JP2013226529A - オートクレーブ - Google Patents

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JP
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autoclave
steam
heat
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pump
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Takayuki Morii
高之 森井
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TLV Co Ltd
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Abstract

【課題】
冷却水の量を少なくすることのできるオートクレーブを提供する。
【解決手段】
オートクレーブ1に加熱用蒸気供給管8を接続する。オートクレーブ1の下部に、組み合わせ真空ポンプ4を接続する。組み合わせ真空ポンプ4を、循環ポンプ14とエゼクタ10と循環水タンク13で構成する。ヒートポンプ3を、圧縮機5と凝縮器6と蒸気トラップ9、並びに、蒸発器13とで構成する。凝縮器6内で循環路11と熱交換して加熱されることによって蒸気供給管16で蒸気となり、加熱用蒸気供給管8からオートクレーブ1へその蒸気を供給する。
組み合わせ真空ポンプ4の循環水タンク13内の循環水は、ヒートポンプ3の蒸発管21で冷却されることによって、新たな冷却水を補給する必要がなく、組み合わせ真空ポンプ4で使用する冷却水の量を少なくすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換室で被熱交換物を蒸気によって加熱するオートクレーブに関する。
オートクレーブの一例としての蒸気加熱装置は、熱交換室に熱交換流体供給管と吸引手段を接続して、熱交換流体供給管から加熱用の蒸気を熱交換室へ供給することによって、蒸気で被加熱物を加熱することができるものである。
特許第3170669号公報
上記従来のオートクレーブにおいては、タンク内の循環水の温度を所定値に維持するために冷却流体供給管から多量の冷却水を供給しなければならない問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、タンク内へ供給する冷却水の量を少なくすることのできるオートクレーブを提供することである。
本発明は、被加熱物を収容する熱交換器と、蒸発器、圧縮機、凝縮器、膨張機による閉ループ内に熱媒体を充填したヒートポンプと、当該ヒートポンプの凝縮器で熱交換器の加熱部に蒸気を供給する蒸気供給管を熱媒体と熱交換して加熱し、熱交換器の加熱部に加熱部内の流体を吸引する吸引手段を接続して、当該吸引手段で加熱部内を大気圧以上又は大気圧以下の状態に維持して、ヒートポンプの蒸発器で吸引手段を循環する循環液体を熱媒体と熱交換して冷却すると共に、熱交換器をオートクレーブとしたものである。
本発明のオートクレーブは、ヒートポンプの蒸発器で吸引手段を循環する循環液体を熱媒体と熱交換して冷却することにより、少量の循環液体としての冷却水をヒートポンプで所定温度まで冷却し、繰り返して使用することができ、必要とする冷却流体の量を少なくすることができる。
本発明のオートクレーブの実施例を示す構成図。
本発明は、ヒートポンプを設けたものであるが、このヒートポンプとしては、蒸発器と圧縮機と凝縮器と膨張機とそれらを接続する管路とで構成される従来周知のものを用いることができる。
本実施例においては、オートクレーブ1の内部に入れた図示しない被加熱物を、供給する加熱源としての加熱用蒸気によって加熱し、殺菌するものである。
オートクレーブ1に吸引手段としての組み合わせ真空ポンプ4と、加熱流体としての加熱用蒸気供給管8を接続する。
加熱用蒸気供給管8には流量調節弁7を介在する。この加熱用蒸気供給管8から、所定圧力すなわち温度の加熱用蒸気が、オートクレーブ1へ供給されることによって、内部の被加熱物を加熱殺菌することができるものである。
オートクレーブ1の下方に排出管20を接続して、組み合わせ真空ポンプ4のエゼクタ10と接続する。排出管20には蒸気トラップ22を取り付け、蒸気トラップ22と並列にバイパス弁23を取り付ける。
組み合わせ真空ポンプ4を、エゼクタ10と、循環ポンプ14と循環水タンク13、並びに、循環水タンク13内に配置したヒートポンプ3の蒸発管21とで形成する。循環水タンク13の底部には、タンク13内の循環水を所望温度まで加熱することのできる電気ヒータ24を取り付ける。組み合わせ真空ポンプ4は、循環水タンク13内の循環水を循環ポンプ14からエゼクタ10へ吐出し、再度循環水タンク13へと循環するものであり、エゼクタ10に循環水が高速で吐出されることによってエゼクタ10内で吸引力を発生して、オートクレーブ1下方の排出管20から内部で蒸気が凝縮した復水を吸引し、循環水と混合して循環水タンク13へと流下するものである。
ヒートポンプ3を、圧縮機5と凝縮器6と膨張機としての蒸気トラップ9、及び、循環水タンク13がその作用を発揮する蒸発器13とで構成して、それぞれの機器を連通する循環路11で連通する。
循環ポンプ14の吐出側を分岐して凝縮器6へ循環水の一部を供給する循環水供給管12を接続する。循環水供給管12は、凝縮器6内の水位を制御する水位制御弁15を介在して、凝縮器6内でヒートポンプ3の循環路11と熱交換して加熱されることによって蒸気供給管16で蒸気となり、加熱用蒸気供給管8からオートクレーブ1へその蒸気を供給する。オートクレーブ1へ供給された蒸気によって、内部の被加熱物を加熱し殺菌するものである。
凝縮器6で蒸気供給管16内の循環水と熱交換して熱を奪われた循環路11内の熱媒体は、凝縮して液体となり、膨張機としての蒸気トラップ9を通過する間に膨張して気体となって循環路11から蒸発器13へ流下する。蒸発器13内の蒸発管21で循環水の熱を奪って昇温した熱媒体は、圧縮機5で圧縮されて更に昇温して凝縮器6へと送られる。
蒸発器13すなわち循環水タンク13内の循環水は、蒸発管21で熱を奪われて冷却される。このように、循環水が冷却されることによって、新たな冷却水を補給する必要がなく、組み合わせ真空ポンプ4で使用する冷却水の量を少なくすることができる。
循環水タンク13内に循環水を所望温度まで加熱することのできる電気ヒータ24を取り付けたことによって、循環水供給管12から凝縮器6へと供給される循環水の温度を任意にコントロールすることができ、ヒートポンプ3の制御と相俟って、加熱用蒸気供給管8からオートクレーブ1へ供給する蒸気の温度も任意にコントロールすることができ、蒸気ボイラ等の蒸気発生源を別途設置する必要がなくなる。
オートクレーブ1の初期立ち上げ時においては、組み合わせ真空ポンプ4でオートクレーブ1の内部に溜まった空気を排除することで、オートクレーブ1の立ち上げ時間を短縮することができる。また、オートクレーブ1内の蒸気の一部を、組み合わせ真空ポンプ4で吸引することで、オートクレーブ1内の蒸気の循環を促進することができ、加熱効率を向上することができる。
また、オートクレーブ1での加熱・殺菌が終了した後工程において、被熱交換物を乾燥させる場合に、組み合わせ真空ポンプ4の大きな真空吸引力で乾燥することができ、乾燥時間を短縮することができる。
本発明は、蒸気ボイラ等の蒸気発生源を別途設置することなく、熱交換室で被熱交換物を蒸気によって加熱するオートクレーブとして利用することができる。
1 オートクレーブ
3 ヒートポンプ
4 組み合わせ真空ポンプ
5 圧縮機
6 凝縮器
8 加熱用蒸気供給管
9 蒸気トラップ
10 エゼクタ
11 循環路
12 循環水供給管
13 蒸発器
16 蒸気供給管
20 排出管
21 蒸発管
22 蒸気トラップ

Claims (1)

  1. 被加熱物を収容する熱交換器と、蒸発器、圧縮機、凝縮器、膨張機による閉ループ内に熱媒体を充填したヒートポンプと、当該ヒートポンプの凝縮器で熱交換器の加熱部に蒸気を供給する蒸気供給管を熱媒体と熱交換して加熱し、熱交換器の加熱部に加熱部内の流体を吸引する吸引手段を接続して、当該吸引手段で加熱部内を大気圧以上又は大気圧以下の低圧状態に維持して、ヒートポンプの蒸発器で吸引手段を循環する循環液体を熱媒体と熱交換して冷却すると共に、熱交換器をオートクレーブとしたことを特徴とするオートクレーブ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106500419A (zh) * 2016-11-21 2017-03-15 珠海格力电器股份有限公司 一种热泵机组的水路控制系统及其控制方法

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