JP2008286151A - 流体機械およびそれを備えた冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機と膨張機とが均油管を介して接続されてなる流体機械において、運転の過渡時等においても、圧縮機構または膨張機構に対して潤滑油を安定して供給する。
【解決手段】流体機械は、圧縮機101と膨張機103とを備える。圧縮機101は、密閉容器108と、密閉容器108の底部に形成された第1油溜まり121と、圧縮機構113と、圧縮機構113に潤滑油を供給する給油機構110とを備えている。膨張機103は、密閉容器109と、密閉容器109の底部に形成された第2油溜まり123と、膨張機構118と、膨張機構118に潤滑油を供給する給油機構123とを備えている。密閉容器108と密閉容器109とは、均圧管106および均油管107によって接続されている。均油管107の一端側開口107aは、給油機構110の吸入口110aよりも高い位置に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮機および膨張機を備えた流体機械、およびその流体機械を備えた冷凍サイクル装置に関する。
従来から、圧縮機と膨張機とを備えた冷凍サイクル装置が知られている。図13に模式的に示すように、下記非特許文献1には、圧縮機904、放熱器905、膨張機909、および蒸発器910を備えた冷凍サイクル装置900が開示されている。この冷凍サイクル装置900では、圧縮機904の密閉容器903の内部には、圧縮機構901と電動機902とが配置されている。膨張機909の密閉容器908の内部には、膨張機構906と発電機907とが配置されている。圧縮機904の密閉容器903の内部と膨張機909の密閉容器908の内部とは、均圧ライン912および均油ライン913を介して連通している。
上記冷凍サイクル装置900では、密閉容器903および密閉容器908の底部に、油溜まりがそれぞれ形成されていると考えられる。また、各密閉容器903,908の内部には、各油溜まり内の潤滑油に浸漬された給油機構が配置されていると考えられる。
上記冷凍サイクル装置では、圧縮機904の密閉容器903と膨張機909の密閉容器908とが均圧ライン912を介して連通しているので、基本的に、両密閉容器903,908の内部圧力は等しくなる。そのため、両密閉容器903,908のうちどちらか一方の密閉容器内の潤滑油が減少しても、他方の密閉容器から均油ライン913を通じて潤滑油が流入し、その減少分を補うことが期待される。
「平成14年度成果報告書 エネルギー有効利用基盤技術先導研究開発 CO2空調機用二相流膨張機・圧縮機の開発」,新エネルギー・産業技術総合開発機構,平成15年3月,p.5
しかしながら、運転の過渡時、例えば圧縮機904の起動時のような時には、圧縮機904の密閉容器903の内部圧力が急激に上昇し、圧縮機904の密閉容器903内の方が膨張機909の密閉容器908内よりも一時的に圧力が高くなる場合がある。そのような場合には、その圧力差によって、密閉容器903内の潤滑油が均油ライン913を通って密閉容器908内に移動してしまい、密閉容器903内の潤滑油量が一時的に減少する。
ところが、密閉容器903内の潤滑油量が減少すると、潤滑油の油面が給油機構の吸入口よりも低くなる場合がある。このような場合、給油機構が潤滑油を吸い込むことができなくなるので、圧縮機構901の摺動部に潤滑油を十分に供給することができなくなる。そのため、潤滑油不足による信頼性の低下や、潤滑油によるシール性が低下することによって圧縮能力の低下を招く恐れがある。このような状態は、均圧ライン912および均油ライン913の均圧作用によって密閉容器903の内部圧力と密閉容器908の内部圧力とが近づき、いったん低下した油面が上昇するまでの間、続くこととなる。
なお、圧縮機904の停止時などでは、膨張機909の密閉容器908の内部圧力が圧縮機904の密閉容器903の内部圧力よりも一時的に高くなり、膨張機909においても、上述の問題が生じるおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、運転の過渡時等においても、圧縮機構または膨張機構に対して潤滑油を安定して供給することができる流体機械を提供することを目的とする。
本発明に係る流体機械は、内部に潤滑油を貯留する第1油溜まりが形成された第1密閉容器と、前記第1密閉容器の内部に配置された圧縮機構と、潤滑油を吸入する吸入部を有し、前記第1油溜まりの潤滑油を前記圧縮機構に供給する給油機構と、を有する圧縮機と、内部に潤滑油を貯留する第2油溜まりが形成された第2密閉容器と、前記第2密閉容器の内部に配置された膨張機構と、を有する膨張機と、前記第1密閉容器の前記第1油溜まり内に開口する一端側開口と、前記第2密閉容器の前記第2油溜まり内に開口する他端側開口とを有し、前記第1油溜まり内と前記第2油溜まり内とを連通させる連絡通路と、を備え、前記連絡通路の前記一端側開口は、前記第1密閉容器内における前記給油機構の吸入部よりも高い位置に開口しているものである。
上記流体機械では、運転の過渡時等において、第1密閉容器の内部圧力が第2密閉容器の内部圧力よりも一時的に高くなった場合には、第1密閉容器内の潤滑油が連絡通路を通じて第2密閉容器内に流れ込み、第1密閉容器内の液面が低下する。しかし、第1密閉容器内の液面は、連絡通路の一端側開口よりも低下することはない。ここで、上記流体機械では、連絡通路の一端側開口は給油機構の吸入部よりも高い位置にある。そのため、液面が給油機構の吸入部よりも低下することはなく、給油機構は常に潤滑油を吸入することができる。したがって、運転の過渡時等にあっても、圧縮機構に対して潤滑油を安定して供給することができる。
本発明に係る他の流体機械は、内部に潤滑油を貯留する第1油溜まりが形成された第1密閉容器と、前記第1密閉容器の内部に配置された圧縮機構と、潤滑油を吸入する吸入部を有し、前記第1油溜まりの潤滑油を前記圧縮機構に供給する給油機構と、を有する圧縮機と、内部に潤滑油を貯留する第2油溜まりが形成された第2密閉容器と、前記第2密閉容器の内部に配置された膨張機構と、を有する膨張機と、前記第1密閉容器の前記第1油溜まり内に開口する一端側開口と、前記第2密閉容器の前記第2油溜まり内に開口する他端側開口とを有し、前記第1油溜まり内と前記第2油溜まり内とを連通させる連絡通路と、を備え、前記第1油溜まりは、互いに分離された給油機構側油溜まりと連絡通路側油溜まりとを含み、前記給油機構の吸入部は、前記給油機構側油溜まりに配置され、前記連絡通路の前記一端側開口は、前記連絡通路側油溜まりに配置されているものである。
上記流体機械にあっても、運転の過渡時等において、第1密閉容器の内部圧力が第2密閉容器の内部圧力よりも一時的に高くなった場合には、第1密閉容器内の潤滑油が連絡通路を通じて第2密閉容器内に流れ込み、第1密閉容器内の液面が低下する。しかし、第1密閉容器の第1油溜まりは給油機構側油溜まりと連絡通路側油溜まりとに分離されているので、連絡通路側油溜まりの潤滑油が減少しても、給油機構側油溜まりには、ある程度の潤滑油が残留することになる。そのため、運転の過渡時等にあっても、給油機構は給油機構側油溜まりの潤滑油を吸入することができ、圧縮機構に対して潤滑油を安定して供給することができる。
本発明に係る他の流体機械は、内部に潤滑油を貯留する第1油溜まりが形成された第1密閉容器と、前記第1密閉容器の内部に配置された圧縮機構と、を有する圧縮機と、内部に潤滑油を貯留する第2油溜まりが形成された第2密閉容器と、前記第2密閉容器の内部に配置された膨張機構と、潤滑油を吸入する吸入部を有し、前記第2油溜まりの潤滑油を前記膨張機構に供給する給油機構と、を有する膨張機と、前記第1密閉容器の前記第1油溜まり内に開口する一端側開口と、前記第2密閉容器の前記第2油溜まり内に開口する他端側開口とを有し、前記第1油溜まり内と前記第2油溜まり内とを連通させる連絡通路と、を備え、前記連絡通路の前記他端側開口は、前記第2密閉容器内における前記給油機構の吸入部よりも高い位置に開口しているものである。
上記流体機械では、運転の過渡時等において、第2密閉容器の内部圧力が第1密閉容器の内部圧力よりも一時的に高くなった場合には、第2密閉容器内の潤滑油が連絡通路を通じて第1密閉容器内に流れ込み、第2密閉容器内の液面が低下する。しかし、第2密閉容器内の液面は連絡通路の他端側開口よりも低下することはない。ここで、上記流体機械では、連絡通路の他端側開口は給油機構の吸入部よりも高い位置にある。そのため、液面が給油機構の吸入部よりも低下することはなく、給油機構は常に潤滑油を吸入することができる。したがって、運転の過渡時等にあっても、膨張機構に対して潤滑油を安定して供給することができる。
本発明に係る他の流体機械は、内部に潤滑油を貯留する第1油溜まりが形成された第1密閉容器と、前記第1密閉容器の内部に配置された圧縮機構と、を有する圧縮機と、内部に潤滑油を貯留する第2油溜まりが形成された第2密閉容器と、前記第2密閉容器の内部に配置された膨張機構と、潤滑油を吸入する吸入部を有し、前記第2油溜まりの潤滑油を前記膨張機構に供給する給油機構と、を有する膨張機と、前記第1密閉容器の前記第1油溜まり内に開口する一端側開口と、前記第2密閉容器の前記第2油溜まり内に開口する他端側開口とを有し、前記第1油溜まり内と前記第2油溜まり内とを連通させる連絡通路と、を備え、前記第2油溜まりは、互いに分離された給油機構側油溜まりと連絡通路側油溜まりとを含み、前記給油機構の吸入部は、前記給油機構側油溜まりに配置され、前記連絡通路の前記他端側開口は、前記連絡通路側油溜まりに配置されているものである。
上記流体機械においても、運転の過渡時等の際に、第2密閉容器の内部圧力が第1密閉容器の内部圧力よりも一時的に高くなった場合には、第2密閉容器内の潤滑油が連絡通路を通じて第1密閉容器内に流れ込み、第2密閉容器内の液面が低下する。しかし、第2密閉容器の第2油溜まりは給油機構側油溜まりと連絡通路側油溜まりとに分離されているので、連絡通路側油溜まりの潤滑油が減少しても、給油機構側油溜まりには、ある程度の潤滑油が残留することになる。そのため、運転の過渡時等にあっても、給油機構は給油機構側油溜まりの潤滑油を吸入することができ、膨張機構に対して潤滑油を安定して供給することができる。
本発明によれば、圧縮機と膨張機とが連絡通路を介して連通してなる流体機械において、運転の過渡時等の際にも、圧縮機構または膨張機構に対して潤滑油を安定して供給することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではない。
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る冷凍サイクル装置100の構成図である。冷凍サイクル装置100では、圧縮機101と放熱器102と膨張機103と蒸発器104とが配管105を介して順に接続されており、圧縮機101と膨張機103とは、均圧管106および均油管107によって接続されている。
なお、この冷凍サイクル装置100は、冷媒の流通方向が一定の装置であるが、本発明に係る冷凍サイクル装置は、例えば冷媒の流通方向を変更可能な可逆運転可能な冷凍サイクル装置等であってもよい。冷凍サイクル装置100の用途は何ら限定されない。冷凍サイクル装置100は、例えば、給湯機、空気調和装置等として利用することができる。
冷凍サイクル装置100の内部には、冷媒として二酸化炭素が充填されている。この冷凍サイクル装置100では、冷媒回路の高圧側部分において、冷媒は超臨界状態となる。ただし、本発明に係る冷凍サイクル装置の冷媒は、二酸化炭素に限定されず、また、冷媒回路内で超臨界状態とならないものであってもよい。冷媒は、例えばフロン系の冷媒であってもよい。
圧縮機101は、冷媒を圧縮する圧縮機構113と、圧縮機構113を駆動する電動機114と、これら圧縮機構113および電動機114を収容する密閉容器108と、を備えている。
密閉容器108は、上側および下側が閉塞された略円筒形状に形成されている。密閉容器108の底部は下向きに凸状となっており、いわゆる碗状に形成されている。密閉容器108内の下側の部分は、潤滑油を貯留する第1油溜まり121となっている。なお、ここでいう「密閉容器108内の下側の部分」とは、密閉容器108内の任意の所定位置よりも下側の部分を意味するのであり、必ずしも上記底部と一致する訳ではない。すなわち、第1油溜まり121の上端の位置は、潤滑油の貯留量に応じて適宜変化するものであり、第1油溜まり121の上端位置は特定の位置に限られない。第1油溜まり121は、碗状の底部の一部であってもよく、当該底部を含むより大きな部分であってもよい。
電動機114は、密閉容器108の内壁に固定された固定子114bと、固定子114bの内側に配置された回転子114aとを備えている。回転子114aには、上下方向に延びる回転軸131が固定されている。
圧縮機構113は、回転軸131の上端部に取り付けられている。圧縮機構113は、回転軸131の回転に伴って冷媒を吸入、圧縮および吐出するものであり、いわゆる回転式の圧縮機構である。本実施形態では、圧縮機構113はスクロール式の圧縮機構である。ただし、本発明に係る圧縮機構の具体的構成は何ら限定されず、例えば、ロータリ式、スイング式等の他の形式の圧縮機構であってもよい。
密閉容器108の側壁の上側部分には、吸入管115が接続されている。吸入管115は密閉容器108の側壁を貫通し、圧縮機構113に連通している。そのため、吸入管115から吸入された冷媒は、密閉容器108の内部空間に流入することなく、圧縮機構113に直接吸い込まれる。密閉容器108の上壁には、吐出管116が接続されている。吐出管116は、密閉容器108の内部空間に向かって開口している。本実施形態では、圧縮機構113から吐出された冷媒は、いったん密閉容器108の内部空間に吐出され、この内部空間を流通した後、吐出管116から吐出される。このように、本実施形態に係る圧縮機構101は、密閉容器108の内部空間が圧縮機構101から吐出される高圧冷媒で満たされるいわゆる高圧シェル型の圧縮機構である。
回転軸131の内部には、圧縮機構113に潤滑油を導く給油経路132が形成されている。回転軸131の下端部には、第1油溜まり121の潤滑油を給油経路132に汲み上げる給油機構110が設けられている。給油機構110には、潤滑油を吸入する吸入口110aが形成されている。本実施形態では、吸入口110aは、回転軸131の真下の位置において下向きに開口している。回転軸131における給油機構110の上側の部分は、副軸受133によって回転自在に支持されている。給油機構110の具体的構成は特に限定されないが、本実施形態では、給油機構110は、回転軸131の下端部に形成されたオイルポンプ110bと、オイルポンプ110bの周囲の側方および下方を覆うカバー110cとを備えている。本実施形態では、カバー110cの下端部に開口が形成されており、この開口が吸入口110aを構成している。
膨張機103は、冷媒を膨張させる膨張機構118と、膨張機構118で回収した機械エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機119と、これら膨張機構118および発電機119を収容する密閉容器109と、を備えている。
膨張機103の密閉容器109は、圧縮機101の密閉容器108と同様、上側および下側が閉塞された略円筒形状に形成されている。密閉容器109も、底部が碗状に形成されている。密閉容器109内の下側の部分は、潤滑油を貯留する第2油溜まり122となっている。なお、第2油溜まり122は、碗状の底部の一部であってもよく、当該底部を含むより大きな部分であってもよい。第2油溜まり122の上端の位置も、潤滑油の貯留量に応じて適宜変化する。
発電機119は、密閉容器109の内壁に固定された固定子119bと、固定子119bの内側に配置された回転子119aとを備えている。回転子119aには、上下方向に延びる回転軸141が固定されている。
膨張機構118は、回転軸141の上端部に取り付けられている。膨張機構118は、冷媒を吸入、膨張および吐出するものであり、いわゆる回転式の膨張機構である。膨張機構118内において冷媒が膨張すると、その膨張エネルギーによって回転軸141が回転駆動される。そして、回転軸141の回転によって、発電機119において発電が行われる。なお、発電機119において生じた電力は、例えば、圧縮機101の入力電力の一部等として利用することにより、冷凍サイクル装置のCOP向上に利用することができる。ただし、発電機119の利用方法は何ら限定されるわけではない。本実施形態では、膨張機構118はスクロール式の膨張機構である。ただし、本発明に係る膨張機構の具体的構成は何ら限定されず、例えば、ロータリ式、スイング式等の他の形式の膨張機構であってもよい。
膨張機構118には、密閉容器109の上壁を貫通した吸入管117と、密閉容器109の側壁の上側部分を貫通した吐出管120とが接続されている。膨張機構118は、吸入管117を通じて密閉容器109の外部から冷媒を直接吸入し、膨張後の冷媒を吐出管120を通じて密閉容器109の外部に直接吐出する。すなわち、膨張前および膨張後の冷媒は、密閉容器109の内部空間に流入することはない。
回転軸141の内部には、膨張機構118に潤滑油を導く給油経路142が形成されている。回転軸141の下端部には、第2油溜まり122の潤滑油を給油経路142に汲み上げる給油機構123が設けられている。給油機構123には、潤滑油を吸入する吸入口123aが形成されている。本実施形態では、吸入口123aは、回転軸141の真下の位置において下向きに開口している。回転軸141における給油機構123の上側の部分は、副軸受143によって回転自在に支持されている。
均圧管106は、圧縮機101の密閉容器108の内部空間と膨張機103の密閉容器109の内部空間とを連通させるものである。均圧管106の一端は、密閉容器108の側壁における副軸受133よりも高い部分に接続されている。均圧管106の他端は、密閉容器109の側壁における副軸受143よりも高い部分に接続されている。本実施形態では、均圧管106は略水平に延びる真っ直ぐな円管である。ただし、均圧管106は、密閉容器108の内部空間と密閉容器109の内部空間とを連通させるものであればよく、その形状等は何ら限定されるものではない。均圧管106は曲がり管であってもよい。
均油管107は、密閉容器108の第1油溜まり121と密閉容器109の第2油溜まり122とを連通させる連絡通路を形成している。ただし、本発明に係る連絡通路は、必ずしも管状でなくてもよい。本発明に係る連絡通路は、第1油溜まり121と第2油溜まり122とを連通させる通路であればよく、その具体的構造は特に限定されるわけではない。
均油管107の一端側は、密閉容器108の底部の側壁に接続されている。詳しくは、均油管107の一端は、密閉容器108の側壁を貫通し、第1油溜まり121の内側に開口している。均油管107の一端側の開口107aは、給油機構110の吸入口110aよりも高い位置に配置されている。
均油管107の他端側も、均油管107の一端側と同様の態様にて、密閉容器109に接続されている。すなわち、均油管107の他端側は、密閉容器109の底部の側壁に接続されている。詳しくは、均油管107の他端は、密閉容器109の側壁を貫通し、第2油溜まり122の内側に開口している。均油管107の他端側の開口107bは、給油機構123の吸入口123aよりも高い位置に配置されている。
本実施形態では、均油管107は、略水平方向に真っ直ぐに延びる円管である。ただし、均油管107は曲がり管であってもよい。また、本実施形態では、密閉容器108に対する均油管107の接続位置111と、密閉容器109に対する均油管107の接続位置112とは、同じ高さにある。しかし、接続位置111と接続位置112との高さは、異なっていてもよい。
次に、冷凍サイクル装置100の運転動作について説明する。まず、冷媒の流れについて説明する。冷凍サイクル装置100の運転中、圧縮機構113は電動機114によって駆動され、吸入管115から低圧冷媒を吸入して圧縮し、高温高圧の冷媒とする。この高温高圧の冷媒は、いったん密閉容器108の内部に吐出された後、吐出管116から密閉容器108の外部に吐出される。吐出管116から吐出された高温高圧の冷媒は、放熱器102へ流入し、放熱器102において放熱する。放熱後の高圧冷媒は、吸入管117を通じて膨張機構118に吸入される。膨張機構118は、この高圧冷媒を膨張させることによって動力を得て、回転軸141を介して発電機119を駆動する。これにより、発電機119において発電が行われる。膨張機構118で膨張した冷媒は低温低圧の冷媒となり、吐出管120から吐出される。吐出された低温低圧の冷媒は、蒸発器104に流入する。蒸発器104に流入した冷媒は、外部から熱を吸収した後、蒸発器104から流出し、再び吸入管115を通じて圧縮機構113に吸入される。冷凍サイクル装置100では、冷媒はこのような循環を繰り返している。
ところで、密閉容器108の内部と密閉容器109の内部とは、均圧管106および均油管107でつながれているので、冷媒は両密閉容器108,109内を自由に行き来することができる。そのため、両密閉容器108,109のいずれか一方の内部圧力が他方の内部圧力よりも高くなると、その圧力差が駆動力となって一方から他方へと冷媒が流れ込む。そのため、両密閉容器108,109内の冷媒の圧力は等しくなる。例えば、圧縮機101の密閉容器108の内部圧力が膨張機103の密閉容器109の内部圧力よりも高くなると、密閉容器108内に蓄えられた高圧の冷媒の一部は、均圧管106を経由して密閉容器109内へと流入する。
続いて、潤滑油の挙動について説明する。圧縮機101において、密閉容器108の第1油溜まり121内の潤滑油は、給油機構110によって、給油経路132を通じて圧縮機構113へと供給される。圧縮機構113に供給された潤滑油は、圧縮機構113内を潤滑した後、冷媒と混合された状態で密閉容器108内に放出される。その後、潤滑油の大部分は、冷媒と分離されて密閉容器108の第1油溜まり121に戻り、第1油溜まり121に再び貯留される。一方、冷媒から分離されなかった一部の潤滑油は、冷媒と共に吐出管116から吐出され、冷凍サイクル装置100内を循環する。
膨張機103では、密閉容器109の第2油溜まり122内の潤滑油は、給油機構123によって吸い上げられ、給油経路142を経て膨張機構118に供給される。膨張機構118に供給された潤滑油は、膨張機構118を潤滑した後、その一部は流下して第2油溜まり122に戻り、残りの潤滑油は冷媒と共に吐出され、冷凍サイクル装置100内を循環する。
前述したように、密閉容器108の内部空間と密閉容器109の内部空間とは、均圧管106および均油管107を介して連通しているので、冷媒および潤滑油は、両密閉容器108,109間を移動することができ、両密閉容器108,109の内部の圧力も等しくなる。そのため、第1油溜まり121および第2油溜まり122のどちらか一方の潤滑油量が減少しても、他方から潤滑油が流入し、それを補うことができる。例えば、第2油溜まり122の潤滑油量が少なくなると、第1油溜まり121の潤滑油が均油管107を通じて第2油溜まり122内に流れ込み、両油溜まり121,122の潤滑油の高さは均等化される。
ところで、冷凍サイクル装置100の運転状態は常に安定している訳ではなく、起動時や負荷が急変動したような時には、密閉容器108の内部圧力と密閉容器109の内部圧力とが、一時的に不均衡な状態となることがある。図2は、冷凍サイクル装置100の運転開始直後の潤滑油の様子を模式的に表したものである。図2に示すように、運転開始直後では、密閉容器108の内部圧力は急激に上昇し、密閉容器109の内部圧力よりも一時的に高くなる。そのため、第1油溜まり121内の潤滑油が、高圧の冷媒によって押し出され、均油管107を通じて密閉容器108から密閉容器109へと大量に流れ出す場合がある。その場合、第1油溜まり121における潤滑油の油面121aは、一時的に急激に低下する。
ところが、本実施形態では、均油管107の一端側開口107aは、給油機構110の吸入口110aよりも高い位置に配置されている。このため、第1油溜り121の油面121aが均油管107の一端側開口107aの下端に達した時点(図2参照)で、密閉容器108から密閉容器109への潤滑油の流出が止まる。すなわち、油面121aは、均油管107の一端側開口107aの下端よりも低くなることはない。したがって、油面121aが給油機構110の吸入口110aよりも低くなることはない。よって、本実施形態によれば、油面121aが給油機構110の吸入口110aよりも常に上方にあるので、運転直後の過渡状態であっても、給油機構110は潤滑油を吸入することができ、圧縮機構113に対して潤滑油を安定して供給することができる。したがって、圧縮機101の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、均油管107の一端側は、密閉容器108の側面から密閉容器108の内部に向かって挿入されている。このように均油管107を密閉容器108の側面から挿入することとすれば、密閉容器108に対する均油管107の接続位置111を高くすることが容易になる。そのため、均油管107の一端側開口107aが給油機構110の吸入口110aよりも高いという構成を、容易に実現することができる。また、均油管107の一端側を密閉容器108内で曲げず、直管にすることとすれば、均油管107内の潤滑油の流れがより円滑になり、また、均油管107内にごみ等の不純物が詰まるおそれがより少なくなる。
本実施形態では、給油機構110は、オイルポンプ110bとカバー110cとを有しており、カバー110cに吸入口110aが設けられている。そのため、均油管107の一端側開口107aよりも低い位置に吸入口110aを配置することが容易となる。例えば、オイルポンプ110bが均油管107の一端側開口107aよりも高い位置にあっても、吸入口110aの位置が均油管107の一端側開口107aよりも低くなるようなカバー110cを取り付けることにより、均油管107の一端側開口107aが給油機構110の吸入部よりも高くなるような構成を容易に実現することができる。
本実施形態では、圧縮機101の圧縮機構113はスクロール式の圧縮機構である。一般的に、スクロール式の圧縮機構では、潤滑油不足が生じるとスクロールラップ同士のシール性が低下し、それに伴って圧縮能力が著しく低下する。しかし、本実施形態によれば、圧縮機構113に安定して潤滑油を供給することができるので、そのようなシール性の低下が起こりにくい。したがって、圧縮能力の低下を防止することができ、信頼性が高くかつ高効率な流体機械を提供することが可能となる。
なお、詳細な説明は省略するが、膨張機103においても、均油管107の他端側開口107bは、給油機構123の吸入口123aよりも高い位置に配置されている。そのため、密閉容器109の内部圧力が密閉容器108の内部圧力よりも一時的に高くなった場合であっても、給油機構123は潤滑油を吸入することができ、膨張機構118に対して潤滑油を安定的に供給することができる。したがって、本実施形態によれば、膨張機103の信頼性も向上させることができる。また、圧縮機101に関する前述および後述の諸効果を、膨張機103においても得ることができる。
本実施形態では、冷凍サイクル装置100の冷媒は二酸化炭素である。そのため、冷凍サイクル装置100の高圧側と低圧側との圧力差が大きくなり、膨張機103において、より多くの膨張エネルギーを回収することができる。そのため、冷凍サイクル装置100の効率をより向上させることができる。
上記実施形態は、本発明に係る流体機械の一実施形態に過ぎず、他に種々の変形例が可能である。次に、実施形態1の変形例について説明する。
(変形例1)
図3は、変形例1に係る均油管107の一端側開口107aの形状を示している。この変形例1では、均油管107の一端側は、第1油溜まり121内において下向きに曲がっている。そのため、均油管107の一端側開口107aは、下方向を向いている。
この変形例1では、圧縮機101の運転中に、電動機114の回転子114aによって攪拌された泡状の潤滑油と冷媒との混合物が、均油管107内に進入する可能性が低くなる。そのため、均油管107内に冷媒が流れ込むことが抑制され、密閉容器108と密閉容器109との間で、より純粋な潤滑油(言い換えると、冷媒の混入量の少ない潤滑油)をやりとりすることができる。
(変形例2)
図4は、変形例2に係る均油管107の一端側開口107aの形状を示している。この変形例2では、均油管107の一端が閉塞部材124によって閉塞され、均油管107の一端側の側面に穴107aが形成されている。そして、この穴107aが均油管107の一端側開口を構成している。なお、本変形例では、穴107aは下向きに開口している。
この変形例2によれば、変形例1と同様に、均油管107内に冷媒が流れ込むことを抑制することができる。そのため、密閉容器108と密閉容器109との間で、より純粋な潤滑油をやりとりすることができる。
加えて、変形例2によれば、変形例1と異なり、均油管107の一端側は直管状に形成されている。そのため、密閉容器108の側壁に均油管107の外径に相当する大きさの穴を形成しておき、密閉容器108の外側から均油管107を挿通させるだけで、上記構成を容易に実現することができる。したがって、本変形例によれば、加工も容易となる。
(変形例3)
図5は、変形例3に係る均油管107の一端側の形状を示している。この変形例3では、均油管107の一端側に、開口107aの周囲を上方から覆うカバー125が設けられている。本変形例では、カバー125は、下側のみが開放されたカバーである。ただし、カバー125の具体的形状は特に限定されるわけではない。
この変形例3においても、変形例1と同様、密閉容器108と密閉容器109との間で、より純粋な潤滑油をやりとりすることができる。また、密閉容器108の内部にカバー125を予め設けておくことにより、変形例2と同様、密閉容器108の外側から均油管107を挿通させるだけで、容易に加工することができる。さらに、変形例3によれば、変形例2と異なり、予め均油管107の周方向の向きを整えておく必要がなく、挿通時に均油管107が回転しても問題がない。したがって、均油管107の周方向の向きを任意に決定できるので、加工をより容易に行うことが可能となる。
(変形例4)
図6は、変形例4に係る均油管107の一端側の形状を示している。この変形例4では、均油管107の一端側開口107aは、給油機構110の吸入口110aの近傍に配置されている。具体的には、均油管107の一端側開口107aと吸入口110aとの間の水平方向距離L1は、吸入口110aと密閉容器108の内周壁面との間の水平方向距離の最短値L2の半分以下に設定されている。なお、一端側開口107aと吸入口110aとの間の水平方向距離L1は、一端側開口107aの最も吸入口110a寄りの部分と、吸入口110aの最も一端側開口107a寄りの部分との間の水平距離とする。また、密閉容器108の内側の形状は必ずしも簡単でなく、密閉容器108の内周壁面には凹凸がある場合がある。そのため、ここでは、吸入口110aと密閉容器108の内周壁面との間の水平方向距離のうち、最も短い距離L2を考えることとする。
圧縮機101の運転中における密閉容器108の内部では、電動機114の回転子114aが高速で回転しており、それによって冷媒は旋回流となって密閉容器108内を激しく流動している。そのため、第1油溜り121の潤滑油の油面121aの高さは、その冷媒の流動に伴って、密閉容器108内において不均一となっている。ところが、本変形例4によれば、給油機構110の吸入口110aと均油管107の一端側開口107aとが接近しているので、吸入口110a付近の油面121aの高さと、均油管107の一端側開口107a付近の油面121aの高さとの間に大きな差が生じない。したがって、密閉容器108内において油面121aの高さに不均一が生じていたとしても、吸入口110a周辺の潤滑油がなくなることを確実に防ぐことができる。そのため、圧縮機構113に対して、潤滑油をより安定して供給することができる。
(変形例5)
図7に、変形例5に係る流体機械の圧縮機126を示す。変形例5では、圧縮機126は、圧縮機構128がベーン127を有するような圧縮機構、例えばロータリ式の圧縮機構である。この変形例5では、圧縮機構128にはベーン溝129が形成され、このベーン溝129内にベーン127が摺動自在に挿入されている。このようなロータリ式圧縮機構128では、潤滑油の少なくとも一部はベーン溝129から入り込み、圧縮機構128内を潤滑する。そのため、このロータリ式圧縮機構128では、給油機構はベーン127およびベーン溝129によって構成されており、ベーン溝129の上端129aが給油機構の吸入部となっている。この変形例では、均油管107の一端側開口107aは、ベーン溝129の上端129aよりも高い位置に配置されている。
この変形例5においても、均油管107の一端側開口107aが給油機構の吸入部(ベーン溝129の上端129a)よりも高い位置に配置されているので、運転の過渡時等であっても、圧縮機構128に対して潤滑油を安定して供給することができる。したがって、圧縮機126の信頼性を向上させることができる。
なお、一般的に、ロータリ式の圧縮機構では、潤滑油の吸入量が多く、潤滑油が不足すると、圧縮機構内の摩擦力が大きくなりやすい。しかし、本変形例では、運転の過渡時等であっても、圧縮機構128に安定して潤滑油を供給することができる。したがって、圧縮機構128内の摩擦力を抑制することができる。
この変形例では、ベーン溝129は、上方のみが開放された溝であった。しかし、ベーン溝129は、下方が開放された溝であってもよい。ベーン溝129の下方が開放されている場合には、ベーン溝129の下端も、給油機構の吸入部となりうる。そのような場合、均油管107の一端側開口107aをベーン溝129の下端よりも高い位置に配置すればよい。
(変形例6)
図8は、変形例6に係る冷凍サイクル装置100を示す。この変形例6では、均油管107は、両端が上方に向かって曲がった曲がり管によって形成されており、均油管107の一端側は密閉容器108の底部から上方に向かって挿通され、均油管107の他端側は密閉容器109の底部から上方に向かって挿通されている。
この変形例6によれば、加工の際に、予め密閉容器108および密閉容器109に均圧管106を溶接した後、まず、均油管107の一端側を密閉容器108に挿通させ、均油管107を密閉容器108に溶接する。その後、例えば密閉容器108を横にした状態で、均油管107の他端側を密閉容器109に挿通させ、密閉容器109に溶接する。このように、本変形例によれば、密閉容器109の底部から溶接作業を行うことができる。すなわち、作業スペースの限られた密閉容器109の密閉容器108側からではなく、作業スペースに余裕のある密閉容器109の底部側から溶接作業を行うことができる。したがって、溶接器具が密閉容器109と干渉することがなく、加工が容易となる。
また、均油管107の密閉容器108内の突出長さを変えることで、一端側開口107aの高さ位置を容易に調節することができる。そのため、均油管107の一端側開口107aを給油機構110の吸入口110aよりも高くすることが容易である。したがって、給油機構110の吸入口110aの高さ位置が異なる複数の圧縮機に対しても、同一の均油管107を共通して用いることが可能となる。
なお、この変形例では、均油管107の一端側は、密閉容器108の内部に向かって上向きに挿入されている。しかし、均油管107を密閉容器108の内部に向かって斜め上向きに挿入することも可能である。均油管107の他端側についても同様である。
(その他の変形例)
前述したように、上記各変形例は、圧縮機101に対してだけでなく、膨張機103にも適用することができる。そうすることによって、圧縮機101の停止時など、圧縮機101の密閉容器108内の圧力が急激に低下した場合にも、密閉容器109内における油面の過度の低下を防止することができる。すなわち、密閉容器108内の圧力が急激に低下した場合であっても、密閉容器109から密閉容器108への潤滑油の流出は、第2油溜り122の油面122aの高さが均油管107の膨張機側の開口107bの下端に達した時点で停止する。そのため、給油機構123は常に潤滑油を吸入することができ、膨張機構118へ潤滑油を供給し続けることができる。
また、上記実施形態1および各変形例では、均油管107の他に、均圧管106が設けられている。しかし、本発明に係る流体機械は、必ずしも均圧管106を備えていなくてもよい。均圧管106および均油管107に代えて、冷媒および潤滑油の両方を流通可能な連絡管を設けるようにしてもよい。このような場合、当該連絡管が本発明の連絡通路を構成する。上記実施形態1および変形例に係る均油管107は、均圧管106がない場合や、均圧管106に弁等が設けられて流量が制限される冷凍サイクル装置においても適用することができ、上記とほぼ同様の効果を発揮することができる。
<実施形態2>
図9は、本発明の実施形態2に係る冷凍サイクル装置100の構成図である。以下、実施形態1と同様の部分には同様の符号を付し、その説明は省略する。
本実施形態においても、冷凍サイクル装置100は、圧縮機101、放熱器102、膨張機103、および蒸発器104が配管105を介して順に接続され、圧縮機101と膨張機103とは、均圧管106および均油管107によって接続されている。
本実施形態では、密閉容器108の第1油溜まり121に、器状の部材213が設けられている。図10に示すように、器状部材213は、密閉容器108の底面に沿った殻状の底板213bと、底板213bの外周部から上方に行くに従って半径方向外側に広がる側板213aとを有している。この器状部材213によって、第1油溜まり121は、給油機構側油溜まり121bと、均油管側油溜まり121cとに分割されている。詳しくは、器状部材213の内側には、給油機構側油溜まり121bが区画され、器状部材213の外側には、均油管側油溜まり121cが区画されている。
給油機構110の吸入口110aは、給油機構側油溜まり121bに臨んでいる。詳細には、吸入口110aは器状部材213の底板213bの中心部に向かって下向きに開口している。吸入口110aは、器状部材213の上端213cよりも低い位置に配置されている。
均油管107の一端側開口107aは、均油管側油溜まり121cに臨んでいる。本実施形態では、均油管107の一端側開口107aは、給油機構110の吸入口110aとほぼ同じ高さに配置されている。ただし、本実施形態では、均油管107の一端側開口107aは、吸入口110aよりも低い位置に配置されていてもよい。もちろん、均油管107の一端側開口107aが吸入口110aよりも高い位置に配置されていてもよい。
本実施形態によれば、例えば運転開始直後などの過渡時において密閉容器108内の圧力が急激に上昇し、密閉容器108内と密閉容器109内との間に圧力差が生まれた場合であっても、給油機構側油溜まり121bの潤滑油は均油管107から流出しないので、給油機構110は圧縮機構113に対して常に潤滑油を供給することができる。すなわち、密閉容器108の内部圧力が密閉容器109の内部圧力よりも高くなると、密閉容器108内の潤滑油の一部は均油管107を通じて密閉容器109へ流出し、密閉容器108内の油面121aが低下する。ところが、油面121aが器状部材213の上端213cよりも低くなると、給油機構側油溜まり121bの潤滑油と均油管側油溜まり121cの潤滑油とは、器状部材213によって隔離される。そのため、均油管側油溜まり121cの潤滑油は、均油管107を通じて密閉容器108外に引き続き流出するものの、給油機構側油溜まり121bの潤滑油は、均油管107に吸い込まれることがない。それゆえ、給油機構側油溜まり121bの潤滑油の油面は、器状部材213の上端213c以下には下がらず、給油機構側油溜まり121bには、ある程度の潤滑油が残留することになる。したがって、給油機構110は圧縮機構113に対して潤滑油を常に供給し続けることができる。よって、本実施形態においても、圧縮機101の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、図10に示すように、器状部材213の底板213bは、密閉容器108の底部に沿った球殻状に形成されているので、密閉容器108に対する器状部材213の溶接等の加工を容易に行うことができる。
(変形例1)
なお、第1油溜まり121を給油機構側油溜まり121bと均油管側油溜まり121cとに分離する部材は、上記実施形態の器状部材213に限定される訳ではない。次に、第1油溜まり121を給油機構側油溜まり121bと均油管側油溜まり121cとに分離する部材の変形例について説明する。
図11は、上記器状部材213の代わりに、板状の部材214を用いた場合の冷凍サイクル装置100の構成図である。本変形例に係る板状部材214は、給油機構110の吸入口110aと均油管107の一端側開口107aとの間に配置されている。この板状部材214によって、第1油溜まり121は、板状部材214よりも給油機構110側の給油機構側油溜まり121bと、板状部材214よりも均油管107側の均油管側油溜まり121cとに分離されている。
給油機構110の吸入口110aは給油機構側油溜まり121b内に臨み、均油管107の一端側開口107aは均油管側油溜まり121c内に臨んでいる。
この変形例1においても、上記実施形態2と同様、密閉容器108内の圧力が急激に上昇し、密閉容器108内の潤滑油が均油管107を通じて流出して、潤滑油の油面121aが低下した場合であっても、給油機構側油溜り121bの油面が板状部材214の上端214aよりも下がることはない。そのため、給油機構側油溜まり121b内には、ある程度の潤滑油が残留することになる。したがって、給油機構110の吸入口110aの周辺には常に潤滑油が存在することになり、給油機構110は圧縮機構113に対して潤滑油を常時供給し続けることができる。
図12は、板状部材214の斜視図である。板状部材214の上端を除く外縁部分214bは、密閉容器108の底部内壁と合致するよう成形されている。本変形例1によれば、両油溜まり121b,121cを実施形態2のような器状の部材213で分割するよりも、分割用の部材の材料が少量で済み、材料費を削減することができる。
なお、上記実施形態2およびその変形例1は、分離部材(器状部材213,板状部材214)を圧縮機101に設けたものであったが、同様の分離部材を膨張機103に設けることももちろん可能である。分離部材は、圧縮機101および膨張機103のいずれか一方にのみ設けてもよく、両方に設けてもよい。
実施形態2および変形例1において、均油管107を実施形態1およびその変形例1〜6の均油管107に置き換えてもよい。
上記実施形態2および変形例1も、均圧管106がない場合や、均圧管106に弁等が設けられて流量が制限される冷凍サイクル装置100においても適用することができ、そのような場合であっても、上記とほぼ同様の効果を発揮することができる。
《その他の変形例》
上述の実施形態1およびその変形例のいずれかと、上述の実施形態2およびその変形例のいずれかとを、適宜組み合わせるようにしてもよい。例えば、圧縮機101に対して実施形態1の構成を適用し、膨張機103に対して実施形態2の構成を適用してもよい。
上述の実施形態およびその変形例は、圧縮機101および膨張機103の両方に本発明を適用したものであった。しかし、流体機械、または流体機械を搭載した冷凍サイクル装置の種類や設置状況等によっては、運転の過渡時等において、潤滑油が圧縮機101および膨張機103のいずれか一方から他方にのみ移動する場合も考えられる。言い換えると、潤滑油の移動が一方向のみであり、逆方向に移動しない場合も考えられる。そのような場合には、本発明を圧縮機101および膨張機103のうち、いずれか一方にのみ適用することとしてもよい。
本発明は、流体を圧縮する圧縮機および流体を膨張させる膨張機を備えた流体機械、並びにその流体機械を備えた冷凍サイクル装置について有用である。
本発明の実施形態1に係る冷凍サイクル装置の構成図 実施形態1に係る圧縮機の起動直後における潤滑油の状態を表す模式図 実施形態1の変形例1に係る均油管を示す断面図 実施形態1の変形例2に係る均油管を示す断面図 実施形態1の変形例3に係る均油管を示す断面図 実施形態1の変形例4に係る均油管を示す断面図 実施形態1の変形例5に係る圧縮機および均油管を示す断面図 実施形態1の変形例6に係る冷凍サイクル装置の構成図 本発明の実施形態2に係る冷凍サイクル装置の構成図 器状部材の斜視図 実施形態2の変形例1に係る冷凍サイクル装置の構成図 板状部材の斜視図 従来の冷凍サイクル装置の構成図
符号の説明
100 冷凍サイクル装置
101 圧縮機
102 放熱器
103 膨張機
104 蒸発器
106 均圧管
107 均油管(連絡通路)
107a 均油管の一端側開口(連絡通路の一端側開口)
108 密閉容器(第1密閉容器)
109 密閉容器(第2密閉容器)
110 給油機構
110a 吸入口(吸入部)
113 圧縮機構
121 第1油溜まり
122 第2油溜まり

Claims (20)

  1. 内部に潤滑油を貯留する第1油溜まりが形成された第1密閉容器と、前記第1密閉容器の内部に配置された圧縮機構と、潤滑油を吸入する吸入部を有し、前記第1油溜まりの潤滑油を前記圧縮機構に供給する給油機構と、を有する圧縮機と、
    内部に潤滑油を貯留する第2油溜まりが形成された第2密閉容器と、前記第2密閉容器の内部に配置された膨張機構と、を有する膨張機と、
    前記第1密閉容器の前記第1油溜まり内に開口する一端側開口と、前記第2密閉容器の前記第2油溜まり内に開口する他端側開口とを有し、前記第1油溜まり内と前記第2油溜まり内とを連通させる連絡通路と、を備え、
    前記連絡通路の前記一端側開口は、前記第1密閉容器内における前記給油機構の吸入部よりも高い位置に開口している、流体機械。
  2. 内部に潤滑油を貯留する第1油溜まりが形成された第1密閉容器と、前記第1密閉容器の内部に配置された圧縮機構と、潤滑油を吸入する吸入部を有し、前記第1油溜まりの潤滑油を前記圧縮機構に供給する給油機構と、を有する圧縮機と、
    内部に潤滑油を貯留する第2油溜まりが形成された第2密閉容器と、前記第2密閉容器の内部に配置された膨張機構と、を有する膨張機と、
    前記第1密閉容器の前記第1油溜まり内に開口する一端側開口と、前記第2密閉容器の前記第2油溜まり内に開口する他端側開口とを有し、前記第1油溜まり内と前記第2油溜まり内とを連通させる連絡通路と、を備え、
    前記第1油溜まりは、互いに分離された給油機構側油溜まりと連絡通路側油溜まりとを含み、
    前記給油機構の吸入部は、前記給油機構側油溜まりに配置され、
    前記連絡通路の前記一端側開口は、前記連絡通路側油溜まりに配置されている、流体機械。
  3. 請求項2に記載の流体機械において、
    前記第1密閉容器の前記第1油溜まり内に配置され、上向きに開いた器状部材をさらに備え、
    前記器状部材の内側が前記給油機構側油溜まりを形成し、前記器状部材の外側が前記連絡通路側油溜まりを形成している、流体機械。
  4. 請求項2に記載の流体機械において、
    前記第1密閉容器の前記第1油溜まり内に配置され、少なくとも一部が前記給油機構の吸入部と前記連絡通路の前記一端側開口との間で上下方向または斜め上下方向に延び、前記第1油溜まりを前記給油機構側油溜まりと前記連絡通路側油溜まりとに仕切る板状部材をさらに備えている、流体機械。
  5. 請求項1または2に記載の流体機械において、
    前記連絡通路は、一端側が前記第1密閉容器の内部に上向きまたは斜め上向きに挿入された管によって形成されている、流体機械。
  6. 請求項1または2に記載の流体機械において、
    前記連絡通路は、一端側が前記第1密閉容器の側面から前記第1密閉容器の内部に挿入された均油管によって形成されている、流体機械。
  7. 請求項1または2に記載の流体機械において、
    前記連絡通路の前記一端側開口は、前記第1密閉容器内において下向きに開口している、流体機械。
  8. 請求項1または2に記載の流体機械において、
    前記連絡通路は、一端側が前記第1密閉容器の内部に挿入された管によって形成され、
    前記管の前記第1密閉容器内の端部は閉塞され、前記管の前記第1密閉容器内に位置する部分の側面には、前記連絡通路の一端側開口を構成する穴が形成されている、流体機械。
  9. 請求項1または2に記載の流体機械において、
    前記連絡通路は、一端側が前記第1密閉容器の内部に挿入され、前記第1密閉容器の内部で開口する管によって形成され、
    前記第1密閉容器の内部に配置され、前記管の開口の周囲を少なくとも上方から覆うカバーをさらに備えている、流体機械。
  10. 請求項1または2に記載の流体機械において、
    前記連絡通路の前記一端側開口と前記給油機構の吸入部との間の水平方向距離は、前記給油機構の吸入部と前記第1密閉容器の内周壁面との間の水平方向距離の最短値の半分以下である、流体機械。
  11. 請求項1または2に記載の流体機械において、
    前記圧縮機構はロータリ式の圧縮機構である、流体機械。
  12. 請求項1または2に記載の流体機械において、
    前記圧縮機構はスクロール式の圧縮機構である、流体機械。
  13. 請求項1または2に記載の流体機械において、
    前記圧縮機構から下方に延びる回転軸をさらに備え、
    前記給油機構は、前記回転軸の下端部に設けられたオイルポンプと、前記オイルポンプの周囲の少なくとも一部を覆い、潤滑油を吸入する吸入口が形成されたカバーとを有し、
    前記給油機構の吸入部は、前記カバーの吸入口である、流体機械。
  14. 請求項1または2に記載の流体機械において、
    前記圧縮機構には、少なくとも上方の一部が開放されたベーン溝と、前記ベーン溝内に挿入されたベーンとが設けられ、
    前記給油機構は、前記ベーン溝および前記ベーンによって構成されている、流体機械。
  15. 請求項1または2に記載の流体機械において、
    前記膨張機は、潤滑油を吸入する吸入部を有し、前記第2油溜まりの潤滑油を前記膨張機構に供給する給油機構をさらに備え、
    前記連絡通路の前記他端側開口は、前記第2密閉容器内における前記給油機構の吸入部よりも高い位置に開口している、流体機械。
  16. 請求項1または2に記載の流体機械において、
    前記膨張機は、潤滑油を吸入する吸入部を有し、前記第2油溜まりの潤滑油を前記膨張機構に供給する給油機構をさらに備え、
    前記第2油溜まりは、互いに分離された給油機構側油溜まりと連絡通路側油溜まりとを含み、
    前記給油機構の吸入部は、前記給油機構側油溜まりに配置され、
    前記連絡通路の前記他端側開口は、前記連絡通路側油溜まりに配置されている、流体機械。
  17. 内部に潤滑油を貯留する第1油溜まりが形成された第1密閉容器と、前記第1密閉容器の内部に配置された圧縮機構と、を有する圧縮機と、
    内部に潤滑油を貯留する第2油溜まりが形成された第2密閉容器と、前記第2密閉容器の内部に配置された膨張機構と、潤滑油を吸入する吸入部を有し、前記第2油溜まりの潤滑油を前記膨張機構に供給する給油機構と、を有する膨張機と、
    前記第1密閉容器の前記第1油溜まり内に開口する一端側開口と、前記第2密閉容器の前記第2油溜まり内に開口する他端側開口とを有し、前記第1油溜まり内と前記第2油溜まり内とを連通させる連絡通路と、を備え、
    前記連絡通路の前記他端側開口は、前記第2密閉容器内における前記給油機構の吸入部よりも高い位置に開口している、流体機械。
  18. 内部に潤滑油を貯留する第1油溜まりが形成された第1密閉容器と、前記第1密閉容器の内部に配置された圧縮機構と、を有する圧縮機と、
    内部に潤滑油を貯留する第2油溜まりが形成された第2密閉容器と、前記第2密閉容器の内部に配置された膨張機構と、潤滑油を吸入する吸入部を有し、前記第2油溜まりの潤滑油を前記膨張機構に供給する給油機構と、を有する膨張機と、
    前記第1密閉容器の前記第1油溜まり内に開口する一端側開口と、前記第2密閉容器の前記第2油溜まり内に開口する他端側開口とを有し、前記第1油溜まり内と前記第2油溜まり内とを連通させる連絡通路と、を備え、
    前記第2油溜まりは、互いに分離された給油機構側油溜まりと連絡通路側油溜まりとを含み、
    前記給油機構の吸入部は、前記給油機構側油溜まりに配置され、
    前記連絡通路の前記他端側開口は、前記連絡通路側油溜まりに配置されている、流体機械。
  19. 請求項1、2、17、および18のいずれか一つに記載の流体機械と、
    流体を放熱させる放熱器と、
    流体を蒸発させる蒸発器と、を備え、
    前記圧縮機で圧縮された流体を前記放熱器で放熱させ、放熱後の流体を前記膨張機で膨張させ、膨張後の流体を前記蒸発器で蒸発させ、蒸発後の流体を前記圧縮機に導く冷凍サイクル装置。
  20. 請求項19に記載の冷凍サイクル装置において、
    前記流体は二酸化炭素である、冷凍サイクル装置。
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