ開始時刻及び終了時刻を、キュー登録時刻の順番に、時系列グラフに表示するためのジョブ稼動状況表示データを生成する展開手段を更に備えたことを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、ジョブを特定するためのジョブ識別子、ジョブのキュー登録時刻、開始時刻及び終了時刻を関連付けたログデータを記録するログデータ記憶手段と制御コンピュータとを用いて、ジョブの稼動状況を評価する方法であって、前記制御コンピュータが、シミュレーションにおける目標最終処理終了時刻を取得する条件値取得段階と、シミュレーションに用いる同時ジョブ実行数を取得し、この同時ジョブ実行数と、前記ログデータ記憶手段から取得したログデータとを用いて、シミュレーションを実行するシミュレーション実行段階と、シミュレーション実行段階によって取得したシミュレーション結果が前記目標最終処理終了時刻より遅い場合、シミュレーション結果のジョブ終了時刻及び前記目標最終処理終了時刻に基づいて、前記最終処理終了時刻に影響するジョブを特定し、このジョブのキュー登録時刻とジョブ開始時刻を前記ログデータ記憶手段から取得して、ジョブ実行待機時間の有無を特定するジョブ実行待機時間特定段階と、前記ジョブ実行待機時間がある場合には、前記最終処理終了時刻が前記目標最終処理終了時刻以前になるまで又は特定されたジョブにおけるジョブ実行待機時間がなくなるまで、同時ジョブ実行数を変更して前記シミュレーション実行段階によるシミュレーションを繰り返して実行し、必要同時ジョブ実行数を算出する処理を実行する算出段階とを実行することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、ジョブを特定するためのジョブ識別子、ジョブのキュー登録時刻、開始時刻及び終了時刻を関連付けたログデータを記録するログデータ記憶手段と制御コンピュータとを用いて、ジョブの稼動状況を評価するプログラムであって、前記制御コンピュータを、シミュレーションにおける目標最終処理終了時刻を取得する条件値取得手段、シミュレーションに用いる同時ジョブ実行数を取得し、この同時ジョブ実行数と、前記ログデータ記憶手段から取得したログデータとを用いて、シミュレーションを実行するシミュレーション実行手段、シミュレーション実行手段によって取得したシミュレーション結果が前記目標最終処理終了時刻より遅い場合、シミュレーション結果のジョブ終了時刻及び前記目標最終処理終了時刻に基づいて、前記最終処理終了時刻に影響するジョブを特定し、このジョブのキュー登録時刻とジョブ開始時刻を前記ログデータ記憶手段から取得して、ジョブ実行待機時間の有無を特定するジョブ実行待機時間特定手段、及び前記
ジョブ実行待機時間がある場合には、前記最終処理終了時刻が前記目標最終処理終了時刻以前になるまで又は特定されたジョブにおけるジョブ実行待機時間がなくなるまで、同時ジョブ実行数を変更して前記シミュレーション実行手段によるシミュレーションを繰り返して実行し、必要同時ジョブ実行数を算出する処理を実行する算出手段として機能させることを要旨とする。
(作用)
本発明によれば、制御コンピュータが、シミュレーションに用いる同時ジョブ実行数と、ログデータ記憶手段から取得したログデータとを用いて、シミュレーションを実行する。制御コンピュータは、シミュレーション結果が目標最終処理終了時刻より遅い場合、シミュレーション結果のジョブ終了時刻及び目標最終処理終了時刻に基づいて、ジョブの目標最終処理終了時刻に影響するジョブを特定し、このジョブにおけるキュー登録時刻とジョブ開始時刻からジョブ実行待機時間の有無を特定する。制御コンピュータは、ジョブ実行待機時間がある場合には、最終処理終了時刻が目標最終処理終了時刻以前になるまで又は特定されたジョブにおけるジョブ実行待機時間がなくなるまで、同時ジョブ実行数を変更してシミュレーション実行手段によるシミュレーションを繰り返して実行し、必要同時ジョブ実行数を算出する処理を実行する。このため、制御コンピュータは、同時ジョブ実行数の変動により目標最終処理終了時刻に近づけることができる場合には、同時ジョブ実行数を変動させて再度シミュレーションを行ない、同時ジョブ実行数を変更しても目標最終処理終了時刻に近づけることができない場合には、シミュレーションを行なわない。このため、目標最終処理終了時刻にするために、効率のよい同時ジョブ実行数が得られるので、効率的なジョブ稼動状況を評価することができる。従って、この同時ジョブ実行数に対応するリソースを用いることにより、効率的にバッチ処理を実行することができる。
本発明によれば、ジョブ実行待機時間特定手段は、最終処理終了時刻に影響するジョブの先行ジョブのキュー登録時刻と開始時刻とを、ログデータ記憶手段から取得する。ジョブ実行待機時間特定手段は、特定されたジョブ及び先行ジョブの少なくとも1つのジョブの開始時刻がキュー登録時刻よりも遅い場合には、ジョブ実行待機時間があると判定する。また、ジョブ実行待機時間特定手段は、取得したすべての開始時刻がキュー登録時刻と同じである場合には、ジョブ実行待機時間がないと判定する。このため、制御コンピュータは、最終処理終了時刻に影響するジョブのキュー登録時刻と開始時刻だけからジョブ実行待機時間の有無を判定するのではなく、このジョブに関連付けられている先行ジョブにおけるキュー登録時刻と開始時刻からも、ジョブ実行待機時間の有無を判定することができる。従って、同時ジョブ実行数の変動により目標最終処理終了時刻に近づけることができるか否かの判定をより適切に行なうことができる。
本発明によれば、制御コンピュータは、ログデータ記憶手段に記録されたログデータ又はシミュレーション結果のデータを可視化データとして取得する。制御コンピュータは、取得した可視化データの各ジョブのキュー登録時刻、ジョブ開始時刻及び終了時刻を、キュー登録時刻の順番に、時系列グラフに表示するためのジョブ稼動状況表示データを生成する展開手段を更に備える。このため、キュー登録時刻、ジョブ開始時刻及び終了時刻を、時系列グラフに展開して表示されるので、各ジョブにおけるキュー登録時刻から開始時刻までのキュー待ち時間や開始時刻から終了時刻までの処理時間を、ジョブが行なわれた順番に時系列で容易に把握することができる。
本発明によれば、希望時刻にバッチ処理を終了させるために、効率のよい必要同時ジョブ実行数を算出して、ジョブ稼動状況を評価することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。本実施形態においては、ジョブを実行するジョブ実行サーバ10において実際に実行されたジョブ実行結果を用いて、ジョブの稼動状況を評価する場合を想定する。
ジョブ実行サーバ10は、例えば、日中に入力されたデータを夜間に一括して処理するバッチ処理を実行する。このジョブ実行サーバ10は、ジョブの実行を管理するジョブ管理コンピュータ11を備えている。このジョブ管理コンピュータ11は、ジョブを実行する複数のジョブ処理コンピュータ(図示せず)に接続されており、各ジョブ処理コンピュータの状況を監視しながら、ジョブの割り振りを行なう。本実施形態では、ジョブ実行サーバ10に接続されたジョブ処理コンピュータが、それぞれ1つのジョブを実行する。
更に、このジョブ管理コンピュータ11は、ジョブ定義記憶手段としての定義情報データ記憶部12及びログファイルデータ記憶部13に接続されている。
定義情報データ記憶部12には、ジョブの実行開始を制御するための定義に関するジョブ実行定義データが記録される。このジョブ実行定義データは、ジョブを行なう前に予め設定されて登録される。このジョブ実行定義データには、各ジョブのジョブ名及び実行定義に関するデータが含まれる。
ジョブ名データ領域には、ジョブを特定するためにジョブに付された名称に関するデータが記録される。本実施形態では、このジョブ名が、ジョブ識別子として機能する。
実行定義データ領域には、このジョブを実行するために必要な条件データが記録されている。例えば、ジョブDを実行するために、ジョブA,B,Cの結果が必要な場合には、これらジョブA,B,Cを特定するためのデータが記録される。
一方、ログファイルデータ記憶部13には、実際に実行されたジョブのログに関するデータが記録される。このログファイルデータは、ジョブ処理が終了すると記録される。このログファイルデータには、ジョブ名、状態、キュー登録日時、開始日時及び終了日時に関するデータが含まれている。
ジョブ名データ領域には、このジョブの名称に関するデータが記録される。
状態データ領域には、このジョブを実行したときの状態に関するデータが記録される。例えば、正常にジョブが終了した場合には、「正常終了」を示すデータが記録される。
キュー登録日時データ領域には、このジョブの処理が実行可能となった年月日及び時刻に関するデータが記録される。
開始日時データ領域には、このジョブの処理が実際に実行された年月日及び時刻に関するデータが記録される。
終了日時データ領域には、このジョブの処理が終了した年月日及び時刻に関するデータが記録される。
更に、ジョブ実行サーバ10は、ジョブ稼動状況評価サーバ20に接続されている。このジョブ稼動状況評価サーバ20は、後述するクライアント端末30と連携しながらジョブの稼動状況を評価する。従って、本実施形態では、ジョブ稼動状況評価システムは、ジョブ稼動状況評価サーバ20とクライアント端末30から構成されている。
このジョブ稼動状況評価サーバ20は、制御コンピュータを構成する評価コンピュータ21を備える。この評価コンピュータ21は、図示しないCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(データ蓄積段階及び、条件値取得段階、シミュレーション実行段階、ジョブ実行待機時間特定段階及び算出段階を含むシミュレーション段階等を含む処理)を行なう。そして、このためのジョブ稼動状況評価プログラムを実行することにより、評
価コンピュータ21は、データ蓄積手段及び、条件値取得手段、シミュレーション実行手段、ジョブ実行待機時間特定手段及び算出手段を含むシミュレーション手段等として機能する。
更に、評価コンピュータ21は、同時実行数データ記憶部を備えている。この同時実行数データ記憶部には、ジョブ実行サーバ10が管理しているジョブ処理コンピュータの数に関するデータや後述するシミュレーションの結果から算出した的確同時ジョブ実行数(必要同時ジョブ実行数)に関するデータが記録される。
評価コンピュータ21は、ログデータ記憶手段としてのジョブ稼動状況データ記憶部22に接続されている。このジョブ稼動状況データ記憶部22には、図2に示すように、ジョブ稼動状況データ220が記録されている。このジョブ稼動状況データ220は、ジョブ実行サーバ10におけるジョブが完了した場合に、ログファイルデータ記憶部13から取得して記録される。このジョブ稼動状況データ220には、ジョブ名、キュー登録日時、開始日時及び終了日時に関するデータが含まれる。
更に、評価コンピュータ21は、図示しないシミュレーション結果データ記憶部を備えている。このシミュレーション結果データ記憶部は、後述するシミュレーション結果に関するデータを記録する。このシミュレーション結果データには、ジョブ名に関するデータと、シミュレーションによって得られたキュー登録日時、開始日時及び終了日時に関するデータとを含む。
ジョブ稼動状況評価サーバ20に接続されているクライアント端末30は、図示しないCPU、RAM及びROM等を備えた制御部を有する。この制御部は、評価コンピュータ21とともに制御コンピュータを構成しており、本実施形態では、後述する処理(可視化データ取得段階及び展開段階を含む可視化処理段階を含む処理)を行なう。そして、このためのジョブ稼動状況評価プログラムを実行することにより、この制御部は、可視化データ取得手段及び展開手段を含む可視化処理手段等としても機能する。
更に、このクライアント端末30は、ディスプレイ、キーボード及びポインティングデバイスを備える。ディスプレイは、シミュレーションの設定画面や、後述する可視化処理による、実際に実行されたジョブやシミュレーションにおけるジョブの稼動状況を可視化したジョブ稼動状況画面等を表示する。キーボード及びポインティングデバイスは、シミュレーションに用いる条件値(例えば、終了希望時間等)に関するデータを入力したり、シミュレーションの実行を指示したりする場合に用いられる。
次に、上述した構成のジョブ稼動状況評価サーバ20を用いた処理について説明する。本実施形態では、シミュレーション処理、可視化処理及び指定された同時ジョブ実行数によるシミュレーション実行処理の順番に説明する。これらの処理を行なう前に、ジョブ稼動状況評価サーバ20の評価コンピュータ21は、ログファイルデータ記憶部13に記録されたログファイルデータを取得し、ジョブ稼動状況データ220のジョブ名、キュー登録日時、開始日時及び終了日時をジョブ稼動状況データ記憶部22に記録しておく。
(シミュレーション処理)
まず、シミュレーション処理について、図3を用いて説明する。ここでは、リソース(ジョブ処理コンピュータ)を増やす場合について説明する。本実施形態では、バッチ処理の実行を開始する処理開始時刻は変更せずに、バッチ処理の終了希望時刻を実際に実行されたバッチ処理の最終終了時刻より早い時刻に設定する場合を想定する。
ここで、ユーザは、クライアント端末30を介して、シミュレーション処理の実行指示
を行なう。具体的には、まず、ユーザの指示に応じて、クライアント端末30は、ジョブ稼動状況評価プログラムを起動して、ディスプレイにメニューボタンを表示する。表示されたメニューボタンから、シミュレーション処理を実行するためのボタンが選択されると、クライアント端末30は、シミュレーションの条件値を設定する画面をディスプレイに表示する。この設定画面には、シミュレーションの条件値を入力する入力欄と、シミュレーション実行ボタンとが含まれる。本実施形態では、シミュレーションの条件値として、バッチ処理の終了希望時刻が入力される。そして、シミュレーション実行ボタンが選択されると、クライアント端末30は、シミュレーション実行依頼をジョブ稼動状況評価サーバ20に送信する。このシミュレーション実行依頼には、設定画面に入力された終了希望時刻が含まれる。そして、シミュレーション実行依頼を受信したジョブ稼動状況評価サーバ20の評価コンピュータ21は、条件値の取得処理を実行する(ステップS1−1)。
そして、終了希望時刻に関するデータを取得した評価コンピュータ21は、シミュレーションを実行する(ステップS1−2)。この場合、評価コンピュータ21は、同時ジョブ実行数と、定義情報データ記憶部12に記録されたジョブ実行定義データと、ジョブ稼動状況データ記憶部22に記録されたジョブ稼動状況データ220とを用いる。
ここでは、まず、評価コンピュータ21のシミュレーション手段は、シミュレーションに用いる同時ジョブ実行数の算出処理を行なう。具体的には、シミュレーション手段は、ジョブ実行サーバ10で実際のジョブ実行に用いたジョブ処理コンピュータの数を、同時実行数データ記憶部から取得する。そして、シミュレーション手段は、ジョブ実行サーバ10で実際に実行されたバッチ処理の最終終了時刻(最後に行なわれたジョブの終了時刻)が、クライアント端末30から取得した終了希望時刻よりも遅いため、実際のジョブ実行に用いたジョブ処理コンピュータの数に「1」を加えた数を同時ジョブ実行数として算出する。
そして、シミュレーション手段は、ジョブ稼動状況データ220のキュー登録日時が早いジョブから順番に、算出した同時ジョブ実行数に対してジョブの割り振りを実行する。そして、ジョブの割り振りによりキュー待ち時間がなくなったジョブについては、シミュレーション手段は、キュー登録日時と同じ日時を、シミュレーション結果データ記憶部の開始日時データ領域に記録する。
また、シミュレーション手段は、ジョブ稼動状況データ220の終了日時から開始日時を減算して各ジョブの処理時間を算出し、シミュレーション結果データ記憶部に記録した開始日時に、算出したジョブの処理時間を加えて、終了日時を算出する。そして、シミュレーション手段は、算出した終了日時を、シミュレーション結果データ記憶部の終了日時データ領域に記録する。
更に、シミュレーション手段は、シミュレーション結果データ記憶部に記録した終了日時に関するデータと、ジョブ実行定義データとを用いて、終了日時が早くなったジョブによって、ジョブ稼動状況データ220に記録されているキュー登録日時よりもキュー登録日時が早くなるジョブの特定を行なう。
具体的には、ジョブDを実行する条件がジョブA,B,Cの処理が実行済である場合、ジョブDは、ジョブA,B,Cのうち最後のジョブの処理が完了すると、実行可能となって、その時刻がキュー登録日時として記録される。ここで、同時ジョブ実行数が変更されたために、ジョブA,B,Cの最後のジョブの終了日時が変更する場合には、これに応じてジョブのキュー登録日時を変更する。
以上のようにして、シミュレーション手段は、ジョブ稼動状況データ記憶部22に記録
されたジョブ稼動状況データ220に対応する各ジョブのシミュレーションを行ない、シミュレーション結果を、シミュレーション結果データ記憶部に記録する。
そして、評価コンピュータ21は、シミュレーションの実行によりすべてのジョブの終了日時が、終了希望時刻以前であるか否かの判定処理を実行する(ステップS1−3)。この場合、すべてのジョブの終了日時が終了希望時刻以前である場合(ステップS1−3において「YES」)には、後述する的確同時ジョブ実行数の特定処理を実行する(ステップS1−6)。
一方、終了希望時刻を超える終了日時のジョブがある場合(ステップS1−3において「NO」の場合)には、シミュレーション手段は、キュー待ち時間(ジョブ実行待機時間)があるか否かの判定処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、シミュレーション手段は、終了日時が終了希望時刻を超えるジョブのシミュレーション結果データのキュー登録日時と開始日時が同じか否かを比較する。
ここで、ジョブの開始日時がキュー登録日時より遅く、このジョブにキュー待ち時間がある場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、シミュレーション手段は、同時ジョブ実行数を変更する(ステップS1−5)。この場合(ステップS1−5)、シミュレーション手段は、同時ジョブ実行数を変更(増加)する。具体的には、シミュレーションの実行(ステップS1−2)において用いた同時ジョブ実行数に「1」を加えた数を同時ジョブ実行数とする。そして、変更した同時ジョブ実行数を用いて、再度、シミュレーションを実行し(ステップS1−2)、これ以降の処理を繰り返して実行する。
一方、ジョブのキュー登録日時と開始日時とが同じである場合には、シミュレーション手段は、このジョブのジョブ名に関連付けられたジョブ実行定義データを定義情報データ記憶部12において検索する。ここで、先行ジョブのジョブ名を抽出できた場合には、シミュレーション手段は、取得したジョブ名に関連付けられたジョブ実行定義データを抽出する。この場合、シミュレーション手段は、この抽出処理を、取得したジョブ名に関連付けられたジョブ実行定義データが取得できなくなるまで繰り返して実行する。
そして、シミュレーション手段は、取得した先行ジョブのジョブ名に関連付けられたシミュレーション結果データをシミュレーション結果データ記憶部から取得する。更に、シミュレーション手段は、取得したシミュレーション結果データのキュー登録日時と開始日時とを比較する。
ここで、取得した先行ジョブのうち、開始日時がキュー登録日時より遅くキュー待ち時間がある場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、シミュレーション手段は、同時ジョブ実行数を変更し(ステップS1−5)、これを用いて、再度、シミュレーションを実行する(ステップS1−2)。
一方、取得した各先行ジョブにおいて開始日時がキュー登録日時と同じである場合には、シミュレーション手段は、的確同時ジョブ実行数の特定処理を実行する(ステップS1−6)。具体的には、シミュレーション手段は、最後にシミュレーションを実行したときの同時ジョブ実行数を、的確同時ジョブ実行数として特定して、同時実行数データ記憶部に記録する。
以上により、シミュレーション処理が終了する。そして、シミュレーション処理が終了したジョブ稼動状況評価サーバ20の評価コンピュータ21は、シミュレーション実行依頼を送信したクライアント端末30に対して、シミュレーション結果データと、的確同時ジョブ実行数に関するデータとを送信して、次の可視化処理を行なう。
(可視化処理)
次に、クライアント端末30の制御部における可視化処理について説明する。この可視化処理は、実際のジョブ稼動状況やシミュレーション結果によるジョブ稼動状況をディスプレイに表示する処理である。
まず、クライアント端末30の制御部は、可視化データの取得処理を実行する(ステップS2−1)。ここで、上述のシミュレーション実行依頼を送信した場合には、ジョブ稼動状況評価サーバ20から受信したシミュレーション結果データを可視化データとして取得する。
また、実際のジョブ稼動状況を閲覧する場合には、ユーザの指示に応じて、クライアント端末30は、ジョブ稼動状況評価プログラムを起動して、ディスプレイにメニューボタンを表示する。表示されたメニューボタンから、実際のジョブ稼動状況について可視化処理を実行するためのボタンが選択されると、クライアント端末30の制御部は、ジョブ稼動状況評価サーバ20に対して、ログデータ要求依頼を実行する。本実施形態においては、ジョブ稼動状況データ220としてログファイルデータが記録されているため、ジョブ稼動状況評価サーバ20の評価コンピュータ21は、ジョブ稼動状況データ記憶部22に記録されたジョブ稼動状況データ220をクライアント端末30に送信する。この場合、評価コンピュータ21は、同時実行数データ記憶部から取得したジョブ処理コンピュータの数に関するデータもクライアント端末30に送信する。クライアント端末30の制御部は、ログデータ要求依頼に対応してジョブ稼動状況評価サーバ20から受信したジョブ稼動状況データ220を可視化データとして取得する。
次に、クライアント端末30の制御部は、時系列グラフに展開する展開処理を実行するステップS2−2)。ここで、可視化データを取得した制御部は、取得した可視化データをキュー登録時刻の早い順番に並べ替える。更に、制御部は、並び替えた可視化データを用いて、図5で示すジョブ稼動状況画面500を表示するためのジョブ稼動状況表示データを生成する。
ここで、ジョブ稼動状況表示データを生成する場合、制御部は、各可視化データのキュー登録日時、開始日時及び終了日時の時刻を表に並べる処理を行なう。更に、制御部は、横軸を時刻として表わしたグラフを作成する。ここで、制御部は、時刻を示す横軸の1つの単位を10分として設定する。そして、制御部は、可視化データの開始時刻に相当する列に、開始時刻の「分」の数値を表示するデータを、このジョブ稼動状況表示データに含める。更に、このジョブ稼動状況表示データに、可視化データの終了時刻に相当する列の1つ後の列に、終了時刻の「分」の数値を表示する。更に、このジョブ稼動状況表示データに、開始時刻に相当する列から終了時刻に相当する列を、処理時間を特定可能な表示(本実施形態では太枠の表示)とするデータを含める。更に、このジョブ稼動状況表示データに、キュー登録時刻に相当する列の前の列に、キュー登録時刻の「分」の数値を表示するデータを含める。そして、キュー登録時刻に相当する列と、開始時刻に相当する列とが同じでない場合には、このジョブ稼動状況表示データに、その間の列を、キュー待ち時間を特定可能な表示(本実施形態ではハッチングの表示)とするデータを含める。
また、シミュレーション結果データを可視化データとして取得した場合、制御部は、終了希望時刻を超えた終了日時のジョブが存在するときには、このジョブを他のジョブとは異なる表示方法(例えば異なる表示色等)により表示させるためのデータを、ジョブ稼動状況表示データに含める。
更に、このジョブ稼動状況表示データに、この可視化表示において用いた同時ジョブ実
行数を含める。この場合、ジョブ稼動状況データ220を可視化データとして用いる場合には、実際に処理を行なったジョブ処理コンピュータの数を、同時ジョブ実行数として含める。また、シミュレーション結果データを可視化データとして用いる場合には、シミュレーションにおいて特定された的確同時ジョブ実行数を同時ジョブ実行数として含める。
そして、クライアント端末30の制御部は、生成したジョブ稼動状況表示データに基づいて、ディスプレイに、ジョブ稼動状況画面500を表示する。このジョブ稼動状況画面500には、各ジョブにおいてハッチングでキュー待ち時間の状態が表示され、太枠で処理時間の状態が表示される。更に、ジョブ稼動状況画面500には、シミュレーション結果を表示した場合には、終了希望時刻を超えた終了日時のジョブは、例えば緑色等により表示される。これにより、終了希望時刻に影響するジョブであってリソースを増加しても時間短縮にならないジョブが特定される。
また、ジョブ稼動状況画面500には、ジョブ処理コンピュータの数又は的確同時ジョブ実行数が同時ジョブ実行数として表示される。更に、このジョブ稼動状況画面500には、同時ジョブ実行数を変更する変更欄と、変更した同時ジョブ実行数を用いてシミュレーション処理を実行させるシミュレーション実行ボタンとが表示される。以上により、可視化処理が終了する。
(指定された同時ジョブ実行数によるシミュレーション実行処理)
次に、ユーザにより指定された同時ジョブ実行数によるシミュレーション実行処理について説明する。ここで、ユーザが、ジョブ稼動状況画面500に表示された時系列グラフを閲覧して、同時ジョブ実行数を変更する場合には、変更する同時ジョブ実行数を変更欄に入力し、シミュレーション実行ボタンを選択する。これにより、クライアント端末30の制御部は、シミュレーション実行依頼をジョブ稼動状況評価サーバ20に送信する。このシミュレーション実行依頼には、指定された同時ジョブ実行数が含まれる。
ジョブ稼動状況評価サーバ20の評価コンピュータ21は、受信した同時ジョブ実行数のデータとジョブ稼動状況データ220とを用いて、上記ステップS1−2と同様にシミュレーションを実行する。そして、評価コンピュータ21は、シミュレーション結果を、シミュレーション結果データ記憶部に記録する。更に、評価コンピュータ21は、シミュレーション実行依頼を送信したクライアント端末30に対して、シミュレーション結果データと、指定された同時ジョブ実行数に関するデータとを送信して、上述した可視化処理を行なう。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 本実施形態では、評価コンピュータ21は、条件値を取得すると(ステップS1−1)、シミュレーションを実行する(ステップS1−2)。そして、シミュレーションの実行が終了し、終了希望時刻を超える終了日時のジョブがある場合には、シミュレーション手段は、キュー待ち時間(ジョブ実行待機時間)があるか否かの判定処理を実行する(ステップS1−4)。キュー待ち時間がある場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、シミュレーション手段は、同時ジョブ実行数を変更して(ステップS1−5)、再度、シミュレーションを実行する(ステップS1−2)。一方、評価コンピュータ21は、同時ジョブ実行数を変更しない(ステップS1−4において「NO」)場合、的確同時ジョブ実行数の特定処理を実行する(ステップS1−6)。その後、評価コンピュータ21は、クライアント端末30に対して、的確同時ジョブ実行数に関するデータを送信する。クライアント端末30の制御部は、ジョブ稼動状況画面500に、同時ジョブ実行数として的確同時ジョブ実行数を表示する。このため、的確同時ジョブ実行数が表示されるので、効率的なジョブ稼動状況を評価することができる。従って、この的確同時ジョブ実行数のジョブ処理コンピュータを用いることにより、効率的にバッチ処理を実行するこ
とができる。
・ 本実施形態では、シミュレーション手段は、終了日時が終了希望時刻を超えるジョブの開始日時がキュー登録日時より遅い場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、同時ジョブ実行数を変更して(ステップS1−5)、再度、シミュレーションを実行し(ステップS1−2)、これ以降の処理を繰り返して実行する。また、シミュレーション手段は、ジョブのキュー登録日時と開始日時が同じである場合には、このジョブの先行ジョブを、ジョブ実行定義データが取得できなくなるまで、取得したジョブ名に関連付けられたジョブ実行定義データを抽出する処理を繰り返して実行する。そして、取得した先行ジョブのシミュレーション結果データを取得し、開始日時がキュー登録日時より遅いジョブがある場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、シミュレーション手段は、同時ジョブ実行数を変更して(ステップS1−5)、再度、シミュレーションを実行する(ステップS1−2)。一方、取得した各先行ジョブにおいて開始日時がキュー登録日時と同じである場合には、シミュレーション手段は、的確同時ジョブ実行数の特定処理を実行する(ステップS1−6)。このため、評価コンピュータ21は、終了日時が終了希望時刻を超えるジョブのシミュレーション結果データのキュー登録日時と開始日時だけからキュー待ち時間の有無を判定するだけでなく、このジョブの先行ジョブにおけるキュー登録日時と開始日時からも、ジョブ実行待機時間の有無を判定することができる。従って、同時ジョブ実行数の変動により目標最終処理終了時刻に近づけることができるか否かの判定をより適切に行なうことができる。
・ 本実施形態では、クライアント端末30の制御部は、可視化データの取得処理を実行し(ステップS2−1)、シミュレーション結果データ又はジョブ稼動状況データ220を可視化データとして取得する。次に、クライアント端末30の制御部は、時系列グラフに展開する展開処理を実行する(ステップS2−2)。ここで、制御部は、並び替えた可視化データを用いて、ジョブ稼動状況表示データを生成する。具体的には、制御部は、横軸を時間として表わしたグラフを作成し、可視化データの開始時刻に相当する列に、開始時刻の「分」の数値を表示するようなジョブ稼動状況表示データを生成する。更に、このジョブ稼動状況表示データに、可視化データの終了時刻に相当する列の1つ後の列に、終了時刻の「分」の数値を表示する。更に、このジョブ稼動状況表示データに、キュー登録時刻に相当する列の前の列に、キュー登録時刻の「分」の数値を表示するデータを含める。そして、クライアント端末30の制御部は、生成したジョブ稼動状況表示データに基づいて、ディスプレイに、ジョブ稼動状況画面500を表示する。このため、ジョブ稼動状況画面500には、横軸を時間として表わしたグラフに表示された、キュー登録時間、開始時間及び終了時刻の「分」の位置から、キュー登録時間及び処理時間の概略を容易に把握することができる。
・ 本実施形態では、クライアント端末30の制御部は、可視化データの取得処理を実行(ステップS2−1)において生成するジョブ稼動状況表示データに、開始時刻に相当する列から終了時刻に相当する列を、処理時間を特定可能な表示(本実施形態では太枠の表示)とするデータを含める。そして、キュー登録時刻に相当する列と、開始時刻に相当する列とが同じでない場合には、このジョブ稼動状況表示データに、その間の列を、キュー待ち時間を特定可能な表示(本実施形態ではハッチングの表示)とするデータを含める。これにより、制御部がディスプレイに表示するジョブ稼動状況画面500には、各ジョブにおいてハッチングでキュー待ち時間の状態が表示され、太枠で処理時間の状態が表示される。従って、キュー登録時間及び処理時間の概略を、ハッチングの表示や太枠の表示で容易に把握することができる。
・ 本実施形態では、クライアント端末30の制御部は、シミュレーション結果データを可視化データとして取得した場合、終了希望時刻を超えた終了日時のジョブが存在する
ときには、このジョブを他のジョブとは異なる表示方法(例えば異なる表示色等)により表示させるためのデータを、ジョブ稼動状況表示データに含める。これにより、制御部がディスプレイに表示するジョブ稼動状況画面500には、終了希望時刻を超えた終了日時のジョブが、他のジョブと容易に区別されて表示される。これにより、終了希望時刻に影響するジョブであってリソースを増加しても時間短縮にならないジョブを把握して、このジョブのチューニング等を行なうことにより、終了希望時刻にすることが可能となる。
・ 本実施形態では、クライアント端末30の制御部は、生成したジョブ稼動状況表示データに基づいて表示したジョブ稼動状況画面500には、同時ジョブ実行数を変更する変更欄と、シミュレーション処理を実行させるシミュレーション実行ボタンとが含まれる。そして、変更する同時ジョブ実行数が変更欄に入力され、シミュレーション実行ボタンを選択されると、クライアント端末30は、指定された同時ジョブ実行数を含むシミュレーション実行依頼をジョブ稼動状況評価サーバ20に送信する。ジョブ稼動状況評価サーバ20の評価コンピュータ21は、シミュレーションを実行し、シミュレーション結果を記録する。更に、評価コンピュータ21は、シミュレーション実行依頼を送信したクライアント端末30に対して、シミュレーション結果データと、指定された同時ジョブ実行数に関するデータとを送信して、上述した可視化処理を行なう。このため、ユーザが指定された同時ジョブ実行数に基づいて実行されたシミュレーション結果のデータを可視化することができるので、各ジョブのキュー待ち時間や処理時間の概略を容易に把握することができる。
また、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記実施形態においては、クライアント端末30の制御部は、可視化処理において、ジョブのキュー登録時刻、開始時刻及び終了時刻を、各時刻を示す時系列グラフを用いて表示するためのジョブ稼動状況表示データを生成した。これに限らず、可視化処理においては、キュー待ち時間及び処理時間を、別の時系列グラフを用いて表示してもよい。例えば、制御部は、実際のキュー待ち時間及び処理時間に応じた表示を行なう時系列グラフを用いてもよい。具体的には、制御部は、開始時刻からキュー登録時刻を減算してキュー待ち時間を算出し、終了時刻から開始時刻を減算して処理時間を算出する。
制御部は、算出したキュー待ち時間(又は処理時間)がジョブ稼動状況画面500におけるキュー待ち時間(又は処理時間)を表わす表示よりも多い場合と少ない場合で表示を変えるようにジョブ稼動状況表示データを生成してもよい。例えば、ジョブ稼動状況画面500に表示されている時間よりも算出されるキュー待ち時間が多い場合には、長時間を示す第1の色(例えば青色)で、ジョブ稼動状況画面500に表示されている時間よりも算出されるキュー待ち時間が少ない場合には、短時間を示す第2の色(例えば黄色)で表示するようなジョブ稼動状況表示データを生成してもよい。ここで、具体的に、ジョブ稼動状況画面500において、キュー登録時刻が2時29分で開始時刻が2時52分のジョブを例として説明する。このジョブにおいて、キュー登録時間と開始時間から算出されるキュー待ち時間は23分である。一方、このジョブのキュー待ち時間の表示(ハッチングの表示)は、3つの列あるため、30分と表示されている。この場合には、この列を、短時間を示す黄色で示す。
また、キュー待ち時間が存在するにも関わらず、ジョブ稼動状況画面500におけるキュー待ち時間を特定可能な表示(ハッチングの表示)がない場合には、このキュー待ち時間の表示を、キュー登録時刻の「分」を示した列に表示してもよい。具体的に、キュー登録時刻が3時0分であり、開始時刻が3時9分であるジョブを例として説明する。このジョブのキュー待ち時間はで9分あるが、ジョブ稼動状況画面500には、キュー待ちの表示がない。この場合には、制御部は、キュー待ち時間が「0」でないため、キュー登録時刻の「分」を表示させたマスに対して、キュー待ち時間を示す表示を行なってもよい。
○ 上記実施形態においては、評価コンピュータ21をシミュレーション手段とし、シミュレーション処理を評価コンピュータ21で行なった。これに代えて、クライアント端末30の制御部をシミュレーション手段とし、シミュレーション処理をクライアント端末30の制御部で行なってもよい。
○ 上記実施形態においては、評価コンピュータ21は、実際に実行されたジョブのログに関するログファイルデータを取得して、シミュレーションに用いるジョブ稼動状況データ220としてジョブ稼動状況データ記憶部22に記録した。これに限らず、ジョブ稼動状況データ記憶部22には、実際に実行された複数のバッチ処理における各ジョブのログファイルデータをシミュレーションに用いてもよい。例えば、複数のバッチ処理における各ジョブのログファイルデータを用いて、同時ジョブ実行数を算出してもよい。この場合には、異なるバッチ処理のログデータを用いることができるので、より最適な同時ジョブ実行数を算出することができる。また、複数のバッチ処理における各ジョブのログファイルデータから、各ジョブの平均的な値(平均キュー登録時刻、平均開始日時及び平均終了日時等)を算出し、これらをシミュレーションに用いてもよい。
実施形態におけるシステムの概略図。 ジョブ稼動状況データ記憶部に記録されたデータの説明図。 シミュレーション処理の処理手順を説明するための流れ図。 可視化処理の処理手順を説明するための流れ図。 可視化処理によって表示されるジョブ稼動状況画面の説明図。
符号の説明
20…ジョブ稼動状況評価システムを構成するジョブ稼動状況評価サーバ、21…制御コンピュータを構成する評価コンピュータ、22…ログデータ記憶手段としてのジョブ稼動状況データ記憶部、30…ジョブ稼動状況評価システムを構成するクライアント端末。

Claims (5)

  1. ジョブを特定するためのジョブ識別子、ジョブのキュー登録時刻、開始時刻及び終了時刻を関連付けたログデータを記録するログデータ記憶手段と、ジョブの稼動状況を評価する制御コンピュータとを備えたシステムであって、
    前記制御コンピュータが、
    シミュレーションにおける目標最終処理終了時刻を取得する条件値取得手段と、
    シミュレーションに用いる同時ジョブ実行数を取得し、この同時ジョブ実行数と、前記ログデータ記憶手段から取得したログデータとを用いて、シミュレーションを実行するシミュレーション実行手段と、
    シミュレーション実行手段によって取得したシミュレーション結果が前記目標最終処理終了時刻より遅い場合、シミュレーション結果のジョブ終了時刻及び前記目標最終処理終了時刻に基づいて、前記最終処理終了時刻に影響するジョブを特定し、このジョブのキュー登録時刻とジョブ開始時刻を前記ログデータ記憶手段から取得して、ジョブ実行待機時間の有無を特定するジョブ実行待機時間特定手段と、
    前記ジョブ実行待機時間がある場合には、前記最終処理終了時刻が前記目標最終処理終了時刻以前になるまで又は特定されたジョブにおけるジョブ実行待機時間がなくなるまで、同時ジョブ実行数を変更して前記シミュレーション実行手段によるシミュレーションを繰り返して実行し、必要同時ジョブ実行数を算出する処理を実行する算出手段とを備えたことを特徴とするジョブ稼動状況評価システム。
  2. ジョブのジョブ識別子と、このジョブを実行するために必要な先行ジョブを特定する先行ジョブ識別子とを相互に関連付けて記録したジョブ定義記憶手段とを更に備え、
    前記ジョブ実行待機時間特定手段が、
    前記最終処理終了時刻に影響するジョブのジョブ識別子を特定し、このジョブ識別子に関連付けられている先行ジョブのジョブ識別子を前記ジョブ定義記憶手段から取得し、前記特定したジョブ識別子及び前記取得した先行ジョブのジョブ識別子に関連付けられたキュー登録時刻と開始時刻を前記ログデータ記憶手段から取得し、
    前記取得した少なくとも1つの開始時刻がキュー登録時刻よりも遅い場合には、ジョブ実行待機時間があると判定し、
    前記取得したすべての開始時刻がキュー登録時刻と同じである場合には、ジョブ実行待機時間がないと判定することを特徴とする請求項1に記載のジョブ稼動状況評価システム。
  3. 前記制御コンピュータが、
    前記ログデータ記憶手段に記録されたログデータ又は前記シミュレーション結果のデータを可視化データとして取得する可視化データ取得手段と、
    取得した可視化データの各ジョブのキュー登録時刻、ジョブ開始時刻及び終了時刻を、キュー登録時刻の順番に、時系列グラフに表示するためのジョブ稼動状況表示データを生成する展開手段を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のジョブ稼動状況評価システム。
  4. ジョブを特定するためのジョブ識別子、ジョブのキュー登録時刻、開始時刻及び終了時刻を関連付けたログデータを記録するログデータ記憶手段と制御コンピュータとを用いて、ジョブの稼動状況を評価する方法であって、
    前記制御コンピュータが、
    シミュレーションにおける目標最終処理終了時刻を取得する条件値取得段階と、
    シミュレーションに用いる同時ジョブ実行数を取得し、この同時ジョブ実行数と、前記ログデータ記憶手段から取得したログデータとを用いて、シミュレーションを実行するシミュレーション実行段階と、
    シミュレーション実行段階によって取得したシミュレーション結果が前記目標最終処理終了時刻より遅い場合、シミュレーション結果のジョブ終了時刻及び前記目標最終処理終了時刻に基づいて、前記最終処理終了時刻に影響するジョブを特定し、このジョブのキュー登録時刻とジョブ開始時刻を前記ログデータ記憶手段から取得して、ジョブ実行待機時間の有無を特定するジョブ実行待機時間特定段階と、
    前記ジョブ実行待機時間がある場合には、前記最終処理終了時刻が前記目標最終処理終了時刻以前になるまで又は特定されたジョブにおけるジョブ実行待機時間がなくなるまで、同時ジョブ実行数を変更して前記シミュレーション実行段階によるシミュレーションを繰り返して実行し、必要同時ジョブ実行数を算出する処理を実行する算出段階とを実行することを特徴とするジョブ稼動状況評価方法。
  5. ジョブを特定するためのジョブ識別子、ジョブのキュー登録時刻、開始時刻及び終了時刻を関連付けたログデータを記録するログデータ記憶手段と制御コンピュータとを用いて、ジョブの稼動状況を評価するプログラムであって、
    前記制御コンピュータを、
    シミュレーションにおける目標最終処理終了時刻を取得する条件値取得手段、
    シミュレーションに用いる同時ジョブ実行数を取得し、この同時ジョブ実行数と、前記ログデータ記憶手段から取得したログデータとを用いて、シミュレーションを実行するシミュレーション実行手段、
    シミュレーション実行手段によって取得したシミュレーション結果が前記目標最終処理終了時刻より遅い場合、シミュレーション結果のジョブ終了時刻及び前記目標最終処理終了時刻に基づいて、前記最終処理終了時刻に影響するジョブを特定し、このジョブのキュー登録時刻とジョブ開始時刻を前記ログデータ記憶手段から取得して、ジョブ実行待機時間の有無を特定するジョブ実行待機時間特定手段、及び
    前記ジョブ実行待機時間がある場合には、前記最終処理終了時刻が前記目標最終処理終了時刻以前になるまで又は特定されたジョブにおけるジョブ実行待機時間がなくなるまで、同時ジョブ実行数を変更して前記シミュレーション実行手段によるシミュレーションを繰り返して実行し、必要同時ジョブ実行数を算出する処理を実行する算出手段として機能させることを特徴とするジョブ稼動状況評価プログラム。
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