JP2008283404A - 交差二重タグ及びそれを用いたrfidシステム - Google Patents

交差二重タグ及びそれを用いたrfidシステム Download PDF

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Abstract

【課題】特殊な回路等を用いることなく直線偏波のタグをそのまま用いてリーダライタとの通信距離の伸びた円偏波を発生させるタグ及びそれを用いたRFIDシステムを提供する。
【解決手段】同一平面内に導体により形成されたダイポールアンテナ2とダイポールアンテナ2の中心でICチップ5を接続された給電部3とダイポールアンテナ2の双極の中間に形成され給電部3に対しダイポールアンテナ2の双極と並列に接続されたループ形状のインダクタンス部4(4a、4b)とをそれぞれ有する2個のタグ1(1a、1b)を用意し、十字形に交差させ、それぞれのインダクタンス部4のループ形状が可及的に広い範囲で重なるように且つ交差部に隙間が無いように密着させる重ねる。
【選択図】図5

Description

本発明は、2個の直線偏波タグを交差させて重ねてリーダライタとの通信距離を伸ばすようにした交差二重タグ及びそれをRFID(radio frequency identification)システムにに関する。
従来、人や物に関するさまざまな情報をRFIDのIC(integrated circuit)チップ内に記録しておき、それを無線で読み出す非接触の認証技術としてRFIDシステムが実用化されている。上記のRFIDには種々の呼び名があるが、一般的には無線タグ又は単にタグと呼ばれることが多い。
タグは、厚さ0.1mm程度のシートやフィルム等の平面上に形成された金属のアンテナと、このアンテナの給電点に接続されたICチップから構成される。
通常、ICチップは極めて小さく、その大きさは、厚さが0.2mm程度、面積が1mm角程度のものである。このICチップに接続されているアンテナは、ダイポール型アンテナパターンとして形成され、共振電流による通信電波は直線偏波である。
RFIDシステムは、リーダライタから約1Wの無線電波の信号を送信し、タグ側でその信号を受信し、タグからリーダライタ側へ応答信号としてICチップ内の情報を送り返すことにより、その情報をリーダライタで読み取るようにしたシステムである。
タグには電池がなく、リーダライタに接近すると、リーダライタが発信する電波にアンテナが共振して電流が生まれ、その瞬間だけICチップの回路が動いてICチップ内の情報がリーダライタに発信される仕組みになっている。
リーダライタ側のアンテナは、直線偏波で通信するタグがどの向きになってもタグと通信ができるように、円偏波の電波を発信するように形成されている。この発信に用いられる電波は、860〜960MHzの範囲のUHF(Ultra High Frequency)が用いられるが、日本国内では952MHz〜954MHzが用いられる。
リーダライタとタグとの通信距離は、タグのアンテナのゲイン、ICチップの動作電圧、周囲の環境等にもよるが、理想的な状態において、およそ3m〜5m程度である。
リーダライタのアンテナが円偏波の電波で通信するのに対してタグのアンテナは直線偏波での通信であるので、リーダライタから受ける電波に共振して発生する電力、つまりリーダライタから受ける電力は、タグが円偏波のタグと仮定した場合の半分しか受けることができない。
送信電力は距離の2乗に反比例して減衰していくので、上述した実際の通信距離3m〜5mというのは、タグも円偏波と仮定した場合に対して、その1/√2=1/1.41になっている。
もっとも、単に円偏波を発信させることを目的としたタグとしては、2つのダイポールアンテナを直交させ、一方のダイポールアンテナの一方と他方のダイポールアンテナの一方及び一方のダイポールアンテナの他方と他方のダイポールアンテナの他方をそれぞれ電気的に接続する2つの給電端子を形成し、これら2つの給電端子の間にICタグとπ/2の位相差をもつ回路とを接続した構成が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2003−249820号公報
ところで、上述したように、タグを円偏波のタグにしようとすると、2つの直交する直線偏波のダイポールアンテナ同士を、π/2の位相差をもつ回路、つまり90°位相器で接続しなければならない。
通常、タグは、上述したように、面積がおよそ1mm×1mmの小さなICにダイポールアンテナパターンを直接接続するだけの簡素な構造であるので、ICとは別に特許文献1のような90°位相器をつけるという構造は、全体が高価になって望ましいものではない。
また、特許文献1の技術は、ダイポールアンテナが分離不可能に十字型に交差してICタグと90°位相器に接続された円偏波発生専用タグであり、専用の設計と、専用の製造工程を必要とし、設計の自由度に欠けるという問題がある。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、直線偏波のタグを、特殊な回路等を用いることなくそのまま用いて、リーダライタとの通信距離の伸びた円偏波を発生させるタグ及びそれを用いたRFIDシステムを提供することである。
先ず、第1の発明の交差二重タグは、同一平面内に導体により形成されたダイポールアンテナと、該ダイポールアンテナの中心においてICを接続された給電部と、上記ダイポールアンテナの双極の中間に形成され上記給電部に対し上記ダイポールアンテナの双極と並列に接続されたループ形状のインダクタンス部と、をそれぞれ有する第1及び第2のタグから成り、且つそれぞれの上記インダクタンス部のループ形状が重なるように上記第1及び第2のタグが交差されて成るように構成される。
この交差二重タグにおいて、上記インダクタンス部は、例えば、それぞれ正方形、円形、又はそれらに近似のループ形状に形成されて構成される。
また、上記第1及び第2のタグは、例えば、上記インダクタンス部のループ形状が可及的に広い範囲で重なり合うように交差され、且つ相互に可及的に隙間無く重ねられて構成される。上記第1及び第2のタグは、例えば、交差角度90°で円偏波を発生する。
また、この交差二重タグにおいて、 上記第1及び第2のタグが交差された形状に応じた窪みを有する保持部材を備え、該保持部材の上記窪みにより、上記第1及び第2のタグは交差された形状で上記保持部材に保持されるように構成される。
次に、第2の発明のRFID(radio frequency identification)システムは、同一平面内に導体により形成されたダイポールアンテナと、該ダイポールアンテナの中心においてICチップを接続された給電部と、上記ダイポールアンテナの双極の中間に形成され上記給電部に対し上記ダイポールアンテナの双極と並列に接続されたループ形状のインダクタンス部と、をそれぞれ有する第1及び第2のタグから成り、それぞれの上記インダクタンス部のループ形状が重なるように上記第1及び第2のタグが交差されて成る交差二重タグと、上記第1のタグの情報、又は上記第2のタグの情報を読み出すために円偏波無線信号を発信するリーダライタと、から成るように構成される。
このRFID(radio frequency identification)システムにおいて、例えば、上記リーダライタは、上記第1のタグを読み出しタグとして設定され、上記第2のタグを非読み出しタグとして設定され、上記第1のタグの情報だけを常に読み出すように構成される。
また、例えば、上記第1及び第2のタグは、それぞれ同一の情報が書き込まれたユーザメモリ領域を備え、上記リーダライタは、上記円偏波無線信号の円偏波面を正逆いずれかの方向に切り替えて、該切り替えられた円偏波に対しより強く応答する上記第1又は第2のタグから上記ユーザメモリ領域の情報を読み取るように構成されてもよい。
更に、例えば、上記第1及び第2のタグは、それぞれ互いに異なる情報が書き込まれたユーザメモリ領域を備え、上記リーダライタは、上記円偏波無線信号の円偏波面を正逆両方向に順次切替え、該切り替えに応じて円偏波に対しより強く応答する上記第1又は第2のタグから上記ユーザメモリ領域の情報を読み取ることにより、上記第1及び第2のタグのいずれからも上記ユーザメモリ領域の情報を読み取るように構成されてもよい。
本発明によれば、特殊な回路等が用いられることなく直線偏波の2個のタグがそのまま交差して重ねられた状態で用いられて円偏波が発生されることにより、直線偏波のタグ1個の場合よりもリーダライタとの通信距離がおよそ1.41倍に伸びる円偏波発生タグ及びそれを用いたRFIDシステムを安価に提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施の形態における極めて小型のタグ及びそのアンテナの構成を示す斜視図である。同図に示すタグ1の全体の大きさは、横53mm×縦7mmである。
このタグ1は、同一平面内に導体により形成されたダイポールアンテナ2と給電部3とインダクタンス部4とを備えている。尚、上記の導体には、Cu、Ag、またはAlを用いるのが好ましい。
給電部3はダイポールアンテナ2の中心においてチップ搭載部を構成し、ICチップ5を搭載している。この給電部3を中心に、その両側に線路幅1mmのダイボール部6が形成されて、全体としてダイポールアンテナ2が形成されている。
両側のダイボール部6からなるこのダイポールアンテナ2は、双極をそれぞれ、少なくとも4箇所の内側に曲がる曲げ部7(7−1、7−7、7−3、7−4)により両側から曲げ込まれて角形の渦巻き状に形成されている。すなわち、本例では、ダイボール部6はそれぞれ4回の曲げ部を持っている。
これら、それぞれ4箇所の曲げ部7を直線に伸ばしたときのダイポールアンテナ2の全長は、アンテナ共振波長の1/2よりも短くなるように形成されている。
また、このダイポールアンテナ2の中心近傍には、上記角形の渦巻き状に形成された両ダイポール部6及び6の中間に、上述したインダクタンス部4が配置されている。
このインダクタンス部4は、ダイポールアンテナ2の給電部3、すなわちICチップ5に対して、両ダイポール部6及び6と並列に接続されている。
給電部3に搭載されるICチップ5は、例えばRc=500Ω、Cc=1.4pFのチップである。インダクタンス部4はアンテナ側に配置されており、このインダクタンス部4により、ICチップ5の1.4pFの容量成分がキャンセルされるように構成されている。
なお、上記のインダクタンス部4は、図1に示す例では、ほぼ直方形の1周のループ形
状に形成されているが、このインダクタンス部4の1周のループ形状はこれに限ることなく、正方形、円形、又はそれらに近似のループ形状に形成されていてもよい。
このタグ1の両面(図では上下の面)は、誘電率εr=3、厚さt=0.75mmの樹脂保護膜8で挟むようにして被覆される。
この樹脂保護膜8には、例えば、テレフタル酸エチレン・フイルムなどが用いられる。また、樹脂保護膜8の代わりに適宜の紙で両面から被覆するようにしていもよい。
図2は、電磁界シミュレータで計算したタグ1のダイポールアンテナ2の反射の周波数特性を示す図である。同図は横軸に周波数(800MHz〜1100MHz)を示し、縦軸に反射(−5dB〜0dB)を示している。同図にも判るように、975MHz付近で反射が最も小さくなっている。
図3は、上記の電磁界シミュレータで計算したタグ1のダイポールアンテナ2のアンテナゲイン計算値を示す図である。同図は横軸に周波数(800MHz〜1100MHz)を示し、縦軸にアンテナゲイン(−4dBi〜2dBi)を示している。同図に示すアンテナゲインは、1050MHz付近で最大となっている。
つまり、1050MHz付近では、反射が大きくなる欠点はあるが、この1050MHz付近では図3で判るようにアンテナゲインが大きいため、この大きいアンテナゲインで反射の大きい欠点を補う形となっている。
図4は、タグ1のダイポールアンテナ2の上記の反射特性及びゲイン特性をExcel上で合わせて得られる通信距離特性図である。同図は横軸に周波数(800MHz〜1100MHz)を示し、縦軸に、最大距離で規格化した相対通信距離を示している。
このように、タグ1のダイポールアンテナ2が持つ通信距離特性は、リーダライタ動作周波数953MHzに対して左右非対称となっているが、リーダライタ動作周波数953MHzよりも高い周波数側では変化が緩やかであり、通信距離が比較的安定した特性となっている。
上記の電磁界シミュレータでの計算は、図1に示した樹脂保護膜8の上下は空気として設定しているため、リーダライタ動作周波数953MHzでの通信距離は、タグ1すなわちダイポールアンテナ2が空気中にあるときの距離である。
空気中での通信距離は、図4に示すように規格化された最大距離に対して0.95の距離である。つまり最大距離の95%が確保されている。
このタグ1を、例えばεr=3、厚さ2mmのプラスチックに貼り付けると、アンテナ周囲の実効誘電率が大きくなって帯域が約10%シフトする。つまり、図4の波形が低周波数側に約100MHzずれる。
換言すれば、図4の波形で、953MHzよりも約10%ほど高い周波数1050MHzでの相対通信距離の値が、タグ1を厚さ2mmのプラスチックに貼り付けたときの通信距離になる。
このときの通信距離は、図4に示すように規格化された最大距離に対して0.8の距離であり、最大距離の80%が確保されている。
このように、図4からも判明するように、本例のタグ1は、空気中でも、発泡スチロールに貼り付けても、厚さ2mmのプラスチックに貼り付けても、最大通信距離の80%以内の距離を常に確保でき、極めて高い距離安定性を有しているということになる。
本例のタグ1の特徴は、リーダライタ動作周波数の953MHz付近では、アンテナ最適値にできるだけ近づくようにダイポール部とインダクタンス部からなるアンテナパターンが調整されており、953MHzよりも高い周波数では、アンテナ最適値からは遠ざかって反射が大きくなるが、アンテナゲインが高くなることで通信距離を大きく劣化させることがないということである。
953MHzよりも高い周波数でアンテナゲインが高くなるようにするには、アンテナの全長を、ゲイン効率の良いアンテナ共振波長の1/2に近づけるようにする。
本例のタグ1のダイポールアンテナ2のアンテナパターンの特徴は、曲げ部7をまっすぐに伸ばした時のアンテナ全長がアンテナ共振波長λの1/2よりもやや短くなるようにしていることである。
図1に示す例では、曲げ部7をまっすぐに伸ばした時のアンテナ全長が約120mm、アンテナ共振波長λの1/2は約130〜140mmである。このアンテナ共振波長λの10mmの許容幅は上下の樹脂保護膜8を考慮したものである。
また、ダイポール部6は、なるべく直線に近づくように端部側から内側に曲げ込んでいく。また、両ダイポール部6及び6は近づかない方がよいため、両ダイポール部6及び6の間にインダクタンス部4を形成するのが望ましい。
この構成によって、953MHzでのインピーダンスが、アンテナ最適値に近くなるように設定され、1050MHz近傍ではアンテナゲインが最も大きくなるように設定される。
これにより、空気中、発泡スチロール上、厚さ2mmのプラスチック上に在っても、最大通信距離の80%以内の距離を常に確保できる極めて高い距離安定性を有するタグ1が実現する。
本例におけるタグ1は、図1に示したように、横53mm、縦7mmの大きさで、両ダイポール部6及び6の片側で4回の曲げ部7を形成するが、アンテナ全体が小さくなるほど片側5回又は6回というように曲げ部の数を増やしていけばよい。
ところで、上述したタグ1は直線偏波を出力するタグである。この第2の実施形態では上記の直線偏波のタグ1を、特殊な回路等を用いることなくそのまま用いて、リーダライタとの通信距離の伸びた円偏波を発生させるタグを実現させる。
図5において、上方の図は、第2の実施形態における円偏波発生タグの構成を示す斜視図であり、下方の図は、その樹脂を取り除いた平面図である。
ところで、上記の第1の実施形態において図1に示したタグ1は、その長手方向は中心に対して左右(プラスX方向とマイナスX方向)が同形であるが、その短手方向は中心に対して前後(プラスY方向とマイナスY方向)が同形ではない。
図5に示す交差二重タグ10は、図1に示したと同様の2個のタグ1(1a、1b)が90°の角度で交差して重ねられて構成されている。なお、上記のタグ1a及びタグ1bの構成については、図1で説明した通りである。
また、図5の上方で、方向を示すX、Y及びZの矢印は、タグ1aに対する方向付けを示している。タグ1bにも、図5の下方に示すように、同一の方向付けがなされている。
本例では、タグのプラスY方向が他のタグのプラスX方向を向いているタグを第1のタグ1aとし、タグのプラスY方向が他のタグのマイナスX方向を向いているタグを第2のタグ1bとする。
すなわち、本例の交差二重タグ10は、第1のタグ1a及び第2のタグ1bから成り、且つそれぞれのインダクタンス部4(4a、4b)のループ形状が出来るだけ広い範囲で重なり合うように第1のタグ1a及び第2のタグ1bが90°の角度で、つまり十字形に、交差されている。また、その交差部分では、相互にできるだけ隙間が無いように重ねられている。
図6において、上方の図は、十字形に重ねられた第1のタグ1a及び第2のタグ1bを模式的に示し、中央の図は、例えば樹脂等で作られた保持具11を示し、下方の図は、その保持具11に保持された第1のタグ1a及び第2のタグ1bを示している。
保持具11には、図6の中央に示されるように、十字の溝12が形成されており、この十字の溝12に、第1のタグ1a及び第2のタグ1bが嵌め込まれて、図には示されていない適宜の部材で上から押圧されて固定される。
なお、交差二重タグ10において第1のタグ1a及び第2のタグ1bを十字に重ねる構成は、十字の溝12が形成された保持具11に保持される構成に限ることなく、例えば2枚の樹脂シートの間に封止するようにしてもよい。
図7において、上方の図は、リーダライタ(RW)のアンテナの偏波の向きを示し、中央の図は、第1のタグ1aの偏波面がリーダライタの方向を向いている場合の交差二重タグ10の動作を説明する図、下方の図は、第2のタグ1bの偏波面がリーダライタの方向を向いている場合の交差二重タグ10の動作を説明する図である。
図7の中央に示すように、第1のタグ1aの偏波面がリーダライタの方向を向いている場合は、第1のタグ1aが動作する。
このように第1のタグ1aが最初に動作すると、第1のタグ1aのインダクタンス部4aのループに電流が流れ、第2のタグ1bのインダクタンス部4bのループと高周波結合する。これにより、第2のタグ1bが後述するように位相が90°遅れて動作する。
また、図7の下方に示すように、第2のタグ1bの偏波面がリーダライタの方向を向いている場合は、第2のタグ1bが動作する。
このように第2のタグ1bが最初に動作すると、第2のタグ1bのインダクタンス部4bのループに電流が流れ、第1のタグ1aのインダクタンス部4aのループと高周波結合する。これにより、第1のタグ1aが後述するように位相が90°遅れて動作する。
図8は、上記の交差二重タグ10の動作を電磁界シミュレータで計算するための計算モデルを示している。
第1のタグ1aのICチップ5も第2のタグ1bのICチップ5も、それぞれCcp=1.43pFの容量成分を持っている。また、特には図示されていないが、それぞれRcp=420Ωの内部インピーダンスを持っている。
図9は、電磁界シミュレータで計算した結果を示す図であり、上方の図は第1のタグ1aと第2のタグ1bのICチップ5にそれぞれ発生する電圧とその周期の関係を示す図、下方の図は同じくそれぞれのICチップ5に発生する電圧の周期と位相の関係を示す図である。
図9の上方の図は、横軸に電圧の周期を0.7GHzから1.2GHzまで示し、縦軸に電圧を0Vから1.2Vまで示している。上方の図に示すように周期0・953GHzにおいてタグ1aのICチップに発生する電圧V1に対し、この電圧V1(0.88V)と同じくらいの電圧V2(0.8V)がタグ1bのICチップに発生している。
図9の下方の図は、横軸に電圧の周期を0.7GHz〜1.2GHzまで示し、縦軸に周期の位相をマイナス180°からプラス180°まで示している。
この図9の下方に示す周期・位相の関係図をみると、上方の図でタグ1bが、タグ1aの電圧V1と同じくらいの電圧V2を発生する周期0・953GHzにおいて、タグ1bの電圧V2の位相が、タグ1aの電圧V1の位相に対して90°遅れているのが判る。
すなわち、図9に示すように、動作周波数の953MHzで、タグ1aの発生電圧0.88Vに対し、タグ1bでは、0.8Vの電圧が発生し、タグ1aの位相に対してタグ1bの位相が90°遅れて動作していることがわかる。
つまり、上記の90°位相遅れの動作が0・953GHzの周期で繰り返えされるのでタグ1aとタグ1bを1組として考えると、円偏波に近い動作をしていることが分かる。
但し、理想的には、タグ1aとタグ1bともに同じ電圧が発生し、位相が90°ずれるのが円偏波により近い動作となって望ましい形態である。
また、このとき、図7の中央に示したように、リーダライタの円偏波の向き(図7の上方に示す図では反時計回り方向)と、交差二重タグ10の回転方向が一致していると、通信距離が伸びることになる。つまり、タグ1aの持つ情報は、円偏波のリーダライタと直線偏波のタグとの最大通信距離の√2倍つまり1.41倍の距離でも読めることになる。
一方、図7の下方の図に示すように、タグ1bが動作した場合、タグ1aが90°位相遅れで動作するため、上記の円偏波の動作は、リーダライタの円偏波の回転方向とは逆向きになる。このため、タグ1bの通信距離はタグ1aの場合とは逆に短くなってしまう。
但し、リーダライタが、一定周期で、円偏波の回転方向を順逆両方向に切り替ることが出来る構成であると、タグ1aもタグ1bも、共にタグ単体の場合の1.41倍の距離で通信できることになる。
図10は、タグ1aとタグ1bの重ね合わせ部分(交差部分)を密着させず、距離h=1mmの空間を空けた場合の電磁界シミュレータで計算した結果を示す図である。
図10の上方の図は、距離h=1mmの空間を空けてタグ1aとタグ1bを交差させた交差二重タグ15を示す図、中央の図は、タグ1aとタグ1bにそれぞれ発生する電圧とその周期の関係を示す図、下方の図は、同じくそれぞれに発生する電圧の周期と位相の関係を示す図である。
図10の中央の図と図9の上方の図を比べてみると、タグ1aの発生電圧V1に対してタグ1bの発生電圧V2がやや弱くなっているのがわかる。
また、図10の下方の図と図9の下方の図を比べてみると、タグ1aの発生電圧V1に対するタグ1bの発生電圧V2の位相差が75°であるのが分かる。つまり、円偏波の度合いがやや弱くなっていることが分かる。
これらのことから、交差二重タグに円偏波を発生させるためには、交差部分はできるだけ密着させたほうが良いことが分かる。
また、交差二重タグの交差部分を密着させずに一定の空間を空けて交差させると、楕円型の偏波が発生するこも分かる。
図11は、タグ1aのインダクタンス部4aとタグ1bのインダクタンス部4bのループを重ね合わせずに、ループの重ね合わせを完全にはずした場合の電磁界シミュレータで計算した結果を示す図である。
図11の上方の図は、タグ1aとタグ1bのインダクタンス部のループの重ね合わせを完全に外して交差させた交差二重タグ16を示す図、中央の図は、タグ1aとタグ1bにそれぞれ発生する電圧とその周期の関係を示す図、下方の図は、同じくそれぞれに発生する電圧の周期と位相の関係を示す図である。
図11の中央の図を見ると、タグ1aの発生電圧V1に対してタグ1bの電圧V2はほとんど発生していない、つまり、タグ同士が共振結合していないことが分かる。
これらのことから、タグ1aとタグ1bのインダクタンス部のループ同士はできるだけ重なる方が望ましいことがわかる。したがって、インダクタンス部のループ形状は、正方形、円形又はそれらに近似した形状であることが望ましいといえる。
尚、上述した実施例では、UHF帯のRFIDに関して説明しているが、2.45GHzのRFIDにも適用できることは言うまでもない。
また、リーダライタ側が円偏波の場合を説明してきたが、リーダライタ側が直線偏波と円偏波の間の楕円偏波である場合、2個のタグを90°ではなく、例えば60°で重ねることにより、交差二重タグ側も楕円偏波で動作させることができる。
あるいは、インダクタンス部のループの重なり具合をずらしても楕円偏波で動作させることができる。
また、インダクタンス部のループ形状は、正方形、円形又はそれらに近似した形状であることが望ましいといったが、実施例のようにループ形状が直方形であっても十分に円偏波に近い動作ができるので、それぞれループを持つ2個のタグであれば、本発明の交差二重タグ及びそれを用いたRFIDシステムが適用できることも言うまでもない。
ここで、交差二重タグの実際の使用環境について説明する。
通常は、タグを量産する場合、それぞれのタグに異なるIDが書き込まれる。したがって、本発明のような交差二重タグの構造にすると、リーダライタと近距離で通信させた場合、タグ1aとタグ1bの2つのIDをリーダライタ側で読み取ってしまう。
したがって、リーダライタ側で読みたいタグを例えばタグ1aとし、タグ1bをダミーと考え、リーダライタ内でタグ1bのIDを予め「kill」と指定しておき、タグ1aの情報だけを常に読ませるようにすると良い。
なお、上記の事柄は、工場出荷時点ですべてのタグにそれぞれ異なるIDが書き込まれていることを前提としているが、タグの中には、ICチップ内の領域に後から情報を自由に書き込めるユーザメモリを備えたものも存在する。
このような場合、タグ1aとタグ1bのいずれのユーザエリアにも、同じ情報を書き込んでおけば、リーダライタが近距離でタグ1bを読んでしまった場合でも支障は起きないことになる。
また、図7から明らかなように、リーダライタの円偏波面を逆方向に切り替えれば、タグ1bの通信距離を伸ばし、タグ1aの通信距離を落とすことができる。
このように、リーダライタの円偏波面を順逆両方向に切り替えれば、通信距離が伸びた
状態のタグ1a又はタグ1bのいずれの情報も読み取ることができる。つまり、2つのユーザメモリに異なる情報を書き込んで、それらの異なる情報をリーダライタに読み取らせることができ、ユーザメモリに無駄が無くなる。
以上説明したように、従来ではタグを円偏波にするには2つの直線偏波のタグを交差状態にして90°位相器等の複雑な回路を設けることが必要であったが、本発明の交差二重タグによれば、インダクタンス部のループを有する既存の直線偏波のタグを十字に重ねるだけでリーダライタとの通信距離を伸ばすことができる。
第1の実施の形態における極めて小型のタグ用アンテナの構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態におけるタグ用アンテナの電磁界シミュレータで計算した反射の周波数特性を示す図である。 第1の実施の形態におけるタグ用アンテナの電磁界シミュレータで計算したアンテナゲイン計算値を示す図である。 第1の実施の形態におけるタグ用アンテナの反射特性及びゲイン特性をExcel上で合わせて得られる通信距離特性図である。 第2の実施形態における交差二重タグの構成を示す斜視図とその樹脂保護膜を取り除いた平面図である。 第2の実施形態における交差二重タグの十字形に重ねられた第1のタグ及び第2のタグを保持具に保持して構成する状態を示す図である。 リーダライタ(RW)に対する第2の実施形態における交差二重タグの動作を説明する図である。 第2の実施形態における交差二重タグの動作を電磁界シミュレータで計算するための計算モデルを示す図である。 第2の実施形態における交差二重タグの電磁界シミュレータで計算した電圧とその周期の関係を示す図と周期と位相の関係を示す図である。 試みとして第1のタグと第2のタグの交差部分を密着させず距離h=1mmの空間を空けた場合の電磁界シミュレータで計算した結果を示す図である。 試みとして第1のタグのインダクタンス部のループと第2のタグのインダクタンス部のループの重ね合わせを完全に外して交差させた場合の電磁界シミュレータで計算した結果を示す図である。
符号の説明
1(1a、1b) タグ(直線偏波タグ)
2 ダイポールアンテナ
3 給電部(チップ搭載部)
4(4a、4b) インダクタンス部
5 ICチップ
6 ダイポール部
7(7−1、7−7、7−3、7−4) 曲げ部
8 樹脂
10 交差二重タグ
11 保持具
12 十字の溝
15、16 交差二重タグ

Claims (9)

  1. 同一平面内に導体により形成されたダイポールアンテナと、該ダイポールアンテナの中心においてICチップを接続された給電部と、前記ダイポールアンテナの双極の中間に形成され前記給電部に対し前記ダイポールアンテナの双極と並列に接続されたループ形状のインダクタンス部と、をそれぞれ有する第1及び第2のタグから成り、且つそれぞれの前記インダクタンス部のループ形状が重なるように前記第1及び第2のタグが交差されて成る、ことを特徴とする交差二重タグ。
  2. 前記インダクタンス部は、それぞれ正方形、円形、又はそれらに近似のループ形状に形成された、ことを特徴とする請求項1記載の交差二重タグ。
  3. 前記第1及び第2のタグは、前記インダクタンス部のループ形状が可及的に広い範囲で重なり合うように交差され、且つ相互に可及的に隙間無く重ねられて構成される、ことを特徴とする請求項1又は2記載の交差二重タグ。
  4. 前記第1及び第2のタグは、交差角度90°で円偏波を発生する、ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の交差二重タグ。
  5. 前記第1及び第2のタグが交差された形状に応じた窪みを有する保持部材を備え、該保持部材の前記窪みにより、前記第1及び第2のタグは交差された形状で前記保持部材に保持される、ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の交差二重タグ。
  6. 同一平面内に導体により形成されたダイポールアンテナと、該ダイポールアンテナの中心においてICチップを接続された給電部と、前記ダイポールアンテナの双極の中間に形成され前記給電部に対し前記ダイポールアンテナの双極と並列に接続されたループ形状のインダクタンス部と、をそれぞれ有する第1及び第2のタグから成り、それぞれの前記インダクタンス部のループ形状が重なるように前記第1及び第2のタグが交差されて成る交差二重タグと、
    前記第1のタグの情報、又は前記第2のタグの情報を読み出すために円偏波無線信号を発信するリーダライタと、
    から成ることを特徴とするRFID(radio frequency identification)システム。
  7. 前記リーダライタは、前記第1のタグを読み出しタグとして設定され、前記第2のタグを非読み出しタグとして設定され、前記第1のタグの情報だけを常に読み出す、ことを特徴とする請求項5記載のRFID(radio frequency identification)システム。
  8. 前記第1及び第2のタグは、それぞれ同一の情報が書き込まれたユーザメモリ領域を備え、
    前記リーダライタは、前記円偏波無線信号の円偏波面を正逆いずれかの方向に切り替えて、該切り替えられた円偏波に対しより強く応答する前記第1又は第2のタグから前記ユーザメモリ領域の情報を読み取る、
    ことを特徴とする請求項5記載のRFID(radio frequency identification)システム。
  9. 前記第1及び第2のタグは、それぞれ互いに異なる情報が書き込まれたユーザメモリ領域を備え、
    前記リーダライタは、前記円偏波無線信号の円偏波面を正逆両方向に順次切替え、該切り替えに応じて円偏波に対しより強く応答する前記第1又は第2のタグから前記ユーザメモリ領域の情報を読み取ることにより、前記第1及び第2のタグのいずれからも前記ユー
    ザメモリ領域の情報を読み取る、ことを特徴とする請求項5記載のRFID(radio frequency identification)システム。
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