JP2008284024A - 真空過熱蒸気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 大気圧以下の真空過熱蒸気、すなわち、100℃以下の温度の過熱蒸気で被加熱物を加熱することのできる真空過熱蒸気装置を提供する。
【解決手段】 密閉状の横長円筒タンク1に過熱蒸気供給管3を、過熱蒸気供給口2を介して接続する。過熱蒸気供給管3には過熱器5を介在する。円筒タンク1の下部に吸引手段12を接続する。吸引手段12は、エゼクタ13と循環水タンク14と循環ポンプ15で構成する。
円筒タンク1内で被加熱物を加熱する場合は、吸引手段12でタンク1内を大気圧以下の圧力状態に維持すると共に、過熱蒸気供給管3から所定圧力と温度の過熱蒸気を供給することによって、100℃以下の過熱蒸気により被加熱物を加熱することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 密閉状の横長円筒タンク1に過熱蒸気供給管3を、過熱蒸気供給口2を介して接続する。過熱蒸気供給管3には過熱器5を介在する。円筒タンク1の下部に吸引手段12を接続する。吸引手段12は、エゼクタ13と循環水タンク14と循環ポンプ15で構成する。
円筒タンク1内で被加熱物を加熱する場合は、吸引手段12でタンク1内を大気圧以下の圧力状態に維持すると共に、過熱蒸気供給管3から所定圧力と温度の過熱蒸気を供給することによって、100℃以下の過熱蒸気により被加熱物を加熱することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、熱交換室で加熱用の蒸気によって被加熱物を加熱する真空過熱蒸気装置に関する。
過熱蒸気装置は、過熱蒸気を発生して加熱庫へ注入する過熱蒸気発生手段と、過熱蒸気発生手段を制御する制御手段、及び、水と蒸気の加熱手段を具備したもので、被加熱物としての食品の食味劣化を起こすことのないものであり、各種食品の焼成などに数多く用いられてきた。
この過熱蒸気装置においては、大気圧以下の真空過熱蒸気、すなわち、100℃以下の温度の過熱蒸気で被加熱物を加熱することができない問題があった。
特開2000−184964号公報
解決しようとする課題は、大気圧以下の真空過熱蒸気、すなわち、100℃以下の温度の過熱蒸気で被加熱物を加熱することのできる真空過熱蒸気装置を提供することである。
本発明は、被加熱物を加熱する熱交換室を形成して、当該熱交換室に加熱用の蒸気を供給して被加熱物を蒸気加熱するものにおいて、熱交換室へ過熱蒸気を供給する過熱蒸気供給管を接続すると共に、熱交換室を大気圧以下の真空状態に維持することのできる吸引手段を接続したものである。
本発明の真空過熱蒸気装置は、熱交換室へ過熱蒸気を供給する過熱蒸気供給管を接続すると共に、熱交換室を大気圧以下の真空状態に維持することのできる吸引手段を接続したことによって、被加熱物を大気圧以下の真空過熱蒸気、すなわち、100℃以下の温度の過熱蒸気で加熱することができる。
本発明は、熱交換室に吸引手段を接続するものであるが、吸引手段としては、従来公知の各種真空ポンプを用いることができる。
本実施例においては、熱交換室として密閉状の横長円筒タンク1を用いた例を示す。横長円筒タンク1の内部に図示しない被加熱物を配置するものである。円筒タンク1の上端に過熱蒸気供給口2を取り付ける。過熱蒸気供給口2に過熱蒸気供給管3を接続する。
過熱蒸気供給管3は、端部を図示しない蒸気ボイラーと管路6で接続すると共に、蒸気エゼクタ4及び過熱器5を介在して過熱蒸気供給口2と接続する。過熱器5には、過熱用媒体供給管7と排出管8をそれぞれ接続する。
管路6から供給される飽和温度蒸気は、過熱器5で飽和温度以上の過熱蒸気へと加熱されて、過熱蒸気供給口2から円筒タンク1の内部全体に供給され、図示しない被加熱物を加熱するものである。
過熱蒸気供給管3に取り付けた蒸気エゼクタ4の吸引口9を、管路10を介して円筒タンク1の上部側面と接続する。蒸気エゼクタ4は、管路6から供給される飽和温度蒸気により吸引口9で吸引力を発生して、円筒タンク1内の過熱蒸気の一部を吸引することによって、円筒タンク1内の過熱蒸気を強制的に循環させることができるものである。
円筒タンク1の下方に管路11を介して吸引手段12を接続する。吸引手段12は、エゼクタ13と循環水タンク14と循環ポンプ15をそれぞれ循環路16で接続して構成する。循環水タンク14の上部には、タンク14内へ冷却水を補給する冷却水補給管17と、オーバーフロー管18をそれぞれ接続する。また、循環路16の一部を分岐して、余剰水排出管19を接続する。
横長円筒タンク1内で被加熱物を加熱する場合は、過熱蒸気供給管3から所定の温度並びに圧力に制御された過熱蒸気を円筒タンク1内へ供給すると共に、循環ポンプ15を駆動してエゼクタ13へ循環水タンク14内の循環水を供給することによって、エゼクタ13で吸引力を発生して、円筒タンク1内を大気圧以下の真空圧力状態に維持することにより、円筒タンク1内へ100℃以下の過熱蒸気を供給することができ、被加熱物を100℃以下の過熱蒸気で加熱することができる。
加熱により熱を奪われた蒸気の一部、及び、蒸気の凝縮した凝縮水は、エゼクタ13へ吸引され循環水タンク14へと至る。
このように100℃以下の過熱蒸気によって被加熱物、例えば、肉類や魚類などの食品を焼成する場合に、食品の食味劣化を防止することができる。
1 横長円筒タンク
2 過熱蒸気供給口
3 過熱蒸気供給管
4 蒸気エゼクタ
5 過熱器
12 吸引手段
13 エゼクタ
14 循環水タンク
15 循環ポンプ
17 冷却水補給管
2 過熱蒸気供給口
3 過熱蒸気供給管
4 蒸気エゼクタ
5 過熱器
12 吸引手段
13 エゼクタ
14 循環水タンク
15 循環ポンプ
17 冷却水補給管
Claims (1)
- 被加熱物を加熱する熱交換室を形成して、当該熱交換室に加熱用の蒸気を供給して被加熱物を蒸気加熱するものにおいて、熱交換室へ過熱蒸気を供給する過熱蒸気供給管を接続すると共に、熱交換室を大気圧以下の真空状態に維持することのできる吸引手段を接続したことを特徴とする真空過熱蒸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007129445A JP2008284024A (ja) | 2007-05-15 | 2007-05-15 | 真空過熱蒸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007129445A JP2008284024A (ja) | 2007-05-15 | 2007-05-15 | 真空過熱蒸気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008284024A true JP2008284024A (ja) | 2008-11-27 |
Family
ID=40144320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007129445A Pending JP2008284024A (ja) | 2007-05-15 | 2007-05-15 | 真空過熱蒸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008284024A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013502266A (ja) * | 2009-08-21 | 2013-01-24 | ユル ソプ シム | 食品及び漢薬材の自動蒸曝処理システム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10295282A (ja) * | 1997-04-21 | 1998-11-10 | Shinmei Seisakusho:Kk | 飼料の殺菌方法及びその装置 |
JPH11103802A (ja) * | 1997-10-02 | 1999-04-20 | Kikkoman Corp | 粉粒物質の加熱処理方法及び装置 |
-
2007
- 2007-05-15 JP JP2007129445A patent/JP2008284024A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH10295282A (ja) * | 1997-04-21 | 1998-11-10 | Shinmei Seisakusho:Kk | 飼料の殺菌方法及びその装置 |
JPH11103802A (ja) * | 1997-10-02 | 1999-04-20 | Kikkoman Corp | 粉粒物質の加熱処理方法及び装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013502266A (ja) * | 2009-08-21 | 2013-01-24 | ユル ソプ シム | 食品及び漢薬材の自動蒸曝処理システム |
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