JP2008284602A - レーザ加工方法、レーザ加工制御プログラム、レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工方法、レーザ加工制御プログラム、レーザ加工装置 Download PDF

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友紀 今村
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猛 日高
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Abstract

【課題】被加工物に対するレーザの相対的な走査によって加工を行う場合に、被加工物の加工領域の深さや断面形状を任意に制御する。
【解決手段】1層以上の材料で形成された被加工物11の加工工程において、各材料の1ショットあたりの加工閾値フルエンスの違いを利用するとともに、X−Yステージなどを用いて、被加工物11と、超短パルスレーザ2を相対的に変位させて、超短パルスレーザ2を被加工物11に照射するときの走査速度を制御することで、被加工物11の断面の深さを任意に制御する。
【選択図】 図1A

Description

本発明は、レーザ加工技術に関し、たとえば超短パルスレーザによって、被加工物に任意の形状を創成するレーザ加工技術に関する。
たとえば、特許文献1に開示されているように、フェムト秒レーザは、材料の熱伝播速度よりも、速い速度で照射エネルギの吸収が起こり、このエネルギ吸収によるアブレーション現象等によって加工が可能であるために、熱伝播による加工部分の周囲の変形が、YAGレーザや、COレーザなどに比べて格段に少ないことから、高精度なレーザ加工が期待できる。
そして、特許文献1では、このようなフェムト秒レーザの特徴を生かしてフォトマスクの修正加工を行うべく、パルス幅3〜16PS、および波長600〜1100nmと規定された超短パルスレーザを、大気下にあるフォトマスク表面の金属薄膜に照射することで、下地の石英ガラス等にダメージを与えることなく、1μm以下の修正精度でフォトマスクの黒欠陥(遮光用の金属薄膜の取り残し欠陥)を修正できることが示されている。
ところが、通常、黒欠陥は金属薄膜や異物等の微小な取り残し部分であり、修正すべき部分が微小領域であるために、レーザビームの同一位置での照射によって生じる単一加工痕で事足り、特許文献1では、この単一加工痕よりも大きな面積をステージの相対的な移動によるレーザビーム(単一加工痕)の走査によって加工することは想定されていない。
そこで、本発明者らは、実験により、薄膜が被着されたガラス基板について、1ショットあたりの加工閾値フルエンス(超短パルスレーザ2のパルス照射によって任意の材料の加工可能な最小のフルエンスの値)と走査速度の関係を調査した結果、同じフルエンスでも、走査速度が速くなるほど、単位面積あたりのショット数が少なくなり、膜残りが増加する傾向であった。
このことは、レーザビームの走査速度を単に一定にした場合には、加工開始点、加工終了点の微小領域や、曲線の加工などでは、単発のレーザ照射によって生じる単一加工痕が重なり合う比率が異なる場所が生じるために、加工対象の薄膜が十分に取りきれない部分が発生する(すなわち、加工部の断面形状を正確に制御できない)という技術的課題が懸念される。
一方、特許文献1には、材料の加工閾値フルエンスの違いを利用することで、下地のガラス基板にはダメージが無く、加工対象の金属薄膜のみを、選択的に除去できると記載されている。
しかしながら、金属薄膜を除去したあとのガラス基板を干渉計(たとえば、ZYGO社のNEWVIEW)等で子細に観察すると、実際には、ガラス基板から、金属薄膜を除去するときの衝撃によって生じたダメージの凹凸が観察される。
たとえば、フォトマスクに多用される石英ガラス以外に、BK7などの光学ガラスを基板として用いた場合には、当該光学ガラスが、石英に比べて、融点が低く、かつ透過率が低いことから、レーザの吸収が起こりやすいために、石英よりも上記衝撃の影響を受けやすいためか、平面度を表す指標であるP−V値で10nmよりも大きい深さのダメージが観察されることもある。
すなわち、下地のガラス基板の加工閾値フルエンスよりも単にフルエンスを小さくしただけでは、P−V値で10nmよりも大きい、平面度を損なうダメージが発生することがある、という技術的課題がある。
特開2000−155409号公報
本発明の目的は、被加工物に対するレーザの相対的な走査によって加工を行う場合に、被加工物の加工領域の深さや断面形状を任意に制御可能なレーザ加工技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、基板に薄膜を被着してなる被加工物における基板のダメージを抑制することが可能なレーザ加工技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、1層以上の材料で形成された被加工物に超短パルスレーザを照射して加工するレーザ加工方法であって、
個々の前記材料の加工が可能な最小の照射エネルギ量を示す加工閾値フルエンスを決定する工程と、
前記被加工物に対して前記加工閾値フルエンスよりも大きなフルエンスの前記超短パルスレーザを相対的に走査するときの走査速度を制御することによって、前記被加工物の加工深さを制御する工程と、
を含むレーザ加工方法を提供する。
本発明の第2の観点は、第1の観点に記載のレーザ加工方法において、
前記被加工物に対して段差を形成するとき、前記段差の走査時に、前記走査速度を漸増または漸減するレーザ加工方法を提供する。
本発明の第3の観点は、第1の観点に記載のレーザ加工方法において、
前記被加工物が、ガラス基板の主面に少なくとも1層の薄膜を被着してなるとき、前記超短パルスレーザの前記フルエンスを0.08から0.35J/cmに制御するレーザ加工方法を提供する。
本発明の第4の観点は、第1の観点に記載のレーザ加工方法において、
前記被加工物が、ガラス基板の主面に少なくとも1層の薄膜を被着してなるとき、前記超短パルスレーザの前記フルエンスを0.08から0.35J/cmに制御し、前記ガラス基板のダメージを、P−V値で10nm以下に抑制するレーザ加工方法を提供する。
本発明の第5の観点は、1層以上の材料で形成された被加工物に超短パルスレーザを照射して加工するレーザ加工を制御するレーザ加工制御プログラムであって、
個々の前記材料の加工が可能な最小の照射エネルギ量を示す加工閾値フルエンスを入力するステップと、
前記被加工物に対して前記加工閾値フルエンスよりも大きなフルエンスの前記超短パルスレーザを相対的に走査するときの走査速度を制御することによって、前記被加工物の加工深さを制御するステップと、
をコンピュータに実行させるレーザ加工制御プログラムを提供する。
本発明の第6の観点は、第5の観点に記載のレーザ加工制御プログラムにおいて、
前記被加工物に対して段差を形成するとき、前記段差の走査時に、前記走査速度を漸増
または漸減させる動作を前記コンピュータに実行させるレーザ加工制御プログラムを提供する。
本発明の第7の観点は、第5の観点に記載のレーザ加工制御プログラムにおいて、
前記被加工物が、ガラス基板の主面に少なくとも1層の薄膜を被着してなるとき、前記超短パルスレーザの前記フルエンスが0.08から0.35J/cmとなるように前記コンピュータを制御するレーザ加工制御プログラムを提供する。
本発明の第8の観点は、1層以上の材料で形成された被加工物が載置される加工ステージと、
前記被加工物に超短パルスレーザを照射するレーザ源と、
個々の前記材料の加工が可能な最小の照射エネルギ量を示す加工閾値フルエンスを記憶する記憶手段と、
前記加工ステージを相対的に変位させ、前記被加工物に対して前記加工閾値フルエンスよりも大きなフルエンスの前記超短パルスレーザを相対的に走査するときの走査速度を制御することによって、前記被加工物の加工深さを制御する加工制御手段と、
を含むレーザ加工装置を提供する。
本発明の第9の観点は、第8の観点に記載のレーザ加工装置において、
前記加工制御手段は、前記被加工物に対して段差を形成するとき、前記段差の走査時に、前記走査速度を漸増または漸減させるレーザ加工装置を提供する。
本発明の第10の観点は、第8の観点に記載のレーザ加工装置において、
前記加工制御手段は、前記被加工物が、ガラス基板の主面に少なくとも1層の薄膜を被着してなるとき、前記超短パルスレーザの前記フルエンスを0.08から0.35J/cmに制御するレーザ加工装置を提供する。
本発明によれば、被加工物に対するレーザの相対的な走査によって加工を行う場合に、被加工物の加工領域の深さや断面形状を任意に制御可能なレーザ加工技術を提供することができる。
また、基板に薄膜を被着してなる被加工物における基板のダメージを抑制することが可能なレーザ加工技術を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1Aは、本発明の一実施の形態であるレーザ加工装置の構成の一例を示す概念図であり、図1Bは、本実施の形態のレーザ加工装置における制御用コンピュータの構成例を示す概念図、図1Cは、本実施の形態のレーザ加工装置の機能仕様の一例を示すレーザ装置仕様情報の概念図である。
本実施の形態1では、レーザ加工装置においてレーザの相対的な走査速度を制御することによって、被加工物の断面の深さを任意に制御する加工例について述べる。
すなわち、後述のように、本実施の形態1では、1層以上の材料で形成された被加工物11の加工工程において、各材料の1ショットあたりの加工閾値フルエンスの違いを利用するとともに、X−Yステージなどを用いて、被加工物11と、超短パルスレーザ2を相対的に変位させて、超短パルスレーザ2を被加工物11に照射するときの走査速度を制御することで、被加工物11の断面の深さを任意に制御する。
本実施の形態のレーザ加工装置は、超短パルスレーザ発振装置1(レーザ源)、切り出し用マスク3、ダイクロイックミラー4、モニター5、モニター用撮像素子6、ビームスプリッター7、観察光源8、結像レンズ9、対物レンズ10、X−Y−Z軸ステージ12、ステージコントローラ13、制御用コンピュータ20を含んでいる。
超短パルスレーザ発振装置1から出射された超短パルスレーザ2は、ビームの切り出し用マスク3、ダイクロイックミラー4、結像レンズ9、対物レンズ10を通過し、被加工物11の表面に照射される。
被加工物11は、X−Y−Z軸ステージ12に載置されており、このX−Y−Z軸ステージ12は、ステージコントローラ13によって制御され、さらにこのステージコントローラ13は、上位の制御用コンピュータ20に接続されている。
そして、超短パルスレーザ発振装置1から出射される超短パルスレーザ2に対して、X−Y−Z軸ステージ12を相対的に変位させることで、X−Y−Z軸ステージ12に載置された被加工物11の加工位置(超短パルスレーザ2の照射位置)と、照射条件(照射エネルギ、ショット数、走査速度など)を、制御用コンピュータ20を用いて制御することが可能になっている。
この場合、超短パルスレーザ2が通過する切り出し用マスク3には、1×1mmの四角形の開口部が開設されており、この四角形の開口部よりも太い断面の超短パルスレーザ2が当該開口部を通過することにより、断面が四角形のほぼ均一な強度分布を有するレーザビームとなり、対物レンズ10の倍率で縮小されて被加工物11に照射される。
これにより、後述の四角形の単一ショット加工痕18が被加工物11に形成される。ただし、1パルス当たりの照射エネルギ(加工フルエンス)が加工閾値フルエンスよりも小さい場合には、単一ショット加工痕18は形成されず、加工不能となる。
ダイクロイックミラー4の後段には、ビームスプリッター7が配置されており、このビームスプリッター7の側方には、観察光源8が配置されている。
そして、観察用の観察光源8から出射された観察光8aは、ビームスプリッター7で下向きに反射され、結像レンズ9、対物レンズ10を通過して、X−Y−Z軸ステージ12に載置された被加工物11の表面に照射される。
ダイクロイックミラー4は、超短パルスレーザ2は反射し、観察光8aは透過させる特性を持っている。
このため、被加工物11の表面で反射された観察光8aは、対物レンズ10、結像レンズ9、ビームスプリッター7、およびダイクロイックミラー4を経由して、結像レンズ9等の光軸上に配置されたモニター用撮像素子6に入射して画像として検出される。
そして、この画像をモニター5に出力することで、X−Y−Z軸ステージ12に載置された被加工物11の表面の様子を、モニター5で観察することが可能になっている。
図1Bに例示されるように、本実施の形態の制御用コンピュータ20は、マイクロプロセッサ21、主記憶22(記憶手段)、ユーザインタフェース23、制御インタフェース24を備えている。
マイクロプロセッサ21は、主記憶22に格納されたプログラムを実行することで所望の機能を実現する。
本実施の形態の場合、主記憶22には、オペレーティングシステム30が格納され、マ
イクロプロセッサ21がこのオペレーティングシステム30を実行することで、制御用コンピュータ20の全体を制御する。
さらに、本実施の形態の場合、主記憶22には、レーザ加工制御プログラム31(加工制御手段)、レーザ装置仕様情報32、照射条件情報33、加工形状情報34が格納されている。
レーザ加工制御プログラム31は、オペレーティングシステム30の配下で可動するアプリケーションプログラムであり、マイクロプロセッサ21によって実行されることで、本実施の形態の後述のようなレーザ加工を制御する。
レーザ装置仕様情報32は、本実施の形態のレーザ加工装置の仕様を示す、図1Cのような情報が格納されており、レーザ加工制御プログラム31から参照される。
本実施の形態の場合、レーザ装置仕様情報32には、レーザ装置名称32a、レーザ波長32b、パルス幅32c、結像方式32d、対物レンズ倍率32e、切り出し用マスクサイズ32f、走査速度32g、フルエンス32h、繰り返し周波数32i、等の情報が設定されている。
照射条件情報33には、後述の図7のようにして得られる照射条件が格納され、レーザ加工制御プログラム31によって参照される。
加工形状情報34は、被加工物11の加工領域に対して形成すべき加工形状の情報が格納されており、レーザ加工制御プログラム31によって参照され、X−Y−Z軸ステージ12の相対的な走査制御に用いられる。
ユーザインタフェース23は、たとえば、ディスプレイやキーボード等で構成され、制御用コンピュータ20からユーザに対する情報表示や、ユーザによる制御用コンピュータ20に対する情報入力手段を提供する。
制御インタフェース24は、制御用コンピュータ20の制御対象である超短パルスレーザ発振装置1やステージコントローラ13との間の情報の入出力インタフェースを提供する。本実施の形態の場合には、制御インタフェース24は、テーブル制御線25を介してステージコントローラ13に接続され、レーザ制御線26を介して超短パルスレーザ発振装置1に接続されている。
以下、本実施の形態1の作用について説明する。
図2Aは、加工前の被加工物11の断面形状の一例を示す断面図、図2Bは、加工後の被加工物11の理想的な加工断面形状を示す断面図である。
図1Aに例示されたレーザ加工装置を用いて加工される1層以上の材料で形成された被加工物11の一例として、図2Aに示すように、被加工物11が、ガラス基板16と、このガラス基板16の主面に被着された薄膜15で構成されている場合を考える。
この場合、超短パルスレーザ2の被加工物11に対する相対的な走査速度が一定の場合には、加工開始点、加工終了点の微小領域をはじめとして、曲線の加工などで、照射スポット領域(単一加工痕)が重なり合う比率が異なる場所があるために、薄膜15が十分に取りきれない部分が発生する、という技術的課題が懸念される。本実施の形態1では、以下のようにしてこの技術的課題を解決する。
ここで、図2Bに例示されるように、加工後の任意の開口部17の形状(加工領域サイズX0、加工領域サイズY0)が、図1Cのレーザ装置仕様情報32に示す超短パルスレ
ーザ2の照射スポット領域(単一ショット加工痕18のX方向加工痕跡幅Wx、Y方向加工痕跡幅Wy)より大きい場合、図2Aのガラス基板16(被加工物11)を、図1AのX−Y−Z軸ステージ12にのせて、図3に示すように、単一ショット加工痕18を、X走査方向19XおよびY走査方向19Yに走査して加工を行う必要がある。
すなわち、本実施の形態のレーザ加工装置では、一例として、レーザ装置仕様情報32の切り出し用マスクサイズ32fが1×1mmであり、対物レンズ倍率32eが20倍であるため、X方向加工痕跡幅Wx=Y方向加工痕跡幅Wy=1/20(mm)、となり、これより大きい加工領域サイズX0、加工領域サイズY0の開口部17を加工するには、図3のように、X走査方向19XおよびY走査方向19Yのように単一ショット加工痕18を被加工物11に対して相対的に走査させて加工する必要がある。
また、本実施の形態の場合、レーザ装置仕様情報32の繰り返し周波数32iは一定であり、走査速度が遅いほど加工深さは深くなる。
この場合、レーザ加工制御プログラム31は、X走査方向19Xの方を主走査方向として、左端から右端まで1回のX走査方向19Xの走査が終わるたびに、重複領域18aが生じるように(Y方向の走査境界に取り残しが生じないように)、Y方向加工痕跡幅Wy−(重複領域18aの幅)の距離だけY走査方向19Yの方向にステップ移動して加工を行う。
このとき、図3のX走査方向19Xの走査速度と、単一ショット加工痕18の関係によっては、図4の拡大図に示すように、1ショット目では、単一ショット加工痕18が、重なり合わない部分(非重複領域18b)ができてしまう。
このような開口部17の加工開始点17−Aおよび加工終了点17−Bを拡大した状態を図5に示す。
この図5では、加工開始点17−A、および、加工終了点17−Bは、ほかの中央部分に比べて、薄膜15の残渣が、鋭利に除去できずに、傾斜したように残っている。
また、図5の加工開始点17−A、加工終了点17−Bに限らず、曲線の加工では、図6に示すように、照射スポット領域(単一ショット加工痕)18の重なり率の低い低密度照射領域Aや、重なり率の高い高密度照射領域Bのような部分ができてしまう。
そこで、図5の加工開始点17−A、加工終了点17−Bにおける、部分的な薄膜15の取り残し、すなわち、被加工物の断面深さの不均一を生じさせないようにするためには、あらかじめ、同一のフルエンスにおける、単一ショット加工痕18を作成し、ショット数を変化させることによって、ショット数と、薄膜15の除去深さを計測して、照射条件情報33として登録しておき、その結果に基づいて、レーザ加工制御プログラム31は、単一ショット加工痕18における単位面積あたりのショット数、すなわち、面加工における走査速度を制御する。
加工閾値フルエンスを0.33J/cmとして、ショット数を変化させて、薄膜15(たとえば、クロム膜)を除去した場合の実験結果は、図7のようになった。
この結果から、ショット数が、1回の場合には、薄膜15がわずかしか除去できていないが、ショット数が増えると、薄膜15が深く除去できる傾向であることがわかった。
これらの関係から、図5の加工開始点17−A、および、加工終了点17−Bでは、走査速度を低速にして、図6の低密度照射領域Aのように、照射スポット領域(単一ショット加工痕)18が重なるように、走査速度の制御をすることで、加工開始点17−Aも、加工終了点17−Bも、ほかの中央部分と同様に、薄膜15の断面深さを均一に加工でき
る。
すなわち、本実施の形態1の場合、レーザ加工制御プログラム31は、開口部17の加工において、図8に例示されるプロファイルにて走査速度を制御する。
すなわち、図5の加工開始点17−Aの加工位置P0からテーパの下端に対応する加工位置P1の位置まで徐々に加速し、加工位置P1から加工位置P2の間の中央部では、一定の速度で走査し、加工終了点17−Bの側のテーパの下端部に対応する加工位置P2から、上端部に対応する加工位置P3までは、徐々に減速するように走査する。
これにより、加工位置P0と加工位置P1の間、および加工位置P2と加工位置P3の区間では、単一ショット加工痕18の形成頻度が増し、図5のような薄膜15のテーパ状の取り残し部分が発生せず、図2Bに示されるように、薄膜15に対して、加工開始点17−Aおよび加工終了点17−Bで垂直に切り立ったシャープな形状の設計通りの開口部17の加工を実現できる。
また、このようなレーザ加工制御プログラム31による走査速度の制御による薄膜15の加工深さの制御作用を用いて、図9のように、被加工物11の断面深さを制御して、階段状の断面を創成することも可能である。
この場合、まず、図9に示すように、1段目の薄膜15を階段状に除去するために、レーザ加工制御プログラム31は、上述の図7に示すショット数と除去深さの関係を示す線図(照射条件情報33)から、ショット数を求める。
すなわち、本実施の形態1の場合、照射条件情報33には、図7のショット数と除去深さの関係を示す線図が、テーブルとして記録されている。
そして、図1AのX−Y−Z軸ステージ12の上に、この被加工物11を乗せて、あらかじめ、図7のショット数と除去深さの関係から算出した照射条件(照射条件情報33)の情報を用いて、図10に例示されるようなプロファイルにて走査速度を制御することで超短パルスレーザ2を照射する。この結果、図9のような階段状の薄膜15の加工が可能になる。
すなわち、本実施の形態1の場合、薄膜15を完全に除去する加工位置P10の区間では一定の走査速度V10で加工し、薄膜15の除去部と残存部の境界の加工位置P11までは減速してテーパ状の取り残しを防止する。
その後、一定の走査速度V12(>V10)まで加速して、高段差部15aの軽度の加工を行い、低段差部15bとの境界である加工位置P12では、後述の低段差部15bの加工のための走査速度V13(>V12)以下まで減速して、高段差部15aと低段差部15bの間のテーパ状の取り残しの発生を防止する。
その後、低段差部15bの平坦加工のための一定の走査速度V13まで加速する。
すなわち、本実施の形態1では、レーザ加工制御プログラム31は、加工深さの異なる境界部では、当該境界部の前後のいずれの一定走査速度よりも低い走査速度に減速するように走査速度を制御して、シャープな段差形状の加工を可能にする。
これにより、高段差部15aとガラス基板16の露出部との境界である加工位置P11にはテーパ状の取り残しが発生せず、同様に、高段差部15aと低段差部15bの境界である加工位置P12にもテーパ状の取り残しが発生せず、設計通りの垂直な境界を有する高段差部15aおよび低段差部15bの形成加工が可能になる。
また、この図10に例示される走査速度のプロファイルにおいて、走査速度V12と走査速度V13の大きさを逆にすれば、加工初期の形状の断面形状が階段状であった場合に、加工位置によって、ショット数(走査速度)を可変にすることで、階段状の断面形状であった場合に、高段差部15aを除去して低段差部15bの高さに平坦化することもできる。
さらに、曲線の形状など、加工位置によって照射スポット領域(単一ショット加工痕)18の重なり率が異なる場合においては、走査速度が一定の場合には、図6の単一ショット加工痕18の重なり率の高い高密度照射領域Bや、単一ショット加工痕18の重なり率の低い低密度照射領域Aができてしまう。
そこで、このような重なり率が、図6の直線部分(均一照射領域C)と異なる部分が発生する場合には、図6の低密度照射領域Aのように重なり率の低い部分が、図6の直線部分(均一照射領域C)と同じになるように、レーザ加工制御プログラム31が、図11に例示されるようなプロファイルによって走査速度を制御することで、薄膜15の部分的な取り残しを防ぎ、被加工物11の断面深さを任意に制御できるようになる。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、超短パルスレーザ2のショット数の制御、およびX−Y−Z軸ステージ12の制御によって超短パルスレーザ2を走査する面加工においては、走査速度を制御することによって、加工開始点、および、加工終了点をはじめとした、照射スポット領域(単一ショット加工痕18)の重なり率の違う場合においても被加工物11の断面の加工深さを随意に制御することができる。
(実施の形態2)
この実施の形態2では、ガラス基板16と薄膜15で構成された被加工物11の薄膜15を選択的に除去する際に、X−Y−Z軸ステージ12などを用いて、被加工物11と超短パルスレーザ2を相対的に動かしながら、フルエンスを制御することによって、ガラス基板16へのダメージ深さをP−V値で10nm以下に抑制するレーザ加工例を述べる。
本実施の形態2の装置構成は、上述の図1A、図1B、図1C等に例示した実施の形態1と同様である。
ガラス基板16と薄膜15で構成された被加工物11に対して、照射条件によっては、薄膜15を除去するときの衝撃の影響で、下地のガラス基板16に、ダメージが入ることもあり薄膜15を除去したあとの開口部17のガラス基板16の表面を、干渉計等で子細に観察すると、P−V値で10nmよりも大きいダメージが発生することがある。
そこで、この実施の形態2では、このガラス基板16のP−V値で10nmよりも大きいダメージを抑止するために、超短パルスレーザ2のフルエンスを制御して、ガラス基板16へのダメージをP−V値で10nm以下にした例を示す。
一般に、図2Aおよび図2Bのように、ガラス基板16と薄膜15で構成された被加工物11に対して、ガラス基板16にダメージを与えずに、薄膜15を除去するための照射条件は、ガラス基板16の加工閾値フルエンスをQg、薄膜15を除去するための最適な照射条件である加工フルエンスをQb、薄膜15の加工閾値フルエンスをQtとすると、次の(1)式で表されると考えられている。
Qg > Qb > Qt ・・・・(1)
しかし、たとえば、ガラス基板16の加工閾値フルエンスQgが1J/cm、薄膜15の加工閾値フルエンスQtが0.08J/cmであるとき、
1J/cm > 加工フルエンスQb > 0.08J/cm
としても、ガラス基板16の表面に形成された、薄膜15を除去するための最適な照射条
件(加工フルエンスQb)としては、上述の1から0.08J/cmの範囲のどの値を使っても、ガラス基板16にダメージを与えずに、薄膜15を除去できるわけではない。
そこで、本実施の形態2において、加工フルエンスQbとガラス基板16へのダメージ深さを調査した結果を図12に示す。
この実施の形態2では、加工フルエンスQbを調整するために、図1Aに示すレーザ加工装置の対物レンズ10の下に、図示しないパワーメータを設置し、対物レンズ10を通過した超短パルスレーザ2の照射エネルギを測定しながら、超短パルスレーザ発振装置1で超短パルスレーザ2の出力を調整して、加工フルエンスQbを制御することで、図12の結果を得たものである。
この図12の結果から、上述の1から0.08J/cmの範囲内において、加工フルエンスQbが、0.33J/cmでは、ガラス基板16へのダメージ深さが、P−V値で5nmであるが、加工フルエンスQbを、0.49J/cmとした場合には、ガラス基板16へのダメージ深さが、P−V値で40nmとなることがわかる。
すなわち、ガラス基板16の加工閾値フルエンスQg(この場合、1J/cm)に近いほうに加工フルエンスQbが大きくなるほど、薄膜15を除去する場合に発生する衝撃が大きく発生し、ガラス基板16へのダメージが深くなり、また、加工フルエンスQbが0.08J/cm以下では、薄膜15が除去できないことがわかる。
そこで、本実施の形態2では、レーザ加工制御プログラム31は、照射条件情報33としての加工フルエンスQbを0.08から0.35J/cmの間に制御して、たとえば、走査速度:1mm/秒で加工することによって、ガラス基板16へのダメージ深さをP−V値で10nm以下に抑制する。
このように、本実施の形態2によれば、被加工物11が、ガラス基板16の主面に薄膜15が被着された構成の場合に、ガラス基板16へのダメージ深さをP−V値で10nm以下に抑制して、平坦度を損なわずに、任意形状に薄膜15を選択的に除去することができる。
以上説明したように、本発明の各実施の形態によれば、1層以上の材料から形成された被加工物11の任意の深さの断面形状を創成することができる。また、被加工物11が、ガラス基板16と薄膜15で構成されている場合に、ガラス基板16へのダメージ深さをP−V値で10nm以下に抑制して平坦度を損なうことなく、任意の形状に薄膜15を選択的に除去することができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施の形態であるレーザ加工装置の構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態であるレーザ加工装置における制御用コンピュータの構成例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態であるレーザ加工装置の機能仕様の一例を示すレーザ装置仕様情報の概念図である。 本発明の一実施の形態であるレーザ加工装置の加工対象である被加工物の加工前の断面形状の一例を示す断面図である。 本発明の一実施の形態であるレーザ加工装置で加工された被加工物の加工断面形状を示す断面図である。 本発明の一実施の形態であるレーザ加工装置の超短パルスレーザの相対的な走査方法の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態であるレーザ加工装置の超短パルスレーザの被加工物に対する照射状態の一例を示す概念図である。 超短パルスレーザの走査速度を一定にした場合の被加工物の加工断面形状を示す断面図である。 本発明の一実施の形態であるレーザ加工装置の超短パルスレーザの被加工物に対する照射状態の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態であるレーザ加工装置にて用いられる照射条件情報の一例を示す線図である。 本発明の一実施の形態であるレーザ加工装置の超短パルスレーザの被加工物に対する走査速度の制御プロファイルの一例を示す線図である。 本発明の一実施の形態であるレーザ加工装置で加工された被加工物の加工断面形状の変形例を示す断面図である。 本発明の一実施の形態であるレーザ加工装置における図9の段差形状を被加工物に形成する場合の走査速度の制御プロファイルの一例を示す線図である。 本発明の一実施の形態であるレーザ加工装置における図6の走査経路で被加工物を加工する場合の走査速度の制御プロファイルの一例を示す線図である。 超短パルスレーザの照射における加工フルエンスとガラス基板のダメージ深さとの関係の一例を示す線図である。
符号の説明
1 超短パルスレーザ発振装置
2 超短パルスレーザ
3 切り出し用マスク
4 ダイクロイックミラー
5 モニター
6 モニター用撮像素子
7 ビームスプリッター
8 観察光源
8a 観察光
9 結像レンズ
10 対物レンズ
11 被加工物
12 X−Y−Z軸ステージ
13 ステージコントローラ
15 薄膜
15a 高段差部
15b 低段差部
16 ガラス基板
17 開口部
17−A 加工開始点
17−B 加工終了点
18 単一ショット加工痕
18a 重複領域
18b 非重複領域
19X X走査方向
19Y Y走査方向
20 制御用コンピュータ
21 マイクロプロセッサ
22 主記憶
23 ユーザインタフェース
24 制御インタフェース
25 テーブル制御線
26 レーザ制御線
30 オペレーティングシステム
31 レーザ加工制御プログラム
32 レーザ装置仕様情報
32a レーザ装置名称
32b レーザ波長
32c パルス幅
32d 結像方式
32e 対物レンズ倍率
32f 切り出し用マスクサイズ
32g 走査速度
32h フルエンス
32i 繰り返し周波数
33 照射条件情報
34 加工形状情報
A 低密度照射領域
B 高密度照射領域
C 均一照射領域
Qg ガラス基板の加工閾値フルエンス
Qt 薄膜の加工閾値フルエンス
Qb 薄膜の加工フルエンス

Claims (10)

  1. 1層以上の材料で形成された被加工物に超短パルスレーザを照射して加工するレーザ加工方法であって、
    個々の前記材料の加工が可能な最小の照射エネルギ量を示す加工閾値フルエンスを決定する工程と、
    前記被加工物に対して前記加工閾値フルエンスよりも大きなフルエンスの前記超短パルスレーザを相対的に走査するときの走査速度を制御することによって、前記被加工物の加工深さを制御する工程と、
    を含むことを特徴とするレーザ加工方法。
  2. 請求項1記載のレーザ加工方法において、
    前記被加工物に対して段差を形成するとき、前記段差の走査時に、前記走査速度を漸増または漸減することを特徴とするレーザ加工方法。
  3. 請求項1記載のレーザ加工方法において、
    前記被加工物が、ガラス基板の主面に少なくとも1層の薄膜を被着してなるとき、前記超短パルスレーザの前記フルエンスを0.08から0.35J/cmに制御することを特徴とするレーザ加工方法。
  4. 請求項1記載のレーザ加工方法において、
    前記被加工物が、ガラス基板の主面に少なくとも1層の薄膜を被着してなるとき、前記超短パルスレーザの前記フルエンスを0.08から0.35J/cmに制御し、前記ガラス基板のダメージを、P−V値で10nm以下に抑制することを特徴とするレーザ加工方法。
  5. 1層以上の材料で形成された被加工物に超短パルスレーザを照射して加工するレーザ加工を制御するレーザ加工制御プログラムであって、
    個々の前記材料の加工が可能な最小の照射エネルギ量を示す加工閾値フルエンスを入力するステップと、
    前記被加工物に対して前記加工閾値フルエンスよりも大きなフルエンスの前記超短パルスレーザを相対的に走査するときの走査速度を制御することによって、前記被加工物の加工深さを制御するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするレーザ加工制御プログラム。
  6. 請求項5記載のレーザ加工制御プログラムにおいて、
    前記被加工物に対して段差を形成するとき、前記段差の走査時に、前記走査速度を漸増または漸減させる動作を前記コンピュータに実行させることを特徴とするレーザ加工制御プログラム。
  7. 請求項5記載のレーザ加工制御プログラムにおいて、
    前記被加工物が、ガラス基板の主面に少なくとも1層の薄膜を被着してなるとき、前記超短パルスレーザの前記フルエンスが0.08から0.35J/cmとなるように前記コンピュータを制御することを特徴とするレーザ加工制御プログラム。
  8. 1層以上の材料で形成された被加工物が載置される加工ステージと、
    前記被加工物に超短パルスレーザを照射するレーザ源と、
    個々の前記材料の加工が可能な最小の照射エネルギ量を示す加工閾値フルエンスを記憶する記憶手段と、
    前記加工ステージを相対的に変位させ、前記被加工物に対して前記加工閾値フルエンス
    よりも大きなフルエンスの前記超短パルスレーザを相対的に走査するときの走査速度を制御することによって、前記被加工物の加工深さを制御する加工制御手段と、
    を含むことを特徴とするレーザ加工装置。
  9. 請求項8記載のレーザ加工装置において、
    前記加工制御手段は、前記被加工物に対して段差を形成するとき、前記段差の走査時に、前記走査速度を漸増または漸減させることを特徴とするレーザ加工装置。
  10. 請求項8記載のレーザ加工装置において、
    前記加工制御手段は、前記被加工物が、ガラス基板の主面に少なくとも1層の薄膜を被着してなるとき、前記超短パルスレーザの前記フルエンスを0.08から0.35J/cmに制御することを特徴とするレーザ加工装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013122979A (ja) * 2011-12-10 2013-06-20 Ngk Spark Plug Co Ltd 多数個取り配線基板およびその製造方法
JP2015046375A (ja) * 2013-07-31 2015-03-12 ミネベア株式会社 面状照明装置及び導光板の作製方法

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