JP2008287427A - ジョブ稼動状況評価システム、ジョブ稼動状況評価方法及びジョブ稼動状況評価プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ジョブ稼動状況評価サーバ20の評価コンピュータ21は、ジョブ稼動状況データと、定義情報データ記憶部12のジョブ実行定義データに基づいて、シミュレーションを実行する。シミュレーション結果データから、評価コンピュータ21は、終了日時が終了希望時刻のジョブがあり、このジョブにキュー待ち時間がある場合には、同時ジョブ実行数を変更して、再度、シミュレーションを実行する。シミュレーションを実行しない場合には、最後のシミュレーションで用いた同時ジョブ実行数を、的確同時ジョブ実行数として特定する。
【選択図】図1
Description
待機時間がなくなるまで、同時ジョブ実行数を変更して前記シミュレーション実行手段によるシミュレーションを繰り返して実行し、必要同時ジョブ実行数を算出する処理を実行する算出手段とを備えたことを要旨とする。
ジョブ実行待機時間がある場合には、前記最終処理終了時刻が前記目標最終処理終了時刻以前になるまで又は特定されたジョブにおけるジョブ実行待機時間がなくなるまで、同時ジョブ実行数を変更して前記シミュレーション実行手段によるシミュレーションを繰り返して実行し、必要同時ジョブ実行数を算出する処理を実行する算出手段として機能させることを要旨とする。
本発明によれば、制御コンピュータが、シミュレーションに用いる同時ジョブ実行数と、ログデータ記憶手段から取得したログデータとを用いて、シミュレーションを実行する。制御コンピュータは、シミュレーション結果が目標最終処理終了時刻より遅い場合、シミュレーション結果のジョブ終了時刻及び目標最終処理終了時刻に基づいて、ジョブの目標最終処理終了時刻に影響するジョブを特定し、このジョブにおけるキュー登録時刻とジョブ開始時刻からジョブ実行待機時間の有無を特定する。制御コンピュータは、ジョブ実行待機時間がある場合には、最終処理終了時刻が目標最終処理終了時刻以前になるまで又は特定されたジョブにおけるジョブ実行待機時間がなくなるまで、同時ジョブ実行数を変更してシミュレーション実行手段によるシミュレーションを繰り返して実行し、必要同時ジョブ実行数を算出する処理を実行する。このため、制御コンピュータは、同時ジョブ実行数の変動により目標最終処理終了時刻に近づけることができる場合には、同時ジョブ実行数を変動させて再度シミュレーションを行ない、同時ジョブ実行数を変更しても目標最終処理終了時刻に近づけることができない場合には、シミュレーションを行なわない。このため、目標最終処理終了時刻にするために、効率のよい同時ジョブ実行数が得られるので、効率的なジョブ稼動状況を評価することができる。従って、この同時ジョブ実行数に対応するリソースを用いることにより、効率的にバッチ処理を実行することができる。
定義情報データ記憶部12には、ジョブの実行開始を制御するための定義に関するジョブ実行定義データが記録される。このジョブ実行定義データは、ジョブを行なう前に予め設定されて登録される。このジョブ実行定義データには、各ジョブのジョブ名及び実行定義に関するデータが含まれる。
実行定義データ領域には、このジョブを実行するために必要な条件データが記録されている。例えば、ジョブDを実行するために、ジョブA,B,Cの結果が必要な場合には、これらジョブA,B,Cを特定するためのデータが記録される。
状態データ領域には、このジョブを実行したときの状態に関するデータが記録される。例えば、正常にジョブが終了した場合には、「正常終了」を示すデータが記録される。
開始日時データ領域には、このジョブの処理が実際に実行された年月日及び時刻に関するデータが記録される。
更に、ジョブ実行サーバ10は、ジョブ稼動状況評価サーバ20に接続されている。このジョブ稼動状況評価サーバ20は、後述するクライアント端末30と連携しながらジョブの稼動状況を評価する。従って、本実施形態では、ジョブ稼動状況評価システムは、ジョブ稼動状況評価サーバ20とクライアント端末30から構成されている。
価コンピュータ21は、データ蓄積手段及び、条件値取得手段、シミュレーション実行手段、ジョブ実行待機時間特定手段及び算出手段を含むシミュレーション手段等として機能する。
まず、シミュレーション処理について、図3を用いて説明する。ここでは、リソース(ジョブ処理コンピュータ)を増やす場合について説明する。本実施形態では、バッチ処理の実行を開始する処理開始時刻は変更せずに、バッチ処理の終了希望時刻を実際に実行されたバッチ処理の最終終了時刻より早い時刻に設定する場合を想定する。
を行なう。具体的には、まず、ユーザの指示に応じて、クライアント端末30は、ジョブ稼動状況評価プログラムを起動して、ディスプレイにメニューボタンを表示する。表示されたメニューボタンから、シミュレーション処理を実行するためのボタンが選択されると、クライアント端末30は、シミュレーションの条件値を設定する画面をディスプレイに表示する。この設定画面には、シミュレーションの条件値を入力する入力欄と、シミュレーション実行ボタンとが含まれる。本実施形態では、シミュレーションの条件値として、バッチ処理の終了希望時刻が入力される。そして、シミュレーション実行ボタンが選択されると、クライアント端末30は、シミュレーション実行依頼をジョブ稼動状況評価サーバ20に送信する。このシミュレーション実行依頼には、設定画面に入力された終了希望時刻が含まれる。そして、シミュレーション実行依頼を受信したジョブ稼動状況評価サーバ20の評価コンピュータ21は、条件値の取得処理を実行する(ステップS1−1)。
されたジョブ稼動状況データ220に対応する各ジョブのシミュレーションを行ない、シミュレーション結果を、シミュレーション結果データ記憶部に記録する。
次に、クライアント端末30の制御部における可視化処理について説明する。この可視化処理は、実際のジョブ稼動状況やシミュレーション結果によるジョブ稼動状況をディスプレイに表示する処理である。
行数を含める。この場合、ジョブ稼動状況データ220を可視化データとして用いる場合には、実際に処理を行なったジョブ処理コンピュータの数を、同時ジョブ実行数として含める。また、シミュレーション結果データを可視化データとして用いる場合には、シミュレーションにおいて特定された的確同時ジョブ実行数を同時ジョブ実行数として含める。
次に、ユーザにより指定された同時ジョブ実行数によるシミュレーション実行処理について説明する。ここで、ユーザが、ジョブ稼動状況画面500に表示された時系列グラフを閲覧して、同時ジョブ実行数を変更する場合には、変更する同時ジョブ実行数を変更欄に入力し、シミュレーション実行ボタンを選択する。これにより、クライアント端末30の制御部は、シミュレーション実行依頼をジョブ稼動状況評価サーバ20に送信する。このシミュレーション実行依頼には、指定された同時ジョブ実行数が含まれる。
・ 本実施形態では、評価コンピュータ21は、条件値を取得すると(ステップS1−1)、シミュレーションを実行する(ステップS1−2)。そして、シミュレーションの実行が終了し、終了希望時刻を超える終了日時のジョブがある場合には、シミュレーション手段は、キュー待ち時間(ジョブ実行待機時間)があるか否かの判定処理を実行する(ステップS1−4)。キュー待ち時間がある場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、シミュレーション手段は、同時ジョブ実行数を変更して(ステップS1−5)、再度、シミュレーションを実行する(ステップS1−2)。一方、評価コンピュータ21は、同時ジョブ実行数を変更しない(ステップS1−4において「NO」)場合、的確同時ジョブ実行数の特定処理を実行する(ステップS1−6)。その後、評価コンピュータ21は、クライアント端末30に対して、的確同時ジョブ実行数に関するデータを送信する。クライアント端末30の制御部は、ジョブ稼動状況画面500に、同時ジョブ実行数として的確同時ジョブ実行数を表示する。このため、的確同時ジョブ実行数が表示されるので、効率的なジョブ稼動状況を評価することができる。従って、この的確同時ジョブ実行数のジョブ処理コンピュータを用いることにより、効率的にバッチ処理を実行するこ
とができる。
ときには、このジョブを他のジョブとは異なる表示方法(例えば異なる表示色等)により表示させるためのデータを、ジョブ稼動状況表示データに含める。これにより、制御部がディスプレイに表示するジョブ稼動状況画面500には、終了希望時刻を超えた終了日時のジョブが、他のジョブと容易に区別されて表示される。これにより、終了希望時刻に影響するジョブであってリソースを増加しても時間短縮にならないジョブを把握して、このジョブのチューニング等を行なうことにより、終了希望時刻にすることが可能となる。
○ 上記実施形態においては、クライアント端末30の制御部は、可視化処理において、ジョブのキュー登録時刻、開始時刻及び終了時刻を、各時刻を示す時系列グラフを用いて表示するためのジョブ稼動状況表示データを生成した。これに限らず、可視化処理においては、キュー待ち時間及び処理時間を、別の時系列グラフを用いて表示してもよい。例えば、制御部は、実際のキュー待ち時間及び処理時間に応じた表示を行なう時系列グラフを用いてもよい。具体的には、制御部は、開始時刻からキュー登録時刻を減算してキュー待ち時間を算出し、終了時刻から開始時刻を減算して処理時間を算出する。
Claims (5)
- ジョブを特定するためのジョブ識別子、ジョブのキュー登録時刻、開始時刻及び終了時刻を関連付けたログデータを記録するログデータ記憶手段と、ジョブの稼動状況を評価する制御コンピュータとを備えたシステムであって、
前記制御コンピュータが、
シミュレーションにおける目標最終処理終了時刻を取得する条件値取得手段と、
シミュレーションに用いる同時ジョブ実行数を取得し、この同時ジョブ実行数と、前記ログデータ記憶手段から取得したログデータとを用いて、シミュレーションを実行するシミュレーション実行手段と、
シミュレーション実行手段によって取得したシミュレーション結果が前記目標最終処理終了時刻より遅い場合、シミュレーション結果のジョブ終了時刻及び前記目標最終処理終了時刻に基づいて、前記最終処理終了時刻に影響するジョブを特定し、このジョブのキュー登録時刻とジョブ開始時刻を前記ログデータ記憶手段から取得して、ジョブ実行待機時間の有無を特定するジョブ実行待機時間特定手段と、
前記ジョブ実行待機時間がある場合には、前記最終処理終了時刻が前記目標最終処理終了時刻以前になるまで又は特定されたジョブにおけるジョブ実行待機時間がなくなるまで、同時ジョブ実行数を変更して前記シミュレーション実行手段によるシミュレーションを繰り返して実行し、必要同時ジョブ実行数を算出する処理を実行する算出手段とを備えたことを特徴とするジョブ稼動状況評価システム。 - ジョブのジョブ識別子と、このジョブを実行するために必要な先行ジョブを特定する先行ジョブ識別子とを相互に関連付けて記録したジョブ定義記憶手段とを更に備え、
前記ジョブ実行待機時間特定手段が、
前記最終処理終了時刻に影響するジョブのジョブ識別子を特定し、このジョブ識別子に関連付けられている先行ジョブのジョブ識別子を前記ジョブ定義記憶手段から取得し、前記特定したジョブ識別子及び前記取得した先行ジョブのジョブ識別子に関連付けられたキュー登録時刻と開始時刻を前記ログデータ記憶手段から取得し、
前記取得した少なくとも1つの開始時刻がキュー登録時刻よりも遅い場合には、ジョブ実行待機時間があると判定し、
前記取得したすべての開始時刻がキュー登録時刻と同じである場合には、ジョブ実行待機時間がないと判定することを特徴とする請求項1に記載のジョブ稼動状況評価システム。 - 前記制御コンピュータが、
前記ログデータ記憶手段に記録されたログデータ又は前記シミュレーション結果のデータを可視化データとして取得する可視化データ取得手段と、
取得した可視化データの各ジョブのキュー登録時刻、ジョブ開始時刻及び終了時刻を、キュー登録時刻の順番に、時系列グラフに表示するためのジョブ稼動状況表示データを生成する展開手段を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のジョブ稼動状況評価システム。 - ジョブを特定するためのジョブ識別子、ジョブのキュー登録時刻、開始時刻及び終了時刻を関連付けたログデータを記録するログデータ記憶手段と制御コンピュータとを用いて、ジョブの稼動状況を評価する方法であって、
前記制御コンピュータが、
シミュレーションにおける目標最終処理終了時刻を取得する条件値取得段階と、
シミュレーションに用いる同時ジョブ実行数を取得し、この同時ジョブ実行数と、前記ログデータ記憶手段から取得したログデータとを用いて、シミュレーションを実行するシミュレーション実行段階と、
シミュレーション実行段階によって取得したシミュレーション結果が前記目標最終処理終了時刻より遅い場合、シミュレーション結果のジョブ終了時刻及び前記目標最終処理終了時刻に基づいて、前記最終処理終了時刻に影響するジョブを特定し、このジョブのキュー登録時刻とジョブ開始時刻を前記ログデータ記憶手段から取得して、ジョブ実行待機時間の有無を特定するジョブ実行待機時間特定段階と、
前記ジョブ実行待機時間がある場合には、前記最終処理終了時刻が前記目標最終処理終了時刻以前になるまで又は特定されたジョブにおけるジョブ実行待機時間がなくなるまで、同時ジョブ実行数を変更して前記シミュレーション実行段階によるシミュレーションを繰り返して実行し、必要同時ジョブ実行数を算出する処理を実行する算出段階とを実行することを特徴とするジョブ稼動状況評価方法。 - ジョブを特定するためのジョブ識別子、ジョブのキュー登録時刻、開始時刻及び終了時刻を関連付けたログデータを記録するログデータ記憶手段と制御コンピュータとを用いて、ジョブの稼動状況を評価するプログラムであって、
前記制御コンピュータを、
シミュレーションにおける目標最終処理終了時刻を取得する条件値取得手段、
シミュレーションに用いる同時ジョブ実行数を取得し、この同時ジョブ実行数と、前記ログデータ記憶手段から取得したログデータとを用いて、シミュレーションを実行するシミュレーション実行手段、
シミュレーション実行手段によって取得したシミュレーション結果が前記目標最終処理終了時刻より遅い場合、シミュレーション結果のジョブ終了時刻及び前記目標最終処理終了時刻に基づいて、前記最終処理終了時刻に影響するジョブを特定し、このジョブのキュー登録時刻とジョブ開始時刻を前記ログデータ記憶手段から取得して、ジョブ実行待機時間の有無を特定するジョブ実行待機時間特定手段、及び
前記ジョブ実行待機時間がある場合には、前記最終処理終了時刻が前記目標最終処理終了時刻以前になるまで又は特定されたジョブにおけるジョブ実行待機時間がなくなるまで、同時ジョブ実行数を変更して前記シミュレーション実行手段によるシミュレーションを繰り返して実行し、必要同時ジョブ実行数を算出する処理を実行する算出手段として機能させることを特徴とするジョブ稼動状況評価プログラム。
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