JP2003249871A - 無線通信システム - Google Patents
無線通信システムInfo
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- 230000010287 polarization Effects 0.000 claims description 114
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 72
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 46
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 abstract description 42
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 abstract description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 25
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 9
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 5
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 102100032704 Keratin, type I cytoskeletal 24 Human genes 0.000 description 1
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Near-Field Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 質問器アンテナおよび応答器の設置が容易で
あり、質問器アンテナからの質問信号を応答器によって
高い受信感度で受信することができる無線通信システム
を提供する。 【解決手段】 無線タグ33は、予め定める左旋円偏波
指向方向に左旋円偏波の信号を送受信可能であり、左旋
円偏波指向方向とは反対の右旋円偏波指向方向に右旋円
偏波の信号を送受信可能であり、左旋円偏波指向方向お
よび右旋円偏波指向方向と交差する直線偏波指向方向に
直線偏波の信号を送受信可能である。このように無線タ
グ33は、信号の送受信に関する指向性が低く、しかも
円偏波の信号を送受信可能であるので、質問器アンテナ
32と無線タグ33との配置の自由度が高く、多数の配
置状態で、無線タグが高い受信感度で変調質問信号を受
信することができる。
あり、質問器アンテナからの質問信号を応答器によって
高い受信感度で受信することができる無線通信システム
を提供する。 【解決手段】 無線タグ33は、予め定める左旋円偏波
指向方向に左旋円偏波の信号を送受信可能であり、左旋
円偏波指向方向とは反対の右旋円偏波指向方向に右旋円
偏波の信号を送受信可能であり、左旋円偏波指向方向お
よび右旋円偏波指向方向と交差する直線偏波指向方向に
直線偏波の信号を送受信可能である。このように無線タ
グ33は、信号の送受信に関する指向性が低く、しかも
円偏波の信号を送受信可能であるので、質問器アンテナ
32と無線タグ33との配置の自由度が高く、多数の配
置状態で、無線タグが高い受信感度で変調質問信号を受
信することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、質問器と応答器と
の間で通信を行う無線通信システムに関する。
の間で通信を行う無線通信システムに関する。
【0002】本発明において、「円偏波の信号を受信す
る」は、円偏波の信号を円偏波の信号として受信するこ
とを意味する。
る」は、円偏波の信号を円偏波の信号として受信するこ
とを意味する。
【0003】
【従来の技術】無線通信システムの1つに、読込みおよ
び書込み機能を有し、質問器と、質問器に接続される質
問器アンテナと、質問器アンテナから送信される電波の
信号を受信して予め定める処理を行う応答器である無線
タグとを備える移動体識別(RFID)システムがあ
る。マイクロ波を使用するRFIDシステムにおいて
は、従来、バッテリを内蔵した無線タグが利用されてき
たが、近年、質問器アンテナから送信される電波を検波
し、電波から得られる電力を駆動電力とするバッテリレ
ス無線タグが利用されている。RFIDシステムは、フ
ァクトリオートメーション、オフィスオートメーション
および物流など多くの分野で様々な活用が検討されてい
る。
び書込み機能を有し、質問器と、質問器に接続される質
問器アンテナと、質問器アンテナから送信される電波の
信号を受信して予め定める処理を行う応答器である無線
タグとを備える移動体識別(RFID)システムがあ
る。マイクロ波を使用するRFIDシステムにおいて
は、従来、バッテリを内蔵した無線タグが利用されてき
たが、近年、質問器アンテナから送信される電波を検波
し、電波から得られる電力を駆動電力とするバッテリレ
ス無線タグが利用されている。RFIDシステムは、フ
ァクトリオートメーション、オフィスオートメーション
および物流など多くの分野で様々な活用が検討されてい
る。
【0004】図11は、第1の従来の技術の無線通信シ
ステム10を示す図である。この従来の技術の無線通信
システム10は、RFIDシステムであって、質問器1
と、質問器1に接続される質問器アンテナ2と、無線タ
グ3とを含む。この無線通信システム10は、質問器1
で無線タグ3に対する質問を生成し、質問器アンテナ2
でその質問を表す直線偏波の質問信号および円偏波の質
問信号のいずれか一方を送信し、無線タグ3でその質問
信号を受信し、質問に対する回答を生成して、その回答
を表す直線偏波の応答信号を送信し、質問器アンテナ2
でその応答信号を受信することができるように構成され
ている。
ステム10を示す図である。この従来の技術の無線通信
システム10は、RFIDシステムであって、質問器1
と、質問器1に接続される質問器アンテナ2と、無線タ
グ3とを含む。この無線通信システム10は、質問器1
で無線タグ3に対する質問を生成し、質問器アンテナ2
でその質問を表す直線偏波の質問信号および円偏波の質
問信号のいずれか一方を送信し、無線タグ3でその質問
信号を受信し、質問に対する回答を生成して、その回答
を表す直線偏波の応答信号を送信し、質問器アンテナ2
でその応答信号を受信することができるように構成され
ている。
【0005】図12は、前記第1の従来の技術の無線通
信システム10に用いられる無線タグ3を示す図であ
り、図12(1)は無線タグ3の正面図であり、図12
(2)は無線タグ3の図12(1)の右側から見た側面
図である。無線タグ3は、平板状の誘電体基板6と、誘
電体基板6上に設けられるダイポールアンテナ7と、ダ
イポールアンテナ7に接続される処理回路8とを含む。
この無線タグ3は、ダイポールアンテナ7で到来する電
波の信号を直線偏波の信号として受信し、受信した信号
を処理回路8で処理し、処理した信号をダイポールアン
テナ7で送信することができるように構成されている。
信システム10に用いられる無線タグ3を示す図であ
り、図12(1)は無線タグ3の正面図であり、図12
(2)は無線タグ3の図12(1)の右側から見た側面
図である。無線タグ3は、平板状の誘電体基板6と、誘
電体基板6上に設けられるダイポールアンテナ7と、ダ
イポールアンテナ7に接続される処理回路8とを含む。
この無線タグ3は、ダイポールアンテナ7で到来する電
波の信号を直線偏波の信号として受信し、受信した信号
を処理回路8で処理し、処理した信号をダイポールアン
テナ7で送信することができるように構成されている。
【0006】図13は、第2の従来の技術の無線通信シ
ステム20を示す図である。この従来の技術の無線通信
システム20は、前記第1の従来の技術を応用したRF
IDシステムであって、第1質問器11aと、第2質問
器11bと、第1質問器11aに接続される第1質問器
アンテナ12aと、第2質問器11bに接続される第2
質問器アンテナ12bと、無線タグ13とを含む。この
無線通信システム20は、第1質問器アンテナ12aの
送信指向方向に第2質問器アンテナ12bが配置され、
第2質問器アンテナ12bの送信指向方向に第1質問器
アンテナ12aが配置され、第1質問器アンテナ12a
および第2質問器アンテナ12bの間に無線タグ13が
配置される。
ステム20を示す図である。この従来の技術の無線通信
システム20は、前記第1の従来の技術を応用したRF
IDシステムであって、第1質問器11aと、第2質問
器11bと、第1質問器11aに接続される第1質問器
アンテナ12aと、第2質問器11bに接続される第2
質問器アンテナ12bと、無線タグ13とを含む。この
無線通信システム20は、第1質問器アンテナ12aの
送信指向方向に第2質問器アンテナ12bが配置され、
第2質問器アンテナ12bの送信指向方向に第1質問器
アンテナ12aが配置され、第1質問器アンテナ12a
および第2質問器アンテナ12bの間に無線タグ13が
配置される。
【0007】この無線通信システム20は、第1質問器
11aおよび第2質問器11bで無線タグ13に対する
質問を生成し、第1質問器アンテナ12aおよび第2質
問器アンテナ12bでその質問を表す直線偏波の質問信
号を送信し、無線タグ13でその質問信号を受信し、質
問に対する回答を生成して、その回答を表す直線偏波の
応答信号を送信し、第1質問器アンテナ12aおよび第
2質問器アンテナ12bでその応答信号を受信すること
ができるように構成されている。
11aおよび第2質問器11bで無線タグ13に対する
質問を生成し、第1質問器アンテナ12aおよび第2質
問器アンテナ12bでその質問を表す直線偏波の質問信
号を送信し、無線タグ13でその質問信号を受信し、質
問に対する回答を生成して、その回答を表す直線偏波の
応答信号を送信し、第1質問器アンテナ12aおよび第
2質問器アンテナ12bでその応答信号を受信すること
ができるように構成されている。
【0008】図14は、第3の従来の技術の無線通信シ
ステム15を示す図である。無線通信システム15は、
図11に示す無線通信システム10と類似しており、無
線タグ3に代えて、円偏波の信号を送受信可能な無線タ
グ16が設けられるとともに、質問器17に接続される
質問器アンテナ18が円偏波の質問信号を送信する。無
線タグ16および質問器アンテナ18は、利得を高くす
るために、一方の面側にだけ送受信できるように構成さ
れている。このような無線タグ16を用いて、質問器1
7との間で、円偏波の信号を用いて通信することができ
るように構成されている。
ステム15を示す図である。無線通信システム15は、
図11に示す無線通信システム10と類似しており、無
線タグ3に代えて、円偏波の信号を送受信可能な無線タ
グ16が設けられるとともに、質問器17に接続される
質問器アンテナ18が円偏波の質問信号を送信する。無
線タグ16および質問器アンテナ18は、利得を高くす
るために、一方の面側にだけ送受信できるように構成さ
れている。このような無線タグ16を用いて、質問器1
7との間で、円偏波の信号を用いて通信することができ
るように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図11に示される第1
の従来の技術では、質問器アンテナ2から送信された質
問信号を、図12に示すような無線タグ3のダイポール
アンテナ7で、直線偏波の信号として受信する。そのた
め、質問器アンテナ2が円偏波の質問信号を送信する場
合、無線タグ3に達した質問信号は、3dB低下したレ
ベルでしか無線タグ3に受信されない。また質問器アン
テナ2が直線偏波の質問信号を送信する場合、質問信号
の偏波面とダイポールアンテナ7の長さ方向と平行な偏
波面とを完全に一致させなければ、無線タグ3の受信感
度が極端に低下するので、質問器アンテナ2に対して、
高い受信感度を確保することができる位置に、無線タグ
3を設置することが難しいという問題がある。
の従来の技術では、質問器アンテナ2から送信された質
問信号を、図12に示すような無線タグ3のダイポール
アンテナ7で、直線偏波の信号として受信する。そのた
め、質問器アンテナ2が円偏波の質問信号を送信する場
合、無線タグ3に達した質問信号は、3dB低下したレ
ベルでしか無線タグ3に受信されない。また質問器アン
テナ2が直線偏波の質問信号を送信する場合、質問信号
の偏波面とダイポールアンテナ7の長さ方向と平行な偏
波面とを完全に一致させなければ、無線タグ3の受信感
度が極端に低下するので、質問器アンテナ2に対して、
高い受信感度を確保することができる位置に、無線タグ
3を設置することが難しいという問題がある。
【0010】図13に示される第2の従来の技術では、
無線タグ13が2つの質問器アンテナ12a,12bか
らの質問信号を受信することができ、無線タグ13で質
問信号を受けやすくなるけれども、第1質問器アンテナ
12aが、無線タグ13からの応答信号とともに、第2
質問器アンテナ12bから送信された質問信号を受信
し、第2質問器アンテナ12bが、無線タグ13からの
応答信号とともに、第1質問器アンテナ12aから送信
された質問信号を受信してしまうという問題がある。
無線タグ13が2つの質問器アンテナ12a,12bか
らの質問信号を受信することができ、無線タグ13で質
問信号を受けやすくなるけれども、第1質問器アンテナ
12aが、無線タグ13からの応答信号とともに、第2
質問器アンテナ12bから送信された質問信号を受信
し、第2質問器アンテナ12bが、無線タグ13からの
応答信号とともに、第1質問器アンテナ12aから送信
された質問信号を受信してしまうという問題がある。
【0011】図14に示される第3の従来の技術では、
無線タグ16が円偏波の信号を受信することができるの
で、無線タグ16は、質問器アンテナ18と対向してい
れば、高い受信感度を得ることができ、第1の従来の技
術の問題を解決することはできるが、無線タグ16およ
び質問器アンテナ18は、一方の面側でしか送受信でき
ない構成、すなわち指向性が高い構成であり、無線タグ
16および質問器アンテナ18の向きがわずかにでもず
れると、無線タグ16における受信感度が極端に低下す
る。
無線タグ16が円偏波の信号を受信することができるの
で、無線タグ16は、質問器アンテナ18と対向してい
れば、高い受信感度を得ることができ、第1の従来の技
術の問題を解決することはできるが、無線タグ16およ
び質問器アンテナ18は、一方の面側でしか送受信でき
ない構成、すなわち指向性が高い構成であり、無線タグ
16および質問器アンテナ18の向きがわずかにでもず
れると、無線タグ16における受信感度が極端に低下す
る。
【0012】本発明の目的は、質問器アンテナおよび応
答器の設置が容易であり、質問器アンテナからの質問信
号を、応答器によって高い受信感度で受信することがで
きる無線通信システムを提供することである。
答器の設置が容易であり、質問器アンテナからの質問信
号を、応答器によって高い受信感度で受信することがで
きる無線通信システムを提供することである。
【0013】また本発明の他の目的は、複数の質問器ア
ンテナを用いても、各質問器アンテナが、他の質問器ア
ンテナからの質問信号の電波干渉による影響を受けるこ
となく、応答信号を受信することができる無線通信シス
テムを提供することである。
ンテナを用いても、各質問器アンテナが、他の質問器ア
ンテナからの質問信号の電波干渉による影響を受けるこ
となく、応答信号を受信することができる無線通信シス
テムを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め定める質
問を生成する質問器と、質問器に接続され、質問を表す
円偏波の質問信号を送信可能な質問器アンテナと、予め
定める左旋円偏波指向方向に左旋円偏波の信号を送受信
可能であり、左旋円偏波指向方向とは反対の右旋円偏波
指向方向に右旋円偏波の信号を送受信可能であり、左旋
円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向と交差する直
線偏波指向方向に直線偏波の信号を送受信可能であり、
質問信号を受信して質問の回答を表す円偏波の応答信号
を送信可能であり、質問器との間で通信する応答器とを
含むことを特徴とする無線通信システムである。
問を生成する質問器と、質問器に接続され、質問を表す
円偏波の質問信号を送信可能な質問器アンテナと、予め
定める左旋円偏波指向方向に左旋円偏波の信号を送受信
可能であり、左旋円偏波指向方向とは反対の右旋円偏波
指向方向に右旋円偏波の信号を送受信可能であり、左旋
円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向と交差する直
線偏波指向方向に直線偏波の信号を送受信可能であり、
質問信号を受信して質問の回答を表す円偏波の応答信号
を送信可能であり、質問器との間で通信する応答器とを
含むことを特徴とする無線通信システムである。
【0015】本発明に従えば、応答器は、相互に反対方
向となる左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向
に、円偏波の信号を送受信することができるとともに、
これらの方向と交差する直線偏波指向方向に、直線偏波
の信号を送受信することができる。このように応答器
は、円偏波の信号を送受信可能であるので、質問器アン
テナと応答器との配置の自由度が高く、多数の配置状態
で、応答器が高い受信感度で質問信号を受信することが
できる。
向となる左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向
に、円偏波の信号を送受信することができるとともに、
これらの方向と交差する直線偏波指向方向に、直線偏波
の信号を送受信することができる。このように応答器
は、円偏波の信号を送受信可能であるので、質問器アン
テナと応答器との配置の自由度が高く、多数の配置状態
で、応答器が高い受信感度で質問信号を受信することが
できる。
【0016】また本発明は、質問器アンテナは、応答器
に対して左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向
のいずれか一方に配置され、質問器に接続され、応答器
に対して直線偏波指向方向に配置され、質問を表す円偏
波の質問信号および直線偏波の質問信号の少なくともい
ずれか一方を、応答器に向けて送信する補助質問器アン
テナを有することを特徴とする。
に対して左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向
のいずれか一方に配置され、質問器に接続され、応答器
に対して直線偏波指向方向に配置され、質問を表す円偏
波の質問信号および直線偏波の質問信号の少なくともい
ずれか一方を、応答器に向けて送信する補助質問器アン
テナを有することを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、応答器に対して、左旋円
偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか一方
に質問器アンテナが配置され、さらに直線偏波指向方向
に補助質問器アンテナが配置されるので、応答器は、よ
り確実に、すなわちより高い受信感度で、質問信号を受
信することができる。また質問器との間で通信可能な応
答器の配置範囲を拡大することができる。
偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか一方
に質問器アンテナが配置され、さらに直線偏波指向方向
に補助質問器アンテナが配置されるので、応答器は、よ
り確実に、すなわちより高い受信感度で、質問信号を受
信することができる。また質問器との間で通信可能な応
答器の配置範囲を拡大することができる。
【0018】また本発明は、左旋円偏波の信号を送受信
することができ、左旋円偏波の質問信号を送信する左旋
質問器アンテナと、右旋円偏波の信号を送受信すること
ができ、右旋円偏波の質問信号を送信する右旋質問器ア
ンテナとの2つの質問器アンテナを有し、各質問器アン
テナは、1つの質問器に共通に接続され、左旋質問器ア
ンテナの送信指向方向および右旋質問器アンテナの送信
指向方向に応答器が配置されるように設けられ、応答器
は、その左旋円偏波指向方向を左旋質問器アンテナに向
け、右旋円偏波指向方向を右旋質問器アンテナに向け
て、各質問器アンテナ間に配置されることを特徴とす
る。
することができ、左旋円偏波の質問信号を送信する左旋
質問器アンテナと、右旋円偏波の信号を送受信すること
ができ、右旋円偏波の質問信号を送信する右旋質問器ア
ンテナとの2つの質問器アンテナを有し、各質問器アン
テナは、1つの質問器に共通に接続され、左旋質問器ア
ンテナの送信指向方向および右旋質問器アンテナの送信
指向方向に応答器が配置されるように設けられ、応答器
は、その左旋円偏波指向方向を左旋質問器アンテナに向
け、右旋円偏波指向方向を右旋質問器アンテナに向け
て、各質問器アンテナ間に配置されることを特徴とす
る。
【0019】本発明に従えば、左旋質問器アンテナの送
信指向方向および右旋質問器アンテナの送信指向方向に
応答器が配置される。応答器は、その左旋円偏波指向方
向を左旋質問器アンテナに向け、右旋円偏波指向方向を
右旋質問器アンテナに向けて、各質問器アンテナ間に配
置される。
信指向方向および右旋質問器アンテナの送信指向方向に
応答器が配置される。応答器は、その左旋円偏波指向方
向を左旋質問器アンテナに向け、右旋円偏波指向方向を
右旋質問器アンテナに向けて、各質問器アンテナ間に配
置される。
【0020】これによって、応答器は、左旋質問器アン
テナおよび右旋質問器アンテナからの質問信号を高い受
信感度で受信することができ、かつ左旋質問器アンテナ
および右旋質問器アンテナは、応答器からの応答信号を
高い受信感度で受信することができる。
テナおよび右旋質問器アンテナからの質問信号を高い受
信感度で受信することができ、かつ左旋質問器アンテナ
および右旋質問器アンテナは、応答器からの応答信号を
高い受信感度で受信することができる。
【0021】左旋質問器アンテナは、左旋円偏波の信号
を送受信するアンテナであって、右旋円偏波の信号は受
信することができない。右旋質問器アンテナは、右旋円
偏波の信号を送受信するアンテナであって、左旋円偏波
の信号は受信することができない。
を送受信するアンテナであって、右旋円偏波の信号は受
信することができない。右旋質問器アンテナは、右旋円
偏波の信号を送受信するアンテナであって、左旋円偏波
の信号は受信することができない。
【0022】左旋質問器アンテナから送信された左旋円
偏波の質問信号の一部は、右旋質問器アンテナに達する
が、右旋質問器アンテナは、その左旋円偏波の質問信号
を受信することができないので、両質問器アンテナ間の
電波干渉はなく、応答器からの応答信号と左旋質問器ア
ンテナからの質問信号とが到達しても、質問信号の影響
を受けることなく、応答信号を受信することができる。
右旋質問器アンテナから送信された右旋円偏波の質問信
号の一部は、左旋質問器アンテナに達するが、左旋質問
器アンテナは、その右旋円偏波の質問信号を受信するこ
とができないので、両質問器アンテナ間の電波干渉はな
く、応答器からの応答信号と右旋質問器アンテナからの
質問信号とが到達しても、質問信号の影響を受けること
なく、応答信号を受信することができる。
偏波の質問信号の一部は、右旋質問器アンテナに達する
が、右旋質問器アンテナは、その左旋円偏波の質問信号
を受信することができないので、両質問器アンテナ間の
電波干渉はなく、応答器からの応答信号と左旋質問器ア
ンテナからの質問信号とが到達しても、質問信号の影響
を受けることなく、応答信号を受信することができる。
右旋質問器アンテナから送信された右旋円偏波の質問信
号の一部は、左旋質問器アンテナに達するが、左旋質問
器アンテナは、その右旋円偏波の質問信号を受信するこ
とができないので、両質問器アンテナ間の電波干渉はな
く、応答器からの応答信号と右旋質問器アンテナからの
質問信号とが到達しても、質問信号の影響を受けること
なく、応答信号を受信することができる。
【0023】また各質問器アンテナは、1つの質問器に
共通に接続されるので、各質問器アンテナからの同一周
波数の質問信号の送信が容易となる。またシステムの構
成が簡素化され、制御が容易となる。
共通に接続されるので、各質問器アンテナからの同一周
波数の質問信号の送信が容易となる。またシステムの構
成が簡素化され、制御が容易となる。
【0024】また本発明は、質問器に接続され、応答器
に対して直線偏波指向方向に配置され、質問を表す円偏
波の質問信号および直線偏波の質問信号の少なくともい
ずれか一方を、応答器に向けて送信する補助質問器アン
テナを有することを特徴とする。
に対して直線偏波指向方向に配置され、質問を表す円偏
波の質問信号および直線偏波の質問信号の少なくともい
ずれか一方を、応答器に向けて送信する補助質問器アン
テナを有することを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、応答器に対して、左旋円
偏波指向方向に左旋質問器アンテナが配置され、右旋円
偏波指向方向に右旋質問器アンテナが配置され、さらに
直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが配置されるの
で、応答器は、より確実に、すなわちより高い受信感度
で質問信号を受信することができる。また質問器との間
で通信可能な応答器の配置範囲を拡大することができ
る。
偏波指向方向に左旋質問器アンテナが配置され、右旋円
偏波指向方向に右旋質問器アンテナが配置され、さらに
直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが配置されるの
で、応答器は、より確実に、すなわちより高い受信感度
で質問信号を受信することができる。また質問器との間
で通信可能な応答器の配置範囲を拡大することができ
る。
【0026】また本発明は、左旋質問器および右旋質問
器の2つの質問器を有し、さらに左旋円偏波の信号を送
受信することができ、左旋円偏波の質問信号を送信する
左旋質問器アンテナと、右旋円偏波の信号を送受信する
ことができ、右旋円偏波の質問信号を送信する右旋質問
器アンテナとの2つの質問器アンテナを有し、左旋質問
器アンテナは、左旋質問器に接続され、右旋質問器アン
テナは、右旋質問器に接続され、各質問器アンテナは、
左旋質問器アンテナの送信指向方向および右旋質問器ア
ンテナの送信指向方向に応答器が配置されるように設け
られ、応答器は、その左旋円偏波指向方向を左旋質問器
アンテナに向け、右旋円偏波指向方向を右旋質問器アン
テナに向けて、各質問器アンテナの間に設けられること
を特徴とする。
器の2つの質問器を有し、さらに左旋円偏波の信号を送
受信することができ、左旋円偏波の質問信号を送信する
左旋質問器アンテナと、右旋円偏波の信号を送受信する
ことができ、右旋円偏波の質問信号を送信する右旋質問
器アンテナとの2つの質問器アンテナを有し、左旋質問
器アンテナは、左旋質問器に接続され、右旋質問器アン
テナは、右旋質問器に接続され、各質問器アンテナは、
左旋質問器アンテナの送信指向方向および右旋質問器ア
ンテナの送信指向方向に応答器が配置されるように設け
られ、応答器は、その左旋円偏波指向方向を左旋質問器
アンテナに向け、右旋円偏波指向方向を右旋質問器アン
テナに向けて、各質問器アンテナの間に設けられること
を特徴とする。
【0027】本発明に従えば、左旋質問器アンテナの送
信指向方向および右旋質問器アンテナの送信指向方向に
応答器が配置される。応答器は、その左旋円偏波指向方
向を左旋質問器アンテナに向け、右旋円偏波指向方向を
右旋質問器アンテナに向けて、各質問器アンテナ間に配
置される。
信指向方向および右旋質問器アンテナの送信指向方向に
応答器が配置される。応答器は、その左旋円偏波指向方
向を左旋質問器アンテナに向け、右旋円偏波指向方向を
右旋質問器アンテナに向けて、各質問器アンテナ間に配
置される。
【0028】これによって、応答器は、左旋質問器アン
テナおよび右旋質問器アンテナからの質問信号を高い受
信感度で受信することができ、かつ左旋質問器アンテナ
および右旋質問器アンテナは、応答器からの応答信号を
高い受信感度で受信することができる。
テナおよび右旋質問器アンテナからの質問信号を高い受
信感度で受信することができ、かつ左旋質問器アンテナ
および右旋質問器アンテナは、応答器からの応答信号を
高い受信感度で受信することができる。
【0029】左旋質問器アンテナは、左旋円偏波の信号
を送受信するアンテナであって、右旋円偏波の信号は受
信することができない。右旋質問器アンテナは、右旋円
偏波の信号を送受信するアンテナであって、左旋円偏波
の信号は受信することができない。
を送受信するアンテナであって、右旋円偏波の信号は受
信することができない。右旋質問器アンテナは、右旋円
偏波の信号を送受信するアンテナであって、左旋円偏波
の信号は受信することができない。
【0030】左旋質問器アンテナから送信された左旋円
偏波の質問信号の一部は、右旋質問器アンテナに達する
が、右旋質問器アンテナは、その左旋円偏波の質問信号
を受信することができないので、両質問器アンテナ間の
電波干渉はなく、応答器からの応答信号と左旋質問器ア
ンテナからの質問信号とが到達しても、質問信号の影響
を受けることなく、応答信号を受信することができる。
右旋質問器アンテナから送信された右旋円偏波の質問信
号の一部は、左旋質問器アンテナに達するが、左旋質問
器アンテナは、その右旋円偏波の質問信号を受信するこ
とができないので、両質問器アンテナ間の電波干渉はな
く、応答器からの応答信号と右旋質問器アンテナからの
質問信号とが到達しても、質問信号の影響を受けること
なく、応答信号を受信することができる。
偏波の質問信号の一部は、右旋質問器アンテナに達する
が、右旋質問器アンテナは、その左旋円偏波の質問信号
を受信することができないので、両質問器アンテナ間の
電波干渉はなく、応答器からの応答信号と左旋質問器ア
ンテナからの質問信号とが到達しても、質問信号の影響
を受けることなく、応答信号を受信することができる。
右旋質問器アンテナから送信された右旋円偏波の質問信
号の一部は、左旋質問器アンテナに達するが、左旋質問
器アンテナは、その右旋円偏波の質問信号を受信するこ
とができないので、両質問器アンテナ間の電波干渉はな
く、応答器からの応答信号と右旋質問器アンテナからの
質問信号とが到達しても、質問信号の影響を受けること
なく、応答信号を受信することができる。
【0031】また左旋質問器アンテナは、左旋質問器に
接続され、右旋質問器アンテナは、右旋質問器に接続さ
れるので、いずれか一方の質問器が故障しても、他方の
質問器で質問を生成し、その他方の質問器に接続された
質問器アンテナから質問信号を送信することができる。
接続され、右旋質問器アンテナは、右旋質問器に接続さ
れるので、いずれか一方の質問器が故障しても、他方の
質問器で質問を生成し、その他方の質問器に接続された
質問器アンテナから質問信号を送信することができる。
【0032】また本発明は、各質問器のいずれか一方に
接続され、応答器に対して直線偏波指向方向に配置さ
れ、質問を表す円偏波の質問信号および直線偏波の質問
信号の少なくともいずれか一方を、応答器に向けて送信
する補助質問器アンテナを有することを特徴とする。
接続され、応答器に対して直線偏波指向方向に配置さ
れ、質問を表す円偏波の質問信号および直線偏波の質問
信号の少なくともいずれか一方を、応答器に向けて送信
する補助質問器アンテナを有することを特徴とする。
【0033】本発明に従えば、応答器に対して、左旋円
偏波指向方向に左旋質問器アンテナが配置され、右旋円
偏波指向方向に右旋質問器アンテナが配置され、さらに
直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが配置されるの
で、応答器は、より確実に、すなわちより高い受信感度
で質問信号を受信することができる。また各質問器の少
なくともいずれか一方との間で通信可能な応答器の配置
範囲を拡大することができる。
偏波指向方向に左旋質問器アンテナが配置され、右旋円
偏波指向方向に右旋質問器アンテナが配置され、さらに
直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが配置されるの
で、応答器は、より確実に、すなわちより高い受信感度
で質問信号を受信することができる。また各質問器の少
なくともいずれか一方との間で通信可能な応答器の配置
範囲を拡大することができる。
【0034】また本発明は、補助質問器を有し、補助質
問器に接続され、応答器に対して直線偏波指向方向に配
置され、質問を表す円偏波の質問信号および直線偏波の
質問信号の少なくともいずれか一方を、応答器に向けて
送信する補助質問器アンテナを有することを特徴とす
る。
問器に接続され、応答器に対して直線偏波指向方向に配
置され、質問を表す円偏波の質問信号および直線偏波の
質問信号の少なくともいずれか一方を、応答器に向けて
送信する補助質問器アンテナを有することを特徴とす
る。
【0035】本発明に従えば、応答器に対して、左旋円
偏波指向方向に左旋質問器アンテナが配置され、右旋円
偏波指向方向に右旋質問器アンテナが配置され、さらに
直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが配置されるの
で、応答器は、より確実に、すなわちより高い受信感度
で質問信号を受信することができる。また各質問器およ
び補助質問器の少なくともいずれか1つとの間で通信可
能な応答器の配置範囲を拡大することができる。
偏波指向方向に左旋質問器アンテナが配置され、右旋円
偏波指向方向に右旋質問器アンテナが配置され、さらに
直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが配置されるの
で、応答器は、より確実に、すなわちより高い受信感度
で質問信号を受信することができる。また各質問器およ
び補助質問器の少なくともいずれか1つとの間で通信可
能な応答器の配置範囲を拡大することができる。
【0036】また本発明は、左旋円偏波の質問信号を送
信する左旋質問器アンテナと、右旋円偏波の質問信号を
送信する右旋質問器アンテナとの2つの質問器アンテナ
とを有し、各質問器アンテナは、1つの質問器に共通に
接続され、相互に同一の送信指向方向に質問信号を送信
可能に設けられ、応答器は、各質問器アンテナに対して
送信指向方向に設けられることを特徴とする。
信する左旋質問器アンテナと、右旋円偏波の質問信号を
送信する右旋質問器アンテナとの2つの質問器アンテナ
とを有し、各質問器アンテナは、1つの質問器に共通に
接続され、相互に同一の送信指向方向に質問信号を送信
可能に設けられ、応答器は、各質問器アンテナに対して
送信指向方向に設けられることを特徴とする。
【0037】本発明に従えば、左旋質問器アンテナおよ
び右旋質問器アンテナは、相互に同一の送信指向方向に
質問信号を送信可能に設けられ、応答器は、各質問器ア
ンテナに対して送信指向方向に設けられる。これによっ
て、応答器は、一方向から左旋円偏波の質問信号および
右旋円偏波の質問信号を受けることができる。
び右旋質問器アンテナは、相互に同一の送信指向方向に
質問信号を送信可能に設けられ、応答器は、各質問器ア
ンテナに対して送信指向方向に設けられる。これによっ
て、応答器は、一方向から左旋円偏波の質問信号および
右旋円偏波の質問信号を受けることができる。
【0038】したがって、応答器は、その左旋円偏波指
向方向、右旋円偏波指向方向および直線偏波指向方向の
いずれの送受信方向を各質問器アンテナに向けて配置さ
れても質問信号を受信することができる。
向方向、右旋円偏波指向方向および直線偏波指向方向の
いずれの送受信方向を各質問器アンテナに向けて配置さ
れても質問信号を受信することができる。
【0039】また各質問器アンテナは、1つの質問器に
共通に接続されるので、各質問器アンテナからの同一周
波数の質問信号の送信が容易となる。またシステムの構
成が簡素化され、制御が容易となる。
共通に接続されるので、各質問器アンテナからの同一周
波数の質問信号の送信が容易となる。またシステムの構
成が簡素化され、制御が容易となる。
【0040】また本発明は、各質問器アンテナは、応答
器に対して左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方
向のいずれか一方に配置され、質問器に接続され、応答
器に対して直線偏波指向方向に配置され、質問器で生成
された質問を表す円偏波の質問信号および直線偏波の質
問信号の少なくともいずれか一方を、応答器に向けて送
信する補助質問器アンテナを有することを特徴とする。
器に対して左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方
向のいずれか一方に配置され、質問器に接続され、応答
器に対して直線偏波指向方向に配置され、質問器で生成
された質問を表す円偏波の質問信号および直線偏波の質
問信号の少なくともいずれか一方を、応答器に向けて送
信する補助質問器アンテナを有することを特徴とする。
【0041】本発明に従えば、応答器に対して、左旋円
偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか一方
に左旋質問器アンテナおよび右旋質問器アンテナが配置
され、さらに直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが
配置されるので、応答器は、より確実に、すなわちより
高い受信感度で質問信号を受信することができる。また
質問器との間で通信可能な応答器の配置範囲を拡大する
ことができる。
偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか一方
に左旋質問器アンテナおよび右旋質問器アンテナが配置
され、さらに直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが
配置されるので、応答器は、より確実に、すなわちより
高い受信感度で質問信号を受信することができる。また
質問器との間で通信可能な応答器の配置範囲を拡大する
ことができる。
【0042】また本発明は、左旋質問器および右旋質問
器の2つの質問器を有し、さらに左旋円偏波の質問信号
を送信する左旋質問器アンテナと、右旋円偏波の質問信
号を送信する右旋質問器アンテナとの2つの質問器アン
テナを有し、左旋質問器アンテナは、左旋質問器に接続
され、右旋質問器アンテナは、右旋質問器に接続され、
各質問器アンテナは、相互に同一の送信指向方向に質問
信号を送信可能に設けられ、応答器は、各質問器アンテ
ナに対して送信指向方向に設けられることを特徴とす
る。
器の2つの質問器を有し、さらに左旋円偏波の質問信号
を送信する左旋質問器アンテナと、右旋円偏波の質問信
号を送信する右旋質問器アンテナとの2つの質問器アン
テナを有し、左旋質問器アンテナは、左旋質問器に接続
され、右旋質問器アンテナは、右旋質問器に接続され、
各質問器アンテナは、相互に同一の送信指向方向に質問
信号を送信可能に設けられ、応答器は、各質問器アンテ
ナに対して送信指向方向に設けられることを特徴とす
る。
【0043】本発明に従えば、左旋質問器アンテナおよ
び右旋質問器アンテナは、相互に同一の送信指向方向に
質問信号を送信可能に設けられ、応答器は、各質問器ア
ンテナに対して送信指向方向に設けられる。これによっ
て、応答器は、一方向から左旋円偏波の質問信号および
右旋円偏波の質問信号を受けることができる。
び右旋質問器アンテナは、相互に同一の送信指向方向に
質問信号を送信可能に設けられ、応答器は、各質問器ア
ンテナに対して送信指向方向に設けられる。これによっ
て、応答器は、一方向から左旋円偏波の質問信号および
右旋円偏波の質問信号を受けることができる。
【0044】したがって、応答器は、その左旋円偏波指
向方向、右旋円偏波指向方向および直線偏波指向方向の
いずれの送受信方向を各質問器アンテナに向けて配置さ
れても質問信号を受信することができる。
向方向、右旋円偏波指向方向および直線偏波指向方向の
いずれの送受信方向を各質問器アンテナに向けて配置さ
れても質問信号を受信することができる。
【0045】また左旋質問器アンテナは、左旋質問器に
接続され、右旋質問器アンテナは、右旋質問器に接続さ
れるので、いずれか一方の質問器が故障しても、他方の
質問器で質問を生成し、その他方の質問器に接続された
質問器アンテナから質問信号を送信することができる。
接続され、右旋質問器アンテナは、右旋質問器に接続さ
れるので、いずれか一方の質問器が故障しても、他方の
質問器で質問を生成し、その他方の質問器に接続された
質問器アンテナから質問信号を送信することができる。
【0046】また本発明は、各質問器アンテナは、応答
器に対して左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方
向のいずれか一方に配置され、各質問器のいずれか一方
に接続され、応答器に対して直線偏波指向方向に配置さ
れ、質問を表す円偏波の質問信号および直線偏波の質問
信号の少なくともいずれか一方を、応答器に向けて送信
する補助質問器アンテナを有することを特徴とする。
器に対して左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方
向のいずれか一方に配置され、各質問器のいずれか一方
に接続され、応答器に対して直線偏波指向方向に配置さ
れ、質問を表す円偏波の質問信号および直線偏波の質問
信号の少なくともいずれか一方を、応答器に向けて送信
する補助質問器アンテナを有することを特徴とする。
【0047】本発明に従えば、応答器に対して、左旋円
偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか一方
に左旋質問器アンテナおよび右旋質問器アンテナが配置
され、さらに直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが
配置されるので、応答器は、より確実に、すなわちより
高い受信感度で質問信号を受信することができる。また
各質問器の少なくともいずれか一方との間で通信可能な
応答器の配置範囲を拡大することができる。
偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか一方
に左旋質問器アンテナおよび右旋質問器アンテナが配置
され、さらに直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが
配置されるので、応答器は、より確実に、すなわちより
高い受信感度で質問信号を受信することができる。また
各質問器の少なくともいずれか一方との間で通信可能な
応答器の配置範囲を拡大することができる。
【0048】また本発明は、各質問器アンテナは、応答
器に対して左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方
向のいずれか一方に配置され、補助質問器を有し、補助
質問器に接続され、応答器に対して直線偏波指向方向に
配置され、質問を表す円偏波の質問信号および直線偏波
の質問信号の少なくともいずれか一方を、応答器に向け
て送信する補助質問器アンテナを有することを特徴とす
る。
器に対して左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方
向のいずれか一方に配置され、補助質問器を有し、補助
質問器に接続され、応答器に対して直線偏波指向方向に
配置され、質問を表す円偏波の質問信号および直線偏波
の質問信号の少なくともいずれか一方を、応答器に向け
て送信する補助質問器アンテナを有することを特徴とす
る。
【0049】本発明に従えば、応答器に対して、左旋円
偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか一方
に左旋質問器アンテナおよび右旋質問器アンテナが配置
され、さらに直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが
配置されるので、応答器は、より確実に、すなわちより
高い受信感度で質問信号を受信することができる。また
各質問器および補助質問器の少なくともいずれか1つと
の間で通信可能な応答器の配置範囲を拡大することがで
きる。
偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか一方
に左旋質問器アンテナおよび右旋質問器アンテナが配置
され、さらに直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが
配置されるので、応答器は、より確実に、すなわちより
高い受信感度で質問信号を受信することができる。また
各質問器および補助質問器の少なくともいずれか1つと
の間で通信可能な応答器の配置範囲を拡大することがで
きる。
【0050】また本発明は、応答器は、質問に関連する
関連情報を蓄積するメモリ部を有し、受信した質問信号
が表す質問に対応する回答を、メモリ部に蓄積される関
連情報に基づいて生成し、その回答を表す応答信号を送
信することを特徴とする。
関連情報を蓄積するメモリ部を有し、受信した質問信号
が表す質問に対応する回答を、メモリ部に蓄積される関
連情報に基づいて生成し、その回答を表す応答信号を送
信することを特徴とする。
【0051】本発明に従えば、応答器には、質問に関連
する関連情報を蓄積するメモリ部が設けられる。応答器
は、質問器アンテナから送信された質問信号を受信する
と、その質問信号が表す質問に対応する回答を、メモリ
部に蓄積される関連情報に基づいて生成し、その回答を
表す応答信号を送信する。応答器は、蓄積された関連情
報を読み出すだけで、すぐ応答することができる。
する関連情報を蓄積するメモリ部が設けられる。応答器
は、質問器アンテナから送信された質問信号を受信する
と、その質問信号が表す質問に対応する回答を、メモリ
部に蓄積される関連情報に基づいて生成し、その回答を
表す応答信号を送信する。応答器は、蓄積された関連情
報を読み出すだけで、すぐ応答することができる。
【0052】また本発明は、応答器は、質問に関連する
関連情報を蓄積するメモリ部を有し、受信した質問信号
が表す質問に基づいて、関連情報をメモリ部に蓄積する
ことを特徴とする。
関連情報を蓄積するメモリ部を有し、受信した質問信号
が表す質問に基づいて、関連情報をメモリ部に蓄積する
ことを特徴とする。
【0053】本発明に従えば、応答器には、質問に関連
する関連情報を蓄積するメモリ部が設けられる。応答器
は、質問器アンテナから送信された質問信号を受信する
と、その質問信号が表す質問に基づいて、関連情報をメ
モリ部に蓄積する。このように応答器は、質問に基づい
て関連情報を蓄積することができるので、次回の質問に
対して確実な回答を生成することができる。
する関連情報を蓄積するメモリ部が設けられる。応答器
は、質問器アンテナから送信された質問信号を受信する
と、その質問信号が表す質問に基づいて、関連情報をメ
モリ部に蓄積する。このように応答器は、質問に基づい
て関連情報を蓄積することができるので、次回の質問に
対して確実な回答を生成することができる。
【0054】また本発明は、質問信号を送信する質問器
アンテナとは異なり、応答器から送信される応答信号を
受信する質問器アンテナを含み、応答信号を受信する質
問器アンテナは質問器に接続されていることを特徴とす
る。
アンテナとは異なり、応答器から送信される応答信号を
受信する質問器アンテナを含み、応答信号を受信する質
問器アンテナは質問器に接続されていることを特徴とす
る。
【0055】本発明に従えば、応答器から送信される応
答信号を受信する受信専用の質問器アンテナが設けられ
る。この受信専用の質問器アンテナは、質問信号を送信
しないので、質問器と質問器アンテナとの接続部でイン
ピーダンス不整合によって質問信号が反射して、この反
射した質問信号が、質問器アンテナで受信された応答信
号と合成されて応答信号の復調に悪影響を与えるという
ことがない。したがって、質問器と応答器との間の通信
において、通信精度が向上される。
答信号を受信する受信専用の質問器アンテナが設けられ
る。この受信専用の質問器アンテナは、質問信号を送信
しないので、質問器と質問器アンテナとの接続部でイン
ピーダンス不整合によって質問信号が反射して、この反
射した質問信号が、質問器アンテナで受信された応答信
号と合成されて応答信号の復調に悪影響を与えるという
ことがない。したがって、質問器と応答器との間の通信
において、通信精度が向上される。
【0056】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る無線通信シ
ステムでの通信形態を説明するための図であり、図2は
本発明に係る無線通信システムで用いられる無線タグ3
3の正面図である。無線通信システムは、移動体識別
(RFID)システムであって、ファクトリオートメー
ション、オフィスオートメーションおよび物流などの分
野で用いられる。具体的には、倉庫などでの物品管理、
品物を自動選別するピッキングシステム、郵便配達およ
び宅配などにおいて用いられる。ファクトリオートメー
ションに用いられるRFIDシステムは、たとえば、固
定された質問器と、移動体に関する情報、たとえば移動
体のコード番号を記憶し、移動体に装着される応答器と
を含み、質問器が応答器に対して移動体に関する情報を
送るように命令し、応答器がその命令に従って移動体に
関する情報を送り、質問器がその移動体に関する情報を
受け取ることによって、移動体に関する情報を得ること
ができるシステムである。
ステムでの通信形態を説明するための図であり、図2は
本発明に係る無線通信システムで用いられる無線タグ3
3の正面図である。無線通信システムは、移動体識別
(RFID)システムであって、ファクトリオートメー
ション、オフィスオートメーションおよび物流などの分
野で用いられる。具体的には、倉庫などでの物品管理、
品物を自動選別するピッキングシステム、郵便配達およ
び宅配などにおいて用いられる。ファクトリオートメー
ションに用いられるRFIDシステムは、たとえば、固
定された質問器と、移動体に関する情報、たとえば移動
体のコード番号を記憶し、移動体に装着される応答器と
を含み、質問器が応答器に対して移動体に関する情報を
送るように命令し、応答器がその命令に従って移動体に
関する情報を送り、質問器がその移動体に関する情報を
受け取ることによって、移動体に関する情報を得ること
ができるシステムである。
【0057】本発明に係る無線通信システムは、予め定
める質問を生成する質問器31と、質問器31に接続さ
れ、質問を表す円偏波の質問信号を送信可能な質問器ア
ンテナ32と、質問信号を受信して、質問の回答を表す
円偏波の応答信号を片面および他面をそれぞれ逆偏波で
送信可能であり、質問器31との間で通信する応答器で
ある無線タグ33とを備える。
める質問を生成する質問器31と、質問器31に接続さ
れ、質問を表す円偏波の質問信号を送信可能な質問器ア
ンテナ32と、質問信号を受信して、質問の回答を表す
円偏波の応答信号を片面および他面をそれぞれ逆偏波で
送信可能であり、質問器31との間で通信する応答器で
ある無線タグ33とを備える。
【0058】円偏波は、予め定める旋回軸線まわりに偏
波面が旋回する偏波である。質問器31は、質問を生成
する質問生成部と、搬送波を生成する送信源と、質問を
表す質問信号を搬送波で変調して、変調された質問信号
(以下「変調質問信号」)を生成する変調器と、変調質
問信号と変調された応答信号(以下「変調応答信号」)
とを分離するサーキュレータなどからなる信号分離器
と、変調応答信号を復調する同期検波器などからなる復
調器とを有する。質問器31は、変調質問信号を質問器
アンテナ32に送るとともに、無線タグ33からの変調
応答信号を質問器アンテナ32から受け取って復調器で
復調し、回答を得るように構成されている。
波面が旋回する偏波である。質問器31は、質問を生成
する質問生成部と、搬送波を生成する送信源と、質問を
表す質問信号を搬送波で変調して、変調された質問信号
(以下「変調質問信号」)を生成する変調器と、変調質
問信号と変調された応答信号(以下「変調応答信号」)
とを分離するサーキュレータなどからなる信号分離器
と、変調応答信号を復調する同期検波器などからなる復
調器とを有する。質問器31は、変調質問信号を質問器
アンテナ32に送るとともに、無線タグ33からの変調
応答信号を質問器アンテナ32から受け取って復調器で
復調し、回答を得るように構成されている。
【0059】質問器アンテナ32は、質問器31から変
調質問信号を受け取り、円偏波の変調質問信号を送信す
ることができ、かつ円偏波の変調応答信号を受信し、質
問器31へ変調応答信号を送ることができるように構成
されている。
調質問信号を受け取り、円偏波の変調質問信号を送信す
ることができ、かつ円偏波の変調応答信号を受信し、質
問器31へ変調応答信号を送ることができるように構成
されている。
【0060】無線タグ33は、たとえば平板状の誘電体
基板21と、相互に直交する2つのダイポールアンテナ
22,23と、移相器24と、移相器24を介して2つ
のダイポールアンテナ22,23に接続される処理回路
25とを有する。2つのダイポールアンテナ22,23
と、移相器24と、処理回路25とは、誘電体基板21
の表面に形成される。処理回路25は、質問に関連する
関連情報を蓄積するメモリ部を有し、変調質問信号を復
調して、復調された質問信号とメモリ部に蓄積された関
連情報とに基づいて回答を生成し、その回答を表す応答
信号を変調して変調応答信号を生成する。
基板21と、相互に直交する2つのダイポールアンテナ
22,23と、移相器24と、移相器24を介して2つ
のダイポールアンテナ22,23に接続される処理回路
25とを有する。2つのダイポールアンテナ22,23
と、移相器24と、処理回路25とは、誘電体基板21
の表面に形成される。処理回路25は、質問に関連する
関連情報を蓄積するメモリ部を有し、変調質問信号を復
調して、復調された質問信号とメモリ部に蓄積された関
連情報とに基づいて回答を生成し、その回答を表す応答
信号を変調して変調応答信号を生成する。
【0061】無線タグ33は、2つのダイポールアンテ
ナ22,23から得られる相互に90度の位相差を有す
る変調質問信号を移相器24によって相互に位相差のな
い変調質問信号に変換した後、合成する。これによって
円偏波の変調質問信号を受信することができる。また無
線タグ33は、処理回路25から移相器24を介して2
つのダイポールアンテナ22,23に、相互に90度の
位相差を与えて変調応答信号がそれぞれ与えられ、これ
によって円偏波の変調応答信号を送信することができる
ように構成されている。
ナ22,23から得られる相互に90度の位相差を有す
る変調質問信号を移相器24によって相互に位相差のな
い変調質問信号に変換した後、合成する。これによって
円偏波の変調質問信号を受信することができる。また無
線タグ33は、処理回路25から移相器24を介して2
つのダイポールアンテナ22,23に、相互に90度の
位相差を与えて変調応答信号がそれぞれ与えられ、これ
によって円偏波の変調応答信号を送信することができる
ように構成されている。
【0062】この無線タグ33において、一方のダイポ
ールアンテナ22の軸線L22と、他方のダイポールア
ンテナ23の軸線L23とに直交する軸線の方向、すな
わち図2の紙面に垂直な方向が円偏波指向方向であり、
円偏波指向方向の軸線から放射状に延びる方向が直線偏
波指向方向である。無線タグ33は、円偏波指向方向の
うち予め定める左旋円偏波指向方向に左旋円偏波の信号
を送受信可能であり、左旋円偏波指向方向とは反対の右
旋円偏波指向方向に右旋円偏波の信号を送受信可能であ
る。すなわち、無線タグ33は、円偏波指向方向のうち
誘電体基板21の一方の表面側に関して左旋円偏波の信
号を送受信することができ、かつ他方の表面側に関して
右旋円偏波の信号を送受信することができる。また無線
タグ33は、直線偏波指向方向に直線偏波の信号を送信
し、直線偏波の信号または円偏波の信号を受信可能であ
る。
ールアンテナ22の軸線L22と、他方のダイポールア
ンテナ23の軸線L23とに直交する軸線の方向、すな
わち図2の紙面に垂直な方向が円偏波指向方向であり、
円偏波指向方向の軸線から放射状に延びる方向が直線偏
波指向方向である。無線タグ33は、円偏波指向方向の
うち予め定める左旋円偏波指向方向に左旋円偏波の信号
を送受信可能であり、左旋円偏波指向方向とは反対の右
旋円偏波指向方向に右旋円偏波の信号を送受信可能であ
る。すなわち、無線タグ33は、円偏波指向方向のうち
誘電体基板21の一方の表面側に関して左旋円偏波の信
号を送受信することができ、かつ他方の表面側に関して
右旋円偏波の信号を送受信することができる。また無線
タグ33は、直線偏波指向方向に直線偏波の信号を送信
し、直線偏波の信号または円偏波の信号を受信可能であ
る。
【0063】左旋円偏波は、進行するにつれて、偏波面
が反時計回りに旋回する円偏波であり、右旋円偏波は、
進行するにつれて、偏波面が時計回りに旋回する円偏波
である。また直線偏波は、ある偏波面で偏波する偏波で
ある。
が反時計回りに旋回する円偏波であり、右旋円偏波は、
進行するにつれて、偏波面が時計回りに旋回する円偏波
である。また直線偏波は、ある偏波面で偏波する偏波で
ある。
【0064】無線タグ33は、円偏波の信号を送受信可
能であるので、質問器アンテナ32と無線タグ33との
配置の自由度が高く、多数の配置状態で、無線タグ33
が高い受信感度で質問信号を受信することができる。
能であるので、質問器アンテナ32と無線タグ33との
配置の自由度が高く、多数の配置状態で、無線タグ33
が高い受信感度で質問信号を受信することができる。
【0065】たとえば無線タグ33は、質問器アンテナ
32が左旋円偏波の信号を送受信する場合は、左旋円偏
波指向方向を質問器アンテナ32に向けて配置され、質
問器アンテナ32が右旋円偏波の信号を送受信する場合
は、右旋円偏波指向方向を質問器アンテナ32に向けて
配置されることによって、変調質問信号を高い受信感度
で受信することができる。
32が左旋円偏波の信号を送受信する場合は、左旋円偏
波指向方向を質問器アンテナ32に向けて配置され、質
問器アンテナ32が右旋円偏波の信号を送受信する場合
は、右旋円偏波指向方向を質問器アンテナ32に向けて
配置されることによって、変調質問信号を高い受信感度
で受信することができる。
【0066】また、質問器アンテナ32および無線タグ
33は、高い受信感度で信号を受信することができるの
で、質問器31と無線タグ33との間で通信が可能な質
問器アンテナ32と無線タグ33との間の最大距離(以
下、「通信距離」)が大きくなる。理論的には、円偏波
信号を直線偏波タグで送受する場合にくらべ3dBの信
号電力が改善され、通信距離を√2(数値「2」の平方
根を示す)倍延ばすことができる。
33は、高い受信感度で信号を受信することができるの
で、質問器31と無線タグ33との間で通信が可能な質
問器アンテナ32と無線タグ33との間の最大距離(以
下、「通信距離」)が大きくなる。理論的には、円偏波
信号を直線偏波タグで送受する場合にくらべ3dBの信
号電力が改善され、通信距離を√2(数値「2」の平方
根を示す)倍延ばすことができる。
【0067】本発明に係る無線通信システムでは、質問
器アンテナ32はパッチアンテナ等で実現するのが好ま
しいが、相互に直交する2つのダイポールアンテナで実
現してもよい。
器アンテナ32はパッチアンテナ等で実現するのが好ま
しいが、相互に直交する2つのダイポールアンテナで実
現してもよい。
【0068】また本発明に係る無線通信システムでは、
無線タグ33の処理回路25は、受信した変調質問信号
が表す質問に基づいて、関連情報をメモリ部に蓄積する
ことができる構成であってもよい。この場合、無線タグ
33は、次回の質問に対して確実な回答を生成すること
ができる。
無線タグ33の処理回路25は、受信した変調質問信号
が表す質問に基づいて、関連情報をメモリ部に蓄積する
ことができる構成であってもよい。この場合、無線タグ
33は、次回の質問に対して確実な回答を生成すること
ができる。
【0069】図3は、本発明の第1の実施形態である無
線通信システム302を示す図である。本実施形態にお
いて、前述の本発明に係る無線通信システムと同様の構
成を有する部分は、同一の符号を付して説明を省略す
る。本実施形態の無線通信システム302は、1つでは
なく2つの質問器アンテナを備える。
線通信システム302を示す図である。本実施形態にお
いて、前述の本発明に係る無線通信システムと同様の構
成を有する部分は、同一の符号を付して説明を省略す
る。本実施形態の無線通信システム302は、1つでは
なく2つの質問器アンテナを備える。
【0070】2つの質問器アンテナのうち一方は、左旋
円偏波の信号を送受信することができる左旋質問器アン
テナ32aであり、他方は、右旋円偏波の信号を送受信
することができる右旋質問器アンテナ32bである。
円偏波の信号を送受信することができる左旋質問器アン
テナ32aであり、他方は、右旋円偏波の信号を送受信
することができる右旋質問器アンテナ32bである。
【0071】左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質問
器アンテナ32bは、基本的には上記の本発明に係る無
線通信システムの質問器アンテナ32と同様の構成であ
って、送受信することができる信号の偏波面の旋回方向
が特定された構成である。
器アンテナ32bは、基本的には上記の本発明に係る無
線通信システムの質問器アンテナ32と同様の構成であ
って、送受信することができる信号の偏波面の旋回方向
が特定された構成である。
【0072】左旋質問器アンテナ32aは、その送受信
指向方向に無線タグ33が配置され、同様に右旋質問器
アンテナ32bは、その送受信指向方向に無線タグ33
が配置されるように設けられる。無線タグ33は、左旋
質問器アンテナ32aおよび右旋質問器アンテナ32b
の間に配置される。無線タグ33は、その左旋円偏波指
向方向に左旋質問器アンテナ32aが配置され、右旋円
偏波指向方向に右旋質問器アンテナ32bが配置される
ように設けられる。
指向方向に無線タグ33が配置され、同様に右旋質問器
アンテナ32bは、その送受信指向方向に無線タグ33
が配置されるように設けられる。無線タグ33は、左旋
質問器アンテナ32aおよび右旋質問器アンテナ32b
の間に配置される。無線タグ33は、その左旋円偏波指
向方向に左旋質問器アンテナ32aが配置され、右旋円
偏波指向方向に右旋質問器アンテナ32bが配置される
ように設けられる。
【0073】このような配置状態にすることによって、
無線タグ33は、左旋質問器アンテナ32aおよび右旋
質問器アンテナ32bからの変調質問信号を高い受信感
度で受信することができ、かつ左旋質問器アンテナ32
aおよび右旋質問器アンテナ32bは、無線タグ33か
らの変調応答信号を高い受信感度で受信することができ
る。
無線タグ33は、左旋質問器アンテナ32aおよび右旋
質問器アンテナ32bからの変調質問信号を高い受信感
度で受信することができ、かつ左旋質問器アンテナ32
aおよび右旋質問器アンテナ32bは、無線タグ33か
らの変調応答信号を高い受信感度で受信することができ
る。
【0074】また、たとえば、左旋質問器アンテナ32
aおよび右旋質問器アンテナ32bのいずれか一方の質
問器アンテナと無線タグ33との間の距離が大きく、一
方の質問器アンテナを介した通信が不可能な場合でも、
他方の質問器アンテナを介して確実に通信することがで
きる。また、たとえば左旋質問器アンテナ32aおよび
右旋質問器アンテナ32bのいずれか一方の質問器アン
テナと無線タグ33との間に障害物があり、一方の質問
器アンテナを介した通信の品質に劣化が生じた場合で
も、他方の質問器アンテナを介して確実に通信すること
ができる。このように、2つの質問器アンテナを介して
通信し、通信品質の高い方を使うことによって、システ
ム全体としての通信品質を改善することができ、接続性
および通信効率を高めることができる。
aおよび右旋質問器アンテナ32bのいずれか一方の質
問器アンテナと無線タグ33との間の距離が大きく、一
方の質問器アンテナを介した通信が不可能な場合でも、
他方の質問器アンテナを介して確実に通信することがで
きる。また、たとえば左旋質問器アンテナ32aおよび
右旋質問器アンテナ32bのいずれか一方の質問器アン
テナと無線タグ33との間に障害物があり、一方の質問
器アンテナを介した通信の品質に劣化が生じた場合で
も、他方の質問器アンテナを介して確実に通信すること
ができる。このように、2つの質問器アンテナを介して
通信し、通信品質の高い方を使うことによって、システ
ム全体としての通信品質を改善することができ、接続性
および通信効率を高めることができる。
【0075】左旋質問器アンテナ32aから送信された
左旋円偏波の変調質問信号の一部は、右旋質問器アンテ
ナ32bに達するが、右旋質問器アンテナ32bは、そ
の左旋円偏波の変調質問信号を受信することができない
ので、両質問器アンテナ間の電波干渉はなく、無線タグ
33からの変調応答信号と左旋質問器アンテナ32aか
らの変調質問信号とが到達しても、変調質問信号の影響
を受けることなく、変調応答信号を受信することができ
る。同様に右旋質問器アンテナ32bから送信された右
旋円偏波の変調質問信号の一部は、左旋質問器アンテナ
32aに達するが、左旋質問器アンテナ32aは、その
右旋円偏波の変調質問信号を受信することができないの
で、両質問器アンテナ間の電波干渉はなく、無線タグ3
3からの変調応答信号と右旋質問器アンテナ32bから
の変調質問信号とが到達しても、変調質問信号の影響を
受けることなく、変調応答信号を受信することができ
る。
左旋円偏波の変調質問信号の一部は、右旋質問器アンテ
ナ32bに達するが、右旋質問器アンテナ32bは、そ
の左旋円偏波の変調質問信号を受信することができない
ので、両質問器アンテナ間の電波干渉はなく、無線タグ
33からの変調応答信号と左旋質問器アンテナ32aか
らの変調質問信号とが到達しても、変調質問信号の影響
を受けることなく、変調応答信号を受信することができ
る。同様に右旋質問器アンテナ32bから送信された右
旋円偏波の変調質問信号の一部は、左旋質問器アンテナ
32aに達するが、左旋質問器アンテナ32aは、その
右旋円偏波の変調質問信号を受信することができないの
で、両質問器アンテナ間の電波干渉はなく、無線タグ3
3からの変調応答信号と右旋質問器アンテナ32bから
の変調質問信号とが到達しても、変調質問信号の影響を
受けることなく、変調応答信号を受信することができ
る。
【0076】また左旋質問器アンテナ32aおよび右旋
質問器アンテナ32bは、1つの質問器31に共通に接
続されるので、左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質
問器アンテナ32bからの同一周波数の変調質問信号の
送信が容易となる。またシステムの構成が簡素化され、
制御が容易となる。
質問器アンテナ32bは、1つの質問器31に共通に接
続されるので、左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質
問器アンテナ32bからの同一周波数の変調質問信号の
送信が容易となる。またシステムの構成が簡素化され、
制御が容易となる。
【0077】本実施形態では、左旋質問器アンテナ32
aおよび右旋質問器アンテナ32bのいずれか一方を送
信専用の質問器アンテナにし、他方を受信専用の質問器
アンテナにしてもよい。受信専用の質問器アンテナは、
変調質問信号を送信しないので、質問器と質問器アンテ
ナとの接続部でインピーダンス不整合によって変調質問
信号が反射して、この反射した変調質問信号が、質問器
アンテナで受信した変調応答信号と合成されて変調応答
信号の復調に悪影響を与えるということがなく、通信精
度が向上される。また受信専用の質問器アンテナは、無
線タグ33に対して、受信感度が高くなるような位置に
配置されると、信号電力対雑音電力比(S/N)が高く
とれ、さらに通信精度が向上される。
aおよび右旋質問器アンテナ32bのいずれか一方を送
信専用の質問器アンテナにし、他方を受信専用の質問器
アンテナにしてもよい。受信専用の質問器アンテナは、
変調質問信号を送信しないので、質問器と質問器アンテ
ナとの接続部でインピーダンス不整合によって変調質問
信号が反射して、この反射した変調質問信号が、質問器
アンテナで受信した変調応答信号と合成されて変調応答
信号の復調に悪影響を与えるということがなく、通信精
度が向上される。また受信専用の質問器アンテナは、無
線タグ33に対して、受信感度が高くなるような位置に
配置されると、信号電力対雑音電力比(S/N)が高く
とれ、さらに通信精度が向上される。
【0078】図4は、本発明の第2の実施形態である無
線通信システム303を示す図である。本実施形態にお
いて、前述の本発明に係る無線通信システムおよび第1
の実施形態と同様の構成を有する部分は、同一の符号を
付して説明を省略する。本実施形態の無線通信システム
303は、上記の2つの質問器アンテナに加えて、さら
に補助質問器アンテナ32cを備える。
線通信システム303を示す図である。本実施形態にお
いて、前述の本発明に係る無線通信システムおよび第1
の実施形態と同様の構成を有する部分は、同一の符号を
付して説明を省略する。本実施形態の無線通信システム
303は、上記の2つの質問器アンテナに加えて、さら
に補助質問器アンテナ32cを備える。
【0079】補助質問器アンテナ32cは、上記の本発
明に係る無線通信システムにおける質問器アンテナ32
と同様の構成であってもよいし、直線偏波の信号を送受
信することができる構成であってもよい。
明に係る無線通信システムにおける質問器アンテナ32
と同様の構成であってもよいし、直線偏波の信号を送受
信することができる構成であってもよい。
【0080】補助質問器アンテナ32cは、質問器31
に接続され、無線タグ33に対して直線偏波指向方向に
配置され、円偏波の変調質問信号および直線偏波の変調
質問信号の少なくともいずれか一方を、無線タグ33に
向けて送信する。
に接続され、無線タグ33に対して直線偏波指向方向に
配置され、円偏波の変調質問信号および直線偏波の変調
質問信号の少なくともいずれか一方を、無線タグ33に
向けて送信する。
【0081】無線タグ33は、左旋質問器アンテナ32
a、右旋質問器アンテナ32bおよび補助質問器アンテ
ナ32cからの変調質問信号を受信する。このとき、無
線タグ33に対して、左旋円偏波指向方向に左旋質問器
アンテナ32aが配置され、右旋円偏波指向方向に右旋
質問器アンテナ32bが配置され、さらに直線偏波指向
方向に補助質問器アンテナ32cが配置されるので、無
線タグ33は、より確実に変調質問信号を受信すること
ができる。また質問器31との間で通信可能な無線タグ
33の配置範囲を拡大することができる。
a、右旋質問器アンテナ32bおよび補助質問器アンテ
ナ32cからの変調質問信号を受信する。このとき、無
線タグ33に対して、左旋円偏波指向方向に左旋質問器
アンテナ32aが配置され、右旋円偏波指向方向に右旋
質問器アンテナ32bが配置され、さらに直線偏波指向
方向に補助質問器アンテナ32cが配置されるので、無
線タグ33は、より確実に変調質問信号を受信すること
ができる。また質問器31との間で通信可能な無線タグ
33の配置範囲を拡大することができる。
【0082】図5は、本発明の第3の実施形態である無
線通信システム304を示す図である。本実施形態にお
いて、前述の本発明に係る無線通信システムおよび第1
の実施形態と同様の構成を有する部分は、同一の符号を
付して説明を省略する。本実施形態の無線通信システム
304は、サーキュレータ35を備える。
線通信システム304を示す図である。本実施形態にお
いて、前述の本発明に係る無線通信システムおよび第1
の実施形態と同様の構成を有する部分は、同一の符号を
付して説明を省略する。本実施形態の無線通信システム
304は、サーキュレータ35を備える。
【0083】サーキュレータ35は、質問器31と、左
旋質問器アンテナ32aと、右旋質問器アンテナ32b
とに接続され、左旋質問器アンテナ32aから送信され
る信号と、右旋質問器アンテナ32bで受信された信号
とを分離する。
旋質問器アンテナ32aと、右旋質問器アンテナ32b
とに接続され、左旋質問器アンテナ32aから送信され
る信号と、右旋質問器アンテナ32bで受信された信号
とを分離する。
【0084】左旋質問器アンテナ32aは、質問器31
で生成された変調質問信号を送信する送信専用の質問器
アンテナであり、右旋質問器アンテナ32bは、無線タ
グ33から送信された変調応答信号を受信する受信専用
の質問器アンテナである。
で生成された変調質問信号を送信する送信専用の質問器
アンテナであり、右旋質問器アンテナ32bは、無線タ
グ33から送信された変調応答信号を受信する受信専用
の質問器アンテナである。
【0085】サーキュレータ35は、質問器31と左旋
質問器アンテナ32aとの接続部でインピーダンス不整
合によって反射した変調質問信号を吸収する。したがっ
て、反射した変調質問信号が、右旋質問器アンテナ32
bで受信された変調応答信号と合成されて、変調応答信
号の復調に悪影響を与えるということがないので、通信
精度が向上される。
質問器アンテナ32aとの接続部でインピーダンス不整
合によって反射した変調質問信号を吸収する。したがっ
て、反射した変調質問信号が、右旋質問器アンテナ32
bで受信された変調応答信号と合成されて、変調応答信
号の復調に悪影響を与えるということがないので、通信
精度が向上される。
【0086】図6は、本発明の第4の実施形態である無
線通信システム305を示す図である。本実施形態にお
いて、前述の本発明に係る無線通信システムと同様の構
成を有する部分は、同一の符号を付して説明を省略す
る。本実施形態の無線通信システム305は、1つでは
なく2つの質問器アンテナおよび2つの質問器を備え
る。
線通信システム305を示す図である。本実施形態にお
いて、前述の本発明に係る無線通信システムと同様の構
成を有する部分は、同一の符号を付して説明を省略す
る。本実施形態の無線通信システム305は、1つでは
なく2つの質問器アンテナおよび2つの質問器を備え
る。
【0087】2つの質問器アンテナのうち一方は、左旋
円偏波の信号を送受信することができる左旋質問器アン
テナ32aであり、他方は、右旋円偏波の信号を送受信
することができる右旋質問器アンテナ32bである。2
つの質問器のうち一方は、左旋質問器アンテナ32aに
接続される左旋質問器31aであり、他方は、右旋質問
器アンテナ32bに接続される右旋質問器31bであ
る。
円偏波の信号を送受信することができる左旋質問器アン
テナ32aであり、他方は、右旋円偏波の信号を送受信
することができる右旋質問器アンテナ32bである。2
つの質問器のうち一方は、左旋質問器アンテナ32aに
接続される左旋質問器31aであり、他方は、右旋質問
器アンテナ32bに接続される右旋質問器31bであ
る。
【0088】左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質問
器アンテナ32bは、基本的には上記の本発明に係る無
線通信システムの質問器アンテナ32と同様の構成であ
って、送受信することができる信号の偏波面の旋回方向
が特定された構成である。左旋質問器31aおよび右旋
質問器31bは、上記の本発明に係る無線通信システム
の質問器31と同様の構成である。
器アンテナ32bは、基本的には上記の本発明に係る無
線通信システムの質問器アンテナ32と同様の構成であ
って、送受信することができる信号の偏波面の旋回方向
が特定された構成である。左旋質問器31aおよび右旋
質問器31bは、上記の本発明に係る無線通信システム
の質問器31と同様の構成である。
【0089】左旋質問器アンテナ32aは、その送受信
指向方向に無線タグ33が配置され、右旋質問器アンテ
ナ32bは、その送受信指向方向に無線タグ33が配置
されるように設けられる。無線タグ33は、左旋質問器
アンテナ32aおよび右旋質問器アンテナ32bの間に
配置される。無線タグ33は、その左旋円偏波指向方向
に左旋質問器アンテナ32aが配置され、右旋円偏波指
向方向に右旋質問器アンテナ32bが配置されるように
設けられる。
指向方向に無線タグ33が配置され、右旋質問器アンテ
ナ32bは、その送受信指向方向に無線タグ33が配置
されるように設けられる。無線タグ33は、左旋質問器
アンテナ32aおよび右旋質問器アンテナ32bの間に
配置される。無線タグ33は、その左旋円偏波指向方向
に左旋質問器アンテナ32aが配置され、右旋円偏波指
向方向に右旋質問器アンテナ32bが配置されるように
設けられる。
【0090】このような配置状態にすることによって、
無線タグ33は、左旋質問器アンテナ32aおよび右旋
質問器アンテナ32bからの変調質問信号を高い受信感
度で受信することができ、かつ左旋質問器アンテナ32
aおよび右旋質問器アンテナ32bは、無線タグ33か
らの変調応答信号を高い受信感度で受信することができ
る。
無線タグ33は、左旋質問器アンテナ32aおよび右旋
質問器アンテナ32bからの変調質問信号を高い受信感
度で受信することができ、かつ左旋質問器アンテナ32
aおよび右旋質問器アンテナ32bは、無線タグ33か
らの変調応答信号を高い受信感度で受信することができ
る。
【0091】また、たとえば、左旋質問器アンテナ32
aおよび右旋質問器アンテナ32bのいずれか一方の質
問器アンテナと無線タグ33との間の距離が大きく、一
方の質問器アンテナを介した通信が不可能な場合でも、
他方の質問器アンテナを介して確実に通信することがで
きる。また、たとえば左旋質問器アンテナ32aおよび
右旋質問器アンテナ32bのいずれか一方の質問器アン
テナと無線タグ33との間に障害物があり、一方の質問
器アンテナを介した通信の品質に劣化が生じた場合で
も、他方の質問器アンテナを介して確実に通信すること
ができる。このように、2つの質問器アンテナを介して
通信し、通信品質の高い方を使うことによって、システ
ム全体としての通信品質を改善することができ、接続性
および通信効率を高めることができる。
aおよび右旋質問器アンテナ32bのいずれか一方の質
問器アンテナと無線タグ33との間の距離が大きく、一
方の質問器アンテナを介した通信が不可能な場合でも、
他方の質問器アンテナを介して確実に通信することがで
きる。また、たとえば左旋質問器アンテナ32aおよび
右旋質問器アンテナ32bのいずれか一方の質問器アン
テナと無線タグ33との間に障害物があり、一方の質問
器アンテナを介した通信の品質に劣化が生じた場合で
も、他方の質問器アンテナを介して確実に通信すること
ができる。このように、2つの質問器アンテナを介して
通信し、通信品質の高い方を使うことによって、システ
ム全体としての通信品質を改善することができ、接続性
および通信効率を高めることができる。
【0092】左旋質問器アンテナ32aから送信された
左旋円偏波の変調質問信号の一部は、右旋質問器アンテ
ナ32bに達するが、右旋質問器アンテナ32bは、そ
の左旋円偏波の変調質問信号を受信することができない
ので、両質問器アンテナ間の電波干渉はなく、無線タグ
33からの変調応答信号と左旋質問器アンテナ32aか
らの変調質問信号とが到達しても、変調質問信号の影響
を受けることなく、変調応答信号を受信することができ
る。右旋質問器アンテナ32bから送信された右旋円偏
波の変調質問信号の一部は、左旋質問器アンテナ32a
に達するが、左旋質問器アンテナ32aは、その右旋円
偏波の変調質問信号を受信することができないので、両
質問器アンテナ間の電波干渉はなく、無線タグ33から
の変調応答信号と右旋質問器アンテナ32bからの変調
質問信号とが到達しても、変調質問信号の影響を受ける
ことなく、変調応答信号を受信することができる。
左旋円偏波の変調質問信号の一部は、右旋質問器アンテ
ナ32bに達するが、右旋質問器アンテナ32bは、そ
の左旋円偏波の変調質問信号を受信することができない
ので、両質問器アンテナ間の電波干渉はなく、無線タグ
33からの変調応答信号と左旋質問器アンテナ32aか
らの変調質問信号とが到達しても、変調質問信号の影響
を受けることなく、変調応答信号を受信することができ
る。右旋質問器アンテナ32bから送信された右旋円偏
波の変調質問信号の一部は、左旋質問器アンテナ32a
に達するが、左旋質問器アンテナ32aは、その右旋円
偏波の変調質問信号を受信することができないので、両
質問器アンテナ間の電波干渉はなく、無線タグ33から
の変調応答信号と右旋質問器アンテナ32bからの変調
質問信号とが到達しても、変調質問信号の影響を受ける
ことなく、変調応答信号を受信することができる。
【0093】また左旋質問器アンテナ32aは、左旋質
問器31aに接続され、右旋質問器アンテナ32bは、
右旋質問器31bに接続されるので、左旋質問器31a
および右旋質問器31bのいずれか一方の質問器が故障
しても、他方の質問器で質問を生成し、その他方の質問
器に接続された質問器アンテナから変調質問信号を送信
することができる。また質問器と質問器アンテナとを電
気的に接続するためのケーブルを短くすることができ、
ケーブル損失を小さくすることができる。
問器31aに接続され、右旋質問器アンテナ32bは、
右旋質問器31bに接続されるので、左旋質問器31a
および右旋質問器31bのいずれか一方の質問器が故障
しても、他方の質問器で質問を生成し、その他方の質問
器に接続された質問器アンテナから変調質問信号を送信
することができる。また質問器と質問器アンテナとを電
気的に接続するためのケーブルを短くすることができ、
ケーブル損失を小さくすることができる。
【0094】また左旋質問器31aおよび右旋質問器3
1bの2つの質問器が設けられるので、質問器が1つの
場合に比べて、処理能力を高めることができる。
1bの2つの質問器が設けられるので、質問器が1つの
場合に比べて、処理能力を高めることができる。
【0095】本実施形態では、左旋質問器31aおよび
右旋質問器31bを、たとえばケーブル36を用いて連
動し、時間的に交互に、または同時に動作させてもよ
い。また本実施形態では、左旋質問器31aおよび右旋
質問器31bが、相互に異なる周波数の信号を処理する
ようにしてもよい。
右旋質問器31bを、たとえばケーブル36を用いて連
動し、時間的に交互に、または同時に動作させてもよ
い。また本実施形態では、左旋質問器31aおよび右旋
質問器31bが、相互に異なる周波数の信号を処理する
ようにしてもよい。
【0096】また本実施形態では、左旋質問器アンテナ
32aおよび右旋質問器アンテナ32bのいずれか一方
を送信専用の質問器アンテナにし、他方を受信専用の質
問器アンテナにしてもよい。受信専用の質問器アンテナ
は、変調質問信号を送信しないので、質問器と質問器ア
ンテナとの接続部でインピーダンス不整合によって変調
質問信号が反射して、この反射した変調質問信号が、質
問器アンテナで受信された変調応答信号と合成されて変
調応答信号の復調に悪影響を与えるということがなく、
通信精度が向上される。また受信専用の質問器アンテナ
は、無線タグ33に対して、受信感度が高くなるような
位置に配置されると、信号電力対雑音電力比(S/N)
が高くとれ、さらに通信精度が向上される。
32aおよび右旋質問器アンテナ32bのいずれか一方
を送信専用の質問器アンテナにし、他方を受信専用の質
問器アンテナにしてもよい。受信専用の質問器アンテナ
は、変調質問信号を送信しないので、質問器と質問器ア
ンテナとの接続部でインピーダンス不整合によって変調
質問信号が反射して、この反射した変調質問信号が、質
問器アンテナで受信された変調応答信号と合成されて変
調応答信号の復調に悪影響を与えるということがなく、
通信精度が向上される。また受信専用の質問器アンテナ
は、無線タグ33に対して、受信感度が高くなるような
位置に配置されると、信号電力対雑音電力比(S/N)
が高くとれ、さらに通信精度が向上される。
【0097】また本実施形態では、上記の2つの質問器
アンテナに加えて、さらに補助質問器アンテナを設けて
もよい。補助質問器アンテナは、上記の本発明に係る無
線通信システムにおける質問器アンテナ32と同様の構
成であってもよいし、直線偏波の信号を送受信すること
ができる構成であってもよい。補助質問器アンテナは、
左旋質問器31aおよび右旋質問器31bのいずれか一
方に接続され、無線タグ33に対して直線偏波指向方向
に配置され、円偏波の変調質問信号および直線偏波の変
調質問信号の少なくともいずれか一方を、無線タグ33
に向けて送信する。
アンテナに加えて、さらに補助質問器アンテナを設けて
もよい。補助質問器アンテナは、上記の本発明に係る無
線通信システムにおける質問器アンテナ32と同様の構
成であってもよいし、直線偏波の信号を送受信すること
ができる構成であってもよい。補助質問器アンテナは、
左旋質問器31aおよび右旋質問器31bのいずれか一
方に接続され、無線タグ33に対して直線偏波指向方向
に配置され、円偏波の変調質問信号および直線偏波の変
調質問信号の少なくともいずれか一方を、無線タグ33
に向けて送信する。
【0098】図7は、本発明の第5の実施形態である無
線通信システム306を示す図である。本実施形態にお
いて、前述の本発明に係る無線通信システムおよび第4
の実施形態と同様の構成を有する部分は、同一の符号を
付して説明を省略する。本実施形態の無線通信システム
306は、上記の2つの質問器および2つの質問器アン
テナに加えて、さらに補助質問器31cおよび補助質問
器アンテナ32cを備える。
線通信システム306を示す図である。本実施形態にお
いて、前述の本発明に係る無線通信システムおよび第4
の実施形態と同様の構成を有する部分は、同一の符号を
付して説明を省略する。本実施形態の無線通信システム
306は、上記の2つの質問器および2つの質問器アン
テナに加えて、さらに補助質問器31cおよび補助質問
器アンテナ32cを備える。
【0099】補助質問器31cは、上記の本発明に係る
無線通信システムにおける質問器31と同様の構成であ
る。
無線通信システムにおける質問器31と同様の構成であ
る。
【0100】補助質問器アンテナ32cは、上記の本発
明に係る無線通信システムにおける質問器アンテナ32
と同様の構成であってもよいし、直線偏波の信号を送受
信することができる構成であってもよい。
明に係る無線通信システムにおける質問器アンテナ32
と同様の構成であってもよいし、直線偏波の信号を送受
信することができる構成であってもよい。
【0101】補助質問器アンテナ32cは、補助質問器
31cに接続され、無線タグ33に対して直線偏波指向
方向に配置され、円偏波の変調質問信号および直線偏波
の変調質問信号の少なくともいずれか一方を、無線タグ
33に向けて送信する。
31cに接続され、無線タグ33に対して直線偏波指向
方向に配置され、円偏波の変調質問信号および直線偏波
の変調質問信号の少なくともいずれか一方を、無線タグ
33に向けて送信する。
【0102】無線タグ33は、左旋質問器アンテナ32
a、右旋質問器アンテナ32bおよび補助質問器アンテ
ナ32cからの変調質問信号を受信する。このとき、無
線タグ33に対して、左旋円偏波指向方向に左旋質問器
アンテナ32aが配置され、右旋円偏波指向方向に右旋
質問器アンテナ32bが配置され、さらに直線偏波指向
方向に補助質問器アンテナ32cが配置されるので、無
線タグ33は、より確実に変調質問信号を受信すること
ができる。また左旋質問器31a、右旋質問器31bお
よび補助質問器31cの少なくともいずれか1つとの間
で通信可能な無線タグ33の配置範囲を拡大することが
できる。
a、右旋質問器アンテナ32bおよび補助質問器アンテ
ナ32cからの変調質問信号を受信する。このとき、無
線タグ33に対して、左旋円偏波指向方向に左旋質問器
アンテナ32aが配置され、右旋円偏波指向方向に右旋
質問器アンテナ32bが配置され、さらに直線偏波指向
方向に補助質問器アンテナ32cが配置されるので、無
線タグ33は、より確実に変調質問信号を受信すること
ができる。また左旋質問器31a、右旋質問器31bお
よび補助質問器31cの少なくともいずれか1つとの間
で通信可能な無線タグ33の配置範囲を拡大することが
できる。
【0103】本実施形態では、左旋質問器31a、右旋
質問器31bおよび補助質問器31cを、たとえばケー
ブル36を用いて連動し、時間的に交互に、または同時
に動作させてもよい。
質問器31bおよび補助質問器31cを、たとえばケー
ブル36を用いて連動し、時間的に交互に、または同時
に動作させてもよい。
【0104】図8は、本発明の第6の実施形態である無
線通信システム307を示す図である。本実施形態にお
いて、前述の本発明に係る無線通信システムと同様の構
成を有する部分は、同一の符号を付して説明を省略す
る。本実施形態の無線通信システム307は、1つでは
なく2つの質問器アンテナと、複数の無線タグ33とを
備える。
線通信システム307を示す図である。本実施形態にお
いて、前述の本発明に係る無線通信システムと同様の構
成を有する部分は、同一の符号を付して説明を省略す
る。本実施形態の無線通信システム307は、1つでは
なく2つの質問器アンテナと、複数の無線タグ33とを
備える。
【0105】2つの質問器アンテナのうち一方は、左旋
円偏波の信号を送受信することができる左旋質問器アン
テナ32aであり、他方は、右旋円偏波の信号を送受信
することができる右旋質問器アンテナ32bである。
円偏波の信号を送受信することができる左旋質問器アン
テナ32aであり、他方は、右旋円偏波の信号を送受信
することができる右旋質問器アンテナ32bである。
【0106】たとえば左旋質問器アンテナ32aおよび
右旋質問器アンテナ32bは、基本的には上記の本発明
に係る無線通信システムの質問器アンテナ32と同様の
構成であって、送受信することができる信号の偏波面の
旋回方向が特定された構成である。
右旋質問器アンテナ32bは、基本的には上記の本発明
に係る無線通信システムの質問器アンテナ32と同様の
構成であって、送受信することができる信号の偏波面の
旋回方向が特定された構成である。
【0107】左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質問
器アンテナ32bは、相互に同一の送受信指向方向に変
調質問信号を送信可能に設けられ、複数の無線タグ33
は、左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質問器アンテ
ナ32bに対して、送受信指向方向に設けられる。
器アンテナ32bは、相互に同一の送受信指向方向に変
調質問信号を送信可能に設けられ、複数の無線タグ33
は、左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質問器アンテ
ナ32bに対して、送受信指向方向に設けられる。
【0108】これによって、無線タグ33は、一方向か
ら左旋円偏波の変調質問信号および右旋円偏波の変調質
問信号を受けることができる。したがって無線タグ33
は、左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質問器アンテ
ナ32bに対して、左旋円偏波指向方向、右旋円偏波指
向方向および直線偏波指向方向のいずれの送受信方向を
向けて配置されても、変調質問信号を受信することがで
き、特に左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向
のいずれか一方の送受信方向を向けて配置されるとき、
変調質問信号を高い受信感度で受信することができる。
ら左旋円偏波の変調質問信号および右旋円偏波の変調質
問信号を受けることができる。したがって無線タグ33
は、左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質問器アンテ
ナ32bに対して、左旋円偏波指向方向、右旋円偏波指
向方向および直線偏波指向方向のいずれの送受信方向を
向けて配置されても、変調質問信号を受信することがで
き、特に左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向
のいずれか一方の送受信方向を向けて配置されるとき、
変調質問信号を高い受信感度で受信することができる。
【0109】また左旋質問器アンテナ32aおよび右旋
質問器アンテナ32bは、1つの質問器31に共通に接
続されるので、左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質
問器アンテナ32bからの同一周波数の変調質問信号の
送信が容易となる。またシステムの構成が簡素化され、
制御が容易となる。
質問器アンテナ32bは、1つの質問器31に共通に接
続されるので、左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質
問器アンテナ32bからの同一周波数の変調質問信号の
送信が容易となる。またシステムの構成が簡素化され、
制御が容易となる。
【0110】また、左旋質問器アンテナ32aおよび右
旋質問器アンテナ32bから相互に同一周波数の信号を
送信する構成にすると、システム全体として無線タグ3
3の収容能力を高め、周波数利用効率を高めることがで
きる。
旋質問器アンテナ32bから相互に同一周波数の信号を
送信する構成にすると、システム全体として無線タグ3
3の収容能力を高め、周波数利用効率を高めることがで
きる。
【0111】図9は、本発明の第7の実施形態である無
線通信システム308を示す図である。本実施形態にお
いて、前述の本発明に係る無線通信システムと同様の構
成を有する部分は、同一の符号を付して説明を省略す
る。本実施形態の無線通信システム308は、1つでは
なく2つの質問器アンテナおよび2つの質問器と、複数
の無線タグ33とを備える。
線通信システム308を示す図である。本実施形態にお
いて、前述の本発明に係る無線通信システムと同様の構
成を有する部分は、同一の符号を付して説明を省略す
る。本実施形態の無線通信システム308は、1つでは
なく2つの質問器アンテナおよび2つの質問器と、複数
の無線タグ33とを備える。
【0112】2つの質問器アンテナのうち一方は、左旋
円偏波の信号を送受信することができる左旋質問器アン
テナ32aであり、他方は、右旋円偏波の信号を送受信
することができる右旋質問器アンテナ32bである。2
つの質問器のうち一方は、左旋質問器アンテナ32aに
接続される左旋質問器31aであり、他方は、右旋質問
器アンテナ32bに接続される右旋質問器31bであ
る。
円偏波の信号を送受信することができる左旋質問器アン
テナ32aであり、他方は、右旋円偏波の信号を送受信
することができる右旋質問器アンテナ32bである。2
つの質問器のうち一方は、左旋質問器アンテナ32aに
接続される左旋質問器31aであり、他方は、右旋質問
器アンテナ32bに接続される右旋質問器31bであ
る。
【0113】左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質問
器アンテナ32bは、基本的には上記の本発明に係る無
線通信システムの質問器アンテナ32と同様の構成であ
って、送受信することができる信号の偏波面の旋回方向
が特定された構成である。左旋質問器31aおよび右旋
質問器31bは、上記の本発明に係る無線通信システム
の質問器31と、同様の構成である。
器アンテナ32bは、基本的には上記の本発明に係る無
線通信システムの質問器アンテナ32と同様の構成であ
って、送受信することができる信号の偏波面の旋回方向
が特定された構成である。左旋質問器31aおよび右旋
質問器31bは、上記の本発明に係る無線通信システム
の質問器31と、同様の構成である。
【0114】左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質問
器アンテナ32bは、たとえば相互に同一の送受信指向
方向に変調質問信号を送信可能に設けられ、複数の無線
タグ33は、左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質問
器アンテナ32bに対して、送受信指向方向に設けられ
る。
器アンテナ32bは、たとえば相互に同一の送受信指向
方向に変調質問信号を送信可能に設けられ、複数の無線
タグ33は、左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質問
器アンテナ32bに対して、送受信指向方向に設けられ
る。
【0115】これによって、無線タグ33は、一方向か
ら左旋円偏波の変調質問信号および右旋円偏波の変調質
問信号を受けることができる。したがって無線タグ33
は、左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質問器アンテ
ナ32bに対して、左旋円偏波指向方向、右旋円偏波指
向方向および直線偏波指向方向のいずれの送受信方向を
向けて配置されても、変調質問信号を受信することがで
き、特に左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向
のいずれか一方の送受信方向を向けて配置されるとき、
変調質問信号を高い受信感度で受信することができる。
ら左旋円偏波の変調質問信号および右旋円偏波の変調質
問信号を受けることができる。したがって無線タグ33
は、左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質問器アンテ
ナ32bに対して、左旋円偏波指向方向、右旋円偏波指
向方向および直線偏波指向方向のいずれの送受信方向を
向けて配置されても、変調質問信号を受信することがで
き、特に左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向
のいずれか一方の送受信方向を向けて配置されるとき、
変調質問信号を高い受信感度で受信することができる。
【0116】また左旋質問器アンテナ32aは、左旋質
問器31aに接続され、右旋質問器アンテナ32bは、
右旋質問器31bに接続されるので、左旋質問器31a
および右旋質問器31bのいずれか一方の質問器が故障
しても、他方の質問器で質問を生成し、その他方の質問
器に接続された質問器アンテナから変調質問信号を送信
することができる。また質問器と質問器アンテナとを電
気的に接続するためのケーブルを短くすることができ、
ケーブル損失を小さくすることができる。
問器31aに接続され、右旋質問器アンテナ32bは、
右旋質問器31bに接続されるので、左旋質問器31a
および右旋質問器31bのいずれか一方の質問器が故障
しても、他方の質問器で質問を生成し、その他方の質問
器に接続された質問器アンテナから変調質問信号を送信
することができる。また質問器と質問器アンテナとを電
気的に接続するためのケーブルを短くすることができ、
ケーブル損失を小さくすることができる。
【0117】また左旋質問器31aおよび右旋質問器3
1bの2つの質問器が設けられるので、質問器が1つの
場合に比べて、処理能力を高めることができる。
1bの2つの質問器が設けられるので、質問器が1つの
場合に比べて、処理能力を高めることができる。
【0118】本実施形態では、左旋質問器31aおよび
右旋質問器31bを、たとえばケーブル36を用いて電
気的に連動し、周波数同期または通信時間の同期をとる
ことによって、システムとしての処理能力を高めること
ができる。
右旋質問器31bを、たとえばケーブル36を用いて電
気的に連動し、周波数同期または通信時間の同期をとる
ことによって、システムとしての処理能力を高めること
ができる。
【0119】図10は、本発明の第8の実施形態である
無線通信システム309を示す図である。本実施形態に
おいて、前述の本発明に係る無線通信システムおよび第
7の実施形態と同様の構成を有する部分は、同一の符号
を付して説明を省略する。本実施形態の無線通信システ
ム309は、上記の2つの質問器および2つの質問器ア
ンテナに加えて、さらに補助質問器31c、第1補助質
問器アンテナ32cおよび第2補助質問器アンテナ32
dを備える。
無線通信システム309を示す図である。本実施形態に
おいて、前述の本発明に係る無線通信システムおよび第
7の実施形態と同様の構成を有する部分は、同一の符号
を付して説明を省略する。本実施形態の無線通信システ
ム309は、上記の2つの質問器および2つの質問器ア
ンテナに加えて、さらに補助質問器31c、第1補助質
問器アンテナ32cおよび第2補助質問器アンテナ32
dを備える。
【0120】補助質問器31cは、上記の本発明に係る
無線通信システムにおける質問器31と同様の構成であ
る。
無線通信システムにおける質問器31と同様の構成であ
る。
【0121】第1補助質問器アンテナ32cおよび第2
補助質問器アンテナ32dは、上記の本発明に係る無線
通信システムにおける質問器アンテナ32と同様の構成
であってもよいし、直線偏波の信号を送受信することが
できる構成であってもよい。
補助質問器アンテナ32dは、上記の本発明に係る無線
通信システムにおける質問器アンテナ32と同様の構成
であってもよいし、直線偏波の信号を送受信することが
できる構成であってもよい。
【0122】第1補助質問器アンテナ32cは、補助質
問器31cに接続され、無線タグ33に対して直線偏波
指向方向に配置され、円偏波の変調質問信号および直線
偏波の変調質問信号の少なくともいずれか一方を、無線
タグ33に向けて送信する。第2補助質問器アンテナ3
2dは、左旋質問器31aに接続され、無線タグ33に
対して直線偏波指向方向に配置され、円偏波の変調質問
信号および直線偏波の変調質問信号の少なくともいずれ
か一方を、無線タグ33に向けて送信する。
問器31cに接続され、無線タグ33に対して直線偏波
指向方向に配置され、円偏波の変調質問信号および直線
偏波の変調質問信号の少なくともいずれか一方を、無線
タグ33に向けて送信する。第2補助質問器アンテナ3
2dは、左旋質問器31aに接続され、無線タグ33に
対して直線偏波指向方向に配置され、円偏波の変調質問
信号および直線偏波の変調質問信号の少なくともいずれ
か一方を、無線タグ33に向けて送信する。
【0123】無線タグ33は、左旋質問器アンテナ32
a、右旋質問器アンテナ32b、第1補助質問器アンテ
ナ32cおよび第2補助質問器アンテナ32dからの変
調質問信号を受信する。このとき、無線タグ33に対し
て、左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のい
ずれか一方に左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質問
器アンテナ32bが配置され、さらに直線偏波指向方向
に第1補助質問器アンテナ32cおよび第2補助質問器
アンテナ32dが配置されるので、無線タグ33は、よ
り確実に変調質問信号を受信することができる。また左
旋質問器31a、右旋質問器31bおよび補助質問器3
1cの少なくともいずれか1つとの間で通信可能な無線
タグ33の配置範囲を拡大することができる。
a、右旋質問器アンテナ32b、第1補助質問器アンテ
ナ32cおよび第2補助質問器アンテナ32dからの変
調質問信号を受信する。このとき、無線タグ33に対し
て、左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のい
ずれか一方に左旋質問器アンテナ32aおよび右旋質問
器アンテナ32bが配置され、さらに直線偏波指向方向
に第1補助質問器アンテナ32cおよび第2補助質問器
アンテナ32dが配置されるので、無線タグ33は、よ
り確実に変調質問信号を受信することができる。また左
旋質問器31a、右旋質問器31bおよび補助質問器3
1cの少なくともいずれか1つとの間で通信可能な無線
タグ33の配置範囲を拡大することができる。
【0124】本実施形態では、左旋質問器31a、右旋
質問器31bおよび補助質問器31cを、たとえばケー
ブル36を用いて連動し、時間的に交互に、または同時
に動作させてもよい。
質問器31bおよび補助質問器31cを、たとえばケー
ブル36を用いて連動し、時間的に交互に、または同時
に動作させてもよい。
【0125】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、応答器
は、相互に反対方向となる左旋円偏波指向方向および右
旋円偏波指向方向に、円偏波の信号を送受信することが
できるとともに、これらの方向と交差する直線偏波指向
方向に、直線偏波の信号を送受信することができる。こ
のように応答器は、円偏波の信号を送受信可能であるの
で、質問器アンテナと応答器との配置の自由度が高く、
多数の配置状態で、応答器が高い受信感度で質問信号を
受信することができる。
は、相互に反対方向となる左旋円偏波指向方向および右
旋円偏波指向方向に、円偏波の信号を送受信することが
できるとともに、これらの方向と交差する直線偏波指向
方向に、直線偏波の信号を送受信することができる。こ
のように応答器は、円偏波の信号を送受信可能であるの
で、質問器アンテナと応答器との配置の自由度が高く、
多数の配置状態で、応答器が高い受信感度で質問信号を
受信することができる。
【0126】また本発明によれば、応答器に対して、左
旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか
一方に質問器アンテナが配置され、さらに直線偏波指向
方向に補助質問器アンテナが配置されるので、応答器
は、より確実に、すなわちより高い受信感度で、質問信
号を受信することができる。また質問器との間で通信可
能な応答器の配置範囲を拡大することができる。
旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか
一方に質問器アンテナが配置され、さらに直線偏波指向
方向に補助質問器アンテナが配置されるので、応答器
は、より確実に、すなわちより高い受信感度で、質問信
号を受信することができる。また質問器との間で通信可
能な応答器の配置範囲を拡大することができる。
【0127】また本発明によれば、左旋質問器アンテナ
の送信指向方向および右旋質問器アンテナの送信指向方
向に応答器が配置される。応答器は、その左旋円偏波指
向方向を左旋質問器アンテナに向け、右旋円偏波指向方
向を右旋質問器アンテナに向けて、各質問器アンテナ間
に配置される。
の送信指向方向および右旋質問器アンテナの送信指向方
向に応答器が配置される。応答器は、その左旋円偏波指
向方向を左旋質問器アンテナに向け、右旋円偏波指向方
向を右旋質問器アンテナに向けて、各質問器アンテナ間
に配置される。
【0128】これによって、応答器は、左旋質問器アン
テナおよび右旋質問器アンテナからの質問信号を高い受
信感度で受信することができ、かつ左旋質問器アンテナ
および右旋質問器アンテナは、応答器からの応答信号を
高い受信感度で受信することができる。
テナおよび右旋質問器アンテナからの質問信号を高い受
信感度で受信することができ、かつ左旋質問器アンテナ
および右旋質問器アンテナは、応答器からの応答信号を
高い受信感度で受信することができる。
【0129】左旋質問器アンテナは、左旋円偏波の信号
を送受信するアンテナであって、右旋円偏波の信号は受
信することができない。右旋質問器アンテナは、右旋円
偏波の信号を送受信するアンテナであって、左旋円偏波
の信号は受信することができない。
を送受信するアンテナであって、右旋円偏波の信号は受
信することができない。右旋質問器アンテナは、右旋円
偏波の信号を送受信するアンテナであって、左旋円偏波
の信号は受信することができない。
【0130】左旋質問器アンテナから送信された左旋円
偏波の質問信号の一部は、右旋質問器アンテナに達する
が、右旋質問器アンテナは、その左旋円偏波の質問信号
を受信することができないので、両質問器アンテナ間の
電波干渉はなく、応答器からの応答信号と左旋質問器ア
ンテナからの質問信号とが到達しても、質問信号の影響
を受けることなく、応答信号を受信することができる。
右旋質問器アンテナから送信された右旋円偏波の質問信
号の一部は、左旋質問器アンテナに達するが、左旋質問
器アンテナは、その右旋円偏波の質問信号を受信するこ
とができないので、両質問器アンテナ間の電波干渉はな
く、応答器からの応答信号と右旋質問器アンテナからの
質問信号とが到達しても、質問信号の影響を受けること
なく、応答信号を受信することができる。
偏波の質問信号の一部は、右旋質問器アンテナに達する
が、右旋質問器アンテナは、その左旋円偏波の質問信号
を受信することができないので、両質問器アンテナ間の
電波干渉はなく、応答器からの応答信号と左旋質問器ア
ンテナからの質問信号とが到達しても、質問信号の影響
を受けることなく、応答信号を受信することができる。
右旋質問器アンテナから送信された右旋円偏波の質問信
号の一部は、左旋質問器アンテナに達するが、左旋質問
器アンテナは、その右旋円偏波の質問信号を受信するこ
とができないので、両質問器アンテナ間の電波干渉はな
く、応答器からの応答信号と右旋質問器アンテナからの
質問信号とが到達しても、質問信号の影響を受けること
なく、応答信号を受信することができる。
【0131】また各質問器アンテナは、1つの質問器に
共通に接続されるので、各質問器アンテナからの同一周
波数の質問信号の送信が容易となる。またシステムの構
成が簡素化され、制御が容易となる。
共通に接続されるので、各質問器アンテナからの同一周
波数の質問信号の送信が容易となる。またシステムの構
成が簡素化され、制御が容易となる。
【0132】また本発明によれば、応答器に対して、左
旋円偏波指向方向に左旋質問器アンテナが配置され、右
旋円偏波指向方向に右旋質問器アンテナが配置され、さ
らに直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが配置され
るので、応答器は、より確実に、すなわちより高い受信
感度で質問信号を受信することができる。また質問器と
の間で通信可能な応答器の配置範囲を拡大することがで
きる。
旋円偏波指向方向に左旋質問器アンテナが配置され、右
旋円偏波指向方向に右旋質問器アンテナが配置され、さ
らに直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが配置され
るので、応答器は、より確実に、すなわちより高い受信
感度で質問信号を受信することができる。また質問器と
の間で通信可能な応答器の配置範囲を拡大することがで
きる。
【0133】また本発明によれば、左旋質問器アンテナ
の送信指向方向および右旋質問器アンテナの送信指向方
向に応答器が配置される。応答器は、その左旋円偏波指
向方向を左旋質問器アンテナに向け、右旋円偏波指向方
向を右旋質問器アンテナに向けて、各質問器アンテナ間
に配置される。
の送信指向方向および右旋質問器アンテナの送信指向方
向に応答器が配置される。応答器は、その左旋円偏波指
向方向を左旋質問器アンテナに向け、右旋円偏波指向方
向を右旋質問器アンテナに向けて、各質問器アンテナ間
に配置される。
【0134】これによって、応答器は、左旋質問器アン
テナおよび右旋質問器アンテナからの質問信号を高い受
信感度で受信することができ、かつ左旋質問器アンテナ
および右旋質問器アンテナは、応答器からの応答信号を
高い受信感度で受信することができる。
テナおよび右旋質問器アンテナからの質問信号を高い受
信感度で受信することができ、かつ左旋質問器アンテナ
および右旋質問器アンテナは、応答器からの応答信号を
高い受信感度で受信することができる。
【0135】左旋質問器アンテナは、左旋円偏波の信号
を送受信するアンテナであって、右旋円偏波の信号は受
信することができない。右旋質問器アンテナは、右旋円
偏波の信号を送受信するアンテナであって、左旋円偏波
の信号は受信することができない。
を送受信するアンテナであって、右旋円偏波の信号は受
信することができない。右旋質問器アンテナは、右旋円
偏波の信号を送受信するアンテナであって、左旋円偏波
の信号は受信することができない。
【0136】左旋質問器アンテナから送信された左旋円
偏波の質問信号の一部は、右旋質問器アンテナに達する
が、右旋質問器アンテナは、その左旋円偏波の質問信号
を受信することができないので、両質問器アンテナ間の
電波干渉はなく、応答器からの応答信号と左旋質問器ア
ンテナからの質問信号とが到達しても、質問信号の影響
を受けることなく、応答信号を受信することができる。
右旋質問器アンテナから送信された右旋円偏波の質問信
号の一部は、左旋質問器アンテナに達するが、左旋質問
器アンテナは、その右旋円偏波の質問信号を受信するこ
とができないので、両質問器アンテナ間の電波干渉はな
く、応答器からの応答信号と右旋質問器アンテナからの
質問信号とが到達しても、質問信号の影響を受けること
なく、応答信号を受信することができる。
偏波の質問信号の一部は、右旋質問器アンテナに達する
が、右旋質問器アンテナは、その左旋円偏波の質問信号
を受信することができないので、両質問器アンテナ間の
電波干渉はなく、応答器からの応答信号と左旋質問器ア
ンテナからの質問信号とが到達しても、質問信号の影響
を受けることなく、応答信号を受信することができる。
右旋質問器アンテナから送信された右旋円偏波の質問信
号の一部は、左旋質問器アンテナに達するが、左旋質問
器アンテナは、その右旋円偏波の質問信号を受信するこ
とができないので、両質問器アンテナ間の電波干渉はな
く、応答器からの応答信号と右旋質問器アンテナからの
質問信号とが到達しても、質問信号の影響を受けること
なく、応答信号を受信することができる。
【0137】また左旋質問器アンテナは、左旋質問器に
接続され、右旋質問器アンテナは、右旋質問器に接続さ
れるので、いずれか一方の質問器が故障しても、他方の
質問器で質問を生成し、その他方の質問器に接続された
質問器アンテナから質問信号を送信することができる。
接続され、右旋質問器アンテナは、右旋質問器に接続さ
れるので、いずれか一方の質問器が故障しても、他方の
質問器で質問を生成し、その他方の質問器に接続された
質問器アンテナから質問信号を送信することができる。
【0138】また本発明によれば、応答器に対して、左
旋円偏波指向方向に左旋質問器アンテナが配置され、右
旋円偏波指向方向に右旋質問器アンテナが配置され、さ
らに直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが配置され
るので、応答器は、より確実に、すなわちより高い受信
感度で質問信号を受信することができる。また各質問器
の少なくともいずれか一方との間で通信可能な応答器の
配置範囲を拡大することができる。
旋円偏波指向方向に左旋質問器アンテナが配置され、右
旋円偏波指向方向に右旋質問器アンテナが配置され、さ
らに直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが配置され
るので、応答器は、より確実に、すなわちより高い受信
感度で質問信号を受信することができる。また各質問器
の少なくともいずれか一方との間で通信可能な応答器の
配置範囲を拡大することができる。
【0139】また本発明によれば、応答器に対して、左
旋円偏波指向方向に左旋質問器アンテナが配置され、右
旋円偏波指向方向に右旋質問器アンテナが配置され、さ
らに直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが配置され
るので、応答器は、より確実に、すなわちより高い受信
感度で質問信号を受信することができる。また各質問器
および補助質問器の少なくともいずれか1つとの間で通
信可能な応答器の配置範囲を拡大することができる。
旋円偏波指向方向に左旋質問器アンテナが配置され、右
旋円偏波指向方向に右旋質問器アンテナが配置され、さ
らに直線偏波指向方向に補助質問器アンテナが配置され
るので、応答器は、より確実に、すなわちより高い受信
感度で質問信号を受信することができる。また各質問器
および補助質問器の少なくともいずれか1つとの間で通
信可能な応答器の配置範囲を拡大することができる。
【0140】また本発明によれば、左旋質問器アンテナ
および右旋質問器アンテナは、相互に同一の送信指向方
向に質問信号を送信可能に設けられ、応答器は、各質問
器アンテナに対して送信指向方向に設けられる。これに
よって、応答器は、一方向から左旋円偏波の質問信号お
よび右旋円偏波の質問信号を受けることができる。
および右旋質問器アンテナは、相互に同一の送信指向方
向に質問信号を送信可能に設けられ、応答器は、各質問
器アンテナに対して送信指向方向に設けられる。これに
よって、応答器は、一方向から左旋円偏波の質問信号お
よび右旋円偏波の質問信号を受けることができる。
【0141】したがって、応答器は、その左旋円偏波指
向方向、右旋円偏波指向方向および直線偏波指向方向の
いずれの送受信方向を各質問器アンテナに向けて配置さ
れても質問信号を受信することができる。
向方向、右旋円偏波指向方向および直線偏波指向方向の
いずれの送受信方向を各質問器アンテナに向けて配置さ
れても質問信号を受信することができる。
【0142】また各質問器アンテナは、1つの質問器に
共通に接続されるので、各質問器アンテナからの同一周
波数の質問信号の送信が容易となる。またシステムの構
成が簡素化され、制御が容易となる。
共通に接続されるので、各質問器アンテナからの同一周
波数の質問信号の送信が容易となる。またシステムの構
成が簡素化され、制御が容易となる。
【0143】また本発明によれば、応答器に対して、左
旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか
一方に左旋質問器アンテナおよび右旋質問器アンテナが
配置され、さらに直線偏波指向方向に補助質問器アンテ
ナが配置されるので、応答器は、より確実に、すなわち
より高い受信感度で質問信号を受信することができる。
また質問器との間で通信可能な応答器の配置範囲を拡大
することができる。
旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか
一方に左旋質問器アンテナおよび右旋質問器アンテナが
配置され、さらに直線偏波指向方向に補助質問器アンテ
ナが配置されるので、応答器は、より確実に、すなわち
より高い受信感度で質問信号を受信することができる。
また質問器との間で通信可能な応答器の配置範囲を拡大
することができる。
【0144】また本発明によれば、左旋質問器アンテナ
および右旋質問器アンテナは、相互に同一の送信指向方
向に質問信号を送信可能に設けられ、応答器は、各質問
器アンテナに対して送信指向方向に設けられる。これに
よって、応答器は、一方向から左旋円偏波の質問信号お
よび右旋円偏波の質問信号を受けることができる。
および右旋質問器アンテナは、相互に同一の送信指向方
向に質問信号を送信可能に設けられ、応答器は、各質問
器アンテナに対して送信指向方向に設けられる。これに
よって、応答器は、一方向から左旋円偏波の質問信号お
よび右旋円偏波の質問信号を受けることができる。
【0145】したがって、応答器は、その左旋円偏波指
向方向、右旋円偏波指向方向および直線偏波指向方向の
いずれの送受信方向を各質問器アンテナに向けて配置さ
れても質問信号を受信することができる。
向方向、右旋円偏波指向方向および直線偏波指向方向の
いずれの送受信方向を各質問器アンテナに向けて配置さ
れても質問信号を受信することができる。
【0146】また左旋質問器アンテナは、左旋質問器に
接続され、右旋質問器アンテナは、右旋質問器に接続さ
れるので、いずれか一方の質問器が故障しても、他方の
質問器で質問を生成し、その他方の質問器に接続された
質問器アンテナから質問信号を送信することができる。
接続され、右旋質問器アンテナは、右旋質問器に接続さ
れるので、いずれか一方の質問器が故障しても、他方の
質問器で質問を生成し、その他方の質問器に接続された
質問器アンテナから質問信号を送信することができる。
【0147】また本発明によれば、応答器に対して、左
旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか
一方に左旋質問器アンテナおよび右旋質問器アンテナが
配置され、さらに直線偏波指向方向に補助質問器アンテ
ナが配置されるので、応答器は、より確実に、すなわち
より高い受信感度で質問信号を受信することができる。
また各質問器の少なくともいずれか一方との間で通信可
能な応答器の配置範囲を拡大することができる。
旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか
一方に左旋質問器アンテナおよび右旋質問器アンテナが
配置され、さらに直線偏波指向方向に補助質問器アンテ
ナが配置されるので、応答器は、より確実に、すなわち
より高い受信感度で質問信号を受信することができる。
また各質問器の少なくともいずれか一方との間で通信可
能な応答器の配置範囲を拡大することができる。
【0148】また本発明によれば、応答器に対して、左
旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか
一方に左旋質問器アンテナおよび右旋質問器アンテナが
配置され、さらに直線偏波指向方向に補助質問器アンテ
ナが配置されるので、応答器は、より確実に、すなわち
より高い受信感度で質問信号を受信することができる。
また各質問器および補助質問器の少なくともいずれか1
つとの間で通信可能な応答器の配置範囲を拡大すること
ができる。
旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか
一方に左旋質問器アンテナおよび右旋質問器アンテナが
配置され、さらに直線偏波指向方向に補助質問器アンテ
ナが配置されるので、応答器は、より確実に、すなわち
より高い受信感度で質問信号を受信することができる。
また各質問器および補助質問器の少なくともいずれか1
つとの間で通信可能な応答器の配置範囲を拡大すること
ができる。
【0149】また本発明によれば、応答器には、質問に
関連する関連情報を蓄積するメモリ部が設けられる。応
答器は、質問器アンテナから送信された質問信号を受信
すると、その質問信号が表す質問に対応する回答を、メ
モリ部に蓄積される関連情報に基づいて生成し、その回
答を表す応答信号を送信する。応答器は、蓄積された関
連情報を読み出すだけで、すぐ応答することができる。
関連する関連情報を蓄積するメモリ部が設けられる。応
答器は、質問器アンテナから送信された質問信号を受信
すると、その質問信号が表す質問に対応する回答を、メ
モリ部に蓄積される関連情報に基づいて生成し、その回
答を表す応答信号を送信する。応答器は、蓄積された関
連情報を読み出すだけで、すぐ応答することができる。
【0150】また本発明によれば、応答器には、質問に
関連する関連情報を蓄積するメモリ部が設けられる。応
答器は、質問器アンテナから送信された質問信号を受信
すると、その質問信号が表す質問に基づいて、関連情報
をメモリ部に蓄積する。このように応答器は、質問に基
づいて関連情報を蓄積することができるので、次回の質
問に対して確実な回答を生成することができる。
関連する関連情報を蓄積するメモリ部が設けられる。応
答器は、質問器アンテナから送信された質問信号を受信
すると、その質問信号が表す質問に基づいて、関連情報
をメモリ部に蓄積する。このように応答器は、質問に基
づいて関連情報を蓄積することができるので、次回の質
問に対して確実な回答を生成することができる。
【0151】また本発明によれば、応答器から送信され
る応答信号を受信する受信専用の質問器アンテナが設け
られる。この受信専用の質問器アンテナは、質問信号を
送信しないので、質問器と質問器アンテナとの接続部で
インピーダンス不整合によって質問信号が反射して、こ
の反射した質問信号が、質問器アンテナで受信された応
答信号と合成されて応答信号の復調に悪影響を与えると
いうことがない。したがって、質問器と応答器との間の
通信において、通信精度が向上される。
る応答信号を受信する受信専用の質問器アンテナが設け
られる。この受信専用の質問器アンテナは、質問信号を
送信しないので、質問器と質問器アンテナとの接続部で
インピーダンス不整合によって質問信号が反射して、こ
の反射した質問信号が、質問器アンテナで受信された応
答信号と合成されて応答信号の復調に悪影響を与えると
いうことがない。したがって、質問器と応答器との間の
通信において、通信精度が向上される。
【図1】本発明に係る無線通信システムでの通信形態を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図2】本発明に係る無線通信システムで用いられる無
線タグ33の正面図である。
線タグ33の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態である無線通信システ
ム302を示す図である。
ム302を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態である無線通信システ
ム303を示す図である。
ム303を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態である無線通信システ
ム304を示す図である。
ム304を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施形態である無線通信システ
ム305を示す図である。
ム305を示す図である。
【図7】本発明の第5の実施形態である無線通信システ
ム306を示す図である。
ム306を示す図である。
【図8】本発明の第6の実施形態である無線通信システ
ム307を示す図である。
ム307を示す図である。
【図9】本発明の第7の実施形態である無線通信システ
ム308を示す図である。
ム308を示す図である。
【図10】本発明の第8の実施形態である無線通信シス
テム309を示す図である。
テム309を示す図である。
【図11】第1の従来の技術の無線通信システム10を
示す図である。
示す図である。
【図12】前記第1の従来の技術の無線通信システム1
0に用いられる無線タグ3を示す図であり、図12
(1)は無線タグ3の正面図であり、図12(2)は無
線タグ3の図12(1)の右側から見た側面図である。
0に用いられる無線タグ3を示す図であり、図12
(1)は無線タグ3の正面図であり、図12(2)は無
線タグ3の図12(1)の右側から見た側面図である。
【図13】第2の従来の技術の無線通信システム20を
示す図である。
示す図である。
【図14】第3の従来の技術の無線通信システム15を
示す図である。
示す図である。
31 質問器
31a 左旋質問器
31b 右旋質問器
31c 補助質問器
32 質問器アンテナ
32a 左旋質問器アンテナ
32b 右旋質問器アンテナ
32c 補助質問器アンテナ、第1補助質問器アンテナ
32d 第2補助質問器アンテナ
33 無線タグ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5B035 BB09 CA23
5B058 CA15 KA24
5J021 AA02 AA09 AA12 AB03 CA06
DB05 EA02 FA05 FA13 FA31
FA32 FA35 GA03 HA06 JA05
JA06
5K012 AA03 AB05 AC07 AC08 AC10
AE13 BA02
Claims (15)
- 【請求項1】 予め定める質問を生成する質問器と、 質問器に接続され、質問を表す円偏波の質問信号を送信
可能な質問器アンテナと、 予め定める左旋円偏波指向方向に左旋円偏波の信号を送
受信可能であり、左旋円偏波指向方向とは反対の右旋円
偏波指向方向に右旋円偏波の信号を送受信可能であり、
左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向と交差す
る直線偏波指向方向に直線偏波の信号を送受信可能であ
り、質問信号を受信して質問の回答を表す円偏波の応答
信号を送信可能であり、質問器との間で通信する応答器
とを含むことを特徴とする無線通信システム。 - 【請求項2】 質問器アンテナは、応答器に対して左旋
円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか一
方に配置され、 質問器に接続され、応答器に対して直線偏波指向方向に
配置され、質問を表す円偏波の質問信号および直線偏波
の質問信号の少なくともいずれか一方を、応答器に向け
て送信する補助質問器アンテナを有することを特徴とす
る請求項1記載の無線通信システム。 - 【請求項3】 左旋円偏波の信号を送受信することがで
き、左旋円偏波の質問信号を送信する左旋質問器アンテ
ナと、右旋円偏波の信号を送受信することができ、右旋
円偏波の質問信号を送信する右旋質問器アンテナとの2
つの質問器アンテナを有し、 各質問器アンテナは、1つの質問器に共通に接続され、
左旋質問器アンテナの送信指向方向および右旋質問器ア
ンテナの送信指向方向に応答器が配置されるように設け
られ、 応答器は、その左旋円偏波指向方向を左旋質問器アンテ
ナに向け、右旋円偏波指向方向を右旋質問器アンテナに
向けて、各質問器アンテナ間に配置されることを特徴と
する請求項1記載の無線通信システム。 - 【請求項4】 質問器に接続され、応答器に対して直線
偏波指向方向に配置され、質問を表す円偏波の質問信号
および直線偏波の質問信号の少なくともいずれか一方
を、応答器に向けて送信する補助質問器アンテナを有す
ることを特徴とする請求項3記載の無線通信システム。 - 【請求項5】 左旋質問器および右旋質問器の2つの質
問器を有し、 さらに左旋円偏波の信号を送受信することができ、左旋
円偏波の質問信号を送信する左旋質問器アンテナと、右
旋円偏波の信号を送受信することができ、右旋円偏波の
質問信号を送信する右旋質問器アンテナとの2つの質問
器アンテナを有し、 左旋質問器アンテナは、左旋質問器に接続され、右旋質
問器アンテナは、右旋質問器に接続され、 各質問器アンテナは、左旋質問器アンテナの送信指向方
向および右旋質問器アンテナの送信指向方向に応答器が
配置されるように設けられ、 応答器は、その左旋円偏波指向方向を左旋質問器アンテ
ナに向け、右旋円偏波指向方向を右旋質問器アンテナに
向けて、各質問器アンテナの間に設けられることを特徴
とする請求項1記載の無線通信システム。 - 【請求項6】 各質問器のいずれか一方に接続され、応
答器に対して直線偏波指向方向に配置され、質問を表す
円偏波の質問信号および直線偏波の質問信号の少なくと
もいずれか一方を、応答器に向けて送信する補助質問器
アンテナを有することを特徴とする請求項5記載の無線
通信システム。 - 【請求項7】 補助質問器を有し、 補助質問器に接続され、応答器に対して直線偏波指向方
向に配置され、質問を表す円偏波の質問信号および直線
偏波の質問信号の少なくともいずれか一方を、応答器に
向けて送信する補助質問器アンテナを有することを特徴
とする請求項5記載の無線通信システム。 - 【請求項8】 左旋円偏波の質問信号を送信する左旋質
問器アンテナと、右旋円偏波の質問信号を送信する右旋
質問器アンテナとの2つの質問器アンテナとを有し、 各質問器アンテナは、1つの質問器に共通に接続され、
相互に同一の送信指向方向に質問信号を送信可能に設け
られ、 応答器は、各質問器アンテナに対して送信指向方向に設
けられることを特徴とする請求項1記載の無線通信シス
テム。 - 【請求項9】 各質問器アンテナは、応答器に対して左
旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれか
一方に配置され、 質問器に接続され、応答器に対して直線偏波指向方向に
配置され、質問を表す円偏波の質問信号および直線偏波
の質問信号の少なくともいずれか一方を、応答器に向け
て送信する補助質問器アンテナを有することを特徴とす
る請求項8記載の無線通信システム。 - 【請求項10】 左旋質問器および右旋質問器の2つの
質問器を有し、 さらに左旋円偏波の質問信号を送信する左旋質問器アン
テナと、右旋円偏波の質問信号を送信する右旋質問器ア
ンテナとの2つの質問器アンテナを有し、 左旋質問器アンテナは、左旋質問器に接続され、右旋質
問器アンテナは、右旋質問器に接続され、 各質問器アンテナは、相互に同一の送信指向方向に質問
信号を送信可能に設けられ、 応答器は、各質問器アンテナに対して送信指向方向に設
けられることを特徴とする請求項1記載の無線通信シス
テム。 - 【請求項11】 各質問器アンテナは、応答器に対して
左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれ
か一方に配置され、 各質問器のいずれか一方に接続され、応答器に対して直
線偏波指向方向に配置され、質問を表す円偏波の質問信
号および直線偏波の質問信号の少なくともいずれか一方
を、応答器に向けて送信する補助質問器アンテナを有す
ることを特徴とする請求項10記載の無線通信システ
ム。 - 【請求項12】 各質問器アンテナは、応答器に対して
左旋円偏波指向方向および右旋円偏波指向方向のいずれ
か一方に配置され、 補助質問器を有し、 補助質問器に接続され、応答器に対して直線偏波指向方
向に配置され、質問を表す円偏波の質問信号および直線
偏波の質問信号の少なくともいずれか一方を、応答器に
向けて送信する補助質問器アンテナを有することを特徴
とする請求項10記載の無線通信システム。 - 【請求項13】 応答器は、質問に関連する関連情報を
蓄積するメモリ部を有し、受信した質問信号が表す質問
に対応する回答を、メモリ部に蓄積される関連情報に基
づいて生成し、その回答を表す応答信号を送信すること
を特徴とする請求項1記載の無線通信システム。 - 【請求項14】 応答器は、質問に関連する関連情報を
蓄積するメモリ部を有し、受信した質問信号が表す質問
に基づいて、関連情報をメモリ部に蓄積することを特徴
とする請求項1記載の無線通信システム。 - 【請求項15】 質問信号を送信する質問器アンテナと
は異なり、応答器から送信される応答信号を受信する質
問器アンテナを含み、応答信号を受信する質問器アンテ
ナは質問器に接続されていることを特徴とする請求項1
記載の無線通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002046895A JP2003249871A (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 無線通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002046895A JP2003249871A (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 無線通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003249871A true JP2003249871A (ja) | 2003-09-05 |
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ID=28660142
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002046895A Pending JP2003249871A (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 無線通信システム |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003249871A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2002-02-22 JP JP2002046895A patent/JP2003249871A/ja active Pending
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