JP2008281525A - モニタシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】検出器の実装数や、検出器とチャンネル処理部との関連付けの登録を容易に変更して、システムの運用性を向上できること。
【解決手段】使用済燃料集合体からのグロスガンマ線を検出する複数の検出器1と、これらの検出器からの検出信号を増幅しデジタル信号に変換する前置増幅器2と、複数の検出器のそれぞれに個別に関連付けられる複数のチャンネル処理部4を備えた監視ユニット5とを有し、チャンネル処理物が、前置増幅器からのデジタル信号をモニタレベル値に単位換算処理するグロスガンマモニタ10であって、監視ユニット5には、検出器1とチャンネル処理部4との関連付けの登録を変更可能とする検出器情報可変処理部11が設けられたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】使用済燃料集合体からのグロスガンマ線を検出する複数の検出器1と、これらの検出器からの検出信号を増幅しデジタル信号に変換する前置増幅器2と、複数の検出器のそれぞれに個別に関連付けられる複数のチャンネル処理部4を備えた監視ユニット5とを有し、チャンネル処理物が、前置増幅器からのデジタル信号をモニタレベル値に単位換算処理するグロスガンマモニタ10であって、監視ユニット5には、検出器1とチャンネル処理部4との関連付けの登録を変更可能とする検出器情報可変処理部11が設けられたものである。
【選択図】 図1
Description
本発明はモニタシステムに係り、特に、使用済燃料集合体から放出される放射線を計測する燃焼度計測装置のグロスガンマモニタに適用されて好適なモニタシステムに関する。
一般に、燃焼度計測装置は再処理施設内に設置され、搬入される使用済燃料集合体の放射線測定を行い、その計測値から使用済燃料集合体の燃焼度、残留濃縮度等を導出し、臨界管理のためのデータの提供を行う(特許文献1、2、3参照)。
燃焼度計測装置は、使用済燃料集合体の集合体平均燃焼度、端部平均燃焼度、及び集合体残留濃縮度を導出するため、使用済燃料集合体の放射線計測としてグロスガンマ線測定、放出中性子測定及びガンマ線スペクトル測定を行う。このうち、グロスガンマ線測定は、燃料集合体における軸方向の燃焼度の相対値を導出するための測定であり、放射線モニタとしてのグロスガンマモニタを用いて実施される。
このグロスガンマモニタ9は、図6に示すように、使用済燃料集合体から放出されるグロスガンマ線を検出する複数の検出器1と、これらの検出器1からの検出信号を増幅してデジタル信号に変換する前置増幅器2を備える現場ユニット3と、複数の検出器1のそれぞれに個別に関連付けられた複数のチャンネル処理部4を備えた監視ユニット5と、を有して構成される。各チャンネル処理部4は、前置増幅器2からのデジタル信号のカウント値をモニタレベル値、つまり検出器1からの検出信号と同じのアンペア値に単位換算するものである。
図6に示すグロスガンマモニタ9では、監視ユニット5が1台、検出器1が20個それぞれ配置されたものを示しているが、実際の従来のグロスガンマモニタ9では、監視ユニット5が2台配置され、検出器1が合計40個設置されている。また、このグロスガンマモニタ9では、各検出器1は監視ユニット5において、検出器固定情報によりチャンネル処理部4との関連付けが固定して登録されている。例えば、検出器1Aはチャンネル処理部C1に、検出器A2はチャンネル処理部C2それぞれ固定して関連付けられている。
特開平9−251092号公報
特開平8−82693号公報
特開平8−82692号公報
上述した燃焼度計測装置のグロスガンマモニタ9においては、ユーザ(使用者)の要望として、検出器1の台数を1/2以下に減らしたいとの要望がある。また撤去した(または実装予備の)任意の検出器を予備品としたいとの要望もある。しかし、現状の検出器1は、チャンネル処理部4との関連付けが固定して登録されており、ユーザが検出器1の実装/非実装を任意に設定することができないという課題があった。
検出器1とチャンネル処理部4との関連付けの登録を変更するためには、検出器1の前置増幅器2への接続位置を変更するか、チャンネル処理部4のソフトウェアを改造する必要がある。例えば、検出器A1とチャンネル処理部C1との関連付けを、検出器A1とチャンネル処理部C2との関連付けに変更し、検出器A2とチャンネル処理部C2との関連付けを、検出器A2とチャンネル処理部C1との関連付けに変更するためには、次のように実施する。つまり、検出器A1を前置増幅器B2に接続し、且つ検出器A2を前置増幅器B1に接続する。または、チャンネル処理部C1のソフトウェアをチャンネル処理部C2のソフトウェアに改造して、チャンネル処理部C1をチャンネル処理部C2とし、且つ、チャンネル処理部C2のソフトウェアをチャンネル処理部C1のソフトウェアに改造して、チャンネル処理部C2をチャンネル処理部C1とする。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、検出器の実装数や、検出器とチャンネル処理部との関連付けの登録を容易に変更して、システムの運用性を向上させることができるモニタシステムを提供することにある。
本発明は、監視対象物の状態を検出する複数の検出器と、これらの検出器からの検出信号をデジタル信号に変換する変換器と、複数の前記検出器のそれぞれに個別に関連付けられる複数のチャンネル処理部を備えた監視ユニットとを有し、前記チャンネル処理部が、前記変換器からのデジタル信号をモニタレベル値に単位換算処理するモニタシステムであって、前記監視ユニットには、前記検出器と前記チャンネル処理部との関連付けの登録を変更可能とする検出器情報可変処理部が設けられたことを特徴とするものである。
本発明によれば、監視ユニットには、検出器とチャンネル処理部との関連付けの登録を変更可能とする検出器情報可変処理部が設けられたことから、検出器の実装数の変更や、検出器とチャンネル処理部との関連付けの変更を、検出器の接続変更やチャンネル処理部におけるソフトウェアの改造等を実施することなく、検出器情報可変処理部を用いて容易に実施できる。このため、モニタシステムの仕様の変更に柔軟に対応でき、当該システムの運用性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。但し、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
[A]第1の実施の形態(図1)
図1は、本発明に係るモニタシステムの第1の実施の形態が適用された放射線モニタとしてのグロスガンマモニタを示す構成図である。この第1の実施の形態において、背景技術と同様な部分は、同一の符号を付す。
図1は、本発明に係るモニタシステムの第1の実施の形態が適用された放射線モニタとしてのグロスガンマモニタを示す構成図である。この第1の実施の形態において、背景技術と同様な部分は、同一の符号を付す。
再処理施設内に設置された燃焼度計測装置における放射線モニタとしてのグロスガンマモニタ10は、使用済燃料集合体から放出される放射線としてのグロスガンマ線を監視するものである。このグロスガンマモニタ10は、複数の検出器1と、変換器としての複数の前置増幅器2を備える現場ユニット3と、複数のチャンネル処理部4、検出器情報可変処理部11及び入力装置12を備えた監視ユニット5と、を有して構成される。前記前置増幅器2に、模擬信号発生器6が内蔵して具備される。
検出器1は、監視対象物としての使用済燃料集合体から放出されるグロスガンマ線を検出する。検出器1のそれぞれは、複数の前置増幅器2のそれぞれに接続される。この前置増幅器2は、検出器1にて検出された検出信号を増幅してデジタル信号に変換する。複数のチャンネル処理部4のそれぞれは、複数の検出器1のそれぞれに個別に関連付けられている。各チャンネル処理部4は、関連付けられた検出器1からの検出信号で前置増幅器2によりデジタル化されたデジタル信号(カウント値)を、モニタレベル値(つまり、検出器1からの検出信号と同じアンペア値)に単位換算処理する。
模擬信号発生器6は、検出器1から出力される検出信号を模擬した模擬信号を発生する。監視ユニット5にて校正が選択されると、模擬信号発生器6から一定の模擬信号が発生し、その信号が前置増幅器2にて増幅されデジタル化されて、このデジタル信号がチャンネル処理部4にてモニタレベル値に換算処理される。このモニタレベル値の適否から、前置増幅器2及びチャンネル処理部4を含めた前置増幅器2以降の機器などの校正が実施されて、これらの機器の健全性が確認される。
検出器情報可変処理部11は、検出器1とチャンネル処理部4との関連付けの登録を変更可能とするものであり、例えば検出器A1とチャンネル処理部C1との関連付けの登録、検出器A2とチャンネル処理部C2との関連付けの登録をそれぞれ、検出器A1とチャンネル処理部C2との関連付けの登録、検出器A2とチャンネル処理部C1との関連付けの登録に変更する。検出器A2とチャンネル処理部C1が関連付けられたとき、検出器A2からの検出信号は、前置増幅器B2を経てチャンネル処理部C1において処理される。同様に、検出器A1とチャンネル処理部C2が関連付けられたとき、検出器A1からの検出信号は、前置増幅器B1を経てチャンネル処理部C2において処理される。
検出器1とチャンネル処理部4との関連付けに関する関連付けデータは、入力手段としての入力装置12または検出器可変情報送信装置13から検出器情報可変処理部11へ入力される。ここで、入力装置12は、例えば監視ユニット5内に設置されたファンクションキーなどが用いられる。また、検出器可変情報送信装置13は、汎用の通信機器などが用いられる。これらの入力装置12または検出器可変情報送信装置13を用いて入力された、検出器1とチャンネル処理部4との関連付けデータに基づき、検出器情報可変処理部11は、検出器1とチャンネル処理部4との関連付けを登録する。
従って、本実施の形態によれば、次の効果(1)〜(3)を奏する。
(1)検出器1とチャンネル処理部4との関連付けの登録を変更可能とする検出器情報可変処理部11が設けられたことから、検出器1の実装数の変更や、検出器1とチャンネル処理部4との関連付けの変更を、検出器1の接続変更やチャンネル処理部4におけるソフトウェアの改造等を実施することなく、検出器情報可変処理部11を用いて容易に実施できる。このため、グロスガンマモニタ10の仕様の変更に柔軟に対応でき、当該グロスガンマモニタ10の運用性を向上させることができる。
(2)検出器1とチャンネル処理部4との関連付けの登録を、検出器情報可変処理部11を用いて容易に変更できるので、検出器1の実装数を変更する際に、チャンネル処理部4においてソフトウェアを改造する必要がなく、ソフトウェア改造に伴う不適合の発生を未然に防止できる。
(3)特定のチャンネル処理部4や検出器1に異常が発生した場合、問題箇所を特定するために、検出器1とチャンネル処理部4との関連付けを入れ替えることがある。本実施の形態では、検出器情報可変処理部11を用いて、検出器1とチャンネル処理部4との関連付け登録を容易に変更できるので、検出器1と前置増幅器2との接続を変更することなく、検出器1とチャンネル処理部4との関連付けを入れ替えることができる。この結果、チャンネル処理部4や検出器1の健全性の検証を容易に実施でき、保守性を向上させることができる。
[B]第2の実施の形態(図2)
図2は、本発明に係るモニタシステムの第2の実施の形態が適用された放射線モニタとしてのグロスガンマモニタを示す構成図である。この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
図2は、本発明に係るモニタシステムの第2の実施の形態が適用された放射線モニタとしてのグロスガンマモニタを示す構成図である。この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態のグロスガンマモニタ20が前記第1の実施の形態のグロスガンマモニタ10と異なる点は、検出器1と前置増幅器2とが一体化された点と、検出器情報可変処理部11へ関連付けデータを入力するための入力装置12及び検出器可変情報送信装置13が省略された点とである。
つまり、本実施の形態のグロスガンマモニタ20では、検出器1と前置増幅器2とが一体化されて検出ユニット21が構成され、この検出ユニット21が監視ユニット5に対し20〜30メートル程度離れた位置に配置される。この検出ユニット21の前置増幅器2が、ケーブル22を用いて監視ユニット5に接続されている。
また、検出ユニット21の前置増幅器2には、検出器1の識別データと、当該検出器1とチャンネル処理部4との関連付けに関する関連付けデータとを含む検出データ23が格納されている。前置増幅器2は、検出ユニット21がケーブル22を用いて監視ユニット5に接続されたときに、上記検出データ23を、ケーブル22を経て監視ユニット5へ送信する。監視ユニット5は、検出データ23の受信により検出器情報可変処理部11を動作させ、この検出器情報可変処理部11によって検出データ23に基づき、検出器1とチャンネル処理部4との関連付けの登録を実行させる。
従って、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果(1)及び(2)を奏するほか、次の効果(4)及び(5)を奏する。
(4)検出ユニット21が監視ユニット5に接続されたときに、検出ユニット21の前置増幅器2が検出データ23を監視ユニット5へ送信し、この検出データ23に基づき検出器情報可変処理部11が検出器1とチャンネル処理部4との関連付けを登録することから、グロスガンマモニタ20の使用者は、検出ユニット21を監視ユニット5に接続するだけで、検出器1の実装数の変更や、検出器1のチャンネル処理部4に対する入れ替えを容易に実施できる。この結果、入力装置12や検出器可変情報送信装置13を用いた、検出器1とチャンネル処理部4との関連付けに関する関連付けデータの入力ミスを解消することができる。
(5)検出器1が前置増幅器2と一体化されて検出ユニット21を構成し、この検出ユニット21がケーブル22を用いて監視ユニット5に接続されたことから、検出ユニット21と監視ユニット5とが離れて配置されていても、ケーブル22に伝送される信号がデジタル信号であることから、信号の減衰やノイズの混入が発生しにくい。この結果、監視ユニット5のチャンネル処理部4において算出されるモニタレベル値の精度を向上させることができる。
[C]第3の実施の形態(図3)
図3は、本発明に係るモニタシステムの第3の実施の形態が適用された放射線モニタとしてのグロスガンマモニタを示す構成図である。この第3の実施の形態において、前記第1及び第2の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
図3は、本発明に係るモニタシステムの第3の実施の形態が適用された放射線モニタとしてのグロスガンマモニタを示す構成図である。この第3の実施の形態において、前記第1及び第2の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態のグロスガンマモニタ30が前記第2の実施の形態のグロスガンマモニタ20と異なる点は、検出ユニット21が二重化されて、実装された本設用の検出ユニット21と、予備実装されたバックアップ用の検出ユニット21とを有する点である。つまり、例えば、検出器A1を含む検出ユニット21が本設用の検出ユニットであり、検出器A2を含む検出ユニット21がバックアップ用の検出ユニットである。同様に、検出器A3を含む検出ユニット21が本設用の検出ユニットであり、検出器A4を含む検出ユニット21がバックアップ用の検出ユニットである。
監視ユニット5は、本設用の検出ユニット21の故障等によって、この本設用の検出ユニット21からのデジタル信号、またはこのデジタル信号をチャンネル処理部4にて換算処理したモニタレベル値が下限設定値以下になったときに、当該本設用の検出ユニット21からの信号によるチャンネル処理部4の処理を停止し、この本設用の検出ユニット21を非実装とする。次に、監視ユニット5は、検出器情報可変処理部11を動作させて、当該本設用の検出ユニット21に対するバックアップ用の検出ユニット21の検出器1と、当該本設用検出ユニット21の検出器1に関連付けられたチャンネル処理部4との関連付けの登録を実行させて、このバックアップ用の検出ユニット21を実装とする。その後、監視ユニット5は、バックアップ用の検出ユニット21からのデジタル信号を上記チャンネル処理部4によってモニタレベル値に換算処理する。
上述の監視ユニット5の動作の一例を、図4を用いて説明する。
監視ユニット5は、検出器A1を含む本設用の検出ユニット21からのデジタル信号を入手し(S1)、このデジタル信号をチャンネル処理部C1によりモニタレベル値に換算処理させる(S2)。監視ユニット5は、このモニタレベル値が下限設定値以下であるか否かを判断し(S3)、モニタレベル値が下限設定値を超えているときに、ステップS1及びステップS2を順次実行させる。
監視ユニット5は、ステップS3においてモニタレベル値が下限設定値以下であると判断した時に、検出器情報可変処理部11により、検出器A2を含むバックアップ用の検出ユニット21のその検出器A2とチャンネル処理部C1との関連付けを登録させた後に、このバックアップ用検出ユニット21からの信号を入力する(S4)。その後、監視ユニット5は、検出器A2を含むバックアップ用検出ユニット21からのデジタル信号をチャンネル処理部C1でモニタレベル値に換算して処理する(S5)。
従って、本実施の形態によれば、前記第1及び第2の実施の形態の効果(1)、(2)、(4)及び(5)を奏するほか、次の効果(6)を奏する。
(6)本設用の検出ユニット21が故障した場合に、この本設用の検出ユニット21の検出器1と関連付けられたチャンネル処理部4を、検出器情報可変処理部11を用いてバックアップ用の検出ユニット21の検出器1と関連付け、このバックアップ用の検出ユニット21からのデジタル信号を上記チャンネル処理部4がモニタレベル値に換算処理する。このことから、本設用の検出ユニット21が故障した場合にも、グロスガンマモニタ30に影響を与えずに処理を継続できるので、このグロスカムモニタ30の信頼性を高めることができる。
[D]第4の実施の形態(図5)
図5は、本発明に係るモニタシステムの第4の実施の形態が適用された放射線モニタとしてのグロスガンマモニタを示す構成図である。この第4の実施の形態において、前記第1及び第2の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
図5は、本発明に係るモニタシステムの第4の実施の形態が適用された放射線モニタとしてのグロスガンマモニタを示す構成図である。この第4の実施の形態において、前記第1及び第2の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態のグロスガンマモニタ40が前記第2の実施の形態のグロスカムモニタ20と異なる点は、模擬信号発生器41が前置増幅器2に対して着脱可能に構成された点と、校正証明を受けた模擬信号発生器41を用いて算出された補正値により、チャンネル処理部4で処理されたモニタレベル値を補正する点である。
つまり、模擬信号発生器41は、前述の模擬信号発生器6とは異なり、検出ユニット21の前置増幅器2に内蔵されず、この前置増幅器2に着脱自在に接続される。このため、この模擬信号発生器41は、計量法に基づく校正事業者登録制度(JCSS)によって登録された校正事業者により校正証明を受けることが可能となる。
監視ユニット5にて校正が選択されると、校正証明を受けた模擬信号発生器41から模擬信号が発生し、この模擬信号が前置増幅器2にて増幅されデジタル化されて、このデジタル信号がチャンネル処理部4にてモニタレベル値に換算処理される。このときチャンネル処理部4には、校正証明を受けた模擬信号発生器41の模擬信号と同一の値が校正レベル設定値42として入力されているので、チャンネル処理部4は、算出したモニタレベル値と校正レベル設定値42との比を、補正値として次式のごとく演算する。
[数1]
X=Y/A
但し、Y:模擬信号発生器からの模擬信号値(アンペア)=校正レベル設定値
A:チャンネル処理部にて算出されたモニタレベル値(アンペア)
X:補正値
[数1]
X=Y/A
但し、Y:模擬信号発生器からの模擬信号値(アンペア)=校正レベル設定値
A:チャンネル処理部にて算出されたモニタレベル値(アンペア)
X:補正値
上記補正値は、前置増幅器2やチャンネル処理部4の機器劣化及びケーブル22の劣化による信号の低下を修正するものである。従って、検出器1からの検出信号が前置増幅器2にて増幅されデジタル信号に変化され、このデジタル信号がチャンネル処理部4にてモニタレベル値に換算処理される際に、このチャンネル処理部4は、このモニタレベル値に上記補正値を乗じてモニタレベル値を補正する。
従って、本実施の形態によれば、前記第1及び第2の実施の形態の効果(1)、(2)、(4)及び(5)を奏するほか、次の効果(7)及び(8)を奏する。
(7)校正証明された模擬信号発生器41を用いて補正値を算出し、検出器1からの検出信号を前置増幅器2を経てチャンネル処理部4にてモニタレベル値に換算処理する際に、このモニタレベル値を上記補正値を用いて補正することから、前置増幅器2やチャンネル処理部4の機器劣化及びケーブル22の劣化によるモニタレベル値の誤差を補正でき、グロスガンマモニタ40の精度を向上させることができる。
(8)模擬信号発生器41を用いた校正において、この模擬信号発生器41からの模擬信号を検出器1付近の前置増幅器2に入力することから、前置増幅器2やチャンネル処理部4の劣化のみならず、ケーブル22の劣化も考慮した校正を実現できるので、校正による健全性確認の範囲を拡大させることができる。
1 検出器
2 前置増幅器(変換器)
4 チャンネル処理部
5 監視ユニット
10 グロスガンマモニタ(モニタシステム)
11 検出器情報可変処理部
12 入力装置(入力手段)
13 検出器可変情報送信装置(入力手段)
20 グロスガンマモニタ(モニタシステム)
21 検出ユニット
23 検出データ
30 グロスガンマモニタ(モニタシステム)
40 グロスガンマモニタ(モニタシステム)
41 模擬信号発生器
42 校正レベル設定値
2 前置増幅器(変換器)
4 チャンネル処理部
5 監視ユニット
10 グロスガンマモニタ(モニタシステム)
11 検出器情報可変処理部
12 入力装置(入力手段)
13 検出器可変情報送信装置(入力手段)
20 グロスガンマモニタ(モニタシステム)
21 検出ユニット
23 検出データ
30 グロスガンマモニタ(モニタシステム)
40 グロスガンマモニタ(モニタシステム)
41 模擬信号発生器
42 校正レベル設定値
Claims (7)
- 監視対象物の状態を検出する複数の検出器と、これらの検出器からの検出信号をデジタル信号に変換する変換器と、複数の前記検出器のそれぞれに個別に関連付けられる複数のチャンネル処理部を備えた監視ユニットとを有し、
前記チャンネル処理部が、前記変換器からのデジタル信号をモニタレベル値に単位換算処理するモニタシステムであって、
前記監視ユニットには、前記検出器と前記チャンネル処理部との関連付けの登録を変更可能とする検出器情報可変処理部が設けられたことを特徴とするモニタシステム。 - 前記検出器情報可変処理部には、検出器とチャンネル処理部との関連付けに関する関連付けデータが入力手段を用いて入力されるよう構成されたことを特徴とする請求項1に記載のモニタシステム。
- 前記変換器は、検出器の識別データ、及び当該検出器とチャンネル処理部との関連付けに関する関連付けデータを監視ユニットへ送信し、
当該監視ユニットの検出器情報可変処理部が、前記識別データ及び前記関連付けデータに基づき、前記検出器と前記チャンネル処理部との関連付けを登録するよう構成されたことを特徴とする請求項1に記載のモニタシステム。 - 前記検出器と変換器が一体に設けられ、監視ユニットに対して離れた位置に配置されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のモニタシステム。
- 前記監視ユニットは、一の検出器から変換器を経て送信されたデジタル信号、または当該一の検出器に関連付けられたチャンネル処理部にて換算処理されたモニタレベル値が下限設定値以下であるときに検出器情報可変処理部を動作させて、前記検出器に対し予備実装された他の検出器と前記チャンネル処理部との関連付けを登録するよう構成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のモニタシステム。
- 前記変換器には、模擬信号を発生する模擬信号発生器が着脱可能に接続され、
校正証明を有する前記模擬信号発生器からの模擬信号を、前記変換器を経てチャンネル処理部で換算処理したモニタレベル値と前記模擬信号の値との比を補正値とし、
検出器からの検出信号を、前記変換器を経て前記チャンネル処理部でモニタレベル値に換算処理する際に、このモニタレベル値を、前記補正値を用いて補正するよう構成されたこと特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のモニタシステム。 - 前記変換器は、使用済燃料集合体から放出される放射線を検出するものであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のモニタシステム。
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JP2007128172A JP2008281525A (ja) | 2007-05-14 | 2007-05-14 | モニタシステム |
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JP2007128172A JP2008281525A (ja) | 2007-05-14 | 2007-05-14 | モニタシステム |
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JP (1) | JP2008281525A (ja) |
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WO2013035918A1 (ko) * | 2011-09-08 | 2013-03-14 | 한전원자력연료 주식회사 | 사용후핵연료 저장조 실시간 감시시스템 및 그 방법 |
CN106229019A (zh) * | 2016-07-05 | 2016-12-14 | 中国核动力研究设计院 | 一种辐照后燃料棒水下直径测量系统及其测量方法 |
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2007
- 2007-05-14 JP JP2007128172A patent/JP2008281525A/ja active Pending
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