JP2008282452A - 光ディスク再生装置および光ディスク再生装置の制御方法 - Google Patents

光ディスク再生装置および光ディスク再生装置の制御方法 Download PDF

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JP2008282452A JP2007123486A JP2007123486A JP2008282452A JP 2008282452 A JP2008282452 A JP 2008282452A JP 2007123486 A JP2007123486 A JP 2007123486A JP 2007123486 A JP2007123486 A JP 2007123486A JP 2008282452 A JP2008282452 A JP 2008282452A
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Abstract

【課題】トラッキング情報が得られない領域にアクセスする不具合をなくす。
【解決手段】DVD-RW16を再生するDVD再生装置10は、DPDトラッキング方式によってトラッキング情報を得て、記録情報を再生する。DVD再生装置10の制御部13は、DPDトラッキング方式によってアクセスできるLast recorded address of last RZone in the Bordered areaに記録された値が30000hであることを認識した場合には、ホスト装置18が発行するAnchor Pointを読み取る命令に対して、エラーである旨を知らせ、または、00hを送出することによって、ホスト装置18がDVD-RW16の状態の認識を早できるようにして、未書き込み領域へのアクセス命令がホスト装置18から出されて光ピックアップへの負担が大きくなる危険性を削減する。
【選択図】図1

Description

本発明は光ディスク再生装置および光ディスク再生装置の制御方法に関するものである。
光ディスク、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital・Versatile・Disc)、BD(Blu-ray Disc)は、いずれも、広く産業界において用いられている。例えば、DVD(Digital・Versatile・Disc)に関しては、再生専用のDVDであるDVD-ROMのみならず、記録再生が可能な光ディスクであるDVD-RWも広く普及を遂げている。DVD-RWは、複数回の書換ができる書換可能な光ディスクである。
このような、DVD-RWに情報を記録するとともに、DVD-RWに記録された情報を再生する装置(このような装置を以下、DVD-RW記録再生装置と称する)においては、トラッキングサーボの方式としては、一般的には、DPDトラッキング方式が採用されており、さらに、DPPトラッキングを採用するものもある。また、DVD-ROMを再生することを専用とする装置(DVD再生装置と以下、省略する)によって、情報が記録されたDVD-RWを再生することが可能となるように、DVD-RWの規格は定められており、DVD再生装置のトラッキングサーボ方式としては、DPDトラッキング方式が採用されている。なお、DPD、DPPを始めとする、用語の意味については、まとめて、後述する。
図9にDVD-RW Restricted Overwrite ModeのIntermediate StateにおけるDVD-RWを示す。Intermediate StateにおけるDVD-RWには、図9に示すように、Lead-inが書き込み済みであり、32 ECC BlockのLAとよばれるLead-outのような領域もあるため、トラッキングサーボとしてDPDトラッキング方式のみを採用するDVD再生装置でも本質的には再生が可能である。図10にファイナライズされてComplete Stateのディスクの場合を示す。図10に示すように、Complete Stateの場合にはLead-inに書き込まれているLast recorded address of last RZone in the Bordered areaがユーザーデータの最終記録済みアドレスを指す物理アドレスとなっているが、図9に示すIntermediate Stateの場合はLast recorded address of last RZone in the Bordered areaは30000h、つまりユーザーデータの先頭を示す物理アドレスが書き込まれている。したがって、Intermediate Stateの場合には、Lead-inに書かれた情報を読むことによっては、最終記録済みアドレスを探索する手段として使えない。
一方、一部のDVD-RWを再生する装置(例えば、DVD再生装置ではなく、DVD-RW記録再生装置をDVD-RWを再生に用いる場合における、その装置等)では、最終記録済みアドレスの探索は、DVD装置とは異なった方法を採用している。DVD-RW記録再生装置を用いる場合における最終記録済みアドレスの探索について、図11を用いて説明する。DVD-RW記録再生装置では、トラッキングサーボの方式として、DPPトラッキング方式を、DPDトラッキング方式に加えて採用している。DPPトラッキング方式を採用するDVD-RW記録再生装置の場合には、最新Format 3 RMDを読み取り、Format3 RMDのField3に書き込まれているEnd Sector number of RZone #1をまず取得する。このEnd Sector number of RZone #1が示すアドレスから外周方向に向けて最終記録済みアドレスを探索することでユーザーデータの最終記録済みアドレスを探索することができる。すなわち、DVD-RW規格書によれば、End Sector number of RZone #1が示すアドレスから2048 Sector以内に最終記録済みアドレスが存在することが規定されているため、最終記録済みアドレスの探索は短時間で終了する。なお、最新Format 3 RMDを読み取る詳細のルーチンはここでは省略する。
再び、DVD再生装置を用いる場合における最終記録済みアドレスの検索方法について、説明する。DVD-RW記録再生装置に対して、DPPトラッキング方式を採用しない再生専用のDVD再生装置では、未記録領域(未書き込み領域)を越えてFormat 3 RMDを読み取ることはできないため、DVD-RWディスクのどこまで記録済みであるかを判別するためには、ユーザーデータエリアの先頭から外周方向に向かって最終記録済みアドレスを探索する必要がある。しかしながら、この探索は非常に時間がかかるので、実際に適用することは非現実的であり、このような探索方法は通常は採用されない。このため、上述する再生専用のDVD再生装置においては、DVD-RW Restricted Overwrite ModeのIntermediate Sateのディスクが、どこまで書き込み済みであるかを知ることは極めて困難である。
上述するDVD再生装置の動作に対応し、DVD再生装置に対して指令を出すホスト装置の側からの動作を説明する。ホスト装置はUDFの認識のためにAnchor Pointの読み取りを行う必要がある。Anchor Pointは、論理アドレス256、最終記録済みアドレス、最終記録済みアドレス-256の3箇所のうち2箇所に書き込みされていることがDVD-RW規格書のPart2で規定されている。実際にはAnchor Pointは論理アドレス256に書き込みされている場合が多いが、ホスト装置によっては、3箇所のアドレスを全て読み取るようにホスト装置のソフトウエアが構成されているものもある。すなわち、DVD-RW規格書のPart2で規定されている範囲で、ホスト装置が設計されている限り、Anchor Point を1回読むコマンド、2回読むコマンド、3回読むコマンドをコマンドセットとするコマンドのいずれもが、DVD再生装置に対して発行される場合があり得ることとなる。なお、Anchor Point内に書き込まれているAnchor Volume Descriptor Pointerは、UDFのFile Systemを解析するための起点となる情報である。従来は、実際の記録済み最終アドレスを知らない再生専用のDVD再生装置がホスト装置に対して記録済み最終アドレスを通知する場合における一般的な方法は、DVD-RWに記録可能な最大アドレスであるアドレスAを通知する方法である。この場合、ホスト装置はアドレスAにリード(READ)コマンドを発行することになる。
DVD Specifications for Re-recordable Disc (DVD-RW) Part 1; PHYSICAL SPECIFICATIONS Ver 1.2, Part2: FILE SYSTEM SPECIFICATIONS Ver.101 特開2006−344296号公報 特開2005−85307号公報
上述したようにして、ホスト装置から光ディスク再生装置(例えば、上述したDVD再生装置)に対して、所定のアドレスの内容を読み取る指令であるリードコマンドが、記録済み最終アドレス(例えば、上述したアドレスA)を所定アドレスとして指定して発行された場合、光ディスク再生装置は、図示しない光学ピックアップを制御して、その記録済み最終アドレスに光スポットをアクセスして、記録済み最終アドレスに書かれている情報を読み取ろうとする。記録済み最終アドレスが未だ記録されていない領域(未記録領域)、すなわち、未書き込み領域である場合には、トラッキングサーボ方式として記録済み情報からトラッキング情報を得るトラッキング方式(例えば、上述したDPDトラッキング方式)のみを用いる光ディスク再生装置においては、光スポットが未記録領域(未書き込み領域)にアクセスの動作をする場合には、トラッキングサーボが適正に動作をしないために大きな音が発生してしまう場合もある。また、トラッキングサーボが適切に動作しているとの前提の下に、再び未記録領域から情報を読み出そうとする動作を繰り返すリトライに時間を要してしまう場合もある。また、記録済み情報からトラッキング情報を得るトラッキング方式(例えば、上述したDPDトラッキング方式)で得られた、偽のトラッキング情報によって、無理にトラッキングサーボを行うために、図示しない、トラッキングアクチュエータの巻線コイルに過大な電流が流れる場合もある。さらに、光ピックアップの機構部が予定しない異常動作をして、光ピックアップ等の光ディスク再生装置の各構成部に負担がかかってしまう場合もあり、種々の悪影響が発生してしまう。
本発明は、かかる課題を解決し、トラッキング情報が得られない領域にアクセスした場合に、トラッキングサーボが適切に動作をしない結果として生じる異常動作等の悪影響を排除する技術を提供するものである。
本発明の光ディスク再生装置は、書換可能光ディスクに記録された記録情報からトラッキング情報を得て、制御部によってアクセスが制御されて、前記記録情報を再生し、ホスト装置と接続される光ディスク再生装置において、前記制御部は、前記トラッキング情報のみに基づいてアクセスできる第1所定領域から、前記書換可能光ディスクの記録が完了している完成状態であるか、記録途中の未完成状態であるかを検出し、前記未完成状態であると判断する場合には、前記ホスト装置が発行する命令であって、前記未完成状態においては前記トラッキング情報のみに基づいてはアクセスが困難である第2所定領域の記録内容を読み取るリードコマンドに対して、前記第2所定記録領域にアクセスする制御を行うことなく、前記ホスト装置に対してエラーである旨を知らせ、または、前記ホスト装置に対して所定データを送出する。
本発明の光ディスク再生装置の制御方法は、書換可能光ディスクに記録された記録情報からトラッキング情報を得てアクセスが制御されて、前記記録情報を再生し、ホスト装置と接続される光ディスク再生装置の制御方法において、前記トラッキング情報のみに基づいてアクセスできる第1所定領域から、前記書換可能光ディスクの記録が完了している完成状態であるか、記録途中の未完成状態であるかを検出し、前記未完成状態であると判断する場合には、前記ホスト装置が発行する命令であって、前記未完成状態においては前記トラッキング情報のみに基づいてはアクセスが困難である第2所定領域の記録内容を読み取るリードコマンドに対して、前記第2所定記録領域にアクセスする制御を行うことなく、前記ホスト装置に対してエラーである旨を知らせ、または、前記ホスト装置に対して所定データを送出する。
本発明の技術は、書換可能光ディスクに記録された記録情報からトラッキング情報を得てアクセスが制御されて、前記記録情報を再生し、ホスト装置と接続される光ディスク再生装置または光ディスク再生装置の制御方法である。第1所定領域から、書換可能光ディスクの記録が完了している完成状態であるか、記録途中の未完成状態であるかを検出する。第1所定領域は、トラッキング情報のみに基づいてアクセスできる領域である。また、第1所定領域は記録途中の未完成状態であっても記録がなされているので、完成状態であるか、未完成状態であるかを検出できる。ホスト装置からの指令によって光ディスク再生装置はコントロールされ、ホスト装置は光ディスク再生装置に種々のコマンドを発行する。ホスト装置が第2所定領域の記録内容を読み取るリードコマンドを発行した場合にそれを受け取った光ディスク再生装置は、以下のように動作する。ここで、第2所定領域は、書換可能光ディスクが未完成状態においては、トラッキング情報のみに基づいてはアクセスが困難である領域である。光ディスク再生装置は、第2所定記録領域にアクセスする制御を行うことなく、ホスト装置に対してエラーである旨を知らせる。または、光ディスク再生装置は、ホスト装置に対して所定データを送出する。このようにすることによって、光ディスク再生装置は、未完成状態においては、アクセスができない第2所定領域にアクセスの動作をすることはない。
本発明の技術によれば、トラッキング情報が得られない領域、トラッキング情報が得られない領域を跨ぐ領域にアクセスする命令をホスト装置が発行した場合においても、光ディスク装置が異常動作を起こさないようにする技術を提供できる。
(実施形態の要旨)
本実施形態は、書換可能光ディスクに記録された記録情報からトラッキング情報を得てアクセスが制御されて、前記記録情報を再生し、ホスト装置と接続される光ディスク再生装置と光ディスク再生装置の制御方法に関するものである。この実施形態では、書換可能光ディスクの製造後、事後的に記録される情報である記録情報からトラッキング情報を得て、書換可能光ディスクの所定領域に光スポットを配置して、記録された情報にアクセスする。したがって、記録情報が書かれてない領域、記録情報が書かれていない領域を跨ぎ記録情報が書かれている領域にアクセスすることは困難である。書換可能光ディスクが、所望の情報がすべて記録された完成状態である場合には、このトラッキング情報によって適切なアクセスが可能となる。一方、書換可能光ディスクが、未完成状態である場合には、光ディスクの領域に適切にアクセスすることが困難となる。しかしながら、未完成状態の書換可能光ディスクに記録された情報を読み出したい場合も生じるし、このような要望がない場合においても、ホスト装置からの命令に従い、本来は、アクセスできない領域を光ディスク再生装置がアクセスし続けるような事態を避けるための処理は、ホスト装置側ではなく、光ディスク再生装置の側で行うことが望ましいものである。この実施形態は係る場合における、光ディスク再生装置の側での適切な対応策に関するものである。
実施形態では、書換可能光ディスクに配された第1所定領域から、書換可能光ディスクの記録が完了している完成状態であるか、記録途中の未完成状態であるかを検出する。第1所定領域は、トラッキング情報のみに基づいてアクセスできる領域である。例えば、第1所定領域は、書換可能光ディスクを装着した直後に、このトラッキング情報のみに基づいて容易に読み取ることが可能な最内周領域の一部に設けられている。また、第1所定領域は記録途中の未完成状態であっても記録がなされているので、完成状態であるか、未完成状態であるかを検出できる。
実施形態においては、ホスト装置は、規格書で定める種々のコマンドを光ディスク再生装置に発行して光ディスク再生装置をコントロールする。ホスト装置が、最初に発行するコマンドは、一般的には、書換可能光ディスクの第2所定領域に記録された開始点を読み取るためのコマンドである。この開始点は、3箇所に分散して記録することが可能であり、ホスト装置は、3箇所に記載された内容のいずれか、あるいは、その2以上を読み取るためのコマンドを光ディスク再生装置に対して発行する。完成状態の書換可能光ディスクでは、いずれの開始点も、このトラッキング情報のみに基づいてアクセスできるので、ホスト装置は、困難なく、開始点情報を得て、その後の処理を続行することができる。
しかしながら、未完成状態の書換可能光ディスクでは、記録情報が存在しない領域が存在するために、このトラッキング情報を得ることができない場合があり、この結果として、第2所定領域に記録された開始点にアクセスすることが困難となる場合がある。ここで、従来の光ディスク再生装置の場合には、このアクセスの動作を繰り返し、様々な不具合を招来していた。実施形態の光ディスク再生装置では、書換可能光ディスクに配された第1所定領域からの情報で、書換可能光ディスクが未完成状態であると認識した場合には、第2所定記録領域にアクセスする制御を行うことなく、ホスト装置に対してエラーである旨を知らせる。または、光ディスク再生装置は、ホスト装置に対して所定データを送出するようにしても良い。このようにすることによって、光ディスク再生装置は、無意味なアクセスの動作をすることがなく、これをしないことによって、従来の不具合の発生を解決できる。なお、エラーを返されたホスト装置がどのように、その後の処理を行うかは、ホスト装置が自ら定める任意事項であり、その後、光ディスク再生装置に対する処理を中止しても良く、続行しても良いものである。
(用語の説明)
図面に沿って、実施形態を具体的に説明する前に、用語をまとめておく。この明細書で多用される用語の多くは、DVD-RW規格書(非特許文献1)において、その意味内容が定義されているが、DVD-RW規格書に定義されている用語、定義されていない用語のいずれであっても、本明細書において使用される重要な用語については、実施形態を説明するに必要な範囲で、以下にまとめて記載する。
*DPD(Differential・Phase・Detection)トラッキング方式
ピットとして形成される記録情報と、光スポットと、の位置関係に応じて回折によって変化する4分割ディテクタの光強度分布について、その対角方向の信号の位相と和信号の位相とを比較してトラッキング信号を得る検出方式。DVD-RWに記録情報が記録されていない場合には、トラッキング信号を検出できない。
*DPP(Differential・Push・Pull)トラッキング方式
グルーブまたはピット(プリカット部と総称する)として形成されるトラッキング案内溝の深さを、例えば、レーザ波長の1/4の深さに設定して、プリカット部からの反射光の回折像を2分割ディテクタで検出するプッシュプル方式を改良したトラッキング方式である。DCオフセットをキャンセルするために、0次光と1次光との各々をランドとグルーブとの各々に集光して、2つのプッシュプル信号を得て、両者を加算して、トラッキング信号を得る。所定の物理的な深さを有するプリカット部があれば、トラッキング信号を検出できる。
*DVD-RW Restricted Overwrite Mode
DVD規格書に定義されたモードであり、Intermediate StateとComplete Stateの2つの状態を持つ。
*Intermediate State
リードイン領域に一部情報が記録されているので、情報が記録されたDVD-RWとして、取り扱うことが可能な状態ではあるが、書換可能光ディスクとしては未完成状態である。また、最終記録済アドレスの次のアドレスからの追記が許可されている。さらに最終記録済アドレスより内周側のアドレスへのランダム記録が許可されている。なお、完成状態においてはユーザーデータの最終記録済みアドレスを指す物理アドレスとして使用されるLast recorded address of last RZone in the Bordered areaには、30000h(ユーザーデータの先頭を示す物理アドレス)が書き込まれている。
*Complete State(「ファイナライズ」も同様の意味を有する)
これ以上、記録することがないものとして、DVD規格書に規定する、すべての処理がされており、書換可能光ディスクとしては完成状態である。Last recorded address of last RZone in the Bordered areaには、ユーザーデータの最終記録済みアドレスを指す物理アドレスが書き込まれている。最終記録済アドレスより内側へのランダム記録が許可されている。なお、Intermediate Stateの光ディスクをファイナライズするとComplete Stateとなる。
*Last recorded address of last RZone in the Bordered area
リードイン領域のRW-Physical format information zoneとExtra Border Zoneのフィールド。Restricted Overwrite Modeでは、一般的にBorderは1つしか用いられないため、実際にはユーザーデータの最終記録済アドレスを示す物理アドレスを示すフィールドとして用いられている。
*Format 3 RMD
Restricted Overwrite Modeの場合にRMA領域に書き込まれるデータ。ユーザーデータの最終記録済みアドレスを含むディスクの情報が記録されている。
*End Sector number of RZone #1
Format 3 RMDのフィールド。RZone#1の最終記録済アドレスをしめす。Restricted Overwrite Modeでは、一般的にRZoneは1つしか用いられないため、ユーザーデータ最終記録済アドレスと同義となる。
*Anchor Point
UDF規格において定義されている、公式訳語は開始点。
*Anchor Volume Descriptor Pointer
UDF規格において定義されている、公式訳語は開始ボリューム記述子ポインタ。Anchor Volume Descriptor Blockに書き込まれている情報である。
*RMD
RMA領域に書き込まれたデータであって、ユーザーデータの最終記録済みアドレスが書き込まれている。
*READ TRACK INFORMATIONコマンド
ディスクのトラック情報を取得するためのホスト装置から発行されるコマンド。最終記録済みアドレスを取得するために用いられる場合もある。
以下、図面を参照して実施形態について具体的に説明をする。
(DVD再生装置)
図1は、再生専用のディブイディ(DVD)装置における実施形態を説明するに必要な構成部分を示すものである。DVD再生装置10は、光ピックアップ12、制御部13、デコーダ14、データバッファ15を有する。
DVD再生装置10は、光ピックアップ12を用いて、DVD-RW16に記録されたチャンネルデータを読み取り、デコーダ14でチャンネルデータをデコードして、デコードされたデータをデータバッファ15に一旦格納する。これらの動作の制御は制御部13からの指令によって行われる。ホスト装置18からの要求(種々の定義されたコマンドをホスト装置18がDVD再生装置10に発行すること)に基づきDVD再生装置10は動作をするが、ホスト装置18からの要求に対して、DVD再生装置10が応答すべきときには、必要な情報として、例えば、データバッファ15に格納されたデータ(記録情報)が制御部13を介してホスト装置18に転送される。
ここで、DVD再生装置10の制御部13とホスト装置18との間のインターフェイスは、通称アタピと称される、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)を用いている。なお、光ピックアップ12からの光ビーム11は、DVD-RW16に照射され、DVD-RW16の図示しない記録層に記録された記録情報を読み取る。光ピックアップ12には、レーザ、分割ディテクタ等が備えられ、これによって、記録情報に応じた信号を検出可能とするとともに、フォーカスサーボのためのフォーカス情報、トラッキングサーボのためのトラッキング情報を検出することが可能とされている。
再生を専らとするDVD再生装置10では、トラッキングサーボ方式に関してはDPD(ディファレンシャルフェーズデテクション(Differential・Phase・Detection)方式を用いるのが、一般的であり、DPP(ディファレンシャルプッシュプル(Differential・Push・Pull)方式によるトラッキングサーボを行う機構を有しないのが一般的である。DPPトラッキング方式においては、DVD-RWに記録情報が未だ記録されていない領域(未記録領域)の有無に関係なくトラッキングサーボが可能である。一方、DPDトラッキング方式では、連続して記録された領域のみにおいてトラッキングサーボが可能であり、未記録領域を飛び越えて記録された情報の読み取りをすることができない。
(ホスト装置からコマンドが発行された場合における、DVD再生装置における処理)
図2は、図9と同様の図であり、記録再生が可能なディブイディマイナスアールダブリュ(DVD-RW)ディスクにおいて、レストリクテッドオーバライトモード(Restricted Overwrite Mode)のインターメディエイトステート(Intermediate State)のディスクを示すものである。この場合、上述したように、DVD再生装置10では、書き込み済みのリードイン(Lead-in)情報を読んだ後に、Lead-inと未記録領域を有して接続されるアールエムディ(RMD)のような部分を読むことができない。以下、このようなIntermediate State の状態にあるDVD-RW16をDVD再生装置10によって再生する場合の、DVD再生装置10ホスト装置18との間における処理について説明をする。すなわち、ホスト装置18からDVD-RW規格書に基づいたコマンドが発行された場合における、DVD再生装置10が対処する望ましい処理の態様を説明する。Intermediate State のDVD-RW は、一言で言うと未完成状態であるということができる。
DVD再生装置10は、DVD-RWがIntermediate Stateのディスクであることを認識することによって、一連の処理を開始する。まず、DVD-RWがIntermediate Stateのディスクであることを認識するための処理について説明をする。図3は、DVD再生装置10が、Restricted Overwrite modeのIntermediate Stateのディスクを認識するまでのルーチンを示すものである。
DVD再生装置10(より詳しくは、制御部13であるが、DVD再生装置10と記す。以下同様)は、光ディスクがDVDの種々の規格書に定義される光ディスク(DVD-ROM、DVD-RWを含む種々のDVDフォーマットに属する光ディスクの一つ)のいずれかが装着されたことを認識する(ステップST10)。
DVD再生装置10は、Lead-inのコントロールデータゾーン(Control Data Zone)を読み取る(ステップST11)。
DVD再生装置10は、ブックタイプ(Book Type)を確認して、Book Type=0011bであるか否かを判断する(ステップST12)。
Book Type=0011bであれば、DVD-RWディスクであると確認できる。DVD-RWディスクである場合(Yes)には、処理はステップST13に移る。
一方、ステップST12において、Book Type=0011bではない場合(No)には、処理はステップST14に移る。
ステップST13では、DVD再生装置10は、Lead-inのアールダブリュフィジカルフォーマットインフォメーションゾーン(RW-Physical Format Information zone)もしくはExtra Border Zone の読み取りをする。
ステップST14では、DVD再生装置10は、光ディスクがDVD-RWでは無いことを確認する。
次にDVD再生装置10は、RW-Physical Format Information Zoneの読み取りが成功したか否かを判断する(ステップST15)。Restricted Overwrite Modeでは必ずRW-Physical Format Information Zoneが書き込まれているため、読み取りに成功した場合(Yes)には、処理は、ステップST17に移る。
一方、読み取りに成功しない場合(No)には、処理はステップST16に移る。
ステップST16では、DVD再生装置10は、DVD-RWがRestricted Overwrite Mode ではないことを確認する。すなわち、未記録(Blank) Discもしくはインクリメンタルレコーディングモード(Incremental Recording Mode)の第一BorderがCloseされていないディスクであることを認識する。
ステップST17では、DVD再生装置10は、RW-Physical Format Information Zone内のラストレコーデッドアドレスオブラストアールゼットゾーンインザボーダードエリア(Last recorded address of last RZone in the Bordered area)が30000h(hは16進数を示す)であるか否かを確認する。30000hである場合(Yes)には、処理はステップST18に移る。
一方、Last recorded address of last RZone in the Bordered area が、30000hでない場合(No)には、処理はステップST19に移る。
ステップST18では、DVD再生装置10は、DVD-RWが、Restricted Overwrite modeのIntermediate Stateであることを認識する。
ステップST19では、DVD再生装置10は、DVD-RWが、Intermediate Stateでは無いことを認識する。
なお、上記の手順では。ステップST13において、RW-Physical Format Information zoneの読み取り、もしくは、Lead-inのエクストラボーダーゾーン(Extra Border Zone)の読み取りのいずれかを行っている。その理由は、Lead-inのExtra Border ZoneにもRW-Physical Format Information zoneのコピーが書き込まれているため、RW-Physical Format Information zoneの読み取りに代えてExtra Border Zoneの読み取りを行っても同様の情報が得られるからである。
ホスト装置18は、ユーディエフ(UDF: Universal Disk Format)の認識をする際にはアンカーポイント(Anchor Point)のアンカーボリュームディスクリプタブロック(Anchor Volume Descriptor Block)を必ず読み取る。アンカーボリュームディスクリプタポインタ(Anchor Volume Descriptor Pointer)は、UDFの全ての情報を読み取るための起点となっている。Anchor Pointは、論理アドレス256、最終記録済みアドレス、最終記録済みアドレス-256の3箇所のうち2箇所に書き込まれていると規定されている。通常はAnchor Pointは、論理アドレス256に書き込まれているため、一般的には、最終記録済みアドレス、最終記録済みアドレス-256は読み取る必要がない。しかし、上述したように、ホスト装置18によっては、無条件にこれらの3箇所のアドレスへ対して、記録されたデータを読み出すためのリードコマンドを発行するものもある。
実施形態のDVD再生装置10では、最終記録済みアドレスとして、ユーザーデータとしてディスクに記録可能な最大アドレス(記録可能な容量に該当するアドレス)であるアドレスAよりも十分大きなアドレスであるアドレスBをホスト装置18に通知する点に特徴を有するものである。アドレスAは、Control data ZoneのOuter limit of Data Recordable areaから取得することができる。
図4は、DVD再生装置10が、ホスト装置18からリードコマンドを受け取った場合の処理を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートに沿って説明をする。
DVD再生装置10(の制御部13)は、ホスト装置18から、DVD-RW16の情報の読み取りを命令するリードコマンドである、READ(10)、READ(12)コマンドを受信する(ステップST20)。
DVD再生装置10は、リードコマンドが、アドレスAより大きいアドレスを読むことを命令しているか否かを判断する(ステップST21)。
DVD再生装置10は、ホスト装置18からのリードコマンドが、アドレスAより大きいアドレスを読むことを命令していると判断しない場合(No)、すなわち、アドレスAより内側を読み取るリードコマンドであると判断する場合には、実際にDVD-RW16の指定されたアドレスに書き込まれた情報の読み取りを行う(ステップST22)。そして、処理はステップST24に移る。
一方、DVD再生装置10は、ホスト装置18からのリードコマンドが、アドレスAより大きいアドレスを読むことを命令していると判断する場合(Yes)、すなわち、アドレスAの外側を読み取るリードコマンドであると判断する場合には、当該領域へのアクセスをせずに即座にエラーとし、ホスト装置18にエラーであることを知らせる(ステップST23)。そして、DVD再生装置10は、処理を終了する。なお、図4に示すフローチャートでは、ステップST23において、アドレスAの外側のアドレスを指定するリードコマンドであれば即座にエラーとしたが、この場合においてエラーとせずに、例えば全てのバイトを00hで埋めたデータのような特定のパターンのデータをホスト装置18に返すものであっても良い。
ステップST24では、指定されたアドレスに書き込まれた情報の読み取りが成功するか否かを判断する。読み取りに成功する場合(Yes)には、読み取ったデータをホスト装置18に返送してコマンドを正常に終了して(ステップST25)、DVD再生装置10は、処理を終了する。
一方、読み取りが成功しない場合(No)には、処理はステップST23に移る。上述したように、ステップST23では、アクセスをせずに即座にエラーとし、ホスト装置18にエラーであることを知らせ、または、エラーとせずに、例えば全てのバイトを00hで埋めたデータのような特定のパターンのデータを返す。
(DVD再生装置とホスト装置との間における情報のやり取りの概念)
図5は、DVD再生装置10とホスト装置18との間における情報のやり取り、すなわち、DVD-RW Intermediate Stateのディスクに対してホスト装置18がUDFのAnchor Pointを読み取る際のシーケンスの一例を示すものである。
DVD再生装置10は、ホスト装置18に対してDisc認識完了を知らせる。
ホスト装置18は、DVD再生装置10に対して論理アドレス256を読み取るリードコマンドを発行する。
DVD再生装置10は、ホスト装置18に対して読み取ったデータであるAnchor のデータを返送する。
ホスト装置18は、DVD再生装置10に対して論理アドレスBを読み取るリードコマンドを発行する。
DVD再生装置10は、ホスト装置18に対して即座にエラーを返送する。
ホスト装置18は、DVD再生装置10に対して論理アドレスB-256を読み取るリードコマンドを発行する。
DVD再生装置10は、ホスト装置18に対して即座にエラーを返送する。
なお、図5では、ホスト装置18は、論理アドレス=256、論理アドレス=アドレスB、論理アドレス=アドレスB−256に対して、3回リードコマンドを発行した場合について記載しているが、論理アドレス=アドレスBまたは論理アドレス=アドレスB−256のいずれか、一方に対してリードコマンドが発行された場合にも即座にエラーを返送する。また、上述したように、エラーを返すことなく。00hの固定データを返すようにしても良い。
このような情報のやり取りをした後、ホスト装置18は、論理アドレス256から読み取ったAnchorを利用してUDFの認識を開始する。
(インターフェイスがATAPIである場合の実施形態)
ところで、ホスト装置18がATAPIを経由して最終記録済みアドレスを取得する方法には何通りも考えられるため、実施に際してはホスト装置18からの指令に応じた種々の態様がある。
図6は、リードトラックインフォメーション(READ TRACK INFORMATION )コマンドの返値を示す表である。図6に示されるように、ディブイディアールダブリュレストリクテッドオーバーライトモード(DVD-RW Restricted Overwrite Mode)のIntermediate Stateの最終記録済アドレスを取得する方法としては、例えばREAD TRACK INFORMATION コマンドのNext Writable Address Fieldを使用するホスト装置もある。Next Writable Addressは、最終記録済みアドレス + 1を示す。本来Next Writable Addressは記録可能なメディアに対してのみ使用するが、ホスト装置は記録可能なDVD再生装置を前提として設計されている場合が多いため、このFieldを用いている。このFieldに対して採用する場合は、Next Writable Addressに上記アドレスB+1を指定すれば良い。また、Next Writable AddressがLogical Track Size Fieldよりも大きな値であることは不自然であるので、Logical Track Size FieldもアドレスB+1に設定しても良い。
Control data ZoneのOuter limit of Data Recordable areaが260C1FhであるDVD-RWを例にとって説明する。上記Outer limit of Data Recordable areaの値からアドレスAを求めるために、まずOuter limit of Data Recordable areaを論理アドレスに変換する。論理アドレス0hは物理アドレス30000hに相当するので、物理アドレス260C1Fhは論理アドレス230C1Fhに相当する。さらにフォーマット書の規定により、230C1Fhの領域の最後には1 ECC BlockのLinking Loss Areaと37ECC BlockのTruncated Border-outを書き込む必要があるので、ユーザーデータとしてディスクに記録可能な最大アドレスであるアドレスAは2309BFhとなる。
図7に、アドレスBの決定をする処理ルーチンを示す。
DVD再生装置10(の制御部13)は、Control Data Zone を読み取り、Embossed Physical format information のBP9 to 11、 Outer limit of Data Recordable areaを取得して、これをEnd_Adr_PSN_30000hと置く(ステップST30)。
次に、DVD再生装置10は、物理アドレスであるEnd_Adr_PSNを、論理アドレスであるEnd_Adr_LSN に変換する。すなわち、End_Adr_LSNが00hである場合にEnd_Adr_PSN は、30000hであり、30000hのオフセットがあるので、この変換は、End_Adr_LSN=End_Adr_PSN−30000hの計算をすることによって得られるものである(ステップST31)。
次に、DVD再生装置10は、アドレスAを求める(ステップST32)。アドレスAは、truncated Border-out と、LLAのために必要な37ECC Block とを引き算することによって求められる。すなわち、アドレスA=End_Adr_LSN-37*16 で求められるものである。
そして、DVD再生装置10は、アドレスBを求める(ステップST33)。アドレスBは、アドレスB-256>アドレスA となる関係式を満たすようにアドレスBを決定する。
図8は、アドレスA、アドレスBの配置と、Anchor Pointが書かれているはずのアドレスを示す図である。図中の黒塗り四角がAnchor Pointを示すものである。ここでは、アドレスBを230ACFとした。ホスト装置18は、Anchor Pointの読み取りのため、論理アドレス256、230ACFh、2309CFhへのリードコマンドを発行することになる。230ACFh、2309CFhはアドレスAである2309BFhより大きいため即座にエラーとすることができる。論理アドレス256にあるAnchor Pointをホスト装置18が読み取った後は、ホスト装置はUDFの情報に従ってリードコマンドを発行するため実際の最終記録済みアドレスより大きなアドレスへのリードコマンドは発行されない。
なお、上述の説明ではDVD再生装置10はDVDの再生専用の装置として説明をしてきたが、DVD のみならず、CD、BDなどの他の光ディスクにも同時に対応したドライブであっても良い。また、DVD-RW Restricted Overwrite Modeに対しては再生のみ可能であることを特徴として有すれば良いものであって、その他のCD、BDや、他のDVD規格フォーマットのディスクに対しては、書き込み可能である光ディスク装置に対しても上述した実施形態と同様に適用が可能である。
なお、DVD-RW Restricted Overwrite ModeのIntermediate Stateは、1st SessionがCloseされていなくてもLead-inが書いてあるので、再生専用の光ディスク装置でも読むことができるLead-inの情報だけでは、どこまで記録済みかわからないという特徴を持つので、上述の実施形態が意味を持つものである。
上述した、実施形態によれば、DVDの未書き込み領域に対してトラッキングサーボを動作させることができない再生専用のDVD再生装置において、ホスト装置から未書き込み領域へのアクセスするコマンドが発行された場合にもアクセスを行うことなくエラーとすることで、DVD-RWの状態を早く認識させることができる。また、ホスト装置から未書き込み領域へのアクセスのコマンドが発行されることによる光ピックアップへ負担が大きなものとなることの危険性を削減することができる。
再生専用のDVD再生装置の構成を示す図である。 Restricted Overwrite ModeのIntermediate Stateのディスクの記録状態を模式的に示す図である。 DVD再生装置が、Restricted Overwrite modeのIntermediate Stateのディスクを認識するまでのルーチンを示す図である。 DVD再生装置が、ホスト装置からリードコマンドを受け取った場合の処理を示すフローチャートである。 DVD再生装置とホスト装置との間における処理の概念を示す図である。 READ TRACK INFORMATIONコマンドの返値を示す表である。 アドレスB決定ルーチンを示す図である。 アドレスA,アドレスBの配置と、Anchor Pointが書かれているはずのアドレスの記録状態を模式的に示す図である。 Restricted Overwrite ModeのIntermediate Stateのディスクを示す図である。 ファイナライズされてComplete Stateのディスクの記録状態を模式的に示す図である。 Intermediate Stateにおける最終記録済みアドレスの探索について説明する図である。
符号の説明
10 DVD再生装置、12 光ピックアップ、13 制御部、14 デコーダ、15 データバッファ、16 DVD-RW、18 ホスト装置

Claims (3)

  1. 書換可能光ディスクに記録された記録情報からトラッキング情報を得て、制御部によってアクセスが制御されて、前記記録情報を再生し、ホスト装置と接続される光ディスク再生装置において、
    前記制御部は、
    前記トラッキング情報のみに基づいてアクセスできる第1所定領域から、前記書換可能光ディスクの記録が完了している完成状態であるか、記録途中の未完成状態であるかを検出し、
    前記未完成状態であると判断する場合には、
    前記ホスト装置が発行する命令であって、前記未完成状態においては前記トラッキング情報のみに基づいてはアクセスが困難である第2所定領域の記録内容を読み取るリードコマンドに対して、
    前記第2所定記録領域にアクセスする制御を行うことなく、
    前記ホスト装置に対してエラーである旨を知らせ、または、前記ホスト装置に対して所定データを送出することを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 前記書換可能光ディスクは、ディブイディマイナスアールダブリュ(DVD-RW)であり、
    前記光ディスク再生装置は、ディブイディ(DVD)再生装置であり、
    前記トラッキング情報は、ディピィディ(DPD)トラッキング方式を採用して得られたものであり、
    前記未完成状態であるとの判断は、DPDトラッキング方式によってアクセスができる前記第1所定領域であるラストレコーディッドアドレスオブラストアールゾーンインザボーダードエリア(Last recorded address of last RZone in the Bordered area)に記録された値が30000hであることを検出して行い、
    前記第2所定領域は、アンカーポイント(Anchor Point)が記録された領域であり、
    前記ホスト装置に対して送出する所定データの値は00hである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
  3. 書換可能光ディスクに記録された記録情報からトラッキング情報を得てアクセスが制御されて、前記記録情報を再生し、ホスト装置と接続される光ディスク再生装置の制御方法において、
    前記トラッキング情報のみに基づいてアクセスできる第1所定領域から、前記書換可能光ディスクの記録が完了している完成状態であるか、記録途中の未完成状態であるかを検出し、
    前記未完成状態であると判断する場合には、
    前記ホスト装置が発行する命令であって、前記未完成状態においては前記トラッキング情報のみに基づいてはアクセスが困難である第2所定領域の記録内容を読み取るリードコマンドに対して、
    前記第2所定記録領域にアクセスする制御を行うことなく、
    前記ホスト装置に対してエラーである旨を知らせ、または、前記ホスト装置に対して所定データを送出する光ディスク再生装置の制御方法。
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