JP2008286419A - 空気調和装置 - Google Patents

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【課題】安価な構成で圧縮機内に液冷媒が溜まるのを防止する空気調和装置を提供する。
【解決手段】クランクケースヒータ11を設けた圧縮機2、室外熱交換器3、室外気温度を検出する室外気温度検出装置10を有する室外機1と、室内熱交換器14を有する室内機12とを接続した空気調和装置において、圧縮機2の停止時に、室外気温度と圧縮機2の停止からの経過時間に応じて、クランクケースヒータ11への通電を制御するようにしたもので、例えば、圧縮機2の停止時の室外気温度が低い場合は、停止からクランクケースヒータ11の通電を開始するまでの時間を短くし、圧縮機2停止時の室外気温度が高い場合は、停止からクランクケースヒータ11の通電を開始するまでの時間を長く(或いは通電しない)するように制御すれば、効果的に圧縮機2内部に液冷媒が溜まるのを防止し、圧縮機2の損傷を防止し信頼性を向上させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和装置に関するもので、特に、空気調和装置の制御に関するものである。
従来の空気調和装置は、圧縮機の温度が低下したときに、圧縮機内に液冷媒が溜まるのを防止する為、圧縮機のクランクケースに電気ヒータを取り付け、室外気温度に応じて、電気ヒータへの通電を制御して、低温時の液溜まりを防止すると共に消費電力を削減するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−30563号公報
しかしながら、上記従来の空気調和装置では、低外気温時の停止時に通電時間を制御することにより消費電力の低減やヒータの寿命延ばすことは可能だが、停止時間が短く、圧縮機に液冷媒が溜まる状態ではない場合でも通電してしまうのと、温度により通電量を変えられないために前述の効果が半減してしまったり、また室外機に常に通電する必要があり、待機電力が増大するなどの課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、効果的に圧縮機内部に液冷媒が溜まるのを防止し、消費電力を低減し、さらに電気ヒータの寿命を延ばすことができる空気調和装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明の空気調和装置は、電気ヒータを設けた圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、4方弁、絞り装置、室外気温度を検出する室外気温度検出装置を有する室外機と、室内熱交換器、室内送風機を有する室内機とを接続し、少なくとも冷房運転または除湿運転または暖房運転を行う空気調和装置において、前記圧縮機の停止時に、室外気温度と前記圧縮機の停止からの経過時間に応じて、前記電気ヒータへの通電を制御するようにしたもので、例えば、圧縮機停止時の室外気温度が低い場合は、停止から電気ヒータの通電を開始するまでの時間を短くし、圧縮機停止時の室外気温度が高い場合は、停止から電気ヒータの通電を開始するまでの時間を長く(或いは通電しない)するように制御すれば、効果的に圧縮機内部に液冷媒が溜まることを防止でき、圧縮機の損傷を防止して信頼性を向上させることができる。また、液冷媒が溜まらない場合(室外気温度が高い場合や室外気温度が低い場合でも停止からの時間が短い場合は)は、電気ヒータに通電しないようにすれば、消費電力が低減できるとともに、圧縮機周辺に配置された電気部品等の温度上昇の抑制や電気ヒータに通電することによる温度上昇による電気ヒータの寿命の低下を抑制でき、信頼性と寿命が向上する。
また、本発明の空気調和装置は、複数個の電気ヒータを設けた圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、4方弁、絞り装置、室外気温度を検出する室外気温度検出装置を有する室外機と、室内熱交換器、室内送風機を有する室内機とを接続し、少なくとも冷房運転または除湿運転または暖房運転を行う空気調和装置において、前記圧縮機の停止時に、室外気温度と前記圧縮機停止からの経過時間に応じて、通電する前記電気ヒータの個数を変えるもので、例えば、圧縮機停止中の室外気温度が低い場合は、停止から電気ヒータの通電を開始するまでの時間を短くしかつ通電する電気ヒータの個数を増やし、圧縮機停止時の室外気温度が高い場合は、停止から電気ヒータの通電を開始するまでの時間を長くし(或いは
通電しない)かつ通電する個数を減らすようにすれば、効果的に圧縮機内部に液冷媒が溜まることを防止でき、圧縮機の損傷を防止して信頼性を向上させることができる。また、液冷媒が溜まらない場合(室外気温度が高い場合や室外気温度が低い場合でも停止からの時間が短い場合は)は電気ヒータに通電しないあるいは通電する個数を制限するようにすれば、消費電力が低減できるとともに、圧縮機周辺に配置された電気部品等の温度上昇の抑制や電気ヒータに通電することによる温度上昇による電気ヒータの寿命の低下を抑制でき、信頼性と寿命が向上する。
本発明の空気調和装置は、効果的に圧縮機内部に液冷媒が溜まることを防止でき、圧縮機の損傷を防止して信頼性を向上することができる。また、消費電力が低減できるとともに、圧縮機周辺に配置された電気部品等の温度上昇の抑制や電気ヒータに通電することによる温度上昇による電気ヒータの寿命の低下を抑制でき、信頼性と寿命が向上する。
第1の発明は、電気ヒータを設けた圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、4方弁、絞り装置、室外気温度を検出する室外気温度検出装置を有する室外機と、室内熱交換器、室内送風機を有する室内機とを接続し、少なくとも冷房運転または除湿運転または暖房運転を行う空気調和装置において、前記圧縮機の停止時に、室外気温度と前記圧縮機の停止からの経過時間に応じて、前記電気ヒータへの通電を制御するようにしたもので、例えば、圧縮機停止時の室外気温度が低い場合は、停止から電気ヒータの通電を開始するまでの時間を短くし、圧縮機停止時の室外気温度が高い場合は、停止から電気ヒータの通電を開始するまでの時間を長く(或いは通電しない)するように制御すれば、効果的に圧縮機内部に液冷媒が溜まることを防止でき、圧縮機の損傷を防止して信頼性を向上させることができる。また、液冷媒が溜まらない場合(室外気温度が高い場合や室外気温度が低い場合でも停止からの時間が短い場合は)は、電気ヒータに通電しないようにすれば、消費電力が低減できるとともに、圧縮機周辺に配置された電気部品等の温度上昇の抑制や電気ヒータに通電することによる温度上昇による電気ヒータの寿命の低下を抑制でき、信頼性と寿命が向上する。
第2の発明は、複数個の電気ヒータを設けた圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、4方弁、絞り装置、室外気温度を検出する室外気温度検出装置を有する室外機と、室内熱交換器、室内送風機を有する室内機とを接続し、少なくとも冷房運転または除湿運転または暖房運転を行う空気調和装置において、前記圧縮機の停止時に、室外気温度と前記圧縮機停止からの経過時間に応じて、通電する前記電気ヒータの個数を変えるもので、例えば、圧縮機停止中の室外気温度が低い場合は、停止から電気ヒータの通電を開始するまでの時間を短くしかつ通電する電気ヒータの個数を増やし、圧縮機停止時の室外気温度が高い場合は、停止から電気ヒータの通電を開始するまでの時間を長くし(或いは通電しない)かつ通電する個数を減らすようにすれば、効果的に圧縮機内部に液冷媒が溜まることを防止でき、圧縮機の損傷を防止して信頼性を向上させることができる。また、液冷媒が溜まらない場合(室外気温度が高い場合や室外気温度が低い場合でも停止からの時間が短い場合は)は電気ヒータに通電しないあるいは通電する個数を制限するようにすれば、消費電力が低減できるとともに、圧縮機周辺に配置された電気部品等の温度上昇の抑制や電気ヒータに通電することによる温度上昇による電気ヒータの寿命の低下を抑制でき、信頼性と寿命が向上する。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の室内機に、空気調和装置の運転停止時に、室外気温度に応じて室外機への通電を制御するリレー回路を設けたもので、例えば、室外気温度がかなり高い場合は、室外機への通電をやめることにより、停止時の待機電力が削減できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和装置の冷凍サイクル図であり、図2は、同空気調和装置のフローチャートである。
図1において、本実施の形態における空気調和装置の室外機1には、電気ヒータであるクランクケースヒータ11を設けた圧縮機2と、室外熱交換器3と、室外送風機4と、冷媒液管5aと、冷媒ガス管6aと、冷暖房切換用の四方弁7と、絞り装置8が設けられている。また、室外機1には、室外熱交換器3の温度を検出する室外熱交換器温度検出装置9と室外気温を検出する室外気温度検出装置10が設けられている。
一方、室内機12には、室内送風機13と、室内熱交換器14と、室内熱交換器14の温度を検出する室内熱交換器温度検出装置15と、部屋の室温を検出する室内吸込み温度検出装置16と、居住者が希望する運転モード(冷房、除湿または暖房)、室温、運転あるいは停止、風量及び風向などを設定できる運転設定装置17が設けられている。そして、室外機1と室内機12とは接続配管5b、6bで接続されて、冷凍サイクルが構成されている。
上記冷凍サイクルにおいて、冷房あるいは除湿運転時、圧縮機2から吐出された冷媒は四方弁7を介して室外熱交換器3へと流れ、室外送風機4により室外熱交換器3で室外空気と熱交換して凝縮液化し、次に、冷媒液管5aを通って絞り装置8を通過することにより減圧された冷媒は、室内熱交換器14で蒸発した後に、冷媒ガス管6aを通り四方弁7を介して再び圧縮機2に吸入される。
暖房運転時は、圧縮機2から吐出された冷媒は、四方弁7を介して室内熱交換器14へと流れ、室内送風機13により、室内熱交換器14で室内空気と熱交換して凝縮液化し、次に絞り装置8を通過することにより減圧された冷媒は、室外熱交換器3で蒸発した後に、四方弁7を介して再び圧縮機2に吸入される。
次に、本実施の形態における空気調和装置の制御について図2のフローチャートを用いて説明する。
図2において、居住者が、運転設定装置17で冷房、除湿または暖房を選択し運転を開始後、停止すると(S2)すると、停止からの時間TimeSの計数を開始し(S3)、室外気温度Thoutがある設定値1より高い場合は(ここでは、例えばThout≧20℃)(S5)、クランクケースヒータ11に通電を行わない。室外気温度Thoutがある設定値2より低い場合は(ここでは、例えば、Thout<−10℃)(S6)、圧縮機2の停止からある設定時間1(ここでは、例えば3時間)経過後に(S7)、クランクケースヒータ11に通電する(S8)。室外気温度Thoutがある設定値2より高く、ある設定値3より低い場合は(ここでは、例えば−10℃≦Thout<0℃)(S9)、圧縮機2の停止からある設定時間2(ここでは、例えば8時間)経過後に(S10)、クランクケースヒータ11に通電する(S11)。
室外気温度Thoutがある設定値3より高く、ある設定値1より低い場合は(ここでは例えば0℃≦Thout<20℃)(S12)、圧縮機2の停止からある設定時間3(ここでは、例えば12時間)経過後に(S13)、クランクケースヒータ11に通電する(S14)。圧縮機2が運転を開始すると、クランクケースヒータ11への通電を解除す
る。
以上のように本実施の形態によれば、圧縮機2の停止時の室外気温度が低い場合は、停止からクランクケースヒータ11への通電を開始するまでの時間を短くすることにより、効果的に圧縮機2内部に液冷媒が溜まることを防止でき、圧縮機2の損傷を防止して信頼性を向上させることができる。
また、液冷媒が溜まらない場合(室外気温度が高い場合や室外気温度が低い場合でも停止からの時間が短い場合は)は、クランクケースヒータ11に通電しないことにより消費電力が低減できるとともに、圧縮機2周辺に配置された電気部品等の温度上昇の抑制や、クランクケースヒータ11への通電による温度上昇による、クランクケースヒータ11の寿命の低下を抑制でき、信頼性と寿命が向上する。
なお、ここでは、室外気温度で圧縮機2の温度を代用し制御しているが、直接圧縮機2の外郭に温度検出装置(図示せず)を取りつけても良いし、圧縮機2の吐出温度で判断しても同様の効果がある。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における空気調和装置の冷凍サイクル図であり、図4は、同空気調和装置のフローチャートである。上記第1の実施の形態における空気調和装置と同一部分については、同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態における空気調和装置は、圧縮機2に、出力が異なる複数の電気ヒータとして、クランクケースヒータ11a、11bを設けたもので、他の構成は、上記第1の実施の形態における空気調和装置と同一である。
次に、本実施の形態における空気調和装置の制御について、図4のフローチャートを用いて説明する。
図4において、居住者が、運転設定装置17で冷房、除湿または暖房を選択し運転を開始後、停止すると(S2)すると、停止からの時間TimeSの計数を開始し(S3)、室外気温度Thoutが、ある設定値1より高い場合は(ここでは、例えばThout≧20℃)(S5)、クランクケースヒータ11a、11bのいずれにも通電を行わない。
室外気温度Thoutが、ある設定値2より低い場合は(ここでは、例えばThout<−10℃)(S6)、圧縮機2の停止からある設定時間1(ここでは、例えば3時間)経過後に(S7)、クランクケースヒータ11a、11bに通電する(S8)。
室外気温度Thoutがある設定値2より高く、ある設定値3より低い場合は(ここでは例えば−10℃≦Thout<−0℃)(S9)、圧縮機2の停止からある設定時間2(ここでは、例えば8時間)経過後に(S10)、クランクケースヒータ11bに通電する(S11)。室外気温度Thoutがある設定値3より高く、ある設定値1より低い場合は(ここでは、例えば0℃≦Thout<20℃)(S12)、圧縮機2の停止からある設定時間3(ここでは、例えば、12時間)経過後に(S13)、クランクケースヒータ11aに通電する(S14)。そして、圧縮機2が運転を開始すると、クランクケースヒータ11a、11bへの通電を解除する。
また、本実施の形態では、クランクケースヒータ11bの出力は、クランクケースヒータ11aより高く設定している。たとえば、クランクケースヒータ11aの出力は20Wで、クランクケースヒータ11bの出力は30Wである。
以上のように本実施の形態によれば、圧縮機2の停止中の室外気温度が低い場合は、停止から電気ヒータ(クランクケースヒータ11a、11b)への通電を開始するまでの時間を短くし、かつ通電する電気ヒータの個数を増やし、効果的に圧縮機2内部に液冷媒が溜まることを防止することができ、圧縮機2の損傷を防止して信頼性を向上させることができる。
また、液冷媒が溜まらない場合(室外気温度が高い場合や、室外気温度が低い場合でも停止からの時間が短い場合は)は、電気ヒータに通電しない、あるいは通電する出力を制限する(ここでは通電する電気ヒータの個数をかえる)ことにより、消費電力が低減できるとともに、圧縮機2の周辺に配置された電気部品等の温度上昇の抑制や、電気ヒータへの通電による温度上昇による、電気ヒータの寿命の低下を抑制でき、信頼性と寿命が向上する。なお、ここでは、室外気温度で圧縮機2の温度を代用し制御しているが、直接圧縮機2の外郭に温度検出装置(図示せず)を取りつけても良いし、圧縮機2の吐出温度で判断しても同様の効果がある。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3における空気調和装置の制御ブロック図、図6は、同空気調和機のフローチャートである。尚、本実施の形態における空気調和装置の冷凍サイクル図は、上記実施の形態2における空気調和装置と同一なので、同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態における空気調和装置の制御について図5、6を用いて説明する。
図5、6において、本実施の形態における空気調和装置の室内制御装置18には、居住者が希望する運転モード切替スイッチ19(冷房、除湿または暖房)と、室内温度設定スイッチ20と、運転停止スイッチ21と、風量設定スイッチ22と、風向設定スイッチ23とで構成されている運転設定装置17の信号と、室内熱交換器温度検出装置15と、室内吸込み温度検出装置16の信号と、室外機1からの信号をサンプリング時間毎に受けて室内送風機13等の運転を決定する判定装置24と、判定装置24の信号により、室内送風機13等の駆動や室外機1への信号(電圧やデータ)を制御するするリレー回路25と、室外機1との信号の送受信を行う信号送受信装置26を有している。
本実施の形態における空気調和装置の室外制御装置27には、室外熱交換器温度検出装置9と、室外気温度検出装置10の信号と、室内機12からの信号をサンプリング時間毎に受けて室外送風機4、圧縮機2、絞り装置8、4方弁7、クランクケースヒータ11a、11bの運転を決定する判定装置28と、判定装置28の信号により、室外送風機4、圧縮機2、絞り装置8、4方弁7、クランクケースヒータ11a、11b等の駆動や室内への信号(電圧やデータ)を制御するするリレー回路29と、室内機12との信号の送受信を行う信号送受信装置30を有している。
図6において、居住者が、運転設定装置17で冷房、除湿または暖房を選択し運転を開始後、停止すると(S2)すると、停止からの時間TimeSの計数を開始し(S3)、室外気温度Thoutがある設定値1より高い場合は(ここでは、例えば、Thout≧20℃)(S5)、リレー回路25をオープンにし、室外機1への通電をOFFする(S6)。
室外気温度Thoutがある設定値2より低い場合は(ここでは、例えば、Thout<−10℃)(S7)、圧縮機2の停止からある設定時間1(ここでは、例えば、3時間)経過後に(S8)、クランクケースヒータ11a、11bに通電する(S9)。
室外気温度Thoutが、ある設定値2より高く、ある設定値3より低い場合は(ここでは、例えば−10℃≦Thout<−0℃)(S10)、圧縮機2の停止からある設定時間2(ここでは、例えば、8時間)経過後に(S11)、クランクケースヒータ11bに通電する(S12)。
室外気温度Thoutがある設定値3より高く、ある設定値1より低い場合は(ここでは、例えば、0℃≦Thout<20℃)(S13)、圧縮機2の停止からある設定時間3(ここでは、例えば、12時間)経過後に(S14)、クランクケースヒータ11aに通電する(S15)。圧縮機2が運転を開始すると、クランクケースヒータ11a、11bの通電を解除する。
また、クランクケースヒータ11bの出力は、クランクケースヒータ11aのそれより高く設定されている。ここでは、例えば、クランクケースヒータ11aの出力は20W、クランクケースヒータ11bの出力は30Wである。
以上のように、本実施の形態によれば、圧縮機2の停止中の室外気温度がかなり高い場合は、室外機1への通電をやめることにより、停止時の待機電力が削減できる。また室外気温度が低い場合は、停止から、電気ヒータ(クランクケースヒータ11a、11b)への通電を開始するまでの時間を短くしかつ通電する電気ヒータの個数を増やし、圧縮機2の停止時の室外気温度が少し高い場合は、停止から電気ヒータの通電を開始するまでの時間を長くしかつ通電する個数を減らすことにより、効果的に圧縮機2の内部に液冷媒が溜まることを防止でき、圧縮機2の損傷を防止して信頼性を向上させることができる。
また、液冷媒が溜まらない場合(室外気温度が少し高い場合や室外気温度が低い場合でも停止からの時間が短い場合は)は、通電する電気ヒータの個数を制限することにより、消費電力が低減できるとともに、圧縮機2の周辺に配置された電気部品等の温度上昇の抑制や電気ヒータへの通電による温度上昇による電気ヒータの寿命の低下を抑制でき、信頼性と寿命が向上する。
なお、ここでは室外気温度で圧縮機2の温度を代用し制御しているが、直接圧縮機2の外郭に温度検出装置(図示せず)を取りつけても良いし、圧縮機2の吐出温度で判断しても同様の効果がある。
以上のように本発明にかかる空気調和装置は、圧縮機へのヒータ通電量を制御し圧縮機内部への液冷媒の溜まりを防止しているので、多室型空気調和装置にも応用できる。
本発明の実施の形態1における空気調和装置の冷凍サイクル図 同空気調和装置のフローチャート 本発明の実施の形態2における空気調和装置の冷凍サイクル図 同空気調和装置のフローチャート 本発明の実施の形態3における空気調和装置の制御ブロック図 同空気調和装置のフローチャート
符号の説明
1 室外機
2 圧縮機
3 室外熱交換器
4 室外送風機
7 四方弁
8 絞り装置
10 室外気温度検出装置
11、11a、11b クランクケースヒータ(電気ヒータ)
12 室内機
13 室内送風機
14 室内熱交換器
25 リレー回路

Claims (3)

  1. 電気ヒータを設けた圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、4方弁、絞り装置、室外気温度を検出する室外気温度検出装置を有する室外機と、室内熱交換器、室内送風機を有する室内機とを接続し、少なくとも冷房運転または除湿運転または暖房運転を行う空気調和装置において、前記圧縮機の停止時に、室外気温度と前記圧縮機の停止からの経過時間に応じて、前記電気ヒータへの通電を制御するようにしたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 複数個の電気ヒータを設けた圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、4方弁、絞り装置、室外気温度を検出する室外気温度検出装置を有する室外機と、室内熱交換器、室内送風機を有する室内機とを接続し、少なくとも冷房運転または除湿運転または暖房運転を行う空気調和装置において、前記圧縮機の停止時に、室外気温度と前記圧縮機停止からの経過時間に応じて、通電する前記電気ヒータの個数を変えることを特徴とする空気調和装置。
  3. 室内機に、空気調和装置の運転停止時に、室外気温度に応じて室外機への通電を制御するリレー回路を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置。
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