JP2008286057A - 可変動弁機構シム回転防止構造 - Google Patents

可変動弁機構シム回転防止構造 Download PDF

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Abstract

【課題】シムの取り付け作業が容易であり構成も簡易であり騒音発生を防止できる内燃機関の可変動弁機構シム回転防止構造。
【解決手段】シム62の当接面62c,62dは支持軸収納空間62bの両側にて外側を向いている縁に形成され、支持軸収納空間62bの開放側で間隔が狭くなるように形成されている。仲介駆動機構22と2つの突起70を有する基準面との間に上方からロッカーシャフト56を支持軸収納空間62bに収納するように挿入すると、自ずと突起70の側面は両側からシム62を挟むように接触し、突起70が各々当接面62c,62dに接触した状態でシム62の挿入は停止する。この接触による停止によりシム62の挿入位置と回転位置とが固定される。吸気カム28からの駆動力が仲介駆動機構22側に伝達されてもシム62は供回りせずに姿勢は十分安定して保持される。こうして課題が達成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、支持軸上に配置した複数部品間の相対的回転位相差の調節により内燃機関のバルブ特性を可変とする可変動弁機構において、複数部品の軸方向位置を基準位置に調節するシムの回転防止構造に関する。
内燃機関のシリンダヘッド上に形成されている可変動弁機構を駆動して、吸気バルブや排気バルブの最大バルブリフト量やバルブ作用角と言ったバルブ特性を調節する可変動弁機構が知られている(例えば特許文献1,2参照)。
このような可変動弁機構は、仲介駆動機構として、ロッカーシャフト(支持軸)に支持され相互に直接又は間接に係合する複数部品(特許文献1では入力部、揺動カム、スライダギア)を備えている。そしてこれら複数部品間の相対的回転位相差を、コントロールシャフト(制御軸)によるスライダギアの軸方向移動にて変更して内燃機関のバルブ特性を調節している。
したがって所望のバルブ特性を高精度に実現するためには上記複数部品全体の軸方向での配置が設定通りに維持されていることが重要である。このため通常は、内燃機関本体側の基準面との間に、軸方向位置を高精度に設定するためのシムを挿入している。
しかし内燃機関運転時の振動によりシムが大きく回転すると支持軸から脱落するおそれがある。このため特許文献1ではシムを配置した後にシムホルダーをボルト締めしている。特許文献2ではカムキャップの側面にて平行に対向する面を形成して、この面にてシムの回転を阻止している。
特開2006−316659号公報(第7頁、図5−8) 特開2006−112279号公報(第9−12頁、図7−9)
内燃機関運転時の振動により大きく回転しないまでもシムの揺動を許すと、シムが周辺の部材に衝突することで騒音を生じるおそれがある。特許文献2ではシムの脱落防止はなされるが、シム配置の作業効率の上から、シムはカムキャップの対向面に対して嵌合させておらず、シム挿入作業のための挿入代が存在する。このため、内燃機関運転時にシムの揺動により脱落防止のための対向面に衝突を繰り返して騒音を発生し、騒音防止効果は存在しない。
特許文献1では、確実にシムを固定しているため、回転防止と共に騒音防止も実現しているが、このようなシム固定のための機構が複雑化すると共に、ボルト締めなどの作業が必要であり、シムの取り付け作業性が悪い。
本発明は、シムの取り付け作業が容易であり、構成も簡易であり、騒音発生を防止できる可変動弁機構シム回転防止構造を目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の可変動弁機構シム回転防止構造は、相互に直接又は間接に係合する複数部品を支持軸上に配置し、該複数部品間の相対的回転位相差の調節により内燃機関のバルブ特性を可変とする可変動弁機構において、前記複数部品と内燃機関本体側の基準面との間に配置されて前記支持軸の軸方向での前記複数部品の軸方向位置を基準位置に調節するシムの回転防止構造であって、前記シムには、厚さ方向に貫通し一方向側に開放された支持軸収納空間と、該支持軸収納空間の両側にて外側を向いている縁に形成され前記支持軸収納空間の開放側で間隔が狭くされている面又は稜からなる当接部とが設けられ、前記内燃機関本体側には、前記複数部品と前記基準面との間に配置された前記シムの各当接部に前記支持軸収納空間の開放側から接触することで前記シムの姿勢を保持する回転阻止部が設けられていることを特徴とする。
上述したごとく内燃機関本体側に設けられている回転阻止部は、支持軸収納空間の開放側から当接部に接触することでシムの姿勢を保持している。シムの支持軸収納空間の両側にて当接部を構成する面又は稜は、外側を向いている縁に形成され、支持軸収納空間の開放側で間隔が狭くなるように形成されている。このため、支持軸を支持軸収納空間に収納するようにシムを挿入すると、自ずと回転阻止部は当接部の両側からシムを挟むように接触し、両方の回転阻止部が各々当接部に接触した状態でシムの挿入は停止する。この接触による停止によりシムの挿入位置と回転位置とが固定される。
このようにシムの取り付け作業は、そのシムとしての機能を発揮させるために、複数部品と内燃機関本体側の基準面との間に挿入することで、自ずと内燃機関本体側の回転阻止部により挿入位置と回転位置とが固定されるので取り付け作業が容易である。しかもシム形状も回転阻止部も簡易な構成である。
そしてシムが両側にて支持されることになるので回転が十分に阻止され、騒音発生を効果的に防止できる。
請求項2に記載の可変動弁機構シム回転防止構造は、相互に直接又は間接に係合する複数部品を支持軸上に配置し、該複数部品間の相対的回転位相差の調節により内燃機関のバルブ特性を可変とする可変動弁機構において、前記複数部品と内燃機関本体側の基準面との間に配置されて前記支持軸の軸方向での前記複数部品の軸方向位置を基準位置に調節するシムの回転防止構造であって、前記シムには、厚さ方向に貫通し一方向側に開放された支持軸収納空間と、該支持軸収納空間の両側にて内側を向いている縁に形成され前記支持軸収納空間の開放側で間隔が広くされている面又は稜からなる当接部とが設けられ、前記内燃機関本体側には、前記複数部品と前記基準面との間に配置された前記シムの各当接部に前記支持軸収納空間の開放側から接触することで前記シムの姿勢を保持する回転阻止部が設けられていることを特徴とする。
上述したごとく内燃機関本体側に設けられている回転阻止部は、支持軸収納空間の開放側から当接部に接触することでシムの姿勢を保持している。支持軸収納空間の両側にて当接部を構成する面又は稜は、内側を向いている縁に形成され、支持軸収納空間の開放側で間隔が広くなるように形成されている。このため、支持軸を支持軸収納空間に収納するようにシムを挿入すると、自ずと回転阻止部は2つの当接部の間からシムを両側へ押し広げるように接触し、両方の回転阻止部が各々当接部に接触した状態でシムの挿入は停止する。この接触による停止によりシムの挿入位置と回転位置とが固定される。
このようにシムの取り付け作業は、そのシムとしての機能を発揮させるために、複数部品と内燃機関本体側の基準面との間に挿入することで、自ずと内燃機関本体側の回転阻止部により挿入位置と回転位置とが固定されるので取り付け作業が容易である。しかもシム形状も回転阻止部も簡易な構成である。
そしてシムが両側にて支持されることになるので回転が十分に阻止され、騒音発生を効果的に防止できる。
請求項3に記載の可変動弁機構シム回転防止構造では、請求項1又は2において、前記当接部の面又は稜にて姿勢が保持された状態では、前記シムは前記支持軸に非接触状態にあることを特徴とする。
このようにシムが支持軸から離れた状態にて、回転阻止部にてシムの姿勢が保持されることで、シムに何らかの外力が作用したとしてもシム側から支持軸へは伝播されることがなくなり、可変動弁機構のより円滑な駆動を維持しやすくなる。逆に支持軸から可変動弁機構駆動時の振動が直接伝播されないので、シムの姿勢をより維持しやすくなる。
請求項4に記載の可変動弁機構シム回転防止構造は、相互に直接又は間接に係合する複数部品を支持軸上に配置し、該複数部品間の相対的回転位相差の調節により内燃機関のバルブ特性を可変とする可変動弁機構において、前記複数部品と内燃機関本体側の基準面との間に配置されて前記支持軸の軸方向での前記複数部品の軸方向位置を基準位置に調節するシムの回転防止構造であって、前記シムには、厚さ方向に貫通し一方向側に開放された支持軸収納空間と、該支持軸収納空間の片側にて外側を向いている縁と内側を向いている縁とに形成され前記支持軸収納空間の開放側で間隔が狭くされている面又は稜からなる当接部とが設けられ、前記内燃機関本体側には、前記複数部品と前記基準面との間に配置された前記シムの内側を向いている縁に形成された当接部に前記支持軸収納空間の開放側から前記支持軸の周面を接触させた状態で、前記シムの外側を向いている縁に形成された当接部に前記支持軸収納空間の開放側から接触することで前記シムの姿勢を保持する回転阻止部が設けられていることを特徴とする。
このように支持軸周面と協働することで、内燃機関本体側に設けた回転阻止部が1つであっても、2つの当接部に支持軸周面と共に接触することでシムの姿勢を保持することができる。したがって簡易な構成で可変動弁機構シム回転防止構造を実現できる。
更にこのような構成によりシムの取り付け作業は、そのシムとしての機能を発揮させるために複数部品と基準面との間に挿入することで、自ずと回転阻止部及び支持軸周面により2点で支持して挿入位置と回転位置とが固定されるので取り付け作業が容易である。しかもシムは2点にて支持されることになるので回転が十分に阻止され、騒音発生を効果的に防止できる。
請求項5に記載の可変動弁機構シム回転防止構造では、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記回転阻止部は、前記基準面に形成されていることを特徴とする。
回転阻止部は、内燃機関本体側の内でも特に基準面に形成することで、より簡易な構成で容易かつ確実にシムの回転防止を実現することができる。
請求項6に記載の可変動弁機構シム回転防止構造では、請求項5において、前記回転阻止部は、前記基準面に形成された2つの突起であり、該突起の側面又は該側面に存在する稜を前記当接部に接触させることにより前記シムの姿勢を保持することを特徴とする。
このように基準面に突起を形成して、この突起の側面又は該側面に存在する稜を利用することにより、回転阻止部を容易に形成できる。
請求項7に記載の可変動弁機構シム回転防止構造では、請求項1〜6のいずれかにおいて、前記複数部品を挟んで前記基準面とは反対側にて内燃機関本体側に形成された側面と前記複数部品との間に配置されるシムと内燃機関本体側との構成についても、前記支持軸収納空間、前記当接部及び前記回転阻止部の構成が存在することを特徴とする。
このように基準面ではない反対側の側面と複数部品との間に挿入配置されるシムは、基準面側のシムにて基準位置が決定された後に、複数部品と反対側の側面との間のスペースを埋めるものであるが、このシム側についても上述した基準位置を決定するシム側と同様な構成にて回転防止が実現できる。このことによりもう1つのシムについても、簡易な構成でかつ容易な取り付け作業にて騒音発生を効果的に防止できる。
請求項8に記載の可変動弁機構シム回転防止構造では、請求項1〜7のいずれかにおいて、前記可変動弁機構は、前記複数部品として、バルブカムからの駆動力が伝達されて揺動する入力部、該入力部からの駆動力が間接的に伝達されて揺動することでバルブ側へバルブ駆動力を出力する出力部、前記入力部と前記出力部とにそれぞれ係合することで前記入力部と前記出力部とを間接的に係合させて前記入力部の駆動力を前記出力部に伝達する中間伝達部、及び前記支持軸の軸方向での中間伝達部の移動位置を調節することにより前記入力部と前記出力部との軸回りでの相対的回転位相差を変更可能とする制御軸とを備えたことを特徴とする。
このような構成の可変動弁機構では、制御軸の軸方向移動にて内燃機関のバルブ特性が可変とされている。この可変動弁機構においても、上述した当接部と回転阻止部とを設けることにより、簡易な構成でかつ容易な取り付け作業にて可変動弁機構シム回転防止構造を実現でき、騒音発生を効果的に防止できる。
[実施の形態1]
図1,2は、上述した発明が適用された多気筒(本実施の形態では直列4気筒)内燃機関としてのガソリンエンジン(以下、「エンジン」と略す)2における、可変動弁機構4を示している。尚、図1,2は1つの気筒における吸気バルブ6側の縦断面を表し、図1は吸気バルブ6の閉弁状態、図2は吸気バルブ6の開弁状態を示している。図3はエンジン2上部における主としてカムキャリア8(内燃機関本体側の部材)の平面構成説明図である。尚、カムキャリア8が存在せず、可変動弁機構4が直接シリンダヘッド10上に構成されていても良い。
このエンジン2は車両駆動用であり、シリンダブロック12、ピストン14及びシリンダブロック12上に取り付けられたシリンダヘッド10を備えている。シリンダブロック12に形成された各気筒2a(#1気筒),2b(#2気筒),2c(#3気筒),2d(#4気筒)には、シリンダブロック12、ピストン14及びシリンダヘッド10にて区画された燃焼室15が形成されている。尚、気筒数は1〜3でも良く、5以上の気筒数でも良い。又、本実施の形態のごとく直列4気筒でなくても、V型でも良く、その他の配置でも良い。
各気筒2a〜2dには、それぞれ2つの吸気バルブ6及び2つの排気バルブ16の4バルブが配置されている。吸気バルブ6は吸気ポート18を、排気バルブ16は排気ポートを開閉する。全ての吸気ポート18は、吸気マニホールドを介してサージタンクに接続され、サージタンク側から供給された空気を各気筒2a〜2dに分配している。尚、各気筒2a〜2dの吸気ポート18に燃料を供給するために各吸気ポート18又はこの上流側の吸気マニホールドにはそれぞれ燃料噴射弁20が配置されている。尚、このように吸気バルブ6の上流側にて燃料噴射する構成以外に、直接、各燃焼室15内に燃料を噴射する筒内噴射型ガソリンエンジンとして構成することもできる。
ここで吸気バルブ6のバルブ作用角は固定されておらず、可変動弁機構4によりバルブ作用角を連続的に変化させることで吸入空気量の調節が可能となっている。尚、実際にはバルブ作用角の変化に応じて最大バルブリフト量も同時に変化しているので、以下、説明するバルブ作用角変化は最大バルブリフト量変化にも対応している。
尚、サージタンク上流側の吸気通路にはスロットルバルブが配置されているが、吸気バルブ6のバルブ作用角変化にて吸入空気量が調節されている時には、通常、全開状態とされている。スロットルバルブの開度制御としては、例えば、エンジン2の始動時にはスロットルバルブを全開にし、エンジン2の停止時にはスロットルバルブを全閉にする制御を行う。そして可変動弁機構の故障などにより吸気バルブ6のバルブ作用角調節が困難となった場合には、スロットルバルブの開度制御により吸入空気量を調節している。
吸気バルブ6のリフト駆動は、カムキャリア8に配置された後述する仲介駆動機構22及びローラロッカーアーム24を介して、吸気カムシャフト26に設けられた吸気カム28のバルブ駆動力が伝達されることにより可能となっている。このバルブ駆動力伝達において、各気筒2a〜2dの仲介駆動機構22に共通のコントロールシャフト30を、コントロールシャフト30の一端に設けられたアクチュエータ32にて軸方向に移動させる。このことにより、仲介駆動機構22によるバルブ駆動力の伝達状態が調節され、吸気バルブ6のバルブ作用角が最小バルブ作用角と最大バルブ作用角との間で連続的に調節される。尚、吸気カムシャフト26は、その一端に配置されたタイミングスプロケットを含む吸気バルブ6用のバルブタイミング可変機構34とタイミングチェーン36とを介してエンジン2のクランクシャフト38の回転に対して1/2の回転数で連動している。このバルブタイミング可変機構34により吸気バルブ6の開閉タイミングの進角・遅角が調節される。
尚、各気筒2a〜2dの排気バルブ16は排気カムシャフト40に設けられた排気カム42の回転により、ローラロッカーアームを介して一定のバルブ作用角で開閉されている。尚、排気カムシャフト40は、その一端に配置されたタイミングスプロケットを含む排気バルブ16用のバルブタイミング可変機構44とタイミングチェーン36とを介してエンジン2のクランクシャフト38の回転に対して1/2の回転数で連動している。したがって排気バルブ16の開閉タイミングの進角・遅角については、排気バルブ16用のバルブタイミング可変機構44により調節されている。そして各気筒2a〜2dの各排気ポートは排気マニホルドに連結され、浄化用触媒コンバータを介して排気を外部に排出している。
次に仲介駆動機構22について説明する。図4,5,6は1つの気筒、ここでは#2気筒2bにおける仲介駆動機構22とその周辺の機構を示している。図4,5は異なる方向から見た斜視図、図6は正面図である。尚、仲介駆動機構22自体は他の#1気筒2a、#3気筒2c及び#4気筒2dについても基本的に同一の構成である。更に図7は仲介駆動機構22の分解斜視図、図8は破断斜視図を示す。
仲介駆動機構22は、その中央に設けられた入力部46、入力部46の一端側に設けられた第1揺動カム48(出力部に相当)、第1揺動カム48とは反対側に設けられた第2揺動カム50(出力部に相当)及び内部に配置されたスライダギア52(中間伝達部に相当)を備えている。このように入力部46は2つの揺動カム48,50により軸方向にて挟持されている。
入力部46のハウジング46aは内部に軸方向に空間を形成し、この内部空間の内周面は軸方向で左ネジ型螺旋状にヘリカルスプライン46bを形成している。ハウジング46aの外周面からは平行な2つのアーム46cが突出して形成されている。アーム46cの先端には、ハウジング46aの軸方向と平行な軸にてローラ46dが回転可能に取り付けられている。更に入力部46のハウジング46aには、図1〜6に示したごとく内部に圧縮状態のスプリングを備えたロストステー54から付勢力が与えられるスプリングリテーナ46eが形成されている。仲介駆動機構22がエンジン2に組み込まれた状態では、スプリングリテーナ46eがロストステー54側から付勢力を受けることにより、入力部46のローラ46dは常に吸気カム28に接触される。
2つの揺動カム48,50の各ハウジング48a,50aは、内部に軸方向に空間を形成し、この内部空間の内周面は軸方向で右ネジ型螺旋状にヘリカルスプライン48b,50bを形成している。そしてこの内部空間はシャフト挿通孔を有する端面壁部48c,50cにて一端が覆われている。又、外周面からは略三角形状のノーズ48d,50dがそれぞれ突出して形成されている。このノーズ48d,50dの一辺はカム面48e,50eを形成している。
入力部46及び2つの揺動カム48,50から構成される空間内に配置されているスライダギア52は、外形は図7に示したごとくであり、軸直交方向で破断した状態は図8に示したごとくである。このスライダギア52は略円柱状をなし、外周面中央には左ネジ型螺旋状の入力用ヘリカルスプライン52aが形成されている。この入力用ヘリカルスプライン52aの両端には、それぞれ右ネジ型螺旋状の出力用ヘリカルスプライン52b,52cが形成されている。スライダギア52の中心軸部分には中心軸方向に貫通する貫通孔52dが形成されている。そして入力用ヘリカルスプライン52aの位置で、貫通孔52dの内周面には周方向に周溝52eが形成されている。この周溝52eには径方向に外部へ貫通するピン挿入孔52fが形成されている。
スライダギア52の貫通孔52d内には、パイプ状のロッカーシャフト56(支持軸に相当)が貫通することでスライダギア52と共に仲介駆動機構22全体を支持している。このようにしてロッカーシャフト56に支持されたスライダギア52は周方向に摺動可能である。このロッカーシャフト56は4つの仲介駆動機構22に共通の1本が設けられている。そしてこの1本のロッカーシャフト56には各仲介駆動機構22に対応する位置に軸方向に長く形成された長孔56aが開口している。この長孔56aはロッカーシャフト56の内部空間まで貫通した状態で形成されている。
更にロッカーシャフト56の内部空間には、コントロールシャフト30が、軸方向に摺動可能に貫通して配置されている。コントロールシャフト30は丸棒状に形成されたものであるが、各仲介駆動機構22に対応する位置には、ロッカーシャフト56の長孔56aを貫通するようにして、コントロールピン58が軸直角方向に突出して支持されている。更にこのコントロールピン58の先端側には、ロッカーシャフト56の外側からブッシュ60が自身の中央に形成された支持孔にてコントロールピン58に貫かれることにより支持されている。
そしてコントロールシャフト30がロッカーシャフト56の内部に配置されている状態では、各コントロールピン58の先端及びこの先端に貫かれているブッシュ60は、図8に示したごとくスライダギア52の内周面に形成された周溝52e内に配置されている。ブッシュ60の軸方向の幅は周溝52eの幅と同一に形成されている。このことによりコントロールシャフト30とスライダギア52とは軸方向において相対的な位置は固定されるので、コントロールシャフト30の軸方向(図示L−H方向)移動に連動してスライダギア52は軸方向に移動することになる。
このように可変動弁機構の一部を構成している仲介駆動機構22は、相互に直接又は間接に係合する複数部品(ここでは入力部46、揺動カム48,50、スライダギア52)をロッカーシャフト56上に配置している。そしてコントロールシャフト30の軸方向(図示L−H方向)移動により前記複数部品間の相対的回転位相の調節がなされてエンジン2のバルブ特性、ここではバルブ作用角を連続的に可変としている。
図1〜6に示したごとく、カムキャリア8に取り付けられたロッカーシャフト56上にて、各仲介駆動機構22の軸方向(図示L−H方向)での基準位置は、図9に示す第1シム62を用いて設定されている。尚、もう1つの第2シム64についても、第1シム62とは厚さ以外の形状は同一であるので共に説明する。
図9において(A)はシム62,64の斜視図、(B)は正面図、(C)は右側面図、(D)は底面図である。シム62,64は、上底よりも下底が短い逆台形状の基板62a,64aから構成されている。したがってシム62,64の両側の側面である当接面62c,64c,62d,64d(当接部に相当)の間隔は上底側では広く下底側では狭くなっている。更に、この基板62a,64aには厚さ方向に貫通し、一方向である下底側に開放された支持軸収納空間62b,64bが形成されている。したがって当接面62c,64c,62d,64dは支持軸収納空間62b,64bの両側にて外側を向いている縁に形成されていると共に支持軸収納空間62b,64bの開放側で間隔が狭くされている。
尚、上述した構成のシム62,64は厚さの異なる多種類が準備されている。この厚さの異なるものの内から、各気筒2a〜2dでの基準面(ここではカムキャリア8の軸受8aの一方の側面)8bと第1揺動カム48との間のクリアランスを埋めて各仲介駆動機構22の基準位置を決定するのに適切な厚さの第1シム62が選択される。そして第2揺動カム50と、軸受8aとのクリアランスを埋めるのに適切な厚さの第2シム64が選択される。
すなわち図10に示すごとくロッカーシャフト56を、軸受8a上に配置してカムキャップ66にて挟持することにより、各仲介駆動機構22を各気筒2a〜2dに対応した位置に配置する。そして図11,12に示すごとく各気筒2a〜2dで同一のバルブ作用角となるように軸受8aと第1揺動カム48との間のクリアランスを適切な厚さの第1シム62を選択し、第1シム62の支持軸収納空間62b内にロッカーシャフト56を収納するようにして、第1シム62をロッカーシャフト56に配置する。更に基準面8bとは逆側の軸受8aの側面8cと第2揺動カム50との間のクリアランスを埋める厚さの第2シム64を選択して、同様に第2シム64の支持軸収納空間64b内にロッカーシャフト56を収納するようにして配置する。
軸受8aの基準面8bとこれとは反対側の側面8cには、それぞれ左右一対の突起70,72が形成されている。この各突起70,72の各側面70a,72aの間隔は、シム62,64における当接面62c,64c,62d,64dの上底側の間隔と下底側の間隔との中間に設定されている。
したがってシム62,64が図11,12のごとく各仲介駆動機構22と軸受8aとの間に挿入されると、図13,14に示すごとくシム62,64の当接面62c,64c,62d,64dに、各突起70,72の側面70a,72aが支持軸収納空間62b,64bの開放側から接触して位置が決定される。シム62,64の支持軸収納空間62b,64bは幅及び中心部の直径がロッカーシャフト56の直径よりも大きく形成されており、この位置状態では、支持軸収納空間62b,64bの内周面62e,64eはロッカーシャフト56の外周面から浮いており接触していない。
シム62,64を配置した後、図13,14に示したごとくロストステー54がカムキャップ66上に取り付けられる。このことによりロストステー54は、仲介駆動機構22の入力部46に設けられたスプリングリテーナ46eを付勢する。
スプリングリテーナ46eの付勢のために、ロストステー54のスプリング収納部54aにはコイルスプリングが収納されて、円筒状のキャップ54bにてスプリングリテーナ46eを下向きに付勢している。スプリング収納部54aの両側にはアーム54c,54dが設けられ、それぞれ仲介駆動機構22とシム62,64との上方を横切ってカムキャップ66に先端を到達させている。ロストステー54の固定は、このアーム54c,54dの先端に形成されたボルト挿通孔54e,54fを介してボルト68にてカムキャップ66側に締結されることによりなされる。尚、このボルト68はカムキャップ66を軸受8a側に固定する締結ボルトを兼ねても良い。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).図9に示したごとく、シム62,64の当接面62c,64c,62d,64dは、支持軸収納空間62b,64bの両側にて外側を向いている縁に形成され、支持軸収納空間62b,64bの開放側で間隔が狭くなるように形成されている。
したがってシム62,64を仲介駆動機構22と基準面8bあるいは反対側の側面8cとの間に上方からロッカーシャフト56を支持軸収納空間62b,64bに収納するように挿入すると、自ずと回転阻止部としての突起70,72の側面70a,72aは両側からシム62,64を挟むように接触する。このように両方の突起70,72が各々当接面62c,64c,62d,64dに接触した状態でシム62,64の挿入は停止する。この接触による停止によりシム62,64の挿入位置と回転位置とが固定される。
このようにシム62,64の取り付け作業は、そのシムとしての機能を発揮させるために、仲介駆動機構22と基準面8bあるいは側面8cとの間に挿入することで、自ずと内燃機関本体側の突起70,72により挿入位置と回転位置とが固定されるので取り付け作業が容易である。
しかも基準面8b及び反対側の側面8cに前述した突起70,72を設け、シム62,64には前述した当接面62c,64c,62d,64dを設ければ良く、シム62,64も突起70,72も簡易な構成である。
そしてシム62,64が両側にて支持されることになるので回転が十分に阻止されることからエンジン2の運転時に、吸気カム28からの駆動力が仲介駆動機構22側に伝達されて揺動カム48,50が揺動してもシム62,64は供回りせずに姿勢は十分安定して保持される。
このためシム62,64は、直上に存在するロストステー54のアーム54c,54dに対する揺動による衝突を阻止されるので騒音発生を十分に防止できる。特に基準面8b側のシム62は仲介駆動機構22から強い軸力により、仲介駆動機構22に生じる軸回りの揺動力の影響が大きいが、上述した構成により姿勢が安定できるので、騒音発生防止効果が顕著である。
(ロ).シム62,64は突起70,72の接触によりロッカーシャフト56とは非接触状態で支持されている。このためシム62,64に何らかの外力が作用しても、シム62,64側からロッカーシャフト56への伝播が阻止されるので、コントロールシャフト30の円滑な駆動を維持しやすくなる。逆にロッカーシャフト56から可変動弁機構4の駆動時振動が直接伝播されないのでシム62,64の姿勢をより維持しやすくなる。
[実施の形態2]
本実施の形態では図15に示すごとくシム162の外形が異なる。尚、基準面と仲介駆動機構22との間に配置されるシム162のみでなく、基準面とは反対側の側面と仲介駆動機構22との間に配置されるシムについても同じ外形である。
ここでシム162は、上底と下底とが同一長さの矩形状の基板162aから構成されている。この基板162aには厚さ方向に貫通し下底側に開放された支持軸収納空間162bが形成されている。この支持軸収納空間162bの両側にて内側を向いている縁に、それぞれ当接面162c,162dが形成されている。この当接面162c,162dは支持軸収納空間162bの開放側で間隔が広くされている。
そしてカムキャリアに形成された基準面からは2つの突起170が、それぞれ支持軸収納空間162bの開放側から接触している。
他の構成は前記実施の形態1と同じなので同一の符号にて示している。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(イ).シム162の当接面162c,162dは、支持軸収納空間162bの両側にて内側を向いている縁に形成され、支持軸収納空間162bの開放側で間隔が広くなるように形成されている。
したがってシム162を仲介駆動機構22と基準面あるいは反対側の側面との間に上方からロッカーシャフト56を支持軸収納空間162bに収納するように挿入すると、自ずと回転阻止部としての突起170の側面170aは2つの当接面162c,162dの間でシム162を両側へ押し広げるように接触する。このように両方の突起170が各々当接面162c,162dに接触した状態でシム162の挿入は停止する。この接触による停止によりシム162の挿入位置と回転位置とが固定される。
このようにシム162の取り付け作業は、そのシムとしての機能を発揮させるために、仲介駆動機構22と基準面あるいは反対側の側面との間に挿入することで、自ずと内燃機関本体側の突起170により挿入位置と回転位置とが固定されるので取り付け作業が容易である。
しかも基準面及び反対側の側面に前述した突起170を設け、シム162には前述した当接面162c,162dを設ければ良く、シム162も突起170も簡易な構成である。
そしてシム162が両側にて支持されることになるので回転が十分に阻止されることからエンジン運転時に、吸気カムからの駆動力が仲介駆動機構22側に伝達されて揺動カムが揺動してもシム162は供回りせずに姿勢は十分安定して保持される。
このためシム162は、直上に存在するロストステー54のアーム54c,54dに対する揺動による衝突を阻止されるので騒音発生を十分に防止できる。特に基準面側のシム162は仲介駆動機構22から強い軸力により、仲介駆動機構22に生じる軸回りの揺動力の影響が大きいが、上述した構成により姿勢が安定できるので、騒音発生防止効果が顕著である。
(ロ).本実施の形態についてもシム162はロッカーシャフト56とは非接触状態である。したがって前記実施の形態1の(ロ)の効果を生じる。
[その他の実施の形態]
(a).前記実施の形態1においては突起70,72はその突出方向に仲介駆動機構22が存在しない位置に設けられることにより仲介駆動機構22との干渉を避けていた。この代わりに、図16に示すごとく、突起270の突出長さがシム262の厚さよりも短いものを用いれば、突出方向に仲介駆動機構22が存在する位置に設けても良い。
前記実施の形態2においても同様であり、突起170はその突出方向に仲介駆動機構22が存在しない位置に設けられていたが、図17に示すごとく、突起370の突出長さがシム362の厚さよりも短いものを用いれば、突出方向に仲介駆動機構22が存在する位置に設けても良い。
(b).前記実施の形態1においては支持軸収納空間62bを囲んで内側を向いている縁はロッカーシャフト56には非接触状態であったが、図18に示すごとく、シム462において支持軸収納空間462bを囲んで内側を向いている縁をロッカーシャフト56に接触させるようにしても良い。このように2つの突起470とロッカーシャフト56との3点にてシム462が支持されることにより、シム462がより安定する。又、突起470同士の位置が高精度に設定されなくても、いずれか2点にてシム462が安定して支持される。
前記実施の形態2においても同様であり、支持軸収納空間162bを囲んで内側を向いている縁はロッカーシャフト56には非接触状態であったが、図19に示すごとく、シム562における支持軸収納空間562bを囲んで内側を向いている縁をロッカーシャフト56に接触させるようにしても良い。このように2つの突起570とロッカーシャフト56との3点にてシム562が支持されることにより、シム562がより安定する。又、突起570同士の位置が高精度に設定されなくても、いずれか2点にてシム562が安定して支持される。
(c).前記各実施の形態にて述べたごとく2つの突起による支持、あるいは2つの突起とロッカーシャフト56とによる支持以外に、図20に示すごとく、1つの突起670の側面670aとロッカーシャフト56の周面とによりシム662を支持しても良い。
すなわちシム662の外側を向いた縁に1つの当接面662cを形成し、シム662の内側を向いた縁にもう1つの当接面662dを形成している。この2つの当接面662c,662dは支持軸収納空間662bの開放側で間隔が狭くされている。更に基準面には支持軸としてのロッカーシャフト56に対向して回転阻止部である側面670aを有する突起670が形成される。
そしてシム662の一方の当接面662dに支持軸収納空間662bの開放側からロッカーシャフト56の周面を接触させた状態で、他方の当接面662cに支持軸収納空間662bの開放側から突起670の側面670aを接触させる。
このことによりシム662は安定して支持され、騒音発生を防止できる。このようにシム662の取り付け作業が容易であり、しかも構成も簡易である。
(d).前記各実施の形態では、回転阻止部となる突起は、図10等に示すごとくカムキャリアの軸受8a側に形成されていたが、これ以外の内燃機関本体側の部材としてカムキャップ66に形成しても良い。このことにより図21,22に示すごとく突起770,870は、シム762,862の重心よりも高くあるいは十分に近づいた位置で当接面762c,762d,862c,862dに支持軸収納空間762b,862bの開放側から接触するようにできる。このことによりシム762,862の支持がより安定する。ロッカーシャフト56を図18,19,20のごとく接触させる場合も同様である。
(e).前記各実施の形態において回転阻止部を側面として形成する突起は、円柱状に形成されていた。これ以外に、角柱状に形成しても良い。例えば四角柱状に形成した場合を図23,24に示す。この場合、突起970,1070の側面にある稜(図23)や側面(図24)が、当接面962c,962d,1062c,1062dに支持軸収納空間962b,1062bの開放側から接触してシム962,1062の姿勢を保持する回転阻止部として機能する。
(f).前記各実施の形態では、シムの当接部は平面や曲面の当接面として形成されていたが、面でなく図25に示すシム1162ごとく稜1162c,1162dとして形成しても良い。図25において(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は左側面図、(D)は正面図、(E)は右側面図、(F)は底面図である。図25は外側に向いている縁の例であるが、内側に向いている縁についても同様に稜として形成できる。
この稜1162c,1162dとして形成した当接部に、回転阻止部が支持軸収納空間1162bの開放側から接触することによりシム1162の姿勢が保持される。
実施の形態1の可変動弁機構を示すエンジンの縦断面図。 同じく可変動弁機構を示すエンジンの縦断面図。 同じくカムキャリアの平面構成説明図。 同じく仲介駆動機構及び周辺の機構を示す斜視図。 同じく仲介駆動機構及び周辺の機構を示す斜視図。 同じく仲介駆動機構及び周辺の機構を示す正面図。 同じく仲介駆動機構の分解斜視図。 同じく仲介駆動機構の破断斜視図。 同じくシムの構成説明図。 同じく仲介駆動機構の組み付け説明図。 同じくシムの組み付け説明図。 同じくシムの組み付け説明図。 同じくロストステーの組み付け説明図。 同じくロストステーの組み付け説明図。 実施の形態2の可変動弁機構におけるシムの取り付け状態を示す構成説明図。 他の実施の形態の可変動弁機構におけるシムの取り付け状態を示す構成説明図。 他の実施の形態の可変動弁機構におけるシムの取り付け状態を示す構成説明図。 他の実施の形態の可変動弁機構におけるシムの取り付け状態を示す構成説明図。 他の実施の形態の可変動弁機構におけるシムの取り付け状態を示す構成説明図。 他の実施の形態の可変動弁機構におけるシムの取り付け状態を示す構成説明図。 他の実施の形態の可変動弁機構におけるシムの取り付け状態を示す構成説明図。 他の実施の形態の可変動弁機構におけるシムの取り付け状態を示す構成説明図。 他の実施の形態の可変動弁機構におけるシムの取り付け状態を示す構成説明図。 他の実施の形態の可変動弁機構におけるシムの取り付け状態を示す構成説明図。 他の実施の形態の可変動弁機構におけるシム形状を示す構成説明図。
符号の説明
2…エンジン、2a〜2d…気筒、4…可変動弁機構、6…吸気バルブ、8…カムキャリア、8a…軸受、8b…基準面、8c…反対側の側面、10…シリンダヘッド、12…シリンダブロック、14…ピストン、15…燃焼室、16…排気バルブ、18…吸気ポート、20…燃料噴射弁、22…仲介駆動機構、24…ローラロッカーアーム、26…吸気カムシャフト、28…吸気カム、30…コントロールシャフト、32…アクチュエータ、34…吸気バルブ用のバルブタイミング可変機構、36…タイミングチェーン、38…クランクシャフト、40…排気カムシャフト、42…排気カム、44…排気バルブ用のバルブタイミング可変機構、46…入力部、46a…ハウジング、46b…ヘリカルスプライン、46c…アーム、46d…ローラ、46e…スプリングリテーナ、48,50…揺動カム、48a,50a…ハウジング、48b,50b…ヘリカルスプライン、48c,50c…端面壁部、48d,50d…ノーズ、48e,50e…カム面、52…スライダギア、52a…入力用ヘリカルスプライン、52b,52c…出力用ヘリカルスプライン、52d…貫通孔、52e…周溝、52f…ピン挿入孔、54…ロストステー、54a…スプリング収納部、54b…キャップ、54c,54d…アーム、54e,54f…ボルト挿通孔、56…ロッカーシャフト、56a…長孔、58…コントロールピン、60…ブッシュ、62,64…シム、62a,64a…基板、62b,64b…支持軸収納空間、62c,64c,62d,64d…当接面、62e,64e…内周面、66…カムキャップ、68…ボルト、70,72…突起、70a,72a…側面、162…シム、162a…基板、162b…支持軸収納空間、162c,162d…当接面、170…突起、170a…側面、262…シム、270…突起、362…シム、370…突起、462…シム、462b…支持軸収納空間、470…突起、562…シム、562b…支持軸収納空間、570…突起、662…シム、662b…支持軸収納空間、662c,662d…当接面、670…突起、670a…側面、762,862…シム、762b,862b…支持軸収納空間、762c,762d,862c,862d…当接面、770,870…突起、962,1062…シム、962b,1062b…支持軸収納空間、962c,962d,1062c,1062d…当接面、970,1070…突起、1162…シム、1162b…支持軸収納空間、1162c,1162d…稜。

Claims (8)

  1. 相互に直接又は間接に係合する複数部品を支持軸上に配置し、該複数部品間の相対的回転位相差の調節により内燃機関のバルブ特性を可変とする可変動弁機構において、前記複数部品と内燃機関本体側の基準面との間に配置されて前記支持軸の軸方向での前記複数部品の軸方向位置を基準位置に調節するシムの回転防止構造であって、
    前記シムには、厚さ方向に貫通し一方向側に開放された支持軸収納空間と、該支持軸収納空間の両側にて外側を向いている縁に形成され前記支持軸収納空間の開放側で間隔が狭くされている面又は稜からなる当接部とが設けられ、
    前記内燃機関本体側には、前記複数部品と前記基準面との間に配置された前記シムの各当接部に前記支持軸収納空間の開放側から接触することで前記シムの姿勢を保持する回転阻止部が設けられていることを特徴とする可変動弁機構シム回転防止構造。
  2. 相互に直接又は間接に係合する複数部品を支持軸上に配置し、該複数部品間の相対的回転位相差の調節により内燃機関のバルブ特性を可変とする可変動弁機構において、前記複数部品と内燃機関本体側の基準面との間に配置されて前記支持軸の軸方向での前記複数部品の軸方向位置を基準位置に調節するシムの回転防止構造であって、
    前記シムには、厚さ方向に貫通し一方向側に開放された支持軸収納空間と、該支持軸収納空間の両側にて内側を向いている縁に形成され前記支持軸収納空間の開放側で間隔が広くされている面又は稜からなる当接部とが設けられ、
    前記内燃機関本体側には、前記複数部品と前記基準面との間に配置された前記シムの各当接部に前記支持軸収納空間の開放側から接触することで前記シムの姿勢を保持する回転阻止部が設けられていることを特徴とする可変動弁機構シム回転防止構造。
  3. 請求項1又は2において、前記当接部の面又は稜にて姿勢が保持された状態では、前記シムは前記支持軸に非接触状態にあることを特徴とする可変動弁機構シム回転防止構造。
  4. 相互に直接又は間接に係合する複数部品を支持軸上に配置し、該複数部品間の相対的回転位相差の調節により内燃機関のバルブ特性を可変とする可変動弁機構において、前記複数部品と内燃機関本体側の基準面との間に配置されて前記支持軸の軸方向での前記複数部品の軸方向位置を基準位置に調節するシムの回転防止構造であって、
    前記シムには、厚さ方向に貫通し一方向側に開放された支持軸収納空間と、該支持軸収納空間の片側にて外側を向いている縁と内側を向いている縁とに形成され前記支持軸収納空間の開放側で間隔が狭くされている面又は稜からなる当接部とが設けられ、
    前記内燃機関本体側には、前記複数部品と前記基準面との間に配置された前記シムの内側を向いている縁に形成された当接部に前記支持軸収納空間の開放側から前記支持軸の周面を接触させた状態で、前記シムの外側を向いている縁に形成された当接部に前記支持軸収納空間の開放側から接触することで前記シムの姿勢を保持する回転阻止部が設けられていることを特徴とする可変動弁機構シム回転防止構造。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記回転阻止部は、前記基準面に形成されていることを特徴とする可変動弁機構シム回転防止構造。
  6. 請求項5において、前記回転阻止部は、前記基準面に形成された2つの突起であり、該突起の側面又は該側面に存在する稜を前記当接部に接触させることにより前記シムの姿勢を保持することを特徴とする可変動弁機構シム回転防止構造。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、前記複数部品を挟んで前記基準面とは反対側にて内燃機関本体側に形成された側面と前記複数部品との間に配置されるシムと内燃機関本体側との構成についても、前記支持軸収納空間、前記当接部及び前記回転阻止部の構成が存在することを特徴とする可変動弁機構シム回転防止構造。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、前記可変動弁機構は、前記複数部品として、バルブカムからの駆動力が伝達されて揺動する入力部、該入力部からの駆動力が間接的に伝達されて揺動することでバルブ側へバルブ駆動力を出力する出力部、前記入力部と前記出力部とにそれぞれ係合することで前記入力部と前記出力部とを間接的に係合させて前記入力部の駆動力を前記出力部に伝達する中間伝達部、及び前記支持軸の軸方向での中間伝達部の移動位置を調節することにより前記入力部と前記出力部との軸回りでの相対的回転位相差を変更可能とする制御軸とを備えたことを特徴とする可変動弁機構シム回転防止構造。
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