JP2008282810A - バラスト - Google Patents

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Abstract

【課題】既存のバラストにおいて経済的且つエネルギ効率良く実現される制御回路を備えたバラストを提供する。
【解決手段】インバータ出力端子を有し、インバータ出力電圧をインバータ出力端子に供給するインバータと、インバータ出力端子とランプとの間に接続されており、点弧電圧を供給する共振出力回路と、共振出力回路とインバータとの間に接続されている制御回路とを有し、制御回路は電圧を監視し、監視する電圧が所定のレベルに到達した場合には所定の時間にわたり動作周波数を目下の値に維持するようインバータを制御し、共振出力回路に点弧電圧を所定の時間にわたり適切なレベルに維持させ、所定の時間内にランプが点弧した場合にはインバータの制御を中止し、ランプ安定化期間中に動作周波数が所定の最小値以下に低下することを阻止し、所定の時間内にランプが点弧しなかった場合にはインバータを活動停止にする。
【選択図】図1

Description

本発明は包括的には放電ランプに給電するための回路に関する。より詳細には本発明は、1つまたは複数のガス放電ランプが設けられている、点弧電圧を制御するための回路を含むバラストに関する。
ガス放電ランプに給電するための電気的なバラストは一般的に、ランプの点弧および給電を行う動作モードに従い、2つのグループに分類される。予熱型バラスト(いわゆる「急速始動型」および「プログラム始動型」バラスト)においては、ランプを点弧するために高電圧(例えば350ボルトrms)を印加する前に、ランプフィラメントが事前に予熱される。これとは異なり、瞬時始動型のバラストにおいてはフィラメントが予熱されず、したがって例えば瞬時始動型のバラストではランプを適切に点弧するためにより高い電圧(例えば600ボルトrms)が要求される。
例えば、瞬時始動型のバラストに関して、一般的な回路トポロジは(プッシュプル型またはハーフブリッジ型の)電流供給駆動型インバータおよび並列共振出力回路を有する。並列共振出力回路は一般的に他のものとの間に電気的に絶縁された出力側を提供する出力変換器を有する。このトポロジは特定の一般的なタイプのランプ、例えば標準的なT8タイプのランプに給電するためのバラストに広く使用されてきたが、特定の他のタイプのランプ、例えば54ワットT5HOランプに関しては(物理的な大きさ、材料コストおよび/または電気的な効率の観点から)理想的なものには遠く及ばないことが分かった。
択一的な回路トポロジは1つまたは複数の直列共振回路を有する出力回路を使用し、個々の直列共振回路はバラストによって給電される各ランプに対して使用される。ランプを適切且つ確実に点弧するために点弧電圧が非常に高くなくてはならない瞬時始動の用途に関してこのトポロジには挑戦すべきことが幾つか存在し、それらのうち最も関連するものは点弧電圧の振幅が2つの主たる量、すなわち(i)インバータの動作周波数と(ii)直列共振回路の共振周波数の関係に依存するということに起因する。
既存の多くのバラストにおいては、インバータの動作周波数が一般的に共振出力回路の定格共振周波数に、またはその付近にセットされている。しかしながら残念なことに実際には、共振出力回路の実効共振周波数は複数の要因に起因して変化する。この変化はランプを適切に点弧するために適切な高さの電圧を形成するという目標に非常に干渉する可能性がある。
当業者には公知であるように、直列共振回路の実効共振周波数は、共振コイルのインダクタンスおよび共振コンデンサのキャパシタンスを含む所定のパラメータに依存する。殊に、これらのパラメータは構成要素の製造公差の影響を受け、また著しく変化する可能性がある。付加的に、直列共振回路の実効共振周波数はバラストをランプに接続するリード線の長さおよび/または電気的な配線の性質による影響を受ける。電気的な配線により寄生容量が生じ、この寄生容量は実質的に出力回路内の直列共振回路の実効自然共振周波数を変化させ、またしたがってバラストによってランプに供給される点弧電圧の振幅に影響を及ぼす。その種のパラメータの変化により、適切な高さの点弧電圧がランプに供給されることを補償するためのインバータの動作周波数を事前に(すなわち先験的に)規定することが困難になる、および/または、不可能になる。
以下においてさらに詳細に説明するように、パラメータ変化により生じる前述の困難は、共振出力回路が複数の共振回路を有する場合、および/または、バラスト出力接続部とランプとの間の配線が著しく長い場合には一層問題になる。後者の場合、結果として生じる寄生容量は非常に重要な要因になる。したがって所定の事前に規定されたインバータ動作周波数に関して、直列共振回路によって提供される点弧電圧の振幅は著しく変化する可能性があり、また場合によっては、所望のようなランプの点弧にとって十分でない、もしくは少なくとも理想的なものには遥かに及ばない可能性がある。
上述の問題に取り組むために従来技術においては種々のアプローチが行われており、これらのアプローチにおいては、例えば特許文献1および特許文献2に記載されているように、十分な点弧電圧が提供されることを保証するようインバータ動作周波数が調整されている。これらの特許明細書に記載されているアプローチは有用な進歩を表しているように思われるが、これらのアプローチは、材料的に高価であり、且つバラストのエネルギ効率に悪影響を及ぼすように動作する可能性がある複雑な制御回路を要求する欠点を有する。
U.S.5,680,015 U.S.5,925,9990
したがって本発明の課題は、1つまたは複数のランプを点弧するために適切な点弧電圧を提供することを保証し、且つ既存のバラストにおいて経済的且つエネルギ効率良く実現される制御回路を備えたバラストを提供することである。
この課題は、バラストがインバータ出力端子を有し、且つ動作周波数を有するインバータ出力電圧をインバータ出力端子に供給するインバータと、インバータ出力端子とランプとの間に接続されており、ランプを点弧するための点弧電圧を供給する共振出力回路と、共振出力回路とインバータとの間に接続されている制御回路とを有し、制御回路は、(a)共振出力回路内の電圧を監視し、(b)監視する電圧が所定のレベルに到達したことに応答して、所定の時間にわたり動作周波数を目下の値に維持するようインバータを制御し、共振出力回路に、点弧電圧を所定の時間にわたりランプを点弧する適切なレベルに維持させ、(c)所定の時間内のランプの点弧に応答して、(i)目下の値に動作周波数を維持するためにインバータの制御を中止し、(ii)ランプ安定化期間中に、動作周波数が所定の最小値以下に低下することを阻止し、(d)所定の時間内にランプが点弧しなかったことに応答して、インバータを活動停止にすることにより解決される。
また前述の課題は、バラストはインバータを有し、インバータは、実質的に直流(DC)の電圧を受け取る入力側と、インバータ出力端子と、入力側とインバータ出力端子との間に接続されている第1のインバータスイッチと、インバータ出力端子と回路アースとの間に接続されている第2のインバータスイッチと、第1のインバータスイッチおよび第2のインバータスイッチに接続されており、且つ動作周波数において第1のインバータスイッチおよび第2のインバータスイッチを整流するインバータ駆動回路とを有し、インバータ駆動回路は、(i)DC給電電圧源から動作電流を受け取るDC給電入力側と、(ii)電圧制御発振器(VCO)入力側とを有し、動作周波数はVCO入力側における電圧に依存してセットされており、さらにバラストは、インバータ出力端子とランプとの間に接続されており、且つランプを点弧するための点弧電圧を供給する共振出力回路と、共振出力回路とインバータとの間に接続されている制御回路とを有し、制御回路は、共振出力回路と接続されており、且つ共振出力回路において監視される電圧が所定のレベルに到達したことに応答して検出信号を検出出力側に供給する電圧検出回路と、電圧検出回路の検出出力側と、インバータ駆動回路のVCO入力側との間に接続されており、且つ検出信号に応答して、VCO入力側に供給される電圧を所定の時間にわたり目下のレベルに実質的に維持する周波数保持回路と、少なくとも1つの入力側と複数の出力側とを備え、且つランプが所定の時間内に点弧されたか否かに少なくとも依存して出力側に信号を供給するマイクロコントローラと、共振出力回路とマイクロコントローラの少なくとも1つの入力側との間に接続されており、ランプが点弧されているか否かを監視するランプ状態検出回路と、マイクロコントローラの第1の出力側とインバータ駆動回路のVCO入力側との間に接続されており、所定の点弧期間の経過後に動作周波数が所定の最小値以下に低下することを阻止するランプ安定化回路とを有することにより解決される。
さらに前述の課題は、バラストがインバータ出力端子を有し、且つ動作周波数を有するインバータ出力電圧をインバータ出力端子に供給するインバータと、各々がインバータ出力端子とランプ負荷内の対応するランプとの間に接続されており、且つ対応するランプを点弧する点弧電圧を供給する複数の共振回路を有する、インバータとランプ負荷との間に接続されている出力回路と、インバータおよび出力回路と接続されている制御回路とを有し、制御回路は、(a)各共振回路において監視される電圧を含む複数の電圧を監視し、(b)監視する第1の電圧が所定のレベルに到達したことに応答して、所定の時間にわたり動作周波数を第1の目下の値に維持するようインバータを制御し、対応する第1の共振回路により、点弧電圧を所定の時間にわたり対応する第1のランプを点弧する適切なレベルに維持し、(c)所定の時間内に対応する第1のランプが点弧しなかったことに応答して、インバータを活動停止にし、(d)所定の時間内の対応する第1のランプの点弧に応答して、(i)第1の目下の値に動作周波数を維持するためにインバータの制御を中止し、インバータの制御の中止により動作周波数を第1の目下の値から低減させ、(ii)監視する第2の電圧が所定のレベルに到達したことに応答して、所定の時間にわたり動作周波数を第2の目下の値に維持するようインバータを制御し、対応する第2の共振回路により、点弧電圧を所定の時間にわたり対応する第2のランプを点弧する適切なレベルに維持し、(e)所定の時間内に対応する第2のランプが点弧しなかったことに応答して、インバータを活動停止にし、(f)所定の時間内の対応する第2のランプの点弧に応答して、第2の目下の値に動作周波数を維持するためにインバータの制御を中止し、インバータの制御の中止により動作周波数を第2の目下の値から低減させることにより解決される。
図1は、少なくとも1つのガス放電ランプを含むランプ負荷70に給電するためのバラスト10を示す。バラスト10はインバータ200、共振出力回路400および制御回路600を有する。
インバータ200は入力側202およびインバータ出力端子204を有する。動作中にインバータ200は入力側202を介して実質的に直流(DC)の電圧VRAILを受け取る。VRAILは典型的に適切な整流回路(例えば全波ブリッジ整流器と力率改善(power factor correcting)DC・DCコンバータ、例えばブーストコンバータとの組合せ)によって供給され、この整流回路は慣例の交流(AC)電源(例えば60ヘルツで120ボルトrmsまたは277ボルトrms)から電力を受け取る。動作中にインバータ200はインバータ出力端子204において(また回路アースに関して)、典型的には約20,000ヘルツよりも高く選定されている動作周波数を有するインバータ出力電圧を供給する。
共振出力回路400はインバータ出力端子204とランプ負荷70との間に接続されている。共振出力回路400は少なくとも2つの出力接続部402,404を有し、これらの出力接続部402,404はランプ負荷70との接続に適合されている。動作中に共振出力回路400は点弧のための点弧電圧を供給し、またランプ負荷70内の1つまたは複数のランプを作動させるために振幅制限された電流を供給する。
制御回路600はインバータ200および共振出力回路400に接続されている。動作中に制御回路600は共振出力回路400内の電圧を監視する。監視する電圧が所定のレベルに到達し、この到達が点弧電圧(例えばランプの点弧前の出力接続部402,404間の電圧)はランプの適切な点弧にとって十分な振幅を有することを示しているということに応答して、制御回路600はインバータ200に動作周波数を所定の時間にわたり目下の値に維持することを指示する。動作周波数をその時点における値、すなわち目下の値に維持することによって、制御回路600は共振出力回路400に点弧電圧をランプ負荷70内のランプの点弧に適したレベルに所定の時間にわたり維持させることができる。ランプが所定の時間内に点弧すると、制御回路600は動作周波数を目下の値に維持するためにインバータ200の制御を中止する。すなわち制御回路600は動作周波数を目下の値以下に低減することができる。反対に、ランプが所定の時間内に点弧しない場合には、制御回路600はインバータ200を停止状態にする。
制御回路600は付加的に、ランプの点弧に続くランプ安定化期間を提供し、この期間中に制御回路600はインバータ200の動作周波数が所定の最小値以下になることを阻止する。動作周波数が所定の最小値以下になることを阻止することによって、制御回路600はインバータ200がいわゆる「容量性スイッチングモード」で動作することを阻止する。このモードはインバータトランジスタ210,222における不所望に高くまた潜在的に破壊的な電圧レベル、電流レベルおよび/または電力消費レベルを伴う可能性がある。
図2は、瞬時始動型の動作モードにおいて単一のガス放電ランプ72に給電するためのバラスト10(以下ではバラスト20と記す)の第1の有利な実施形態である。
図2を参照すると、出力回路400は有利には並列負荷直列共振型(parallel-loaded series-resonant type)の出力回路として実現されており、この出力回路は第1の出力接続部402、第2の出力接続部404、共振コイル420、共振コンデンサ422、分圧コンデンサ426および直流(DC)阻止コンデンサ428を有する。第1の出力接続部402および第2の出力接続部404はランプ72との接続に適合されている。共振コイル420はインバータ出力端子204と第1の出力接続部402との間に接続されている。共振コンデンサ422は第1の出力接続部402と第1のノード424との間に接続されている。分圧コンデンサ426は、第1のノード424と回路アース60との間に接続されている。DC阻止コンデンサ428は第2の出力接続部404と回路アース60との間に接続されている。バラスト20の動作中に出力回路400はインバータ出力電圧を(インバータ出力端子204を介して)受け取り、(出力接続部402,404を介して)点弧のための高電圧および動作用の振幅制限された電流をランプ72に供給する。例えば、ランプ72がT8タイプのランプとして実現されている場合には、ランプ72を点弧するための高電圧は典型的に約600ボルトrmsのオーダに選定されており、また振幅制限された動作電流は典型的に約180ミリアンペアのオーダに選定されている。
図2に示されているように、インバータ200は有利には駆動ハーフブリッジ型(driven half-bridge type)のインバータとして実現されており、インバータ入力側202、インバータ出力端子204、第1のインバータスイッチ210、第2のインバータスイッチ220およびインバータ駆動回路230を有する。有利には、入力側202が実質的なDC電圧VRAILを受け取ることに適合されている。第1のインバータスイッチ210および第2のインバータスイッチ220は有利にはNチャネル型の電界効果トランジスタ(FET)によって実現されている。インバータ駆動回路230はインバータFET210,220と接続されており、またこのインバータ駆動回路230を複数の利用可能な何らかのデバイスによって実現することができる。有利にはインバータ駆動回路230は適切な集積回路(IC)装置、例えばInternational Rectifier, Inc社製のIR2520ハイサイドドライバICによって実現されている。
バラスト20の動作中に、インバータ駆動回路230は実質的に相補的なやり方で(すなわち、FET210がオンのときFET220はオフ、またはFET220がオンのときFET210はオフ)インバータFET210,220を整流し、実質的に矩形波の電圧をインバータ出力端子204と回路アース60との間に供給する。インバータ駆動回路230はDC給電入力側232(インバータ駆動回路230のピン1)および電圧制御発振器(VCO)入力側234(インバータ駆動回路230のピン4)を有する。DC給電入力側232は動作電流(すなわちインバータ駆動回路230の給電用の電流)をDC電圧源+VCCから受け取る。このDC電圧源は典型的に約+15ボルトのオーダの電圧を供給するよう選定されている。インバータ200の動作周波数はVCO入力側234に供給される電圧に依存して設定されている。殊に、VCO入力側234における瞬時電圧により、インバータ駆動回路230がインバータトランジスタ210,220を整流する瞬時周波数が求められる。殊に、VCO入力側234における電圧が増加すると、周波数は低下する。当業者であれば、インバータ駆動回路230がインバータトランジスタ210,220を整流する瞬時周波数は、インバータ出力端子204と回路アース60との間に供給されるインバータ出力電圧の基本周波数(本明細書においては「動作周波数」と称する)と同じであることが分かる。インバータ駆動回路230に関連する他の構成要素はコンデンサ240,244および抵抗242,246,248を含み、これらの構成要素の機能は当業者には公知である。
有利には、バラスト20は第1のノード424における電圧を能動的に監視することにより、またランプ72を適切に点弧するために(出力接続部402,404間に)十分な電圧を提供することを保証するインバータ200に関する動作周波数を選択することにより(発明の背景において述べた)上述の問題を解消する。第1のノード424における電圧は出力接続部402,404間に供給される電圧を表し、したがって適切な高電圧はランプ72を適切に点弧するために供給されているか否かを表していることが分かる。前述したように、制御回路600によりインバータの動作周波数を、少なくとも(第1のノード424における)監視される電圧が所定のレベルに到達するまで低減することができる。所定のレベルに到達すると、制御回路600はランプ72を点弧できるように所定の時間にわたり動作周波数をその時点におけるレベル、すなわち目下のレベルに維持する(これにより出力接続部402,404間の点弧電圧は十分高いレベルに維持される)。このようにして、バラスト20は自動的に(共振回路の構成要素の値の変化またはバラスト出力接続部402,404とランプ72との間の配線に属する寄生容量に起因する)出力回路400内のパラメータ変化を補償し、したがってランプ72を適切且つ安全に点弧するために適切な高さの電圧が供給されることが保証される。
以下では、インバータ200および制御回路600を実現するための有利な回路について、図2を参照しながら説明する。
図2に示されているように、インバータ200は給電スイッチ250を有する。給電スイッチ250は有利には、ゲート252、ソース254およびドレイン256を有するPチャネル型のFETとして実現されている。ソース254はインバータ駆動回路230のDC給電入力側232と接続されている。ドレイン256はDC給電電圧源+VCCと接続されている。FET250のバイアスを提供するよう機能する抵抗258はドレイン256とゲート252との間に接続されている。インバータ200の動作中に、インバータ駆動回路230はFET250がターンオンされると起動され、FET250がターンオフされると停止状態になる。通常の場合、FET250はターンオンされている。しかしながら以下において詳細に説明するように、ランプが故障した場合には、制御回路600からの適切な制御信号によってFET250がターンオフされる。
図2を再び参照すると、インバータ200はさらに周波数初期化回路270を有し、この周波数初期化回路270はツェナーダイオード272、ダイオード280および抵抗286を包含する。ツェナーダイオード272はアノード274およびカソード276を有し、アノード272は回路アース60と接続されている。ダイオード280はツェナーダイオード272のカソード276と接続されているアノード282と、インバータ駆動回路230のVCO入力側234と接続されているカソード284とを有する。抵抗286はDC給電電圧源+VCCとツェナーダイオード272のカソード276との間に接続されている。動作中は周波数初期化回路270により、インバータ駆動回路230の起動に続いて(これにより続けてバラスト20に電力が供給される)、VCO入力側234に供給される電圧が即座に、共振出力回路400の自然共振周波数に近いインバータ動作周波数に対応するレベルに達することが保証される。周波数初期化回路270によって提供される機能は重要である。何故ならばこれにより、瞬時始動に関する規制要求に応じて、バラスト20はこのバラストへの給電に続く十分に短い時間内に(例えば直列に接続されている2つの54ワットT5HOランプの場合において約2000ボルトのピーク電圧であれば例えば約1ミリ秒)ランプ72を点弧することができるからである。
図2に示されているように、有利な実施形態においては、制御回路600は電圧検出回路610および周波数保持回路700を有する。電圧検出回路610および周波数保持回路700を実現するための有利な構造、ならびにこれらの回路の種々の動作の詳細を以下において説明する。
電圧検出回路610は共振出力回路400と接続されており、また検出出力側612を有する。動作中に、電圧検出回路610は監視する電圧(すなわちコンデンサ426の両端における電圧)が所定のレベルに到達したことに応答して、検出出力側612に検出信号を供給する。前述のように、監視する電圧は単純に出力接続部402,404間の電圧のスケールダウンされた形である。したがって、所定のレベルの監視する電圧はランプ72を点弧するための所望のレベル(例えば600ボルトrms)の(出力接続部402,404間の)点弧電圧に対応する。
図2に示されているように、第1の有利な実施形態においては、電圧検出回路610は第1のダイオード616と、第2のダイオード622と、結合コンデンサ614と、直列に接続されているフィルタ抵抗628およびフィルタコンデンサ632からなるローパスフィルタと、ツェナーダイオード634とを有する。第1のダイオード616はアノード618およびカソード620を有する。第2のダイオード622はアノード624およびカソード626を有する。第1のダイオード616のアノード618は第2のダイオード622のカソード626と接続されている。第2のダイオード622のアノード624は回路アース60と接続されており、有利には図2に示されているように、第2のダイオード622を介して流れる可能性があるピーク電流を制限するよう機能する抵抗640を介してアノード624は回路アース60と接続されている。結合コンデンサ614は共振出力回路400(すなわちノード424)と第1のダイオード616のアノード618との間に接続されている。フィルタ抵抗628は第1のダイオード616のカソード620と、フィルタ抵抗628とフィルタコンデンサ632との間の接合点に位置するノード630との間に接続されている。フィルタコンデンサ632はノード630と回路アース60との間に接続されている。ツェナーダイオード634のカソード638はノード630と接続されている。ツェナーダイオード634のアノード636は検出出力側612と接続されている。
電圧検出回路610の動作中に、フィルタコンデンサ632の両端に生じる電圧は第1のノード424における電圧のスケールダウンおよびフィルタリングされた正の半周期のバージョンである。結合コンデンサ614は、フィルタ抵抗628およびフィルタコンデンサ632が存在するあらゆる高周波成分を抑制している間に、監視する電圧を減衰する。ノード630における電圧がツェナーダイオード634のツェナー降伏電圧に到達するとツェナーダイオード634は導電性になり、第1のノード424における電圧(すなわち分圧コンデンサ426の両端における電圧)が所定のレベルに到達したことを示す電圧信号を検出出力側612に供給する。
周波数保持回路700は電圧検出回路610の検出出力側612とインバータ駆動回路230のVCO入力側234との間に接続されている。動作中に、また検出出力側に612に存在する検出信号に応答して(これにより点弧電圧が十分に高いレベルに到達したことが示される)、周波数保持回路700はVCO入力側234に供給される電圧を所定の時間(すなわち点弧期間)にわたり所定のレベルに実質的に維持する。VCO入力側234における電圧をその時点におけるレベルに維持することによって、インバータ200の動作周波数は相応に(構成要素の製造公差または配線の容量に起因するあらゆるパラメータ変化を考慮して)共振出力回路400の実効自然共振周波数に維持されるか、その付近に維持され、これによりランプ72を適切に点弧するための適切な高さの点弧電圧が維持される。
図2に示されているように、周波数保持回路700は有利には電子的なスイッチ702、第1のバイアス抵抗710、第2のバイアス抵抗712およびプルダウン抵抗714を有する。電子的なスイッチ702は有利にはNPN型のバイポーラ接合トランジスタ(BJT)によって実現されており、このトランジスタはベース704、エミッタ708およびコレクタ706を有する。BJT702のエミッタ708は回路アース60と接続されている。第1のバイアス抵抗710は検出出力側612とBJT702のベース704との間に接続されている。第2のバイアス抵抗712はBJT702のベース704と回路アース60との間に接続されている。プルダウン抵抗714はインバータ駆動回路230のVCO入力側234とBJT702のコレクタ706との間に接続されている。
バラスト20の動作中に、検出出力側612における電圧信号が監視する電圧は所定のレベルに到達したことを示すと、周波数保持回路700は起動される(すなわちトランジスタ702がターンオンされる)。トランジスタ702がターンオンされると、VCO入力側234における電圧がさらに上昇することを瞬時的に阻止するために、インバータ駆動回路230のVCO入力側234は本質的にプルダウン抵抗714を介して回路アース60と接続される。したがってトランジスタ702がターンオンされている間は、VCO入力側234における電圧がその時点における値に維持される(これによりインバータの動作周波数が目下の値に維持される)。
ランプ72が点弧され、電流が流れ始めると、点弧された/動作中のランプが共振出力回路400の電圧応答に影響を及ぼす「負荷」効果によって、監視する電圧は実質的にその直前のレベル(すなわち適切なランプ点弧のために要求される所定のレベル)から低減される。その時点において、検出出力側612における電圧信号のレベルはトランジスタ702の導通を維持するには十分でないレベルに戻り、したがってトランジスタ702はターンオフされる。トランジスタ702がターンオフされると、VCO入力側234における電圧を上昇させることができ、これによりインバータ200の動作周波数が低減される。しかしながら、以下においてさらに詳細に説明するように、制御回路600は有利にはランプ安定化回路760を有し、このランプ安定化回路760はインバータ200の動作周波数が、インバータ200およびバラスト20の効率および/または信頼性を落とす可能性があるレベルに低減することを阻止する。
有利には、また図2に示されているように、制御回路600はさらにマイクロコントローラ720、ランプ状態検出回路740、ランプ安定化回路760およびイネーブル回路780を有する。マイクロコントローラ720、ランプ状態検出回路740、ランプ安定化回路760およびイネーブル回路780に関する有利な構造および/または関係する動作の詳細を以下において図2を参照しながら説明する。
マイクロコントローラは第1の入力側722、第1の出力側726および第2の出力側728を有する。第1の入力側722はランプ状態検出回路740と接続されている。第1の出力側726はランプ安定化回路760と接続されている。第2の出力側728はイネーブル回路780と接続されている。マイクロコントローラ720は有利には、例えばパーツ番号PIC10F510(Microchip, Inc.社製)のような適切にプログラミング可能な集積回路によって実現され、このような集積回路は比較的コストが低く、また要求される動作電力が低いという利点を有する。
動作中にマイクロコントローラ720は、(マイクロコントローラ720においてプログラミングされた)内部タイミング機能にしたがい、またランプ状態検出回路740からの信号に応答して、ランプ安定化回路760およびイネーブル回路780のタイミングおよび起動を制御する。より詳細には、マイクロコントローラ720はランプ72の点弧に続いてランプ安定化回路760を起動し、またランプエラー条件の発生に応答してイネーブル回路780を停止状態にする。ランプ安定化回路760が起動している期間および/またはイネーブル回路780が停止状態にある期間は所望の設計仕様に基づき選定され、また問題なくマイクロコントローラ720にプログラミングされる。
図2に示されているように、瞬時始動の用途に関してランプ72の各端部はバラスト20への接続部を1つだけ有する。より詳細には、また事前加熱型の用途(例えば急速始動型またはプログラム始動型)とは異なり、ランプ72が存在し、且つ適切に出力接続部402,404と接続されているかを求めることにランプ72のフィラメントを使用できない。したがってバラスト20においては、機能しているランプ72が存在していることは2つの量、すなわち(i)ノード630における電圧(ランプ72の点弧後に、点弧されたランプに起因する「負荷効果」を反映するように低下する)および(ii)DC阻止コンデンサ428の両端における電圧(すなわちランプ72が接続されていなければ、または実質的に正常に動作していなければ、DC阻止コンデンサ428の両端における電圧が+VRAILの約1/2である通常の動作値に到達することは阻止される)を監視することによって検出される。
上述したように、瞬時始動型のバラストはランプ72を適切且つ迅速に点弧するために非常に高い点弧電圧を提供できなければならない。しかしながら安全性の理由から、該当する工業規格はランプ72が固定部ソケットに接続されていない場合、この高い点弧電圧は限定された期間を超えて(出力接続部402,404間に)存在してはならいことを要求する。したがって点弧期間(すなわち前述の「所定の時間」)のタイミングは正確に制御されなければならない。
例として、出力接続部402,404間に直列に接続されている2つの54ワットT5HOランプから構成されているランプ72を検討する。この用途に関しては、ランプを適切に点弧し、且つバラスト20がランプの適切な点弧に続いて生じる「負荷効果」を(ランプ状態検出回路740を介して)監視するために、約2000ボルトのピーク出力電圧が約1ミリ秒にわたり維持されなければならない。機能するランプが存在しており、且つ適切に出力接続部402,404と接続されていることを確認するために、DC阻止コンデンサ428の両端における電圧が(ランプ状態検出回路740を介して)付加的に監視される(もしそうでない場合には、インバータ200は停止されなければならない、もしくはバラスト20を損傷から保護するために低電力モードで動作しなければならない)。これらの機能は本質的に、厳密に制御されたタイミングに関する要求を規定する。この厳密に制御されたタイミングは最も効果的且つ経済的にマイクロコントローラ720によって提供される。
さらには適切な標準を瞬時始動の用途に適用するためには、十分に高い点弧電圧を形成するために、インバータ200の動作周波数は即座に(電力のバラスト20への供給後の1ミリ秒以内)低減されなければならない。したがって、コンデンサ262は比較的低い値(例えば約22ナノファラド)を有するように選定されている。約100ミリ秒またはそれ以降にわたり点弧電圧が先ず出力接続部402,404間に供給され、インバータ動作周波数は安定した値に維持されるべきであり(すなわち通常の動作周波数へと変化すべきではない)、他方ではランプを適切且つ完全に点弧することができる(これによりランプインピーダンスの相応の低減、またランプにおけるアーク放電の安定が同時に生じる)。つまりその100ミリ秒の期間中にインバータ動作周波数が維持されない(すなわち自然な低減が阻止されている)場合には、インバータトランジスタ210,220のいわゆる「ハードスイッチング」によって特徴付けられるいわゆる「容量性モード」でインバータ200は動作することができる。したがってマイクロコントローラ720は、ランプ安定化回路760を起動するために要求される正確なタイミングを提供し、続いて制御される期間にわたりこのランプ安定化回路760を起動状態に維持する重要な機能を提供する。
瞬時始動型のバラストに関する実用的な工業標準は、ランプの点弧に続いて、100ミリ秒以内に定格動作電流の90%に到達しなければならないことも規定する。この標準に適用することが必要とされ、またバラスト20によって提供される制御動作はやはり正確なタイミング制御を要求する。
前述の全てのロジックおよびタイミング機能は制御回路600内のマイクロコントローラ720を使用することによって、好適且つ廉価に最も有利に実現される。したがって、瞬時始動の用途について最適化されている市販の制御集積回路は現在のところ存在していないことに関して、それ以外では実現が非常に困難であろう、および/または、実現にコストがかかるであろう、動作に関する多数の利点を制御回路600が提供する。
図2を再び参照すると、ランプ状態検出回路740は共振出力回路400、電圧検出回路610およびマイクロコントローラ720の入力側722の間に接続されている。ランプ状態検出回路740を複数の構造のうちのいずれかによって実現することができ、それらの構造は当業者には公知のものであり、例えばノード630における電圧およびDC阻止コンデンサ428を介する電圧を監視するための1つまたは複数のRC回路網(例えばフィルタコンデンサが続く抵抗分割回路)が使用される。ノード630における電圧は出力接続部402,404を介する電圧を反映するものと解される。通常動作中は、ランプ72の点弧後に、ノード630における電圧は点弧されたランプの「負荷効果」に起因して低下する。反対に、ノード630における電圧は種々のエラー条件下(例えばランプ72が取り除かれた場合、ランプ固定部のソケットにおいてアーク放電が発生する場合など)では実質的に上昇する。
動作中に、ランプ状態検出回路740はランプエラー条件(例えば、ランプの除去または故障、ダイオードモードのランプ)の発生を指示するために、ノード630における電圧およびDC阻止コンデンサ428の両端における電圧を監視する。例えば、当業者には公知であるように、ダイオードモードのランプエラー条件は典型的に、+VRAILの約半分の通常動作値とは実質的に異なるDC阻止コンデンサ428の両端における電圧を伴う。そのような条件がランプ状態検出回路740によって検出される。ランプエラー条件が発生すると、ランプ状態検出回路740は適切な電圧信号をマイクロコントローラ720の入力側に722に供給する。入力側722に供給されるその種の適切な電圧信号に応答して、マイクロコントローラ720は適切な電圧信号(例えば0ボルト)を第2の出力側728に供給し、イネーブル回路780がターンオフされる。イネーブル回路780の動作結果に関するさらなる詳細を以下において説明する。
ランプ安定化回路760は有利には電子的なスイッチ762およびツェナーダイオード770を有する。電子的なスイッチ762は有利にはNPN型のバイポーラ接合トランジスタによって実現されており、このトランジスタはベース764、コレクタ766およびエミッタ768を有する。電子的なスイッチ762のベース764は(抵抗730を介して)マイクロコントローラ720の第1の出力側726と接続されている。電子的なスイッチ762のエミッタ768は回路アース60と接続されている。ツェナーダイオード770は電子的なスイッチ762のコレクタ766と接続されているアノード772と、インバータ駆動回路230のVCO入力側234と接続されているカソード774とを有する。
動作中にランプ安定化回路760は点弧期間の終了に基づき起動され、インバータ200の動作周波数が所定の最小値以下になることを阻止する。より詳細には、所定の期間の経過後に(この期間中に、ランプ72の点弧を試みるためにインバータ200の動作周波数は目下の値に維持される)、マイクロコントローラ720は適切な電圧信号(例えば数ボルト)を第1の出力側726に供給し、これによりトランジスタ762が起動される。トランジスタ762がターンオンされることにより、インバータ駆動回路230のVCO入力側234における電圧は実質的にツェナーダイオード770のツェナー降伏電圧付近にクランプされる。このようにして、ランプ安定化回路760は容量性モードスイッチングを阻止するか、さもなければインバータ200の動作周波数がランプ72の点弧後に制限されずに低減された場合には発生するであろう不所望な効果を阻止する。
イネーブル回路780は有利には電子的なスイッチ782を有し、このスイッチをNチャネル電界効果トランジスタ(FET)により実現することができ、このFETにはゲート784、ドレイン786およびソース788が設けられている。FET782のゲート784はマイクロコントローラ720の第2の出力側728と接続されている。FET782のドレイン786は給電スイッチ250のゲート252と接続されている。FET782のソース788は回路アース60と接続されている。
通常動作中(すなわちランプエラー条件は存在しない)、FET782は通常ターンオンされており、このことはマイクロコントローラ720が通常の場合、FET782のターンオンを維持するために(第2の出力側728を介して)適切な電圧(例えば+5ボルト)を供給することを意味している。FET782がターンオンされていると、FET250のゲート252が実質的にFET782を介してアースと接続され、これによりFET250はターンオン状態に留まる。FET250がターンオンされていると、動作電流が継続的にインバータ駆動回路230に供給され、インバータ200は動作を継続できる。
異常動作中(すなわち、例えばノード630における過度に高い電圧またはDC阻止コンデンサ428の両端における異常な電圧によって示唆されるランプエラー条件に対応する)、マイクロコントローラ720がFET782を停止状態にするために適切な低い電圧(例えば0ボルト)を(第2の出力側728を介して)供給し、これによりFET782はターンオフされる。FET782がターンオフされると、FET250も相応にターンオフされる。FET250がターンオフされると、インバータ駆動回路230に動作電流は供給されず、したがってインバータ駆動回路230は停止状態になる。インバータ駆動回路230が停止状態になるとインバータ200は動作せず、これによりランプエラー条件の発生後のインバータ200および/または出力回路400の(過電圧および/または過電流および/または過剰な電力消費に起因する)損傷が阻止される。このようにしてランプ状態検出回路740、マイクロコントローラ720、イネーブル回路780および給電スイッチ250は、ランプエラー条件の発生時にバラスト20が保護されることを保証する。
したがってバラスト20は瞬時始動モードにおけるランプの点弧および動作に関する問題についての経済的で信頼性の高い解決手段を提供し、また直列共振出力回路を含むトポロジを提供する。上記のことをバラスト20は共振出力回路におけるパラメータ変化(構成要素の製造公差および/または出力配線に基づく寄生容量に起因する)を自動的に補償することにより達成し、これにより信頼性が高く且つランプの有効動作寿命を保護するやり方でランプ72を適切に点弧するための適切な高さの電圧が提供される。
図3は、瞬時始動型の動作モードにおいて2つのガス放電ランプ72,74に給電するようコンフィギュレートされたバラスト10(以下ではバラスト30と記す)の第2の有利な実施形態である。
バラスト30に関する有利な構造の多くは(図2を参照しながら既に説明した)バラスト20に関するものと同一であるが、幾つかの関連する相違点もある。例えば、出力回路400’は2つの共振回路(ランプ72,74に対してそれぞれ1つずつ)を有し、また制御回路600’は2つの電圧検出回路(2つの共振回路に対してそれぞれ1つずつ)を有する。付加的に制御回路600’の動作には、複数のランプを有するランプ負荷に給電するためのバラストのコンテクストにおいて要求されるおよび/または好まれる付加的な機能も含まれる。
図3を参照すると、2つのガス放電ランプ72,74を有するランプ負荷70’に給電するためのバラスト30はインバータ200,共振出力回路400’および制御回路600’を有する。
インバータ200は有利には、上記において図1および図2を参照しながら説明したものと同一の構造、また同一の動作特徴によって実現されている。
共振出力回路400’はインバータ出力端子202とランプ負荷70’との間に接続されている。共振出力回路400’は複数の共振回路を有する。すなわち図3に示されている2つのランプを使用する実施形態のコンテクストにおいて、出力回路400’は第1の共振回路(共振コイル420、共振コンデンサ422、分圧コンデンサ426およびDC阻止コンデンサ428を有する)と、第2の共振回路(共振コイル440、共振コンデンサ442、分圧コンデンサ446およびDC阻止コンデンサ448を有する)と、第1のランプ72および第2のランプ74との接続に適合された4つの出力接続部402,404,406,408とを有する。動作中に共振出力回路400’は点弧のための点弧電圧を供給し、またランプ72,74を作動させるために振幅制限された電流を供給する。
制御回路600’はインバータ200および共振出力回路400’と接続されている。動作中に、制御回路600’は共振出力回路400’内の複数の電圧を監視する。すなわち、図3に示されている2つのランプを使用する実施形態のコンテクストにおいて、制御回路600’は共振出力回路400’内の第1の電圧(すなわちノード424における電圧)および第2の電圧(すなわちノード444における電圧)を監視する。監視する第1の電圧(例えばノード424における電圧)が所定のレベルに到達し、この到達がランプのうちの一方(例えばランプ72)に関する点弧電圧はそのランプを点弧するために適切な大きさの振幅を有することを示していることに応答して、制御回路600’はインバータ200に動作周波数を所定の時間にわたり第1の目下の値に維持することを指示する。動作周波数をその時点における値、すなわち目下の値に維持することによって、制御回路600’は出力回路400’内の対応する共振回路に点弧電圧を対応する第1のランプ(例えばランプ72)の点弧に適したレベルに所定の期間にわたり維持させることができる。対応する第1のランプが所定の期間内に点弧しない場合には、制御回路600’はインバータ200を停止状態にする。
対応する第1のランプ(例えばランプ72)が所定の期間内に点弧すると、制御回路600’は2つの事項を行う。すなわち第1に、制御回路600’は動作周波数を第1の目下の値に維持するためにインバータ200の制御を中止する(すなわち制御回路600’は動作周波数を第1の目下の値以下に低減することができる)。第2に、監視する第2の電圧(例えばノード444における電圧)が所定のレベルに到達し、この到達がランプのうちの他方(例えばランプ74)に関する点弧電圧はそのランプを点弧するために適切な大きさの振幅を有することを示していることに応答して、制御回路600’はインバータ200に動作周波数を所定の時間にわたり第2の目下の値に維持し、対応する第2のランプ(例えばランプ74)の点弧を試みることを指示する。対応する第2のランプが所定の期間内に点弧しない場合には、制御回路600’はインバータ200を停止状態にする。反対に、対応する第2のランプが所定の期間内に点弧すると、制御回路600’は動作周波数を第2の目下の値に維持するためにインバータ200の制御を中止する(すなわち制御回路600’は動作周波数を第2の目下の値以下に低減することができる)。
制御回路600’は付加的にランプ安定化期間を提供し、この期間中に制御回路600’はインバータ200の動作周波数が所定の最小値以下になることを阻止する。動作周波数が所定の最小値以下になることを阻止することによって、制御回路600’はインバータ200がいわゆる「容量性スイッチングモード」で動作することを阻止する。このモードは一般的にインバータトランジスタ210,220における不所望に高く、また潜在的に破壊的な電力消費レベルを伴う。
図3を再び参照すると、出力回路400’は有利には第1の出力接続部402、第2の出力接続部404、第3の出力接続部406、第4の出力接続部408、第1の共振回路420,422,426,428および第2の共振回路440,442,446,448を有する。第1の出力接続部402および第2の出力接続部404は第1のランプ72との接続に適合されている。第3の出力接続部406および第4の出力接続部408はランプ74との接続に適合されている。
出力回路400’において第1の共振回路は第1の共振コイル420、第1の共振コンデンサ422,第1の分圧コンデンサ426および第1のDC阻止コンデンサ428を有する。第1の共振コイル420はインバータ出力端子204と第1の出力接続部402との間に接続されている。第1の共振コンデンサ422は第1の出力接続部402と第1のノード424との間に接続されている。第1の分圧コンデンサ426は第1のノード424と回路アース60との間に接続されている。第1のDC阻止コンデンサ428は第2の出力接続部404と回路アース60との間に接続されている。
出力回路400’において第2の共振回路は第2の共振コイル440、第2の共振コンデンサ442,第2の分圧コンデンサ446および第2のDC阻止コンデンサ448を有する。第2の共振コイル440はインバータ出力端子204と第3の出力接続部406との間に接続されている。第2の共振コンデンサ442は第3の出力接続部406と第2のノード444との間に接続されている。第2の分圧コンデンサ446は第2のノード444と回路アース60との間に接続されている。第2のDC阻止コンデンサ448は第4の出力接続部408と回路アース60との間に接続されている。
バラスト30の動作中に出力回路400’はインバータ出力電圧を(インバータ出力端子204を介して)受け取り、(出力接続部402,404,406,408を介して)点弧のための高電圧および動作用の振幅制限された電流をランプ72,74に供給する。例えば、ランプ72,74がT8タイプのランプとして実現されている場合には、ランプ72,74を点弧するための高電圧は典型的に約650ボルトrmsのオーダに選定されており、また振幅制限された動作電流は典型的に約180ミリアンペアrmsのオーダに選定されている。
既存の多くのバラストにおいて一般的に使用されるアプローチでは、ランプ72,74を点弧するための適切な高さの電圧を生成するために、インバータ200の動作周波数は理想的には、共振出力回路400’内の共振回路の定格自然共振周波数もしくはその付近にセットされる。しかしながら実際には残念なことに、出力回路400’内の共振回路の自然共振周波数を決定するパラメータは、構成要素の製造公差(例えば共振コイル420,440の定格インダクタンスおよび共振コンデンサ422,442の定格キャパシタンスにおけるばらつき)また出力接続部402,404,406,408をランプ72,74に接続する電気的な配線に起因する寄生容量のような種々の要因に基づき変化する。その種のパラメータの変化により、先験的に、適切な高さの点弧電圧が両方のランプ72,74に提供されることを保証するようにインバータ200の動作周波数を選択することは困難になる。
パラメータ変化に起因する前述の困難は殊に、共振出力回路400が(図3に示した実施形態のように)複数の共振回路を有する場合、および/または、バラスト出力接続部とランプ負荷との間の配線が相当に長い場合(この場合には寄生容量が顕著な要因となる)に問題となる。実際のところ複数の共振回路に関しては、これらの複数の共振回路が各々ほぼ間違いなく少なくとも僅かに異なる共振周波数を有することになる。したがって単一の所定の周波数でインバータ200を動作させる一般的な試みは複数のランプを成功裡且つ適切に点弧させることを保証するためには理想的でない。
有利には、バラスト30は第1のノード424および第2のノード444における電圧を能動的に監視することにより上述の問題を解決する。つまり、(i)第1のノード424における電圧は出力接続部402,404間に供給される電圧を表し、したがって適切な高さの電圧が第1のランプ72を適切に点弧するために供給されているか否かが示され、(ii)第2のノード444における電圧は出力接続部406,408間に供給される電圧を表し、したがって適切な高さの電圧が第2のランプ74を適切に点弧するために供給されているか否かが示される、と解される。
前述したように、バラスト30への電力の供給およびインバータ200の始動に続いて、制御回路600’によりインバータの動作周波数を、監視される電圧のうちの少なくとも1つ(第1のノード424における電圧または第2のノード444における電圧)が少なくとも所定のレベルに到達するまで低減することができる。所定のレベルに到達すると、制御回路600’は対応するランプを点弧できるように所定の時間にわたり動作周波数を第1の目下のレベルに維持する(これにより対応するランプのための点弧電圧は十分高いレベルに維持される)。それ以降は、対応する第1のランプの点弧が成功すると、制御回路600’により動作周波数を、少なくとも監視される第2の電圧が所定のレベルに到達するまで低減することができる。所定のレベルに到達すると、制御回路600’は残りのランプを点弧できるように所定の時間にわたり動作周波数を第2の目下のレベルに維持する(これにより対応する第2のランプのための点弧電圧は十分高いレベルに維持される)。このようにしてバラスト20は複数の直列共振回路間のあらうるパラメータの相違に起因する出力回路400内のあらゆるパラメータ変化(またはバラスト出力接続部とランプとの間の敗戦に起因するあらゆるパラメータ変化)を自動的に補償し、したがって適切な高さの電圧がランプ72,74を点弧するために提供されることを保証する。
したがって当業者であれば、バラスト30はランプの適切且つ成功裡の点弧を達成することができる適切な動作周波数を効果的に「発見」するよう機能することが分かる。
以下では、インバータ200および制御回路600’を実現するための有利な特定の回路について、図3を参照しながら説明する。インバータ200および制御回路600’の構造および動作は、図2に示した1つのランプを使用するバラスト20に関連して前述したものと大部分一致することを言及しておく。しかしながらまた、制御回路600’内では電圧検出回路610’が(図2に示した)検出回路610のものに比べて著しく複合的で広範な有利な構造および動作を有することも言及しておく。
より詳細には、図3を参照すると電圧検出回路610’は2つの部分を有する。電圧検出回路610’の第1の部分はノード424における電圧(第1のランプ72のための共振回路に関係する)を監視し、他方では電圧検出回路610’の第2の部分はノード444における電圧(第2のランプ74のための共振回路に関係する)を監視する。
電圧検出回路610’の第1の部分は第1の結合コンデンサ614、第1のダイオード616、第2のダイオード622、第1のローパスフィルタ628,632、第1のツェナーダイオード634および第3のダイオード670を有する。第1のダイオード616はアノード618およびカソード620を有する。第2のダイオード622はアノード624およびカソード626を有する。第1のダイオード616のアノード618は第2のダイオード622のカソード626と接続されている。第2のダイオード622のアノード624は回路アース60と接続されているが、図3に示されているように、電流制限抵抗640を介してアノード624が回路アース60と接続されることは有利である。第1の結合コンデンサ614はノード424と第1のダイオード616のアノード618との間に接続されている。第1のローパスフィルタは第1のフィルタ抵抗628および第1のフィルタコンデンサ632の直列の組み合わせを有する。第1のフィルタ抵抗628は第1のダイオード616のカソード620とノード630との間に接続されている。第1のフィルタコンデンサ632はノード630と回路アース60との間に接続されている。第1のツェナーダイオード634はアノード636およびカソード638を有する。第1のツェナーダイオード634のカソード638は第1のフィルタ抵抗628と第1のフィルタコンデンサ632との間の接合点(すなわちノード630)と接続されている。第3のダイオード670はアノード672およびカソード674を有する。第3のダイオード670のアノード672は第1のツェナーダイオード634のアノード636と接続されている。第3のダイオード670のカソード674は検出出力側612と接続されている。
電圧検出回路610’の第2の部分は第2の結合コンデンサ644、第4のダイオード646、第5のダイオード652、第2のローパスフィルタ658,662、第2のツェナーダイオード664および第6のダイオード680を有する。第4のダイオード646はアノード648およびカソード650を有する。第5のダイオード652はアノード654およびカソード656を有する。第4のダイオード646のアノード648は第5のダイオード652のカソード656と接続されている。第5のダイオード652のアノード654は回路アース60と接続されているが、図3に示されているように、電流制限抵抗640を介してアノード654が回路アース60と接続されることは有利である。第2の結合コンデンサ644はノード444と第4のダイオード646のアノード648との間に接続されている。第2のローパスフィルタは第2のフィルタ抵抗658および第2のフィルタコンデンサ662の直列の組み合わせを有する。第2のフィルタ抵抗658は第4のダイオード646のカソード650とノード660との間に接続されている。第2のフィルタコンデンサ662はノード660と回路アース60との間に接続されている。第2のツェナーダイオード664はアノード666およびカソード668を有する。第2のツェナーダイオード664のカソード668は第2のフィルタ抵抗658と第2のフィルタコンデンサ662との間の接合点(すなわちノード660)と接続されている。第6のダイオード680はアノード682およびカソード684を有する。第6のダイオード680のアノード682は第2のツェナーダイオード664のアノード666と接続されている。第6のダイオード680のカソード684は検出出力側612と接続されている。
電圧検出回路610’の動作中に、フィルタコンデンサ632,662の両端に生じる電圧はノード424,444における電圧のスケールダウンおよびフィルタリングされた正の半周期のバージョンである。結合コンデンサ614,644は、フィルタ抵抗628,658およびフィルタコンデンサ632,662が存在するあらゆる高周波成分を抑制している間に、ノード424,444における監視する電圧を減衰する。
電圧検出回路610’の第1の部分において、ノード630における電圧がツェナーダイオード634のツェナー降伏電圧に到達するとツェナーダイオード634は導電性になり、第1のノード424における電圧(すなわち分圧コンデンサ426の両端における電圧)が所定のレベルに到達したことを示す電圧信号を検出出力側612に供給する。同様に、電圧検出回路610’の第2の部分において、ノード660における電圧がツェナーダイオード664のツェナー降伏電圧に到達するとツェナーダイオード664は導電性になり、第2のノード444における電圧(すなわち分圧コンデンサ446の両端における電圧)が所定のレベルに到達したことを示す電圧信号を検出出力側612に供給する。したがって電圧検出回路610’は、出力回路400’内の監視する2つの電圧のうちのいずれかが所定のレベル(十分に高い点弧電圧が関連するランプに提供されることを示す)に達すると、電圧信号を検出出力側612に提供するよう動作する。このようにして電圧検出回路610’は出力回路400’内の複数の電圧を効率的に監視する。
電圧検出回路610’の2つの部分の各々を相互に効果的に絶縁するために、ダイオード674,680が有利には電圧検出回路610’内に包含されていることが分かる。ダイオード674,680が設けられていない場合には、電圧検出回路610’の2つの部分は実質的に独立したやり方で所望のように、また前述したように機能しない可能性がある。
図3に示したように、バラスト30は(ただ1つのランプの代わりに)2つのランプへの給電に適合されているということを考慮するために、ランプ状態検出回路740’は有利には2つの付加的な入力側(すなわち一方はノード660に接続されており、他方はDC阻止コンデンサ448に接続されている)を有する。同様の主旨からマイクロコントローラ720’は1つの付加的な入力側724を有する。これらの相違点を除き、マイクロコントローラ720’およびランプ状態検出回路740’の有利な実施形態および所望の機能は、図2を参照しながらマイクロコントローラ720およびランプ状態検出回路740に関して前述したものと実質的に同一である。
したがってバラスト30は、各ランプが固有の関連する直列共振回路を有する場合には、瞬時始動モードにおいて2つのランプの点弧および動作に関する問題についての経済的且つ信頼性の高い解決手段を提供する。バラスト30はこのことを共振出力回路におけるパラメータ変化(構成要素の製造公差に起因するおよび/または出力配線による規制容量に起因する)を自動的に補償することにより達成し、これにより信頼性が高く、且つランプの有効動作寿命を保護するやり方でランプ72,74を適切に点弧するための適切な高さの電圧が提供される。
本発明を特定の有利な実施形態に関連させて説明したが、当業者であれば本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多くの修正および変更をなすことができる。例えば、本明細書において説明した特定の有利な実施形態は1つまたは2つのガス放電ランプに給電するためのバラストに関するものであったが、電圧検出回路610’などを適切に修正することにより、本発明の原理が3つまたはそれ以上のランプに給電するためのバラストに問題なく適合されることも考えられる。
本発明の有利な実施形態による、1つまたは複数のガス放電ランプに給電するためのバラストのブロック回路図。 本発明の第1の有利な実施形態による、1つのガス放電ランプに給電するためのバラストの回路図。 本発明の第2の有利な実施形態による、2つのガス放電ランプに給電するためのバラストの回路図。

Claims (30)

  1. 少なくとも1つのガス放電ランプに給電するためのバラストにおいて、
    インバータ出力端子を有し、且つ動作周波数を有するインバータ出力電圧を前記インバータ出力端子に供給するインバータと、
    前記インバータ出力端子と前記ランプとの間に接続されており、前記ランプを点弧するための点弧電圧を供給する共振出力回路と、
    前記共振出力回路と前記インバータとの間に接続されている制御回路とを有し、該制御回路は、
    (a)前記共振出力回路内の電圧を監視し、
    (b)監視する前記電圧が所定のレベルに到達したことに応答して、所定の時間にわたり動作周波数を目下の値に維持するよう前記インバータを制御し、前記共振出力回路に、前記点弧電圧を前記所定の時間にわたり前記ランプを点弧する適切なレベルに維持させ、
    (c)前記所定の時間内の前記ランプの点弧に応答して、
    (i)前記目下の値に動作周波数を維持するために前記インバータの制御を中止し、
    (ii)ランプ安定化期間中に、前記動作周波数が所定の最小値以下に低下することを阻止し、
    (d)前記所定の時間内に前記ランプが点弧しなかったことに応答して、前記インバータを活動停止にすることを特徴とする、バラスト。
  2. 前記共振出力回路は並列負荷直列共振型の出力回路を有する、請求項1記載のバラスト。
  3. 前記共振出力回路は、
    第1のランプとの接続に適合された第1の出力接続部および第2の出力接続部と、
    前記インバータ出力端子と前記第1の出力接続部との間に接続されている共振コイルと、
    前記第1の出力接続部と第1のノードとの間に接続されている共振コンデンサと、
    前記第1のノードと回路アースとの間に接続されている分圧コンデンサと、
    前記第2の出力接続部と回路アースとの間に接続されている直流(DC)阻止コンデンサとを有する、請求項2記載のバラスト。
  4. 前記インバータは、
    実質的に直流(DC)の電圧を受け取る入力側と、
    インバータ出力端子と、
    少なくとも1つの第1のインバータスイッチと、
    少なくとも前記第1のインバータスイッチと接続されており、且つ前記第1のインバータスイッチを前記動作周波数において整流するインバータ駆動回路とを有し、該インバータ駆動回路は、
    DC給電電圧源から動作電流を受け取るDC給電入力側と、
    電圧制御発振器(VCO)入力側とを有し、前記動作周波数は前記VCO入力側に供給される電圧に依存してセットされている、請求項1記載のバラスト。
  5. 前記インバータはさらに、ゲートおよびソースおよびドレインを備えた給電スイッチを有し、前記ソースは前記DC給電電圧源と接続されており、前記ドレインは前記インバータ駆動回路のDC給電入力側と接続されている、請求項4記載のバラスト。
  6. 前記インバータはさらに、前記DC給電電圧源と前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側との間に接続されている周波数初期化回路を有し、該周波数初期化回路は、
    回路アースと接続されているアノードとカソードとを備えたツェナーダイオードと、
    前記ツェナーダイオードの前記カソードと接続されているアノードと、前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側と接続されているカソードとを備えたダイオードと、
    前記DC給電電圧源と前記ツェナーダイオードの前記カソードとの間に接続されている抵抗とを有する、請求項4記載のバラスト。
  7. 前記制御回路は、
    前記共振出力回路と接続されており、且つ前記共振出力回路において監視する前記電圧が前記所定のレベルに到達したことに応答して検出信号を検出出力側に供給する電圧検出回路と、
    前記電圧検出回路の前記検出出力側と前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側との間に接続されており、且つ前記検出信号に応答して、前記VCO入力側に供給される前記電圧を前記所定の時間にわたり目下のレベルに実質的に維持する、周波数保持回路とを有する、請求項4記載のバラスト。
  8. 前記電圧検出回路は、
    アノードおよびカソードを備えた第1のダイオードと、
    該第1のダイオードの前記アノードと接続されているカソードと、回路アースと接続されるアノードとを備えた第2のダイオードと、
    前記共振出力回路と前記第1のダイオードの前記アノードとの間に接続されている結合コンデンサと、
    前記第1のダイオードの前記カソードと回路アースとの間に接続されており、前記第1のダイオードの前記カソードと接続されているフィルタ抵抗と、フィルタコンデンサとが直列に接続されているローパスフィルタと、
    前記検出出力側と接続されているアノードと、前記フィルタ抵抗と前記フィルタコンデンサとの間の接合点と接続されているカソードとを備えたツェナーダイオードとを有する、請求項7記載のバラスト。
  9. 前記周波数保持回路は、
    回路アースと接続されているエミッタおよびコレクタおよびベースを備えた電子的なスイッチと、
    前記電圧検出回路の前記検出出力側と前記電子的なスイッチの前記ベースとの間に接続されている第1のバイアス抵抗と、
    前記電子的なスイッチの前記ベースと回路アースとの間に接続されている第2のバイアス抵抗と、
    前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側と前記電子的なスイッチの前記コレクタとの間に接続されているプルダウン抵抗とを有する、請求項7記載のバラスト。
  10. 前記インバータはさらに、前記DC給電電圧源と前記インバータ駆動回路の前記DC給電入力側との間に接続されている給電スイッチを有し、
    前記制御回路はさらに、
    少なくとも1つの入力側と第1の出力側と第2の出力側とを備え、且つ少なくとも1つのランプが前記所定の時間内に点弧されたか否かに少なくとも依存して前記第1の出力側および前記第2の出力側に信号を供給するマイクロコントローラと、
    前記共振出力回路と前記マイクロコントローラの前記少なくとも1つの入力側との間に接続されているランプ状態検出回路と、
    前記マイクロコントローラの前記第1の出力側と前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側との間に接続されており、且つ前記ランプ安定化期間中に前記動作周波数が前記所定の最小値以下に低下することを阻止するランプ安定化回路と、
    前記マイクロコントローラの前記第2の出力側と前記給電スイッチとの間に接続されており、ランプエラー条件に応答して前記給電スイッチを非導電性にするイネーブル回路とを有する、請求項4記載のバラスト。
  11. 前記ランプ安定化回路は、
    前記マイクロコントローラの前記第1の出力側と接続されるベースと、回路アースと接続されているエミッタと、コレクタとを備えた電子的なスイッチと、
    前記電子的なスイッチの前記コレクタと接続されているアノードと、前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側と接続されているカソードとを備えたツェナーダイオードとを有する、請求項10記載のバラスト。
  12. 前記イネーブル回路はゲートおよびソースおよびドレインを備えた電子的なスイッチを有し、前記ゲートは前記マイクロコントローラの前記第2の出力側と接続されており、前記ドレインは前記給電スイッチと接続されており、前記ソースは回路アースと接続されている、請求項10記載のバラスト。
  13. 少なくとも1つのガス放電ランプに給電するためのバラストにおいて、
    前記バラストはインバータを有し、該インバータは、
    実質的に直流(DC)の電圧を受け取る入力側と、
    インバータ出力端子と、
    前記入力側と前記インバータ出力端子との間に接続されている第1のインバータスイッチと、
    前記インバータ出力端子と回路アースとの間に接続されている第2のインバータスイッチと、
    前記第1のインバータスイッチおよび前記第2のインバータスイッチに接続されており、且つ動作周波数において前記第1のインバータスイッチおよび前記第2のインバータスイッチを整流する前記インバータ駆動回路とを有し、該インバータ駆動回路は、(i)DC給電電圧源から動作電流を受け取るDC給電入力側と、(ii)電圧制御発振器(VCO)入力側とを有し、前記動作周波数は前記VCO入力側における電圧に依存してセットされており、
    さらに前記バラストは、前記インバータ出力端子と前記ランプとの間に接続されており、且つ前記ランプを点弧するための点弧電圧を供給する共振出力回路と、
    前記共振出力回路と前記インバータとの間に接続されている制御回路とを有し、該制御回路は、
    前記共振出力回路と接続されており、且つ前記共振出力回路において監視される電圧が所定のレベルに到達したことに応答して検出信号を検出出力側に供給する電圧検出回路と、
    前記電圧検出回路の前記検出出力側と、前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側との間に接続されており、且つ前記検出信号に応答して、前記VCO入力側に供給される電圧を前記所定の時間にわたり目下のレベルに実質的に維持する周波数保持回路と、
    少なくとも1つの入力側と複数の出力側とを備え、且つ前記ランプが所定の時間内に点弧されたか否かに少なくとも依存して前記出力側に信号を供給するマイクロコントローラと、
    前記共振出力回路と前記マイクロコントローラの前記少なくとも1つの入力側との間に接続されており、前記ランプが点弧されているか否かを監視するランプ状態検出回路と、
    前記マイクロコントローラの第1の出力側と前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側との間に接続されており、所定の点弧期間の経過後に前記動作周波数が所定の最小値以下に低下することを阻止するランプ安定化回路とを有することを特徴とする、バラスト。
  14. 前記共振出力回路は、
    第1のランプとの接続に適合された第1の出力接続部および第2の出力接続部と、
    前記インバータ出力端子と前記第1の出力接続部との間に接続されている共振コイルと、
    前記第1の出力接続部と第1のノードとの間に接続されている共振コンデンサと、
    前記第1のノードと回路アースとの間に接続されている分圧コンデンサと、
    前記第2の出力接続部と回路アースとの間に接続されている直流(DC)阻止コンデンサとを有する、請求項13記載のバラスト。
  15. 前記インバータはさらに、前記DC給電電圧源と前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側との間に接続されている周波数初期化回路を有し、該周波数初期化回路は、
    回路アースと接続されているアノードとカソードとを備えたツェナーダイオードと、
    前記ツェナーダイオードの前記カソードと接続されているアノードと、前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側と接続されているカソードとを備えたダイオードと、
    前記DC給電電圧源と前記ツェナーダイオードの前記カソードとの間に接続されている抵抗とを有する、請求項13記載のバラスト。
  16. 前記電圧検出回路は、
    アノードおよびカソードを備えた第1のダイオードと、
    該第1のダイオードの前記アノードと接続されているカソードと、回路アースと接続されるアノードとを備えた第2のダイオードと、
    前記共振出力回路と前記第1のダイオードの前記アノードとの間に接続されている結合コンデンサと、
    前記第1のダイオードの前記カソードと回路アースとの間に接続されており、前記第1のダイオードの前記カソードと接続されているフィルタ抵抗と、フィルタコンデンサとが直列に接続されているローパスフィルタと、
    前記検出出力側と接続されているアノードと、前記フィルタ抵抗と前記フィルタコンデンサとの間の接合点と接続されているカソードとを備えたツェナーダイオードとを有する、請求項13記載のバラスト。
  17. 前記周波数保持回路は、
    回路アースと接続されているエミッタおよびコレクタおよびベースを備えた電子的なスイッチと、
    前記電圧検出回路の前記検出出力側と前記電子的なスイッチの前記ベースとの間に接続されている第1のバイアス抵抗と、
    前記電子的なスイッチの前記ベースと回路アースとの間に接続されている第2のバイアス抵抗と、
    前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側と前記電子的なスイッチの前記コレクタとの間に接続されているプルダウン抵抗とを有する、請求項13記載のバラスト。
  18. 前記ランプ安定化回路は、
    前記マイクロコントローラの前記第1の出力側と接続されるベースと、回路アースと接続されているエミッタと、コレクタとを備えた電子的なスイッチと、
    前記電子的なスイッチの前記コレクタと接続されているアノードと、前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側と接続されているカソードとを備えたツェナーダイオードとを有する、請求項13記載のバラスト。
  19. 前記インバータはさらに、前記DC給電電圧源と前記インバータ駆動回路の前記DC給電入力側との間に接続されている給電スイッチを有し、
    前記制御回路はさらに、前記マイクロコントローラの第2の出力側と前記給電スイッチとの間に接続されているイネーブル回路を有し、該イネーブル回路は前記マイクロコントローラの前記第2の出力側と接続されているゲートと、前記給電スイッチと接続されているドレインと、回路アースと接続されているソースとを備えた電子的なスイッチを有する、請求項13記載のバラスト。
  20. 複数のガス放電ランプを有するランプ負荷に給電するためのバラストにおいて、
    インバータ出力端子を有し、且つ動作周波数を有するインバータ出力電圧を前記インバータ出力端子に供給するインバータと、
    各々が前記インバータ出力端子と前記ランプ負荷内の対応するランプとの間に接続されており、且つ該対応するランプを点弧する点弧電圧を供給する複数の共振回路を有する、前記インバータと前記ランプ負荷との間に接続されている出力回路と、
    前記インバータおよび前記出力回路と接続されている制御回路とを有し、該制御回路は、
    (a)各共振回路において監視される電圧を含む複数の電圧を監視し、
    (b)監視する第1の電圧が所定のレベルに到達したことに応答して、所定の時間にわたり動作周波数を第1の目下の値に維持するよう前記インバータを制御し、対応する第1の共振回路により、点弧電圧を前記所定の時間にわたり対応する第1のランプを点弧する適切なレベルに維持し、
    (c)前記所定の時間内に前記対応する第1のランプが点弧しなかったことに応答して、前記インバータを活動停止にし、
    (d)前記所定の時間内の前記対応する第1のランプの点弧に応答して、
    (i)前記第1の目下の値に動作周波数を維持するために前記インバータの制御を中止し、該インバータの制御の中止により前記動作周波数を前記第1の目下の値から低減させ、
    (ii)監視する第2の電圧が前記所定のレベルに到達したことに応答して、前記所定の時間にわたり動作周波数を第2の目下の値に維持するよう前記インバータを制御し、対応する第2の共振回路により、前記点弧電圧を前記所定の時間にわたり対応する第2のランプを点弧する適切なレベルに維持し、
    (e)前記所定の時間内に前記対応する第2のランプが点弧しなかったことに応答して、前記インバータを活動停止にし、
    (f)前記所定の時間内の前記対応する第2のランプの点弧に応答して、前記第2の目下の値に動作周波数を維持するために前記インバータの制御を中止し、該インバータの制御の中止により前記動作周波数を前記第2の目下の値から低減させることを特徴とする、バラスト。
  21. 前記制御回路はさらに、前記動作周波数が所定の最小値以下に低下することを阻止する、請求項20記載のバラスト。
  22. 前記出力回路は、
    第1のランプとの接続に適合された第1の出力接続部および第2の出力接続部と、
    第2のランプとの接続に適合された第3の出力接続部および第4の出力接続部と、
    第1の共振回路と、
    第2の共振回路とを有し、
    前記第1の共振回路は、
    前記インバータ出力端子と前記第1の出力接続部との間に接続されている第1の共振コイルと、
    前記第1の出力接続部と第1のノードとの間に接続されている第1の共振コンデンサと、
    前記第1のノードと回路アースとの間に接続されている第1の分圧コンデンサと、
    前記第2の出力接続部と回路アースとの間に接続されている第1の直流(DC)阻止コンデンサとを有し、
    前記第2の共振回路は、
    前記インバータ出力端子と前記第3の出力接続部との間に接続されている第2の共振コイルと、
    前記第3の出力接続部と第2のノードとの間に接続されている第2の共振コンデンサと、
    前記第2のノードと回路アースとの間に接続されている第2の分圧コンデンサと、
    前記第4の出力接続部と回路アースとの間に接続されている第2の直流(DC)阻止コンデンサとを有する、請求項20記載のバラスト。
  23. 前記インバータは、
    実質的に直流(DC)の電圧を受け取る入力側と、
    インバータ出力端子と、
    少なくとも1つの第1のインバータスイッチと、
    少なくとも1つの前記第1のインバータスイッチと接続されており、且つ前記第1のインバータスイッチを前記動作周波数において整流するインバータ駆動回路とを有し、該インバータ駆動回路は、
    DC給電電圧源から動作電流を受け取るDC給電入力側と、
    電圧制御発振器(VCO)入力側とを有し、前記動作周波数は前記VCO入力側に供給される電圧に依存してセットされている、請求項20記載のバラスト。
  24. 前記インバータはさらに前記DC給電電源部と前記インバータ駆動回路前記DC給電入力側との間に接続されている給電スイッチを有し、該給電スイッチはゲートおよびソースおよびドレインを有し、前記ソースは前記DC給電電圧源と接続されており、前記ドレインは前記インバータ駆動回路のDC給電入力側と接続されている、請求項23記載のバラスト。
  25. 前記インバータはさらに、前記DC給電電圧源と前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側との間に接続されている周波数初期化回路を有し、該周波数初期化回路は、
    回路アースと接続されているアノードとカソードとを備えたツェナーダイオードと、
    前記ツェナーダイオードの前記カソードと接続されているアノードと、前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側と接続されているカソードとを備えたダイオードと、
    前記DC給電電圧源と前記ツェナーダイオードの前記カソードとの間に接続されている抵抗とを有する、請求項23記載のバラスト。
  26. 前記制御回路はさらに、
    前記出力回路の前記第1の共振回路および前記第2の共振回路と接続されており、検出出力側を有し、且つ前記監視する第1の電圧および前記監視する第2の電圧の少なくとも1つが前記所定のレベルに到達したことに応答して検出信号を前記検出出力側に供給する電圧検出回路と、
    前記電圧検出回路の共通の検出出力側と前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側との間に接続されており、且つ前記検出信号に応答して、前記VCO入力側に供給される前記電圧を、所定の第1の時間および所定の第2の時間のうちの少なくとも1つの時間にわたり目下のレベルに実質的に維持する、周波数保持回路とを有する、請求項23記載のバラスト。
  27. 前記電圧検出回路は、
    アノードおよびカソードを備えた第1のダイオードと、
    回路アースと接続されるアノードと、前記第1のダイオードのアノードと接続されているカソードとを備えた第2のダイオードと、
    前記第1の共振回路と前記第1のダイオードの前記アノードとの間に接続されている第1の結合コンデンサと、
    前記第1のダイオードの前記カソードと回路アースとの間に接続されており、前記第1のダイオードの前記カソードと接続されている第1のフィルタ抵抗と、第1のフィルタコンデンサとが直列に接続されている第1のローパスフィルタと、
    前記第1のフィルタ抵抗と前記第1のフィルタコンデンサとの間の接合点と接続されているカソードとアノードとを備えた第1のツェナーダイオードと、
    前記第1のツェナーダイオードの前記アノードと接続されているアノードと、前記検出出力側と接続されているカソードとを備えた第3のダイオードと、
    アノードおよびカソードを備えた第4のダイオードと、
    回路アースと接続されるアノードと、前記第4のダイオードのアノードと接続されているカソードとを備えた第5のダイオードと、
    前記第2の共振回路と前記第4のダイオードの前記アノードとの間に接続されている第2の結合コンデンサと、
    前記第4のダイオードの前記カソードと回路アースとの間に接続されており、前記第4のダイオードの前記カソードと接続されている第2のフィルタ抵抗と、第2のフィルタコンデンサとが直列に接続されている第2のローパスフィルタと、
    前記第2のフィルタ抵抗と前記第2のフィルタコンデンサとの間の接合点と接続されているカソードとアノードとを備えた第2のツェナーダイオードと、
    前記第2のツェナーダイオードの前記アノードと接続されているアノードと、前記検出出力側と接続されているカソードとを備えた第6のダイオードとを有する、請求項26記載のバラスト。
  28. 前記周波数保持回路は、
    回路アースと接続されているエミッタおよびコレクタおよびベースを備えた電子的なスイッチと、
    前記電圧検出回路の前記検出出力側と前記電子的なスイッチの前記ベースとの間に接続されている第1のバイアス抵抗と、
    前記電子的なスイッチの前記ベースと回路アースとの間に接続されている第2のバイアス抵抗と、
    前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側と前記電子的なスイッチの前記コレクタとの間に接続されているプルダウン抵抗とを有する、請求項26記載のバラスト。
  29. 前記インバータはさらに、前記DC給電電圧源と前記インバータ駆動回路の前記DC給電入力側との間に接続されている給電スイッチを有し、
    前記制御回路はさらに、
    少なくとも1つの入力側と第1の出力側と第2の出力側とを備え、且つ前記第1のランプおよび前記第2のランプの一方もしくは両方が割り当てられた時間内に点弧されたか否かに少なくとも依存して、前記第1の出力側および前記第2の出力側に信号を供給するマイクロコントローラと、
    前記第1の共振回路と前記第2の共振回路と前記マイクロコントローラの前記少なくとも1つの入力側との間に接続されているランプ状態検出回路と、
    前記マイクロコントローラの前記第1の出力側と前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側との間に接続されており、且つランプ安定化期間中に前記動作周波数が前記所定の最小値以下に低下することを阻止するランプ安定化回路と、
    前記マイクロコントローラの前記第2の出力側と前記給電スイッチとの間に接続されており、ランプエラー条件に応答して前記給電スイッチを非導電性にするイネーブル回路とを有する、請求項23記載のバラスト。
  30. 前記ランプ安定化回路は、
    前記マイクロコントローラの前記第1の出力側と接続されるベースと、回路アースと接続されているエミッタと、コレクタとを備えた電子的なスイッチと、
    前記電子的なスイッチの前記コレクタと接続されているアノードと、前記インバータ駆動回路の前記VCO入力側と接続されているカソードとを備えたツェナーダイオードとを有し、
    前記イネーブル回路はゲートおよびドレインおよびソースを備えた電子的なスイッチを有し、前記ゲートは前記マイクロコントローラの第2の出力側と接続されており、前記ドレインは前記給電スイッチと接続されており、また前記ソースは回路アースと接続されている、請求項29記載のバラスト。
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