JP2008283248A - ホールドフリーレジスタセル - Google Patents

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千秋 斎藤
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Abstract

【課題】汎用的に使用することのできるホールドフリーレジスタセルを提供する。
【解決手段】ホールドフリーレジスタセル1は、クロック信号CKを切り替え信号として2つの入力信号の切り換えを行うマルチプレクサ11と、マルチプレクサ11の出力遅延時間に応じてクロック信号CKを遅延させ、クロック信号CKdとして出力する遅延回路12と、遅延回路12から出力されたクロック信号CKdの立ち下りでマルチプレクサ11から出力されるデータをラッチするラッチ回路13と、を備える。マルチプレクサ11は、クロック信号CKがデータ取り込みエッジ前のレベルである‘1’のときはデータ入力信号Dを出力し、クロック信号CKがデータ取り込みエッジ後のレベルである‘0’のときはラッチ回路の出力信号Q1を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホールドフリーレジスタセルに関する。
半導体集積回路の論理設計に使用する機能セルの中に、ラッチやフリップフロップなど、データの一時的保存に使用するレジスタセルがある。このレジスタセルには、クロック信号に同期してデータを読み込む際のタイミング制約として、セットアップ時間およびホールド時間という、クロック信号のエッジの前、後、でデータ入力信号が安定していなければならない時間が存在する。
ところが、近年の製造プロセスの微細化の進展により、半導体集積回路の動作速度が向上する一方、配線幅縮小による配線抵抗の増大によりクロック信号の配線遅延が増大し、半導体集積回路のレイアウト後に、レジスタセルにホールド時間不足が発生することが顕著になってきている。
特に、複数のフリップフロップを縦続接続するシフトレジスタでは、前段のフリップフリップの出力が後段のフリップフロップの入力へ直結されるのでデータの遅延時間が小さく、ホールド時間不足が発生しやすい。
そこで、従来、このようなシフトレジスタに使用した場合にホールド時間不足を発生させることのない(すなわち、ホールドフリー)フリップフロップ回路が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この提案されたフリップフロップ回路は、その内部にクロック遅延回路を含んでおり、入力クロック信号を遅延させた遅延クロックを出力する。そして、シフトレジスタを構成するときは、後段のフリップフロップ回路の遅延クロック出力を前段のフリップフロップのクロック入力へ順次接続する。これにより、後段のフリップフロップが、前段よりも必ず早く動作するようになり、ホールドフリーが実現される。
しかし、上述のようなクロックの接続は、シフトレジスタ構成の場合には可能であるが、例えば、1つのフリップフロップ回路の出力が複数のフリップフロップ回路へ出力されるような場合には、不可能である。すなわち、上述のフリップフロップ回路は、シフトレジスタへの使用に特化された回路であり、汎用的に使用できないという問題があった。
特開平5−206792号公報 (第3ページ、図1)
そこで、本発明の目的は、汎用的に使用することのできるホールドフリーレジスタセルを提供することにある。
本発明の一態様によれば、クロック信号のデータ取り込みエッジ発生後に出力するデータを前記データ取り込みエッジ発生直前のデータに固定して出力するデータ固定手段と、前記データ固定手段の出力遅延時間に応じて前記クロック信号を遅延させる遅延手段と、前記遅延手段により遅延させた前記クロック信号の前記データ取り込みエッジで前記データ固定手段から出力されるデータをラッチするラッチ手段とを備えることを特徴とするホールドフリーレジスタセルが提供される。
また、本発明の別の一態様によれば、クロック信号を切り替え信号として2つの入力信号の切り換えを行うマルチプレクサと、前記マルチプレクサの出力遅延時間に応じて前記クロック信号を遅延させる遅延回路と、前記遅延回路により遅延させた前記クロック信号のデータ取り込みエッジで前記マルチプレクサから出力されるデータをラッチするラッチ回路とを備え、前記マルチプレクサは、前記2つの入力信号として、外部からのデータ入力信号および前記ラッチ回路の出力信号が入力され、前記クロック信号が前記データ取り込みエッジ前のレベルであるときは前記外部からのデータ入力信号を出力し、前記クロック信号が前記データ取り込みエッジ後のレベルであるときは前記ラッチ回路の出力信号を出力することを特徴とするホールドフリーレジスタセルが提供される。
また、本発明のさらに別の一態様によれば、クロック信号を切り替え信号として2つの入力信号の切り換えを行うマルチプレクサと、前記マルチプレクサの出力遅延時間に応じて前記クロック信号を遅延させる遅延回路と、前記遅延回路により遅延させた前記クロック信号のデータ取り込みエッジで前記マルチプレクサから出力されるデータをラッチする第1のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路の出力信号を前記クロック信号の前記データ取り込みエッジとは逆方向のエッジで取り込む第2のラッチ回路とを備え、前記マルチプレクサは、前記2つの入力信号として、外部からのデータ入力信号および前記第1のラッチ回路の出力信号が入力され、前記クロック信号が前記データ取り込みエッジ前のレベルであるときは前記ラッチ回路の出力信号を出力し、前記クロック信号が前記データ取り込みエッジ後のレベルであるときは前記外部からのデータ入力信号を出力することを特徴とするホールドフリーレジスタセルが提供される。
本発明によれば、用途が限定されることなく汎用的に使用することが可能なホールドフリーレジスタセルを得ることができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るホールドフリーレジスタセルの構成の例を示す回路図である。本実施例のホールドフリーレジスタセルは、クロック信号の立ち下りを取り込みエッジとして入力データ信号を取り込み、クロック信号が‘0’の間、取り込んだデータを保持するラッチ動作を行なうレジスタセルである。
本実施例のホールドフリーレジスタセル1は、クロック信号CKを切り替え信号として2つの入力信号の切り換えを行うマルチプレクサ11と、マルチプレクサ11の出力遅延時間に応じてクロック信号CKを遅延させ、クロック信号CKdとして出力する遅延回路12と、遅延回路12から出力されたクロック信号CKdの立ち下りでマルチプレクサ11から出力されるデータをラッチするラッチ回路13と、を備える。また、外部負荷がラッチ回路13の出力遅延に影響しないように、ラッチ回路13の出力Q1を受けて出力データ信号Qとして外部へ出力するバッファ14を備える。
本実施例のマルチプレクサ11は、外部からの入力データ信号Dおよびラッチ回路13の出力信号Q1を入力信号とし、クロック信号CKがデータ取り込みエッジ前のレベルである‘1’のときはデータ入力信号Dを出力し、クロック信号CKがデータ取り込みエッジ後のレベルである‘0’のときはラッチ回路の出力信号Q1を出力する。
ラッチ回路13は、クロック信号CKが‘1’のときは、入力されたデータをそのまま出力する。したがって、クロック信号CKが‘1’のときに入力された入力データ信号Dのデータは、マルチプレクサ11およびラッチ回路13による遅延の後、マルチプレクサ11へフィードバックされる。このフィードバックされたデータが、クロック信号CKが‘0’に変化した後はマルチプレクサ11から出力される。すなわち、マルチプレクサ11は、クロック信号CKが‘0’に変化した後に出力するデータを、クロック信号CKが‘1’から‘0’に変化する直前のデータに固定して出力する。
このマルチプレクサ11から出力される、クロック信号CKが‘1’から‘0’に変化する直前のデータをラッチ回路13が取り込むように、クロック信号CKdが‘1’から‘0’に変化するタイミングを遅延回路12により調整する。
図2に、ラッチ回路13のデータ取り込みタイミングの調整に対して遅延回路12に許容される遅延時間の設定範囲を示す。
図2(a)は、遅延回路12に許容される遅延時間の最小値を示す。
遅延回路12に許容される最小遅延時間は、ラッチ回路13のセットアップ時間によって規定される。すなわち、遅延回路12に許容される最小遅延時間は、クロック信号CKが‘1’のときのデータ入力信号Dに対するマルチプレクサ11の遅延時間に、ラッチ回路13のセットアップ時間を加算した値より大きい値となる。
一方、図2(b)は、遅延回路12に許容される遅延時間の最大値を示す。
遅延回路12に許容される最大遅延時間は、ラッチ回路13のホールド時間によって規定される。すなわち、遅延回路12に許容される最大遅延時間は、クロック信号CKが‘0’のときに、マルチプレクサ11へフィードバックされたラッチ回路13の出力Q1の遅延時間に、さらにマルチプレクサ11の遅延時間を加算し、その値からラッチ回路13のホールド時間を減算した値より小さい値となる。
このとき、データ入力信号Dに対するラッチ回路13の出力Q1の遅延時間は、マルチプレクサ11の遅延時間にラッチ回路13の遅延時間を加算した値となる。したがって、クロック信号CKが‘1’から‘0’に変化する直前のデータ入力信号Dがマルチプレクサ11へフィードバックされ、さらにマルチプレクサ11を通過するまでに要する遅延時間は、(ラッチ回路13の出力の遅延時間+マルチプレクサ11の遅延時間×2)となる。
これより、遅延回路12に許容される最大遅延時間は、{(ラッチ回路13の出力の遅延時間+マルチプレクサ11の遅延時間×2)−ラッチ回路13のホールド時間}より小さい値となる。
以上をまとめると、遅延回路12に許容される遅延時間の設定範囲は次のように表される。
(マルチプレクサ11の遅延時間+ラッチ回路13のセットアップ時間)<遅延回路12の遅延時間<{(ラッチ回路13の出力の遅延時間+マルチプレクサ11の遅延時間×2)−ラッチ回路13のホールド時間}
図4に、遅延回路12の遅延時間を上述の範囲内に設定したときのホールドフリーレジスタセル1の動作の例を波形図で示す。
クロック信号CKの立ち下り(データ取り込みエッジ)に対するデータ入力信号Dのホールド時間が殆ど0であっても、クロック信号CKの立ち下り直前のデータがラッチ回路13の出力Q1からマルチプレクサ11へフィードバックされ、クロック信号CKの立ち下り後も、マルチプレクサ11から引き続き出力されるため、ラッチ回路13は、このデータを遅延回路12の出力CKdの立ち下りで保持することができる。
このような本実施例によれば、クロック信号に対する入力データ信号のホールド時間を考慮しなくても正常にラッチ動作を行うホールドフリーレジスタセルを得ることができる。
図4は、本発明の実施例2に係るホールドフリーレジスタセルの構成の例を示す回路図である。
本実施例のホールドフリーレジスタセル2は、実施例1のホールドフリーレジスタセル1のバッファ14の代わりに、グリッチ除去フィルタ21をラッチ回路13の出力に接続し、グリッチ除去フィルタ21から出力データ信号Qを出力するようにしたものである。そこで、図4において、図1に示した機能ブロックと同一の機能を有するブロックには図1と同一の符号を付し、ここではその詳細な説明を省略する。
グリッチ除去フィルタ21は、マルチプレクサ11における入力選択の切り替えにおいて発生するグリッチを除去する働きをする。
マルチプレクサ11において、クロック信号CKによる入力信号の選択切り換えを行う場合、クロック信号CKの変化とデータ入力信号Dの変化が重なった場合、マルチプレクサ11の出力にグリッチが発生する可能性がある。このようなグリッチが発生し、それがそのまま外部へ出力されると、外部回路において誤動作が発生する可能性がある。そこで、本実施例のホールドフリーレジスタセル2は、ラッチ回路13の出力にグリッチ除去フィルタ21を接続し、マルチプレクサ11に発生したグリッチを除去する。
図5に、グリッチ除去フィルタ21の回路例を示す。
グリッチ除去フィルタ21は、入力されたラッチ回路13の出力Q1を遅延させる遅延素子211と、Q1と遅延素子211の出力が入力されるORゲート212およびANDゲート213と、ORゲート212の出力がゲート電極へ入力されるPMOSトランジスタ214と、ANDゲート213の出力がゲート電極へ入力されるNMOSトランジスタ215と、PMOSトランジスタ214とNMOSトランジスタ215の共通ドレイン端子IVが入力に接続されるインバータ216と、を有する。ここで、PMOSトランジスタ214のソース端子は電源VDD端子に接続され、NMOSトランジスタ215のソース端子は電源VSS端子に接続される。また、インバータ216の出力が、出力データ信号Qとなる。
図6に、グリッチ除去フィルタ21の動作の様子を示す。
ラッチ回路13の出力Q1が‘1’を出力しているときは、ORゲート212、ANDゲート213ともに‘1’を出力し、PMOSトランジスタ214はオフ、NMOSトランジスタ215はオン状態になり、その共通ドレイン端子IVは‘0’となる。
このとき、ラッチ回路13の出力Q1に‘0’レベルのグリッチが発生しても、ORゲート212は‘1’のままなのでPMOSトランジスタ214はオフを継続する。これに対して、ANDゲート213には瞬間的に‘0’が出力され、NMOSトランジスタ215は瞬間的にオフするが、共通ドレイン端子IVはハイインピーダンス状態となって‘0’を保持する。これにより、‘0’レベルのグリッチが除去される。
一方、ラッチ回路13の出力Q1が‘0’を出力しているときは、ORゲート212、ANDゲート213ともに‘0’を出力し、PMOSトランジスタ214はオン、NMOSトランジスタ215はオフ状態になり、その共通ドレイン端子IVは‘1’となる。
このとき、ラッチ回路13の出力Q1に‘1’レベルのグリッチが発生しても、ANDゲート213は‘0’のままなのでNMOSトランジスタ215はオフを継続する。これに対して、ORゲート212には瞬間的に‘1’が出力され、PMOSトランジスタ214は瞬間的にオフするが、共通ドレイン端子IVはハイインピーダンス状態となって‘1’を保持する。これにより、‘1’レベルのグリッチが除去される。
インバータ216は、この共通ドレイン端子IVの値を反転して出力するので、その出力である出力データ信号Qからもグリッチが除去される。
このよう本実施例によれば、クロック信号に対する入力データ信号のホールド時間を考慮する必要がなく、かつ、データ取り込み時に発生するおそれのあるグリッチを除去することが可能な、ラッチ機能を有するホールドフリーレジスタセルを得ることができる。
図7は、本発明の実施例3に係るホールドフリーレジスタセルの構成の例を示す回路図である。本実施例のホールドフリーレジスタセルは、クロック信号の立ち上りを取り込みエッジとして入力データ信号を取り込み、取り込んだデータを保持するフリップフロップ動作を行なうレジスタセルである。なお、図7において、図1に示した機能ブロックと同一の機能を有するブロックには図1と同一の符号を付し、ここではその詳細な説明を省略する。
本実施例のホールドフリーレジスタセル3は、クロック信号CKを切り替え信号として2つの入力信号の切り換えを行うマルチプレクサ11と、マルチプレクサ11の出力遅延時間に応じてクロック信号CKを遅延させ、クロック信号CKdとして出力する遅延回路12と、遅延回路12から出力されるクロック信号CKdが‘0’のときにマルチプレクサ11を介して入力される入力データ信号Dを取り込むラッチ回路15と、クロック信号CKが‘1’のときにラッチ回路15の出力Q1を取り込むラッチ回路13と、を備える。
このラッチ回路15とラッチ回路13は、データ取り込み時のクロック信号のレベルが反転しているため、ホールドフリーレジスタセル3全体として見ると、次のように動作する。
ホールドフリーレジスタセル3は、クロック信号CKの立ち上りエッジで取り込むデータを確定し、クロック信号CKが‘1’の間に入力データ信号Dが変化しても出力データ信号Qが変化せず、また、クロック信号CKが‘0’の間は、この間にラッチ回路15に取り込んだ入力データ信号Dがラッチ回路13を通過できないため、前回取り込んだデータの保持動作を行う。
すなわち、ホールドフリーレジスタセル3は、通常のDタイプフリップフロップと同様の動作を行う。
本実施例のマルチプレクサ11は、実施例1とはデータの取り込みレベルが逆になるのに合わせて、クロック信号CKのレベルが‘0’ であるときにデータ入力信号Dを出力し、クロック信号CKのレベルが‘1’ であるときにラッチ回路15の出力信号Q1を出力する。
遅延回路12は、実施例1と同じ範囲で、ラッチ回路15へ入力するクロック信号CKdの遅延時間の調整を行う。
この遅延時間調整の分、ラッチ回路13のセットアップ時間に対する余裕は減少するが、ホールド時間に対する余裕は、逆に増加する。したがって、ラッチ回路13は、ホールド時間に十分な余裕を持って、ラッチ回路15の出力Q1をラッチすることができる。
図8に、本実施例のホールドフリーレジスタセル3の動作の例を波形図で示す。
クロック信号CKの立ち上り(データ取り込みエッジ)に対するデータ入力信号Dのホールド時間が殆ど0のデータ入力信号Dが入力されたとき、クロック信号CKが‘0’の間、マルチプレクサ11は、データ入力信号Dの値を出力する。マルチプレクサ11の出力Zに出力されたデータ入力信号Dの値は、遅延回路12の出力CKdの立ち上りエッジでラッチ回路15に保持される。
このラッチ回路15に保持されたデータは、マルチプレクサ11へフィードバックされ、クロック信号CKが‘1’に変化した後は、マルチプレクサ11の出力として出力される。
クロック信号CKが‘1’の間にマルチプレクサ11から出力されるデータは、ラッチ回路13への入力が阻止される。したがって、ラッチ回路15の出力Q1の値は、次のクロック信号CKの立ち下りまでそのまま保持される。
ラッチ回路13は、このラッチ回路15の出力Q1の値を、クロック信号CKの‘1’の間そのまま通過させるので、ラッチ回路13からのデータ出力信号Qは,クロック信号CKの次の立ち上りまでの期間、保持される。
このような本実施例によれば、クロック信号に対する入力データ信号のホールド時間を考慮しなくても正常にフリップフロップ動作を行うホールドフリーレジスタセルを得ることができる。
図9は、本発明の実施例4に係るホールドフリーレジスタセルの構成の例を示す回路図である。本実施例のホールドフリーレジスタセルは、実施例3のホールドフリーレジスタセルに、実施例2と同様、グリッチ除去フィルタを付加したものである。そこで、図9において、図4および図7に示した機能ブロックと同一の機能を有するブロックにはそれぞれの図と同一の符号を付し、ここではその詳細な説明を省略する。
本実施例のホールドフリーレジスタセル4は、実施例3のホールドフリーレジスタセル3のラッチ回路15の出力とラッチ回路13の入力の間に、グリッチ除去フィルタ21を挿入した構成を有する。
この構成により、ラッチ回路15の出力に含まれるグリッチはグリッチ除去フィルタ21に除去され、ラッチ回路13の入力には、グリッチが含まれないクリーンな信号が入力される。
このよう本実施例によれば、クロック信号に対する入力データ信号のホールド時間を考慮する必要がなく、かつ、データ取り込み時に発生するおそれのあるグリッチを除去することが可能な、フリップフロップ機能を有するホールドフリーレジスタセルを得ることができる。
本発明の実施例1に係るホールドフリーレジスタセルの構成の例を示す回路図。 本発明の実施例の遅延回路の遅延時間の設定範囲を説明するための図。 本発明の実施例1に係るホールドフリーレジスタセルの動作の例を示す波形図。 本発明の実施例2に係るホールドフリーレジスタセルの構成の例を示す回路図。 本発明の実施例のグリッチ除去フィルタの構成の例を示す回路図。 本発明の実施例のグリッチ除去フィルタの動作の例を示す波形図。 本発明の実施例3に係るホールドフリーレジスタセルの構成の例を示す回路図。 本発明の実施例3に係るホールドフリーレジスタセルの動作の例を示す波形図。 本発明の実施例4に係るホールドフリーレジスタセルの構成の例を示す回路図。
符号の説明
1〜4 ホールドフリーレジスタセル
11 マルチプレクサ
12 遅延回路
13、15 ラッチ回路
14 バッファ
21 グリッチ除去フィルタ
211 遅延素子
212 ORゲート
213 ANDゲート
214 PMOSトランジスタ
215 NMOSトランジスタ
216 インバータ

Claims (5)

  1. クロック信号のデータ取り込みエッジ発生後に出力するデータを前記データ取り込みエッジ発生直前のデータに固定して出力するデータ固定手段と、
    前記データ固定手段の出力遅延時間に応じて前記クロック信号を遅延させる遅延手段と、
    前記遅延手段により遅延させた前記クロック信号の前記データ取り込みエッジで前記データ固定手段から出力されるデータをラッチするラッチ手段と
    を備えることを特徴とするホールドフリーレジスタセル。
  2. クロック信号を切り替え信号として2つの入力信号の切り換えを行うマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサの出力遅延時間に応じて前記クロック信号を遅延させる遅延回路と、
    前記遅延回路により遅延させた前記クロック信号のデータ取り込みエッジで前記マルチプレクサから出力されるデータをラッチするラッチ回路と
    を備え、
    前記マルチプレクサは、
    前記2つの入力信号として、外部からのデータ入力信号および前記ラッチ回路の出力信号が入力され、
    前記クロック信号が前記データ取り込みエッジ前のレベルであるときは前記外部からのデータ入力信号を出力し、
    前記クロック信号が前記データ取り込みエッジ後のレベルであるときは前記ラッチ回路の出力信号を出力する
    ことを特徴とするホールドフリーレジスタセル。
  3. 前記ラッチ回路の出力信号に含まれるグリッチを除去するグリッチ除去フィルタをさらに備える
    ことを特徴とする請求項2に記載のホールドフリーレジスタセル。
  4. クロック信号を切り替え信号として2つの入力信号の切り換えを行うマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサの出力遅延時間に応じて前記クロック信号を遅延させる遅延回路と、
    前記遅延回路により遅延させた前記クロック信号のデータ取り込みエッジで前記マルチプレクサから出力されるデータをラッチする第1のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路の出力信号を前記クロック信号の前記データ取り込みエッジとは逆方向のエッジで取り込む第2のラッチ回路と
    を備え、
    前記マルチプレクサは、
    前記2つの入力信号として、外部からのデータ入力信号および前記第1のラッチ回路の出力信号が入力され、
    前記クロック信号が前記データ取り込みエッジ前のレベルであるときは前記ラッチ回路の出力信号を出力し、
    前記クロック信号が前記データ取り込みエッジ後のレベルであるときは前記外部からのデータ入力信号を出力する
    ことを特徴とするホールドフリーレジスタセル。
  5. 前記第1のラッチ回路の出力信号に含まれるグリッチを除去するグリッチ除去フィルタをさらに備える
    ことを特徴とする請求項4に記載のホールドフリーレジスタセル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022075247A1 (ja) * 2020-10-07 2022-04-14 ローム株式会社 伝送回路

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